JPH11149074A - バックライト装置及び液晶表示装置 - Google Patents
バックライト装置及び液晶表示装置Info
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- JPH11149074A JPH11149074A JP10223924A JP22392498A JPH11149074A JP H11149074 A JPH11149074 A JP H11149074A JP 10223924 A JP10223924 A JP 10223924A JP 22392498 A JP22392498 A JP 22392498A JP H11149074 A JPH11149074 A JP H11149074A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液晶表示装置に用いるバックライト装置を薄
型で、量産性に優れ、且つ光の利用効率を向上できるよ
うにする。 【解決手段】 バックライト装置10は、光源12と、
この光源光を出光面14Bから出射する導光体14と、
導光体14からの拡散光を受光して、拡散光の最大強度
方向を出光面16Aの法線方向にシフトする光拡散シー
ト16と、この光拡散シート16からの光中の、一方の
偏光成分を透過し、他方の偏光成分を反射する偏光分離
シート18と、を設けて構成する。
型で、量産性に優れ、且つ光の利用効率を向上できるよ
うにする。 【解決手段】 バックライト装置10は、光源12と、
この光源光を出光面14Bから出射する導光体14と、
導光体14からの拡散光を受光して、拡散光の最大強度
方向を出光面16Aの法線方向にシフトする光拡散シー
ト16と、この光拡散シート16からの光中の、一方の
偏光成分を透過し、他方の偏光成分を反射する偏光分離
シート18と、を設けて構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置等に
用いるバックライト装置、及び、これを用いた液晶表示
装置に関する。
用いるバックライト装置、及び、これを用いた液晶表示
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュータのディスプレイ、テ
レビジョン等の各種ディスプレイとして、液晶パネルを
その背面からバックライト装置によって照明するように
した液晶表示装置が普及している。
レビジョン等の各種ディスプレイとして、液晶パネルを
その背面からバックライト装置によって照明するように
した液晶表示装置が普及している。
【0003】このような液晶表示装置は、偏光板に光を
透過させることによって得られた偏光光を液晶層で変調
する方式のものである。
透過させることによって得られた偏光光を液晶層で変調
する方式のものである。
【0004】例えば、図18に、従来のバックライトを
含む液晶表示装置1の代表的な構成を示す。
含む液晶表示装置1の代表的な構成を示す。
【0005】この液晶表示装置1において、バックライ
ト装置2は、光源3から出射された光を略板状の導光体
4の一側端面4Aから入射させ、出光面4B(図におい
て上面)から出射させ、該出光面4Bから出射した光
は、拡散シート5により拡散させた後、プリズムシート
6により集光し、液晶セル7を、その背面から照明する
ようにされている。
ト装置2は、光源3から出射された光を略板状の導光体
4の一側端面4Aから入射させ、出光面4B(図におい
て上面)から出射させ、該出光面4Bから出射した光
は、拡散シート5により拡散させた後、プリズムシート
6により集光し、液晶セル7を、その背面から照明する
ようにされている。
【0006】ここで、前記一側端面4Aから入射した光
源光は、導光体4内で全反射をしながら進行し、且つそ
の光の一部が、裏面4Cに配置された光拡散体4Dによ
り進行方向が変更されて、出光面4Bから該導光体4外
に出射され、導光体4の、出光面4Bと反対側の裏面4
C(図において下面)から下方に出射した光は、反射シ
ート8によって反射され、再び導光体4内へ戻される。
源光は、導光体4内で全反射をしながら進行し、且つそ
の光の一部が、裏面4Cに配置された光拡散体4Dによ
り進行方向が変更されて、出光面4Bから該導光体4外
に出射され、導光体4の、出光面4Bと反対側の裏面4
C(図において下面)から下方に出射した光は、反射シ
ート8によって反射され、再び導光体4内へ戻される。
【0007】前記プリズムシート6は、三角柱プリズム
をその稜線が平行となるように配置したものであり、
又、液晶セル7はその表面及び裏面が偏光板9A、9B
で挟持された構成となっている。
をその稜線が平行となるように配置したものであり、
又、液晶セル7はその表面及び裏面が偏光板9A、9B
で挟持された構成となっている。
【0008】図19及び図20に、更に他の従来の液晶
表示装置を示す。図19の液晶表示装置1Aは、そのバ
ックライト2Aにおける拡散シート5とプリズムシート
6Aの配置が図18の液晶表示装置におけるバックライ
ト2Aと反対にされると共に、プリズムシート6Aにお
ける三角柱プリズムが、図18の場合と反対の下向きに
配置されている点において相違する。他の構成は、図1
8と同一であるので、同一部分に同一符号を付すること
により説明を省略する。
表示装置を示す。図19の液晶表示装置1Aは、そのバ
ックライト2Aにおける拡散シート5とプリズムシート
6Aの配置が図18の液晶表示装置におけるバックライ
ト2Aと反対にされると共に、プリズムシート6Aにお
ける三角柱プリズムが、図18の場合と反対の下向きに
配置されている点において相違する。他の構成は、図1
8と同一であるので、同一部分に同一符号を付すること
により説明を省略する。
【0009】又、図20の液晶表示装置1Bにおけるバ
ックライト2Bは、図19のバックライト2Aにおける
拡散シート5とプリズムシート6Aとの間に、その三角
柱プリズムの方向がプリズムシート6Aと直交する方向
とされた第3のプリズムシート6Bを配置したものであ
る。他の構成は、図19の液晶表示装置1Aと同一であ
る。
ックライト2Bは、図19のバックライト2Aにおける
拡散シート5とプリズムシート6Aとの間に、その三角
柱プリズムの方向がプリズムシート6Aと直交する方向
とされた第3のプリズムシート6Bを配置したものであ
る。他の構成は、図19の液晶表示装置1Aと同一であ
る。
【0010】前記いずれの液晶表示装置1、1A又は1
Bにおいても、液晶セル7は偏光板9A、9Bによって
挟持される構成となっていて、偏光板9A、9Bが入射
光の約50%を吸収してしまうために光の利用効率が低
く、十分な明るさを得るためには、より多くの光を偏光
板に入射させる必要があったが、このようにすると、光
源の消費電力が増大するのみならず、該光源からの熱が
液晶セル7における液晶に悪影響を与えて表示が見難く
なってしまう等の種々の問題点を生じていた。
Bにおいても、液晶セル7は偏光板9A、9Bによって
挟持される構成となっていて、偏光板9A、9Bが入射
光の約50%を吸収してしまうために光の利用効率が低
く、十分な明るさを得るためには、より多くの光を偏光
板に入射させる必要があったが、このようにすると、光
源の消費電力が増大するのみならず、該光源からの熱が
液晶セル7における液晶に悪影響を与えて表示が見難く
なってしまう等の種々の問題点を生じていた。
【0011】これに対して、従来、例えば、特開平4−
184429号公報、特開平6−265892号公報、
及び、特開平7−261122号公報に開示されている
ように、光源からの無偏光光を、互いに直交関係にある
2つの直線偏光に分離する偏光分離シートを用いて分離
し、分離された一方の偏光光は液晶セルに入射させ、他
方の平行成分は光源側に戻して、その光を反射等により
再度光分離シートに導いて利用し、光利用効率を向上さ
せる技術が提案されている。
184429号公報、特開平6−265892号公報、
及び、特開平7−261122号公報に開示されている
ように、光源からの無偏光光を、互いに直交関係にある
2つの直線偏光に分離する偏光分離シートを用いて分離
し、分離された一方の偏光光は液晶セルに入射させ、他
方の平行成分は光源側に戻して、その光を反射等により
再度光分離シートに導いて利用し、光利用効率を向上さ
せる技術が提案されている。
【0012】前記特開平4−184429号公報に開示
されたものは、光源からの無偏光光を、偏光分離器によ
り互いに直交関係にある2つの偏光光に分離し、一方の
偏光光を直接液晶セルに向けて出射させ、他方の偏光光
は光源側に戻して収束させた後、反射させて再び偏光分
離器に入射するようにしたものである。
されたものは、光源からの無偏光光を、偏光分離器によ
り互いに直交関係にある2つの偏光光に分離し、一方の
偏光光を直接液晶セルに向けて出射させ、他方の偏光光
は光源側に戻して収束させた後、反射させて再び偏光分
離器に入射するようにしたものである。
【0013】又、前記特開平6−265892号公報の
ものは、面状導光体の光出射面側に、出射する光が面状
導光体表面に対してほぼ垂直になるように、プリズムア
レイからなる光線偏向体を設け、更にその光出射面側に
例えば三角柱形状プリズムアレイの斜面部分に設けられ
た偏光分離層からなる偏光分離手段を配置したものであ
る。
ものは、面状導光体の光出射面側に、出射する光が面状
導光体表面に対してほぼ垂直になるように、プリズムア
レイからなる光線偏向体を設け、更にその光出射面側に
例えば三角柱形状プリズムアレイの斜面部分に設けられ
た偏光分離層からなる偏光分離手段を配置したものであ
る。
【0014】更に、前記特開平7−261122号公報
のものは、くさび形状断面を有する体積領域を含む光散
乱導光体からなる平行光束化素子の出射面側に偏光分離
シートを配置したものである。
のものは、くさび形状断面を有する体積領域を含む光散
乱導光体からなる平行光束化素子の出射面側に偏光分離
シートを配置したものである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平4−184
429号公報に開示のものは、投影型の液晶表示装置を
対象とするものであって、その照明装置の構成は大きな
空間的スペースを必要とし、液晶パネルの裏面に隣接し
てバックライトが設けられている平面型の液晶表示装置
は適用することができないという問題点がある。
429号公報に開示のものは、投影型の液晶表示装置を
対象とするものであって、その照明装置の構成は大きな
空間的スペースを必要とし、液晶パネルの裏面に隣接し
てバックライトが設けられている平面型の液晶表示装置
は適用することができないという問題点がある。
【0016】又、前記特開平6−265892号公報に
開示のものは、薄型の液晶表示装置に適用されるもので
あるが、三角柱状プリズムアレイからなる偏光分離手段
の構造が複雑であり、特に三角柱状プリズムアレイの斜
面に偏光分離層を形成することが難しく、量産性に乏し
いという問題点がある。
開示のものは、薄型の液晶表示装置に適用されるもので
あるが、三角柱状プリズムアレイからなる偏光分離手段
の構造が複雑であり、特に三角柱状プリズムアレイの斜
面に偏光分離層を形成することが難しく、量産性に乏し
いという問題点がある。
【0017】又、特開平7−261122号公報に開示
されるものは、導光体としてくさび形状断面の特定の光
散乱導光体からなる平行光束化素子を用いるものである
ため、該光散乱導光体を特定の光散乱能に制御すること
が難しいという問題点がある。
されるものは、導光体としてくさび形状断面の特定の光
散乱導光体からなる平行光束化素子を用いるものである
ため、該光散乱導光体を特定の光散乱能に制御すること
が難しいという問題点がある。
【0018】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、比較的簡単な構成で薄型化ができる
と共に、量産性に優れ、且つ光の利用効率を向上できる
ようにしたバックライト装置及び液晶表示装置を提供す
ることを目的とする。
れたものであって、比較的簡単な構成で薄型化ができる
と共に、量産性に優れ、且つ光の利用効率を向上できる
ようにしたバックライト装置及び液晶表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明は、請求項1の
ように、光源と、表面、裏面及び側端面を備えた略板状
体であって、一側端面から入射する前記光源からの光を
前記表面である出光面から拡散光として出射する導光体
と、この導光体の出光面から出射する拡散光を一方の面
で受光し、反対側の出光面から、拡散光の最大強度方向
を該出光面の法線方向にシフトさせて出光する、少なく
とも一枚の光拡散シートと、この光拡散シートの出光面
からの光を受光して、該光中の一方の偏光成分を透過
し、他方の偏光成分を反射する偏光分離シートと、前記
導光体の裏面に配置され、光を該導光体内に反射する光
反射シートと、を有してなるバックライト装置により、
上記目的を達成するものである。
ように、光源と、表面、裏面及び側端面を備えた略板状
体であって、一側端面から入射する前記光源からの光を
前記表面である出光面から拡散光として出射する導光体
と、この導光体の出光面から出射する拡散光を一方の面
で受光し、反対側の出光面から、拡散光の最大強度方向
を該出光面の法線方向にシフトさせて出光する、少なく
とも一枚の光拡散シートと、この光拡散シートの出光面
からの光を受光して、該光中の一方の偏光成分を透過
し、他方の偏光成分を反射する偏光分離シートと、前記
導光体の裏面に配置され、光を該導光体内に反射する光
反射シートと、を有してなるバックライト装置により、
上記目的を達成するものである。
【0020】前記偏光分離シートは、請求項2のよう
に、厚さ方向に隣接する層が互いに屈折率の異なる3層
以上の積層体とし、入射するP偏光及びS偏光の一方を
透過、他方を反射して両者を分離するようにしてもよ
い。
に、厚さ方向に隣接する層が互いに屈折率の異なる3層
以上の積層体とし、入射するP偏光及びS偏光の一方を
透過、他方を反射して両者を分離するようにしてもよ
い。
【0021】前記偏光分離シートは、請求項3のよう
に、コレステリック液晶層からなる旋光選択層と、1/
4波長位相差層とを含んで構成し、前記コレステリック
液晶層が、入射する光のうちの一方向の旋光成分と、こ
れと逆回りの旋光成分とを分離するようにしてもよい。
に、コレステリック液晶層からなる旋光選択層と、1/
4波長位相差層とを含んで構成し、前記コレステリック
液晶層が、入射する光のうちの一方向の旋光成分と、こ
れと逆回りの旋光成分とを分離するようにしてもよい。
【0022】前記偏光分離シートは、請求項4のよう
に、各層が複屈折性を有する3層以上の平面状多層構造
とし、平面内で互いに垂直な振動方向を持つ2つの光の
うちの一方に対する厚さ方向に隣接する層間における屈
折率の差と、他方に対する厚さ方向に隣接する層間にお
ける屈折率との差とが異なるように構成してもよい。
に、各層が複屈折性を有する3層以上の平面状多層構造
とし、平面内で互いに垂直な振動方向を持つ2つの光の
うちの一方に対する厚さ方向に隣接する層間における屈
折率の差と、他方に対する厚さ方向に隣接する層間にお
ける屈折率との差とが異なるように構成してもよい。
【0023】前記光拡散シートは、請求項5のように、
入光面よりも出光面が粗面とされた透光性材料から構成
するようにしてもよい。
入光面よりも出光面が粗面とされた透光性材料から構成
するようにしてもよい。
【0024】又、本発明は、請求項6のように、請求項
1乃至5のいずれかのバックライト装置と、このバック
ライト装置における前記偏光分離シートの出光面側に配
置した液晶パネルと、を有してなる液晶表示装置によ
り、上記目的を達成するものである。
1乃至5のいずれかのバックライト装置と、このバック
ライト装置における前記偏光分離シートの出光面側に配
置した液晶パネルと、を有してなる液晶表示装置によ
り、上記目的を達成するものである。
【0025】この発明においては、光拡散シートによっ
て、導光体からの拡散光の最大強度方向を出光面での法
線方向により近くシフトするので、拡散光を、偏光分離
シートの偏光分離作用が最大となる光線入射角に近くす
ることができ、光拡散シート自体が偏光を無偏光な状態
へ変換する作用との相乗効果によって、極めて薄型で量
産性に優れ、且つ低コストで高効率な偏光バックライト
を得ることができる。
て、導光体からの拡散光の最大強度方向を出光面での法
線方向により近くシフトするので、拡散光を、偏光分離
シートの偏光分離作用が最大となる光線入射角に近くす
ることができ、光拡散シート自体が偏光を無偏光な状態
へ変換する作用との相乗効果によって、極めて薄型で量
産性に優れ、且つ低コストで高効率な偏光バックライト
を得ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態の例を図
面を参照して詳細に説明する。
面を参照して詳細に説明する。
【0027】図1のバックライト装置10は、光源12
と、表面、裏面及び側端面を備えた略板状体であって、
一側端面14Aから入射する前記光源12からの光を前
記表面である出光面14Bから拡散光として出射する導
光体14と、この導光体14の出光面14Bから出射す
る拡散光を一方の面で受光し、反対側の出光面16A
(図2参照)から、拡散光の最大強度方向を該出光面1
6Aの法線方向にシフトさせて出光する光拡散シート1
6と、この光拡散シート16の出光面16Aからの光を
受光して、該光中の一方の偏光成分を透過し、他方の偏
光成分を反射する偏光分離シート18と、前記導光体1
4の裏面14C側に配置され、光を該導光体14内に反
射する光反射シート20と、を備えて構成されている。
と、表面、裏面及び側端面を備えた略板状体であって、
一側端面14Aから入射する前記光源12からの光を前
記表面である出光面14Bから拡散光として出射する導
光体14と、この導光体14の出光面14Bから出射す
る拡散光を一方の面で受光し、反対側の出光面16A
(図2参照)から、拡散光の最大強度方向を該出光面1
6Aの法線方向にシフトさせて出光する光拡散シート1
6と、この光拡散シート16の出光面16Aからの光を
受光して、該光中の一方の偏光成分を透過し、他方の偏
光成分を反射する偏光分離シート18と、前記導光体1
4の裏面14C側に配置され、光を該導光体14内に反
射する光反射シート20と、を備えて構成されている。
【0028】前記光源12は、冷陰極管等の線状光源を
用いる。又、複数の点状光源を導光体14の一側端面1
4Aに沿って並列配置してもよい。
用いる。又、複数の点状光源を導光体14の一側端面1
4Aに沿って並列配置してもよい。
【0029】前記導光体14は、その出光面14Bから
出射される拡散光のピークが、図1において符号15で
示されるように、該出光面14Bに立てた法線に対して
斜め方向となるようにするものである。
出射される拡散光のピークが、図1において符号15で
示されるように、該出光面14Bに立てた法線に対して
斜め方向となるようにするものである。
【0030】この導光体14は、光を効率良く透過させ
る材質から構成され、例えばPMMA(ポリメチルメタ
クリレート)等のアクリル樹脂、ポリカーボネイト樹
脂、ガラス等を用いる。
る材質から構成され、例えばPMMA(ポリメチルメタ
クリレート)等のアクリル樹脂、ポリカーボネイト樹
脂、ガラス等を用いる。
【0031】又、導光体14の形状は略平板状(一側端
面14Aから遠ざかるに連れて薄くなるくさび形状等も
含む)であり、裏面14Cにおいて、透光性樹脂そのも
のの表面が粗面となった光拡散層14Dが設けられてい
る。この光拡散層14Dは、通常はドット状あるいはス
トライプ状に印刷等の手段によって形成する。
面14Aから遠ざかるに連れて薄くなるくさび形状等も
含む)であり、裏面14Cにおいて、透光性樹脂そのも
のの表面が粗面となった光拡散層14Dが設けられてい
る。この光拡散層14Dは、通常はドット状あるいはス
トライプ状に印刷等の手段によって形成する。
【0032】又、光拡散能は、導光体14を構成する光
透過性樹脂中にSi 、Ba 、Ti 等を含ませて形成して
もよい。
透過性樹脂中にSi 、Ba 、Ti 等を含ませて形成して
もよい。
【0033】前記光拡散シート16は、例えばPC(ポ
リカーボネイト)、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)等の透光性材料に光拡散手段を施してなり、光を拡
散透過するものであればよい。
リカーボネイト)、PET(ポリエチレンテレフタレー
ト)等の透光性材料に光拡散手段を施してなり、光を拡
散透過するものであればよい。
【0034】光拡散シート16は、例えば図2に示され
るように、出光面16Aがエンボス加工によって入光面
16Bよりも粗面とされている。この場合、光拡散シー
ト16の材料としては、厚さ0.1〜2mmのPCから
なるシートが用いられる。
るように、出光面16Aがエンボス加工によって入光面
16Bよりも粗面とされている。この場合、光拡散シー
ト16の材料としては、厚さ0.1〜2mmのPCから
なるシートが用いられる。
【0035】この光拡散シート16は、好ましい光拡散
作用の度合いとして、ヘーズ値で10%以上、より好ま
しくは30%以上であり、ヘーズ値がこの範囲であれ
ば、導光体14からの拡散光の最大強度方向を、出光面
16Aに立てた法線方向により近くシフトする作用が大
きくなる。
作用の度合いとして、ヘーズ値で10%以上、より好ま
しくは30%以上であり、ヘーズ値がこの範囲であれ
ば、導光体14からの拡散光の最大強度方向を、出光面
16Aに立てた法線方向により近くシフトする作用が大
きくなる。
【0036】前記偏光分離シート18は、図3に示され
るように、互いに屈折率の異なる3枚の光透過性シート
18A〜18Cを積層して構成したものである。
るように、互いに屈折率の異なる3枚の光透過性シート
18A〜18Cを積層して構成したものである。
【0037】これら光透過性シート18A〜18Cは、
透光性があればその材質は特に限定されず、PET等の
ポリエステル樹脂、PC、PMMA等のアクリル樹脂、
TAC(三酢酸セルロース)、ガラス、シリカ、ITO
(Indium Tin Oxide)等を用いる。
透光性があればその材質は特に限定されず、PET等の
ポリエステル樹脂、PC、PMMA等のアクリル樹脂、
TAC(三酢酸セルロース)、ガラス、シリカ、ITO
(Indium Tin Oxide)等を用いる。
【0038】上記のように、相互に屈折率が異なる光透
過性シート18A〜18Cの界面を光線が通過する際に
は、透過光及び反射光が偏光される現象(偏光分離作
用)が発生する。
過性シート18A〜18Cの界面を光線が通過する際に
は、透過光及び反射光が偏光される現象(偏光分離作
用)が発生する。
【0039】このような偏光分離作用は、偏光分離シー
ト18への光の入射角によって異なるが、この入射角が
ブリュースター角の場合、即ち上記界面における屈折光
線と反射光線との間の角度が90°となるような光線入
射角の場合、偏光分離作用が最大となる。
ト18への光の入射角によって異なるが、この入射角が
ブリュースター角の場合、即ち上記界面における屈折光
線と反射光線との間の角度が90°となるような光線入
射角の場合、偏光分離作用が最大となる。
【0040】ここで、光線入射角がブリュースター角の
場合は、例えば空気(屈折率n=1)中の1枚の光透過
性シート(屈折率n′>n)を用いると、反射光中のS
偏光成分と透過光中のP偏光成分の強度比Ts/Tp=
{2n′/(1+n′2 )} 4 となる。
場合は、例えば空気(屈折率n=1)中の1枚の光透過
性シート(屈折率n′>n)を用いると、反射光中のS
偏光成分と透過光中のP偏光成分の強度比Ts/Tp=
{2n′/(1+n′2 )} 4 となる。
【0041】なお、強い偏光分離作用を得るためには、
前記光透過性シートは少なくとも3枚、好ましくは5枚
以上とするのがよい。
前記光透過性シートは少なくとも3枚、好ましくは5枚
以上とするのがよい。
【0042】上記のような偏光分離シート18に光拡散
シート16からの光が入射すると、透過光はP偏光成分
が多くなり、又反射光はS偏光成分が多くなる。
シート16からの光が入射すると、透過光はP偏光成分
が多くなり、又反射光はS偏光成分が多くなる。
【0043】前記光反射シート20は、光を反射する性
質を有するものであればよく、その材質は特に限定され
ないが、例えばPETの内部に多数の気泡を含有する厚
さ0.1〜2mm程度で、拡散反射率80%以上のシー
ト、PETの表面にAl、Ag等を蒸着した厚さ0.1
〜1mm程度で、鏡面反射率が80%以上のシート等で
あればよい。
質を有するものであればよく、その材質は特に限定され
ないが、例えばPETの内部に多数の気泡を含有する厚
さ0.1〜2mm程度で、拡散反射率80%以上のシー
ト、PETの表面にAl、Ag等を蒸着した厚さ0.1
〜1mm程度で、鏡面反射率が80%以上のシート等で
あればよい。
【0044】次に、上記バックライト装置10の作用に
ついて説明する。
ついて説明する。
【0045】光源12から出射された光は、一側端面1
4Aから導光体14内に入り、出光面14Bと裏面14
Cとの間で全反射を繰り返しながら、反対側の端面に向
かって進行する。
4Aから導光体14内に入り、出光面14Bと裏面14
Cとの間で全反射を繰り返しながら、反対側の端面に向
かって進行する。
【0046】導光体14内を進行する光の一部は、裏面
14Cに形成された光拡散層14Dによって進行方向を
変えられて、出光面14Bから導光体14内に出光す
る。
14Cに形成された光拡散層14Dによって進行方向を
変えられて、出光面14Bから導光体14内に出光す
る。
【0047】又、導光体14の裏面14Cから図1にお
いて他方に出射した光は、光反射シート20によって反
射されて、再び導光体14内へ戻される。
いて他方に出射した光は、光反射シート20によって反
射されて、再び導光体14内へ戻される。
【0048】前記出光面14Bから出射した光は、光拡
散シート16で拡散されるが、このとき、該光拡散シー
ト16の出光面16Aが入光面16Bよりも粗面とされ
ているので、導光体14からの拡散光が、その最大強度
方向を出光面16Aに立てた法線により近くシフトされ
る。
散シート16で拡散されるが、このとき、該光拡散シー
ト16の出光面16Aが入光面16Bよりも粗面とされ
ているので、導光体14からの拡散光が、その最大強度
方向を出光面16Aに立てた法線により近くシフトされ
る。
【0049】偏光分離シート18によって反射されたS
偏光成分の多い反射光は、光拡散シート16、導光体1
4における光拡散層14D、光反射シート20等によっ
て、偏光状態から無偏光な状態へ変換され、出光面14
Bから光拡散シート16を通って偏光分離シート18に
再度入射する。
偏光成分の多い反射光は、光拡散シート16、導光体1
4における光拡散層14D、光反射シート20等によっ
て、偏光状態から無偏光な状態へ変換され、出光面14
Bから光拡散シート16を通って偏光分離シート18に
再度入射する。
【0050】このように、導光体14の出光面14Bか
ら出射された光が、上記のような経路を辿ることによっ
て、光損失が少なく偏光分離シート18を透過し、該偏
光分離シート18の出光面からP偏光成分の多いバック
ライト光として出射する。
ら出射された光が、上記のような経路を辿ることによっ
て、光損失が少なく偏光分離シート18を透過し、該偏
光分離シート18の出光面からP偏光成分の多いバック
ライト光として出射する。
【0051】なお、前記導光体14は、図1に示される
ように、光拡散層14Dを裏面14Cに形成したもので
あるが、本発明はこれに限定されるものでなく、導光体
は、出光面から出射される拡散光のピークが、該出光面
に立てた法線に対して斜め方向の成分を有するものであ
ればよい。
ように、光拡散層14Dを裏面14Cに形成したもので
あるが、本発明はこれに限定されるものでなく、導光体
は、出光面から出射される拡散光のピークが、該出光面
に立てた法線に対して斜め方向の成分を有するものであ
ればよい。
【0052】従って、例えば図4(A)に示されるよう
に、出光面24Bを粗面にした導光体24、図4(B)
に示されるように、裏面26Cを粗面とした導光体26
としてもよく、更には、図4(C)に示されるように、
導光体28の内部に光拡散材として、該導光体28の大
部分を構成する物質(例えばPMMA;屈折率1.4
9)とは異なる屈折率を有する透光性物質(例えばシリ
コン樹脂;屈折率1.43)を含有させるようにしても
よい。
に、出光面24Bを粗面にした導光体24、図4(B)
に示されるように、裏面26Cを粗面とした導光体26
としてもよく、更には、図4(C)に示されるように、
導光体28の内部に光拡散材として、該導光体28の大
部分を構成する物質(例えばPMMA;屈折率1.4
9)とは異なる屈折率を有する透光性物質(例えばシリ
コン樹脂;屈折率1.43)を含有させるようにしても
よい。
【0053】又、導光体の2つの側端面から光源光を入
射させる場合、図4(D)に示されるように、導光体3
0は、2つの光源12、12の中間位置が最も薄くなる
ような形状とする。この場合、図において符号31A、
31Bで示されるように、出光面における拡散光のピー
クは2方向に存在する。
射させる場合、図4(D)に示されるように、導光体3
0は、2つの光源12、12の中間位置が最も薄くなる
ような形状とする。この場合、図において符号31A、
31Bで示されるように、出光面における拡散光のピー
クは2方向に存在する。
【0054】又、前記光拡散シート16は、その出光面
16Aを入光面16Bよりも粗面にする手段としてエン
ボス加工を用いているが、本発明はこれに限定されるも
のでなく、他の手段によって出光面を入光面よりも粗面
にするようにしてもよい。
16Aを入光面16Bよりも粗面にする手段としてエン
ボス加工を用いているが、本発明はこれに限定されるも
のでなく、他の手段によって出光面を入光面よりも粗面
にするようにしてもよい。
【0055】例えば、図5に示される光拡散シート32
のように、厚さ0.1〜2mmのPETからなるシート
の出光面側に平均粒径1〜10μmのアクリルビーズ3
3をコーティングすることによって、出光面を入光面よ
りも粗面にするようにしてもよい。
のように、厚さ0.1〜2mmのPETからなるシート
の出光面側に平均粒径1〜10μmのアクリルビーズ3
3をコーティングすることによって、出光面を入光面よ
りも粗面にするようにしてもよい。
【0056】又、光拡散シートは、図2、図5に示され
るような単層構造に限定されるものでなく、例えば図6
に示されるように、複数枚の光拡散シート34を、好ま
しくは2〜3枚の空気層を介して重ねて用いるようにし
てもよい。
るような単層構造に限定されるものでなく、例えば図6
に示されるように、複数枚の光拡散シート34を、好ま
しくは2〜3枚の空気層を介して重ねて用いるようにし
てもよい。
【0057】この場合、同じヘーズ値を有する同種の1
枚の光拡散シートを使用した場合と比較して、導光体か
らの拡散光の最大強度方向を光拡散シートの出光面に立
てた法線方向に更に強くシフトすることができる。
枚の光拡散シートを使用した場合と比較して、導光体か
らの拡散光の最大強度方向を光拡散シートの出光面に立
てた法線方向に更に強くシフトすることができる。
【0058】上記のように、光拡散シートの出光面を入
光面よりも粗面とすると、同じヘーズ値を有する出光面
と入光面の粗面度合い(通常表面粗さ計等で比較され
る)が同じである光拡散シートや、同じヘーズ値を有す
る入光面が出光面よりも粗面である光拡散シートより
も、導光体からの光拡散の最大強度方向を出光面に立て
た法線方向により近くシフトする作用が大きくなる。
光面よりも粗面とすると、同じヘーズ値を有する出光面
と入光面の粗面度合い(通常表面粗さ計等で比較され
る)が同じである光拡散シートや、同じヘーズ値を有す
る入光面が出光面よりも粗面である光拡散シートより
も、導光体からの光拡散の最大強度方向を出光面に立て
た法線方向により近くシフトする作用が大きくなる。
【0059】なお、前記偏光分離シート18において、
光透過性シートの界面で反射されて導光体14側に戻っ
てきた光の偏光状態を無偏光の状態へ効率良く戻すため
には、光拡散シートのヘーズ値が10以上、より好まし
くは30以上であること、光反射シートの光拡散反射率
が70以上、より好ましくは80以上であることが条件
である。
光透過性シートの界面で反射されて導光体14側に戻っ
てきた光の偏光状態を無偏光の状態へ効率良く戻すため
には、光拡散シートのヘーズ値が10以上、より好まし
くは30以上であること、光反射シートの光拡散反射率
が70以上、より好ましくは80以上であることが条件
である。
【0060】この実施の形態の例に係るバックライト装
置10においては、導光体14からの拡散光の最大強度
方向を出光面に立てた法線方向により近くシフトする作
用を有する光拡散シート16によって拡散光の最大強度
方向を、偏光分離シート18における偏光分離作用が最
大となる光線入射角(ブリュースター角又は法線方向)
に近くすることができるので、光拡散シート16自体
の、偏光を無偏光な状態へ変換する作用と相まって、装
置を極めて薄型で部品点数も少なく、低コストで、量産
に適したものとすることができると共に、且つ高効率な
偏光バックライトを得ることができる。
置10においては、導光体14からの拡散光の最大強度
方向を出光面に立てた法線方向により近くシフトする作
用を有する光拡散シート16によって拡散光の最大強度
方向を、偏光分離シート18における偏光分離作用が最
大となる光線入射角(ブリュースター角又は法線方向)
に近くすることができるので、光拡散シート16自体
の、偏光を無偏光な状態へ変換する作用と相まって、装
置を極めて薄型で部品点数も少なく、低コストで、量産
に適したものとすることができると共に、且つ高効率な
偏光バックライトを得ることができる。
【0061】次に、図7を参照して、本発明の偏光分離
シートの他の実施の形態について説明する。
シートの他の実施の形態について説明する。
【0062】この偏光分離シート36は、光入射面側か
ら順に、PET層36A、コレステリック液晶層36
B、1/4波長位相差層36C、及び、TAC層36D
を積層して構成されている。
ら順に、PET層36A、コレステリック液晶層36
B、1/4波長位相差層36C、及び、TAC層36D
を積層して構成されている。
【0063】ここで、前記コレステリック液晶層36B
は、入射する光のうち、一方向の旋光成分と、これと逆
回りの旋光成分とを分離する機能を有するようにするこ
とができる。
は、入射する光のうち、一方向の旋光成分と、これと逆
回りの旋光成分とを分離する機能を有するようにするこ
とができる。
【0064】一般的に、コレステリック液晶はフィジカ
ルな分子配列に基づいて、上記のような旋光選択特性を
発現するが、プレーナ配列のヘリカル軸に入射した光は
右旋光光と左旋光光の2つの円偏光に分かれ、一方は透
過し他方は反射される。
ルな分子配列に基づいて、上記のような旋光選択特性を
発現するが、プレーナ配列のヘリカル軸に入射した光は
右旋光光と左旋光光の2つの円偏光に分かれ、一方は透
過し他方は反射される。
【0065】この現象は、円偏光2色性として知られて
おり、円偏光の旋光方向を入射光に対して適宜選択する
と、コレステリック液晶のヘリカル軸方向と同一の旋光
方向を持つ円偏光が選択的に散乱反射される。
おり、円偏光の旋光方向を入射光に対して適宜選択する
と、コレステリック液晶のヘリカル軸方向と同一の旋光
方向を持つ円偏光が選択的に散乱反射される。
【0066】この場合の最大の旋光光散乱は、次の
(1)式の波長λ0 で生じる。
(1)式の波長λ0 で生じる。
【0067】λ0 =nav・p …(1) ここで、pはヘリカルピッチ、navはヘリカル軸に直交
する平面内の平均屈折率である。
する平面内の平均屈折率である。
【0068】このときの反射光の波長バンド幅Δλは、
次の(2)式で示される。
次の(2)式で示される。
【0069】Δλ=Δn・p …(2) ここで、Δn=n(‖)−n(直角)である。n(‖)
はヘリカル軸に直交する面内における最大の屈折率、n
(直角)はヘリカル軸に平行な面内における最大の屈折
率である。
はヘリカル軸に直交する面内における最大の屈折率、n
(直角)はヘリカル軸に平行な面内における最大の屈折
率である。
【0070】又、プレーナ配列のヘリカル軸に対して斜
めに入射した光の選択散乱光の波長λφは、λ0 に比べ
て短波長側にシフトすることが知られている。
めに入射した光の選択散乱光の波長λφは、λ0 に比べ
て短波長側にシフトすることが知られている。
【0071】コレステリック液晶の材料としては、シッ
フ塩基、アゾ系、エステル系、ビフェニル系等のネマチ
ック液晶化合物の末端基に光学活性の2−メチルブチル
基、2−メチルブトキシ基、4−メチルヘキシル基を結
合したカイラルメマチック液晶化合物が望ましい。
フ塩基、アゾ系、エステル系、ビフェニル系等のネマチ
ック液晶化合物の末端基に光学活性の2−メチルブチル
基、2−メチルブトキシ基、4−メチルヘキシル基を結
合したカイラルメマチック液晶化合物が望ましい。
【0072】又、一般に高分子液晶は、液晶を呈するメ
ソゲン基を主鎖、側鎖、あるいは主鎖及び側鎖の位置に
導入した高分子であるが、高分子コレステリック液晶
も、例えばコレステリル基を側鎖に導入することで得ら
れる。
ソゲン基を主鎖、側鎖、あるいは主鎖及び側鎖の位置に
導入した高分子であるが、高分子コレステリック液晶
も、例えばコレステリル基を側鎖に導入することで得ら
れる。
【0073】コレステリック液晶による偏光分離作用
は、コレステリック液晶で一方の円偏光成分(右回り又
は左回り)が透過され、他方の円偏光成分が反射され
る。
は、コレステリック液晶で一方の円偏光成分(右回り又
は左回り)が透過され、他方の円偏光成分が反射され
る。
【0074】液晶表示装置の背面照明光としては、通
常、直線偏光を入射光として利用するので、上記のよう
に、コレステリック液晶層36Bに加えて、1/4波長
位相差層を併用することが望ましい。
常、直線偏光を入射光として利用するので、上記のよう
に、コレステリック液晶層36Bに加えて、1/4波長
位相差層を併用することが望ましい。
【0075】なお、このコレステリック液晶及び1/4
波長位相差層の作用については、例えば、「SID 9
6 DIGEST,p110〜113,Polarizing C
olorFilters Made from Cholesteric LC Sil
icone 」等の文献に開示されている。
波長位相差層の作用については、例えば、「SID 9
6 DIGEST,p110〜113,Polarizing C
olorFilters Made from Cholesteric LC Sil
icone 」等の文献に開示されている。
【0076】コレステリック液晶層36Bによる偏光分
離作用が最大となる光線入射角は、コレステリック液晶
の配向方向に依存するが、ヘリカル軸を偏光分離シート
36に立てた法線方向にほぼ一致するようにすることが
好ましい。又、配向方法としては、公知のラビングを利
用する方法、偏光UVを利用する方法等がある。
離作用が最大となる光線入射角は、コレステリック液晶
の配向方向に依存するが、ヘリカル軸を偏光分離シート
36に立てた法線方向にほぼ一致するようにすることが
好ましい。又、配向方法としては、公知のラビングを利
用する方法、偏光UVを利用する方法等がある。
【0077】上記のような偏光分離シート36に光が入
射すると、コレステリック液晶層36Bにおいて、一方
の円偏光成分(右回り又は左回り)が透過され、1/4
波長位相差層36Cにおいて該透過した円偏光が直線偏
光に変換され、TAC層36Dを通って図7において上
面(出光面)から出射される。
射すると、コレステリック液晶層36Bにおいて、一方
の円偏光成分(右回り又は左回り)が透過され、1/4
波長位相差層36Cにおいて該透過した円偏光が直線偏
光に変換され、TAC層36Dを通って図7において上
面(出光面)から出射される。
【0078】一方、コレステリック液晶層36Bにおい
て反射され、導光体14方向に戻された反射光は、前記
図1における場合と同様に、光拡散シート16、導光体
14における光拡散層14D、光反射シート20等によ
って偏光状態から無偏光な状態へと変換され、再び偏光
分離シート36に入射して再利用される。
て反射され、導光体14方向に戻された反射光は、前記
図1における場合と同様に、光拡散シート16、導光体
14における光拡散層14D、光反射シート20等によ
って偏光状態から無偏光な状態へと変換され、再び偏光
分離シート36に入射して再利用される。
【0079】光拡散シート16及び光反射シート20に
要求されるヘーズ値及び光拡散反射率は、図1に示され
る実施の形態の例と同様である。この実施の形態の例に
おいても、前記図1の実施の形態の例の場合と同様に、
光拡散シート16によって拡散光の最大強度方向を、偏
光分離シート36による偏光分離作用が最大となる光線
入射角、即ちコレステリック液晶のヘリカル軸方向に近
くすることができるので、光拡散シート16自体の、偏
光を無偏光な状態へ変換する作用と相まって、低コスト
で製造が容易な高効率偏光バックライトを得ることがで
きる。
要求されるヘーズ値及び光拡散反射率は、図1に示され
る実施の形態の例と同様である。この実施の形態の例に
おいても、前記図1の実施の形態の例の場合と同様に、
光拡散シート16によって拡散光の最大強度方向を、偏
光分離シート36による偏光分離作用が最大となる光線
入射角、即ちコレステリック液晶のヘリカル軸方向に近
くすることができるので、光拡散シート16自体の、偏
光を無偏光な状態へ変換する作用と相まって、低コスト
で製造が容易な高効率偏光バックライトを得ることがで
きる。
【0080】次に、図8を参照して、本発明における偏
光分離シートの更に他の実施の形態の例について説明す
る。
光分離シートの更に他の実施の形態の例について説明す
る。
【0081】図8の偏光分離シート38は、各層が複屈
折性を有する4層の平面状多層構造体としたものであ
り、平面内で互いに垂直な振動方向を持つ2つの光のう
ちの一方に対して厚さ方向に隣接する層間における屈折
率の差が実質的にゼロであり、他方に対して厚さ方向に
隣接する層間における屈折率の差が実質的にゼロでない
ようにし、前記一方の光を透過し、他方の光を反射する
ようにしたものである。
折性を有する4層の平面状多層構造体としたものであ
り、平面内で互いに垂直な振動方向を持つ2つの光のう
ちの一方に対して厚さ方向に隣接する層間における屈折
率の差が実質的にゼロであり、他方に対して厚さ方向に
隣接する層間における屈折率の差が実質的にゼロでない
ようにし、前記一方の光を透過し、他方の光を反射する
ようにしたものである。
【0082】上記の偏光分離シート38を構成する複屈
折性層38A〜38Dは、各々、例えば特開平3−75
705号公報等に開示されているように、ポリカーボネ
ート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポルビニルアルコー
ル系樹脂、酢酸セルロース系樹脂等の面内複屈折性(屈
折率異方性)を示す物質を延伸等の方法によって得るこ
とができる。
折性層38A〜38Dは、各々、例えば特開平3−75
705号公報等に開示されているように、ポリカーボネ
ート系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポルビニルアルコー
ル系樹脂、酢酸セルロース系樹脂等の面内複屈折性(屈
折率異方性)を示す物質を延伸等の方法によって得るこ
とができる。
【0083】更に具体的には、図9に拡大して示される
ように、偏光分離シート38を4枚の複屈折性層38A
〜38Dから構成し、図9において符号X及びYで示さ
れるように、平面内で互いに直交する2方向の光振動方
向を設定した場合、各複屈折性層38A〜38Dの屈折
率は次のようになる。
ように、偏光分離シート38を4枚の複屈折性層38A
〜38Dから構成し、図9において符号X及びYで示さ
れるように、平面内で互いに直交する2方向の光振動方
向を設定した場合、各複屈折性層38A〜38Dの屈折
率は次のようになる。
【0084】例えば、複屈折性層38A、38B、38
C及び38Dのx軸方向に振動する光線に対する屈折率
は実質的にnx で同じであり、したがって、x軸方向で
の隣接する層間の屈折率差Δnx (=|nx −nx |)
は実質的にゼロである。そして、複屈折性層38A及び
複屈折性層38Cのy軸方向に振動する光線に対する屈
折率は、共にny1であり、複屈折性層38B及び複屈折
性層38Dのy軸方向に振動する光線に対する屈折率
は、共にny2(ny1≠ny2)であり、したがって、y軸
方向での隣接する層間の屈折率差Δny (=|ny1−n
y2|)は実質的にゼロでは無い。これらより、x軸方向
での隣接層間の屈折率差Δnx と、y軸方向での隣接す
る層間の屈折率差Δny とは実質的に異なるような状態
である。
C及び38Dのx軸方向に振動する光線に対する屈折率
は実質的にnx で同じであり、したがって、x軸方向で
の隣接する層間の屈折率差Δnx (=|nx −nx |)
は実質的にゼロである。そして、複屈折性層38A及び
複屈折性層38Cのy軸方向に振動する光線に対する屈
折率は、共にny1であり、複屈折性層38B及び複屈折
性層38Dのy軸方向に振動する光線に対する屈折率
は、共にny2(ny1≠ny2)であり、したがって、y軸
方向での隣接する層間の屈折率差Δny (=|ny1−n
y2|)は実質的にゼロでは無い。これらより、x軸方向
での隣接層間の屈折率差Δnx と、y軸方向での隣接す
る層間の屈折率差Δny とは実質的に異なるような状態
である。
【0085】このような、平面内で互いに直交する2方
向の光振動方向に於いて、一方の方向での隣接層間の屈
折率差と、他方の方向での隣接層間の屈折率差とが異な
る平面状多層構造体からなる偏光分離体を用いると、偏
光を分離できる。つまり、屈折率差の大きい方の方向
(例えばy軸方向)に振動する光の反射は屈折率差の小
さい方の方向(例えばx軸方向)に振動する光の反射よ
りも大きく、屈折率差の小さい方の方向(例えばx軸方
向)に振動する光の透過は屈折率差の大きい方の方向
(例えばy軸方向)に振動する光の透過よりも大きい。
向の光振動方向に於いて、一方の方向での隣接層間の屈
折率差と、他方の方向での隣接層間の屈折率差とが異な
る平面状多層構造体からなる偏光分離体を用いると、偏
光を分離できる。つまり、屈折率差の大きい方の方向
(例えばy軸方向)に振動する光の反射は屈折率差の小
さい方の方向(例えばx軸方向)に振動する光の反射よ
りも大きく、屈折率差の小さい方の方向(例えばx軸方
向)に振動する光の透過は屈折率差の大きい方の方向
(例えばy軸方向)に振動する光の透過よりも大きい。
【0086】そして、より好ましい態様は、小さい方の
屈折率差が実質的にゼロの場合である。そうすれば、小
さい方の屈折率差を与える方向に振動する光は反射せず
透過する。つまり、平面内で互いに直交する2方向の光
振動方向に於いて、一方の方向(例えばx軸方向)では
隣接層間の屈折率が実質的に同じであり、もう一方の方
向(例えばy軸方向)では隣接層間の屈折率差が異なる
平面状多層構造からなる偏光分離体を用いる。このよう
な偏光分離体を用いると、より好ましい状態で偏光を分
離(例えば、x軸方向に振動する光を透過し、y軸方向
に振動する光を反射)することが出来る。もちろん、こ
の場合でも、大きい方の屈折率差の値が大きい方が偏光
分離性能が高い。
屈折率差が実質的にゼロの場合である。そうすれば、小
さい方の屈折率差を与える方向に振動する光は反射せず
透過する。つまり、平面内で互いに直交する2方向の光
振動方向に於いて、一方の方向(例えばx軸方向)では
隣接層間の屈折率が実質的に同じであり、もう一方の方
向(例えばy軸方向)では隣接層間の屈折率差が異なる
平面状多層構造からなる偏光分離体を用いる。このよう
な偏光分離体を用いると、より好ましい状態で偏光を分
離(例えば、x軸方向に振動する光を透過し、y軸方向
に振動する光を反射)することが出来る。もちろん、こ
の場合でも、大きい方の屈折率差の値が大きい方が偏光
分離性能が高い。
【0087】その理由は、上記の例で説明すると、x軸
方向に振動する光にとって、平面状多層構造体内の屈折
率は実質的に均一なので、平面状多層構造体の入射角及
び出射角の2か所で僅かな表面反射が起こるだけであ
る。しかし、y軸方向に振動する光にとっては、平面状
多層構造体内の屈折率は隣接するそれぞれの層間で異な
っているので、平面状層構造体の入射面及び出射面、並
びに平面状多層構造体内のそれぞれの層間で表面(界
面)反射が起こる。従って、偏光分離体の層数が多けれ
ば多いほど表面(界面)反射が起こり、y軸方向に振動
する光を反射するのである。
方向に振動する光にとって、平面状多層構造体内の屈折
率は実質的に均一なので、平面状多層構造体の入射角及
び出射角の2か所で僅かな表面反射が起こるだけであ
る。しかし、y軸方向に振動する光にとっては、平面状
多層構造体内の屈折率は隣接するそれぞれの層間で異な
っているので、平面状層構造体の入射面及び出射面、並
びに平面状多層構造体内のそれぞれの層間で表面(界
面)反射が起こる。従って、偏光分離体の層数が多けれ
ば多いほど表面(界面)反射が起こり、y軸方向に振動
する光を反射するのである。
【0088】なお、上記図8及び図9における偏光分離
シートは4層構造とされているが、本発明はこれに限定
されるものでなく、少なくとも3層、理想的には5層以
上がよい。又、偏光分離シートを構成する複屈折性層の
積層数が多いほど、前述の表面反射が生じ、確実に他方
向に振動する光を反射することができる。実際は、10
0層程度まで積層することがある。
シートは4層構造とされているが、本発明はこれに限定
されるものでなく、少なくとも3層、理想的には5層以
上がよい。又、偏光分離シートを構成する複屈折性層の
積層数が多いほど、前述の表面反射が生じ、確実に他方
向に振動する光を反射することができる。実際は、10
0層程度まで積層することがある。
【0089】又、偏光分離シート38における偏光分離
作用が最大となる光線の入射角は、該偏光分離シート3
8の表面に立てた法線方向である。
作用が最大となる光線の入射角は、該偏光分離シート3
8の表面に立てた法線方向である。
【0090】なお、偏光分離の状態を測定する方法とし
ては、互いに光の振動方向が直交するような直線偏光を
用いることが出来る。
ては、互いに光の振動方向が直交するような直線偏光を
用いることが出来る。
【0091】この実施の形態の例においても、導光体1
4からの拡散光の最大強度方向を、光拡散シート16に
よって、出光面に立てた法線方向により近くシフトする
ので、該拡散光の最大強度方向を、偏光分離シート38
の偏光分離作用が最大となる光線入射角に近くすること
ができ、光拡散シート16による、偏光を無偏光な状態
へ変換する作用と相まって、薄型で部品点数が少なく、
量産が容易且つ高効率な偏光バックライトを得ることが
できる。
4からの拡散光の最大強度方向を、光拡散シート16に
よって、出光面に立てた法線方向により近くシフトする
ので、該拡散光の最大強度方向を、偏光分離シート38
の偏光分離作用が最大となる光線入射角に近くすること
ができ、光拡散シート16による、偏光を無偏光な状態
へ変換する作用と相まって、薄型で部品点数が少なく、
量産が容易且つ高効率な偏光バックライトを得ることが
できる。
【0092】次に、図10を参照して本発明の液晶表示
装置の実施の形態の例について説明する。
装置の実施の形態の例について説明する。
【0093】この液晶表示装置40は、上記導光体1
4、24、26、28、30、光拡散シート16、3
2、34、偏光分離シート18、36、38、光反射シ
ート20を適宜組合せて構成したバックライト装置42
を、このバックライト装置42によって背面が照射され
る液晶パネル44とから構成したものであり、該液晶パ
ネル44における表側及び裏側における偏光板45A、
45Bのうち、裏側(バックライト側)の偏光板45B
の偏光透過軸とバックライト装置42から出光する偏光
軸をほぼ一致させて、効率良く偏光光を透過させるよう
にしたものである。
4、24、26、28、30、光拡散シート16、3
2、34、偏光分離シート18、36、38、光反射シ
ート20を適宜組合せて構成したバックライト装置42
を、このバックライト装置42によって背面が照射され
る液晶パネル44とから構成したものであり、該液晶パ
ネル44における表側及び裏側における偏光板45A、
45Bのうち、裏側(バックライト側)の偏光板45B
の偏光透過軸とバックライト装置42から出光する偏光
軸をほぼ一致させて、効率良く偏光光を透過させるよう
にしたものである。
【0094】
【実施例】本発明の第1実施例は、図3に示される偏光
分離シート18を用いたバックライト装置10である。
分離シート18を用いたバックライト装置10である。
【0095】このバックライト装置10における導光体
14は、その裏面にドット状の光拡散層14Dを印刷形
成したものであり、偏光分離シート18は、入射面側か
ら順にPC層とPMMA層とが交互に隣接して、合計1
00層(図3においては3層となっているが、実施例で
は100層)積層した構成とされ、光拡散シート32
は、図5に示されるように、厚さ125μmのPETの
出光面側に平均粒径10μmのアクリルビーズ33をコ
ーティングすることによって、出光面を入光面よりも粗
面にしたものである。
14は、その裏面にドット状の光拡散層14Dを印刷形
成したものであり、偏光分離シート18は、入射面側か
ら順にPC層とPMMA層とが交互に隣接して、合計1
00層(図3においては3層となっているが、実施例で
は100層)積層した構成とされ、光拡散シート32
は、図5に示されるように、厚さ125μmのPETの
出光面側に平均粒径10μmのアクリルビーズ33をコ
ーティングすることによって、出光面を入光面よりも粗
面にしたものである。
【0096】又、光反射シート20は、発光した白色P
ETシートから構成している。更に、導光体14からの
拡散光の最大強度方向は、光拡散シート32によって、
偏光分離シート18のブリュースター角にほぼ一致する
ようにした。
ETシートから構成している。更に、導光体14からの
拡散光の最大強度方向は、光拡散シート32によって、
偏光分離シート18のブリュースター角にほぼ一致する
ようにした。
【0097】更に、液晶パネル(図示省略)の導光体1
4側の偏光板の偏光光の透過方向軸と、偏光分離シート
18から出射する光線の偏光軸を一致させて、効率良く
偏光光が透過するように配置した。
4側の偏光板の偏光光の透過方向軸と、偏光分離シート
18から出射する光線の偏光軸を一致させて、効率良く
偏光光が透過するように配置した。
【0098】上記液晶パネルを透過モードにして、その
表面側の偏光板から出射される光線の最大輝度を測定し
たところ、偏光分離シート18及び光拡散シート32が
設けられていないバックライトを使用した場合と比較し
て、最大輝度は30%向上した。
表面側の偏光板から出射される光線の最大輝度を測定し
たところ、偏光分離シート18及び光拡散シート32が
設けられていないバックライトを使用した場合と比較し
て、最大輝度は30%向上した。
【0099】又、上記アクリルビーズ33をコーティン
グした光拡散シート32による拡散光のシフト効果は、
図11に示されるようになった。
グした光拡散シート32による拡散光のシフト効果は、
図11に示されるようになった。
【0100】ここで、前記光拡散シート32の出光面
(アクリルビーズ33のコーティング面)及び入光面の
ヘーズ値HAZE、全光線透過率Tt及び拡散光線透過
率Tdは、表1のようにされている。
(アクリルビーズ33のコーティング面)及び入光面の
ヘーズ値HAZE、全光線透過率Tt及び拡散光線透過
率Tdは、表1のようにされている。
【0101】
【表1】
【0102】図11から、最大輝度の方向が出光面に立
てた法線に対して約45°であることが分かる。
てた法線に対して約45°であることが分かる。
【0103】これに対して、光拡散シートを用いない導
光体のみの場合は、図12に示されるように、最大輝度
の方向が、出光面の法線に対して約80°であり、更
に、上記光拡散シート32の表裏を逆転、即ちアクリル
ビーズ33をコーティングした側を受光面とした場合、
出光面での最大輝度の方向は、図13に示されるよう
に、出光面の法線に対して約60°となっている。
光体のみの場合は、図12に示されるように、最大輝度
の方向が、出光面の法線に対して約80°であり、更
に、上記光拡散シート32の表裏を逆転、即ちアクリル
ビーズ33をコーティングした側を受光面とした場合、
出光面での最大輝度の方向は、図13に示されるよう
に、出光面の法線に対して約60°となっている。
【0104】即ち、光拡散シート32を用いることによ
って、拡散光の最大強度方向を出光面の法線方向に大き
くシフトできていることが分かる。
って、拡散光の最大強度方向を出光面の法線方向に大き
くシフトできていることが分かる。
【0105】比較のために、異なる形態の光拡散シート
を用いて、前記と同様に出光面での配向特性を測定した
ところ、図14〜図17のようになった。
を用いて、前記と同様に出光面での配向特性を測定した
ところ、図14〜図17のようになった。
【0106】図14は、同図に示されるように、両面に
アクリルビーズ33Aをコーティングし、且つ表2に示
されるような仕様で形成された光拡散シート5Aを用い
た場合である。
アクリルビーズ33Aをコーティングし、且つ表2に示
されるような仕様で形成された光拡散シート5Aを用い
た場合である。
【0107】
【表2】
【0108】この場合、光拡散シート5Aの出光面にお
ける拡散光の最大強度方向は、出光面の法線に対して約
45°とはなっているが、拡散光が均一に分散し、指向
性が低下し、且つ最大輝度も低下している。図15は、
図14の光拡散シート5Aを表裏逆転して用いた場合の
ものである。
ける拡散光の最大強度方向は、出光面の法線に対して約
45°とはなっているが、拡散光が均一に分散し、指向
性が低下し、且つ最大輝度も低下している。図15は、
図14の光拡散シート5Aを表裏逆転して用いた場合の
ものである。
【0109】又、図16は、一方の面に凹凸を形成し、
且つ該凹凸面33B、及び、これと反対側の面33Cに
おけるヘーズ値が、表3に示されるように同一となるよ
うにした光拡散シート5Bを、その凹凸面33Bが出光
面となるようにした場合の測定値である。
且つ該凹凸面33B、及び、これと反対側の面33Cに
おけるヘーズ値が、表3に示されるように同一となるよ
うにした光拡散シート5Bを、その凹凸面33Bが出光
面となるようにした場合の測定値である。
【0110】
【表3】
【0111】又、図17は、図16で用いた光拡散シー
ト5Bを表裏逆転して用いた場合のものである。いずれ
の場合も、出光面における拡散光の最大強度方向と出光
面の法線との角度が60°〜65°と大きくなってい
る。
ト5Bを表裏逆転して用いた場合のものである。いずれ
の場合も、出光面における拡散光の最大強度方向と出光
面の法線との角度が60°〜65°と大きくなってい
る。
【0112】次に本発明の第2実施例について説明す
る。
る。
【0113】この第2実施例は、前記第1実施例と比較
して、偏光分離シートを、図7に示されるような、コレ
ステリック液晶層36B及び1/4波長位相差層36C
を含む偏光分離シート36を用い、且つ、図6に示され
るように、光拡散シート34を空気層を介して2枚重ね
た点において相違し、他の構成は第1実施例と同一であ
る。
して、偏光分離シートを、図7に示されるような、コレ
ステリック液晶層36B及び1/4波長位相差層36C
を含む偏光分離シート36を用い、且つ、図6に示され
るように、光拡散シート34を空気層を介して2枚重ね
た点において相違し、他の構成は第1実施例と同一であ
る。
【0114】ここで、2枚重の光拡散シート34は、入
光した拡散光を、出光面においては、その最大強度方向
が偏光分離シート36の法線方向にほぼ一致するように
設定した。
光した拡散光を、出光面においては、その最大強度方向
が偏光分離シート36の法線方向にほぼ一致するように
設定した。
【0115】又、液晶パネル(図示省略)の導光体側の
偏光板の偏光光の透過方向軸と偏光分離シート36から
出射する光線の偏光軸を一致させて、偏光光が効率良く
透過するような配置とした。
偏光板の偏光光の透過方向軸と偏光分離シート36から
出射する光線の偏光軸を一致させて、偏光光が効率良く
透過するような配置とした。
【0116】このような構成において、液晶パネルを透
過モードにして、その表面側の偏光板から出射される光
線の最大輝度を測定したところ、光拡散シート及び偏光
分離シートを用いないバックライトを使用した場合に比
較して、輝度が60%向上した。
過モードにして、その表面側の偏光板から出射される光
線の最大輝度を測定したところ、光拡散シート及び偏光
分離シートを用いないバックライトを使用した場合に比
較して、輝度が60%向上した。
【0117】次に本発明の第3実施例について説明す
る。
る。
【0118】この第3実施例は、前記第2実施例におけ
る偏光分離シート36に代えて、図8又は図9に示され
る偏光分離シート38を用いたものである。他の構成は
第2実施例と同一である。
る偏光分離シート36に代えて、図8又は図9に示され
る偏光分離シート38を用いたものである。他の構成は
第2実施例と同一である。
【0119】なお、偏光分離シートは、図8及び図9に
おいては4層となっているが、この第3実施例では10
0層積層して構成している。
おいては4層となっているが、この第3実施例では10
0層積層して構成している。
【0120】このようなバックライト装置を、液晶パネ
ル(図示省略)を透過モードにして、その表面側の偏光
板から出射される光線の最大輝度を測定したところ、光
拡散シート及び偏光分離シートを設けないバックライト
を用いた場合と比較して、輝度が50%向上した。
ル(図示省略)を透過モードにして、その表面側の偏光
板から出射される光線の最大輝度を測定したところ、光
拡散シート及び偏光分離シートを設けないバックライト
を用いた場合と比較して、輝度が50%向上した。
【0121】
【発明の効果】本発明は上記のように構成したので、導
光体からの拡散光の最大強度方向を、光拡散シートによ
って、その出光面に立てた法線方向により近くシフトし
て、偏光分離シートの偏光分離作用が最大となる光線入
射角に近くすることができ、これによって、薄型で、部
品点数が少なく、低コストで量産可能、且つ高効率な偏
光バックライト装置を得ることができるという優れた効
果を有する。
光体からの拡散光の最大強度方向を、光拡散シートによ
って、その出光面に立てた法線方向により近くシフトし
て、偏光分離シートの偏光分離作用が最大となる光線入
射角に近くすることができ、これによって、薄型で、部
品点数が少なく、低コストで量産可能、且つ高効率な偏
光バックライト装置を得ることができるという優れた効
果を有する。
【0122】又、このようなバックライト装置を液晶パ
ネルの背面光源として用いることにより、液晶パネルに
おけるバックライト側の偏光板の偏光透過率とバックラ
イト装置から出光する偏光軸をほぼ一致させて、効率良
く偏光光を透過させ、液晶パネル表面における輝度を向
上させることができるという優れた効果を有する。
ネルの背面光源として用いることにより、液晶パネルに
おけるバックライト側の偏光板の偏光透過率とバックラ
イト装置から出光する偏光軸をほぼ一致させて、効率良
く偏光光を透過させ、液晶パネル表面における輝度を向
上させることができるという優れた効果を有する。
【図1】本発明の実施の形態の例に係るバックライト装
置を示す略示断面図
置を示す略示断面図
【図2】同バックライト装置における光拡散シートを拡
大して示す断面図
大して示す断面図
【図3】同バックライト装置における偏光分離シートを
拡大して詳細に示す略示断面図
拡大して詳細に示す略示断面図
【図4】同バックライト装置における導光体の他の実施
の形態の例を示す略示断面図
の形態の例を示す略示断面図
【図5】同バックライト装置における光拡散シートの他
の実施の形態の例を示す断面図
の実施の形態の例を示す断面図
【図6】更に他の実施の形態の光拡散シートを用いたバ
ックライト装置を示す略示断面図
ックライト装置を示す略示断面図
【図7】本発明の他の実施の形態の例に係るバックライ
ト装置を示す略示断面図
ト装置を示す略示断面図
【図8】本発明の更に他の実施の形態の例に係るバック
ライト装置を示す略示断面図
ライト装置を示す略示断面図
【図9】図8のバックライト装置における偏光分離シー
トを拡大して示す斜視図
トを拡大して示す斜視図
【図10】本発明に係る液晶表示装置の実施の形態の例
を示す略示断面図
を示す略示断面図
【図11】本発明の第1実施例に用いた光拡散シートの
出光面における配光特性を示す線図
出光面における配光特性を示す線図
【図12】光拡散シートを用いない導光体のみの出光面
における配光特性を示す線図
における配光特性を示す線図
【図13】図11の光拡散シートを表裏逆転して用いた
場合の出光面側の配光特性を示す線図
場合の出光面側の配光特性を示す線図
【図14】本発明と比較のために、表裏同一形状とした
光拡散シートを用いて測定した出光面における配光特性
を示す線図
光拡散シートを用いて測定した出光面における配光特性
を示す線図
【図15】図14の光拡散シートを表裏逆転した用いた
場合の配光特性を示す線図
場合の配光特性を示す線図
【図16】一方を凹凸面、他方を平滑面とし、且つ両面
のヘーズ値を同一とした光拡散シートを、凹凸面が出光
側となるようにして測定した場合の配光特性を示す線図
のヘーズ値を同一とした光拡散シートを、凹凸面が出光
側となるようにして測定した場合の配光特性を示す線図
【図17】図16の光拡散シートを表裏逆転した用いた
場合の配光特性を示す線図
場合の配光特性を示す線図
【図18】従来のバックライトを含む液晶表示装置を示
す略示断面図
す略示断面図
【図19】従来の他のバックライトを含む液晶表示装置
を示す略示断面図
を示す略示断面図
【図20】従来の更に他のバックライトを含む液晶表示
装置を示す略示断面図
装置を示す略示断面図
10…バックライト装置 12…光源 14、24、26、28、30…導光体 14A…一側端面 14B、24B…出光面 14C、26C…裏面 14D…光拡散層 16、32、34…光拡散シート 16A…出光面 18、36、38…偏光分離シート 18A〜18C…光透過性シート 20…光反射シート 22…光拡散層 38A〜38D…複屈折性層 40…液晶表示装置 42…バックライト装置 44…液晶パネル
Claims (6)
- 【請求項1】光源と、表面、裏面及び側端面を備えた略
板状体であって、一側端面から入射する前記光源からの
光を前記表面である出光面から拡散光として出射する導
光体と、この導光体の出光面から出射する拡散光を一方
の面で受光し、反対側の出光面から、拡散光の最大強度
方向を該出光面の法線方向にシフトさせて出光する、少
なくとも一枚の光拡散シートと、この光拡散シートの出
光面からの光を受光して、該光中の一方の偏光成分を透
過し、他方の偏光成分を反射する偏光分離シートと、前
記導光体の裏面に配置され、光を該導光体内に反射する
光反射シートと、を有してなるバックライト装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記偏光分離シート
を、厚さ方向に隣接する層が互いに屈折率の異なる3層
以上の積層体とし、入射するP偏光及びS偏光の一方を
透過、他方を反射して両者を分離するようにしたことを
特徴とするバックライト装置。 - 【請求項3】請求項1において、前記偏光分離シート
を、コレステリック液晶層からなる旋光選択層と、1/
4波長位相差層とを含んで構成し、前記コレステリック
液晶層が、入射する光のうちの一方向の旋光成分と、こ
れと逆回りの旋光成分とを分離するようにしたことを特
徴とするバックライト装置。 - 【請求項4】請求項1において、前記偏光分離シート
を、各層が複屈折性を有する3層以上の平面状多層構造
とし、平面内で互いに垂直な振動方向を持つ2つの光の
うちの一方に対する厚さ方向に隣接する層間における屈
折率の差と、他方に対する厚さ方向に隣接する層間にお
ける屈折率との差とが異なることを特徴とするバックラ
イト装置。 - 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかにおいて、前記
光拡散シートを、入光面よりも出光面が粗面とされた透
光性材料から構成したことを特徴とするバックライト装
置。 - 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかのバックライト
装置と、このバックライト装置における前記偏光分離シ
ートの出光面側に配置した液晶パネルと、を有してなる
液晶表示装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10223924A JPH11149074A (ja) | 1997-08-27 | 1998-08-07 | バックライト装置及び液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-230584 | 1997-08-27 | ||
| JP23058497 | 1997-08-27 | ||
| JP10223924A JPH11149074A (ja) | 1997-08-27 | 1998-08-07 | バックライト装置及び液晶表示装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11149074A true JPH11149074A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=26525762
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10223924A Pending JPH11149074A (ja) | 1997-08-27 | 1998-08-07 | バックライト装置及び液晶表示装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11149074A (ja) |
Cited By (6)
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| KR100397722B1 (ko) * | 1999-06-30 | 2003-09-13 | 산요덴키가부시키가이샤 | 면 광원 장치 및 표시 장치 |
| JP2005084477A (ja) * | 2003-09-10 | 2005-03-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 導光板およびそれを用いたプラズマディスプレイ装置 |
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| JP2015180964A (ja) * | 2015-06-17 | 2015-10-15 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 照明装置 |
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1998
- 1998-08-07 JP JP10223924A patent/JPH11149074A/ja active Pending
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