JPH11154207A - Icカード及びicカードシステム - Google Patents

Icカード及びicカードシステム

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JPH11154207A
JPH11154207A JP9320780A JP32078097A JPH11154207A JP H11154207 A JPH11154207 A JP H11154207A JP 9320780 A JP9320780 A JP 9320780A JP 32078097 A JP32078097 A JP 32078097A JP H11154207 A JPH11154207 A JP H11154207A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ICカードに内蔵された複数のアプリケーシ
ョンの連係を図ることができるが使い勝手が良好なIC
カード及びICカードシステムを提供する。 【解決手段】 カード/アプリケーション発行者システ
ム1100が発行する複数のカードアプリケーション1
00を格納可能なICカード1と、前記システム110
0の端末アプリケーション200を格納した端末装置を
備えた各種のシステム2000等とから構成され、前記
ICカード1は、前記端末装置と異なる複数の通信手段
とデータの交信を行う複数の通信手段と、一方の通信手
段を選択する選択手段と、前記選択された通信手段から
のデータと対応するアプリケーションを選択するコント
ロール手段を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチアプリケー
ションICカード及びこのICカードを処理する装置に
係り、特に、各種の電子通貨システム、各種のクレジッ
トカードシステム等に共通に使用することを可能とした
ICカードおよびICカードシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ICカードを使用する各種の電子
通貨システム、ICカードを使用する各種のクレジット
カードシステムが提案されている。これらのシステムに
使用するICカードは、銀行のキャッシュカードに使用
されている磁気ストライプを備えたカードやテレホンカ
ード等のプリペイドカードと互換性のある大きさで構成
され、その内部に通信機能を有するマイクロプロセッサ
と、処理プログラム、電子通貨の残額、カードの使用に
より与えられてその点数が所定値となると所定の金品を
受け取ることができるポイントを格納するEEPROM
等によるメモリとを備えて構成される。そして更に、こ
れらのICカードは、アンテナと通信装置を更に内臓し
てリーダー/ライターと非接触で情報交換と電力の供給
を受ける方式のICカードと、リーダー/ライターと接
点で接続する方式のICカードが実施化されている。
【0003】特に、非接触ICカードには、通信距離に
より、密着型と近接型および遠隔型があるが、最近コイ
ルの位置や形状、電気的特性などを定めた国際標準規格
とする密着型のISO/IEC10536、133.5
6MHz帯域を利用する約1mmから20cmでの通信
が可能なISO/IEC14443、135KHz以下
の帯域を利用する約1m以内の通信が可能なISO/I
EC15693が制定または論議され、この規格に準拠
したICカードおよびリーダー/ライターの開発が行わ
れている。また、複数の機能を備えたマルチカード(複
合ICカード)も非接触型チップと接触型チップを一枚
のカード内に独立して設けた混在カードや共有データを
備えた結合カードが提案されている。
【0004】これらのICカードの中で、電子通貨に使
用するICカードは、銀行、商店、個人の住宅等に備え
られる端末を通信回線を介して任意に接続可能に構成さ
れる電子通貨システムを介して、また、専用の端末を使
用することにより、他のICカードとの間で、電子通貨
の出し入れが可能である。また、クレジットのために使
用するICカードは、商店等に備えられる端末を介して
クレジット会社からのカードの正当性の確認を受け、商
品購入等の処理後に前述のポイントが格納される。
【0005】これらの従来例は、例えば、カード専門誌
「CardWave」1997/7号に開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例は、単独のメーカーが発行するICカードが主体で
あるため、複数のカードを持ち歩く必要がある。また、
従来のマルチICカードは、まだ試験段階であり、その
使い勝手については深く研究されていない。特に、電子
通貨あるいはそれに相当するポイントの支払いに関する
アプリケーションの処理と他のアプリケーションとの連
係処理や認証に関する処理については実用化する上での
課題を残している。
【0007】そこで、本発明の目的は、ICカードに内
蔵された複数のアプリケーションの連係を図ることがで
きる使い勝手の良好なマルチアプリケーションのICカ
ード及びICカードシステムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るICカード
は、前記目的を達成するために、書き換え可能な複数の
アプリケーションを格納可能なマルチアプリケーション
ICカードにおいて、外部装置と異なる通信手段でデー
タの交信を行う第1の通信手段と第2の通信手段と、前
記第1の通信手段と第2の通信手段を選択する選択手段
と、前記選択手段で選択されたデータと対応するアプリ
ケーションを格納された複数のアプリケーションから選
択して、当該アプリケーションを起動させるコントロー
ル手段とを備えるようにする。
【0009】更に、本発明に係るICカードシステム
は、前記目的を達成するために、書き換え可能な複数の
アプリケーションを格納可能なマルチアプリケーション
ICカードを備えたICカードシステムにおいて、第1
のリーダ/ライターを備えた第1の情報装置と、前記第
1のリーダー/ライターと異なる通信手段を備えた第2
のリーダ/ライターを備えた第2の情報装置と、前記第
1のリーダー/ライターと情報の読み書きを行う第1の
通信手段と、前記第2のリーダー/ライターと情報の読
み書きを行う第2の通信手段とを備えたICカードとを
備え、前記ICカードは、前記第1の通信手段と第2の
通信手段を選択する選択手段と、前記選択手段で選択さ
れたデータと対応するアプリケーションを格納された複
数のアプリケーションから選択して、当該アプリケーシ
ョンを起動させるコントロール手段とを備えるようにす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるマルチアプリ
ケーションICカードの実施形態を図1から図26を参
照して詳細に説明する。図1はマルチアプリケーション
ICカードシステムのシステム構成図、図2〜図8はマ
ルチアプリケションICカードの説明図、図9〜図26
は各使用シーンにおけるマルチアプリケーションICカ
ードの使用方法とそれにともなう動作の説明図である。
【0011】先ず、図1を参照して、本発明の実施形態
に係るマルチアプリケーションICカードシステムの構
成を説明する。本実施形態では、市役所が発行元となっ
て複数のアプリケーション発行者が提供するそれぞれの
アプリケーションを格納したアプリケーションICカー
ド1(以下、市民カードと仮にいう)を基に説明してい
る。しかし、発行元である前記市役所もまた複数のアプ
リケーション発行者の一人であり、本発明の発行者が前
記市役所に限定されるものではない。
【0012】図1は本発明によるICカードを、市民カ
ード1として使用する場合のマルチアプリケーションI
Cカードシステム1000(以下統合ICカードシステ
ムという)の構成を示すブロック図である。先ず、この
図1を参照して、統合システム1000の構成を説明す
る。
【0013】前記統合システム1000は、カード/ア
プリケーション発行者システム1100と、前記カード
/アプリケーション発行者システム1100から発行さ
れた市民カード1を利用するエンドユーザーシステム1
200と、金融機関システム1500と、前記統合シス
テム1000に参加する各種のシステム2000と、前
記複数のシステムをインターネット、公衆電話網、IS
DN等で結ぶ公衆通信網3000とから構成される。
【0014】カード/アプリケーション発行者システム
1100は、市役所、電子通貨管理システム、プリペイ
ドカード管理システム、クレジットカード管理システ
ム、身分証明管理システム等の管理システムであり、市
役所が発行者となる市民カードシステム1101もこの
カード/アプリケーション発行者システム1100の一
翼をなすシステムである。
【0015】カード/アプリケーション発行者システム
1100では、発行すべきICカード1a、ICカード
1aに格納するその管理システムに特有のカードアプリ
ケーション100、そのICカードが使用される端末装
置等に格納される端末アプリケーション200及びサー
バーアプリケーション管理システム300を備えてい
る。
【0016】そして、カード/アプリケーション発行者
システム1100では、前記各種のカード/アプリケー
ション発行者が提供するカードアプリケーション100
を複数格納して動作するICカード1aを提供すること
で、お互いが発行する前記ICカード1aにカード/ア
プリケーション発行者が相互に乗り入れ可能にしてい
る。本実施形態の市民カード1もまた、前記ICカード
1aの1つを構成するものであり、前記市役所が提供す
る市民カードシステム1101を主体に前記複数のアプ
リケーションを格納して利用することができる。もちろ
ん、他のアプリケーション発行者が発行するICカード
1aに市民カードシステム1101のアプリケーション
を格納して利用することもできる。
【0017】したがって、前記統合システム1000に
参加する各システムは、前記端末アプリケーション20
0を格納することで、公衆通信網3000を介して、各
カード/アプリケーション発行者の各サーバーアプリケ
ーション管理システム300と接続される。これによ
り、エンドユーザーは、カード/アプリケーション発行
者が発行するICカード1aに利用するアプリケーショ
ンを格納することで、前記アプリケーション発行者が提
供するサービスを受けることができる。
【0018】エンドユーザシステム1200は、主に個
人ユーザシステムであり、このエンドユーザーシステム
1200で使用される機器は、前記カード/アプリケー
ション発行者システム1100が提供する前記端末アプ
リケーション200が格納される。エンドユーザシステ
ム1200は、例えば、パソコン1201とPCカード
型ICカードリーダーライター1202とにより、ある
いは、ICカード電話機1203により構成することが
できる。また、エンドユーザシステム1200は、簡単
には、電子財布(ICカード読み取り装置)1204、
または、携帯型ICカード読み取り書き込み装置120
5だけでもよい。携帯型ICカード読み取り書き込み装
置1205は、市民カード1内の様々なアプリケーショ
ンを実行することができるだけのものであるが、これに
よっても、最低限の機能を発揮することができる。ま
た、電子財布1204は、複数のアプリケーションに関
する情報、例えば、電子通貨残高、プリペイド残り度
数、クレジット利用履歴等を参照することができる。ま
た、パソコン1201は、個人が所有するものに、前記
端末アプリケーション200を格納したICカード読み
取り用のPCカード型カードリーダ/ライタ1202を
設けて、公衆通信網3000と接続可能に構成される。
また、ICカード電話機1203は、通常の電話機に市
民カード1内の様々なアプリケーションを実行すること
ができる市民カード1に対する処理機能を備えたもので
ある。
【0019】金融システム1500は、複数の営業店シ
ステム1510と、前記営業店システムを統括する銀行
計算機センタシステム1520とから構成される。前記
営業店システム1510は、ICカードリーダ/ライタ
ーが接続された窓口端末1511と、現金自動預入支払
機1512と、前記窓口端末1511と現金自動預入支
払機1512を統括する電子通貨トランザクション端末
1513とから構成され、前記銀行計算機センタシステ
ム1520は、前記電子通貨トランザクション端末15
13を管理する外接系システム1521と、勘定系シス
テム1522とから構成され、これら各システムは内部
通信回線で接続される。そして、エンドユーザーは市民
カード1を窓口端末1511のICカードリーダ/ライ
ターに挿入することで電子通貨の決済を行うことがで
き、また、同様なICカードリーダ/ライターを内蔵し
た現金自動預入支払機1512を介して電子通貨の預
入、引き出しを行うことができる。もちろん、このサー
ビスを受けるためには前記市民カード1に電子通貨に関
するカードアプリケーション100を備える必要がある
ことはいうまでもない。
【0020】前記各種のシステム2000には、鉄道乗
客管理システム2101(図9から図11で説明)やタ
クシーシステム2150(図24から図26で説明)や
航空機乗客管理システム等の交通システム2100、あ
るいは、百貨店、スーパーマーケット等の販売店の流通
システム2200(図17、18で説明)、病院の患者
管理システムや薬局システム2301(図12から図1
6で説明)の医療システム2300、あるいは、電話2
401(図19から図23で説明)や小包等の通信シス
テム2400、その他、自動販売機システム等に接続し
て構成されている。図示例のシステムは、代表的なシス
テムの1つのシステムずつを公衆通信網3000に接続
して構成したものとして示したが、実際には必要に応
じ、多数のシステムが公衆通信網3000に接続されて
構成される。
【0021】また、この統合システム1000では、前
記カードアプリケーション100をICカード1に格納
してエンドユーザーに提供する他に、既にエンドユーザ
ーに発行されたICカード1aに公衆通信網3000を
介して提供することができる。更に、認証が必要なもの
については、この統合システム1000に参加している
各システムに図示しないアプリケーション組み込み端末
を備えて、この端末を介して格納することができる。
【0022】なお、図1に示すシステムの例は、エンド
ユーザシステム1200や各種のシステム2000等は
公衆通信網3000に接続されているとしているが、こ
れらは、必ずしも通信網に接続される必要はなく、例え
ば、エンドユーザシステム1200が、小規模な商店等
である場合、顧客のICカード1a内の電子通貨を自店
のICカード1aに格納する処理をシステム内で実行可
能にしておけばよい。
【0023】次に、図2から図8を参照して、本実施形
態に係る市民カード1の外観と装置構成について説明す
る。図2は市民カード1の外観図、図3は非接触型の市
民カードの装置配置図と、図4接触型と非接触型を合わ
せ持った市民カードの装置配置図、図5は図2の装置構
成図、図6は図4の装置構成図、図7はアプリケーショ
ンの構成図、図8は市民カードの基本的な動作フロー図
である。
【0024】本実施形態に係る市民カード1は、多様な
事業形態を持つ複数のカード/アプリケーション発行者
が提供する多様なアプリケーションを格納可能としてい
る。この多様なアプリケーションを格納するために、こ
の市民カード1では、リーダー/ライターと市民カード
1との結合手段を複数備えるようにしている。例えば、
この実施形態に係る市民カード1では、電子通貨や医療
システムにおける認証を確実に行うために、前記リーダ
ー/ライターと市民カード1とを密着させて行う通信手
段と、交通システムのように、スピードが重要視するた
めにリーダー/ライターと市民カード1とが離れても通
信可能な通信手段との2つの通信手段を備えるようにす
る。
【0025】この2つの通信を可能にするために、この
実施形態の市民カード1では、異なる通信距離を備えた
2つの通信装置を備えた非接触型の市民カード1を採用
する。また、同様な効果を実現するために、接点を介し
て接続する通信手段と、通信装置を備えた離れた距離で
も通信可能な非接触型の2つの通信手段を備えた市民カ
ードでの採用を可能としている。
【0026】以下非接触型の市民カード1を主体に説明
する。
【0027】なお、以下の装置構成は一実施形態であ
り、これに限定されるものではない。例えば、1つの通
信距離専用のアプリケーションを格納可能として、1つ
の通信手段を備えたICカード1aを備えてこの統合シ
ステム1に参加してもよい。また、単独のアプリケーシ
ョンを備えた専用ICカード1aでもこの統合システム
1に参加することができる。
【0028】図2は、市民カードの外観図を示し、
(a)図が正面図、(b)図が裏面図を示す。図におい
て、市民カード1は、正面にカード発行者を示すカード
発行者欄2と、カード発行者からこの市民カード1を譲
渡されたエンドユーザーの氏名やID番号が表記された
所有者欄3が設けられている。また、裏面には、この市
民カード1に格納されているアプリケーションのAP名
前欄4と、そのアプリケーションの利用状況を記載可能
な利用状況欄5が設けられている。前記AP名前欄4
は、カード発行時、または、アプリケーションを格納す
る場合は統合システム1000に参加している各システ
ムの店頭に設けられたアプリケーション組み込み端末に
よって表記される。
【0029】また、前記利用状況欄5は、エンドユーザ
ーの希望により、統合システム1000に参加している
各システムの店頭に設けられた図示しない記帳端末によ
って表記内容が更新される。例えば、その表記内容は、
電子通貨であれば、現在の残高、利用状況によりポイン
トが付されるものであればそのポイント状況が付され
る。この更新にあたっては、前回の表記内容を消去して
最新の利用状況を表記するようにする。なお、公衆通信
網300を介して入手したカードアプリケーション10
0が格納されて、前記AP名前欄4にそのカードアプリ
ケーション100が記載していない場合には、利用状況
欄5の専用端末で表記するとよい。また、この専用端末
で前記AP名前欄4と利用状況欄5を一度消去して表記
更新してもよい。このようにすれば、エンドユーザーシ
ステム1200の各端末装置がない場合に便利である。
【0030】図3は、非接触型の通信手段を備えた市民
カード1の装置配置図、図5はその装置図を示してい
る。図3において、この実施形態に係る市民カード1
は、第1のカードアンテナ20とその通信手段である第
1のカード通信チップ21と、第2のカードアンテナ2
2とその通信手段である第2のカード通信チップ23
と、前記第1、第2のカード通信チップ21、23と接
続するCPUチップ24とを備えている。前記第1のカ
ードアンテナ20は密着型のアンテナであり、市民カー
ド1の長手方向に沿って並んで配置される一対のアンテ
ナで構成される。一方、第2のカードアンテナ22は近
接型のアンテナであり、市民カード1の周囲を囲むよう
に設けられている。
【0031】図5は前記非接触型の通信手段を備えた市
民カード1とリーダー/ライターの装置構成を示してい
る。この市民カード1は、前記したように、その内部
に、第1のカードアンテナ20と第1のカード通信チッ
プ21と第2のカードアンテナ22と第2のカード通信
チップ23とCPUチップ24を備えている。前記第1
のカードアンテナ20は、上位コントローラーに接続さ
れる密着型のリーダー/ライタ35に設けられたR/W
アンテナ36との間で、電力と信号の送受信を行う。ま
た、同様に前記第2のカードアンテナ22は、上位コン
トローラーに接続される密着型のリーダー/ライタ37
に設けられたR/Wアンテナ38との間で、電力と信号
の送受信を行う。
【0032】更に、前記第1のカード通信チップ21
は、第1の送受信制御回路25と、コンデンサー部26
と電源回路部27とから構成される第1の電源回路28
を内蔵している。これと同様に、第2のカード通信チッ
プ23は、第2の送受信回路29と、コンデンサー部3
0と電源回路部31とから構成される第2電源回路32
を内蔵している。また、前記CPUチップ24は、各種
のカードアプリケーション100を格納したメモリ33
と、CPU34とを内蔵している。
【0033】また、前記リーダー/ライタ35、37
は、電力電送回路39、42と、リーダ/ライタ制御回
路40、43と、変調復調回路41、44を更に備えて
いる。
【0034】前記密着型のリーダー/ライタ35は、信
号線を介して上位コントローラ、例えばパーソナルコン
ピュータ等と接続され、同上位コントローラの操作指示
に基づいて、同上位コントローラの情報信号及び電力を
市民カード1に送信する。前記リーダ/ライタ制御回路
40は、4.91MHzのクロック(電力供給用のキャ
リア信号でもある)を発生させ、上位コントローラから
の信号を、変調復調回路121にてISO10536に
定められた90度位相の2相PSK変調と、前記90度
位相のPSK変調信号(ディジタル信号)から正弦波信
号に変換し、増幅することで市民カード1へのデータ
(下りデータ)を発生させ、R/Wアンテナ36をドラ
イブして市民カード1側に電波(電磁波)で伝達する。
【0035】また、市民カード1からリーダー/ライタ
35へのデータ(上りデータ)はR/Wアンテナ36に
よって受信し、変調復調回路41にて、増幅、必要な波
形を抽出、ディジタル信号変換、PSK復調を行って、
データ(上りデータ)の復調再生を行ない、上位コント
ローラに信号を伝達する。
【0036】一方、市民カード1は、第1のカードアン
テナ20によって、上記信号を受信し、第1の電源回路
28で直流電圧を発生させると同時に、第1の送信受信
制御回路25によって、下りデータの復調と上りデータ
の変調を行なう。復調された信号は、CPU34を介し
てメモリ33にデータを書き込み、逆に、前記メモリ3
3から読み出された上りデータは、CPU34と第1の
送信受信制御回路25を介して第1のカードアンテナ2
0をドライブして、リーダー/ライタ35側に電波(電
磁波)で伝達する。
【0037】これと同様に、前記第2のカード通信チッ
プ23は、133.56MHz帯域を利用してISO/
IEC14443に定められた変調/復調を行うこと
で、これに対応するリーダー/ライタ37との間で、電
力と信号の送受信を行う。
【0038】また、前記CPU34は、前記第1の送受
信制御回路25または第2の送受信制御回路29のどち
らか一方を信号を受け付けると、その受信にともなう処
理が終了しないと他の送受信制御回路からの信号を受け
付けないようにしている。
【0039】図4、図6は、非接触型の通信手段と接触
型の通信手段を備えた市民カード1とリーダー/ライタ
ーの装置構成を示している。図4は、市民カード1の装
置配置図、図5はその装置図を示している。図4、図6
において、この実施形態に係る市民カード1は、リーダ
ー/ライタ47と接点接続部48を介して通信するカー
ド接点接続部46とその通信手段である第3通信チップ
45と、図3、図5と同様な第2のカードアンテナ22
とその通信手段である第2のカード通信チップ23と、
前記第2、第3のカード通信チップ23、45と接続す
るCPUチップ24とを備えている。前記第1のカード
接点接続部46は、リーダー/ライタ47のカード挿入
口に市民カード1を挿入されることでリーダー/ライタ
47の接点接続部48と接触して通信するものであり、
前記市民カード1の長手方向の一端側に片寄ってその表
面に設けられる。なお、前記第3のカード通信チップ2
3を省略してカード接点接続部46とCPUチップ24
を直接接続してもよい。また、前記実施形態では、電磁
誘導により電力の供給を受ける実施形態で説明したが、
一方の通信チップまたは両方の通信チップの電源を内蔵
する市民カード1としてもよい。
【0040】次に、図7を基にアプリケーションの構成
を説明する。この市民カード1の前記メモリ33は、ア
プリケーション管理部101と、共通メモリ102と、
複数のカードアプリケーション100を備えたアプリケ
ーションメモリ領域110とが割り当てられている。こ
の実施形態では、111から116の6個のカードアプ
リケーション100が格納されている。もちろんこの個
数については、これに限定されるものではない。
【0041】前記CPU34は、前記メモリ33に格納
されたプログラム実行時のワークとして使用される領域
を備え、前記メモリ33に格納されるカードアプリケー
ション100の動作を可能とするオペーションシステム
が組み込まれている。前記オペレーションシステムは、
前記アプリケーション管理部101や格納されたカード
アプリケーションの動作環境を維持するものであり、C
PU34の基本的な動作をコントロールする。
【0042】CPU34は、前記第1のカード通信チッ
プ21または第2の通信チップ23からの依頼信号を受
け付けると、前記アプリケーション管理部101をCP
U34内でロードさせて起動する。前記アプリケーショ
ン管理部101は、前記依頼信号がメモリ33に格納さ
れたカードアプリケーション100に該当するか否かを
判断し、その該当するカードアプリケーション100に
以後の処理を引き継ぐようにする。
【0043】共通メモリ102は、アプリケーション管
理部101の統括の基に、市民カード1に格納されるカ
ードアプリケーション100の共通データを記録する。
例えば、この市民カードシステム1101では、市民カ
ード1の所有者のID番号、氏名、住所、電話番号等
は、前記共通メモリ102に記録され、この市民カード
システム1101で提供されるサービスに関連した情
報、例えば年齢にともなう割引や戸籍情報等はカードア
プリケーション100内のメモリーに記録される。同様
に、各カードアプリケーション100の独自データ、電
子通貨のカードアプリケーション100であればその残
高や履歴、ポイントを蓄積するカードアプリケーション
100であればそのポイントは対応するカードアプリケ
ーション100内のメモリエリアに記録される。また、
前記共通メモリ102では、開示する情報によりランク
が設けられており、前記アプリケーション管理部101
の統括の基に認証の有無により開示するか否かが決定さ
れる。次に、アプリケーション管理部101の動作フロ
ーを図8を基に詳細に説明する。
【0044】図8において、先ず、CPU34は、前記
第1の通信チップ21または第2の通信チップ23の一
方から信号と電源を受けるとオペレーションシステムが
起動して、依頼データを受け付けする(ステップ21
1)。ここでは説明の都合上、前記第1の通信チップ2
1から信号を受け付けるとして説明する。
【0045】前記オペレーションシステムはメモリ33
のアプリケーション管理部101を起動させ(ステップ
212)以後の処理をアプリケーション管理部101に
引き継ぐ。前記アプリケーション管理部101は、前記
依頼データがこの市民カード1で処理可能な信号である
か否かを判断する(ステップ218)。例えば、このメ
モリ104内に格納されていないカードアプリケーショ
ン100であれば、実行不可の連絡を第1のカード通信
チップ21を介してリーダー/ライタ35に連絡する。
【0046】次に、アプリケーション管理部101は、
メモリに格納されたカードアプリケーション100を起
動させることなく、アプリケーション管理部101で処
理可能な信号、例えば前記共通メモリ102に格納され
たデータで処理可能な依頼信号であるかを判断(ステッ
プ214)し、アプリケーション管理部101で処理可
能なものであればその処理を実行(ステップ215)
し、処理が不可能であれば対応する関連するカードアプ
リケーション100の起動指令を出して起動させる(ス
テップ219)。
【0047】アプリケーション管理部101は前記処理
の実行のステップ215を行った後、その処理内容を第
1のカード通信チップ21を介してリーダー/ライタ3
5に連絡し、該リーダー/ライタ35の受付け信号を受
信して処理が完了したことを確認(ステップ216)し
た後、共通メモリ102に処理内容を記録(ステップ2
17)して作業を終了する。
【0048】一方、起動指令を受けて起動された関連す
るカードアプリケーション100は処理を実行し、その
処理内容を第1のカード通信チップ21を介してリーダ
ー/ライタ35に連絡し、該リーダー/ライタ35の受
付信号を受信して処理が完了したことを確認した後、当
該カードアプリケーション100内のメモリエリアに処
理内容を記録してアプリケーション管理部101の起動
指令と処理終了信号を出して処理作業(225)を終了
する。
【0049】他方、ステップ219において起動指令を
出して起動させた後、アプリケーション管理部101は
その処理内容、例えばカードアプリケーション100の
起動の概要(起動時間や終了時間など)などを、共通メ
モリ102に記録(ステップ221)して処理を終了す
る(ステップ222)。そして、アプリケーション管理
部101は前記関連するカードアプリケーション100
から起動指令により再び起動(ステップ223)し、カ
ードアプリケーションの処理終了信号を共通メモリ10
2に記録(ステップ224)して終了する。
【0050】このように、この実施形態に係る市民カー
ド1では、アプリケーション管理部101と各カードア
プリケーション100がともに通信履歴を記録するよう
にしている。なお、アプリケーション管理部101の記
録は一定期間記録すると書き換えるようにして共通メモ
リ102の容量負荷を軽減している。
【0051】また、前記実施形態では、オペレーション
システム上で1つのカードアプリケーションしか動作
(処理)しないシングルタスクを基調としている。これ
により、同一のカードアプリケーション間のみで動作す
ることで認証を確認して安全を維持する構成からなるカ
ードアプリケーションでも本統合システム1000に参
加することが可能となる。しかし、同時処理が可能なマ
ルチタスクであれば、前記ステップ221、222、2
23からなるステップ220を省略してもよい。これに
より処理時間を短縮することができる。また、オペレー
ションシステムにアプリケーション管理部101の機能
を持たせてもよい。
【0052】次に、本実施形態に係る市民カード1の使
用方法を図9から図26を参照して説明する。なお、説
明にあたっては、より理解を深めるために、年齢による
多様な特典を受ける権利を有するAさんを仮定して、こ
のAさんの日常の生活を通して以後の説明を展開する。
【0053】(市民カード1に格納されたアプリケーシ
ョン)先ず、図7において、Aさんが所有する市民カー
ド1は、市役所から発行を受けるにあたり、複数のカー
ドアプリケーション110を市民カード1に格納してい
る。111は、市役所の各種のサービスが可能な市民カ
ードアプリケーション、112はAさんと市役所の取引
き銀行の電子通貨の取り引きが可能な金融システム15
00の金融カードアプリケーション、113は鉄道乗客
管理システム2101の鉄道カードアプリケーション、
114はタクシーシステム2150のタクシカードアプ
リケーション、115は流通システム2200の流通カ
ードアプリケーション、116は医療システム2300
の医療カードアプリケーションである。
【0054】ここで、Aさんは、買い物の金額の2割を
市役所が負担する高齢者電子割引券を月単位で一定額も
らえ、また鉄道会社からは高齢者割引を受けている。こ
れらの割引は前記各カードアプリケーション110で管
理されている。
【0055】(電車賃の支払い)ここでは、Aさんが市
民カード1を使ってA駅からB駅へ乗車するケースを想
定して説明する。ここで、Aさんは高齢者割引を鉄道の
アプリケーション発行者から受けている。そして、Aさ
んは一定額の乗車料金を購入して鉄道カードアプリケー
ション113に格納している。図9は鉄道会社の装置構
成図、図10、図11はその動作フロー図である。
【0056】図9において、鉄道乗客管理システム21
01は、乗客管理センターシステム2102と、各駅に
設けられた乗客管理システム、ここではA駅乗客管理シ
ステム2103とB駅乗客管理システム2104とが接
続されている。前記図1で示したサーバーアプリケーシ
ョン管理システム300は、前記乗客管理センターシス
テム2102のサーバーに格納されている。また、各駅
にはリーダー/ライタ2107を備えた複数の改札機2
105、2106が接続されている。
【0057】図10、図11は、リーダー/ライタ21
07が接続されるA駅乗客管理システム2102または
B駅乗客管理システム2104と、市民カード1のアプ
リケーション管理部101と、鉄道カードアプリケーシ
ョン113との動作フローを示している。なお、アプリ
ケーション管理部101にはオペレーションシステムの
動作を含めて記載している。
【0058】今、Aさんが改札を通って電車の乗る場
合、Aさんは改札機2105のリーダー/ライタ210
7の上を市民カード1を通過させるようにする。この操
作で、市民カード1とリーダー/ライタ2107とでデ
ータ通信が行われる。この動作フローを図10で説明す
る。
【0059】A駅乗客管理システム2102は、リーダ
ー/ライタ2107から鉄道カードアプリケーション1
13の利用者の問い合せ信号を発信している(ステップ
2110)。この信号を受信するとアプリケーション管
理部101が起動(2116)し、鉄道カードアプリケ
ーション113を起動させる(2119)。鉄道カード
アプリケーション113は、利用者資格情報、例えばI
D番号や高齢者割引対象者である旨の信号をA駅乗客管
理システム2102に回答する(ステップ2120)。
A駅乗客管理システム2102は、前記回答が利用資格
があるか否かを判断(ステップ2111)し、資格がな
ければ改札機2106を閉鎖(ステップ2115)し、
資格があれば、鉄道カードアプリケーション113に対
し、乗車駅情報(A駅と日時)の書き込み指令を出す。
(ステップ2112) 鉄道カードアプリケーション113は、前記乗車駅情報
の書き込みを行い(ステップ2121)、その書き込み
完了報告をA駅乗客管理システム2102に行い(ステ
ップ2122)、更に処理終了報告をアプリケーション
管理部101に行って(ステップ2123)終了する
(ステップ2124)。一方、A駅乗客管理システム2
102は前記書き込み完了報告を確認(ステップ211
3)すると乗客管理センターシステム2102へ連絡
(2114)し、再度ステップ2110の動作を行う。
また、アプリケーション管理部101は前記処理終了報
告を受けると処理内容を記録(ステップ2117)を行
って終了する(ステップ2118)。
【0060】図9に戻り、AさんがB駅の改札を出る場
合も入る場合と同様に、改札機2106のリーダー/ラ
イタ2107の上を市民カード1を通過させるようにす
る。この動作フローを図11で説明する。
【0061】図11において、B駅乗客管理システム2
104は、リーダー/ライター2107から鉄道カード
アプリケーション113の前記乗車駅情報の出力信号を
発信している(ステップ2130)。この信号を受信す
るとアプリケーション管理部101が起動(2136)
し、鉄道カードアプリケーション113を起動させる
(2139)。鉄道カードアプリケーション113は、
前記利用者資格情報と前記乗車駅情報の読み出しを行い
B駅乗客管理システム2104に回答する(ステップ2
140)。B駅乗客管理システム2104は、前記回答
の情報を判断(ステップ2131)し、回答の情報に不
正があれば改札機を閉鎖(ステップ2135)し、回答
の情報に不正が無ければ運賃料金精算を行い、料金支払
い指令を出す(ステップ2132)。ここで、B駅乗客
管理システム2104は、Aさんが運賃の割引を受ける
権利を有していることを前記利用者資格情報で確認でき
るので、その料金が前記運賃料金精算で反映される。
【0062】鉄道カードアプリケーション113は前記
支払い命令を受けると、内部メモリに記録された一定額
の乗車料金から支払い相当分を引いて利用料金の払い出
しを行うとともに、それを記録してB駅乗客管理システ
ム2104に払い出しを報告(ステップ2142)し、
処理終了報告を行なって(ステップ2143)終了す
る。一方、B駅乗客管理システム2104は、前記払い
出しの報告を受けると、その内容を確認(ステップ21
33)し、乗客管理センターシステム2102へ連絡
(2134)し、再度ステップ2130の動作を行う。
また、アプリケーション管理部101は前記処理終了報
告を受けると処理内容を記録(ステップ2137)を行
って終了する(ステップ2138)。
【0063】ここで、鉄道カードアプリケーション11
3は、ステップ2142において、支払いに不足分が生
じると支払い不可の信号を報告する。これにより、B駅
乗客管理システム2104はステップ2133におい
て、支払い不可にともなう改札閉鎖の信号を発し、ステ
ップ2135において改札機の閉鎖が行われる。
【0064】このように、この実施形態に係る市民カー
ド1によれば、Aさんは改札機2105、2106に市
民カード1をかざすだけで情報のやり取りが可能となる
ので改札機の操作に手間取って渋滞するようなことがな
い。なお、乗車時にキップ売り場でキップを購入し、こ
の購入情報を市民カード1の鉄道カードアプリケーショ
ン113に記録して同様な使い方を行ってもよい。ま
た、ここでは、支払いにともなうデータを報告のみとし
ているが、電子通貨のような金額相当分をデータとして
送受信してもよい。
【0065】(薬局での薬の購入と支払い)次に、図1
2から図16は市民カード1を使った薬局での使用ケー
スを説明するものである。図12は薬局で使用される薬
局端末の装置構成図、図13、図14は動作フロー図、
図15、図16は薬局端末の表示画面図である。
【0066】図12において、2301は薬局で使用さ
れる薬局端末であり、パーソナルコンピュータや流通シ
ステム等で使用されるPOS端末に、図1で説明した端
末アプリケーションを組み込んだものである。この薬局
端末2301は複数の同種端末と、あるいは図示しない
薬局ホストコンピュータを含んでとネットワークを構成
してもよく、また単独で構成してもよい。
【0067】前記薬局端末2301は、CPUを備えた
表示装置2302と、キーボード2303と、マウス2
304と、第1の薬局リーダー/ライタ本体2305
と、第2の薬局リーダー/ライタ本体2309と、顧客
リーダー/ライタ2306とから構成される。
【0068】前記第1の薬局リーダー/ライタ本体23
05は、2つのリーダー/ライタの挿入口2310と、
2312を備えている。一方の挿入口2310には薬剤
師Bの資格データを備えたICカード2311aが挿入
され、他方の挿入口2312には電子通貨管理システム
が発行するICカード2311bが挿入される。また、
前記第2のリーダ/ライタ本体2309は一定距離(1
m)以内の通信が可能な非接触のリーダー/ライターで
あり、薬剤師Bが携帯する薬剤師Bのパスワードデータ
を格納したICカード2311cの読み書きを実行す
る。そして、薬局端末2301では、薬剤師Bの資格デ
ータを備えたICカード2311aが挿入され、薬剤師
Bのパスワードデータを格納したICカード2311c
が前記前記第2のリーダ/ライタ本体2309によって
読み書きされる状態、即ち薬剤師Bが薬局端末2301
の近くにいて操作しないと認証をともなう動作をしない
ようにしている。これにより、薬剤師B以外の薬局端末
2301の使用を不可能にしている。もちろん、キーボ
ード2303やマウス2304を介してパスワードを入
力しても可能である。このように2枚のICカードを使
用して情報端末機の起動や動作を制御することにより、
起動や認証の際のパスワードの入力操作を軽減して操作
性を向上させることができるとともに、安全性を向上さ
せることができる。
【0069】また、顧客リーダー/ライタ2306は、
顧客Aが所持するICカード1aが置かれるテーブルを
備えた非接触型のリーダー/ライタ2307と、顧客の
人体情報、ここでは指紋センサー2308を備えてい
る。
【0070】次に、図13から図16を参照して薬局端
末2301での市民カード1(1a)の操作方法を説明
する。このケースではAさんが病院で処方された薬を購
入するケースで説明する。前記薬の処方は病院で市民カ
ード1の共通メモリ102の認証が必要なエリアに記録
されている。
【0071】図13において、Aさんが薬剤師Bに目的
を告げ、その指示にしたがって、前記顧客リーダー/ラ
イタ2306のテーブルに市民カード1を置くと、薬局
端末2301が起動して、健康情報の紹介指令の信号を
発信する。この信号を受けた市民カード1ではオペレー
ションシステムがアプリケーション管理部101を起動
(ステップ2327)して、前記健康情報の認証が必要
な情報であることを判断してパスワード(人体情報)の
要求指令を行う(ステップ2328)。前記薬局端末2
301は、前記要求指令を受けて表示部2302にパス
ワード(人体情報)の要求表示を行うとともに指紋セン
サー2308を起動させる(ステップ2321)。薬剤
師Bの指示に促されてAさんが指を指紋センサー230
8に置くと、前記薬局端末2301は、前記指紋センサ
ー2308から検知した指紋データをアプリケーション
管理部101に回答する(ステップ2322)。アプリ
ケーション管理部101は、前記指紋データ(パスワー
ド)が共通メモリ102に記録された指紋データ(パス
ワード)と一致するか否かを判断(ステップ2329)
し、一致しなければステップ2328に戻り、一致して
いれば共通メモリ102から健康情報の読み出しを行っ
て、そのデータを薬局端末2301に回答する(ステッ
プ2330)。薬局端末2301は、前記図15に示す
健康情報の表示(後で説明)を表示部2302に行う
(ステップ2323)。
【0072】これにより、薬剤師Bは前記健康情報から
病院で処方された薬の処方を確認し、更に図16に示す
薬調合の履歴画面からAさんの薬の受取り状況を確認し
て、薬を処方することができる。そして薬剤師Bが処方
した薬は前記薬調合の履歴画面から入力される。(ステ
ップ2324)この薬調合の履歴は薬局端末2301で
も記録されるので、薬の管理や税金等に反映されるよう
にすれば有効である。
【0073】薬剤師Bは薬局端末2301を操作して前
記薬調合の履歴の書き込み指示を行う。この際、薬局端
末2301は前記薬剤師BのICカード2311cから
薬剤師Bのパスワードを入手して入力者(薬剤師B)の
書き込み指令を行う(ステップ2325)。アプリケー
ション管理部101は、前記薬調合の履歴と入力者及び
日付の書き込みを行い(ステップ2331)、その完了
報告を薬局端末2301に解答する。(ステップ233
2)薬局端末2301は、これを受けて、料金支払い要
求を行う。(ステップ2326)。アプリケーション管
理部101は、料金の支払いアプリケーションを起動さ
せる指令を出し(ステップ233)、前記処理内容を記
録(ステップ2334)して終了する(ステップ233
5)。
【0074】次に、図14を参照して、料金支払いのス
テップを説明する。ここでは、Aさんは市役所から電子
割引券を譲渡されているので、前記料金を前記電子割引
券と電子通貨で行うステップを説明する。
【0075】図14において、料金の支払い要求を受け
付けると、アプリケーション管理部101は、市民カー
ドアプリケーション111の起動指令を出す(ステップ
2333)。市民カードアプリケーション111は前記
指令を受けて起動し、料金計算を行う。この計算では、
支払要求額8割を電子割引券で払う計算を行う(ステッ
プ2351)。次に市民カードアプリケーション111
は、前記計算された電子割引券での支払いと、この市民
カード1が正当なカードであることを示す情報、例えば
市民ID番号を薬局端末2301に回答する。この回答
を受けた薬局端末2301は、その回答内容が正当なも
のであるかを確認(ステップ2340)し、不正のもの
であれば薬局端末2301の表示部2302の表示画面
にその内容を表示(ステップ2341)し、回答が正当
なものであれば不足分の請求を行う(ステップ234
2)。市民カードアプリケーション111は、前記請求
を受けてアプリケーション管理部101の起動と支払指
令をアプリケーション管理部101に出し(ステップ2
353)処理内容の記録を行って終了する。(ステップ
2354)。
【0076】前記指令を受けたアプリケーション管理部
101は、電子通貨での支払いを薬局端末2301に依
頼し(ステップ2348)、これを受けた薬局端末23
01は、銀行端末アプリケーションを起動し(ステップ
2343)、電子通貨での支払いを要求する(ステップ
2344)。アプリケーション管理部101は、前記要
求を受けて銀行カードアプリケーション112の起動指
令を出すとともに電子通貨での支払いを要求をそのまま
伝え(ステップ2349)、銀行カードアプリケーショ
ン112は起動(ステップ112)して前記要求が正当
である否かを判断して電子通貨の伝送を行う(ステップ
2356)。薬局端末2301は、前記伝送されてきた
電子通貨の確認(ステップ2345)を行って、不正が
あれば表示画面2302に表示(ステップ2360)
し、正当であれば受け取りの回答を行って(ステップ2
346)、処理内容を記録して処理を終了する(ステッ
プ2347)。一方、前記回答を受けた銀行カードアプ
リケーション112はアプリケーション管理部101の
起動指令を行い(ステップ2357)、処理内容を記録
して処理を終了する(ステップ2358)。更に、アプ
リケーション管理部101は前記指令を受けて処理内容
を記録して処理を終了する(ステップ2350)。
【0077】次に、図15を基に薬局端末2301の表
示画面の一実施形態を説明する。図に示す表示画面23
70は、市民カード1からのテキストデータを受けて薬
局端末2301に格納された医療端末アプリケーション
200で生成される。表示画面2370は、情報の種類
により複数に分類されて設けられるとともに、薬剤師B
が入力する薬調合の履歴画面を備えている。
【0078】図15において、表示画面2370におい
ては、「健康情報紹介」が記載されたタイトルバー23
71が上部に配置され、その下部に例えば医療カルテ2
372、個人基礎情報2373、薬調合履歴/入力23
74がカード形式で表示されている。これらの情報は、
上部のフラグをマウス2304でクリックすることで選
択され、画面上部に表示されるようになっている。ま
た、表示画面2370の上部には、入力された内容を更
新して市民カード1に記録する更新ボタン2375と戻
りボタン2376が設けられている。
【0079】前記表示画面2370に表示される前記カ
ード形式の情報は、文字情報や画像情報が付される。例
えば、図15では、医療カルテ2372が選択されてお
り、この医療カルテ2372では市民カード1の所有
者、即ちAさんの医療情報が表記される。例えば、氏
名、性別、生年月日、Aさんの写真情報、血液型、処
方、主治医等である。
【0080】また、図16は、薬調合履歴/入力237
4を選択した状態を示している。この薬調合履歴/入力
2374は、Aさんの氏名、性別、生年月日の他に、薬
の調合日付、調合内容、調合した薬局名、薬剤師が入力
される。薬剤師Bは、この医療カルテ2372の情報に
より薬の処方を知り、薬調合履歴/入力2374で過去
のAさんの薬の使い方を見ながら薬の処方を行うことが
できる。
【0081】このように、前記薬局端末2301と市民
カード1によれば、認証を市民カード1と人体情報で行
うようにしているので、安心であるとともに、前記人体
情報は忘れ易いパスワードを使用する事なく、持ち主固
有の情報であるので極めて安全であり、しかも簡単に認
証することができる。また、薬剤師Bは、個人認証のた
めのパスワードをその都度入力することなく、ICカー
ド2311cを携帯しているだけで認証が行われるの
で、簡単でしかも安全である。更に、薬剤師Bは、市民
カード1でAさんであることを確認して、薬局端末23
01に表示される病院で処方された情報と薬調合履歴情
報を確認しながら処方を行うことができる。また、薬調
合の内容とそれを調合した薬局の情報は、市民カード1
に書き込まれるので、以後の履歴情報として役立たせる
ことができる。更に、この支払いにあたっては、支払方
法を連係させて行うことができるので、その支払いに自
由度があり便利となる。
【0082】(商店での支払い)次に、図17、図18
は市民カード1を商店での使用ケースを説明するもので
ある。図17は商店で使用状態図、図18は動作フロー
図である。
【0083】図17において、2201はスーパーや商
店のレジに設置されたPOS端末であり、図1で説明し
た端末アプリケーションを組み込んだものである。この
POS端末2201は個人商店であれば単独で、あるい
は大形店であれば複数の同種端末と、あるいは図示しな
い流通ホストコンピュータを含んでネットワークを構成
する。POS端末2201は、バーコード読み取り装置
2202、キーボード2203、リーダー/ライタ22
04を備えている。なお、前記リーダー/ライタ220
4は、接触型または非接触型の密着型を使用している。
【0084】次に、前記POS端末2201と市民カー
ド1の使用方法を図18で説明する。ここでは、Aさん
が市民カード1に格納された銀行カードアプリケーショ
ン112を使って購入代金の支払いを行い、この商店が
加盟する流通カードシステム2200のサービスである
ポイントを受けるケースで説明する。
【0085】先ず、Aさんは、店員Bの支払要求に対し
て電子通貨での支払いを行うため、市民カード1を店員
Bにわたし、店員Bは前記リーダー/ライター2204
にセットし、前記キーボード2203を介して電子通貨
の支払いを選択する。前記POS端末2201は、銀行
端末アプリケーション200を起動(ステップ221
0)させて、電子通貨での支払いを要求する(ステップ
2211)。市民カード1のオペレーションシステムが
アプリケーション管理部101を起動させる(ステップ
2217)。アプリケーション管理部101は前記要求
が電子通貨の要求であることを判断して銀行カードアプ
リケーション112の起動指令を出す(ステップ221
7)。なお、アプリケーション管理部101は処理内容
を記録して終了する。銀行カードアプリケーション11
2は起動する(ステップ2221)と、前記要求データ
を確認(ステップ2222)して、不正なものであれば
支払い不可を回答し(ステップ2223)、適正なもの
であれば、内部メモリに格納された電子通貨から支払額
を書き換えて支払いデータの送信を行う(ステップ22
24)。POS端末2201は、前記支払い金額の確認
を行い(ステップ2212)、不正なものであれば、支
払い不可の表示を図示しない表示部に行い(ステップ2
213)、適正なものであれば受け取りの回答を行う
(ステップ2214)。前記受け取り回答を受けた銀行
カードアプリケーション112は、前記支払いデータを
確定するとともに、アプリケーション管理部101の起
動指令を行い(ステップ2225)、処理内容を記録し
て終了する(ステップ2226)。前記起動指令を受け
たアプリケーション管理部は起動して処理内容を記録し
て終了する(ステップ2218)。
【0086】次に、POS端末2201から流通カード
アプリケーション112に関するポイント書き込み指令
(ステップ2215)を受けたアプリケーション管理部
101は、流通カードアプリケーション112の起動指
令を出し(ステップ2219)、流通カードアプリケー
ション112が起動する(ステップ2227)。流通カ
ードアプリケーション112は、ポイントの書き込みと
処理完了を回答する(ステップ2228)。前記回答を
受けたPOS端末2201は、処理内容の記録と終了を
行い(ステップ2216)、アプリケーション管理部1
01は処理内容の記録と終了を行う(ステップ222
0)。
【0087】このように、この実施形態に係るPOS端
末2201と市民カード1によれば、電子通貨による支
払い手続きと、ポイントの書き込みを連係してスムーズ
に行うことができる。
【0088】(公衆電話での操作と支払い)次に、図1
9から図23は市民カード1を公衆電話を使用するケー
スを説明するものである。図19は公衆電話と市民カー
ドとカードホルダーの装置構成図、図20は公衆電話の
外観図、図21、図22は動作フロー図、図23は公衆
電話の表示画面図である。この実施形態では市民カード
1に格納されたAさんの電話帳データから電話をかけて
その料金を市民カード1に格納された電話カードシステ
ム116から支払うケースで説明する。
【0089】図19において、公衆電話2401は、屋
外配線と接続された電源回路2402と、この公衆電話
2401を統括制御するCPU2403と、公衆電話回
線300と接続して通信を可能にする通信装置2404
と、アンテナ2406と接続して警報システムを構成す
る通信装置2405と、図23の表示画面を表示する薄
形の表示装置2407と、前記表示装置2407の前面
に設けられて前記表示装置2407に表示される操作キ
ーを入力キーとするタッチパネル2408と、電話番号
を入力するテンキー2409と、市民カード1をセット
する非接触型(密着型)のリーダー/ライタ2410
と、硬貨での支払いを可能にする現金取扱機2411
と、ハンドセット2412と、スピーカ2417とを備
えている。なお、前記CPU2403は、図示しない内
部メモリを備え、図1で示す端末アプリケーションを格
納している。
【0090】また、この実施形態に示す市民カード1は
携帯時にカードホルダー2413に収納するシステムと
している。このカードホルダー2413は内部に通信装
置2414とアンテナ2415と警報装置2416を備
えている。前記通信装置2414は前記アンテナ241
5を介して公衆電話2401から電源と信号を受けて起
動する。また、前記警報装置2416は、内部に蓄電池
を備えて、ブザー音または振動で警報する。一方、公衆
電話2401のCPU2403には、前記警報システム
を動作するシステムが内部メモリーに格納されている。
【0091】この動作を説明すると、先ず、CPU24
03は、市民カード1がリーダー/ライタ2410にセ
ットされると、通信装置2405からアンテナ2406
とアンテナ2415を介してカードホルダー2413の
通信装置2414に電源と応答信号を送信する。前記通
信装置2414は前記電源と信号とを含んだ受信信号を
前記アンテナ2406とアンテナ2415を介して通信
装置2405に送信する。そして、CPU2403は、
前記受信信号が市民カード1がセットされている時に、
定期的に監視し、前記受信信号が途絶えるとスピーカ2
417からブザー音を鳴らすようにする。また、カード
ホルダー2413は、前記応答信号が途絶えると前記警
報装置2416を動作させて警報を発する。このカード
ホルダー2413の警報システムは、図示しないカード
収納部に設けられたスイッチが、市民カード1を取り外
してON状態になった時に作動し、市民カード1が装着
された時にOFF状態となる。なお、前記警報システム
はホルダー2413から取り外された時は一定時間作動
しないようにしている。
【0092】この警報システムによれば、利用者がカー
ドホルダー2413から市民カード1を引き出すことで
前記警報システムがON状態となり、市民カード1をリ
ーダー/ライタ2410にセットすることで、公衆電話
2401のアンテナ2406から応答信号がカードホル
ダー2413に発信され、このカードホルダー2413
から受信信号を受けることができる。したがって、受信
信号が途絶える、即ちカードホルダー2413を携帯し
た利用者が市民カード1がセットされた公衆電話240
1から離れることによって、警報が発せられる。これに
より、市民カード1の置き忘れを軽減することができ
る。また、この実施形態では、屋外配線から電源の供給
を受ける公衆電話2401から前記応答信号を発信して
いるので、長い距離までカバーできる強力な応答信号を
発信することができる。なお、前記実施形態では電源も
アンテナ2415を介して供給されるが、カードホルダ
ー2413に電池を備えるようにしてもよい。また、前
記市民カード1とカードホルダー2413との間で同様
な警報システムを構成してもよい。この場合、カードホ
ルダー2413に電源を設けるようにする。
【0093】次に、図20において、本実施形態に係る
公衆電話2401は、箱形の本体形状を備え、その前面
の上方片側にタッチパネル2408を備えた表示装置2
407、その下方にテンキー2409、その下方にアン
テナ2406が配置される。また正面の他方の片側上部
には、傾斜するテーブルを備えたリーダー/ライタ24
10、その下方にコイン投入口とコイン受口からなる現
金取扱機2411が設けられている。また側面にはコー
ドを介してハンドセット2412が設けられている。こ
の公衆電話2401は、電話ボックスで利用者が立ち姿
勢で操作できるように本体の前面に操作機器を配置する
ことで操作性を向上している。もちろん、この実施形態
は立ち姿勢に対応したものであり、本体の前面上部を傾
斜面として、この傾斜面に操作機器を配置したテーブル
設置型の形態等、他の形態を取るようにしてもよい。
【0094】次に、図21、図22の動作フロー図を基
に、表示画面図を示す図23を参照して本実施形態の操
作方法を説明する。図21において、Aさんが市民カー
ド1を前記リーダー/ライタ2410のテーブルにセッ
トすると、公衆電話2401は、リーダー/ライタ24
09から電話カードアプリケーション116の利用者の
問い合せ信号を発信する(ステップ2420)。この信
号を受信するとアプリケーション管理部101が起動
(2428)し、利用者資格情報の回答を行う(ステッ
プ2429)。公衆電話2401は、前記回答が利用資
格があるか否かを判断(ステップ2421)し、資格が
なければ資格なしのガイダンスを表示画面に一定期間表
示して終了(ステップ2427)し、資格があれば、電
話の端末アプリケーション200の動作手順にしたがっ
て図23(a)図のメニュー画面2460を表示する
(ステップ2422)。そして、Aさんの選択により、
図23(b)図のような表示画面2470等、Aさんの
選択に基づいた情報を前記アプリケーション管理部10
1の共通メモリ102から入手してその内容を表示装置
2407に表示する(ステップ2423)。これに対応
して前記アプリケーション管理部101は情報の読み出
しとその回答を行う(ステップ2430)。
【0095】公衆電話2401は、前記選択操作に基づ
いて電話番号が特定され表示画面内に表示された通話ボ
タン2478(図23参照)が押下されたか否かを監視
(ステップ2424)し、押下されなければステップ2
423に戻り、押下されれば、電話カードアプリケーシ
ョン116の起動と料金支払い指令を出す(ステップ2
426)。この指令を受けてアプリケーション管理部1
01は電話カードアプリケーション116の起動を指令
を出し、処理内容を記録して終了する(ステップ243
1)。前記指令を受けた電話カードアプリケーション1
16は起動(ステップ2432)し、内部メモリに予め
格納された通話ポイントから料金相当分を引いて料金支
払いを回答する(ステップ2433)。これを受けた公
衆電話2401は通話を開始する(ステップ242
6)。
【0096】次に、図22を参照して電話料金の支払い
を説明する。図22において、公衆電話2401は通話
を開始(ステップ2440)すると、CPU2403は
通話がOFFか否かを監視(ステップ2441)し、通
話OFFとなれば終了処理と終了報告を電話カードアプ
リケーション116に行い(ステップ2447)、通話
状態であれば、CPU2403内に設けられたクロック
をカウントして料金時間が経過したか否かを監視(ステ
ップ2442)し、時間が経過していなければステップ
2441に戻り、時間が経過していれば、電話カードア
プリケーション116との間で料金支払い指令と受け取
り(ステップ2443)及び料金の支払い(テレホンバ
リュー)の回答(ステップ2449)を行う。そして公
衆電話2401は、前記支払いが正当であるか否かを判
断(ステップ2444)し、正当であればステップ24
41に戻し、料金追納表示を表示装置2407に行う
(ステップ2445)。公衆電話2401は、現金取扱
機2441から追納料金が通話時間内に支払われるか否
かを監視(ステップ2446)し、支払われればステッ
プ2441に戻し、支払われなければ通話の終了と終了
報告を電話カードアプリケーション116に行う(ステ
ップ2447)。電話カードアプリケーション116
は、前記報告を受けてアプリケーション管理部101の
起動指令を行い(ステップ2450)、処理内容の記録
と終了を行う(ステップ2451)。前記指令を受けた
アプリケーション管理部101は処理内容の記録と終了
を行う(ステップ2448)。
【0097】次に、図23において、公衆電話2401
の表示画面を説明する。先ず、(a)図は図22のステ
ップ2422において表示される電話サービスメニュー
の表示画面2460である。表示画面2460は、最上
部に表示画面のタイトル2461を備え、その下部に、
電話番号がワンタッチで選択できる電話帳の選択ボタン
2462と、電子メールのサービスを受けられる選択ボ
タン2463、各種の情報サービスが受けられる選択ボ
タン2464と、市民カード1内に格納された銀行カー
ドアプリケーションと銀行を結んで電子通貨の取引を可
能とするキャッシュATMの選択ボタン2465、この
電話カードシステムで使用するテレホンバリューの発行
(購入)を依頼する選択ボタン2466と、表示画面を
スクロールするスクロールバー2472を備えている。
この他、前記スクロールバー2472を操作することに
より、各種のカードアプリケーションの格納を依頼する
選択ボタンや公共の電話番号の紹介を行う選択ボタンや
ワンタッチキーの登録の選択ボタン等の各種の選択ボタ
ンを表示することができる。
【0098】図(b)は、前記(a)図の電話帳の選択
ボタン2462を選択した状態を示している。この表示
画面2470は、予め利用者が登録した電話番号をワン
タッチで選択可能な表示画面であり、表示画面2470
の上部にこの表示画面の名前を表示するタイトル247
1、その下方に各種のワンタッチキー、例えば、Aさん
の場合は、自宅2472と息子宅2473と国立病院2
474と鈴木さん2475の電話番号を呼び出すワンタ
ッチキーが表示される。これらのワンタッチキーは片側
に設けたスクロールバー2479で他のワンタッチキー
を表示させることができる。また、前記ワンタッチキー
は前記メニューの表示画面2460の選択操作により自
分で登録したり、電話を通じて市民カード1に登録する
ことができる。
【0099】また、前記表示画面2470の下部には、
テレホンバリューの残り度数の表示部2476、メニュ
ー表示画面2460に戻す戻りボタン2477や通話を
開始する通話ボタン2478が設けられている。
【0100】図23の(c)図は前記(b)図において
通話ボタン2478が押下されて呼び出し中の状態を示
している。この状態では、呼び出しウインドウ2471
が開いてガイダンスを表示する。
【0101】このように、この実施形態に係る公衆電話
2401と市民カード1によれば、市民カード1に格納
された電話帳からワンタンッチで相手の電話番号を選択
して通話することができるとともに、その支払いを市民
カード1から行うことができる。更に、公衆電話240
1を通じて各種の情報を得られるとともに、市民カード
1内に各種のカードアプリケーション200を格納する
ことができるとともに、格納されたカードアプリケーシ
ョンのメンテナンス、例えば電子通貨の取引やテレホン
バリューの発行(購入)など公衆通信網3000を通じ
て各種のサービスを受けることができる。
【0102】(タクシーのナビゲーションシステムと市
民カード)次に、図24から図26はナビゲーションシ
ステムを備えたタクシー端末装置と市民カード1を示す
ものである。図24はタクシーでの使用状態図、図25
はタクシー端末装置の装置構成図、図26は動作フロー
図である。この実施形態ではAさんがタクシーに乗って
行き先の指示を市民カード1に格納された行き先データ
で指示するケースで説明する。
【0103】図24において、この使用状態は、Aさん
がタクシーに乗って行き先を市民カード1で指示するこ
とを運転手Bに告げることで、運転者Bが座席の背面に
設けた乗客端末装置2155に市民カード1を挿入する
ように指示されている状態を示している。このタクシー
は、前記統括システム1000に参加するタクシーシス
テム2150の端末アプリケーションが格納されたタク
シー端末装置2151を備えている。前記端末装置21
51は、タクーの後部座席近傍に設けられて乗客が操作
する乗客端末装置2155と、運転者が操作するナビゲ
ーションシステム2152とから構成される。この装置
構成を図25で説明する。
【0104】図25において、前記ナビゲーションシス
テム2152は、通常のナビゲーション関連機器に加え
て、前記端末アプリケーションを内部メモリに格納した
CPU2153と、地図情報や各種のガイダンスを表示
する表示部2154と、入力操作等を行う入力操作部2
165とを含んでいる。そして、少なくとも、このナビ
ゲーションシステム2152では、前記表示部2154
と入力操作部2165を運転席側に設けるようにしてい
る。したがって、他のナビゲーションシステム2152
を構成する各装置を運転席近傍に設ける必要はない。
【0105】また、乗客端末装置2155は、薄形の本
体を備えて、本体の内部に設けたリーダー/ライターに
市民カード1を挿入する挿入口2156と、表示部21
57と、前記表示部2157に表示された選択キーを選
択する選択ボタン2162、2164と、前記選択され
た選択キーを決定する決定ボタン2163とを備えてい
る。前記挿入口2156は、本体の上部に設けられて挿
入操作を向上させている。前記表示部2157には、例
えば、この表示画面の名前を示すタイトル2158が上
部に表示され、その下方に行き先の表示欄となる215
9、2160、2161が表示される。
【0106】したがって、この実施形態では、市民カー
ド1を挿入口2156に挿入することにより、表示部2
157に図25(a)図に示す表示内容が表示される。
そして、前回選択された表示欄、例えば、前回、国立病
院を選択したのであれば、この国立病院の表示欄216
1が強調表示され選択されているように表示される。こ
こで決定ボタン2163を押下すれば、国立病院が選択
される。また、他の行き先(選択キー)を選択するので
あれば、上方へ移動させる選択ボタン2162と、下方
に移動させる選択ボタン2164を操作して前記表示欄
から目的の行き先となる表示欄を選択することができ
る。なお、選択ボタン2162、2164は、画面スク
ロールボタンを兼ねており、例えば、選択ボタン216
2を押下しつづけると表示画面は上方に移動して下方に
隠れた表示欄が表示される。(b)図は、息子宅となる
表示欄2160が強調表示され選択されたことを示して
いる。
【0107】次に、図26を参照して、本タクシー端末
装置2151の操作方法を説明する。図26において、
市民カード1が乗客端末装置2155にセットされる
と、タクシー端末装置2151は利用者の問合わせを行
う(ステップ2170)。この問合わせによりアプリケ
ーション管理部101が起動してタクシーカードアプリ
ケーション114の起動指令を出す(ステップ217
9)。前記指令により、タクシーカードアプリケーショ
ン114は起動(ステップ2181)し、内部メモリに
記録された利用者資格情報を呼び出してタクシー端末装
置2151に回答する(ステップ2182)。前記回答
を受けてタクシー端末装置2151は、利用者の資格の
確認を行い(ステップ2171)、資格がなければ終了
(ステップ2178)し、資格があれば前記図25
(a)図に示すメニュー画面を表示する(ステップ21
72)。そして、タクシー端末装置2151とタクシー
カードアプリケーション114は、選択に基づいた情報
の入手と表示(ステップ2173)と選択された情報の
読み出しと回答(ステップ2183)を図25で説明し
た操作方法を行うことができる。
【0108】ここで、この実施形態では、市民カード1
から提供される情報は、ここでは位置情報(経度と緯
度)のみとし、タクシー端末装置2151は、前記位置
情報を目的地の位置情報として取り込んで、タクシー端
末装置2151に記録された地図情報と合せて前記表示
部2154に表示するとともに、最適なルートを計算し
て、前記表示部2154に表示する。なお、前記位置情
報を住所、郵便番号、電話番号等のデータにかえ、タク
シー端末装置2151側で前記位置情報から目的地情報
に変換するようにしてもよい。このように、位置情報を
簡略化することにより、市民カード1の記憶容量を軽減
するとともに、市民カード1とタクシー端末装置215
1の間の通信時間を軽減することができる。
【0109】図26に戻り、タクシー端末装置2151
は、ステップ2174において、決定ボタン2163が
押下されるか否かを監視し、押下されなければステップ
2173に戻り、押下されれば、CPU2153でロー
ドされているナビゲーションシステム2152に前記位
置情報を出力する。これにより、前記表示部2154に
目的地と最適ルートが示された地図情報が表示されるの
で、運転者Bはこの画面を見ながら目的地まで運転する
ことができる。
【0110】また、タクシー端末装置2151は、ズテ
ップ2176においてナビゲーションシステム2152
への出力が完了した旨の出力報告をタクシーカードアプ
リケーション114に行う。この報告を受けたタクシー
カードアプリケーション114は、アプリケーション管
理部101の起動指令を行い(ステップ2184)、処
理内容の記録を行って処理を終了する(ステップ218
5)。また、アプリケーション管理部101は前記指令
を受けて再度起動し、処理内容の記録と終了を行う(ス
テップ2180)。
【0111】また、この実施形態では、新たに発生した
目的地情報を新規情報として市民カード1内に格納する
ことができる。例えば、Aさんが目的地近傍で指示した
内容や全く新しい目的地について、タクシーが通ったル
ートをナビゲーションシステム2152側でルート情報
として記録し、この記録ルートを、Aさんの了解の基に
前記入力操作部の操作指示で市民カード1に記憶させる
ことができる。これにより、再度タクシーに乗車した時
に、前記目的地情報に加えて、あるいは記録ルート単独
でナビーゲーションシステム2152に取り込まれるの
で、非常に便利である。
【0112】また、本市民カード1では、タクシー料金
の支払いを行うことも可能である。これらの操作は、例
えば図14、あるいは図18で説明したと同様な操作/
動作フローで行うことができる。
【0113】このように、本実施形態に係るタクシー端
末装置2201によれば、市民カード1をセットし目的
地を選択するだけの操作で運転手Bに細かな目的地情報
を伝えることができる。したがって、会話で意志疎通が
図れない外国人でも前もって目的地情報を市民カード1
に格納しておけば言葉が通じなくても目的地に行くこと
ができる。更には、料金の支払も可能である。
【0114】以上、市民カード1の使用方法として幾つ
かの使用ケースを想定して説明したが、これは一使用ケ
ースであり、同様な操作で多様な操作が可能である。
【0115】このように本実施形態に係る統合システム
1000は、カード/アプリケーション発行者システム
1100が発行する複数のカードアプリケーション10
0を格納可能なICカード1と、前記システム1000
の端末アプリケーション200を格納した端末装置を備
えた各種のシステムとから構成され、前記ICカード1
は、前記端末装置と異なる複数の通信手段(リーダー/
ライタ35、37)とデータの交信を行う複数の通信手
段(通信装置21、23)と、一方の通信手段を選択す
る選択手段と、前記選択された通信手段からのデータと
対応するアプリケーションを選択するコントロール手段
とを備えるようにしている。前記実施形態では、前記選
択手段とコントロール手段をアプリケーション管理部1
01で動作させている。
【0116】また、この実施形態では、前記第1の通信
手段と第2の通信手段は、異なる周波数帯で送受信可能
なアンテナと通信装置を備えているようにし、更に前記
コントロール手段は、アプリケーションの起動にともな
い起動を停止し、当該アプリケーション停止にともなっ
た起動するようにしている。
【0117】
【発明の効果】本発明によれば、ICカードに内蔵され
た複数のアプリケーションの連係が図られて使い勝手が
良好なICカード及びICカードシステムが提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態のICカードのシステ
ム構成図。
【図2】本発明に係る一実施形態のICカードの外観
図。
【図3】本発明に係る一実施形態のICカードの内部装
置の配置図。
【図4】本発明に係る他の実施形態のICカードの内部
装置の配置図。
【図5】本発明に係る一実施形態のICカードの装置構
成配置図。
【図6】本発明に係る他の実施形態のICカードの装置
構成配置図。
【図7】本発明に係る一実施形態のICカードのアプリ
ケーション構成図。
【図8】本発明に係る一実施形態のICカードの動作フ
ロー図。
【図9】鉄道カードシステムの装置構成図。
【図10】鉄道カードシステムの動作フロー図。
【図11】鉄道カードシステムの動作フロー図。
【図12】薬局カードシステムの使用状態図。
【図13】薬局カードシステムの動作フロー図。
【図14】薬局カードシステムの動作フロー図。
【図15】薬局カードシステムの表示画面図。
【図16】薬局カードシステムの表示画面図。
【図17】流通カードシステムの使用状態図。
【図18】流通カードシステムの動作フロー図。
【図19】電話カードシステムの装置構成図。
【図20】公衆電話の外観図。
【図21】電話カードシステムの動作フロー図。
【図22】電話カードシステムの動作フロー図。
【図23】電話カードシステムの表示画面図。
【図24】タクシカードシステムの使用状態図。
【図25】タクシーカードシステムの装置構成図。
【図26】タクシーカードシステムの動作フロー図。
【符号の説明】
1…市民カード、1a…ICカード、20…第1のカー
ドアンテナ、21…第1のカード通信チップ、22…第
2のカードアンテナ、23…第2のカード通信チップ、
24…CPUチップ、25…第1の通信装置、29…第
2の通信装置、33…メモリ、34…CPU、100…
カードアプリケーション、200…端末アプリケーショ
ン、300…サーバーアプリケーション管理システム、
1000…統合システム、1100…カード/アプリケ
ーション発行者システム、1101…市民カードシステ
ム、1200…エンドユーザーシステム、1500…金
融機関システム、2000…各種のシステム、3000
…公衆通信網。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 星野 剛史 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】書き換え可能な複数のアプリケーションを
    格納可能なマルチアプリケーションICカードにおい
    て、 外部装置と異なる通信手段でデータの交信を行う第1の
    通信手段と第2の通信手段と、前記第1の通信手段と第
    2の通信手段を選択する選択手段と、 前記選択手段で選択されたデータと対応するアプリケー
    ションを格納された複数のアプリケーションから選択し
    て、当該アプリケーションを起動させるコントロール手
    段とを備えていることを特徴とするICカード。
  2. 【請求項2】前記請求項1記載のICカードにおいて、 前記第1の通信手段と第2の通信手段は、異なる周波数
    帯で送受信可能なアンテナと通信装置を備えていること
    を特徴とするICカード。
  3. 【請求項3】前記請求項1または2記載のICカードに
    おいて、 前記コントロール手段は、アプリケーションの起動にと
    もない起動を停止し、当該アプリケーション停止にとも
    なった起動することを特徴とするICカード。
  4. 【請求項4】書き換え可能な複数のアプリケーションを
    格納可能なマルチアプリケーションICカードを備えた
    ICカードシステムにおいて、 第1のリーダ/ライターを備えた第1の情報装置と、 前記第1のリーダー/ライターと異なる通信手段を備え
    た第2のリーダ/ライターを備えた第2の情報装置と、 前記第1のリーダー/ライターと情報の読み書きを行う
    第1の通信手段と、前記第2のリーダー/ライターと情
    報の読み書きを行う第2の通信手段とを備えたICカー
    ドとを備え、 前記ICカードは、前記第1の通信手段と第2の通信手
    段を選択する選択手段と、前記選択手段で選択されたデ
    ータと対応するアプリケーションを格納された複数のア
    プリケーションから選択して、当該アプリケーションを
    起動させるコントロール手段とを備えていることを特徴
    とするICカードシステム。
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