JPH11155372A - 切り花用の吸水性フォームへの水等の給水具 - Google Patents

切り花用の吸水性フォームへの水等の給水具

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JPH11155372A
JPH11155372A JP34081097A JP34081097A JPH11155372A JP H11155372 A JPH11155372 A JP H11155372A JP 34081097 A JP34081097 A JP 34081097A JP 34081097 A JP34081097 A JP 34081097A JP H11155372 A JPH11155372 A JP H11155372A
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JP
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water
foam
water supply
cut flowers
supply device
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JP34081097A
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Etsuo Sakamoto
悦夫 坂本
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Pegasus Candle Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フラワーアレンジメントに使用される切り花
用の吸水性フォームに保持されていた水が、切り花への
給水、該フォーム表面よりの水分の蒸発等により徐々に
減少し、切り花への給水の用をなさなくなり、切り花の
寿命を縮める結果となるのを防ぐために、該フォームへ
十分に的確に給水できる、水等の給水具を提供する。 【解決手段】 切り花用の吸水性フォームへ挿し込んで
使用される水等の給水具であって、液体収容容器本体
と、給水孔を有する吸水性フォームへの挿入部とからな
り、挿入部の側壁に給水孔を有することを特徴とする、
切り花用の吸水性フォームへの水等の給水具を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フラワーアレンジ
メントに使用される切り花用の吸水性フォームへ水等の
液体を供給する際の、給水具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フラワーアレンジメントの分野では、近
年、切り花用の吸水性フォームを使用し、多様な、また
多彩なアレンジが頻繁に行われている。この切り花用の
吸水性フォームは、予め十分に水を吸水させた後、切り
花を挿して使用する。該フォーム、例えばフェノール樹
脂を発泡成形した吸水性フォームは、その優れた吸水
性、確実な保水性、また、種々の切り花を容易に挿すこ
とができ且つ確実に保持できるという特性を持つので、
フラワーアレンジメントには欠かせない素材となってい
る。
【0003】さて、切り花用の吸水性フォームに使用前
に十分に水を吸水させていても、切り花を挿してから時
間が経つと、切り花への給水、該フォーム表面よりの水
分の蒸発等により、該フォームに保持されていた水が徐
々に減少し、切り花への給水の用をなさなくなり、切り
花の寿命を縮める結果となる。これを避けるため、従来
は水を入れた水盤に該フォームを配置し、該フォーム下
方部より水を吸い上げることで減少した水を補い、切り
花への給水を行っていた。また、該フォーム表面よりの
水分の蒸発を減少させるために、ポリエチレンフィルム
等の合成樹脂フィルムで該フォーム表面を覆ったものも
ある。他方、鉢植え等園芸の分野では、水等の補給手段
としては、容器内に水等を溜めて土に挿し徐々に水等の
補給をする、ウォターホルダーと呼ばれるものや、先端
の封を切り土に挿し込む形態の植物の活性剤、栄養剤の
アンプルなどが使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水を入
れた水盤に切り花用の吸水性フォームを配置する手段で
は、該フォーム下方部よりの毛細管現象により水を吸い
上げる形態のため、該フォームの高さがある程度以上と
なると該吸水性フォーム上方部までの水の補給は十分に
はできにくくなり、該フォーム上方部は乾き気味とな
り、切り花への給水は不十分となる。さらにこの手段は
テーブルや床、花台上に水盤を設置する形態でしか使用
できず、該フォームを吊り下げたり、壁やテーブル側面
に配置させるハンギングフラワー形式の場合には使用で
きない。また、合成樹脂フィルムで該フォーム表面を覆
う手段では、使用前に十分に水を吸水させるためと切り
花を該フォームに挿す際に茎を痛めないために表面に小
さな穴が開けてあり、合成樹脂フィルムで該フォーム表
面を完全に密閉しているわけではない。したがって、該
フォーム表面よりの水分の蒸発はある程度は減少する
が、切り花へ給水される水は合成樹脂フィルムで覆って
いないものと変わらないので、該フォームに保持されて
いた水の減少をくい止める大きな効果が期待できるとは
言えない。さらにこの形態のものは、表面に小さな穴が
開けてあるとは言え、やはり使用前に水を吸水させる
際、吸水性に劣り、合成樹脂フィルムのないものに比べ
て十分な吸水をさせるのに格段に長い時間を必要とす
る。また、合成樹脂フィルムの表面に小さな穴が開けて
あっても、切り花の種類によっては、その柔らかい茎を
痛めることがある。
【0005】また、鉢植え等園芸の分野で使用されてい
る、ウォターホルダーや植物の活性剤、栄養剤のアンプ
ルなどは、切り花用の吸水性フォームに挿して使用しよ
うとしても、挿す対象が土と吸水性フォームという全く
異なったものであるので、該フォームの給水を必要とし
ている部位への的確で且つ十分な給水が困難であり、該
フォームに水等を供給するための実用性は望めない。
【0006】本発明の目的は、フラワーアレンジメント
に使用される切り花用の吸水性フォームに予め保持され
ていた水が、切り花への給水、該フォーム表面よりの水
分の蒸発等により徐々に減少することにより、切り花へ
の給水の用をなさなくなり、切り花の寿命を縮める結果
となるのを防ぐために、該フォームへ十分に的確に給水
できる、水等の給水具を提供することにある。なお、水
等とは、水及び切り花用栄養剤又は延命剤等を含んだ水
を指す。
【0007】上記目的を達成するため、本発明者は以下
に述べる研究経過を経て本発明に到達した。医療用具の
点滴に使用されている液体滴下手段を、上記目的の給水
具に採用してみると、切り花用の吸水性フォームの水の
保持状態に関係なく常に一定量の水が供給されるため、
該フォームの吸水能力以上に供給された水は該フォーム
より漏れ出てしまい、使用時にフラワーアレンジメント
周囲を汚してしまう。次に、一端が開放され他端が閉じ
られた円筒形状(例えば、写真用フィルムケース形状)
の容器を上記目的の給水具に採用し、該容器の開口部を
上に向け該容器に水を入れた後、予め十分に水を吸水さ
せた該フォームを上方より該容器に挿入し、その後、使
用時の状態になるよう上下を返す。この場合、該容器は
該フォームに予め保持されていた水の減少に応じて該フ
ォームに給水する給水具としての機能を果たすことがで
きる。しかし該容器に水を入れた後、該フォームに挿入
する際、給水に使用する十分な水を該容器中に確保する
ためには、上記のような手順を経て使用準備がされなけ
ればならなく、繁雑さは避けられない。さらに、上記の
ように上下を返す行程をとるため、切り花等を飾り付け
た後に給水具を該フォームに挿入することはできず、実
際には使用しづらいものと言える。また、一度フラワー
アレンジメントに使用した吸水性フォームには切り花等
を挿した際の挿入孔が残るが、この挿入孔の残った吸水
性フォームを再度フラワーアレンジメントに使用するこ
とは一般的に行われている。このような挿入孔のある該
フォームを使用する場合には、該容器の開口部を該フォ
ームへ挿入する際、その挿入部に切り花による挿入孔が
ある場合には、該挿入孔を通じて空気が流入し、そのた
め該容器内の水が該容器開口部より一気に流れ出てしま
い、上記目的を果たさなくなる。そのため該挿入孔の無
い吸水性フォームを使用するか、又は、該挿入孔の有る
吸水性フォームを再度使用する場合は該挿入孔を避けて
該容器を挿入しなければならず、経済性、実用性からも
使用しづらいものである。
【0008】上記の不都合を克服すべく、上記の容器の
開口部の位置及び大きさを検討し、さらに、切り花用の
吸水性フォームに切り花による挿入孔を避けて該容器を
挿入できるように、また、該フォームに容易に挿入でき
るように、該フォームへの挿入部の径、大きさ、形状を
検討していった。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、第一の発明
は、切り花用の吸水性フォームへ挿し込んで使用される
水等の給水具であって、液体収容容器本体と、給水孔を
有する吸水性フォームへの挿入部とからなり、挿入部の
側壁に給水孔を有することを特徴とする、切り花用の吸
水性フォームへの水等の給水具であり、第二の発明は、
切り花用の吸水性フォームへ挿し込んで使用される水等
の給水具であって、液体収容容器本体と、給水孔を有す
る吸水性フォームへの挿入部とからなり、挿入部の側壁
に給水孔を有し、さらに燭台としての機能を有すること
を特徴とする、切り花用の吸水性フォームへの水等の給
水具であり、第三の発明は、第一の発明に記載の給水具
に装着して使用され、燭台としての機能を有することを
特徴とする、第一の発明に記載の給水具の付属カバーで
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、上記本発明の切り花用の
吸水性フォームへの水等の給水具の一例を図面にて説明
する。図1は、本発明の切り花用の吸水性フォームへの
水等の給水具の一例の斜視図である。該給水具4は、水
等を入れる液体収容容器本体1と、吸水性フォームへの
挿し込みを容易にするための吸水性フォームへの挿入部
2とからなり、該挿入部2の側壁に給水孔3を有してい
る。また図2及び図3は、本発明の切り花用の吸水性フ
ォームへの水等の給水具の他の一例の斜視図である。さ
らに図4は、本発明の燭台としての機能を有する切り花
用の吸水性フォームへの水等の給水具と、本発明の燭台
としての機能を有する付属カバーを装着した本発明の切
り花用の吸水性フォームへの水等の給水具の一例の斜視
図であり、図5は、本発明の案内表示としての機能を有
したり装飾品としてのデザインを施された切り花用の吸
水性フォームへの水等の給水具と、それぞれの機能を有
したり装飾品としてのデザインを施された付属カバーを
装着した本発明の切り花用の吸水性フォームへの水等の
給水具の一例の側面図である。さて、この該給水具4に
水等を収容させた後、予め十分に水を吸水させた該フォ
ーム7に挿入する。該給水具4の該給水孔3近傍の該フ
ォーム7が十分な吸水状態であれば該給水具4内の水等
は該給水孔3から該フォーム7に供給されることはない
が、時間が経ち該フォーム7に保持されていた水が徐々
に減少し該給水孔3近傍の該フォーム7が乾燥気味にな
ってくると、該フォーム7内の空気と該給水具4内の水
等とが置き換わる形で該フォーム7に給水されていく。
この給水は該フォーム7の乾燥具合に応じて、乾燥して
くれば該フォーム7に水等が供給され、それと置き換わ
る形で空気が該給水具4内に入り、給水が十分になれば
該フォーム7への水等の供給はストップする。つまり、
該給水具4は云わば自動給水機能の働きを果たすもので
ある。
【0011】本発明者は、園芸の分野で使用されてい
る、植物の活性剤、栄養剤のアンプルに類似した形態
の、挿入部先端に給水孔を設けた給水具も試作し試験し
たが、該給水具内の水のほとんどが該挿入部下方へ給水
され、該挿入部下方よりもむしろ給水を主として必要と
している吸水性フォーム7上方部への給水は、あまり行
われなかった。またこの挿入部先端に給水孔を設けた給
水具を使用した場合、本来、給水されるべき乾燥気味と
なっている部位は該給水孔よりも上方であるのに、給水
は下方に向けてのみ行われるため、下方に向けての給水
が過多となり、ハンギングフラワー形式のフラワーアレ
ンジメントに使用した場合には、該フォーム7下面から
水が漏れ出る現象も観察された。一方、図1ないし図4
に示す本発明の水等の給水具4においては、該挿入部2
の側壁に該給水孔3が設けられており、該挿入部2の側
方方向へ給水することにより、該フォームの下方部より
もむしろより給水を必要とされる該フォーム7の上方部
の乾燥に十分対応でき、該フォーム7がその部位を問わ
ず十分な含水状態に置かれることが可能となる。このよ
うにして該フォーム7が常に十分な含水状態に置かれる
ことで、切り花への水の供給は常に十分に行われ、これ
により、切り花用の吸水性フォームを使用しフラワーア
レンジメントを施した状態のまま、24時間以上切り花
の鮮度を保つことが可能となった。
【0012】本発明の切り花用の吸水性フォームへの水
等の給水具4において、液体収容容器本体1と吸水性フ
ォームへの挿入部2とは、図1に示すように連続して形
成された一体型としてもよく、また別部品とし合成樹脂
製等の管等の連結手段で連結させてもよい。図3(d)
に示すように該収容容器本体1と該挿入部2とをパイプ
状の連結手段で連結させ、該収容容器本体1と該挿入部
2とを距離を保って配置することもできる。さらに、図
3(c)に示すように該収容容器本体1と該挿入部2と
の連結部を蛇腹状に形成してもよい。このような形態の
該給水具4を使用すれば、フラワーアレンジメントの邪
魔にならない配置で該給水具4を使用することが容易に
でき、フラワーアレンジメントに隠れる形態で使用され
る該給水具4ではより好ましい。
【0013】本発明の切り花用の吸水性フォームへの水
等の給水具4における液体収容容器本体1の形状及び大
きさは特に限定されないが、図6ないし図8に示すよう
なフラワーアレンジメントに隠れる形態で使用される該
給水具4においては、必要とされる液体量の確保、取り
扱いの容易さ、フラワーアレンジメントの邪魔にならな
いよう、目立たず切り花8の陰に隠れる大きさ、などを
考え合わせ適切と思われる条件を満たすには図1ないし
図3に示すような形状のものが好ましく、また液体収容
量は10〜300cc程度が好ましく、さらには30〜
50cc程度が望ましい。さらに図4及び図5に示すよ
うな、燭台としての機能やその他それぞれの機能を有し
ていたり装飾品としてのデザインを施された該給水具4
や、燭台としての機能やその他それぞれの機能を有して
いたり装飾品としてのデザインを施された該給水具4の
付属カバー9を装着して使用する該給水具4において
は、それぞれの機能やデザインが必要とする形状及び大
きさを任意にとることができる。ここで図5(c)は、
吸水性フォームへの挿入部2を複数個有し、又燭台とし
ての機能をも兼ね備えた該給水具4の一例を示してい
る。
【0014】本発明の切り花用の吸水性フォームへの水
等の給水具4における吸水性フォームへの挿入部2の形
状及び大きさは、吸水性フォーム7に挿入可能な形であ
れば特に限定されないが、該フォーム7への挿入、抜き
取りのしやすさを考慮すると、図1ないし図3に示すよ
うな先端に向けて狭窄となった形状であることが好まし
く、円錐、円錐台、多角錐、多角錐台等の形状を用いる
のが好ましい。さらにその大きさは、吸水性フォーム7
への挿入や、抜き取り後は該フォーム7に該挿入部2の
穴が残ることや、該フォーム7の通常の使用サイズ等を
考慮すると、先端方向への長さ10〜80mm程度で、
径が5〜20mm程度であることが好ましいと言える。
さらに、先端方向への長さ20〜40mm程度、径が1
0〜15mm程度のものがより実用的であり、望まし
い。
【0015】また本発明の切り花用の吸水性フォームへ
の水等の給水具4における液体収容容器本体1および吸
水性フォームへの挿入部2の材質としては、水等の液体
を漏らさないものであれば特に限定されず、合成樹脂、
ガラス、陶磁器、金属、防水加工を施した紙や布等が使
用可能である。とりわけ、合成樹脂は、成形性に優れ安
価であり、その成形品の取り扱いの簡便、簡易さ等によ
り、本発明の該給水具の材質として望ましいものであ
る。
【0016】本発明の切り花用の吸水性フォームへの水
等の給水具4における吸水性フォームへの挿入部2に設
けられた給水孔3は、該挿入部2の側壁に設けられる。
該給水孔3の大きさを変えて実験を繰り返した結果、該
給水孔3の大きさが小さすぎるとスムーズな給水が困難
になることなどから、該給水具4の、該フォーム7の乾
燥具合に応じた自動給水機能を十分に発揮させ、該フォ
ーム7へ適度な給水をするために好ましい該給水孔3の
大きさは、その直径が1〜8mm程度のものであった。
さらに、その直径が2〜4mmであれば望ましいもので
あると言える。また、該給水孔3の個数、その形状及び
位置は、該挿入部2の長さ、大きさ等も考慮に入れ適宜
決定すればよく特に限定するものではないが、該挿入部
2の好ましいサイズ等に照らし合わせて考慮していく
と、該フォーム7への適度な給水のためには、該給水孔
3の個数は3〜20個であることが好ましく、さらに
は、3〜8個であることが望ましい。
【0017】本発明の切り花用の吸水性フォームへの水
等の給水具4の使用時に水等を収容させる手段として
は、図2に示すように吸水性フォームへの挿入部2先端
にキャップ部5を設け、該キャップ部5を外して該給水
具4内部に水等を満たした後、再び該キャップ部5を装
着し使用する形態や、図1(b)に示すようにキャップ
部5を設けず給水孔3より水等を吸い込んで使用する形
態等が使用可能である。中でも該挿入部2先端にキャッ
プ部5を設ける形態は、取り扱いの簡便さや注入の失敗
のなさなどから、好ましいものと言える。
【0018】本発明の切り花用の吸水性フォームへの水
等の給水具4における液体収容容器本体1、又は吸水性
フォームへの挿入部2に、ネジ込みやはめ込み等により
脱着可能部6を設けてもよい。該給水具4に水等を収容
させる時、脱着可能部6を外して水等を入れその後脱着
可能部6を装着すれば、水等の収容が容易にできる。フ
ラワーアレンジメントを長時間保持する際、該給水具4
の水等の収容量が不足する場合もある。この場合、該給
水具4に収容された水等が全て該フォーム7に給水され
た後に、再び該給水具4に水等を収容し使用する場合な
どには、取り扱いが特に簡便で望ましいものと言える。
図3はその一例を示したものである。この場合、該給水
具4の使用時に、脱着可能部6より該給水具4内に空気
が洩れ入ると、吸水性フォーム7の乾燥具合に応じた自
動給水と関係なく、給水孔3から給水されてしまい、該
フォーム7の乾燥具合に応じた自動給水機能が発揮でき
なくなるので、空気が洩れ入ることの無いよう、十分な
配慮が必要である。
【0019】又、本発明の切り花用の吸水性フォームへ
の水等の給水具4は、図7ないし図9に示すようにフラ
ワーアレンジメントの邪魔にならないよう、目立たない
形態で使用されるものの他に、燭台としての機能など他
の機能をも兼ね備えて有していたり、フラワーアレンジ
メントを引き立たせるようなデザインを施し、装飾品と
してフラワーアレンジメントの一部としても使用され
る。図9及び図10は、その使用状態の一例を示したも
のであり、図9においては、該給水具4は燭台としての
機能をも有しており、その上部にキャンドルが立てられ
ている。近年、結婚式の披露宴において増えているキャ
ンドルを使用したフラワーアレンジメントにおいて用い
れば、切り花の鮮度を保つための画期的な手段となる。
図10においては、該給水具4は装飾品としてのデザイ
ンを施されフラワーアレンジメントの一部として使用さ
れている。さらに、燭台に限らず他の機能、例えば案内
表示、目印、広告宣伝、メッセージ伝達、情報発信等の
機能を持たしたり、図柄、デザイン等の装飾(例えばマ
スコットやキャラクター等)を併せて施してもよい。ま
た、これらの機能や装飾品としてのデザインは該給水具
4自身に備えられるほかに、これらの機能を持った該給
水具4の付属カバー9を該給水具4に装着させることで
該給水具4に機能を併せて持たせたり装飾品としてのデ
ザインを施したりすることもできる。
【0020】本発明の切り花用の吸水性フォームへの水
等の給水具4に装着して使用される付属カバー9の形
状、大きさ、材質等は、使用する該給水具4に装着が可
能な形状、大きさ、材質等であれば、特に限定されず、
それぞれの、必要とされる機能が十分に発揮され、ま
た、該付属カバー9に施されるデザインが必要とするな
ら、任意に決定することができる。
【0021】
【実施例】次に、本発明の切り花用の吸水性フォームへ
の水等の給水具を実施例及び比較例を用いてさらに具体
的に説明する。実施例、比較例;サイズが80mm×1
10mm×120mmの直方体形状の吸水性フォーム
(商品名:オアシス)6個を、水を張った水槽に漬け込
み自然吸水により十分に水を吸水させ、その後該フォー
ムそれぞれに、同数の同じ長さに切った薔薇の切り花を
該フォームの底面を除いたすべての面にほぼ等間隔に挿
した。そのうちの3個には該給水具の挿入部側壁に直径
2mmの給水孔4個を有する図2に示す本発明の給水具
に30mlの水を収容したものを5個、該フォームの上
面に等間隔で挿入した。これを実施例サンプルとした。
残り3個を比較例サンプルとした。これら6個のサンプ
ルを、該給水具を挿入した上面及び切り花が挿されてい
ない底面がほぼ水平となるように、紐で宙づり状態とし
室内に24時間放置し、時間経過に伴う各サンプルの切
り花の鮮度及び該フォームの乾燥の程度、また、該給水
具の給水状態を観察した。
【0022】比較例サンプルにおいては、10時間後か
ら吸水性フォーム表面が乾燥気味となり始め、半数以上
の切り花で鮮度の低下が観察され、18時間後にはすべ
ての切り花で鮮度の低下が見られた。観察を終了した2
4時間後には大部分の切り花がしおれ気味となり、その
鮮度は格段に低下していた。また、観察終了時において
は該フォームは全体が乾燥気味となっていた。実施例サ
ンプルにおいては、該フォームの乾燥に応じて本発明の
給水具から該フォームに十分に効果的に給水が行われ、
該フォーム全体に潤いが保たれており、比較例サンプル
においては一部の切り花に鮮度の低下が見られ出した1
0時間後もほとんどの切り花で鮮度が保たれていた。さ
らに、観察中においてすべての切り花に鮮度の低下は見
られず、観察を終了した24時間後にもすべての切り花
は鮮度が保たれた状態であった。また、観察終了時にお
いても該フォームは上方部も含めて全体が十分に潤って
いた。
【0023】
【発明の効果】上記構成により、本発明の切り花用の吸
水性フォームへの水等の給水具を使用すれば、吸水性フ
ォームに保持されていた水が、切り花への給水、該フォ
ーム表面よりの水分の蒸発等により減少し切り花へ給水
されにくくなると、該給水具より該フォームへ十分に的
確に給水が行われ、切り花に常に十分な給水ができるこ
ととなる。これにより切り花用の吸水性フォームを使用
しフラワーアレンジメントを施した状態のまま、24時
間以上切り花の鮮度を保つことが可能となった。特にこ
れまで有効な給水手段のなかった、吊り下げ形式やハン
ギングフラワー形式のフラワーアレンジメントには、切
り花の鮮度を保つための画期的な道具であり、本発明の
該給水具は、今までにないフラワーアレンジメントの演
出、装飾効果を上げることを可能にするものである。さ
らに、該給水具に燭台としての機能などのよりいっそう
の機能性を持たしたり、該給水具自身に装飾品としてフ
ラワーアレンジメントを引き立てるデザインを施すなら
ば、より機能的で使いやすく、またより一層華やかで使
用雰囲気に合ったフラワーアレンジメントの演出が可能
となる。また、燭台等の機能を有していたり装飾品とし
てのデザインを施した該給水具の付属カバーを該給水具
に装着させることにより、これらの機能を発揮させたり
装飾品としてのデザインを施すこともできる。この形態
で使用するなら、該給水具に、そのときに必要とされる
機能、デザインを手軽に付加させることが可能であり、
又必要に応じ交換することも簡単にできる。この様に、
本発明の該給水具及び該付属カバーを使用すれば、フラ
ワーアレンジメントの演出の用途、場所、形態の範囲を
大幅に広げ、多様な用途での多彩なフラワーアレンジメ
ントの演出、装飾が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の切り花用の吸水性フォームへの水等の
給水具の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明の切り花用の吸水性フォームへの水等の
給水具の他の一例を示す斜視図である。
【図3】本発明の切り花用の吸水性フォームへの水等の
給水具のさらに他の一例を示す斜視図である。
【図4】本発明の切り花用の吸水性フォームへの水等の
給水具のさらに他の一例を示す斜視図である。
【図5】本発明の切り花用の吸水性フォームへの水等の
給水具のさらに他の一例を示す側面図である。
【図6】本発明の切り花用の吸水性フォームへの水等の
給水具の使用状態の一例を示す斜視図である。
【図7】本発明の切り花用の吸水性フォームへの水等の
給水具の使用状態の他の一例を示す斜視図である。
【図8】本発明の切り花用の吸水性フォームへの水等の
給水具の使用状態のさらに他の一例を示す斜視図であ
る。
【図9】本発明の切り花用の吸水性フォームへの水等の
給水具の使用状態のさらに他の一例を示す斜視図であ
る。
【図10】本発明の切り花用の吸水性フォームへの水等
の給水具の使用状態のさらに他の一例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 液体収容容器本体 2 吸水性フォームへの挿入部 3 給水孔 4 給水具 5 キャップ部 6 脱着可能部 7 吸水性フォーム 8 切り花 9 給水具に装着して使用される付属カバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切り花用の吸水性フォームへ挿し込んで
    使用される水等の給水具であって、液体収容容器本体
    と、給水孔を有する吸水性フォームへの挿入部とからな
    り、挿入部の側壁に給水孔を有することを特徴とする、
    切り花用の吸水性フォームへの水等の給水具。
  2. 【請求項2】 切り花用の吸水性フォームへ挿し込んで
    使用される水等の給水具であって、液体収容容器本体
    と、給水孔を有する吸水性フォームへの挿入部とからな
    り、挿入部の側壁に給水孔を有し、さらに燭台としての
    機能を有することを特徴とする、切り花用の吸水性フォ
    ームへの水等の給水具。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の給水具に装着して使用さ
    れ、燭台としての機能を有することを特徴とする、請求
    項1記載の給水具の付属カバー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015066183A1 (en) * 2013-11-01 2015-05-07 Provide Commerce, Inc. Watering device
KR20190002166A (ko) * 2017-06-29 2019-01-08 윤영채 표고버섯재배를 위한 원목을 이용한 장치 및 이를 이용한 표고버섯재배방법

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