JPH11148582A - プラスチック管継手 - Google Patents

プラスチック管継手

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Publication number
JPH11148582A
JPH11148582A JP33350397A JP33350397A JPH11148582A JP H11148582 A JPH11148582 A JP H11148582A JP 33350397 A JP33350397 A JP 33350397A JP 33350397 A JP33350397 A JP 33350397A JP H11148582 A JPH11148582 A JP H11148582A
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JP
Japan
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pipe
joint
lock ring
plastic
ring
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Application number
JP33350397A
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English (en)
Inventor
Ichiro Shiomi
一郎 塩見
Yoshiki Okamoto
芳樹 岡本
Kosaku Umemoto
幸作 梅本
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Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来、プラスチック管継手で伸縮も離脱阻止
も両立する耐震継手がなかった。 【解決手段】 2本のプラスチック管1を挿入する継手
本体2は、管端突条21と係止突条22との間に受口内
面の拡径部23を形成し、この中で通常の通水時には管
の外周面12へ噛合してプラスチック管の位置を固定
し、地震などの非常時には管と共に拡径部23の環状空
間S内を摺動可能にロックリング3を装着する構成であ
る。この構成によってロックリングは管の外周面に食込
んだまま環状空間内を自由に移動できるから、外力を吸
収する伸縮代が見込まれる。管同士の距離が一定以上伸
縮した後は、ロックリング3の側面が管端突条21また
は係止突条22の側面にそれぞれ衝き当り、十分な離脱
阻止力が働くので課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は上水道、ガス、下水
道など流体の輸送に使用するプラスチック管の管継手に
係る。
【0002】
【従来の技術】近年は上下水道、ガス、その他の管路と
してプラスチック管の適用が認められ、従来の鋳鉄管や
鋼管に比べると耐食性に優れて内外面に施す防食塗装が
省ける上、軽量で施工性もよく、可撓性も具えて耐震、
耐振管路としても有利であると評価されている。もっと
も強度、耐圧力、伸びなどの物性値では、鉄鋼材や他の
金属材料に比べると、なお、及ばない点も指摘される
が、研究開発によってプラスチック材自体の改良も進
み、比較的軽負荷の埋設小口径管では十分に利点の方が
勝っていると認められる場合も少なくない。
【0003】管路の形成には当然、管接合が不可欠であ
り、如何に効率的に施工できるかという観点と、地中へ
埋設後、如何に地盤の変動や衝撃などに対応できるかと
いう観点から管継手の構成が比較評価される。
【0004】図8は従来技術の一つを例示するものであ
り、プラスチック管101の管軸を一致させて対向し、
両管端に共通して外嵌する継手本体102の両端をテー
パ面で立ち上げ、逆テーパ面を具えた押輪104との間
でゴム輪103とロックリング107とを挾圧するよう
にボルトナット108で締結する構成である。なお、こ
の場合プラスチック管1の内周面にインナーコア109
を添着しているが、これはプラスチック管の抗圧力を補
強するために一般に採用される周知の技術である。ロッ
クリング107は一つ割で内周面に歯形を周設して押輪
104を締め込むと、前記両テーパ面に挾圧されて縮径
し、プラスチック管の外周面に食込んで固定する。この
結果、プラスチック管の離脱を阻止する作用が発揮さ
れ、プラスチック管は管継手に完全に固定されるから、
伸縮はできないが引き抜き力が作用しても管が破断する
まで離脱は阻止される。この方式の管継手を離脱防止型
メカニカル継手と呼ぶ所以である。
【0005】なお、実開昭63−115986号公報に
係るFRP管用管継手も接合すべき2本の管の外周の特
定の位置に複数の凹部を形成し、両管に共通して外装す
る管継手の前記凹部と対応すべき位置にねじボルトを挿
通するための挿入孔を穿孔した従来技術であり、管同士
の離脱は不可能であるが、管と管の距離を伸縮できない
という点で図8と軌を一にした考案であり、凹部と挿入
孔とを一致させるなど現実の接合作業は煩瑣に失し、図
8の従来技術よりも一層多くの課題があるのではない
か。
【0006】図9は別の従来技術を示し、プラスチック
管201を同一軸線上に対向し、両管端の外周面上に共
通する継手本体202を外嵌し、該継手本体端面のテー
パ面と押輪204の逆テーパ面との間にゴム輪203を
介装し、両押輪204をボルトナット208で締結して
ゴム輪203を挾圧した構成である。ゴム輪203は挾
圧されて止水に必要な面圧を発揮する。この場合、前例
と同様にインナーコア209を適用してプラスチック材
を補強しているが、接合後の機能を見れば、接合当初に
設定した継手本体のテーパ面同士の範囲内で引き抜き
力、または押込み力の外力が作用すれば、これに対抗す
る固定力はゴム輪の面圧、すなわちプラスチック管の外
周面とゴム輪の内周面との間における摩擦力だけである
から、プラスチック管は容易に管端間の間隔を伸縮して
対応できるが、離脱を阻止する機能は与えられていない
から、この方式を伸縮型メカニカル継手と呼ぶ所以であ
る。
【0007】また、実開平5−71580号公報に係る
管継手では、管に凹所を設けてねじボルトで係止するの
ではなく、単に管継手を貫通したねじボルトの先端が管
の外周面を押圧してその摩擦力によって管を固定しよう
とする趣旨であり、管を引き抜く方向に外力が加われ
ば、ある程度は管と管の距離を拡げることが可能である
が、離脱を防止する機構は具えていない点、図9の従来
技術と同じ系列に属するものといえる。
【0008】図10はさらに別の従来技術である実公平
5−009582号公報に係り、プラスチック管301
の端部に外嵌する外殻302は段差とテーパ面を具え、
この内周面と管外周面との間、すなわち管継手の受口内
に、内ねじ筒体307、弾性パッキン環303、膨潤ゴ
ム輪304を装着して構成している。内ねじ筒体307
は内周面にねじが刻設されてプラスチック管外周面へ噛
合し、外周面は外殻302と同一勾配のテーパ面よりな
る一つ割環状体で拡径、縮径自在に嵌合している。内ね
じ筒体307はプラスチック管を挿入するときに押し拡
げられるが、その弾性によって管外周面に内ねじが食込
む。もし水圧や外部からの引き抜き力が作用すると、外
殻302のテーパ面に沿ってさらに締め付ける力が作用
し離脱防止機能が発現する。弾性パッキン環303はプ
ラスチック管の挿入によって外殻302とプラスチック
管301との間に挟まって圧縮を受けて、止水に必要な
面圧を維持することができる。また、膨潤ゴム輪304
は管継手よりの漏水や外部からの侵入水と反応して膨張
し、それらの水の流動を阻止する働きをする。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図面で引用した従来技
術3件に代表されるように、止水の性能についてはすべ
て問題はないと考えられる。しかし、引き抜き力や圧縮
力が作用した場合はそれぞれ問題が発生する虞れがない
とは言えず、この点が埋設管路を形成する上で万全とは
断定し切れない課題となる。すなわち、プラスチック管
のみならず全ての管路には水圧以外に引き抜き力や圧縮
力等の外力が作用するが、とくに地震が発生した場合
は、衝撃を伴った非常に大きな力が作用する。また一般
にプラスチック管は、金属管に比較して線膨張係数が大
きいことから、管の温度変化による伸縮が大きい。さら
に弾性率が小さいため、水圧が作用したときにポアソン
比の関係で管軸方向に縮みやすい傾向がある。これらは
引き抜き力または圧縮力として管継手に作用するが、そ
の観点から各従来技術を顧みれば、それぞれ課題が残っ
ていることは否定し難い。
【0010】図8に示す従来技術1では、離脱阻止力は
十分に具えているが伸縮機能は欠落しているから、衝撃
を伴った引き抜き力が作用すれば、管体にも衝撃が加わ
り破壊する懸念が払拭できない。また、継手部が伸縮し
ないため管体が伸びることによって縮径し、結果的に管
内の流量が減小する可能性もある。もし圧縮力が加わっ
た場合には、プラスチック管が変位を吸収し切れずに屈
曲して、やはり管内の流量が減小する懸念がある。
【0011】図9に示す従来技術2においては、伸縮機
能は具えているが離脱阻止機能は欠落しているから、引
き抜き力が作用して一定以上の変位を超えると簡単に離
脱してしまう。もし離脱しないように構成しようとすれ
ば、管継手の飲み込み代を十分に深く採る必要があり、
継手本体が非常に長くならざるを得ず、経済的に極めて
不利な態様となる。
【0012】図10に示す従来技術3においては、引き
抜き力が作用すれば内ねじ筒体がさらに管外周面に食込
み離脱阻止力が一層強くなる。また内ねじ筒体が食込ん
でいく過程において若干の変位量は吸収できるが、圧縮
方向には縮み代がないので、変位を吸収し切れずにプラ
スチック管が屈曲して管内の流量を減小させる懸念も否
定できない。
【0013】このように何れの従来技術においても万能
の効用、とくに離脱阻止と伸縮可能の二つの重要な機能
のどちらかが欠落することは、地震の多発国である我が
国の埋設管路としては大きな懸念材料であることは誰し
も認めるところであるし、さらに車両の通行に伴う一過
性の偏荷重に対する耐性や、緩慢な地盤沈下などの変動
に対応する点でも適性を欠くものと認めざるを得ない。
本発明は以上の課題を解決するために、伸縮機能と離脱
阻止機能を併せ兼ね具え、地震などの突発的な振動、震
動、衝撃によく耐えて対応し、変位を吸収して通水能力
自体を確実に保証するプラスチック管用の管継手の提供
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係るプラスチッ
ク管用の管継手は、管軸を揃えて対向する2本のプラス
チック管1の管端11を共通して挿入する継手本体2が
管軸方向へ対称的に開口する管端から管軸側へ突設する
管端突条21と、該管端突条から最短距離L1を隔てて
管軸側へ突設する係止突条22との間に受口内面の拡径
部23を形成し、該拡径部23内で通常の通水時にはプ
ラスチック管1の外周面12へ噛合して固定し、地震な
どの非常時にはプラスチック管1と共に拡径部23の環
状空間S内を摺動可能にロックリング3を装着したによ
って前記の課題を解決した。
【0015】なお、具体的には継手本体2が受口内面の
拡径部23のほぼ中央に嵌合溝24を凹設すると共に、
係止突条22から継手の中央段差26までの間にゴム輪
用溝25を凹設し、嵌合溝24へは拡がり勝手に一つ割
のスペーサリング4と拡がり勝手の一つ割で鋭利な歯形
31を内面に刻設したロックリング3を重ねて嵌合する
と共に、ゴム輪用溝25では止水用のゴム輪5を嵌合す
る形態が優れている。
【0016】さらに前記の形態において、ロックリング
3の断面長さをL2 とするとき、ロックリング3の側面
と管端突条21の側面で形成する伸び代、およびロック
リング3の逆側の側面と係止突条22の側面で形成する
縮み代が何れも Q=(L1−L2)/2 であり、プラスチック管1の管端11と継手本体2の中
央の段差26との距離Pが距離Qよりやや長く接合して
いること、より具体的には、ロックリング3の装着が継
手本体2の受口内面に凹設した嵌合溝24の溝底から継
手本体の膨出した外周面まで貫通する複数のタップ孔2
9を穿孔し、該タップ孔29へ挿通して通常時の管内の
水圧よりは優勢で地震など非常時の外力よりは劣勢な拘
束力を具えるようにロックリング3を調整して押圧する
セットボルト6を螺合していることが優れた作用に繋が
る。
【0017】また、別の態様として、ロックリング3を
嵌合溝24内へ嵌合したとき、ロックリングの外周面3
2が拡径部23の内面より僅かな段差Rを以て溝内へ嵌
まり込んでいることや、継手本体の受口内面の拡径部が
嵌合溝24の両端において最も拡径し、管端突条21お
よび係止突条22へ向うにつれて縮径した両勾配の傾斜
拡径部23Aで形成する形態もそれぞれ望ましい場合も
ある。
【0018】図4は本発明の管継手の基本的な機能を説
明する一部縦断正面図であって、前記の構成によってロ
ックリング3は、プラスチック管の外周面に食込んだま
ま受口内面の拡径部23とプラスチック管の外周面12
との間に形成された環状の空間S内を自由に移動できる
から、外力を吸収する伸縮代が見込まれる。そして一定
以上伸びた後は図4(A)のように、ロックリング3の
一方の側面が管端突条21の側面に衝き当ってそれ以上
の移動を阻止するストッパの作用が発揮されるから、十
分な離脱阻止力が働く。逆に縮んだ場合は図4(B)の
ようにロックリング3の他方の側面が係止突条22の側
面に衝き当ってそれ以上入り込むことを防止する。しか
もこの縮み代Qは接合当初、管端11と中央段差26と
の間の距離Pよりも小さく設定しているから、一方の管
端11が移動して中央の段差26に衝き当って損傷する
ようなアクシデントは起こり得ない。伸縮代は管端突条
および係止突条間の距離を適宜変えることによって自由
に設定できる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1(A)は本発明の実施形態を
示す全体図であり、同図(B)はその要部の拡大図であ
って、敷設工事において地下に管路として接合を完了し
た状態である。継手本体2は図(A)のように左右対称
でほぼ等肉の一体物として製作され、対向する2本のプ
ラスチック管1を共通して外嵌し、管端部の管端突条2
1に続いて内面が拡径した拡径部23、拡径部23の中
間に凹設した嵌合溝24、係止突条22、係止突条22
に隣接するゴム輪用溝25、接合方向へ傾斜して中央の
段差26へ至る勾配面27によって継手本体内面の受口
を構成し、さらに中央の段差26から縮径部28によっ
て左右対称の他方の受口と繋いで一体の継手本体2を形
成している。
【0020】ゴム輪用溝25へはゴム輪5を嵌合して管
継手からの漏水を防止する働きをすることは言うまでも
ないが、図のようにプラスチック管1の管端11に対し
伸縮の発生する拡径部23の環状空間Sよりも通水域に
近い位置へ配置されているから、通常の通水時にはもち
ろんのこと、地震などの非常時に遭遇して継手本体内で
管同士の相対的な距離が伸縮したときでも、常に水封機
能が働いて移動の起こる環状空間Sと管内の通水部との
連通を遮断する。
【0021】継手本体の受口内周面の拡径部23の管軸
方向中央に凹設した嵌合溝24へは、スペーサリング4
とロックリング3とを内外重ねて嵌合する。図2はスペ
ーサリング4の一部断面図(A)と側面図(B)であ
り、図3はロックリング3の一部断面図(A)と側面図
(B)である。何れも拡がり勝手の一つ割41および3
3を具えて製作され、適当な外力を受けて縮径するが、
外力から開放されると拡径する。プラスチック管接合に
当っては、スペーサリング4の一つ割41は外力を受け
て押し縮められて自分の直径より小さい管端突条21の
中を潜り抜け、嵌合溝24に到達して溝内で外力を解か
れると拡径して溝底に緊着する。嵌合溝24の中で後か
らスペーサリング4の内周面側へ嵌合されるロックリン
グ3についても全く同様であり、両部材が重なり合って
外周面の方向へ付勢された状態で緊密に張り付いてい
る。
【0022】ロックリング3はその内面に鋭利な歯形3
1が刻設されており、図3(A)(B)で示す通り一つ
割33の環状体からなり、拡がり勝手に作られているか
ら、一つ割環状体を押し縮める力を加えることによって
自由に縮径できるが、力を除去するとその弾性によって
再び拡径するように作られている。図1(B)で理解さ
れるように、インナーコア7は接合するプラスチック管
の内径とほぼ等しい外径を具え、その一端には管端11
で止まるようにフランジを有し、他端はテーパ状に縮径
させてプラスチック管内に挿入しやすくしている。また
その長さは管端11よりロックリング3の取り付け部分
まで内嵌して補強するように設定するのが望ましい。
【0023】各部材の材質としては、ゴム輪以外は強
度、剛性、耐食性を併せ具えたものであれば特に限定す
る必要はない。たとえば、金属材料であれば防食塗装を
施した鋳鉄、鋼材、砲金などの銅合金、ステンレス鋼な
どが適当であり、プラスチック材としてはポリアミドや
ポリアセタールなどのエンジニアリングプラスチックが
挙げられる。またロックリングとしてはとくに弾性、硬
度に留意する必要があり、銅合金やステンレス鋼から選
ぶのが好ましい。ゴム輪は合成ゴムの中から適宜選択す
れば足りる。
【0024】本発明に係る管継手の接合手順を図5に基
づいて説明する。 (1)図5(A)までの工程 (a)継手本体2には予め次のように各接合部材を装着
しておく。 ゴム輪5をゴム輪用溝25に装着する。 スペーサリング4を縮径して受口端部から挿入し、受
口内面の拡径部23の嵌合溝24に嵌合する。嵌合後、
スペーサリング4はその弾性によって拡径し、嵌合溝2
4の溝底面に張り付く。 同じくロックリング3を縮径して受口の管端から突条
内を潜って挿入し受口内面拡径部23の嵌合溝24へ嵌
合する。嵌合後、ロックリング3はその弾性によって拡
径し、スペーサリング4の内面に張り付く。 セットボルト6をタップ孔29に捩じ込んでおくが、
このときはまだ締め付けない。 (b)プラスチック管1は挿入しやすいように端部外面
側13を面取り加工しておく。また、内面にはインナー
コア7を挿入し、管の外面には適正な差込み深さを示す
マーキングMを付けておく。 (2)図5(B)までの工程 管外面のマーキングMの位置が受口の管端突条21に達
するまでジャッキ等を用いて継手本体2へ管を挿入す
る。 (3)図5(C)までの工程 セットボルト6を締め付けるとスペーサリング4および
ロックリング3が縮径され、ロックリング3の歯形31
がプラスチック管1の外周面12に食込んで接合が完了
する。このようにセットボルト6を締め付けることによ
り、初めてプラスチック管1にロックリング3が食込む
工程であるから、接合時にはロックリングがプラスチッ
ク管の外周面と接触しないため、プラスチック管の挿入
抵抗が小さいし、また管外周面にロックリングの擦過に
よる傷が付くこともない。
【0025】図6は本発明の別の実施形態であり、接合
当初の時点においてロックリング3の外周面32が受口
内面の拡径部23よりわずかな段差Rを以て嵌合溝内へ
嵌め込むようにスペーサリング内周側の直径を大きく採
っている。この形態はセットボルトの長さを短くしてス
ペーサリング4外周面を押圧する付勢力を少し弱めるこ
とによって容易に得ることができる。段差Rだけロック
リング3が溝内へ嵌入していることによって接合時の水
圧テストや通常の通水時のスラスト力に対抗して継手本
体内における管同士の位置関係を固定する力が強化され
ると共に、地震など非常時の大きな引き抜き力や圧縮力
が作用すると、ロックリング3が段差Rから外れて継手
本体受口内面の拡径部内でプラスチック管と噛合したま
ま摺動を始めるが、最終的には係止突条、または管端突
条の側面に衝き当って停止し、外力に対抗する係止状態
となるのは変らない。
【0026】図7は本発明のさらに別の実施形態を示す
縦断正面図であり、図1や図6のように継手本体受口内
面の拡径部をストレート、すなわち管軸に対して平行に
しておけば、ロックリング3と管外周面との噛合力が一
定に維持されるが、ロックリング外周面と受口内面の拡
径部との接触圧も一定となる。したがって継手本体2に
引き抜き力あるいは圧縮力が作用してプラスチック管が
移動する場合、その移動中の抵抗力もほぼ一定になる。
このような状態で衝撃的な引き抜き力あるいは圧縮力が
作用した場合、プラスチック管は一気に移動して管継手
に損傷を与える可能性も出てくる。
【0027】図7はこのような懸念を打ち消すための実
施形態であり、拡径部を中央部付近の内径が最大として
両サイドへ進むにつれて縮径するよう傾斜拡径部23A
で形成した。この場合直線的な円錐面で傾斜を形成して
いるが、湾曲しながら縮径する曲面で構成してもよい。
このような構成を採ることによって、プラスチック管が
移動するに従ってロックリング3の外周面32と傾斜拡
径部23Aとの接触圧が確実に上昇するから、衝撃的な
引き抜き力あるいは圧縮力が作用したときでも、プラス
チック管が移動するための抵抗力が移動と共に高まり、
外力は急速に減衰するから、強い外力のまま管継手に衝
撃が直接伝播し難くするという特有の作用が誘発する。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上に述べた通り、プラスチッ
ク管の外周面にロックリングが噛み込んだまま一体的に
押輪内を移動できるから、地震や車両の通行など一過性
の偏荷重や、緩慢な地盤の沈下などによって発生する引
き抜き方向や押し込み方向への外力が直撃しても、プラ
スチック管間の相対的な間隔を伸縮して吸収する一方、
管端突条と係止突条の側面で特定された移動範囲の限界
をストッパとして離脱阻止機能も発揮するから、耐震管
継手として求められる二大要件を兼ね具えた理想的な管
路を形成する効果が顕われる。
【0029】さらに本発明に係る管継手においては、離
脱阻止機構と止水機構とが完全に分離して形成されてい
るから、つぎのような副次的な効果が含まれることも看
過できない特徴の一つである。 (1)ロックリングとゴム輪とが直接接触しない構造で
あるから、ゴム輪を保護するバックアップリングのよう
な部材は必要性がない。 (2)管継手に防食塗装を施した金属材料を使用した場
合、ロックリングが通水領域にないから 継手が急速に伸縮 ロックリングが管端突条や係止突条に激突 ロックリング側面の防食塗装の剥離 腐食 という過程を経ても赤水が水道水に混入して最終需要先
に配水される虞れがない利点もあり、信頼性の高い管路
を提供して安定したライフラインを支える一要因となる
効果がある。
【0030】また、管路を地中に埋設する場合には、プ
ラスチック管接合後に通水して水圧を負荷し、接合部分
からの漏水がないか水圧テストを行なって確認する必要
があるが、従来技術の伸縮性継手で埋め戻し前にこのテ
ストを行なうと、水圧が管継手内で管同士の距離を伸び
る方向へ移動しようと働くから、管路が屈曲して設定通
りの形状から外れる可能性が否定できない。すなわち、
管路形成後の水圧テストは、土砂を埋め戻してプラスチ
ック管の位置を固定してからでなければ実施することが
難しく、また、テストの結果、漏水箇所を発見したとき
には、一旦、管を掘り起こしてから補修しなければなら
ないから、水圧テストの信頼性が低い上、きわめて煩瑣
な補修を強いられることとなり、管路敷設上の大きな隘
路であったと言わざるを得ないが、本発明の管継手では
通常の水圧に対する拘束力が十分具わっており、埋め戻
すことなくそのままで水圧テストを行なっても何の支障
も起こらないという施工上の効果も大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体の縦断正面図
(A)と要部の拡大図(B)である。
【図2】同じ実施形態のスペーサリングの一部縦断正面
図(A)と側面図(B)である。
【図3】同じ実施形態のロックリングの一部縦断正面図
(A)と側面図(B)である。
【図4】同じ実施形態の継手部が最大限まで伸びた状態
(A)と、最大限短縮した状態(B)をそれぞれ示す一
部縦断正面図である。
【図5】(A)(B)(C)の順に本発明の施工工程を
それぞれの一部縦断正面図によって示す。
【図6】本発明の別の実施形態を示す一部縦断正面図で
ある。
【図7】本発明のさらに別の実施形態を示す一部縦断正
面図である。
【図8】従来技術を示す縦断正面図である。
【図9】別の従来技術を示す縦断正面図である。
【図10】さらに別の従来技術を示す縦断正面図であ
る。
【符号の説明】
1 プラスチック管 2 継手本体 3 ロックリング 4 スペーサリング 5 ゴム輪 6 セットボルト 7 インナーコア 11 管端 12 管外周面 21 管端突条 22 係止突条 23 拡径部 23A 傾斜拡径部 24 嵌合溝 25 ゴム輪用溝 26 中央段差 29 タップ孔 31 歯形 32 ロックリング外周面 33 一つ割 P 接合当初の管端と継手の中央段差間の最短距離 Q 伸び代および縮み代 L1 管端突条と係止突条間の最短距離 L2 ロックリングの断面長さ M マーキング S 環状空間

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック管を接合する管継手におい
    て、管軸を揃えて対向する2本のプラスチック管1の管
    端11を共通して挿入する継手本体2は、管軸方向へ対
    称的に開口する管端から管軸側へ突設する管端突条21
    および該管端突条21から最短距離L1 を隔てて管軸側
    へ突設する係止突条22との間に受口内面の拡径部23
    を形成し、該拡径部23内で通常の通水時にはプラスチ
    ック管1の外周面12へ噛合してプラスチック管の位置
    を固定し、地震などの非常時にはプラスチック管1と共
    に拡径部23の環状空間S内を摺動可能にロックリング
    3を装着したことを特徴とするプラスチック管継手。
  2. 【請求項2】 請求項1において、継手本体2は受口内
    面の拡径部23のほぼ中央に嵌合溝24を凹設すると共
    に、係止突条22と継手の中央段差26までの間にゴム
    輪用溝25を凹設し、嵌合溝24へは拡がり勝手に一つ
    割のスペーサリング4と拡がり勝手の一つ割で鋭利な歯
    形31を内面に刻設したロックリング3を重ねて嵌合す
    ると共に、ゴム輪用溝25へは止水用のゴム輪5を嵌合
    することを特徴とするプラスチック管継手。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、ロックリン
    グ3の断面の長さをL2とするとき、ロックリング3の
    側面と管端突条21の側面で形成する伸び代、およびロ
    ックリング3の逆側の側面と係止突条22の側面で形成
    する縮み代が何れも Q=(L1−L2)/2 であり、プラスチック管1の管端11と継手本体2の中
    央段差26との距離Pが距離Qよりやや長く接合してい
    ることを特徴とするプラスチック管継手。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかにおいて、ロッ
    クリング3の装着が継手本体2の受口内面に凹設した嵌
    合溝24の溝底から継手本体の膨出した外周面まで貫通
    する複数のタップ孔29を穿孔し、該タップ孔29へ挿
    通して通常時の管内の水圧よりは優勢で地震など非常時
    の外力よりは劣勢な拘束力を具えるようロックリング3
    を調整して押圧するセットボルト6を螺合していること
    を特徴とするプラスチック管継手。
  5. 【請求項5】 請求項4において、ロックリング3を嵌
    合溝24内へ嵌合したとき、ロックリングの外周面32
    が拡径部23の内面より僅かな段差Rを以て溝内へ嵌ま
    り込んでいることを特徴とするプラスチック管継手。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れかにおいて、継手
    本体の受口内面の拡径部が嵌合溝24の両端において最
    も拡径し、管端突条21および係止突条22へ向うほど
    縮径した両勾配の傾斜拡径部23Aで形成することを特
    徴とするプラスチック管継手。
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