JPH11165759A - 合成樹脂製キャップ - Google Patents

合成樹脂製キャップ

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JPH11165759A
JPH11165759A JP9348713A JP34871397A JPH11165759A JP H11165759 A JPH11165759 A JP H11165759A JP 9348713 A JP9348713 A JP 9348713A JP 34871397 A JP34871397 A JP 34871397A JP H11165759 A JPH11165759 A JP H11165759A
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packing
cap
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chamber
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Shigenori Murakami
榮規 村上
Yutaka Shibayama
裕 柴山
Osamu Ishii
修 石井
Yoichi Tsujiguchi
洋一 辻口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッキンを安定して装着できて脱落を確実に
防ぐことができ、且つ成形及び成形後の型抜きが容易な
形状のパッキン室を有する合成樹脂製キャップ及びその
ための成形用金型を得る。 【解決手段】 パッキン室6の側壁7がほぼ垂直な面と
なっており、且つパッキン室の上部角部に肉抜きした溝
部8が形成されている。また、その成形金型は、パッキ
ン室の側壁面を成形するパッキン室側壁型面が、アンダ
ーカット部から天壁型面に向けて拡開状のテーパー形状
になっており、且つ連接角部に溝部形成凸型面を有して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合成樹脂製キャッ
プ、特にパッキン室を有する合成樹脂製ネジキャップに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、パッキン装着のためのパッキン室
を有する合成樹脂製キャップ(以下、単にキャップとい
う)は、スカート壁上側内周面にパッキン係止用突起が
形成され、該パッキン係止用突起から上方が天壁内面と
の間でパッキン室を形成し、パッキンが装着されてい
る。このようなキャップを成形する金型装置のコア金型
(以下、単に金型という)は、図4(b)に示すよう
に、パッキン係止用突起を形成するアンダーカット部2
1から、パッキン形状に則して、垂直なパッキン室側壁
型面22を有し、コーナ面取部23を経て水平な天壁型
面24に至る形状となっている。このような金型20を
用いて成形された従来のキャップ25は、図4(a)に
示すように、パッキン室の側壁26が頂部に向けて径小
となるテーパー状になって上部が狭い形状となり、その
ためパッキン室に装着されたパッキン27はその上部角
部が圧迫された状態になり、押し出される方向に力を受
け脱落し易い状態になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】垂直なパッキン室側壁
面を有する金型で成形するにもかかわらず、成形された
キャップのパッキン室側壁がテーパー状に傾斜するの
は、キャップ天面側の成形収縮が側壁部の成形収縮に比
べて大きいことに起因している。そのため、上記のよう
な金型でキャップを成形した場合、パッキン室側壁が垂
直とはならず上部が狭い形状になることは避け難い現象
であり、パッキンの脱落を防ぐには、最も簡単にはアン
ダーカット量を大きくして、パッキン係止用突起を大き
くすれば良いが、アンダーカット量を大きくすると成形
後の型抜きが困難となるので、アンダーカット量を大き
くするのにも制限を受ける。特に、回し抜きによる成形
方法においては、離型されるアンダーカット量はほぼ
0.15程度と少ないため、側壁がテーパー状になるこ
とは即パッキン脱落というキャップにとって致命的な欠
陥となる。また、パッキン室の上下方向の寸法は、ボト
ルのネジ始まり等の関係よりパッキン厚に比較して、余
裕のある寸法設定は現実的でないことが多い。このた
め、図4のように、角部形状においては、パッキン角部
が収縮した側壁角部に当ってパッキン25がうまく装着
されず、このこともパッキン脱落の一要因となってい
た。
【0004】本発明は、上記従来の合成樹脂キャップに
おけるパッキンの脱落を解消しようとするものであっ
て、パッキンの脱落を効果的に防ぐことができ、且つ成
形及び成形後の型抜きが容易なパッキン室形状を有する
キャップ及びその成形金型を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の合成樹脂製キャ
ップは、キャップ内面頂部にパッキン室を有する合成樹
脂キャップにおいて、前記パッキン室の上部角部に溝部
が設けられていることを特徴とする構成を採用すること
によって上記問題点を解決した。さらに、前記パッキン
室の側壁面をほぼ垂直面に形成することが望ましい。
【0006】また、上記合成樹脂を成形する本発明の金
型は、パッキン室の側壁面を成形するパッキン室側壁型
面が、前記パッキン室側壁型面と天壁型面の連接角部に
溝部形成凸型面を有することによって、パッキン室の上
下方向の寸法の制約に伴う問題点を効果的に解決した。
また、前記パッキン室の側壁面を成形するパッキン室側
壁型面を、パッキン係止凸条を形成するアンダーカット
部から天壁型面に向けて径大となる逆テーパー形状にす
ることによって、成形収縮に伴う上記問題点を解決し
た。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を詳細に
説明する。図1は本発明の合成樹脂キャップの実施形態
を示し、(a)はその断面図であり、(b)はパッキン
を装着した状態での断面図であり、また図2はその要部
拡大図である。本実施形態におけるキャップ1は、例え
ば、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂
で成形されてなり、図において、2がスカート壁、3が
天壁であり、スカート壁内面にネジ山4が形成されてい
る。そして、ネジ山より上方のスカート壁内面には、図
2に拡大して示すように、パッキン係止凸条5が形成さ
れ、該凸条より上部がパッキン室6を構成している。該
パッキン室の側壁面7は略垂直面となっており、且つ垂
直な側壁面と天壁内面との角部に溝部8が設けられてい
る。
【0008】この実施形態のキャップ1は以上のように
構成され、パッキン室6にパッキン9を装着すると、図
2に拡大して示すように、パッキン室の側壁面が垂直と
なっているので、パッキンの外周壁面と均一に接触し、
且つ上方角部に溝部8が設けられているため、従来のよ
うに角部でパッキンが当って押出し方向の力を受けるこ
とがない。そのため、パッキンを良好に正確に装着で
き、パッキン係止凸条5が低くてもパッキンの脱落事故
を良好に防ぐことができる。
【0009】次に、上記キャップを成形する金型の実施
形態を図3に基づいて説明する。図3は、キャップ成形
金型のキャップ上部内面を成形する型面を有する内型
(以下、単に金型という)の断面を示している。該金型
13はアンダーカット部14から上方のパッキン室の側
壁面を形成するパッキン装着側壁型面15が逆テーパー
状になって天部方向が径大となるように拡開状のテーパ
ー形状になっている。該テーパーの角度αは、離型に際
して障害とならない範囲で且つ、成形するキャップのパ
ッキン室側壁面の天壁側と下側の熱収縮量の差を吸収
し、成形されたキャップの側壁面が略垂直面となるよう
な角度に設定する。その要求を満たすテーパー角度αと
して、2°〜5°の範囲が適している。なお、離型上で
問題がなければ、成形されたキャップのパッキン室側壁
も逆テーパー状となるように、テーパー角度を大きく形
成してもよい。
【0010】パッキン室側壁型面15と天壁型面16と
の連結コーナ部は、図示のように上方に突出して、溝部
を形成するように凸型面17となっている。なお、18
はスカート壁内壁型面である。凸型面17の大きさ及び
形状は、成形されるキャップの大きさ及び天壁の厚さに
よって影響されるが、本実施形態では、図3に示すよう
に、パッキン室側壁型面15の延長部から高さhが略
0.2〜0.5に円弧状湾曲して下り勾配15°〜30
°で天壁型面16に至るようにして、凸型面17を形成
した。それによってキャップの角部にも図2に示すよう
な同様な形状の溝部が形成され、パッキン角部がキャッ
プの角部に圧迫されることなくパッキンが良好に保持さ
れた。
【0011】以上のような形状からなる金型でキャップ
を成形することによって、天壁側の成形収縮が側壁部の
収縮に比べて大きくても、その差を吸収できるように金
型の側壁成形型面は逆テーパー状に形成されているか
ら、金型から離型したキャップのパッキン室側壁面はち
ょうど垂直となる。また、パッキン室側壁と天壁面との
角部には、溝部形成用の凸型面17によって、肉抜きさ
れた溝部8が形成される。従って、パッキンはパッキン
角部がコーナ部で邪魔されることなく、また側壁面が垂
直状態となっているので、良好に密着挿入され、パッキ
ン係止凸条が低くても確実にパッキンを保持することが
できる。
【0012】
【発明の効果】以上のように、本発明の合成樹脂製キャ
ップによれば、ネジキャップ等成形後の離型が回し抜き
される関係でアンダーカット量を大きくとることができ
なくても、パッキン室の頂部角部に溝部が形成されてい
るので、パッキン角部が押圧されることなく安定して確
実に装着でき、パッキン脱落等の致命的な欠陥を確実に
防止することができる。また、パッキン室の側壁を垂直
又は逆テーパー状に形成することによって、パッキン室
側壁からパッキンが押出し方向の力を受けることがな
く、より確実にパッキンの脱落を防ぐことができる。そ
して、本発明のキャップは、パッキンが安定して装着さ
れることにより、容器に対する閉栓トルク及び開栓トル
クが安定するという効果も生じる。また、本発明の金型
によれば、複雑な形状を伴うことなく単純な構造でパッ
キンの脱落を防止した合成樹脂キャップを成形でき、且
つ成形後の離型も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る合成樹脂キャップの断
面図であり、(a)はパッキンが装着されてない状態、
(b)はパッキンが装着されている状態を示す。
【図2】図1(b)の要部拡大図である。
【図3】本発明の実施形態に係る金型の要部拡大断面図
である。
【図4】(a)は従来の金型により成形された従来の合
成樹脂キャップの図2に相当する図である。(b)は図
3に相当する従来の金型要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 合成樹脂製キャップ 2 スカート壁 3 天壁 5 パッキン係
止凸条 6 パッキン室 7 パッキン室
側壁 8 溝部 9 パッキン 13 金型 14 アンダー
カット部 15 パッキン室側壁型面 16 天壁型面 17 溝部形成型面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻口 洋一 神奈川県平塚市長瀞2番12号 日本クラウ ンコルク株式会社平塚工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップ内面頂部にパッキン室を有する
    合成樹脂キャップにおいて、前記パッキン室の上部角部
    に溝部が設けられていることを特徴とする合成樹脂製キ
    ャップ。
  2. 【請求項2】 キャップ内面頂部にパッキン室を有する
    合成樹脂キャップの成形用金型において、前記パッキン
    室の側壁型面と天壁型面の連接角部に溝部形成凸型面を
    有することを特徴とする合成樹脂キャップの成形用金
    型。
  3. 【請求項3】 前記パッキン室の側壁面を成形するパッ
    キン室側壁型面が、パッキン係止凸条を形成するアンダ
    ーカット部から天壁型面に向けて径大となる逆テーパー
    形状になっている請求項2記載の成形用金型。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007314211A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Yoshino Kogyosho Co Ltd キャップ
JP2008007157A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Yoshino Kogyosho Co Ltd 合成樹脂製キャップ

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JP2007314211A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Yoshino Kogyosho Co Ltd キャップ
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