JPH11156125A - デプス型フイルター - Google Patents
デプス型フイルターInfo
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- JPH11156125A JPH11156125A JP9329359A JP32935997A JPH11156125A JP H11156125 A JPH11156125 A JP H11156125A JP 9329359 A JP9329359 A JP 9329359A JP 32935997 A JP32935997 A JP 32935997A JP H11156125 A JPH11156125 A JP H11156125A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】従来と同程度の濾過精度を維持しつつ、従来よ
り濾過精度を向上させ、しかも安価なデプス型フイルタ
ーを提供する。 【解決手段】多孔筒状芯材に、不織布を連続的に巻き付
けてなり、外周側から内周側に流体を通過させて濾過す
るデプス型フイルターに於いて、前記不織布をを、内周
から外周方向に向かって繊維径を連続的に太くするか、
段差状に太くし、段差状に繊維径を太くする場合は、段
部の繊維径を徐々に太くするか、或はフイルター1本に
使用する長さの中で、繊維径を多段階に太くすることに
よって、フイルターの濾過寿命を向上させた。
り濾過精度を向上させ、しかも安価なデプス型フイルタ
ーを提供する。 【解決手段】多孔筒状芯材に、不織布を連続的に巻き付
けてなり、外周側から内周側に流体を通過させて濾過す
るデプス型フイルターに於いて、前記不織布をを、内周
から外周方向に向かって繊維径を連続的に太くするか、
段差状に太くし、段差状に繊維径を太くする場合は、段
部の繊維径を徐々に太くするか、或はフイルター1本に
使用する長さの中で、繊維径を多段階に太くすることに
よって、フイルターの濾過寿命を向上させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、不織布を多孔筒
状芯材に巻き付けたデプス型フイルターに係り、更に詳
記すれば、フイルター精度を維持し、その濾過寿命を長
くした安価なデプス型フイルターに関するものである。
状芯材に巻き付けたデプス型フイルターに係り、更に詳
記すれば、フイルター精度を維持し、その濾過寿命を長
くした安価なデプス型フイルターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、不織布を巻き付けた長寿命タイプ
のデプス型フイルターとしては、下記フイルターが知ら
れていた。
のデプス型フイルターとしては、下記フイルターが知ら
れていた。
【0003】(1)多孔筒状芯材側の不織布には、精度
を確保し決定する繊維径を有する不織布を使用し、フイ
ルターの外側に向かって、段階的に繊維径の太い不織布
に切り替えながら繊維径の異なる不織布を積層したデプ
ス型フイルター。
を確保し決定する繊維径を有する不織布を使用し、フイ
ルターの外側に向かって、段階的に繊維径の太い不織布
に切り替えながら繊維径の異なる不織布を積層したデプ
ス型フイルター。
【0004】(2)同一繊維径で且つ同一目付けの不織
布を、芯材に近い所は、強い圧力を加えて巻き付け、徐
々に外側にいくほど低い押圧力で巻き付けることによっ
て、密度勾配を付けてフイルターの寿命を長くしようと
したデプス型フイルター。
布を、芯材に近い所は、強い圧力を加えて巻き付け、徐
々に外側にいくほど低い押圧力で巻き付けることによっ
て、密度勾配を付けてフイルターの寿命を長くしようと
したデプス型フイルター。
【0005】上記(1)のフイルターは多く使用されて
いるが、(2)のフイルターはあまり一般的ではない。
また(1)と(2)とを併用したフイルターも知られて
いる。
いるが、(2)のフイルターはあまり一般的ではない。
また(1)と(2)とを併用したフイルターも知られて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
(1)のフイルターは、芯材側から段階的に繊維径の異
なる不織布に切り替えながら(いわゆる繊維径勾配を形
成させ)、フイルターの寿命を延ばすように設計する
が、不織布を切り替えた所では、繊維径が大きく段階的
に即ちデジタル的な形で変化するため、この部分での粒
子の目詰まりが他の部分より明らかに大きく発生し、そ
のため濾過寿命の短いフイルターになる問題があった。
(1)のフイルターは、芯材側から段階的に繊維径の異
なる不織布に切り替えながら(いわゆる繊維径勾配を形
成させ)、フイルターの寿命を延ばすように設計する
が、不織布を切り替えた所では、繊維径が大きく段階的
に即ちデジタル的な形で変化するため、この部分での粒
子の目詰まりが他の部分より明らかに大きく発生し、そ
のため濾過寿命の短いフイルターになる問題があった。
【0007】また、前記(2)のフイルターは、除去し
たい粒子がある程度分布が揃っている場合には、それな
りの寿命が得られるが、粒子の分布が広く存在する流体
の場合には、濾過寿命を長くすることはできなかった。
たい粒子がある程度分布が揃っている場合には、それな
りの寿命が得られるが、粒子の分布が広く存在する流体
の場合には、濾過寿命を長くすることはできなかった。
【0008】前記(1)と(2)とを組み合わせたフイ
ルターであっても、上記のような問題が生じる。
ルターであっても、上記のような問題が生じる。
【0009】前記(1)のフイルターは、不織布を切り
替えた層間の内側の不織布の表面に他の部分より明らか
に大きな目詰まりを発生させるから、フイルターの濾過
寿命が短くなる。
替えた層間の内側の不織布の表面に他の部分より明らか
に大きな目詰まりを発生させるから、フイルターの濾過
寿命が短くなる。
【0010】このような急激な繊維径の変化を起こさせ
ないためには、多くの異なった繊維径を有する不織布を
利用し、多層にすることが考えられる。
ないためには、多くの異なった繊維径を有する不織布を
利用し、多層にすることが考えられる。
【0011】しかしながら、この方法は、製作に要する
数多くの切り替え作業によるコストの上昇は避けざるを
得なくなり、実用的には加工コスト面から2〜7種類程
度の繊維径の異なる不織布しか使用し得ない。
数多くの切り替え作業によるコストの上昇は避けざるを
得なくなり、実用的には加工コスト面から2〜7種類程
度の繊維径の異なる不織布しか使用し得ない。
【0012】そのため、実際の濾過に当たっては、層間
で目詰まりを生じ、フイルターの寿命がこれにより決定
されてしまうため、フイルター全体(深さ=デプス)が
有効に利用されることはないため、前記(1)と同様に
短寿命に終わることが多い。
で目詰まりを生じ、フイルターの寿命がこれにより決定
されてしまうため、フイルター全体(深さ=デプス)が
有効に利用されることはないため、前記(1)と同様に
短寿命に終わることが多い。
【0013】この発明は、このような点に着目してなさ
れたものであり、従来と同程度の濾過精度を維持しつ
つ、従来より濾過寿命を大幅に向上させ、しかも安価な
デプス型フイルターを提供することを目的とする。
れたものであり、従来と同程度の濾過精度を維持しつ
つ、従来より濾過寿命を大幅に向上させ、しかも安価な
デプス型フイルターを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者等は鋭意研究の結果、フイルターを形成す
る各層の繊維径が連続的(アナログ的)に太く変化し、
急激に太くなる部分がないようにすれば、フイルターの
一部分のみがダクトの大部分を補足し、フイルター全体
が有効に利用されない状態をなくすことができることを
見出し、本発明に到達した。
め、本発明者等は鋭意研究の結果、フイルターを形成す
る各層の繊維径が連続的(アナログ的)に太く変化し、
急激に太くなる部分がないようにすれば、フイルターの
一部分のみがダクトの大部分を補足し、フイルター全体
が有効に利用されない状態をなくすことができることを
見出し、本発明に到達した。
【0015】即ち本発明は、多孔筒状芯材に、不織布を
連続的に巻き付けてなり、外周側から内周側に流体を通
過させて濾過するデプス型フイルターに於いて、前記不
織布を、内周から外周方向に向かって繊維径を連続的に
太くするか、段差状に太くし、段差状に繊維径を太くす
る場合は、段部の繊維径を徐々に太くするか、或はフイ
ルター1本に使用する長さの中で、繊維径を多段階に太
くすることによって、フイルターの濾過寿命を向上させ
たことを特徴とする。
連続的に巻き付けてなり、外周側から内周側に流体を通
過させて濾過するデプス型フイルターに於いて、前記不
織布を、内周から外周方向に向かって繊維径を連続的に
太くするか、段差状に太くし、段差状に繊維径を太くす
る場合は、段部の繊維径を徐々に太くするか、或はフイ
ルター1本に使用する長さの中で、繊維径を多段階に太
くすることによって、フイルターの濾過寿命を向上させ
たことを特徴とする。
【0016】段差状に繊維径を太くする場合でも、段部
を徐々に変化させれば、急激に繊維径が太くなる部分は
なくなるから、本発明の効果を発揮する。
を徐々に変化させれば、急激に繊維径が太くなる部分は
なくなるから、本発明の効果を発揮する。
【0017】また、繊維径を多段階状に太くさせれば、
マクロ的にみれば、連続して太くした場合と同じである
し、同様に急激に繊維径が太くなる部分を無くすことが
できるから、本発明の効果を発揮する。
マクロ的にみれば、連続して太くした場合と同じである
し、同様に急激に繊維径が太くなる部分を無くすことが
できるから、本発明の効果を発揮する。
【0018】本発明に於いては、長さ方向の繊維径が異
なる1枚の不織布を使用することを特徴とするものであ
るが、従来このような不織布は全く知られていないし、
フイルターにこのような不織布を使用しようとする発想
も全く知られていない。
なる1枚の不織布を使用することを特徴とするものであ
るが、従来このような不織布は全く知られていないし、
フイルターにこのような不織布を使用しようとする発想
も全く知られていない。
【0019】本発明の不織布を使用し、芯材に近いとこ
ろは強い圧力を加えて巻き付け、外側は低い圧力で巻き
付けると、更に効果的なフイルターを形成することがで
きる。
ろは強い圧力を加えて巻き付け、外側は低い圧力で巻き
付けると、更に効果的なフイルターを形成することがで
きる。
【0020】具体的には、粘性流体の濾過に於いて、通
常目詰まりが進行すると、一次側(入口側)の流体圧が
上昇し、その結果芯材に近い所の濾材は液圧によってつ
ぶれ、フイルターの濾過精度及び寿命が瞬時に変化して
しまう状態となる。芯材に近いところを強い圧力を加え
て巻き付けることによって、このような現象を防止する
ことができ、粘性流体の濾過に効果的なフイルターを形
成することができる。
常目詰まりが進行すると、一次側(入口側)の流体圧が
上昇し、その結果芯材に近い所の濾材は液圧によってつ
ぶれ、フイルターの濾過精度及び寿命が瞬時に変化して
しまう状態となる。芯材に近いところを強い圧力を加え
て巻き付けることによって、このような現象を防止する
ことができ、粘性流体の濾過に効果的なフイルターを形
成することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は、本発明のデプス型フイルターを示すもの
であり、多孔筒状芯材1に、不織布2が多数回巻き付け
られている。
する。図1は、本発明のデプス型フイルターを示すもの
であり、多孔筒状芯材1に、不織布2が多数回巻き付け
られている。
【0022】図2〜図4は、図1のA−A′断面におけ
る不織布の内層から外層に向けた繊維径を表したもので
ある。
る不織布の内層から外層に向けた繊維径を表したもので
ある。
【0023】図2は、本発明の理想的な状態を示すもの
であり、内周から外周方向に向かって繊維径が連続して
太くなる例を示す。
であり、内周から外周方向に向かって繊維径が連続して
太くなる例を示す。
【0024】図3は、繊維径が段差状に太くなり、段部
3が徐々に変化した例を示す。図4は、繊維径が多段に
太くなる例を示すものである。多段の段数としては、1
0段以上とするのが良く、段数を多くすればするほど図
1の状態に近くなる。
3が徐々に変化した例を示す。図4は、繊維径が多段に
太くなる例を示すものである。多段の段数としては、1
0段以上とするのが良く、段数を多くすればするほど図
1の状態に近くなる。
【0025】上記不織布は、繊維径の変化と共に、単位
長さ当たりの重量が増大するようになっている。
長さ当たりの重量が増大するようになっている。
【0026】このように形成することによって、芯材1
側のフイルター精度が決定される内側の不織布は、単位
面積当たりの重量(厚み)を小さくして、積層数を多く
することができるから、精度の確保上有利となる。ま
た、外側の不織布は、単位面積当たりの重量(厚み)を
大きくして、積層に要する加工時間を短くすることがで
きるから、より製造コストを下げ、安価なフイルターと
することができる。
側のフイルター精度が決定される内側の不織布は、単位
面積当たりの重量(厚み)を小さくして、積層数を多く
することができるから、精度の確保上有利となる。ま
た、外側の不織布は、単位面積当たりの重量(厚み)を
大きくして、積層に要する加工時間を短くすることがで
きるから、より製造コストを下げ、安価なフイルターと
することができる。
【0027】次に、上記本発明に使用する不織布の製造
法を説明する。本発明の不織布は、従来の不織布と同じ
ように、いわゆる直接法といわれるメルトブロー法(ス
パンボンド法を含む)によって製造することができる。
法を説明する。本発明の不織布は、従来の不織布と同じ
ように、いわゆる直接法といわれるメルトブロー法(ス
パンボンド法を含む)によって製造することができる。
【0028】即ち、原料ポリマーを熱で溶融して、ノズ
ルの多数の細孔からエアー(空気)と共に押し出し、こ
れをシート状に振り分けて不織布とすれば良い。
ルの多数の細孔からエアー(空気)と共に押し出し、こ
れをシート状に振り分けて不織布とすれば良い。
【0029】本発明に使用する原料ポリマーとしては、
ポリプロピレン、ナイロン及びポリエチレンテレフタレ
ート等のこの種の目的に使用されているものは、いずれ
も使用することができる。
ポリプロピレン、ナイロン及びポリエチレンテレフタレ
ート等のこの種の目的に使用されているものは、いずれ
も使用することができる。
【0030】形成される繊維径は、ノズルの径を一定と
した場合、主として樹脂温度(樹脂粘度)、ノズルから
吐出する樹脂吐出量及び空気の流量によって変化する。
即ち、樹脂温度の低下、樹脂吐出量の増大又は空気の流
量の低下によって、形成される不織布の繊維径は太くな
る。
した場合、主として樹脂温度(樹脂粘度)、ノズルから
吐出する樹脂吐出量及び空気の流量によって変化する。
即ち、樹脂温度の低下、樹脂吐出量の増大又は空気の流
量の低下によって、形成される不織布の繊維径は太くな
る。
【0031】従って、これらの一部若しくは全部を変化
させることによって、長さ方向の繊維径の異なる1枚の
不織布を形成することができる。
させることによって、長さ方向の繊維径の異なる1枚の
不織布を形成することができる。
【0032】樹脂温度を、例えば350℃から300℃
に低下させることによって、樹脂粘度が増大するから、
繊維径は太くなる。しかしながら、現実には、樹脂温度
を急激に変化させることは極めて困難であるので、樹脂
吐出量及び空気の流量を変化させるのが良い。
に低下させることによって、樹脂粘度が増大するから、
繊維径は太くなる。しかしながら、現実には、樹脂温度
を急激に変化させることは極めて困難であるので、樹脂
吐出量及び空気の流量を変化させるのが良い。
【0033】樹脂吐出量及び空気の流量は、いずれか一
方を変化させれば良いが、両方を変化させたほうが、繊
維径が連続して変化した不織布を形成し易いことから特
に好ましい。
方を変化させれば良いが、両方を変化させたほうが、繊
維径が連続して変化した不織布を形成し易いことから特
に好ましい。
【0034】図5は、本発明の方法によって製造した不
織布の平面図であり、図6は、図5の不織布の繊維径を
表したグラフである。図中、Xmは、1本の本発明のデ
プス型フイルターに要する不織布の長さである。
織布の平面図であり、図6は、図5の不織布の繊維径を
表したグラフである。図中、Xmは、1本の本発明のデ
プス型フイルターに要する不織布の長さである。
【0035】A、B、C部の不織布繊維径は、それぞれ
a、b、cであり、A′部は、aからbに、B′部は、
bからcに、それぞれ連続的(斜線状)に繊維径が太く
なっている。
a、b、cであり、A′部は、aからbに、B′部は、
bからcに、それぞれ連続的(斜線状)に繊維径が太く
なっている。
【0036】繊維径をaからbに、或はbからcに変え
る条件に、樹脂吐出量及び/又は空気の流量を変化させ
ることによって、A′、B′の部分が生じる。この変化
の度合いを緩やかにすることによって、A′、B′を緩
やかな斜面に形成することができる。
る条件に、樹脂吐出量及び/又は空気の流量を変化させ
ることによって、A′、B′の部分が生じる。この変化
の度合いを緩やかにすることによって、A′、B′を緩
やかな斜面に形成することができる。
【0037】また、aからcへの条件を連続的に徐々に
変化させることによって、図7に示すような本発明に理
想的な不織布に形成することができる。
変化させることによって、図7に示すような本発明に理
想的な不織布に形成することができる。
【0038】尚、図5〜図7中、C′部は2本目のフイ
ルターに使用する不織布を製造するため、繊維径をcか
らaの製造条件にすることによって生じたものである
が、このC′部は切断し、本発明のフイルターには使用
しない。
ルターに使用する不織布を製造するため、繊維径をcか
らaの製造条件にすることによって生じたものである
が、このC′部は切断し、本発明のフイルターには使用
しない。
【0039】前記図2に示す本発明のフイルターは、図
7に示すように長さ方向に連続的に繊維径が太くなる不
織布から形成することができる。
7に示すように長さ方向に連続的に繊維径が太くなる不
織布から形成することができる。
【0040】前記図3に示す本発明のフイルターは、図
6に示すように繊維径が段差状に太くなり、段部が徐々
に(斜めに)増大した不織布から形成することができ
る。
6に示すように繊維径が段差状に太くなり、段部が徐々
に(斜めに)増大した不織布から形成することができ
る。
【0041】図4に示す本発明のフイルターは、図6に
示すように繊維径が段差状に太くなり、且つ段部を多数
形成した不織布から形成することができる。この場合
は、段部は斜めでなく急激に増大しても良いが、段部の
数は好ましくは少なくとも10段階以上とするのが良
い。
示すように繊維径が段差状に太くなり、且つ段部を多数
形成した不織布から形成することができる。この場合
は、段部は斜めでなく急激に増大しても良いが、段部の
数は好ましくは少なくとも10段階以上とするのが良
い。
【0042】上記実施例においては、繊維の形成とほぼ
同時に形成した不織布を使用したが、別に製造した繊維
をバインダーを使用して上記と同じように繊維径の異な
る不織布とする二段法による不織布を使用することもで
きる。
同時に形成した不織布を使用したが、別に製造した繊維
をバインダーを使用して上記と同じように繊維径の異な
る不織布とする二段法による不織布を使用することもで
きる。
【0043】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこの実施例に限定されない。直径0.4m
mのノズルを使用し、ポリプロピレンを使用したメルト
ブロー法によって、樹脂温度350℃、樹脂吐出量25
kg/時間、空気量20m3/分の条件から、樹脂吐出
量を50kg/時間に、空気量を10m3/分に徐々に
変化させて、長さ方向に4μmから20μmに連続的に
変化した不織布を製造した。
が、本発明はこの実施例に限定されない。直径0.4m
mのノズルを使用し、ポリプロピレンを使用したメルト
ブロー法によって、樹脂温度350℃、樹脂吐出量25
kg/時間、空気量20m3/分の条件から、樹脂吐出
量を50kg/時間に、空気量を10m3/分に徐々に
変化させて、長さ方向に4μmから20μmに連続的に
変化した不織布を製造した。
【0044】上記本発明の不織布2を、多孔筒状芯材1
に巻き付けた図1に示す本発明のフイルターと、従来の
フイルター(1)、(2)とについて、濾過性能と濾過
寿命とを測定した。但し、芯材に近い部分は、押え圧
(シリンダー空気圧)4kg/cm2で巻き付け、中間
部分は押え圧4.0kg/cm2、外側部は押え圧1.
0kg/cm2で巻き付けた。
に巻き付けた図1に示す本発明のフイルターと、従来の
フイルター(1)、(2)とについて、濾過性能と濾過
寿命とを測定した。但し、芯材に近い部分は、押え圧
(シリンダー空気圧)4kg/cm2で巻き付け、中間
部分は押え圧4.0kg/cm2、外側部は押え圧1.
0kg/cm2で巻き付けた。
【0045】尚、従来のフイルター(1)、(2)は、
下記のようにして製造した。従来フイルター(1):下
記3種類の不織布を使用し、芯材側に繊維径の細いも
の、外側に向かって繊維径が大きくなるように、不織布
1、2、3の順で巻き付けて製造した。
下記のようにして製造した。従来フイルター(1):下
記3種類の不織布を使用し、芯材側に繊維径の細いも
の、外側に向かって繊維径が大きくなるように、不織布
1、2、3の順で巻き付けて製造した。
【0046】 不織布1 平均繊維径 4μm 長さ2m 不織布2 平均繊維径 8μm 長さ4m 不織布3 平均繊維径 20μm 長さ2m
【0047】従来フイルター(2):上記不織布のうち
不織布2のみを芯材に巻き付けた。但し、芯材に近い部
分は、押え圧(シリンダー空気圧)4kg/cm2で巻
き付け、中間部分は押え圧4.0kg/cm2、外側部
は押え圧1.0kg/cm2で巻き付けた。
不織布2のみを芯材に巻き付けた。但し、芯材に近い部
分は、押え圧(シリンダー空気圧)4kg/cm2で巻
き付け、中間部分は押え圧4.0kg/cm2、外側部
は押え圧1.0kg/cm2で巻き付けた。
【0048】試験は、市水中に、試験ダスト(JIS7
種と8種とを50:50混合したもの)を連続的に混入
させ、これを上記3種のフイルターに、15リットル/
分の流量で通過させた。
種と8種とを50:50混合したもの)を連続的に混入
させ、これを上記3種のフイルターに、15リットル/
分の流量で通過させた。
【0049】3種のフイルターについての初期補集効率
(%)と濾過寿命(分)とを次表1に示す。尚、濾過寿
命は、圧力損失が、5kg/cm2に到達した時間と
し、初期補集効率は濁度法によって測定した。
(%)と濾過寿命(分)とを次表1に示す。尚、濾過寿
命は、圧力損失が、5kg/cm2に到達した時間と
し、初期補集効率は濁度法によって測定した。
【0050】
【表1】
【0051】上記結果から明らかなように、本発明のフ
イルターは、従来フイルター(1)、(2)と同等以上
の濾過精度(補集効率)を維持しつつ、従来フイルター
(1)の2倍以上、従来フイルター(2)の5倍と、著
しく濾過寿命が向上する。
イルターは、従来フイルター(1)、(2)と同等以上
の濾過精度(補集効率)を維持しつつ、従来フイルター
(1)の2倍以上、従来フイルター(2)の5倍と、著
しく濾過寿命が向上する。
【0052】本発明のフイルターは、内周から外周に向
けて、従来のフイルターのように繊維径が急激に太くな
らないので、粒子の大きさに応じて満遍無くフイルター
全体で粒子を捕捉できるから、フイルターの濾過寿命が
大幅に向上する。
けて、従来のフイルターのように繊維径が急激に太くな
らないので、粒子の大きさに応じて満遍無くフイルター
全体で粒子を捕捉できるから、フイルターの濾過寿命が
大幅に向上する。
【0053】また、本発明のフイルターは、一枚の不織
布で製造することができるので、製造に際して、不織布
の切り替え作業が不要となるので、製造コストが低減す
る。
布で製造することができるので、製造に際して、不織布
の切り替え作業が不要となるので、製造コストが低減す
る。
【0054】更に、繊維径の増大と共に単位面積当たり
の重量が増大するようにすれば、内側の不織布は積層数
を多くすることができるから、高精度の確保が容易にな
ると共に、外側の不織布は厚くなるので、積層に要する
加工時間を短くすることができるから、より製造コスト
を低減させることができる。
の重量が増大するようにすれば、内側の不織布は積層数
を多くすることができるから、高精度の確保が容易にな
ると共に、外側の不織布は厚くなるので、積層に要する
加工時間を短くすることができるから、より製造コスト
を低減させることができる。
【0055】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、濾過
精度を維持しつつ、濾過寿命を著しく向上させたデプス
型フイルターを安価に供することができるという、この
種従来のフイルターで解決できなかった課題を解決した
ものであり、それ故極めて画期的な発明である。
精度を維持しつつ、濾過寿命を著しく向上させたデプス
型フイルターを安価に供することができるという、この
種従来のフイルターで解決できなかった課題を解決した
ものであり、それ故極めて画期的な発明である。
【0056】
【図1】本発明のフイルターの断面図である。
【図2】図1のA−A′断面における不織布の内層から
外層に向けた繊維径を表すグラフである。
外層に向けた繊維径を表すグラフである。
【図3】図1のA−A′断面における不織布の内層から
外層に向けた繊維径の他の例を表すグラフである。
外層に向けた繊維径の他の例を表すグラフである。
【図4】図1のA−A′断面における不織布の内層から
外層に向けた繊維径の他の例を表すグラフである。
外層に向けた繊維径の他の例を表すグラフである。
【図5】本発明の不織布の平面図である。
【図6】本発明の不織布の長さ方向に対する繊維径をプ
ロットしたグラフである。
ロットしたグラフである。
【図7】本発明の不織布の長さ方向に対する繊維径をプ
ロットした他の例を示すグラフである。
ロットした他の例を示すグラフである。
1 多孔筒状芯材 2 不織布 3 段部
Claims (5)
- 【請求項1】多孔筒状芯材に、不織布を連続的に巻き付
けてなり、外周側から内周側に流体を通過させて濾過す
るデプス型フイルターに於いて、前記不織布を、内周か
ら外周方向に向かって繊維径を連続的に太くするか、段
差状に太くし、段差状に繊維径を太くする場合は、段部
の繊維径を徐々に太くするか、或はフイルター1本に使
用する長さの中で、多段階状に太くすることによって、
フイルターの濾過寿命を向上させたことを特徴とするデ
プス型フイルター。 - 【請求項2】前記不織布は、芯材に近い部分は強い圧力
で、外側は低い圧力で巻き付けてなる請求項1に記載の
フイルター。 - 【請求項3】前記繊維径の増大と共に、単位長さ当たり
の重量が増大する請求項1又は2に記載のフイルター。 - 【請求項4】前記不織布をメルトブロー法又はスパンボ
ンド法によって製造し、樹脂温度の低下、ノズルから吐
出する樹脂の吐出量の増大及び樹脂を吹き飛ばす空気の
流量の低下のいずれか一つ若しくはこれらの二つ以上を
含む方法によって、前記繊維径を太くする請求項1〜3
のいずれかに記載のフイルター。 - 【請求項5】前記ノズルから吐出する樹脂の吐出量を増
大させ、樹脂を吹き飛ばす空気の流量を低下させること
によって、前記繊維径を太くする請求項4に記載のフイ
ルター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9329359A JPH11156125A (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | デプス型フイルター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9329359A JPH11156125A (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | デプス型フイルター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11156125A true JPH11156125A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=18220585
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9329359A Pending JPH11156125A (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | デプス型フイルター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11156125A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006297388A (ja) * | 2005-04-19 | 2006-11-02 | Howard William Morgan | 可変密度側壁を有する濾過要素 |
| JP2006297389A (ja) * | 2005-04-19 | 2006-11-02 | Howard William Morgan | 可変密度側壁を有する濾過要素 |
| JP2009101254A (ja) * | 2007-10-19 | 2009-05-14 | Japan Gore Tex Inc | エアフィルター及びこのエアフィルターを用いた掃除機用エアフィルター |
| JP2015093259A (ja) * | 2013-11-13 | 2015-05-18 | ダイワボウホールディングス株式会社 | 筒状フィルター |
| JP2020104036A (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-09 | Jnc株式会社 | 細胞培養液用の濾材及び当該濾材を含んでなるデプスフィルター |
| JPWO2021220720A1 (ja) * | 2020-04-30 | 2021-11-04 | ||
| WO2024202381A1 (ja) * | 2023-03-24 | 2024-10-03 | Jnc株式会社 | デプスフィルター |
-
1997
- 1997-12-01 JP JP9329359A patent/JPH11156125A/ja active Pending
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| CN115397540A (zh) * | 2020-04-30 | 2022-11-25 | 捷恩智株式会社 | 深层过滤器 |
| EP4144427A4 (en) * | 2020-04-30 | 2023-10-11 | JNC Corporation | DEPTH FILTER |
| WO2024202381A1 (ja) * | 2023-03-24 | 2024-10-03 | Jnc株式会社 | デプスフィルター |
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