JPH11149885A - カラー陰極線管用電子銃 - Google Patents

カラー陰極線管用電子銃

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JPH11149885A
JPH11149885A JP31394097A JP31394097A JPH11149885A JP H11149885 A JPH11149885 A JP H11149885A JP 31394097 A JP31394097 A JP 31394097A JP 31394097 A JP31394097 A JP 31394097A JP H11149885 A JPH11149885 A JP H11149885A
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electrode
focus
voltage
electron beam
electron
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JP31394097A
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English (en)
Inventor
Norifumi Kikuchi
徳文 菊地
Makoto Natori
誠 名取
Yasunobu Amano
靖信 天野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蛍光面の左右端部における3本の電子ビーム
のビームスポット形状をできるだけ均一化することがで
きるインライン3ビーム方式のカラー陰極線管用電子銃
を提供する。 【解決手段】 2分割以上に分割されたフォーカス電極
51(51A,51B,51Cを有し、この分割された
フォーカス電極51において、3本の電子ビームのうち
外側の電子ビームR,Bが通過する孔の大きさが、相対
向する分割されたフォーカス電極で一方が大口径、他方
が小口径とされ、同一の分割されたフォーカス電極内に
おいては、一方の外側の電子ビームが通過する孔が大口
径、他方の外側の電子ビームが通過する孔が小口径とさ
れているカラー陰極線管用電子銃10を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばカラー受像
管やカラーディスプレイ装置等を構成するカラー陰極線
管に用いられる、インライン3ビーム方式のカラー陰極
線管用電子銃に係わる。
【0002】
【従来の技術】現在、カラー陰極線管に対する解像度の
要求がますます高まってきていて、特に画面周辺での電
子ビームのスポット形状に関する問題が注目されてい
る。
【0003】一般にカラー陰極線管の解像度特性は、ス
クリーンとなる蛍光面上における電子ビームのスポット
の大きさ及び形状に大きく依存している。即ち、この電
子ビームのスポット径が小さく、かつ真円に近くなけれ
ば、良好な解像度特性を得ることができない。
【0004】電子ビームの偏向角度が大きくなるに従
い、陰極線管用電子銃から蛍光面に至る電子ビームの軌
道は長くなる。このため、蛍光面の中央部で径が小さく
かつ真円の電子ビームスポットが得られるようにフォー
カス電圧を保つと、蛍光面の周辺部ではオーバーフォー
カス状態となる。その結果、蛍光面の周辺部において
は、径が小さくかつ真円の電子ビームスポットは得られ
ず、良好な解像度が得られなくなる。
【0005】そこで、近年、電子ビームの偏向角度が大
きくなるに従って、蛍光面の周辺部に衝突する電子ビー
ムに対して、フォーカス電圧を高くして主レンズ作用を
弱める、ダイナミックフォーカス方式の陰極線管用電子
銃が提案されている。しかしながら、このダイナミック
フォーカス方式は、そのままでは、インライン3ビーム
方式の陰極線管用電子銃には余り適していない。即ち、
3つのカソードが水平一直線上に配置されたインライン
3ビーム方式の従来の陰極線管用電子銃において、偏向
ヨークの偏向磁界を等しい磁界とした場合には、蛍光面
の上下左右の周辺部においては、縦弓形のコンバージェ
ンスエラー(オーバーコンバージェンス)が生じる。
【0006】従って、従来は、偏向ヨークによる水平偏
向磁界分布をピンクッション状とし、垂直偏向磁界分布
をバレル状として、ダイナミックコンバージェンスを行
っている。
【0007】しかしながら、このような構成の偏向ヨー
クを用いた場合、偏向ヨークを通過し、そして蛍光面の
周辺部に向かって偏向された電子ビームは、その垂直方
向(縦方向)に集束作用(凸レンズ効果)を受け、その
水平方向(横方向)に発散作用(凹レンズ効果)を受け
る。その結果、蛍光面の周辺部における電子ビームスポ
ットは真円にならず、横長の形状となる。従って、蛍光
面の左右の周辺部では、電子ビームスポットが歪んだ
り、フォーカス特性が劣化するという問題がある。
【0008】このような問題を解決するために、いわゆ
る静電四重極レンズ(以下、単に四重極レンズと呼ぶ)
を組み込んだ陰極線管用電子銃が、例えば、特開昭61
−99249号、特開昭62−237642号、あるい
は特開平3−93135号等により提案されている。
【0009】図18に、一般に広く用いられている四重
極レンズを内蔵したカラー陰極線管用電子銃の概略構成
図を示す。この電子銃70は、平行にインライン配列さ
れた3本の陰極KR ,KG ,KBを有し、この陰極K
(KR ,KG ,KB )から陽極側へ向かって、第1電極
11、第2電極12、第3電極13、第4電極14、第
5電極、第6電極16、シールドカップ17が順次同軸
に配置されて成る。そして、第5電極は、第5−1電極
51と第5−2電極52の2つに分割されている。ま
た、第2電極12と第4電極14は電気的に接続されて
いる。
【0010】このカラー陰極線管用電子銃70において
は、第3電極13及び第5−1電極51には、ステム部
を介して、一定の第1のフォーカス電圧Ef1が印加さ
れる。一方、第5−2電極52には、第1のフォーカス
電圧Ef1に水平偏向に同期した放物線波形の波形電圧
が重畳された第2のフォーカス電圧Ef2が印加され
る。これにより、第5−1電極51と第5−2電極52
との間に四重極レンズ(図示せず)が形成され、しかも
この四重極レンズが第5−2電極52と第6電極16と
の間に形成されるフォーカスレンズ(図示せず)に強度
変化を生じさせる。その結果、蛍光面の左右方向の周辺
部における電子ビームの形状を良好なものとすることが
できる。
【0011】上述のように四重極レンズを設けることに
よって、蛍光面の水平方向端部に電子ビームが近づくに
つれて、電子ビームは、その垂直方向(縦方向)に発散
作用(凹レンズ効果)を受け、一方、水平方向(横方
向)に集束作用(凸レンズ効果)を受ける。その結果、
蛍光面の周辺部における電子ビームスポットが真円に近
づき、その効果として良好な解像度が得られる。
【0012】このように四重極レンズを設けることによ
る効果は大きいものである。この4重極レンズとダイナ
ミックフォーカス電圧を同時に作動させる方法は、ディ
スプレイ、大型TV用、及び高品位TV用カラー陰極線
管用電子銃に広く用いられている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の公知
の先行技術においては、3本の電子ビームR,G,Bに
対して同量の四重極効果及び収束が与えられる。従っ
て、図19に陰極線管の模式図を示すように、電子銃1
から射出され、蛍光面4の画面右側及び画面左側の周辺
部に衝突する3本の電子ビームR,G,Bは、偏向ヨー
ク2の磁界中で受ける集束作用及び発散作用の度合いに
相違が生じる。従って、蛍光面4の左右の周辺部での電
子ビームスポットの歪みの状態が、3本の電子ビーム
R,G,Bで異なってしまう。尚、図中3はガラスバル
ブを示す。また、「画面右側」、「画面左側」とは、カ
ラー陰極線管の蛍光面4を外部から観察したときの右
側、左側をそれぞれ意味する。
【0014】通常、3本の電子ビームR,G,Bのう
ち、中央の電子ビームGのスポットの形状が最適となる
ように、フォーカス電圧等の設定を行っている。この場
合、蛍光面4の右側に3本の電子ビームR,G,Bが衝
突するとき、電子ビームRは、電子ビームG及び電子ビ
ームBよりも、偏向ヨーク2によって形成される偏向磁
界の影響を強く受ける。その結果、蛍光面4における電
子ビームRのビームスポットの歪みは、他の電子ビーム
G,Bよりも大きくなる。一方、蛍光面4の左側に3本
の電子ビームR,G,Bが衝突するとき、電子ビームB
は、電子ビームG及び電子ビームRよりも、偏向ヨーク
2によって形成される偏向磁界の影響を強く受ける。そ
の結果、蛍光面4における電子ビームBのビームスポッ
トの歪みは、他の電子ビームR,Gよりも大きくなる。
【0015】即ち、各電子ビームに対応する3つのスポ
ットの最も内側に位置するスポット、即ち画面右側にお
いては電子ビームRのスポット、画面左側においては電
子ビームBのスポットが特に形状の劣化が大きい。
【0016】従って、近年の高解像度を有する大型のカ
ラーディスプレーモニターにおいては、このような現象
に起因して、蛍光面4の右側において赤色の文字が不鮮
明となり、蛍光面4の左側において青色の文字が不鮮明
となる場合が生じている。
【0017】そこで、このような問題を解決する一手段
として、赤色蛍光体に照射される(赤色の)電子ビーム
Rと青色蛍光体に照射される(青色の)電子ビームBに
対して、それぞれ強度の異なる四重極レンズ効果を与え
る電子銃を先に提案した。
【0018】しかしながら、上述の電子銃では、赤色の
電子ビームRと青色の電子ビームBに強度の異なる四重
極レンズ効果を与えることはできても、強度の異なる収
束効果を与えることはできない。従って、3本の電子ビ
ームR,G,Bの間でのフォーカス電圧の差分を完全に
補正することはできない。
【0019】上述の問題の解決のために、本発明におい
ては、蛍光面の左右端部における3本の電子ビームのビ
ームスポット形状をできるだけ均一化することができる
インライン3ビーム方式のカラー陰極線管用電子銃を提
供するものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のカラー陰
極線管用電子銃は、2分割以上に分割されたフォーカス
電極を有し、この分割されたフォーカス電極において、
3本の電子ビームのうち外側の電子ビームが通過する孔
の大きさが、相対向する分割されたフォーカス電極で一
方が大口径、他方が小口径とされ、同一の分割されたフ
ォーカス電極内においては、一方の外側の電子ビームが
通過する孔が大口径、他方の外側の電子ビームが通過す
る孔が小口径とされているものである。
【0021】本発明の第2のカラー陰極線管用電子銃
は、2分割以上に分割されたフォーカス電極を有し、こ
の分割されたフォーカス電極において、3本の電子ビー
ムのうち外側の電子ビームが通過する孔の周囲の電極の
厚さが、相対向する分割されたフォーカス電極で一方が
厚く、他方が薄く形成され、同一の分割されたフォーカ
ス電極内においては、一方の外側の電子ビームが通過す
る孔の周囲が厚く、他方の外側の電子ビームが通過する
孔の周囲が薄く形成されているものである。
【0022】上述の本発明の第1の構成によれば、3本
の電子ビームのうち外側の電子ビームが通過する孔の大
きさが、相対向する分割されたフォーカス電極で一方が
大口径、他方が小口径とされ、同一の分割されたフォー
カス電極内においては、一方の外側の電子ビームが通過
する孔が大口径、他方の外側の電子ビームが通過する孔
が小口径とされていることにより、外側の2本の電子ビ
ームにそれぞれ強度の異なるレンズ効果を与えることが
できる。
【0023】上述の本発明の第2の構成によれば、3本
の電子ビームのうち外側の電子ビームが通過する孔の周
囲の電極の厚さが、相対向する分割されたフォーカス電
極で一方が厚く、他方が薄く形成され、同一の分割され
たフォーカス電極内においては、一方の外側の電子ビー
ムが通過する孔の周囲が厚く、他方の外側の電子ビーム
が通過する孔の周囲が薄く形成されていることにより、
外側の2本の電子ビームにそれぞれ強度の異なるレンズ
効果を与えることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明は、2分割以上に分割され
たフォーカス電極を有し、分割されたフォーカス電極に
おいて、3本の電子ビームのうち外側の電子ビームが通
過する孔の大きさが、相対向する分割されたフォーカス
電極で一方が大口径、他方が小口径とされ、同一の分割
されたフォーカス電極内においては、一方の外側の電子
ビームが通過する孔が大口径、他方の外側の電子ビーム
が通過する孔が小口径とされているカラー陰極線管用電
子銃である。
【0025】また本発明は、上記カラー陰極線管用電子
銃において、第1のフォーカス電圧として固定フォーカ
ス電圧が印加され、第2のフォーカス電圧として固定フ
ォーカス電圧に水平偏向に同期した放物線形状の波形電
圧を重畳した電圧が印加され、第3のフォーカス電圧と
して固定フォーカス電圧に水平偏向に同期した鋸波に類
似した波形電圧を重畳した電圧が印加される構成とす
る。
【0026】また本発明は、上記カラー陰極線管用電子
銃において、分割されたフォーカス電極において、相対
向する電極の一方に第1のフォーカス電圧、他方に第3
のフォーカス電圧が印加される構成とする。
【0027】また本発明は、上記カラー陰極線管用電子
銃において、第1のフォーカス電圧が、陽極電圧を分割
する抵抗体を通じて供給され、第2及び第3のフォーカ
ス電圧がステム部から直接供給される構成とする。
【0028】本発明は、2分割以上に分割されたフォー
カス電極を有し、分割されたフォーカス電極において、
3本の電子ビームのうち外側の電子ビームが通過する孔
の周囲の電極の厚さが、相対向する分割されたフォーカ
ス電極で一方が厚く、他方が薄く形成され、同一の上記
分割されたフォーカス電極内においては、一方の外側の
電子ビームが通過する孔の周囲が厚く、他方の外側の電
子ビームが通過する孔の周囲が薄く形成されているカラ
ー陰極線管用電子銃である。
【0029】また本発明は、上記カラー陰極線管用電子
銃において、第1のフォーカス電圧として固定フォーカ
ス電圧が印加され、第2のフォーカス電圧として固定フ
ォーカス電圧に水平偏向に同期した放物線形状の波形電
圧を重畳した電圧が印加され、第3のフォーカス電圧と
して固定フォーカス電圧に水平偏向に同期した鋸波に類
似した波形電圧を重畳した電圧が印加される構成とす
る。
【0030】また本発明は、上記カラー陰極線管用電子
銃において、分割されたフォーカス電極において、相対
向する電極の一方に第1のフォーカス電圧、他方に第3
のフォーカス電圧が印加される構成とする。
【0031】また本発明は、上記カラー陰極線管用電子
銃において、第1のフォーカス電圧が、陽極電圧を分割
する抵抗体を通じて供給され、第2及び第3のフォーカ
ス電圧がステム部から直接供給される構成とする。
【0032】以下、図面を参照して本発明のカラー陰極
線管用電子銃の実施の形態を説明する。
【0033】本実施の形態のカラー陰極線管用電子銃
は、3分割されたフォーカス電極を有し、その3分割さ
れたフォーカス電極において、3本の電子ビームのうち
外側の電子ビームが通過する孔の大きさが、相対向する
分割されたフォーカス電極で一方が大口径、他方が小口
径とされ、同一の分割されたフォーカス電極内において
は、一方の外側の電子ビームが通過する孔が大口径、他
方の外側の電子ビームが通過する孔が小口径とされてい
る形状を有する場合を示す。
【0034】図1に本実施の形態のカラー陰極線管用電
子銃の電極配置を示す。この電子銃10は、平行にイン
ライン配列された3本の陰極KR ,KG ,KB を有し、
この陰極K(KR ,KG ,KB )から陽極側へ向かっ
て、第1電極11、第2電極12、第3電極13、第4
電極14、第5電極、第6電極16、シールドカップ1
7が順次同軸に配置されて成る。第2電極12と第4電
極とは電気的に接続されて導通がなされている。
【0035】そして、フォーカス電極に相当する第5電
極は、第5−1電極51と第5−2電極52の2つに分
割されている。さらに、第5−1電極51は、第5−1
A電極51A、第5−1B電極51B及び第5−1C電
極51Cに3分割されている。従って、フォーカス電極
(第5電極)は4分割されており、第5−1A電極51
Aと第5−1B電極51B及び第5−1C電極51Cに
より第1の四重極レンズが形成され、また第5−1C電
極51Cと第5−2電極52により第2の四重極レンズ
が形成される。そして、第2の四重極レンズの四重極レ
ンズ作用を、第1の四重極レンズで制御している。
【0036】また、第1電極11には、例えば0V(も
しくは数十V)の電圧が印加され、第2電極12及び第
4電極14には、例えば200〜800Vの電圧が印加
され、第6電極16には、例えば22kV〜30kVの
アノード電圧が印加される。
【0037】そして、第3電極13及び3分割された第
5−1電極51の両外側の第5−1A電極51A及び第
5−1C電極51Cには、例えば5〜7kVの固定フォ
ーカス電圧(第1のフォーカス電圧)Ef1が印加され
る。第5−1B電極51Bには、固定フォーカス電圧E
f1の水平偏向に同期した鋸刃に類似した形状の波形電
圧(図2参照)と固定フォーカス電圧Ef1とが重畳さ
れた第3のフォーカス電圧Ef3が印加される。また、
第5−2電極52には、固定フォーカス電圧Ef1の水
平偏向に同期した放物線形状の波形電圧(図2参照)と
固定フォーカス電圧Ef1とが重畳された第2のフォー
カス電圧Ef2が印加される。これら3つのフォーカス
電圧Ef1,Ef2,Ef3は、通常電子銃10の先端
のステム部から供給される。
【0038】ここで、図示しないが、電子銃10の側部
に分割抵抗器を配して、この分割抵抗器によりアノード
電圧を分割して固定フォーカス電圧Ef1を供給し、残
りの2つのフォーカス電圧Ef2,Ef3をステム部か
ら供給する構成を採ることもできる。この場合には、ス
テム部を通じて外部から供給されるフォーカス電圧の数
を減らすことができる。
【0039】さらに、第5−1A電極51A、第5−1
B電極51B、第5−1C電極51Cには、それぞれ3
つの電子ビーム通過孔が設けられている。図3に、この
各第5−1電極51A,51B,51Cの電子ビーム通
過孔の形状の一例の模式図を示す。また、3分割された
第5−1電極51(51A,51B,51C)につい
て、水平面にて切断した断面図を図4Aに示し、3つの
電子ビームに対応する通過孔の配置状態を、図4Bに模
式的な斜視図で示す。尚、図3及び図4は、中央の電子
ビームGが通過する通過孔に筒状の遮蔽体26を設けた
場合を示している。
【0040】本実施の形態においては、特に両外側の電
子ビームの通過孔を大口径の円形形状又は小口径の円形
形状とした。そして、図3及び図4に示すように、各第
5−1電極51A,51B,51Cの相対向する面にお
いて、一端側に設けられた電子ビーム通過孔21A,2
1B,21C(本実施の形態では電子ビームRが通過す
る)は、他端側に設けられた電子ビーム通過孔23A,
23B,23C(本実施の形態では電子ビームBが通過
する)とは、電子ビーム通過孔の口径の大小が逆になっ
ている。さらに、各第5−1電極51A,51B,51
Cの両端側に設けられた電子ビーム通過孔は、相対向す
る第5−1電極の面に設けられた電子ビーム通過孔とは
電子ビーム通過孔の口径の大小が逆であり、一方が大口
径、他方が小口径となっている。
【0041】具体的には、第5−1A電極51Aの両端
側に設けられた電子ビーム通過孔21A,23Aは、対
向する第5−1B電極51Bの両側に設けられた電子ビ
ーム通過孔21B,23Bとは口径の大小が逆であり、
第5−1B電極部51Bの両端側に設けられた電子ビー
ム通過孔21B,23Bは、対向する第5−1C電極5
1Cの両端側に設けられた電子ビーム通過孔21C,2
3Cとは口径の大小が逆である構成とされる。
【0042】即ち、両外側の第5−1A電極51A及び
第5−1C電極51Cの一端側に設けられた電子ビーム
通過孔21A,21C(本実施の形態では電子ビームR
が通過する)は大口径の円形形状であり、中央に設けら
れた電子ビーム通過孔22A,22C(電子ビームGが
通過する)は中口径の円形形状であり、他端側に設けら
れた電子ビーム通過孔23A,23C(本実施の形態に
おいては電子ビームBが通過する)は小口径の円形形状
である。一方、中央の第5−1B電極51Bの一端側に
設けられた電子ビーム通過孔21B(本実施の形態では
電子ビームRが通過する)は小口径の円形形状であり、
中央に設けられた電子ビーム通過孔22B(本実施の形
態では電子ビームGが通過する)は中口径の円形形状で
あり、他端側に設けられた電子ビーム通過孔23B(本
実施の形態では電子ビームBが通過する)は大口径の円
形形状である。
【0043】図3及び図4の場合には、これによって、
画面右側で偏向磁界の比較的外側を通過する赤色の電子
ビームRが大口径、小口径、大口径の電子ビーム通過孔
を通過することにより、画面右側では分割した第5−1
電極51の四重極レンズに収束レンズ効果が生じ、従来
作用する収束レンズ効果が強まる。逆に、画面右側で偏
向磁界の比較的内側を通過する青色の電子ビームBが小
口径、大口径、小口径の電子ビーム通過孔を通過するこ
とにより、画面右側では分割した第5−1電極51の四
重極レンズに発散レンズ効果が生じ、従来作用する収束
レンズ効果が弱まる。
【0044】このとき、中央の緑色の電子ビームGは、
分割された第5−1電極51の中央の第5−1B電極5
1Bの電子ビーム通過孔22Bが第5−1C電極51C
から突出した遮蔽体26によりシールドされるので、第
5−1B電極51Bに印加される鋸歯類似形状の第3の
フォーカス電圧Ef3の影響は受けない。
【0045】また、この遮蔽体26を設けない場合で
も、次のようにすれば、中央の緑色の電子ビームGが第
3のフォーカス電圧Ef3の影響を受けないようにする
ことができる。(1)両側の電子ビーム通過孔の口径の
差を充分大きくとる、又は両側の電子ビームR,Bの径
を大きく設定することにより、波形電圧Ef3の振幅を
小さく抑え、画面の左右での緑色の電子ビームGのフォ
ーカス電圧に差が生じることを抑えることができる。
(2)中央の電子ビーム通過孔を大きくするか、中央の
電子ビームGの径を小さく設定することにより、緑色の
電子ビームGへの波形電圧Ef3の影響を小さくするこ
とができる。また、上述の(1)(2)の手段を同時に
採ることもできる。
【0046】上述のようにして、両外側の電子ビーム
R,Bが受ける、偏向磁界による電子ビームの収束作用
の差分をキャンセルして、3本の電子ビームR,G,B
が同じ良好な形状となる。尚、画面左側においては、上
述の画面右側における説明と逆の作用となる。
【0047】上述の例は、3分割されたフォーカス電極
(第5ー1電極51)により、両側の電子ビームR,B
の内の、一方が収束レンズ効果、もう一方が発散レンズ
効果を受ける場合である。
【0048】このような場合に限らず、両側の電子ビー
ムが共に収束レンズ効果を受ける場合や、共に発散レン
ズ効果を受ける場合であっても、両側の電子ビームR,
Bに影響するレンズ強度に差を設けることにより、同様
に本発明の効果を得ることができる。例えば、両側の電
子ビームR,Bが共に収束レンズ効果を受ける場合は、
両側の電子ビームR,Bの主レンズの強度を予め、中央
の電子ビームGの主レンズの強度よりも弱く設定してお
けばよい。共に発散レンズ効果を受ける場合は、その逆
にすればよい。
【0049】また、本発明の他の実施の形態として、先
に提案した赤色の電子ビームRと青色の電子ビームBに
強度の異なる四重極レンズ効果を与えるように構成した
カラー陰極線管用電子銃に適用することもできる。図5
にこの場合の各第5−1電極51A,51B,51Cの
電子ビーム通過孔の形状の一例の模式図を示す。図5に
おいては、両外側の電子ビーム通過孔は、いずれも縦長
又は横長の長方形形状で、その長辺と短辺の方向が逆に
なっている。そして、縦長の長方形の電子ビーム通過孔
と横長の電子ビーム通過孔はその大きさ及び面積が異な
り、縦長の長方形の電子ビーム通過孔の方が小さく面積
も小さくなっている。
【0050】これにより、先の実施の形態における大口
径の円形形状や小口径の円形形状の電子ビーム通過孔を
配置することによる効果とともに、電子ビーム通過孔が
非点形状である長方形形状であることから四重極レンズ
効果を与えることができる。
【0051】尚、上述の実施の形態では、第5−1電極
51を3分割したが、第18図の従来の電子銃70の構
成において、第3電極13、第5−1電極51、第5−
2電極52、第6電極16の少なくともいずれか1つの
電極を3分割して本発明を適用することができる。
【0052】ここで、第3のフォーカス電圧Ef3の他
の例を、図6A及び図6Bに示す。図6Aは、鋸歯に類
似した形状で直線変化する波形の場合である。図6B
は、水平偏向周期の1周期当たりに1回間欠的に発生す
る正弦波形状の波形を固定フォーカス電圧Ef1に重畳
させた電圧の場合である。
【0053】本来は図2に示した波形が望ましいが、図
6Aの波形でも充分に効果が得られ、またフォーカスの
劣化は画面最周辺部が特に厳しいので、その部分だけの
効果を考えた図6Bの波形も有効である。
【0054】また、図3の電極構成において、第5−1
B電極51Bの両側の電子ビーム通過孔21B及び23
Bの径を同一にしてもよい。図5の電極構成において
は、第5−1B電極51Bの両側の電子ビーム通過孔2
1B及び23Bの長方形の大きさを同一にしてもよい。
【0055】また、図7に電子銃の電極構成を示すよう
に、放物線形状の第2のフォーカス電圧Ef2が印加さ
れる電極が2つある構成の電子銃に本発明を適用するこ
ともできる。この電子銃20は、第4電極14が第4−
1電極41と第4−2電極42とに2分割されており、
第4−1電極41には固定フォーカス電圧Ef1が印加
され、第4−2電極42には水平偏向に同期した放物線
形状の波形電圧が固定フォーカス電圧Ef1に重畳され
た第2のフォーカス電圧Ef2が印加される。その他の
構成は図1に示した電子銃10と同様であるので重複説
明を省略する。
【0056】また、フォーカス電極を3分割でなく、2
分割とした場合でも、同様の効果を得ることができる。
図8にその場合の電子銃の一実施形態の電極構成を示
す。この電子銃30は、第6電極16が2分割されて、
第6−1電極61と第6−2電極62となっており、第
6−1電極61及びシールドカップ17が電気的に接続
されて導通がなされ、第6−2電極62に鋸歯類似の第
3のフォーカス電圧Ef3が印加される。その他の構成
は図18に示した電子銃70と同様であるので重複説明
を省略する。
【0057】このときの第6電極16(61,62)の
平面図を図9A及び図9Bに、水平面における断面図を
図9Cにそれぞれ示す。図9より、中央の電子ビームG
が通過する電子ビーム通過孔22D,22Eは同じ口径
となっており、両外側の電子ビームR,Bが通過する電
子ビーム通過孔が、それぞれ第6−1電極61と第6−
2電極62とでは、口径が異なり中央の電子ビームGが
通過する電子ビーム通過孔22D,22Eより大口径の
通過孔と小口径の通過孔とが対向するようになされる。
【0058】図9の場合は、赤色の電子ビームRについ
ては、第6−1電極61の電子ビーム通過孔21Dが大
口径、第6−2電極62の電子ビーム通過孔21Eが小
口径とされ、青色の電子ビームBについては、第6−1
電極61の電子ビーム通過孔23Dが小口径、第6−2
電極62の電子ビーム通過孔23Eが大口径とされてい
る。
【0059】このような形状に電極を構成することによ
り、図8の電極構成においても本発明の効果を得ること
ができる。
【0060】続いて、本発明によるカラー陰極線管の他
の実施の形態について説明する。本実施の形態は、両外
側の電子ビーム通過孔周辺の電極の板厚を変える場合で
ある。
【0061】本実施の形態において、電子銃の電極配置
は、図1に示した電子銃10の電極配置を用いる。ま
た、フォーカス電圧は、図2に示した波形の3つのフォ
ーカス電圧を印加する。
【0062】本実施の形態においても、3つのフォーカ
ス電圧Ef1,Ef2,Ef3を電子銃のステム部から
供給する構成、及び電子銃の側部に分割抵抗器を配し
て、この分割抵抗器によりアノード電圧を分割して固定
フォーカス電圧Ef1を供給し残りのフォーカス電圧E
f2,Ef3をステム部から供給する構成、のいずれの
構成も採ることができる。
【0063】図10に、本実施の形態における各フォー
カス電極部51A,51B,51Cの電子ビーム通過孔
の形状の一例の模式図を示す。また、3分割された第5
−1電極51(51A,51B,51C)について、水
平面にて切断した断面図を図11Aに示し、3つの電子
ビームに対応する通過孔の配置状態を、図11Bに模式
的な斜視図で示す。尚、図10及び図11は、中央の電
子ビームGが通過する通過孔に筒状の遮蔽体26を設け
た場合を示している。
【0064】各電子ビーム通過孔の形状は、図10に示
すように、同一径の円形形状となっている。そして、図
11に示すように、各第5−1電極51A,51B,5
1Cの相対向する面において、一端側に設けられた電子
ビーム通過孔21A,21B,21C(本実施の形態で
は電子ビームRが通過する)は、他端側に設けられた電
子ビーム通過孔23A,23B,23C(本実施の形態
では電子ビームBが通過する)とは電子ビーム通過孔の
周辺の電極の板厚が異なる。さらに、各第5−1電極5
1A,51B,51Cの両端側に設けられた電子ビーム
通過孔の周辺は、相対向する第5−1電極の面に設けら
れた電子ビーム通過孔の周辺とは異なる板厚を有してい
る。
【0065】具体的には、第5−1A電極51Aの両端
側に設けられた電子ビーム通過孔21A,23Aの周辺
は、対向する第5−1B電極51Bの両側に設けられた
電子ビーム通過孔21B,23Bの周辺とは板厚が異な
り、第5−1B電極部51Bの両端側に設けられた電子
ビーム通過孔21B,23Bの周辺は、対向する第5−
1C電極51Cの両端側に設けられた電子ビーム通過孔
21C,23Cの周辺とは板厚が異なる。
【0066】即ち、両外側の第5−1A電極51A及び
第5−1C電極51Cの一端側に設けられた電子ビーム
通過孔21A,21C(本実施の形態では電子ビームR
が通過する)の周辺は小板厚であり、中央に設けられた
電子ビーム通過孔22A,22C(電子ビームGが通過
する)の周辺は小板厚であり、他端側に設けられた電子
ビーム通過孔23A,23C(本実施の形態においては
電子ビームBが通過する)の周辺は大板厚である。一
方、中央の第5−1B電極51Bの一端側に設けられた
電子ビーム通過孔21B(本実施の形態では電子ビーム
Rが通過する)の周辺は大板厚であり、中央に設けられ
た電子ビーム通過孔22B(本実施の形態では電子ビー
ムGが通過する)の周辺は小板厚であり、他端側に設け
られた電子ビーム通過孔23B(本実施の形態では電子
ビームBが通過する)の周辺は小板厚である。
【0067】図10及び図11の場合には、これによっ
て、画面右側で偏向磁界の比較的外側を通過する赤色の
電子ビームRが小板厚、大板厚、小板厚の電子ビーム通
過孔を通過することにより、画面右側では分割した第5
−1電極51の四重極レンズに収束レンズ効果が生じ、
従来作用する収束レンズ効果が強まる。逆に、画面右側
で偏向磁界の比較的内側を通過する青色の電子ビームB
が大板厚、小板厚、大板厚の電子ビーム通過孔を通過す
ることにより、画面右側では分割した第5−1電極51
の四重極レンズに発散レンズ効果が生じ、従来作用する
収束レンズ効果が弱まる。
【0068】このとき、中央の緑色の電子ビームGは、
分割された第5−1電極51の中央の第5−1B電極5
1Bの電子ビーム通過孔22Bが第5−1C電極51C
から突出した遮蔽体26によりシールドされるので、鋸
波類似形状の第3のフォーカス電圧Ef3の影響は受け
ない。
【0069】尚、3分割された第5−1電極の中央の第
5−1B電極51Bについては、両側の電子ビーム通過
孔21B,23Bの周辺の板厚を同一にしてもよい。
【0070】また、この遮蔽体26を設けない場合で
も、次のようにすれば、中央の緑色の電子ビームGが第
3のフォーカス電圧Ef3の影響を受けないようにする
ことができる。 (1)両側の電子ビーム通過孔の周辺の板厚の差を充分
大きくとることにより、第3のフォーカス電圧Ef3の
振幅を小さく抑え、画面の左右での緑色の電子ビームG
のフォーカス電圧に差が生じることを抑えることができ
る。 (2)中央の電子ビーム通過孔付近の板厚を小さくする
か、中央の電子ビームGの径を大きく設定することによ
り、緑色の電子ビームGへの第3のフォーカス電圧Ef
3の影響を小さくすることができる。 また、上述の(1)(2)の手段を同時に採ることもで
きる。
【0071】上述のようにして、両外側の電子ビーム
R,Bの受ける、偏向磁界による電子ビームの収束作用
の差分をキャンセルして、3本の電子ビームR,G,B
が同じ良好な形状となる。尚、画面左側においては、上
述の画面右側における説明と逆の作用となる。
【0072】上述の例は、3分割されたフォーカス電極
(第5−1電極51)により、両側の電子ビームR,B
の内の、一方が収束レンズ効果、もう一方が発散レンズ
効果を受ける場合である。このような場合に限らず、両
側の電子ビームが共に収束レンズ効果を受ける場合や、
共に発散レンズ効果を受ける場合であっても、両側の電
子ビームR,Bに影響するレンズ強度に差が生じること
により、本発明の効果を得ることができる。例えば、両
側の電子ビームR,Bが共に収束レンズ効果を受ける場
合は、両側の電子ビームR,Bの主レンズの強度を予
め、中央の電子ビームGの主レンズの強度よりも弱く設
定しておけばよい。共に発散レンズ効果を受ける場合
は、その逆にすればよい。
【0073】また、本発明のさらに他の実施の形態とし
て、先に提案した赤色の電子ビームRと青色の電子ビー
ムBに強度の異なる四重極レンズ効果を与えるように構
成したカラー陰極線管用電子銃に適用することもでき
る。図12にその場合の各第5−1電極51A,51
B,51Cの電子ビーム通過孔の形状の一例の模式図を
示す。図12においては、両外側の電子ビーム通過孔
は、いずれも縦長又は横長の長方形形状で、その長辺と
短辺の方向が逆になっている。そして、縦長の長方形の
電子ビーム通過孔と横長の電子ビーム通過孔は、先に示
した図5の構成では長方形の大きさ及び面積が異なって
いたが、この図12では同じ大きさである。また、各第
5−1電極51A,51B,51Cの電子ビーム通過孔
の周辺の板厚は、先に示した図11の構成と同様にされ
る。
【0074】これにより、先の実施の形態における電子
ビーム通過孔の周囲を大板厚や小板厚とすることによる
効果とともに、電子ビーム通過孔が非点形状である長方
形形状であることから四重極レンズ効果を与えることが
できる。
【0075】尚、この電子ビーム通過孔の周囲の電極の
板厚を変える構成においても、第3のフォーカス電圧E
f3に図6A又は図6Bに示した波形電圧を用いること
ができる。
【0076】また、この電子ビーム通過孔の周囲の電極
の板厚を変える構成は、先に図7に示した第4電極14
が2分割された電子銃10にも適用することができる。
【0077】また、先に図8に示した第6電極16を2
分割し、第6−1電極61と第6−2電極62とした構
成の電子銃30の場合にも本実施の形態を適用すること
ができる。このときの第6電極16(61,62)の平
面図を図13A及び図13Bに、水平面における断面図
を図13Cにそれぞれ示す。図13A及び図13Bよ
り、電子ビーム通過孔は同じ口径の円形形状となってお
り、図13Cより、両外側の電子ビームR,Bが通過す
る電子ビーム通過孔の周囲が、それぞれ第6−1電極6
1と第6−2電極62とでは、板厚が異なり大板厚の部
分と小板厚の部分とが対向するようになされる。
【0078】図13の場合は、赤色の電子ビームRにつ
いては、第6−1電極61の電子ビーム通過孔21Dの
周囲が大板厚、第6−2電極62の電子ビーム通過孔2
1Eの周囲が小板厚とされ、青色の電子ビームBについ
ては、第6−1電極61の電子ビーム通過孔23Dの周
囲が小板厚、第6−2電極62の電子ビーム通過孔23
Eの周囲が大板厚とされている。
【0079】このような形状に電極を構成することによ
り、図8の電極構成においても本発明の効果を得ること
ができる。
【0080】尚、図11Aで示した構造は、大板厚の部
分(電子ビーム通過孔23A,21B,23Cの周辺部
分)が3分割された第5−1電極51の対向方向に向け
て張り出した形状であったが、図14に示すように両外
側電極51A,51Cの大板厚の部分(電子ビーム通過
孔23A,23Cの周辺部分)が引っ込んだ形状として
もよい。また、これらの形状の組み合わせの構造にして
もよい。
【0081】また、小板厚の部分と大板厚の部分を形成
する方法としては、次のような方法が考えられる。 (1)図15A及び図15Bにそれぞれ第5−1B電極
51Bの平面図及び断面図を示すように、電子ビーム通
過孔23Bの周囲に、コイニングプレスによって凹部2
7からなる小板厚部分を形成する方法 (2)図16A及び図16Bにそれぞれ第5−1B電極
51Bの平面図及び断面図を示すように、電子ビーム通
過孔21Bの周囲に、バーリングプレス加工を施して、
円筒状の突起28を形成して実質上の板厚を厚くする方
法 (3)図17A及び図17Bにそれぞれ第5−1B電極
51Bの平面図及び断面図を示すように、電子ビーム通
過孔21Bの周辺部分において、平板電極材とリング状
の部品29というように、2つ以上の部品を組み合わせ
て板厚を厚くする方法
【0082】本発明のカラー陰極線管用電子銃は、上述
の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨
を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取り得る。
【0083】
【発明の効果】上述の本発明によるカラー陰極線管用電
子銃によれば、3本の電子ビームに影響する、偏向磁界
による電子ビームの収束効果の差分をキャンセルし、画
面周辺で、3本の電子ビームが同時に良好な形状が得ら
れる。また、画面右側で赤色、画面左側で青色のフォー
カスが劣化する現象が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電子銃の一実施の形態の電極配置
を示す概略構成図である。
【図2】図1の電子銃に印加されるフォーカス電圧の波
形の例を示す図である。
【図3】A〜C 図1の電子銃の第5−1電極の形状を
示す図である。
【図4】A、B 図1の電子銃の第5−1電極の位置関
係を示す図である。
【図5】A〜C 図1の電子銃の他の形態の第5−1電
極の形状を示す図である。
【図6】A,B 図1の電子銃に印加される波形電圧の
さらに他の実施の形態を示す図である。
【図7】本発明に係る電子銃の他の実施の形態の電極配
置を示す概略構成図である。
【図8】本発明に係る電子銃のさらに他の実施の形態の
電極配置を示す概略構成図である。
【図9】A、B 図8の電子銃の第6電極の形状を示す
図である。 C 図8の電子銃の第6電極の位置関係を示す図で
ある。
【図10】A〜C 図1の電子銃のさらに他の形態の第
5−1電極の形状を示す図である。
【図11】A、B 図10の形態の場合の第5−1電極
の位置関係を示す図である。
【図12】A〜C 図1の電子銃の別の形態の第5−1
電極の形状を示す図である。
【図13】A、B 図8の電子銃の他の形態の第6電極
の形状を示す図である。 C 図13A、図13Bの形態の場合の第6電極の
位置関係を示す図である。
【図14】図10の第5−1電極の大板厚の部分を変え
た構成を示す図である。
【図15】A、B 電極の板厚を変える方法を説明する
図である。
【図16】A、B 電極の板厚を変える方法を説明する
図である。
【図17】A、B 電極の板厚を変える方法を説明する
図である。
【図18】従来の四重極レンズを内蔵したカラー陰極線
管用電子銃の一例の概略構成図である。
【図19】カラー陰極線管の模式図である。
【符号の説明】
1,10,20,30…電子銃、2…偏向ヨーク、3…
ガラスバルブ、4…蛍光面、11…第1電極、12…第
2電極、13…第3電極、13A…第3A電極、13B
…第3B電極、14…第4電極、16…第6電極、17
…シールドカップ、21A,21B,21C,21D,
21E,22A,22B,22C,22D,22E,2
3A,23B,23C,23D,23E…電子ビーム通
過孔、26…遮蔽体、27…凹部、28…円筒状の突
起、29…リング状の部品、41…第4−1電極、42
…第4−2電極、51…第5−1電極、51A…第5−
1A電極、51B…第5−1B電極、51C…第5−1
C電極、52…第5−2電極、61…第6−1電極、6
2…第6−2電極、K,KR ,KG ,KB …陰極、R,
G,B…電子ビーム、Ef1…固定フォーカス電圧(第
1のフォーカス電圧)、Ef2…第2のフォーカス電
圧、Ef3…第3のフォーカス電圧

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2分割以上に分割されたフォーカス電極
    を有し、 上記分割されたフォーカス電極において、3本の電子ビ
    ームのうち外側の電子ビームが通過する孔の大きさが、
    相対向する該分割されたフォーカス電極で一方が大口
    径、他方が小口径とされ、 同一の上記分割されたフォーカス電極内においては、一
    方の上記外側の電子ビームが通過する孔が大口径、他方
    の上記外側の電子ビームが通過する孔が小口径とされて
    いることを特徴とするカラー陰極線管用電子銃。
  2. 【請求項2】 第1のフォーカス電圧として固定フォー
    カス電圧が印加され、第2のフォーカス電圧として上記
    固定フォーカス電圧に水平偏向に同期した放物線形状の
    波形電圧を重畳した電圧が印加され、第3のフォーカス
    電圧として上記固定フォーカス電圧に水平偏向に同期し
    た鋸波に類似した波形電圧を重畳した電圧が印加される
    ことを特徴とする請求項1に記載のカラー陰極線管用電
    子銃。
  3. 【請求項3】 上記分割されたフォーカス電極におい
    て、相対向する電極の一方に上記第1のフォーカス電
    圧、他方に第3のフォーカス電圧が印加されることを特
    徴とする請求項2に記載のカラー陰極線管用電子銃。
  4. 【請求項4】 上記第1のフォーカス電圧が、陽極電圧
    を分割する抵抗体を通じて供給され、上記第2及び第3
    のフォーカス電圧がステム部から直接供給されることを
    特徴とする請求項2に記載のカラー陰極線管用電子銃。
  5. 【請求項5】 2分割以上に分割されたフォーカス電極
    を有し、 上記分割されたフォーカス電極において、3本の電子ビ
    ームのうち外側の電子ビームが通過する孔の周囲の電極
    の厚さが、相対向する該分割されたフォーカス電極で一
    方が厚く、他方が薄く形成され、 同一の上記分割されたフォーカス電極内においては、一
    方の上記外側の電子ビームが通過する孔の周囲が厚く、
    他方の上記外側の電子ビームが通過する孔の周囲が薄く
    形成されていることを特徴とするカラー陰極線管用電子
    銃。
  6. 【請求項6】 第1のフォーカス電圧として固定フォー
    カス電圧が印加され、第2のフォーカス電圧として上記
    固定フォーカス電圧に水平偏向に同期した放物線形状の
    波形電圧を重畳した電圧が印加され、第3のフォーカス
    電圧として上記固定フォーカス電圧に水平偏向に同期し
    た鋸波に類似した波形電圧を重畳した電圧が印加される
    ことを特徴とする請求項5に記載のカラー陰極線管用電
    子銃。
  7. 【請求項7】 上記分割されたフォーカス電極におい
    て、相対向する電極の一方に上記第1のフォーカス電
    圧、他方に第3のフォーカス電圧が印加されることを特
    徴とする請求項6に記載のカラー陰極線管用電子銃。
  8. 【請求項8】 上記第1のフォーカス電圧が、陽極電圧
    を分割する抵抗体を通じて供給され、上記第2及び第3
    のフォーカス電圧がステム部から直接供給されることを
    特徴とする請求項6に記載のカラー陰極線管用電子銃。
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US6504324B1 (en) 1999-06-22 2003-01-07 Sony Corporation Color-cathode-ray-tube electron gun and color cathode-ray tube

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