JPH11159832A - 空調機の制御装置 - Google Patents

空調機の制御装置

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JPH11159832A
JPH11159832A JP9327602A JP32760297A JPH11159832A JP H11159832 A JPH11159832 A JP H11159832A JP 9327602 A JP9327602 A JP 9327602A JP 32760297 A JP32760297 A JP 32760297A JP H11159832 A JPH11159832 A JP H11159832A
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air conditioner
air
draining
time
draining operation
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Tatsuo Seki
辰夫 関
Sakuo Sugawara
作雄 菅原
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特殊な風路などの部品を必要とせず、安価に
構成でき、空調機本体内を効率よく確実に乾燥させ得、
かつ乾燥時の消費エネルギを少なくできて、異臭を発生
させずにしかも室内居住域への影響を少なくできるよう
にする。 【解決手段】 冷房運転または除湿運転後に水切り運転
を行い、この水切り運転によって空調機内部の水分をほ
とんど除去してから乾燥運転を行うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内機内部でかび
や細菌類が発生・繁殖するのを抑制できる空調機の制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】元来、空調機の使用目的は、使用者が快
適で健康的な室内環境の中で活動できるようにすること
にある。温熱環境的には、一般的な空調機では夏に冷房
運転を行い室内を快適な温度にまで冷やしたり、冬には
暖房運転を行い室内を暖めたり、あるいは梅雨時の多湿
な環境を除湿運転をすることで快適な環境を形成し、使
用者が期待する効果が得られている。ところが健康的と
いう視点においては、室内の塵埃をフィルタにて捕集す
る等の対策がなされている程度であり、多くの課題が存
在する。特に問題なのは夏の冷房運転または梅雨時の除
湿運転を繰り返すことで空調機本体内に多量の水分が残
留して高湿の状態が維持されることである。空調機内部
のこの高湿な環境は、かびやその他の細菌類の発生・生
育・繁殖に非常に好ましい環境であり、現実に空調機内
部およびその内部に格納された各種構成部品にかびやそ
の他の細菌類が大量に発生し、またそれらの死骸を餌に
ダニ等が空調機内部に生息することが多発している。空
調機内でかびやその他の細菌類やダニ等が生育すること
によって空調機から異臭が放たれたり、死骸が居住室内
に撒き散らされ、居住者に不快感を与え、居住者によっ
てはアレルギ等の症状を起こすなどの深刻な問題もあっ
た。この対策として低湿度環境下ではかびや細菌類は生
育できないことを利用し、空調機内部をかびや細菌類が
生育できない環境(乾燥状態)にできる機能を備えた装
置が提案されている。
【0003】このような本体内を乾燥させる機能を持っ
た空調機としては、例えば特開平4−24454号公報
に示されるもの(以下、第1従来例という)を挙げるこ
とができる。図15はこの第1従来例の空調機のシステ
ム構成図である。
【0004】図15において、41は本体内で送風路4
2を形成するケーシング、43は室内送風機、44は室
内熱交換器、45は室内熱交換器44より滴下するドレ
ン水を受け止める露受皿、46は吹き出し方向を上下に
変える風向制御板、47は冷房運転時間または除湿運転
時間を計測する冷房運転時間計測手段、48は冷房運転
時間計測手段47の冷房運転時間の計測信号に基づいて
暖房運転を行わせる暖房運転手段、49は冷房運転時間
計測手段47の計測信号に基づいて暖房運転手段48が
暖房運転を行わせる際に吹き出した温風を直ちに吸い込
ませてショートサーキットさせるためのショートサーキ
ット手段、51は暖房運転時間を計測する暖房運転時間
計測手段、52は暖房運転手段48からの信号と暖房運
転時間計測手段51からの信号とに基づいて風向制御板
46を駆動する吹出風向決定手段である。
【0005】この第1従来例において、通常運転状態で
は、風向制御板46はAからBまでの範囲に吹き出し方
向を向けるように動作する。空調機が冷房運転中は、冷
房運転時間計測手段47が冷房運転時間の計測を行い、
冷房運転時間が一定時間に達すると、冷房運転時間が一
定時間経過したことを暖房運転手段48に知らせる。暖
房運転手段48は、冷房運転時間計測手段47から冷房
運転時間が一定時間経過したことが知らせられると、暖
房運転を開始させるとともに、吹出風向決定手段52に
対して、吹き出した温風をすぐに本体が吸い込むショー
トサーキットを起こさせるCの位置に風向制御板46を
向けさせるよう指令する。これにより、吹き出した温風
は、直ちに本体に吸い込まれ、送風路42を通過する間
に、室内熱交換器44、室内送風機43、ケーシング4
1、風向制御板46等を乾燥させ、かびの発生を防ぐ。
【0006】この暖房運転中は、暖房運転時間計測手段
51が暖房運転時間の計測を行い、暖房運転時間が一定
時間に達すると、暖房運転時間が一定時間経過したこと
を暖房運転手段48と吹出風向決定手段52に知らせ
る。暖房運転手段48は、暖房運転時間計測手段51か
ら暖房運転時間が一定時間経過したことが知らせられる
と、暖房運転を停止させるとともに、吹出風向決定手段
52に対して暖房運転を停止させたことを知らせる。吹
出風向決定手段52は、暖房運転時間計測手段51から
の時間経過信号と暖房運転手段48からの運転停止信号
により、ショートサーキットによる乾燥運転(通常モー
ドによる暖房運転ではない)が終了したことを認識し、
風向制御板46の吹き出し方向をAからBまでの範囲に
戻す。また図示しない制御部は運転モードを乾燥運転モ
ードから再び通常の冷房運転モードに戻す。
【0007】前記以外に本体内を乾燥させる機能を持っ
た空調機としては、例えば特開平5−141692号公
報に示されるもの(以下、第2従来例という)を挙げる
ことができる。図16はこの第2従来例の空調機を概略
的に示す構成図である。
【0008】図16において、61は本体内で送風路を
形成するケーシング、62は空気吸込口、63は空気吹
出口、64は送風路、65は室内熱交換器、66は室内
送風機、67はフィルタ、68は室内熱交換器65から
滴下するドレン水を受け止める露受皿、69はショート
サーキット流路、71はショートサーキット流路69を
開閉する開閉プレート、72a,72b,72cは空気
吹出口63に位置して回転自在に軸支された第1から第
3の風向制御板である。
【0009】この第2従来例において、通常の冷暖房運
転時は、開閉プレート71、風向制御板72a,72
b,72cは図中仮想線で示す状態に位置されており、
室内送風機66が駆動されると、室内の空気は図中実線
で示す矢印のように空気吸込口62から吸い込まれ、フ
ィルタ67を通して室内熱交換器65に供給され、熱交
換される。この熱交換された空気は、空気吹出口63よ
り風向制御板72a,72b,72cにて規定される角
度で室内に吹き出される。また暖房運転時には、必要に
応じて開閉プレート71、風向制御板72a,72b,
72cを、図中実線で示す状態に制御し、室内熱交換器
65を介した吹出空気を図中仮想線で示す矢印のよう
に、ショートサーキット流路69を通して直接室内熱交
換器65に供給循環させるようにして、ケーシング61
内の乾燥殺菌を行うものである。
【0010】更に、前記以外に本体内を乾燥させる機能
を持った空調機としては、例えば実開平4−95244
号に示されるもの(以下、第3従来例という)を挙げる
ことができる。図17はこの第3従来例の空調機のシス
テム構成図である。
【0011】図17において、81は制御部、82は設
定入力手段、83は運転モード設定手段、84はメモ
リ、85は比較手段、86は時間積算手段、87はかび
防止運転を使用者に促すアラーム、88は室温センサ、
89は圧縮機、91は室内送風機、92はアラーム87
によって発せられた警報を表示させる表示手段、93は
四方弁、94は操作パネルに設けられて手動操作される
かび防止キーである。
【0012】この第3従来例においては、空調機が運転
を終了した後、一定期間を経過したときに、制御部81
は前回の運転内容を判断し、これが冷房または除湿運転
の場合、アラーム87、表示手段92によりかび防止警
告を行う。この警告によって使用者がかび防止キー94
を操作すると、制御部81では空調機を一定時間暖房運
転と室内側送風機91の低速運転を行わせ、本体内でか
びが生育するのを防止するものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
第1従来例の空調機(図15)にあっては、冷房運転中
または冷房運転直後に強制的に暖房運転(乾燥運転)を
行うため、室内熱交換器44、露受皿45等に残留して
いる室内の臭い成分が凝縮された水分が蒸発して空調機
から異臭が発生し、居住者へ不快感を与えるという問題
があった。またドレン水量が多量でこの水分が室内熱交
換器44、露受皿45等に残留しているときには、これ
を蒸発させて乾燥させるのに多大なエネルギと時間を要
するという問題と、多量に残留した水分を乾燥しきれな
い場合、逆に空調機内部を高湿な状況にし、かびや細菌
類の生育を促すという難点があった。更に空調機本体が
冷房運転によって冷却されていて、室内熱交換器44、
露受皿45等に水分が残留している状態で、いきなり暖
房運転(乾燥運転)を行うと、この乾燥運転開始直後に
水分が飛んで、これが空調機本体、特に吹出口周辺部に
結露し、そこにほこり等が付着しやすくなり、空調機の
外観を著しく損ねるという問題もあった。
【0014】また、前述の第2従来例の空調機(図1
6)にあっては、風路が非常に複雑な構成となり、その
分、コストの増大を招き、かつ動作不良を起こしやすい
という問題があった。更に暖房運転(乾燥運転)時に
は、風路が基本的に内部循環方式の形態をとるため、冷
房運転によって空調機内部に多量の水分が残留している
状態で暖房運転(乾燥運転)が行われると、水分(蒸
気)が空調機内部にこもり、多量に残留した水分を乾燥
しきれない場合、前述の第1従来例の空調機と同様に、
逆に空調機内部を高湿な状況にし、かびや細菌類の生育
を促すという難点があった。
【0015】また、前述の第3従来例の空調機(図1
7)にあっては、空調機本体内の乾燥に視点をおき、室
内環境への配慮がなく、暖房運転を行うことで室温が上
昇し、空調機本体内の水分が蒸発するときに発生する異
臭を室内居住域に流出させ、居住者へ不快感を与えると
いう問題があった。更に冷房運転によって空調機内部に
多量の水分が残留している状態で暖房運転が行われる
と、これを蒸発させて乾燥させるのに多大なエネルギと
時間を要するばかりでなく、さらなる室温の上昇を招い
てしまうという問題と、多量に残留した水分を乾燥しき
れない場合、前述の第1従来例の空調機と同様に、逆に
空調機内部を高湿な状況にし、かびや細菌類の生育を促
すという難点があった。
【0016】本発明の技術的課題は、特殊な風路などの
部品を必要とせず、安価に構成でき、空調機本体内を効
率よく確実に乾燥させ得、かつ乾燥時の消費エネルギを
少なくできて、異臭を発生させずにしかも室内居住域へ
の影響を少なくできるようにすることにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
空調機の制御装置は、圧縮機、室内熱交換器、室外熱交
換器、室内送風機、室外送風機からなる冷凍サイクル
と、室内送風機により空調機本体から吹き出される風の
方向を変える風向制御板とを備えた空調機において、室
内送風機の回転数を決定し空調機吹出風量を制御する吹
出風量決定手段と、風向制御板を制御し吹出風向を決定
する吹出風向決定手段と、冷房運転後または除湿運転後
に室内熱交換器に付着した水分を流出させる水切り運転
の内容を決定する水切り運転決定手段と、水切り運転後
に室内送風機を吹出風量決定手段により所定吹出風量に
制御させるとともに、風向制御板を吹出風向決定手段に
より吹出風向を制御させ、かつ圧縮機により暖房運転さ
せて、室内熱交換器の乾燥を行わせる乾燥運転の内容を
決定する乾燥運転決定手段と、を備えたものである。
【0018】また、本発明の請求項2に係る空調機の制
御装置は、水切り運転時間を計測する水切り運転時間計
測手段と、その水切り運転時間の計測値が所定値に達し
たことを検知して水切り運転を終了させる水切り運転終
了検知手段Aを設けたものである。
【0019】また、本発明の請求項3に係る空調機の制
御装置は、空調機内部の温度を検出する空調機内部温度
検出手段と、その空調機内部温度の検出値が所定値以上
に達したことを検知して水切り運転を終了させる水切り
運転終了検知手段Bを設けたものである。
【0020】また、本発明の請求項4に係る空調機の制
御装置は、空調機内部の湿度を検出する空調機内部湿度
検出器と、その空調機内部湿度の検出値が所定値以下に
達したことを検知して水切り運転を終了させる水切り運
転終了検知手段Cを設けたものである。
【0021】また、本発明の請求項5に係る空調機の制
御装置は、冷房運転時間または除湿運転時間を計測する
冷房運転時間計測手段と、その計測された冷房運転時間
を記憶する冷房運転時間記憶手段と、その記憶された冷
房運転時間の記憶値に基づいて水切り運転時間を演算す
る水切り運転時間演算手段Aを設けたものである。
【0022】また、本発明の請求項6に係る空調機の制
御装置は、冷房運転時または除湿運転時の圧縮機の運転
周波数を記憶する冷房運転周波数記憶手段と、その記憶
された冷房運転周波数の記憶値に基づいて水切り運転時
間を演算する水切り運転時間演算手段Bを設けたもので
ある。
【0023】また、本発明の請求項7に係る空調機の制
御装置は、水切り運転時に、圧縮機と室内送風機を停止
させ、かつ風向制御板を所定位置に設定させる待機運転
手段を設けたものである。
【0024】また、本発明の請求項8に係る空調機の制
御装置は、水切り運転時に、圧縮機を停止させるととも
に、吹出風量決定手段と吹出風向決定手段により所定吹
出風量、所定吹出風向にて吹き出させて、送風運転させ
る送風運転手段を設けたものである。
【0025】また、本発明の請求項9に係る空調機の制
御装置は、水切り運転時に、吹出風量決定手段と吹出風
向決定手段により所定吹出風量、所定吹出風向にて吹き
出させるとともに、圧縮機を所定運転周波数にて断続的
に暖房運転させる断続暖房運転手段を設けたものであ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】実施形態1.以下、図示実施形態
に基づき本発明を説明する。図1乃至図5は本発明の請
求項1,2,7に係る空調機の制御装置を示すもので、
図1はそのシステム構成図、図2はその冷凍サイクルの
冷媒回路図、図3はその電気回路図、図4はその動作を
説明するためのフローチャート、図5はその特性図であ
る。
【0027】図1乃至図3において、1Aは空調機本体
6の冷房運転後または除湿運転後に室内熱交換器14に
付着している水分を除去する水切り運転の内容を決定す
る水切り運転決定手段、5は水切り運転後に室内熱交換
器14の乾燥を行わせる乾燥運転の内容を決定する乾燥
運転決定手段、6は図2に示す冷凍サイクルを備えた空
調機本体であって、制御対象となる圧縮機9、室外送風
機10、室内送風機11、及び風向制御板12を有する
とともに、室内送風機11の回転数を決定し空調機吹出
風量を制御する吹出風量決定手段7と、風向制御板12
を制御し吹出風向を決定する吹出風向決定手段8を備え
ている。
【0028】水切り運転決定手段1Aは、水切り運転時
間を計測する水切り運転時間計測手段2と、水切り運転
時に空調機本体6を制御する待機運転手段3と、水切り
運転時間計測手段2の計測値を設定値(設定時間)と比
較して、計測値が設定時間となれば水切り運転を終了さ
せる水切り運転終了検知手段A(以下、これを第1水切
り運転終了検知手段という)4とから構成されている。
【0029】待機運転手段3は、水切り運転時に、空調
機本体6の圧縮機9と室外送風機10を停止させるとと
もに、吹出風量決定手段7に対して室内送風機11を停
止させるよう指令し、更に吹出風向決定手段8に対して
風向制御板12を所定位置に設定するよう指令するもの
である。
【0030】乾燥運転決定手段5は、水切り運転後に、
吹出風量決定手段7に対して室内送風機11を所定吹出
風量に制御するよう指令するとともに、吹出風向決定手
段8に対して風向制御板12を所定位置に設定するよう
指令し、更に圧縮機9と室外送風機10に駆動指令を与
えて暖房運転させ、室内熱交換器14の乾燥を行なわせ
るものである。
【0031】空調機本体6に備えられている冷凍サイク
ルは、図2に示すように圧縮機9、室外送風機10、室
内送風機11、室内熱交換器14の他、四方弁13、室
外熱交換器15、膨張弁16を有し、冷房運転時または
除湿運転時は冷媒が図中実線で示す矢印のように流れ、
暖房運転時は冷媒流路が破線の如く形成されるように四
方弁13を切換えることで、冷媒が図中破線で示す矢印
のように流れるようになっている。
【0032】電気回路は、図3に示すように電源スイッ
チ17と、空調機本体6を制御するマイクロコンピュー
タからなる制御装置18とからなり、制御装置18は、
メモリ19、演算部と制御部からなるCPU20、出力
回路21から構成され、メモリ19に、水切り運転決定
プログラムと乾燥運転決定プログラムが記憶され、CP
U20で演算処理と制御値の決定処理が行われ、出力回
路21から空調機本体6に出力されるようになってい
る。
【0033】次に、本実施形態装置の動作について図4
のフローチャートを用いて説明する。まず冷房運転また
は除湿運転が停止されると(ステップ101)、水切り
運転のための初期設定、つまり圧縮機9および室内送風
機11の停止確認、風向制御板12の所定位置への設
定、水切り運転時間のセット等の初期設定を行ない(ス
テップ102)、水切り運転を開始する(ステップ10
3)。
【0034】水切り運転が開始されると、水切り運転時
間計測手段2により水切り運転時間の計測が行われ(ス
テップ104)、第1水切り運転終了検知手段4によ
り、計測された水切り運転計測時間tm と予め設定され
た設定時間ts との比較が行われ(ステップ105)、
水切り運転計測時間tm が設定時間ts に達していなけ
ればステップ104に戻り、tm ≧ts となるまでステ
ップ104とステップ105の処理を繰り返す。水切り
運転計測時間tm が設定時間ts に達したならば、水切
り運転を終了する(ステップ106)。この時の設定時
間ts は予め定められた値であり、室内熱交換器14を
含む空調機内部の水分を効果的に除去でき、かつ水切り
運転後に行われる乾燥運転時に空調機本体が結露しない
ように乾燥運転前に空調機本体を室温程度にまで上昇さ
せ得る最適値に設定されている。これにより室内熱交換
器14に付着した多量の水分が空調機本体外へ排出さ
れ、空調機内部に残留する水分がほとんど無くなる。
【0035】水切り運転が終了すると、乾燥運転のため
の初期設定、つまり吹出風量、吹出し風向等の初期設定
を行ない(ステップ107)、乾燥運転を開始する(ス
テップ108)。この時の吹出風量、吹出風向の設定値
は、室内の居住域や使用者への影響を避けることができ
て、かつ乾燥運転をより効率的に行なえる値に設定さ
れ、室内居住域への温風流出が抑えられるようになって
いる。
【0036】このように、本実施形態の空調機の制御装
置においては、乾燥運転の前に水切り運転を行い、この
水切り運転によって空調機内部の水分をほとんど除去し
かつ水切り運転後に行う乾燥運転時に空調機本体が結露
しないように乾燥運転前に空調機本体を室温程度にまで
上昇させるようにしているので、その後の乾燥運転を非
常に効率的に行なわせることができて、短時間で空調機
本体内および内部の各種構成部品を乾燥でき、空調機内
部および内部構成部品にかびやその他の細菌類が生育す
るのを防止することができる。更に空調機本体内部の水
分が殆ど除去されてから暖房運転(乾燥運転)を行うた
め、水分が蒸発する時に発生する臭いが激減され、居住
室内および使用者への影響を抑えることができる。
【0037】次に、本実施形態装置の特性について図5
により説明すると、横軸は時間を、縦軸は空調機内部の
相対湿度、空調機内部の温度、単位時間当たりのドレン
水排出量(空調機内部の水分量)、空調機の運転状態、
をそれぞれ表わしている。時間Aでは、空調機は冷房運
転または除湿運転を行なっている。この時、空調機の内
部は熱交換された空気によって冷却されており、空調機
内部の相対湿度はおよそ90%RH以上の高湿な状況と
なっている。また単位時間当たりのドレン水排出量は、
その時の空調負荷条件、空調機の出力能力に応じた量を
多少のバラツキを持ちながら排出している。
【0038】時間Bで冷房運転または除湿運転が停止さ
れ、水切り運転が開始される。この制御ルーチンは既述
した図4のステップ101からステップ103のとおり
である。冷房運転または除湿運転の停止直後から、空調
機内部の相対湿度が限りなく100%RHに近くなり、
空調機が停止されたままだと長時間に亘りほぼこの状態
を維持することとなる。このような非常に高湿な環境
は、かび等の細菌類が生育するのに非常に適しており、
この状態が続くとこれらの繁殖を大いに促すこととなっ
てしまう。
【0039】時間B以降、冷却されていた空調機内部の
温度が上昇しはじめる。この上昇量は、水切り運転決定
手段1Aにより風向制御板12を最適な位置、例えば空
気吹出口の開口面積が大きくなるように風向制御板12
を風路に平行となる位置にすることで、通常単に停止し
ている場合(通常、停止時には風向制御板によって空気
吹出口が閉塞される)よりも大きい。また単位時間当た
りのドレン水排出量も急速に減少しはじめる。時間C
(設定時間ts )まで水切り運転の時間を計測しつつこ
の状態が続く。この制御ルーチンは図4のステップ10
4からステップ105のとおりであり、ステップ105
で水切り運転計測時間が設定時間ts に達していないと
判断されている制御フローである。
【0040】時間Cで水切り運転時間が設定時間ts
達し、水切り運転が終了し、乾燥運転が開始される。こ
の制御ルーチンは図4のステップ106からステップ1
08のとおりである。時間Cの時点では、空調機の内部
の温度はほぼ室内温度程度にまで上昇している。また単
位時間当たりのドレン水排出量もほとんど無くなって、
空調機内部の水分もほとんど除去されている。この状態
から暖房運転を利用した乾燥運転を所定吹出風量(例え
ば弱風量に設定)、所定吹出風向(例えば水平よりも上
向きに設定)にて行なうため、室内熱交換器14を含む
空調機本体内を非常に短時間で効果的に乾燥でき、水分
が蒸発する時に発生する臭いもほとんど無くなり、わず
かに発生した臭いも室内居住域へ流出させることが無
い。また、空調機内部の温度も室温程度にまで上昇して
いるため、乾燥運転を開始した時の空調機本体への結露
を低減できる。
【0041】従来例のように仮に時間Bで冷房運転もし
くは除湿運転が終了した直後に暖房運転を行なうと、空
調機内部には水分が多量に残っているため、空調機内部
を完全に乾燥するまでに多大な時間を要し、場合によっ
ては空調機内部を乾燥しきれなく、かえって空調機内部
を高湿な環境にして、かびや細菌類の生育を促してしま
う危険性がある。また多量な水分が蒸発する時に臭いが
大量発生し、使用者に不快感を与えてしまう。
【0042】乾燥運転開始後、時間Dまでの暖房運転に
より得られる熱エネルギは、室内熱交換機14を含む空
調機内部にわずかに残留した水分の潜熱交換に使われ
る。したがって空調機内部温度の上昇は一時停滞する。
時間Dの時点で空調機内部に残留した水分が蒸発をはじ
め、この段階では空調機の内部は高温多湿状況となって
いる。
【0043】時間D以降、再び空調機内部温度が上昇し
はじめ、空調機内部の湿度が急速に低下しはじめる。そ
して時間Eで、空調機内部にかび等の細菌類が生育でき
ない非常に低湿な状況が形成され、空調機内部を清潔に
保つことができる。
【0044】実施形態2.図6は本発明の請求項1,
3,8に係る空調機の制御装置を示すシステム構成図、
図7はその電気回路図であり、各図中、前述の第1実施
形態のものと同一部分には同一符号を付してある。な
お、説明にあたっては前述の第1実施形態で用いた冷凍
サイクルの冷媒回路図(図2)を参照するものとする。
【0045】この第2実施形態の空調機の制御装置は、
空調機本体6の冷房運転後または除湿運転後に室内熱交
換器14に付着している水分を除去する水切り運転の内
容を決定する水切り運転決定手段1Bが、空調機内部の
温度を検出する空調機内部温度検出手段22と、水切り
運転時に、圧縮機9を停止させ、更に吹出風量決定手段
7に対して室内送風機11を所定吹出風量(例えば弱風
量)に制御するよう指令するとともに、吹出風向決定手
段8に対して風向制御板12を所定位置(例えば風路に
平行となる位置)に設定するよう指令し、所定吹出風
量、所定吹出風向にて吹き出させて、送風運転させる送
風運転手段23と、空調機内部温度検出手段22の検出
値を設定値(設定温度)と比較して、検出値が設定温度
を超えれば、水切り運転を終了させる水切り運転終了検
知手段B(以下、これを第2水切り運転終了検知手段と
いう)24とから構成されている点が前述の第1実施形
態の図1のものと異なっている。
【0046】また、電気回路は、図7に示すように制御
装置18に入力回路26を介して空調機内部温度25が
入力されるようになっている点が前述の第1実施形態の
図3のものと異なっている。それ以外の構成は前述の第
1実施形態のものと同様である。
【0047】この第2実施形態の空調機の制御装置にお
いては、水切り運転中に空調機内部の温度を検出し、そ
の検出温度が設定温度以上に達したときに水切り運転が
終了する。したがって、設定温度を室温程度に設定して
おけば、前述の第1実施形態と同様に空調機の内部温度
をほぼ室内温度程度にまで上昇させることができ、かつ
その間に空調機内部の水分をほとんど除去することがで
きて、その後行う乾燥運転の開始時の空調機本体への結
露を低減することができる。
【0048】また、水切り運転中は圧縮機9のみを停止
させ、所定吹出風量、所定吹出風向にて送風運転を行わ
せて、空調機内部を室内空気が循環するようにしている
ため、短時間で空調機内部の温度を室温程度にまで上昇
させることができる。このため、室内熱交換器14に付
着した水分を強制的かつ効率的に除去することができ
る。なお、水切り運転終了後に開始される乾燥運転の動
作に関しては、前述の第1実施形態のものと同様である
ので説明を省略する。
【0049】このように、この第2実施形態装置におい
ては、水切り運転中に空調機内部の温度を検出し、その
検出温度が設定温度以上に達したときに水切り運転を終
了させ、その後、乾燥運転を行うようにしているので、
室内熱交換器14を含む空調機本体内を非常に短時間で
効果的に乾燥させることができる。
【0050】実施形態3.図8は本発明の請求項1,
4,8に係る空調機の制御装置を示すシステム構成図、
図9はその電気回路図であり、各図中、前述の第2実施
形態のものと同一部分には同一符号を付してある。な
お、ここでも説明にあたっては前述の第1実施形態で用
いた冷凍サイクルの冷媒回路図(図2)を参照するもの
とする。
【0051】この第3実施形態の空調機の制御装置は、
空調機本体6の冷房運転後または除湿運転後に室内熱交
換器14に付着している水分を除去する水切り運転の内
容を決定する水切り運転決定手段1Cが、空調機内部の
湿度を検出する空調機内部湿度検出手段27と、水切り
運転時に、圧縮機9を停止させ、更に吹出風量決定手段
7に対して室内送風機11を所定吹出風量(例えば弱風
量)に制御するよう指令するとともに、吹出風向決定手
段8に対して風向制御板12を所定位置(例えば風路に
平行となる位置)に設定するよう指令し、所定吹出風
量、所定吹出風向にて吹き出させて、送風運転させる送
風運転手段23と、空調機内部湿度検出手段27の検出
値を設定値(設定湿度)と比較して、検出値が設定湿度
以下になれば、水切り運転を終了させる水切り運転終了
検知手段C(以下、これを第3水切り運転終了検知手段
という)28とから構成されている点が前述の第2実施
形態の図6のものと異なっている。
【0052】また、電気回路は、図9に示すように制御
装置18に入力回路26を介して空調機内部湿度29が
入力されるようになっている点が前述の第2実施形態の
図7のものと異なっている。それ以外の構成は前述の第
2実施形態のものと同様である。
【0053】この第3実施形態の空調機の制御装置にお
いては、水切り運転中に空調機内部の湿度を検出し、そ
の検出湿度が設定湿度以下になれば水切り運転が終了す
る。したがって、設定湿度を空調機内部の水分がほとん
ど除去された時の値に設定しておけば、空調機内部の水
分をほとんど除去することができて、その後行う乾燥運
転の開始時の空調機本体への結露を低減することができ
る。
【0054】また、この3実施形態も前述の第2実施例
と同様に送風運転手段23によって水切り運転中は圧縮
機9のみを停止させ、所定吹出風量、所定吹出風向にて
送風運転を行わせて、空調機内部を室内空気が循環する
ようにしている。したがって、短時間で空調機内部の温
度が室温程度にまで上昇し、室内熱交換器14に付着し
た水分を強制的かつ効率的に除去し、この空調機内部の
水分量の減少に伴って空調機内部の湿度も低下する。こ
のため、室内熱交換器14に付着した水分を強制的かつ
効率的に除去することができる。なお、水切り運転終了
後に開始される乾燥運転の動作に関しては、前述の第1
実施形態のものと同様であるので説明を省略する。
【0055】このように、この第3実施形態装置におい
ては、水切り運転中に空調機内部の湿度を検出し、その
検出湿度が設定湿度以下になったときに水切り運転を終
了させ、その後、乾燥運転を行うようにしているので、
室内熱交換器14を含む空調機本体内を非常に短時間で
効果的に乾燥させることができる。
【0056】実施形態4.図10は本発明の請求項1,
5,9に係る空調機の制御装置を示すシステム構成図、
図11はその冷房運転時間とその後の水切り運転時間と
の関係を示す説明図、図12はその水切り運転時間内に
おける暖房運転のパターン例を示す説明図であり、図1
0中、前述の第1実施形態のものと同一部分には同一符
号を付してある。なお、ここでも説明にあたっては前述
の第1実施形態で用いた冷凍サイクルの冷媒回路図(図
2)を参照するものとする。
【0057】この第4実施形態の空調機の制御装置は、
空調機本体6の冷房運転後または除湿運転後に室内熱交
換器14に付着している水分を除去する水切り運転の内
容を決定する水切り運転決定手段1Dが、前段の冷房運
転または除湿運転の時間を計測する冷房運転時間計測手
段31と、その計測された冷房運転時間を記憶する冷房
運転時間記憶手段32と、水切り運転時に、吹出風量決
定手段7に対して室内送風機11を所定吹出風量(例え
ば弱風量)に制御するよう指令するとともに、吹出風向
決定手段8に対して風向制御板12を所定位置(例えば
水平よりも上向き)に設定するよう指令し、かつ圧縮機
9を所定運転周波数にて断続的に暖房運転させる断続暖
房運転手段33と、記憶された冷房運転時間の記憶値に
基づいて水切り運転時間を演算する水切り運転時間演算
手段A(以下、これを第1水切り運転時間演算手段とい
う)34とから構成されている点が前述の第1実施形態
の図1のものと異なっている。なお、電気回路は図3の
ものと同一の構成を有する。それ以外の構成は前述の第
1実施形態のものと同様である。
【0058】この第4実施形態の空調機の制御装置にお
いては、まず空調機が冷房運転または除湿運転すると、
冷房運転時間計測手段31がこれを計測し、この計測値
を冷房運転時間記憶手段32に記憶する。冷房運転また
は除湿運転が停止すると、水切り運転を開始する。水切
り運転を行う時間は、冷房運転時間記憶手段30の記憶
値に基づき、第1水切り運転時間演算手段34によって
図11のように演算される。すなわち、冷房運転または
除湿運転の時間が長ければ室内熱交換機14を含む空調
機内部に蓄積される水分量も多量となっているため、こ
の水分を確実に除去できるように水切り運転時間を最長
時間行う。逆に冷房運転もしくは除湿運転の時間が短け
れば空調機内部に保持されている水分量はわずかである
ため、水切り運転も最短時間だけ実施すれば良い。水切
り運転時間をこのように決定することで、水切り運転を
不必要に長時間行うこともなく、エネルギを浪費してし
まうのを防ぐことができる。更に水切り運転時間が短す
ぎて空調機内部に水分が多量に残り、水切り運転後の乾
燥運転時に空調機本体に多量に結露し、また乾燥運転の
効率も非常に悪化するということも未然に防止できる。
【0059】また、この第4実施形態では水切り運転時
に、断続暖房運転手段33によって図12のように断続
的に暖房運転が行われる。このため、前述の第1乃至第
3実施形態に比べて短時間で空調機内部の温度を室温以
上に上昇させることができて、後段の乾燥運転時に空調
機本体が結露するのを確実に防ぐことができ、かつ水切
り運転後の乾燥運転を非常に効率的に行わせることがで
きる。ただし、この断続暖房運転は、空調機内部に残留
する水分が蒸発して空調機内部の湿度が上昇しないよう
に所定運転周波数にて圧縮機9を運転させる必要があ
る。このようにして水切り運転を制御することにより、
過不足のない最適な水切り運転が行え、その後の乾燥運
転時に空調機本体が結露することなく、前述の第1乃至
第3実施形態よりも非常に効率的に乾燥運転を行わせる
ことができる。
【0060】実施形態5.図13は本発明の請求項1,
6,9に係る空調機の制御装置を示すシステム構成図、
図14はその冷房運転時の圧縮機の運転周波数とその後
の水切り運転時間との関係を示す説明図であり、図13
中、前述の第4実施形態のものと同一部分には同一符号
を付してある。なお、ここでも説明にあたっては前述の
第1実施形態で用いた冷凍サイクルの冷媒回路図(図
2)を参照するものとする。
【0061】この第5実施形態の空調機の制御装置は、
空調機本体6の冷房運転後または除湿運転後に室内熱交
換器14に付着している水分を除去する水切り運転の内
容を決定する水切り運転決定手段1Eが、前段の冷房運
転時または除湿運転時の圧縮機9の運転周波数を記憶す
る冷房運転周波数記憶手段35と、水切り運転時に、吹
出風量決定手段7に対して室内送風機11を所定吹出風
量(例えば弱風量)に制御するよう指令するとともに、
吹出風向決定手段8に対して風向制御板12を所定位置
(例えば水平よりも上向き)に設定するよう指令し、か
つ圧縮機9を所定運転周波数にて断続的に暖房運転させ
る断続暖房運転手段33と、記憶された冷房運転時の圧
縮機9の運転周波数の記憶値に基づいて水切り運転時間
を演算する水切り運転時間演算手段B(以下、これを第
2水切り運転時間演算手段という)36とから構成され
ている点が前述の第4実施形態の図10のものと異なっ
ている。なお、電気回路は図3のものと同一の構成を有
する。それ以外の構成は前述の第4実施形態のものと同
様である。
【0062】この第5実施形態の空調機の制御装置にお
いては、まず空調機が冷房運転または除湿運転すると、
この時の圧縮機9の運転周波数が冷房運転周波数記憶手
段35に記憶される。冷房運転または除湿運転が停止す
ると、水切り運転を開始する。水切り運転を行う時間
は、冷房運転周波数記憶手段35の記憶値に基づき、第
2水切り運転時間演算手段36によって図14のように
演算される。すなわち、冷房運転または除湿運転時の圧
縮機運転周波数が大きければ室内熱交換機14を含む空
調機内部に蓄積される水分量も多量となっているため、
この水分を確実に除去できるように水切り運転時間を最
長時間行う。逆に冷房運転もしくは除湿運転時の圧縮機
運転周波数が小さければ空調機内部に保持されている水
分量はわずかであるため、水切り運転も最短時間だけ実
施すれば良い。水切り運転時間をこのように決定するこ
とで、前記第4実施例と同様に水切り運転を不必要に長
時間行うこともなく、エネルギを浪費してしまうのを防
ぐことができる。更に水切り運転時間が短すぎて空調機
内部に水分が多量に残り、水切り運転後の乾燥運転時に
空調機本体に多量に結露し、また乾燥運転の効率も非常
に悪化するということも未然に防止できる。
【0063】また、この第5実施形態においても、前述
の第4実施形態と同様に断続暖房運転手段33によって
断続的に暖房運転を行っている。この断続暖房運転の内
容については前記第4実施形態と同様である。このよう
にして水切り運転を制御することにより、前記第4実施
形態と同様に過不足のない最適な水切り運転が行え、そ
の後の乾燥運転時に空調機本体が結露することなく、前
述の第1乃至第3実施形態よりも非常に効率的に乾燥運
転を行わせることができる。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、冷房運転または除湿運転後に水切り運転を行い、
この水切り運転によって空調機内部の水分をほとんど除
去してから乾燥運転を行うようにしたので、乾燥運転を
非常に効率的に行なうことができて、室内の臭い成分が
凝縮した空調機内部の水分が蒸発する際の臭いも激減さ
れ、空調室内および使用者への影響を抑えることができ
る。
【0065】また、請求項2の発明によれば、水切り運
転時間を計測する水切り運転時間計測手段の計測値が所
定値に達した時に、水切り運転終了検知手段Aにより水
切り運転を終了させるようにしたので、水切り運転時間
を予め空調機内部の水分をほとんど除去できる時間に設
定することにより、室内熱交換器に付着した水分を効率
的に除去し、水切り運転後に行う乾燥運転時に空調機本
体を結露しない室温程度にまで上昇させることができ
て、空調機内部を短時間で効率的に乾燥させることがで
きる。
【0066】また、請求項3の発明によれば、空調機内
部の温度を検出する空調機内部温度検出手段の検出値が
所定値以上に達した時に、水切り運転終了検知手段Bに
より水切り運転を終了させるさせるようにしたので、空
調機内部の温度の設定値を予め空調機内部の水分をほと
んど除去できる温度に設定することにより、水切り運転
後に行う乾燥運転時に空調機本体が結露するのを防ぐこ
とができて、空調機内部を短時間で効率的に乾燥させる
ことができる。
【0067】また、請求項4の発明によれば、空調機内
部の湿度を検出する空調機内部湿度検出器の検出値が所
定値以下に達した時に、水切り運転終了検知手段Cによ
り水切り運転を終了させるさせるようにしたので、空調
機内部の湿度の設定値を予め空調機内部の水分をほとん
ど除去できる湿度に設定することにより、水切り運転後
に行う乾燥運転時に空調機本体が結露するのを防ぐこと
ができて、空調機内部を短時間で効率的に乾燥させるこ
とができる。
【0068】また、請求項5の発明によれば、冷房運転
時間計測手段により計測された冷房運転時間または除湿
運転時間の計測値を冷房運転時間記憶手段に記憶させ、
その記憶値に基づいて水切り運転時間演算手段Aが水切
り運転時間を演算するようにしたので、冷房運転時間ま
たは除湿運転時間の長短に合わせて、室内熱交換に付着
した水分を効率的に除去する最適な水切り運転時間を求
めることができる。
【0069】また、請求項6の発明によれば、冷房運転
周波数記憶手段に記憶された冷房運転時または除湿運転
時の圧縮機の運転周波数に基づいて、水切り運転時間演
算手段Bが水切り運転時間を演算するようにしたので、
冷房運転時時または除湿運転時の負荷状態に合わせて、
室内熱交換に付着した水分を効率的に除去する最適な水
切り運転時間を求めることができる。
【0070】また、請求項7の発明によれば、水切り運
転時に、待機運転手段が圧縮機と室内送風機を停止さ
せ、かつ風向制御板を所定位置に設定させて、空調機内
部に残る冷気を放出させながら、室内熱交換器に付着し
た水分を自然滴下させるようにしたので、エネルギの消
費を抑えつつ、空調機本体を結露しない室温程度にまで
予め上昇させることができる。
【0071】また、請求項8の発明によれば、水切り運
転時に、送風運転手段が圧縮機を停止させるとともに、
吹出風量決定手段と吹出風向決定手段により所定吹出風
量、所定吹出風向にて吹き出させて、送風運転させるよ
うにしたので、室内熱交換器に付着した水分を強制的に
除去することができて、空調機本体を結露しない室温程
度にまで予め上昇させる時間を短縮することができる。
【0072】また、請求項9の発明によれば、水切り運
転時に、断続暖房運転手段が吹出風量決定手段と吹出風
向決定手段により所定吹出風量、所定吹出風向にて吹き
出させるとともに、圧縮機を所定運転周波数にて断続的
に暖房運転させるようにしたので、室内熱交換器に付着
した水分を除去して空調機本体を結露しない状態にもっ
ていくまでの時間を更に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る空調機の制御装
置のシステム構成図である。
【図2】 第1実施形態に係る空調機の制御装置の冷凍
サイクルの冷媒回路図である。
【図3】 第1実施形態に係る空調機の制御装置の電気
回路図である。
【図4】 第1実施形態に係る空調機の制御装置の動作
を説明するためのフローチャートである。
【図5】 第1実施形態に係る空調機の制御装置の特性
図である。
【図6】 本発明の第2実施形態に係る空調機の制御装
置のシステム構成図である。
【図7】 第2実施形態に係る空調機の制御装置の電気
回路図である。
【図8】 本発明の第3実施形態に係る空調機の制御装
置のシステム構成図である。
【図9】 第3実施形態に係る空調機の制御装置の電気
回路図である。
【図10】 本発明の第4実施形態に係る空調機の制御
装置のシステム構成図である。
【図11】 第4実施形態に係る空調機の制御装置の冷
房運転時間とその後の水切り運転時間との関係を示す説
明図である。
【図12】 第4実施形態に係る空調機の制御装置の水
切り運転時間内における暖房運転のパターン例を示す説
明図である。
【図13】 本発明の第5実施形態に係る空調機の制御
装置のシステム構成図である。
【図14】 第5実施形態に係る空調機の制御装置の冷
房運転時の圧縮機の運転周波数とその後の水切り運転時
間との関係を示す説明図である。
【図15】 第1従来例の空調機のシステム構成図であ
る。
【図16】 第2従来例の空調機の概略構成図である。
【図17】 第3従来例の空調機のシステム構成図であ
る。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D,1E 水切り運転決定手段、
2 水切り運転時間計測手段、3 待機運転手段、4
水切り運転終了検知手段A、5 乾燥運転決定手段、6
空調機本体、7 吹出風量決定手段、8 吹出風向決
定手段、9 圧縮機、10 室外送風機、11 室内送
風機、12 風向制御板、14 室内熱交換器、15
室外熱交換器、22 空調機内部温度検出手段、23
送風運転手段、24 水切り運転終了検知手段B、27
空調機内部湿度検出器、28水切り運転終了検知手段
C、31 冷房運転時間計測手段、32 冷房運転時間
記憶手段、33 断続暖房運転手段、34 水切り運転
時間演算手段A、35冷房運転周波数記憶手段、36
水切り運転時間演算手段B。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室内熱交換器、室外熱交換器、
    室内送風機、室外送風機からなる冷凍サイクルと、室内
    送風機により空調機本体から吹き出される風の方向を変
    える風向制御板とを備えた空調機において、 前記室内送風機の回転数を決定し空調機吹出風量を制御
    する吹出風量決定手段と、 前記風向制御板を制御し吹出風向を決定する吹出風向決
    定手段と、 冷房運転後または除湿運転後に前記室内熱交換器に付着
    した水分を流出させる水切り運転の内容を決定する水切
    り運転決定手段と、 水切り運転後に前記室内送風機を前記吹出風量決定手段
    により所定吹出風量に制御させるとともに、前記風向制
    御板を前記吹出風向決定手段により吹出風向を制御さ
    せ、かつ前記圧縮機により暖房運転させて、前記室内熱
    交換器の乾燥を行わせる乾燥運転の内容を決定する乾燥
    運転決定手段と、を備えたことを特徴とする空調機の制
    御装置。
  2. 【請求項2】 水切り運転時間を計測する水切り運転時
    間計測手段と、その水切り運転時間の計測値が所定値に
    達したことを検知して水切り運転を終了させる水切り運
    転終了検知手段Aを設けたことを特徴とする請求項1記
    載の空調機の制御装置。
  3. 【請求項3】 空調機内部の温度を検出する空調機内部
    温度検出手段と、その空調機内部温度の検出値が所定値
    以上に達したことを検知して水切り運転を終了させる水
    切り運転終了検知手段Bを設けたことを特徴とする請求
    項1記載の空調機の制御装置。
  4. 【請求項4】 空調機内部の湿度を検出する空調機内部
    湿度検出器と、その空調機内部湿度の検出値が所定値以
    下に達したことを検知して水切り運転を終了させる水切
    り運転終了検知手段Cを設けたことを特徴とする請求項
    1記載の空調機の制御装置。
  5. 【請求項5】 冷房運転時間または除湿運転時間を計測
    する冷房運転時間計測手段と、その計測された冷房運転
    時間を記憶する冷房運転時間記憶手段と、その記憶され
    た冷房運転時間の記憶値に基づいて水切り運転時間を演
    算する水切り運転時間演算手段Aを設けたことを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の空調機の制御装置。
  6. 【請求項6】 冷房運転時または除湿運転時の圧縮機の
    運転周波数を記憶する冷房運転周波数記憶手段と、その
    記憶された冷房運転周波数の記憶値に基づいて水切り運
    転時間を演算する水切り運転時間演算手段Bを設けたこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2記載の空調機の制
    御装置。
  7. 【請求項7】 水切り運転時に、圧縮機と室内送風機を
    停止させ、かつ風向制御板を所定位置に設定させる待機
    運転手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至請求項
    6のいずれかに記載の空調機の制御装置。
  8. 【請求項8】 水切り運転時に、圧縮機を停止させると
    ともに、吹出風量決定手段と吹出風向決定手段により所
    定吹出風量、所定吹出風向にて吹き出させて、送風運転
    させる送風運転手段を設けたことを特徴とする請求項1
    乃至請求項6のいずれかに記載の空調機の制御装置。
  9. 【請求項9】 水切り運転時に、吹出風量決定手段と吹
    出風向決定手段により所定吹出風量、所定吹出風向にて
    吹き出させるとともに、圧縮機を所定運転周波数にて断
    続的に暖房運転させる断続暖房運転手段を設けたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の空
    調機の制御装置。
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