JPH1116308A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ディスク装置Info
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- JPH1116308A JPH1116308A JP16837197A JP16837197A JPH1116308A JP H1116308 A JPH1116308 A JP H1116308A JP 16837197 A JP16837197 A JP 16837197A JP 16837197 A JP16837197 A JP 16837197A JP H1116308 A JPH1116308 A JP H1116308A
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- error signal
- pulse
- head
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- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】磁気ディスク装置において、外乱オブザーバよ
りなる外力推定手段を用いて外力推定を行う場合に、ゲ
イン変動、モデル誤差および位置信号誤検出が外力推定
値の過渡応答を大きく変動させ、ヘッド移動時の過渡応
答を悪化させる。 【解決手段】モデル誤差による外乱推定値の過渡特性の
悪化を低減する手段として、オブザーバの推定値の1サ
ンプル間での変化量を制限するリミッタを適用する。リ
ミッタにより制限された推定値は推定値の過度の変動を
抑制し、ヘッド位置の過渡応答を改善させることができ
る。また、位置誤差信号の誤りを検出した場合にはその
サンプルにおける位置誤差信号は過去の位置誤差信号と
VCM制御信号を用いて推定することにより、以降のサ
ンプルにおける外力推定精度を向上させる。
りなる外力推定手段を用いて外力推定を行う場合に、ゲ
イン変動、モデル誤差および位置信号誤検出が外力推定
値の過渡応答を大きく変動させ、ヘッド移動時の過渡応
答を悪化させる。 【解決手段】モデル誤差による外乱推定値の過渡特性の
悪化を低減する手段として、オブザーバの推定値の1サ
ンプル間での変化量を制限するリミッタを適用する。リ
ミッタにより制限された推定値は推定値の過度の変動を
抑制し、ヘッド位置の過渡応答を改善させることができ
る。また、位置誤差信号の誤りを検出した場合にはその
サンプルにおける位置誤差信号は過去の位置誤差信号と
VCM制御信号を用いて推定することにより、以降のサ
ンプルにおける外力推定精度を向上させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
に係り、特に磁気ヘッドを目標トラックに追従させる動
作に関する。さらに、半導体露光装置等に用いられるX
Yステージや、光磁気ディスク装置等の高精度位置決め
装置を備えた磁気ディスク装置に関する。
に係り、特に磁気ヘッドを目標トラックに追従させる動
作に関する。さらに、半導体露光装置等に用いられるX
Yステージや、光磁気ディスク装置等の高精度位置決め
装置を備えた磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置等のヘッドアクチュエ
ータの位置決め機構には、直動型と呼ばれるリニアアク
チュエータと、揺動型と呼ばれるロータリーアクチュエ
ータがあるが、いずれも転がり軸受けで案内される。
ータの位置決め機構には、直動型と呼ばれるリニアアク
チュエータと、揺動型と呼ばれるロータリーアクチュエ
ータがあるが、いずれも転がり軸受けで案内される。
【0003】軸受部での摩擦力はばね力と粘性摩擦力の
ような粘弾性体に支持されるような特性を示し、さらに
変位に対する摩擦力の勾配は、転がり軸受けの移動方向
が反転するたびに変化し、変位が微小な場合ほど摩擦力
の勾配は急になるという非線形性を持つ。その結果、ヘ
ッド変位に対する摩擦力の変化はヒステリシス特性を示
す。
ような粘弾性体に支持されるような特性を示し、さらに
変位に対する摩擦力の勾配は、転がり軸受けの移動方向
が反転するたびに変化し、変位が微小な場合ほど摩擦力
の勾配は急になるという非線形性を持つ。その結果、ヘ
ッド変位に対する摩擦力の変化はヒステリシス特性を示
す。
【0004】特開平3−30156号公報では、摩擦力を含む
位置決め制御モータに加わる外力を補償する方法とし
て、モータ駆動信号を積分することにより計算される推
定位置信号と、ディスク面に記録されたサーボ情報から
得られるヘッド位置信号の差分e0 に、ある値を乗じた
信号を操作量に加算する構成をもつことにより、外力に
起因するヘッド位置ずれを補正する方法と、この外力補
償値の測定をディスク面の数箇所で行い、測定結果を記
録しておくことで外力補正値のテーブルを作成し、ディ
スク上の追従トラック位置に応じてテーブル値を参照す
ることによりフィードフォワードで外力を補償する方法
が開示されている。
位置決め制御モータに加わる外力を補償する方法とし
て、モータ駆動信号を積分することにより計算される推
定位置信号と、ディスク面に記録されたサーボ情報から
得られるヘッド位置信号の差分e0 に、ある値を乗じた
信号を操作量に加算する構成をもつことにより、外力に
起因するヘッド位置ずれを補正する方法と、この外力補
償値の測定をディスク面の数箇所で行い、測定結果を記
録しておくことで外力補正値のテーブルを作成し、ディ
スク上の追従トラック位置に応じてテーブル値を参照す
ることによりフィードフォワードで外力を補償する方法
が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ヘッドの精密位置決め
に対する要求は小型化,高記録密度化に伴って厳しくな
っており、アクチュエータの微小位置変動によって生じ
る転がり軸受部で発生する非線形摩擦が、精密位置決め
の阻害要因となってきた。前記した従来技術に記載され
る外力補正テーブル参照方式では補正誤差が生じ、それ
による位置決め特性への影響は小型化・軽量化によりさ
らに顕著に現れてくる。そのため摩擦力を外乱オブザー
バよりなる外力推定手段により、リアルタイムに推定し
補償することが重要となる。
に対する要求は小型化,高記録密度化に伴って厳しくな
っており、アクチュエータの微小位置変動によって生じ
る転がり軸受部で発生する非線形摩擦が、精密位置決め
の阻害要因となってきた。前記した従来技術に記載され
る外力補正テーブル参照方式では補正誤差が生じ、それ
による位置決め特性への影響は小型化・軽量化によりさ
らに顕著に現れてくる。そのため摩擦力を外乱オブザー
バよりなる外力推定手段により、リアルタイムに推定し
補償することが重要となる。
【0006】外乱オブザーバにより外力補償を行う場合
に2つの課題がある。1つめの課題は、モデル誤差に対
する外乱推定精度の向上である。例えば、磁気ディスク
装置のヘッド位置決めアクチュエータは、キャリッジ軸
受部の粘弾性摩擦による低周波領域に固有振動数をもつ
2次系の特性を示し、その固有振動数や減衰はヘッド変
位に依存して変動し、制御対象とモデルの間に誤差を生
じる。また、信号再生用のMRヘッドは、磁気抵抗効果
により磁界の変化を抵抗値の変化として高感度に検出す
ることが可能なため、記録密度向上に有効な反面、欠点
としてマイクロトラック方向に再生出力の感度分布をも
つため、トラック中心からのヘッド位置ずれ量と検出位
置誤差出力とが比例せず、ポジション検出感度は、トラ
ック中心で高くトラックの周辺にいくに従い検出感度が
低下する。このため制御系としてのループゲインがトラ
ック幅内において変動する。
に2つの課題がある。1つめの課題は、モデル誤差に対
する外乱推定精度の向上である。例えば、磁気ディスク
装置のヘッド位置決めアクチュエータは、キャリッジ軸
受部の粘弾性摩擦による低周波領域に固有振動数をもつ
2次系の特性を示し、その固有振動数や減衰はヘッド変
位に依存して変動し、制御対象とモデルの間に誤差を生
じる。また、信号再生用のMRヘッドは、磁気抵抗効果
により磁界の変化を抵抗値の変化として高感度に検出す
ることが可能なため、記録密度向上に有効な反面、欠点
としてマイクロトラック方向に再生出力の感度分布をも
つため、トラック中心からのヘッド位置ずれ量と検出位
置誤差出力とが比例せず、ポジション検出感度は、トラ
ック中心で高くトラックの周辺にいくに従い検出感度が
低下する。このため制御系としてのループゲインがトラ
ック幅内において変動する。
【0007】また、モータ推力定数は温度変化等により
経時変化を示すため制御系のループゲインを変化させ
る。さらに、アクチュエータの曲げ、ねじり等による高
周波領域における共振現象のモデル誤差が存在する。こ
のような条件下でオブザーバを用いてアクチュエータに
作用する外力を推定しようとする場合、ゲイン変動およ
びモデル誤差が外力推定値の過渡応答を大きく変動させ
る。
経時変化を示すため制御系のループゲインを変化させ
る。さらに、アクチュエータの曲げ、ねじり等による高
周波領域における共振現象のモデル誤差が存在する。こ
のような条件下でオブザーバを用いてアクチュエータに
作用する外力を推定しようとする場合、ゲイン変動およ
びモデル誤差が外力推定値の過渡応答を大きく変動させ
る。
【0008】この推定値を補償信号として、アクチュエ
ータ駆動信号に加算した場合に、ヘッド移動時の過渡応
答を悪化させたり、電流に不要な高周波成分を与えて、
高次の共振モードを励起させる。
ータ駆動信号に加算した場合に、ヘッド移動時の過渡応
答を悪化させたり、電流に不要な高周波成分を与えて、
高次の共振モードを励起させる。
【0009】2つめの課題はヘッド位置の誤検出に対す
る外力推定精度の向上である。例えば、MRヘッド使用
時には、熱雑音(TA:サーマルアスペリティ)の発生
等により、サーボ位置情報が検出できなかったり、誤っ
たトラック番号を検出する場合がある。このような現象
はオブザーバを用いた推定時において、以後数サンプル
の間、誤った外力推定値を発生する。
る外力推定精度の向上である。例えば、MRヘッド使用
時には、熱雑音(TA:サーマルアスペリティ)の発生
等により、サーボ位置情報が検出できなかったり、誤っ
たトラック番号を検出する場合がある。このような現象
はオブザーバを用いた推定時において、以後数サンプル
の間、誤った外力推定値を発生する。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記したリアルタイムに
外乱オブザーバを適用する場合の2つの課題に対して、
本発明によれば1つめの課題に対しては、モデル誤差に
よる外乱推定値の過渡特性の悪化を低減する手段とし
て、オブザーバの推定値の変化量を制限するリミッタ
(オブザーバ変化量リミッタ)を適用する。リミッタに
より推定値の大きすぎる変動を抑制しヘッド位置の過渡
応答を改善させることができる。
外乱オブザーバを適用する場合の2つの課題に対して、
本発明によれば1つめの課題に対しては、モデル誤差に
よる外乱推定値の過渡特性の悪化を低減する手段とし
て、オブザーバの推定値の変化量を制限するリミッタ
(オブザーバ変化量リミッタ)を適用する。リミッタに
より推定値の大きすぎる変動を抑制しヘッド位置の過渡
応答を改善させることができる。
【0011】2つめの課題に対しては、過去の位置誤差
信号とVCM制御信号を用いて位置誤差信号を推定する
ことにより位置検出の誤りを判定し、判定結果に応じて
位置誤差信号推定値を用いることにより外力推定精度を
向上させる。このとき、位置誤差信号の推定精度に起因
する外力推定値の変動は、前記したオブザーバ推定値の
変化量を制限するリミッタを用いることにより低減す
る。
信号とVCM制御信号を用いて位置誤差信号を推定する
ことにより位置検出の誤りを判定し、判定結果に応じて
位置誤差信号推定値を用いることにより外力推定精度を
向上させる。このとき、位置誤差信号の推定精度に起因
する外力推定値の変動は、前記したオブザーバ推定値の
変化量を制限するリミッタを用いることにより低減す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】図13に、磁気ディスク装置の斜
視図を示す。ベース10には所定の速度で回転するスピ
ンドルモータ8が固定されている。スピンドルモータ8
には、記録媒体である磁気ディスク4が固定されてい
る。また、スピンドルモータ8に保持された磁気ディス
ク4の側方向には、ベース10に支持されるピボット軸
受3が、スピンドルモータ軸に平行になるように設けら
れている。
視図を示す。ベース10には所定の速度で回転するスピ
ンドルモータ8が固定されている。スピンドルモータ8
には、記録媒体である磁気ディスク4が固定されてい
る。また、スピンドルモータ8に保持された磁気ディス
ク4の側方向には、ベース10に支持されるピボット軸
受3が、スピンドルモータ軸に平行になるように設けら
れている。
【0013】磁気ヘッド1の保持部材であるヘッド支持
ばね7とロードアーム6とキャリッジ5は、ピボット軸
受3に揺動可能に固定されている。磁気ヘッド1を移動
させるための動力は、ボイスコイルモータ(VCM)2
により発生する。ボイスコイルモータ2の構成部品であ
る駆動コイル(図示せず)は、前記キャリッジ5に固定
されている。
ばね7とロードアーム6とキャリッジ5は、ピボット軸
受3に揺動可能に固定されている。磁気ヘッド1を移動
させるための動力は、ボイスコイルモータ(VCM)2
により発生する。ボイスコイルモータ2の構成部品であ
る駆動コイル(図示せず)は、前記キャリッジ5に固定
されている。
【0014】ボイスコイルモータ2のもう1つの構成部
品である磁気回路(図示せず)は、ベース10に固定さ
れたヨーク(図示せず)と、ヨークに固定されたマグネ
ット(図示せず)からなる。
品である磁気回路(図示せず)は、ベース10に固定さ
れたヨーク(図示せず)と、ヨークに固定されたマグネ
ット(図示せず)からなる。
【0015】湾曲形状に取り付けられているFPC(フ
レキシブル・プリント・ケーブル)9の一端はキャリッ
ジ5に、他端はベース10に固定され、装置外部のスピ
ンドルモータ8や、ボイスコイルモータ2の駆動回路等
からなる図示しない制御回路基板に接続されている。F
PC9には図示しないリードライトICが搭載されてお
り、磁気ヘッド1から引き出されたヘッド信号線がFP
C9を介して前記リードライトICに接続され、前記制
御回路基板に電気的に接続されている。
レキシブル・プリント・ケーブル)9の一端はキャリッ
ジ5に、他端はベース10に固定され、装置外部のスピ
ンドルモータ8や、ボイスコイルモータ2の駆動回路等
からなる図示しない制御回路基板に接続されている。F
PC9には図示しないリードライトICが搭載されてお
り、磁気ヘッド1から引き出されたヘッド信号線がFP
C9を介して前記リードライトICに接続され、前記制
御回路基板に電気的に接続されている。
【0016】また、ボイスコイルモータ2のコイル線端
部もFPC9に接続されている。前記制御回路基板はベ
ース10の下側に固定される。また、スピンドルモータ
8に固定された磁気ディスク4およびピボット軸受3に
支持されたキャリッジ5、このキャリッジ5に固定され
たロードアーム6,ロードアーム6に保持される磁気ヘ
ッド1,ボイスコイルモータ2の磁気回路およびコイ
ル,磁気ヘッド1のヘッド信号線,FPC9などは図示
しないカバーとベース10とねじ等により固定される密
閉空間の内部に収容されている。
部もFPC9に接続されている。前記制御回路基板はベ
ース10の下側に固定される。また、スピンドルモータ
8に固定された磁気ディスク4およびピボット軸受3に
支持されたキャリッジ5、このキャリッジ5に固定され
たロードアーム6,ロードアーム6に保持される磁気ヘ
ッド1,ボイスコイルモータ2の磁気回路およびコイ
ル,磁気ヘッド1のヘッド信号線,FPC9などは図示
しないカバーとベース10とねじ等により固定される密
閉空間の内部に収容されている。
【0017】また、ヘッドアクチュエータとは磁気ヘッ
ド1を位置決めするアクチュエータであり、磁気ヘッド
1,ロードアーム6,キャリッジ5,ピボット軸受3,
VCM2,FPC9から構成されるものである。
ド1を位置決めするアクチュエータであり、磁気ヘッド
1,ロードアーム6,キャリッジ5,ピボット軸受3,
VCM2,FPC9から構成されるものである。
【0018】本発明の第1の実施例を図1を用いて説明
する。図1は磁気ヘッド位置決め制御系の構成を示すブ
ロック図である。
する。図1は磁気ヘッド位置決め制御系の構成を示すブ
ロック図である。
【0019】磁気ディスク4上には同心円上に図示しな
いデータトラックが記録され、円周方向に一定間隔でデ
ィスク中心からみて放射状に図示しないセクタサーボ信
号が記録されている。セクタの検出毎にヘッド1で読み
出されたサーボ信号30はアンプ11で増幅され、復調
回路12に送られる。復調信号31はAD変換器13に
よりディジタル信号32として図示しないマイクロプロ
セッサに取り込まれる。
いデータトラックが記録され、円周方向に一定間隔でデ
ィスク中心からみて放射状に図示しないセクタサーボ信
号が記録されている。セクタの検出毎にヘッド1で読み
出されたサーボ信号30はアンプ11で増幅され、復調
回路12に送られる。復調信号31はAD変換器13に
よりディジタル信号32として図示しないマイクロプロ
セッサに取り込まれる。
【0020】位置信号生成手段14では、復調信号32
から主位置誤差PESN(図示せず)と90度位相の異な
る副位置誤差信号PESQ(図示せず)を作成し、これ
らの信号に復調信号32から生成されるトラック番号を
加えた位置信号33を作成する。位置信号33を目標位
置信号35から差し引くことにより、位置誤差信号34
を作成する。
から主位置誤差PESN(図示せず)と90度位相の異な
る副位置誤差信号PESQ(図示せず)を作成し、これ
らの信号に復調信号32から生成されるトラック番号を
加えた位置信号33を作成する。位置信号33を目標位
置信号35から差し引くことにより、位置誤差信号34
を作成する。
【0021】位置誤差信号34に基づいて、位置誤差が
大きい場合、すなわち、目標トラックからヘッドが遠く
に位置する場合には、シーク制御系(速度制御系)を用
い、位置誤差が小さい場合、すなわち、目標トラックに
ヘッドが近づいた場合には、フォロイング制御系(位置
制御系)を用いるように、スイッチ15および23を切
り替える。
大きい場合、すなわち、目標トラックからヘッドが遠く
に位置する場合には、シーク制御系(速度制御系)を用
い、位置誤差が小さい場合、すなわち、目標トラックに
ヘッドが近づいた場合には、フォロイング制御系(位置
制御系)を用いるように、スイッチ15および23を切
り替える。
【0022】フォロイング時においては、位置誤差信号
は位置決め補償器20aに取り込まれる。シーク時にお
いて、速度信号生成手段16が位置誤差信号34に基づ
いて、サンプル毎の位置信号の差を検出する等の手法を
用いて、速度の計算を行い速度信号39を出力する。
は位置決め補償器20aに取り込まれる。シーク時にお
いて、速度信号生成手段16が位置誤差信号34に基づ
いて、サンプル毎の位置信号の差を検出する等の手法を
用いて、速度の計算を行い速度信号39を出力する。
【0023】速度指令発生手段17では、位置誤差信号
34に基づいて目標値19までの距離に対応した速度目
標値40が作成され、速度目標値40と速度信号39の
差分信号41が、位置決め補償器20bに取り込まれ
る。
34に基づいて目標値19までの距離に対応した速度目
標値40が作成され、速度目標値40と速度信号39の
差分信号41が、位置決め補償器20bに取り込まれ
る。
【0024】また、加速度補償発生手段18では位置誤
差信号34に基づいて生成される速度指令に対応して、
加速,減速に必要な操作量を、フィードフォワードで与
える加速度補償信号37が生成され、位置決め補償器2
0bの出力38に加算される。位置決め補償器20aで
は、安定性の確保と、低周波数領域のサーボ特性の改善
のための位相進み遅れ補償が用いられ、補償器20bで
は、ゲイン調整のみによるサーボ系の帯域の設定が行わ
れる。
差信号34に基づいて生成される速度指令に対応して、
加速,減速に必要な操作量を、フィードフォワードで与
える加速度補償信号37が生成され、位置決め補償器2
0bの出力38に加算される。位置決め補償器20aで
は、安定性の確保と、低周波数領域のサーボ特性の改善
のための位相進み遅れ補償が用いられ、補償器20bで
は、ゲイン調整のみによるサーボ系の帯域の設定が行わ
れる。
【0025】外力補正テーブル22は、FPC(フレキ
シブル・プリント・ケーブル)による外力や、軸受部で
の摩擦力等に起因する外力を、各トラック位置毎に測定
することによって作成した外力補償信号43のテーブル
で、外力補正テーブル22の出力をVCM操作信号45
に加算することにより、VCM操作信号46を生成す
る。
シブル・プリント・ケーブル)による外力や、軸受部で
の摩擦力等に起因する外力を、各トラック位置毎に測定
することによって作成した外力補償信号43のテーブル
で、外力補正テーブル22の出力をVCM操作信号45
に加算することにより、VCM操作信号46を生成す
る。
【0026】外力補償手段21では、位置誤差信号34
と操作信号45の2つの入力から外力推定値42の演算
を行い、外力補正テーブル22では補償しきれない時間
的に変動する外力を補償する。
と操作信号45の2つの入力から外力推定値42の演算
を行い、外力補正テーブル22では補償しきれない時間
的に変動する外力を補償する。
【0027】外力補償手段21には、本発明の外力補償
値の出力を制限する手段が組み込まれる。VCM操作信
号46はDA変換器24によりアナログの操作量47に
変換され、駆動回路25によりVCM駆動電流48を生
成し、VCM2に電流を供給することによりヘッドを移
動する。以上の手段によりヘッドを目標トラックに位置
決めすることが可能となる。
値の出力を制限する手段が組み込まれる。VCM操作信
号46はDA変換器24によりアナログの操作量47に
変換され、駆動回路25によりVCM駆動電流48を生
成し、VCM2に電流を供給することによりヘッドを移
動する。以上の手段によりヘッドを目標トラックに位置
決めすることが可能となる。
【0028】次に、外力補償手段で行われる演算とオブ
ザーバ変化量リミッタの詳細について説明する。
ザーバ変化量リミッタの詳細について説明する。
【0029】図2のブロック線図は、本発明の外力補償
手段を含む機能ブロック図である。図2の機能ブロック
図に現れる変数ブロックの導出について説明する。連続
時間系の制御対象の状態方程式は次式で表される。
手段を含む機能ブロック図である。図2の機能ブロック
図に現れる変数ブロックの導出について説明する。連続
時間系の制御対象の状態方程式は次式で表される。
【0030】
【数1】
【0031】Xは状態ベクトル、uは操作量、d1 は外
力、yは位置誤差信号、xは位置、vは速度、mはヘッ
ドアクチュエータの等価質量、K1 はdac 出力から駆動
力までのゲイン、K2 は位置から位置誤差信号までのゲ
イン。
力、yは位置誤差信号、xは位置、vは速度、mはヘッ
ドアクチュエータの等価質量、K1 はdac 出力から駆動
力までのゲイン、K2 は位置から位置誤差信号までのゲ
イン。
【0032】数1では、Ap として2×2の行列に選ん
だが、以降の式はより一般化してn×nの場合とする。
また、Bp,Bdpはn×1、Cpは1×nとする。このモ
デルに基づいてキャリッジに加わる外力を推定するオブ
ザーバは次式で表される。
だが、以降の式はより一般化してn×nの場合とする。
また、Bp,Bdpはn×1、Cpは1×nとする。このモ
デルに基づいてキャリッジに加わる外力を推定するオブ
ザーバは次式で表される。
【0033】
【数2】
【0034】ここで、d1 はキャリッジに加わる外力の
推定値、Lはオブザーバのフィードバックゲイン、Hは
外乱推定ゲインである。ここで、Lはオブザーバ極を決
定する特性方程式において、極をp1,p2,...,pnと
指定した場合、
推定値、Lはオブザーバのフィードバックゲイン、Hは
外乱推定ゲインである。ここで、Lはオブザーバ極を決
定する特性方程式において、極をp1,p2,...,pnと
指定した場合、
【0035】
【数3】 |z・In−Ad+L・Cp|=(z−p1)(z−p2)…(z−pn) …(数3) を恒等的に満足するようなベクトルとして決定される。
Hの導出は外力d1 から位置誤差信号yまでの伝達関数
Gdy(z)を求め、
Hの導出は外力d1 から位置誤差信号yまでの伝達関数
Gdy(z)を求め、
【0036】
【数4】
【0037】伝達関数Gdy(z)の直流分が0となるよ
うにHを求める。すなわち、Gdy(0)=0を満足するH
を求める。ここで、補償器の状態方程式,出力方程式
は、
うにHを求める。すなわち、Gdy(0)=0を満足するH
を求める。ここで、補償器の状態方程式,出力方程式
は、
【0038】
【数5】 e(k)=r(k)−y(k) Xc(k+1)=Ac・Xc(k)+Bc・e(k) …(数5) ue(k)=Cc・Xc(k)+Dc・e(k) である。
【0039】以上説明してきたパラメータに基づいて図
2の機能ブロック図の信号の流れを説明する。VCM操
作信号u(k)51は、DA変換器24を介してアナロ
グ信号に変換され、操作量u52として数1で表される
システムに入力される。その結果、システムは位置誤差
信号y53を出力する。外乱推定手段は数2で表される
オブザーバとして構成されており、ヘッドアクチュエー
タに入力されるところの操作量u(k)51がオブザー
バに入力される。
2の機能ブロック図の信号の流れを説明する。VCM操
作信号u(k)51は、DA変換器24を介してアナロ
グ信号に変換され、操作量u52として数1で表される
システムに入力される。その結果、システムは位置誤差
信号y53を出力する。外乱推定手段は数2で表される
オブザーバとして構成されており、ヘッドアクチュエー
タに入力されるところの操作量u(k)51がオブザー
バに入力される。
【0040】オブザーバシステムは推定位置誤差信号y
e(k)55を出力し、実際のプラントからの検出位置誤
差信号y(k)54との差分信号e0(k)56を計算す
る。e0(k)を前記した1サンプル前の信号e1(k−1)
58と比較し、その変化の幅をリミッタ64により制限
することにより信号e1(k)57を生成する。求めたe
1(k)57に数3により求められるオブザーバフィード
バックゲインベクトルLを乗じ、オブザーバにフィード
バックする。また、e1(k)57に数4から求められる
ゲインHを乗じることによって実システムに入力される
外力d1 60を相殺する外乱補償信号w(k)59を生
成する。
e(k)55を出力し、実際のプラントからの検出位置誤
差信号y(k)54との差分信号e0(k)56を計算す
る。e0(k)を前記した1サンプル前の信号e1(k−1)
58と比較し、その変化の幅をリミッタ64により制限
することにより信号e1(k)57を生成する。求めたe
1(k)57に数3により求められるオブザーバフィード
バックゲインベクトルLを乗じ、オブザーバにフィード
バックする。また、e1(k)57に数4から求められる
ゲインHを乗じることによって実システムに入力される
外力d1 60を相殺する外乱補償信号w(k)59を生
成する。
【0041】また、ヘッドを目標位置に位置決めするた
めに検出位置誤差信号y(k)54と目標位置r(k)
63との差分信号e(k)62を計算し、数5で表され
る補償器にフィードバックすることにより操作量u
e(k)61を計算する。ue(k)から前記外乱補償信号
w(k)59を差し引くことにより操作信号u(k)5
1を求める。以上が本発明の外力補償手段の動作の詳細
である。
めに検出位置誤差信号y(k)54と目標位置r(k)
63との差分信号e(k)62を計算し、数5で表され
る補償器にフィードバックすることにより操作量u
e(k)61を計算する。ue(k)から前記外乱補償信号
w(k)59を差し引くことにより操作信号u(k)5
1を求める。以上が本発明の外力補償手段の動作の詳細
である。
【0042】次に外力補償手段を動作させたときの検出
位置誤差信号y(k)54と外力補償値w(k)59の
過渡応答を図3に示す。アクチュエータには1mNの外
力が加えられており、モデル誤差として、オブザーバの
プラントモデルが実プラントに対してループゲインで1
0%低く、位置誤差信号検出感度もMRヘッドの出力感
度に基づいて、トラック内の位置により異なるように設
定し、ディスク上の位置によりループゲインが異なるプ
ラントモデルを仮定する。リミッタがある場合には、プ
ラントのゲイン変動に起因する外力推定値の変動が小さ
くなり、位置誤差信号の整定も速い。それに対してリミ
ッタがない場合には、外乱推定値の変動が大きく現れ、
その結果位置誤差信号が振動し整定も遅い。
位置誤差信号y(k)54と外力補償値w(k)59の
過渡応答を図3に示す。アクチュエータには1mNの外
力が加えられており、モデル誤差として、オブザーバの
プラントモデルが実プラントに対してループゲインで1
0%低く、位置誤差信号検出感度もMRヘッドの出力感
度に基づいて、トラック内の位置により異なるように設
定し、ディスク上の位置によりループゲインが異なるプ
ラントモデルを仮定する。リミッタがある場合には、プ
ラントのゲイン変動に起因する外力推定値の変動が小さ
くなり、位置誤差信号の整定も速い。それに対してリミ
ッタがない場合には、外乱推定値の変動が大きく現れ、
その結果位置誤差信号が振動し整定も遅い。
【0043】リミッタがある制御系に対して通常考えら
れるより大きい外力をステップ的に与えた場合には、外
力推定値はサンプルに対して一定幅でしか変化せず、そ
の結果外力推定が遅れ、位置誤差信号yの応答が遅れ
る。
れるより大きい外力をステップ的に与えた場合には、外
力推定値はサンプルに対して一定幅でしか変化せず、そ
の結果外力推定が遅れ、位置誤差信号yの応答が遅れ
る。
【0044】このことからリミッタの幅を設定する場合
には、実プラントに作用する外力の絶対値の範囲を把握
し、小さすぎないリミッタの制限値を与える必要があ
る。逆にリミッタの範囲を超えると予想される外力を加
えることにより、リミッタを使用しているかどうかが判
定可能となる。
には、実プラントに作用する外力の絶対値の範囲を把握
し、小さすぎないリミッタの制限値を与える必要があ
る。逆にリミッタの範囲を超えると予想される外力を加
えることにより、リミッタを使用しているかどうかが判
定可能となる。
【0045】ここで、本発明の構成をとった場合の入力
外乱60に対するVCM操作信号u47の時間応答を考
える。入力外乱はパルス状の電圧指令で、電圧レベルは
0からVA,0からVBの2段階をとる。電圧レベルV
AとVBの間にはオブザーバ出力リミッタの制限値を規
定するしきい値VSがある。外乱はVCMの電流アンプ
の前段部の増幅器に加算するか、または、図4に示すオ
ペアンプと抵抗R、電源により作られる加算器を、駆動
回路25とD/A変換器24の間に直列に挿入し、抵抗
を介して加算するようにする。
外乱60に対するVCM操作信号u47の時間応答を考
える。入力外乱はパルス状の電圧指令で、電圧レベルは
0からVA,0からVBの2段階をとる。電圧レベルV
AとVBの間にはオブザーバ出力リミッタの制限値を規
定するしきい値VSがある。外乱はVCMの電流アンプ
の前段部の増幅器に加算するか、または、図4に示すオ
ペアンプと抵抗R、電源により作られる加算器を、駆動
回路25とD/A変換器24の間に直列に挿入し、抵抗
を介して加算するようにする。
【0046】図5に入力外乱60の信号波形を示す。ま
ず、入力外乱パルスを0からVAのレベルで加える。た
だし、VA>VSである。このときのVCM操作信号4
7の時間応答を図6に示す。d=0の間は、操作信号は
一定値Voff を示している。入力外乱60がVAを示す
と操作信号47は最初しきい値VSのステップで数サン
プル変化し、その後変化の幅は次第に小さくなり、入力
外乱のレベルVAを打ち消すレベルVoff−VAの操作
信号を発生する。
ず、入力外乱パルスを0からVAのレベルで加える。た
だし、VA>VSである。このときのVCM操作信号4
7の時間応答を図6に示す。d=0の間は、操作信号は
一定値Voff を示している。入力外乱60がVAを示す
と操作信号47は最初しきい値VSのステップで数サン
プル変化し、その後変化の幅は次第に小さくなり、入力
外乱のレベルVAを打ち消すレベルVoff−VAの操作
信号を発生する。
【0047】ある時間が経過して再び入力外乱が0を示
すと、操作信号47は最初しきい値のステップで数サン
プル変化し、その後変化の幅は次第に小さくなり、再び
レベルVoff に戻る。外乱パルス到達毎に同じ応答を繰
り返す。外乱パルスがd=0からd=VAに立ち上がっ
た後、操作信号47の出力がVoff−VA に到達するの
に要する時間(例えばu>0.9*(Voff−VA)に達す
る時間)をtAとする。
すと、操作信号47は最初しきい値のステップで数サン
プル変化し、その後変化の幅は次第に小さくなり、再び
レベルVoff に戻る。外乱パルス到達毎に同じ応答を繰
り返す。外乱パルスがd=0からd=VAに立ち上がっ
た後、操作信号47の出力がVoff−VA に到達するの
に要する時間(例えばu>0.9*(Voff−VA)に達す
る時間)をtAとする。
【0048】次に入力外乱パルスを0からVBのレベル
で加える。ただしVB<VSである。このときの入力外
乱パルスを図5に、操作信号47の時間応答を図6に示
す。
で加える。ただしVB<VSである。このときの入力外
乱パルスを図5に、操作信号47の時間応答を図6に示
す。
【0049】d=0の間、操作信号47は一定値Voff
を示している。入力外乱dがVBを示すとき、操作信号
47は1サンプル目においてしきい値VSより小さいス
テップで変化し、次サンプル以降においてステップ幅を
直前サンプルより小さくしながらレベルVoff−VB に
到達する。
を示している。入力外乱dがVBを示すとき、操作信号
47は1サンプル目においてしきい値VSより小さいス
テップで変化し、次サンプル以降においてステップ幅を
直前サンプルより小さくしながらレベルVoff−VB に
到達する。
【0050】ある時間経過して再び入力外乱60が0を
示すとき、操作信号47は1サンプル目においてしきい
値より小さいステップで変化し、次サンプル以降ステッ
プ幅を直前サンプルより小さくしながらレベルVoff に
到達する。
示すとき、操作信号47は1サンプル目においてしきい
値より小さいステップで変化し、次サンプル以降ステッ
プ幅を直前サンプルより小さくしながらレベルVoff に
到達する。
【0051】入力外乱47のパルスがd=0からd=V
Bに立ち上がった後、操作量47の出力がVoff−VB
に到達するのに要する時間(例えばu>0.9*(Voff−
VB)に到達するのに要する時間)をtBとすると、前
記tAとtBの関係はオブザーバ出力リミッタがない場
合にはtA=tBとなるのに対して、この場合はtA>
tBとなるという特徴を示す。
Bに立ち上がった後、操作量47の出力がVoff−VB
に到達するのに要する時間(例えばu>0.9*(Voff−
VB)に到達するのに要する時間)をtBとすると、前
記tAとtBの関係はオブザーバ出力リミッタがない場
合にはtA=tBとなるのに対して、この場合はtA>
tBとなるという特徴を示す。
【0052】ここでは、リミッタの動作方法として外乱
推定値の1サンプル間の変化量を制限することにした
が、外乱推定値の絶対値を制限するようにして、現実に
有り得ない推定値を制限するようにしても良い。また外
乱推定値の変化量の変化量、すなわち2階微分値を制限
するようにしてもよい。さらに、高階の微分値を制限す
るようにしてもよい。
推定値の1サンプル間の変化量を制限することにした
が、外乱推定値の絶対値を制限するようにして、現実に
有り得ない推定値を制限するようにしても良い。また外
乱推定値の変化量の変化量、すなわち2階微分値を制限
するようにしてもよい。さらに、高階の微分値を制限す
るようにしてもよい。
【0053】また、リミッタの制限値についても可変と
して、目標トラックまでの距離が大きい場合には制限値
を大きく、目標トラックまでの距離が小さい場合には制
限値を小さくしてもよい。
して、目標トラックまでの距離が大きい場合には制限値
を大きく、目標トラックまでの距離が小さい場合には制
限値を小さくしてもよい。
【0054】以上説明してきた第1の実施例では、外乱
オブザーバに推定値の変化量を制限するリミッタ(オブ
ザーバ変化量リミッタ)を適用することにより、推定値
の大きすぎる変動を抑制しヘッド位置の過渡応答を改善
できることを示した。
オブザーバに推定値の変化量を制限するリミッタ(オブ
ザーバ変化量リミッタ)を適用することにより、推定値
の大きすぎる変動を抑制しヘッド位置の過渡応答を改善
できることを示した。
【0055】本発明の第2の実施例を図7を用いて説明
する。第2の実施例は本発明の第1の実施例に対して、
異常位置信号検出と位置信号補正のためのブロックを付
加することにより構成される。
する。第2の実施例は本発明の第1の実施例に対して、
異常位置信号検出と位置信号補正のためのブロックを付
加することにより構成される。
【0056】検出された位置誤差信号34は、操作量u
a 44および位置誤差信号68に基づいて、65の位置
誤差信号推定手段により、推定された位置誤差信号推定
値69の差分信号71が計算される。差分信号71は位
置信号誤検出判定手段66に入力され、誤検出と判定さ
れた場合にはスイッチ67を切り替え、位置信号推定値
69を磁気ディスク制御装置およびオブザーバに位置誤
差信号68としてフィードバックする。位置誤差信号6
8が第1の実施例の位置誤差信号34になる。
a 44および位置誤差信号68に基づいて、65の位置
誤差信号推定手段により、推定された位置誤差信号推定
値69の差分信号71が計算される。差分信号71は位
置信号誤検出判定手段66に入力され、誤検出と判定さ
れた場合にはスイッチ67を切り替え、位置信号推定値
69を磁気ディスク制御装置およびオブザーバに位置誤
差信号68としてフィードバックする。位置誤差信号6
8が第1の実施例の位置誤差信号34になる。
【0057】ここで、誤検出判定法としては差分信号が
xトラック以上異なる場合には誤検出とみなすようにす
る。判定基準xは目標トラックまでの距離に応じて与
え、例えばシーク時には速度の関数として与え、速度が
大きいときにはxは大きく、速度が小さくなったらxは
小さく目標トラックに到達した場合には一定値として与
えるようにする。
xトラック以上異なる場合には誤検出とみなすようにす
る。判定基準xは目標トラックまでの距離に応じて与
え、例えばシーク時には速度の関数として与え、速度が
大きいときにはxは大きく、速度が小さくなったらxは
小さく目標トラックに到達した場合には一定値として与
えるようにする。
【0058】次に異常位置信号が検出された場合の処理
アルゴリズムを図8のフローチャートにより示す。推定
位置信号69と検出位置信号34の差分信号71が、位
置誤検出判定基準設定値xに対して大きいとすれば、位
置誤差信号68として推定位置誤差信号69を出力す
る。
アルゴリズムを図8のフローチャートにより示す。推定
位置信号69と検出位置信号34の差分信号71が、位
置誤検出判定基準設定値xに対して大きいとすれば、位
置誤差信号68として推定位置誤差信号69を出力す
る。
【0059】出力された位置誤差信号68に基づいて第
1の実施例の方法により位置決め補償器の出力および外
力推定を行い、VCM操作信号を計算する。推定位置誤
差信号を用いる場合、外力補償信号w(k)は前サンプ
ルの値とする。次に位置誤差信号の推定アルゴリズムに
ついていくつか示す。
1の実施例の方法により位置決め補償器の出力および外
力推定を行い、VCM操作信号を計算する。推定位置誤
差信号を用いる場合、外力補償信号w(k)は前サンプ
ルの値とする。次に位置誤差信号の推定アルゴリズムに
ついていくつか示す。
【0060】例えば加速度一定を仮定した場合には、
【0061】
【数6】 y(k)=3・y(k−1)−3・y(k−2)+y(k−3) …(数6) となる。前サンプルの操作量ua(k−1)44を用いた
場合には、
場合には、
【0062】
【数7】
【0063】となる。ただし、Ts はサンプリングタイ
ム。さらにプラントモデル式
ム。さらにプラントモデル式
【0064】
【数8】 y=cp(z・In−Ad)-1Bd・ua(z) …(数8) を展開し、サンプリング表現にすると、
【0065】
【数9】
【0066】となる。なお、数9の各項の係数は、数8
のパルス伝達関数を展開することにより得られる。
のパルス伝達関数を展開することにより得られる。
【0067】次に本実施例の効果について図9をもとに
説明する。図9はシーク途中の目標トラック20(μ
m)手前で位置信号の誤検出が発生した場合の位置誤差
信号の応答である。
説明する。図9はシーク途中の目標トラック20(μ
m)手前で位置信号の誤検出が発生した場合の位置誤差
信号の応答である。
【0068】図9より、誤検出があった場合にも以後の
位置誤差信号に大きな影響を与えない。すなわち、位置
誤差信号に基づいて演算されるボイスコイルモータ操作
信号47に悪影響を与えないことを示す。
位置誤差信号に大きな影響を与えない。すなわち、位置
誤差信号に基づいて演算されるボイスコイルモータ操作
信号47に悪影響を与えないことを示す。
【0069】図10には、数9を用いたときの位置誤差
信号,外乱推定値,電流の応答を示す。図中に位置誤検
出が発生した時点の外力推定値を丸で囲んであるが、誤
検出発生以後の外力推定が乱れることはなく、また位置
誤差信号の過渡応答も良好である。
信号,外乱推定値,電流の応答を示す。図中に位置誤検
出が発生した時点の外力推定値を丸で囲んであるが、誤
検出発生以後の外力推定が乱れることはなく、また位置
誤差信号の過渡応答も良好である。
【0070】この効果を実際に確認するには、外部から
ヘッド信号にパルス状ノイズを与えるなどして誤った位
置誤差信号を発生させる。このとき本発明の構成をとれ
ば、シーク中においてパルス印加によりトラックシーク
エラーを発生したり、シーク時間が長くなることはな
い。
ヘッド信号にパルス状ノイズを与えるなどして誤った位
置誤差信号を発生させる。このとき本発明の構成をとれ
ば、シーク中においてパルス印加によりトラックシーク
エラーを発生したり、シーク時間が長くなることはな
い。
【0071】特に、フォロイング中において、本発明の
構成をとった場合のヘッド信号への入力外乱に対するV
CM駆動電流80の時間応答を示す。入力外乱はサンプ
リング時間相当の持続時間をもつパルス状の電圧信号
で、ヘッド信号線、または、検出回路に直接または加算
回路を介して印加され、ヘッド位置信号に加算されるも
のとする。
構成をとった場合のヘッド信号への入力外乱に対するV
CM駆動電流80の時間応答を示す。入力外乱はサンプ
リング時間相当の持続時間をもつパルス状の電圧信号
で、ヘッド信号線、または、検出回路に直接または加算
回路を介して印加され、ヘッド位置信号に加算されるも
のとする。
【0072】まず、入力外乱パルス80のレベルをVh
として与えるときの観測ヘッド位置信号33、およびV
CM駆動電流48の時間応答を図11に示す。レベルV
h は前記位置誤検出判定基準xに対して十分大きいとす
る。そのためパルスVh は誤検出として判定される。こ
のとき観測ヘッド位置信号33は、印加パルスVh が加
わった時点で大きく変化するが、パルスが消滅すると再
びパルス印加前の位置信号33の値を示す。そのときの
VCM駆動電流48はパルスが印加される時点において
変動しない。
として与えるときの観測ヘッド位置信号33、およびV
CM駆動電流48の時間応答を図11に示す。レベルV
h は前記位置誤検出判定基準xに対して十分大きいとす
る。そのためパルスVh は誤検出として判定される。こ
のとき観測ヘッド位置信号33は、印加パルスVh が加
わった時点で大きく変化するが、パルスが消滅すると再
びパルス印加前の位置信号33の値を示す。そのときの
VCM駆動電流48はパルスが印加される時点において
変動しない。
【0073】次に入力外乱パルスのレベルをVLとし
て、このときの観測ヘッド位置信号33、およびVCM
駆動電流48の時間応答を図12に示す。レベルVLは
前記位置誤検出判定基準xに対して小さいとする。その
ため、パルスVLは誤検出と判定されない。
て、このときの観測ヘッド位置信号33、およびVCM
駆動電流48の時間応答を図12に示す。レベルVLは
前記位置誤検出判定基準xに対して小さいとする。その
ため、パルスVLは誤検出と判定されない。
【0074】このとき、観測ヘッド位置信号33は印加
パルスVLが加わった時点でパルスを打ち消すような信
号を発生し、パルス消滅後も逆ぶれをおこし過渡応答を
発生する。この現象は制御系がPESLを本当の位置ず
れとして認識するために生じる。
パルスVLが加わった時点でパルスを打ち消すような信
号を発生し、パルス消滅後も逆ぶれをおこし過渡応答を
発生する。この現象は制御系がPESLを本当の位置ず
れとして認識するために生じる。
【0075】以上説明してきた第2の実施例では、過去
の位置誤差信号とVCM制御信号を用いて、位置誤差信
号を推定することにより位置検出の誤りを判定し、判定
結果に応じて推定位置誤差信号を用いて、外乱オブザー
バの推定精度を向上させる方法を説明し、第1の実施例
に記載の方法と組み合わせることにより外力推定精度を
向上し、ヘッド位置の過渡応答の改善に有効であること
を示した。
の位置誤差信号とVCM制御信号を用いて、位置誤差信
号を推定することにより位置検出の誤りを判定し、判定
結果に応じて推定位置誤差信号を用いて、外乱オブザー
バの推定精度を向上させる方法を説明し、第1の実施例
に記載の方法と組み合わせることにより外力推定精度を
向上し、ヘッド位置の過渡応答の改善に有効であること
を示した。
【0076】ここまでの実施例で説明してきた内容は、
磁気ディスク装置に限らず、半導体露光装置等に用いら
れるXYステージや、光磁気ディスク装置等の高精度位
置決め装置に適用してもよい。
磁気ディスク装置に限らず、半導体露光装置等に用いら
れるXYステージや、光磁気ディスク装置等の高精度位
置決め装置に適用してもよい。
【0077】
【発明の効果】小型化,高記録密度化が進む磁気ディス
ク装置において、軸受部での摩擦の発生は微小位置決め
時における位置決め精度の低下を引き起こす。摩擦を含
む外乱を補償するために外乱オブザーバよりなる外力推
定手段を用いる場合に、ゲイン変動およびモデル誤差が
外力推定値の過渡応答を大きく変動させ、ヘッド移動時
の過渡応答を悪化させる。また、サーボ位置情報が検出
できなかったり、誤ったトラック番号を検出した時、以
後数サンプルの間誤った外力推定値を発生する。
ク装置において、軸受部での摩擦の発生は微小位置決め
時における位置決め精度の低下を引き起こす。摩擦を含
む外乱を補償するために外乱オブザーバよりなる外力推
定手段を用いる場合に、ゲイン変動およびモデル誤差が
外力推定値の過渡応答を大きく変動させ、ヘッド移動時
の過渡応答を悪化させる。また、サーボ位置情報が検出
できなかったり、誤ったトラック番号を検出した時、以
後数サンプルの間誤った外力推定値を発生する。
【0078】本発明によれば、オブザーバの推定値の変
化量を制限するリミッタを適用することにより推定値の
大きすぎる変動を抑制し、ヘッド位置の過渡応答を改善
させることができる。
化量を制限するリミッタを適用することにより推定値の
大きすぎる変動を抑制し、ヘッド位置の過渡応答を改善
させることができる。
【0079】また、過去の位置誤差信号とVCM制御信
号を用いて推定した位置誤差信号を検出位置誤差信号と
比較することにより、位置誤差信号の異常判定を行い、
必要に応じて推定位置誤差信号を用いることにより外力
推定精度を向上させ、ヘッド移動時の過渡応答を改善さ
せることができる。
号を用いて推定した位置誤差信号を検出位置誤差信号と
比較することにより、位置誤差信号の異常判定を行い、
必要に応じて推定位置誤差信号を用いることにより外力
推定精度を向上させ、ヘッド移動時の過渡応答を改善さ
せることができる。
【図1】本発明の第一実施例の構成図。
【図2】第一実施例の機能ブロック図。
【図3】第一実施例の効果を示す図。
【図4】外乱パルス加算回路を示す図。
【図5】入力外乱60のタイムチャート。
【図6】外乱印加時の操作信号47のタイムチャート。
【図7】本発明の第二の実施例の構成図。
【図8】本発明の第二実施例のフローチャート。
【図9】第二実施例の位置誤差信号推定精度を示す図。
【図10】第二実施例の効果を示す図。
【図11】位置信号外乱80印加時の信号33,信号4
8のタイムチャート(その1)。
8のタイムチャート(その1)。
【図12】位置信号外乱80印加時の信号33,信号4
8のタイムチャート(その2)。
8のタイムチャート(その2)。
【図13】磁気ディスク装置の斜視図。
【符号の説明】 1…磁気ヘッド、2…ボイスコイルモータ、3…ピボッ
ト軸受、4…磁気ディスク、5…キャリッシ、6…ロー
ドアーム、7…ヘッド支持ばね、8…スピンドルモー
タ、9…FPC、10…ベース、11…アンプ、12…
復調回路、13…AD変換器、14…位置信号生成手
段、15,23…スイッチ、16…速度信号生成手段、
17…速度指令発生手段、20…位置決め補償器、21
…外力補償手段、22…外力補償テーブル、24…DA
変換器、25…駆動回路、32…復調信号、33…位置
信号、34…位置誤差信号、37…加速度保償信号、3
9…速度信号、40…速度目標値、41…差分信号、4
2…外力推定値、45…操作信号、46…VCM操作信
号、47…操作量、48…駆動電流。
ト軸受、4…磁気ディスク、5…キャリッシ、6…ロー
ドアーム、7…ヘッド支持ばね、8…スピンドルモー
タ、9…FPC、10…ベース、11…アンプ、12…
復調回路、13…AD変換器、14…位置信号生成手
段、15,23…スイッチ、16…速度信号生成手段、
17…速度指令発生手段、20…位置決め補償器、21
…外力補償手段、22…外力補償テーブル、24…DA
変換器、25…駆動回路、32…復調信号、33…位置
信号、34…位置誤差信号、37…加速度保償信号、3
9…速度信号、40…速度目標値、41…差分信号、4
2…外力推定値、45…操作信号、46…VCM操作信
号、47…操作量、48…駆動電流。
Claims (4)
- 【請求項1】同心円状のデータトラックを有する少なく
とも1つの回転ディスクと、データトラックの中心線を
規定するサーボ情報を読み出すヘッドと、前記サーボ情
報からヘッド位置誤差信号を導出する手段と、前記デー
タトラックに対して前記ヘッドを位置決めするボイスコ
イルモータと前記ヘッド位置誤差信号からディジタル制
御信号を発生するプロセッサと、前記ディジタル制御信
号をアナログ制御信号に変換するための手段と前記アナ
ログ信号を増幅し、前記ボイスコイルモータで用いられ
る入力電流を発生するための増幅器を有する磁気ディス
ク装置において、前記ヘッド位置誤差信号から生成する
ディジタル制御信号により制御対象に加わる外乱を補償
する外乱補償手段と、該外乱補償信号の出力時点毎の変
化量を可変な制限値内に制限するか、または前記外乱補
償信号の範囲を可変な制限値内に制限するか、または前
記外乱補償信号の2階以上の微分値を可変な制限値内に
制限する手段を有することを特徴とする磁気ディスク装
置。 - 【請求項2】前記ボイスコイルモータ駆動回路に直接ま
たは加算回路を介して外乱としてパルス信号を加算する
とき、該外乱パルス信号の振幅値があるしきい値より大
きいときには、前記請求項1に記載のボイスコイルモー
タ入力電流の指令値である操作信号はある期間前記しき
い値に制限された値ずつ変化した後収束し、該操作信号
が整定するために要する時間は外乱パルスの振幅値が大
きい場合程、長くなる請求項1に記載の磁気ディスク装
置。 - 【請求項3】速度一定または加速度一定と仮定して前記
ヘッド位置誤差信号からヘッド位置を推定する方法や、
前記ヘッド位置誤差信号と前記ボイスコイルモータ入力
電流または前記請求項2に記載の操作信号の履歴から制
御対象の動的モデルに基づいてヘッド位置を推定する方
法等を用いて演算した推定ヘッド位置誤差信号と、前記
ヘッド位置誤差信号とを比較することにより前記位置誤
差信号の正常又は異常の判定を行い、異常と判定した場
合には前記推定ヘッド位置誤差信号を用いてディジタル
制御信号の演算を行う請求項1に記載の磁気ディスク装
置。 - 【請求項4】前記ヘッドから出力される信号に直接また
は加算回路を介してパルス信号を加算した場合、パルス
の振幅値があるしきい値より大きいときには前記ボイス
コイルモータ駆動電流がパルス印加時に変動せず、位置
誤差信号はパルス除去後にパルスを加える前の値を示す
が、パルスの振幅値があるしきい値より小さいときには
パルス印加時に駆動電流が変動し、位置誤差信号はパル
ス除去後に変動する請求項3に記載磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16837197A JPH1116308A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16837197A JPH1116308A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 磁気ディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1116308A true JPH1116308A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15866862
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16837197A Pending JPH1116308A (ja) | 1997-06-25 | 1997-06-25 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1116308A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100395283B1 (ko) * | 1999-09-20 | 2003-08-21 | 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 | 액츄에이터 제어 장치 |
| JP2012135087A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Hitachi Ltd | 電動機制御装置 |
-
1997
- 1997-06-25 JP JP16837197A patent/JPH1116308A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100395283B1 (ko) * | 1999-09-20 | 2003-08-21 | 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 | 액츄에이터 제어 장치 |
| US6785204B1 (en) | 1999-09-20 | 2004-08-31 | Hitachi, Ltd. | Actuator control device |
| JP2012135087A (ja) * | 2010-12-20 | 2012-07-12 | Hitachi Ltd | 電動機制御装置 |
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