JPH11149019A - 光送受信装置及びその製造方法並びに光半導体モジュール - Google Patents

光送受信装置及びその製造方法並びに光半導体モジュール

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JPH11149019A
JPH11149019A JP10177399A JP17739998A JPH11149019A JP H11149019 A JPH11149019 A JP H11149019A JP 10177399 A JP10177399 A JP 10177399A JP 17739998 A JP17739998 A JP 17739998A JP H11149019 A JPH11149019 A JP H11149019A
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optical
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optical fiber
semiconductor laser
fiber
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JP10177399A
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Inventor
Toru Nishikawa
透 西川
Motoji Toumon
元二 東門
Tomoaki Uno
智昭 宇野
Masahiro Mitsuta
昌弘 光田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集積度が高くて且つアセンブリが容易な光送
受信装置を提供する。 【解決手段】 第1のベース110の光信号送信領域1
10aには送信用光信号を出射する半導体レーザ素子1
11が固定されている。光ファイバ130の入射部(一
端部)130aは、第1のベース110の光ファイバ端
部保持領域110bにおいて保持されている。第1のベ
ース110の光信号受信領域110cには第2のベース
120が固定されており、該第2のベース120は光フ
ァイバ130の本体部を保持している。半導体レーザ素
子111から出射される送信用光信号を透過させる一
方、光ファイバ130の他端部から入射される受信用光
信号を反射するハーフミラー124は、第2のベース1
20及び光ファイバ130の本体部に挿入されている。
ハーフミラー124により反射される受信用光信号を受
信する第1の受信用受光素子126は第2のベース12
0に固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体レーザ素子
から出力された光信号を光ファイバにより伝送する光フ
ァイバ通信に用いられ、光受信機能と光送信機能とがハ
イブリッドに集積化された光送受信装置及びその製造方
法、並びに半導体レーザ素子と光ファイバとが光学的に
結合してなる光半導体モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、センター局からデータ及び多チャ
ンネルの映像情報を一般家庭まで光ファイバを用いて伝
送する光加入者系システムが提案され、検討されてい
る。この光加入者系システムにおいては、一般家庭の加
入者端末に波長多重される異種の光信号を同時に受信す
るための複数の光受信装置と、加入者端末からセンター
局に向けてリクエストやデータを送信するための光送信
装置とが必要となる。
【0003】また、光加入者系システムに使用される光
送信装置及び光受信装置は、低価格化のため、発光素子
及び受光素子を動作させることなく光ファイバと結合さ
せるパッシブアライメント方式の実装技術を用いること
が多い。
【0004】さらに、小型化及び高機能化のため、光受
信装置と光送信装置とをコンパクトに集積化する技術が
必要になってきている。
【0005】そこで、光受信装置及び光送信装置がコン
パクトに集積されてなる光送受信装置として、1996
年電子情報通信学会総合大会予稿集SC−2−5に記載
され、図37(a)、(b)に示すものが提案されてい
る。
【0006】以下、前記従来の光送受信装置について、
図37(a)、(b)を参照しながら説明する。
【0007】図37(a)は従来の光送受信装置の平面
構造を示し、図37(b)は図37(a)におけるA−
A線の断面構造を示しており、従来の光送受信装置は、
互いに接合されたファイバブロック10とPLC(Plan
er Lightwave Circuit)基板20とを備えている。フ
ァイバブロック10は、光信号送受信用の第1の光ファ
イバ11及び光信号受信用の第2の光ファイバ12の各
一端部を保持している。また、PLC基板20は、波長
1.3μm帯の光を出力する半導体レーザ素子21、該
半導体レーザ素子21の出力をモニターするモニター用
受光素子22、波長1.3μm帯の光を受信する第1の
受信用受光素子23、及び波長1.55μm帯の光を透
過させる一方、波長1.3μm帯の光を反射するWDM
フィルター24を保持しており、内部には光導波路25
が形成されている。受信用の第2の光ファイバ12の他
端部には、波長1.55μm帯の光を受信して映像情報
を出力するための第2の受信用受光素子13が接続され
ている。
【0008】ファイバブロック10とPLC基板20と
は、出力ポート26及びコモンポート27において光学
的に互いに接続されており、半導体レーザ素子21から
出力された波長1.3μm帯の送信用の光は、光導波路
25のY型分岐部25aを通過した後、WDMフィルタ
ー24を透過し、その後、コモンポート27を通過して
第1の光ファイバ11の他端部から出力される。また、
第1の光ファイバ11の他端部から入力された波長1.
3μm帯及び1.55μm帯の受信用の光のうち1.3
μm帯の光は、コモンポート27を通過した後、WDM
フィルター24を透過し、その後、光導波路25のY型
分岐部25aを通過して第1の受信用受光素子23にお
いて受信される。さらに、第1の光ファイバ11の他端
部から入力された波長1.3μm帯及び1.55μm帯
の受信用の光のうち1.55μm帯の光は、WDMフィ
ルター24で反射された後、出力ポート26を通過し
て、第2の受信用受光素子13において受信される。
【0009】前記従来の光送受信装置においては、外部
伝送路である第1及び第2の光ファイバ11、13とP
LC基板20との結合以外の全ての結合は、パッシブア
ライメントにより行なわれている。
【0010】ところで、光送信装置として用いられる光
半導体モジュールにおいては、シリコンよりなるベース
に光軸方向へ延びる断面V字状の凹状溝を形成し、該凹
状溝に光ファイバを収納することにより、光ファイバを
ベースに正確に実装できるようになってきた。
【0011】ところが、半導体レーザ素子の実装に関し
ては、半導体レーザ素子及びベースに電極が形成されて
いること、及び半導体レーザ素子のサイズが小さいこと
等の理由により、ベースに正確に実装することは困難で
ある。
【0012】そこで、半導体レーザ素子をパッシブアラ
イメント方式により、ベースに高精度に実装する技術が
必要となり、T.Hashimoto et al,MOC '95,D5,1995に
は、図38に示すような光半導体モジュールの製造方法
が提案されている。
【0013】すなわち、シリコンよりなるベース30に
は、光軸方向に延びるファイバ位置決め用の凹状溝31
及び光軸と垂直方向に延びる切り込み溝32が形成され
ていると共に、Au層よりなる配線パターン33及びA
u層よりなる位置決め用のベースマーク34が形成され
ている。一方、半導体レーザ素子40の裏面にも、Au
層よりなる表面電極(図示は省略している。)及びAu
層よりなる位置決め用のレーザマーク41が形成されて
いる。この場合、ベース30の配線パターン33とベー
スマーク34とは同一工程で形成され、半導体レーザ素
子40の表面電極とレーザマーク41とは同一工程で形
成されているため、パッシブアライメントのための特別
な加工工程は必要ではない。
【0014】赤外光源50から出射されベース30及び
半導体レーザ素子40を透過する赤外線51をCCDカ
メラ52で受光して、ベース30のベースマーク34及
び半導体レーザ素子40のレーザマーク41を画像認識
することにより、ベース30と半導体レーザ素子40と
は位置合わせされる。
【0015】また、単一モードの光ファイバ60は、凹
状溝31に収納されることにより光軸に対して垂直な面
内の位置決めがなされ、切り込み溝32のストッパー用
壁面(半導体レーザ素子側の壁面)に当接されることに
より光軸方向の位置決めがなされる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図37
(a)、(b)に示した従来の光送受信装置において
は、光学プラットホームとしてPLC基板20を使用し
ているが、シリカ系のPLC基板20を用いる場合、P
LC基板20の長さの短縮化は導波路25の最小曲げ半
径により制約を受けるため、PLC基板20の長さが光
の進行方向に大きくなってしまい、このため、光送受信
装置の小型化は困難になる。すなわち、PLC基板20
の導波路25には、導波路層とクラッド層との屈折率差
により損失が生じない最小曲げ半径が存在する。この最
小曲げ半径は、屈折率差を大きくすることにより小さく
することは可能であるが、屈折率差を0.75%(0.
75%という屈折率差は、導波路の内部損失や光ファイ
バとの接続損失を考えた場合の最大値である。)まで大
きくしても、最小曲げ半径は5mm程度までしか小さく
することはできない。このため、図37(a)、(b)
に示す光送受信装置においては、PLC基板20の光軸
方向の長さが最低でも15mm程度が必要になり、光送
受信装置としては、さらにファイバ接続部分が必要にな
るので、装置の光軸方向の長さは20mm以上になって
しまう。
【0017】また、前記従来の光送受信装置において
は、PLC基板20の導波路25に入力された波長1.
55μm帯の受信用の光は、PLC基板20の出力ポー
ト26から第2の光ファイバ12に出力された後、第2
の受信用受光素子13により受信される構成のため、光
送受信装置の低価格化及び小型化が制約を受けるという
問題がある。
【0018】また、アセンブリ工程においては、PLC
基板20にダイシングソーにより切り込み溝を切削加工
し、該切り込み溝にWDMフィルター24を挿入した
後、WDMフィルター24の位置及び角度の調整を行な
っているが、WDMフィルター24を高精度に実装する
ことは困難であるので、コモンポート27から入射され
た後、出力ポート26へ向かう光の損失が増大するとい
う問題がある。
【0019】また、ファイバブロック10をPLC基板
20に接合する際に、第1の光ファイバ11とコモンポ
ート27、及び第2の光ファイバ12と出力ポート26
とを同時に高効率で接続する必要があるため、アクティ
ブアライメントによる位置合わせをする必要があるの
で、アセンブリ工程が複雑化するという問題がある。
【0020】さらに、PLC基板20と半導体レーザ素
子21、PLC基板20と第1の受信用受光素子23、
半導体レーザ素子21とモニター用受光素子22、及び
第1及び第2の光ファイバ11、12とPLC基板20
とをそれぞれ実装するという高精度を要する実装工程が
多いので、低価格化が妨げられているという問題もあ
る。
【0021】また、図38に示した従来の光半導体モジ
ュールにおいては、以下に説明するような問題がある。
【0022】まず、ベースマーク34を形成するための
マスクをベース30の凹状溝31に対して、ベース30
の表面と平行な面内における光軸と垂直な方向の位置が
一致するように位置合わせする必要がある。ところが、
マスクの位置合わせの際に必ずマスクずれが生じるの
で、ベースマーク34と凹状溝31との間に位置ずれが
発生する。また、凹状溝31に対して位置ずれしている
ベースマーク34を用いて半導体レーザ素子40の位置
合わせを行なうため、半導体レーザ素子40はベース3
0の凹状溝31に対して二重の位置ずれが生じてしまう
という問題がある。
【0023】また、赤外光源50から出射された赤外線
51をCCDカメラ52で受光して画像認識する場合
に、CCDカメラ52に対する距離が互いに異なるベー
スマーク34及びレーザマーク41を同時に観察するた
め、いずれか一方のマークがデフォカスされてぼやけて
画像認識されるという問題もある。
【0024】また、ベースマーク34及びレーザマーク
41は微細なほど正確で且つ高精度な位置合わせが可能
になるが、金属蒸着法によりベースマーク34及びレー
ザマーク41を形成しているため、ベースマーク34及
びレーザマーク41のパターンのエッジがミクロンオー
ダーで揺らぐので、正確な画像認識が行なえないという
問題もある。
【0025】また、半導体レーザ素子40における出射
端面とレーザマーク41との相対距離が、へき開時の精
度により数ミクロンオーダーのばらつきが生じると共
に、ベース30における切り込み溝32のストッパー用
壁面とベースマーク34との相対距離も切り込み溝32
の形成精度により数ミクロンオーダーのばらつきが生じ
る。
【0026】さらに、従来の画像認識方法によると、赤
外光源50から出射された赤外線51を利用して、ベー
スマーク34とレーザマーク41とが重ね合わされたパ
ターンを画像認識することにより、機械的な調整を行な
っているため、半導体レーザ素子40における出射端面
とレーザマーク41との間の相対位置のばらつき及びベ
ース30における切り込み溝32の形成時のばらつきを
抑制することができないという問題もある。
【0027】以上説明したような種々の問題により、従
来の光半導体モジュールにおいては、半導体レーザ素子
の光軸と光ファイバの光軸とが大きく位置ずれを起こす
と共に、半導体レーザ素子の出射端面と光ファイアの入
射端面との距離も大きくばらつくという問題がある。
【0028】前記に鑑み、本発明は、集積度が高くて且
つアセンブリが容易な光送受信装置を提供することによ
り、光送受信装置の低価格化、小型化及び高機能化を実
現することを第1の目的とし、半導体レーザ素子の光軸
と光ファイバの光軸との間の位置ずれを低減すると共
に、半導体レーザ素子の出射端面と光ファイアの入射端
面との距離のばらつきを低減することを第2の目的とす
る。
【0029】
【課題を解決するための手段】前記の第1の目的を達成
するため、本発明に係る第1の光送受信装置は、送信用
光信号を送信すると共に受信用光信号を受信する光ファ
イバを備えた光送受信装置を対象とし、互いに間隔をお
いて光信号送信領域及び光信号受信領域を有すると共
に、光信号送信領域と光信号受信領域との間にファイバ
端部保持領域を有する第1のベースと、第1のベースの
光信号送信領域に固定されており、送信用光信号を出射
する半導体レーザ素子と、第1のベースのファイバ端部
保持領域に設けられており、半導体レーザ素子から出射
される送信用光信号が入射する光ファイバの一端部を保
持しているファイバ端部保持手段と、第1のベースの光
信号受信領域に固定されており、光ファイバの本体部を
保持している第2のベースと、第2のベース及び光ファ
イバの本体部に挿入されるように保持されており、半導
体レーザ素子から出射される送信用光信号を透過させる
一方、光ファイバの他端部から入射される受信用光信号
を反射する反射型フィルターと、第2のベースに固定さ
れており、反射型フィルターにより反射される受信用光
信号を受信する受信用受光素子とを備えている。
【0030】第1の光送受信装置によると、光ファイバ
の本体部及び受信用受光素子を保持していると共に光フ
ァイバの本体部に挿入された反射型フィルターを保持し
ている第2のベースが、半導体レーザ素子が固定されて
いると共にファイバ端部保持手段により光ファイバの一
端部を保持している第1のベースに固定された構造であ
るため、光ファイバの本体部、反射型フィルター及び受
信用受光素子を保持する第2のベースと、半導体レーザ
素子及び光ファイバの一端部を保持する第1のベースと
を別体で設けておいた後に、第2のベースを第1のベー
スに固定することができるので、半導体レーザ素子、光
ファイバの一端部及び本体部、反射型フィルター並びに
受信用受光素子を1つのベースに固定する構造に比べ
て、アセンブリ工程が容易になる。
【0031】前記の第1の目的を達成するため、本発明
に係る第2の光送受信装置は、パッケージと、送信用光
信号を送信すると共に受信用光信号を受信する光ファイ
バと、パッケージの底部に固定されており、互いに間隔
をおいて光信号送信領域及び光信号受信領域を有すると
共に、光信号送信領域と光信号受信領域との間にファイ
バ端部保持領域を有する第1のベースと、第1のベース
の光信号送信領域に固定されており、送信用光信号を出
射する半導体レーザ素子と、第1のベースのファイバ端
部保持領域に設けられており、半導体レーザ素子から出
射される送信用光信号が入射する光ファイバの一端部を
保持しているファイバ端部保持手段と、パッケージの底
部に固定されており、光ファイバの本体部を保持してい
る第2のベースと、第2のベース及び光ファイバの本体
部に挿入されるように保持されており、半導体レーザ素
子から出射される送信用光信号を透過させる一方、光フ
ァイバの他端部から入射される受信用光信号を反射する
反射型フィルターと、第2のベースに固定されており、
反射型フィルターにより反射される受信用光信号を受信
する受信用受光素子とを備えている。
【0032】第2の光送受信装置によると、半導体レー
ザ素子及び光ファイバの一端部を保持する第1のベース
と、光ファイバの本体部、反射型フィルター及び受信用
受光素子を保持する第2のベースとを別体で設けておい
た後に、第1のベース及び第2のベースをパッケージに
固定することができるので、半導体レーザ素子、光ファ
イバの一端部及び本体部、反射型フィルター並びに受信
用受光素子を1つのベースに固定する構造に比べて、ア
センブリ工程が容易になる。
【0033】第1又は第2の光送受信装置において、第
1のベースは、光ファイバの一端部の光軸方向の位置を
規制する光軸方向位置決め手段を有していることが好ま
しい。
【0034】第1又は第2の光送受信装置において、フ
ァイバ端部保持手段は、光ファイバの一端部の光軸に垂
直な面内における位置を規制する光軸垂直面内位置決め
手段を有していることが好ましい。
【0035】第1又は第2の光送受信装置において、光
軸垂直面内位置決め手段は、第1のベースのファイバ端
部保持領域に光軸方向へ延びるように形成され、開口部
側から底面側へ向かうにつれて互いに接近する一対の壁
面を有し、光ファイバの一端部を保持している凹状溝
と、第1のベースにおける凹状溝の上側に固定され、凹
状溝に保持された光ファイバの一端部を凹状溝の一対の
壁面に対して押さえつける押さえ部材とを有しているこ
とが好ましい。
【0036】第1又は第2の光送受信装置において、フ
ァイバ端部保持手段は、第1のベースのファイバ端部保
持領域に光軸方向へ延びるように形成され、光ファイバ
の一端部を保持している凹状溝と、第1のベースのファ
イバ端部保持領域に、凹状溝と交差する方向へ延び且つ
凹状溝と連通するように形成され、供給された樹脂を凹
状溝に導入する樹脂導入用溝とを有していることが好ま
しい。
【0037】第1又は第2の光送受信装置において、フ
ァイバ端部保持手段は、第1のベースのファイバ端部保
持領域に光軸方向へ延びるように形成され、光ファイバ
の一端部を保持している凹状溝と、第1のベースのファ
イバ端部保持領域に、凹状溝と交差する方向へ延び且つ
凹状溝と連通するように形成され、凹状溝に供給された
樹脂を外部に排出する樹脂排出用溝とを有していること
が好ましい。
【0038】第1又は第2の光送受信装置において、反
射型フィルターと受信用受光素子との間に、半導体レー
ザ素子から出射される送信用光信号を反射する反射膜を
備えていることが好ましい。
【0039】第1又は第2の光送受信装置は、光ファイ
バの本体部及び第2のベースにおける反射型フィルター
よりも光ファイバの他端側に挿入されるように保持され
ており、半導体レーザ素子から出射される送信用光信号
を透過させる一方、光ファイバの他端部から入射される
複数の波長帯の受信用光信号のうち所定の波長帯の受信
用光信号を選択的に反射する波長選択反射型フィルター
と、第2のベースに固定されており、波長選択反射型フ
ィルターにより反射される受信用光信号を受信する他の
受信用受光素子とをさらに備えていることが好ましい。
【0040】この場合、波長選択反射型フィルターと他
の受信用受光素子との間に、所定の波長帯の受信用光信
号を選択的に透過させるフィルターを備えていることが
より好ましい。
【0041】第1又は第2の光送受信装置において、半
導体レーザ素子は第1のベースに、半導体レーザ素子か
ら出射される光の光軸が光ファイバの光軸に対して所定
の傾き角度を持つように固定されていることが好まし
い。
【0042】この場合、所定の傾き角度は2〜3゜であ
ることが好ましい。
【0043】前記の第1の目的を達成するため、本発明
に係る第3の光送受信装置は、送信用光信号を送信する
と共に受信用光信号を受信する光ファイバを備えた光送
受信装置を対象とし、互いに間隔をおいて光信号送信領
域及び光信号受信領域を有すると共に、光信号送信領域
と光信号受信領域との間にファイバ端部保持領域を有す
るベースと、ベースの光信号送信領域に固定されてお
り、送信用光信号を出射する半導体レーザ素子と、ベー
スの光信号送信領域に設けられており、半導体レーザ素
子から出射される送信用光信号が入射する光ファイバの
一端部の光軸方向の位置を規制する光軸方向位置決め手
段と、ベースのファイバ端部保持領域に設けられてお
り、光ファイバの一端部の光軸に垂直な面内における位
置を規制した状態で光ファイバの一端部を保持している
ファイバ端部保持手段と、ベースの光信号受信領域に設
けられており、光ファイバの本体部を保持しているファ
イバ本体部保持手段と、ファイバ本体部保持手段及び光
ファイバに挿入されるように保持されており、半導体レ
ーザ素子から出射される送信用光信号を透過させる一
方、光ファイバの他端部から入射される受信用光信号を
反射する反射型フィルターと、ベースの光信号受信領域
に固定されており、反射型フィルターにより反射される
受信用光信号を受信する受信用受光素子とを備えてい
る。
【0044】第3の光送受信装置によると、光ファイバ
の一端部の光軸方向の位置を規制する光軸方向位置決め
手段がベースの光信号送信領域に設けられているため、
光ファイバの一端部の光軸方向の位置、ひいては、第1
のベースに固定された半導体レーザ素子と光ファイバの
一端部との間の距離を確実に規制することができる。ま
た、光ファイバの一端部の光軸に垂直な面内における位
置を規制した状態で光ファイバの一端部を保持するファ
イバ端部保持手段がベースの光ファイバ端部保持領域に
設けられているため、光ファイバの一端部の光軸に垂直
な面内における位置を確実に規制することができる。
【0045】第3の光送受信装置において、ファイバ端
部保持手段は、ベースに光軸方向へ延びるように形成さ
れ、開口部側から底面側へ向かうにつれて互いに接近す
る一対の壁面を有し、光ファイバを保持している凹状溝
と、ベースのファイバ端部保持領域における凹状溝の上
側に固定され、凹状溝に保持された光ファイバの一端部
を一対の壁面に対して押さえつける押さえ部材とを有し
ていることが好ましい。
【0046】本発明に係る光送受信装置の製造方法は、
送信用光信号を送信すると共に受信用光信号を受信する
光ファイバを備えた光送受信装置の製造方法を対象と
し、互いに間隔をおいて光信号送信領域及び光信号受信
領域を有すると共に、光信号送信領域と光信号受信領域
との間にファイバ端部保持領域を有する第1のベースの
ファイバ端部保持領域に、光ファイバの一端部を保持可
能な断面形状を有し且つ光軸方向へ延びる光ファイバ端
部保持用凹状溝を形成する凹状溝形成工程と、第1のベ
ースの光信号送信領域に、送信用光信号を出射する半導
体レーザ素子を固定するレーザ素子固定工程と、第2の
ベースに、光ファイバの本体部を保持可能な断面形状を
有し且つ光軸方向へ延びる光ファイバ本体部保持用凹状
溝を形成した後、該光ファイバ本体部保持用凹状溝の内
部に光ファイバの本体部を固定するファイバ本体部固定
工程と、第2のベース及び光ファイバの本体部に光軸と
垂直な方向へ延びる切り込み溝を形成した後、該切り込
み溝の内部に、半導体レーザ素子から出射され光ファイ
バの一端部に入射される送信用光信号を透過させる一
方、光ファイバの他端部から入射される受信用光信号を
反射する反射型フィルターを固定するフィルター固定工
程と、第2のベースにおける光ファイバ本体部保持用凹
状溝の上側に、反射型フィルターにより反射される受信
用光信号を受信する受信用受光素子を固定する受光素子
固定工程と、光ファイバの一端部を第1のベースの光フ
ァイバ端部保持用凹状溝に固定すると共に、光ファイバ
の本体部、反射型フィルター及び受信用受光素子が固定
された第2のベースを第1のベースの光信号送信領域に
固定するベース固定工程とを備えている。
【0047】本発明の光送受信装置の製造方法において
は、凹状溝形成工程とレーザ素子固定工程とはいずれが
先であってもよい。
【0048】本発明の光送受信装置の製造方法による
と、第2のベース及び該第2のベースの光ファイバ本体
部保持用凹状溝に固定された光ファイバの本体部に光軸
と垂直な方向へ延びる切り込み溝を形成した後、該切り
込み溝の内部に反射型フィルターを固定するため、反射
型フィルターは光ファイバの光路に確実に固定される。
また、反射型フィルターを第2のベースに固定した後
に、第2のベースにおける光ファイバ本体部保持用凹状
溝の上側に受信用受光素子を固定するため、反射型フィ
ルターと受信用受光素子との位置関係は正確に規制され
る。
【0049】第1のベースに半導体レーザ素子を固定し
た後、第1のベースに形成されている光ファイバ端部保
持用凹状溝に光ファイバの一端部を固定するため、半導
体レーザ素子と光ファイバの一端部との位置関係は正確
に規制される。
【0050】光ファイバの本体部、反射型フィルター及
び受信用受光素子が固定された第2のベースを第1のベ
ースに固定するため、第1のベースと第2のベースとを
別体で設けておいた後に、第2のベースを第1のベース
に固定することができるので、半導体レーザ素子、光フ
ァイバの一端部及び本体部、反射型フィルター並びに受
信用受光素子を1つのベースに固定する製造方法に比べ
て、アセンブリ工程が容易になると共に、パッシブアラ
イメント方式でサブミクロンオーダの光軸調整が可能な
光送受信装置を簡易且つ確実に製造することができる。
【0051】本発明の光送受信装置の製造方法におい
て、ベース固定工程は、光ファイバの一端部の光軸方向
の位置及び光軸に垂直な面内における位置を規制した状
態で、第2のベースを第1のベースの光信号送信領域に
固定する工程を含むことが好ましい。
【0052】本発明の光送受信装置の製造方法におい
て、凹状溝形成工程は、第1のベースのファイバ端部保
持領域に、光ファイバ端部保持用凹状溝と交差する方向
へ延び且つ光ファイバ端部保持用凹状溝と連通する樹脂
導入用溝を形成する工程を含み、ベース固定工程は、光
ファイバの一端部を第1のベースの光ファイバ端部保持
用凹状溝に、樹脂導入用溝から光ファイバ端部保持用凹
状溝に供給される樹脂により固定する工程を含むことが
好ましい。
【0053】前記の第2の目的を達成するため、本発明
に係る第1の光半導体モジュールは、光軸方向に延びる
凹状溝及び光軸と垂直な方向に延びる切り込み溝を有す
るベースと、ベースに固定されており半導体レーザ光を
出射する半導体レーザ素子と、入射端面が切り込み溝の
半導体レーザ側の壁面に当接した状態でベースの凹状溝
に収納されており、半導体レーザ素子から出射されるレ
ーザ光を伝送する光ファイバと、ベースに形成されてお
り、半導体レーザ素子とベースとの位置合わせをするた
めのアライメントマークとを備えた光半導体モジュール
を対象とし、アライメントマークは、凹状溝と同一のフ
ォトリソグラフィ及び同一のエッチングにより形成され
ている。
【0054】第1の光半導体モジュールにおいて、アラ
イメントマークは、ベースにおける半導体レーザ素子が
固定される領域の両側における光軸に対して対称な位置
に形成された一対の側方アライメントマークを含むこと
が好ましい。
【0055】第1の光半導体モジュールにおいて、アラ
イメントマークは、ベースにおける切り込み溝の半導体
レーザ側の壁面とのエッジ部に形成されたベースエッジ
アライメントマークを含むことが好ましい。
【0056】第1の光半導体モジュールにおいて、アラ
イメントマークは、ベースにおける半導体レーザ素子が
固定される領域の両側における光軸に対して対称な位置
に形成された一対の側方アライメントマークと、ベース
における切り込み溝の半導体レーザ側の壁面とのエッジ
部に形成されたベースエッジアライメントマークとを含
むことが好ましい。
【0057】第1の光半導体モジュールは、半導体レー
ザ素子の底面における光ファイバ側のエッジ部に形成さ
れ、半導体レーザ素子とベースとの位置合わせをするた
めのレーザエッジアライメントマークをさらに備えてい
ることが好ましい。
【0058】この場合、ベースのアライメントマーク
は、ベースにおける切り込み溝の半導体レーザ側の壁面
とのエッジ部に形成されたベースエッジアライメントマ
ークを含むことが好ましい。
【0059】前記の第2の目的を達成するため、本発明
に係る第2の光半導体モジュールは、光軸方向に延びる
凹状溝を有するベースと、ベースに固定されており半導
体レーザ光を出射するダブルチャネル構造の半導体レー
ザ素子と、ベースの凹状溝に収納されており、半導体レ
ーザ素子から出射されるレーザ光を伝送する光ファイバ
と、ベースに形成されており、半導体レーザ素子とベー
スとの位置合わせをするためのアライメントマークとを
備えた光半導体モジュールを対象とし、アライメントマ
ークは、ベースの半導体レーザ素子が固定される領域に
おける光軸に対して対称な位置に形成された断面V字状
の一対の溝同士の間に存在する凸状部よりなる凸状アラ
イメントマークを含む。
【0060】第2の半導体光モジュールにおいて、凸状
部の両側の一対の溝は、凹状溝と同一のフォトリソグラ
フィ及び同一のエッチングにより形成されていることが
好ましい。
【0061】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、第1の
実施形態に係る光送受信装置について、図1(a)、
(b)及び図2(a)、(b)を参照しながら説明す
る。
【0062】第1の実施形態に係る光送受信装置は、光
送信機能が搭載されたシリコンよりなる第1のベース1
10と、光受信機能が搭載されたGaAsよりなる第2
のベース120とが一体化されたものである。
【0063】第1のベース110における図1の左側部
分に設けられた光信号送信領域110aの上は、例えば
波長1.3μm帯の光を出射する半導体レーザ素子11
1と、該半導体レーザ素子111から出射される光の強
度をモニターするフォトダイオードよりなるモニター用
受光素子112とが搭載されている。半導体レーザ素子
111が出射する光の波長としては、光加入者系の用途
を考慮すると、1.3μm帯が好ましい。モニター用受
光素子112としては、側面入射型が好ましく、また、
半導体レーザ素子111が出射する光の波長帯において
受光感度が線形で且つ十分に高いものを用いることが好
ましい。
【0064】モニター用受光素子112の受光面からの
反射光が半導体レーザ素子111の活性層領域に再入射
しないように、図1(b)に示すように、モニター用受
光素子112は光軸方向に対して傾斜する角度を持って
固定されている。
【0065】第1のベース110における光信号送信領
域110aよりも右側に設けられた光ファイバ端部保持
領域110bの上面には、図2(a)に示すような断面
台形状の第1の凹状溝113が光軸方向に延びるように
形成されており、該第1の凹状溝113には単一モード
の光ファイバ130の入射部130aが収納されてい
る。
【0066】光ファイバ130としては、半導体レーザ
素子111からの反射減衰量を十分に抑制するために、
入射端面に無反射処理が施されたものを用いることが好
ましい。また、半導体レーザ素子111から出射された
光が光ファイバ130の入射端面で高い結合効率で結合
するように、光ファイバ130のモードフィールド径と
半導体レーザ素子111のスポット径(実現可能な範囲
は1.5〜4.5μm程度である。)とが同程度の大き
さになるような光ファイバ130のモードフィールド径
を選択することが好ましい。
【0067】さらに、半導体レーザ素子111から出射
された光が光ファイバ130の入射端面でより高い結合
効率で結合するように、半導体レーザ素子111の光フ
ァイバ130との距離はできるだけ小さい方が好まし
い。尚、半導体レーザ素子111と光ファイバ130と
の間の光学距離を短くするために、図示はしていない
が、半導体レーザ素子111と光ファイバ130との間
に屈折率が整合された樹脂又はオイルを充填してもよ
い。
【0068】第1のベース110の中央部の上には、第
1の凹状溝113に比べて底辺の長さが大きい第2の凹
状溝114を有するファイバ押さえ部材115が固着さ
れており、光ファイバ130の入射部130aは、第1
の凹状溝113の両壁面と第2の凹状溝114の底面と
の3点によって狭持されている。この場合、ファイバ押
さえ部材115は第1のベース110に対して収縮性を
有する光硬化性樹脂又は熱硬化性樹脂により固着されて
いるため、光ファイバ130の入射部130aは、ファ
イバ押さえ部材115が第1のベース110に接近する
力を受けて、第1の凹状溝113の両壁面と第2の凹状
溝114の底面との3点によって確実に狭持されてい
る。尚、ファイバ押さえ部材115の第2の凹状溝11
4は、エッチングによって形成してもよいし、ダイシン
グソ―等による機械加工によって形成してもよい。
【0069】第1のベース110における光信号送信領
域110aの右側には光軸と垂直な方向に延びる切欠き
部116が形成されている。切欠き部116の光信号送
信領域110a側の壁面よりなるファイバストッパー1
17に光ファイバ130の入射端面が当接しており、こ
れにより、半導体レーザ素子111と光ファイバ130
の入射端面との距離が規制されている。
【0070】光ファイバ130の入射部130aが3点
によって狭持されていることと、光ファイバ130の入
射端面がファイバストッパー117に当接していること
によって、パッシブアライメント方式でサブミクロンオ
ーダの光軸調整が可能になっている。
【0071】半導体レーザ素子111及びモニター用受
光素子112の第1のベース110における固定位置
は、第1の凹状溝113の中心線及びファイバストッパ
ー117に対して高精度に位置決めする必要があるの
で、第1のベース110の光信号送信領域110aには
アライメントマーク118が設けられている。
【0072】第1のベース110における光ファイバ端
部保持領域110bよりも右側に設けられた光信号受信
領域110cの上には第2のベース120が固定されて
おり、該第2のベース120の上面には、図2(b)に
示すように、断面方形状の第3の凹状溝121が形成さ
れている。第3の凹状溝121の内部には光ファイバ1
30が収納されており、該光ファイバ130は第3の凹
状溝121に充填された樹脂により第3の凹状溝121
の底面に固定されている。この場合、光ファイバ130
の入射端面が切欠き部116の壁面に当接したときに、
第1のベース110の光ファイバ端部保持領域110b
と第2のベース120との間に間隔ができるような状態
で、光ファイバ130は第3の凹状溝121の底面に固
定されている。後述するように、光ファイバ130は、
光送信機能と光受信機能との両方に用いるため、光ファ
イバ130の光軸高さを正確に制御する必要があるの
で、光ファイバ130は第3の凹状溝121の底面に全
長に亘って接触するように固定されている。
【0073】第2のベース120における左側部分に
は、光軸に対して所定の角度を持ち且つ光軸と垂直な方
向に延びる第1の切り込み溝122が形成されており、
該第1の切り込み溝122には、光ファイバ130の左
方から入射する波長1.3μm帯の光を透過させる一
方、光ファイバ130の右方から入射する波長1.3μ
m帯の光を上方に反射するハーフミラー124が狭持さ
れている。また、第2のベース120における右側部分
には、光軸に対して所定の角度を持ち且つ光軸と垂直な
方向に延びる第2の切り込み溝123が形成されてお
り、該第2の切り込み溝123には、波長1.3μm帯
の光を透過させる一方、波長1.55μm帯の光を上方
に反射するWDMフィルター125が狭持されている。
【0074】第2のベース120の左側部分の上には、
ハーフミラー124により反射された波長1.3μm帯
の光を受信するフォトダイオードよりなる面入射型の第
1の受信用受光素子126が固定されていると共に、第
2のベース120の右側部分の上には、WDMフィルタ
ー125により反射された波長1.55μm帯の光を受
信するフォトダイオードよりなる面入射型の第2の受信
用受光素子127が固定されている。この場合、ハーフ
ミラー124により反射された光が第1の受信用受光素
子126に正確に入射すると共に、WDMフィルター1
25により反射された光が第2の受信用受光素子127
に正確に入射するように、光路設計を行なう必要があ
る。このため、第3の凹状溝121の底面に光ファイバ
130が固定された状態で、第1の切り込み溝122及
び第2の切り込み溝123をダイシングカットにより正
確な角度及び位置精度で加工すると共に、ハーフミラー
124及びWDMフィルター125を第1及び第2の切
り込み溝122、123に樹脂により固定する。また、
第1及び第2の受信用受光素子126、127として
は、入射光の波長帯に対して十分に感度が高く且つ高周
波信号特性に優れたものを用いることが好ましい。
【0075】第1の実施形態に係る光送受信装置による
と、導波路として機能する光ファイバ130は、直線状
態であるため、従来例として示した光送受信装置のよう
に曲げる必要がないので、光ファイバの曲率半径の制約
がない。また、受信用光信号の光路の変更は、反射型の
ハーフミラー124やWDMフィルター125によって
行なうため、光送受信装置の光軸方向の長さは、ハーフ
ミラー124やWDMフィルター125の厚さ及び第1
及び第2の受信用受光素子126、127の底面の大き
さにより決まる。従って、光送受信装置の光軸方向の長
さとしては、10〜12mmで十分であり、PLC基板
を用いる場合の半分程度に抑制することができる。
【0076】また、PLC基板を用いる光送受信装置に
おいては、波長1.55μm帯の光信号を受信するため
の機能は、装置本体の外部に設ける必要があるため、装
置全体のサイズの増大化及びファイバ接続工程の増加等
の問題があるが、第1の実施形態によると、波長1.5
5μm帯の光信号の受信機能も装置本体内に収納できる
ので、装置全体のサイズの縮小化を図ることができる。
【0077】また、PLC基板を用いる光送受信装置に
おいては、図37に示したように、光信号入力用のポー
トと波長1.55μm帯の光信号を出力する光信号出力
用のポートとが必要になるため、PLC基板と光ファイ
バとの接続部は2ヶ所になるが、第1の実施形態による
と、1本の連続した光ファイバ上に光信号の受信機能及
び送信機能が設けられているため、装置内における光フ
ァイバの接続部は存在しないので、光ファイバの接続工
程が不要になる。
【0078】ところで、PLC基板を用いる光送受信装
置及び第1の実施形態に係る光送受信装置のいずれにお
いても、受信用の光信号から波長1.3μm帯の光と
1.55μm帯の光とを分離するのにWDMフィルター
を用いており、光信号の分離精度は反射光が入射する受
信面の大きさに大きく依存している。PLC基板を用い
る光送受信装置においては、WDMフィルターからの反
射光がPLC基板に入射する構造であるため、受信面の
大きさは4〜8μm程度と小さく、反射光の位置ズレが
±1〜2μm以内になるようにWDMフィルターを実装
する必要があるので、WDMフィルターの角度及び光軸
方向への位置に高精度が要求される。これに対して、第
1の実施形態においては、受信用受光素子の受光面は直
径80μm程度であって大きいので、反射した光の広が
り及び受信用受光素子の実装精度(約±5μm)を考慮
しても、WDMフィルターの実装精度は、極めて緩いも
のになる。
【0079】また、PLC基板を用いる光送受信装置に
おいては、各部品の実装精度としては、PLC基板の導
波路と半導体レーザ素子との間が±1μm以内、半導体
レーザ素子とモニター用受光素子との間が±5μm以
内、PLC基板の導波路と受信用受光素子との間が±5
μm以内、PLC基板の導波路と2本の光ファイバとの
間が±2μm以内であり、また、WDMフィルターを挿
入する切り込み溝の精度としては、±3μm以内の溝幅
精度、光軸方向に±3μm程度の位置精度及び光軸に対
して±1度程度の角度精度が要求される。これに対し
て、第1の実施形態においては、光ファイバと半導体レ
ーザ素子との間が±1μm以内、半導体レーザ素子とモ
ニター用受光素子との間が±5μm以内、各受信用受光
素子の位置精度が±5μm以内であり、また、WDMフ
ィルターを挿入する切り込み溝の精度としては、±3μ
m以内の溝幅精度、光軸方向に±5〜10μm程度の位
置精度、光軸に対して±3度程度の角度精度が要求され
る。
【0080】以上説明したように、第1の実施形態に係
る光送受信装置は、PLC基板を用いる光送受信装置に
比べて、高度な位置精度が必要な部品の数が少ないと共
に位置精度も緩やかでよいので、量産性の観点からは非
常に有利である。
【0081】尚、第1の実施形態においては、半導体レ
ーザ素子111から出射される光の波長は、1.3μm
帯であるが、これに代えて、1.55μm帯又はこれ以
外の波長帯であってもよい。
【0082】また、半導体レーザ素子111の構造とし
ては、光ファイバ130の入射端面へのより高い結合効
率が期待できるように、狭出射角レーザ素子又はスポッ
トサイズ変換機能付きのレーザ素子を使用してもよい。
【0083】また、第1のベース110としては、シリ
コンよりなる基板を用いたが、これに代えて、第1の凹
状溝113の加工が精度良く行なわれるように、ガラス
基板やセラミックの基板を用いてもよい。但し、ガラス
基板やセラミック基板を用いる場合には、半導体レーザ
素子111の放熱が効率良く行われるように、ガラス基
板やセラミック基板の上に形成される電極配線層の膜厚
を大きくすることが好ましい。電極配線層の面積は通常
半導体レーザ素子111の底面積よりも大きく、電極配
線層は半導体レーザ素子111の底面から横方向に拡が
っているため、電極配線層は放熱機能を有している。こ
のため、電極配線層の膜厚を大きくすると、熱の放熱経
路の断面積が増大するので、半導体レーザ素子111の
放熱が効率良く行われる。
【0084】また、第2のベース120としては、Ga
Asよりなる基板を用いたが、これに代えて、絶縁性に
優れているガラス基板やセラミック基板を用いてもよ
い。
【0085】(第1の実施形態の第1の変形例)以下、
第1の実施形態の第1の変形例に係る光送受信装置につ
いて、図3(a)、(b)を参照しながら説明する。図
3(a)、(b)においては、図1(a)、(b)に示
す第1の実施形態と同一の部材については同一の符号を
付すことにより説明を省略する。
【0086】第1変形例の特徴として、第1のベース1
10及び第2のベース120は、パッケージ100の底
部にそれぞれ固定されている。第1の実施形態と同様
に、第1のベース110の光信号送信領域110aの上
には半導体レーザ素子111とモニター用受光素子11
2とが搭載されている。また、第1のベース110には
切欠き部116が形成されており、切欠き部116の光
信号送信領域110a側の壁面よりなるファイバストッ
パー117に光ファイバ130の入射端面が当接するこ
とにより、半導体レーザ素子111と光ファイバ130
の入射端面との距離が規制されている。
【0087】第1の実施形態と同様、第2のベース12
0の上面に形成された第3の凹状溝(図示は省略してい
る。)の内部には光ファイバ130が収納され、該光フ
ァイバ130は第3の凹状溝に充填された樹脂により固
定されている。
【0088】第1の変形例によると、パッケージ100
に固定された第1のベース110に保持された半導体レ
ーザ素子111に対する出力検査を行なってから、光フ
ァイバ130を保持した第2のベース120をパッケー
ジ100に固定することができるので、不良の半導体レ
ーザ素子111に対して光ファイバ130を結合するこ
とにより発生するロスを低減することができる。
【0089】(第1の実施形態の第2の変形例)以下、
第1の実施形態の第2の変形例に係る光送受信装置につ
いて、図4を参照しながら説明する。尚、図4において
は、図1(a)、(b)に示す第1の実施形態と同一の
部材については同一の符号を付すことにより説明を省略
する。
【0090】第2の変形例の特徴として、モニター用受
光素子112は面取り入射型である。すなわち、半導体
レーザ素子111から出射した光は、モニター用受光素
子112の下部に設けられた光跳ね上げミラー112a
により上方に反射された後、モニター用受光素子112
の上部に設けられた受光部112bに入射する。
【0091】第2の変形例によると、半導体レーザ素子
111の左側側面から出射された後、モニター用受光素
子112の右側側面で反射される光は、半導体レーザ素
子111の活性層領域に再入射し難くなる。このため、
第1の実施形態のように、モニター用受光素子112を
光軸方向に対して傾斜させる必要がないので、実装許容
度が大きくなって、半導体レーザ素子111及びモニタ
ー用受光素子112の実装が容易になる。
【0092】(第1の実施形態の第3の変形例)以下、
第1の実施形態の第3の変形例に係る光送受信装置につ
いて、図5を参照しながら説明する。尚、図5において
は、図1(a)、(b)に示す第1の実施形態と同一の
部材については同一の符号を付すことにより説明を省略
する。
【0093】第3の変形例の特徴として、半導体レーザ
素子111及びモニター用受光素子112は、光軸方向
に対して平面的に所定の傾き角度αを持って第1のベー
ス110に固定されている。
【0094】第3の変形例によると、光ファイバ130
から光送受信装置の内部に入射された光は、光送受信装
置の内部で減衰を受けながら反射され、再び光ファイバ
130に入射する。この反射光の減衰量(反射減衰量)
は、光送受信装置を使用する光ネットワークシステムの
雑音量に大きく影響を与える。特に、半導体レーザ素子
111から出射される光と同一波長帯の光の反射減衰量
は、システムに対して最も大きな影響を与える。
【0095】また、半導体レーザ素子111から出射さ
れる光と同一波長帯の光の反射減衰量は、半導体レーザ
素子111と光ファイバ130の光結合部の減衰量に大
きく依存している。
【0096】第3の変形例によると、半導体レーザ素子
111に傾き角度αを持たせているので、光ファイバ1
30の端面から出射された後、半導体レーザ素子111
により反射され、再び光ファイバ130に再入射する光
の結合効率を低減することができるので、十分な反射減
衰量を確保できる。
【0097】図33は、モードフィールド径φが10μ
mである光ファイバ130を通して外部から光送受信装
置の内部に入射された光の光結合部(半導体レーザ素子
111と光ファイバ130との結合部)での反射減衰量
と半導体レーザ素子111の傾き角度αとの関係を示し
ている。図33において、一点鎖線は半導体レーザ素子
111の出射面に反射防止の手段を講じない場合(半導
体レーザ素子111の出射面での反射率は30%であ
る。)の計算値を示し、実線は半導体レーザ素子111
と光ファイバ130との間に反射防止用樹脂を充填した
場合(半導体レーザ素子111の出射面での反射率は1
4%である。)の計算値を示し、破線は半導体レーザ素
子111の出射面にARコートを施した場合(半導体レ
ーザ素子111の出射面での反射率は10%である。)
の計算値を示し、黒丸は半導体レーザ素子111と光フ
ァイバ130との間に反射防止用樹脂を充填した場合
(半導体レーザ素子111の出射面での反射率は14%
である。)の5個のサンプルで求めた実験値の平均値を
示している。尚、実験は、傾き角度αが0゜、2゜及び
2.6゜の各場合について求めた。また、各実験値にお
いては、反射減衰量のばらつきは±1dB以内であっ
た。図33において、反射率が共に14%である実線の
場合と黒丸の場合との対比から分かるように、計算値と
実験値とは極めて近似している。
【0098】図34は、半導体レーザ素子111から出
射される光の出射角(広がり角)が15゜の場合(図面
ではLD:15degと表記する。)と出射角が12゜
の場合(図面ではLD:12degと表記する。)とに
おける、半導体レーザ素子111の傾き角度αと過剰損
失(光ファイバの入射部における結合効率の低減量)と
の関係を示している。
【0099】図33から分かるように、傾き角度αを2
゜にすると反射減衰量を3.5dB程度改善することが
でき、また、傾き角度αを3゜にすると反射減衰量を
8.0dB程度改善することができる。もっとも、この
ように、半導体レーザ素子111を光軸に対して傾ける
と、半導体レーザ素子111から出射された光の光ファ
イバ130の入射部130aでの結合効率は低減する。
【0100】しかしながら、図34から分かるように、
半導体レーザ素子111の出射角が15゜である場合に
おいて、傾き角度αを2゜にすると過剰損失は0.5d
B程度であり、また、傾き角度αを3゜にすると過剰損
失は1.0dB程度である。従って、傾き角度αが0゜
のときの結合効率を十分に大きくしておくことにより、
傾き角度αを2〜3゜程度に設定することにより発生す
る過剰損失を問題がない程度に抑制することができる。
以上の理由により、傾き角度αを2〜3゜に設定するこ
とにより、反射減衰量の改善と結合効率の低減の防止と
の両立を図ることが可能になる。
【0101】(第2の実施形態)以下、第2の実施形態
に係る光送受信装置について、図6(a)、(b)及び
図7を参照しながら説明する。
【0102】第2の実施形態に係る光送受信装置は、シ
リコンよりなるベース200の上に光送信機能及び光受
信機能が搭載されている。すなわち、ベース200は、
LD/PD一体型のモノリシック構造を有している。
【0103】ベース200における図6の左側部分には
他の部分よりも一段低く形成された光信号送信領域20
0aが設けられており、該光信号送信領域200aの上
には、例えば波長1.3μm帯の光を出射する半導体レ
ーザ素子211と、該半導体レーザ素子211から出射
される光の強度をモニターするフォトダイオードよりな
るモニター用受光素子212とが搭載されている。半導
体レーザ素子211が出射する光の波長としては、光加
入者系の用途を考慮すると、1.3μm帯が好ましい。
モニター用受光素子212としては、端面入射型が好ま
しく、また、半導体レーザ素子211が出射する光の波
長帯において受光感度が線形で且つ十分に高いものを用
いることが好ましい。
【0104】光ファイバ230としては、半導体レーザ
素子211からの反射減衰量を十分に抑制するために、
入射端面に無反射処理が施されたものを用いることが好
ましい。また、半導体レーザ素子211から出射された
光が光ファイバ230の入射端面で高い結合効率で結合
するように、光ファイバ230のモードフィールド径と
半導体レーザ素子211のスポット径(実現可能な範囲
は1.5〜4.5μm程度である。)とが同程度の大き
さになるような光ファイバ230のモードフィールド径
を選択することが好ましい。
【0105】さらに、半導体レーザ素子211から出射
された光が光ファイバ230の入射端面でより高い結合
効率で結合するように、半導体レーザ素子211の光フ
ァイバ230との距離はできるだけ小さい方が好まし
い。尚、半導体レーザ素子211と光ファイバ230と
の間の光学距離を短くするために、図示はしていない
が、半導体レーザ素子211と光ファイバ230との間
に屈折率が整合された樹脂又はオイルを充填してもよ
い。
【0106】モニター用受光素子212の受光面からの
反射光が半導体レーザ素子211の活性層領域に再入射
しないように、図6(b)に示すように、モニター用受
光素子212は光軸方向に対して傾斜する角度を持って
固定されている。
【0107】ベース200における光信号送信領域20
0aよりも右側部分には、光信号送信領域200aより
も一段高い光ファイバ端部保持領域200b及び光信号
受信領域200cがそれぞれ設けられている。光ファイ
バ端部保持領域200b及び光信号受信領域200cに
は、図7に示すように、上側の方形状部分と下側の三角
形部分とからなる五角形状の断面を有し光軸方向に延び
る凹状溝201が連続して形成されており、該凹状溝2
01には単一モードの光ファイバ230が収納されてい
る。
【0108】ベース200における光信号送信領域20
0aの右側には光軸と垂直な方向に延びる切欠き部20
2が形成されている。切欠き部202の光信号送信領域
200a側の壁面よりなるファイバストッパー203に
光ファイバ230の入射端面が当接しており、これによ
り、半導体レーザ素子211と光ファイバ230の入射
端面との距離が規制されている。
【0109】ベース200の光ファイバ端部保持領域2
00bの上には、図7に示すように、下面に凸状部20
4aを有するファイバ押さえ部材204が、収縮性を有
する熱硬化性又は光硬化性の樹脂205により固着され
ており、該ファイバ押さえ部材204の凸状部204a
の底面により光ファイバ230の入射部230aは、凹
状溝201の三角形部分の両壁面に当接されている。こ
れにより、光ファイバ230の入射部230aは、凹状
溝201の三角形部分の両壁面とファイバ押さえ部材2
04の凸状部204aの底面との3点によって狭持され
ている。この場合、ファイバ押さえ部材204はベース
200に対して収縮性を有する樹脂205により固着さ
れているため、光ファイバ230の入射部230aは、
ファイバ押さえ部材204がベース200に接近する力
を受けて、凹状溝201の三角形部分の両壁面とファイ
バ押さえ部材204の凸状部204aの底面との3点に
よって確実に狭持されている。
【0110】また、ファイバ押さえ部材204の凸状部
204aの形成方法としては、シリコン基板をエッチン
グにより形成したり若しくはダイシングソーにより加工
したり、又は、ガラス材を高精度の金型を用いて高熱プ
レス加工したり若しくはダイシングソーにより加工した
りすることができる。
【0111】光ファイバ230の入射部230aが3点
によって狭持されていることと、光ファイバ230の入
射端面がファイバストッパー203に当接していること
によって、パッシブアライメント方式でサブミクロンオ
ーダの光軸調整が可能になっている。また、光ファイバ
230が、光ファイバ端部保持領域200b及び光信号
受信領域200cに連続して延びる凹状溝201に固定
されているため、光ファイバ230の光軸の高さをセル
フアラインで正確に制御することができる。
【0112】半導体レーザ素子211及びモニター用受
光素子212のベース200における固定位置は、凹状
溝201の中心線及びファイバストッパー203に対し
て高精度に位置決めする必要があるので、ベース200
の光信号送信領域200aにはアライメントマーク20
6が設けられている。
【0113】ベース200の光信号受信領域200cに
おける左側部分には、光軸に対して所定の角度を持ち且
つ光軸と垂直な方向に延びる第1の切り込み溝207が
形成されており、該第1の切り込み溝207には、光フ
ァイバ230の入射部側からの波長1.3μm帯の光を
透過させる一方、光ファイバ230の出射部側からの波
長1.3μm帯の光を上方に反射するハーフミラー22
4が狭持されている。また、ベース200の光信号受信
領域200cにおける右側部分には、光軸に対して所定
の角度を持ち且つ光軸と垂直な方向に延びる第2の切り
込み溝208が形成されており、該第2の切り込み溝2
08には、波長1.3μm帯の光を透過させる一方、波
長1.55μm帯の光を上方に反射するWDMフィルタ
ー225が狭持されている。
【0114】ベース200の光信号受信領域200cの
左側部分の上には、ハーフミラー224により反射され
た波長1.3μm帯の光を受信するフォトダイオードよ
りなる面入射型の第1の受信用受光素子226が固定さ
れていると共に、ベース200の光信号受信領域200
cの右側部分の上には、WDMフィルター225により
反射された波長1.55μm帯の光を受信するフォトダ
イオードよりなる面入射型の第2の受信用受光素子22
7が固定されている。この場合、ハーフミラー224に
より反射された光が第1の受信用受光素子226に正確
に入射すると共に、WDMフィルター225により反射
された光が第2の受信用受光素子227に正確に入射す
るように、光路設計を行なう必要がある。このため、凹
状溝201の内部に光ファイバ230が固定された状態
で、第1の切り込み溝207及び第2の切り込み溝20
8をダイシングカットにより正確な角度及び位置精度で
加工すると共に、ハーフミラー224及びWDMフィル
ター225を第1及び第2の切り込み溝207、208
に樹脂により固定する。また、第1及び第2の受信用受
光素子226、227としては、入射光の波長帯に対し
て十分に感度が高く且つ高周波信号特性に優れたものを
用いることが好ましい。
【0115】第2の実施形態に係る光送受信装置が、P
LC基板を用いる光送受信装置に比べて、高度な位置精
度が必要な部品の数が少ないと共に位置精度も緩やかで
よいので、量産性の観点からは非常に有利である点につ
いては、第1の実施形態と同様である。
【0116】尚、第2の実施形態においては、半導体レ
ーザ素子211から出射される光の波長は、1.3μm
帯であるが、これに代えて、1.55μm帯又はこれ以
外の波長帯であってもよい。
【0117】また、半導体レーザ素子211の構造とし
ては、光ファイバ230の入射端面へのより高い結合効
率が期待できるように、狭出射角レーザ素子又はスポッ
トサイズ変換機能付きのレーザ素子を使用してもよい。
【0118】また、ベース200としては、シリコンよ
りなる基板を用いたが、これに代えて、凹状溝201の
加工が精度良く行なわれるように、ガラス基板やセラミ
ックの基板を用いてもよい。但し、ガラス基板やセラミ
ック基板を用いる場合には、半導体レーザ素子211の
放熱が効率良く行われるように、ガラス基板やセラミッ
ク基板の上に形成される電極配線層の膜厚を大きくする
ことが好ましい。
【0119】(第3の実施形態)以下、第3の実施形態
に係る光送受信装置について、図8及び図9(a)〜
(c)を参照しながら説明する。
【0120】第3の実施形態は、第1の実施形態におけ
る光ファイバ130を第1のベース110及び第2のベ
ース120に固定する構造、又は第2の実施形態におけ
る光ファイバ230をベース200に固定する構造に関
するものである。
【0121】図8に示すように、ベース300の光信号
送信領域300aには半導体レーザ素子311が搭載さ
れていると共に、ベース300の光ファイバ端部保持領
域300b及び図示を省略した光信号受信領域には、台
形状の断面を有し光軸方向に延びる凹状溝301が連続
して形成されており、該凹状溝301には単一モードの
光ファイバ330が収納されている。また、ベース30
0における光信号送信領域300aの右側には光軸と垂
直な方向に延びる切欠き部302が形成されており、該
切欠き部302の光信号送信領域300a側の壁面より
なるファイバストッパー303に光ファイバ330の入
射端面が当接している。
【0122】図8及び図9(a)に示すように、ベース
300の光ファイバ端部保持領域300bにおける右側
部分には、光軸と垂直方向に延びて凹状溝301と連通
し且つ凹状溝301の底面に比べて上側に位置する底面
を有する一対の樹脂供給用溝304が形成されており、
各樹脂供給用溝304の中央部には樹脂供給用溝304
の底面に比べて上側に位置する底面を有する台形角錐状
の樹脂供給用凹部305が形成されている。これによ
り、光ファイバ330をベース300に固定する粘性の
低い樹脂を樹脂供給用凹部305に供給すると、供給さ
れた樹脂は樹脂供給用凹部305から樹脂供給用溝30
4を通って凹状溝301に導入される。凹状溝301に
導入された樹脂は毛細管現象により光ファイバ330と
凹状溝301の壁面又は底面との間を光軸方向に流動し
て、光ファイバ330を凹状溝301の壁面又は底面に
固着する。
【0123】図8及び図9(b)、(c)に示すよう
に、ベース300の光ファイバ端部保持領域300bに
おける左側部分には、光軸と垂直方向に延びて凹状溝3
01と連通し且つ凹状溝301の底面に比べて上側に位
置する底面を有する一対の樹脂排出用溝306が形成さ
れている。これにより、光ファイバ330を凹状溝30
1の壁面又は底面に固定するのに消費された残りの樹脂
は樹脂排出用溝306を通って外部に排出される。この
ため、必要量以上の多量の樹脂を供給しても、樹脂が凹
状溝301から切欠き部302に流入した後、半導体レ
ーザ素子311の近傍に流れ込む事態を回避できると共
に、一定量の樹脂が光ファイバ330を凹状溝301の
壁面又は底面に固定するのに使用されるため安定した固
定を実現できる。
【0124】尚、樹脂供給用溝304、樹脂供給用凹部
305及び樹脂排出用溝306は、ベースのほかに、フ
ァイバ押さえ部材に設けてもよい。
【0125】(第4の実施形態)以下、第4の実施形態
に係る光送受信装置について、図10(a)及び(b)
を参照しながら説明する。第4の実施形態は、第1の実
施形態において、光ファイバ130のジャケット(又は
MUフェルール)131を第1のベース110に固定す
るものであるから、第1の実施形態と同様の部材につい
ては、図1(a)と同一の符号を付すことにより説明を
省略する。
【0126】図10(a)に示すように、第1のベース
110には、光信号受信領域110cから半導体レーザ
素子111と反対側に延び且つ光信号受信領域110c
よりも高いジャケット保持領域110dが設けられてお
り、該ジャケット保持領域110dには矩形状の断面を
有し且つ光軸方向に延びる第4の凹状溝140が設けら
れている。第4の凹状溝140の内部には光ファイバ1
30のジャケット131(又はMUフェルール)が収納
されており、図10(b)に示すように、ジャケット
(又はMUフェルール)131は光硬化性又は熱硬化性
の樹脂141により第1のベース110に固定されてい
る。
【0127】尚、第4の凹状溝140の形成方法として
は、ダイシングソーを使用して加工してもよいし、エッ
チングにより加工してもよい。
【0128】また、ジャケット保持領域110dとして
は、第1のベース110と別体に設けられたジャケット
保持部材を第1のベース110に固定してもよい。
【0129】(第5の実施形態)以下、第5の実施形態
に係る光送受信装置について、図11(a)を参照しな
がら説明する。第5の実施形態は、第1又は第2の実施
形態における第1の受信用受光素子126、226の取
付構造の変形例に関するものである。すなわち、第1の
受信用受光素子126、226の直下で且つ光ファイバ
130、230の直上に、波長1.55μm帯の光を選
択的に透過させるか又は波長1.3μm帯の光を選択的
に反射するフィルター340が設けられている。尚、図
11(a)において、341は第1の受信用受光素子1
26、226をベースに固定する屈折率整合樹脂であ
る。
【0130】以下、フィルター340を設ける理由につ
いて説明する。
【0131】半導体レーザ素子111、211から出射
される光のうち、光ファイバ130230のコア層とク
ラッド層との界面への入射角が大きい成分はコア層を突
き抜けてクラッド層に進んだ後に減衰してしまう一方、
入射角が小さい成分はコア層を伝搬する。従って、光フ
ァイバにおける光の入射端面から比較的遠い部分におい
ては、コア層からクラッド層に突き抜ける光成分は殆ど
存在しない。ところが、光ファイバにおける光の入射端
面から比較的近い部分においては、コア層からクラッド
層に突き抜ける光成分が存在する。図11(a)におい
て、矢印Aは半導体レーザ素子111、211から直接
にクラッド層に向かう光成分を示し、矢印Bは半導体レ
ーザ素子111、211から出射された後に、コア層と
クラッド層との界面で反射されてクラッド層に向かう光
成分を示している。矢印A又は矢印Bで示す光成分が、
ハーフミラー124、224を通過して第1の受信用受
光素子126、226に入射するとノイズとなる。とこ
ろが、第1の受信用受光素子126、226の直下にフ
ィルター340が設けられていると、半導体レーザ素子
111、211から出射された波長1.3μm帯の光の
うち矢印A又は矢印Bに示す成分はフィルター340に
より除去されるので、第1の受信用受光素子126、2
26に入射せず、ノイズにはならない。これにより、波
長1.3μm帯の光はアイソレーションされる。
【0132】図11(b)は、第5の実施形態の変形例
を示しており、第1の受信用受光素子126、226の
直下にフィルター340を設ける代わりに、第1の受信
用受光素子126、226の受光面126a、226a
に、波長1.55μm帯の光を選択的に透過させるか又
は波長1.3μm帯の光を選択的に反射するコーティン
グ層が形成されている。
【0133】尚、以上説明した第1〜第5の実施形態に
おいては、2波長帯多重用の光送受信装置を対象として
いるが、入射する各波長帯の光を選択的に反射するWD
Mフィルターの数を増やすことにより、3波長帯以上の
波長多重用の光送受信装置を実現できる。例えば、3波
長帯の波長多重用の光送受信装置について説明すると、
光ファイバにおけるセンター局に最も近い位置に、セン
ター局から送信されてくる第1、第2及び第3の波長帯
の光のうち、第1の波長帯の光を上方に反射する一方、
第2及び第3の波長帯の光を透過させる第1のWDMフ
ィルターを設け、光ファイバにおける第1のWDMフィ
ルターの次にセンター局に近い位置に、第2の波長帯の
光を上方に反射する一方、第3の波長帯の光を透過させ
る第2のWDMフィルターを設け、光ファイバにおける
センター局から最も遠い位置に、センター局から送信さ
れている第3の波長帯の光を上方に反射する一方、半導
体レーザ素子から出射される第3の波長帯の光を透過さ
せるハーフミラーを設ける。この場合、1つの波長帯の
受信用光を増加するためには、ベースの長さを1〜2m
m程度大きくして、追加のWDMフィルター及び受信用
受光素子を設けると対応できる。
【0134】(第1の実施形態に係る光送受信装置の製
造方法)以下、第1の実施形態に係る光送受信装置の製
造方法について、図12〜図15を参照しながら説明す
る。
【0135】まず、図12(a)の平面図及び図12
(b)の側面図に示すようなシリコン基板110Aの上
に、第1の電極配線151、第2の電極配線152、第
1の上部電極用パッド153及び第2の上部電極用パッ
ド154を形成すると共に、シリコン基板110Aにお
ける光ファイバ端部保持領域及び光信号受信領域に第1
の凹状溝113を形成する。その後、図12(c)に示
すように、ダイシングソーにより、シリコン基板110
Aにおける光信号受信領域を除去すると共にシリコン基
板110Aにおける光信号送信領域の右側に切欠き部1
16を形成する。このようにすると、シリコン基板11
0Aよりなる第1のベース110が得られる。
【0136】次に、図12(d)に示すように、第1の
電極配線151の上に半導体レーザ素子111を搭載す
ると共に、第2の電極配線152の上にモニター用受光
素子112を搭載する。その後、半導体レーザ素子11
1の上部電極と第1の上部電極用パッド153とをワイ
ヤボンデングすると共に、モニター用受光素子112の
上部電極と第2の上部電極パッド154とをワイヤボン
デングする。
【0137】次に、図13(a)の平面図及び図13
(b)の側面図に示すようなGaAs基板120Aの上
に第1の受信用電極パッド161及び第2の受信用電極
パッド162を形成すると共に、第3の凹状溝121、
第1の切り込み溝122及び第2の切り込み溝123の
形成領域にマーキング用のラインを形成する。その後、
図13(c)及び図13(d)に示すように、ダイシン
グソーにより第3の凹状溝121を形成すると、第2の
ベース120が得られる。
【0138】次に、図14(a)に示すように、第2の
ベース120の第3の凹状溝121の内部に光ファイバ
130を収納して樹脂で固定した後、図14(b)に示
すように、第2のベース120及び光ファイバ130に
ダイシングソーにより第1の切り込み溝122及び第2
の切り込み溝123を形成する。その後、図14(c)
に示すように、第1の切り込み溝122にハーフミラー
124を挿入すると共に、第2の切り込み溝123にW
DMフィルター125を挿入して、それぞれ屈折率マッ
チングされた樹脂により固定する。
【0139】次に、図14(d)に示すように、第2の
ベース120の上に第1の受信用受光素子126及び第
2の受信用受光素子127をそれぞれ搭載した後、図1
4(e)に示すように、第1のベース110の上におけ
る所定領域に第2のベース120を固定する。その後、
第1のベース110の光ファイバ端部保持領域にファイ
バ押さえ部材115を固定して、光ファイバ130の入
射部を保持する。
【0140】次に、図15(a)に示すように、パッケ
ージ155の上に第1のベース110を熱伝導性に優れ
た銀ペースト等により固定した後、光ファイバ130の
ジャケット(又はMUフェルール)131をパッケージ
155に樹脂により固定する。その後、図15(b)に
示すように、第1の電極配線151、第2の電極配線1
52、第1の上部電極用パッド153、第2の上部電極
用パッド154、第1の受信用電極パッド161及び第
2の受信用電極パッド162をそれぞれパッケージ15
5に形成されている各電極パッドとワイヤボンデングす
る。
【0141】次に、図15(c)に示すように、パッケ
ージ155にキャップ156を固定して簡易封止する
と、光送受信装置が得られる。
【0142】(第6の実施形態)以下、第6の実施形態
に係る光半導体モジュールの構造について、図16〜図
18を参照しながら説明する。
【0143】シリコンよりなるベース400における図
16の左側部分には、例えば1.3μm帯のレーザ光を
出射する半導体レーザ素子410と、該半導体レーザ素
子410から出射されるレーザ光の強度をモニターする
フォトダイオードよりなるモニター用受光素子420と
が搭載されている。モニター用受光素子420として
は、導波型が好ましく、また、半導体レーザ素子410
が出射するレーザ光の波長帯において受光感度が線形で
且つ十分に高いものが好ましい。
【0144】ベース400には、光軸方向に延びる断面
台形状のベース凹状溝401がエッチングにより形成さ
れていると共に、光軸と垂直な方向に延びる断面矩形状
の切り込み溝402がエッチング及びダイシングにより
形成されており、単一モードの光ファイバ430はベー
ス凹状溝401に、光ファイバ430の端面が切り込み
溝402のストッパー用壁面402aに当接した状態で
収納されている。
【0145】尚、光ファイバ430としては、半導体レ
ーザ素子410から出射されたレーザ光が光ファイバ4
30の入射端面で高い結合効率で結合するように、光フ
ァイバ430のモードフィールド径と半導体レーザ素子
410のスポット径(実現可能な範囲は1.5〜4.5
μm程度である。)とが同程度の大きさになるような光
ファイバ430のモードフィールド径を選択することが
好ましい。また、光ファイバ430の入射端面には、半
導体レーザ素子410からの反射光による外部共振器の
効果を十分に抑制するために無反射処理が施されている
ことが好ましい。
【0146】ベース400の中央部の上には、ベース凹
状溝401に収納された光ファイバ430をベース40
0に押さえ付けるファイバ押さえ部材440が設けられ
ている。ファイバ押さえ部材440には、ベース凹状溝
401に比べて底辺の長さが大きい押さえ部材凹状溝4
41がエッチングにより形成されており、光ファイバ4
30は、ベース凹状溝401の両壁面と押さえ部材凹状
溝441の底面との3点によって狭持されている。この
場合、ファイバ押さえ部材440はベース400に対し
て収縮性を有する光硬化性樹脂又は熱硬化性樹脂により
固着されており、光ファイバ430は、樹脂の収縮力に
よりファイバ押さえ部材440がベース400に接近す
る力を受けて、ベース凹状溝401の両壁面と押さえ部
材凹状溝441の底面との3点によって確実に狭持され
ている。これにより、パッシブアライメント方式で、ベ
ース400の表面に対して垂直な方向に対する0.5μ
m以下の光軸調整が可能になる。また、光ファイバ43
0の端面が切り込み溝402のストッパー用壁面402
aに当接しているため、半導体レーザ素子410と光フ
ァイバ430の入射端面との距離が規制されている。
【0147】また、ベース400における半導体レーザ
素子410が搭載される領域の近傍にはレーザ素子用配
線403が金属蒸着法により形成されていると共に、ベ
ース400におけるモニター用受光素子420が搭載さ
れる領域の近傍には受光素子用配線404が金属蒸着法
により形成されている。
【0148】第6の実施形態の第1の特徴として、半導
体レーザ素子410を位置決めするための四角錐状の一
対の第1のベースマーク405がベース400における
半導体レーザ素子410が搭載される領域の両側におけ
る光軸に対して対称の位置に、また、モニター用受光素
子420を位置決めするための四角錐状の一対の第2の
ベースマーク406がベース400におけるモニター用
受光素子420が搭載される領域の両側における光軸に
対して対称の位置に、ベース凹状溝401と同一のフォ
トマスクを用いて同一のエッチング工程により形成され
ている。
【0149】以下、図19(a)〜(d)を参照しなが
ら、ベース凹状溝401、第1のベースマーク405及
び第2のベースマーク406を同一のフォトマスクを用
いて同一のエッチング工程により形成する方法について
説明する。尚、実際には、第1のベースマーク405及
び第2のベースマーク406はベース凹状溝401の側
方には位置しないが、図示の都合上、図19(a)〜
(d)においては、第1のベースマーク405及び第2
のベースマーク406のうちのいずれか1つのベースマ
ークがベース凹状溝401の近傍に位置すると仮定し
て、ベース凹状溝401及びベースマークの形成方法に
ついて説明する。
【0150】まず、図19(a)に示すように、シリコ
ンよりなるベース400の上に全面に亘ってSiO2
450を堆積した後、図19(b)に示すように、Si
2膜450の上に、ベース凹状溝401の形成領域及
びベースマークの形成領域にそれぞれ開口部を有するレ
ジストパターン451を形成する。
【0151】次に、レジストパターン451をマスクと
してSiO2 膜450に対してエッチングを行なって、
図19(c)に示すように、SiO2 膜450よりなり
ベース凹状溝401の形成領域に溝用開口部452aを
有すると共にベースマークの形成領域にマーク用開口部
452bを有するマスク452を形成した後、レジスト
パターン451を除去する。
【0152】次に、図19(d)に示すように、マスク
452を用いてベース400に対してKOH系のエッチ
ャントにより結晶異方性エッチングを行なう。この場
合、断面が台形状のベース凹状溝401を正確に形成す
るため、シリコンよりなるベース400の(100)面
上にマスク452を、マスク452の溝用開口部452
aの長手方向がベース400の<110>方向に対して
水平又は垂直になるように位置を調整する。このように
すると、ベース凹状溝401及びベースマークの壁面で
ある(111)面のエッチングレートは底面である(1
00)面のエッチングレートの1/100程度になるた
め、エッチングの途中で(111)面が露出するとエッ
チングは実質的に停止する。従って、マスク452に形
成されている大きさが異なる溝用開口部452a及びマ
ーク用開口部452bから、ベース400に対してベー
ス凹状溝401及びベースマークを同時にエッチングし
ても正確にパターンを形成することができる。すなわ
ち、光軸方向に長く延びるベース凹状溝401と四角錐
状のベースマークとを同時にエッチングすることができ
る。この場合、マスク452の溝用開口部452aの幅
寸法を適当に設定すると共に、ベース凹状溝401の所
望の深さ寸法が得られたときにエッチングを停止するこ
とにより、ベース凹状溝401を断面台形状に形成する
ことができる。また、ベース400におけるマスク45
2の下側部分に若干のオーバーエッチングが生じるが、
マスク452の溝用開口部452aの幅寸法及びエッチ
ング時間を制御することにより、非常に微細で且つ正確
なパターンを形成することができる。
【0153】第6の実施形態の第1の特徴によると、半
導体レーザ素子410を位置決めするための第1のベー
スマーク405及びモニター用受光素子420を位置決
めするための第2のベースマーク406がベース凹状溝
401と同一のフォトマスクを用いて同一のエッチング
工程により形成されているため、第1及び第2のベース
マーク405、406のベース凹状溝401に対する位
置ずれが生じないので、半導体レーザ素子410及びモ
ニター用受光素子420は、ベース凹状溝401に対し
て1μm以下の光軸ずれで実装することができる。
【0154】また、第1及び第2のベースマーク40
5、406をエッチングにより形成しているため、金属
蒸着法により形成したマークに比べてエッジがシャープ
であるから、画像認識用のパターンとしては非常に優れ
ている。
【0155】さらに、第1及び第2のベースマーク40
5、406は、ベース凹状溝401と同一のフォトマス
クを用いて同一のエッチング工程により形成されている
ため、マークを形成するための特別な工程が不要である
ので、コスト的にも有利である。
【0156】ところで、1〜2μm程度又は1μm以下
の幅寸法を有する第1及び第2のベースマーク405、
406を形成する場合には、マスク452のマーク用開
口部452aの幅寸法を1〜2μm程度又は1μm以下
にするだけでは、エッチングにより所望のパターンを得
ることはできない。その理由は、第1及び第2のベース
マーク405、406の線幅を1〜2μm程度又は1μ
m以下に設計しても、ベース凹状溝401の幅寸法が4
00〜200μm程度と大きいため、ベース凹状溝40
1に対するエッチングを行なっている際に第1及び第2
のベースマーク405、406がオーバーエッチングさ
れてしまうので、第1及び第2のベースマーク405、
406の線幅はマスク452のマーク用開口部452b
の幅よりも数μm程度大きくなってしまう。
【0157】また、マスク452のマーク用開口部45
2bの幅を5μm以下にすると、エッチングの際に発生
する気泡によりマーク用開口部452bが塞がれてしま
うため、エッチングされる領域とエッチングされない領
域とができてしまい、パターンが変形してしまうことが
ある。このため、5μm以下の幅寸法を持つ第1及び第
2のベースマーク405、406をエッチングにより形
成することは極めて困難である。
【0158】そこで、図20(a)〜(c)に示すよう
に、複数のV字状溝455又は四角錐状ピット456を
互いに隣接して形成し、V字状溝455及び四角錐状ピ
ット456同士の間の非エッチング領域457を利用し
て第1及び第2のベースマーク405、406を形成す
ることができる。尚、図20(c)は図20(a)及び
(b)におけるXX−XX線の断面図である。この場
合、図21に示すように、オーバーエッチングを利用す
ることにより、1〜2μm程度の幅:wを持つ非エッチ
ング領域457よりなるマークパターンを容易に形成で
きる。また、オーバーエッチング量の条件を正確に制御
すると、1μm以下の幅を持つマークパターンを形成す
ることも可能となる。
【0159】第6の実施形態の第2の特徴として、図2
2に示すように、ベース400における切り込み溝40
2のストッパー用壁面402a側のエッジ部分に半導体
レーザ素子410の光軸方向の位置を決めるための第3
のベースマーク407が形成されていると共に、図23
に示すように、半導体レーザ素子410の裏面における
活性領域(一点鎖線で示している。)の両側における活
性領域に対して対称の位置に一対の十字状の第1のレー
ザマーク411が形成され、且つ半導体レーザ素子41
0の裏面におけレーザ光の出射端面側のエッジ部分に第
2のレーザマーク412が形成されている。図23にお
いて、413は半導体レーザ素子410の裏面に形成さ
れた金属電極である。
【0160】尚、ベース400における切り込み溝40
2のストッパー用壁面402a側のエッジ部分に半導体
レーザ素子410の光軸方向の位置を決めるための第3
のベースマーク407を形成したため、切り込み溝40
2は半導体レーザ素子410の光軸方向の位置に対して
高精度にダイシングされる必要がある。そこで、図24
に示すように、ベース400の切り込み溝402の底面
におけるストッパー用壁面402a側のエッジ部分に、
溝形成用マーク408を形成している。
【0161】(第7の実施形態)以下、第7の実施形態
として、第6の実施形態に係る光半導体モジュールの製
造方法における半導体レーザ素子410をベース400
に実装する工程について図25〜図27を参照しながら
説明する。
【0162】図25は、半導体レーザ素子410をベー
ス400に実装する実装装置の概略構成図であって、X
軸、Z軸及びθ軸の各方向に移動可能な下側ステージ4
60の上には、ベース400を保持すると共に保持した
ベース400を加熱する基板加熱ヒーター461と、同
軸落射式白色光源を有する下側CCDカメラ462と、
ステージキャリブレーションマーカ463とが設けられ
ている。また、下側ステージ460の上方には、Y軸方
向に移動可能な上側ステージ470が配置されており、
該上側ステージ470には、半導体レーザ素子410を
保持すると共に保持した半導体レーザ素子420をベー
ス400に固定する固定ツール471と、同軸落射式白
色光源を有する上側CCDカメラ472とが設けられて
いる。尚、ステージキャリブレーションマーカ463
は、下側ステージ460と上側ステージ470との相対
位置をキャリブレーション(原点の位置合わせ)するた
めに設けられている。
【0163】図26は、半導体レーザ素子410をベー
ス400に実装する実装工程を示す模式図であって、図
26において、464は下側CCDカメラ462が認識
した画像を表示する下側モニター、474は上側CCD
カメラ472が認識した画像を表示する上側モニター、
480は下側CCDカメラ462が認識した画像及び上
側CCDカメラ472が認識した画像の入力を受けて下
側ステージ460及び上側ステージ470を駆動する制
御装置である。
【0164】まず、ステージキャリブレーションマーカ
463を下側CCDカメラ462及び上側CCDカメラ
472により同時に観測して、下側ステージ460と上
側ステージ470との相対位置を認識する。
【0165】次に、下側CCDカメラ462により、半
導体レーザ素子410の一対の第1のレーザマーク41
1及び第2のレーザマーク412を画像認識して、半導
体レーザ素子410のX軸方向の位置、Z軸方向の位置
及びX軸に対するずれ角θの情報を得て記憶する。
【0166】以下、下側CCDカメラ462により半導
体レーザ素子410の一対の第1のレーザマーク411
及び第2のレーザマーク412を画像認識して、半導体
レーザ素子410のX軸方向の位置、Z軸方向の位置及
びX軸に対するずれ角θの情報を得る方法について、図
23及び図25〜図27を参照しながら説明する。
【0167】まず、図27(a)に示すように、一対の
第1のレーザマーク411のうちの右側のレーザマーク
411Rの中心部を画像認識して記憶した後、下側ステ
ージ460を移動して、図27(b)に示すように、一
対の第1のレーザマーク411のうちの左側のレーザマ
ーク411Lの中心部を画像認識して記憶する。
【0168】次に、左側のレーザマーク411Lの中心
部の位置と、右側のレーザマーク411Rの中心部の位
置とから、X軸方向の位置及びX軸に対するずれ角θを
認識して、半導体レーザ素子410のX−Z平面におけ
るX軸の座標及びX軸に対するずれ角θを記憶してお
く。
【0169】次に、下側ステージ460を移動して、図
27(c)に示すように、第2のレーザマーク412の
中心部を画像認識して、半導体レーザ素子410のX−
Z平面におけるZ軸の座標を記憶しておく。
【0170】次に、同様にして、上側CCDカメラ47
2により、ベース400の一対の第1のベースマーク4
05及び第3のベースマーク407を画像認識して、ベ
ース400のX軸方向の位置、Z軸方向の位置及びX軸
に対するずれ角θの情報を得て記憶しておく。
【0171】次に、制御処置480は、ベース400の
X軸に対するずれ角θが半導体レーザ素子410のX軸
に対するずれ角θと一致するように、下側ステージ46
0を回転する。その後、制御装置480は、半導体レー
ザ素子410とベース400とのX軸方向の位置及びZ
軸方向の位置が一致するように、下側ステージ460を
X軸方向及びZ軸方向に移動させる。
【0172】次に、同様にして、制御装置480は、半
導体レーザ素子410とベース400とのY軸方向の位
置が一致するように、上側ステージ470をY軸方向に
移動させて、固定用ツール471により半導体レーザ素
子410をベース400に固定する。
【0173】第7の実施形態によると、ステージキャリ
ブレーションマーカ463を下側CCDカメラ462及
び上側CCDカメラ472により同時に観測して、下側
ステージ460と上側ステージ470との相対位置を認
識した後に、下側CCDカメラ462が半導体レーザ素
子410の各マークを認識すると共に上側CCDカメラ
472がベース400の各マークを認識するため、半導
体レーザ素子410とベース400との相対位置は非常
に正確である。また、下側CCDカメラ462が半導体
レーザ素子410の各マークを認識すると共に上側CC
Dカメラ472がベース400の各マークを認識するた
め、つまり、1つのCCDカメラにより距離が離れてい
る半導体レーザ素子410及びベース400の各マーク
を認識する必要がないので、半導体レーザ素子410及
びベース400のいずれか一方のマークがデフォカスさ
れて、画像がぼやける恐れもない。
【0174】従って、第7の実施形態によると、半導体
レーザ素子410をベース400に、ベース400の表
面と平行な面内における光軸と垂直な方向(X軸方向)
に対して1μm以下の精度を持ち、且つ、光軸方向(Z
軸方向)にも1〜2μm程度の精度を持って実装するこ
とができる。また、従来の方法ではばらつきが大きかっ
た、半導体レーザ素子410の出射端面と光ファイバ4
30の入射端面との距離を正確に制御できるので、従来
の方法では数〜十数μmあった光軸方向の距離のばらつ
きを1〜2μm程度に抑制することができる。
【0175】また、第7の実施形態によると、半導体レ
ーザ素子410の出射端面と光ファイバ430の入射端
面との距離を1〜2μm程度にできるので、半導体レー
ザ素子410から出射されたレーザ光を高結合効率で光
ファイバ430の入射端面に結合させることができる。
尚、半導体レーザ素子410の出射端面と光ファイバ4
30の入射端面との距離を短くすると、半導体レーザ素
子410から出射されたレーザ光を高結合効率で光ファ
イバ430の入射端面に結合させることができる理由に
ついては後述する。
【0176】また、説明は省略したが、モニター用受光
素子420も半導体レーザ素子410と同様の方法によ
りベース400に固定する。
【0177】(第8の実施形態)以下、第8の実施形態
として、光半導体レーザモジュールの製造方法における
光ファイバをベースに実装する工程について図28〜図
29を参照しながら説明する。
【0178】第6の実施形態と同様、ベース400にお
ける図28の左側部分には、半導体レーザ素子及びモニ
ター用受光素子が搭載されているが、図示は省略してい
る。図28及び図29(a)、(b)に示すように、ベ
ース400には、光軸方向に延びる断面台形状のベース
凹状溝401がエッチングにより形成されていると共
に、光軸と垂直な方向に延びる断面矩形状の切り込み溝
402がエッチング及びダイシングにより形成されてお
り、単一モードの光ファイバ430はベース凹状溝40
1に、光ファイバ430の端面が切り込み溝402のス
トッパー用壁面402aに当接した状態で収納されてい
る。ベース400の中央部の上には、ベース凹状溝40
1に収納された光ファイバ430をベース400に押さ
え付けるファイバ押さえ部材440が設けられている。
【0179】第8の実施形態の特徴として、ファイバ押
さえ部材440には、ベース凹状溝401に比べて底辺
の長さが大きく且つ断面積が変化しておらず、光ファイ
バ430をベース400に押し付ける働きをする押圧用
凹状溝445と、該押圧用凹状溝445と連続するよう
に形成されており且つ図28における右側に向かうにつ
れて断面積がテーパ状に拡大しており、光ファイバ43
0を導入する働きをする導入用凹状溝446とが形成さ
れている。
【0180】第8の実施形態によると、光ファイバ43
0におけるレーザ側の端部は、ベース凹状溝401とフ
ァイバ押さえ部材440の導入用凹状溝446とから構
成される導入部に挿入された後、レーザ側に押圧されて
ベース凹状溝401とファイバ押さえ部材440の押圧
用凹状溝445とから構成される押圧部に至る。これに
より、パッシブアライメント方式で1μm以下の光軸調
整が可能になる。
【0181】(第9の実施形態)以下、第9の実施形態
として、光ファイバ同士の接続方法について説明する。
【0182】図30は、単一モードの光ファイバのモー
ドフィールド径をパラメータとして、半導体レーザ素子
の出射角に対する単一モードの光ファイバの結合効率の
計算結果(線で示す。)及び実験結果(点で示す。)を
表わしている。尚、この計算においては、半導体レーザ
素子と光ファイバとの間の距離は0μmとしている。
【0183】図30から分かるように、パラメータであ
る光ファイバのモードフィールド径φが、15μm、1
0μm、6.3μm及び3.0μmであると、これら全
ての光ファイバに共通して、半導体レーザ素子の出射角
が0°から30°の範囲で結合効率が理論的に100%
となる点を必ず持っている。
【0184】これは、レンズ系を使用しなくても、半導
体レーザ素子の出射角と光ファイバのモードフィールド
径とを最適化すると、100%に近い高い結合効率を得
ることが可能になることを示している。
【0185】また、実験の結果によっても、半導体レー
ザ素子の出射角及び光ファイバのモードフィールド径を
最適に近い組み合わせで使用すると、70%超える高い
結合効率が得られている。尚、この実験において結合効
率が70〜80%程度までしか得られていないのは、単
一モードの光ファイバのモードフィールドパターンがほ
ぼ完全なガウシアンであるのに対して、半導体レーザ素
子の出射角がガウシアンから外れたパターンになってい
るからであると考えられる。
【0186】図31は、出射角が15゜の半導体レーザ
素子を使用したときにおいて、モードフィールド径φが
10μm、6.3μm及び3.0μmである光ファイバ
の入射端面と半導体レーザ素子の出射端面との距離に対
する過剰損失の計算結果を示している。図31から分か
るように、同じ距離であっても、光ファイバのモードフ
ィールド径が小さいほど結合効率の減少する割合が大き
い。
【0187】しかしながら、z軸方向の距離が0μmの
近辺では、いずれの光ファイバにおいても結合効率の過
剰損失は小さいので、半導体レーザ素子と光ファイバと
の距離を短くすればするほど、過剰損失を低減できて結
合効率を高くできることが分かる。
【0188】図32は、モードフィールド径φが10μ
m、6.3μm及び3.0μmである単一モードの光フ
ァイバと半導体レーザ素子との光軸の位置ずれと過剰損
失との関係を示している。
【0189】ところで、第6及び第7の実施形態による
と、半導体レーザ素子と光ファイバとの光軸に対して垂
直な方向(X軸及びY軸方向)の位置精度は平均で約
0.8μmであり、半導体レーザ素子と光ファイバとの
光軸方向(Z軸方向)の位置精度は平均で約1.5μm
である。従って、光ファイバのモードフィールド径φが
6.3μmの場合には、位置ずれによる結合損失を0.
8dB以下に抑制でき、光ファイバのモードフィールド
径φが3.0μmの場合には、位置ずれによる結合損失
を2.0dB以下に抑制できる。
【0190】まず、出射角が15゜である半導体レーザ
素子を使用し、半導体レーザ素子と光ファイバとの間に
位置ずれが全くないと仮定したときには、光ファイバの
モードフィールド径φが6.3μmである場合には、半
導体レーザ素子と光ファイバとの結合効率は、光ファイ
バのモードフィールド径φが10μmである場合に比べ
て、約3dBの優位性がある。
【0191】従って、結合損失と接続損失との合計が
1.5dB以下であれば、優位性があると考えられる。
第6及び第7の実施形態によると、光ファイバのモード
フィールド径φが6.3μmであるときには、位置ずれ
による結合損失は0.8dBに抑制できるので、ファイ
バの接続損失を0.7dB以内にすれば、優位性がある
ことになる。
【0192】次に、出射角が15゜である半導体レーザ
素子を使用し、半導体レーザ素子と光ファイバとの間に
位置ずれが全くないと仮定したときには、光ファイバの
モードフィールド径φが3.0μmである場合には、半
導体レーザ素子と光ファイバとの結合効率は、光ファイ
バのモードフィールド径φが10μmである場合に比べ
て、約2.0dBの優位性がある。
【0193】従って、結合損失と接続損失との合計が
2.5dB以下であれば、優位性があると考えられる。
第6及び第7の実施形態によると、光ファイバのモード
フィールド径φが3.0μmであるときには、位置ずれ
による結合損失は2.0dBに抑制できるので、光ファ
イバの接続損失を0.5dB以内にすれば、優位性があ
ることになる。
【0194】まず、コア径が3.0μmである光ファイ
バとコア径が10μmである光ファイバとを接続する場
合について考える。
【0195】ところで、光ファイバ接続の際の接続損失
は、120%のモードフィールド径の差異ならば、約9
5%(−0.2dB)の結合効率である。
【0196】3.0μmのコア径と10μmのコア径と
の比は約330%であるから、単純な接続方法を採用
し、コア径の差異が120%であるならば、コア径が
3.0μmである光ファイバとコア径が10μmである
光ファイバとを接続するためには、バッファの光ファイ
バとして6段の光ファイバが必要になる。この場合に
は、結合損失は1.4dBにもなってしまう。
【0197】そこで、融着により光ファイバ同士を接続
することが好ましい。融着により光ファイバを接続する
場合、160%のコア径の比であれば接続損失は0.5
dB程度に抑制でき、150%のコア径の比であれば接
続損失は0.3dB程度に抑制でき、140%のコア径
の比であれば接続損失は0.2dB程度に抑制でき、1
30%のコア径の比であれば接続損失は0.1dB程度
に抑制できる。
【0198】融着により光ファイバを接続し、コア径の
差異を130%にすると、コア径が3.0μmである光
ファイバとコア径が10μmである光ファイバとを接続
する場合、バッファの光ファイバとして4段の光ファイ
バで済み、この場合には、結合損失は0.6dBに抑制
できる。
【0199】次に、コア径が6.3μmである光ファイ
バとコア径が10μmである光ファイバとを接続する場
合について考える。
【0200】6.3μmのコア径と10μmのコア径と
の比は約160%であるから、単純な接続方法を採用
し、コア径の差異が120%であるならば、コア径が
6.3μmである光ファイバとコア径が10μmである
光ファイバとを接続するためには、バッファの光ファイ
バとして1段の光ファイバで済む。この場合には、結合
損失は0.2dBに抑制できる。尚、この場合には、直
接接続しても、0.5dB程度の損失で済む。
【0201】(第10の実施形態)以下、第10の実施
形態として、ダブルチャネル構造を有する半導体レーザ
素子の実装方法について説明する。
【0202】図35及び図36は、ベース500の上に
ダブルチャネル構造を有する半導体レーザ素子510が
搭載されてなる光レーザモジュールを示している。
【0203】図35に示すように、半導体レーザ素子5
10は半田520によってベース500の表面に固定さ
れている。半導体レーザ装置510の本体部には、メサ
型のストライプ領域511、活性層512、及び電流ブ
ロック層513が形成されており、半導体レーザ素子5
10の底面における活性層512の両側には一対の凹部
515が形成されている。また、凹部515を含む半導
体レーザ素子510の底面には全面に亘って金属膜51
6が形成されており、該金属膜516の上における活性
層512の下方には電極517が設けられていると共
に、金属膜516と半導体レーザ素子510の本体部と
の間には絶縁膜518が形成されている。
【0204】一方、ベース500の上面における、半導
体レーザ素子510の活性層512の両側の位置には、
断面V字状の第1のV状溝501及び第2のV状溝50
2が図1に示したベース凹状溝101と同一のマスクを
用いて同一のエッチング工程により形成されており、こ
れにより、ベース500の上面における第1のV状溝5
01と第2のV状溝502との間の被エッチング領域に
は断面台形状の凸状部503が残存している。第1のV
状溝501及び第2のV状溝502の形成方法として
は、図19び図20に基づき説明した方法、特にオーバ
ーエッチングを利用する方法を採用することが好まし
い。このようにすると、極めて細い幅寸法例えば1μm
以下の幅寸法を有する凸状部503を形成することがで
きる。
【0205】第10の実施形態によると、凸状部503
はベースの光ファイバ収納用の凹状溝と同一のマスクを
用いて同一のエッチング工程により形成されるので、凸
状部503と光ファイバ収納用の凹状溝との間には位置
ずれは生じない。このため、半導体レーザ素子510を
ベース500に固定する際に、半導体レーザ素子510
の中心線とベース500の凸状部503とを位置合わせ
した状態で行なうと、半導体レーザ素子510はベース
500に対して光軸に垂直な方向の位置ずれを起こすこ
となく実装される。半導体レーザ素子510の中心線と
ベース500の凸状部503との位置合わせに際して
は、両者を実体顕微鏡等で拡大することにより、容易に
位置関係を確認することができる。
【0206】
【発明の効果】第1の光送受信装置によると、互いに正
確な位置関係が要求される半導体レーザ素子及び光ファ
イバの一端部を第1のベースに保持させる一方、光ファ
イバの本体部に挿入される反射型フィルターに対して正
確な位置関係が要求される受信用受光素子を反射型フィ
ルターと共に第2のベースに保持させたため、半導体レ
ーザ素子及び光ファイバの一端部を第1のベースに固定
する際には両者の位置関係を考慮するのみでよく、ま
た、反射型フィルター及び受信用受光素子を第2のベー
スに固定する際には両者の位置関係を考慮するのみでよ
いので、半導体レーザ素子及び光ファイバの一端部を両
者の位置関係を正確に維持した状態で簡易に固定するこ
とができると共に、反射型フィルター及び受信用受光素
子を両者の位置関係を正確に維持した状態で簡易に固定
することができる。従って、本発明に係る光送受信装置
は、パッシブアライメント方式でサブミクロンオーダの
光軸調整が容易になる。
【0207】第2の光送受信装置によると、半導体レー
ザ素子及び光ファイバの一端部を第1のベースに固定す
る際には両者の位置関係を考慮するのみでよく、また、
反射型フィルター及び受信用受光素子を第2のベースに
固定する際には両者の位置関係を考慮するのみでよいの
で、半導体レーザ素子及び光ファイバの一端部を両者の
位置関係を正確に維持した状態で簡易に固定することが
できると共に、反射型フィルター及び受信用受光素子を
両者の位置関係を正確に維持した状態で簡易に固定する
ことができる。従って、本発明に係る光送受信装置は、
パッシブアライメント方式でサブミクロンオーダの光軸
調整が容易になる。
【0208】また、パッケージに固定された第1のベー
スに保持された半導体レーザ素子に対する出力検査を行
なってから、光ファイバの本体部を保持した第2のベー
スをパッケージに固定することができるので、不良の半
導体レーザ素子に光ファイバを結合することにより発生
するロスを低減することができる。
【0209】第1又は第2の光送受信装置において、第
1のベースが光軸方向位置決め手段を有していると、光
ファイバの一端部の光軸方向の位置、ひいては、第1の
ベースに固定された半導体レーザ素子と光ファイバの一
端部との間の距離を規制することができるので、半導体
レーザ素子から出射される光の光ファイバの一端部にお
ける結合効率の向上を図ることができる。
【0210】第1又は第2の光送受信装置において、フ
ァイバ端部保持手段が光軸垂直面内位置決め手段を有し
ていると、光ファイバの一端部の光軸に垂直な面内にお
ける位置を規制することができるので、半導体レーザ素
子から出射される光の光ファイバの一端部における結合
効率の向上を図ることができる。
【0211】第1又は第2の光送受信装置において、光
軸垂直面内位置決め手段が、開口部側から底面側へ向か
うにつれて互いに接近する一対の壁面を有し光ファイバ
の一端部を保持する凹状溝と、光ファイバの一端部を凹
状溝の一対の壁面に対して押さえつける押さえ部材とを
有していると、凹状溝の一対の壁面と押さえ部材とによ
って光ファイバの一端部を3点支持できるので、光ファ
イバの一端部の光軸に垂直な面内における位置を確実に
規制することができる。
【0212】第1又は第2の光送受信装置において、フ
ァイバ端部保持手段が、光ファイバの一端部を保持する
凹状溝と、該凹状溝と交差する方向へ延び且つ凹状溝と
連通する樹脂導入用溝とを有していると、樹脂を樹脂導
入用溝から凹状溝の内部に確実に導入できるので、光フ
ァイバを凹状溝に確実に固定することができる。
【0213】第1又は第2の光送受信装置において、フ
ァイバ端部保持手段が、光ファイバの一端部を保持する
凹状溝と、該凹状溝と交差する方向へ延び且つ凹状溝と
連通する樹脂排出用溝とを有していると、凹状溝に供給
され光ファイバの固定に使われた残りの樹脂を樹脂排出
用溝から外部に排出できるため、凹状溝から溢れた樹脂
が半導体レーザ素子の近傍に到達する事態を防止できる
ので、半導体レーザ素子の特性が劣化する事態を回避で
きる。
【0214】第1又は第2の光送受信装置において、反
射型フィルターと受信用受光素子との間に反射膜を備え
ていると、半導体レーザ素子から出射される送信用光信
号が受信用受光素子に入射する事態を防止できるため、
半導体レーザ素子の近傍に受信用受光素子が配置されて
いても、送信用光信号により発生するノイズを防止でき
る。
【0215】第1又は第2の光送受信装置が波長選択反
射型フィルターと他の受信用受光素子とを備えている
と、光ファイバの他端部から入射される複数の波長帯の
受信用光信号のうち所定の波長帯の受信用光信号は波長
選択反射型フィルターにより反射され、反射された所定
の波長帯の受信用光信号は他の受信用受光素子により受
信できるので、センター局から送信されてくる複数の波
長帯の受信用光信号を別々に受信することができる。
【0216】この場合、波長選択反射型フィルターと他
の受信用受光素子との間に所定の波長帯の受信用光信号
を選択的に透過させるフィルターを備えていると、他の
受信用受光素子に入射する送信用光信号及び所定の波長
帯以外の受信用光信号により発生するノイズを防止でき
る。
【0217】第1又は第2の光送受信装置において、半
導体レーザ素子が第1のベースに、半導体レーザ素子か
ら出射される光の光軸が光ファイバの光軸に対して所定
の傾き角度を持つように固定されていると、半導体レー
ザ素子から出射された後、光ファイバの入射部で反射さ
れた光は、半導体レーザ素子の活性層領域に再入射し難
くなるので、十分な反射減衰量を確保することができ
る。
【0218】この場合、所定の傾き角度が2〜3゜であ
ると、反射減衰量の改善と結合効率の低減の防止との両
立を図ることが可能になる。
【0219】第3の光送受信装置によると、第1のベー
スに固定された半導体レーザ素子と光ファイバの一端部
との間の距離を規制できると共に、光ファイバの一端部
の光軸に垂直な面内における位置を規制できるので、半
導体レーザ素子から出射される光の光ファイバの一端部
における結合効率の向上を図ることができる。
【0220】第3の光送受信装置において、ファイバ端
部保持手段が、開口部側から底面側へ向かうにつれて互
いに接近する一対の壁面を有し光ファイバの一端部を保
持する凹状溝と、光ファイバの一端部を凹状溝の一対の
壁面に対して押さえつける押さえ部材とを有している
と、凹状溝の一対の壁面と押さえ部材とによって光ファ
イバの一端部を3点支持できるので、光ファイバの一端
部の光軸に垂直な面内における位置を確実に規制するこ
とができる。
【0221】本発明の光送受信装置の製造方法による
と、光ファイバの本体部、反射型フィルター及び受信用
受光素子が固定された第2のベースを第1のベースに固
定するため、第1のベースと第2のベースとを別体で設
けておいた後に、第2のベースを第1のベースに固定す
ることができるので、半導体レーザ素子、光ファイバの
一端部及び本体部、反射型フィルター並びに受信用受光
素子を1つのベースに固定する製造方法に比べて、アセ
ンブリ工程が容易になると共に、パッシブアライメント
方式でサブミクロンオーダの光軸調整が可能な光送受信
装置を簡易且つ確実に製造することができる。この場
合、反射型フィルターを第2のベースに固定した後に、
第2のベースにおける光ファイバ本体部保持用凹状溝の
上側に受信用受光素子を固定するため、反射型フィルタ
ーと受信用受光素子との位置関係が正確に規制されると
共に、第1のベースに半導体レーザ素子を固定した後、
第1のベースに形成されている光ファイバ端部保持用凹
状溝に光ファイバの一端部を固定するため、半導体レー
ザ素子と光ファイバの一端部との位置関係も正確に規制
される。
【0222】本発明の光送受信装置の製造方法におい
て、ベース固定工程が、光ファイバの一端部の光軸方向
の位置及び光軸に垂直な面内における位置を規制した状
態で、第2のベースを第1のベースに固定するようにす
ると、第1のベースに固定された半導体レーザ素子と光
ファイバの一端部との間の距離、及び光ファイバの一端
部の光軸に垂直な面内における位置を規制できるので、
半導体レーザ素子から出射される光の光ファイバの一端
部における結合効率が優れた光送受信装置を製造するこ
とができる。
【0223】本発明の光送受信装置の製造方法におい
て、凹状溝形成工程が光ファイバ端部保持用凹状溝と連
通する樹脂導入用溝を形成する工程を含み、ベース固定
工程が光ファイバの一端部を樹脂導入用溝から光ファイ
バ端部保持用凹状溝に供給される樹脂により固定する工
程を含むと、樹脂を光ファイバ端部保持用凹状溝の内部
に確実に流入させることができるので、光ファイバを確
実に固定することができる。
【0224】第1の光半導体モジュールによると、アラ
イメントマークは、凹状溝と同一のフォトリソグラフィ
及び同一のエッチングにより形成されているため、ベー
スに形成されているアライメントマークと凹状溝との間
に位置ずれが生じないので、前記のアライメントマーク
により位置決めされた半導体レーザ素子と、前記の凹状
溝に収納された光ファイバとの間の位置ずれを大きく低
減することができ、これによって、レーザ光の光ファイ
バに対する結合効率を向上させることができる。
【0225】第1の光半導体モジュールにおいて、アラ
イメントマークが、ベースにおける光軸に対して対称な
位置に形成された一対の側方アライメントマークを含む
と、半導体レーザ素子とベースとの間における、ベース
の表面と平行な面における光軸と垂直な方向の位置ずれ
を低減できるため、半導体レーザ素子から出射されたレ
ーザ光と光ファイバとの間における、ベースの表面と平
行な面における光軸と垂直な方向の位置ずれを低減でき
るので、レーザ光の光ファイバに対する結合効率を大き
く向上させることができる。
【0226】第1の光半導体モジュールにおいて、アラ
イメントマークが、ベースにおける切り込み溝の半導体
レーザ側の壁面とのエッジ部に形成されたベースエッジ
アライメントマークを含むと、半導体レーザ素子とベー
スとの間における光軸方向の位置ずれ、ひいては半導体
レーザ素子の出射端面と光ファイバの入射端面との間の
距離のばらつきを低減できるため、半導体レーザ素子の
出射端面と光ファイバの入射端面との間の距離を短くで
きるので、レーザ光の光ファイバに対する結合効率を大
きく向上させることができる。
【0227】第1の光半導体モジュールにおいて、アラ
イメントマークが、ベースにおける光軸に対して対称な
位置に形成された一対の側方アライメントマークと、ベ
ースにおける切り込み溝の半導体レーザ側の壁面とのエ
ッジ部に形成されたベースエッジアライメントマークと
を含むと、半導体レーザ素子から出射されたレーザ光と
光ファイバとの間における、ベースの表面と平行な面に
おける光軸と垂直な方向の位置ずれ、及び、半導体レー
ザ素子の出射端面と光ファイバの入射端面との間の距離
のばらつきを低減できるので、レーザ光の光ファイバに
対する結合効率を一層大きく向上させることができる。
【0228】第1の光半導体モジュールが、半導体レー
ザ素子の底面における光ファイバ側のエッジ部に形成さ
れたレーザエッジアライメントマークを備えていると、
半導体レーザ素子とベースとの間における光軸方向の位
置ずれ、ひいては半導体レーザ素子の出射端面と光ファ
イバの入射端面との間の距離のばらつきを低減できるた
め、半導体レーザ素子の出射端面と光ファイバの入射端
面との間の距離を短くできるので、レーザ光の光ファイ
バに対する結合効率を大きく向上させることができる。
【0229】この場合、ベースのアライメントマーク
が、ベースにおける切り込み溝の半導体レーザ側の壁面
とのエッジ部に形成されたベースエッジアライメントマ
ークを含むと、半導体レーザ素子の出射端面と光ファイ
バの入射端面との間の距離のばらつきを一層低減できる
ため、半導体レーザ素子の出射端面と光ファイバの入射
端面との間の距離を一層短くできるので、レーザ光の光
ファイバに対する結合効率を一層大きく向上させること
ができる。
【0230】本発明に係る第2の光半導体モジュールに
よると、アライメントマークが、ベースにおける光軸に
対して対称な位置に形成された断面V字状の一対の溝同
士の間に存在する凸状部よりなる凸状アライメントマー
クを含むため、半導体レーザ素子とベースとの間におけ
る、ベースの表面と平行な面における光軸と垂直な方向
の位置ずれを低減できるので、半導体レーザ素子から出
射されたレーザ光と光ファイバとの間における、ベース
の表面と平行な面における光軸と垂直な方向の位置ずれ
を低減でき、これによって、レーザ光の光ファイバに対
する結合効率を大きく向上させることができる。この場
合、半導体レーザ素子がダブルチャネル構造を有してお
り、ベースにおける断面V字状の一対の溝を形成する領
域には電極を形成する必要がないので、断面V字状の一
対の溝を形成することが可能になる。
【0231】第2の半導体光モジュールにおいて、断面
V字状の一対の溝が、凸状アライメントマークと凹状溝
との間に位置ずれが生じないため、凸状アライメントマ
ークにより位置決めされた半導体レーザ素子と、凹状溝
に収納された光ファイバとの間の位置ずれを大きく低減
することができるので、レーザ光の光ファイバに対する
結合効率を大きく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)は第1の実施形態に係る光送受
信装置を示し、(a)は(b)におけるIa−Ia線の
断面図であり、(b)は平面図である。
【図2】(a)、(b)は第1の実施形態に係る光送受
信装置を示し、(a)は図1(a)におけるIIa−IIa
線の断面図であり、(b)は図1(a)におけるIIb−
IIb線の断面図である。
【図3】(a)、(b)は第1の実施形態の第1の変形
例に係る光送受信装置を示し、(a)は(b)における
IIIa−IIIa線の断面図であり、(b)は平面図であ
る。
【図4】第1の実施形態の第2の変形例に係る光送受信
装置の部分断面図である。
【図5】第1の実施形態の第3の変形例に係る光送受信
装置の部分平面図である。
【図6】(a)、(b)は第2の実施形態に係る光送受
信装置を示し、(a)は(b)におけるVIa−VIa線の
断面図であり、(b)は平面図である。
【図7】第2の実施形態に係る光送受信装置を示し、図
6(a)におけるVII−VII線の断面図である。
【図8】第3の実施形態に係る光送受信装置の平面図で
ある。
【図9】(a)〜(c)は第3の実施形態に係る光送受
信装置を示し、(a)は図8におけるIXa−IXa線の断
面図であり、(b)及び(c)は第3の実施形態に係る
光送受信装置の樹脂排出用溝を示し、(b)は平面図で
あり、(c)は斜視図である。
【図10】(a)、(b)は第4の実施形態に係る光送
受信装置を示し、(a)は断面図であり、(b)は
(a)におけるXb−Xb線の断面図である。
【図11】(a)は第5の実施形態に係る光送受信装置
の部分断面図であり、(b)は第5の実施形態に係る光
送受信装置の第1の受信用受光素子の受光面を示す平面
図である。
【図12】(a)〜(e)は第1の実施形態に係る光送
受信装置の製造方法の各工程を示し、(a)及び(e)
は平面図であり、(b)〜(d)は側面図である。
【図13】(a)〜(d)は第1の実施形態に係る光送
受信装置の製造方法の各工程を示し、(a)は平面図で
あり、(b)及び(c)は側面図であり、(d)は断面
図である。
【図14】(a)〜(e)は第1の実施形態に係る光送
受信装置の製造方法の各工程を示す側面図である。
【図15】(a)〜(c)は第1の実施形態に係る光送
受信装置の製造方法の各工程を示し、(a)及び(c)
は断面図であり、(b)は平面図である。
【図16】第6の実施形態に係る光半導体モジュールの
平面図である。
【図17】第6の実施形態に係る光半導体モジュールの
正面図である。
【図18】第6の実施形態に係る光半導体モジュールの
右側面図である。
【図19】(a)〜(c)は第6の実施形態に係る光半
導体モジュールの製造方法における、ベース凹状溝及び
第1〜第3のベースマークの形成工程を説明する断面図
であり、(d)は第6の実施形態に係る光半導体モジュ
ールの製造方法における、ベース凹状溝及び第1〜第3
のベースマークの形成工程を説明する斜視図である。
【図20】(a)〜(c)は第6の実施形態に係る光半
導体モジュールにおける第1〜第3のベースマークとな
るV字状溝及び四角錐状ピットを示し、(a)及び
(b)は平面図であり、(c)は(a)及び(b)にお
けるXX−XX線の断面図である。
【図21】第6の実施形態に係る光半導体モジュールに
おける第1〜第3のベースマークとなるV字状溝及び四
角錐状ピットの形成方法を示す断面図である。
【図22】第6の実施形態に係る光半導体モジュールの
一部分を示す平面図である。
【図23】第6の実施形態に係る光半導体モジュールの
半導体レーザ素子の底面図である。
【図24】第6の実施形態に係る光半導体モジュールの
ベースの平面図である。
【図25】第7の実施形態である光半導体モジュールの
製造方法に用いる実装装置の概略構成図である。
【図26】第7の実施形態である光半導体モジュールの
製造方法における半導体レーザ素子をベースに実装する
工程を説明する模式図である。
【図27】(a)〜(c)は、第7の実施形態である光
半導体レーザモジュールの製造方法における半導体レー
ザ素子とベースとの位置合わせを説明するための半導体
レーザ素子の部分平面図である。
【図28】第8の実施形態である光半導体モジュールの
製造方法における光ファイバをベースに実装する工程を
説明する平面図である。
【図29】(a)は第8の実施形態である光半導体モジ
ュールの製造方法における光ファイバをベースに実装す
る工程を説明する正面図であり、(b)は第8の実施形
態である光半導体モジュールの製造方法における光ファ
イバをベースに実装する工程を説明する斜視図である。
【図30】第9の実施形態である光ファイバ同士の接続
方法を説明するための図であって、光ファイバのモード
フィールド径をパラメータとする半導体レーザ素子の出
射角と光ファイバの結合効率との関係を示す特性図であ
る。
【図31】第9の実施形態である光ファイバ同士の接続
方法を説明するための図であって、光ファイバのモード
フィールド径をパラメータとする、半導体レーザ素子及
び光ファイバ間の距離と過剰損失との関係を示す特性図
である。
【図32】第9の実施形態である光ファイバ同士の接続
方法を説明するための図であって、光ファイバのモード
フィールド径をパラメータとする、半導体レーザ素子及
び光ファイバ間の光軸位置ずれ量と過剰損失との関係を
示す特性図である。
【図33】第1の実施形態の第3の変形例に係る光送受
信装置において、半導体レーザ素子と光ファイバとの結
合部における、半導体レーザ素子の傾き角度αと反射減
衰量との関係を示す図である。
【図34】第1の実施形態の第3の変形例に係る光送受
信装置において、半導体レーザ素子の傾き角度と過剰損
失との関係を示す図である。
【図35】第10の実施形態に係る光半導体モジュール
の一部分を示す断面図である。
【図36】第10の実施形態に係る光半導体モジュール
の一部分を示す斜視図である。
【図37】(a)、(b)は従来の光送受信装置を示
し、(a)は平面模式図であり、(b)は(a)におけ
るA−A線の断面図である。
【図38】従来の光半導体モジュールの製造方法におけ
る位置合わせ工程を説明する斜視図である。
【符号の説明】
110 第1のベース 110a 光信号送信領域 110b 光ファイバ端部保持領域 110c 光信号受信領域 110d ジャケット保持領域 110A シリコン基板 111 半導体レーザ素子 112 モニター用受光素子 113 第1の凹状溝 114 第2の凹状溝 115 ファイバ押さえ部材 116 切欠き部 117 ファイバストッパー 118 アライメントマーク 120 第2のベース 120A GaAs基板 121 第3の凹状溝 122 第1の切り込み溝 123 第2の切り込み溝 124 ハーフミラー 125 WDMフィルター 126 第1の受信用受光素子 126a 受光面 127 第2の受信用受光素子 130 光ファイバ 130a 入射部 131 ジャケット(又はMUフェルール) 140 第4の凹状溝 141 樹脂 151 第1の電極配線 152 第2の電極配線 153 第1の上部電極用パッド 154 第2の上部電極用パッド 155 パッケージ 156 キャップ 161 第1の受信用電極パッド 162 第2の受信用電極パッド 163 200 ベース 200a 光信号送信領域 200b 光ファイバ端部保持領域 200c 光信号受信領域 201 凹状溝 202 切欠き部 203 ファイバストッパー 204 ファイバ押さえ部材 204a 凸状部 205 樹脂 206 アライメントマーク 207 第1の切り込み溝 208 第2の切り込み溝 211 半導体レーザ素子 212 モニター用受光素子 224 ハーフミラー 225 WDMフィルター 226 第1の受信用受光素子 226a 受光面 227 第2の受信用受光素子 230 光ファイバ 230a 入射部 300 ベース 300a 光信号送信領域 300c 光信号受信領域 301 凹状溝 302 切欠き部 303 ファイバストッパー 304 樹脂供給用溝 305 樹脂供給用凹部 306 樹脂排出用溝 311 半導体レーザ素子 330 光ファイバ 340 フィルター 341 屈折率整合樹脂 400 ベース 401 ベース凹状溝 402 切り込み溝 402a ストッパー用壁面 403 レーザ素子用配線 404 受光素子用配線 405 第1のベースマーク 406 第2のベースマーク 407 第3のベースマーク 408 溝形成用マーク 410 半導体レーザ素子 411 第1のレーザマーク 412 第2のレーザマーク 413 金属電極 420 モニター用受光素子 430 光ファイバ 440 ファイバ押さえ部材 441 押さえ部材凹状溝 450 SiO2 膜 451 レジストパターン 452 マスク 452a 溝用開口部 452b マーク用開口部 455 V字状溝 456 四角錐状ピット 457 非エッチング領域 460 下側ステージ 461 基板加熱ヒーター 462 下側CCDカメラ 463 ステージキャリブレーションマーカ 464 下側モニター 470 上側ステージ 471 固定用ツール 472 上側CCDカメラ 480 制御装置 500 ベース 501 第1のV状溝 502 第2のV状溝 503 凸状部 510 半導体レーザ素子 511 ストライプ領域 512 活性層 513 電流ブロック層 515 凹状溝 516 金属膜 517 電極 520 半田
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 光田 昌弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (25)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信用光信号を送信すると共に受信用光
    信号を受信する光ファイバと、 互いに間隔をおいて光信号送信領域及び光信号受信領域
    を有すると共に、光信号送信領域と光信号受信領域との
    間にファイバ端部保持領域を有する第1のベースと、 前記第1のベースの光信号送信領域に固定されており、
    送信用光信号を出射する半導体レーザ素子と、 前記第1のベースのファイバ端部保持領域に設けられて
    おり、前記半導体レーザ素子から出射される送信用光信
    号が入射する前記光ファイバの一端部を保持しているフ
    ァイバ端部保持手段と、 前記第1のベースの光信号受信領域に固定されており、
    前記光ファイバの本体部を保持している第2のベース
    と、 前記第2のベース及び前記光ファイバの本体部に挿入さ
    れるように保持されており、前記半導体レーザ素子から
    出射される送信用光信号を透過させる一方、前記光ファ
    イバの他端部から入射される受信用光信号を反射する反
    射型フィルターと、 前記第2のベースに固定されており、前記反射型フィル
    ターにより反射される受信用光信号を受信する受信用受
    光素子とを備えていることを特徴とする光送受信装置。
  2. 【請求項2】 パッケージと、 送信用光信号を送信すると共に受信用光信号を受信する
    光ファイバと、 前記パッケージの底部に固定されており、互いに間隔を
    おいて光信号送信領域及び光信号受信領域を有すると共
    に、光信号送信領域と光信号受信領域との間にファイバ
    端部保持領域を有する第1のベースと、 前記第1のベースの光信号送信領域に固定されており、
    送信用光信号を出射する半導体レーザ素子と、 前記第1のベースのファイバ端部保持領域に設けられて
    おり、前記半導体レーザ素子から出射される送信用光信
    号が入射する前記光ファイバの一端部を保持しているフ
    ァイバ端部保持手段と、 前記パッケージの底部に固定されており、前記光ファイ
    バの本体部を保持している第2のベースと、 前記第2のベース及び前記光ファイバの本体部に挿入さ
    れるように保持されており、前記半導体レーザ素子から
    出射される送信用光信号を透過させる一方、前記光ファ
    イバの他端部から入射される受信用光信号を反射する反
    射型フィルターと、 前記第2のベースに固定されており、前記反射型フィル
    ターにより反射される受信用光信号を受信する受信用受
    光素子とを備えていることを特徴とする光送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のベースは、前記光ファイバの
    一端部の光軸方向の位置を規制する光軸方向位置決め手
    段を有していることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の光送受信装置。
  4. 【請求項4】 前記ファイバ端部保持手段は、前記光フ
    ァイバの一端部の光軸に垂直な面内における位置を規制
    する光軸垂直面内位置決め手段を有していることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の光送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記光軸垂直面内位置決め手段は、 前記第1のベースのファイバ端部保持領域に光軸方向へ
    延びるように形成され、開口部側から底面側へ向かうに
    つれて互いに接近する一対の壁面を有し、前記光ファイ
    バの一端部を保持している凹状溝と、 前記第1のベースにおける前記凹状溝の上側に固定さ
    れ、前記凹状溝に保持された前記光ファイバの一端部を
    前記凹状溝の一対の壁面に対して押さえつける押さえ部
    材とを有していることを特徴とする請求項1又は2に記
    載の光送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記ファイバ端部保持手段は、 前記第1のベースのファイバ端部保持領域に光軸方向へ
    延びるように形成され、前記光ファイバの一端部を保持
    している凹状溝と、 前記第1のベースのファイバ端部保持領域に、前記凹状
    溝と交差する方向へ延び且つ前記凹状溝と連通するよう
    に形成され、供給された樹脂を前記凹状溝に導入する樹
    脂導入用溝とを有していることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の光送受信装置。
  7. 【請求項7】 前記ファイバ端部保持手段は、 前記第1のベースのファイバ端部保持領域に光軸方向へ
    延びるように形成され、前記光ファイバの一端部を保持
    している凹状溝と、 前記第1のベースのファイバ端部保持領域に、前記凹状
    溝と交差する方向へ延び且つ前記凹状溝と連通するよう
    に形成され、前記凹状溝に供給された樹脂を外部に排出
    する樹脂排出用溝とを有していることを特徴とする請求
    項1又は2に記載の光送受信装置。
  8. 【請求項8】 前記反射型フィルターと前記受信用受光
    素子との間に、前記半導体レーザ素子から出射される送
    信用光信号を反射する反射膜をさらに備えていることを
    特徴とする請求項1又は2に記載の光送受信装置。
  9. 【請求項9】 前記光ファイバの本体部及び前記第2の
    ベースにおける前記反射型フィルターよりも前記光ファ
    イバの他端側に挿入されるように保持されており、前記
    半導体レーザ素子から出射される送信用光信号を透過さ
    せる一方、前記光ファイバの他端部から入射される複数
    の波長帯の受信用光信号のうち所定の波長帯の受信用光
    信号を選択的に反射する波長選択反射型フィルターと、 前記第2のベースに固定されており、前記波長選択反射
    型フィルターにより反射される受信用光信号を受信する
    他の受信用受光素子とをさらに備えていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の光送受信装置。
  10. 【請求項10】 前記波長選択反射型フィルターと前記
    他の受信用受光素子との間に、前記所定の波長帯の受信
    用光信号を選択的に透過させるフィルターをさらに備え
    ていることを特徴とする請求項9に記載の光送受信装
    置。
  11. 【請求項11】 前記半導体レーザ素子は前記第1のベ
    ースに、前記半導体レーザ素子から出射される光の光軸
    が前記光ファイバの光軸に対して所定の傾き角度を持つ
    ように固定されていることを特徴とする請求項1又は2
    に記載の光送受信装置。
  12. 【請求項12】 前記所定の傾き角度は2〜3゜である
    ことを特徴とする請求項11に記載の光送受信装置。
  13. 【請求項13】 送信用光信号を送信すると共に受信用
    光信号を受信する光ファイバと、 互いに間隔をおいて光信号送信領域及び光信号受信領域
    を有すると共に、光信号送信領域と光信号受信領域との
    間にファイバ端部保持領域を有するベースと、前記ベー
    スの光信号送信領域に固定されており、送信用光信号を
    出射する半導 体レーザ素子と、前記ベースの光信号送信領域に設けら
    れており、前記半導体レーザ素子から出射される送信用
    光信号が入射する前記光ファイバの一端部の光軸方向の
    位置を規制する光軸方向位置決め手段と、 前記ベースのファイバ端部保持領域に設けられており、
    前記光ファイバの一端部の光軸に垂直な面内における位
    置を規制した状態で前記光ファイバの一端部を保持して
    いるファイバ端部保持手段と、 前記ベースの光信号受信領域に設けられており、前記光
    ファイバの本体部を保持しているファイバ本体部保持手
    段と、 前記ファイバ本体部保持手段及び前記光ファイバに挿入
    されるように保持されており、前記半導体レーザ素子か
    ら出射される送信用光信号を透過させる一方、前記光フ
    ァイバの他端部から入射される受信用光信号を反射する
    反射型フィルターと、 前記ベースの光信号受信領域に固定されており、前記反
    射型フィルターにより反射される受信用光信号を受信す
    る受信用受光素子とを備えていることを特徴とする光送
    受信装置。
  14. 【請求項14】 前記ファイバ端部保持手段は、 前記ベースに光軸方向へ延びるように形成され、開口部
    側から底面側へ向かうにつれて互いに接近する一対の壁
    面を有し、前記光ファイバを保持している凹状溝と、 前記ベースのファイバ端部保持領域における前記凹状溝
    の上側に固定され、前記凹状溝に保持された前記光ファ
    イバの一端部を前記一対の壁面に対して押さえつける押
    さえ部材とを有していることを特徴とする請求項13に
    記載の光送受信装置。
  15. 【請求項15】 光送信用光信号を送信すると共に受信
    用光信号を受信する光ファイバを備えた光送受信装置の
    製造方法であって、 互いに間隔をおいて光信号送信領域及び光信号受信領域
    を有すると共に、光信号送信領域と光信号受信領域との
    間にファイバ端部保持領域を有する第1のベースのファ
    イバ端部保持領域に、前記光ファイバの一端部を保持可
    能な断面形状を有し且つ光軸方向へ延びる光ファイバ端
    部保持用凹状溝を形成する凹状溝形成工程と、 前記第1のベースの光信号送信領域に、送信用光信号を
    出射する半導体レーザ素子を固定するレーザ素子固定工
    程と、 第2のベースに、前記光ファイバの本体部を保持可能な
    断面形状を有し且つ光軸方向へ延びる光ファイバ本体部
    保持用凹状溝を形成した後、該光ファイバ本体部保持用
    凹状溝の内部に前記光ファイバの本体部を固定するファ
    イバ本体部固定工程と、 前記第2のベース及び前記光ファイバの本体部に光軸と
    垂直な方向へ延びる切り込み溝を形成した後、該切り込
    み溝の内部に、前記半導体レーザ素子から出射され前記
    光ファイバの一端部に入射される送信用光信号を透過さ
    せる一方、前記光ファイバの他端部から入射される受信
    用光信号を反射する反射型フィルターを固定するフィル
    ター固定工程と、 前記第2のベースにおける前記光ファイバ本体部保持用
    凹状溝の上側に、前記反射型フィルターにより反射され
    る受信用光信号を受信する受信用受光素子を固定する受
    光素子固定工程と、 前記光ファイバの一端部を前記第1のベースの光ファイ
    バ端部保持用凹状溝に固定すると共に、前記光ファイバ
    の本体部、反射型フィルター及び受信用受光素子が固定
    された前記第2のベースを前記第1のベースの光信号受
    信領域に固定するベース固定工程とを備えていることを
    特徴とする光送受信装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記ベース固定工程は、前記光ファイ
    バの一端部の光軸方向の位置及び光軸に垂直な面内にお
    ける位置を規制した状態で、前記第2のベースを前記第
    1のベースの光信号受信領域に固定する工程を含むこと
    を特徴とする請求項15に記載の光送受信装置の製造方
    法。
  17. 【請求項17】 前記凹状溝形成工程は、前記第1のベ
    ースのファイバ端部保持領域に、前記光ファイバ端部保
    持用凹状溝と交差する方向へ延び且つ前記光ファイバ端
    部保持用凹状溝と連通する樹脂導入用溝を形成する工程
    を含み、 前記ベース固定工程は、前記光ファイバの一端部を前記
    第1のベースの光ファイバ端部保持用凹状溝に、前記樹
    脂導入用溝から前記光ファイバ端部保持用凹状溝に供給
    される樹脂により固定する工程を含むことを特徴とする
    請求項15に記載の光送受信装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 光軸方向に延びる凹状溝及び光軸と垂
    直な方向に延びる切り込み溝を有するベースと、 前記ベースに固定されており半導体レーザ光を出射する
    半導体レーザ素子と、 入射端面が前記切り込み溝の半導体レーザ側の壁面に当
    接した状態で前記ベースの凹状溝に収納されており、前
    記半導体レーザ素子から出射されるレーザ光を伝送する
    光ファイバと、 前記ベースに形成されており、前記半導体レーザ素子と
    前記ベースとの位置合わせをするためのアライメントマ
    ークとを備え、 前記アライメントマークは、前記凹状溝と同一のフォト
    リソグラフィ及び同一のエッチングにより形成されてい
    ることを特徴とする光半導体モジュール。
  19. 【請求項19】 前記アライメントマークは、前記ベー
    スにおける前記半導体レーザ素子が固定される領域の両
    側における光軸に対して対称な位置に形成された一対の
    側方アライメントマークを含むことを特徴とする請求項
    18に記載の光半導体モジュール。
  20. 【請求項20】 前記アライメントマークは、前記ベー
    スにおける前記切り込み溝の半導体レーザ側の壁面との
    エッジ部に形成されたベースエッジアライメントマーク
    を含むことを特徴とする請求項18に記載の光半導体モ
    ジュール。
  21. 【請求項21】 前記アライメントマークは、前記ベー
    スにおける前記半導体レーザ素子が固定される領域の両
    側における光軸に対して対称な位置に形成された一対の
    側方アライメントマークと、前記ベースにおける前記切
    り込み溝の半導体レーザ側の壁面とのエッジ部に形成さ
    れたベースエッジアライメントマークとを含むことを特
    徴とする請求項18に記載の光半導体モジュール。
  22. 【請求項22】 前記半導体レーザ素子の底面における
    前記光ファイバ側のエッジ部に形成され、前記半導体レ
    ーザ素子と前記ベースとの位置合わせをするためのレー
    ザエッジアライメントマークをさらに備えていることを
    特徴とする請求項18に記載の光半導体モジュール。
  23. 【請求項23】 前記アライメントマークは、前記ベー
    スにおける前記切り込み溝の半導体レーザ側の壁面との
    エッジ部に形成されたベースエッジアライメントマーク
    を含むことを特徴とする請求項22に記載の光半導体モ
    ジュール。
  24. 【請求項24】 光軸方向に延びる凹状溝を有するベー
    スと、 前記ベースに固定されており半導体レーザ光を出射する
    ダブルチャネル構造の半導体レーザ素子と、 前記ベースの凹状溝に収納されており、前記半導体レー
    ザ素子から出射されるレーザ光を伝送する光ファイバ
    と、 前記ベースに形成されており、前記半導体レーザ素子と
    前記ベースとの位置合わせをするためのアライメントマ
    ークとを備え、 前記アライメントマークは、前記ベースの前記半導体レ
    ーザ素子が固定される領域における光軸に対して対称な
    位置に形成された断面V字状の一対の溝同士の間に存在
    する凸状部よりなる凸状アライメントマークを含むこと
    を特徴とする光半導体モジュール。
  25. 【請求項25】 前記一対の溝は、前記凹状溝と同一の
    フォトリソグラフィ及び同一のエッチングにより形成さ
    れていることを特徴とする請求項24に記載の光半導体
    モジュール。
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