JPH11150959A - 圧電振動子の駆動方法及びその装置 - Google Patents

圧電振動子の駆動方法及びその装置

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JPH11150959A
JPH11150959A JP9334924A JP33492497A JPH11150959A JP H11150959 A JPH11150959 A JP H11150959A JP 9334924 A JP9334924 A JP 9334924A JP 33492497 A JP33492497 A JP 33492497A JP H11150959 A JPH11150959 A JP H11150959A
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JP
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piezoelectric vibrator
piezoelectric element
piezoelectric
measurement
driving
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JP9334924A
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Tsunemi Gonda
常躬 権田
Takeshi Matsumoto
豪 松本
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部の温度センサ等を用いることなく、駆動
周波数と圧電振動子との温度特性を一致させ、駆動効率
の向上を図る。 【解決手段】 測定回路12が、圧電素子32の温度に
よって変化する、該圧電素子32自身の所定のインピー
ダンス値を測定する。測定回路12から測定結果を受信
した補正回路14は、測定結果のインピーダンス値に基
づいて、圧電振動子30に対する駆動周波数を補正す
る。すなわち、該補正回路14は、圧電素子32の正確
な温度に基づいて、圧電振動子30に対する駆動周波数
を温度補正する。そして、駆動回路16が、温度補正さ
れた駆動周波数の交流信号を発生して圧電振動子30に
供給し、圧電振動子30を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電振動子の駆動
方法及びその装置に係り、更に詳しくは、所定の駆動周
波数を有する交流信号が供給されることにより所定の振
動を発生する圧電素子を有する圧電振動子の駆動方法及
びその装置に関する。本発明は、超音波モータ等の振動
アクチュエータを構成する圧電振動子の駆動の際に適用
して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】超音波モータ等を構成する圧電振動子の
共振周波数は温度によって変化し、また圧電振動子に所
定の駆動周波数を有する交流信号を供給する駆動回路の
源発振器(通常は電圧制御発振器が用いられる)も温度
特性を有していることから、その圧電振動子の駆動装置
には何らかの温度補償が必要になる。
【0003】かかる温度補償の一例として、特開昭63
−171175号公報には、超音波モータとは別に用意
された外部の温度センサを用いて超音波モータの周囲温
度を計測し、この温度センサからの信号を所定の補正回
路で処理して、駆動回路の源発振器の周波数温度変化率
がモータの周波数温度変化率に等しくなるように補正す
る技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭63−171175号公報に記載の方法にあって
は、超音波モータの周囲温度を計測するための温度セン
サを別に設けなければならないことから、コストアップ
の要因となっていた。また、この公報に記載の方法にあ
っては、超音波モータの周囲の温度を計測して、これを
モータの温度とみなして温度補償を行っていたことか
ら、必ずしも正確に超音波モータの温度を測定すること
ができず、結果的に十分な温度補償を行うことは困難で
あった。
【0005】一方、超音波モータ等の振動アクチュエー
タは、駆動源であることから駆動により自己発熱し、こ
の自己発熱による温度変化に伴って共振周波数その他の
特性が変化するという温度依存性が、その普及を妨げる
大きな要因となっている。
【0006】本発明は、かかる事情の下になされたもの
で、その目的は、外部の温度センサ等を用いることな
く、駆動周波数と圧電振動子との温度特性を一致させ、
駆動効率の向上を図ることが可能な圧電振動子の駆動方
法及び駆動装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、所定の駆動周波数を有する交流信号が供給されるこ
とにより所定の振動を発生する圧電素子(32)を有す
る圧電振動子(30)の駆動方法であって、前記圧電素
子(32)の温度に対応して変化する前記圧電素子(3
2)のインピーダンス値を測定する第1工程と;前記測
定されたインピーダンス値に基づいて、前記圧電振動子
(30)に対する前記駆動周波数を補正する第2工程と
を含む。
【0008】本請求項1の圧電振動子の駆動方法では、
まず、駆動対象の圧電振動子を構成する圧電素子の温度
によって変化する、該圧電素子自身の所定のインピーダ
ンス値を測定する(第1工程)。ここで、測定されるイ
ンピータンス値は、駆動対象の圧電振動子を構成する圧
電素子自身のインピーダンス値であるので、自己発熱す
る圧電素子の温度を正確に反映している。したがって、
該インピーダンス値の測定を介して、間接的に圧電素子
の温度が正確に測定されることになる。
【0009】次に、測定されたインピーダンス値に基づ
いて、前記圧電振動子に対する駆動周波数を補正する
(第2工程)。すなわち、駆動対象の圧電素子の正確な
温度に基づいて、圧電振動子に対する駆動周波数が温度
補正される。こうして温度補正された駆動周波数の交流
信号が圧電振動子に供給される。
【0010】したがって、請求項1の圧電振動子の駆動
方法によれば、外部の温度センサ等を用いることなく、
駆動周波数と圧電振動子との温度特性を一致させ、駆動
効率の向上を図ることができる。
【0011】請求項1の圧電素子の駆動方法において、
前記第1工程における前記圧電素子のインピーダンス値
の測定方法は様々考えられるが、請求項2に記載の発明
のように、前記圧電素子(32)上に配置された測定用
の電極(40)にインピーダンス値が既知のインピーダ
ンス素子(C1)を接続し、このインピーダンス素子
(C1)のインピーダンス値と前記圧電素子(32)の
インピーダンス値とで所定の測定用電源(E1)の電圧
を分圧して得た分圧値に基づいて、前記圧電素子(3
2)のインピーダンス値を測定することができる。ま
た、請求項3に記載の発明のように、前記第1工程にお
いては、前記圧電素子(32)のインピーダンス値とし
て静電容量を測定することができる。
【0012】請求項2の圧電振動子の駆動方法では、イ
ンピーダンス値が既知のインピーダンス素子と圧電素子
のインピーダンス値とを直列接続して測定用電源が発生
する電圧を分圧する。そして、この分圧された電圧値を
測定することにより、間接的に圧電素子の温度を測定
し、駆動周波数を温度補正するので、簡易かつ正確に駆
動周波数と圧電振動子との温度特性を一致させることが
できる。
【0013】本発明者が研究の結果から得た知見によれ
ば、圧電素子に測定用電極を配置した場合に、該圧電素
子とともに圧電振動子を構成する弾性体(通常は、電位
が接地レベルに設定される)と該測定用電極との間にお
ける圧電素子の静電容量は、温度の変化に対して線形に
変化する。
【0014】したがって、請求項3の圧電振動子の駆動
方法によれば、外部の温度センサ等を用いることなく、
駆動周波数と圧電振動子との温度特性を正確に一致させ
ることができる。
【0015】請求項4に記載の発明は、所定の駆動周波
数を有する交流信号が供給されることにより所定の振動
を発生する圧電素子(32)を有する圧電振動子(3
0)の駆動装置(10)であって、前記圧電素子(3
2)の温度に対応して変化する前記圧電素子(32)の
インピーダンス値を測定する測定回路(12)と;前記
測定されたインピーダンス値に基づいて前記圧電振動子
(30)に対する駆動周波数を補正する補正回路(1
4)と;前記補正後の駆動周波数で前記圧電振動子を駆
動する駆動回路(16)とを備える。
【0016】本請求項4の圧電振動子の駆動装置では、
まず、測定回路が、駆動対象の圧電素子の温度によって
変化する該圧電素子自身の所定のインピーダンス値を測
定する。ここで、測定されるインピーダンス値は、駆動
対象の圧電振動子を構成する圧電素子自身のインピーダ
ンス値であるので、自己発熱する圧電素子の温度を正確
に反映している。したがって、測定回路によって、該イ
ンピーダンス値が測定されることにより、間接的に圧電
素子の温度が正確に測定されることになる。
【0017】測定回路から測定結果を受信した補正回路
は、測定結果のインピーダンス値に基づいて、前記圧電
振動子に対する駆動周波数を補正する。すなわち、該補
正回路は、駆動対象の圧電振動子を構成する圧電素子の
正確な温度に基づいて、圧電振動子に対する駆動周波数
を温度補正する。
【0018】そして、駆動回路が、温度補正された駆動
周波数の交流信号を発生して圧電振動子に供給し、圧電
振動子を駆動する。
【0019】したがって、請求項4の圧電振動子の駆動
装置によれば、外部の温度センサ等を用いることなく簡
易な構成で、駆動周波数と圧電振動子との温度特性を一
致させ、駆動効率の向上を図ることが可能となる。
【0020】請求項4の圧電振動子の駆動装置におい
て、前記測定回路の構成は様々考えられるが、請求項5
記載の発明のように、前記圧電素子(32)上に配置さ
れた測定用の電極(40)に測定用信号を与える測定用
電源(E1)と、前記電極(40)と前記測定用電源
(E1)との間に接続されたインピーダンス値が既知の
インピーダンス素子(C1)とを有し、前記測定用電源
(E1)の電圧を前記インピーダンス素子(C1)のイ
ンピーダンス値と前記圧電素子(32)のインピーダン
ス値とで分圧する分圧回路を含んで測定回路(12)を
構成することができる。また、請求項6に記載の発明の
ように、前記測定回路(12)が、前記圧電素子(3
2)のインピーダンス値として静電容量を測定するよう
に構成することができる。
【0021】請求項5の圧電振動子の駆動装置では、イ
ンピーダンス値が既知のインピーダンス素子と圧電素子
のインピーダンス値とを直列接続して測定用電源が発生
する電圧を分圧する。そして、この分圧された電圧値を
測定することにより間接的に圧電素子の温度を測定し、
補正回路が駆動周波数の温度補正を行うので、簡易な構
成で正確に駆動周波数と圧電振動子との温度特性を一致
させることができる。
【0022】前述のように、圧電素子に測定用電極を配
置した場合に、該圧電素子とともに圧電振動子を構成す
る弾性体(通常は、電位が接地レベルに設定される)と
該測定用電極との間における圧電素子の静電容量は、温
度の変化に対して線形に変化する。
【0023】したがって、請求項6の圧電振動子の駆動
装置によれば、簡易な構成で、駆動周波数の温度補正を
正確に行うことができる。
【0024】請求項5の圧電振動子の駆動装置におい
て、前記インピーダンス素子の種類は様々考えられる
が、請求項7に記載の発明のように、前記インピーダン
ス素子(C1)としてコンデンサを好適に採用すること
ができる。
【0025】前述のように、圧電素子に測定用電極を配
置した場合に、該圧電素子とともに圧電振動子を構成す
る弾性体(通常は、電位が接地レベルに設定される)と
該測定用電極との間における圧電素子の静電容量値は温
度の変化に対して線形に変化する。すなわち、前記測定
用電源の電圧を、前記コンデンサの既知の静電容量値
と、測定用電極と接地用電極との間の静電容量とで分圧
することとすれば、温度変化に対してほぼ線形に変化す
る電圧信号を得ることができる。こうした温度変化に対
してほぼ線形に変化する電圧信号は、温度補正の処理に
とって非常に好ましい信号態様である。
【0026】したがって、請求項7の圧電振動子の駆動
装置によれば、簡易な構成で、駆動周波数の温度補正を
正確に行うことができる。
【0027】また、請求項5の圧電振動子の駆動装置に
おいて、前記測定用電源の構成は様々考えられるが、請
求項8に記載の発明のように、前記駆動回路(16)の
源発振器(22)の発振周波数を分周した発振周波数の
交流信号を前記測定用電極(40)に与える発振器によ
り、測定用電源(E1)を構成することができる。
【0028】請求項8の圧電振動子の駆動装置によれ
ば、駆動回路の源発振器の発振周波数や駆動周波数と容
易に弁別可能な周波数の交流電圧信号を、駆動回路の源
発振器の出力信号から生成する。したがって、測定回路
が独自に発振素子を備えずに済むので、圧電振動子の駆
動装置をより簡易な構成とすることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る圧電振動子の
駆動方法及び駆動装置の一実施形態を、図1〜図8を参
照して説明する。
【0030】図1には、一実施形態の圧電振動子の駆動
装置10のブロック構成が示されている。図1に示され
るように、この装置10は、圧電素子32と弾性体34
とを備える圧電振動子30を駆動する圧電振動子の駆動
装置であり、測定回路12と、補正回路14と、駆動回
路16とを備える。
【0031】圧電素子32には、電極361 及び電極3
2 、電極381 及び電極382 、並びに電極401
び電極402 が形成されている。電極361 及び電極3
2には、第1位相の駆動信号DRV1(周波数=
D )が印加され、電極381 及び電極382 には、第
1位相とは異なる(例えば、第1位相と90°だけ位相
が異なる)第2位相の駆動信号DRV2(周波数=
D )が印加される。また、電極401 及び電極402
は測定回路12に接続される。また、弾性体34は接地
レベルに設定される。ここで、電極401 及び電極40
2 で測定用電極が構成されている。なお、電極401
び電極402 を測定用電極として新たに設けてもよい
が、圧電振動子には通常設けられているモニタ用の電極
を測定用電極として使用することも可能である。
【0032】測定回路12は、測定用電源E1、インピ
ーダンス値が既知のインピーダンス素子としてのコンデ
ンサC1(静電容量値=C1 )、ローパスフィルタ(L
PF)18を備え、さらに抵抗R4、及び増幅器AMP
1が組み合わされて構成されている。ここで、測定用電
源E1は、周波数fD よりも十分に低い周波数fM 、振
幅V0 の交流電圧VM0を出力する。LPF18は、抵
抗R1〜R3及びコンデンサC2〜C4が組み合わされ
て構成される。このLPF18は、周波数fD付近の周
波数及びそれ以上の周波数の成分を遮断し、周波数fM
付近の周波数及びそれ以下の周波数の成分を通過させ
る。
【0033】この測定回路12の動作を各構成要素の作
用とともに説明する。測定用電源E1から交流電圧VM
0が出力されると、圧電素子32の電極401 、402
と弾性体34との間の静電容量とコンデンサC1とによ
って分圧された電圧信号が、電極401 、402 とコン
デンサC1との接続点に発生する。一方、圧電振動子3
0は周波数fD の駆動信号DRV1,DRV2によって
駆動されているので、この接続点には、周波数fD の自
然数倍の周波数も発生している。したがって、電極40
1 、402 とコンデンサC1との接続点において発生す
る交流電圧信号VM1には、周波数fM の成分とこの周
波数よりも高い周波数の成分が混在している。
【0034】この交流電圧信号VM1がLPF18に入
力すると、周波数fM の成分のみが通過して、LPF1
8からは交流電圧信号VM2が出力される。ここで、交
流電圧信号VM2の振幅V2 を確保するために、抵抗R
4の抵抗値R4 は、LPF18の抵抗R1〜R3の抵抗
値R1 〜R3 の総和よりも十分大きな値が選択される。
交流電圧信号VM2は増幅器AMP1によって低インピ
ーダンス化され、測定回路12の出力信号としての交流
電圧信号VM3が生成される。
【0035】補正回路14は、発振制御電圧生成回路2
0と、駆動回路16の源発振器としての電圧制御発振器
(VCO)22とを備える。発振制御電圧生成回路20
は、交流電圧信号VM3に基づいて、その振幅値V
3 (=V2 )に応じた電圧値VOSの直流電圧信号VOS
を生成する。また、VCO22は、直流電圧信号VOS
の電圧値VOSに応じた周波数fOSで発振する。
【0036】図2には、発振制御電圧生成回路20の回
路構成例が示されている。図2に示されるように、発振
制御電圧生成回路20は、演算増幅器AMP2,AMP
3、抵抗R5〜R12、ダイオードD1,D2、コンデ
ンサC2、及び電圧源E2とが組み合されて構成され
る。なお、この発振制御電圧生成回路20は、いわゆる
絶対値回路として構成されている。
【0037】この発振制御電圧生成回路20の動作をそ
の構成要素の作用とともに説明する。まず、演算増幅器
AMP2、ダイオードD1,D2及び抵抗R5〜R9の
組み合わせ回路が、交流電圧信号VM3を整流する。次
に、この整流された信号が演算増幅器AMP3、抵抗R
11,R12、及びコンデンサC2の組み合わせ回路に
よって直流化される。そして、図3に示されるような、
交流電圧信号VM3の振幅値V3 (すなわち、圧電素子
の温度T)の変化に応じて線形に変化する電圧値VOS
直流電圧信号VOSが生成される。なお、電圧値V
OSは、電圧源E2が発生し、抵抗R10を介して供給さ
れるオフセット電圧−Vによってレベルシフトされた値
となっている。
【0038】図4には、VCO22の回路構成例が示さ
れている。図4に示されるように、このVCO22は、
タイマIC(日本電気(株)製:μP617/1555
等)23、可変抵抗VR、抵抗R13〜R15(抵抗値
13〜R15)、及びコンデンサC3,C4が組み合わさ
れて構成される。
【0039】このVCO22の動作をその構成要素の作
用とともに説明する。まず、図4において、電圧信号V
OSが入力されるべき制御電圧端子を開放とした場合の
動作を説明する。この場合の発振周波数fD0は、コンデ
ンサC3の充電及び放電の繰り返し時間で定まる。充電
時間TH は、可変抵抗VRの抵抗値VR及び固定抵抗R
13,R14の抵抗値R13,R14の総和値とコンデンサ
C3の静電容量値C3の値で決まる。この充電時間TH
の期間中に出力信号VDRがHレベルとなる。他方、放
電時間TL は、抵抗値R14と静電容量値C3 で決まる。
この放電時間TL の期間中に出力信号VDRがLレベル
となる。
【0040】このVCO22では、充電時間TH 及び放
電時間TL は、 TH =0.693×(VR+R13+R14)×C3 …(1) TL =0.693×R14×C3 …(2) となる。したがって、発振周波数fD0は、 fD0=1/(TH +TL ) =1/(0.693×(VR+R13+2×R14)×C3 )…(3) となる。
【0041】このVCO22において、制御電圧端子に
直流電圧VOSを供給し、その値を変化させると発振周波
数fOSは、(3)式で決まる発振周波数fD0近傍で変化
をする。図5には、この変化の様子が示されている。す
なわち、図5に示されるように、直流電圧VOSの増加に
伴って、発振周波数fOSが減少する。
【0042】図1に戻り、駆動回路16は、駆動信号生
成回路24と、ドライバ261 ,262 とを備える。駆
動信号生成回路24は、不図示の制御装置からの駆動ラ
ン・ストップ指示信号(R/S信号)及び方向切替指示
信号(R/L信号)を受信する。そして、R/S信号で
ラン指示されたときに、交流電圧信号VDRから、駆動
周波数fD を有し、互いに位相の異なる信号VD1,V
D2を生成する。ドライバ261 ,262 は、不図示の
電源回路から駆動用電圧の供給を受けて信号VD1,V
D2をレベル変換し、駆動信号DRV1,DRV2を出
力する。
【0043】以下、本実施形態の圧電振動子の駆動回路
10の動作とともに、本実施形態の圧電振動子の駆動方
法を説明する。
【0044】圧電振動子30の圧電素子32に駆動信号
DRV1,DRV2が供給され、圧電振動子30が駆動
されている状態で、測定用電源E1が交流電圧VM0を
発生し、コンデンサC1(静電容量値C1 )を介して、
圧電素子32の測定用電極401 ,402 に供給する。
【0045】この測定用電極401 ,402 と弾性体3
4との間には静電容量が存在し、その静電容量値C0
温度Tの関数である。図6には、この静電容量値C0
測定例が示されている。図6に示されるように、静電容
量値C0 の温度に対する変化率は大きく、かつ広い温度
範囲で直線的に変化していることが確認される。したが
って、交流電圧VM0は、静電容量値C0 と静電容量値
1 とによって分圧され、このとき測定用電極401
402 とコンデンサC1 との接続点には分圧された電圧
信号VM10が発生する。ここで、交流電圧VM0の周
波数fM は、駆動周波数fD の1/100程度の周波数
が選択されることが、後に説明する周波数fM の信号成
分の抽出の観点から好適である。また、静電容量値C1
は、静電容量値C0 の1/10程度の静電容量値が選択
されることが、分圧電圧値の変化範囲の観点から好適で
ある。
【0046】交流電圧VM0の電圧VM0を、 VM0(t)=V0 sin(2πfM t) …(4) ここで、V0 :交流電圧VM0の振幅 fM :交流電圧VM0の周波数 t :時間 とすると、交流電圧信号VM10の電圧値VM10 は、 VM10 (t)=(C1 /(C0 +C1 ))V0 sin(2πfM t) =V1 sin(2πfM t) …(5) となる。ここで、静電容量値C0 は温度の変化で大きく
変化するので、電圧値VM10 (t)も温度の変化で大き
く変化する。
【0047】ところで、測定用電極401 ,402 とコ
ンデンサC1 との接続点には、上述のように、電圧信号
VM10に加えて、駆動周波数fD の自然数倍の周波数
も発生している。したがって、電極401 、402 とコ
ンデンサC1との接続点において発生する交流電圧信号
VM1には、周波数fM の成分(VM10)とこの周波
数よりもはるかに高い周波数の成分が混在している。
【0048】この交流電圧信号VM1がLPF18に入
力すると、周波数fM の成分(VCM10)のみが通過
して、LPF18からは交流電圧信号VM2が出力され
る。ここで、交流電圧信号VM2の電圧値VM2は、 VM2(t)=(R4 /(R1 +R2 +R3 +R4 )) ×(C1 /(C0 +C1 ))V0 sin(2πfM t) =V2 sin(2πfM t) …(6) となる。
【0049】図7には、図6の測定対象とした圧電振動
子に対して、静電容量値C1 を100pFに選択した場
合の振幅値V2 の圧電素子の温度Tに対する変化が示さ
れている。図7に示されるように、振幅値V2 は、圧電
素子32の温度の変化で大きくほぼ線形で変化する。
【0050】この交流電圧信号VM2は増幅器AMP1
によって低インピーダンス化され、測定回路12の出力
信号としての交流電圧信号VM3が生成される。ここ
で、交流電圧信号VM3の電圧値VM3は、 VM3(t)=V2 sin(2πfM t) =V3 sin(2πfM t) …(7) となる。
【0051】こうして、測定回路12の出力信号VM3
が得られるが、交流電圧信号VM3の振幅値V3 は、圧
電素子32の温度Tの変化に対して大きくほぼ線形で変
化するものとなっている。また、静電容量値C0 は、圧
電素子32の温度Tを正確に反映しているので、振幅値
3 も圧電素子32の温度Tを正確に反映している。す
なわち、測定回路12では、圧電素子32の温度Tが、
間接的にではあるが、正確に測定される。
【0052】測定回路12から出力された交流電圧信号
VM3は、補正回路14に入力する。補正回路14の発
振制御電圧発生回路20は、交流電圧信号VM3を直流
化するとともにレベルシフトして、電圧値VOSの直流電
圧信号VOSを生成する。そして、VCO22が、電圧
値VOSに応じた周波数fOSの交流電圧信号VDRを生成
し、補正回路14の出力信号として出力する。こうし
て、温度補正された駆動周波数fD に関する源発振信号
が得られる。
【0053】交流電圧信号VDRは、駆動回路16に入
力する。駆動回路16は、R/S信号及びR/L信号を
介して通知された、不図示の制御装置からの指示に従っ
て、交流電圧信号VDRに基づき、駆動信号DRV1,
DRV2を生成して出力し、圧電振動子30を温度補正
された駆動周波数fD で駆動する。
【0054】したがって、本実施形態によれば、外部の
温度センサ等を用いることなく簡易な構成で、駆動周波
数と圧電振動子との温度特性を一致させ、駆動効率の向
上を図ることが可能となる。
【0055】また、インピーダンス値が既知のインピー
ダンス素子として、静電容量値が既知のコンデンサを使
用したので、簡易な構成で正確に駆動周波数と圧電振動
子との温度特性を一致させることができる。
【0056】なお、上記の実施形態では、測定用電極を
2個所に配置して双方を使用したが、いずれか一方のみ
を使用することも可能である。さらに、測定用電極の配
置は、上記の実施形態の圧電振動子30とは異なる配置
とすることが可能である。例えば、図8(a)に示され
る圧電振動子42のように測定用電極441 〜443
3個所に形成し、いずれか一つ以上を実際に使用しても
よいし、図8(b)に示される圧電振動子46のように
測定用電極48を1個所に形成してもよい。
【0057】また、インピーダンス値が既知のインピー
ダンス素子として、抵抗値が既知の抵抗を使用すること
が可能である。この場合には、測定用電源が発生する交
流電圧の位相ずれ、または前述のように電圧の分圧値を
測定することで駆動周波数と圧電振動子との温度特性を
一致させることができる。位相ずれを測定するときは、
例えば、測定回路12の出力信号と圧電素子32の電極
401 ,402 の出力との位相を比較する位相比較器を
設ける等、測定回路の構成を変更する必要がある。さら
に、上記の実施形態では、測定用電源を独立した電源と
して用意したが、駆動回路の源発振器の発振周波数を分
周して使用し、装置構成を簡素化することも可能であ
る。さらに、測定用電源として、直流電源を使用するこ
とも可能である。
【0058】また、測定用電源が発生する測定用電圧の
周波数を駆動周波数よりも高くすることも可能である。
この場合には、測定回路では、ローパスフィルタではな
くハイパスフィルタが使用されることになる。さらに、
補正回路をマイクロプロセッサ及びその周辺回路で構成
してもよい。
【0059】以上のような、変形を施しても、上記の実
施形態と同様に、正確に駆動周波数と圧電振動子との温
度特性を一致させることができる。
【0060】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、請求項1
〜請求項3に係る圧電振動子の駆動方法によれば、圧電
振動子を構成する圧電素子自身のインピーダンス値を測
定して、圧電素子の温度に応じた駆動周波数の補正を行
うので、外部の温度センサ等を用いることなく、かつ正
確に駆動周波数と圧電振動子との温度特性を広い温度範
囲で一致させ、駆動効率の向上を図ることができる。
【0061】また、請求項4〜請求項8に係る圧電振動
子の駆動装置によれば、圧電振動子を構成する圧電素子
自身のインピーダンス値を測定して、圧電素子の温度に
応じた駆動周波数の補正を行うので、外部の温度センサ
等を用いることなく簡易な構成であり、かつ正確に駆動
周波数と圧電振動子との温度特性を広い温度範囲で一致
させ、駆動効率の向上を図ることができる圧電振動子の
駆動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の圧電振動子の駆動装置10のブロ
ック構成を示す図である。
【図2】図1の発振制御電圧生成回路20の回路構成例
を示す図である。
【図3】図2の発振制御電圧生成回路20の出力特性を
示すグラフである。
【図4】図1VCO22の回路構成例を示す図である。
【図5】図4のVCO22の出力特性を示すグラフであ
る。
【図6】圧電素子の静電容量値C0 の温度に対する変化
例を示すグラフである。
【図7】振幅値V2 の圧電素子の温度Tに対する変化例
を示すグラフである。
【図8】測定用電極の配置の変形例を説明するための図
である。
【符号の説明】
10 圧電振動子の駆動装置 12 測定回路 14 補正回路 16 駆動回路 22 VCO(源発振器) 30 圧電振動子 32 圧電素子 40、44、48 測定用電極 C1 コンデンサ E1 測定用電極

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の駆動周波数を有する交流信号が供
    給されることにより所定の振動を発生する圧電素子を有
    する圧電振動子の駆動方法であって、 前記圧電素子の温度に対応して変化する前記圧電素子の
    インピーダンス値を測定する第1工程と;前記測定され
    たインピーダンス値に基づいて、前記圧電振動子に対す
    る前記駆動周波数を補正する第2工程とを含む圧電振動
    子の駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記第1工程における前記圧電素子のイ
    ンピーダンス値の測定は、前記圧電素子上に配置された
    測定用の電極にインピーダンス値が既知のインピーダン
    ス素子を接続し、このインピーダンス素子のインピーダ
    ンス値と前記圧電素子のインピーダンス値とで所定の測
    定用電源の電圧を分圧して得た分圧値に基づいて行われ
    ることを特徴とする請求項1に記載の圧電振動子の駆動
    方法。
  3. 【請求項3】 前記第1工程においては、前記圧電素子
    のインピーダンス値として静電容量を測定することを特
    徴とする請求項1に記載の圧電振動子の駆動方法。
  4. 【請求項4】 所定の駆動周波数を有する交流信号が供
    給されることにより所定の振動を発生する圧電素子を有
    する圧電振動子の駆動装置であって、 前記圧電素子の温度に対応して変化する前記圧電素子の
    インピーダンス値を測定する測定回路と;前記測定され
    たインピーダンス値に基づいて前記圧電振動子に対する
    駆動周波数を補正する補正回路と;前記補正後の駆動周
    波数で前記圧電振動子を駆動する駆動回路とを備える圧
    電振動子の駆動装置。
  5. 【請求項5】 前記測定回路は、前記圧電素子上に配置
    された測定用の電極に測定用信号を与える測定用電源
    と、前記電極と前記測定用電源との間に接続されたイン
    ピーダンス値が既知のインピーダンス素子とを有し、前
    記測定用電源の電圧を前記インピーダンス素子のインピ
    ーダンス値と前記圧電素子のインピーダンス値とで分圧
    する分圧回路を含むことを特徴とする請求項4に記載の
    圧電振動子の駆動装置。
  6. 【請求項6】 前記測定回路は、前記圧電素子のインピ
    ーダンス値として静電容量を測定することを特徴とする
    請求項4に記載の圧電振動子の駆動装置。
  7. 【請求項7】 前記インピーダンス素子がコンデンサで
    あることを特徴とする請求項5に記載の圧電振動子の駆
    動装置。
  8. 【請求項8】 前記測定用電源は、前記駆動回路の源発
    振器の発振周波数を分周した発振周波数の交流信号を前
    記測定用電極に与える発振器であることを特徴とする請
    求項5に記載の圧電振動子の駆動装置。
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