JPH11162028A - 光磁気記録媒体 - Google Patents
光磁気記録媒体Info
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- JPH11162028A JPH11162028A JP9330684A JP33068497A JPH11162028A JP H11162028 A JPH11162028 A JP H11162028A JP 9330684 A JP9330684 A JP 9330684A JP 33068497 A JP33068497 A JP 33068497A JP H11162028 A JPH11162028 A JP H11162028A
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- magneto
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Abstract
(57)【要約】
【課題】再生時の反射光のエンハンスメント効果を高
め、C/N比等の記録再生感度を向上させること。 【解決手段】透明基板11上に、室温で面内磁化状態で
あり所定温度以上で垂直磁化状態に変化するR層13
と、前記所定温度以上で静磁結合により前記R層13に
垂直磁化を転写するM層16とを積層して成り磁気的超
解像再生が可能な光磁気記録媒体であって、前記R層1
3と前記M層16との間に反射層15を設けた。
め、C/N比等の記録再生感度を向上させること。 【解決手段】透明基板11上に、室温で面内磁化状態で
あり所定温度以上で垂直磁化状態に変化するR層13
と、前記所定温度以上で静磁結合により前記R層13に
垂直磁化を転写するM層16とを積層して成り磁気的超
解像再生が可能な光磁気記録媒体であって、前記R層1
3と前記M層16との間に反射層15を設けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光等の照射
により2値情報を記録し、カー効果等の磁気光学効果で
情報を再生する光磁気記録媒体であって、磁気的超解像
再生が可能なものに関する。
により2値情報を記録し、カー効果等の磁気光学効果で
情報を再生する光磁気記録媒体であって、磁気的超解像
再生が可能なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報の高密度化を実現する光磁気
記録媒体の一例として、磁気的超解像(Magnetically i
nduced Superresolutionで、以下、MSRという)法に
よる再生が可能なMSR型の光磁気記録媒体(以下、媒
体という)が提案されている(日本応用磁気学会誌 v
ol.21,NO.8,1076−1081,1997
参照)。
記録媒体の一例として、磁気的超解像(Magnetically i
nduced Superresolutionで、以下、MSRという)法に
よる再生が可能なMSR型の光磁気記録媒体(以下、媒
体という)が提案されている(日本応用磁気学会誌 v
ol.21,NO.8,1076−1081,1997
参照)。
【0003】上記のMSR再生技術を説明するためのM
SR型媒体の部分断面図を図4に示す。同図(a)は、
ポリカーボネート等の透明基板(図示せず)上に、再生
層(Readout layer で、以下、R層と略す)1、AlN
等からなる非磁性層2、記録層(Memory laye で、以
下、M層と略す)3が順次積層された媒体m1 であり、
所謂静磁結合型CAD(Center Aperture Detection )
による再生が可能なタイプである。
SR型媒体の部分断面図を図4に示す。同図(a)は、
ポリカーボネート等の透明基板(図示せず)上に、再生
層(Readout layer で、以下、R層と略す)1、AlN
等からなる非磁性層2、記録層(Memory laye で、以
下、M層と略す)3が順次積層された媒体m1 であり、
所謂静磁結合型CAD(Center Aperture Detection )
による再生が可能なタイプである。
【0004】同図(a)において、R層1は希土類元素
(Rare Earth elementで、以下、REという)の副格子
磁化が優勢(REリッチ)で、キュリー温度が320℃
程度のGdFeCo等からなり、非磁性層2はAlN等
からなり、M層3は室温の25℃程度で補償組成であ
り、キュリー温度が240℃程度のTbFeCo等から
構成される。また、図示はしていないが、室温で補償組
成でキュリー温度が320℃程度の磁性層であって、昇
温時にM層3に磁化方向を転写可能な書き込み層(Writ
ing layer で、以下、W層と略す)をM層3上に設けた
り、更に必要に応じW層上に制御層や初期化層を積層す
る。
(Rare Earth elementで、以下、REという)の副格子
磁化が優勢(REリッチ)で、キュリー温度が320℃
程度のGdFeCo等からなり、非磁性層2はAlN等
からなり、M層3は室温の25℃程度で補償組成であ
り、キュリー温度が240℃程度のTbFeCo等から
構成される。また、図示はしていないが、室温で補償組
成でキュリー温度が320℃程度の磁性層であって、昇
温時にM層3に磁化方向を転写可能な書き込み層(Writ
ing layer で、以下、W層と略す)をM層3上に設けた
り、更に必要に応じW層上に制御層や初期化層を積層す
る。
【0005】尚、1aは室温で面内磁化状態で温度が上
昇すると垂直磁化状態に変化するR層1の磁化、2aは
M層3からの漏洩磁界、3aはM層3の正味の磁化、3
bはM層3の遷移金属元素(Transition Metal element
で、以下、TMという)の副格子磁化、4は再生用のレ
ーザビーム、5はレーザビーム4のうち最も強度が大き
い中央部(Center Aperture )である。
昇すると垂直磁化状態に変化するR層1の磁化、2aは
M層3からの漏洩磁界、3aはM層3の正味の磁化、3
bはM層3の遷移金属元素(Transition Metal element
で、以下、TMという)の副格子磁化、4は再生用のレ
ーザビーム、5はレーザビーム4のうち最も強度が大き
い中央部(Center Aperture )である。
【0006】このような静磁結合型CADによる再生の
場合、室温でREリッチのR層1は、温度上昇とともに
補償組成に近づくことにより磁化1aが小さくなり、面
内磁化状態から垂直磁化状態へと変化する。また、室温
で補償組成のM層3は、温度上昇とともに磁化3aが増
大し、M層3から発生する漏洩磁界2aが再生温度近傍
で極大を示す。前記R層1とM層3とを、非磁性層2を
介して積層することにより、M層3の温度上昇した部分
のみから発生する漏洩磁界2aと、R層1の温度上昇し
た部分のみに存在する垂直磁化とが静磁結合し、最も温
度上昇した部分のM層3の磁化状態をR層1により検出
することができる。
場合、室温でREリッチのR層1は、温度上昇とともに
補償組成に近づくことにより磁化1aが小さくなり、面
内磁化状態から垂直磁化状態へと変化する。また、室温
で補償組成のM層3は、温度上昇とともに磁化3aが増
大し、M層3から発生する漏洩磁界2aが再生温度近傍
で極大を示す。前記R層1とM層3とを、非磁性層2を
介して積層することにより、M層3の温度上昇した部分
のみから発生する漏洩磁界2aと、R層1の温度上昇し
た部分のみに存在する垂直磁化とが静磁結合し、最も温
度上昇した部分のM層3の磁化状態をR層1により検出
することができる。
【0007】これにより、レーザビーム4の中央部5内
のみの情報が再生されることになり、高い再生分解能が
得られる。
のみの情報が再生されることになり、高い再生分解能が
得られる。
【0008】そして、同図(b)の媒体m2 は、(a)
の構成においてR層1と非磁性層2との間に、R層1の
面内磁化と交換結合する面内磁化を有するマスク層6を
設けた、所謂交換結合型CADが可能なタイプである。
これは(a)を改良するものであり、(a)に示すよう
に、レーザビーム4の中央部5外の温度上昇部でもR層
1が垂直磁化成分を持ち、それがM層3の漏洩磁界2a
と静磁結合することにより、中央部5外の磁化状態も再
生され、再生分解能の向上が阻まれるという問題点を解
消しようとするものである。
の構成においてR層1と非磁性層2との間に、R層1の
面内磁化と交換結合する面内磁化を有するマスク層6を
設けた、所謂交換結合型CADが可能なタイプである。
これは(a)を改良するものであり、(a)に示すよう
に、レーザビーム4の中央部5外の温度上昇部でもR層
1が垂直磁化成分を持ち、それがM層3の漏洩磁界2a
と静磁結合することにより、中央部5外の磁化状態も再
生され、再生分解能の向上が阻まれるという問題点を解
消しようとするものである。
【0009】前記マスク層6は、キュリー温度120℃
程度,TMリッチのGdFe等からなり、前記中央部5
外ではR層1の磁化はマスク層6の面内磁化と交換結合
し、面内磁化マスクを形成する。一方、中央部5内で
は、マスク層6がキュリー温度以上の温度となり、R層
1とマスク層6との交換結合が存在せず、R層1は急激
に垂直磁化状態へと変化する。これにより、中央部5内
のみの垂直磁化を再生することができ、再生分解能が向
上する。
程度,TMリッチのGdFe等からなり、前記中央部5
外ではR層1の磁化はマスク層6の面内磁化と交換結合
し、面内磁化マスクを形成する。一方、中央部5内で
は、マスク層6がキュリー温度以上の温度となり、R層
1とマスク層6との交換結合が存在せず、R層1は急激
に垂直磁化状態へと変化する。これにより、中央部5内
のみの垂直磁化を再生することができ、再生分解能が向
上する。
【0010】また、他の従来例として、磁気的に結合し
た再生層と記録保持層とを有するものにおいて、記録保
持層に信号記録を行うとともに再生層の磁化の向きを揃
えた後、再生層にレーザ光を照射することにより再生層
を昇温させ、記録保持層の信号を再生層に転写しながら
情報を読み取ることにより、クロストークを解消して線
記録密度、トラック密度を向上させるものが提案されて
いる(従来例Aとする。特開平3−93058号公報参
照)。
た再生層と記録保持層とを有するものにおいて、記録保
持層に信号記録を行うとともに再生層の磁化の向きを揃
えた後、再生層にレーザ光を照射することにより再生層
を昇温させ、記録保持層の信号を再生層に転写しながら
情報を読み取ることにより、クロストークを解消して線
記録密度、トラック密度を向上させるものが提案されて
いる(従来例Aとする。特開平3−93058号公報参
照)。
【0011】更に、他の従来例として、信号再生用の第
1磁性膜、中間膜の第2磁性膜及び記録保持用の第3磁
性膜を有し、これらの磁性膜のうち第2磁性膜のキュリ
ー温度Tc2を最も低いものとし、Tc2以上の温度で第1
磁性膜と第3磁性膜との間の磁気的結合を遮断し、この
状態で反磁場及び外部印加磁場によって保磁力の低下し
た第1磁性膜の磁区を拡大して再生することにより、記
録情報磁区の縮小ができ記録密度が向上するというもの
が提案されている(従来例Bとする。特開平1−143
041号公報参照)。
1磁性膜、中間膜の第2磁性膜及び記録保持用の第3磁
性膜を有し、これらの磁性膜のうち第2磁性膜のキュリ
ー温度Tc2を最も低いものとし、Tc2以上の温度で第1
磁性膜と第3磁性膜との間の磁気的結合を遮断し、この
状態で反磁場及び外部印加磁場によって保磁力の低下し
た第1磁性膜の磁区を拡大して再生することにより、記
録情報磁区の縮小ができ記録密度が向上するというもの
が提案されている(従来例Bとする。特開平1−143
041号公報参照)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4の
媒体m1 、媒体m2 及び上記従来例Aの場合、AlN等
の非磁性層2を介してR層1とM層3とが静磁結合して
おり、また再生時にM層3は反射層として、非磁性層2
は干渉層としても機能し、エンハンスメント効果により
カー回転角を増大させる作用がある。しかし、M層3は
磁性層であるため、十分なエンハンスメント効果を得る
ためには、その光の反射率は低すぎる。また、非磁性層
2の膜厚を調整して最適なエンハンスメント効果を得よ
うとすれば、最適な記録再生感度、例えば最適なC/N
比等が実現できないという問題点がある。
媒体m1 、媒体m2 及び上記従来例Aの場合、AlN等
の非磁性層2を介してR層1とM層3とが静磁結合して
おり、また再生時にM層3は反射層として、非磁性層2
は干渉層としても機能し、エンハンスメント効果により
カー回転角を増大させる作用がある。しかし、M層3は
磁性層であるため、十分なエンハンスメント効果を得る
ためには、その光の反射率は低すぎる。また、非磁性層
2の膜厚を調整して最適なエンハンスメント効果を得よ
うとすれば、最適な記録再生感度、例えば最適なC/N
比等が実現できないという問題点がある。
【0013】上記従来例Bは、第2磁性膜のキュリー温
度Tc2以上で第1磁性膜と第3磁性膜との間の交換結合
力を遮断し、外部印加磁場Hexにより第1磁性膜の磁区
を拡大して再生するものであり、下記の本発明とは基本
的に相違するものである。
度Tc2以上で第1磁性膜と第3磁性膜との間の交換結合
力を遮断し、外部印加磁場Hexにより第1磁性膜の磁区
を拡大して再生するものであり、下記の本発明とは基本
的に相違するものである。
【0014】従って、本発明は上記事情に鑑みて完成さ
れたものであり、その目的は、媒体において再生時の反
射光のエンハンスメント効果を高め、C/N比等の記録
再生感度を向上させることにある。
れたものであり、その目的は、媒体において再生時の反
射光のエンハンスメント効果を高め、C/N比等の記録
再生感度を向上させることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の光磁気記録媒体
は、透明基板上に、室温で面内磁化状態であり所定温度
以上で垂直磁化状態に変態する再生層と、前記所定温度
以上で静磁結合により前記再生層に垂直磁化を転写する
記録層とを積層して成る光磁気記録媒体であって、前記
再生層と前記記録層との間に厚さ100〜400Åの反
射層を設けたことを特徴とし、これにより、情報の再生
時の反射光のエンハンスメント効果を高め、C/N比等
の記録再生感度が向上する。
は、透明基板上に、室温で面内磁化状態であり所定温度
以上で垂直磁化状態に変態する再生層と、前記所定温度
以上で静磁結合により前記再生層に垂直磁化を転写する
記録層とを積層して成る光磁気記録媒体であって、前記
再生層と前記記録層との間に厚さ100〜400Åの反
射層を設けたことを特徴とし、これにより、情報の再生
時の反射光のエンハンスメント効果を高め、C/N比等
の記録再生感度が向上する。
【0016】また、好ましくは、前記反射層がAl,A
g,Au又はPtからなる金属層である。更に好ましく
は、前記再生層と反射層との間に透明誘電体層が介在さ
れて成り、前記反射層の厚みをL1 、前記透明誘電体層
の厚みをL2 とすると、その膜厚比L2 /L1 が1/5
〜1である。
g,Au又はPtからなる金属層である。更に好ましく
は、前記再生層と反射層との間に透明誘電体層が介在さ
れて成り、前記反射層の厚みをL1 、前記透明誘電体層
の厚みをL2 とすると、その膜厚比L2 /L1 が1/5
〜1である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の光磁気記録媒体について
以下に説明する。図1は、本発明の媒体maの磁性層構
成の部分断面図であり、11はポリカーボネート等のプ
ラスチック,ガラス等の透明材料からなるディスク状等
の透明基板、12はサイアロン(Si,Al,O,Nの
非晶質膜),イットリウムサイアロン(Y,Si,A
l,O,Nの非晶質膜),Si3 N4 ,SiO2 ,Al
N等からなる誘電体層である。
以下に説明する。図1は、本発明の媒体maの磁性層構
成の部分断面図であり、11はポリカーボネート等のプ
ラスチック,ガラス等の透明材料からなるディスク状等
の透明基板、12はサイアロン(Si,Al,O,Nの
非晶質膜),イットリウムサイアロン(Y,Si,A
l,O,Nの非晶質膜),Si3 N4 ,SiO2 ,Al
N等からなる誘電体層である。
【0018】また、13は、例えばREリッチで、キュ
リー温度が320℃程度のGdFeCo等からなり、室
温(20℃〜30℃程度)で面内磁化状態であり所定温
度(120℃程度)以上で垂直磁化状態に変態(変化)
するR層、14はAlN等の透明誘電体層、15は反射
層、16は例えば室温で補償組成で、キュリー温度が2
40℃程度のTbFeCo等からなり垂直磁気異方性の
M層である。
リー温度が320℃程度のGdFeCo等からなり、室
温(20℃〜30℃程度)で面内磁化状態であり所定温
度(120℃程度)以上で垂直磁化状態に変態(変化)
するR層、14はAlN等の透明誘電体層、15は反射
層、16は例えば室温で補償組成で、キュリー温度が2
40℃程度のTbFeCo等からなり垂直磁気異方性の
M層である。
【0019】そして、M層16の上に、磁性層の損傷、
酸化を防止するために、サイアロン,イットリウムサイ
アロン,Si3 N4 ,AlTi,SiO2 ,AlN等か
らなる誘電体層を設けてもよい。更にその誘電体層上に
樹脂保護層をコートしても構わない。
酸化を防止するために、サイアロン,イットリウムサイ
アロン,Si3 N4 ,AlTi,SiO2 ,AlN等か
らなる誘電体層を設けてもよい。更にその誘電体層上に
樹脂保護層をコートしても構わない。
【0020】上記各磁性層は、基本的にCr,Fe,C
o,Ni,Cu等のTMと、Nd,Sm,Gd,Tb,
Dy,Ho等のREとの非晶質合金から成る。例えば、
各磁性層はTbFe,TbFeCo,GdFeCo,G
dTbFeCo等から成る。
o,Ni,Cu等のTMと、Nd,Sm,Gd,Tb,
Dy,Ho等のREとの非晶質合金から成る。例えば、
各磁性層はTbFe,TbFeCo,GdFeCo,G
dTbFeCo等から成る。
【0021】本発明において、R層13はREリッチ
で、補償温度は室温〜キュリー温度の範囲に存在しない
のが好ましく、この範囲からはずれると再生時の垂直磁
化が弱くなり、C/N比等が劣化する。また、そのキュ
リー温度は約300℃〜400℃が好適であり、300
℃未満ではカー回転角不足でC/N比が低下し、400
℃超では垂直磁化が困難になる。
で、補償温度は室温〜キュリー温度の範囲に存在しない
のが好ましく、この範囲からはずれると再生時の垂直磁
化が弱くなり、C/N比等が劣化する。また、そのキュ
リー温度は約300℃〜400℃が好適であり、300
℃未満ではカー回転角不足でC/N比が低下し、400
℃超では垂直磁化が困難になる。
【0022】上記のような特性のR層13とするには、
GdFeCo,GdTbFeCo,GdDyFeCoと
いった組成の磁性層が良く、その組成比は50at%≦
Gd≦80at%,0at%≦Tb≦20at%,0a
t%≦Dy≦20at%,20at%≦Fe≦40at
%,50at%≦Co≦80at%の範囲内とするの
が、上記のような磁気的特性を実現でき好ましい。
GdFeCo,GdTbFeCo,GdDyFeCoと
いった組成の磁性層が良く、その組成比は50at%≦
Gd≦80at%,0at%≦Tb≦20at%,0a
t%≦Dy≦20at%,20at%≦Fe≦40at
%,50at%≦Co≦80at%の範囲内とするの
が、上記のような磁気的特性を実現でき好ましい。
【0023】また、R層13の厚みは100〜400Å
が好ましく、100Å未満ではC/N比が低下し、40
0Å超ではMSR動作が困難になる。
が好ましく、100Å未満ではC/N比が低下し、40
0Å超ではMSR動作が困難になる。
【0024】一方、M層16については、室温付近に補
償温度を有し、キュリー温度が約180℃〜240℃が
好適であり、180℃未満ではC/N比が低下し、24
0℃超ではW層(Writing layer :書込み層又は記録補
助層)がある場合にそのキュリー温度と同等以上となる
ため、W層からM層16へ転写する際の転写可能な温度
幅が狭くなり、記録パワーの設定が困難になる。
償温度を有し、キュリー温度が約180℃〜240℃が
好適であり、180℃未満ではC/N比が低下し、24
0℃超ではW層(Writing layer :書込み層又は記録補
助層)がある場合にそのキュリー温度と同等以上となる
ため、W層からM層16へ転写する際の転写可能な温度
幅が狭くなり、記録パワーの設定が困難になる。
【0025】また、M層16の組成はTbFeCo,T
bDyFeCo等が良く、その組成比は10at%≦T
b≦40at%,10at%≦Dy≦30at%(Dy
がある場合),50at%≦Fe≦75at%,5at
%≦Co≦20at%が、上記のような磁気的特性を実
現でき好ましい。
bDyFeCo等が良く、その組成比は10at%≦T
b≦40at%,10at%≦Dy≦30at%(Dy
がある場合),50at%≦Fe≦75at%,5at
%≦Co≦20at%が、上記のような磁気的特性を実
現でき好ましい。
【0026】M層16の厚みは100〜300Åが良
く、100Å未満ではM層16からR層13への静磁結
合が弱まるため磁化の転写が困難になり、300Å超で
はW層が存在する場合にW層からM層16への交換結合
力による磁化の転写が困難になる。
く、100Å未満ではM層16からR層13への静磁結
合が弱まるため磁化の転写が困難になり、300Å超で
はW層が存在する場合にW層からM層16への交換結合
力による磁化の転写が困難になる。
【0027】そして、R層13とM層16の保磁力の関
係は、室温ではR層13は面内磁化状態でM層16は補
償組成であるため、これらの保磁力の大小関係は静磁結
合に全く影響なく、情報の転写温度付近(120℃程
度)ではM層16の垂直磁化の保磁力がR層13の垂直
磁化の保磁力よりも大きい。
係は、室温ではR層13は面内磁化状態でM層16は補
償組成であるため、これらの保磁力の大小関係は静磁結
合に全く影響なく、情報の転写温度付近(120℃程
度)ではM層16の垂直磁化の保磁力がR層13の垂直
磁化の保磁力よりも大きい。
【0028】更に、M層16上にW層,S層(Switting
layer:制御層),I層(Initializing layer:初期化
層)等を設けて、オーバーライト可能なものとしてもよ
い。また、M層16とW層との間に、これらの交換結合
力を調整するためのint層を設けてもよい。
layer:制御層),I層(Initializing layer:初期化
層)等を設けて、オーバーライト可能なものとしてもよ
い。また、M層16とW層との間に、これらの交換結合
力を調整するためのint層を設けてもよい。
【0029】本発明の反射層15は、Al,Ag,Au
又はPt等の高反射率の金属からなる金属層、又は前記
金属を含む合金層が好ましく、より好ましくはAl,A
gがよく、これらは可視光領域のほぼ全域で反射率が高
い。Au,Ptは可視光領域の短波長側では反射率が低
下するが、それ以外では十分に使用できる。これらの金
属、特にAl,Agの光の反射率は光の波長400〜7
00nm程度に対して約90%以上であり好ましく、9
0%未満では再生時のエンハンスメント効果が不十分と
なる。
又はPt等の高反射率の金属からなる金属層、又は前記
金属を含む合金層が好ましく、より好ましくはAl,A
gがよく、これらは可視光領域のほぼ全域で反射率が高
い。Au,Ptは可視光領域の短波長側では反射率が低
下するが、それ以外では十分に使用できる。これらの金
属、特にAl,Agの光の反射率は光の波長400〜7
00nm程度に対して約90%以上であり好ましく、9
0%未満では再生時のエンハンスメント効果が不十分と
なる。
【0030】また、反射層15の厚みは100〜400
Åであり、100Å未満ではレーザ光が透過し易くなり
反射層として機能し難く、400Åを超えるとR層13
とM層16との間の静磁結合が弱くなり、M層16から
R層13への磁化方向の転写が不十分となり、その結果
記録感度が劣化する。好ましくは、100〜300Åで
ある。
Åであり、100Å未満ではレーザ光が透過し易くなり
反射層として機能し難く、400Åを超えるとR層13
とM層16との間の静磁結合が弱くなり、M層16から
R層13への磁化方向の転写が不十分となり、その結果
記録感度が劣化する。好ましくは、100〜300Åで
ある。
【0031】本発明の透明誘電体層14は、その中で反
射光を多重反射させるための透明媒体であると当時に、
R層13とM層16との間の静磁結合を調整するという
作用を有する。その材質は、サイアロン,イットリウム
サイアロン,アモルファスAlN(a−AlNと表
記),a−SiN,a−SiO,a−TiO,a−Ti
N,a−TiO,a−TaO等が好ましく、これらは透
明な非磁性材料であり、スパッタリング法等で容易に成
膜できる。
射光を多重反射させるための透明媒体であると当時に、
R層13とM層16との間の静磁結合を調整するという
作用を有する。その材質は、サイアロン,イットリウム
サイアロン,アモルファスAlN(a−AlNと表
記),a−SiN,a−SiO,a−TiO,a−Ti
N,a−TiO,a−TaO等が好ましく、これらは透
明な非磁性材料であり、スパッタリング法等で容易に成
膜できる。
【0032】また、透明誘電体層14の厚みは50〜2
50Åが好ましく、50Å未満では光学的なエンハンス
メント効果を発生させるのが難しく、そのためC/N比
が劣化する。250Åを超えると、R層13とM層16
との間の静磁結合が弱くなり、M層16からR層13へ
の磁化方向の転写が不十分となり、その結果記録感度が
低下する。
50Åが好ましく、50Å未満では光学的なエンハンス
メント効果を発生させるのが難しく、そのためC/N比
が劣化する。250Åを超えると、R層13とM層16
との間の静磁結合が弱くなり、M層16からR層13へ
の磁化方向の転写が不十分となり、その結果記録感度が
低下する。
【0033】そして、反射層15の厚みをL1 、透明誘
電体層14の厚みをL2 とすると、その膜厚比L2 /L
1 は1/5(例えば50Å/250Å)〜1(例えば2
50Å/250Å)とするのがよく、1/5未満では透
明誘電体層14が薄くなりエンハンスメント効果が生じ
ず、C/N比が劣化する。また、1を超えるとエンハン
スメント効果は有るが、R層13とM層16との間の静
磁結合が弱くなり磁化方向の転写が不十分となる。
電体層14の厚みをL2 とすると、その膜厚比L2 /L
1 は1/5(例えば50Å/250Å)〜1(例えば2
50Å/250Å)とするのがよく、1/5未満では透
明誘電体層14が薄くなりエンハンスメント効果が生じ
ず、C/N比が劣化する。また、1を超えるとエンハン
スメント効果は有るが、R層13とM層16との間の静
磁結合が弱くなり磁化方向の転写が不十分となる。
【0034】かくして、本発明の光磁気記録媒体は、媒
体において再生時の反射光のエンハンスメント効果を高
め、C/N比等の記録再生感度が向上するという作用効
果を有する。
体において再生時の反射光のエンハンスメント効果を高
め、C/N比等の記録再生感度が向上するという作用効
果を有する。
【0035】本発明において、各磁性層を基板の両面に
積層するか、片面に各磁性層を積層した2枚の基板を貼
り付けることにより、2倍の記録密度としてもよい。
積層するか、片面に各磁性層を積層した2枚の基板を貼
り付けることにより、2倍の記録密度としてもよい。
【0036】尚、本発明は上記の実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変更は何等差し支えない。
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変更は何等差し支えない。
【0037】
【実施例】本発明の実施例を以下に説明する。図1の媒
体maを以下のように構成した。ポリカーボネートから
成るディスク状の透明基板11上に、a−AlN(80
0Å)から成る誘電体層12をスパッタリング法により
成膜した。次いで、REリッチ,膜厚約300Å,キュ
リー温度約320℃のGd35Fe50Co15からなるR層
13、a−AlN(100Å)から成る透明誘電体層1
4、Al(100Å)から成る反射層15、室温で補償
組成,膜厚約400Å,キュリー温度約240℃のTb
30Fe58Co12からなるM層16をスパッタリング法に
より順次成膜し、光磁気ディスクを作製した。
体maを以下のように構成した。ポリカーボネートから
成るディスク状の透明基板11上に、a−AlN(80
0Å)から成る誘電体層12をスパッタリング法により
成膜した。次いで、REリッチ,膜厚約300Å,キュ
リー温度約320℃のGd35Fe50Co15からなるR層
13、a−AlN(100Å)から成る透明誘電体層1
4、Al(100Å)から成る反射層15、室温で補償
組成,膜厚約400Å,キュリー温度約240℃のTb
30Fe58Co12からなるM層16をスパッタリング法に
より順次成膜し、光磁気ディスクを作製した。
【0038】また、図2の媒体mb及び図3の媒体mc
は比較例を示し、媒体mbは反射層15がなく、透明誘
電体層14をa−AlN(200Å)とした以外は媒体
maと同様である。媒体mcは、反射層15がなく、透
明誘電体層14をa−AlN(30Å)とし、R層13
と透明誘電体層14との間にGd22Fe78のマスク層1
7を設けた以外は媒体maと同様である。
は比較例を示し、媒体mbは反射層15がなく、透明誘
電体層14をa−AlN(200Å)とした以外は媒体
maと同様である。媒体mcは、反射層15がなく、透
明誘電体層14をa−AlN(30Å)とし、R層13
と透明誘電体層14との間にGd22Fe78のマスク層1
7を設けた以外は媒体maと同様である。
【0039】そして、媒体ma,媒体mb,媒体mcに
ついて、マーク長(1ピットの長さ)と再生時のマーク
中央でのC/N比を表1に示す。
ついて、マーク長(1ピットの長さ)と再生時のマーク
中央でのC/N比を表1に示す。
【0040】
【表1】
【0041】表1に示すように、本発明の媒体maは、
いずれのマーク長に対してもマーク中央でのC/N比が
最も高い値を示した。また、媒体mcはマスク層17を
設けることにより再生時の分解能が向上したため、媒体
mbよりは高いC/N比を示しているが、反射層15に
よるエンハンスメント効果がなく、またマスク層17自
体でエンハンスメント効果が阻害されていると考えら
れ、その結果媒体maよりはC/N比が劣化した。
いずれのマーク長に対してもマーク中央でのC/N比が
最も高い値を示した。また、媒体mcはマスク層17を
設けることにより再生時の分解能が向上したため、媒体
mbよりは高いC/N比を示しているが、反射層15に
よるエンハンスメント効果がなく、またマスク層17自
体でエンハンスメント効果が阻害されていると考えら
れ、その結果媒体maよりはC/N比が劣化した。
【0042】更に、媒体maにおいて、反射層15をA
lとしてその厚さを50〜450Åの種々の値にした場
合の、マーク長と再生時のマーク中央でのC/N比を表
2に、同様に反射層15をAgとした場合のC/N比を
表3に示す。
lとしてその厚さを50〜450Åの種々の値にした場
合の、マーク長と再生時のマーク中央でのC/N比を表
2に、同様に反射層15をAgとした場合のC/N比を
表3に示す。
【0043】
【表2】
【0044】
【表3】
【0045】表2,表3から判るように、反射層15の
厚さが100Å未満、400Å超の場合、C/N比が4
5dB以下と劣化した。
厚さが100Å未満、400Å超の場合、C/N比が4
5dB以下と劣化した。
【0046】因みに、MSRによる再生条件は以下のよ
うなものであった。トラックピッチ0.7μmの透明基
板11上に、レーザ波長680nm,NA(Numerieal
Aperture:対物レンズの開口数)=0.55で記録を行
い、このときビームスポット径≒0.8×680/0.
55=989nmとなり、再生時の読出パワーは2.5
mWであった。
うなものであった。トラックピッチ0.7μmの透明基
板11上に、レーザ波長680nm,NA(Numerieal
Aperture:対物レンズの開口数)=0.55で記録を行
い、このときビームスポット径≒0.8×680/0.
55=989nmとなり、再生時の読出パワーは2.5
mWであった。
【0047】
【発明の効果】本発明の光磁気記録媒体は、R層とM層
との間に反射層を設けることにより、再生時の反射光の
エンハンスメント効果を高め、C/N比等の記録再生感
度が向上するという効果を有する。
との間に反射層を設けることにより、再生時の反射光の
エンハンスメント効果を高め、C/N比等の記録再生感
度が向上するという効果を有する。
【0048】また、本発明の光磁気記録媒体はMSR再
生が可能な媒体であればよく、光磁気ディスク、光磁気
カード、光磁気テープ等に応用可能なものである。
生が可能な媒体であればよく、光磁気ディスク、光磁気
カード、光磁気テープ等に応用可能なものである。
【図1】本発明のMSR型の媒体maの磁性層構成の部
分断面図である。
分断面図である。
【図2】比較例の媒体mbの磁性層構成の部分断面図で
ある。
ある。
【図3】比較例の媒体mcの磁性層構成の部分断面図で
ある。
ある。
【図4】従来のMSR型の媒体を示し、(a)は媒体m
1 の磁性層構成の部分断面図、(b)は媒体m2 の磁性
層構成の部分断面図である。
1 の磁性層構成の部分断面図、(b)は媒体m2 の磁性
層構成の部分断面図である。
11:透明基板 12:誘電体層 13:R層 14:透明誘電体層 15:反射層 16:M層
Claims (3)
- 【請求項1】透明基板上に、室温で面内磁化状態であり
所定温度以上で垂直磁化状態に変態する再生層と、前記
所定温度以上で静磁結合により前記再生層に垂直磁化を
転写する記録層とを積層して成る光磁気記録媒体であっ
て、前記再生層と前記記録層との間に厚さ100〜40
0Åの反射層を設けたことを特徴とする光磁気記録媒
体。 - 【請求項2】前記反射層がAl,Ag,Au又はPtか
らなる金属層である請求項1記載の光磁気記録媒体。 - 【請求項3】前記再生層と反射層との間に透明誘電体層
が介在されて成り、前記反射層の厚みをL1 、前記透明
誘電体層の厚みをL2 とすると、その膜厚比L2 /L1
が1/5〜1である請求項1又は2記載の光磁気記録媒
体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9330684A JPH11162028A (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | 光磁気記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9330684A JPH11162028A (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | 光磁気記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11162028A true JPH11162028A (ja) | 1999-06-18 |
Family
ID=18235429
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9330684A Pending JPH11162028A (ja) | 1997-12-01 | 1997-12-01 | 光磁気記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11162028A (ja) |
-
1997
- 1997-12-01 JP JP9330684A patent/JPH11162028A/ja active Pending
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