JPH11158875A - 法面等の緑化工法 - Google Patents
法面等の緑化工法Info
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Abstract
を向上することのできる、新規な法面等の緑化工法の開
発を技術課題とした。 【解決手段】 施工面たる法面2に対して棚状に土留め
用ストッパ1を設け、この土留め用ストッパ1上に苗木
に適合した混合土壌4Bが詰められ且つ苗木の根が貫通
可能な植生袋4を載置するようにした工法において、前
記植生袋4は保持ストラップ15により土留め用ストッ
パ1に固定されることを特徴として成り、施工後間もな
く根付いていない状態の苗木を収容した植生袋4の脱落
を防ぐことができる。またこの保持ストラップ15はス
トッパ板10における補強鉄筋11または網体12と、
ラス網9との間に張架するため、確実且つ迅速、容易に
施工を行うことができる。
Description
傾斜法面等に花木類を植え付け緑化するにあたり、これ
ら花木類の降雨等による流出、崩落を防止する土留め用
ストッパを用いた工法に関するものであり、特に保持ス
トラップを用いることで、施工後間もなく根付いていな
い状態の苗木を収容した植生袋の脱落を防ぐ、法面等の
緑化工法に係るものである。
維持を図るため、この工事により生じた道路脇や河岸の
急傾斜法面を単にモルタルで覆ったり、コンクリートブ
ロックを敷き詰めるのではなく、その全面あるいは一区
画に草、花、樹木等の植物を植える試みがなされてい
る。
たっては、植物の定着を確実にするため、この急傾斜法
面にできるだけ厚く客土を吹き、穴を掘り苗木を植え込
んだり、ポット苗を植え込んだりする工法があるが、苗
木が土壌に合わず生育不良を起こしたり、せっかく根付
いた苗木までが大雨等で客土、苗木共に流されてしまう
こと等があり、苗木の定着が困難であった。
木)の新たな支持部材を考案し、すでに「土留め用スト
ッパ」として実用新案登録(登録第2541425号)
に至っており、また「土留め用枠材」として意匠登録
(登録第938005号)に至っている。更にこの土留
め用ストッパを用い、苗木に適した土壌と苗木とを収容
した植生袋を支持する「土留め用ストッパを併用した法
面等の緑化工法」についても特許(特許第266031
5号)に至っており、前記苗木の法面への定着に関する
問題点はすでに解決されている。
面2′がコンクリートあるいは岩盤等であった場合は、
植生袋4′固定用のピン5a′を打ち込むための孔を、
この法面2′に穿孔しておき、土留め用ストッパ1′に
植生袋4′を載置した後、植生袋反落防止板5′を用い
たり、あるいは単独でピン5a′を打ち込むのである
が、以下に示す点で改善の余地が残されていた。つまり
前記孔は植生袋4′によって隠れてしまうため斜面での
不安定な作業状況も相まって、ピン5a′の位置決めが
困難となり、またこのピン5a′が落下してしまうこと
もあり、この結果施工時間の増大及び危険を招く場合が
ある。
慮してなされたものであって、本出願人による特許発明
である「土留め用ストッパを併用した法面等の緑化工
法」(特許第2660315号)に更に改良を加え、植
生袋の固定を容易にし、更に作業の安全性を向上するこ
とのできる、新規な法面等の緑化工法の開発を技術課題
とした。
法面等の緑化工法は、施工面たる法面に対して棚状に土
留め用ストッパを設け、この土留め用ストッパ上に苗木
に適合した混合土壌が詰められ且つ苗木の根が貫通可能
な植生袋を載置するようにした工法において、前記植生
袋は保持ストラップにより土留め用ストッパに固定され
ることを特徴として成る。この発明によれば、保持スト
ラップを用いることで、施工後間もなく根付いていない
状態の苗木を収容した植生袋の脱落を防ぐことができ
る。またこの保持ストラップはストッパ板における補強
鉄筋または網体と、ラス網との間、もしくは前記ストッ
パ板における補強鉄筋または網体の二点間に張架するた
め、確実且つ迅速、容易に施工を行うことができる。
前記要件に加え、前記保持ストラップは弾性体であり、
且つその一部にフックを有することを特徴として成る。
この発明によれば、土留め用ストッパにおける補強鉄筋
または網体と、ラス網との間、もしくは前記土留め用ス
トッパにおける補強鉄筋または網体の二点間への張架を
容易に行うことができる。また特に弾性体としてゴムを
用いた場合には、保持ストラップを安価に製作すること
ができ、またこの保持ストラップが落下した場合の危険
性を少なくすることができる。
前記請求項1または2記載の要件に加え、前記保持スト
ラップを前記土留め用ストッパにおける補強鉄筋または
網体に対して係着した状態で、この土留め用ストッパを
法面に対して固定することを特徴として成る。この発明
によれば、保持ストラップを土留め用ストッパに一体化
するため保持ストラップの落下を防ぐことができ、施工
時間の増大を招くことがなく、また危険を排除すること
ができる。そしてこれら各請求項記載の発明の構成を手
段として前記課題の解決が図られる。
法」について、図面に基づいて具体的に説明する。図中
符号1に示すものが土留め用ストッパである。このもの
は施工面の一例である岩盤やモルタルの急傾斜の法面2
に対して法面緑化用として客土3を吹き付けるにあたっ
て、その吹き付けを確実にし、客土3の流出、崩落を防
止する目的で使用され、最終的には草花木等の緑化のた
めの植物6を、これを植生袋4に収容した状態で支持す
る。
用ストッパ1はストッパ板10とストッパピン14とに
より構成され、このうちストッパ板10は、平面「コ」
の字状の補強鉄筋11を枠部材として、この補強鉄筋1
1に網体12を張設し、更にこの網体12の一方の面に
は二本のスリーブ13が設けられて成る。そしてストッ
パ板10の大きさとしては一例として45cm×8cm
のものを使用したが用途に応じて、その大きさは種々可
変できる。
体12が植物6の根7の通り抜け構造を構成するが、こ
の他、平板上に多数の穴を設けたもの、長穴状のスリッ
トを複数設けたものが採用できる。更に、前記図1〜3
に示す実施の形態における補強鉄筋11を利用して、細
径の丸棒をすのこ状に一定の間隔を隔てて設けることに
より、植物6の根7の通り抜け構造を構成することもで
きる。また、ストッパ板10の形状は図3(a)に示す
平板状の物が最も汎用性があり使いやすいが、特殊な形
状の植物が植え込まれるような用途の限定された場合に
は、図3(b)(c)に示すように両端が垂直ないしは
斜めに立ち上がったような籠形に構成したものが採用で
きる。
る。このものは図4(a)に示すように、一例として弾
性体たる30cm前後の長さのゴムバンド15aの両端
にフック15bを具えて成るのであって、前記フック1
5bは金属板を適宜折り曲げてゴムバンド15aを挟持
するとともに、その先端を鉤状に曲げ加工して成る。ま
たこのゴムバンド15aの素材は、環境面を配慮して生
分解性の合成ゴムを用いることが好ましい。因みにゴム
バンド15aとして合成ゴムを用いた場合、土壌中に放
置された状態での耐久性は約2年間にわたって維持され
るが、この間に植物6は客土3、ストッパ板10、ラス
網9及び法面2に根付くため、その時点での強度は要求
されなくなる。
4(b)に示すように弾性体であるバネの両端を鉤状に
曲げ加工してフック15bとする構成とすることもでき
る。更にまた前記保持ストラップ15としては、弾性体
以外の部材を用いることもできるのであって、図4
(c)に一例として合成樹脂繊維のベルト15cを用い
た実施の形態を示す。このタイプの保持ストラップ15
は、一端にフック15bを具えた二本のベルト15cを
バックル15dによって連結するのであり、このバック
ル15dはカム式、ラチェット式等適宜の締結機構のも
のを用いることができる。
のは図7に示すように、通気、通水及び植物6の根7の
通過ができるように、樹脂繊維の繊網体4Aを用い、そ
の内部に植物6の苗木に適合した混合土壌4Bを収納し
たものである。また本実施の形態では繊網体4Aの材質
として樹脂繊維を用いているが、生分解性樹脂または
麻、木綿等の植物繊維の使用も可能である。
部材は、上述のようにして成るのであって、以下本発明
の「法面等の緑化工法」について説明する。まず図1、
2に示すように法面2に対し、スペーサ8を介してラス
網9を張り設ける。次に土留め用ストッパ1を、ストッ
パピン14をスリーブ13に挿通させ、その尖端を法面
2に打ち込むことによりストッパ板10の位置を適宜位
置に調節した上で法面2に対して固定する。因みにこの
とき、前もってドリル等により法面2に穿孔しておくこ
とが好ましい。
(a)に示すように千鳥状に一定間隔(因みに本実施の
形態では上下の間隔50cm、左右の間隔60cmとし
た)を開けて法面2に対して棚状に設ける。このように
千鳥状に土留め用ストッパ1を設けたのは、土留め用ス
トッパ1を縦、横に整列して配置した場合には、隣り合
う土留め用ストッパ1の間が水の通り道となってしまい
客土3の崩落が起きやすくなるため、これを防止するた
めである。また本実施の形態では一例として幅45c
m、奥行8cmの比較的小さな土留め用ストッパ1を使
用しているが、これは法面2の表面の凹凸に応じて、そ
の取り付け位置の調整を容易にするためである。
トッパ板10における補強鉄筋11または網体12に対
して、保持ストラップ15の一端に具えたフック15b
を係着した状態とする。この係着は、法面2に対する土
留め用ストッパ1の設置後に行ってもよいが、あらかじ
め工場においてフック15bの先端を折り曲げてストッ
パ板10と一体化し、補強鉄筋11または網体12から
脱落しないようにしておくことが好ましい。
付けられたところで、図5(b)に示すように順次、
花、樹木等の植物6に適合した混合土壌4B、肥料を収
容した植生袋4を土留め用ストッパ1上に設置してい
く。このとき前記ストッパ板10における補強鉄筋11
または網体12と、ラス網9との間、もしくは前記スト
ッパ板10における補強鉄筋11または網体12の二点
間に、保持ストラップ15を張架するのである。図1、
2及び5に示すのがストッパ板10における補強鉄筋1
1または網体12と、ラス網9との間に保持ストラップ
15を張架した状態であり、図6に示すのがストッパ板
10における補強鉄筋11または網体12の二点間に保
持ストラップ15を張架した状態である。
生袋4は土留め用ストッパ1とラス網9に押し付けられ
るようにして保持されるのであるが、法面2の一部が極
度の急斜面の場合はこの部分に限り、図2に示すように
設置した植生袋4の中腹部に植生袋反落防止板5をあて
がい、ここに当てピン5aを打ち込み、法面2からの反
落を防止するようにしてもよい。
等の植物6を植生袋4の上部を植物6の根7が入るだけ
切り開き植え込みをする。また工法の簡略化のために
花、樹木等の植物6を植生袋4に植え込んだ状態で土留
め用ストッパ1上に設置する場合もある。
ろで、図1、2に示すように順次客土3を吹き付けてい
き、一連の法面緑化作業が終了するのである。もちろ
ん、この客土3の吹き付けは植生袋4の設置前後どちら
でもよい。
め、時期外れの場合は植物6に適合した混合土壌4Bを
収容した植生袋4のみ設置して客土3を吹き付け、その
後適期に植物6を植え込むことで植物6の育成を安全確
実なものとすることもできる。
用ストッパ1として網体12の一方の面に二本のスリー
ブ13を設け、このスリーブ13に対してストッパピン
14を挿通させ、その尖端を法面2に打ち込むようなタ
イプを用いたが、前記スリーブ13を設けずに、ストッ
パピン14をあらかじめ法面2に打ち込み、その後この
ストッパピン14にストッパ板10を固定するようなタ
イプを用いることもできる。
や河岸工事で生じた岩盤やモルタルの急傾斜法面を想定
して本発明の施工例を挙げたが、もちろん、自然地形の
荒廃斜面等での植林にも適用することができる。
ような構成より成るものであって、これにより以下のよ
うな効果を発揮する。まず施工後間もなく根付いていな
い状態の苗木を収容した植生袋4の脱落を防ぐことがで
きる。また保持ストラップ15は土留め用ストッパ1に
おける補強鉄筋11または網体12と、ラス網9との
間、もしくは前記土留め用ストッパ1における補強鉄筋
11または網体12の二点間に張架するため、確実且つ
迅速、容易に施工を行うことができる。
11または網体12と、ラス網9との間、もしくは前記
土留め用ストッパ1における補強鉄筋11または網体1
2の二点間への張架を容易に行うことができる。また特
に弾性体としてゴムを用いた場合には、保持ストラップ
15を安価に製作することができ、またこの保持ストラ
ップ15が落下した場合の危険性を少なくすることがで
きる。
トッパ1に一体化するため保持ストラップ15の落下を
防ぐことができ、施工時間の増大を招くことがなく、ま
た危険を排除することができる。
パに保持した状態を一部破断拡大して示す斜視図であ
る。
斜視図である。
正面図である。
間に保持ストラップを張架した状態を示す斜視図であ
る。
示す斜視図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 施工面たる法面に対して棚状に土留め用
ストッパを設け、この土留め用ストッパ上に苗木に適合
した混合土壌が詰められ且つ苗木の根が貫通可能な植生
袋を載置するようにした工法において、前記植生袋は保
持ストラップにより土留め用ストッパに固定されること
を特徴とする法面等の緑化工法。 - 【請求項2】 前記保持ストラップは弾性体であり、且
つその一部にフックを有することを特徴とする請求項1
記載の法面等の緑化工法。 - 【請求項3】 前記保持ストラップを前記土留め用スト
ッパにおける補強鉄筋または網体に対して係着した状態
で、この土留め用ストッパを法面に対して固定すること
を特徴とする請求項1または2記載の法面等の緑化工
法。
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|---|---|---|---|
| JP34225397A JP3941195B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 法面等の緑化工法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34225397A Expired - Fee Related JP3941195B2 (ja) | 1997-11-26 | 1997-11-26 | 法面等の緑化工法 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3941195B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001346436A (ja) * | 2000-06-05 | 2001-12-18 | Hideo Fujita | 緑化屋根 |
| FR2835695A1 (fr) * | 2002-02-12 | 2003-08-15 | Henri Andre | Fascines biodegradables pour vegetalisation |
| FR2842070A1 (fr) * | 2002-07-12 | 2004-01-16 | Henri Andre | Matelas de protection de decoration, et de vegetalisation muni d'un cadre de rigidification |
-
1997
- 1997-11-26 JP JP34225397A patent/JP3941195B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001346436A (ja) * | 2000-06-05 | 2001-12-18 | Hideo Fujita | 緑化屋根 |
| FR2835695A1 (fr) * | 2002-02-12 | 2003-08-15 | Henri Andre | Fascines biodegradables pour vegetalisation |
| FR2842070A1 (fr) * | 2002-07-12 | 2004-01-16 | Henri Andre | Matelas de protection de decoration, et de vegetalisation muni d'un cadre de rigidification |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3941195B2 (ja) | 2007-07-04 |
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