JPH11149998A - プラズマ処理装置 - Google Patents
プラズマ処理装置Info
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- JPH11149998A JPH11149998A JP9330953A JP33095397A JPH11149998A JP H11149998 A JPH11149998 A JP H11149998A JP 9330953 A JP9330953 A JP 9330953A JP 33095397 A JP33095397 A JP 33095397A JP H11149998 A JPH11149998 A JP H11149998A
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Abstract
を開いた排気路28を一方の平板11やプラズマ発生空
間22側の第2機構21に形成する。また、排気口16
を分散させる。これにより、処理済ガスの排気されるま
での移動距離に関しプラズマ処理空間の中央部と周辺部
とでの差異が減少し、その結果、プラズマや処理ガスの
均一供給によって得られる均一性を超えた均一性が得ら
れる。
Description
置やプラズマエッチング装置などのプラズマ処理装置
(プラズマリアクタ)に関し、IC(半導体デバイス)
やLCD(液晶表示パネル)あるいはPDP(プラズマ
ディスプレイパネル)など高精度の製造工程において基
板等を処理対象としてプラズマ処理すなわちプラズマ反
応に基づく処理を行わせるのに好適なプラズマ処理装置
に関する。
電極となる一対の平行平板の間にプラズマ処理空間を形
成してシリコンウエハ等の基板(被処理物)を対象にエ
ッチング処理(プラズマ処理)を行ういわゆる平行平板
形エッチャー(RIE)が知られている。このような平
行平板形のプラズマ処理装置は、一対の平行平板が上下
または左右に並んで真空チャンバ内に設けられていて、
両平板間に形成されたプラズマ処理空間にプラズマを発
生させ又は導入するとともにそのプラズマ処理空間内に
所定の処理ガス等も導入する。そして、プラズマ処理空
間にてプラズマ反応を行わせ、これによってプラズマ処
理空間内の基板表面に対してエッチング処理を施すよう
になっている。この場合、均一処理のために、一対の平
行平板のうち一方の平板に処理ガス供給口を形成したも
の、それも多数に分散して形成したものも有る。
を低減させるとともに発生中の高密度プラズマに被処理
物が直接曝されないようにするためにプラズマ空間を互
いに連通したプラズマ処理空間とプラズマ発生空間とに
分離したECR(電子サイクロトロン共鳴)や特開平4
−81324号公報記載のもの等のように両空間を距離
的に引き離したもの、ICP(インダクティブカップル
プラズマ)等のように強力な磁場で高密度プラズマをプ
ラズマ処理空間に隣接したプラズマ発生空間へ閉じこめ
るもの、さらにプラズマ処理空間にプラズマ発生空間が
隣接している点では同じであるが特開平4−29042
8号公報記載のもの等のようにリングアンテナからの円
偏波電磁波を利用して高密度プラズマを閉じこめるもの
なども知られている。
してプラズマ処理空間の拡張に伴い単一のプラズマ発生
空間ではプラズマの均一な供給が難しいことから、特開
平8−222399号公報に記載の如く、プラズマ発生
空間を複数個配設したものも有る。この場合、プラズマ
発生空間は、それぞれに制御弁が設けられて反応ガス・
処理ガスが導入・供給されるようになっている。しか
も、プラズマ発生空間は、複数化しても開口面積が減少
しないように縦の円筒状空間に分けられ、それぞれの側
面が励起用の高周波コイルで囲まれるとともに、プラズ
マを封じるための磁気が円筒の上下端面のところから送
り込まれるようにもなっている。
出すなわち排気は、プラズマ処理空間の大きく解放され
た側面部・周辺部に連なるところを真空ポンプにて吸引
することで行われている。平行平板によっては覆いきれ
ない平板の辺縁部における平行平板間の解放周辺部のと
ころや、プラズマ発生空間と被処理物との間におけるプ
ラズマ処理空間の解放側面のところから排気がなされ、
平行平板やプラズマ発生空間の置かれたところからは排
気が行われていない。
マ処理空間の解放側面部等からの排気では、プラズマ処
理空間の中央部と周辺部とで排気されるまでの距離が異
なる。そして、プラズマ処理によって生成された副生成
ガス、特に被処理物の表面からの処理済ガスは、プラズ
マ処理空間の周辺部では比較的速やかに排出されても、
プラズマ処理空間の中央部では長く滞留しその濃度も高
くなりがちである。しかも、そのような反応生成ガスの
存在は、所期のプラズマ反応の妨げとなったり、不所望
な二次的反応の要因となったりもする。このため、プラ
ズマ密度や処理ガス供給濃度を均一にしたとしても、そ
れだけでは、被処理物表面に対するプラズマ処理の均一
性に限界がある。
化などに伴って基板等は一段と大きくなっており、これ
を処理するプラズマ処理装置についても大型化の要請は
増すばかりであるが、大型化したからといって均一処理
の要求が緩む訳ではない。むしろ、大型化しても勿論同
一サイズであっても、プラズマ処理の均一度を向上させ
ることが必要とされる。そこで、かかる要請に応えるに
は、プラズマ処理空間から処理済ガスを如何にして斑無
く排気するかが課題となる。
めになされたものであり、プラズマ処理を均一に行える
プラズマ処理装置を実現することを目的とする。
るために発明された第1乃至第5の解決手段について、
その構成および作用効果を以下に説明する。
ズマ処理装置は(、出願当初の請求項1に記載の如
く)、一方の平板に処理ガス供給口の形成された対向す
る一対の平行平板の間にプラズマ処理空間を形成してプ
ラズマ処理を行うプラズマ処理装置装置において、前記
プラズマ処理空間に向けて排気口を開いた排気路が前記
一方の平板(及びその隣接機構部)に形成されているこ
とを特徴とする。
装置にあっては、プラズマ処理によって被処理物の表面
等から副次的に生成された不所望な成分を含んだ処理済
ガスは、プラズマ処理空間から排気口に入り更に排気路
を経て排出されるが、排気口が一方の平板に形成されて
いて排気が平行平板の置かれたところから行われるの
で、プラズマ処理空間の中央部で生成された成分であっ
てもプラズマ処理空間の周辺部まで長距離を移動するこ
となく速やかに排出される。
の移動距離に関しプラズマ処理空間の中央部と周辺部と
での差異が減少することから、プラズマ処理空間から処
理済ガスが斑無く排気されるので、プラズマ処理空間に
おける処理済ガスの濃度分布も一様な状態に近づくこと
となる。したがって、この発明によれば、処理ガスの均
一供給によって得られる均一性を超えてより均一にプラ
ズマ処理を行えるプラズマ処理装置を実現することがで
きる。
ズマ処理装置は(、出願当初の請求項2に記載の如
く)、プラズマ処理空間が形成された第1機構と、前記
第1機構に取着して又はそれと一体的に設けられプラズ
マ発生空間が形成された第2機構とを具え、前記プラズ
マ発生空間が前記プラズマ処理空間に隣接し且つ連通し
ているプラズマ発生装置において、前記プラズマ処理空
間に向けて排気口を開いた排気路が前記第2機構に形成
されていることを特徴とする。
装置にあっては、プラズマ処理によって被処理物の表面
等から副次的に生成された不所望な成分を含んだ処理済
ガスは、プラズマ処理空間から排気口に入り更に排気路
を経て排出されるが、排気口が第2機構に形成されてい
て排気がプラズマ発生空間の置かれたところから行われ
るので、プラズマ処理空間の中央部で生成された成分で
あってもプラズマ処理空間の周辺部まで長距離を移動す
ることなく速やかに排出される。
の移動距離に関しプラズマ処理空間の中央部と周辺部と
での差異が減少することから、プラズマ処理空間から処
理済ガスが斑無く排気されるので、プラズマ処理空間に
おける処理済ガスの濃度分布も一様な状態に近づくこと
となる。したがって、この発明によれば、プラズマの均
一供給によって得られる均一性を超えてより均一にプラ
ズマ処理を行えるプラズマ処理装置を実現することがで
きる。
ズマ処理装置は(、出願当初の請求項3に記載の如
く)、上記の第1,第2の解決手段のプラズマ処理装置
であって、前記排気口が分散等して形成されていること
を特徴とする。
かれて散在しているという文字通りの分散の他、密接と
は言えない程度に離れるように分割されている場合や、
線状,破線状,直・曲線状などで複数の又はそれらの混
在するものがプラズマ処理空間との隣接部・連通部に分
布している場合、さらには環状,円状,多角形状、スパ
イラル状のものが同心で若しくは非同心で多数が列設さ
れ又は単独で広く形成されている場合も該当する意味で
ある。
装置にあっては、処理済ガスは、生成されたところに近
いところの排気口から大部分が速やかに排出される。こ
れにより、処理済ガスの排気されるまでの移動距離に関
しプラズマ処理空間の概ね全域に亘って差異がほとんど
無くなるので、プラズマ処理空間における処理済ガスの
濃度分布は、さらに一様な状態に近づく。したがって、
この発明によれば、プラズマ処理を一層均一に行えるプ
ラズマ処理装置を実現することができる。
ズマ処理装置は(、出願当初の請求項4に記載の如
く)、上記の第1〜第3の解決手段のプラズマ処理装置
であって、前記排気路のうち前記排気口の近傍または又
は総てに対し多孔質絶縁部材が装填されていることを特
徴とする。
装置にあっては、プラズマ処理空間に開いた排気口に対
して飛び込んできたプラズマは、その多孔質絶縁部材の
細孔を通って排出される。しかも、そのような細孔の中
では、原子等の平均自由行程が短かい等のためプラズマ
状態の維持が困難で、速やかに通常のガスとなる。
染され更にその汚染物質がプラズマ処理空間へ逆流する
ようなことが無くなることから、排気口や排気路を十分
に広く形成することも可能なので、処理済ガスの濃度む
らを的確に相殺するよう排気口や排気路を配置する設計
や加工も容易となる。したがって、この発明によれば、
プラズマ処理を均一に行えるプラズマ処理装置を容易に
実現することができる。
ズマ処理装置は(、出願当初の請求項5に記載の如
く)、上記の第1の解決手段のプラズマ処理装置であっ
て、前記処理ガス供給口のうち前記排気口の両側に位置
するものが(前記プラズマ処理空間内への延長線に沿っ
て見たとき)広がる向きに傾斜して(形成されて)いる
ことを特徴とする。
装置にあっては、処理ガスがプラズマ処理空間の中へ広
がるように送り込まれるのでそれらの処理ガス供給口の
間すなわち排気口のところは僅かではあるがエアポケッ
ト風の相対的に圧力が低いところとなることから、被処
理物からの処理済ガスは、処理ガスの流れに妨げられる
ことなく、排気口へ向けて拡散して流れるので、プラズ
マ処理空間の周辺部以外のところでも、速やかに排出さ
れる。
の排気能力が高まり、処理済ガスの濃度むらを的確に相
殺するよう排気口や排気路を配置する設計や加工も容易
となる。したがって、この発明によれば、プラズマ処理
を均一に行えるプラズマ処理装置を容易に実現すること
ができる。
本発明のプラズマ処理装置は、一般に適宜の真空チャン
バに装着して使用される。そのために、プラズマ処理空
間が形成される第1機構やプラズマ発生空間が形成され
る第2機構などの各機構部は、あるいはプラズマ処理空
間に隣接したプラズマ発生空間が形成される平行平板の
うちの一方の平板やその隣接機構などの各機構部は、真
空チャンバ内への組み込み等の容易性と真空度の必要性
とのバランスを図る等の観点から、別個に形成してから
取着されることが多いが、例えば密着して固設されるこ
とが多いが、一部又は全部が同一・単一の部材たとえば
クラッド材を加工等することで一体的に形成されてもよ
い。
施例により具体的に説明するが、第1実施例は、上述し
た第1〜第4解決手段を具現化したものであり、第2実
施例は、上述の第5解決手段をも具現化したものであ
る。また、これらが角形基板を被処理物とするのに対
し、第3実施例は、丸形基板を被処理物とするものとな
っている。
としてのプラズマエッチャーについて、その具体的な構
成を、図面を引用して説明する。図1は、プラズマ空間
周りについての平面図および縦断面図であり、図2は、
そのプラズマ発生空間周りの縦断面斜視図であり、図3
は、そのうち一のプラズマ発生空間についての拡大図で
あり、図4は、そのうち一の排気溜まりについての拡大
図であり、図5は、真空チャンバも含めた装置全体の断
面図である。
空間を確保するための第1機構と、プラズマ発生空間を
確保するための第2機構およびその付加部と、各プラズ
マに電界又は磁界を印加するための印加回路部とを具え
て構成されている。液晶基板等の角形の被処理物1を処
理するために、第1機構,第2機構は共に主要部がほぼ
長方形状に形成される(図1(a)参照)。
る何れも金属製のアノード部11及びカソード部12を
有していて、アノード部11が上方に配置され、液晶基
板等の被処理物1を乗載するために上面の絶縁処理され
たカソード部12が下方に配置されて、これらに挟まれ
たところに低温プラズマ10用のプラズマ処理空間13
が形成されるものとなっている。また、アノード部11
は、予め、多数の連通口14が貫通して穿孔されるとと
もに、プラズマ処理空間13へ向けて開口した処理ガス
供給口15も多数形成されたものとなっている(図1
(b),図2,図3の縦断面参照)。この例では、連通
口14の横断面積とプラズマ処理空間13の有効な横断
面積との比すなわち第1比が0.05になっている。な
お、処理ガス供給口15を介してプラズマ処理空間13
へ供給される処理ガスBとしては、CF系ガスやシラン
ガス等の反応ガスに適量の希釈ガスを混合させたもの等
が供給されるようにもなっている。
ラズマ発生チャンバ21が主体となっており、このプラ
ズマ発生チャンバ21には、プラズマ発生空間22とな
る複数の(図1(a)では4個の)直線溝が平行に彫り
込まれて形成されている。これにより、プラズマ発生空
間22が直線状のものとなっている。そして、プラズマ
発生チャンバ21は、プラズマ発生空間22の開口側
(縦断面図では下面)をアノード部11の上面に密着し
た状態で固設される。その際、プラズマ発生空間22の
開口がアノード部11の連通口14に重なるように位置
合わせがなされる。これにより、プラズマ発生空間22
とプラズマ処理空間13とが互いに隣接し且つ連通した
ものとなり、さらに、プラズマ発生空間22がプラズマ
処理空間13との隣接面に沿って直線状に延びたものと
なる。この例では、連通口14の横断面積とプラズマ発
生空間22の横断面積との比すなわち第2比が0.5に
なっている。なお、これらの比の値は大小関係が逆転し
ない限り自由に変えてよいものである。
ズマ発生空間22のさらに奥(縦断面図では上方)に取
着されたガス配給部材21aによってプラズマ用ガス送
給路23がやはり直線状に形成され、両者が多数の小穴
で連通されていて、プラズマ発生空間22は底部(縦断
面図では上方)からプラズマ発生用ガスAの供給を受け
て高密度プラズマ20を発生させ連通口14を介してプ
ラズマ処理空間13へそれを送り込むものとなってい
る。プラズマ発生用ガスAにはアルゴン等の不活性で化
学反応しないものが用いられるようにもなっている。
ラズマ発生空間22を囲む側壁と底部とを残すようにし
てプラズマ発生空間22開口側の裏の面(縦断面図では
上面)が削り取られる。そして、そこに、一方の永久磁
石25(縦断面図中下方)とコイル24と他方の永久磁
石25(縦断面図中上方)とが順に重ねて詰め込まれ
る。各永久磁石25は、棒状であって、プラズマ発生空
間22とほぼ同じ長さに切断されている(図1(a)参
照)。なお、それぞれのプラズマ発生空間22の両側壁
に一対の永久磁石25及びコイル24が付加されて、総
てのプラズマ発生空間22がコイル24及び永久磁石2
5で挟まれる。これにより、磁性部材25は、第2機構
側に設けられてプラズマ発生空間22に付され、プラズ
マ発生空間22とプラズマ処理空間13との隣接面に沿
ってプラズマ発生空間22と共に直線状に延びたものと
なっている。
加えた高さがプラズマ発生空間22のそれにほぼ等しく
され、且つ横のプラズマ発生空間22方向へ磁極が向く
ようにされる(図3の縦断面参照)。詳述すると、図中
上方の永久磁石25のほぼ下半分から図中横に出た磁束
線26はコイル24の近くを通って図中反対側の横に戻
ることから、図中上方の永久磁石25のほぼ下端を頂上
とする磁気の山ができる。図中下方の永久磁石25の上
端のところにもほぼ同様の磁気の山ができる。永久磁石
25はプラズマ発生空間22を挟んで両側に付設されて
いるので、プラズマ発生空間22の周りには磁気の山が
4つできる。そこで、プラズマ発生空間22には、磁気
の山に囲まれた言わば磁気の盆地ができる。そして、こ
こに電子が捕捉されることとなる。なお、ポテンシャル
場風に説明したが実際はベクトル場なので正確に述べる
と複雑になるが、要するに全体としては柱状・梁状のプ
ラズマ発生空間22の中で棒状に電子が封じられるよう
になっているのである。
ード部11との反対面(図1,図2の縦断面では上面)
に対し、並走するプラズマ発生空間22の間であって而
もそれぞれに付設されたコイル24及び永久磁石25の
間になるところに(図1,図2参照)、中空の排気外囲
部材27が装着される。排気外囲部材27は、それぞ
れ、長さがプラズマ発生空間22とほぼ同じくされ(図
1(a)参照)、両端が閉じられ、その中空が排気路の
一部である排気溜まり28とされる。そして、排気外囲
部材27及びアノード部11には、これらを貫通して排
気溜まり28とプラズマ処理空間13とを連通させる排
気口16が、多数穿孔形成される(図1,図2参照)。
と反対側のところ(図2では上部)で排気溜まり28に
連通する外部配管が接続され、その外部配管には、排気
流量を調整するための可変絞り弁6と、吸引排出力の元
となる真空圧を発生する真空ポンプ7も接続される(図
5参照)。これにより、排気口16,排気溜まり28,
可変絞り弁6,真空ポンプ7,及びこれらを繋ぐ経路
は、プラズマ処理空間13に向けて排気口16を開いた
排気路となり、その排気口16は、平行平板の一方11
及び第2機構21に分散して形成されたものとなってい
る。
発されないようにそれを挟む永久磁石25の磁極の向き
がプラズマ発生空間22に対するものと逆にされるとと
もに(図4参照)、排気溜まり28のうち排気口16側
の部分(図4では下半分)にセラミックや樹脂でできた
多孔性絶縁部材が装填される。なお、排気溜まり28の
うち排気口16から離れた外部配管の方(図4では上半
分)は、真空圧力を平準化して各排気口16からの排気
を均一に行わせるために、空けてある。これにより、上
述の排気路28のうち排気口16の近傍に対し多孔質絶
縁部材が装填されたものとなっている。
第1印加回路と、RF電源32を中心とする第2印加回
路とに分かれる。RF電源31は、その出力パワーが可
変のものであり、接地されたアノード部との間に交番電
界を印加するとともにバイアス電圧も発生させるため
に、その出力はブロッキングキャパシタを介してカソー
ド部12へ送給される。また、これには、周波数500
KHz〜2MHzのものがよく用いられる。これによ
り、第1印加回路は、低温プラズマ10の強化に或る程
度寄与する電界をプラズマ処理空間13に印加するもの
となっている。RF電源32は、やはり出力パワーが可
変のものであり、プラズマ発生空間22を挟む両コイル
24を駆動してプラズマ発生空間22に交番磁界を印加
するようになっている。その最大出力パワーは大きく、
その周波数は13MHz〜100MHzとされることが
多い。これにより、第2印加回路は、高密度プラズマ2
0の発生および強化に寄与する磁界をプラズマ発生空間
22に印加するものとなっている。
直接または間接的に装着されてプラズマ処理装置ができ
あがる。すなわち、被処理物1を乗せるカソード部12
は、上が解放した箱状の真空チャンバ本体部2の中央に
設置され、この真空チャンバ本体部2は、上部に真空チ
ャンバ蓋部3が開閉可能に取着され、底部または側部に
は真空圧制御用の可変バルブ4を介在させてターボポン
プ等の真空ポンプ5が接続される。真空チャンバ蓋部3
は、プラズマ発生チャンバ21やアノード部11が取着
され、水冷も可能であり、これを閉めると、真空チャン
バ本体部2の内部さらにはプラズマ処理空間13及びプ
ラズマ発生空間22も密閉される。これにより、このプ
ラズマ処理装置は、プラズマ処理空間13の周辺部から
の排気を行う可変バルブ4及び真空ポンプ5経由の排気
路を主とし、アノード部11やプラズマ発生空間22側
からの排気を行う排気口16,排気溜まり28,可変絞
り弁6,及び真空ポンプ7経由の排気路を従として、処
理済ガスの排気を行うものとなっている。
その使用態様及び動作を、図面を引用して説明する。図
6は、その動作説明図であり、(a)がアノード部11
側に排気路28の無い装置についてのものであるのに対
し、(b)はアノード部11側に排気路28の形成され
た上記のプラズマエッチャーについてのものとなってい
る。
るとともに、プラズマ用ガスAの供給,さらに処理ガス
供給口15を介する処理ガスBの供給などを適宜に開始
すると、カソード部12上に乗載された被処理物1に対
するプラズマ処理の準備が調う。具体的には、プラズマ
処理空間13そしてプラズマ発生空間22は、主に真空
ポンプ5の排気によってプラズマ処理に適した真空圧に
維持される。また、プラズマ用ガスAは、プラズマ用ガ
ス送給路23を介してそれぞれのプラズマ発生空間22
に導入される。処理ガスBは、多数の処理ガス供給口1
5に分かれてからプラズマ処理空間13に導入される。
プラズマ発生空間22内にコイル24を介してRF電磁
界が印加され、プラズマ発生空間22内のプラズマ用ガ
スAの電子が激しく運動させられる。このとき、電子
は、永久磁石片25による磁気回路の働きによってプラ
ズマ発生空間22に長く留まり、環状空間内を螺旋運動
しながら飛び回ってプラズマ用ガスAを励起させる。こ
うして、プラズマ発生空間22内に高密度プラズマが発
生する。その高密度プラズマは、イオン種生成に大きく
寄与する10〜15eV以上の高いエネルギーのものが
プラズマ発生空間22に封じられた電子に多く含まれて
いることから、イオン種成分の比率が高いものとなる。
そして、プラズマ発生空間22で膨張した高密度プラズ
マは、特にそのラジカル種およびイオン種成分は、膨張
圧力によって速やかに連通口14を介してプラズマ処理
空間13へ運ばれる。
ラズマ処理空間13にもアノード部11及びカソード部
12を介してRF電界が印加される。こちらには電子を
封じ込める磁気回路等がないので、処理ガスB等が励起
されても高密度プラズマができないで、低温プラズマの
ままとなる。RF電源31からのパワーだけの場合、低
温プラズマ10は、10〜15eV以上のエネルギーを
持った電子が少ないので、ラジカル種成分の比率が高く
なる。もっとも、この装置における低温プラズマの場合
は、上述の高密度プラズマが混合されるので、実際のラ
ジカル種成分とイオン種成分との比率は、RF電源3
1,32の出力比等に応じて両者の中間における何れか
の比率となる。
におけるラジカル種成分とイオン種成分との比率が適宜
に可変制御され、そのときのエッチングにとって最適な
条件の下で効率よくエッチング処理が進むと、低温プラ
ズマ10に含まれる副生成ガス10aが増えてくる。副
生成ガス10aは、主に被処理物1のところから出てく
るのでカソード部12の直上ほど濃くなる。しかも、カ
ソード部12の中央部ほど濃くなる傾向がある。このよ
うな濃度分布は、高密度プラズマ20や処理ガス供給口
15を分散させてから低温プラズマ10へ導入するよう
にしても依然として残るのであるが(図6(a)参
照)、アノード部11側に排気口16や排気溜まり28
も分散して設けられたこのプラズマエッチャーの場合、
副生成ガス10aは、その近くの排気口16から排気溜
まり28以降へと速やかに排出される(図6(b)参
照)。
高いところであるカソード部12の中央部や中間部ほど
大きいので、副生成ガス10aの濃度分布は、ばらつき
が低減されて、一様分布に近づく。しかも、副生成ガス
10aの濃度が全体としても薄くなるという好ましい状
態で、一様になる。こうして、被処理物1に対するプラ
ズマ処理が一層均一に行われる。
低温プラズマ10の一部には排気口16の中へ入り込み
更に排気溜まり28にまで到達するものも有るが、それ
らは排気溜まり28内の多孔質絶縁部材のところまで来
てそれに衝突するとエネルギーを失ってプラズマ状態が
維持できなくなり、通常のガス状態に戻って、排気溜ま
り28内を汚すこと無く而も速やかに排気される。こう
して、低温プラズマ10の中央部や中間部に面したとこ
ろから排気を行っても、効率良く排気ができ、しかも良
質なプラズマも維持される。
り28とを交互に配したことから、被処理物1ひいては
プラズマ処理空間13が幾ら大きくなろうとも、それら
22,28の配置数を増やすことで容易に、プラズマ処
理の均一性を確保することができる。
視図を示した第2実施例の装置が図2等の第2実施例の
ものと相違するのは、図中で排気口16の右側に位置す
る処理ガス供給口15aが左上から右下へ向けて斜めに
傾斜して形成され、図中で排気口16の左側に位置する
処理ガス供給口15bが右上から左下へ向けて斜めに傾
斜して形成されている点である。これにより、処理ガス
供給口15のうち排気口16の両側に位置する処理ガス
供給口15a,15bが、プラズマ処理空間13内への
延長線に沿って見たとき、広がるような向きに傾斜して
形成されたものとなっている。
鉛直になっている第1実施例の場合(図8(a)参
照)、低温プラズマ10へ向けて送り込まれた処理ガス
Aのうちには低温プラズマ10の中に入れないでプラズ
マ処理に貢献することもなく直ちに排気溜まり28の方
へUターンして排出されるものも或る程度存在するた
め、排気口16へ向かう副生成ガス10aの拡散等が、
部分的に押し戻されることもある。
(b)参照)、傾斜した処理ガス供給口15a,15b
から低温プラズマ10へ向けて斜めに送り込まれた処理
ガスAは、そのほとんどが、排気口16から離れ、連通
口14からの高密度プラズマに引きずられるようにもし
て、低温プラズマ10の中に入り込んでプラズマ処理に
貢献する。そして、副生成ガス10aは、妨げるものの
無いところへ多くが拡散等する結果、排気口16に向か
い、速やかに排出される。こうして、被処理物1に対す
るプラズマ処理が一層均一に而も効率良く行われる。
示した本発明のプラズマ処理装置の第3実施例について
説明する。これが上述した第1,第2実施例と相違する
のは、丸いIC用ウエハをプラズマ処理するためにプラ
ズマ発生チャンバ21等が円板状に形成されている点
と、これに伴ってプラズマ発生空間22や永久磁石25
等が120゜ずつ向きの異なる3組の配設されたものと
なっている点と、排気外囲部材27が棒状でなく点に近
い形状となってプラズマ発生チャンバ21の中央に設け
られている点である。
生成ガスを効率よく排出することができてプラズマ処理
の均一性が向上するのに加えて次のような作用効果も発
揮される。すなわち、プラズマ発生空間22について見
ると、プラズマ発生空間およびそれに付設された磁性部
材が、プラズマ処理空間との隣接面に沿って直線状に延
びて複数設けられ、交互に配設されて並走しているもの
となっている。そして、プラズマ発生空間と磁性部材と
の形状や配置を工夫してプラズマ発生空間とプラズマ処
理空間との断面積比が変わるとともに磁性部材の加工・
実装も楽なようにしたことにより、プラズマ処理空間か
らプラズマ発生空間へのガスの流入を阻止して良質のプ
ラズマを供給するプラズマ発生装置であって製造容易な
ものを実現することができ、また、磁性部材の有効利用
を図るとともにプラズマ発生空間を密に並べることも可
能なようにしたことにより、実装や製造を一層容易なも
のにすることができたのである。
の第1の解決手段のプラズマ処理装置にあっては、処理
済ガスの排気されるまでの移動距離に関しプラズマ処理
空間の中央部と周辺部とでの差異が減少するようにした
ことにより、処理ガスの均一供給によって得られる均一
性を超えてより均一にプラズマ処理を行えるプラズマ処
理装置を実現することができたという有利な効果が有
る。
処理装置にあっては、処理済ガスの排気されるまでの移
動距離に関しプラズマ処理空間の中央部と周辺部とでの
差異が減少するようにしたことにより、プラズマの均一
供給によって得られる均一性を超えてより均一にプラズ
マ処理を行えるプラズマ処理装置を実現することができ
たという有利な効果を奏する。
マ処理装置にあっては、処理済ガスの排気されるまでの
移動距離に関しプラズマ処理空間の概ね全域に亘って差
異がほとんど無くなるようにしたことにより、プラズマ
処理を一層均一に行えるプラズマ処理装置を実現するこ
とができたという有利な効果が有る。
処理装置にあっては、排気路がプラズマによって汚染さ
れないようにしたことにより、プラズマ処理を均一に行
えるプラズマ処理装置を容易に実現できるようになった
という有利な効果を奏する。
処理装置にあっては、排気口や排気路が同じでもその排
気能力が高まるようにしたことにより、プラズマ処理を
均一に行えるプラズマ処理装置を容易に実現できるよう
になったという有利な効果を奏する。
てのプラズマエッチャーにおけるプラズマ空間周りにつ
いて、(a)が平面図であり、(b)が縦断面図であ
る。
である。
拡大図である。
である。
る。
いて、そのプラズマ発生空間周りの縦断面斜視図であ
る。
いて、そのプラズマ発生空間周りの平面図である。
加回路) 12 カソード部(平行平板の他方、第1機構、第1印
加回路) 13 プラズマ処理空間(低温プラズマ空間) 14 連通口 15 処理ガス供給口 15a,15b 傾斜した処理ガス供給口 16 排気口(処理済ガス排出路、排気路、排気手段) 20 高密度プラズマ 21 プラズマ発生チャンバ(隣接機構部、第2機構) 21a ガス配給部材(第2機構) 22 プラズマ発生空間(高密度プラズマ空間) 23 プラズマ用ガス送給路(非反応性ガス送給路) 24 コイル(第2印加回路) 25 永久磁石(磁気回路用の磁性部材) 26 磁束線(磁気回路) 27 排気外囲部材(隣接機構、第2機構、排気路、排
気手段) 28 排気溜まり(処理済ガス排出路、排気路、排気手
段) 29 多孔質絶縁部材 31 RF電源(第1印加回路) 32 RF電源(第2印加回路) A アルゴンガス(非反応性ガス、プラズマ生成用ガ
ス) B CF系ガス(反応性ガス、処理ガス) C 排気(吸引排出ガス)
Claims (5)
- 【請求項1】一方の平板に処理ガス供給口の形成された
対向する一対の平行平板の間にプラズマ処理空間を形成
してプラズマ処理を行うプラズマ処理装置装置におい
て、 前記プラズマ処理空間に向けて排気口を開いた排気路が
前記一方の平板に形成されていることを特徴とするプラ
ズマ処理装置。 - 【請求項2】プラズマ処理空間が形成された第1機構
と、前記第1機構に取着して又はそれと一体的に設けら
れプラズマ発生空間が形成された第2機構とを具え、前
記プラズマ発生空間が前記プラズマ処理空間に隣接し且
つ連通しているプラズマ発生装置において、 前記プラズマ処理空間に向けて排気口を開いた排気路が
前記第2機構に形成されていることを特徴とするプラズ
マ処理装置。 - 【請求項3】前記排気口が分散等して形成されているこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載されたプラ
ズマ処理装置。 - 【請求項4】前記排気路のうち前記排気口の近傍または
又は総てに対し多孔質絶縁部材が装填されていることを
特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載された
プラズマ処理装置。 - 【請求項5】前記処理ガス供給口のうち前記排気口の両
側に位置するものが広がる向きに傾斜していることを特
徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9330953A JPH11149998A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | プラズマ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9330953A JPH11149998A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | プラズマ処理装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11149998A true JPH11149998A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18238255
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9330953A Pending JPH11149998A (ja) | 1997-11-14 | 1997-11-14 | プラズマ処理装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JPH11149998A (ja) |
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