JPH11158304A - 多孔質フィルムとそれを用いた電池用セパレータおよび電池 - Google Patents
多孔質フィルムとそれを用いた電池用セパレータおよび電池Info
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- JPH11158304A JPH11158304A JP10234740A JP23474098A JPH11158304A JP H11158304 A JPH11158304 A JP H11158304A JP 10234740 A JP10234740 A JP 10234740A JP 23474098 A JP23474098 A JP 23474098A JP H11158304 A JPH11158304 A JP H11158304A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
- Cell Separators (AREA)
- Primary Cells (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シャットダウン特性に優れ、実用的で安全で
あり、薄膜化が可能で製造コストが安価な多孔質フィル
ムとそれを用いた電池用セパレータおよび電池を提供す
る。 【解決手段】 低分子量ポリエチレンと高密度ポリエチ
レンとからなる混合物を押出機を用いてフィルムに成形
し、熱処理し、低温延伸し、高温延伸し、熱収縮させる
ことにより、室温の有機電解液中で測定した膜抵抗が5
Ω・cm2 以下であり、かつ、100〜130℃の温度
範囲で実質シール圧を5Kg/cm2 として1秒間シー
ルした後に室温の有機電解液中で測定した膜抵抗が10
0Ω・cm2 以上である多孔質フィルムを得た。
あり、薄膜化が可能で製造コストが安価な多孔質フィル
ムとそれを用いた電池用セパレータおよび電池を提供す
る。 【解決手段】 低分子量ポリエチレンと高密度ポリエチ
レンとからなる混合物を押出機を用いてフィルムに成形
し、熱処理し、低温延伸し、高温延伸し、熱収縮させる
ことにより、室温の有機電解液中で測定した膜抵抗が5
Ω・cm2 以下であり、かつ、100〜130℃の温度
範囲で実質シール圧を5Kg/cm2 として1秒間シー
ルした後に室温の有機電解液中で測定した膜抵抗が10
0Ω・cm2 以上である多孔質フィルムを得た。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多孔質フィルム
と、この多孔質フィルムを使用した電池用セパレータお
よび電池に関するものである。
と、この多孔質フィルムを使用した電池用セパレータお
よび電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器のコードレス化、ポータ
ブル化に伴い、これらの駆動用電源として、高エネルギ
ー密度、高起電力であり、自己放電の少ないリチウム電
池が注目を集めている。電池には、通常、その正負両極
間にセパレータが介在しており、前記両極間の短絡を防
止している。かかるセパレータとしては、正負両極間の
イオン透過性を確保するため、多数の微細孔が形成され
た多孔質フィルムが使用されている。
ブル化に伴い、これらの駆動用電源として、高エネルギ
ー密度、高起電力であり、自己放電の少ないリチウム電
池が注目を集めている。電池には、通常、その正負両極
間にセパレータが介在しており、前記両極間の短絡を防
止している。かかるセパレータとしては、正負両極間の
イオン透過性を確保するため、多数の微細孔が形成され
た多孔質フィルムが使用されている。
【0003】リチウム電池またはリチウムイオン電池
は、電解液として有機溶媒を用いているため、外部短絡
や誤接続などにより異常電流が流れた場合、これに伴っ
て内部温度が著しく上昇し、それを組み込んだ機器に熱
的ダメージを与える懸念がある。そこで、セパレータに
は、異常電流による温度上昇があった場合、所定温度で
無孔質化することにより、その電気抵抗を増大させて電
池反応を遮断し、過度の温度上昇を防止して安全を確保
する機能が要求される。このような機能は、一般にシャ
ットダウン(Shut-down)機能と呼ばれ、リチウム電池
などの非水電解液電池用セパレータには重要な機能であ
る。
は、電解液として有機溶媒を用いているため、外部短絡
や誤接続などにより異常電流が流れた場合、これに伴っ
て内部温度が著しく上昇し、それを組み込んだ機器に熱
的ダメージを与える懸念がある。そこで、セパレータに
は、異常電流による温度上昇があった場合、所定温度で
無孔質化することにより、その電気抵抗を増大させて電
池反応を遮断し、過度の温度上昇を防止して安全を確保
する機能が要求される。このような機能は、一般にシャ
ットダウン(Shut-down)機能と呼ばれ、リチウム電池
などの非水電解液電池用セパレータには重要な機能であ
る。
【0004】そこで本発明者らは、シャットダウン特性
に優れ、薄膜化が可能な電池用セパレータとしての使用
に好適な多孔質フィルムとして、ポリエチレンとポリプ
ロピレンを必須成分として含有し且つフィルムの厚み方
向においてポリエチレン含有率が変化している多孔質フ
ィルムを先に提案した(特開平7−216118号公
報)。
に優れ、薄膜化が可能な電池用セパレータとしての使用
に好適な多孔質フィルムとして、ポリエチレンとポリプ
ロピレンを必須成分として含有し且つフィルムの厚み方
向においてポリエチレン含有率が変化している多孔質フ
ィルムを先に提案した(特開平7−216118号公
報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年では、電
池の更なる高容量化および高エネルギー密度化が要求さ
れるに伴い、更にシャットダウン開始温度を従来のより
も低い温度に設定し、電池の安全性を改善することが望
まれている。
池の更なる高容量化および高エネルギー密度化が要求さ
れるに伴い、更にシャットダウン開始温度を従来のより
も低い温度に設定し、電池の安全性を改善することが望
まれている。
【0006】そこで、特公平7−70309号公報、特
開平7−130349号公報などにみられるように、多
孔質フィルム表面に低分子量のポリエチレンをコーティ
ングまたは付着させることにより、シャットダウン開始
温度を下げる試みがなされている。しかし、このような
多孔質フィルムでは、低分子量のポリエチレンをコーテ
ィングまたは付着させるため、膜厚が大きくなること
や、初期の膜抵抗が高くなることなどの問題があった。
一方、特開平8−20659号公報には、低分子量ポリ
エチレンワックスとポリエチレンを混練した多孔質フィ
ルムが提案されている。しかし、低分子量ポリエチレン
ワックスの含有量が少ないために、いまだシャットダウ
ン特性において改良すべき点があった。
開平7−130349号公報などにみられるように、多
孔質フィルム表面に低分子量のポリエチレンをコーティ
ングまたは付着させることにより、シャットダウン開始
温度を下げる試みがなされている。しかし、このような
多孔質フィルムでは、低分子量のポリエチレンをコーテ
ィングまたは付着させるため、膜厚が大きくなること
や、初期の膜抵抗が高くなることなどの問題があった。
一方、特開平8−20659号公報には、低分子量ポリ
エチレンワックスとポリエチレンを混練した多孔質フィ
ルムが提案されている。しかし、低分子量ポリエチレン
ワックスの含有量が少ないために、いまだシャットダウ
ン特性において改良すべき点があった。
【0007】本発明は、前記従来の問題を解決するた
め、シャットダウン特性に優れ、実用的で安全であり、
薄膜化が可能で製造コストが安価である多孔質フィルム
とそれを用いた電池用セパレータおよび電池を提供する
ことを目的とする。
め、シャットダウン特性に優れ、実用的で安全であり、
薄膜化が可能で製造コストが安価である多孔質フィルム
とそれを用いた電池用セパレータおよび電池を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の多孔質フィルムは、室温の有機電解液中で
測定した膜抵抗が5Ω・cm2 以下であり、かつ、10
0〜130℃の温度範囲で実質シール圧を5Kg/cm
2 として1秒間シールした後に室温の有機電解液中で測
定した膜抵抗が100Ω・cm2 以上であることを特徴
とする。但し、前記膜抵抗R(Ω・cm2 )は、前記有
機電解液中に面積S(cm2 )の多孔質フィルムを浸漬
した状態で前記多孔質フィルムの厚さ方向に測定した電
気抵抗をRb(Ω)、多孔質フィルムを除いた状態で同
様に測定した前記有機電解液の電気抵抗をRa(Ω)と
したとき、R=(Rb−Ra)×Sで表される値であ
る。
め、本発明の多孔質フィルムは、室温の有機電解液中で
測定した膜抵抗が5Ω・cm2 以下であり、かつ、10
0〜130℃の温度範囲で実質シール圧を5Kg/cm
2 として1秒間シールした後に室温の有機電解液中で測
定した膜抵抗が100Ω・cm2 以上であることを特徴
とする。但し、前記膜抵抗R(Ω・cm2 )は、前記有
機電解液中に面積S(cm2 )の多孔質フィルムを浸漬
した状態で前記多孔質フィルムの厚さ方向に測定した電
気抵抗をRb(Ω)、多孔質フィルムを除いた状態で同
様に測定した前記有機電解液の電気抵抗をRa(Ω)と
したとき、R=(Rb−Ra)×Sで表される値であ
る。
【0009】このような多孔質フィルムは、室温では十
分に低い膜抵抗を示しながら、適当な温度(通常、10
0〜130℃)で急速に無孔質化して膜抵抗を増大させ
ることができる。よって、このような多孔質フィルムを
使用することにより、優れたシャットダウン特性を有す
る電池用セパレータを得ることができる。
分に低い膜抵抗を示しながら、適当な温度(通常、10
0〜130℃)で急速に無孔質化して膜抵抗を増大させ
ることができる。よって、このような多孔質フィルムを
使用することにより、優れたシャットダウン特性を有す
る電池用セパレータを得ることができる。
【0010】前記多孔質フィルムにおいては、通気度が
400秒/100cc以下であることが好ましい。但
し、前記通気度はガーレー値で表されたものである。電
池の特性(例えば、電池容量など)は低温条件下では劣
化するが、通気性に優れた電池用セパレータを使用すれ
ば、低温での電池特性の劣化を緩和することができる。
よって、このような多孔質フィルムによれば、優れたシ
ャットダウン特性に加え、電池の低温特性を向上させ得
るという特性をも備えた電池用セパレータを得ることが
できる。
400秒/100cc以下であることが好ましい。但
し、前記通気度はガーレー値で表されたものである。電
池の特性(例えば、電池容量など)は低温条件下では劣
化するが、通気性に優れた電池用セパレータを使用すれ
ば、低温での電池特性の劣化を緩和することができる。
よって、このような多孔質フィルムによれば、優れたシ
ャットダウン特性に加え、電池の低温特性を向上させ得
るという特性をも備えた電池用セパレータを得ることが
できる。
【0011】また、前記多孔質フィルムにおいては、空
孔率が45%以上であることが好ましい。
孔率が45%以上であることが好ましい。
【0012】また、前記多孔質フィルムにおいては、結
晶化度が50%以上であって重量平均分子量が500〜
10000の範囲である低分子量ポリエチレンの含有量
が10〜80重量%であり、かつ、融点が前記低分子量
ポリエチレンの融点よりも5℃以上高いポリマーの含有
量が90〜20重量%であることが好ましい。更には、
前記低分子量ポリエチレンの含有量が15〜70重量%
であり、かつ、前記ポリマーの含有量が85〜30重量
%であることが好ましい。このような組成とすることに
より、より確実に、前述したような物性を有する多孔質
フィルムとすることができる。
晶化度が50%以上であって重量平均分子量が500〜
10000の範囲である低分子量ポリエチレンの含有量
が10〜80重量%であり、かつ、融点が前記低分子量
ポリエチレンの融点よりも5℃以上高いポリマーの含有
量が90〜20重量%であることが好ましい。更には、
前記低分子量ポリエチレンの含有量が15〜70重量%
であり、かつ、前記ポリマーの含有量が85〜30重量
%であることが好ましい。このような組成とすることに
より、より確実に、前述したような物性を有する多孔質
フィルムとすることができる。
【0013】また、前記多孔質フィルムにおいては、前
記ポリマーが、重量平均分子量が30万以上であり、重
量平均分子量/数平均分子量が20以上であるポリマー
であることが好ましい。従来の多孔質フィルムでは、通
気性を向上させようとすると孔径が増大する傾向にある
ため、電池用セパレータとして電池に使用した場合、シ
ャットダウン特性と電池の低温特性の双方を向上させる
ことは困難であった。しかし、本発明のこの好ましい例
によれば、上記したような特定のポリマーを含有させる
ことにより、孔径の過度な増大を生じることなく、通気
性の高い多孔質フィルムとすることができる。よって、
より確実に、優れたシャットダウン特性を有し、かつ、
低温特性にも優れた非水電解液電池用セパレータを得る
ことができる。
記ポリマーが、重量平均分子量が30万以上であり、重
量平均分子量/数平均分子量が20以上であるポリマー
であることが好ましい。従来の多孔質フィルムでは、通
気性を向上させようとすると孔径が増大する傾向にある
ため、電池用セパレータとして電池に使用した場合、シ
ャットダウン特性と電池の低温特性の双方を向上させる
ことは困難であった。しかし、本発明のこの好ましい例
によれば、上記したような特定のポリマーを含有させる
ことにより、孔径の過度な増大を生じることなく、通気
性の高い多孔質フィルムとすることができる。よって、
より確実に、優れたシャットダウン特性を有し、かつ、
低温特性にも優れた非水電解液電池用セパレータを得る
ことができる。
【0014】また、前記多孔質フィルムにおいては、前
記ポリマーとして、ポリエチレンまたはポリエチレンと
ポリプロピレンとの混合物が好適に使用できる。
記ポリマーとして、ポリエチレンまたはポリエチレンと
ポリプロピレンとの混合物が好適に使用できる。
【0015】本発明の多孔質フィルムの別の形態は、請
求項1〜5のいずれかに記載の多孔質フィルムを含む層
を少なくとも1層含む多層構造の多孔質フィルムであ
る。このような多孔質フィルムによっても、優れたシャ
ットダウン特性を有する電池用セパレータを得ることが
できる。
求項1〜5のいずれかに記載の多孔質フィルムを含む層
を少なくとも1層含む多層構造の多孔質フィルムであ
る。このような多孔質フィルムによっても、優れたシャ
ットダウン特性を有する電池用セパレータを得ることが
できる。
【0016】本発明の非水電解液電池用セパレータは、
本発明の多孔質フィルムを構成材料とするものである。
このような非水電解液電池用セパレータは、シャットダ
ウン特性に優れるため、安全性に優れた非水電解液電池
を得ることができる。
本発明の多孔質フィルムを構成材料とするものである。
このような非水電解液電池用セパレータは、シャットダ
ウン特性に優れるため、安全性に優れた非水電解液電池
を得ることができる。
【0017】本発明の非水電解液電池は、電解液が非水
電解液であり、正極と負極とが電池用セパレータで隔離
された非水電解液電池であって、前記電池用セパレータ
として本発明の多孔質フィルムを使用するものである。
このような非水電解液電池によれば、シャットダウン特
性に優れた多孔質フィルムをセパレータとして使用して
いるため、安全性に優れている。
電解液であり、正極と負極とが電池用セパレータで隔離
された非水電解液電池であって、前記電池用セパレータ
として本発明の多孔質フィルムを使用するものである。
このような非水電解液電池によれば、シャットダウン特
性に優れた多孔質フィルムをセパレータとして使用して
いるため、安全性に優れている。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の多孔質フィルムの膜抵抗
は、5Ω・cm2 以下、好ましくは3Ω・cm2 以下で
ある。膜抵抗が5Ω・cm2 を超えると、電池用セパレ
ータとして使用した場合、十分なイオン透過性を確保す
ることができない。
は、5Ω・cm2 以下、好ましくは3Ω・cm2 以下で
ある。膜抵抗が5Ω・cm2 を超えると、電池用セパレ
ータとして使用した場合、十分なイオン透過性を確保す
ることができない。
【0019】また、本発明の多孔質フィルムの膜抵抗
は、100〜130℃の温度範囲で実質シール圧を5k
g/cm2 として1秒間の加熱加圧処理を施すことによ
り、100Ω・cm2 以上に増大する。すなわち、前記
処理後の膜抵抗が、前記処理前の膜抵抗の20倍以上と
なる。この前記加熱加圧処理後の膜抵抗が100Ω・c
m2 未満であると、電池用セパレータとして使用した場
合に十分なシャットダウン特性を実現することができな
い。
は、100〜130℃の温度範囲で実質シール圧を5k
g/cm2 として1秒間の加熱加圧処理を施すことによ
り、100Ω・cm2 以上に増大する。すなわち、前記
処理後の膜抵抗が、前記処理前の膜抵抗の20倍以上と
なる。この前記加熱加圧処理後の膜抵抗が100Ω・c
m2 未満であると、電池用セパレータとして使用した場
合に十分なシャットダウン特性を実現することができな
い。
【0020】また、本発明の多孔質フィルムの通気度
は、好ましくは400秒/100cc以下である。通気
度が400秒/100cc超えると、電池用セパレータ
として使用した場合、電池の低温特性を向上させること
が困難となる。下限は特に限定するものではないが、十
分な膜強度を確保するため、10秒/100cc以上で
あることが好ましい。また本発明の空孔率は、好ましく
は45%以上である。
は、好ましくは400秒/100cc以下である。通気
度が400秒/100cc超えると、電池用セパレータ
として使用した場合、電池の低温特性を向上させること
が困難となる。下限は特に限定するものではないが、十
分な膜強度を確保するため、10秒/100cc以上で
あることが好ましい。また本発明の空孔率は、好ましく
は45%以上である。
【0021】本発明の多孔質フィルムは、前述したよう
な特定の物性を有するものであり、好ましくは、低分子
量ポリエチレンと、融点が前記低分子量ポリエチレンよ
りも高いポリマー(以下、「高融点ポリマー」とす
る。)とを含む。
な特定の物性を有するものであり、好ましくは、低分子
量ポリエチレンと、融点が前記低分子量ポリエチレンよ
りも高いポリマー(以下、「高融点ポリマー」とす
る。)とを含む。
【0022】前記低分子量ポリエチレンの重量平均分子
量は、500〜10000、好ましくは1000〜50
00の範囲である。重量平均分子量が500未満では細
孔の形成が困難となるおそれがあり、重量平均分子量が
10000を超えると融点が高くなるため、多孔質フィ
ルムのシャットダウン開始温度を好適なものに設定する
ことが困難となるからである。なお、前記低分子量ポリ
エチレンの融点は、100〜130℃の範囲であること
が好ましい。
量は、500〜10000、好ましくは1000〜50
00の範囲である。重量平均分子量が500未満では細
孔の形成が困難となるおそれがあり、重量平均分子量が
10000を超えると融点が高くなるため、多孔質フィ
ルムのシャットダウン開始温度を好適なものに設定する
ことが困難となるからである。なお、前記低分子量ポリ
エチレンの融点は、100〜130℃の範囲であること
が好ましい。
【0023】また、前記低分子量ポリエチレンの結晶化
度は、50%以上、好ましくは55%以上である。結晶
化度が50%未満であると、多孔質化が困難となるた
め、その含有量を前述したような範囲まで増大させるこ
とが困難となるからである。
度は、50%以上、好ましくは55%以上である。結晶
化度が50%未満であると、多孔質化が困難となるた
め、その含有量を前述したような範囲まで増大させるこ
とが困難となるからである。
【0024】前記高融点ポリマーは、その融点が、前記
低分子量ポリエチレンの融点よりも5℃以上高い温度、
好ましくは前記低分子量ポリエチレンの融点よりも10
℃以上高い温度であるポリマーである。前記高融点ポリ
マーとしては、結晶性を有する熱可塑性ポリマーであれ
ば特に限定されるものではなく、例えば、高密度ポリエ
チレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン−1,4−メチルペン
テン−1およびこれらの共重合体などのポリオレフィ
ン、ポリアセタール、ポリメチレンスルフィド、ポリエ
チレンスルフィド、ポリフェニレンスルフィド、ポリア
ミド(例えば、ナイロン6、ナイロン66)、ポリエス
テル(例えば、ポリエチレンテレフタレート)などを使
用し得る。特に好ましい高融点ポリマーは、ポリエチレ
ンおよびポリプロピレンである。また、前記高融点ポリ
マーとして二種以上のポリマーを併用することもでき
る。
低分子量ポリエチレンの融点よりも5℃以上高い温度、
好ましくは前記低分子量ポリエチレンの融点よりも10
℃以上高い温度であるポリマーである。前記高融点ポリ
マーとしては、結晶性を有する熱可塑性ポリマーであれ
ば特に限定されるものではなく、例えば、高密度ポリエ
チレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリブテン−1,4−メチルペン
テン−1およびこれらの共重合体などのポリオレフィ
ン、ポリアセタール、ポリメチレンスルフィド、ポリエ
チレンスルフィド、ポリフェニレンスルフィド、ポリア
ミド(例えば、ナイロン6、ナイロン66)、ポリエス
テル(例えば、ポリエチレンテレフタレート)などを使
用し得る。特に好ましい高融点ポリマーは、ポリエチレ
ンおよびポリプロピレンである。また、前記高融点ポリ
マーとして二種以上のポリマーを併用することもでき
る。
【0025】前記高融点ポリマーは、重量平均分子量が
30万以上であることが好ましい。重量平均分子量が3
0万未満であると、多孔質フィルムの通気性を向上させ
ようとした場合に、孔径の過度な増大を招くおそれがあ
るからである。重量平均分子量の上限については、前記
低分子量ポリエチレンとの混合物をフィルム成形し得る
ような範囲であれば特に限定するものではないが、例え
ば、前記高融点ポリマーが高密度ポリエチレンである場
合は50万未満、前記高融点ポリマーがポリプロピレン
である場合は100万未満であることが好ましい。ま
た、前記高融点ポリマーは、数平均分子量(Mn)に対
する重量平均分子量(Mw)の比(Mw/Mn)が20
以上であることが好ましい。Mw/Mnが20未満であ
ると、多孔質フィルムの通気性を向上させようとした場
合に、孔径の過度な増大を招くおそれがあるからであ
る。
30万以上であることが好ましい。重量平均分子量が3
0万未満であると、多孔質フィルムの通気性を向上させ
ようとした場合に、孔径の過度な増大を招くおそれがあ
るからである。重量平均分子量の上限については、前記
低分子量ポリエチレンとの混合物をフィルム成形し得る
ような範囲であれば特に限定するものではないが、例え
ば、前記高融点ポリマーが高密度ポリエチレンである場
合は50万未満、前記高融点ポリマーがポリプロピレン
である場合は100万未満であることが好ましい。ま
た、前記高融点ポリマーは、数平均分子量(Mn)に対
する重量平均分子量(Mw)の比(Mw/Mn)が20
以上であることが好ましい。Mw/Mnが20未満であ
ると、多孔質フィルムの通気性を向上させようとした場
合に、孔径の過度な増大を招くおそれがあるからであ
る。
【0026】本発明の多孔質フィルムには、前記低分子
量ポリエチレンおよび前記高融点ポリマーに加えて、必
要に応じて、一種類またはそれ以上の添加剤を含有して
もよい。添加剤としては、界面活性剤、老化防止剤、可
塑剤、難燃剤、着色剤などが挙げられる。なお、添加剤
の含有量は、多孔質フィルムの特性に支障をきたさない
範囲であれば特に限定するものではない。
量ポリエチレンおよび前記高融点ポリマーに加えて、必
要に応じて、一種類またはそれ以上の添加剤を含有して
もよい。添加剤としては、界面活性剤、老化防止剤、可
塑剤、難燃剤、着色剤などが挙げられる。なお、添加剤
の含有量は、多孔質フィルムの特性に支障をきたさない
範囲であれば特に限定するものではない。
【0027】また、本発明の多孔質フィルムの別の形態
は、多層構造を有する多孔質膜であって、好ましくは前
述したような前記低分子量ポリエチレンと前記高融点ポ
リマーとを含む層を少なくとも一層含むものである。こ
の多層構造の多孔質フィルムにおいて、その積層数およ
び積層構造については特に限定するものではない。例え
ば、前記低分子量ポリエチレンと前記高融点ポリマーと
を含む多孔質フィルムであって低分子量ポリエチレンの
含有量が異なる複数の多孔質フィルムが積層した構造、
前記低分子量ポリエチレンと前記高融点ポリマーとを含
む多孔質フィルムと、前記高融点ポリマーを主成分とす
る多孔質フィルムとが積層した構造などが挙げられる。
は、多層構造を有する多孔質膜であって、好ましくは前
述したような前記低分子量ポリエチレンと前記高融点ポ
リマーとを含む層を少なくとも一層含むものである。こ
の多層構造の多孔質フィルムにおいて、その積層数およ
び積層構造については特に限定するものではない。例え
ば、前記低分子量ポリエチレンと前記高融点ポリマーと
を含む多孔質フィルムであって低分子量ポリエチレンの
含有量が異なる複数の多孔質フィルムが積層した構造、
前記低分子量ポリエチレンと前記高融点ポリマーとを含
む多孔質フィルムと、前記高融点ポリマーを主成分とす
る多孔質フィルムとが積層した構造などが挙げられる。
【0028】次に、本発明の多孔質フィルムの製造方法
の一例を説明する。本発明の多孔質フィルムは、前記低
分子量ポリエチレンと前記高融点ポリマーとを含む組成
物からなるフィルムを成形し、このフィルムを延伸多孔
質化することにより作製できる。また、多層構造の多孔
質フィルムは、前記低分子量ポリエチレンと前記高融点
ポリマーとを含有する層を含む多層構造のフィルムを成
形し、このフィルムを延伸多孔質化することにより作製
できる。
の一例を説明する。本発明の多孔質フィルムは、前記低
分子量ポリエチレンと前記高融点ポリマーとを含む組成
物からなるフィルムを成形し、このフィルムを延伸多孔
質化することにより作製できる。また、多層構造の多孔
質フィルムは、前記低分子量ポリエチレンと前記高融点
ポリマーとを含有する層を含む多層構造のフィルムを成
形し、このフィルムを延伸多孔質化することにより作製
できる。
【0029】まず、前記低分子量ポリエチレンと前記高
融点ポリマーとを2軸押出機により混練し、ペレット化
する。次いで、この混合樹脂を単軸押出機にてフィルム
状に成形する。また、場合によっては、2軸押出機の先
にギヤポンプを取りつけてフィルム状に成形してもよ
い。
融点ポリマーとを2軸押出機により混練し、ペレット化
する。次いで、この混合樹脂を単軸押出機にてフィルム
状に成形する。また、場合によっては、2軸押出機の先
にギヤポンプを取りつけてフィルム状に成形してもよ
い。
【0030】多層構造の多孔質フィルムを作製する場合
は、前記混合樹脂からなる層を少なくとも1層含む多層
フィルムを成形する。多層フィルムの成形方法として
は、例えば、多層押出機により各層を同時に押し出す方
法、前記混合樹脂のフィルムを成形した後、このフィル
ム上に他の層を構成する樹脂を押し出す方法(または、
他の層を構成する樹脂のフィルムを成形した後、このフ
ィルム上に前記混合樹脂を押し出す方法)、各層を別々
にフィルム状に成形した後、これらのフィルムを熱融着
する方法等が挙げられる。
は、前記混合樹脂からなる層を少なくとも1層含む多層
フィルムを成形する。多層フィルムの成形方法として
は、例えば、多層押出機により各層を同時に押し出す方
法、前記混合樹脂のフィルムを成形した後、このフィル
ム上に他の層を構成する樹脂を押し出す方法(または、
他の層を構成する樹脂のフィルムを成形した後、このフ
ィルム上に前記混合樹脂を押し出す方法)、各層を別々
にフィルム状に成形した後、これらのフィルムを熱融着
する方法等が挙げられる。
【0031】前記フィルムには、必要に応じて熱処理を
施すことができる。この熱処理は、フィルムの結晶性の
向上などを目的として行われるものである。
施すことができる。この熱処理は、フィルムの結晶性の
向上などを目的として行われるものである。
【0032】熱処理の方法は特に限定されるものではな
く、例えば、加熱されたロールや金属板にフィルムを接
触させる方法、フィルムを空気中や不活性ガス中で加熱
する方法、フィルムを芯体上にロール状に巻き取った状
態で気相中や媒体で加熱する方法などを採用することが
できる。なお、加熱されたロールや金属板にフィルムを
接触させる場合や、フィルムを空気中や不活性ガス中で
加熱する場合、フィルムをキャリヤーフィルムで挟んだ
状態で熱処理を実施してもよい。また、フィルムを芯体
上にロール状に巻き取った状態で気相中や媒体中で加熱
する場合には、ブロッキング防止のため、フィルムを芯
体上にロール状に巻き取る際にフィルムに離型性シート
を重ね合わせることができる。キャリヤーフィルムおよ
び離型性シートは、融点が熱処理温度よりも高く、熱処
理後にフィルムから剥離することができるものであれば
特に限定されるものではない。
く、例えば、加熱されたロールや金属板にフィルムを接
触させる方法、フィルムを空気中や不活性ガス中で加熱
する方法、フィルムを芯体上にロール状に巻き取った状
態で気相中や媒体で加熱する方法などを採用することが
できる。なお、加熱されたロールや金属板にフィルムを
接触させる場合や、フィルムを空気中や不活性ガス中で
加熱する場合、フィルムをキャリヤーフィルムで挟んだ
状態で熱処理を実施してもよい。また、フィルムを芯体
上にロール状に巻き取った状態で気相中や媒体中で加熱
する場合には、ブロッキング防止のため、フィルムを芯
体上にロール状に巻き取る際にフィルムに離型性シート
を重ね合わせることができる。キャリヤーフィルムおよ
び離型性シートは、融点が熱処理温度よりも高く、熱処
理後にフィルムから剥離することができるものであれば
特に限定されるものではない。
【0033】熱処理の温度および時間は、熱処理の方法
などに応じて適宜設定されるが、通常、温度は80〜1
65℃程度、時間は2秒〜50時間程度である。また、
前記熱処理方法や熱処理温度を組み合わせてもよい。
などに応じて適宜設定されるが、通常、温度は80〜1
65℃程度、時間は2秒〜50時間程度である。また、
前記熱処理方法や熱処理温度を組み合わせてもよい。
【0034】熱処理を施したフィルムを延伸により多孔
質化する。延伸方法は、特に限定するものではないが、
以下に説明するように、低温で延伸した後、高温で延伸
する二段延伸法を適用することが好ましい。
質化する。延伸方法は、特に限定するものではないが、
以下に説明するように、低温で延伸した後、高温で延伸
する二段延伸法を適用することが好ましい。
【0035】まず、低温でフィルムを1軸方向に延伸す
る(以下、「低温延伸」という。)。延伸温度は、通
常、−20〜60℃である。−20℃未満では延伸中に
フィルムの破断が生じるおそれがあり、60℃を超える
と多孔質化が困難になるからである。なお、低温延伸
は、従来慣用のロール式延伸、テンター式延伸などによ
って実施することができる。
る(以下、「低温延伸」という。)。延伸温度は、通
常、−20〜60℃である。−20℃未満では延伸中に
フィルムの破断が生じるおそれがあり、60℃を超える
と多孔質化が困難になるからである。なお、低温延伸
は、従来慣用のロール式延伸、テンター式延伸などによ
って実施することができる。
【0036】低温延伸における延伸率は、特に限定する
ものではないが、通常、20〜400%、好ましくは3
0〜200%とする。なお、この延伸率(M1)は下記
式(数1)によって算出される値である。下記式(数
1)において、L0は低温延伸前のフィルム寸法、L1は
低温延伸後のフィルム寸法である。
ものではないが、通常、20〜400%、好ましくは3
0〜200%とする。なお、この延伸率(M1)は下記
式(数1)によって算出される値である。下記式(数
1)において、L0は低温延伸前のフィルム寸法、L1は
低温延伸後のフィルム寸法である。
【0037】
【数1】M1 (%)=(L1 −L0 )/L0 ×100
【0038】次に、低温延伸後の多孔質フィルムを、高
温で1軸または2軸方向に延伸する(以下、「高温延
伸」という。)。延伸温度は、通常、60℃〜前記高融
点ポリマーの融点の範囲である。なお、高温延伸は、低
温延伸と同様に、従来慣用のロール式延伸、テンター式
延伸などによって実施することができる。
温で1軸または2軸方向に延伸する(以下、「高温延
伸」という。)。延伸温度は、通常、60℃〜前記高融
点ポリマーの融点の範囲である。なお、高温延伸は、低
温延伸と同様に、従来慣用のロール式延伸、テンター式
延伸などによって実施することができる。
【0039】高温延伸の延伸率は、特に限定するもので
はないが、通常、10〜500%程度である。この延伸
率(M2)は下記式(数2)により算出される値であ
る。なお、(数2)におけるL2は高温延伸後のフィル
ム寸法、L1は低温延伸後のフィルム寸法(すなわち、
高温延伸前のフィルム寸法)である。
はないが、通常、10〜500%程度である。この延伸
率(M2)は下記式(数2)により算出される値であ
る。なお、(数2)におけるL2は高温延伸後のフィル
ム寸法、L1は低温延伸後のフィルム寸法(すなわち、
高温延伸前のフィルム寸法)である。
【0040】
【数2】M2 (%)=(L2 −L1 )/L0 ×100
【0041】上記のような二段延伸法により、多孔質フ
ィルムが得られる。この多孔質フィルムには、多孔質フ
ィルムに残留する応力を低減し、多孔質フィルムの寸法
安定性を向上させるため、ヒートセット処理を施すこと
が好ましい。ヒートセット処理の方法としては、多孔質
フィルムを加熱されたロールに接触させる方法、多孔質
フィルムを空気中や不活性ガス中で加熱する方法、多孔
質フィルムを芯体上にロール状に巻き取った状態で気相
中や媒体中で加熱する方法などを採用することができ
る。処理温度は、通常、延伸温度〜前記高融点ポリマー
の融点の範囲である。ヒートセット処理は、多孔質フィ
ルムを加熱されたロールに接触させる方法や多孔質フィ
ルムを空気中や不活性ガス中で加熱する方法を採用する
場合は、多孔質フィルムの寸法が5〜40%減少する程
度まで実施することができる。また、多孔質フィルムを
芯体上にロール状に巻き取った状態で気相中や媒体中で
加熱する場合は、多孔質フィルムを定長で巻き取った状
態で加熱することができる。また、ヒートセット方法や
ヒートセット温度は、前述した方法および温度を組み合
わせて行ってもよい。
ィルムが得られる。この多孔質フィルムには、多孔質フ
ィルムに残留する応力を低減し、多孔質フィルムの寸法
安定性を向上させるため、ヒートセット処理を施すこと
が好ましい。ヒートセット処理の方法としては、多孔質
フィルムを加熱されたロールに接触させる方法、多孔質
フィルムを空気中や不活性ガス中で加熱する方法、多孔
質フィルムを芯体上にロール状に巻き取った状態で気相
中や媒体中で加熱する方法などを採用することができ
る。処理温度は、通常、延伸温度〜前記高融点ポリマー
の融点の範囲である。ヒートセット処理は、多孔質フィ
ルムを加熱されたロールに接触させる方法や多孔質フィ
ルムを空気中や不活性ガス中で加熱する方法を採用する
場合は、多孔質フィルムの寸法が5〜40%減少する程
度まで実施することができる。また、多孔質フィルムを
芯体上にロール状に巻き取った状態で気相中や媒体中で
加熱する場合は、多孔質フィルムを定長で巻き取った状
態で加熱することができる。また、ヒートセット方法や
ヒートセット温度は、前述した方法および温度を組み合
わせて行ってもよい。
【0042】本発明の多孔質フィルムは、非水電解液電
池用セパレータとしての使用に好適である。また、本発
明の多孔質フィルムは、非水電解液電池用セパレータの
他、分離膜、建築用通気性フィルム、衣料用通気性フィ
ルム等幅広い用途に適用できる。
池用セパレータとしての使用に好適である。また、本発
明の多孔質フィルムは、非水電解液電池用セパレータの
他、分離膜、建築用通気性フィルム、衣料用通気性フィ
ルム等幅広い用途に適用できる。
【0043】本発明の非水電解液電池用セパレータは、
前述したような本発明の多孔質フィルムを構成材料とす
るものである。このセパレータは、本発明の多孔質フィ
ルムに加えて、不織布などの支持材を含んでいてもよ
い。このセパレータは、優れたシャットダウン特性を有
し、好ましくは、100〜130℃の領域内の特定温度
での抵抗値が、室温での抵抗値の数十倍〜数千倍以上に
急増する。また、耐熱温度も高く、好ましくは、シャッ
トダウン開始温度より25℃高い温度までその形状を維
持することができる。
前述したような本発明の多孔質フィルムを構成材料とす
るものである。このセパレータは、本発明の多孔質フィ
ルムに加えて、不織布などの支持材を含んでいてもよ
い。このセパレータは、優れたシャットダウン特性を有
し、好ましくは、100〜130℃の領域内の特定温度
での抵抗値が、室温での抵抗値の数十倍〜数千倍以上に
急増する。また、耐熱温度も高く、好ましくは、シャッ
トダウン開始温度より25℃高い温度までその形状を維
持することができる。
【0044】また、本発明の非水電解液電池は、前述し
たような本発明の多孔質フィルムを構成材料とするもの
である。以下、この非水電解液電池の構成の一例を説明
する。
たような本発明の多孔質フィルムを構成材料とするもの
である。以下、この非水電解液電池の構成の一例を説明
する。
【0045】まず、帯状の正極と負極とを、本発明の多
孔質フィルムを構成材料とするセパレータを介して積層
捲回して電極体とする。この電極体を電解液と共に電池
缶に収納し、その他必要な部材を適宜配することにより
電池を得る。
孔質フィルムを構成材料とするセパレータを介して積層
捲回して電極体とする。この電極体を電解液と共に電池
缶に収納し、その他必要な部材を適宜配することにより
電池を得る。
【0046】この電池の正極活物質としては、(CF)
n で示されるフッ化黒鉛、LiCoO2 、LiNi
O2 、LiMn2 O4 、V2 O5 、CuO、Ag2 Cr
O4 などの金属酸化物、TiS、CuSなどの硫化物な
どが用いられる。特に高電圧、高エネルギー密度が得ら
れ、サイクル特性に優れることからLiCoO2 、Li
NiO2 が好適に用いられる。一方、負極活物質として
は、金属リチウム、リチウム合金、カーボンやグラファ
イトなどのリチウムイオンを吸蔵または吸着する能力を
有する炭素材料、あるいはリチウムイオンをドーピング
したポリアセチレンやポリピロールなどの導電性高分子
などが用いられ、単位体積当たりのエネルギー密度が大
きい点から、炭素材料が好適に用いられる。これら正・
負極活物質を各々ステンレス鋼製網などの集電体を芯材
として成形することで帯状の正極および負極とする。
n で示されるフッ化黒鉛、LiCoO2 、LiNi
O2 、LiMn2 O4 、V2 O5 、CuO、Ag2 Cr
O4 などの金属酸化物、TiS、CuSなどの硫化物な
どが用いられる。特に高電圧、高エネルギー密度が得ら
れ、サイクル特性に優れることからLiCoO2 、Li
NiO2 が好適に用いられる。一方、負極活物質として
は、金属リチウム、リチウム合金、カーボンやグラファ
イトなどのリチウムイオンを吸蔵または吸着する能力を
有する炭素材料、あるいはリチウムイオンをドーピング
したポリアセチレンやポリピロールなどの導電性高分子
などが用いられ、単位体積当たりのエネルギー密度が大
きい点から、炭素材料が好適に用いられる。これら正・
負極活物質を各々ステンレス鋼製網などの集電体を芯材
として成形することで帯状の正極および負極とする。
【0047】また、電解液としては、エチレンカーボネ
ート、プロピレンカーボネート、アセトニトリル、γ−
ブチロラクトン、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒ
ドロフランなどの単独または2種類以上の混合溶媒に、
LiClO4 、LiPF6 、LiAsF6 などを電解質
として溶解した有機電解液が使用できる。
ート、プロピレンカーボネート、アセトニトリル、γ−
ブチロラクトン、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒ
ドロフランなどの単独または2種類以上の混合溶媒に、
LiClO4 、LiPF6 、LiAsF6 などを電解質
として溶解した有機電解液が使用できる。
【0048】
【実施例】以下、実施例および比較例を用いて、本発明
を更に具体的に説明する。下記の実施例、比較例におけ
る測定方法は次の通りである。
を更に具体的に説明する。下記の実施例、比較例におけ
る測定方法は次の通りである。
【0049】(1)重量平均分子量 ゲル浸透クロマトグラフ(ウォーターズ(Water)
社製、GPC−150C)により、溶媒としてo−ジク
ロロベンゼンを用いて、135℃で測定した。なお、カ
ラムはShodex KF−80M(昭和電工社製)を
用い、データ処理にはTRC社製データ処理システムを
用いた。また、分子量は、ポリスチレンを基準として算
出した。
社製、GPC−150C)により、溶媒としてo−ジク
ロロベンゼンを用いて、135℃で測定した。なお、カ
ラムはShodex KF−80M(昭和電工社製)を
用い、データ処理にはTRC社製データ処理システムを
用いた。また、分子量は、ポリスチレンを基準として算
出した。
【0050】(2)密度 ASTM D 1505に準じて測定した。単位は(g
/cm3)である。
/cm3)である。
【0051】(3)結晶化度 結晶化度は、示差走査熱量測定(DSC)にて求めた。
試料を180℃まで10℃/分で昇温させた後、次に5
0℃まで10℃/分で降温させた。再度、180℃まで
10℃/分で昇温させた時の融解熱量を求め、下記式
(数3)により結晶化度を求めた。なお、融解熱量の測
定は、マックサイエンス社製DSC3100を使用して
行った。
試料を180℃まで10℃/分で昇温させた後、次に5
0℃まで10℃/分で降温させた。再度、180℃まで
10℃/分で昇温させた時の融解熱量を求め、下記式
(数3)により結晶化度を求めた。なお、融解熱量の測
定は、マックサイエンス社製DSC3100を使用して
行った。
【0052】
【数3】結晶化度(%)=測定で得られた融解熱量/結
晶化度100%ポリエチレンの融解熱量(237mJ/
mg)×100
晶化度100%ポリエチレンの融解熱量(237mJ/
mg)×100
【0053】(4)初期膜抵抗 多孔質フィルムを電気抵抗測定用セルに固定した。この
多孔質フィルムを電解液中に浸漬した状態で、セルに接
続したLCRメータ(ヒューレット パッカード(Hewlet
t Packard)社製 4262A)により10KHzの交流
電気抵抗を測定した。なお、電解液としてはプロピレン
カーボネートとジメトキシエタンを同重量ずつ混合し、
これに過塩素酸リチウムを1mo1/リットルの濃度に
なるように溶解させたものを使用した。また、ブランク
として、電解液中に多孔質フィルムを浸漬しないこと以
外は上記測定と同様にして、電解液のみの電気抵抗を測
定した。測定結果をもとに、下記式(数4)により膜抵
抗R(Ω・cm2 )を算出した。但し、(数4)式のR
aは電解液(液温20℃)の電気抵抗(Ω)、Rbは電
解液中に多孔質フィルムを浸漬した状態で測定した電気
抵抗(Ω)、Sは多孔質フィルムの面積(cm2 )であ
る。
多孔質フィルムを電解液中に浸漬した状態で、セルに接
続したLCRメータ(ヒューレット パッカード(Hewlet
t Packard)社製 4262A)により10KHzの交流
電気抵抗を測定した。なお、電解液としてはプロピレン
カーボネートとジメトキシエタンを同重量ずつ混合し、
これに過塩素酸リチウムを1mo1/リットルの濃度に
なるように溶解させたものを使用した。また、ブランク
として、電解液中に多孔質フィルムを浸漬しないこと以
外は上記測定と同様にして、電解液のみの電気抵抗を測
定した。測定結果をもとに、下記式(数4)により膜抵
抗R(Ω・cm2 )を算出した。但し、(数4)式のR
aは電解液(液温20℃)の電気抵抗(Ω)、Rbは電
解液中に多孔質フィルムを浸漬した状態で測定した電気
抵抗(Ω)、Sは多孔質フィルムの面積(cm2 )であ
る。
【0054】
【数4】R(Ω・cm2 )=(Rb−Ra)×S
【0055】なお、ここで使用した電気抵抗測定用セル
は若干の漏れ電流があるため、無孔フィルムにおいても
最大で1000Ω・cm2 程度の電気抵抗しか測定でき
ないものである。
は若干の漏れ電流があるため、無孔フィルムにおいても
最大で1000Ω・cm2 程度の電気抵抗しか測定でき
ないものである。
【0056】(5)シャットダウン特性評価 多孔質フィルムを1辺が50mm程度の正方形に切り取
り、これを治具(金属製のSUS板に30mm×30m
mの板木表紙を両面テープで貼り付けて作製したもの)
に、しわが入らないように4辺を固定してサンプルを作
製した。このサンプルを、ヒートシーラにより、温度1
30℃、面圧5Kg/cm2 で1秒間加熱加圧処理し
た。加熱加圧処理した後、多孔質フィルムを治具より剥
離して適当な大きさに切り取り、その膜抵抗を先に述べ
た初期膜抵抗の測定方法と同様の操作により測定した。
り、これを治具(金属製のSUS板に30mm×30m
mの板木表紙を両面テープで貼り付けて作製したもの)
に、しわが入らないように4辺を固定してサンプルを作
製した。このサンプルを、ヒートシーラにより、温度1
30℃、面圧5Kg/cm2 で1秒間加熱加圧処理し
た。加熱加圧処理した後、多孔質フィルムを治具より剥
離して適当な大きさに切り取り、その膜抵抗を先に述べ
た初期膜抵抗の測定方法と同様の操作により測定した。
【0057】(6)通気度(ガーレー値) JIS K 8117に準じて、空気10ccが面積6
42mm2 の多孔質フィルムを透過するのに要した時間
を測定し、この測定値を10倍して求めた。測定には、
安田精機製作所製ガーレー式デンソメーターNo.32
3−Autoを用いた。
42mm2 の多孔質フィルムを透過するのに要した時間
を測定し、この測定値を10倍して求めた。測定には、
安田精機製作所製ガーレー式デンソメーターNo.32
3−Autoを用いた。
【0058】(7)電池の低温特性評価 作製した電池を、25℃の温度条件下で0.6mA/c
m2 の電流密度で5回の予備充放電を行った。次に、
3.2mA/cm2 の電流密度で充電した後、電池を−
10℃のインキュベーターに入れ、1時間後に3.2m
A/cm2 の電流密度で放電し、放電終了までに取り出
せる電気量(すなわち電池容量)を測定した。なお、充
電は4.1Vになった時点で定電圧充電に切り替えるこ
ととし、充電時間は予備充放電においては5時間、通常
の充電においては1時間とした。また、放電は3.0V
になった時点で停止させることとした。充電終了から放
電開始までの時間、および、放電終了から充電開始まで
の時間はともに1時間とした。
m2 の電流密度で5回の予備充放電を行った。次に、
3.2mA/cm2 の電流密度で充電した後、電池を−
10℃のインキュベーターに入れ、1時間後に3.2m
A/cm2 の電流密度で放電し、放電終了までに取り出
せる電気量(すなわち電池容量)を測定した。なお、充
電は4.1Vになった時点で定電圧充電に切り替えるこ
ととし、充電時間は予備充放電においては5時間、通常
の充電においては1時間とした。また、放電は3.0V
になった時点で停止させることとした。充電終了から放
電開始までの時間、および、放電終了から充電開始まで
の時間はともに1時間とした。
【0059】(実施例1)結晶化度86%、分子量20
00の低分子量ポリエチレン20重量%と、重量平均分
子量35万、密度0.963g/cm3 の高密度ポリエ
チレン80重量%との混合物を、Tダイ押出機を用い
て、ダイス温度200℃、冷却ロール温度80℃で、厚
さ約35μmのフィルムに成形した。このフィルムに、
110℃の乾燥器内で24時間の熱処理を施した。熱処
理後、ロール延伸機にて、延伸率が50%になるように
低温延伸し、更に110℃にて同方向に延伸率が110
%になるように高温延伸した。そして、延伸後、温度1
10℃において延伸方向の10%収縮(高温延伸後の寸
法を基準とする。)させることにより、膜厚27μm、
ガーレー値500秒/100ccの白色の多孔質フィル
ムを得た。得られた多孔質フィルムの特性を表1に示
す。
00の低分子量ポリエチレン20重量%と、重量平均分
子量35万、密度0.963g/cm3 の高密度ポリエ
チレン80重量%との混合物を、Tダイ押出機を用い
て、ダイス温度200℃、冷却ロール温度80℃で、厚
さ約35μmのフィルムに成形した。このフィルムに、
110℃の乾燥器内で24時間の熱処理を施した。熱処
理後、ロール延伸機にて、延伸率が50%になるように
低温延伸し、更に110℃にて同方向に延伸率が110
%になるように高温延伸した。そして、延伸後、温度1
10℃において延伸方向の10%収縮(高温延伸後の寸
法を基準とする。)させることにより、膜厚27μm、
ガーレー値500秒/100ccの白色の多孔質フィル
ムを得た。得られた多孔質フィルムの特性を表1に示
す。
【0060】(実施例2)結晶化度57%、分子量10
00の低分子量ポリエチレンを使用した以外は、実施例
1と同様にして多孔質フィルムを作製した。この多孔質
フィルムの特性を表1に示す。
00の低分子量ポリエチレンを使用した以外は、実施例
1と同様にして多孔質フィルムを作製した。この多孔質
フィルムの特性を表1に示す。
【0061】(実施例3)結晶化度86%、重量平均分
子量2000の低分子量ポリエチレン40重量%と、重
量平均分子量35万、密度0.963g/cm3 の高密
度ポリエチレン60重量%との混合樹脂層を外層とし、
重量平均分子量35万、密度0.963g/cm3 の高
密度ポリエチレン100重量%の層を内層とした3層構
造のフィルムを、多層押出機にて押出形成した。後の工
程は実施例1と同様に熱処理、低温延伸、高温延伸、ヒ
ートセットを順次行って、膜厚27μmの白色の多孔質
フィルムを得た。この多孔質フィルムの特性を表1に示
す。
子量2000の低分子量ポリエチレン40重量%と、重
量平均分子量35万、密度0.963g/cm3 の高密
度ポリエチレン60重量%との混合樹脂層を外層とし、
重量平均分子量35万、密度0.963g/cm3 の高
密度ポリエチレン100重量%の層を内層とした3層構
造のフィルムを、多層押出機にて押出形成した。後の工
程は実施例1と同様に熱処理、低温延伸、高温延伸、ヒ
ートセットを順次行って、膜厚27μmの白色の多孔質
フィルムを得た。この多孔質フィルムの特性を表1に示
す。
【0062】(実施例4)結晶化度86%、分子量20
00の低分子量ポリエチレン40重量%と、重量平均分
子量35万、密度0.963g/cm3 の高密度ポリエ
チレン20重量%と、重量平均分子量35万、密度0.
91g/cm3 のポリプロピレン40重量%との混合樹
脂層を外層とし、重量平均分子量35万、密度0.96
3g/cm 3 の高密度ポリエチレン100重量%の層を
内層とした3層構造のフィルムを、多層押出機にて押出
形成した。後の工程は実施例1と同様に熱処理、低温延
伸、高温延伸、ヒートセットを順次行って、厚み27μ
mの白色の多孔質フィルムを得た。この多孔質フィルム
の特性を表1に示す。
00の低分子量ポリエチレン40重量%と、重量平均分
子量35万、密度0.963g/cm3 の高密度ポリエ
チレン20重量%と、重量平均分子量35万、密度0.
91g/cm3 のポリプロピレン40重量%との混合樹
脂層を外層とし、重量平均分子量35万、密度0.96
3g/cm 3 の高密度ポリエチレン100重量%の層を
内層とした3層構造のフィルムを、多層押出機にて押出
形成した。後の工程は実施例1と同様に熱処理、低温延
伸、高温延伸、ヒートセットを順次行って、厚み27μ
mの白色の多孔質フィルムを得た。この多孔質フィルム
の特性を表1に示す。
【0063】(比較例1)重量平均分子量35万、密度
0.963g/cm3 の高密度ポリエチレン100重量
%からなるフィルムを成形した。後の工程は実施例1と
同様に熱処理、低温延伸、高温延伸、ヒートセットを順
次行って、厚み27μmの白色の多孔質フィルムを得
た。この多孔質フィルムの特性を表1に示す。
0.963g/cm3 の高密度ポリエチレン100重量
%からなるフィルムを成形した。後の工程は実施例1と
同様に熱処理、低温延伸、高温延伸、ヒートセットを順
次行って、厚み27μmの白色の多孔質フィルムを得
た。この多孔質フィルムの特性を表1に示す。
【0064】(比較例2)特開平8−20659号公報
の実施例2と同様に、結晶化度86%、分子量2000
の低分子量ポリエチレン8重量部と、メルトインデック
ス1.1、密度0.954g/cm3 の高密度ポリエチ
レン100重量部とからなる混合物を、Tダイ押出機を
用いて、ダイス温度170℃、チルロール温度80℃
で、ドラフト比100で厚さ約35μmのフィルムに成
形した。このフィルムを、110℃の乾燥機内に24時
間入れ熱処理を行った。熱処理後、ロール延伸機にて、
延伸率が50%になるように冷延伸し、更に110℃に
て同方向に延伸率が110%になるように高温延伸し
た。延伸後、多孔質フィルムを、延伸状態を保ったま
ま、115℃で5分間熱固定を行い、ガーレー値500
秒/100ccの白色の多孔質フィルムを得た。得られ
た多孔質フィルムの特性を表1に示す。
の実施例2と同様に、結晶化度86%、分子量2000
の低分子量ポリエチレン8重量部と、メルトインデック
ス1.1、密度0.954g/cm3 の高密度ポリエチ
レン100重量部とからなる混合物を、Tダイ押出機を
用いて、ダイス温度170℃、チルロール温度80℃
で、ドラフト比100で厚さ約35μmのフィルムに成
形した。このフィルムを、110℃の乾燥機内に24時
間入れ熱処理を行った。熱処理後、ロール延伸機にて、
延伸率が50%になるように冷延伸し、更に110℃に
て同方向に延伸率が110%になるように高温延伸し
た。延伸後、多孔質フィルムを、延伸状態を保ったま
ま、115℃で5分間熱固定を行い、ガーレー値500
秒/100ccの白色の多孔質フィルムを得た。得られ
た多孔質フィルムの特性を表1に示す。
【0065】(比較例3)結晶化度47%、分子量20
00の低分子量ポリエチレンを使用した以外は実施例1
と同様にして多孔質フィルムを作製した。この多孔質フ
ィルムの特性を表1に示す。
00の低分子量ポリエチレンを使用した以外は実施例1
と同様にして多孔質フィルムを作製した。この多孔質フ
ィルムの特性を表1に示す。
【0066】
【表1】
【0067】表1に示すように、本発明の実施例の多孔
質フィルムは、室温の有機電解液中で測定した膜抵抗が
5Ω・cm2 以下であり、十分なイオン透過性を確保し
ている。なおかつ、100〜130℃の温度範囲で実質
シール圧を5Kg/cm2 として1秒間シールした後に
室温の有機電解液中で測定した膜抵抗が100Ω・cm
2 以上であり、シャットダウン特性に優れることが確認
できた。
質フィルムは、室温の有機電解液中で測定した膜抵抗が
5Ω・cm2 以下であり、十分なイオン透過性を確保し
ている。なおかつ、100〜130℃の温度範囲で実質
シール圧を5Kg/cm2 として1秒間シールした後に
室温の有機電解液中で測定した膜抵抗が100Ω・cm
2 以上であり、シャットダウン特性に優れることが確認
できた。
【0068】(実施例5)結晶化度86%、分子量20
00の低分子量ポリエチレン20重量%と、重量平均分
子量37万、Mw/Mn=22、密度0.958g/c
m3 の高密度ポリエチレン80重量%との混合物を2軸
押出機によって溶融混練した後、ペレット化した。この
混合樹脂層を外層とし、重量平均分子量35万、密度
0.963g/cm3 の高密度ポリエチレン100重量
%の層を内層とした3層構造のフイルムを、多層押出機
にて、ダイス温度200℃、冷却ロール温度80℃で作
製した。なお、このフィルムの膜厚は約37μmであっ
た。次に、フィルムに110℃の乾燥器内で24時間の
熱処理を施した。熱処理後のフィルムを、ロール延伸機
にて、延伸率が60%になるように低温延伸し、更に1
10℃にて同方向に延伸率が170%になるように高温
延伸した。延伸後、温度115℃において延伸方向の1
5%収縮(高温延伸後の寸法を基準とする。)させ、膜
厚27μmの白色の多孔質フィルムを得た。この多孔質
フィルムの特性を表2に示す。
00の低分子量ポリエチレン20重量%と、重量平均分
子量37万、Mw/Mn=22、密度0.958g/c
m3 の高密度ポリエチレン80重量%との混合物を2軸
押出機によって溶融混練した後、ペレット化した。この
混合樹脂層を外層とし、重量平均分子量35万、密度
0.963g/cm3 の高密度ポリエチレン100重量
%の層を内層とした3層構造のフイルムを、多層押出機
にて、ダイス温度200℃、冷却ロール温度80℃で作
製した。なお、このフィルムの膜厚は約37μmであっ
た。次に、フィルムに110℃の乾燥器内で24時間の
熱処理を施した。熱処理後のフィルムを、ロール延伸機
にて、延伸率が60%になるように低温延伸し、更に1
10℃にて同方向に延伸率が170%になるように高温
延伸した。延伸後、温度115℃において延伸方向の1
5%収縮(高温延伸後の寸法を基準とする。)させ、膜
厚27μmの白色の多孔質フィルムを得た。この多孔質
フィルムの特性を表2に示す。
【0069】また、得られた多孔質フィルムをセパレー
タとして使用して、以下の要領でコイン型電池を作製し
た。正極活物質としてのコバルト酸リチウムと、導電剤
としての炭素粉末と、結着剤としてのポリフッ化ビニリ
デンとを、n−メチル−2−ピロリドンに加えてスラリ
ーを調製し、このスラリーを厚さ25μmのアルミニウ
ム箔の片面に塗布した。このアルミニウム箔を100℃
で乾燥し、ロールプレスで圧着した後、ポンチで直径1
6mmの大きさに打ち抜いて正極を作製した。次に、負
極活物質としての黒鉛と、結着剤としてのポリフッ化ビ
ニリデンとを、n−メチル−2−ピロリドンに加えてス
ラリーを調製し、このスラリーを厚さ25μmの銅箔の
片面に塗布した。この銅箔を100℃で乾燥し、ロール
プレスで圧着した後、ポンチで直径15mmの大きさに
打ち抜いて負極を作製した。作製した正極と負極とを多
孔質フィルムを介して積層し、電解液とともに電池缶に
収納してコイン型電池とした。電解液には、エチレンカ
ーボネートとジエチルカーボネートの混合溶媒に、六フ
ッ化リン酸リチウムを1Mの濃度となるように溶解させ
たものを使用した。得られた電池の低温特性を評価した
結果を表2に示す。
タとして使用して、以下の要領でコイン型電池を作製し
た。正極活物質としてのコバルト酸リチウムと、導電剤
としての炭素粉末と、結着剤としてのポリフッ化ビニリ
デンとを、n−メチル−2−ピロリドンに加えてスラリ
ーを調製し、このスラリーを厚さ25μmのアルミニウ
ム箔の片面に塗布した。このアルミニウム箔を100℃
で乾燥し、ロールプレスで圧着した後、ポンチで直径1
6mmの大きさに打ち抜いて正極を作製した。次に、負
極活物質としての黒鉛と、結着剤としてのポリフッ化ビ
ニリデンとを、n−メチル−2−ピロリドンに加えてス
ラリーを調製し、このスラリーを厚さ25μmの銅箔の
片面に塗布した。この銅箔を100℃で乾燥し、ロール
プレスで圧着した後、ポンチで直径15mmの大きさに
打ち抜いて負極を作製した。作製した正極と負極とを多
孔質フィルムを介して積層し、電解液とともに電池缶に
収納してコイン型電池とした。電解液には、エチレンカ
ーボネートとジエチルカーボネートの混合溶媒に、六フ
ッ化リン酸リチウムを1Mの濃度となるように溶解させ
たものを使用した。得られた電池の低温特性を評価した
結果を表2に示す。
【0070】(実施例6)延伸前のフィルムに、95℃
の乾燥器内で24時間の熱処理を施すこと以外は、実施
例1と同様にして、膜厚25μmの白色の多孔質フィル
ムを得た。この多孔質フィルムの特性を表2に示す。ま
た、この多孔質フィルムを使用し、実施例5と同様にし
てコイン型電池を作製し、その低温特性を評価した。結
果を表2に示す。
の乾燥器内で24時間の熱処理を施すこと以外は、実施
例1と同様にして、膜厚25μmの白色の多孔質フィル
ムを得た。この多孔質フィルムの特性を表2に示す。ま
た、この多孔質フィルムを使用し、実施例5と同様にし
てコイン型電池を作製し、その低温特性を評価した。結
果を表2に示す。
【0071】(比較例4)結晶化度86%、分子量20
00の低分子量ポリエチレン20重量%と、重量平均分
子量15万、Mw/Mn=20、密度0.959g/c
m3 の高密度ポリエチレン80重量%との混合物を2軸
押出機によって溶融混練した後、ペレット化した。この
混合樹脂層を外層とし、重量平均分子量35万、密度
0.963g/cm3 の高密度ポリエチレン100重量
%の層を内層とした3層構造のフィルムを、多層押出機
にて、ダイス温度200℃、冷却ロール温度80℃で作
製した。なお、このフィルムの膜厚は約37μmであっ
た。後の工程は実施例1と同様に熱処理、低温延伸、高
温延伸、ヒートセットを順次行って、膜厚27μmの白
色の多孔質フィルムを得た。この多孔質フィルムの特性
を表2に示す。また、この多孔質フィルムを使用し、実
施例5と同様にしてコイン型電池を作製し、その低温特
性を評価した。結果を表2に示す。
00の低分子量ポリエチレン20重量%と、重量平均分
子量15万、Mw/Mn=20、密度0.959g/c
m3 の高密度ポリエチレン80重量%との混合物を2軸
押出機によって溶融混練した後、ペレット化した。この
混合樹脂層を外層とし、重量平均分子量35万、密度
0.963g/cm3 の高密度ポリエチレン100重量
%の層を内層とした3層構造のフィルムを、多層押出機
にて、ダイス温度200℃、冷却ロール温度80℃で作
製した。なお、このフィルムの膜厚は約37μmであっ
た。後の工程は実施例1と同様に熱処理、低温延伸、高
温延伸、ヒートセットを順次行って、膜厚27μmの白
色の多孔質フィルムを得た。この多孔質フィルムの特性
を表2に示す。また、この多孔質フィルムを使用し、実
施例5と同様にしてコイン型電池を作製し、その低温特
性を評価した。結果を表2に示す。
【0072】(比較例5)結晶化度86%、分子量20
00の低分子量ポリエチレン20重量%と、重量平均分
子量35万、Mw/Mn=15、密度0.960g/c
m3 の高密度ポリエチレン80重量%との混合物を2軸
押出機によって溶融混練した後、ペレット化した。この
混合樹脂層を外層とし、重量平均分子量35万、密度
0.963g/cm3 の高密度ポリエチレン100重量
%の層を内層とした3層構造のフィルムを、多層押出機
にて、ダイス温度200℃、冷却ロール温度80℃で作
製した。なお、このフィルムの膜厚は、約37μmであ
った。このフイルムに、95℃の乾燥器内で24時間の
熱処理を施した。熱処理後のフィルムを、実施例1と同
様に低温延伸、高温延伸、ヒートセットを順次行って、
膜厚27μmの白色の多孔質フィルムを得た。この多孔
質フィルムの特性を表2に示す。また、この多孔質フィ
ルムを使用し、実施例5と同様にしてコイン型電池を作
製し、その低温特性を評価した。結果を表2に示す。
00の低分子量ポリエチレン20重量%と、重量平均分
子量35万、Mw/Mn=15、密度0.960g/c
m3 の高密度ポリエチレン80重量%との混合物を2軸
押出機によって溶融混練した後、ペレット化した。この
混合樹脂層を外層とし、重量平均分子量35万、密度
0.963g/cm3 の高密度ポリエチレン100重量
%の層を内層とした3層構造のフィルムを、多層押出機
にて、ダイス温度200℃、冷却ロール温度80℃で作
製した。なお、このフィルムの膜厚は、約37μmであ
った。このフイルムに、95℃の乾燥器内で24時間の
熱処理を施した。熱処理後のフィルムを、実施例1と同
様に低温延伸、高温延伸、ヒートセットを順次行って、
膜厚27μmの白色の多孔質フィルムを得た。この多孔
質フィルムの特性を表2に示す。また、この多孔質フィ
ルムを使用し、実施例5と同様にしてコイン型電池を作
製し、その低温特性を評価した。結果を表2に示す。
【0073】
【表2】
【0074】表2に示すように、本発明の実施例の多孔
質フィルムは、室温の有機電解液中で測定した膜抵抗が
5Ω・cm2 以下であり、かつ、100〜130℃の温
度範囲で実質シール圧を5Kg/cm2 として1秒間シ
ールした後に室温の有機電解液中で測定した膜抵抗が1
00Ω・cm2 以上であることから、シャットダウン特
性に優れることが確認できた。更に、本発明の好ましい
形態である、ガーレー値で表される通気度が400秒/
100cc以下の多孔質フィルムによれば、これをセパ
レータとして使用した電池の低温特性を向上させること
ができることが確認できた。
質フィルムは、室温の有機電解液中で測定した膜抵抗が
5Ω・cm2 以下であり、かつ、100〜130℃の温
度範囲で実質シール圧を5Kg/cm2 として1秒間シ
ールした後に室温の有機電解液中で測定した膜抵抗が1
00Ω・cm2 以上であることから、シャットダウン特
性に優れることが確認できた。更に、本発明の好ましい
形態である、ガーレー値で表される通気度が400秒/
100cc以下の多孔質フィルムによれば、これをセパ
レータとして使用した電池の低温特性を向上させること
ができることが確認できた。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多孔質フ
ィルムは、室温の有機電解液中で測定した膜抵抗を5Ω
・cm2 以下とし、かつ、100〜130℃の温度範囲
で実質シール圧を5Kg/cm2 として1秒間シールし
た後に室温の有機電解液中で測定した膜抵抗を100Ω
・cm2 以上とすることにより、シャットダウン特性に
優れ、実用的で安全であり、薄膜化が可能で製造コスト
が安価な多孔質フィルムとそれを用いた電池用セパレー
タおよび電池を提供することができる。
ィルムは、室温の有機電解液中で測定した膜抵抗を5Ω
・cm2 以下とし、かつ、100〜130℃の温度範囲
で実質シール圧を5Kg/cm2 として1秒間シールし
た後に室温の有機電解液中で測定した膜抵抗を100Ω
・cm2 以上とすることにより、シャットダウン特性に
優れ、実用的で安全であり、薄膜化が可能で製造コスト
が安価な多孔質フィルムとそれを用いた電池用セパレー
タおよび電池を提供することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 23/10 C08L 23/10 (72)発明者 石崎 哲 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 室温の有機電解液中で測定した膜抵抗が
5Ω・cm2 以下であり、かつ、100〜130℃の温
度範囲で実質シール圧を5Kg/cm2 として1秒間シ
ールした後に室温の有機電解液中で測定した膜抵抗が1
00Ω・cm2以上であることを特徴とする多孔質フィ
ルム。 - 【請求項2】 通気度が400秒/100cc以下であ
る請求項1に記載の多孔質フィルム。 - 【請求項3】 結晶化度が50%以上であって重量平均
分子量が500〜10000の範囲である低分子量ポリ
エチレンの含有量が10〜80重量%であり、かつ、融
点が前記低分子量ポリエチレンの融点よりも5℃以上高
いポリマーの含有量が90〜20重量%である請求項1
または2に記載の多孔質フィルム。 - 【請求項4】 前記低分子量ポリエチレンの含有量が1
5〜70重量%であり、かつ、前記ポリマーの含有量が
85〜30重量%である請求項3に記載の多孔質フィル
ム。 - 【請求項5】 前記ポリマーが、ポリエチレンまたはポ
リエチレンとポリプロピレンとの混合物である請求項3
または4に記載の多孔質フィルム。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の多孔質
フィルムを含む層を少なくとも1層含むことを特徴とす
る多孔質フィルム。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の多孔質
フィルムを構成材料とする電池用セパレータ。 - 【請求項8】 電解液が非水電解液であり、正極と負極
とが電池用セパレータで隔離された非水電解液電池であ
って、前記電池用セパレータとして請求項1〜6のいず
れかに記載の多孔質フィルムを使用した非水電解液電
池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10234740A JPH11158304A (ja) | 1997-09-24 | 1998-08-20 | 多孔質フィルムとそれを用いた電池用セパレータおよび電池 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9-258950 | 1997-09-24 | ||
| JP25895097 | 1997-09-24 | ||
| JP10234740A JPH11158304A (ja) | 1997-09-24 | 1998-08-20 | 多孔質フィルムとそれを用いた電池用セパレータおよび電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11158304A true JPH11158304A (ja) | 1999-06-15 |
Family
ID=26531733
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10234740A Pending JPH11158304A (ja) | 1997-09-24 | 1998-08-20 | 多孔質フィルムとそれを用いた電池用セパレータおよび電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11158304A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002321323A (ja) * | 2001-04-24 | 2002-11-05 | Asahi Kasei Corp | ポリオレフィン製微多孔膜 |
| WO2004089627A1 (ja) * | 2003-04-04 | 2004-10-21 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | ポリオレフィン微多孔膜 |
| WO2008149895A1 (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-11 | Teijin Limited | 非水系二次電池セパレータ用ポリオレフィン微多孔膜基材、その製造方法、非水系二次電池セパレータおよび非水系二次電池 |
| JP2010209135A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-24 | Asahi Kasei E-Materials Corp | 微多孔性フィルム及びその製造方法並びに電池用セパレータ |
| JP2011063025A (ja) * | 2010-10-04 | 2011-03-31 | Asahi Kasei E-Materials Corp | ポリオレフィン製微多孔膜 |
| JP2012521914A (ja) * | 2009-03-30 | 2012-09-20 | 東レバッテリーセパレータフィルム株式会社 | 微多孔性ポリマー膜、電池用セパレータ、およびそれらの製造方法 |
| EP2650949A1 (en) * | 2012-04-09 | 2013-10-16 | GS Yuasa International Ltd. | Energy storage device including separator with air permeability |
-
1998
- 1998-08-20 JP JP10234740A patent/JPH11158304A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002321323A (ja) * | 2001-04-24 | 2002-11-05 | Asahi Kasei Corp | ポリオレフィン製微多孔膜 |
| WO2004089627A1 (ja) * | 2003-04-04 | 2004-10-21 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | ポリオレフィン微多孔膜 |
| US7618743B2 (en) | 2003-04-04 | 2009-11-17 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Microporous polyolefin film |
| WO2008149895A1 (ja) * | 2007-06-06 | 2008-12-11 | Teijin Limited | 非水系二次電池セパレータ用ポリオレフィン微多孔膜基材、その製造方法、非水系二次電池セパレータおよび非水系二次電池 |
| US7892672B2 (en) | 2007-06-06 | 2011-02-22 | Teijin Limited | Polyolefin microporous membrane base for nonaqueous secondary battery separator, method for producing the same, nonaqueous secondary battery separator and nonaqueous secondary battery |
| JP2010209135A (ja) * | 2009-03-06 | 2010-09-24 | Asahi Kasei E-Materials Corp | 微多孔性フィルム及びその製造方法並びに電池用セパレータ |
| JP2012521914A (ja) * | 2009-03-30 | 2012-09-20 | 東レバッテリーセパレータフィルム株式会社 | 微多孔性ポリマー膜、電池用セパレータ、およびそれらの製造方法 |
| JP2011063025A (ja) * | 2010-10-04 | 2011-03-31 | Asahi Kasei E-Materials Corp | ポリオレフィン製微多孔膜 |
| EP2650949A1 (en) * | 2012-04-09 | 2013-10-16 | GS Yuasa International Ltd. | Energy storage device including separator with air permeability |
| US9484565B2 (en) | 2012-04-09 | 2016-11-01 | Gs Yuasa International Ltd. | Energy storage device |
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