JPH11155362A - 植物栽培用圧縮成型培地 - Google Patents

植物栽培用圧縮成型培地

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JPH11155362A
JPH11155362A JP9339527A JP33952797A JPH11155362A JP H11155362 A JPH11155362 A JP H11155362A JP 9339527 A JP9339527 A JP 9339527A JP 33952797 A JP33952797 A JP 33952797A JP H11155362 A JPH11155362 A JP H11155362A
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molded
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JP9339527A
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Noriaki Harada
典明 原田
Masao Miyagi
征夫 宮城
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Chisso Corp
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンパクトで成型保形性に優れ、保管・輸送
・取扱いが便利であり、注水するだけで容易に所定の大
きさに復元し、解すことなくそのままの使用が可能な植
物栽培用圧縮成型培地を提供すること。 【解決手段】 ヤシガラの残滓であるコイアダストを含
有し、成型保形性が75%以下の植物栽培用圧縮成型培
地である。復元率が4〜10倍であることが好ましく、
肥料を含有していてもよい。この圧縮成型培地に使用さ
れるコイアダストと、この圧縮成型培地を用いる栽培方
法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、園芸育苗用培地や
養液栽培用培地等として用いられ、花卉、野菜及び観賞
用植物等を生育栽培するのに好適な植物栽培用圧縮成型
培地に関する。更に詳しくは、ヤシガラ中果皮から主産
物である剛長繊維と中短繊維とを採取した後の残滓であ
るコイアダストの有効利用を目的とするもので、原料と
してコイアダストを用い、保管・輸送時にはコンパクト
化が可能であり、使用時には容易に所定の大きさに復元
し、肥料を添加すること無くそのままの使用が可能な植
物栽培用圧縮成型培地に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、培地の通水性、通気性、保水
性、保気性及び保肥性等を良好に保ち、植物の生育を好
適化するための植物栽培用培地素材としては、ピートモ
ス、水苔、バーミキュライト及び蛭石等が知られてお
り、これらの材料は単独で又は土壌中に混合して使用さ
れていた。しかし、これらの材料はそのままでは嵩高い
ため輸送コストが割高となったり、作業性の問題等もあ
り、圧縮成型によるコンパクト化が望まれていた。
【0003】このような要望の下、上記材料の中でもピ
ートモスは圧縮前後の物理的特性変化が少ないことか
ら、ピートモスを圧縮成型して園芸育苗用や養液栽培用
の基盤材として用いることが一般的に知られており、家
庭園芸用培地としてもピートモスの圧縮成型体が広く使
用されるようになった。ところが、ピートモスの圧縮成
型体では、圧縮率に対して復元率が低く、復元率の約
1.5倍以上の圧縮率で圧縮成型しなければならないた
め、成型効率が悪いという問題があった。そこで、近
年、ピートモスに替わる培地材料としてヤシガラが注目
されはじめ、ピートモス同様に圧縮成型が可能なことか
ら、ヤシガラを用いた潅水復元可能な圧縮成型体も使用
されるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の圧縮成型体では、潅水復元後、解してから栽培容器に
小分けして使用する必要があり、大幅な作業性改善には
つながっていないという課題があった。
【0005】また、ヤシガラを培地素材として用いた植
物の植込み材料(特公昭63−52848号公報及び特
開平2−234611号公報)や、ヤシガラを用いた土
壌改良材(特開平4−126015号公報)が提案され
ているが、これらの発明に用いられているヤシガラは、
ヤシガラ中果皮全体を圧搾裁断又は裁断して得られるも
のであり、これらを圧縮成型しても、圧縮成型後の成型
保形性及び復元性が不十分であるという課題があった。
【0006】更に、ヤシガラ残渣を用いたココナッツダ
ストプランター(特開平7−111830号公報)も提
案されているが、これは成型培地をプランター兼用のプ
ラスチック製包装袋に入れただけのものであり、成型培
地単独では取り扱われないため、この成型培地は単独で
の取り扱いに耐え得るだけの成型保形性を有していない
のは勿論のこと、成型保形性という発想自体も存在しな
かった。また、プラスチック製包装袋に入れられている
ため、復元性の緻密なコントロールもされていなかっ
た。
【0007】更にまた、上述のように、後述する本発明
に係るコイアダスト(ヤシガラの特殊品)以外のヤシガ
ラ(中果皮裁断品等)や、その他の木質繊維状物(オガ
クズ等)を圧縮成型したものは、復元率が低いため、こ
れらを深底の育苗容器等に用いると、圧縮成型体のサイ
ズをコンパクトにできないという課題があった。
【0008】また通常、育苗容器は円柱状、円錐状又は
これらに類する形状であることが多く、圧縮成形体の復
元率が小さい場合、育苗容器の空隙を培土で充填するた
めには、圧縮成形体を予めその形状に近い、即ち円柱状
や円錐状に成型しておく必要があったが、円柱状等の曲
線や曲面を有する形状に成型することは、直線や平面で
形成される角柱及び角錐に成型することに比し工業的に
困難であり、成型できたとしてもコスト高となるという
課題もあった。
【0009】本発明は、このような従来技術の有する課
題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ
は、コンパクトで成型保形性に優れ、保管・輸送・取扱
いが便利であり、注水するだけで容易に所定の大きさに
復元し、解すことなくそのままの使用が可能な植物栽培
用圧縮成型培地を提供することにある。また、本発明の
他の目的は、灌水後の復元性が良好であり、且つ植物に
好適な土壌三相分布を提供することが可能な植物栽培用
圧縮成型培地を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記目的
を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、ヤシガラの特定部
位を用い、含有水分率や成型圧等を適切に制御すること
により、上記目的が達成できることを見出し、本発明を
完成するに至った。
【0011】即ち、本発明の植物栽培用圧縮成型培地
は、コイアダストを含有し、成型保形性が75%以上で
あることを特徴とする。また、この植物栽培用圧縮成型
培地は、4〜10倍の復元率を有することが好ましい。
【0012】また、本発明の植物栽培用圧縮成型培地の
好適形態は、圧縮成型前の培地原料の含有水分率Xが、
1重量%≦X<30重量%であることを特徴とする。更
に、本発明の植物栽培用圧縮成型培地の他の好適形態
は、300kg/cm2以上の圧力で圧縮成型されて成
ることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の圧縮成型培地につ
いて詳細に説明する。上述の如く、この圧縮成型培地
は、培地原料を圧縮成型して得られるもので、コイアダ
ストを含有し、しかもその成型保形性は75%以上であ
る。
【0014】ここで、コイアダストとは、ヤシの実の果
皮から外果皮及び内果皮を除去し、取り出された中果皮
から更に有用成分(剛長繊維及び中短繊維)を除いた残
りの細短繊維及び木質部分を意味し、また、この木質部
分は、中果皮の繊維間を埋めるように構成している木質
のようなものである。このように、コイアダストは、通
常の有用成分である繊維の採取工程に伴って大量(中果
皮全体の約60重量%)に発生するものであり、従来は
廃棄処分されていたものである。なお、コイアダスト
は、上述のように繊維採取工程の不要成分として採取さ
れるため、これを構成する細短繊維及び木質部分の中に
は若干の長中繊維が混在しても構わない。
【0015】以下、コイアダストの製法を示す。 ヤシの実から、果汁、胚乳、内果皮部分を除いた外
・中果皮を乾燥する。 乾燥した外・中果皮を4〜6週間淡水に浸し、余分
なタンニン、塩化物を除去する(アク抜き)とともにふ
やけさせる。 柔らかくなった外・中果皮から、ロープ、マット及
びマットレスに使用される剛長繊維・中短繊維を分離
し、残滓として副生する細短繊維と木質部分を採取す
る。 採取した細短繊維と木質部分は、水分を80〜90
重量%含有しているが、脱水工程により40〜50重量
%とし、次いで、天日又は熱風乾燥により水分率20重
量%とする。 更に、この乾燥品を薫蒸消毒・殺菌工程に供し、コ
ンタミ(不純物)除去・粒度調整を行い、コイアダスト
を得る。
【0016】以上のように、ヤシの実の外・中果皮か
ら、ロープ、マット及びマットレスに使用される剛長・
中短繊維を除いた残滓がコイアダストであり、別名コイ
ア、ピス等とも呼ばれ、従来は廃棄処分されていたもの
である。本発明の圧縮成型培地は、かかるコイアダスト
を積極的に使用するものであり、この観点によれば、本
発明は廃棄物の有効利用につながるものである。
【0017】また、コイアダストを採取するヤシの種類
は、特に限定されるものではないが、スリランカ産のコ
コヤシから良質の剛い繊維が採取されるため、このココ
ヤシがロープ、マット及びマットレス等の繊維製品に好
適に使用されるので、コイアダストの排出量も多い。こ
のため、スリランカ産のココヤシのコイアダストは、品
質及び安定供給の点で優れており、本発明において好適
に用いられる。
【0018】上述したように、本発明の植物栽培用圧縮
成型培地は、コイアダストを含有し、圧縮成型されたも
のであるが、特に圧縮成型後の成型保形性に優れるの
で、良好な運搬性・保管性・復元性を有するものであ
る。かかる成型保形性は、本発明において、次式 成型保形性(%)=w1/w0×100 (式中のw0は、圧縮成型培地の重量、w1は、圧縮成
形培地を30秒振動させた後の重量を示す。)で表さ
れ、振動による圧縮成型培地の形状(重量)保持率
(%)を意味するが、本発明の圧縮成型培地では、この
成型保形性が75%以上である。
【0019】次に、復元性について説明すると、一般に
加圧圧縮により成型された培地における復元性は、原料
の水分、乾燥温度、圧縮成形時の圧力、温度、時間及び
原料組成等の諸条件によって決定される。
【0020】本発明の圧縮成型培地は、潅水すると4〜
10倍程度の復元率で膨張・復元する。この復元率は、
圧縮成型と復元率との効率や、圧縮成型培地を深底の円
柱形や円錐形の育苗容器に充填することを考慮すると、
極めて好適な値である。なお、復元率が10倍を超える
と、工業的生産が困難になる。よって、本発明において
は、この培地の体積と育苗容器や栽培容器の容積とを調
整することにより、当該容器に見合った所望の大きさに
復元させることができ、しかも解すことなくそのままの
状態で植物栽培に用いることが可能である。なお、本発
明の圧縮成型培地では、圧縮の方向性と復元の方向性と
に相関があるので、この相関を考慮すれば種々の形状の
栽培容器に対応可能である。
【0021】また、本発明において、上述の成型保形性
は、原則としてコイアダストの圧縮成型のみで実現する
ことができるが、本発明が目的とする効果を損なわない
範囲で、必要に応じて固結材を用いることができる。か
かる固結材としては、水溶性の固結材が好ましく、具体
的には、コーンスターチ、小麦澱粉、米澱粉、甘藷澱
粉、馬鈴薯澱粉及びタピオカ澱粉等の澱粉類、アルギン
酸ナトリウムや寒天等の海藻抽出物、アラビアガムやト
ラガントガム等の植物性樹脂粘着物、カルボキシメチル
スターチやカルボキシメチルセルロース等の天然高分子
誘導体、ポリビニルアルコールやポリアクリル酸ナトリ
ウム等の合成高分子等を挙げることができる。
【0022】また、上記固結材の使用法としては、圧縮
成型後に成型体の表面に塗布、噴霧等すればよい。な
お、多量に使用したり、培地全体へ混合使用したり、非
水溶性の固結材を使用する場合などには、復元率が損な
われるおそれがあるので、使用上十分注意を払う必要が
ある。
【0023】本発明の植物栽培用圧縮成型培地は、育苗
又は本圃の栽培培地として利用されるものであり、上述
のように主成分はコイアダストであるが、所要に応じて
肥料を添加することができ、このように、栽培に必要な
肥料を予め添加しておけば、施肥労力削減を図ることが
できる。また、本発明の圧縮成型培地においては、上記
成型保形性その他の特性に悪影響を及ぼさない限り、土
壌改良材や界面活性剤等の添加剤を添加することも可能
である。
【0024】ここで、添加可能な肥料は、特に限定され
るものではなく、N(窒素)、P25(リン酸)、K2
O(加里)のうち少なくとも一種の成分を含むものであ
ればば十分であるが、これら以外にもCaO(酸化カル
シウム)、MgO(酸化マグネシウム)、微量要素等の
化合物を含んでいてもよい。具体的には、チッソ肥料、
リン酸肥料、加里肥料、配合肥料、普通化成肥料、高度
化成肥料、ニ成分複合化成肥料、緩効性チッソ入り化成
肥料、被覆複合肥料、硝化制御剤入り化成肥料、固形肥
料、ペースト肥料、液体肥料、微量要素肥料、石灰質肥
料、苦土質肥料、ケイ酸質肥料、有機質肥料及び堆肥等
が挙げられる。
【0025】次に、本発明の圧縮成型培地の製造方法に
ついて説明する。本発明の圧縮成型培地は、上述のよう
にして得られたコイアダストを、所要に応じて肥料その
他の添加剤と混合して培地原料を得、次いで、得られた
培地原料を圧縮成型することにより得られる。
【0026】ここで、コイアダストその他の培地原料の
含有水分率Xは、成型保形性、寸法の経時変化(膨張
率)及び潅水後の復元性の点から、1重量%≦X<30
重量%とすることが好ましい。培地原料の含有水分率が
1重量%未満の状態で圧縮成型して得られる圧縮成型培
地は、保管時に空気中の水分を吸湿し、寸法の経時変化
が大きくなり、また、潅水後の復元率が低下することが
あり、好ましくない。一方、培地原料の含有水分率が3
0重量%以上で圧縮成型すると、圧縮時に水分が流出
し、圧縮終了直後に流出した水分を成型培地自体が吸
水、膨張するため成型保形性が低下するとともに、潅水
後の復元率も低下することがあるので、好ましくない。
【0027】また、上述した含有水分率の調整は、具体
的には給水や乾燥により行うことができる。この場合、
乾燥は乾燥効率上できるだけ高温で行うことが望ましい
が、90℃以下の温度で乾燥を行うことが好ましい。乾
燥温度が90℃を超えると、コイアダストが炭化変質
し、圧縮成型後の復元率に悪影響を及ぼすことがある。
即ち、90℃を超える温度で乾燥、水分調整した培地原
料を用いて圧縮成型した成型培地は、潅水時の吸水特性
が低下し、復元率が極端に悪くなることがあり、好まし
くない。
【0028】また、圧縮成型における圧縮圧力は、培地
原料の含有水分率によっても左右されるが、成型保形
性、潅水後の復元性の点から、300kg/cm2以上
とすることが好ましい。300kg/cm2未満では、
成型時の保形性が不十分であり、潅水後の復元性も低下
することがあり、好ましくない。なお、成型保形性は、
圧縮圧力を高くする方が向上するが、培地原料の含有水
分率に注意する必要があり、培地原料の含有水分率に見
合った圧力を選定することが重要である。
【0029】
【実施例】以下、本発明を、実施例及び比較例により更
に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例に限定され
るものではない。なお、各例において、圧縮率その他の
基礎的特性は以下のようにして求めた。
【0030】(圧縮率)圧縮前の高さh0を測定後、各
成型条件により圧縮成型した後の高さh1を測定し、h
0/h1より圧縮率を算出した。
【0031】(成型保形性) 圧縮成型品の重量w0を測定する。ペイントシェイ
カー(平工製作所製、型式:TI−100)を用い、サ
ンプルをシェイカー容器(内径φ60mm×高さ28m
m)にセットし、30秒振動させる。サンプルをシェ
イカー容器から取り出し、重量w1を測定し、w1/w
0×100より、形状保持率(%)を算出する。以上の
評価を連続5回繰り返し、1回毎の形状保持率を算出
し、これを成型保形性とした。
【0032】(膨張率) 圧縮成型直後の高さ(厚み)t0を測定する。湿度
30%RH下に24時間放置し、24時間後の高さ(厚
み)t1を測定する。(t1−t0)/t0×100
より膨張率(%)を算出した。
【0033】(復元率) 圧縮成型品の高さ(厚み)h0を測定する。砂柱法
キット(大起理化工業(株)製、型式;DIK−352
0)を用い、砂柱法容器内の石英砂の上にろ紙(φ38
0mm以上)を敷き、十分に飽水させる。飽和状態の
石英砂の上に、アクリル製透明パイプ(内径74mm×
外径80mm×高さ120mm)を設置し、さらに、石
英砂上面からの水位が、25mm上位まで給水する。
水位が安定したら、測定用サンプルをアクリル製透明パ
イプ内に投入・水没させ、潅水30分後のサンプル高さ
h1を測定する(※サンプル投入後、適宜、砂柱法容器
上部より、静かに給水する。)。h1/h0より、復
元率を算出した。
【0034】(潅水復元後の三相分布) 上記方法にて復元させた後、砂柱法キットの水位をP
F=1.5(石英砂上面からの水位;31.6cm下
位)に調節する。 サンプル全体に蓋をし、PF=
1.5の状態で24時間以上放置する。アクリル製透
明パイプ内のサンプルを三相分布測定用100ml試料
円筒(大起理化工業(株)製、型式;DIK−180
1)にサンプル状態を変化させないように採取する。
土壌三相計(大起理化工業(株)製、型式;DIK−1
120)に試料円筒をセットし、サンプルの実容積
(V)を測定する。さらに天秤にて全重量(W)を測
定し、オーブンに入れ105℃で24時間以上乾燥さ
せ、乾燥前後の重量差から水分重量(M)を算出する。
下記の計算式により、a)気相率 b)固相率 c)
液相率を算出した。 a)気相率(A=Va) ;空気容量Va=100−V b)固相率(Sν=Vs);固相容量Vs=(W−V)/(d−1) c)液相率(Mν=Vl);水分容量Vl=V−Vs d)真比重(d) ;d=(W−M)/(V−Vl) Vl:水分容量、Vl=M
【0035】(易崩壊性)潅水復元後状態を下記評価基
準に基づき、触感及び目視にて判断した。 <評価基準> ○:容易に崩壊する △:崩壊し難
い ×:崩壊しない 充填作業性は、実際の充填作業における作業性を比較し
た。
【0036】1.基礎的特性評価用サンプルの試作 (実施例1)スリランカ産コイアダスト(CEYLON
GARDEN COIR (PVT) LTD.製、
100L用圧縮ブロック品)を水に戻し、解ブロックし
た後、80℃設定の熱風乾燥機にて乾燥したコイアダス
ト100Lと、肥料成分として硫酸アンモニア(チッソ
旭肥料(株)製、保証成分:窒素21%)75g、重焼
リン(小野田化学工業(株)製、保証成分:ク溶性リン
酸46%)100g及び硫酸加里(チッソ旭肥料(株)
製、保証成分:加里50%)30gを、内部容量が40
0Lの羽付きコンクリートミキサーに投入して10rp
mの回転速度で10分間混合ブレンドした。更に重量法
により全培地原料の水分率を測定し、水を添加して培地
全含有水分率を10重量%に調整した。
【0037】得られた水分調整済み培地原料20gを、
φ52mm×120mmの円筒金型をセットした50t
プレス装置((株)ショージ製)を用い、この金型に投
入し、成型圧力300kg/cm2、成型時間1分の条
件にて圧縮成型を行い、φ52mm×11mmの基礎的
特性評価サンプルを得た。
【0038】(実施例2及び3)培地全含有水分率を2
0重量%(実施例2)及び25重量%(実施例3)とし
た以外は、実施例1と同様の操作を繰り返した。
【0039】(実施例4〜6)プレス圧力を400kg
/cm2(実施例4)、500kg/cm2(実施例5)
及び600kg/cm2(実施例6)とした以外は、実
施例1と同様の操作を繰り返した。
【0040】(実施例7)実施例1のコイアダストの替
わりに、このコイアダストを篩(16mesh、目開き
1mm)により分取した篩上成分であるコイアダスト1
mmオン品を使用した以外は、実施例1と同様の操作を
繰り返した。
【0041】(実施例8及び9)実施例7のコイアダス
ト1mmオン品を使用し、培地全含有水分率を20重量
%(実施例8)及び25重量%(実施例9)とした以外
は、実施例1と同様の操作を繰り返した。
【0042】(実施例10〜12)実施例7のコイアダ
スト1mmオン品を使用し、プレス圧力を400kg/
cm2(実施例10)、500kg/cm2(実施例1
1)及び600kg/cm2(実施例12)とした以外
は、実施例1と同様の操作を繰り返した。
【0043】(実施例13)実施例1のコイアダストの
替わりに、このコイアダストを篩(16mesh、目開
き1mm)により分取した篩下成分であるコイアダスト
1mmパス品を使用した以外は、実施例1と同様の操作
を繰り返した。
【0044】(実施例14及び15)実施例13のコイ
アダスト1mmパス品を使用し、培地全含有水分率を2
0重量%(実施例13)及び25重量%(実施例15)
とした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返した。
【0045】(実施例16〜18)実施例13のコイア
ダスト1mmパス品を使用し、プレス圧力を400kg
/cm2(実施例16)、500kg/cm2(実施例1
7)及び600kg/cm2(実施例18)とした以外
は、実施例1と同様の操作を繰り返した。
【0046】(比較例1〜3)培地全含有水分率を30
重量%(比較例1)、40重量%(比較例2)及び50
重量%(比較例3)とした以外は、実施例1と同様の操
作を繰り返した。
【0047】(比較例4〜6)プレス圧力を50kg/
cm2、100kg/cm2及び200kg/cm2とし
た以外は、実施例1と同様の操作を繰り返した。
【0048】(比較例7〜8)スリランカ産コイアダス
トの替わりに、スリランカ産ヤシガラチップ(ヤシガラ
果皮全体を10mm角のチップ状に裁断したもの(比較
例7))及びその粉砕品(粉砕φ6mmパス品(比較例
8))をそれぞれ別々に使用した以外は、実施例1と同
様の操作を繰り返した。
【0049】(比較例9)スリランカ産コイアダストの
替わりに、フィリピン産ヤシガラチップ((株)フジッ
ク製、商品名;ベラボンL、ヤシガラ果皮全体を14m
m角のチップ状に圧搾裁断したもの)を使用した以外
は、実施例1と同様の操作を繰り返した。
【0050】(比較例10)スリランカ産コイアダスト
の替わりに、フィンランド産ピートモス(バポ社製、商
品名;バポ・ピート)を使用した以外は、実施例1と同
様の操作を繰り返した。
【0051】(比較例11)スリランカ産コイアダスト
の替わりに、オガクズを使用した以外は、実施例1と同
様の操作を繰り返した。
【0052】上述した各例の圧縮成型培地の基礎的特性
を評価し、得られた結果を含有水分率などとともに表1
に示す。
【0053】
【表1】
【0054】2.育苗試験;苺の育苗試験 (実施例19)実施例1で用いたプレス装置に縦11c
m×横11cm×高さ12cmの角柱金型をセットし、
実施例1で用いた培地原料300gをこの金型へ投入
し、成型圧力350kg/cm2、成型時間1分の条件
にて圧縮成型を行った。得られた成形品を截頭四角錘形
に裁断し、潅水復元時に苺育苗用アイポット容器(容
積;115ml、内径;4cm、外径;5cm、深さ;
15cmのテーパーのある円筒型ポット)内を満たせる
ように加工し、本実施例の苺育苗用圧縮成型培地を得
た。このようにして得られた圧縮成型培地を苺育苗用ア
イポット容器30個に詰める作業を行い、6月4日に苗
の採苗を実施し、7月5日に生育状態を調査した。な
お、育苗は福岡県北九州市戸畑区のガラスハウスにて実
施した。
【0055】(実施例20)スリランカ産コイアダスト
の替わりに実施例7の培地原料を使用し、金型への原料
投入量を250gとした以外は、実施例19と同様の育
苗試験を実施した。
【0056】(比較例12)スリランカ産コイアダスト
の替わりに、比較例9のフィンランド産ピートモスを成
型することなく、そのままバラ状で使用する以外は、実
施例19と同様に育苗試験を実施した。
【0057】(比較例13)実施例1で用いた原料を成
型することなく、そのままバラ状で使用した以外は、実
施例19と同様に育苗試験を実施した。
【0058】上記各例の充填作業及び育苗試験の結果を
表2に示す。
【0059】
【表2】
【0060】3.育苗試験;ハクサイの育苗試験 (実施例21)実施例1で用いたプレス装置に縦11c
m×横11cm×高さ12cmの角柱金型をセットし、
実施例1で用いた培地原料110gを金型へ投入し、成
型圧力350kg/cm2、成型時間1分の条件にて圧
縮成型を行い、潅水後に50mmキューブ型に復元する
ように裁断し、ハクサイ育苗用圧縮成型培地を得た。し
かる後、これら成型培地を育苗用容器(縦;50mm、
横;50mm、深さ;50mm)30個に詰める作業を
行い、7月15日に苗の採苗を実施し、8月15日に生
育状態を調査した。なお、育苗は福岡県北九州市戸畑区
のガラスハウスにて実施した。
【0061】(実施例22)スリランカ産コイアダスト
の替わりに、実施例13の培地原料を使用し、金型への
原料投入量を150gとした以外は、実施例21と同様
の育苗試験を実施した。
【0062】(比較例14)スリランカ産コイアダスト
の替わりに、比較例9のフィンランド産ピートモスを成
型することなく、そのままバラ状で使用した以外は、実
施例21と同様の育苗試験を実施した。
【0063】(比較例15)実施例1で用いた原料を成
型することなく、そのままバラ状で使用した以外は、実
施例21と同様の育苗試験を実施した。
【0064】上記各例の充填作業及び育苗試験の結果を
表3に示す。
【0065】
【表3】
【0066】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、ヤシガラの特定部位を用い、含有水分率や成型圧等
を適切に制御することとしたため、コンパクトで成型保
形性に優れ、保管・輸送・取扱いが便利であり、注水す
るだけで容易に所定の大きさに復元し、解すことなくそ
のままの使用が可能な植物栽培用圧縮成型培地を提供す
ることができる。また、本発明によれば、灌水後の復元
性が良好であり、且つ植物に好適な土壌三相分布を提供
することが可能な植物栽培用圧縮成型培地が提供され
る。
【0067】即ち、本発明の植物栽培用圧縮成型培地
は、保管輸送時にはコンパクト化されているため嵩張ら
ず、使用時には栽培容器に入れて潅水することにより、
容易に栽培容器に見合った適切な大きさに復元し、肥料
を添加している場合には、そのままの状態で使用可能で
あるため、大幅な作業改善につながる。更に、培地の含
有水分率及び圧縮圧力条件を調節することにより、植物
に最適な土壌三相分布を有する培地の提供を可能とし、
且つ、圧縮成型時の保形性及び潅水後の復元性のコント
ロールも可能とした。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイアダストを含有し、成型保形性が7
    5%以上であることを特徴とする植物栽培用圧縮成型培
    地。
  2. 【請求項2】 復元率が4〜10倍であることを特徴と
    する請求項1記載の植物栽培用圧縮成型培地。
  3. 【請求項3】 更に肥料を含有することを特徴とする請
    求項1又は2記載の植物栽培用圧縮成型培地。
  4. 【請求項4】 圧縮成型前の培地原料の含有水分率X
    が、1重量%≦X<30重量%であることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか1つの項に記載の植物栽培用圧
    縮成型培地。
  5. 【請求項5】 コイアダスト及び所要に応じて肥料を含
    有する培地原料を、90℃以下の温度で乾燥することに
    より、含有水分率を調整して成ることを特徴とする請求
    項4記載の植物栽培用圧縮成型培地。
  6. 【請求項6】 300kg/cm2以上の圧力で圧縮成
    型されて成ることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    1つの項に記載の植物栽培用圧縮成型培地。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1つの項に記載
    の植物栽培用圧縮成型培地に用いられることを特徴とす
    るコイアダスト。
  8. 【請求項8】 請求項1〜6のいずれか1つの項に記載
    の植物栽培用圧縮成型培地を用いることを特徴とする栽
    培方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100468452B1 (ko) * 2001-12-21 2005-01-29 주식회사 포스코 코코넛화이버를 이용한 양액재배용 배지 제조방법 및이로부터 제조된 배지
WO2018020514A1 (en) * 2016-07-28 2018-02-01 Omega Ecotech Products India Pvt Ltd An activated aerobic composting media and production method thereof

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