JPH1115541A - 電源安定化回路および電源安定化回路を備えたpll回路 - Google Patents
電源安定化回路および電源安定化回路を備えたpll回路Info
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- JPH1115541A JPH1115541A JP9181707A JP18170797A JPH1115541A JP H1115541 A JPH1115541 A JP H1115541A JP 9181707 A JP9181707 A JP 9181707A JP 18170797 A JP18170797 A JP 18170797A JP H1115541 A JPH1115541 A JP H1115541A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 通常のデジタル信号処理用の半導体集積回路
チップ内に設けるための電源安定化回路であり、急激な
電源電圧変動を避けなければならない回路(PLL回路
内の電圧制御発振器等)に安定電源を供給する回路を提
供する。 【解決手段】 外部から供給される電源の高電位側170
と低電位側160の間に基準電圧173を発生する基準電圧発
生回路120を接続し、高電位側170と負荷回路110との間
に直列に挿入されたPチャネル型MOSトランジスタ10
0を接続し、上記負荷回路110にかかる電圧171を上記基
準電圧173と比較する電圧比較回路130を設け、該電圧比
較回路130の出力をPチャネル型MOSトランジスタ100
のゲートに供給し、該MOSトランジスタ100を制御す
ることにより、負荷回路110にかかる電圧を一定に保
つ。上記基準電圧発生回路120は、抵抗分圧回路121およ
び122とローパスフィルタ123および124により構成す
る。
チップ内に設けるための電源安定化回路であり、急激な
電源電圧変動を避けなければならない回路(PLL回路
内の電圧制御発振器等)に安定電源を供給する回路を提
供する。 【解決手段】 外部から供給される電源の高電位側170
と低電位側160の間に基準電圧173を発生する基準電圧発
生回路120を接続し、高電位側170と負荷回路110との間
に直列に挿入されたPチャネル型MOSトランジスタ10
0を接続し、上記負荷回路110にかかる電圧171を上記基
準電圧173と比較する電圧比較回路130を設け、該電圧比
較回路130の出力をPチャネル型MOSトランジスタ100
のゲートに供給し、該MOSトランジスタ100を制御す
ることにより、負荷回路110にかかる電圧を一定に保
つ。上記基準電圧発生回路120は、抵抗分圧回路121およ
び122とローパスフィルタ123および124により構成す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路チ
ップの内部に供給される電源の電圧を安定化する電源安
定化回路に係り、特に、通常のデジタル信号処理用の半
導体集積回路チップ内に搭載できる電源安定化回路に関
する。
ップの内部に供給される電源の電圧を安定化する電源安
定化回路に係り、特に、通常のデジタル信号処理用の半
導体集積回路チップ内に搭載できる電源安定化回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の電源安定化回路としては、例えば
昭和60年1月25日に日刊工業新聞社から発行された
「ビデオ教材:入門エレクトロニクス講座 アナログ回
路編」という本の5−23ページの図3.6に記載され
た例がある。上記従来の電源安定化回路は、図9(上記
図3.6に記載された回路)に示されるように外部から
供給される電源の高電位側と負荷回路の間にNPN型の
バイポーラトランジスタが挿入され、負荷回路にかかる
電圧Voが一定になるように上記バイポーラトランジス
タのベース電圧VBを制御するように構成されるのが一
般的である。バイポーラトランジスタをこのように使っ
た回路は、一般的にエミッタフォロワと称される。ま
た、従来の電源安定化回路に使用される基準電圧発生回
路では、この図に示されるようにツェナーダイオードV
Zを使って常に一定の基準電圧を発生するのが一般的で
ある。
昭和60年1月25日に日刊工業新聞社から発行された
「ビデオ教材:入門エレクトロニクス講座 アナログ回
路編」という本の5−23ページの図3.6に記載され
た例がある。上記従来の電源安定化回路は、図9(上記
図3.6に記載された回路)に示されるように外部から
供給される電源の高電位側と負荷回路の間にNPN型の
バイポーラトランジスタが挿入され、負荷回路にかかる
電圧Voが一定になるように上記バイポーラトランジス
タのベース電圧VBを制御するように構成されるのが一
般的である。バイポーラトランジスタをこのように使っ
た回路は、一般的にエミッタフォロワと称される。ま
た、従来の電源安定化回路に使用される基準電圧発生回
路では、この図に示されるようにツェナーダイオードV
Zを使って常に一定の基準電圧を発生するのが一般的で
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電源安定化回路
は、負荷回路を搭載する半導体集積回路チップとは別の
半導体集積回路チップ内に構成され、負荷回路を搭載す
る半導体集積回路チップ内の全ての回路に一括して安定
化した電源を供給するのが一般的であった。
は、負荷回路を搭載する半導体集積回路チップとは別の
半導体集積回路チップ内に構成され、負荷回路を搭載す
る半導体集積回路チップ内の全ての回路に一括して安定
化した電源を供給するのが一般的であった。
【0004】通常は、負荷回路の中には大きな電源電圧
変動を引き起こし得るような大電流をスイッチングする
回路が混在するため、外部からせっかく安定な電源を供
給しても、半導体集積回路チップ内の電源電圧はその回
路が引き起こす大きな変動を含むことになる。そこで従
来は、引き起こす電源電圧変動の大きさによって負荷回
路をいくつかの種類(たとえば、出力回路と入力回路お
よび内部回路等)に分類し、半導体集積回路チップの中
ではその種類ごとに別々に電源配線を設けて別々の電源
ピンから供給することにより、大きな電源電圧変動がそ
のまま全ての回路には伝わらないようにしている。そう
すると、たとえばPLL回路に使用する電圧制御発振器
等のように急激な電源電圧変動を特に避けなければなら
ない回路がある場合、従来の方法ではその回路のための
電源配線や電源ピンを別途用意して安定化を図る必要が
あった。または、上記変動を避けるために、半導体集積
回路チップの中に大面積の容量性素子を搭載して安定化
を図る必要があった。そうすると、急激な電源電圧変動
を特に避けなければならない回路が多数ある場合には、
そのための電源ピンの数や電源配線または容量性素子の
占有面積の増大が深刻になる。本発明の第1の課題は、
急激な電源電圧変動を特に避けなければならない回路に
安定な電源を供給するための電源安定化回路を、通常の
デジタル信号処理用の半導体集積回路チップ内に設ける
ことである。
変動を引き起こし得るような大電流をスイッチングする
回路が混在するため、外部からせっかく安定な電源を供
給しても、半導体集積回路チップ内の電源電圧はその回
路が引き起こす大きな変動を含むことになる。そこで従
来は、引き起こす電源電圧変動の大きさによって負荷回
路をいくつかの種類(たとえば、出力回路と入力回路お
よび内部回路等)に分類し、半導体集積回路チップの中
ではその種類ごとに別々に電源配線を設けて別々の電源
ピンから供給することにより、大きな電源電圧変動がそ
のまま全ての回路には伝わらないようにしている。そう
すると、たとえばPLL回路に使用する電圧制御発振器
等のように急激な電源電圧変動を特に避けなければなら
ない回路がある場合、従来の方法ではその回路のための
電源配線や電源ピンを別途用意して安定化を図る必要が
あった。または、上記変動を避けるために、半導体集積
回路チップの中に大面積の容量性素子を搭載して安定化
を図る必要があった。そうすると、急激な電源電圧変動
を特に避けなければならない回路が多数ある場合には、
そのための電源ピンの数や電源配線または容量性素子の
占有面積の増大が深刻になる。本発明の第1の課題は、
急激な電源電圧変動を特に避けなければならない回路に
安定な電源を供給するための電源安定化回路を、通常の
デジタル信号処理用の半導体集積回路チップ内に設ける
ことである。
【0005】本発明の第1の課題を解決するためには、
以下に述べる本発明の第2および第3の課題を解決しな
ければならない。すなわち、半導体集積回路の性能向上
のためには素子の加工寸法の微細化が必須であり、これ
に伴って素子の耐圧が低下するため電源電圧の低下を余
儀なくされる。例えば、MOS集積回路の最高クロック
周波数が100MHz前後であった頃はゲート加工寸法
が0.5μmの素子を使っていたが、この素子には3.
0〜3.5Vの電源電圧をかけることができた。ゲート
加工寸法が0.3μmでは約2.5V前後になり、ゲー
ト加工寸法が0.2μmになると電源電圧は約2V以下
になると考えられる。更に微細化が進むと電源電圧も更
に低くなる。
以下に述べる本発明の第2および第3の課題を解決しな
ければならない。すなわち、半導体集積回路の性能向上
のためには素子の加工寸法の微細化が必須であり、これ
に伴って素子の耐圧が低下するため電源電圧の低下を余
儀なくされる。例えば、MOS集積回路の最高クロック
周波数が100MHz前後であった頃はゲート加工寸法
が0.5μmの素子を使っていたが、この素子には3.
0〜3.5Vの電源電圧をかけることができた。ゲート
加工寸法が0.3μmでは約2.5V前後になり、ゲー
ト加工寸法が0.2μmになると電源電圧は約2V以下
になると考えられる。更に微細化が進むと電源電圧も更
に低くなる。
【0006】一方、エミッタフォロワを使った引例の電
源安定化回路を動作させるためには、負荷回路にかかる
電圧Voより約0.6V高い電圧VBをバイポーラトラ
ンジスタのベース電極に加えなければならない。そのた
めには、図9に「Ap倍」と記されたアンプの電源電圧
としては負荷回路にかかる電圧Voより少なくとも0.
6V以上高い電圧が必要になる。この0.6Vという値
は半導体集積回路の材料であるシリコンという物質の物
理的な性質から決まる値であり、容易に小さくすること
はできない。更に、電源安定化回路の目的を考えると外
部から供給される電源の電圧は変動していることが前提
であり、その変動の下限が負荷回路にかかる電圧Voよ
り約0.6V高い電圧VB以上でなければならない。従
って、電源電圧が2V以下の半導体集積回路では、電源
安定化回路の負荷回路にかけ得る電圧Voは電源電圧の
70%未満となり、充分な電圧を得にくくなる。従来例
のNPN型のバイポーラトランジスタをPNP型のバイ
ポーラトランジスタに置き換えて電源の極性を逆にした
回路を使っても、ベース電極には負荷回路にかかる低い
側の電圧より更に約0.6V以上低い電圧を加えなけれ
ばならないため同じような問題が生じる。すなわち、エ
ミッタフォロワ回路を使った電源安定化回路では、電源
電圧が2V以下になると負荷回路にかけ得る電圧は外部
から供給される電源電圧の70%未満になってしまう。
源安定化回路を動作させるためには、負荷回路にかかる
電圧Voより約0.6V高い電圧VBをバイポーラトラ
ンジスタのベース電極に加えなければならない。そのた
めには、図9に「Ap倍」と記されたアンプの電源電圧
としては負荷回路にかかる電圧Voより少なくとも0.
6V以上高い電圧が必要になる。この0.6Vという値
は半導体集積回路の材料であるシリコンという物質の物
理的な性質から決まる値であり、容易に小さくすること
はできない。更に、電源安定化回路の目的を考えると外
部から供給される電源の電圧は変動していることが前提
であり、その変動の下限が負荷回路にかかる電圧Voよ
り約0.6V高い電圧VB以上でなければならない。従
って、電源電圧が2V以下の半導体集積回路では、電源
安定化回路の負荷回路にかけ得る電圧Voは電源電圧の
70%未満となり、充分な電圧を得にくくなる。従来例
のNPN型のバイポーラトランジスタをPNP型のバイ
ポーラトランジスタに置き換えて電源の極性を逆にした
回路を使っても、ベース電極には負荷回路にかかる低い
側の電圧より更に約0.6V以上低い電圧を加えなけれ
ばならないため同じような問題が生じる。すなわち、エ
ミッタフォロワ回路を使った電源安定化回路では、電源
電圧が2V以下になると負荷回路にかけ得る電圧は外部
から供給される電源電圧の70%未満になってしまう。
【0007】また、バイポーラトランジスタをMOSト
ランジスタに置き換えても、以下のように同じような問
題が生じる。バイポーラトランジスタをMOSトランジ
スタに置き換える場合、NPN型のバイポーラトランジ
スタはNチャネル型のMOSトランジスタに対応し、従
来例の場合はNPN型のバイポーラトランジスタによる
エミッタフォロワ回路がNチャネル型のMOSトランジ
スタによるソースフォロワ回路に置き換わる。ところ
で、MOSトランジスタに流し得る電流はゲート電極と
ソース電極の間にかける電圧の概ね2乗に比例する。そ
のため、ゲート電極とソース電極の間にかける電圧を電
源電圧の30%以下にすると、流し得る電流は100%
の電圧をかけた場合の10%以下になる。更に、殆どの
半導体集積回路チップではNチャネル型のMOSトラン
ジスタのバックバイアス電圧は負側の電源電圧であるた
め、従来例のバイポーラトランジスタをNチャネル型の
MOSトランジスタに置き換えた回路ではバックバイア
ス電圧はソース電圧よりVoだけ低い電圧となり、流し
得る電流は更に小さくなる。従って、負荷回路にかける
電圧Voを電源電圧の70%以上にするのは困難であ
る。Pチャネル型のMOSトランジスタを使って電源の
極性を逆にした回路でも、同様の問題が生じる。
ランジスタに置き換えても、以下のように同じような問
題が生じる。バイポーラトランジスタをMOSトランジ
スタに置き換える場合、NPN型のバイポーラトランジ
スタはNチャネル型のMOSトランジスタに対応し、従
来例の場合はNPN型のバイポーラトランジスタによる
エミッタフォロワ回路がNチャネル型のMOSトランジ
スタによるソースフォロワ回路に置き換わる。ところ
で、MOSトランジスタに流し得る電流はゲート電極と
ソース電極の間にかける電圧の概ね2乗に比例する。そ
のため、ゲート電極とソース電極の間にかける電圧を電
源電圧の30%以下にすると、流し得る電流は100%
の電圧をかけた場合の10%以下になる。更に、殆どの
半導体集積回路チップではNチャネル型のMOSトラン
ジスタのバックバイアス電圧は負側の電源電圧であるた
め、従来例のバイポーラトランジスタをNチャネル型の
MOSトランジスタに置き換えた回路ではバックバイア
ス電圧はソース電圧よりVoだけ低い電圧となり、流し
得る電流は更に小さくなる。従って、負荷回路にかける
電圧Voを電源電圧の70%以上にするのは困難であ
る。Pチャネル型のMOSトランジスタを使って電源の
極性を逆にした回路でも、同様の問題が生じる。
【0008】他の公知の電源電圧調整回路として、特開
平7−182053号として開示された回路がある。し
かし、この回路でもFET40において1.7〜2Vの
電圧降下が生じるような説明があり、0.6V以下の電
圧降下で安定な電源電圧を得る方法については述べられ
ていない。また、この回路では外部から加える電源電圧
が急激に変動すると、基準電圧VREFも直ちに変動す
るため、出力電圧Vを安定化させるためには、外付けの
大きな容量素子70が必要になる。すなわち、この公知
例の回路には電源電圧を下げる作用はあるが安定化させ
る作用はない。また、他の公知の電源回路として、特開
平8−147050号として開示された回路があるが、
この回路はバイポーラトランジスタQ1が高速動作が困
難な飽和状態で動作するように構成されているため、電
源電圧が急激に変動した時に安定な出力電圧が得られ
る。
平7−182053号として開示された回路がある。し
かし、この回路でもFET40において1.7〜2Vの
電圧降下が生じるような説明があり、0.6V以下の電
圧降下で安定な電源電圧を得る方法については述べられ
ていない。また、この回路では外部から加える電源電圧
が急激に変動すると、基準電圧VREFも直ちに変動す
るため、出力電圧Vを安定化させるためには、外付けの
大きな容量素子70が必要になる。すなわち、この公知
例の回路には電源電圧を下げる作用はあるが安定化させ
る作用はない。また、他の公知の電源回路として、特開
平8−147050号として開示された回路があるが、
この回路はバイポーラトランジスタQ1が高速動作が困
難な飽和状態で動作するように構成されているため、電
源電圧が急激に変動した時に安定な出力電圧が得られ
る。
【0009】本発明の第2の課題は、電源電圧が低い場
合(概ね2V以下)でも充分な電圧(電源電圧の概ね7
0%程度以上の電圧)を負荷回路にかけ得る電源安定化
回路を実現することである。また、従来の電源安定化回
路では、従来例にも示されているようにツェナーダイオ
ードを使用して基準電圧を発生するのが一般的である。
しかしながら、通常のデジタル信号処理用の半導体集積
回路チップ内にツェナーダイオードを搭載するために
は、通常の製造工程の一部を変更もしくは追加すること
が必要であり、製造コストの増大を招くことになる。本
発明の第3の課題は、通常のデジタル信号処理用の半導
体集積回路チップにおいて、特別な工程を使用すること
なく実現できる電源安定化回路を提供することである。
合(概ね2V以下)でも充分な電圧(電源電圧の概ね7
0%程度以上の電圧)を負荷回路にかけ得る電源安定化
回路を実現することである。また、従来の電源安定化回
路では、従来例にも示されているようにツェナーダイオ
ードを使用して基準電圧を発生するのが一般的である。
しかしながら、通常のデジタル信号処理用の半導体集積
回路チップ内にツェナーダイオードを搭載するために
は、通常の製造工程の一部を変更もしくは追加すること
が必要であり、製造コストの増大を招くことになる。本
発明の第3の課題は、通常のデジタル信号処理用の半導
体集積回路チップにおいて、特別な工程を使用すること
なく実現できる電源安定化回路を提供することである。
【0010】また、本発明の第4の課題は、PLL回路
に使用する電圧制御発振器等に、安定な電源を供給する
ために好適な電源安定化回路を提供することである。
に使用する電圧制御発振器等に、安定な電源を供給する
ために好適な電源安定化回路を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、外部から供給される電源を使って基準電
圧を発生する基準電圧発生回路と、前記外部から供給さ
れる電源と負荷回路との間に直列に挿入されるトランジ
スタと、前記負荷回路にかかる電圧を前記基準電圧と比
較する電圧比較回路を備え、前記電圧比較回路の比較結
果に応じて前記トランジスタを制御することにより、前
記負荷回路にかかる電圧を一定に保つように構成された
電源安定化回路であって、前記基準電圧発生回路と、前
記負荷回路と、前記直列に挿入されるトランジスタと、
前記電圧比較回路は、通常の半導体集積回路チップ内に
該チップ内の他の回路と共に搭載され、前記直列に挿入
されるトランジスタは、前記外部から供給される電源の
高電位側と前記負荷回路の間に挿入されたPチャネル型
のMOSトランジスタ、または、前記外部から供給され
る電源の低電位側と前記負荷回路の間に挿入されたNチ
ャネル型のMOSトランジスタであり、前記電圧比較回
路の出力は前記MOSトランジスタのゲートに供給され
るようにしている。
め、本発明は、外部から供給される電源を使って基準電
圧を発生する基準電圧発生回路と、前記外部から供給さ
れる電源と負荷回路との間に直列に挿入されるトランジ
スタと、前記負荷回路にかかる電圧を前記基準電圧と比
較する電圧比較回路を備え、前記電圧比較回路の比較結
果に応じて前記トランジスタを制御することにより、前
記負荷回路にかかる電圧を一定に保つように構成された
電源安定化回路であって、前記基準電圧発生回路と、前
記負荷回路と、前記直列に挿入されるトランジスタと、
前記電圧比較回路は、通常の半導体集積回路チップ内に
該チップ内の他の回路と共に搭載され、前記直列に挿入
されるトランジスタは、前記外部から供給される電源の
高電位側と前記負荷回路の間に挿入されたPチャネル型
のMOSトランジスタ、または、前記外部から供給され
る電源の低電位側と前記負荷回路の間に挿入されたNチ
ャネル型のMOSトランジスタであり、前記電圧比較回
路の出力は前記MOSトランジスタのゲートに供給され
るようにしている。
【0012】また、前記負荷回路は、定常状態では一定
の周波数で発振する発振器であるようにしている。ま
た、前記負荷回路は、定常状態において流れる電流が高
周波の成分を除いてはほぼ一定な回路であるようにして
いる。また、前記外部から供給される電源の電圧は概ね
2V以下であり、前記負荷回路にかかる電圧は前記外部
から供給される電源の電圧の概ね70%以上であるよう
にしている。また、前記基準電圧発生回路は、前記外部
から供給される電源の電圧を抵抗性素子によって分圧す
る分圧回路と、前記分圧回路の出力電圧を平滑化するロ
ーパスフィルタによって構成されるようにしている。
の周波数で発振する発振器であるようにしている。ま
た、前記負荷回路は、定常状態において流れる電流が高
周波の成分を除いてはほぼ一定な回路であるようにして
いる。また、前記外部から供給される電源の電圧は概ね
2V以下であり、前記負荷回路にかかる電圧は前記外部
から供給される電源の電圧の概ね70%以上であるよう
にしている。また、前記基準電圧発生回路は、前記外部
から供給される電源の電圧を抵抗性素子によって分圧す
る分圧回路と、前記分圧回路の出力電圧を平滑化するロ
ーパスフィルタによって構成されるようにしている。
【0013】また、制御電圧に応じて発振周波数が変化
する電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器から出力さ
れるクロック信号と外部から供給されるリファレンス信
号の位相を比較する位相比較回路とを備え、前記位相比
較回路の比較結果に応じて制御電圧を変化させることに
より、前記クロック信号と前記リファレンス信号の位相
が一致するように構成されたPLL回路であって、該P
LL回路は、前記のいずれかの電源安定化回路が搭載さ
れた半導体集積回路内に搭載され、該PLL回路の前記
電圧制御発振器は前記電源安定化回路の負荷回路である
ようにしている。
する電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器から出力さ
れるクロック信号と外部から供給されるリファレンス信
号の位相を比較する位相比較回路とを備え、前記位相比
較回路の比較結果に応じて制御電圧を変化させることに
より、前記クロック信号と前記リファレンス信号の位相
が一致するように構成されたPLL回路であって、該P
LL回路は、前記のいずれかの電源安定化回路が搭載さ
れた半導体集積回路内に搭載され、該PLL回路の前記
電圧制御発振器は前記電源安定化回路の負荷回路である
ようにしている。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明による電源安定化回路の実
施の一形態を図1に示す。図1において、100はPチ
ャネル型のMOSトランジスタ、110は負荷回路、1
20は基準電圧発生回路、130は電圧比較回路として
作用する差動増幅回路、170は外部より供給される電
源の高電位側、160は外部より供給される電源の低電
位側、171は負荷回路110に加えられる電源の高電
位側、173は基準電圧となるノードである。また、1
11は負荷回路110に加えられる電源の電圧変動のう
ち短い周期で変動する成分を除去するための容量性素
子、121〜123は基準電圧発生回路120を構成す
る抵抗性素子、124は基準電圧発生回路120を構成
する容量性素子である。このうち、抵抗性素子121お
よび122は分圧回路を構成し、抵抗性素子123およ
び容量性素子124はローパスフィルタを構成する。1
74はPチャネル型のMOSトランジスタ100のゲー
ト電極のノードである。
施の一形態を図1に示す。図1において、100はPチ
ャネル型のMOSトランジスタ、110は負荷回路、1
20は基準電圧発生回路、130は電圧比較回路として
作用する差動増幅回路、170は外部より供給される電
源の高電位側、160は外部より供給される電源の低電
位側、171は負荷回路110に加えられる電源の高電
位側、173は基準電圧となるノードである。また、1
11は負荷回路110に加えられる電源の電圧変動のう
ち短い周期で変動する成分を除去するための容量性素
子、121〜123は基準電圧発生回路120を構成す
る抵抗性素子、124は基準電圧発生回路120を構成
する容量性素子である。このうち、抵抗性素子121お
よび122は分圧回路を構成し、抵抗性素子123およ
び容量性素子124はローパスフィルタを構成する。1
74はPチャネル型のMOSトランジスタ100のゲー
ト電極のノードである。
【0015】この回路をMOSトランジスタを含む半導
体集積回路チップの中に搭載する場合、容量性素子11
1および124は、MOSトランジスタのゲート電極と
チャネルの層間容量を利用すれば、小さな面積で大きな
容量値の容量性素子を実現することができる。分圧回路
を構成する抵抗性素子121および122は、その抵抗
値の比が設計値通りにでき上がる必要がある。そのため
には、MOSトランジスタのゲート電極を構成する層の
配線抵抗を利用すれば、比較的正確な抵抗値比で比較的
大きな抵抗値を実現することができる。抵抗性素子12
3は、容量性素子124と共に構成するローパスフィル
タの時定数を長くしてより安定な基準電圧を得るため、
なるべく抵抗値が大きくなるようにする。そのために
は、ゲート長が長くゲート幅が狭いPチャネル型のMO
Sトランジスタのソースとドレインの間の抵抗を使い、
そのゲート電極を160のノードに接続すれば大きな抵
抗値が実現できる。このように構成した抵抗性素子を数
個〜数十個直列に接続すれば、1MΩ程度の抵抗値も実
現できる。
体集積回路チップの中に搭載する場合、容量性素子11
1および124は、MOSトランジスタのゲート電極と
チャネルの層間容量を利用すれば、小さな面積で大きな
容量値の容量性素子を実現することができる。分圧回路
を構成する抵抗性素子121および122は、その抵抗
値の比が設計値通りにでき上がる必要がある。そのため
には、MOSトランジスタのゲート電極を構成する層の
配線抵抗を利用すれば、比較的正確な抵抗値比で比較的
大きな抵抗値を実現することができる。抵抗性素子12
3は、容量性素子124と共に構成するローパスフィル
タの時定数を長くしてより安定な基準電圧を得るため、
なるべく抵抗値が大きくなるようにする。そのために
は、ゲート長が長くゲート幅が狭いPチャネル型のMO
Sトランジスタのソースとドレインの間の抵抗を使い、
そのゲート電極を160のノードに接続すれば大きな抵
抗値が実現できる。このように構成した抵抗性素子を数
個〜数十個直列に接続すれば、1MΩ程度の抵抗値も実
現できる。
【0016】本発明の図1の回路と図9の従来例の回路
の本質的な違いは、従来例の回路はVBのノードの電圧
がVoのノードの電圧より約0.6V高くなければ動作
しないのに対し、図1の回路は174のノードの電圧と
171のノードの電圧の高低関係に特に制限が無い点に
ある。なお、本発明の電源安定化回路によって安定な電
源を供給される負荷回路110は、短い周期で繰り返し
変化する高周波成分を除いては負荷電流が急激に変化す
る成分が殆ど無いことが前提である。そのような回路の
例としてはクロック信号を発生する発振器等がある。
の本質的な違いは、従来例の回路はVBのノードの電圧
がVoのノードの電圧より約0.6V高くなければ動作
しないのに対し、図1の回路は174のノードの電圧と
171のノードの電圧の高低関係に特に制限が無い点に
ある。なお、本発明の電源安定化回路によって安定な電
源を供給される負荷回路110は、短い周期で繰り返し
変化する高周波成分を除いては負荷電流が急激に変化す
る成分が殆ど無いことが前提である。そのような回路の
例としてはクロック信号を発生する発振器等がある。
【0017】以下、図1の回路の動作について説明す
る。172のノードの電圧は、170と160のノード
の間に加えられる電源電圧を抵抗性素子121と122
による分圧回路で分圧した電圧であり、170と160
のノードの間に加えられる電源電圧が変動するとそれに
伴って172と160のノードの間の電圧も変動する。
173のノードの電圧は、172のノードの電圧を抵抗
性素子123と容量性素子124によるローパスフィル
タで平滑化した電圧であり、170と160のノードの
間に加えられる電源電圧が変動しても173と160の
ノードの間の電圧は急には変化せず、抵抗性素子123
の抵抗値と容量性素子124の容量値の積を時定数とし
てゆっくりと変化する。
る。172のノードの電圧は、170と160のノード
の間に加えられる電源電圧を抵抗性素子121と122
による分圧回路で分圧した電圧であり、170と160
のノードの間に加えられる電源電圧が変動するとそれに
伴って172と160のノードの間の電圧も変動する。
173のノードの電圧は、172のノードの電圧を抵抗
性素子123と容量性素子124によるローパスフィル
タで平滑化した電圧であり、170と160のノードの
間に加えられる電源電圧が変動しても173と160の
ノードの間の電圧は急には変化せず、抵抗性素子123
の抵抗値と容量性素子124の容量値の積を時定数とし
てゆっくりと変化する。
【0018】171のノードと173のノードの電圧の
関係は、171のノードの電圧が173のノードの電圧
より低い場合は、差動増幅回路130の作用により17
4のノードの電圧が下がってPチャネル型のMOSトラ
ンジスタ100に流れる電流が増加し、171のノード
の電圧が上昇するようになっている。
関係は、171のノードの電圧が173のノードの電圧
より低い場合は、差動増幅回路130の作用により17
4のノードの電圧が下がってPチャネル型のMOSトラ
ンジスタ100に流れる電流が増加し、171のノード
の電圧が上昇するようになっている。
【0019】逆に、171のノードの電圧が173のノ
ードの電圧より高い場合は、174のノードの電圧が上
がってPチャネル型のMOSトランジスタ100に流れ
る電流が減少し、171のノードの電圧が降下するよう
になっている。
ードの電圧より高い場合は、174のノードの電圧が上
がってPチャネル型のMOSトランジスタ100に流れ
る電流が減少し、171のノードの電圧が降下するよう
になっている。
【0020】従って、171のノードの電圧と173の
ノードの電圧がほぼ等しくなった時に釣り合って安定す
る。この時、174のノードの電圧と171のノードの
電圧の高低関係には特に制限が無く、174のノードの
電圧が171のノードの電圧と同程度もしくはそれ以下
になるように設計することもできる。171のノードの
電圧が173のノードの電圧にほぼ追従するためには、
MOSトランジスタ100に流れる電流が常に飽和する
状態にあればよい。従って、外部より170のノードに
供給される電源電圧と負荷回路110にかかる171の
ノードの電圧の差は、MOSトランジスタ100に飽和
電流を流すために必要なドレイン−ソース間電圧分だけ
あればよい。MOSトランジスタ100のゲート幅を大
きくすれば、この電圧を電源電圧の10%程度にするこ
とも可能である。
ノードの電圧がほぼ等しくなった時に釣り合って安定す
る。この時、174のノードの電圧と171のノードの
電圧の高低関係には特に制限が無く、174のノードの
電圧が171のノードの電圧と同程度もしくはそれ以下
になるように設計することもできる。171のノードの
電圧が173のノードの電圧にほぼ追従するためには、
MOSトランジスタ100に流れる電流が常に飽和する
状態にあればよい。従って、外部より170のノードに
供給される電源電圧と負荷回路110にかかる171の
ノードの電圧の差は、MOSトランジスタ100に飽和
電流を流すために必要なドレイン−ソース間電圧分だけ
あればよい。MOSトランジスタ100のゲート幅を大
きくすれば、この電圧を電源電圧の10%程度にするこ
とも可能である。
【0021】実際の設計に当たっては、電源電圧が急激
に変化する時の変動の許容幅分をその電圧に加えた電圧
がMOSトランジスタ100にかかるようにしておく。
具体的には、定常状態において抵抗性素子121にかか
る電圧が、電源電圧の急激な変動の許容幅とMOSトラ
ンジスタ100に飽和電流を流すのに必要なドレイン−
ソース間電圧の和以上になるように、抵抗性素子121
および122の抵抗値の比を設計しておく。例えば、M
OSトランジスタ100に飽和電流を流すために必要な
電圧が電源電圧の10%で、電源電圧が急に変化する場
合の変動の許容幅も電源電圧の10%とする場合、抵抗
性素子121および122の抵抗値の比が2:8となる
ように設計しておく。これにより、170と160のノ
ードの間にかかる電源電圧の平均値の80%に相当する
電圧が負荷回路110に常にかかり、電源電圧が許容限
度一杯まで変動しても、負荷回路110にかかる電圧は
急には変化しないことになる。
に変化する時の変動の許容幅分をその電圧に加えた電圧
がMOSトランジスタ100にかかるようにしておく。
具体的には、定常状態において抵抗性素子121にかか
る電圧が、電源電圧の急激な変動の許容幅とMOSトラ
ンジスタ100に飽和電流を流すのに必要なドレイン−
ソース間電圧の和以上になるように、抵抗性素子121
および122の抵抗値の比を設計しておく。例えば、M
OSトランジスタ100に飽和電流を流すために必要な
電圧が電源電圧の10%で、電源電圧が急に変化する場
合の変動の許容幅も電源電圧の10%とする場合、抵抗
性素子121および122の抵抗値の比が2:8となる
ように設計しておく。これにより、170と160のノ
ードの間にかかる電源電圧の平均値の80%に相当する
電圧が負荷回路110に常にかかり、電源電圧が許容限
度一杯まで変動しても、負荷回路110にかかる電圧は
急には変化しないことになる。
【0022】なお、図1の電源安定化回路はMOSトラ
ンジスタ100に流れる電流が急に変化するとMOSト
ランジスタ100にかかる電圧が変化するため、この電
流をなるべく一定に保つようにした方がより安定な電源
電圧が得られる。容量性素子111はそのために設けた
素子であり、負荷回路110に流れる電流のうち短い周
期で変化する高周波成分についてはこの容量性素子11
1が充放電して補うことによりMOSトランジスタ10
0に流れる電流を一定に保つように作用する。
ンジスタ100に流れる電流が急に変化するとMOSト
ランジスタ100にかかる電圧が変化するため、この電
流をなるべく一定に保つようにした方がより安定な電源
電圧が得られる。容量性素子111はそのために設けた
素子であり、負荷回路110に流れる電流のうち短い周
期で変化する高周波成分についてはこの容量性素子11
1が充放電して補うことによりMOSトランジスタ10
0に流れる電流を一定に保つように作用する。
【0023】以上述べたように、図1の電源安定化回路
を使えば、170と160のノードの間にかかる電源電
圧が急に変化しても、負荷回路110にかかる電圧が急
には変化しないようにすることができる。また、以上述
べた数値の例では、負荷回路110にかけることができ
る電源電圧は170と160のノードの間にかかる電源
電圧の平均値の約80%に相当する電圧となる。すなわ
ち、170と160のノードの間にかかる電源電圧の平
均値が2Vであれば、負荷回路110にかけることがで
きる電源電圧は約1.6Vになる。170と160のノ
ードの間にかかる電源電圧の平均値が2V以下であって
も、負荷回路110にかけることができる電源電圧は上
記平均値の約80%になる。
を使えば、170と160のノードの間にかかる電源電
圧が急に変化しても、負荷回路110にかかる電圧が急
には変化しないようにすることができる。また、以上述
べた数値の例では、負荷回路110にかけることができ
る電源電圧は170と160のノードの間にかかる電源
電圧の平均値の約80%に相当する電圧となる。すなわ
ち、170と160のノードの間にかかる電源電圧の平
均値が2Vであれば、負荷回路110にかけることがで
きる電源電圧は約1.6Vになる。170と160のノ
ードの間にかかる電源電圧の平均値が2V以下であって
も、負荷回路110にかけることができる電源電圧は上
記平均値の約80%になる。
【0024】次に、図1の回路の構成要素である差動増
幅回路130について、その構成の例を図2に示す。図
2において、201〜203はNチャネル型のMOSト
ランジスタ、204および205はPチャネル型のMO
Sトランジスタである。MOSトランジスタ202およ
び203のゲート幅は、互いに等しくかつMOSトラン
ジスタ201のゲート幅より充分大きくなるように設計
する。また、MOSトランジスタ204および205の
ゲート幅も互いに等しくなるように設計する。この中
で、MOSトランジスタ202および203はカレント
スイッチを構成し、MOSトランジスタ204および2
05はカレントミラーを構成する。
幅回路130について、その構成の例を図2に示す。図
2において、201〜203はNチャネル型のMOSト
ランジスタ、204および205はPチャネル型のMO
Sトランジスタである。MOSトランジスタ202およ
び203のゲート幅は、互いに等しくかつMOSトラン
ジスタ201のゲート幅より充分大きくなるように設計
する。また、MOSトランジスタ204および205の
ゲート幅も互いに等しくなるように設計する。この中
で、MOSトランジスタ202および203はカレント
スイッチを構成し、MOSトランジスタ204および2
05はカレントミラーを構成する。
【0025】図1の説明で述べたように171および1
73のノードと160のノードの間の電圧は電源電圧に
近く(図1で説明した数値の例では電源電圧の約80
%)、MOSトランジスタ202および203のゲート
幅がMOSトランジスタ201のゲート幅より充分大き
いため、MOSトランジスタ201に流れる電流は常に
飽和する状態にある。また、MOSトランジスタ202
および203のゲート幅がMOSトランジスタ201の
ゲート幅より充分大きいため、171と173のノード
の電圧がほぼ等しい時を除いては、MOSトランジスタ
202または203のいずれかがカットオフ状態にな
る。171のノードの電圧の方が173のノードの電圧
より高い場合は、MOSトランジスタ202がカットオ
フ状態になる。その時には、MOSトランジスタ203
および205はMOSトランジスタ201と同じ電流が
流れる程度に導通し、MOSトランジスタ204はMO
Sトランジスタ205と同じ程度に導通する。
73のノードと160のノードの間の電圧は電源電圧に
近く(図1で説明した数値の例では電源電圧の約80
%)、MOSトランジスタ202および203のゲート
幅がMOSトランジスタ201のゲート幅より充分大き
いため、MOSトランジスタ201に流れる電流は常に
飽和する状態にある。また、MOSトランジスタ202
および203のゲート幅がMOSトランジスタ201の
ゲート幅より充分大きいため、171と173のノード
の電圧がほぼ等しい時を除いては、MOSトランジスタ
202または203のいずれかがカットオフ状態にな
る。171のノードの電圧の方が173のノードの電圧
より高い場合は、MOSトランジスタ202がカットオ
フ状態になる。その時には、MOSトランジスタ203
および205はMOSトランジスタ201と同じ電流が
流れる程度に導通し、MOSトランジスタ204はMO
Sトランジスタ205と同じ程度に導通する。
【0026】MOSトランジスタ202がカットオフ状
態にあってMOSトランジスタ204が導通するから、
174のノードの電圧はほぼ170のノードの電圧まで
上昇する。171のノードの電圧の方が173のノード
の電圧より低い場合は、MOSトランジスタ202が導
通してMOSトランジスタ203はカットオフ状態にな
る。その時には、262のノードの電圧はMOSトラン
ジスタ205がMOSトランジスタ203の漏れ電流を
流し得る程度の電圧にまで上がる。MOSトランジスタ
204も、MOSトランジスタ205と同じゲート電圧
がかかっているから、カットオフに近い状態(漏れ電流
程度しか流れない状態)である。MOSトランジスタ2
04がカットオフに近い状態でMOSトランジスタ20
2は導通するから、174のノードの電圧はほぼ261
のノードの電圧まで降下する。この時の261のノード
の電圧は、MOSトランジスタ203がぎりぎりカット
オフ状態(漏れ電流程度が流れる状態)になる電圧、す
なわち、171のノードの電圧よりMOSトランジスタ
203のしきい電圧分だけ低い電圧である。
態にあってMOSトランジスタ204が導通するから、
174のノードの電圧はほぼ170のノードの電圧まで
上昇する。171のノードの電圧の方が173のノード
の電圧より低い場合は、MOSトランジスタ202が導
通してMOSトランジスタ203はカットオフ状態にな
る。その時には、262のノードの電圧はMOSトラン
ジスタ205がMOSトランジスタ203の漏れ電流を
流し得る程度の電圧にまで上がる。MOSトランジスタ
204も、MOSトランジスタ205と同じゲート電圧
がかかっているから、カットオフに近い状態(漏れ電流
程度しか流れない状態)である。MOSトランジスタ2
04がカットオフに近い状態でMOSトランジスタ20
2は導通するから、174のノードの電圧はほぼ261
のノードの電圧まで降下する。この時の261のノード
の電圧は、MOSトランジスタ203がぎりぎりカット
オフ状態(漏れ電流程度が流れる状態)になる電圧、す
なわち、171のノードの電圧よりMOSトランジスタ
203のしきい電圧分だけ低い電圧である。
【0027】従って図2の回路は、171のノードの電
圧の方が173のノードの電圧より高い場合は174の
ノードの電圧がほぼ170のノードの電圧まで上昇し、
171のノードの電圧の方が173のノードの電圧より
低い場合は174のノードの電圧は171のノードの電
圧よりMOSトランジスタ203のしきい電圧分だけ低
い電圧にまで降下するように動作する。
圧の方が173のノードの電圧より高い場合は174の
ノードの電圧がほぼ170のノードの電圧まで上昇し、
171のノードの電圧の方が173のノードの電圧より
低い場合は174のノードの電圧は171のノードの電
圧よりMOSトランジスタ203のしきい電圧分だけ低
い電圧にまで降下するように動作する。
【0028】図3と図4には、本発明による電源安定化
回路の実施の他の形態とその構成要素である差動増幅回
路の回路図を示す。図3の回路は、図1の電源安定化回
路のPチャネル型のMOSトランジスタをNチャネル型
のMOSトランジスタに置き換え、更に極性を入れ替え
た回路である。図3において、300はNチャネル型の
MOSトランジスタ、323は抵抗性素子、330は電
圧比較回路として作用する差動増幅回路である。図1の
抵抗性素子123の両端のノード172および173の
電圧は170のノードに加わる高い側の電源電圧に近い
のに対し、図3の抵抗性素子323の両端のノード16
2および163の電圧は160のノードに加わる低い側
の電源電圧に近くなる。従って、安定した抵抗値を得る
ため、抵抗性素子323はゲート長が長くゲート幅が狭
いNチャネル型のMOSトランジスタのソースとドレイ
ンの間の抵抗を使い、そのゲート電極を170のノード
に接続することにより構成する。また、図1の差動増幅
回路130はその入力である171および173のノー
ドに加わる電圧が170のノードに加わる高い側の電源
電圧に近いのに対し、図3の差動増幅回路330の入力
である161および163のノードに加わる電圧は16
0のノードに加わる低い側の電源電圧に近くなる。
回路の実施の他の形態とその構成要素である差動増幅回
路の回路図を示す。図3の回路は、図1の電源安定化回
路のPチャネル型のMOSトランジスタをNチャネル型
のMOSトランジスタに置き換え、更に極性を入れ替え
た回路である。図3において、300はNチャネル型の
MOSトランジスタ、323は抵抗性素子、330は電
圧比較回路として作用する差動増幅回路である。図1の
抵抗性素子123の両端のノード172および173の
電圧は170のノードに加わる高い側の電源電圧に近い
のに対し、図3の抵抗性素子323の両端のノード16
2および163の電圧は160のノードに加わる低い側
の電源電圧に近くなる。従って、安定した抵抗値を得る
ため、抵抗性素子323はゲート長が長くゲート幅が狭
いNチャネル型のMOSトランジスタのソースとドレイ
ンの間の抵抗を使い、そのゲート電極を170のノード
に接続することにより構成する。また、図1の差動増幅
回路130はその入力である171および173のノー
ドに加わる電圧が170のノードに加わる高い側の電源
電圧に近いのに対し、図3の差動増幅回路330の入力
である161および163のノードに加わる電圧は16
0のノードに加わる低い側の電源電圧に近くなる。
【0029】従って、図3の差動増幅回路330は、図
4に示すようにPチャネル型のMOSトランジスタ40
2および403によるカレントスイッチと、Nチャネル
型のMOSトランジスタ404および405によるカレ
ントミラーを使って構成する。図4の回路は、図2の差
動増幅回路のPチャネル型のMOSトランジスタとNチ
ャネル型のMOSトランジスタを互いに置き換え、更に
極性を入れ替えた構成である。図3および図4の回路の
動作は、極性が異なることを除いて図1および図2の回
路と同じである。
4に示すようにPチャネル型のMOSトランジスタ40
2および403によるカレントスイッチと、Nチャネル
型のMOSトランジスタ404および405によるカレ
ントミラーを使って構成する。図4の回路は、図2の差
動増幅回路のPチャネル型のMOSトランジスタとNチ
ャネル型のMOSトランジスタを互いに置き換え、更に
極性を入れ替えた構成である。図3および図4の回路の
動作は、極性が異なることを除いて図1および図2の回
路と同じである。
【0030】図5には、本発明による電源安定化回路
を、PLL回路内の電圧制御発振器の電源電圧を安定化
するために実施した場合の一形態を示す。この回路は、
本特許出願の出願人が既に出願した特許出願である特願
平8ー182773号の図23にて開示したPLL回路
の実施の一形態において、その中の電圧制御発振器の電
源電圧を安定化するために実施した例である。図5にお
いて、500は電源安定化回路、501は位相比較回
路、502は周波数比較回路、503は制御パルス発生
回路、504はチャージポンプ回路、505は電圧制御
発振器、506は分周回路、507はクロックバッファ
回路であり、500は電源電圧を安定化するために接続
した電源安定化回路である。この例における電源安定化
回路500は、図3に示した型の電源安定化回路とす
る。また、550は外部から入力されるリファレンス信
号、551は位相比較回路501の比較結果を表わす信
号、552は周波数比較回路502の比較結果を表わす
信号、553は制御パルス発生回路503の出力、55
4はチャージポンプ回路504から電圧制御発振器50
5へ供給されるアナログの制御電圧、555は電圧制御
発振器505の出力、556は分周回路506の出力、
557は各分配先へ供給される各相のクロック信号であ
る。また、560はクロック信号557の内の1つであ
り、位相比較回路501および周波数比較回路502に
おいてリファレンス信号550と位相および周波数を比
較する対象となるフィードバック信号である。この回路
が上記特願平8ー182773号の図23と異なる点
は、電源安定化回路500が存在することと、そのため
に電圧制御発振器505の構成が若干変わることであ
る。
を、PLL回路内の電圧制御発振器の電源電圧を安定化
するために実施した場合の一形態を示す。この回路は、
本特許出願の出願人が既に出願した特許出願である特願
平8ー182773号の図23にて開示したPLL回路
の実施の一形態において、その中の電圧制御発振器の電
源電圧を安定化するために実施した例である。図5にお
いて、500は電源安定化回路、501は位相比較回
路、502は周波数比較回路、503は制御パルス発生
回路、504はチャージポンプ回路、505は電圧制御
発振器、506は分周回路、507はクロックバッファ
回路であり、500は電源電圧を安定化するために接続
した電源安定化回路である。この例における電源安定化
回路500は、図3に示した型の電源安定化回路とす
る。また、550は外部から入力されるリファレンス信
号、551は位相比較回路501の比較結果を表わす信
号、552は周波数比較回路502の比較結果を表わす
信号、553は制御パルス発生回路503の出力、55
4はチャージポンプ回路504から電圧制御発振器50
5へ供給されるアナログの制御電圧、555は電圧制御
発振器505の出力、556は分周回路506の出力、
557は各分配先へ供給される各相のクロック信号であ
る。また、560はクロック信号557の内の1つであ
り、位相比較回路501および周波数比較回路502に
おいてリファレンス信号550と位相および周波数を比
較する対象となるフィードバック信号である。この回路
が上記特願平8ー182773号の図23と異なる点
は、電源安定化回路500が存在することと、そのため
に電圧制御発振器505の構成が若干変わることであ
る。
【0031】図6に、その電圧制御発振器505の実施
の一形態を示す。図6において、601〜607、62
1〜625および641はNチャネル型のMOSトラン
ジスタである。また、611〜617、630〜63
5、642および643はPチャネル型のMOSトラン
ジスタである。この中で、Nチャネル型のMOSトラン
ジスタ607のバックバイアスは外部から160のノー
ドに供給される低電位側の電源に接続し、その他のNチ
ャネル型のMOSトランジスタのバックバイアスは電源
安定化回路500から161のノードに供給される安定
化された電源に接続する。なお、Pチャネル型のMOS
トランジスタのバックバイアスは全て外部から170の
ノードに供給される高電位側の電源に接続する。
の一形態を示す。図6において、601〜607、62
1〜625および641はNチャネル型のMOSトラン
ジスタである。また、611〜617、630〜63
5、642および643はPチャネル型のMOSトラン
ジスタである。この中で、Nチャネル型のMOSトラン
ジスタ607のバックバイアスは外部から160のノー
ドに供給される低電位側の電源に接続し、その他のNチ
ャネル型のMOSトランジスタのバックバイアスは電源
安定化回路500から161のノードに供給される安定
化された電源に接続する。なお、Pチャネル型のMOS
トランジスタのバックバイアスは全て外部から170の
ノードに供給される高電位側の電源に接続する。
【0032】図6において、MOSトランジスタ601
〜605、611〜615、621〜625、630〜
635および641〜643の構成する部分は、上記特
願平8ー182773号の図26にて開示した電圧制御
発振器と同じ回路である。また、MOSトランジスタ6
06、607、616および617の構成する部分は、
170と161のノードの間に供給される電圧に相当す
る振幅の発振出力を170と160のノードの間に供給
される外部からの電源電圧に相当する振幅に拡大して5
55のノードに出力させるための回路である。
〜605、611〜615、621〜625、630〜
635および641〜643の構成する部分は、上記特
願平8ー182773号の図26にて開示した電圧制御
発振器と同じ回路である。また、MOSトランジスタ6
06、607、616および617の構成する部分は、
170と161のノードの間に供給される電圧に相当す
る振幅の発振出力を170と160のノードの間に供給
される外部からの電源電圧に相当する振幅に拡大して5
55のノードに出力させるための回路である。
【0033】MOSトランジスタ621〜625や63
1〜635によって電流を制限されるインバータの出力
は波形が鈍るため、これをMOSトランジスタ607お
よび617によるインバータで直接受けて振幅を拡大す
る回路では、170と160のノードの間に外部から供
給される電源電圧が変動した時のしきい値の変化のため
大きなジッタが生じることになる。これを避けるため、
MOSトランジスタ606および616によるしきい値
の変化の無い(電源電圧が安定化された)インバータで
急峻な波形に変換し、その後MOSトランジスタ607
および617によるインバータで振幅を拡大する。
1〜635によって電流を制限されるインバータの出力
は波形が鈍るため、これをMOSトランジスタ607お
よび617によるインバータで直接受けて振幅を拡大す
る回路では、170と160のノードの間に外部から供
給される電源電圧が変動した時のしきい値の変化のため
大きなジッタが生じることになる。これを避けるため、
MOSトランジスタ606および616によるしきい値
の変化の無い(電源電圧が安定化された)インバータで
急峻な波形に変換し、その後MOSトランジスタ607
および617によるインバータで振幅を拡大する。
【0034】なお、170と160のノードの間に外部
から供給される電源によって直接駆動される回路(すな
わち、電圧制御発振器505以外の回路)を構成するN
チャネル型のMOSトランジスタのバックバイアスは、
160のノードに外部から供給される電源と接続する。
従って、Nチャネル型のMOSトランジスタ601〜6
06、621〜625および641は、その他のNチャ
ネル型のMOSトランジスタとは違うバックバイアス電
圧になる。そのため、これらのNチャネル型のMOSト
ランジスタは他のNチャネル型のMOSトランジスタと
離して配置し、その間にPチャネル型のMOSトランジ
スタを配置して、バックバイアス電圧のかかるノードを
分離する。
から供給される電源によって直接駆動される回路(すな
わち、電圧制御発振器505以外の回路)を構成するN
チャネル型のMOSトランジスタのバックバイアスは、
160のノードに外部から供給される電源と接続する。
従って、Nチャネル型のMOSトランジスタ601〜6
06、621〜625および641は、その他のNチャ
ネル型のMOSトランジスタとは違うバックバイアス電
圧になる。そのため、これらのNチャネル型のMOSト
ランジスタは他のNチャネル型のMOSトランジスタと
離して配置し、その間にPチャネル型のMOSトランジ
スタを配置して、バックバイアス電圧のかかるノードを
分離する。
【0035】図7は半導体集積回路チップ内の各回路の
配置の一例を示した図である。図7において、700は
半導体集積回路チップ、710は161のノードに供給
される安定化された電源をバックバイアスとするNチャ
ネル型のMOSトランジスタを含む回路を配置する領
域、720はNチャネル型のMOSトランジスタを含む
回路は配置しない領域、730および740は外部から
160のノードに供給される電源をバックバイアスとす
るNチャネル型のMOSトランジスタを含む回路を配置
する領域である。
配置の一例を示した図である。図7において、700は
半導体集積回路チップ、710は161のノードに供給
される安定化された電源をバックバイアスとするNチャ
ネル型のMOSトランジスタを含む回路を配置する領
域、720はNチャネル型のMOSトランジスタを含む
回路は配置しない領域、730および740は外部から
160のノードに供給される電源をバックバイアスとす
るNチャネル型のMOSトランジスタを含む回路を配置
する領域である。
【0036】具体的な回路名で言うと、710の領域に
は、図6に示した電圧制御発振器のうちNチャネル型の
MOSトランジスタ607およびPチャネル型のMOS
トランジスタ617を除く部分と、制御電圧554を安
定化するためにチャージポンプ504の中に設けた容量
素子を配置する。720の領域には、図3に示した電源
安定化回路の中の容量素子111および124を配置す
る。730の領域には、電圧制御発振器の中のNチャネ
ル型のMOSトランジスタ607およびPチャネル型の
MOSトランジスタ617と、チャージポンプ504や
電源安定化回路500の中の上記の他の素子と、図5に
示したPLL回路の中の他の部分、すなわち、位相比較
回路501、周波数比較回路502、制御パルス発生回
路503、分周回路506、および、バッファ回路50
7の一段目等を配置する。740の領域には、2段目以
降のバッファ回路507と、この半導体集積回路チップ
に搭載する他の回路を配置する。そして、710の領域
に設けた容量素子はNチャネル型のMOSトランジスタ
のゲート電極とチャネルの層間容量を利用して構成し、
720の領域に設けた容量素子はPチャネル型のMOS
トランジスタのゲート電極とチャネルの層間容量を利用
して構成する。
は、図6に示した電圧制御発振器のうちNチャネル型の
MOSトランジスタ607およびPチャネル型のMOS
トランジスタ617を除く部分と、制御電圧554を安
定化するためにチャージポンプ504の中に設けた容量
素子を配置する。720の領域には、図3に示した電源
安定化回路の中の容量素子111および124を配置す
る。730の領域には、電圧制御発振器の中のNチャネ
ル型のMOSトランジスタ607およびPチャネル型の
MOSトランジスタ617と、チャージポンプ504や
電源安定化回路500の中の上記の他の素子と、図5に
示したPLL回路の中の他の部分、すなわち、位相比較
回路501、周波数比較回路502、制御パルス発生回
路503、分周回路506、および、バッファ回路50
7の一段目等を配置する。740の領域には、2段目以
降のバッファ回路507と、この半導体集積回路チップ
に搭載する他の回路を配置する。そして、710の領域
に設けた容量素子はNチャネル型のMOSトランジスタ
のゲート電極とチャネルの層間容量を利用して構成し、
720の領域に設けた容量素子はPチャネル型のMOS
トランジスタのゲート電極とチャネルの層間容量を利用
して構成する。
【0037】このようにすれば、710の領域に設けた
Nチャネル型のMOSトランジスタとその他の領域に設
けたNチャネル型のMOSトランジスタを、720の領
域によって分離することができる。従って、710の領
域に設けたNチャネル型のMOSトランジスタとその他
の領域に設けたNチャネル型のMOSトランジスタに、
互いに異なるバックバイアス電圧をかけることができ
る。なお、半導体集積回路チップ700の中に複数のP
LL回路を搭載する場合は、図7に示す710〜730
の領域のような部分が複数箇所になるのは言うまでもな
い。
Nチャネル型のMOSトランジスタとその他の領域に設
けたNチャネル型のMOSトランジスタを、720の領
域によって分離することができる。従って、710の領
域に設けたNチャネル型のMOSトランジスタとその他
の領域に設けたNチャネル型のMOSトランジスタに、
互いに異なるバックバイアス電圧をかけることができ
る。なお、半導体集積回路チップ700の中に複数のP
LL回路を搭載する場合は、図7に示す710〜730
の領域のような部分が複数箇所になるのは言うまでもな
い。
【0038】本発明によれば、170と160のノード
の間に外部から供給される電源の電圧が急に変化しても
170と161のノードの間に供給される電源の電圧は
急には変化しないため、電圧制御発振器の発振周波数も
急には変化しないことになる。更に、PLL回路には電
圧制御発振器の発振周波数をリファレンス信号の周波数
の所定倍に合わせようとする機能があるため、170と
161のノードの間に供給される電圧が徐々に変化する
分については、554と161のノードの間に供給され
る制御電圧を徐々に変化させて追従させることができ
る。すなわち、PLL回路のように自己補正機能がある
回路と併用する場合には、その自己補正機能が作用する
ために必要な時間だけ電源電圧の変化を遅らせば、必ず
しも常に一定の電源電圧を得る必要はない。すると、図
1または図3に示したような通常のデジタル信号処理用
の半導体集積回路チップ内に搭載できる回路を基準電圧
発生回路として使うことが可能であり、従来の電源安定
化回路のようにツェナーダイオードを使った常に所定の
基準電圧が得られるような基準電圧発生回路を使わなく
ても済む。
の間に外部から供給される電源の電圧が急に変化しても
170と161のノードの間に供給される電源の電圧は
急には変化しないため、電圧制御発振器の発振周波数も
急には変化しないことになる。更に、PLL回路には電
圧制御発振器の発振周波数をリファレンス信号の周波数
の所定倍に合わせようとする機能があるため、170と
161のノードの間に供給される電圧が徐々に変化する
分については、554と161のノードの間に供給され
る制御電圧を徐々に変化させて追従させることができ
る。すなわち、PLL回路のように自己補正機能がある
回路と併用する場合には、その自己補正機能が作用する
ために必要な時間だけ電源電圧の変化を遅らせば、必ず
しも常に一定の電源電圧を得る必要はない。すると、図
1または図3に示したような通常のデジタル信号処理用
の半導体集積回路チップ内に搭載できる回路を基準電圧
発生回路として使うことが可能であり、従来の電源安定
化回路のようにツェナーダイオードを使った常に所定の
基準電圧が得られるような基準電圧発生回路を使わなく
ても済む。
【0039】図8には、電圧制御発振器505の実施の
他の形態を示す。図8において、801はNチャネル型
のMOSトランジスタである。また、850は強制的に
発振を停止させる信号を入力するノードであり、この回
路を搭載する半導体集積回路チップを診断する時等に使
用する。その他の部分は図6の回路と同じである。85
0のノードに入力される信号がローレベルの間はMOS
トランジスタ801がカットオフ状態となって図8の回
路は図6の回路と同じ動作をするが、850のノードに
入力される信号がハイレベルになるとMOSトランジス
タ801が導通して554と161のノードの間に加え
られる制御電圧は0Vとなり発振が停止する。
他の形態を示す。図8において、801はNチャネル型
のMOSトランジスタである。また、850は強制的に
発振を停止させる信号を入力するノードであり、この回
路を搭載する半導体集積回路チップを診断する時等に使
用する。その他の部分は図6の回路と同じである。85
0のノードに入力される信号がローレベルの間はMOS
トランジスタ801がカットオフ状態となって図8の回
路は図6の回路と同じ動作をするが、850のノードに
入力される信号がハイレベルになるとMOSトランジス
タ801が導通して554と161のノードの間に加え
られる制御電圧は0Vとなり発振が停止する。
【0040】図8に示すように、ラッチアップ現象を避
けるため、Nチャネル型のMOSトランジスタ801の
ソース電極は161のノードに接続するが、バックバイ
アスは160のノードに接続する。これは、このMOS
トランジスタ801のドレイン電極がバックバイアスを
161のノードに接続されたNチャネル型のMOSトラ
ンジスタ621〜625等のゲート電極に接続されてい
るため、ソース電極は161のノードに供給される電圧
より低い電圧には接続できないのに対し、850のノー
ドに入力される信号のローレベルは160のノードの電
圧まで下がるため、Nチャネル型のMOSトランジスタ
801のバックバイアスをそれより高い電圧に接続する
ことができないためである。すなわち、MOSトランジ
スタ801のバックバイアスを161のノードに接続す
ると、850のノードに入力される信号のローレベルは
161のノードの電圧以下に下がる場合があり、この場
合にラッチアップ現象が起こる恐れがある。MOSトラ
ンジスタ801のバックバイアスを160のノードに接
続した場合には、850のノードに入力される信号のロ
ーレベルは161のノードの電圧以下には下がらないた
め、ラッチアップ現象が起こることはない。従ってMO
Sトランジスタ801は、図7のように配置する場合に
は730の領域に配置する。
けるため、Nチャネル型のMOSトランジスタ801の
ソース電極は161のノードに接続するが、バックバイ
アスは160のノードに接続する。これは、このMOS
トランジスタ801のドレイン電極がバックバイアスを
161のノードに接続されたNチャネル型のMOSトラ
ンジスタ621〜625等のゲート電極に接続されてい
るため、ソース電極は161のノードに供給される電圧
より低い電圧には接続できないのに対し、850のノー
ドに入力される信号のローレベルは160のノードの電
圧まで下がるため、Nチャネル型のMOSトランジスタ
801のバックバイアスをそれより高い電圧に接続する
ことができないためである。すなわち、MOSトランジ
スタ801のバックバイアスを161のノードに接続す
ると、850のノードに入力される信号のローレベルは
161のノードの電圧以下に下がる場合があり、この場
合にラッチアップ現象が起こる恐れがある。MOSトラ
ンジスタ801のバックバイアスを160のノードに接
続した場合には、850のノードに入力される信号のロ
ーレベルは161のノードの電圧以下には下がらないた
め、ラッチアップ現象が起こることはない。従ってMO
Sトランジスタ801は、図7のように配置する場合に
は730の領域に配置する。
【0041】
【発明の効果】本発明の電源安定化回路によれば、電源
電圧が低い場合でも充分な電圧を負荷回路にかけること
ができる。また本発明によれば、ツェナーダイオード等
の特殊な素子を使用することなく電源安定化回路を実現
することができる。従って、本発明によれば、通常のデ
ジタル信号処理用の半導体集積回路チップ内に電源安定
化回路を設けることができる。また、安定な電源をPL
L回路に使用する電圧制御発振器等に供給することがで
きる。
電圧が低い場合でも充分な電圧を負荷回路にかけること
ができる。また本発明によれば、ツェナーダイオード等
の特殊な素子を使用することなく電源安定化回路を実現
することができる。従って、本発明によれば、通常のデ
ジタル信号処理用の半導体集積回路チップ内に電源安定
化回路を設けることができる。また、安定な電源をPL
L回路に使用する電圧制御発振器等に供給することがで
きる。
【図1】本発明の電源安定化回路の実施の一形態を示す
回路図である。
回路図である。
【図2】図1の電源安定化回路の構成要素である電圧比
較回路の詳細を示す回路図である。
較回路の詳細を示す回路図である。
【図3】本発明の電源安定化回路の実施の他の形態を示
す回路図である。
す回路図である。
【図4】図3の電源安定化回路の構成要素である電圧比
較回路の詳細を示す回路図である。
較回路の詳細を示す回路図である。
【図5】本発明による電源安定化回路をPLL回路内の
電圧制御発振器の電源電圧を安定化するために適用した
場合の一形態を示す回路図である。
電圧制御発振器の電源電圧を安定化するために適用した
場合の一形態を示す回路図である。
【図6】図5のPLL回路の構成要素である電圧制御発
振器505の詳細を示す回路図である。
振器505の詳細を示す回路図である。
【図7】半導体集積回路チップ内における各回路の配置
場所を示す配置図である。
場所を示す配置図である。
【図8】図6の電圧制御発振器505の実施の他の形態
を示す回路図である。
を示す回路図である。
【図9】電源安定化回路の従来例の回路図を示す図であ
る。
る。
100 Pチャネル型のMOSトランジスタ 110 負荷回路 120 基準電圧発生回路 130、330 電圧比較回路 170 高電位側の電源電圧を加えるノード 160 低電位側の電源電圧を加えるノード 300 Nチャネル型のMOSトランジスタ 500 電源安定化回路 505 電圧制御発振器 700 半導体集積回路チップ 710 電圧制御発振器505等を配置する領域 720 図3内のコンデンサ111および124を配置
する領域 730 PLL回路を構成する他の素子を配置する領域 740 半導体集積回路チップ700に搭載するPLL
以外の回路を配置する領域
する領域 730 PLL回路を構成する他の素子を配置する領域 740 半導体集積回路チップ700に搭載するPLL
以外の回路を配置する領域
Claims (6)
- 【請求項1】 外部から供給される電源を使って基準電
圧を発生する基準電圧発生回路と、前記外部から供給さ
れる電源と負荷回路との間に直列に挿入されるトランジ
スタと、前記負荷回路にかかる電圧を前記基準電圧と比
較する電圧比較回路を備え、前記電圧比較回路の比較結
果に応じて前記トランジスタを制御することにより、前
記負荷回路にかかる電圧を一定に保つように構成された
電源安定化回路であって、 前記基準電圧発生回路と、前記負荷回路と、前記直列に
挿入されるトランジスタと、前記電圧比較回路は、通常
の半導体集積回路チップ内に該チップ内の他の回路と共
に搭載され、 前記直列に挿入されるトランジスタは、前記外部から供
給される電源の高電位側と前記負荷回路の間に挿入され
たPチャネル型のMOSトランジスタ、または、前記外
部から供給される電源の低電位側と前記負荷回路の間に
挿入されたNチャネル型のMOSトランジスタであり、
前記電圧比較回路の出力は前記MOSトランジスタのゲ
ートに供給されることを特徴とする電源安定化回路。 - 【請求項2】 請求項1記載の電源安定化回路におい
て、 前記負荷回路は、定常状態では一定の周波数で発振する
発振器であることを特徴とする電源安定化回路。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の電源安定
化回路において、 前記負荷回路は、定常状態において流れる電流が高周波
の成分を除いてはほぼ一定な回路であることを特徴とす
る電源安定化回路。 - 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかの請求
項記載の電源安定化回路において、 前記外部から供給される電源の電圧は概ね2V以下であ
り、前記負荷回路にかかる電圧は前記外部から供給され
る電源の電圧の概ね70%以上であることを特徴とする
電源安定化回路。 - 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかの請求
項記載の電源安定化回路において、 前記基準電圧発生回路は、前記外部から供給される電源
の電圧を抵抗性素子によって分圧する分圧回路と、前記
分圧回路の出力電圧を平滑化するローパスフィルタによ
って構成されることを特徴とする電源安定化回路。 - 【請求項6】 制御電圧に応じて発振周波数が変化する
電圧制御発振器と、前記電圧制御発振器から出力される
クロック信号と外部から供給されるリファレンス信号の
位相を比較する位相比較回路とを備え、前記位相比較回
路の比較結果に応じて制御電圧を変化させることによ
り、前記クロック信号と前記リファレンス信号の位相が
一致するように構成されたPLL回路であって、 該PLL回路は、請求項1乃至請求項5のいずれかの請
求項に記載された電源安定化回路が搭載された半導体集
積回路内に搭載され、 該PLL回路の前記電圧制御発振器は前記電源安定化回
路の負荷回路であることを特徴とする電源安定化回路を
備えたPLL回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9181707A JPH1115541A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 電源安定化回路および電源安定化回路を備えたpll回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9181707A JPH1115541A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 電源安定化回路および電源安定化回路を備えたpll回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1115541A true JPH1115541A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=16105460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9181707A Pending JPH1115541A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | 電源安定化回路および電源安定化回路を備えたpll回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1115541A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6194887B1 (en) | 1998-11-06 | 2001-02-27 | Nec Corporation | Internal voltage generator |
| US6768387B1 (en) | 2000-03-08 | 2004-07-27 | Renesas Technology Corporation | Voltage controlled oscillator and PLL circuit using the same |
| JP2011028602A (ja) * | 2009-07-28 | 2011-02-10 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | レギュレータ回路 |
| JP2012010332A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Micrel Inc | ロードスイッチ |
| JP2016143238A (ja) * | 2015-02-02 | 2016-08-08 | エスアイアイ・セミコンダクタ株式会社 | ローパスフィルタ回路及び電源装置 |
-
1997
- 1997-06-23 JP JP9181707A patent/JPH1115541A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6194887B1 (en) | 1998-11-06 | 2001-02-27 | Nec Corporation | Internal voltage generator |
| US6768387B1 (en) | 2000-03-08 | 2004-07-27 | Renesas Technology Corporation | Voltage controlled oscillator and PLL circuit using the same |
| JP2011028602A (ja) * | 2009-07-28 | 2011-02-10 | Semiconductor Energy Lab Co Ltd | レギュレータ回路 |
| JP2012010332A (ja) * | 2010-06-25 | 2012-01-12 | Micrel Inc | ロードスイッチ |
| JP2016143238A (ja) * | 2015-02-02 | 2016-08-08 | エスアイアイ・セミコンダクタ株式会社 | ローパスフィルタ回路及び電源装置 |
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