JPH11155299A - 二相誘導電動機のインバータ装置 - Google Patents

二相誘導電動機のインバータ装置

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JPH11155299A
JPH11155299A JP9337872A JP33787297A JPH11155299A JP H11155299 A JPH11155299 A JP H11155299A JP 9337872 A JP9337872 A JP 9337872A JP 33787297 A JP33787297 A JP 33787297A JP H11155299 A JPH11155299 A JP H11155299A
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inverter
switching
phase
induction motor
phase induction
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JP9337872A
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Eiji Kondo
英二 近藤
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Aichi Electric Co Ltd
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Aichi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二相誘導電動機をコンデンサを用いることな
く、回転速度を可変したり、駆動効率を容易に向上させ
るようにした。 【解決手段】 第1のスイッチング部20と第2のスイ
ッチング部21とを並列に接続して構成した複数の回路
切換手段を具備するインバータ15と、前記インバータ
15の第1,第2のスイッチング部20,21の両端に
供給する2つの直流電源を直列に接続してなる第1及び
第2の直流電源12,13と、更に、第1,第2のスイ
ッチング部20,21を構成するスイッチング素子14
a〜14dを個々に駆動制御するインバータ制御部1
6,41とを具備して構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、今日電気洗濯機や
エアコンの室外器等家電製品に広く使用されている二相
誘導電動機を駆動する際に用いるインバータ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】これまで、前記二相誘導電動機を駆動さ
せる場合は、一般にコンデンサを用いて運転する駆動方
式が大半であった。前記のコンデンサ運転方式は、例え
ば、図6で示すように、交流電源1に直接接続した二相
誘導電動機2の主巻線(正相側巻線)3と、コンデンサ
4を介して交流電源1に接続した補助巻線(90°位相
側巻線)5とによって構成されている。
【0003】そして、前記主巻線3には交流電源1から
直接電源電圧を印加し、補助巻線5にはコンデンサ4を
介して電源電圧を印加する。この結果、主巻線3に流れ
る電流に対して補助巻線5に流れる電流は、前記コンデ
ンサ4によって約90°の位相差を有する電流となって
通電される。前記主,補助の各巻線3,5への通電によ
って各巻線3,5により作られる磁界は、回転磁界とな
り、回転子6を回転させる。
【0004】又、前記二相誘導電動機をコンデンサを用
いて駆動する方式に代えて、例えば、単相変圧器を2台
用いてこれをスコット結線により接続し、このスコット
結線を利用して三相交流電源から二相交流電源を得て二
相誘導電動機を駆動することも可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前記二相誘導
電動機をコンデンサを用いて駆動する方式においては、
長時間使用に際してコンデンサ自体の特性が変化するこ
とによって、電動機自体の回転が停止したり、あるい
は、電動機に大電流が流れてコイルが発熱し、焼損事故
を誘発するおそれがあった。
【0006】又、前記コンデンサの特性変化に伴い、9
0°位相差が変化することにより、二相誘導電動機の駆
動効率が大幅に低下するという問題もあった。その上、
二相誘導電動機を可変速運転する場合に際しては、単相
交流電源の周波数を可変させるうえから、補助巻線側に
接続するコンデンサを複数用意し、これを単相交流の周
波数変化にあわせて、その周波数に見合うコンデンサを
選択して切り換える必要があるため非常に面倒であり、
不経済であった。
【0007】更に、三相交流電源からスコット結線を介
して得た二相交流電源によって二相誘導電動機を駆動す
る場合は、前記二相交流電源が、周波数を固定した三相
交流電源から供給するようになっているため、前記二相
誘導電動機の回転速度を可変することができないという
根本的な問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、二相誘導電動
機をコンデンサを介在させることなくインバータによっ
て駆動させるようにしたインバータ装置において、第1
のスイッチング部と第2のスイッチング部とを並列に接
続して構成した複数のスイッチング素子からなる回路切
換手段を具備するインバータと、前記インバータの第
1,第2のスイッチング部の両端に供給する2つの直流
電源を直列に接続してなる第1及び第2の直流電源と、
更に、第1,第2のスイッチング部を構成するスイッチ
ング素子を個々に駆動制御するインバータ制御部とを具
備して構成したことを特徴とする。
【0009】又、本発明に用いる前記インバータ制御部
は、第1及び第2のスイッチング部を構成する複数のス
イッチング素子をそれぞれ所定の位相区間において導通
させる信号手段を、方形波信号と正弦波信号とを出力さ
せることができるように構成したことを特徴とする。
【0010】本発明は、インバータで発生した二相交流
を二相誘導電動機の主巻線と補助巻線とに直接供給して
駆動するようにしたので、コンデンサが不要となり、し
かも、インバータを駆動する場合、前記インバータ自体
を方形波及び正弦波を用いて駆動制御可能に構成したの
で、前者(方形波を用いた駆動)では、電動機の回転速
度が可変でき、後者(正弦波を用いた駆動)では、電動
機自体の駆動効率を著しく向上させることを可能とし
た。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
〜図3によって説明する。図1において、本発明のイン
バータ装置11は、第1,第2の直流電源12,13
と、トランジスタからなるスイッチング素子14a〜1
4dによって構成されたインバータ15と、前記インバ
ータ15に制御信号を供給するインバータ制御部16と
からなり、このインバータ装置11の出力端には、主巻
線(正相側巻線)17と補助巻線(90°位相側巻線)
18とからなる二相誘導電動機19が接続されている。
【0012】次に、前記インバータ装置11の詳細構造
について説明する。最初に、インバータ15は、2個の
スイッチング素子14a,14bを直列に接続した第1
のスイッチング部20と、同じくスイッチング素子14
c,14dを直列接続してなる第2のスイッチング部2
1とによって構成されている。そして、これら第1,第
2のスイッチング部20,21は、直列接続した第1,
第2の直流電源12,13に通電可能に並列接続されて
おり、又、各スイッチング部20,21を構成するスイ
ッチング素子14a〜14dの各ベースは、インバータ
制御部16の各出力端に接続されている。
【0013】更に、二相誘導電動機19の主巻線17
は、その一方を第1のスイッチング部20を構成するス
イッチング素子14a,14bの直列接続部の接続点a
に接続し、他方は第1,第2の直流電源12,13の直
列接続部である接続点bに接続する。又、補助巻線18
は、一方を第2のスイッチング部21のスイッチング素
子14c,14dの直列接続部となる接続点cと接続
し、他方は主巻線17の他方と接続点dにて接続し、こ
の接続点dと直流電源12,13の接続点bとを例え
ば、共通線eを用いて接続する。
【0014】そして、図1において前記第1のスイッチ
ング部20の接続点aと直流電源12,13の接続点b
との間で得られる単相交流に相当する位相を備えた出力
(正相側巻線電圧e1 )を、二相誘導電動機19の主巻
線17に供給し、又、第2のスイッチング部21の接続
点cと前記接続点bとの間で得られる前記正相側巻線電
圧e1 に対して位相が90°異なる単相交流に相当する
位相を備えた出力(位相側巻線電圧e2 )を、補助巻線
18に供給するように構成されている。
【0015】つづいて、前記インバータ15を駆動制御
するインバータ制御部16の構成を図2によって説明す
る。このインバータ制御部16は、インバータ15の各
スイッチング素子14a〜14dを所要の位相区間で導
通させるパルス信号を、必要とする周波数の単相交流の
半サイクル周期における位相の範囲内において出力する
ように構成されている。
【0016】即ち、例えば、図1に示すインバータ制御
部16から出力されるパルス信号30は、第1のスイッ
チング部20のスイッチング素子14aを図3に示す波
形図(方形波)のように、45°〜135°の位相区間
において導通させ、パルス信号33は第2のスイッチン
グ部21のスイッチング素子14dを135°〜225
°の位相区間において導通させ、又、パルス信号31は
第1のスイッチング部20のスイッチング素子14bを
225°〜315°の位相区間で導通させ、更に、パル
ス信号32は第2のスイッチング部21のスイッチング
素子14cを315°〜45°の位相区間で導通させる
ことができるように、前記インバータ制御部16はスイ
ッチング動作可能に構成されている。
【0017】そして、前記各スイッチング部20,21
をスイッチング動作させるためのパルス信号30〜33
を所定の順序で出力するインバータ制御部16は、例え
ば、図2で示すように、一定周期(90°の位相区間毎
の周期に相当する周期)でクロック信号を出力するクロ
ック回路22と、クロック信号を4個計数したらリセッ
トする機能を備えたカウンタ回路23と、カウンタ回路
23から出力される所定数のパルスに対応してターンオ
ン及びターンオフするフリップフロップ回路FF1 〜F
4 とによって構成されている。
【0018】前記インバータ制御部16において、フリ
ップフロップ回路FF1 からは、カウンタ回路23が1
個計数してリセットする際に出力するパルスPS1 にて
ターンオンし、クロック回路22から次のクロックパル
スの入力によりターンオフしてパルス信号30を出力す
る。
【0019】フリップフロップ回路FF2 からは、カウ
ンタ回路23が2個計数してリセットする際に出力する
パルスPS2 にてターンオンし、次のクロックパルスの
入力によりターンオフしてパルス信号33を出力する。
【0020】更に、フリップフロップ回路FF3 から
は、カウンタ回路23が3個計数してリセットする際に
出力するパルスPS3 にてターンオンし、次のクロック
パルスの入力によりターンオフしてパルス信号31を出
力する。
【0021】又、フリップフロップ回路FF4 からは、
カウンタ回路23が4個計数してリセットする際に出力
するパルスPS4 にてターンオンし、次のクロックパル
スの入力によりターンオフしてパルス信号32を出力す
る。
【0022】前記のように、リセットされたカウンタ回
路23が再度計数を繰返すことにより、各フリップフロ
ップ回路FF1 〜FF4 がカウンタ回路23から順次出
力されるパルスPS1 〜PS4 に対応して前記の如く動
作を繰返し、これにより、各パルス信号30〜33をイ
ンバータ制御部16からインバータ15の所定のスイッ
チング素子14a〜14dに出力し、該インバータ15
を駆動制御させる。この結果、カウンタ回路23から出
力されるパルスPS1 〜PS4 の出力間隔を、カウンタ
回路23に入力されるクロックパルスの入力周期にて可
変させることにより、主巻線17及び補助巻線18に印
加される電圧周波数を任意に変化させることができる。
【0023】前記インバータ制御部16を設けることに
よりインバータ15は、二相誘導電動機19の主巻線1
7に対しては、例えば、図3に示すように、正相側巻線
電圧e1 のような正負の方形波による正相側交流電圧を
直接的に供給し、一方、補助巻線18に対しては、図3
に示す90°位相側巻線電圧e2 のような正負の方形波
による90°位相交流電圧を直接的に供給して、二相誘
導電動機19を駆動する。
【0024】即ち、前記インバータ15の動作を更に詳
述する。インバータ制御部16からのパルス信号30の
出力により、インバータ15の第1のスイッチング部2
0のスイッチング素子14aが導通すると、電源12−
スイッチング素子14a−主巻線17−電源12の経路
で電流が図1のX方向に沿って流れ、主巻線17に通電
される。つづいて、インバータ制御部16からパルス信
号33が出力されると、第2のスイッチング部21のス
イッチング素子14dが導通し、電源13−補助巻線1
8−スイッチング素子14d−電源13の経路で電流が
図1に示すY’方向に沿って流れ、補助巻線18に通電
される。
【0025】更に、インバータ制御部16からパルス信
号31の出力により、第1のスイッチング部20のスイ
ッチング素子14bが導通し、電源13−主巻線17−
スイッチング素子14b−電源13の経路で電流がY方
向に流れ、主巻線17に通電される。又、インバータ制
御部16からパルス信号32が出力されると、第2のス
イッチング部21のスイッチング素子14cが導通し、
電源12−スイッチング素子14c−補助巻線18−電
源12の経路で電流がX’方向に流れ、補助巻線18に
通電される。
【0026】以上説明したように、本発明のインバータ
装置11においては、インバータ15の各スイッチング
素子14a〜14dを、インバータ制御部16から出力
されるパルス信号30〜33により簡単な90°ステッ
プの方形波のみを用いて駆動させることができるので、
二相誘導電動機19を図3に示すような正弦波の単相交
流e1 S,e2 Sに比べて疑似的な単相交流にて良好に
駆動させることができる。
【0027】この結果、前記インバータ装置11によっ
て生成した単相交流を直接的に二相誘導電動機の主巻線
(正相側巻線)17と補助巻線(90°位相側巻線)1
8に通電することにより、コンデンサを介在させること
なく二相誘導電動機19の駆動を可能とするとともに、
インバータ15のスイッチング周波数を変更することに
よって容易に回転速度を変更しての駆動が可能となる。
【0028】又、インバータ装置11は、二相誘導電動
機19の主巻線17用のスイッチング部20と補助巻線
18用のスイッチング部21とを相互に切り換えての通
電を可能とし、しかも、前記スイッチング部20,21
を相互に切り換えて作動させることと相まって、二相誘
導電動機19を2つの直流電源12,13にて駆動でき
るように構成したので、インバータ15は最少のスイッ
チング素子14a〜14dを用いて構成することが可能
となり、簡素な構成で経済的に製作でき利便である。
【0029】次に、前記インバータ装置11は所定のス
イッチング部20,21に方形波状のパルス信号30〜
33を出力して疑似的な単相交流を得ることによって、
二相誘導電動機19を速度制御可能に駆動できるように
した例で説明したが、本発明はこれに限定せず、図4に
示すインバータ制御部41からインバータ15に所定の
交流信号(電流)を出力して二相誘導電動機19を効率
的に駆動する方式を本発明の第2実施例として説明す
る。
【0030】この場合は、前記第1の実施例のように、
方形波を使用するのではなく、図3にe1 S,e2 Sで
示すような交流信号の正弦波を備えた出力をインバータ
15から、二相誘導電動機19の主巻線17と補助巻線
18に供給することにより、二相誘導電動機19の回転
トルクの脈動を良好に抑制し、静音駆動を実現すること
が可能となる。
【0031】例えば、図4に示すインバータ制御部41
からインバータ15に出力される図1に示す正弦波信号
30’は、第1のスイッチング部20のスイッチング素
子14aを図5に示す波形図のように、0〜180°の
位相区間において導通し、正弦波信号33’は、第2の
スイッチング部21のスイッチング素子14dを90°
〜270°の位相区間において導通し、正弦波信号3
1’は、第1のスイッチング部20のスイッチング素子
14bを180°〜360°の位相区間において導通
し、更に、正弦波信号32’は、第2のスイッチング部
21のスイッチング素子14cを270°〜90°の位
相区間において導通することができるように、前記イン
バータ制御部41はスイッチング動作可能に構成されて
いる。
【0032】この場合、例えば図4に示すインバータ制
御部41からインバータ15に出力される図1に示す正
弦波信号30’は、第1のスイッチング部20のスイッ
チング素子14aを図5に示す波形図のように、0°〜
180°の位相区間において導通し、正弦波信号33’
は、第2のスイッチング部21のスイッチング素子14
dを90°〜270°の位相区間において導通し、正弦
波信号31’は、第1のスイッチング部20のスイッチ
ング素子14bを180°〜360°の位相区間におい
て導通し、更に、正弦波信号32’は、第2のスイッチ
ング部21のスイッチング素子14cを270°〜90
°の位相区間において導通することができるように、前
記インバータ制御部41はスイッチング動作可能に構成
されている。
【0033】図4はインバータ15を駆動制御するイン
バータ制御部41の概略図であり、前記インバータ制御
部41は図1に示すインバータ15の上アーム側のスイ
ッチング素子14a,14cを作動させる第1の指令回
路42と、下アーム側のスイッチング素子14b,14
dを作動させる第2の指令回路43とからなり、これら
第1,第2の指令回路42,43の各出力端は、それぞ
れ図4で示すように所定のスイッチング素子14a〜1
4dと接続されている。
【0034】前記第1の指令回路42は、交流電源44
の入力電圧を所定の電圧に降圧する降圧変圧器等からな
る降圧回路45と、降圧回路45の出力を90°位相を
ずらすための遅相回路46と、遅相回路46からの出力
を半波整流する半波整流回路47と、インバータ15の
上アームを構成するスイッチング素子14a,14cと
下アームを構成するスイッチング素子14b,14dと
が短絡するのを阻止するデッドタイム作成回路48と、
更に、デッドタイム作成回路48から出力される電圧を
その電圧に見合う電流に変換する電圧・電流変換回路4
9とによって構成され、この第1の指令回路42の出力
端は、インバータ15のスイッチング素子14a,14
cと接続する。
【0035】つづいて、第2の指令回路43は、基本的
には前記第1の指令回路42とほぼ同じであるが、遅相
回路46aと半波整流回路47aとの間に、遅相回路4
6aにて90°ずらした位相を更に反転させる機能を備
えて、下アーム側のスイッチング素子14b,14dを
駆動可能とした位相反転回路50を、挿設した点のみが
異なり、この第2の指令回路43はその出力端がスイッ
チング素子14b,14dと接続されている。そして、
前記位相反転回路50を除き第2の制御回路43を構成
する降圧回路45a,遅相回路46a,半波整流回路4
7a,デッドタイム作成回路48a,電圧・電流変換回
路49aは、第1の制御回路42と同様に構成されてい
るので説明は省略する。
【0036】このように、インバータ制御部41はその
出力端から正弦波信号をインバータ15の各スイッチン
グ素子14a〜14dに出力し、これら各スイッチング
素子14a〜14dを所定時間(固定)導通させること
により、二相誘導電動機19に正弦波信号30’,3
1’,32’,33’の正弦波形を有する電流波形に応
じて正弦波形である電流を出力し、前記二相誘導電動機
19を速度制御を行うことなく、始動トルク及び運転ト
ルクを大きくして効率よく駆動させることが可能とな
る。
【0037】即ち、前記インバータ制御部41を用いて
インバータ15を駆動制御することは、二相誘導電動機
19の主巻線17,補助巻線18に位相が90°ずれ、
振幅の等しい電流を流すことが可能(スイッチング素子
のベースには振幅の等しいsin波及び90°位相をず
らしたcos波の印加が可能)となり、これにより、回
転磁界における磁束の振幅の均一化(磁束真円磁界)を
はかることができ、二相誘導電動機19を効率的に駆動
することができる。
【0038】一方、これまでのコンデンサを用いた二相
誘導電動機においては、巻線の抵抗値とリアクタンスと
よりなる合成のインピーダンスによって巻線に流れる電
流の位相にずれが生じ、これによって磁束の真円磁界を
形成することが難しく効率を高めることが困難であっ
た。この結果、磁束の真円磁界を得るには、電流の位相
を常に90°となるようにし、かつ、主巻線と補助巻線
との磁束の振幅を等しくなるように制御することができ
なかった。然るに、前記インバータ制御部41を用いて
インバータ15を制御すれば、主巻線17と補助巻線1
8に位相が90°ずれ、振幅の等しい電流を流すことが
でき、これにより両巻線17,18に交番磁界が発生
し、巻線の2次側においては交番磁界を打消す方向に磁
束が発生するように電流が流れ、この交番磁界を打消す
方向に発生した磁束によって真円磁界を生じさせること
ができ、この結果、二相誘導電動機19の駆動効率をコ
ンデンサを用いた場合に比べ飛躍的に向上させることが
できる。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように、コンデ
ンサが存在しなくても、二相誘導電動機の運転が可能と
なるばかりでなく、コンデンサの損傷による運転中の事
故(モータの停止、短絡火災)を解消し、しかも、電動
機の効率化・静音化運転の向上が良好に図れる。従っ
て、家電製品(交流電動機を使用している冷凍機やエア
コンの室外機等)の省力化に寄与できる。
【0040】又、本発明のインバータ装置は、4つのス
イッチング素子と2つの直流電源を組合せることにより
構成することができるので、構成の簡素化がはかれるこ
とはもとより、経済的な製作が可能となる。しかも、イ
ンバータ自体を方形波あるいは正弦波を用いて駆動制御
することにより、前者では回転速度が可変でき、後者で
は、電動機自体の効率的使用が可能となるため、二相誘
導電動機の使用範囲を著しく拡大できるという利点も備
えている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインバータ装置を示す要部結線構成図
である。
【図2】インバータ制御部の第1実施例を示す要部ブロ
ック構成図である。
【図3】インバータ制御部の第1実施例における信号波
形図である。
【図4】インバータ制御部の第2実施例を示す要部ブロ
ック構成図である。
【図5】同じく第2実施例のインバータ制御部から出力
される信号波形図である。
【図6】従来の二相誘導電動機における要部結線構成図
である。
【符号の説明】
11 インバータ装置 12 第1の直流電源 13 第2の直流電源 14a〜14d スイッチング素子 15 インバータ 16,41 インバータ制御部 17 主巻線 18 補助巻線 19 二相誘導電動機 20 第1のスイッチング部 21 第2のスイッチング部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二相誘導電動機をコンデンサを介在させ
    ることなくインバータによって駆動させるようにしたイ
    ンバータ装置において、第1のスイッチング部と第2の
    スイッチング部とを並列に接続して構成した複数のスイ
    ッチング素子からなる回路切換手段を具備するインバー
    タと、前記インバータの第1,第2のスイッチング部の
    両端に供給する2つの直流電源を直列に接続してなる第
    1及び第2の直流電源と、更に、第1,第2のスイッチ
    ング部を構成するスイッチング素子を個々に駆動制御す
    るインバータ制御部とを具備して構成したことを特徴と
    する二相誘導電動機のインバータ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1,第2の直流電源の接続点に
    は、二相誘導電動機の主巻線と補助巻線との共通接続点
    を共通線により接続したことを特徴とする請求項1記載
    の二相誘導電動機のインバータ装置。
  3. 【請求項3】 前記インバータ制御部は、第1及び第2
    のスイッチング部を構成する複数のスイッチング素子を
    それぞれ所定の位相区間において導通させる方形波信号
    を出力させるように構成したことを特徴とする請求項1
    記載の二相誘導電動機のインバータ装置。
  4. 【請求項4】 前記インバータ制御部は、第1及び第2
    のスイッチング部を構成する複数のスイッチング素子を
    それぞれ所定の位相区間において連続的に導通させる正
    弦波信号を出力させるように構成したことを特徴とする
    請求項1記載の二相誘導電動機のインバータ装置。
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