JPH11163524A - 多層配線基板および該多層配線基板を用いた半導体装置 - Google Patents
多層配線基板および該多層配線基板を用いた半導体装置Info
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- JPH11163524A JPH11163524A JP9325864A JP32586497A JPH11163524A JP H11163524 A JPH11163524 A JP H11163524A JP 9325864 A JP9325864 A JP 9325864A JP 32586497 A JP32586497 A JP 32586497A JP H11163524 A JPH11163524 A JP H11163524A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、多層配線基板、特に、絶縁層と配
線層とを交互に積層し、各配線層の間をインナバイアホ
ールで接続した多層配線基板に関し、該多層配線基板の
耐久性等を維持しつつ、剛性率の向上等を図った信頼性
の高い多層配線基板およびかかる多層配線基板に半導体
素子が実装された半導体装置を提供する。 【解決手段】 コア絶縁層と、その上に積層形成される
外部絶縁層の組成や材質を異にしたクラッド状の多層配
線基板を用いる。
線層とを交互に積層し、各配線層の間をインナバイアホ
ールで接続した多層配線基板に関し、該多層配線基板の
耐久性等を維持しつつ、剛性率の向上等を図った信頼性
の高い多層配線基板およびかかる多層配線基板に半導体
素子が実装された半導体装置を提供する。 【解決手段】 コア絶縁層と、その上に積層形成される
外部絶縁層の組成や材質を異にしたクラッド状の多層配
線基板を用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多層配線基板に関
し、特に、絶縁層と配線層とを交互に積層し、各配線層
の間をインナバイアホールで接続した多層配線基板と当
該多層配線基板を用いた半導体装置に関する。
し、特に、絶縁層と配線層とを交互に積層し、各配線層
の間をインナバイアホールで接続した多層配線基板と当
該多層配線基板を用いた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の小型化に伴い、配線基板に
実装される半導体素子の実装方法も、従来のワイヤボン
ディング法から、実装面積が小さくできるフリップチッ
プ法に替わってきている。かかるフリップチップ法で
は、半導体素子のバンプ電極と配線基板の電極とを一対
一で接続するため、半導体素子のバンプ電極の形成密度
にあわせて回路基板上の回路配線を高密度に形成する必
要がある。従って、配線基板表面にファインラインを形
成するとともに、更に、半導体装置の小型化を図るため
に、積層した多層配線をインナビアで接続した多層配線
基板が使用される。かかる多層配線基板としては、図7
に示すようなビルドアップ方式ガラスエポキシ配線基板
が、日本IBM社などから提案されている。ビルドアッ
プ方式ガラスエポキシ配線基板は、ガラスエポキシ配線
基板71の両面に樹脂製のフィルムによる絶縁層(ビル
ドアップ層)72とファインライン配線層73を形成し
たもので、ビルドアップ層72にはインナービア(サー
フェスビア)74が、ガラスエポキシ配線基板71には
スルホール75が夫々形成され、多層配線基板を形成し
ている。しかし、ビルドアップ方式ガラスエポキシ配線
基板では、ガラスエポキシ基板がスルホール75構造を
有するために、小型化には一定の限界があった。
実装される半導体素子の実装方法も、従来のワイヤボン
ディング法から、実装面積が小さくできるフリップチッ
プ法に替わってきている。かかるフリップチップ法で
は、半導体素子のバンプ電極と配線基板の電極とを一対
一で接続するため、半導体素子のバンプ電極の形成密度
にあわせて回路基板上の回路配線を高密度に形成する必
要がある。従って、配線基板表面にファインラインを形
成するとともに、更に、半導体装置の小型化を図るため
に、積層した多層配線をインナビアで接続した多層配線
基板が使用される。かかる多層配線基板としては、図7
に示すようなビルドアップ方式ガラスエポキシ配線基板
が、日本IBM社などから提案されている。ビルドアッ
プ方式ガラスエポキシ配線基板は、ガラスエポキシ配線
基板71の両面に樹脂製のフィルムによる絶縁層(ビル
ドアップ層)72とファインライン配線層73を形成し
たもので、ビルドアップ層72にはインナービア(サー
フェスビア)74が、ガラスエポキシ配線基板71には
スルホール75が夫々形成され、多層配線基板を形成し
ている。しかし、ビルドアップ方式ガラスエポキシ配線
基板では、ガラスエポキシ基板がスルホール75構造を
有するために、小型化には一定の限界があった。
【0003】これに対して、松下電器産業(株)から、
図8に示すようなインナービア構造を有する樹脂多層基
板(ALIVH)が提案されている。かかるALIVH
は、樹脂絶縁層83を介して設けられた各配線層81の
間を任意の位置に形成したインナービアホール82で接
続した構造を有し、上記ビルドアップ方式ガラスエポキ
シ基板のようにスルホールが無いため、多層配線基板の
小型化を図ることができる。
図8に示すようなインナービア構造を有する樹脂多層基
板(ALIVH)が提案されている。かかるALIVH
は、樹脂絶縁層83を介して設けられた各配線層81の
間を任意の位置に形成したインナービアホール82で接
続した構造を有し、上記ビルドアップ方式ガラスエポキ
シ基板のようにスルホールが無いため、多層配線基板の
小型化を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ALIVHは、積層さ
れる各絶縁層がアラミド繊維を充填材に用いた有機樹脂
材料から形成されているため、ガラスエポキシ基板を用
いる場合に比較して基板の剛性率が低く、多層配線基板
上に半導体素子を実装する場合の基板の平坦性の維持等
が困難でああった。また、有機樹脂材料は、回路配線に
用いる銅箔との接着性が悪く、回路配線の剥離が発生
し、多層配線基板の信頼性が低下することとなってい
た。これに対して、発明者らは、多層配線基板全体の絶
縁層中のアラミド繊維の充填量を増加して剛性率を高く
することを試みたが、充填量の増加に伴い絶縁層が粗な
状態になり、耐湿性が低下し、多層配線基板自身の耐久
性等の劣化という新たな問題点が発生した。そこで、本
発明は、多層配線基板の耐久性等を維持しつつ、剛性率
の向上等を図った信頼性の高い多層配線基板およびかか
る多層配線基板に半導体素子が実装された半導体装置を
提供することを目的とする。
れる各絶縁層がアラミド繊維を充填材に用いた有機樹脂
材料から形成されているため、ガラスエポキシ基板を用
いる場合に比較して基板の剛性率が低く、多層配線基板
上に半導体素子を実装する場合の基板の平坦性の維持等
が困難でああった。また、有機樹脂材料は、回路配線に
用いる銅箔との接着性が悪く、回路配線の剥離が発生
し、多層配線基板の信頼性が低下することとなってい
た。これに対して、発明者らは、多層配線基板全体の絶
縁層中のアラミド繊維の充填量を増加して剛性率を高く
することを試みたが、充填量の増加に伴い絶縁層が粗な
状態になり、耐湿性が低下し、多層配線基板自身の耐久
性等の劣化という新たな問題点が発生した。そこで、本
発明は、多層配線基板の耐久性等を維持しつつ、剛性率
の向上等を図った信頼性の高い多層配線基板およびかか
る多層配線基板に半導体素子が実装された半導体装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者らは鋭意
研究の結果、コア絶縁層と、その上に積層形成される外
部絶縁層の組成や材質を異にしたクラッド状の多層配線
基板を用いることにより、多層配線基板の耐湿性の低下
等を防止しながら多層配線基板全体の剛性率等の向上が
可能となることを見出し、本発明を完成した。
研究の結果、コア絶縁層と、その上に積層形成される外
部絶縁層の組成や材質を異にしたクラッド状の多層配線
基板を用いることにより、多層配線基板の耐湿性の低下
等を防止しながら多層配線基板全体の剛性率等の向上が
可能となることを見出し、本発明を完成した。
【0006】即ち、本発明は、インナビアホールにより
接続された配線層をその片面または両面に備えたコア絶
縁層と、該コア絶縁層上に形成され、インナビアホール
により上記配線層と接続された配線層を備えた外部絶縁
層と、からなる多層配線基板であって、上記コア絶縁層
と上記外部絶縁層との物理的特性が異なることを特徴と
する多層配線基板である。多層配線基板を、物理的特性
の異なる配線基板を積層して、クラッド状に形成するこ
とにより、従来構造の多層配線基板(ALIVH)の有
する信頼性を維持しつつ、剛性率等の他の物理的特性の
向上を図ることが可能となる。従って、多層配線基板へ
の半導体素子の実装性等が向上し、信頼性の高い多層配
線基板、およびかかる多層配線基板に半導体素子が実装
された半導体装置を提供することが可能となる。
接続された配線層をその片面または両面に備えたコア絶
縁層と、該コア絶縁層上に形成され、インナビアホール
により上記配線層と接続された配線層を備えた外部絶縁
層と、からなる多層配線基板であって、上記コア絶縁層
と上記外部絶縁層との物理的特性が異なることを特徴と
する多層配線基板である。多層配線基板を、物理的特性
の異なる配線基板を積層して、クラッド状に形成するこ
とにより、従来構造の多層配線基板(ALIVH)の有
する信頼性を維持しつつ、剛性率等の他の物理的特性の
向上を図ることが可能となる。従って、多層配線基板へ
の半導体素子の実装性等が向上し、信頼性の高い多層配
線基板、およびかかる多層配線基板に半導体素子が実装
された半導体装置を提供することが可能となる。
【0007】上記コア絶縁層と上記外部絶縁層との間で
異なる上記物理的特性は、剛性率、ガラス転移温度、熱
膨張係数、誘電率、熱抵抗からなる群から選択される1
または2種以上の物理的特性であることが好ましい。従
来構造の配線基板と、剛性率の高い配線基板とを積層し
て多層配線基板とすることにより、多層配線基板全体の
剛性率を高くすることが可能となり、多層配線基板上へ
の半導体素子の実装性が向上する。また、ガラス転移温
度の高い配線基板を含む多層配線基板とすることによ
り、多層配線基板全体の高温における剛性率を高くする
ことが可能となり、多層配線基板上への半導体素子の実
装性が向上する。また、熱膨張係数の低い配線基板を含
む多層配線基板とすることにより、配線基板の熱膨張に
よる配線層の剥離を防止することが可能となり、多層配
線基板の信頼性が向上する。また、誘電率の低い絶縁層
を含む多層配線基板とすることにより、配線基板の配線
間に発生する寄生容量を低減することが可能となる。ま
た、熱伝導率の高い絶縁層を含む多層配線基板とするこ
とにより、配線基板に半導体素子を実装した場合の放熱
効率の向上が可能となるからである。
異なる上記物理的特性は、剛性率、ガラス転移温度、熱
膨張係数、誘電率、熱抵抗からなる群から選択される1
または2種以上の物理的特性であることが好ましい。従
来構造の配線基板と、剛性率の高い配線基板とを積層し
て多層配線基板とすることにより、多層配線基板全体の
剛性率を高くすることが可能となり、多層配線基板上へ
の半導体素子の実装性が向上する。また、ガラス転移温
度の高い配線基板を含む多層配線基板とすることによ
り、多層配線基板全体の高温における剛性率を高くする
ことが可能となり、多層配線基板上への半導体素子の実
装性が向上する。また、熱膨張係数の低い配線基板を含
む多層配線基板とすることにより、配線基板の熱膨張に
よる配線層の剥離を防止することが可能となり、多層配
線基板の信頼性が向上する。また、誘電率の低い絶縁層
を含む多層配線基板とすることにより、配線基板の配線
間に発生する寄生容量を低減することが可能となる。ま
た、熱伝導率の高い絶縁層を含む多層配線基板とするこ
とにより、配線基板に半導体素子を実装した場合の放熱
効率の向上が可能となるからである。
【0008】上記コア絶縁層は、アラミド繊維を充填材
に用いたエポキシ系樹脂材料からなることが好ましい。
に用いたエポキシ系樹脂材料からなることが好ましい。
【0009】また、本発明は、上記外部絶縁層が、アラ
ミド繊維を充填材に用いたエポキシ系樹脂材料からな
り、上記コア絶縁層の充填材の含有率を上記外部絶縁層
の充填材の含有率より高くすることにより、上記多層配
線基板全体の剛性率を上記外部絶縁層単体の剛性率より
大きくしてなることを特徴とする多層配線基板でもあ
る。かかる構造を用いることにより、多層配線基板の耐
久性等を維持しつつ、多層配線基板全体としての剛性率
(弾性率)の向上が可能となるからである。
ミド繊維を充填材に用いたエポキシ系樹脂材料からな
り、上記コア絶縁層の充填材の含有率を上記外部絶縁層
の充填材の含有率より高くすることにより、上記多層配
線基板全体の剛性率を上記外部絶縁層単体の剛性率より
大きくしてなることを特徴とする多層配線基板でもあ
る。かかる構造を用いることにより、多層配線基板の耐
久性等を維持しつつ、多層配線基板全体としての剛性率
(弾性率)の向上が可能となるからである。
【0010】また、本発明は、上記外部絶縁層が、アラ
ミド繊維を充填材に用いたエポキシ系樹脂からなり、上
記外部絶縁層の充填材の含有率を、上記コア絶縁層の充
填材の含有率より低くすることにより、上記外部絶縁層
の熱膨張係数を上記コア絶縁層の熱膨張係数より小さく
して、最外層の上記積層配線層の熱膨張係数に近づけた
ことを特徴とする多層配線基板でもある。かかる構造を
用いることにより、多層配線基板の耐久性等を維持しつ
つ、多層配線基板の外部絶縁層の熱膨張係数を、該外部
絶縁層上に形成される配線層の熱膨張係数に近づけるこ
とができ、配線層の剥離を防止できるからである。特
に、最外層の外部絶縁層には、高密度配線がなされるた
め、かかる構造は最外層の積層絶縁板に適用することが
好ましい。
ミド繊維を充填材に用いたエポキシ系樹脂からなり、上
記外部絶縁層の充填材の含有率を、上記コア絶縁層の充
填材の含有率より低くすることにより、上記外部絶縁層
の熱膨張係数を上記コア絶縁層の熱膨張係数より小さく
して、最外層の上記積層配線層の熱膨張係数に近づけた
ことを特徴とする多層配線基板でもある。かかる構造を
用いることにより、多層配線基板の耐久性等を維持しつ
つ、多層配線基板の外部絶縁層の熱膨張係数を、該外部
絶縁層上に形成される配線層の熱膨張係数に近づけるこ
とができ、配線層の剥離を防止できるからである。特
に、最外層の外部絶縁層には、高密度配線がなされるた
め、かかる構造は最外層の積層絶縁板に適用することが
好ましい。
【0011】また、本発明は、上記外部絶縁層が、絶縁
性無機材料を充填材に用いたエポキシ系樹脂材料からな
り、上記外部絶縁層の熱抵抗を、上記コア絶縁層の熱抵
抗より小さくして、外部絶縁層に実装される半導体素子
の放熱効率を高くしてなることを特徴とする多層配線基
板でもある。かかる構造を用いることにより、多層配線
基板の耐久性等を維持しつつ、多層配線基板の外部絶縁
層の熱抵抗を小さくして、該外部絶縁層に実装される半
導体素子の放熱効率を高くし、半導体素子の安定動作を
確保することができるからである。絶縁層の熱抵抗を低
くする方法としては、絶縁層中の充填材にセラミックス
材料料を用いる方法が提案されている(特願平8−26
8357号公報)が、本発明のように特定の絶縁層だけ
に充填するものではない。従って、本発明では、従来構
造に比べて、多層配線基板の重さを軽くすることが可能
となる。
性無機材料を充填材に用いたエポキシ系樹脂材料からな
り、上記外部絶縁層の熱抵抗を、上記コア絶縁層の熱抵
抗より小さくして、外部絶縁層に実装される半導体素子
の放熱効率を高くしてなることを特徴とする多層配線基
板でもある。かかる構造を用いることにより、多層配線
基板の耐久性等を維持しつつ、多層配線基板の外部絶縁
層の熱抵抗を小さくして、該外部絶縁層に実装される半
導体素子の放熱効率を高くし、半導体素子の安定動作を
確保することができるからである。絶縁層の熱抵抗を低
くする方法としては、絶縁層中の充填材にセラミックス
材料料を用いる方法が提案されている(特願平8−26
8357号公報)が、本発明のように特定の絶縁層だけ
に充填するものではない。従って、本発明では、従来構
造に比べて、多層配線基板の重さを軽くすることが可能
となる。
【0012】上記無機材料は、金属酸化物またはガラス
からなることが好ましい。
からなることが好ましい。
【0013】また、本発明は、上記外部絶縁層がエンジ
ニアリングプラスティックを充填材に用いたエポキシ系
樹脂材料からなり、上記外部絶縁層の誘電率を、上記コ
ア絶縁層の誘電率より小さくしてなることを特徴とする
多層配線基板でもある。かかる構造を用いることによ
り、多層配線基板の耐久性等を維持しつつ、外部絶縁層
上に形成された積層配線層に発生する寄生容量を低減す
ることが可能となるからである。エンジニアリングプラ
スティックとしては、PPS、PPO等を用いることが
好ましい。
ニアリングプラスティックを充填材に用いたエポキシ系
樹脂材料からなり、上記外部絶縁層の誘電率を、上記コ
ア絶縁層の誘電率より小さくしてなることを特徴とする
多層配線基板でもある。かかる構造を用いることによ
り、多層配線基板の耐久性等を維持しつつ、外部絶縁層
上に形成された積層配線層に発生する寄生容量を低減す
ることが可能となるからである。エンジニアリングプラ
スティックとしては、PPS、PPO等を用いることが
好ましい。
【0014】また、本発明は、上記外部絶縁層が、アラ
ミド繊維を充填材に用いたエポキシ系樹脂材料からな
り、上記コア絶縁層のエポキシ系樹脂材料のガラス転移
温度が上記外部絶縁層のエポキシ系樹脂材料のガラス転
移温度より高くなるように、上記コア絶縁層のエポキシ
系樹脂材料を選択することにより、上記外部絶縁層の軟
化温度において上記多層配線基板全体の剛性率を維持し
てなることを特徴とする多層配線基板でもある。かかる
構造を用いることにより、多層配線基板の耐久性等を維
持しつつ、多層配線基板全体の高温における剛性率を高
くすることが可能となり、多層配線基板上への半導体素
子の実装性の向上が可能となるからである。
ミド繊維を充填材に用いたエポキシ系樹脂材料からな
り、上記コア絶縁層のエポキシ系樹脂材料のガラス転移
温度が上記外部絶縁層のエポキシ系樹脂材料のガラス転
移温度より高くなるように、上記コア絶縁層のエポキシ
系樹脂材料を選択することにより、上記外部絶縁層の軟
化温度において上記多層配線基板全体の剛性率を維持し
てなることを特徴とする多層配線基板でもある。かかる
構造を用いることにより、多層配線基板の耐久性等を維
持しつつ、多層配線基板全体の高温における剛性率を高
くすることが可能となり、多層配線基板上への半導体素
子の実装性の向上が可能となるからである。
【0015】また、本発明は、実質的に同じ構造を有す
る上記外部絶縁層が上記コア絶縁層を挟んで互いに対称
に配置されるように、上記外部絶縁層を上記コア絶縁層
の両側に積層してなることを特徴とする多層配線基板で
あることが好ましい。かかるコア配線基板を挟んで対称
な構造をとることにより、多層配線基板の各層の物理的
特性もコア配線基板を挟んで対称とすることができるか
らである。
る上記外部絶縁層が上記コア絶縁層を挟んで互いに対称
に配置されるように、上記外部絶縁層を上記コア絶縁層
の両側に積層してなることを特徴とする多層配線基板で
あることが好ましい。かかるコア配線基板を挟んで対称
な構造をとることにより、多層配線基板の各層の物理的
特性もコア配線基板を挟んで対称とすることができるか
らである。
【0016】特に、コア絶縁層を挟んで、その両面上に
設けられた上記外部絶縁層は、夫々、上記外部絶縁層の
充填材の含有率が漸次増加または減少するように積層さ
れることが好ましい。
設けられた上記外部絶縁層は、夫々、上記外部絶縁層の
充填材の含有率が漸次増加または減少するように積層さ
れることが好ましい。
【0017】また、上記コア絶縁層は、セラミック材料
からなることが好ましい。
からなることが好ましい。
【0018】また、本発明は、上記外部絶縁層がアラミ
ド繊維を充填材に用いたエポキシ系樹脂材料からなり、
上記多層配線基板全体の剛性率を、上記外部絶縁層単体
の剛性率より大きくしてなることを特徴とする多層配線
基板でもある。コア絶縁層にセラミック材料を用い、外
部絶縁層にアラミド繊維を充填材に用いたエポキシ系樹
脂材料を用いることにより、多層配線基板の耐久性等を
維持しつつ、多層配線基板全体の耐性の向上が可能とな
るからである。
ド繊維を充填材に用いたエポキシ系樹脂材料からなり、
上記多層配線基板全体の剛性率を、上記外部絶縁層単体
の剛性率より大きくしてなることを特徴とする多層配線
基板でもある。コア絶縁層にセラミック材料を用い、外
部絶縁層にアラミド繊維を充填材に用いたエポキシ系樹
脂材料を用いることにより、多層配線基板の耐久性等を
維持しつつ、多層配線基板全体の耐性の向上が可能とな
るからである。
【0019】また、本発明は、上記外部絶縁層が、絶縁
性無機材料を充填材に用いたエポキシ系樹脂材料からな
り、上記外部絶縁層の熱抵抗を、上記コア絶縁層の熱抵
抗より小さくして、上記外部絶縁層に実装される半導体
素子の放熱効率を高くしてなることを特徴とする多層配
線基板でもある。かかる構造を有することにより、多層
配線基板全体の耐性の向上を図りながら、最外層の外部
絶縁層に実装される半導体素子の放熱効率を高くし、半
導体素子の安定動作を確保することができるからであ
る。
性無機材料を充填材に用いたエポキシ系樹脂材料からな
り、上記外部絶縁層の熱抵抗を、上記コア絶縁層の熱抵
抗より小さくして、上記外部絶縁層に実装される半導体
素子の放熱効率を高くしてなることを特徴とする多層配
線基板でもある。かかる構造を有することにより、多層
配線基板全体の耐性の向上を図りながら、最外層の外部
絶縁層に実装される半導体素子の放熱効率を高くし、半
導体素子の安定動作を確保することができるからであ
る。
【0020】上記絶縁性無機材料は、金属酸化物または
ガラスからなることが好ましい。
ガラスからなることが好ましい。
【0021】また、本発明は、上記外部絶縁層が、エン
ジニアリングプラスティックを充填材に用いたエポキシ
系樹脂材料からなり、上記外部絶縁層の誘電率を上記コ
ア絶縁層の誘電率より小さくしてなることを特徴とする
多層配線基板でもある。かかる構造を用いることによ
り、多層配線基板の耐久性等を維持しつつ、外部絶縁層
上に形成された積層配線層に発生する寄生容量を低減す
ることが可能となるからである。
ジニアリングプラスティックを充填材に用いたエポキシ
系樹脂材料からなり、上記外部絶縁層の誘電率を上記コ
ア絶縁層の誘電率より小さくしてなることを特徴とする
多層配線基板でもある。かかる構造を用いることによ
り、多層配線基板の耐久性等を維持しつつ、外部絶縁層
上に形成された積層配線層に発生する寄生容量を低減す
ることが可能となるからである。
【0022】上記外部絶縁層は、上記充填材の含有率が
異なる2層以上の外部絶縁層からなることが好ましい。
異なる2層以上の外部絶縁層からなることが好ましい。
【0023】また、本発明は、アラミド繊維を充填材に
用いたエポキシ系樹脂材料からなるコア絶縁層を備えた
上記多層配線基板の基板上に、半導体素子をフリップチ
ップ実装してなることを特徴とする半導体装置でもあ
る。かかる多層配線基板を基板に用いることにより、半
導体装置の小型、軽量化が可能となるからである。
用いたエポキシ系樹脂材料からなるコア絶縁層を備えた
上記多層配線基板の基板上に、半導体素子をフリップチ
ップ実装してなることを特徴とする半導体装置でもあ
る。かかる多層配線基板を基板に用いることにより、半
導体装置の小型、軽量化が可能となるからである。
【0024】また、本発明は、セラミック材料からなる
コア絶縁層を備えた上記多層配線基板の基板上に、半導
体素子をフリップチップ実装してなることを特徴とする
半導体装置でもある。かかる多層配線基板を基板に用い
ることにより、半導体装置の小型、軽量化が可能となる
からである。
コア絶縁層を備えた上記多層配線基板の基板上に、半導
体素子をフリップチップ実装してなることを特徴とする
半導体装置でもある。かかる多層配線基板を基板に用い
ることにより、半導体装置の小型、軽量化が可能となる
からである。
【0025】また、本発明は、インナビアホールにより
接続された配線層をその片面または両面に備えたコア絶
縁層と、インナビアホールにより上記配線層と接続され
た外部絶縁層とを、熱圧着一体とした多層配線基板であ
って、上記コア絶縁層が、高充填アラミド強化エポキシ
系樹脂からなり、上記外部絶縁層が、低充填アラミド強
化エポキシ系樹脂からなり、上記コア絶縁層が、上記外
部絶縁層より、剛性率を高くしたことを特徴とする多層
配線基板でもある。
接続された配線層をその片面または両面に備えたコア絶
縁層と、インナビアホールにより上記配線層と接続され
た外部絶縁層とを、熱圧着一体とした多層配線基板であ
って、上記コア絶縁層が、高充填アラミド強化エポキシ
系樹脂からなり、上記外部絶縁層が、低充填アラミド強
化エポキシ系樹脂からなり、上記コア絶縁層が、上記外
部絶縁層より、剛性率を高くしたことを特徴とする多層
配線基板でもある。
【0026】また、本発明は、インナビアホールにより
接続された配線層をその片面または両面に備えたコア絶
縁層と、インナビアホールにより上記配線層と接続され
た外部絶縁層とを、熱圧着一体とした多層配線基板であ
って、上記コア絶縁層が、高ガラス転移温度のエポキシ
系樹脂を用いたアラミド強化エポキシ系樹脂からなり、
上記外部絶縁層が、低ガラス転移温度のエポキシ系樹脂
を用いたアラミド強化エポキシ系樹脂からなり、半導体
素子の実装温度において、上記コア絶縁層が、上記外部
絶縁層より、剛性率を高くしたことを特徴とする多層配
線基板でもある。
接続された配線層をその片面または両面に備えたコア絶
縁層と、インナビアホールにより上記配線層と接続され
た外部絶縁層とを、熱圧着一体とした多層配線基板であ
って、上記コア絶縁層が、高ガラス転移温度のエポキシ
系樹脂を用いたアラミド強化エポキシ系樹脂からなり、
上記外部絶縁層が、低ガラス転移温度のエポキシ系樹脂
を用いたアラミド強化エポキシ系樹脂からなり、半導体
素子の実装温度において、上記コア絶縁層が、上記外部
絶縁層より、剛性率を高くしたことを特徴とする多層配
線基板でもある。
【0027】また、本発明は、インナビアホールにより
接続された配線層をその片面または両面に備えたコア絶
縁層と、インナビアホールにより上記配線層と接続され
た外部絶縁層とを、熱圧着一体とした多層配線基板であ
って、上記コア絶縁層が、セラミック材料からなり、上
記外部絶縁層が、アラミド強化エポキシ系樹脂からな
り、上記コア絶縁層が、上記外部絶縁層より、剛性率を
高くしたことを特徴とする多層配線基板でもある。
接続された配線層をその片面または両面に備えたコア絶
縁層と、インナビアホールにより上記配線層と接続され
た外部絶縁層とを、熱圧着一体とした多層配線基板であ
って、上記コア絶縁層が、セラミック材料からなり、上
記外部絶縁層が、アラミド強化エポキシ系樹脂からな
り、上記コア絶縁層が、上記外部絶縁層より、剛性率を
高くしたことを特徴とする多層配線基板でもある。
【0028】また、本発明は、インナビアホールにより
接続された配線層をその片面または両面に備えたコア絶
縁層と、インナビアホールにより上記配線層と接続され
た外部絶縁層とを、熱圧着一体とした多層配線基板であ
って、上記コア絶縁層が、低充填アラミド強化エポキシ
系樹脂からなり、上記外部絶縁層が、高充填アラミド強
化エポキシ系樹脂からなり、上記外部絶縁層が、上記コ
ア絶縁層より、熱膨張係数を小さくしたことを特徴とす
る多層配線基板でもある。
接続された配線層をその片面または両面に備えたコア絶
縁層と、インナビアホールにより上記配線層と接続され
た外部絶縁層とを、熱圧着一体とした多層配線基板であ
って、上記コア絶縁層が、低充填アラミド強化エポキシ
系樹脂からなり、上記外部絶縁層が、高充填アラミド強
化エポキシ系樹脂からなり、上記外部絶縁層が、上記コ
ア絶縁層より、熱膨張係数を小さくしたことを特徴とす
る多層配線基板でもある。
【0029】また、本発明は、インナビアホールにより
接続された配線層をその片面または両面に備えたコア絶
縁層と、インナビアホールにより上記配線層と接続され
た外部絶縁層とを、熱圧着一体とした多層配線基板であ
って、上記コア絶縁層が、アラミド強化エポキシ系樹脂
からなり、上記外部絶縁層が、アルミナ強化エポキシ系
樹脂からなり、上記外部絶縁層が、上記コア絶縁層よ
り、熱抵抗を低くしたことを特徴とする多層配線基板で
もある。
接続された配線層をその片面または両面に備えたコア絶
縁層と、インナビアホールにより上記配線層と接続され
た外部絶縁層とを、熱圧着一体とした多層配線基板であ
って、上記コア絶縁層が、アラミド強化エポキシ系樹脂
からなり、上記外部絶縁層が、アルミナ強化エポキシ系
樹脂からなり、上記外部絶縁層が、上記コア絶縁層よ
り、熱抵抗を低くしたことを特徴とする多層配線基板で
もある。
【0030】また、本発明は、インナビアホールにより
接続された配線層をその片面または両面に備えたコア絶
縁層と、インナビアホールにより上記配線層と接続され
た外部絶縁層とを、熱圧着一体とした多層配線基板であ
って、上記コア絶縁層が、アラミド強化エポキシ系樹脂
からなり、上記外部絶縁層が、シリカ強化エポキシ系樹
脂からなり、上記外部絶縁層が、上記コア絶縁層より、
誘電率を低くしたことを特徴とする多層配線基板であ
る。
接続された配線層をその片面または両面に備えたコア絶
縁層と、インナビアホールにより上記配線層と接続され
た外部絶縁層とを、熱圧着一体とした多層配線基板であ
って、上記コア絶縁層が、アラミド強化エポキシ系樹脂
からなり、上記外部絶縁層が、シリカ強化エポキシ系樹
脂からなり、上記外部絶縁層が、上記コア絶縁層より、
誘電率を低くしたことを特徴とする多層配線基板であ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】実施の形態1.本発明の実施の形
態1にかかる多層配線基板について、図1を参照しなが
ら説明する。図1は、本実施の形態にかかる多層配線基
板10の断面図であり、導電材料を充填してなるインナ
ビアホール18により接続された配線層16をその片面
または両面に備えたコア絶縁層13と、該コア絶縁層1
3上に形成され、インナビアホール18により上記配線
層と接続された配線層17を備えた外部絶縁層11、1
2、14、15と、からなる多層配線基板であって、上
記コア絶縁層13と上記外部絶縁層11等との物理的特
性が、異なることを特徴とする多層配線基板を示す。
態1にかかる多層配線基板について、図1を参照しなが
ら説明する。図1は、本実施の形態にかかる多層配線基
板10の断面図であり、導電材料を充填してなるインナ
ビアホール18により接続された配線層16をその片面
または両面に備えたコア絶縁層13と、該コア絶縁層1
3上に形成され、インナビアホール18により上記配線
層と接続された配線層17を備えた外部絶縁層11、1
2、14、15と、からなる多層配線基板であって、上
記コア絶縁層13と上記外部絶縁層11等との物理的特
性が、異なることを特徴とする多層配線基板を示す。
【0032】即ち、インナビアホール18により接続さ
れた配線層16をその片面または両面に備えたコア絶縁
層13が、高充填アラミド強化エポキシ系樹脂からな
り、上記コア絶縁層13上に形成され、インナビアホー
ル18により上記配線層と接続された外部絶縁層17
が、低充填アラミド強化エポキシ系樹脂からなる多層配
線基板であって、上記コア絶縁層13の剛性率を、上記
外部絶縁層11等の剛性率より高くしたことを特徴とす
る多層配線基板である。ここで、高充填アラミド強化エ
ポキシ系樹脂のアラミド繊維の含有率は、60〜90重
量%、特に、70重量%であることが好ましい。また、
低充填アラミド強化エポキシ系樹脂のアラミド繊維の含
有率は、30〜60重量%、特に、50重量%であるこ
とが好ましい。多層配線基板の絶縁層には、かかる含有
率50重量%のアラミド強化エポキシ系樹脂を用いるの
が最も適している。含有率を上げるほど剛性率は向上す
る反面、絶縁層が粗となり、腐食性が低下するためであ
る。尚、コア絶縁層13と、外部絶縁層17とは、積層
した後に熱圧着により一体化して、多層配線基板10を
作製する。
れた配線層16をその片面または両面に備えたコア絶縁
層13が、高充填アラミド強化エポキシ系樹脂からな
り、上記コア絶縁層13上に形成され、インナビアホー
ル18により上記配線層と接続された外部絶縁層17
が、低充填アラミド強化エポキシ系樹脂からなる多層配
線基板であって、上記コア絶縁層13の剛性率を、上記
外部絶縁層11等の剛性率より高くしたことを特徴とす
る多層配線基板である。ここで、高充填アラミド強化エ
ポキシ系樹脂のアラミド繊維の含有率は、60〜90重
量%、特に、70重量%であることが好ましい。また、
低充填アラミド強化エポキシ系樹脂のアラミド繊維の含
有率は、30〜60重量%、特に、50重量%であるこ
とが好ましい。多層配線基板の絶縁層には、かかる含有
率50重量%のアラミド強化エポキシ系樹脂を用いるの
が最も適している。含有率を上げるほど剛性率は向上す
る反面、絶縁層が粗となり、腐食性が低下するためであ
る。尚、コア絶縁層13と、外部絶縁層17とは、積層
した後に熱圧着により一体化して、多層配線基板10を
作製する。
【0033】具体的に説明すると、多層配線基板は、両
面にコア配線層16を備え、該コア配線層16の間がコ
ア絶縁層13に形成されたインナビアホール18により
接続されたコア絶縁層13を中心として、その両側面上
に積層配線層17と外部絶縁層11、12、14、15
を交互に積層し、積層配線層17の間をインナビアホー
ル18で接続した多層配線基板である。多層配線基板に
大きさは、例えば、30mm×30mm×0.5mmの
直方体であり、各絶縁層11〜15の厚みは、夫々、
0.05〜0.2mmであり、特に、0.1mmである
ことが好ましい。また、絶縁層11〜15は、エポキシ
系樹脂、例えば、ビスフェノールAノボラック樹脂に、
アラミド繊維を充填材として含有されたものを使用し
た。ここで、外部絶縁層11、12、14、15には、
アラミド繊維の含有率が従来と同様(標準値)の60重
量%のものを使用したが、コア絶縁層13には、アラミ
ド繊維の含有率がやや高い80重量%のものを使用し
た。
面にコア配線層16を備え、該コア配線層16の間がコ
ア絶縁層13に形成されたインナビアホール18により
接続されたコア絶縁層13を中心として、その両側面上
に積層配線層17と外部絶縁層11、12、14、15
を交互に積層し、積層配線層17の間をインナビアホー
ル18で接続した多層配線基板である。多層配線基板に
大きさは、例えば、30mm×30mm×0.5mmの
直方体であり、各絶縁層11〜15の厚みは、夫々、
0.05〜0.2mmであり、特に、0.1mmである
ことが好ましい。また、絶縁層11〜15は、エポキシ
系樹脂、例えば、ビスフェノールAノボラック樹脂に、
アラミド繊維を充填材として含有されたものを使用し
た。ここで、外部絶縁層11、12、14、15には、
アラミド繊維の含有率が従来と同様(標準値)の60重
量%のものを使用したが、コア絶縁層13には、アラミ
ド繊維の含有率がやや高い80重量%のものを使用し
た。
【0034】一般に、多層配線基板を構成する絶縁層
に、アラミド繊維を含有させたエポキシ系樹脂を用いる
場合、アラミド繊維の含有率が低いと剛性率が低下する
一方、含有率が高くなると剛性率は高くなるが、絶縁層
自体が粗となり、腐食しやすくなる。このため、アラミ
ド繊維の含有率としては、60重量%程度が、最も好ま
しく、従来から、かかる含有率を有する絶縁層を標準の
絶縁層として用いていた。かかるアラミド繊維含有率6
0重量%の標準の絶縁層を用いた多層配線基板では、剛
性率がやや低く、半導体素子実装時の取り扱いがやや困
難であり、剛性率を高くすることが望まれる。しかし、
多層配線基板全体について、単にアラミド繊維含有率を
60重量%より高くしたのでは、上述のように多層配線
基板10の剛性率を高くできる反面、絶縁層が腐食しや
すくなる。そこで、本実施の形態では、アラミド繊維の
含有率が80重量%の剛性率の高い絶縁層からコア絶縁
層13を形成し、他の外部絶縁層11、12、14、1
5は、従来通りのアラミド繊維の含有率が60重量%の
絶縁層から形成したクラッド状の多層配線基板10とし
た。かかるクラッド状の多層配線基板10を用いること
により、アラミド繊維の含有率が60重量%の絶縁層か
ら各絶縁層を形成した従来の多層配線基板に比較して、
剛性率(弾性率)を約20%向上させることができ、剛
性率の高い多層配線基板を得ることが可能となる。
に、アラミド繊維を含有させたエポキシ系樹脂を用いる
場合、アラミド繊維の含有率が低いと剛性率が低下する
一方、含有率が高くなると剛性率は高くなるが、絶縁層
自体が粗となり、腐食しやすくなる。このため、アラミ
ド繊維の含有率としては、60重量%程度が、最も好ま
しく、従来から、かかる含有率を有する絶縁層を標準の
絶縁層として用いていた。かかるアラミド繊維含有率6
0重量%の標準の絶縁層を用いた多層配線基板では、剛
性率がやや低く、半導体素子実装時の取り扱いがやや困
難であり、剛性率を高くすることが望まれる。しかし、
多層配線基板全体について、単にアラミド繊維含有率を
60重量%より高くしたのでは、上述のように多層配線
基板10の剛性率を高くできる反面、絶縁層が腐食しや
すくなる。そこで、本実施の形態では、アラミド繊維の
含有率が80重量%の剛性率の高い絶縁層からコア絶縁
層13を形成し、他の外部絶縁層11、12、14、1
5は、従来通りのアラミド繊維の含有率が60重量%の
絶縁層から形成したクラッド状の多層配線基板10とし
た。かかるクラッド状の多層配線基板10を用いること
により、アラミド繊維の含有率が60重量%の絶縁層か
ら各絶縁層を形成した従来の多層配線基板に比較して、
剛性率(弾性率)を約20%向上させることができ、剛
性率の高い多層配線基板を得ることが可能となる。
【0035】得られた多層配線基板10上に、半導体素
子を自動実装装置により搭載したところ、多層配線基板
10の剛性率が高いので、搭載時の衝撃による基板の変
形は小さく、良好な実装性が確認された。尚、本実施の
形態では、コア絶縁層13のみアラミド繊維の含有率を
高くしたが、他の外部絶縁層11等も同様にアラミド繊
維の含有率を80重量%にすることにより、多層配線基
板10の剛性率を更に高くすることができる。この場合
は、多層配線基板10の腐食性との兼ね合いで、他の外
部絶縁層11等の含有率を高くするか否かが決定される
こととなる。また、多層配線基板の仕様に応じて、他の
含有率を有する絶縁層を用いることも可能である。
子を自動実装装置により搭載したところ、多層配線基板
10の剛性率が高いので、搭載時の衝撃による基板の変
形は小さく、良好な実装性が確認された。尚、本実施の
形態では、コア絶縁層13のみアラミド繊維の含有率を
高くしたが、他の外部絶縁層11等も同様にアラミド繊
維の含有率を80重量%にすることにより、多層配線基
板10の剛性率を更に高くすることができる。この場合
は、多層配線基板10の腐食性との兼ね合いで、他の外
部絶縁層11等の含有率を高くするか否かが決定される
こととなる。また、多層配線基板の仕様に応じて、他の
含有率を有する絶縁層を用いることも可能である。
【0036】実施の形態2.本発明の実施の形態2にか
かる多層配線基板について、図2を参照しながら説明す
る。図2は、本実施の形態にかかる多層配線基板20の
断面図である。即ち、インナビアホール28により接続
された配線層26をその片面または両面に備えたコア絶
縁層23が、ガラス転移温度の高いエポキシ系樹脂を用
いたアラミド強化エポキシ系樹脂からなり、上記コア絶
縁層23上に形成され、インナビアホール28により上
記配線層と接続された外部絶縁層27が、ガラス転移温
度の低いエポキシ系樹脂を用いたアラミド強化エポキシ
系樹脂からなる多層配線基板であって、半導体素子の実
装温度における上記コア絶縁層23の剛性率を、上記外
部絶縁層21等の剛性率より高くしたことを特徴とする
多層配線基板である。
かる多層配線基板について、図2を参照しながら説明す
る。図2は、本実施の形態にかかる多層配線基板20の
断面図である。即ち、インナビアホール28により接続
された配線層26をその片面または両面に備えたコア絶
縁層23が、ガラス転移温度の高いエポキシ系樹脂を用
いたアラミド強化エポキシ系樹脂からなり、上記コア絶
縁層23上に形成され、インナビアホール28により上
記配線層と接続された外部絶縁層27が、ガラス転移温
度の低いエポキシ系樹脂を用いたアラミド強化エポキシ
系樹脂からなる多層配線基板であって、半導体素子の実
装温度における上記コア絶縁層23の剛性率を、上記外
部絶縁層21等の剛性率より高くしたことを特徴とする
多層配線基板である。
【0037】通常の半導体素子の実装は、150℃程度
で行われるため、ガラス転移温度の高いエポキシ系樹脂
としては、ガラス転移温度が150〜200℃であるこ
とが好ましく、ガラス転移温度の低いエポキシ系樹脂と
しては、ガラス転移温度が100〜150℃であること
が好ましい。尚、実装温度を変える場合には、その実装
温度を基準として、実装温度よりガラス転移温度が、高
く、または低くなるように、各エポキシ系樹脂を選択す
れば良い。また、アラミド強化エポキシ系樹脂のアラミ
ド繊維の含有率は、40〜60重量%、特に、50重量
%であることが好ましい。
で行われるため、ガラス転移温度の高いエポキシ系樹脂
としては、ガラス転移温度が150〜200℃であるこ
とが好ましく、ガラス転移温度の低いエポキシ系樹脂と
しては、ガラス転移温度が100〜150℃であること
が好ましい。尚、実装温度を変える場合には、その実装
温度を基準として、実装温度よりガラス転移温度が、高
く、または低くなるように、各エポキシ系樹脂を選択す
れば良い。また、アラミド強化エポキシ系樹脂のアラミ
ド繊維の含有率は、40〜60重量%、特に、50重量
%であることが好ましい。
【0038】具体的に説明すると、多層配線基板20
は、実施の形態1と同様に、コア絶縁層23および外部
絶縁層21、22、24、25は、夫々アラミド繊維を
60重量%含有したエポキシ系樹脂から形成され、コア
配線層26、積層配線層27が、夫々インナビアホール
28により電気的に接続されている。従来構造では、各
絶縁層には、ガラス転移温度が100℃のエポキシ系樹
脂が用いられるが、本実施の形態では、コア絶縁層23
のエポキシ樹脂中に硬化剤を混ぜることにより、コア絶
縁層23のエポキシ樹脂のガラス転移温度を150℃と
従来より高くしている。従って、多層配線基板20に用
いられる絶縁層中に、ガラス転移温度が150℃と高い
絶縁層が含まれるため、高温(100℃から150℃の
間)での多層配線基板20全体の剛性率の低下を防ぎ、
従来より剛性率を高く維持することが可能となる。
は、実施の形態1と同様に、コア絶縁層23および外部
絶縁層21、22、24、25は、夫々アラミド繊維を
60重量%含有したエポキシ系樹脂から形成され、コア
配線層26、積層配線層27が、夫々インナビアホール
28により電気的に接続されている。従来構造では、各
絶縁層には、ガラス転移温度が100℃のエポキシ系樹
脂が用いられるが、本実施の形態では、コア絶縁層23
のエポキシ樹脂中に硬化剤を混ぜることにより、コア絶
縁層23のエポキシ樹脂のガラス転移温度を150℃と
従来より高くしている。従って、多層配線基板20に用
いられる絶縁層中に、ガラス転移温度が150℃と高い
絶縁層が含まれるため、高温(100℃から150℃の
間)での多層配線基板20全体の剛性率の低下を防ぎ、
従来より剛性率を高く維持することが可能となる。
【0039】即ち、多層配線基板20上に表面実装部品
や半導体素子を実装する工程では、通常、多層配線基板
20表面の積層配線層27と半導体素子等との間に導電
性接着剤を塗布した後、120℃で約1時間保持して導
電性接着剤により両者を固定するが、本実施の形態のよ
うに、コア絶縁層23のガラス転移温度を実装温度(1
20℃)より高くすることにより、多層配線基板20
は、かかる実装温度においても高い剛性率を維持するこ
とができ、多層配線基板20の表面は良好な平坦性を保
ち、良好な実装性を得ることが可能となる。
や半導体素子を実装する工程では、通常、多層配線基板
20表面の積層配線層27と半導体素子等との間に導電
性接着剤を塗布した後、120℃で約1時間保持して導
電性接着剤により両者を固定するが、本実施の形態のよ
うに、コア絶縁層23のガラス転移温度を実装温度(1
20℃)より高くすることにより、多層配線基板20
は、かかる実装温度においても高い剛性率を維持するこ
とができ、多層配線基板20の表面は良好な平坦性を保
ち、良好な実装性を得ることが可能となる。
【0040】実施の形態3.本発明の実施の形態3にか
かる多層配線基板について、図3を参照しながら説明す
る。図3は、本実施の形態にかかる多層配線基板30の
断面図である。即ち、インナビアホール38により接続
された配線層36をその片面または両面に備えたコア絶
縁層33が、セラミック材料からなり、上記コア絶縁層
33上に形成され、インナビアホール38により上記配
線層と接続された外部絶縁層37が、アラミド強化エポ
キシ系樹脂からなる多層配線基板であって、上記コア絶
縁層33の剛性率を、上記外部絶縁層11等の剛性率よ
り高くしたことを特徴とする多層配線基板である。ここ
で、セラミック材料は、Al2O3、SiO2、BeO、
MgO、AlN等を用いることが好ましい。また、低充
填アラミド強化エポキシ系樹脂のアラミド繊維の含有率
は、40〜60重量%、特に、50重量%であることが
好ましい。
かる多層配線基板について、図3を参照しながら説明す
る。図3は、本実施の形態にかかる多層配線基板30の
断面図である。即ち、インナビアホール38により接続
された配線層36をその片面または両面に備えたコア絶
縁層33が、セラミック材料からなり、上記コア絶縁層
33上に形成され、インナビアホール38により上記配
線層と接続された外部絶縁層37が、アラミド強化エポ
キシ系樹脂からなる多層配線基板であって、上記コア絶
縁層33の剛性率を、上記外部絶縁層11等の剛性率よ
り高くしたことを特徴とする多層配線基板である。ここ
で、セラミック材料は、Al2O3、SiO2、BeO、
MgO、AlN等を用いることが好ましい。また、低充
填アラミド強化エポキシ系樹脂のアラミド繊維の含有率
は、40〜60重量%、特に、50重量%であることが
好ましい。
【0041】具体的に説明すると、多層配線基板30
は、コア絶縁層33がセラミック材料から形成され、外
部絶縁層31、32、34、35は、夫々アラミド繊維
を60重量%含有したエポキシ系樹脂から形成されてい
る。また、コア配線層36、積層配線層37は、絶縁層
中に設けられたインナビアホール38により、夫々、電
気的に接続されている。このように、多層配線基板30
を、セラミック材料から形成され剛性率の高いコア絶縁
層33と、従来と同様の標準構造のアラミド繊維が60
重量%含有された外部絶縁層31、32、34、35か
ら形成することにより、実施の形態1と同様に、多層配
線基板30全体の剛性率を向上させることが可能とな
る。
は、コア絶縁層33がセラミック材料から形成され、外
部絶縁層31、32、34、35は、夫々アラミド繊維
を60重量%含有したエポキシ系樹脂から形成されてい
る。また、コア配線層36、積層配線層37は、絶縁層
中に設けられたインナビアホール38により、夫々、電
気的に接続されている。このように、多層配線基板30
を、セラミック材料から形成され剛性率の高いコア絶縁
層33と、従来と同様の標準構造のアラミド繊維が60
重量%含有された外部絶縁層31、32、34、35か
ら形成することにより、実施の形態1と同様に、多層配
線基板30全体の剛性率を向上させることが可能とな
る。
【0042】尚、本実施の形態では、コア絶縁層13の
みセラミック材料で形成したが、他の外部絶縁層31等
も同様にセラミック材料で形成することにより、多層配
線基板10の剛性率を更に高くすることができる。この
場合は、多層配線基板30全体の重さとの兼ね合いで、
他の外部絶縁層31等もセラミック材料か形成するか否
かが決定されることとなる。尚、本実施の形態では、コ
ア絶縁層33をセラミック材料で形成したが、コア絶縁
層33を従来通り、アラミド繊維が60重量%含有され
たエポキシ樹脂から形成し、外部絶縁層31等をセラミ
ック材料から形成しても同様の効果を得ることが可能で
ある。
みセラミック材料で形成したが、他の外部絶縁層31等
も同様にセラミック材料で形成することにより、多層配
線基板10の剛性率を更に高くすることができる。この
場合は、多層配線基板30全体の重さとの兼ね合いで、
他の外部絶縁層31等もセラミック材料か形成するか否
かが決定されることとなる。尚、本実施の形態では、コ
ア絶縁層33をセラミック材料で形成したが、コア絶縁
層33を従来通り、アラミド繊維が60重量%含有され
たエポキシ樹脂から形成し、外部絶縁層31等をセラミ
ック材料から形成しても同様の効果を得ることが可能で
ある。
【0043】実施の形態4.本発明の実施の形態4にか
かる多層配線基板について、図4を参照しながら説明す
る。図4は、本実施の形態にかかる多層配線基板40の
断面図である。即ち、インナビアホール48により接続
された配線層46をその片面または両面に備えたコア絶
縁層43が、低充填アラミド強化エポキシ系樹脂からな
り、上記コア絶縁層43上に形成され、インナビアホー
ル48により上記配線層と接続された外部絶縁層47
が、高充填アラミド強化エポキシ系樹脂からなる多層配
線基板であって、上記外部絶縁層41等の熱膨張係数
を、上記コア絶縁層43の熱膨張係数より小さくしたこ
とを特徴とする多層配線基板である。
かる多層配線基板について、図4を参照しながら説明す
る。図4は、本実施の形態にかかる多層配線基板40の
断面図である。即ち、インナビアホール48により接続
された配線層46をその片面または両面に備えたコア絶
縁層43が、低充填アラミド強化エポキシ系樹脂からな
り、上記コア絶縁層43上に形成され、インナビアホー
ル48により上記配線層と接続された外部絶縁層47
が、高充填アラミド強化エポキシ系樹脂からなる多層配
線基板であって、上記外部絶縁層41等の熱膨張係数
を、上記コア絶縁層43の熱膨張係数より小さくしたこ
とを特徴とする多層配線基板である。
【0044】ここで、低充填アラミド強化エポキシ系樹
脂のアラミド繊維の含有率は、10〜30重量%、特
に、20重量%であることが好ましい。また、高充填ア
ラミド強化エポキシ系樹脂のアラミド繊維の含有率は、
30〜60重量%、特に、50重量%であることが好ま
しい。
脂のアラミド繊維の含有率は、10〜30重量%、特
に、20重量%であることが好ましい。また、高充填ア
ラミド強化エポキシ系樹脂のアラミド繊維の含有率は、
30〜60重量%、特に、50重量%であることが好ま
しい。
【0045】具体的に説明すると、多層配線基板40
は、実施の形態1と同様に、コア絶縁層43および外部
絶縁層41、42、44、45は、すべてアラミド繊維
を含有したエポキシ系樹脂から形成されるが、最表面の
外部絶縁層41、45のアラミド繊維含有率は20重量
%と低くなり、他は従来通り60重量%となっている。
また、コア配線層46、積層配線層47は、絶縁層中に
設けられたインナビアホール48により、夫々、電気的
に接続されている。このように、最表面の外部絶縁層4
1、45を、アラミド繊維の含有率を20重量%に低減
したエポキシ系樹脂から形成することにより、かかる外
部絶縁層41、45の熱膨張係数を、アラミド繊維の含
有率が60重量%の従来のエポキシ系樹脂の約7ppm
/℃から、約15ppm/℃へと大きくして、銅箔から
形成される積層配線層47の熱膨張係数(18ppm/
℃)に近づけることができる。これにより、最表面の積
層配線層47の銅箔と、絶縁層との間の熱膨張係数の差
に起因する熱ストレスは小さくなり、外部絶縁層41、
45と積層配線層47との密着信頼性を向上させること
が可能となる。
は、実施の形態1と同様に、コア絶縁層43および外部
絶縁層41、42、44、45は、すべてアラミド繊維
を含有したエポキシ系樹脂から形成されるが、最表面の
外部絶縁層41、45のアラミド繊維含有率は20重量
%と低くなり、他は従来通り60重量%となっている。
また、コア配線層46、積層配線層47は、絶縁層中に
設けられたインナビアホール48により、夫々、電気的
に接続されている。このように、最表面の外部絶縁層4
1、45を、アラミド繊維の含有率を20重量%に低減
したエポキシ系樹脂から形成することにより、かかる外
部絶縁層41、45の熱膨張係数を、アラミド繊維の含
有率が60重量%の従来のエポキシ系樹脂の約7ppm
/℃から、約15ppm/℃へと大きくして、銅箔から
形成される積層配線層47の熱膨張係数(18ppm/
℃)に近づけることができる。これにより、最表面の積
層配線層47の銅箔と、絶縁層との間の熱膨張係数の差
に起因する熱ストレスは小さくなり、外部絶縁層41、
45と積層配線層47との密着信頼性を向上させること
が可能となる。
【0046】このように、特に、最表面の外部絶縁層4
1、45の熱膨張係数を、銅箔から形成される積層配線
層47の熱膨張係数に近づけるのは、最表面の外部絶縁
層41、45に形成される積層配線層47が、通常、多
層配線基板40中で最も密であり、かかる部分の配線層
の剥離を防止するためである。尚、外部絶縁層42と外
部絶縁層44の絶縁層の熱膨張係数を、最表面の外部絶
縁層41、44の熱膨張係数と、コア絶縁層43の熱膨
張係数との間の値にすることが、多層配線基板40全体
の配線層の密着性向上を図る点で好ましい。
1、45の熱膨張係数を、銅箔から形成される積層配線
層47の熱膨張係数に近づけるのは、最表面の外部絶縁
層41、45に形成される積層配線層47が、通常、多
層配線基板40中で最も密であり、かかる部分の配線層
の剥離を防止するためである。尚、外部絶縁層42と外
部絶縁層44の絶縁層の熱膨張係数を、最表面の外部絶
縁層41、44の熱膨張係数と、コア絶縁層43の熱膨
張係数との間の値にすることが、多層配線基板40全体
の配線層の密着性向上を図る点で好ましい。
【0047】実施の形態5.本発明の実施の形態5にか
かる多層配線基板について、図5を参照しながら説明す
る。図5は、本実施の形態にかかる多層配線基板50の
断面図である。即ち、インナビアホール58により接続
された配線層56をその片面または両面に備えたコア絶
縁層53が、アラミド強化エポキシ系樹脂からなり、上
記コア絶縁層53上に形成され、インナビアホール58
により上記配線層と接続された外部絶縁層57が、アル
ミナ強化エポキシ系樹脂からなる多層配線基板であっ
て、上記外部絶縁層51等の熱抵抗を、上記コア絶縁層
53の熱抵抗より低くしたことを特徴とする多層配線基
板である。
かる多層配線基板について、図5を参照しながら説明す
る。図5は、本実施の形態にかかる多層配線基板50の
断面図である。即ち、インナビアホール58により接続
された配線層56をその片面または両面に備えたコア絶
縁層53が、アラミド強化エポキシ系樹脂からなり、上
記コア絶縁層53上に形成され、インナビアホール58
により上記配線層と接続された外部絶縁層57が、アル
ミナ強化エポキシ系樹脂からなる多層配線基板であっ
て、上記外部絶縁層51等の熱抵抗を、上記コア絶縁層
53の熱抵抗より低くしたことを特徴とする多層配線基
板である。
【0048】ここで、アルミナ強化エポキシ系樹脂のア
ルミナの含有率は、80〜95重量%、特に、90重量
%が好ましく、アラミド強化エポキシ系樹脂のアラミド
繊維の含有率は、30〜60重量%、特に、50重量%
であることが好ましい。
ルミナの含有率は、80〜95重量%、特に、90重量
%が好ましく、アラミド強化エポキシ系樹脂のアラミド
繊維の含有率は、30〜60重量%、特に、50重量%
であることが好ましい。
【0049】具体的に説明すると、多層配線基板50
は、コア絶縁層53および外部絶縁層51、52、5
4、55が、すべてエポキシ系樹脂(ビスフェノールA
ノボラック樹脂)から形成されるが、最表面の外部絶縁
層51、55は、充填材として、アルミナを90重量%
含有し、他の絶縁層は、充填材として、アラミド繊維を
標準値である60重量%含有している。最表面の外部絶
縁層51、55が含有する充填材としては、具体的に
は、平均粒子径12μmのアルミナ(Al2O3)粉末
(住友化学社製、AL−33)を用い、これを90重量
%含有させたものを使用する。
は、コア絶縁層53および外部絶縁層51、52、5
4、55が、すべてエポキシ系樹脂(ビスフェノールA
ノボラック樹脂)から形成されるが、最表面の外部絶縁
層51、55は、充填材として、アルミナを90重量%
含有し、他の絶縁層は、充填材として、アラミド繊維を
標準値である60重量%含有している。最表面の外部絶
縁層51、55が含有する充填材としては、具体的に
は、平均粒子径12μmのアルミナ(Al2O3)粉末
(住友化学社製、AL−33)を用い、これを90重量
%含有させたものを使用する。
【0050】このように、最表面の外部絶縁層51、5
5に、90重量%のアルミナを充填材として用いたエポ
キシ系樹脂を用いることにより、最表面の外部絶縁層5
1、55の熱伝導率を高くすることが可能となる。かか
る多層配線基板50上に表面実装部品や半導体素子を実
装して半導体装置を形成した後に、動作させて熱抵抗を
調べた結果、充填材が60重量%のアラミド繊維から構
成される標準的な絶縁層を用いて形成した多層配線基板
と比較して、熱抵抗を約30%小さくすることができ
た。従って、かかる構造の多層配線基板50を使用する
ことにより、基板に実装された半導体素子の安定動作を
行うことが可能となる。尚、発熱する部品を搭載する最
表面の絶縁層の熱伝導率のみを高くするため、充填材を
変えることによる多層配線基板の重量の増加は殆ど見ら
れない。
5に、90重量%のアルミナを充填材として用いたエポ
キシ系樹脂を用いることにより、最表面の外部絶縁層5
1、55の熱伝導率を高くすることが可能となる。かか
る多層配線基板50上に表面実装部品や半導体素子を実
装して半導体装置を形成した後に、動作させて熱抵抗を
調べた結果、充填材が60重量%のアラミド繊維から構
成される標準的な絶縁層を用いて形成した多層配線基板
と比較して、熱抵抗を約30%小さくすることができ
た。従って、かかる構造の多層配線基板50を使用する
ことにより、基板に実装された半導体素子の安定動作を
行うことが可能となる。尚、発熱する部品を搭載する最
表面の絶縁層の熱伝導率のみを高くするため、充填材を
変えることによる多層配線基板の重量の増加は殆ど見ら
れない。
【0051】実施の形態6.本発明の実施の形態6にか
かる多層配線基板について、図6を参照しながら説明す
る。図6は、本実施の形態にかかる多層配線基板60の
断面図である。即ち、インナビアホール68により接続
された配線層66をその片面または両面に備えたコア絶
縁層63が、アラミド強化エポキシ系樹脂からなり、上
記コア絶縁層53上に形成され、インナビアホール68
により上記配線層と接続された外部絶縁層67が、シリ
カ強化エポキシ系樹脂からなる多層配線基板であって、
上記外部絶縁層71等の誘電率を、上記コア絶縁層63
の誘電率より低くしたことを特徴とする多層配線基板で
ある。
かる多層配線基板について、図6を参照しながら説明す
る。図6は、本実施の形態にかかる多層配線基板60の
断面図である。即ち、インナビアホール68により接続
された配線層66をその片面または両面に備えたコア絶
縁層63が、アラミド強化エポキシ系樹脂からなり、上
記コア絶縁層53上に形成され、インナビアホール68
により上記配線層と接続された外部絶縁層67が、シリ
カ強化エポキシ系樹脂からなる多層配線基板であって、
上記外部絶縁層71等の誘電率を、上記コア絶縁層63
の誘電率より低くしたことを特徴とする多層配線基板で
ある。
【0052】ここで、シリカ強化エポキシ系樹脂のシリ
カの含有率は、80〜95重量%、特に、90重量%が
好ましく、アラミド強化エポキシ系樹脂のアラミド繊維
の含有率は、30〜60重量%、特に、50重量%であ
ることが好ましい。
カの含有率は、80〜95重量%、特に、90重量%が
好ましく、アラミド強化エポキシ系樹脂のアラミド繊維
の含有率は、30〜60重量%、特に、50重量%であ
ることが好ましい。
【0053】具体的に説明すると、多層配線基板60
は、実施の形態1と同様に、コア絶縁層63および外部
絶縁層61、62、64、65は、すべてエポキシ系樹
脂(ビスフェノールAノボラック樹脂)から形成され
る。また、最表面の外部絶縁層61、65は、充填材と
してSiO2を90重量%含有し、他の絶縁層は、充填
材としてアラミド繊維を標準値である60重量%含有し
ている。最表面の絶縁層61、65の充填材としては、
具体的には、平均粒子径10μmのシリカ(SiO2)
を使用した。
は、実施の形態1と同様に、コア絶縁層63および外部
絶縁層61、62、64、65は、すべてエポキシ系樹
脂(ビスフェノールAノボラック樹脂)から形成され
る。また、最表面の外部絶縁層61、65は、充填材と
してSiO2を90重量%含有し、他の絶縁層は、充填
材としてアラミド繊維を標準値である60重量%含有し
ている。最表面の絶縁層61、65の充填材としては、
具体的には、平均粒子径10μmのシリカ(SiO2)
を使用した。
【0054】このように、最表面の外部絶縁層61、6
5にシリカを90重量%含有したエポキシ系樹脂を用い
ることにより、かかる外部絶縁層61、65の誘電率を
低くすることができ、多層配線基板60上に形成される
配線層の寄生容量の低減が可能となる。最表面の外部絶
縁層61、65にかかる多層配線基板60を用いた場合
の、多層配線基板61表面に形成された積層配線層67
の信号伝達速度を調べた結果、従来の多層配線基板に比
較して約20%伝送遅延を少なくすることができた。ま
た、誘電特性の異なる2種類以上の絶縁層から多層配線
基板60を構成することにより、多層配線基板内部にコ
ンデンサやフィルタを形成することも可能となる。尚、
かかる構造を用いた場合であっても、従来構造の多層配
線基板と重量は殆ど変わらない。
5にシリカを90重量%含有したエポキシ系樹脂を用い
ることにより、かかる外部絶縁層61、65の誘電率を
低くすることができ、多層配線基板60上に形成される
配線層の寄生容量の低減が可能となる。最表面の外部絶
縁層61、65にかかる多層配線基板60を用いた場合
の、多層配線基板61表面に形成された積層配線層67
の信号伝達速度を調べた結果、従来の多層配線基板に比
較して約20%伝送遅延を少なくすることができた。ま
た、誘電特性の異なる2種類以上の絶縁層から多層配線
基板60を構成することにより、多層配線基板内部にコ
ンデンサやフィルタを形成することも可能となる。尚、
かかる構造を用いた場合であっても、従来構造の多層配
線基板と重量は殆ど変わらない。
【0055】更に、充填材として、アルミナ(Al
2O3)とシリカ(SiO2)を混合したものを用いるこ
とにより、実施の形態5の効果と、本実施の形態6の効
果を併せ持つ多層配線基板の作製が可能となる。また、
上記実施の形態1〜6では、5層の積層構造からなる多
層配線基板を例に説明したが、積層数は仕様に応じて、
適宜選択可能である。尚、本多層配線基板は、コア配線
基板の両側に、同時に積層基板を固定して形成されるた
め、製造上の点からは、多層配線基板の積層数は奇数層
であることが好ましい。また、上記製造上の理由から、
コア絶縁層を挟んで、その両面上に設けられた上記外部
絶縁層は、コア絶縁層を中心に対称に配置されることが
好ましい。特に、コア絶縁層の両面に設けられた外部絶
縁層は、夫々、外部絶縁層の充填材の含有率が漸次増加
または減少するように積層されることが、多層配線基板
に絶縁層の特性を順次変えることができる点で好まし
い。
2O3)とシリカ(SiO2)を混合したものを用いるこ
とにより、実施の形態5の効果と、本実施の形態6の効
果を併せ持つ多層配線基板の作製が可能となる。また、
上記実施の形態1〜6では、5層の積層構造からなる多
層配線基板を例に説明したが、積層数は仕様に応じて、
適宜選択可能である。尚、本多層配線基板は、コア配線
基板の両側に、同時に積層基板を固定して形成されるた
め、製造上の点からは、多層配線基板の積層数は奇数層
であることが好ましい。また、上記製造上の理由から、
コア絶縁層を挟んで、その両面上に設けられた上記外部
絶縁層は、コア絶縁層を中心に対称に配置されることが
好ましい。特に、コア絶縁層の両面に設けられた外部絶
縁層は、夫々、外部絶縁層の充填材の含有率が漸次増加
または減少するように積層されることが、多層配線基板
に絶縁層の特性を順次変えることができる点で好まし
い。
【0056】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、従来構造の配線基板と、剛性率の高い配線基
板とを積層して多層配線基板とすることにより、多層配
線基板全体の剛性率を高くすることが可能となり、多層
配線基板上への半導体素子の実装性が向上する。
によれば、従来構造の配線基板と、剛性率の高い配線基
板とを積層して多層配線基板とすることにより、多層配
線基板全体の剛性率を高くすることが可能となり、多層
配線基板上への半導体素子の実装性が向上する。
【0057】また、ガラス転移温度の高い配線基板を含
む多層配線基板とすることにより、多層配線基板全体の
高温における剛性率を高くすることが可能となり、特に
高温における多層配線基板上への半導体素子の実装性が
向上する。
む多層配線基板とすることにより、多層配線基板全体の
高温における剛性率を高くすることが可能となり、特に
高温における多層配線基板上への半導体素子の実装性が
向上する。
【0058】また、熱膨張係数の低い配線基板を含む多
層配線基板とすることにより、配線基板の熱膨張による
配線層の剥離を防止することが可能となり、多層配線基
板の信頼性が向上する。
層配線基板とすることにより、配線基板の熱膨張による
配線層の剥離を防止することが可能となり、多層配線基
板の信頼性が向上する。
【0059】また、誘電率の低い配線基板を含む多層配
線基板とすることにより、配線基板の配線間に発生する
寄生容量を低減することが可能となり、配線層の信号伝
送速度の遅延を低減することが可能となる。特に、誘電
特性の異なる2種類以上の絶縁層を積層して多層配線基
板を構成することにより、多層配線基板内部にコンデン
サやフィルタを形成することも可能となる。
線基板とすることにより、配線基板の配線間に発生する
寄生容量を低減することが可能となり、配線層の信号伝
送速度の遅延を低減することが可能となる。特に、誘電
特性の異なる2種類以上の絶縁層を積層して多層配線基
板を構成することにより、多層配線基板内部にコンデン
サやフィルタを形成することも可能となる。
【0060】また、熱伝導率の高い配線基板を含む多層
配線基板とすることにより、配線基板に半導体素子を実
装した場合の放熱効率の向上が可能となり、半導体素子
の安定動作を確保することができる。
配線基板とすることにより、配線基板に半導体素子を実
装した場合の放熱効率の向上が可能となり、半導体素子
の安定動作を確保することができる。
【図1】 本発明の実施の形態1にかかる多層配線基板
の断面図である。
の断面図である。
【図2】 本発明の実施の形態2にかかる多層配線基板
の断面図である。
の断面図である。
【図3】 本発明の実施の形態3にかかる多層配線基板
の断面図である。
の断面図である。
【図4】 本発明の実施の形態4にかかる多層配線基板
の断面図である。
の断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態5にかかる多層配線基板
の断面図である。
の断面図である。
【図6】 本発明の実施の形態6にかかる多層配線基板
の断面図である。
の断面図である。
【図7】 従来のビルドアップ方式ガラスエポキシ配線
基板の断面図である。
基板の断面図である。
【図8】 従来の全層インナービア構造を有する樹脂多
層基板(ALIVH)の断面図である。
層基板(ALIVH)の断面図である。
10 多層配線基板、11、12、14、15 外部絶
縁層、13 コア絶縁層、16、17 配線層、18
インナビアホール。
縁層、13 コア絶縁層、16、17 配線層、18
インナビアホール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天見 和由 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 竹沢 弘輝 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 長谷 伸啓 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 三谷 力 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中谷 誠一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 別所 芳宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (25)
- 【請求項1】 インナビアホールにより接続された配線
層をその片面または両面に備えたコア絶縁層と、インナ
ビアホールにより上記配線層と接続された配線層を備え
た外部絶縁層と、から熱圧着一体とした多層配線基板で
あって、 上記コア絶縁層と上記外部絶縁層との物理的特性が異な
ることを特徴とする多層配線基板。 - 【請求項2】 上記コア絶縁層と上記外部絶縁層との間
で異なる上記物理的特性が、剛性率、ガラス転移温度、
熱膨張係数、誘電率、熱抵抗からなる群から選択される
1または2種以上の物理的特性であることを特徴とする
請求項1に記載の多層配線基板。 - 【請求項3】 上記コア絶縁層が、アラミド繊維を充填
材に用いたエポキシ系樹脂材料からなることを特徴とす
る請求項1または2に記載の多層配線基板。 - 【請求項4】 上記外部絶縁層が、アラミド繊維を充填
材に用いたエポキシ系樹脂材料からなり、 上記コア絶縁層の充填材の含有率を上記外部絶縁層の充
填材の含有率より高くすることを特徴とする請求項3に
記載の多層配線基板。 - 【請求項5】 上記外部絶縁層が、アラミド繊維を充填
材に用いたエポキシ系樹脂からなり、 上記外部絶縁層の充填材の含有率を、上記コア絶縁層の
充填材の含有率より低くすることにより、上記外部絶縁
層の熱膨張係数を上記配線層の熱膨張係数に近づけてな
ることを特徴とする請求項3に記載の多層配線基板。 - 【請求項6】 上記外部絶縁層が、絶縁性無機材料を充
填材に用いたエポキシ系樹脂材料からなり、 上記外部絶縁層の熱抵抗を、上記コア絶縁層の熱抵抗よ
り小さくしてなることを特徴とする請求項3に記載の多
層配線基板。 - 【請求項7】 上記無機材料が、金属酸化物またはガラ
スからなることを特徴とする請求項6に記載の多層配線
基板。 - 【請求項8】 上記外部絶縁層が、エンジニアリングプ
ラスティックを充填材に用いたエポキシ系樹脂材料から
なり、 上記外部絶縁層の誘電率を、上記コア絶縁層の誘電率よ
り小さくしてなることを特徴とする請求項3に記載の多
層配線基板。 - 【請求項9】 上記外部絶縁層が、アラミド繊維を充填
材に用いたエポキシ系樹脂材料からなり、 上記コア絶縁層のエポキシ系樹脂材料のガラス転移温度
が、上記外部絶縁層のエポキシ系樹脂材料のガラス転移
温度より高いことを特徴とする請求項3に記載の多層配
線基板。 - 【請求項10】 実質的に同じ構造を有する上記外部絶
縁層が上記コア絶縁層を挟んで互いに対称に配置したこ
とを特徴とする請求項3に記載の多層配線基板。 - 【請求項11】 上記コア絶縁層を挟んで、その両面上
に設けられた上記外部絶縁層が、夫々、上記外部絶縁層
の充填材の含有率が漸次増加または減少するように積層
された3層以上の外部絶縁層からなることを特徴とする
請求項8に記載の多層配線基板。 - 【請求項12】 上記コア絶縁層が、セラミック材料か
らなることを特徴とする請求項1または2に記載の多層
配線基板。 - 【請求項13】 上記外部絶縁層が、アラミド繊維を充
填材に用いたエポキシ系樹脂材料からなることを特徴と
する請求項12に記載の多層配線基板。 - 【請求項14】 上記外部絶縁層の充填材が絶縁性無機
材料からなり、 上記外部絶縁層の熱抵抗を、上記コア絶縁層の熱抵抗よ
り小さくしてなることを特徴とする請求項12に記載の
多層配線基板。 - 【請求項15】 上記絶縁性無機材料が、金属酸化物ま
たはガラスからなることを特徴とする請求項14に記載
の多層配線基板。 - 【請求項16】 上記外部絶縁層が、エンジニアリング
プラスティックを充填材に用いたエポキシ系樹脂材料か
らなり、 上記外部絶縁層の誘電率を上記コア絶縁層の誘電率より
小さくしてなることを特徴とする請求項12に記載の多
層配線基板。 - 【請求項17】 上記外部絶縁層が、上記充填材の含有
率が異なる2層以上の外部絶縁層からなることを特徴と
する請求項12に記載の多層配線基板。 - 【請求項18】 アラミド繊維を充填材に用いたエポキ
シ系樹脂材料からなるコア絶縁層を備えた請求項3にか
かる多層配線基板の最外層の基板上に、半導体素子をフ
リップチップ実装してなることを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項19】 セラミック材料からなるコア絶縁層を
備えた請求項12にかかる多層配線基板の最外層の基板
上に、半導体素子をフリップチップ実装してなることを
特徴とする半導体装置。 - 【請求項20】 インナビアホールにより接続された配
線層をその片面または両面に備えたコア絶縁層と、イン
ナビアホールにより上記配線層と接続された外部絶縁層
とを、熱圧着一体とした多層配線基板であって、 上記コア絶縁層が、高充填アラミド強化エポキシ系樹脂
からなり、 上記外部絶縁層が、低充填アラミド強化エポキシ系樹脂
からなり、 上記コア絶縁層が、上記外部絶縁層より、剛性率を高く
したことを特徴とする多層配線基板。 - 【請求項21】 インナビアホールにより接続された配
線層をその片面または両面に備えたコア絶縁層と、イン
ナビアホールにより上記配線層と接続された外部絶縁層
とを、熱圧着一体とした多層配線基板であって、 上記コア絶縁層が、高ガラス転移温度のエポキシ系樹脂
を用いたアラミド強化エポキシ系樹脂からなり、 上記外部絶縁層が、低ガラス転移温度のエポキシ系樹脂
を用いたアラミド強化エポキシ系樹脂からなり、 半導体素子の実装温度において、上記コア絶縁層が、上
記外部絶縁層より、剛性率を高くしたことを特徴とする
多層配線基板。 - 【請求項22】 インナビアホールにより接続された配
線層をその片面または両面に備えたコア絶縁層と、イン
ナビアホールにより上記配線層と接続された外部絶縁層
とを、熱圧着一体とした多層配線基板であって、 上記コア絶縁層が、セラミック材料からなり、 上記外部絶縁層が、アラミド強化エポキシ系樹脂からな
り、 上記コア絶縁層が、上記外部絶縁層より、剛性率を高く
したことを特徴とする多層配線基板。 - 【請求項23】 インナビアホールにより接続された配
線層をその片面または両面に備えたコア絶縁層と、イン
ナビアホールにより上記配線層と接続された外部絶縁層
とを、熱圧着一体とした多層配線基板であって、 上記コア絶縁層が、低充填アラミド強化エポキシ系樹脂
からなり、 上記外部絶縁層が、高充填アラミド強化エポキシ系樹脂
からなり、 上記外部絶縁層が、上記コア絶縁層より、熱膨張係数を
小さくしたことを特徴とする多層配線基板。 - 【請求項24】 インナビアホールにより接続された配
線層をその片面または両面に備えたコア絶縁層と、イン
ナビアホールにより上記配線層と接続された外部絶縁層
とを、熱圧着一体とした多層配線基板であって、 上記コア絶縁層が、アラミド強化エポキシ系樹脂からな
り、 上記外部絶縁層が、アルミナ強化エポキシ系樹脂からな
り、 上記外部絶縁層が、上記コア絶縁層より、熱抵抗を低く
したことを特徴とする多層配線基板。 - 【請求項25】 インナビアホールにより接続された配
線層をその片面または両面に備えたコア絶縁層と、イン
ナビアホールにより上記配線層と接続された外部絶縁層
とを、熱圧着一体とした多層配線基板であって、 上記コア絶縁層が、アラミド強化エポキシ系樹脂からな
り、 上記外部絶縁層が、シリカ強化エポキシ系樹脂からな
り、 上記外部絶縁層が、上記コア絶縁層より、誘電率を低く
したことを特徴とする多層配線基板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9325864A JPH11163524A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 多層配線基板および該多層配線基板を用いた半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9325864A JPH11163524A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 多層配線基板および該多層配線基板を用いた半導体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11163524A true JPH11163524A (ja) | 1999-06-18 |
Family
ID=18181477
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9325864A Withdrawn JPH11163524A (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 多層配線基板および該多層配線基板を用いた半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11163524A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002111220A (ja) * | 2000-09-28 | 2002-04-12 | Kyocera Corp | 多層配線基板およびその製造方法 |
| JP2005012107A (ja) * | 2003-06-20 | 2005-01-13 | Ngk Spark Plug Co Ltd | コンデンサ内蔵中間基板 |
| JP2005327780A (ja) * | 2004-05-12 | 2005-11-24 | Nec Corp | 配線基板及びそれを用いた半導体パッケージ |
| SG121911A1 (en) * | 2003-07-04 | 2006-05-26 | Risho Kogyo Kk | Epoxy resin laminate board as a reinforcing material for flexible printed wiring board |
| JP2006173333A (ja) * | 2004-12-15 | 2006-06-29 | Fujitsu Ltd | 多層配線基板構造 |
| WO2011121993A1 (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-06 | 株式会社村田製作所 | 部品集合体 |
-
1997
- 1997-11-27 JP JP9325864A patent/JPH11163524A/ja not_active Withdrawn
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPWO2011121993A1 (ja) * | 2010-03-30 | 2013-07-04 | 株式会社村田製作所 | 部品集合体 |
| US8971054B2 (en) | 2010-03-30 | 2015-03-03 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Component assembly |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040831 |
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| A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061102 |