JPH11159794A - 空気調和機の室内機 - Google Patents

空気調和機の室内機

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JPH11159794A
JPH11159794A JP9324348A JP32434897A JPH11159794A JP H11159794 A JPH11159794 A JP H11159794A JP 9324348 A JP9324348 A JP 9324348A JP 32434897 A JP32434897 A JP 32434897A JP H11159794 A JPH11159794 A JP H11159794A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストアップを招くことなく、フロントパネ
ル下部の前面側の結露を防止できる空気調和機の室内機
を提供する。 【解決手段】 少なくとも中央部4aに吸込グリル4
1,41,…を有するフロントパネル4を備える。フロ
ントパネル4の吸込グリルの隙間42,42,…を通し
て室内空気を吸い込み、冷却された空気をフロントパネ
ル4の下方の吹出口8を通して室内99へ吹き出す。吹
出口8の上部近傍の前面グリル3の下部3bに対向する
フロントパネル4の下部4bの形状が凹凸になってい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は空気調和機の室内
機に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、従来の空気調和機の
室内機101としては、熱交換器105の前方に通風の
ための窓132を有する前面グリル103を備え、さら
にこの前面グリル103の前方に、中央部104aおよ
び図示しない上部に吸込グリル(複数のルーバー141
からなる)が形成されたフロントパネル104を備えた
ものが多い。前面グリル下部103bおよびフロントパ
ネル下部104bは、いずれも平板状で、互いに重ねら
れている。前面グリル103は本体ケーシング102に
一体に取り付けられる一方、フロントパネル104は本
体ケーシング102に対して開閉可能になっている。冷
房運転時には、この室内機101の熱交換器105の伝
熱管151に低温冷媒が流される。この状態で送風ファ
ン106を回転駆動することにより、フロントパネル1
04の吸込グリルの隙間142、前面グリル103の窓
132を通して室内空気を吸い込み、熱交換器105を
通して冷却された空気をフロントパネル104の下方の
吹出口108を通して室内199へ吹き出す。
【0003】なお、この例では、吹出口108内のフロ
ントパネル104側の位置、詳しくは、前面グリル下部
103bとドレンパン前部107aとの間に、断面逆L
字状のディフューザ109が設けられている。このディ
フューザ109は、吹出空気に与えられた運動エネルギ
を圧力に変えるために働く。一方、吹出口108内の下
部には、吹出空気の角度を変えるための略平板状の案内
羽根110が設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、フロントパ
ネル下部104bの前面側には、湿気を多く含む室内空
気が接触する。ここで、上述のような室内機101で
は、冷房運転時に、吹出空気によって前面グリル下部1
03bおよびフロントパネル下部104bが冷却される
ため、フロントパネル下部104bの前面側に結露が生
じるという問題がある。特に、吹出口108内のフロン
トパネル104側の位置にディフューザ109が設けら
れている場合、フロントパネル下部104bの後面側が
比較的強く冷却されることから、フロントパネル下部1
04bの前面側に結露が生じ易くなる。
【0005】従来は、吹出空気によってフロントパネル
下部104bが裏面側から冷却されるのを避けるため
に、フロントパネル下部104bと重なっている前面グ
リル下部103bの裏面側に断熱材112を貼り付けて
いる。このため、室内機101のコストアップを招いて
いる。なお、ドレンパンの前部107aの前面側、ディ
フューザの鉛直部109aの後面側、ディフューザの水
平部109bの下面側にも、それぞれ断熱材111,1
13,114が貼り付けられている。さらにディフュー
ザの水平部109bの上面側には不織布115が貼り付
けられている。
【0006】そこで、この発明の目的は、コストアップ
を招くことなく、フロントパネル下部の前面側の結露を
防止できる空気調和機の室内機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の空気調和機の室内機は、少なくと
も中央部に吸込グリルを有するフロントパネルを備え、
上記フロントパネルの吸込グリルの隙間を通して室内空
気を吸い込み、冷却された空気を上記フロントパネルの
下方の吹出口を通して室内へ吹き出す空気調和機の室内
機において、上記吹出口の上部近傍の前面グリルの下部
に対向する上記フロントパネルの下部の形状が凹凸にな
っていることを特徴とする。
【0008】この請求項1の空気調和機の室内機では、
フロントパネルの下部の形状が凹凸になっているので、
フロントパネル下部の前面側において室内空気に触れる
面積が増加する。したがって、フロントパネル下部の形
状が平坦である場合に比して、フロントパネル下部の前
面側温度(表面温度)が上昇する。また、フロントパネ
ル下部の形状が平担である場合に比してフロントパネル
下部と前面グリル下部との間の接触面積が少なくなるの
で、前面グリル下部からフロントパネル下部の後面側へ
冷熱が伝わりにくくなる。したがって、さらにフロント
パネル下部の前面側温度が上昇して、フロントパネル下
部の前面側に結露が生じにくくなる。その結果、フロン
トパネル下部と重なっている前面グリル下部の後面側の
断熱材を省略でき、コストダウンが可能となる。
【0009】請求項2に記載の空気調和機の室内機は、
請求項1に記載の空気調和機の室内機において、上記フ
ロントパネル下部は、上記吸込グリルの外観と同じ外観
を示し、かつ隙間を持たないことを特徴とする。
【0010】この請求項2の空気調和機の室内機では、
上記フロントパネル下部は、上記吸込グリルの外観と同
じ外観を示すので、フロントパネルの見栄えが損なわれ
ることがない。また、上記フロントパネルは、一体成形
により、容易に製造される。なお、上記フロントパネル
下部は隙間を持たないので、フロントパネル下部を通し
て通風が起こることはなく、従来通りの通風が可能とな
る。
【0011】請求項3に記載の空気調和機の室内機は、
請求項1または2に記載の空気調和機の室内機におい
て、上記吹出口内の上記フロントパネル側の位置にディ
フューザが設けられていることを特徴とする。
【0012】一般に、上記吹出口内の上記フロントパネ
ル側の位置にディフューザ(吹出空気に与えられた運動
エネルギを圧力に変えるために働く)が設けられている
場合、フロントパネル下部の後面側の吹出空気の流速が
遅くなって、フロントパネル下部の後面側に比較的強く
冷却され、結露が生じ易くなる傾向がある。したがっ
て、この請求項3の空気調和機の室内機では、そのよう
な結露が効果的に解消される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を詳
細に説明する。
【0014】図1は一実施形態のセパレート形空気調和
機の室内機1を示している。なお、理解の容易のため
に、その室内機1の略下半分を右側方から見たときの断
面を示している。
【0015】この室内機1は、本体ケーシング2内に、
送風ファン(クロスフローファン)6と、ドレンパン7
上に配置された折り曲げ形熱交換器5を備えている。熱
交換器5は、送風ファン6の外周を取り巻くように折り
曲げられて、送風ファン6の外周のうち前面から図示し
ない上面までの範囲にわたって対向している。熱交換器
5の伝熱管51には、図示しない室外機との間の冷媒回
路によって、冷房運転時には低温冷媒、暖房運転時には
高温冷媒が流されるようになっている。ドレンパン7
は、前方から後方へ向かって斜め下向きに傾斜した前部
7aと、この前部7aに連なり、前方から後方へ向かっ
て斜め上向きに傾斜した底部7bと、この底部7bに連
なり、後方から前方へ向かって斜め上向きに延びる後部
7cを有している。ドレンパン前部7aの下面には断熱
材11が貼り付けられている。
【0016】熱交換器5の前方には前面グリル3が設け
られ、さらにこの前面グリル3の前方にはフロントパネ
ル4が設けられている。フロントパネル4には、その中
央部4aから図示しない上部までの範囲にわたって、室
内空気を吸い込むための吸込グリルが形成されている。
この吸込グリルは、図示の断面に垂直な水平方向に延
び、かつ前方から後方へ向かって斜め下向きに傾斜した
複数のルーバー41,41,…からなっている。これら
のルーバー41は上下に一定ピッチで配され、隣り合う
ルーバー41,41の間には通風のための隙間42,4
2,…が設けられている。一般に、室内機1は室内の天
井近傍に据え付けられることから、室内機1のフロント
パネル4は前方斜め下から見られる。したがって、ルー
バー41,41,…の間の隙間42,42,…はユーザ
に見えないようになっている。フロントパネル中央部4
aに連なるフロントパネル下部4bには、フロントパネ
ル中央部4aの吸込グリルに連続して、吸込グリルの外
観と同じ外観を示す凹凸43,44が形成されている。
この凹凸43,44は、図示の断面に垂直な水平方向に
延び、かつ前方から後方へ向かって斜め下向きに傾斜し
た第1傾斜部43と、隣り合う第1傾斜部43,43,
…の間で上側の第1傾斜部43の後縁と下側の第1傾斜
部43の前縁とをつなぐように前方から後方へ向かって
斜め上向きに傾斜した第2傾斜部44とからなってい
る。第1傾斜部43は、吸込グリルのルーバー41と対
応して、ルーバー41と同じピッチで配されている。第
2傾斜部44は、吸込グリルの隙間42と同様に、前方
斜め下からは見えないようになっている。この結果、フ
ロントパネル中央部4aの吸込グリル41,41,…と
フロントパネル下部4bの凹凸43,44は同じ外観を
示すので、フロントパネル4の見栄えが損なわれること
はない。また、フロントパネル4は吸込グリル41,4
1,…や凹凸43,44を含んだ状態に一体成形される
ので、容易に製造される。
【0017】なお、フロントパネル4は、ユーザがその
下部を手前(室内機1の前方)へ引っ張ることによって
本体ケーシング2に対して開かれ、逆の動作によって本
体ケーシング2に対して閉じられる。
【0018】前面グリル3は、本体ケーシング2に一体
に取り付けられた板状の部材である。前面グリル3のう
ちフロントパネル4の中央部4aから上部にわたって対
向する部分3aは格子31の形状に形成され、それらの
格子31の間には通風のための窓32が設けられてい
る。前面グリル3の下部3bは、窓を持たず略平板状に
なっており、フロントパネル下部4bと重なっている。
【0019】この室内機1の吹出口8は、これらの重な
ったフロントパネル下部4bと前面グリル下部3bおよ
びドレンパン7の下に、前方斜め下に向かって設けられ
ている。
【0020】吹出口8内のフロントパネル4側の位置、
詳しくは、前面グリル下部3bとドレンパン前部7aと
の間に、断面逆T字状のディフューザ9が設けられてい
る。このディフューザ9は、吹出空気に与えられた運動
エネルギを圧力に変えるために働く。一方、吹出口8内
の下部には、略平板状の案内羽根10が設けられてい
る。案内羽根10は、軸10aの周りに回転して、吹出
空気の角度を変えることができる。
【0021】冷房運転時には、この室内機1の熱交換器
5の伝熱管51に低温冷媒が流される。この状態で送風
ファン6を回転駆動することにより、フロントパネル4
の吸込グリルの隙間42、前面グリル3の窓32を通し
て室内空気を吸い込み(吸込空気の流れを矢印90で示
す)、熱交換器5を通して冷却された空気91をフロン
トパネル4の下方の吹出口8を通して室内99へ吹き出
す(吹出空気の流れを矢印91で示す)。フロントパネ
ル下部4bは隙間や窓32を持たないので、フロントパ
ネル下部4bを通して通風が起こることはなく、従来通
りの通風が可能となる。
【0022】吹出空気の一部91aは、ディフューザ9
とドレンパン前部7a、前面グリル下部3bとの間の隙
間を通って流れる。この結果、前面グリル下部3bの後
面側の吹出空気の流速が遅くなり、前面グリル下部3b
の後面側が比較的強く冷却される。しかし、フロントパ
ネル下部4bの形状が凹凸になっているので、フロント
パネル下部4bの前面側において室内空気に触れる面積
が増加している。したがって、フロントパネル下部4b
の形状が平坦である場合に比して、フロントパネル下部
4bの前面側温度(表面温度)が上昇する。また、フロ
ントパネル下部4bの形状が平担である場合に比してフ
ロントパネル下部4bと前面グリル下部3bとの間の接
触面積が少なくなるので、前面グリル下部3bからフロ
ントパネル下部4bの後面側へ冷熱が伝わりにくくな
る。したがって、さらにフロントパネル下部4bの前面
側温度が上昇して、フロントパネル下部4bの前面側に
結露が生じにくくなる。その結果、この例のように前面
グリル下部3bの後面側の断熱材を省略でき、コストダ
ウンが可能となる。
【0023】実際に冷房運転を行って実験したところ、
前面グリル下部3bの後面側温度が12℃になったとし
ても、フロントパネル下部4bの前面側温度は27℃を
維持でき、フロントパネル下部4bの前面側に結露が生
じなかった。
【0024】なお、暖房運転時には、この室内機1の熱
交換器5の伝熱管51に高温冷媒が流される。この状態
で送風ファン6を回転駆動することにより、フロントパ
ネル4の吸込グリルの隙間42、前面グリル3の窓32
を通して室内空気を吸い込み、熱交換器5を通して昇温
された空気91をフロントパネル4の下方の吹出口8を
通して室内99へ吹き出す。
【0025】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の空
気調和機の室内機では、フロントパネルの下部の前面側
の形状が凹凸になっているので、フロントパネル下部の
前面側において室内空気に触れる面積が増加して、フロ
ントパネル下部の形状が平坦である場合に比して、フロ
ントパネル下部の前面側温度(表面温度)が上昇する。
また、フロントパネル下部の形状が平担である場合に比
してフロントパネル下部と前面グリル下部との間の接触
面積が少なくなるので、前面グリル下部からフロントパ
ネル下部の後面側へ冷熱が伝わりにくくなる。したがっ
て、さらにフロントパネル下部の前面側温度が上昇し
て、フロントパネル下部の前面側に結露が生じにくくな
る。その結果、フロントパネル下部と重なっている前面
グリル下部の後面側の断熱材を省略でき、コストダウン
できる。
【0026】請求項2に記載の空気調和機の室内機で
は、上記フロントパネル下部は上記吸込グリルの外観と
同じ外観を示すので、フロントパネルの見栄えが損なわ
れることがない。また、上記フロントパネルは、一体成
形により、容易に製造できる。なお、上記フロントパネ
ル下部は隙間を持たないので、フロントパネル下部を通
して通風が起こることはなく、従来通りの通風が可能と
なる。
【0027】請求項3に記載の空気調和機の室内機で
は、上記吹出口内の上記フロントパネル側の位置にディ
フューザを有する場合に、フロントパネル下部の前面側
の結露を効果的に解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態の空気調和機の室内機
を示す断面図である。
【図2】 従来の空気調和機の室内機を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 室内機 2 本体ケーシング 3 前面グリル 4 フロントパネル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも中央部(4a)に吸込グリル
    (41,41,…)を有するフロントパネル(4)を備
    え、上記フロントパネル(4)の吸込グリルの隙間(4
    2,42,…)を通して室内空気を吸い込み、冷却され
    た空気を上記フロントパネル(4)の下方の吹出口
    (8)を通して室内(99)へ吹き出す空気調和機の室
    内機(1)において、 上記吹出口(8)の上部近傍の前面グリル(3)の下部
    (3b)に対向する上記フロントパネル(4)の下部
    (4b)の形状が凹凸になっていることを特徴とする空
    気調和機の室内機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空気調和機の室内機に
    おいて、 上記フロントパネル下部(4b)は、上記吸込グリル
    (41,41,…)の外観と同じ外観を示し、かつ隙間
    を持たないことを特徴とする空気調和機の室内機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の空気調和機の
    室内機において、 上記吹出口(8)内の上記フロントパネル(4)側の位
    置にディフューザ(9)が設けられていることを特徴と
    する空気調和機の室内機。
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