JPH11150496A - アンテナ装置及び携帯無線機 - Google Patents
アンテナ装置及び携帯無線機Info
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- JPH11150496A JPH11150496A JP9317531A JP31753197A JPH11150496A JP H11150496 A JPH11150496 A JP H11150496A JP 9317531 A JP9317531 A JP 9317531A JP 31753197 A JP31753197 A JP 31753197A JP H11150496 A JPH11150496 A JP H11150496A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明はアンテナ装置に関し、従来に比して一
段と良好にダイバーシチ受信し得るようにする。 【解決手段】第1及び第2のアンテナ(2、3)と、第
1及び第2のアンテナのうちいずれか一方を選択する選
択手段(4)とを有し、当該選択手段によつて所望の第
1又は第2のアンテナを選択することによりダイバーシ
チ受信を行うようになされたアンテナ装置において、第
1のアンテナと選択手段の間、及び又は第2のアンテナ
と選択手段の間に、受信信号の位相を所望量遅延する位
相遅延手段(11)を設けるようにした。これにより非
選択時にアンテナから送出される信号の位相を調整し得
るので、この信号による受信信号の信号相殺を未然に防
止し得、その結果、従来に比して一段と良好なダイバー
シチ受信を実現し得る。
段と良好にダイバーシチ受信し得るようにする。 【解決手段】第1及び第2のアンテナ(2、3)と、第
1及び第2のアンテナのうちいずれか一方を選択する選
択手段(4)とを有し、当該選択手段によつて所望の第
1又は第2のアンテナを選択することによりダイバーシ
チ受信を行うようになされたアンテナ装置において、第
1のアンテナと選択手段の間、及び又は第2のアンテナ
と選択手段の間に、受信信号の位相を所望量遅延する位
相遅延手段(11)を設けるようにした。これにより非
選択時にアンテナから送出される信号の位相を調整し得
るので、この信号による受信信号の信号相殺を未然に防
止し得、その結果、従来に比して一段と良好なダイバー
シチ受信を実現し得る。
Description
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。
【0002】発明の属する技術分野 従来の技術(図6) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段 発明の実施の形態 (1)第1の実施の形態(図1及び図2) (2)第2の実施の形態(図3) (3)第3の実施の形態(図4) (4)他の実施の形態(図5) 発明の効果
【0003】
【発明の属する技術分野】本発明はアンテナ装置及び携
帯無線機に関し、例えば携帯電話機等の小型無線機器に
適用して好適なものである。
帯無線機に関し、例えば携帯電話機等の小型無線機器に
適用して好適なものである。
【0004】
【従来の技術】従来、この種の小型無線機器において
は、受信用のアンテナとして2つのアンテナを設け、こ
の2つのアンテナのうち受信状態の良い方のアンテナを
選択して受信するいわゆるダイバーシチ受信を行うこと
により、多重波によつて引き起こされるフエージング等
を抑制して良好に通信し得るようになされたものがあ
る。実際上、日本国内においても、PDC(Personal D
igital Cellular )方式と呼ばれるデイジタル携帯電話
機では、本体に対して引出し及び収納が可能な状態にホ
イツプアンテナを取り付けると共に、当該本体内部に平
面アンテナ等からなる内蔵アンテナを取り付け、これら
2つのアンテナを使用してダイバーシチ受信を行うよう
になされている。
は、受信用のアンテナとして2つのアンテナを設け、こ
の2つのアンテナのうち受信状態の良い方のアンテナを
選択して受信するいわゆるダイバーシチ受信を行うこと
により、多重波によつて引き起こされるフエージング等
を抑制して良好に通信し得るようになされたものがあ
る。実際上、日本国内においても、PDC(Personal D
igital Cellular )方式と呼ばれるデイジタル携帯電話
機では、本体に対して引出し及び収納が可能な状態にホ
イツプアンテナを取り付けると共に、当該本体内部に平
面アンテナ等からなる内蔵アンテナを取り付け、これら
2つのアンテナを使用してダイバーシチ受信を行うよう
になされている。
【0005】ここでこのようなダイバーシチ受信を行う
受信機を図6を用いて具体的に説明する。図6に示すよ
うに、ダイバーシチ受信を行う受信機1は、大きく分け
て第1及び第2のアンテナ2、3と、これら2つのアン
テナ2、3を選択するための選択スイツチ4と、当該選
択スイツチ4の選択動作によつて得られた受信信号S1
に所定の復調処理を施して受信データを得る受信回路5
とによつて構成される。
受信機を図6を用いて具体的に説明する。図6に示すよ
うに、ダイバーシチ受信を行う受信機1は、大きく分け
て第1及び第2のアンテナ2、3と、これら2つのアン
テナ2、3を選択するための選択スイツチ4と、当該選
択スイツチ4の選択動作によつて得られた受信信号S1
に所定の復調処理を施して受信データを得る受信回路5
とによつて構成される。
【0006】この場合、第1のアンテナ2は受信機1が
搭載される無線機器の本体に対して引出し及び収納可能
な状態に取り付けられたホイツプアンテナからなつてお
り、第2のアンテナは当該本体に収納される内蔵アンテ
ナからなつている。また第1及び第2のアンテナ2、3
は、それぞれインピーダンスマツチングのための整合回
路6、7を介して選択スイツチ4の第1及び第2の入力
端a、bに接続されている。この選択スイツチ4は、受
信回路5からの切換制御信号S2に基づいて入力端a、
bのうちいずれか一方を出力端cに接続することにより
第1及び第2のアンテナ2、3で受信した受信信号のう
ち信号レベルの高い方の受信信号を受信信号S1として
受信回路5に出力する。
搭載される無線機器の本体に対して引出し及び収納可能
な状態に取り付けられたホイツプアンテナからなつてお
り、第2のアンテナは当該本体に収納される内蔵アンテ
ナからなつている。また第1及び第2のアンテナ2、3
は、それぞれインピーダンスマツチングのための整合回
路6、7を介して選択スイツチ4の第1及び第2の入力
端a、bに接続されている。この選択スイツチ4は、受
信回路5からの切換制御信号S2に基づいて入力端a、
bのうちいずれか一方を出力端cに接続することにより
第1及び第2のアンテナ2、3で受信した受信信号のう
ち信号レベルの高い方の受信信号を受信信号S1として
受信回路5に出力する。
【0007】受信回路5は、適宜、切換制御信号S1を
選択スイツチ4に出力して当該選択スイツチ4に選択動
作を行わせ、その結果得られる受信信号S1の信号レベ
ルを判断することにより常に信号レベルの高い方のアン
テナを選択スイツチ4に選択させる。かくして受信回路
5においては、このような選択動作によつて得られた受
信信号S1に復調処理を施すことにより、フエージング
の影響を回避した受信動作を行つて、送信側から送られ
た受信データを正確に復元することができる。
選択スイツチ4に出力して当該選択スイツチ4に選択動
作を行わせ、その結果得られる受信信号S1の信号レベ
ルを判断することにより常に信号レベルの高い方のアン
テナを選択スイツチ4に選択させる。かくして受信回路
5においては、このような選択動作によつて得られた受
信信号S1に復調処理を施すことにより、フエージング
の影響を回避した受信動作を行つて、送信側から送られ
た受信データを正確に復元することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
受信機1を小型の携帯無線機に実装した場合には、第1
及び第2のアンテナ2、3の間の距離を十分に確保し得
ないことから、当該第1及び第2のアンテナ2、3が空
間的に結合し、その結果、選択されていない方のアンテ
ナが選択されている方のアンテナに悪影響を及ぼすとい
つた不都合が生じることがある。具体的には、図6に示
すように選択状態にあるとき、選択されていない方のア
ンテナ(2)によつて受信された受信信号が開放端
(a)において反射し、この反射した受信信号が当該ア
ンテナ(2)から放射され、これがアンテナ(3)に回
り込み、その結果、この信号が本来アンテナ(3)にお
いて受信されるべき受信信号の信号レベルを劣化させて
しまい、良好なダイバーシチ受信が行えなくなるといつ
た問題が生じる。
受信機1を小型の携帯無線機に実装した場合には、第1
及び第2のアンテナ2、3の間の距離を十分に確保し得
ないことから、当該第1及び第2のアンテナ2、3が空
間的に結合し、その結果、選択されていない方のアンテ
ナが選択されている方のアンテナに悪影響を及ぼすとい
つた不都合が生じることがある。具体的には、図6に示
すように選択状態にあるとき、選択されていない方のア
ンテナ(2)によつて受信された受信信号が開放端
(a)において反射し、この反射した受信信号が当該ア
ンテナ(2)から放射され、これがアンテナ(3)に回
り込み、その結果、この信号が本来アンテナ(3)にお
いて受信されるべき受信信号の信号レベルを劣化させて
しまい、良好なダイバーシチ受信が行えなくなるといつ
た問題が生じる。
【0009】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、従来に比して一段と良好にダイバーシチ受信を行い
得るアンテナ装置及び携帯無線機を提案しようとするも
のである。
で、従来に比して一段と良好にダイバーシチ受信を行い
得るアンテナ装置及び携帯無線機を提案しようとするも
のである。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、第1及び第2のアンテナと、第1
及び第2のアンテナのうちいずれか一方を選択する選択
手段とを有し、当該選択手段によつて所望の第1又は第
2のアンテナを選択することによりダイバーシチ受信を
行うようになされたアンテナ装置において、第1のアン
テナと選択手段の間、及び又は第2のアンテナと選択手
段の間に、受信信号の位相を所望量遅延する位相遅延手
段を設けるようにした。
め本発明においては、第1及び第2のアンテナと、第1
及び第2のアンテナのうちいずれか一方を選択する選択
手段とを有し、当該選択手段によつて所望の第1又は第
2のアンテナを選択することによりダイバーシチ受信を
行うようになされたアンテナ装置において、第1のアン
テナと選択手段の間、及び又は第2のアンテナと選択手
段の間に、受信信号の位相を所望量遅延する位相遅延手
段を設けるようにした。
【0011】また本発明においては、第1及び第2のア
ンテナと、第1及び第2のアンテナのうちいずれか一方
を選択する選択手段とを有し、当該選択手段によつて所
望の第1又は第2のアンテナを選択することによりダイ
バーシチ受信を行うようになされたアンテナ装置を有す
る携帯無線機において、第1のアンテナと選択手段の
間、及び又は第2のアンテナと選択手段の間に、受信信
号の位相を所望量遅延する位相遅延手段を設けるように
した。
ンテナと、第1及び第2のアンテナのうちいずれか一方
を選択する選択手段とを有し、当該選択手段によつて所
望の第1又は第2のアンテナを選択することによりダイ
バーシチ受信を行うようになされたアンテナ装置を有す
る携帯無線機において、第1のアンテナと選択手段の
間、及び又は第2のアンテナと選択手段の間に、受信信
号の位相を所望量遅延する位相遅延手段を設けるように
した。
【0012】位相遅延手段によつて受信信号に所望量の
位相遅延を施すと、非選択時にアンテナから送出される
信号の位相を調整し得るので、この信号による受信信号
の信号相殺を未然に防止し得る。
位相遅延を施すと、非選択時にアンテナから送出される
信号の位相を調整し得るので、この信号による受信信号
の信号相殺を未然に防止し得る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
施の形態を詳述する。
【0014】(1)第1の実施の形態 図6との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、10は全体として本発明を適用したダイバーシチ受
信を行う受信機を示し、第1のアンテナ2の整合回路6
の後段に、特性インピーダンスのインピーダンスマツチ
ングを維持した状態で位相のみを所望量だけシフトさせ
得る移相回路11が新たに追加された構造を有してい
る。
て、10は全体として本発明を適用したダイバーシチ受
信を行う受信機を示し、第1のアンテナ2の整合回路6
の後段に、特性インピーダンスのインピーダンスマツチ
ングを維持した状態で位相のみを所望量だけシフトさせ
得る移相回路11が新たに追加された構造を有してい
る。
【0015】この受信機10においても、第1のアンテ
ナ2は当該受信機10が搭載される無線機器の本体に対
して引出し及び収納可能な状態に取り付けられたホイツ
プアンテナからなつており、第2のアンテナ3は当該本
体に収納される内蔵アンテナからなつている。この第1
のアンテナ2はインピーダンスマツチングを行う整合回
路6を介して移相回路11に接続されている。移相回路
11は、入力される受信信号の位相を所望量だけ遅延さ
せる回路からなり、受信信号に位相遅延を行つた後、そ
の受信信号を選択スイツチ4の入力端aに出力する。な
お、この移相回路11の位相遅延量は、実験等に基づい
て、第1及び第2のアンテナ2、3の間の空間的結合度
を最小にするような値に設定されている。具体的には、
反射によつて第1のアンテナ2から逆に放射された信号
と第2のアンテナ3によつて受信されるべき受信信号と
の位相差が180 度にならないような位相遅延量である。
ナ2は当該受信機10が搭載される無線機器の本体に対
して引出し及び収納可能な状態に取り付けられたホイツ
プアンテナからなつており、第2のアンテナ3は当該本
体に収納される内蔵アンテナからなつている。この第1
のアンテナ2はインピーダンスマツチングを行う整合回
路6を介して移相回路11に接続されている。移相回路
11は、入力される受信信号の位相を所望量だけ遅延さ
せる回路からなり、受信信号に位相遅延を行つた後、そ
の受信信号を選択スイツチ4の入力端aに出力する。な
お、この移相回路11の位相遅延量は、実験等に基づい
て、第1及び第2のアンテナ2、3の間の空間的結合度
を最小にするような値に設定されている。具体的には、
反射によつて第1のアンテナ2から逆に放射された信号
と第2のアンテナ3によつて受信されるべき受信信号と
の位相差が180 度にならないような位相遅延量である。
【0016】一方、第2のアンテナ4は、従来と同様
に、インピーダンスマツチングを行う整合回路7を介し
て直接選択スイツチ4の入力端bに接続されている。選
択スイツチ4は、受信回路5からの切換制御信号S2に
基づいて入力端a、bのうちいずれか一方を出力端cに
接続することにより第1及び第2のアンテナ2、3で受
信した受信信号のうち信号レベルの高い方の受信信号を
受信信号S1として受信回路5に出力する。
に、インピーダンスマツチングを行う整合回路7を介し
て直接選択スイツチ4の入力端bに接続されている。選
択スイツチ4は、受信回路5からの切換制御信号S2に
基づいて入力端a、bのうちいずれか一方を出力端cに
接続することにより第1及び第2のアンテナ2、3で受
信した受信信号のうち信号レベルの高い方の受信信号を
受信信号S1として受信回路5に出力する。
【0017】受信回路5は、適宜、切換制御信号S1を
選択スイツチ4に出力して当該選択スイツチ4に選択動
作を行わせ、その結果得られる受信信号S1の信号レベ
ルを判断することにより常に信号レベルの高い方のアン
テナを選択スイツチ4に選択させる。かくして受信回路
5においては、このような選択動作によつて得られた受
信信号S1に復調処理を施すことにより、フエージング
の影響を回避した受信動作を行つて、送信側から送られ
た受信データを正確に復元することができる。
選択スイツチ4に出力して当該選択スイツチ4に選択動
作を行わせ、その結果得られる受信信号S1の信号レベ
ルを判断することにより常に信号レベルの高い方のアン
テナを選択スイツチ4に選択させる。かくして受信回路
5においては、このような選択動作によつて得られた受
信信号S1に復調処理を施すことにより、フエージング
の影響を回避した受信動作を行つて、送信側から送られ
た受信データを正確に復元することができる。
【0018】ここで移相回路11の構成を図2に示す。
この図2に示すように、移相回路11は、入出力端子間
に直列接続されたコンデンサC1、C2と、当該コンデ
ンサC1、C2の接続中点とグランド間に接続されたコ
イルL1とによつて構成され、容量性及び誘導性のリア
クタンス素子からなる対称T型回路によつて構成されて
いる。このような移相回路11は、コンデンサC1、C
2及びコイルL1の値に応じて位相遅延量が決まり、そ
の位相遅延量だけ入力された受信信号の位相をシフトす
るようになされている。
この図2に示すように、移相回路11は、入出力端子間
に直列接続されたコンデンサC1、C2と、当該コンデ
ンサC1、C2の接続中点とグランド間に接続されたコ
イルL1とによつて構成され、容量性及び誘導性のリア
クタンス素子からなる対称T型回路によつて構成されて
いる。このような移相回路11は、コンデンサC1、C
2及びコイルL1の値に応じて位相遅延量が決まり、そ
の位相遅延量だけ入力された受信信号の位相をシフトす
るようになされている。
【0019】なお、この移相回路11は、対称構造にな
つていることから、第1のアンテナ2から供給される受
信信号のみに位相シフトを行うのではなく、選択スイツ
チ4の入力端aが開放端となつているときに当該開放端
から反射してくる受信信号に対しても位相シフトを行う
ようになつている。従つて第1のアンテナ2から放射さ
れる信号はこの移相回路11を2回通ることから、移相
回路11の位相遅延量としては目的の位相遅延量の半分
に設定されている。
つていることから、第1のアンテナ2から供給される受
信信号のみに位相シフトを行うのではなく、選択スイツ
チ4の入力端aが開放端となつているときに当該開放端
から反射してくる受信信号に対しても位相シフトを行う
ようになつている。従つて第1のアンテナ2から放射さ
れる信号はこの移相回路11を2回通ることから、移相
回路11の位相遅延量としては目的の位相遅延量の半分
に設定されている。
【0020】以上の構成において、この受信機10の場
合には、第1及び第2のアンテナ2、3が距離的に近い
ところに配置されたために当該第1及び第2のアンテナ
2、3が空間的に結合したとしても、移相回路11によ
つて受信信号の信号レベルが劣化することを未然に回避
することができる。具体的に説明すると、図1に示すよ
うに、選択スイツチ4によつて第2のアンテナ3が選択
されているとき、選択スイツチ4の入力端aが開放端に
なることから、第1のアンテナ2で受信された受信信号
は入力端aのところで反射する。この反射した受信信号
は第1のアンテナ2に戻つて、当該第1のアンテナ2か
ら放射される。この第1のアンテナ2から放射された信
号は、第1及び第2のアンテナ2、3の空間的結合によ
つて第2のアンテナ3に回り込む。
合には、第1及び第2のアンテナ2、3が距離的に近い
ところに配置されたために当該第1及び第2のアンテナ
2、3が空間的に結合したとしても、移相回路11によ
つて受信信号の信号レベルが劣化することを未然に回避
することができる。具体的に説明すると、図1に示すよ
うに、選択スイツチ4によつて第2のアンテナ3が選択
されているとき、選択スイツチ4の入力端aが開放端に
なることから、第1のアンテナ2で受信された受信信号
は入力端aのところで反射する。この反射した受信信号
は第1のアンテナ2に戻つて、当該第1のアンテナ2か
ら放射される。この第1のアンテナ2から放射された信
号は、第1及び第2のアンテナ2、3の空間的結合によ
つて第2のアンテナ3に回り込む。
【0021】従来のように、何ら対策を行つていない構
成の場合には、第1のアンテナ2から放射された信号
と、第2のアンテナ3で本来受信されるべき信号との位
相差が丁度180 度ずれていると、信号相殺が起こつて第
2のアンテナ3で受信されるべき信号の信号レベルが劣
化し、その結果、良好なダイバーシチ受信を行えず、受
信データを正確に復元し得なくなるといつた不都合が発
生していた。
成の場合には、第1のアンテナ2から放射された信号
と、第2のアンテナ3で本来受信されるべき信号との位
相差が丁度180 度ずれていると、信号相殺が起こつて第
2のアンテナ3で受信されるべき信号の信号レベルが劣
化し、その結果、良好なダイバーシチ受信を行えず、受
信データを正確に復元し得なくなるといつた不都合が発
生していた。
【0022】これに対してこの受信機10のように、第
1のアンテナ2の整合回路6の後段に移相回路11を設
けると、当該移相回路11によつて第1のアンテナ2で
受信された受信信号に位相遅延が生じる。従つてこの移
相回路11の位相遅延量を予め実験等によつて所望の値
に設定しておけば、第1のアンテナ2から放射される信
号と第2のアンテナ3で本来受信されるべき信号との位
相差が丁度180 度になることを防止して信号相殺を未然
回避し得、信号劣化のない良好なダイバーシチ受信を行
うことができ、通信品質を向上することができる。
1のアンテナ2の整合回路6の後段に移相回路11を設
けると、当該移相回路11によつて第1のアンテナ2で
受信された受信信号に位相遅延が生じる。従つてこの移
相回路11の位相遅延量を予め実験等によつて所望の値
に設定しておけば、第1のアンテナ2から放射される信
号と第2のアンテナ3で本来受信されるべき信号との位
相差が丁度180 度になることを防止して信号相殺を未然
回避し得、信号劣化のない良好なダイバーシチ受信を行
うことができ、通信品質を向上することができる。
【0023】またこの場合には、ホイツプアンテナから
なる第1のアンテナ2側に移相回路11を入れるように
したことにより、比較的に受信信号の信号レベルが低い
内蔵アンテナ側における信号相殺を防止し得るので、効
果的に信号レベルの低下を防止して良好なダイバーシチ
受信を行い得る。
なる第1のアンテナ2側に移相回路11を入れるように
したことにより、比較的に受信信号の信号レベルが低い
内蔵アンテナ側における信号相殺を防止し得るので、効
果的に信号レベルの低下を防止して良好なダイバーシチ
受信を行い得る。
【0024】以上の構成によれば、第1のアンテナ2の
整合回路6の後段に、当該第1のアンテナ2で受信した
受信信号の位相を所望量だけ遅延する移相回路11を設
けるようにしたことにより、第2のアンテナ3における
信号相殺による受信信号の信号レベル低下を未然に回避
して、良好なダイバーシチ受信を行うことができる。ま
たこのような構成からなるアンテナシステムを小型の携
帯無線機に搭載することにより、良好なダイバーシチ受
信を行い得る無線機器を実現することができる。
整合回路6の後段に、当該第1のアンテナ2で受信した
受信信号の位相を所望量だけ遅延する移相回路11を設
けるようにしたことにより、第2のアンテナ3における
信号相殺による受信信号の信号レベル低下を未然に回避
して、良好なダイバーシチ受信を行うことができる。ま
たこのような構成からなるアンテナシステムを小型の携
帯無線機に搭載することにより、良好なダイバーシチ受
信を行い得る無線機器を実現することができる。
【0025】(2)第2の実施の形態 図1との対応部分に同一符号を付して示す図3におい
て、20は全体として第2の実施の形態による受信機を
示し、第1の実施の形態と大きく異なる点は、第2のア
ンテナ3の整合回路7の後段にも新たに移相回路21が
設けられていることである。
て、20は全体として第2の実施の形態による受信機を
示し、第1の実施の形態と大きく異なる点は、第2のア
ンテナ3の整合回路7の後段にも新たに移相回路21が
設けられていることである。
【0026】移相回路21は、基本的に移相回路11と
同様の構成を有しており、入力される受信信号の位相を
所望量だけ遅延するようになされている。なお、この移
相回路21の位相遅延量も実験等に基づいて、第1及び
第2のアンテナ2、3の間の空間的結合度を最小にする
ような値に設定されている。具体的には、反射によつて
第2のアンテナ3から逆に放射された信号と第1のアン
テナ2によつて受信されるべき受信信号との位相差が18
0 度にならないような位相遅延量である。
同様の構成を有しており、入力される受信信号の位相を
所望量だけ遅延するようになされている。なお、この移
相回路21の位相遅延量も実験等に基づいて、第1及び
第2のアンテナ2、3の間の空間的結合度を最小にする
ような値に設定されている。具体的には、反射によつて
第2のアンテナ3から逆に放射された信号と第1のアン
テナ2によつて受信されるべき受信信号との位相差が18
0 度にならないような位相遅延量である。
【0027】以上の構成において、この受信機20の場
合には、選択スイツチ4によつて第1のアンテナ2が選
択されたとき、第2のアンテナ3で受信された受信信号
が選択スイツチ4の入力端bが開放端になることから反
射して当該第2のアンテナ3から放射されるが、第1の
実施の形態と同様の理由により、移相回路21によつて
その受信信号の位相が所望量遅延されていることから、
第1のアンテナ2で本来受信されるべき受信信号に対す
る信号相殺を未然に防止することができる。このためこ
の場合にも、受信信号の信号レベル低下を未然に防止し
て、良好なダイバーシチ受信を行うことができる。
合には、選択スイツチ4によつて第1のアンテナ2が選
択されたとき、第2のアンテナ3で受信された受信信号
が選択スイツチ4の入力端bが開放端になることから反
射して当該第2のアンテナ3から放射されるが、第1の
実施の形態と同様の理由により、移相回路21によつて
その受信信号の位相が所望量遅延されていることから、
第1のアンテナ2で本来受信されるべき受信信号に対す
る信号相殺を未然に防止することができる。このためこ
の場合にも、受信信号の信号レベル低下を未然に防止し
て、良好なダイバーシチ受信を行うことができる。
【0028】かくして以上の構成によれば、第2のアン
テナ3の整合回路7の後段にも、当該第2のアンテナ3
で受信した受信信号の位相を所望量だけ遅延する移相回
路21を設けるようにしたことにより、第1及び第2の
アンテナ2、3における信号相殺による受信信号の信号
レベル低下を未然に回避して、良好なダイバーシチ受信
を行うことができる。またこのような構成からなるアン
テナシステムを小型の携帯無線機に搭載することによ
り、良好なダイバーシチ受信を行い得る無線機器を実現
することができる。
テナ3の整合回路7の後段にも、当該第2のアンテナ3
で受信した受信信号の位相を所望量だけ遅延する移相回
路21を設けるようにしたことにより、第1及び第2の
アンテナ2、3における信号相殺による受信信号の信号
レベル低下を未然に回避して、良好なダイバーシチ受信
を行うことができる。またこのような構成からなるアン
テナシステムを小型の携帯無線機に搭載することによ
り、良好なダイバーシチ受信を行い得る無線機器を実現
することができる。
【0029】(3)第3の実施の形態 図1との対応部分に同一符号を付して示す図4におい
て、30は全体として第3の実施の形態による受信機を
示し、第1の実施の形態と大きく異なる点は、移相回路
31の構成が第1の実施の形態の移相回路11と異なる
ことである。
て、30は全体として第3の実施の形態による受信機を
示し、第1の実施の形態と大きく異なる点は、移相回路
31の構成が第1の実施の形態の移相回路11と異なる
ことである。
【0030】この実施の形態による移相回路31は、図
4に示すように、内部に位相遅延量が異なる第1及び第
2の移相回路31A、31Bを有しており、これらの移
相回路31A、31Bを受信機の動作モードに応じて切
り換えられるようになつている。なお、第1及び第2の
移相回路31A、31Bの内部構成は、それぞれ第1の
実施の形態で説明した移相回路11とほぼ同様の構成で
ある。
4に示すように、内部に位相遅延量が異なる第1及び第
2の移相回路31A、31Bを有しており、これらの移
相回路31A、31Bを受信機の動作モードに応じて切
り換えられるようになつている。なお、第1及び第2の
移相回路31A、31Bの内部構成は、それぞれ第1の
実施の形態で説明した移相回路11とほぼ同様の構成で
ある。
【0031】このように移相回路31A、31Bを切り
換える理由は、この受信機30が搭載される携帯無線機
の使用状態によつて第1及び第2のアンテナ2、3の空
間的結合度が変わるからである。例えば携帯無線機が待
ち受け状態にあるとき、一般に携帯無線機は鞄の中等に
入れられていることが多く、比較的人体の影響を受け難
い状態にある。これに対して携帯無線機が通話状態にあ
るときには、通話のため人体頭部に位置することになる
ので、人体の影響を受けやすくなる。人体がアンテナ近
傍に存在すると、反射等の様々な要因によつて第1及び
第2のアンテナ2、3の空間的結合度は大きく変わる。
このように携帯無線機が待ち受け状態にあるときと通話
状態にあるときでは、第1及び第2のアンテナ2、3の
空間的結合度が大きく変わる。そのためこの空間的結合
によつて生じる信号相殺を防止するのに必要な信号遅延
量も変わることになる。
換える理由は、この受信機30が搭載される携帯無線機
の使用状態によつて第1及び第2のアンテナ2、3の空
間的結合度が変わるからである。例えば携帯無線機が待
ち受け状態にあるとき、一般に携帯無線機は鞄の中等に
入れられていることが多く、比較的人体の影響を受け難
い状態にある。これに対して携帯無線機が通話状態にあ
るときには、通話のため人体頭部に位置することになる
ので、人体の影響を受けやすくなる。人体がアンテナ近
傍に存在すると、反射等の様々な要因によつて第1及び
第2のアンテナ2、3の空間的結合度は大きく変わる。
このように携帯無線機が待ち受け状態にあるときと通話
状態にあるときでは、第1及び第2のアンテナ2、3の
空間的結合度が大きく変わる。そのためこの空間的結合
によつて生じる信号相殺を防止するのに必要な信号遅延
量も変わることになる。
【0032】そこでこの第3の実施の形態では、待ち受
け時に生じる信号相殺を最適に防止し得る位相遅延量を
有する第1の移相回路31Aと、通話時に生じる信号相
殺を最適に防止し得る位相遅延量を有する第2の移相回
路31Bとを設け、使用状態に応じてこれらを切り換え
るようになされている。
け時に生じる信号相殺を最適に防止し得る位相遅延量を
有する第1の移相回路31Aと、通話時に生じる信号相
殺を最適に防止し得る位相遅延量を有する第2の移相回
路31Bとを設け、使用状態に応じてこれらを切り換え
るようになされている。
【0033】図4に示すように、通話スイツチや通話終
了キー等の操作キー32からのキー信号S3は、この受
信機30が搭載される携帯無線機の全体動作を制御する
制御回路33に取り込まれる。制御回路33は、操作キ
ー32からのキー信号S3を基に通話キーが押されたこ
とを検出すると、受信回路5及び送信回路(図示せず)
を通話状態に遷移させると共に、第2の移相回路31B
を選択させるような制御信号S4を出力する。またキー
信号S3を基に通話終了キーが押されたことを検出する
と、制御回路33は、受信回路5及び送信回路を待ち受
け状態に遷移させると共に、第1の移相回路31Aを選
択させるような制御信号S4を出力する。
了キー等の操作キー32からのキー信号S3は、この受
信機30が搭載される携帯無線機の全体動作を制御する
制御回路33に取り込まれる。制御回路33は、操作キ
ー32からのキー信号S3を基に通話キーが押されたこ
とを検出すると、受信回路5及び送信回路(図示せず)
を通話状態に遷移させると共に、第2の移相回路31B
を選択させるような制御信号S4を出力する。またキー
信号S3を基に通話終了キーが押されたことを検出する
と、制御回路33は、受信回路5及び送信回路を待ち受
け状態に遷移させると共に、第1の移相回路31Aを選
択させるような制御信号S4を出力する。
【0034】制御回路33からの制御信号S4は移相回
路31を構成する第1及び第2の選択スイツチ31C、
31Dに供給される。第1及び第2の選択スイツチ31
C、31Dは、制御信号S4の内容に基づいて接続状態
を切り換えることにより、待ち受け状態のときには第1
の移相回路31Aを選択し、通話状態のときには第2の
移相回路31Bを選択する。かくしてこのように待ち受
け状態と通話状態に応じて第1及び第2の移相回路31
A、31Bを切り換えることにより、動作モードに応じ
て最適な移相回路を設定することができる。
路31を構成する第1及び第2の選択スイツチ31C、
31Dに供給される。第1及び第2の選択スイツチ31
C、31Dは、制御信号S4の内容に基づいて接続状態
を切り換えることにより、待ち受け状態のときには第1
の移相回路31Aを選択し、通話状態のときには第2の
移相回路31Bを選択する。かくしてこのように待ち受
け状態と通話状態に応じて第1及び第2の移相回路31
A、31Bを切り換えることにより、動作モードに応じ
て最適な移相回路を設定することができる。
【0035】以上の構成において、この実施の形態の受
信機30では、位相遅延量が異なる2つの移相回路31
A、31Bが設けられおり、動作モードに応じて切り換
えるようになつている。この場合、第1の移相回路31
Aは待ち受け時に第1及び第2のアンテナ2、3の空間
的結合によつて生じる信号相殺を防止するのに最適な位
相遅延量を有しており、第2の移相回路31Bは通話時
に第1及び第2のアンテナ2、3の空間的結合によつて
生じる信号相殺を防止するのに最適な位相遅延量を有し
ている。従つて待ち受け時に第1の移相回路31Aを選
択し、通話時に第2の移相回路31Bを選択すれば、第
1及び第2のアンテナ2、3の空間的結合によつて生じ
る信号相殺を確実に防止し得、一段と良好にダイバーシ
チ受信を行うことができる。
信機30では、位相遅延量が異なる2つの移相回路31
A、31Bが設けられおり、動作モードに応じて切り換
えるようになつている。この場合、第1の移相回路31
Aは待ち受け時に第1及び第2のアンテナ2、3の空間
的結合によつて生じる信号相殺を防止するのに最適な位
相遅延量を有しており、第2の移相回路31Bは通話時
に第1及び第2のアンテナ2、3の空間的結合によつて
生じる信号相殺を防止するのに最適な位相遅延量を有し
ている。従つて待ち受け時に第1の移相回路31Aを選
択し、通話時に第2の移相回路31Bを選択すれば、第
1及び第2のアンテナ2、3の空間的結合によつて生じ
る信号相殺を確実に防止し得、一段と良好にダイバーシ
チ受信を行うことができる。
【0036】以上の構成によれば、位相遅延量が異なる
2つの移相回路31A、31Bを設け、動作モードに応
じてこれら2つの移相回路31A、31Bを切り換える
ようにしたことにより、第1及び第2のアンテナ2、3
の空間的結合によつて生じる信号相殺を確実に防止し
得、かくして一段と良好にダイバーシチ受信を行うこと
ができる。またこのような構成からなるアンテナシステ
ムを小型の携帯無線機に搭載することにより、良好なダ
イバーシチ受信を行い得る無線機器を実現することがで
きる。
2つの移相回路31A、31Bを設け、動作モードに応
じてこれら2つの移相回路31A、31Bを切り換える
ようにしたことにより、第1及び第2のアンテナ2、3
の空間的結合によつて生じる信号相殺を確実に防止し
得、かくして一段と良好にダイバーシチ受信を行うこと
ができる。またこのような構成からなるアンテナシステ
ムを小型の携帯無線機に搭載することにより、良好なダ
イバーシチ受信を行い得る無線機器を実現することがで
きる。
【0037】(4)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、図2に示すように、
入出力端子間に直列に接続されたコンデンサC1、C2
と、当該コンデンサC1、C2の接続中点とグランド間
に接続されるコイルL1とによつて移相回路11を構成
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、入
出力端子間に直列に2つのコイルを接続すると共に、当
該コイルの接続中点とグランド間にコンデンサを接続す
ることによつて移相回路を構成するようにしても、上述
の場合と同様の効果を得ることができる。要は、容量性
及び誘導性のリアクタンス素子からなる対称T型回路に
よつて位相回路を構成するようにすれば、上述の場合と
同様の効果を得ることができる。
入出力端子間に直列に接続されたコンデンサC1、C2
と、当該コンデンサC1、C2の接続中点とグランド間
に接続されるコイルL1とによつて移相回路11を構成
した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、入
出力端子間に直列に2つのコイルを接続すると共に、当
該コイルの接続中点とグランド間にコンデンサを接続す
ることによつて移相回路を構成するようにしても、上述
の場合と同様の効果を得ることができる。要は、容量性
及び誘導性のリアクタンス素子からなる対称T型回路に
よつて位相回路を構成するようにすれば、上述の場合と
同様の効果を得ることができる。
【0038】また上述の実施の形態においては、図2に
示すように、容量性及び誘導性のリアクタンス素子によ
つて移相回路11を構成した場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、図5に示すように、例えばマイク
ロストリツプライン等の高周波伝送線路41Aの線路長
を利用して受信信号の位相を所望量遅延させる移相回路
41を設けるようにしても上述の場合と同様の効果を得
ることができる。この場合、アンテナ2から放射される
信号の位相はその信号が通る伝送路の線路長によつて決
まるので、アンテナ2と選択スイツチ4との間に高周波
伝送線路41Aを挿入し、その高周波伝送線路41Aの
線路長を所望の長さに設定すれば、所望の位相遅延量を
得ることができる。従つてこの例では、信号相殺を防止
するのに必要な位相遅延量に応じた長さに高周波伝送線
路41Aの線路長を設定しており、これにより上述の場
合と同様に信号相殺を防止して良好なダイバーシチ受信
を行うことができる。
示すように、容量性及び誘導性のリアクタンス素子によ
つて移相回路11を構成した場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、図5に示すように、例えばマイク
ロストリツプライン等の高周波伝送線路41Aの線路長
を利用して受信信号の位相を所望量遅延させる移相回路
41を設けるようにしても上述の場合と同様の効果を得
ることができる。この場合、アンテナ2から放射される
信号の位相はその信号が通る伝送路の線路長によつて決
まるので、アンテナ2と選択スイツチ4との間に高周波
伝送線路41Aを挿入し、その高周波伝送線路41Aの
線路長を所望の長さに設定すれば、所望の位相遅延量を
得ることができる。従つてこの例では、信号相殺を防止
するのに必要な位相遅延量に応じた長さに高周波伝送線
路41Aの線路長を設定しており、これにより上述の場
合と同様に信号相殺を防止して良好なダイバーシチ受信
を行うことができる。
【0039】また上述の第3の実施の形態においては、
通話キー及び通話終了キーに連動して第1及び第2の移
相回路31A、31Bの選択動作を行つた場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、通話キーや通話終了
キーとは別に移相回路選択のための専用キーを設け、当
該専用キーの操作に応じて第1及び第2の移相回路31
A、31Bの選択動作を行うようにしても良い。
通話キー及び通話終了キーに連動して第1及び第2の移
相回路31A、31Bの選択動作を行つた場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、通話キーや通話終了
キーとは別に移相回路選択のための専用キーを設け、当
該専用キーの操作に応じて第1及び第2の移相回路31
A、31Bの選択動作を行うようにしても良い。
【0040】また上述の実施の形態においては、第1の
アンテナ2の整合回路6の後段、又は第1及び第2のア
ンテナ2、3の整合回路6、7の後段に、移相回路1
1、21を設けた場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、非選択時に放射される信号の位相を遅延する
ことができる位置であれば、その他の位置に移相回路を
設けるようにしても良い。要は、第1及び第2のアンテ
ナと、第1及び第2のアンテナのうちいずれか一方を選
択する選択手段とを有し、当該選択手段によつて所望の
第1又は第2のアンテナを選択することによりダイバー
シチ受信を行うようになされたアンテナ装置において、
第1のアンテナと選択手段の間、及び又は第2のアンテ
ナと選択手段の間に、受信信号の位相を所望量遅延する
位相遅延手段を設けるようにすれば、上述の場合と同様
の効果を得ることができる。
アンテナ2の整合回路6の後段、又は第1及び第2のア
ンテナ2、3の整合回路6、7の後段に、移相回路1
1、21を設けた場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、非選択時に放射される信号の位相を遅延する
ことができる位置であれば、その他の位置に移相回路を
設けるようにしても良い。要は、第1及び第2のアンテ
ナと、第1及び第2のアンテナのうちいずれか一方を選
択する選択手段とを有し、当該選択手段によつて所望の
第1又は第2のアンテナを選択することによりダイバー
シチ受信を行うようになされたアンテナ装置において、
第1のアンテナと選択手段の間、及び又は第2のアンテ
ナと選択手段の間に、受信信号の位相を所望量遅延する
位相遅延手段を設けるようにすれば、上述の場合と同様
の効果を得ることができる。
【0041】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、第1のア
ンテナと選択手段の間、及び又は第2のアンテナと選択
手段の間に、受信信号の位相を所望量遅延する位相遅延
手段を設けるようにしたことにより、受信信号の信号相
殺を未然に回避して、良好なダイバーシチ受信を行うこ
とができる。
ンテナと選択手段の間、及び又は第2のアンテナと選択
手段の間に、受信信号の位相を所望量遅延する位相遅延
手段を設けるようにしたことにより、受信信号の信号相
殺を未然に回避して、良好なダイバーシチ受信を行うこ
とができる。
【図1】第1の実施の形態によるダイバーシチ受信用の
受信機の構成を示すブロツク図である。
受信機の構成を示すブロツク図である。
【図2】移相回路の構成を示すブロツク図である。
【図3】第2の実施の形態によるダイバーシチ受信用の
受信機の構成を示すブロツク図である。
受信機の構成を示すブロツク図である。
【図4】第3の実施の形態によるダイバーシチ受信用の
受信機の構成を示すブロツク図である。
受信機の構成を示すブロツク図である。
【図5】他の実施の形態による移相回路の構成を示すブ
ロツク図である。
ロツク図である。
【図6】従来のダイバーシチ受信用の受信機の構成を示
すブロツク図である。
すブロツク図である。
1、10、20、30、40……受信機、2、3……ア
ンテナ、4、31C、31D……選択スイツチ、5……
受信回路、6、7……整合回路、11、21、31、3
1A、31B、41……移相回路、32……操作キー、
33……制御回路、41A……高周波伝送線路。
ンテナ、4、31C、31D……選択スイツチ、5……
受信回路、6、7……整合回路、11、21、31、3
1A、31B、41……移相回路、32……操作キー、
33……制御回路、41A……高周波伝送線路。
Claims (12)
- 【請求項1】第1及び第2のアンテナと、上記第1及び
第2のアンテナのうちいずれか一方を選択する選択手段
とを有し、当該選択手段によつて所望の上記第1又は第
2のアンテナを選択することによりダイバーシチ受信を
行うようになされたアンテナ装置において、 上記第1のアンテナと上記選択手段の間、及び又は上記
第2のアンテナと上記選択手段の間に、受信信号の位相
を所望量遅延する位相遅延手段を具えることを特徴とす
るアンテナ装置。 - 【請求項2】上記位相遅延手段は、 容量性及び誘導性のリアクタンス素子によつて構成され
た対称T型回路からなることを特徴とする請求項1に記
載のアンテナ装置。 - 【請求項3】上記位相遅延手段は、 位相遅延量に応じた線路長を有する高周波伝送線路によ
つて構成されることを特徴とする請求項1に記載のアン
テナ装置。 - 【請求項4】上記位相遅延手段は、 位相遅延量が異なる第1及び第2の位相遅延手段からな
り、当該アンテナ装置が実装される携帯無線機の使用状
態に応じて、上記第1及び第2の位相遅延手段のうち所
望の位相遅延手段が選択されることを特徴とする請求項
1に記載のアンテナ装置。 - 【請求項5】上記第1のアンテナはホイツプアンテナか
らなり、上記第2のアンテナは内蔵アンテナからなるこ
とを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。 - 【請求項6】上記位相遅延手段は、少なくともホイツプ
アンテナからなる上記第1のアンテナと上記選択手段と
の間に設けられることを特徴とする請求項5に記載のア
ンテナ装置。 - 【請求項7】第1及び第2のアンテナと、上記第1及び
第2のアンテナのうちいずれか一方を選択する選択手段
とを有し、当該選択手段によつて所望の上記第1又は第
2のアンテナを選択することによりダイバーシチ受信を
行うようになされたアンテナ装置を有する携帯無線機に
おいて、 上記アンテナ装置は、 上記第1のアンテナと上記選択手段の間、及び又は上記
第2のアンテナと上記選択手段の間に、受信信号の位相
を所望量遅延する位相遅延手段を具えることを特徴とす
る携帯無線機。 - 【請求項8】上記位相遅延手段は、 容量性及び誘導性のリアクタンス素子によつて構成され
た対称T型回路からなることを特徴とする請求項7に記
載の携帯無線機。 - 【請求項9】上記位相遅延手段は、 位相遅延量に応じた線路長を有する高周波伝送線路によ
つて構成されることを特徴とする請求項7に記載の携帯
無線機。 - 【請求項10】上記位相遅延手段は、 位相遅延量が異なる第1及び第2の位相遅延手段からな
り、当該携帯無線機の使用状態に応じて、上記第1及び
第2の位相遅延手段のうち所望の位相遅延手段が選択さ
れることを特徴とする請求項7に記載の携帯無線機。 - 【請求項11】上記第1のアンテナはホイツプアンテナ
からなり、上記第2のアンテナは内蔵アンテナからなる
ことを特徴とする請求項7に記載の携帯無線機。 - 【請求項12】上記位相遅延手段は、少なくともホイツ
プアンテナからなる上記第1のアンテナと上記選択手段
との間に設けられることを特徴とする請求項11に記載
の携帯無線機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9317531A JPH11150496A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | アンテナ装置及び携帯無線機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9317531A JPH11150496A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | アンテナ装置及び携帯無線機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11150496A true JPH11150496A (ja) | 1999-06-02 |
Family
ID=18089298
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9317531A Pending JPH11150496A (ja) | 1997-11-18 | 1997-11-18 | アンテナ装置及び携帯無線機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11150496A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001076009A1 (en) * | 2000-03-31 | 2001-10-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Portable telephone apparatus and control method thereof |
| US6928276B2 (en) | 2001-12-28 | 2005-08-09 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Signal reception circuit and communication device having the same |
| US7139533B2 (en) | 2002-09-24 | 2006-11-21 | Hitachi, Ltd. | Mobile communication terminal |
| KR100745941B1 (ko) * | 2005-03-31 | 2007-08-02 | 가부시키가이샤 히다치 고쿠사이 덴키 | 위상 제어 방법 |
| US7493096B2 (en) | 2004-11-22 | 2009-02-17 | Lg Electronics Inc. | Apparatus and method for processing digital multimedia broadcast (DMB) signals |
| JP2010503261A (ja) * | 2006-09-05 | 2010-01-28 | ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー | アンテナシステム及びアンテナシステムを動作させる方法 |
| KR100998821B1 (ko) | 2008-09-05 | 2010-12-06 | 엘에스산전 주식회사 | 위치추적시스템의 태그용 안테나 장치 |
-
1997
- 1997-11-18 JP JP9317531A patent/JPH11150496A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001076009A1 (en) * | 2000-03-31 | 2001-10-11 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Portable telephone apparatus and control method thereof |
| US6731920B1 (en) | 2000-03-31 | 2004-05-04 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Portable telephone apparatus and control method thereof |
| US6928276B2 (en) | 2001-12-28 | 2005-08-09 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Signal reception circuit and communication device having the same |
| US7139533B2 (en) | 2002-09-24 | 2006-11-21 | Hitachi, Ltd. | Mobile communication terminal |
| CN100431367C (zh) * | 2002-09-24 | 2008-11-05 | 株式会社日立制作所 | 移动通信设备 |
| US7493096B2 (en) | 2004-11-22 | 2009-02-17 | Lg Electronics Inc. | Apparatus and method for processing digital multimedia broadcast (DMB) signals |
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| JP2010503261A (ja) * | 2006-09-05 | 2010-01-28 | ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー | アンテナシステム及びアンテナシステムを動作させる方法 |
| KR100998821B1 (ko) | 2008-09-05 | 2010-12-06 | 엘에스산전 주식회사 | 위치추적시스템의 태그용 안테나 장치 |
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