JPH11162029A - 光磁気記録媒体 - Google Patents

光磁気記録媒体

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Publication number
JPH11162029A
JPH11162029A JP33068597A JP33068597A JPH11162029A JP H11162029 A JPH11162029 A JP H11162029A JP 33068597 A JP33068597 A JP 33068597A JP 33068597 A JP33068597 A JP 33068597A JP H11162029 A JPH11162029 A JP H11162029A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
magnetic domain
recording
magneto
domain expansion
Prior art date
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Pending
Application number
JP33068597A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirotaka Tanaka
浩貴 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
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Publication of JPH11162029A publication Critical patent/JPH11162029A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の記録マークが再生されることによる信号
の干渉を防ぎ、再生時のC/N比等を向上させること。 【解決手段】室温で面内磁化状態で所定温度以上で垂直
磁化状態に変化し得る磁区拡大層1と、前記磁区拡大層
1よりも保磁力が大きい記録層4とを有する光磁気記録
媒体m1 であって、前記磁区拡大層1と記録層4との間
に、室温で面内磁化状態であり、かつ前記磁区拡大層1
と記録層4よりもキュリー温度が低いゲート層3が設け
られている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザ光等の照射
により2値情報を記録し、カー効果等の磁気光学効果で
情報を再生する光磁気記録媒体であって、磁区拡大再生
が可能なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁区拡大再生が可能な光磁気記録
媒体(以下、媒体という)を図2に示す。同図は、従来
の媒体m2 の部分断面図であり、再生時の磁化方向の状
態を説明するものである。
【0003】同図において、11はGdFeCo等から
成る磁区拡大層、12はAl合金等から成る反射層、1
3はTbFeCo等から成る記録層、14は対物レン
ズ、15はレーザ光である。この構成において、再生時
に磁区拡大層11に対してレーザ15を照射し、ビーム
スポット付近の温度を120℃程度に昇温すると、磁区
拡大層11の面内磁化が垂直磁化に変化し、垂直磁化の
外部磁界によって磁化され易くなる。また、記録層13
の漏洩磁界も増大する結果、その磁化方向が磁区拡大層
11に転写される。
【0004】そして、磁区拡大層11に転写された磁化
方向と同じ方向に260Oe程度の外部磁界を印加する
と、磁区拡大層11の転写磁区がビームスポットとほぼ
同じ大きさまで拡大する。このとき、記録層13の磁性
材料は保磁力が高いので、熱や外部磁界の影響で磁化方
向が影響されることはない(日経エレクトロニクス19
97.6.16(no.691)、特開平1−1430
41号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
ように、記録層13の記録マークを小さくして線記録密
度を高くしようとすると、ビームスポットの中心付近の
複数の記録マークが磁区拡大層11に転写され、信号が
干渉してC/N比が低下するという問題点があった。
【0006】また、上記問題点を解消するために、磁区
拡大層11と記録層13との間にゲート層と呼ばれる磁
性層を設け、ゲート層により最も高温の1個の記録マー
クだけを抽出し、磁区拡大層11に転写する構成も提案
されている(日経エレクトロニクス 1997.6.1
6(no.691)参照)。しかし、従来、このゲート
層の磁気的特性等について詳しく言及した例はなかっ
た。
【0007】従って、本発明は上記事情に鑑みて完成さ
れたものであり、その目的は、磁区拡大再生が可能な媒
体において、磁区拡大層と記録層との間に設けられるゲ
ート層を特定の磁気的特性となるようにし、その結果再
生時の分解能、即ちC/N比等を向上させることにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光磁気記録媒体
は、室温で面内磁化状態で所定温度以上で垂直磁化状態
に変化し得る磁区拡大層と、前記磁区拡大層よりも保磁
力が大きい記録層とを有する光磁気記録媒体であって、
前記磁区拡大層と記録層との間に、室温で面内磁化状態
であり、かつ前記磁区拡大層及び記録層よりもキュリー
温度が低いゲート層を設けたことを特徴とし、上記構成
により、記録層の記録マークの1個のみを抽出して拡大
再生できるようにし、その結果再生時の分解能、C/N
比等を向上し得る。
【0009】本発明において、好ましくは、前記磁区拡
大層と前記ゲート層との間に、これらの交換結合を遮断
する中間層を設ける。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の媒体m1 を図1に示す。
同図は媒体m1 の部分断面図であり、温度による磁化状
態の変化を説明するためのものである。
【0011】同図において、1はGdFeCo等から成
る磁区拡大層、2はAl合金等から成る反射層を兼ねた
中間層、3はゲート層、4はTbFeCo等から成る記
録層、5は対物レンズ、6は再生用のレーザ光である。
これらの層は、ポリカーボネート等のプラスチック,ガ
ラス等の透明材料からなるディスク状等の透明基板(図
示せず)上に、磁区拡大層1から順次積層される。ま
た、サイアロン(Si,Al,O,Nの非晶質膜),イ
ットリウムサイアロン(Y,Si,Al,O,Nの非晶
質膜),Si3 4 ,SiO2 ,AlN等から成る透明
誘電体層を、磁性層の酸化防止や損傷防止のために、透
明基板と磁区拡大層1との間、各層間、最外磁性層上な
どに設けてもよい。
【0012】同図に示すように、レーザ光6のビームス
ポットが照射された媒体m1 の部分は温度が上昇し、1
20℃程度でゲート層3の磁化が弱まるか消失して、漏
洩磁場(白矢印)による静磁結合でもって、記録層4の
磁化方向と同方向の磁化が磁区拡大層1に生じる。
【0013】上記各磁性層は、基本的にCr,Fe,C
o,Ni,Cu等の遷移金属元素(Transition Metal e
lementで、以下、TMという)と、Nd,Sm,Gd,
Tb,Dy,Ho等の希土類元素(Rare Earth element
で、以下、REという)との非晶質合金から成る。例え
ば、各磁性層はTbFe,TbFeCo,GdFeC
o,GdTbFeCo等から成る。
【0014】本発明のゲート層3は、室温で面内磁化状
態であり、上記磁区拡大層1及び記録層4よりもキュリ
ー温度が低い。つまり、前記磁区拡大層1はキュリー温
度が320℃程度で、120℃以上では面内磁化が垂直
磁化に変化し、その際記録層4の漏洩磁場により磁化方
向が転写され、また記録層4は室温から再生時の最高温
度までの範囲(室温〜150℃程度)内でその垂直磁化
を保持する必要があるため、キュリー温度は270℃程
度と高い。従って、ゲート層3のキュリー温度は100
〜140℃程度(120℃前後)が好ましく、100℃
未満では再生時の温度(120℃程度)で図1の漏洩磁
場が広くなりすぎ、即ちゲートが広くなりすぎて周囲の
記録層4の磁化方向が転写されるため、分解能が劣化す
る。一方、ゲート層3のキュリー温度が140℃を超え
ると、逆にゲートが狭くなり、磁化方向の転写速度が遅
くなる。より好ましくは、110〜130℃である。
【0015】上記の磁気的特性を得るためには、ゲート
層3の組成はGdFe,GdFeCo等が好ましい。G
dFeの場合、その組成比は、28at(原子)%≦G
d≦34at%,66at%≦Fe≦72at%が良
く、Gdが34at%を超えるとキュリー温度が100
℃未満となり、また全動作温度範囲で垂直磁化にならな
い。一方、Gdが28at%未満の場合、キュリー温度
が150℃以上となり、また室温で垂直磁化状態にな
る。
【0016】このゲート層3の厚みは50〜200Åが
よく、50Å未満では、面内磁化のマスク層として作用
するには、飽和磁化と膜厚の積で決定される磁化が小さ
すぎる。また、200Åを超えると、記録層4からの漏
洩磁場が弱くなり、記録層4から磁区拡大層1への磁化
方向の転写が不十分となる。
【0017】本発明において、前記磁区拡大層1と前記
ゲート層3との間に、これらの交換結合を遮断する中間
層を設けるのが好ましく、この中間層により、記録層4
から磁区拡大層1に磁化方向を転写し磁区拡大する際
に、ゲート層3の交換結合力の影響を受けない。即ち、
ゲート層3及び記録層4に含まれるTMとREの各々の
磁化方向の作用を、磁区拡大層1に含まれるTMとRE
が受けることがなく、これらの磁性層は静磁結合するも
のであればよいことになる。従って、これらの磁性層の
組成の選択度(自由度)が飛躍的に増すことになる。ま
た、中間層により記録層4から磁区拡大層1に作用する
静磁結合の強さを調整することができる。
【0018】このような特性を有する中間層の組成は、
アモルファスAlN(a−AlNと表記),a−Si
N,a−SiO,a−TiN,a−TiO,a−Ta
O,サイアロン,イットリウムサイアロン等がよく、こ
れらは非磁性材料でありスパッタリング法等で容易に成
膜できる。また、中間層の厚さは10〜200Åが好ま
しく、10Å未満では、光磁気ディスク等のディスク状
の媒体において、ディスクの周方向の転写特性の分布が
大きくなる。また、200Åを超えると磁区拡大層1と
記録層4との間の静磁結合が弱くなり、磁化方向の転写
が不十分となる。
【0019】上記磁区拡大層1は、室温で面内磁化状態
で所定温度(120℃程度)以上で垂直磁化状態に変化
するという特性を得るには、その組成はGdFeCo,
GdTbFe,GdTbFeCo,GdDyFeCo,
GdDyFe等からなるのがよい。また、磁区拡大層1
の厚さは100〜300Åがよく、100Å未満ではレ
ーザ光が透過し易くなり、反射されないためC/N比が
低下する。また、300Åを超えると、磁区の拡大及び
収縮の速度が低下して分解能が劣化する。
【0020】記録層4については、磁区拡大層1よりも
保磁力が大きいという特性を有するためには、室温付近
に補償温度を有し、キュリー温度が約180℃〜280
℃が好適である。180℃未満ではC/N比が低下し、
280℃超では記録補助層がある場合にそのキュリー温
度と同等以上となるため、記録補助層から記録層4へ転
写する際の転写可能な温度幅が狭くなり、記録パワーの
設定が困難になる。
【0021】また、上記特性を得るための記録層4の組
成は、TbFeCo,TbDyFeCo,TbGdFe
Co,TbGdDyFeCo等が良い。
【0022】そして、記録層4の組成比は、TbFeC
oの場合、20at(原子)%<Tb<28at%,6
6at%<Fe<72at%,8at%<Co<14a
t%、TbDyFeCoの場合、18at%<Tb<2
6at%,1at%<Dy<4at%,66at%<F
e<72at%,9at%<Co<15at%が好まし
い。また、TbGdFeCoの場合、18at%<Tb
<26at%,1at%<Gd<4at%,66at%
<Fe<74at%,7at%<Co<13at%、T
bGdDyFeCoの場合、16at%<Tb<24a
t%,1at%<Gd<4at%,1at%<Dy<4
at%,66at%<Fe<74at%,8at%<C
o<14at%が好適である。
【0023】記録層4の厚みは200〜600Åが良
く、200Å未満では記録層4から磁区拡大層1への静
磁結合が弱まるため磁化の転写が困難になり、600Å
超では、記録補助層が存在する場合、記録補助層から記
録層4への交換結合力による磁化の転写が困難になる。
【0024】更に、記録層4上に記録補助層,制御層,
初期化層等を設けて、オーバーライト可能なものとして
もよい。また、記録層4と記録補助層との間に、これら
の交換結合力を調整するための交換結合力調整層を設け
てもよい。
【0025】かくして、本発明は、記録層の記録マーク
の1個のみを抽出して拡大再生できるようにし、複数の
記録マークが再生されることによる複数の信号の干渉を
防ぎ、その結果再生時の分解能、C/N比等を向上し得
るという作用効果を有する。
【0026】また、本発明において、各磁性層を基板の
両面に積層するか、片面に各磁性層を積層した2枚の基
板を貼り付けることにより、2倍の記録密度としてもよ
い。
【0027】尚、本発明は上記の実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々
の変更は何等差し支えない。
【0028】
【実施例】本発明の実施例を以下に説明する。図1の媒
体m1 を以下のように構成した。ポリカーボネートから
成るディスク状の透明基板(図示せず)上に、アモルフ
ァスSiN(800Å)から成る透明誘電体層(図示せ
ず)をスパッタリング法により成膜した。
【0029】次いで、REリッチ,膜厚約200Å,キ
ュリー温度約320℃のGd30Fe45Co25から成る磁
区拡大層1、膜厚約100Åのa−AlNから成る反射
層(中間層)2、REリッチ,膜厚約100Å,キュリ
ー温度約120℃のGd30Fe70から成るゲート層3、
室温で補償組成,膜厚約400Å,キュリー温度約27
0℃のTb25Fe65Co10から成る記録層4、a−Si
N(800Å)から成る透明誘電体層(図示せず)を順
次スパッタリング法により成膜し、さらにその上に紫外
線防止用の樹脂保護層(図示せず)をコートして光磁気
ディスクを作製した。
【0030】そして、図3は記録層4の記録マーク長
(μm)を変化させたときの再生時のC/N比特性のグ
ラフであり、丸印のデータaは本実施例のもの、三角印
のデータbは図2の従来例、四角印のデータcは比較例
を示しゲート層3を変えた以外は図1の本実施例と同様
のものである。データbの場合、媒体m2 はゲート層が
なく、反射層12を膜厚約200Åのa−AlNから構
成した以外は本実施例と同様である。また、データcの
場合、ゲート層3をREリッチ,膜厚約100Å,キュ
リー温度約300℃のGd30Fe50Co30で構成したも
のである。
【0031】同図のグラフに示すように、C/N比は実
用上45dB程度以上が必要なのに対し、本実施例(デ
ータa)では記録マーク長が0.050μmでも45d
Bを超えている。従来例(データc)では、記録マーク
長が0.150μm以上でC/N比が45dB以上とな
っており、本実施例と比較してC/N比が劣化した。ま
た、比較例(データb)では、記録マーク長が0.12
5μm以上でC/N比が45dB以上となった。
【0032】比較例(データb)の場合、ゲート層3の
ビームスポット中心付近で垂直磁化になっている領域が
本実施例に比較して広がっており(図1のゲート層3の
一点鎖線部)、これは周囲の記録マークの影響を受けて
いるためと考えられ、従ってゲート層3が完全に機能し
ておらず、その結果C/N比が劣化したものと推定され
る。
【0033】
【発明の効果】本発明は、磁区拡大層と記録層との間
に、室温で面内磁化状態であり、前記磁区拡大層と記録
層よりもキュリー温度が低いゲート層が設けられている
ことにより、記録層の記録マークの1個のみを抽出して
拡大再生できるようにし、複数の記録マークが再生され
ることによる信号の干渉を防ぎ、その結果再生時のC/
N比等が向上するという作用効果を有する。
【0034】また、本発明の光磁気記録媒体は磁区拡大
再生が可能なものであればよく、光磁気ディスク、光磁
気カード、光磁気テープ等に応用可能なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光磁気記録媒体の再生時の磁化状態を
説明するもので、媒体m1 の部分断面図である。
【図2】従来の光磁気記録媒体の再生時の磁化状態を説
明するもので、媒体m2 の部分断面図である。
【図3】本発明の光磁気記録媒体の記録マーク長とC/
N比の相関を示すグラフである。
【符号の説明】
1:磁区拡大層 2:反射層(中間層) 3:ゲート層 4:記録層 5:対物レンズ 6:レーザ光

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】室温で面内磁化状態で所定温度以上で垂直
    磁化状態に変化し得る磁区拡大層と、前記磁区拡大層よ
    りも保磁力が大きい記録層とを有する光磁気記録媒体で
    あって、前記磁区拡大層と記録層との間に、室温で面内
    磁化状態であり、かつ前記磁区拡大層及び記録層よりも
    キュリー温度が低いゲート層を設けたことを特徴とする
    光磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】前記磁区拡大層と前記ゲート層との間に、
    これらの交換結合を遮断する中間層を設けた請求項1記
    載の光磁気記録媒体。
JP33068597A 1997-12-01 1997-12-01 光磁気記録媒体 Pending JPH11162029A (ja)

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JP33068597A JPH11162029A (ja) 1997-12-01 1997-12-01 光磁気記録媒体

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6477120B1 (en) 1998-11-30 2002-11-05 Sharp Kabushiki Kaisha Magneto-optical recording medium

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6477120B1 (en) 1998-11-30 2002-11-05 Sharp Kabushiki Kaisha Magneto-optical recording medium

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