JPH11155184A - 圧電レシーバ - Google Patents

圧電レシーバ

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JPH11155184A
JPH11155184A JP9337984A JP33798497A JPH11155184A JP H11155184 A JPH11155184 A JP H11155184A JP 9337984 A JP9337984 A JP 9337984A JP 33798497 A JP33798497 A JP 33798497A JP H11155184 A JPH11155184 A JP H11155184A
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JP
Japan
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piezoelectric
vibrating plate
plate
piezoelectric vibrating
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JP9337984A
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Inventor
Kimiaki Ono
公了 小野
Yutaka Aoba
豊 青葉
Hiroshi Takeshi
太司 武子
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電制動板の音響スティフネスを小さくする
ことによって、基本共振周波数を下げ、音声通信の主要
な周波数帯域における出力音圧の高い圧電レシーバを提
供する。 【解決手段】 筐体32の内周側壁42に形成され圧電
振動板保持部42cを底面43にいくに従って小径とな
るテーパー状に形成して、圧電振動板31の金属板31
bの外周部のみ当接させて、シリコン等弾性を有する接
着剤44を用いて、圧電振動板31を筐体32に固着し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話などの音
声通信を目的とする小型情報端末の受話器として用いら
れる圧電レシーバに関する。
【0002】
【従来の技術】音声通信を目的とする小型情報端末に用
いられているレシーバは、導電レシーバと圧電レシーバ
に大別することができる。
【0003】導電レシーバは、通常の動電型スピーカと
同様にその動作原理上ボイスコイルと磁石を必要とする
が、圧電レシーバはボイスコイルや磁石を必要とせず、
構造がきわめて簡単で小型軽量化に適していることか
ら、携帯電話機などの音声通信用端末の受話器として広
く用いられている(特開平8−33098号公報等)。
【0004】図9は、従来の圧電レシーバの代表的な構
造の一例を示す分解斜視図、図10は圧電振動板を収容
した筐体の一部縦断面図である。図9及び図10によれ
ば、11は圧電セラミックスの両面に電極を形成して成
る圧電素子11aを金属板11bに接着して構成する円
板状の圧電振動板、12は圧電振動板11をその底部に
所定の間隙を明けて保持する樹脂製の筐体で、この筐体
12の底面には図示しないが圧電振動板11の振動によ
り発生する音波を筐体12の外部に放出するための放音
孔が設けられている。13は筐体12に圧入されて筐体
12の開口部を閉塞する背面板で、この背面板13の略
中央部に共振制動用の小孔14が形成されて、この小孔
14には、音響抵抗材として不図示の綿布が貼られてい
る。また、この小孔14に綿布を貼る代わりに、複数の
細管を背面板13に設ける場合もある。15、15は圧
電振動板11に外部からの交流電圧を印加するために圧
電素子11a側及び金属板11b側にそれぞれ半田付け
により接続された金属端子である。
【0005】図10及び圧電振動板11を筐体12に収
容した状態を拡大して示す図11の一部破断平面図に示
すように、筐体12の内周側壁22には、段状の圧電振
動板保持部23が全周に亘って形成されており、この圧
電振動板保持部23には、圧電振動板11の金属板11
bの外周全体が載置され、シリコン等の接着材を用いて
接着固定されている。
【0006】この結果、従来の圧電レシーバは、円形の
圧電振動板11の金属板11bの外周部を所定の幅をも
って全周に亘り面当たりで、筐体12の圧電振動板保持
部23に保持固着されていることになる。
【0007】このように構成する圧電レシーバについ
て、その音響的等価回路を図12に示している。図12
によれば、16は入力信号源、11は圧電振動板で、音
響質量Mdと音響スティフネスCdとで表されている。17
は圧電振動板11と背面板13との間で形成される小気
室が呈する音響容量Cdと共振制動用の小孔14が呈する
音響質量Mdと綿布のもつ音響抵抗Rcとで表される背面板
13側の音響回路、18は圧電振動板11と筐体12と
の間で形成される小気室が呈する音響容量Cfと筐体12
の底面に形成した放音孔が呈する音響質量Mfおよび音響
抵抗Rfとで表される筐体12側の音響回路、19は圧電
レシーバとこれが内蔵される端末機器筐体(不図示)と
の間で形成される小気室が呈する音響容量Ceと前記端末
機器筐体に設けられた放音孔が呈する音響質量Meおよび
音響抵抗Reとで表される端末機器筐体側の音響回路、2
0は端末機器を用いた通話時に端末機器筐体と人の耳介
又は頭部との間で形成される隙間が呈する音響質量Maお
よび音響抵抗Raで表される音漏れの音響回路、21は人
の耳の音響回路である。
【0008】このように構成する音響的等価回路におい
て、通常圧電レシーバの特性は、圧電レシーバに電気的
な単位入力信号を加えたときに、外耳道終端に発生する
押圧として評価される。即ち、図12に示す等価回路上
では、耳の音響回路21の終端にかかる電圧Vpが圧電レ
シーバの特性を決定することになる。
【0009】図13は圧電振動板11の共振制動用音響
抵抗がないときの圧電レシーバの周波数特性の例を示し
ている。但し、図13の周波数特性は端末機器筐体と人
の頭部との間の音漏れがない場合として表している。図
13において、24が圧電振動板11の基本共振による
ピークを示しており、25が図4の音響回路18と19
とで表される筐体12および端末機器筐体の共振による
ピークを示している。
【0010】図14は圧電振動板11の共振ピークを音
響抵抗材を用いて抑えた場合の周波数特性を示しおり、
26は端末機器筐体と人の頭部との間で音漏れが無いと
きの周波数特性を示しており、携帯電話等に通常必要と
される0.3kHZから3.4kHZまでの帯域でほぼ平坦な周波数
特性を実現している。また、27は端末機器筐体と人の
頭部との間で音漏れが有るときの周波数特性を表してお
り、周波数特性26と比較すると、約700Hz 以下の周波
数帯域では音圧が大きく低下している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】圧電振動板11の基本
共振周波数は、圧電振動板11の質用が一定とすれば、
図12に示す圧電振動板11の音響スティフネスCd、即
ち圧電振動板11を構成する材料自身の固さおよび圧電
振動板11の筐体12への固定状態によって決定され
る。図15は、図13に示すの周波数特性を基準として
圧電振動板11の音響スティフネスを変化させた場合の
周波数特性を示している。図15によれば、圧電振動板
11のスティフネス値を大きくすると、基本共振周波数
は高くなり、IkHZ以下の周波数帯域、即ち音声通信に関
して主要な周波数帯域では、その出力音圧が低下してい
ることがわかる。逆に、圧電制動板11のスティフネス
値を小さくすると、基本共振周波数は低くなり、主要な
周波数帯域の出力音圧は高くなっている。
【0012】そこで、端末機器筐体と人の頭部との間で
の音漏れに起因する音圧の低下を考慮すると、圧電振動
板11の共振周波数を低くし、主要な周波数帯域におけ
る出力音圧が高くなるように設計するのが望ましい。
【0013】導電レシーバにおける振動板は、非常に薄
く柔らかいフィルム上の材料を成形して用いるために、
振動板の共振周波数は容易に1kHZ以下に設計することが
できるが、上記した従来の圧電レシーバの圧電振動板1
1は、動電レシーバの振動板と比較すると、固い材料を
用い、しかも図10に示すように、金属板11bの外周
部が段状の圧電振動板保持部23に全周に亘って、面当
たりで、保持固着されている。このために、圧電振動板
11のスティフネイ値は導電レシーバよりも大きくなっ
てしまう。
【0014】従って、圧電レシーバの基本共振周波数は
動電レシーバよりも高くなり、特に端末機器筐体と人の
頭部との間での音漏れがある場合、主要な周波数帯域で
の音圧が充分に確保されないことになる。
【0015】本発明は、圧電制動板の音響スティフネス
を小さくすることによって、基本共振周波数を下げ、音
声通信の主要な周波数帯域における出力音圧の高い圧電
レシーバを提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的に鑑
み、圧電振動板を構成する金属板の外周部のみが筐体の
圧電振動板保持部に接触して構成するか、又は、圧電振
動板がシリコン等の接着材を介して圧電振動板保持部に
接触するようにして、圧電振動板を筐体に固着して構成
したものである。
【0017】本発明によれば、圧電振動板の固定される
部位は圧電振動板保持部に接触して機械的に固定される
部分を少なくすることができ、圧電振動板のスティフネ
ス値を従来よりも小さくすることができる。この結果、
圧電レシーバの基本共振周波数を下げ、音漏れはある場
合でも、主要な周波数帯域での音圧を充分に確保するこ
とができる。
【0018】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の本発明は、圧電
素子を金属板に接着して構成する円板状の圧電振動板
と、この圧電振動板を保持するリング状の圧電振動板保
持部を有して前記圧電振動板を収容する筐体とを備える
圧電レシーバであって、前記圧電振動板保持部は、前記
筐体の内周側壁に形成され、前記圧電振動板の金属板の
外周部のみを当接させて、前記筐体の底面と圧電振動板
との間に間隙を置いて前記圧電振動板を支持するように
構成したもので、圧電制動板の金属板の底面内周部のみ
が圧電振動板保持部に接触することになり、圧電振動板
の音響スティフネス値を小さくすることができ、圧電レ
シーバの基本共振周波数を下げることができる。
【0019】請求項2に記載の本発明は、請求項1記載
の発明の圧電レシーバ圧電振動保持部を、筐体の底部に
いくに従って小径となるテーパー状に形成して構成する
もので、圧電制動板の金属板の外周部が圧電振動板保持
部に線接触することになり、圧電振動板の音響スティフ
ネス値を小さくすることができ、圧電レシーバの基本共
振周波数を下げることができる。
【0020】請求項3に記載の本発明は、圧電振動板の
金属板の底面内周部と圧電振動保持部との当接部を、シ
リコン等の弾性を有する接着材を挿入して固着して構成
するもので、圧電振動板が筐体に対して弾性的に固着さ
れていることになって、更に、圧電振動板の音響スティ
フネス値を小さくすることができ、圧電レシーバの基本
共振周波数を下げることができる。
【0021】請求項4に記載の本発明は、圧電素子を金
属板に接着して構成する円板状の圧電振動板と、この圧
電振動板を保持するリング状の圧電振動板保持部を有し
て前記圧電振動板を収容する筐体とを備える圧電レシー
バであって、前記圧電振動板保持部を、前記筐体の内周
側壁を段状に形成して構成し、この段状部に円周方向に
複数個の突起部を形成し、この突起部に前記圧電振動板
の金属板外周部を載置して、前記筐体の底面と圧電振動
板との間に間隙を置いて、圧電振動板を支持するように
構成したもので、突起部の存在により、圧電振動板の筐
体への接触面積を小さくすると共に、圧電レシーバの組
立工程における圧電振動板における筐体の底面部に対し
する傾きを防止することができる、請求項5に記載の本
発明は、請求項4記載の発明における突起部が、圧電振
動板における筐体の底面からの高さが全域に渡って等し
くなるように形成して構成するもので、圧電振動板を筐
体の底面から一定の高さに水平に保持されることにな
る。
【0022】請求項6に記載の発明は、請求項4又は5
記載の発明における金属板外周部と突起部との間にシリ
コン等の弾性を有する接着材を挿入して、圧電振動板を
筐体に固着して構成するもので、圧電振動板が筐体に対
して弾性的に固着されていることになって、更に、圧電
振動板の音響スティフネス値を小さくすることができ、
圧電レシーバの基本共振周波数を下げることができる。
【0023】請求項7に記載の発明は、圧電素子を金属
板に接着して構成する円板状の圧電振動板と、この圧電
振動板を保持するリング状の圧電振動板保持部を有して
前記圧電振動板を収容する筐体とを備える圧電レシーバ
であって、前記圧電振動板保持部の内径を、前記圧電振
動板の外径に等しいか又はやや大きく形成してあり、前
記圧電振動板保持部のエッジと圧電振動板との間にシリ
コン等の弾性を有する接着材を挿入して、前記筐体の底
面と圧電振動板との間に間隙を置いて、前記筐体に圧電
振動板を固着して構成しており、圧電振動板が筐体に対
して弾性的に固着されていることになって、更に、圧電
振動板の音響スティフネス値を小さくすることができ、
圧電レシーバの基本共振周波数を下げることができる。
【0024】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の発明における筐体の底面と圧電振動板との間に間隙を
全域に亘って等しくなるように構成したもので、圧電振
動板を筐体の底面から一定の高さに水平に保持されるこ
とになる。
【0025】請求項9に記載の発明は、圧電素子を金属
板に接着して構成する円板状の圧電振動板と、この圧電
振動板を保持するリング状の圧電振動板保持部を有して
前記圧電振動板を収容する筐体とを備える圧電レシーバ
であって、前記圧電振動板保持部を、前記筐体の内周側
壁を段状に形成して構成すると共に、前記圧電振動板の
金属板の外周部に複数個の突起を形成し、この突起を前
記段状部に載置して、前記圧電振動板を、前記筐体の底
面と間に間隙を置いて、支持するように構成したもの
で、圧電制動板の金属板と圧電振動板保持部との接触面
積を少なくして、圧電振動板の音響スティフネス値を小
さくすることができ、圧電レシーバの基本共振周波数を
下げることができる。
【0026】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の発明における金属板の外周部に形成した突起と圧電
振動保持部の段状部との間にシリコン等の弾性を有する
接着材を挿入して、圧電振動板を筐体に固着して構成す
るもので、圧電振動板が筐体に対して弾性的に固着され
ていることになって、更に、圧電振動板の音響スティフ
ネス値を小さくすることができ、圧電レシーバの基本共
振周波数を下げることができる。
【0027】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て詳述する。
【0028】(実施の形態1)図1は、本発明による実
施の形態1における圧電レシーバの構造の一例を示す分
解斜視図、図2は図1における圧電振動板を収容した筐
体の一部縦断面図である。図1及び図2によれば、30
は圧電レシーバで、筐体32とこの筐体32に圧入さ
れ、筐体32の開口部を閉塞する背面板33および筐体
32内に収容される圧電振動板31を有して構成してい
る。
【0029】筐体32は樹脂製であって、その内周側壁
42が、開口部側内壁部42aから一旦大径壁部42b
に形成された後、これに連続し、底面43側にいくにし
たがって小径となるテーパー状の圧電振動板保持部42
cに形成されている。
【0030】圧電振動板31は、円板状を呈して、圧電
セラミックスの両面に電極を形成して成る圧電素子31
aを金属板31bに接着して構成している。この金属板
31bの外周部底部(図中下側角部)31cが圧電振動
板支持部42cに嵌合当接し、且つ、金属板31bの外
周部と圧電振動板支持部42cとの間にシリコン等の弾
性を有する接着材44を塗布して、圧電振動板31を筐
体32にその底部43に所定の間隙Sを明けて固定保持
している。
【0031】従来と同様、筐体32の底面43には、圧
電振動板11の振動により発生する音波を筐体32の外
部に放出するための放音孔が設けられ、また、背面板3
3の略中央部に共振制動用の小孔34が形成されて、こ
の小孔34には、音響抵抗材として不図示の綿布が貼ら
れている。また、この小孔34に綿布を貼る代わりに、
複数の細管を背面板13に設ける場合もある。
【0032】圧電素子31a側及び金属板31b側に
は、それぞれ半田付けにより金属端し35、35が接続
されていて、圧電振動板31に外部からの交流電圧を印
加するようにしている。
【0033】このように構成する結果、圧電レシーバ3
0は圧電振動板31の金属板31bの筐体32への機械
的当接部面積を従来のものに比して大幅に小さくするこ
とができ、しかも、金属板31bが接着財44によって
弾性的に筐体32に保持されていることになって、この
ために、圧電振動板31の音響スティフネス値を小さく
することができ、圧電振動板31の基本共振周波数を、
図3に示すようにより低くすることが可能となる。そし
て、共振制動用の音響抵抗を負荷した本実施の形態によ
る圧電レシーバ30の周波数特性を示す図4によれば、
36が端末機器筐体(不図示)と人の頭部との間で音漏
れがないときの特性、37が端末機器筐体と人の頭部と
の間で音漏れが有るときの特性をそれぞれ表しており、
本実施の形態における圧電レシーバにおいて、圧電振動
板31の基本共振周波数を下げることができ、これによ
り、主要な周波数帯域における出力音圧を従来の圧電レ
シーバより高くすることができる。従来の圧電レシーバ
の周波数特性を示す図13の場合に比して、本実施の形
態の周波数特性を示す図4において、音漏れによって低
い周波数側で音圧が低下する場合にも、充分な出力を確
保でき、音質の優れた音声通信を可能とする。
【0034】(実施の形態2)図5および図6は、本発
明の実施の形態2を示しており、前記実施の形態1に対
して、筐体32の内周側壁42に形成した圧電振動板保
持部38を段状に形成し、この圧電振動板保持部38上
に複数個(3か所或いは4か所が望ましい)の保持突起
39を突出形成して、この保持突起39上に、圧電振動
板31の金属板31bを載置し、この金属板31bと保
持突起39との間にシリコン等の弾性を有する接着材を
介在させる等により、圧電振動板31を筐体32に固着
している点を異にする。
【0035】そして、前記保持突起39は、上面が平面
となっていて、すべて、筐体32の底面43からの高さ
が等しく形成されて、圧電振動板31と筐体32の底面
43からの距離Sを均等にしている。
【0036】このように構成することにより、圧電レシ
ーバ30の組み付け工程における圧電振動板31の筐体
32への位置決めを容易にしており、圧電振動板31と
筐体32の底面43との平行度を保つことが可能とな
り、圧電レシーバとして、前記実施の形態1と同様な特
性を発揮する。
【0037】(実施の形態3)図7は、本発明の実施の
形態3を示しており、前記実施の形態2に対して、筐体
32の内周側壁42に形成した圧電振動板保持部38を
段状に形成した点は同じであるが、この圧電振動板保持
部38に保持突起を設けておらず、この代わりに、圧電
振動板保持部38の形状を異にしている。即ち、この圧
電振動板保持部38の内径は、圧電振動板31の金属板
32bの外径に等しくするか、或いは金属板32bの外
径よりやや大きく形成されている。
【0038】そして、圧電振動板31は、筐体32の底
面43との間に適当な距離おいて且つ平行になるように
位置を決定されている。そして決定した位置において、
圧電振動板31の金属板31bのエッジと圧電振動板保
持部38との間にシリコン等の弾性を有する接着剤を塗
布して、圧電振動板31を筐体32に固着している。
【0039】このように構成することにより、圧電レシ
ーバ30においては、圧電振動板31が相対的に剛性の
高い圧電板保持部38にほとんど直接接することが無い
ために、従来の圧電レシーバと比較すると、圧電振動板
31の音響スティフネス値を小さくすることができ、前
記実施の形態1と同様な特性を発揮する。
【0040】(実施の形態4)図8は、本発明の実施の
形態4を示しており、前記実施の形態3に対して、筐体
32の内周側壁42に形成した圧電振動板保持部38を
段状に形成した点同じであるが、圧電振動板31の金属
板31bの外周部に歯車状の突起40を複数個形成し、
この突起40のみを圧電振動板保持部38上に載置し、
シリコン等の弾性を有する接着材を介在させて、圧電振
動板31を筐体32に固着している。
【0041】このように構成することにより、圧電レシ
ーバ30においては、圧電振動板31が相対的に剛性の
高い圧電板保持部38に突起40のみが接着剤を介して
接することになるために、従来の圧電レシーバと比較す
ると、圧電振動板31の音響スティフネス値を小さくす
ることができ、前記実施の形態1と同様な特性を発揮す
る。
【0042】また、実施の形態4による圧電振動板保持
部38の内径を、前記実施の形態3における圧電振動板
保持部38と同様に、圧電振動板31の金属板32bの
外径に等しくするか、或いは金属板32bの外径よりや
や大きく形成した場合、圧電レシーバ30の組立工程に
おける圧電振動板31の位置決めが容易となり、圧電振
動板31と筐体32の底面43との平行度を保つことが
可能となる。
【0043】
【発明の効果】本発明の圧電レシーバによれば、圧電振
動板が圧電振動板保持部に接触して機械的に固定される
部分を小さくできるので、圧電振動板のスティフネス値
を従来の圧電レシーバに比較してより小さくすることが
できる。従って、圧電レシーバの基本共振周波数を下
げ、携帯電話等の端末機器筐体と人の頭部との間で音漏
れが有る場合にも、主要な周波数帯域での音圧を充分に
確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施の形態1における圧電レシー
バの構造の一例を示す分解斜視図
【図2】図1における圧電振動板を収容した筐体の一部
縦断面図
【図3】本発明による実施の形態1における周波数特性
(制動抵抗無いの場合)を示す図
【図4】本発明による実施の形態1における周波数特性
(制動抵抗有りの場合)を示す図
【図5】本発明による実施の形態2における圧電レシー
バの圧電振動板を収容した筐体斜視図
【図6】図6における筐体の一部縦断面図
【図7】本発明による実施の形態3における圧電レシー
バの圧電振動板を収容した筐体の一部縦断面図
【図8】本発明による実施の形態4における圧電レシー
バの圧電振動板を収容した筐体の一部平面図
【図9】従来における圧電レシーバの構造の一例を示す
分解斜視図
【図10】図9における圧電振動板を収容した筐体の一
部縦断面図
【図11】図9における圧電振動板を収容した筐体の一
部平面面図
【図12】圧電レシーバの音響的等価回路を示す図
【図13】従来の圧電レシーバの周波数特性(制動抵抗
無しの場合)を示す図
【図14】従来の圧電レシーバの周波数特性(制動抵抗
有りの場合)を示す図
【図15】圧電振動板の音響スティフネス値と周波数特
性との関係を示す図
【符号の説明】
30 圧電レシーバ 31 圧電振動板 31a 圧電素子 31b 金属板 32 筐体 33 背面板 38 圧電振動板保持部 39 保持突起 40 歯車状の突起 42 内周側壁 42c 圧電振動板保持部 43 底面 44 接着材

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電素子を金属板に接着して構成する円
    板状の圧電振動板と、この圧電振動板を保持するリング
    状の圧電振動板保持部を有して前記圧電振動板を収容す
    る筐体とを備える圧電レシーバであって、前記圧電振動
    板保持部は、前記筐体の内周側壁に形成され、前記圧電
    振動板の金属板の外周部のみを当接させて、前記筐体の
    底面と圧電振動板との間に間隙を置いて前記圧電振動板
    を支持するように構成したことを特徴とする圧電レシー
    バ。
  2. 【請求項2】 圧電振動保持部は、筐体の底部にいくに
    従って小径となるテーパー状に形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の圧電レシーバ。
  3. 【請求項3】 圧電振動板の金属板の外周部と圧電振動
    保持部との当接部を、シリコン等の弾性を有する接着材
    を挿入して固着したことを特徴とする請求項1又は2記
    載の圧電レシーバ。
  4. 【請求項4】 圧電素子を金属板に接着して構成する円
    板状の圧電振動板と、この圧電振動板を保持するリング
    状の圧電振動板保持部を有して前記圧電振動板を収容す
    る筐体とを備える圧電レシーバであって、前記圧電振動
    板保持部を、前記筐体の内周側壁を段状に形成して構成
    し、この段状部に円周方向に複数個の突起部を形成し、
    この突起部に前記圧電振動板の金属板外周部を載置し
    て、前記筐体の底面と圧電振動板との間に間隙を置い
    て、圧電振動板を支持するように構成したことを特徴と
    する圧電レシーバ。
  5. 【請求項5】 突起部は、圧電振動板における筐体の底
    面からの高さが全域に渡って等しくなるように形成した
    ことを特徴とする請求項4記載の圧電レシーバ。
  6. 【請求項6】 金属板外周部と突起部との間にシリコン
    等の弾性を有する接着材を挿入して、圧電振動板を筐体
    に固着したことを特徴とする請求項4又は5記載の圧電
    レシーバ。
  7. 【請求項7】 圧電素子を金属板に接着して構成する円
    板状の圧電振動板と、この圧電振動板を保持するリング
    状の圧電振動板保持部を有して前記圧電振動板を収容す
    る筐体とを備える圧電レシーバであって、前記圧電振動
    板保持部の内径を、前記圧電振動板の外径に等しいか又
    はやや大きく形成してあり、前記圧電振動板保持部のエ
    ッジと圧電振動板との間にシリコン等の弾性を有する接
    着材を挿入して、前記筐体の底面と圧電振動板との間に
    間隙を置いて、前記筐体に圧電振動板を固着したことを
    ことを特徴とする圧電レシーバ。
  8. 【請求項8】 筐体の底面と圧電振動板との間に間隙を
    全域に亘って等しくなるように構成したことを特徴とす
    る請求項7記載の圧電レシーバ。
  9. 【請求項9】 圧電素子を金属板に接着して構成する円
    板状の圧電振動板と、この圧電振動板を保持するリング
    状の圧電振動板保持部を有して前記圧電振動板を収容す
    る筐体とを備える圧電レシーバであって、前記圧電振動
    板保持部を、前記筐体の内周側壁を段状に形成して構成
    すると共に、前記圧電振動板の金属板の外周部に複数個
    の突起を形成し、この突起を前記段状部に載置して、前
    記圧電振動板を、前記筐体の底面と間に間隙を置いて、
    支持するように構成したことを特徴とする圧電レシー
    バ。
  10. 【請求項10】 金属板の外周部に形成した突起と圧電
    振動保持部の段状部との間にシリコン等の弾性を有する
    接着材を挿入して、圧電振動板を筐体に固着したことを
    特徴とする請求項9記載の圧電レシーバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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