JPH11151231A - 車両用精神疲労度判定装置 - Google Patents

車両用精神疲労度判定装置

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JPH11151231A
JPH11151231A JP9334848A JP33484897A JPH11151231A JP H11151231 A JPH11151231 A JP H11151231A JP 9334848 A JP9334848 A JP 9334848A JP 33484897 A JP33484897 A JP 33484897A JP H11151231 A JPH11151231 A JP H11151231A
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JP9334848A
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Tatsumi Yanai
達美 柳井
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Nissan Motor Co Ltd
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61B5/16Devices for psychotechnics; Testing reaction times ; Devices for evaluating the psychological state
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/40Detecting, measuring or recording for evaluating the nervous system
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の運転者が使用する車両においても、個
々の運転者の精神疲労度を判定でき、また、運転作業に
より生じる精神疲労度も精度よく判定する。 【解決手段】運転者は、運転者特定装置1のタッチパネ
ルスイッチを押圧し、運転者情報を入力する。走行状況
検出装置2は、車両の走行状況を検出し、「停止モー
ド」、「低速モード」または「高速モード」の走行モー
ドを出力する。運転者の心電信号を心電信号検出装置3
で測定し、交感副交感神経活動度算出回路4は、走行モ
ード毎に心電信号から拍動間隔であるRRIデータを求
め、検出エラーやノイズを含む欠陥データを除去し、R
RIデータのばらつきの程度と平均心拍数を算出し、2
次元平面上での重心位置を求める。精神疲労度判定回路
5では、測定した重心位置と、メモリ6に記憶されてい
る測定した運転者と同一の運転者の同一走行モードでの
平均重心位置とを比較し、精神疲労度を判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両運転者の精神
疲労度を判定する車両用精神疲労度判定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、運転者の脈拍データを測定し、拍
動間隔の標準偏差の変動状況から運転者の精神疲労状態
を判定する車両用精神疲労度判定装置がある。これは、
精神疲労と自律神経系の相関が高いことを利用して、心
臓の拍動間隔の変化から自立神経系の活動度を求め、精
神疲労を判定するもので、図13に示すようにエンジン
始動時の運転者の脈拍データを心拍相当データ検出装置
11により検出し、拍動間隔標準偏差算出回路12で、
拍動間隔の標準偏差を求め、疲労度判定回路13のメモ
リ14に記憶しておき、次回のエンジン始動時に再度脈
拍データを測定し、拍動間隔の標準偏差を求め、前回メ
モリ14に記憶した値と比較することにより、精神疲労
度の判定を行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両用精神疲労度判定装置では、運転者を特定する手段
を持たないので、運転者が特定されている業務用車両で
の判定でしか使用できず、また、エンジン始動直後とい
う運転者にとって、安定状態とは言えない状況での脈拍
データを測定することから、車両を始動させる直前の運
転者の活動状態が強く反映された測定結果となり、精神
疲労度の判定精度としては信頼性に欠けるという問題点
があった。また、長時間車両を運転したために生じた精
神疲労による車両事故を防止するため、運転作業により
生じる精神疲労の検知装置の開発は強く求められている
が、従来の精神疲労度判定装置では、車両の始動時に、
脈拍データを測定するのみなので、運転作業により生じ
る精神疲労に間しては、測定できない。本発明は、上記
問題点に鑑み、複数の運転者が使用する車両において
も、運転者の精神疲労度を精度良く判定し、また運転作
業により生じる精神疲労も判定できる車両用精神疲労度
判定装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、本発明は、車
両の走行状況を検出する走行状況検出装置と、車両運転
者を特定する運転者特定装置と、運転者の心拍相当デー
タを検出する心拍相当データ検出手段と、心拍相当デー
タ検出手段により検出した心拍相当データから拍動間隔
データを算出し、拍動間隔データに基づいて、交感副交
感神経活動度を算出する交感副交感神経活動度算出手段
と、走行状況検出装置で検出した車両の走行状況毎に、
交感副交感神経活動度算出手段により算出した交感副交
感神経活動度に基づいて、運転者特定装置で特定された
運転者の精神疲労度を判定する精神疲労度判定手段とを
有するものとした。
【0005】上記の走行状況検出装置は、ナビゲーショ
ンシステムにより測定した位置情報および車速センサに
より測定した車速情報に基づいて、走行状況を分類する
ことが好ましい。また、上記の交感副交感神経活動度算
出手段は、心拍相当データから算出した拍動間隔データ
から検出エラーや電気的ノイズを含む欠陥データを除去
する欠陥データ除去手段を有することができる。さら
に、上記の交感副交感神経活動度算出手段は、走行状況
検出装置により検出された走行状況に基づいて、同一の
走行状況が継続しているか否か検出し、走行状況が変化
した場合には、その時に算出した拍動間隔データを除去
する走行状況変化データ除去手段を有することもでき
る。
【0006】上記の交感副交感神経活動度算出手段は、
心拍相当データから算出した拍動間隔データから、所定
時間毎に正規化分散および平均心拍数を算出し、正規化
分散および平均心拍数をそれぞれ2次元平面上における
走行状況毎の2次元データとして求め、精神疲労度判定
手段は、運転者特定装置で特定された運転者および走行
状況毎に、前記2次元データの重心位置の平均値を記憶
する記憶部を有し、運転者および走行状況毎に、測定し
た2次元データの重心位置と、記憶部に記憶された同一
運転者の同一走行状況における2次元データの重心位置
の平均値を比較し、精神疲労度を判定することができ
る。この際、精神疲労度判定手段は、走行状況が所定速
度以下で走行している低速モードに区分される場合に
は、測定した2次元データの重心位置と、記憶部に記憶
された同一運転者の低速モードにおける2次元データの
重心位置の平均値に加えて、走行状況が停止状態である
停止モードでの2次元データの重心位置の平均値を比較
して、精神疲労度を判定することもできる。
【0007】また、交感副交感神経活動度算出手段は、
心拍相当データ検出手段により検出された心拍相当デー
タから算出した拍動間隔データを、所定時間毎に周波数
解析することにより、交感副交感神経活動度を算出する
こともできる。
【0008】
【作用】精神疲労には一時的な疲労と蓄積された疲労が
あり、一時的な疲労とは、例えば、長時間車両を運転
し、緊張状態が続いたことにより生じる疲労であり、徐
々に運転に集中できなくなるが、運転をやめて休憩をと
れば回復するといった一時的な状態である。蓄積された
精神疲労とは、一時的な精神疲労の背景に残存するもの
で、常時精神的な緊張状態が残り、緊張を必要としない
状況でも、リラックスできなくなってしまう状態であ
る。例えば、車両を運転中に信号等で停止しても、走行
中に近い緊張状態が続きやすい。
【0009】本発明による車両用精神疲労度判定装置で
は、まず、運転者特定装置を設けることにより、複数の
運転者が、必要に応じて運転する車両であっても個々の
運転者を特定し、運転者毎の精神疲労度を判定すること
ができる。また、車両の走行状況を検出し、走行状況毎
に運転者の交感副交感神経活動度を算出し、同一運転者
の前回までに測定した同一走行状況での交感副交感神経
活動度の平均値と比較することにより、精神疲労度を判
定できる。例えば、停止状態において測定した交感副交
感神経活動度を、同一運転者の前回までに測定した停止
状態での交感副交感神経活動度の平均値と比較すること
により、蓄積された精神疲労度を判定することができ、
また、走行中に測定した交感副交感神経活動度を、同一
運転者の前回までに測定した同一走行状況での交感副交
感神経活動度の平均値と比較することにより、一時的な
精神疲労度も判定することができる。
【0010】上記走行状況検出装置では、車両の走行状
態を、ナビゲーションシステムにより検出した位置情報
および車速センサにより検出した車速情報から、図14
に示すように車両が停止している「停止モード」、高速
道路で所定速度以下で走行している「低速モード」、高
速道路で所定速度より高速で走行している「高速モー
ド」等に分けることにより、走行状況を明確に区別する
ことができる。また、交感副交感神経活動度算出手段
に、欠陥データ除去手段を設けて拍動間隔データから検
出エラーや電気的ノイズを含む欠陥データを除去し、ま
た走行状況変化データ除去手段を設けて拍動間隔データ
から走行状況が一定に保たれていないデータを除去する
ことにより、正確な拍動間隔データを採取することがで
きる。
【0011】上記交感副交感神経活動度算出手段が、拍
動間隔データから所定時間毎に正規化分散および平均心
拍数を算出し、2次元平面上における走行状況毎の2次
元データを求め、精神疲労度判定手段は、運転者および
走行状況毎に、2次元データの重心位置と、記憶部に記
憶した同一運転者の同一走行状況での2次元データの重
心位置の平均値と比較することにより、測定した2次元
データの重心位置が通常の重心位置から大きくはずれて
いる場合には、精神疲労度が大きいと判定できる。この
際、低速度で走行している「低速モード」の場合には、
測定した2次元データの重心位置と同一運転者の「低速
モード」での2次元データの重心位置の平均値に加え
て、「停止モード」での2次元データの重心位置の平均
値と比較することにより、精神疲労度を判定することが
できる。また、上記交感副交感神経活動度算出手段とし
て、心拍相当データ検出手段により検出された心拍相当
データから算出した拍動間隔データを、所定時間毎に周
波数解析することにより、一層詳細な判定ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を実施例によ
り説明する。図1は第1の実施例の構成を示す図であ
る。ここでは、特定の運転者の交感副交感神経活動度を
測定算出し、車両の走行状況毎に前回測定までの平均値
と比較することにより、蓄積された疲労度を判定すると
ともに、運転により生じた一時的な疲労度も判定できる
ようにする。
【0013】車両用精神疲労度判定装置は、複数の登録
された運転者の中から測定時の運転者を特定する運転者
特定装置1と、車両の走行状況を検出するための走行状
況検出装置2と、運転者の心拍相当データを検出する心
拍相当データ検出手段としての電位式検出方法による心
電信号検出装置3と、心電信号検出装置3で検出された
運転者の心電信号から交感副交感神経活動度を求める交
感副交感神経活動度算出回路4と、上記運転者特定装置
1と走行状況検出装置2および交感副交感神経活動度算
出回路4に接続された精神疲労度判定回路5から構成さ
れている。
【0014】運転者特定装置1は、フロントパネル近傍
に配置されたタッチパネル式のスイッチを有し、個々の
スイッチは予めそれぞれ異なる運転者が登録されてい
る。運転者が自分が登録されているスイッチを押圧する
と、その運転者情報が精神疲労度判定回路5に出力され
る。走行状況検出装置2には、ナビゲーションシステム
により計測した位置情報と、車速センサにより検出した
車速情報が入力され、走行モードを算出し、交感副交感
神経活動度算出回路4および精神疲労度判定回路5に出
力する。心電信号検出装置3は、ハンドル上に設置され
た電極により、運転者の手から心電信号を採取し、交感
副交感神経活動度算出回路4に出力する。
【0015】交感副交感神経活動度算出回路4では、被
験者から採取した心電信号から、拍動の時間間隔である
RRI(R−R interval)データを検出、R
RIデータの正規化分散値RRVから交感副交感神経の
活動度を算出する。精神疲労度判定回路5では、運転者
特定装置1、走行状況検出装置2および交感副交感神経
活動度算出回路4の出力から運転者特定装置1で特定さ
れた運転者の精神疲労度を判定する。
【0016】次に、まず装置全体の動作を簡単に説明す
る。運転者は、車両の運転を始める前に、運転者特定装
置1上の予め登録されたスイッチを押圧する。走行状況
検出装置2はナビゲーションシステムによる位置情報か
ら、一般道路を走行中か、高速道路を走行中かをまず判
定し、次に車速センサで検出した車速情報から、現在の
走行状況を判定し、交感副交感神経活動度算出回路4お
よび精神疲労度検出装置5に走行モードとして出力す
る。一般道路を走行中は、運転者が休憩している時の状
態を測定するために、車両が信号や渋滞等で停止してい
るときは「停止モード」とする。走行中には、運転状態
が頻繁に変化するため、停止している場合以外のときに
は、拍動間隔RRIの変化も激しく、比較が困難になる
ので、走行モードは出力しない。高速道路を走行中は、
一定の運転状態が継続する場合が多いので、高速度で走
行しているときには「高速モード」を出力し、軽い渋滞
等で低速度で走行している場合には「低速モード」を、
停止している場合には「停止モード」を出力する。
【0017】運転者がハンドルを握ると、ハンドル上に
設けられた心電信号検出装置3の電極により、図2の
(a)に示すように運転者の心電拍動信号R−wave
が測定され、交感副交感神経活動度算出回路4に出力さ
れる。交感副交感神経活動度算出回路4では、心電拍動
信号R−waveから、拍動間隔RRI(RーR in
terval)を算出し、30秒間分のRRIデータを
蓄積する。運転者が運転作業中にハンドル上の電極から
心電拍動信号R−waveを採取するため、図3の
(a)に示すように検出エラーにより心電拍動信号R−
waveに欠損が生じたり、(b)に示すように電気的
ノイズ等により異常なパルスが生じることがある。
【0018】交感副交感神経活動度算出回路4では、拍
動間隔RRIを算出後に、直前に算出したRRIの値か
ら大きく外れたデータが検出された場合には、そのRR
Iデータを含む蓄積したRRIデータを除去し、精度の
良い拍動間隔RRIを算出している。また、30秒間の
RRIデータの中に異なった走行状況で測定したデータ
が含まれていては、走行状況毎の正確な判定はできない
ので、走行状況が変化したときのRRIデータを含む蓄
積したRRIデータも除去する。
【0019】次に、拍動間隔RRIから図4に示す、正
規化分散RRVと平均心拍数BEATを算出する。交感
副交感神経活動度とRRIデータのばらつきの程度が密
接な相関を持つことは実験的に確かめられている。ここ
では、このばらつきを表す指標として正規化分散RRV
と平均心拍数BEATを用いている。算出した正規化分
散RRVと平均心拍数BEATをRRV−BEAT2次
元データとして精神疲労度判定回路5へ出力する。
【0020】精神疲労度判定回路5では、今回測定した
RRV−BEAT2次元データの重心位置と、メモリ6
に記憶されている同一運転者、同一走行状況での前回ま
での測定結果の重心位置の平均値とを比較する。図5
は、正規化分散RRVと平均心拍数BEATとの関係を
表示した図であり、横軸に正規化分散RRVが、縦軸に
平均心拍数BEATが表示されている。そして、正規化
分散RRVは左方に向かうに従って、平均心拍数BEA
Tは上方に向かうに従って集中している状態になってい
ることを示している。基本的に、精神疲労の無い健常者
は高速運転等の緊張を必要とする精神作業を行っている
ときと休憩しているときでは、反応に明確な差異が生じ
るものである。
【0021】すなわち、精神疲労の無い健常者の場合に
は、図6の(a)に示すように、精神作業時と休憩時の
RRV−BEAT2次元データの分布エリアはお互い離
れた位置に分布する。そして、精神作業時に集中してい
れば、精神作業時の分布エリアは休憩時の分布エリアに
対して集中度の高い左上方に位置する結果となる。これ
は、交感副交感神経の活動から考えて正常な反応であ
る。一方、蓄積された精神疲労のある要注意者では、休
憩時にリラックスできない現象が生じ、図6の(b)に
示すように、相互の分布エリアは接近する精神疲労度判
定回路5では、特定された運転者の、走行状況毎にRR
V−BEAT2次元データの重心位置を比較することに
より、精神疲労度を判定している。
【0022】つぎに、本実施例における動作の流れをよ
り詳細に説明する。まず、走行状況検出装置2の動作を
図7に示すフローチャートを用いて説明する。ステップ
101では、車両が走行を開始すると、所定時間間隔で
ナビゲーションシステムから位置情報を入力する。ステ
ップ102で、車速センサから車速情報を入力する。ス
テップ103では、現在走行中の道路が一般道路である
か高速道路であるか判別する。一般道路であれば、ステ
ップ104へ進み、高速道路であれば、ステップ106
へ進む。ステップ104では、1分間毎に事前の一分間
の区間平均速度Va(Km/h)を算出し、区間平均速
度Vaが0Km/hであれば、ステップ105へ進み、
「停止モード」を精神疲労度判定回路5へ出力する。区
間平均速度Vaが0Km/hでなければ、ステップ10
1へ戻る。
【0023】ステップ106では、事前の5分間の区間
平均速度Vb(Km/h)を算出し、その値を判定す
る。区間平均速度Vbが0Km/hである場合には、ス
テップ107へ進み、走行モードとして、「停止モー
ド」を精神疲労度判定回路5へ出力する。区間平均速度
Vbが0Km/hより大きく50Km/h以下のときに
は、ステップ108へ進み、「低速モード」を精神疲労
度判定回路5へ出力する。区間平均速度Vbが50Km
/hより大きければ、ステップ109へ進み、「高速モ
ード」を精神疲労度判定回路5へ出力する。
【0024】次に、運転者の心電信号検出から交感副交
感神経活動度算出にわたる動作の流れを図8に示すフロ
ーチャートを用いて説明する。ステップ111で、心電
信号検出装置3により、運転者の心電信号が測定され、
交感副交感神経活動度算出回路4へ出力される。心電図
信号の場合は、身体に電極の装着を必要とするが、ここ
では、医療用としての正確な波形診断が目的ではないた
め、運転者の心電信号をハンドルに取付けた電極から心
電信号を測定している。
【0025】ステップ112では、交感副交感神経活動
度算出回路4で、心電信号を100Hz以上でサンプリ
ングして、心拍相当データとして逐次取り込む。次い
で、ステップ113で、バンドパスフィルタやマッチド
フィルタによるフィルタリング処理や閾値処理により、
ノイズ等の目的外信号が除去された心拍相当データが得
られる。ステップ114で、心拍相当データから、拍動
の時間間隔である拍動間隔RRI(R−R inter
val)を検出する。ただし、元来、RRIデータには
変動が伴うため、このRRIデータは時系列的には不規
則なサンプリングにならざるを得ないが、必要に応じ
て、補間処理により、時系列的に規則的なサンプリング
にすることも可能である。ステップ115では、検出さ
れたRRIデータを蓄積する。
【0026】ステップ116で、拍動の時間間隔RRI
データが所定の範囲内にあるかどうかがチェックされ
る。ここでは、新規のデータRRI(1)検出に際して
その直前のデータRRI(0)を参照し、(1/2)R
RI(0)から(3/2)RRI(0)の範囲を検出範
囲として設定する。不整脈や検出エラーで拍動が欠ける
とRRIは通常の約2倍になるからこのチェックで検出
できる。また、電気的ノイズによるパルス等が原因で、
誤ったRRIデータが検出された場合にもこのチェック
で検出可能である。すなわち、RRI(1)が上記範囲
内にあるときはそのままステップ118に進むが、上記
範囲にないときは欠陥データが検出されたとみなされ、
ステップ117へ進み、蓄積されたRRIデータを削除
し、ステップ112に戻り、新たにサンプリングを行な
う。
【0027】ステップ118では、走行状況検出装置2
から出力された走行モードが同一状態に保たれているが
否かを判定し、走行モードが変化した場合、または走行
モードが出力されていない場合には、その時測定してい
たRRIデータは判定には使用できないので、ステップ
117に進み、蓄積したRRIデータを削除し、ステッ
プ112に戻り、新たにサンプリングを行う。ステップ
119では、蓄積されたRRIデータが30秒間分有る
か否かを判定する。30秒間に足りていない場合には、
ステップ112に戻り、引き続きサンプリングを行い、
30秒間連続したRRIデータが蓄積されるまで、上記
ステップ112からステップ118までを繰り返す。3
0秒間分のRRIデータが蓄積されたところで、ステッ
プ120へ進む。
【0028】ステップ120からステップ125では、
交感副交感神経活動度を算出するために、RRIデータ
のばらつきの程度を算出する。まずステップ120で
は、30秒間分のRRIデータより、まず先頭の15点
のデータを解析区間として切り出す。次いで、ステップ
121で、正規化分散RRVと平均心拍数BEATを算
出する。
【0029】次に、ステップ122に進み、RRIデー
タが残っていないかどうかを判定する。RRIデータが
残っている場合ステップ123に進み、解析区間を1点
幅でシフトした後、ステップ120〜ステップ121の
処理を繰り返す。ここで、解析区間を1点幅でシフトす
るのは、RRIデータを時系列的に解析する上で、一点
毎に解析することが最も詳細に解析できるからである。
RRIデータが残っていなければ、ステップ124に進
む。次に、ステップ124では、正規化分散RRVと平
均心拍数BEATとの関係を2次元平面上の2次元デー
タとして求め、RRVーBEAT2次元データセットと
して精神疲労度判定回路5へ出力する。
【0030】次に、精神疲労度判定回路5における動作
の流れを図9に示すフローチャートを用いて説明する。
まずステップ131で、運転者特定装置1から運転者特
定情報を入力する。ステップ132では、交感副交感神
経活動度算出回路4からRRV−BEAT2次元データ
セットを入力する。ステップ133では、走行状況検出
装置2から走行モードを入力する。ステップ134で
は、ステップ132で入力されたRRV−BEAT2次
元データセットの重心位置を算出する。
【0031】ステップ135では、同一運転者の同一走
行モードでのRRV−BEAT2次元データセットの重
心位置の平均値はメモリ6に記憶されているか否かを判
定する。記憶されていればステップ136へ進む。記憶
されていなければ、今回が最初の測定となるので、精神
疲労度の判定は比較する値が無い。従って判定不可能で
あるため、ステップ135からステップ138、ステッ
プ139へ進み、今回の測定値を重心位置の平均値とし
て運転者特定情報と走行モードと組み合わせて、メモリ
6に記憶する。ステップ136では、走行モードを判定
し、走行モードが「停止モード」のときには、ステップ
137へ進み、「低速モード」のときにはステップ14
0へ進み、「高速モード」のときにはステップ142へ
進む。
【0032】ステップ137では、今回測定した「停止
モード」でのRRV−BEAT2次元データセットの重
心位置をS(Sr、Sb)、メモリ6に記憶された同一
運転者の「停止モード」での前回までに測定されたRR
VーBEAT2次元データセットの重心位置の平均値を
SA(SAr、SAb)として、図10の(a)に示す
ように、重心位置S(Sr、Sb)が、下記の範囲内に
入っているか、否かを調べる。 0.7SAr<Sr<1.3SAr 0.7SAb<Sb<1.3SAb この範囲内に入っていれば、測定した運転者が「停止モ
ード」のときの通常のリラックスした状態と近い状態で
あり、精神疲労は小さいと判定される。
【0033】重心位置Sが上記範囲内に入っていなけれ
ば、通常のリラックス状態を逸脱した要注意状態であ
り、精神疲労度が大きいと判定し、運転者に警報によ
り、判定結果を報知する。判定終了後はステップ138
へ進み、平均重心位置SA(SAr、SAb)と測定し
た重心位置S(Sr、Sb)から、新たな重心位置の平
均値を算出する。ステップ139では、運転者特定情
報、走行モードと組み合わせて、ステップ138で算出
した平均重心位置をメモリ6に記憶し、ステップ132
へ戻り、次のRRV−BEAT2次元データセットの入
力を待つ。
【0034】ステップ140では、まずメモリ6に同一
運転者の「停止モード」での重心位置の平均値が記憶さ
れているか否かを判定する。「低速モード」のときの判
定には、「低速モード」での重心位置の平均値と同時に
「停止モード」の時の重心位置が必要であるためであ
る。「停止モード」での重心位置の平均値がメモリ6に
記憶されてなければ、「低速モード」での精神疲労度の
判定は不可能であるため、判定はせずに、ステップ13
8へ進み、「低速モード」での新たな重心位置の平均値
を算出し、ステップ139でメモリ6に記憶し、ステッ
プ132へ戻る。「停止モード」での重心位置の平均値
がメモリ6に記憶されていれば、ステップ141へ進
む。
【0035】ステップ141では、今回測定した「低速
モード」でのRRV−BEAT2次元データセットの重
心位置をL(Lr、Lb)、メモリ6に記憶された同一
運転者の「停止モード」での重心位置の平均値をSA
(SAr、SAb)、「低速モード」での重心位置の平
均値をLA(LAr、LAb)として、図10の(b)
に示すように、重心位置Lが、下記の範囲内に入ってい
るか、否かを調べる。 1/2(SAb+LAb)<Lb≦LAb LAr≦Lr<1/2(SAr+LAr)
【0036】「低速モード」のときは、高速道路を渋滞
等で低速で走行している場合であり、短時間の停止等も
存在することがあり、常に集中している必要はないの
で、この範囲内に入っていれば、測定した運転者が「低
速モード」のときの通常の状態と近い状態であり、精神
疲労度は小さいと判定される。重心位置L(Lr、L
b)が上記範囲内に入らず、例えば、「停止モード」と
同様なリラックス状態まで、リラックスしてしまう場合
には、通常の状態を逸脱した要注意状態であり、精神疲
労度が大きいと判定し、運転者に警報により、判定結果
を報知する。判定終了後ステップ138へ進み、「低速
モード」での新たな重心位置の平均値を算出し、ステッ
プ139でメモリ6に記憶し、ステップ132へ戻る。
【0037】ステップ142では、今回測定した「高速
モード」でのRRV−BEAT2次元データセットの重
心位置をH(Hr、Hb)、メモリ6に記憶された同一
運転者の「高速モード」での重心位置の平均値をHA
(HAr、HAb)として、図10の(c)に示すよう
に、重心位置H(Hr、Hb)が、下記の範囲内に入っ
ているか、否かを調べる。 0.7HAr<Hr<HAr HAb<Hb<1.3HAb
【0038】「高速モード」のときは、高速道路を高速
で走行している場合であり、常に高い集中状態を保つ必
要がある。重心位置が上記範囲内に入っていれば、集中
は保たれた状態で、精神疲労度は小さいと判定される。
重心位置が上記範囲内に入らず、集中がとぎれてしまっ
たり、集中できない場合には、集中状態を逸脱した要注
意状態であり、精神疲労度が大きいと判定し、運転者に
警報により、判定結果を報知する。判定終了後ステップ
138へ進み、「高速モード」での新たな重心位置の平
均値を算出し、ステップ139でメモリ6に記憶し、ス
テップ132へ戻る。なお、図8に示すフローチャート
のステップ116およびステップ117は、発明の欠陥
データ除去手段を、ステップ118およびステップ11
7は、発明の走行状況変化データ除去手段を構成してい
る。
【0039】以上説明したように本実施例によれば、ま
ず、運転者特定装置1により、運転者を特定するので、
複数の運転者が、必要に応じて運転する車両であっても
個々の運転者毎の精神疲労度を判定することができる。
また、車両の走行状態を、ナビゲーションシステムによ
り検出した位置情報および車速センサにより検出した車
速情報から、車両が停止している「停止モード」、高速
道路で所定速度以下で走行している「低速モード」、高
速道路で所定速度より高速で走行している「高速モー
ド」等に分けることにより、走行状況を明確に区別でき
る。
【0040】ハンドル上に設けられた電極から心電信号
を検出することにより、容易に正確な心拍相当データを
採取でき、さらに、交感副交感神経活動度算出回路で
は、拍動間隔データから検出エラーや電気的ノイズを含
む欠陥データや、走行状況が一定に保たれていないデー
タを除去するから、より正確な拍動間隔データを採取す
ることができる。
【0041】また、交感副交感神経活動度算出回路4に
おいて、拍動間隔データから所定時間毎に正規化分散お
よび平均心拍数を算出し、2次元平面上における走行状
況毎の2次元データを求め、精神疲労度判定回路は、運
転者および走行状況毎に、2次元データの重心位置と、
メモリ6に記憶した同一運転者の2次元データの重心位
置の平均値と比較することにより、測定した2次元デー
タの重心位置が通常の重心位置から大きくはずれている
場合には、精神疲労度が大きいと判定でき、運転者に警
報により、報知できる。特に走行モードが「停止モー
ド」の場合と、「高速モード」の場合には、測定した2
次元データの重心位置と同一運転者の同一走行状況での
2次元データの重心位置の平均値とを比較することによ
り、精度よく精神疲労度を判定することができる。
【0042】図11、図12は、本発明の第2の実施例
を示す。この実施例は交感副交感神経活動度算出回路に
おけるRRIデータのばらつきの程度を算出するのに周
波数解析を用いた例であり、他の構成は第1の実施例と
同じである。図11の(a)はRRIに対して規則サン
プリングした状態を示し、(b)は周波数解析を説明す
る図である。
【0043】まず、図2に示す拍動の時間間隔としての
RRIを補間して規則サンプリングして、図11の
(a)に示すように、心拍相当データを採取する。サン
プリングされた各データのパワー曲線7が(b)に例示
される。そして、所定の周波数F0、本実施例において
は0.15Hzを境界として高周波成分と低周波成分に
パワーの分離を行なう。すなわち、パワー曲線7をFF
T処理したパワースペクトルの密度関数をS(f)と
し、低周波成分はS(f)を0からF0まで、高周波成
分はF0から無限大まで積分することによって得ること
ができ、その高周波成分が副交感神経の活動度を反映し
ている。そして、高周波成分におけるパワーの上昇が副
交感神経のリラックス状態、下降が副交感神経の緊張状
態を表わされる。なお、低周波成分におけるパワーの上
昇は副交感神経の変化過程を、下降は副交感神経の定常
過程を表わしている。
【0044】図12は周波数解析の結果を表示した図で
あり、所定時間間隔で集中を必要とする精神作業を課し
た実験を行い、実験遂行時間(sec)に対する周波数
成分のパワーを表示したものである。同図に示すよう
に、精神作業遂行部分8すなわち集中状態を示す部分に
対し、精神疲労のない健常者の高周波成分9は変化量が
大きく表われ、精神疲労状態の被験者の高周波成分10
は変化量が小さく表われる。したがって、この高周波成
分の変化量の差により、精神疲労度の判定を行なうこと
ができる。
【0045】以上説明したように、この実施例によれ
ば、運転者の拍動の時間間隔としてのRRIを補間して
規則サンプリングし、所定の周波数を境にして低周波成
分と高周波成分に分離して周波数解析を行なう。その高
周波成分が副交感神経の活動度を反映しているため、精
神疲労度を一層詳細に判定することができる。
【0046】なお、上記の各実施例においては、運転者
特定装置としては、タッチパネル式のスイッチを使用し
ているが、これに限られるものではなく、ICカード等
利用も可能であり、容易に個人を特定できるものであれ
ばよい。さらに、心拍相当信号データ検出手段として
は、電位式測定による心電信号検出装置に限定されず、
簡易測定が可能な光学式の脈波信号検出装置や圧力測定
による脈動信号検出装置でも、適切な信号処理により拍
動のタイミングが検出されるものであれば、同様の効果
を得ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用精
神疲労度判定装置では、運転者特定装置を設けることに
より、複数の運転者が、必要に応じて運転する車両であ
っても個々の運転者を特定し、することができる。運転
者毎の精神疲労度を判定することができる。また、車両
の走行状況を検出し、走行状況毎に運転者の交感副交感
神経活動度を算出し、同一運転者の前回までに測定した
走行状況毎での交感副交感神経活動度の平均値と比較す
ることにより、精神疲労度を判定できる。例えば、停止
状態において測定した交感副交感神経活動度を、同一運
転者の前回までに測定した停止状態での交感副交感神経
活動度の平均値と比較することにより、蓄積された精神
疲労度を精度よく判定することができる。
【0048】また、走行中に測定した交感副交感神経活
動度を、同一運転者の前回までに測定した同一走行状況
での交感副交感神経活動度の平均値と比較することによ
り、従来測定できなかった、運転作業により生じる一時
的な精神疲労度も判定することができ、長時間運転等に
よる精神疲労を客観的に判定でき、運転者に警告するこ
とが可能になり、車両事故等の有効な防止手段を提供で
きる。上記走行状況検出装置としては、車両の走行状態
を、ナビゲーションシステムにより検出した位置情報お
よび車速センサにより検出した車速情報から、走行状況
を分類し、明確に区別することができる。
【0049】さらに、交感副交感神経活動度算出手段
に、欠陥データ除去手段を設け、拍動間隔データから検
出エラーや電気的ノイズを含む欠陥データを除去するこ
とにより、精神疲労度判定の精度を向上させることがで
きる。また、交感副交感神経活動度算出手段に、走行状
況変化データ除去手段を設けることにより、拍動間隔デ
ータから走行状況が一定に保たれていないデータを除去
することにより、走行状況毎の交感副交感神経活動度を
正確に算出することができる。
【0050】上記交感副交感神経活動度算出手段が、拍
動間隔データから所定時間毎に正規化分散および平均心
拍数を算出し、2次元平面上における走行状況毎の2次
元データを求め、精神疲労度判定回路は、運転者および
走行状況毎に、2次元データの重心位置と、記憶部に記
憶した同一運転者の同一動向状況での2次元データの重
心位置の平均値と比較することにより、測定した2次元
データの重心位置が通常の重心位置から大きくはずれて
いる場合には、精神疲労度が大きいと判定できる。この
際、低速度で走行している「低速モード」の場合には、
測定した2次元データの重心位置と同一運転者の「低速
モード」での2次元データの重心位置の平均値に加え
て、「停止モード」での2次元データの重心位置の平均
値と比較することにより、精神疲労度を精度よく判定す
ることができる。また、上記交感副交感神経活動度算出
手段として、心拍相当データ検出手段により検出された
心拍相当データから算出した拍動間隔データを、所定時
間毎に周波数解析することにより、一層詳細な判定がで
き、きめ細かい対処が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図2】心電波形における拍動間隔を示す図である。
【図3】異常状態を含む心電波形例を示す図である。
【図4】拍動間隔の正規化分散と平均心拍数の説明図で
ある。
【図5】第1の実施例における精神疲労度の判定原理を
説明する図である。
【図6】精神疲労の有無による拍動間隔の正規化分散と
平均心拍数の2次元分布の変化を説明する図である。
【図7】第1の実施例における走行状況の検出動作の流
れを示すフローチャートである。
【図8】第1の実施例における心電信号から交感副交感
神経活動度を算出する動作の流れを示すフローチャート
である。
【図9】第1の実施例における精神疲労度の判定要領の
流れを示すフローチャートである。
【図10】第1の実施例における精神疲労度の判定例を
説明する図である。
【図11】第2の実施例における心電図信号の周波数パ
ワースペクトルを示す図である。
【図12】精神作業を遂行時と休憩時の心電信号の周波
数パワースペクトルを示す図である。
【図13】従来の精神疲労度判定装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図14】走行状態の区分例を説明する図である。
【符号の説明】
1 運転者特定装置 2 走行状況検出装置 3 心電信号検出装置 4 交感副交感神経活動度算出回路(交感副交感
神経活動度算出手段) 5 精神疲労度判定回路(精神疲労度算出手段) 6、14 メモリ 7 パワー曲線 8 精神作業遂行部分 9、10 高周波成分 11 心拍相当データ検出装置 12 拍動間隔標準偏差算出回路 13 疲労度判定回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の走行状況を検出する走行状況検出
    装置と、車両運転者を特定する運転者特定装置と、運転
    者の心拍相当データを検出する心拍相当データ検出手段
    と、該心拍相当データ検出手段により検出した心拍相当
    データから拍動間隔データを算出し、該拍動間隔データ
    に基づいて、交感副交感神経活動度を算出する交感副交
    感神経活動度算出手段と、前記走行状況検出装置で検出
    した車両の走行状況毎に、前記交感副交感神経活動度算
    出手段により算出した交感副交感神経活動度に基づい
    て、前記運転者特定装置で特定された運転者の精神疲労
    度を判定する精神疲労度判定手段とを有することを特徴
    とする車両用精神疲労度判定装置。
  2. 【請求項2】 前記走行状況検出装置は、ナビゲーショ
    ンシステムにより測定した位置情報および車速センサに
    より測定した車速情報に基づいて、走行状況を分類する
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用精神疲労度判定
    装置。
  3. 【請求項3】 前記交感副交感神経活動度算出手段は、
    前記心拍相当データから算出した拍動間隔データから検
    出エラーや電気的ノイズを含む欠陥データを除去する欠
    陥データ除去手段を有することを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の車両用精神疲労度判定装置。
  4. 【請求項4】 前記交感副交感神経活動度算出手段は、
    前記走行状況検出装置により検出された走行状況に基づ
    いて、同一の走行状況が継続しているか否か検出し、走
    行状況が変化した場合には、その時に算出した拍動間隔
    データを除去する走行状況変化データ除去手段を有する
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載の車両用精
    神疲労度判定装置。
  5. 【請求項5】 前記交感副交感神経活動度算出手段は、
    前記心拍相当データから算出した拍動間隔データから、
    所定時間毎に正規化分散および平均心拍数を算出し、該
    正規化分散および平均心拍数をそれぞれ2次元平面上に
    おける走行状況毎の2次元データとして求め、前記精神
    疲労度判定手段は、前記運転者特定装置で特定された運
    転者および走行状況毎に、前記2次元データの重心位置
    の平均値を記憶する記憶部を有し、前記運転者および走
    行状況毎に、測定した2次元データの重心位置と、前記
    記憶部に記憶された同一運転者の同一走行状況における
    2次元データの重心位置の平均値を比較し、精神疲労度
    を判定することを特徴とする請求項1、2、3または4
    記載の車両用精神疲労度判定装置。
  6. 【請求項6】 前記精神疲労度判定手段は、走行状況が
    所定速度以下で走行している低速モードに区分される場
    合には、測定した2次元データの重心位置と、前記記憶
    部に記憶された同一運転者の低速走行状態における2次
    元データの重心位置の平均値に加えて、走行状況が停止
    状態である停止モードでの2次元データの重心位置の平
    均値を比較して、精神疲労度を判定することを特徴とす
    る請求項5記載の車両用精神疲労度判定装置。
  7. 【請求項7】 前記交感副交感神経活動度算出手段は、
    前記心拍相当データ検出手段により検出された前記心拍
    相当データから算出した拍動間隔データを、所定時間毎
    に周波数解析することにより、交感副交感神経活動度を
    算出することを特徴とする請求項1、2、3または4記
    載の車両用精神疲労度判定装置。
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