JPH11167221A - 電子写真用トナー - Google Patents

電子写真用トナー

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JPH11167221A
JPH11167221A JP35010997A JP35010997A JPH11167221A JP H11167221 A JPH11167221 A JP H11167221A JP 35010997 A JP35010997 A JP 35010997A JP 35010997 A JP35010997 A JP 35010997A JP H11167221 A JPH11167221 A JP H11167221A
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JP
Japan
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heat generation
toner
heat
resin
roll
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JP35010997A
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English (en)
Inventor
Jun Morimoto
純 森本
Yuji Nakada
祐司 中田
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Tomoegawa Co Ltd
Original Assignee
Tomoegawa Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複写機の電源投入時や転写紙の紙詰まりによ
って一時的にヒートロールが停止した状態からでもオフ
セット現象の問題が生じない電子写真用トナーを提供す
ること。 【解決手段】 少なくとも結着樹脂と着色剤とを含有す
る電子写真用トナーであって、示差走査熱量計による発
熱中間点が140〜300℃の範囲に有する電子写真用
トナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真用トナーに
関し、特にヒートロール定着方式を採用している複写機
又はプリンターに用いられる乾式の電子写真用トナーに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式を用いた複写機及び
プリンターはその普及が広まるにつれて、家庭への普
及、および複写機又はプリンターの多機能化を主な目的
とした低エネルギー化(消費電力の削減)、印刷機と複
写機との境に位置するいわゆるグレイエリアへの普及を
目的とした高速化が望まれ、あるいは機械コストを下げ
るためにヒートロールの簡素化を図る、例えば低ロール
圧力化が望まれている。また、複写機の高級化にともな
い両面コピー機能や原稿自動送り装置の搭載された複写
機が広く普及されてきたため、複写機及びプリンターに
用いられる電子写真用トナーには定着温度が低く、耐オ
フセット性に優れ、かつ両面コピー時の汚れや原稿自動
送り装置における汚れの発生を防止するため、転写紙へ
の定着強度の優れた電子写真用トナーが要求されてい
る。
【0003】従来、上記電子写真用トナーの要求を満足
させるため、下記のように結着樹脂の分子量や分子量分
布を改良することがおこなわれていた。具体的には、結
着樹脂として低分子量を有する樹脂を用い、定着温度を
低くしようとする試みがなされていた。しかしながら、
低分子量の結着樹脂を使用することによりトナーの融点
を低くするという目的を果たすことができたが、同時に
溶融粘度も低下し、これにより、ヒートロールにトナー
が付着するという現象いわゆるオフセット現象が発生す
るという問題が新たに生じた。このようなオフセット現
象を解決するため、複写機のヒートロール定着装置のヒ
ートロールにシリコーンオイルを含浸させたフェルトや
ロール等のクリーニング部材を圧接させてヒートロール
表面に付着した電子写真用トナーをクリーニングするこ
とが行われている。このようなクリーニング方法によっ
てある程度のオフセット現象を解決することができた。
しかしながら、電子写真用トナーを多数枚複写するうち
にクリーニングロール表面上に電子写真用トナーが堆積
し、該堆積されたトナーによってオフセット現象が発生
するという問題が生じるようになった。特に複写機の電
源投入時や転写紙の紙詰まりによって一時的にヒートロ
ールの回転が停止して再度ヒートロールを電子写真用ト
ナーが定着できる温度に加熱させる過程でクリーニング
ローラ表面上に堆積した電子写真用トナーがヒートロー
ル表面に付着し更に転写紙にオフセットして汚れてしま
うという問題が生じた。従来の電子写真用トナーでは根
本的にこの問題を解決することができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は複写機の電源投入時や転写紙の紙詰まりによって
一時的にヒートロールが停止した状態を経てもオフセッ
ト現象の問題が生じない電子写真用トナーを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも結
着樹脂と着色剤とを含有する電子写真用トナーであっ
て、示差走査熱量計による発熱中間点が140〜300
℃の範囲に有することを特徴とする電子写真用トナーで
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明において、電子写真用トナーの示差走査熱量計に
よる発熱中間点を求めるには例えば次の測定装置及び測
定方法により求めることができる。 測定装置:セイコー電子工業社製 SSC−5200 測定方法:電子写真用トナーを約10mg計量してアル
ミ製セルに入れて、上記測定装置に載置し、1分間に5
0ミリリットルのN2ガスを吹き込む。そして、10℃
〜300℃の間を1分あたり10℃の割合で昇温させた
ときの熱量を測定する。 上記測定装置により測定された電子写真用トナーの測定
結果は、図1ないし図3のような図として得られる。図
1ないし図3において、横軸が温度であり縦軸が熱量を
示す。そして、従来の電子写真用トナーは、図3に示す
ように140℃以上の範囲に発熱を示す山状部分を有す
るものはなかった。これに対し本発明の電子写真用トナ
ーでは、図1に示すように140℃以上の範囲に発熱を
示す山状部分を有するものである。この場合山状部分が
盛り上がり始めた地点Aを発熱開始温度とし、山状部分
が下がりきった地点Bを発熱終了温度とする。そして、
発熱開始温度Aと発熱終了温度Bとの中間の温度Cを発
熱中間点というものとする。また、山状部分は1つに限
らず2つ以上あってもよい。すなわち、図2は本発明の
電子写真用トナーにおける別の例であって、図2では発
熱を示す山状部分を2つ有する。この場合では低温側の
山状部分の盛り上がり始めた地点Aを発熱開始温度と
し、高温側の山状部分が下がりきった地点Bを発熱終了
温度とするものである。このように本発明では発熱を示
す山状部分は1つに限らず2つ以上の場合でも上記図2
のようにして最低温側の山状部分の発熱開始温度Aと最
高温側の山状部分の発熱終了温度Bとから発熱中間点C
を求めることができる。
【0007】本発明では上記発熱中間点は140〜30
0℃の範囲になければならず、好ましくは160〜26
0℃、更に好ましくは180〜240℃である。発熱中
間点が140℃より低い場合は、オフセット現象が著し
く発生するため長期間複写できないという問題があり、
300℃より高い場合は一時的にヒートロールの回転が
停止して再度ヒートロールを電子写真用トナーが定着で
きる温度に加熱させる過程でクリーニングローラ表面上
に堆積した電子写真用トナーがヒートロール表面に付着
し更に転写紙にオフセットするという問題を有する。ま
た、前記示差走査熱量計により求められた発熱中間点に
おける熱量は−0.5〜−20.0mJ/mgであるこ
とが好ましく、更に−0.7〜−15.0mJ/mgが
好ましく、また更には−1.0〜−10.0mJ/mg
が好ましい。熱量が−0.5mJ/mgより小さい場合
は、クリーニングローラ表面上に堆積した電子写真用ト
ナーがヒートロール表面に付着し更に転写紙にオフセッ
トしやすく、−20.0mJ/mgより大きい場合は電
子写真用トナーが十分に転写紙に定着しにくい。この場
合の発熱中間点における熱量とは、発熱開始温度Aから
発熱終了温度Bまでの間に発熱された熱量をいい、前記
測定装置セイコー電子工業社製 SSC−5200によ
り求めることができる。
【0008】前記のような示差走査熱量計による発熱中
間点が140〜300℃の範囲に有する電子写真用トナ
ーは、結着樹脂として樹脂自体が140〜300℃の範
囲で架橋して発熱する構造を有すものが好ましく、例え
ば結着樹脂としてカルボキシル基を含有する樹脂とグリ
シジル基を含有する樹脂とを含有した電子写真用トナー
が挙げられる。上記カルボキシル基を含有する樹脂とし
ては、スチレン−アクリル系共重合体又はポリエステル
樹脂等が挙げられる。本発明に適用するカルボキシル基
を含有するスチレン−アクリル系共重合体樹脂は、アク
リル酸、メタクリル酸、マレイン酸等のカルボキシル基
を含有する単量体と下記に示すその他の共重合成分とを
懸濁重合法、乳化重合法、溶液重合法、塊状重合法等に
よって合成するものである。該共重合成分としてはスチ
レン、α−メチルスチレン、クロルスチレン等のスチレ
ン類、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル
酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル酸オクチル、
アクリル酸アルキルエステル等のアクリル酸エステル
類、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸オ
クチル、メタクリル酸ステアリル、メタクリル酸グリシ
ジル、メタクリル酸アルキルエステル等のメタクリル酸
エステル類等を挙げることができる。また、その他の共
重合成分としてはアクリロニトリル、マレイン酸エステ
ル、塩化ビニル、酢酸ビニル、安息香酸ビニル、ビニル
メチルケトン、ビニルヘキシルケトン、ビニルメチルエ
ーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエー
テル等のビニル単量体を重合体に対して30重量%以下
で含有してもよい。
【0009】また、カルボキシル基を含有するポリエス
テル樹脂は、末端にカルボン酸を有するものが用いら
れ、下記に挙げた各成分を重縮合して得られるものであ
る。すなわち該ポリエステル樹脂のジオール成分の例と
しては、ポリオキシプロピレン2,2−2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキシプロ
ピレン(3,3)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、ポリオキシエチレン(2,0)2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ポリオキ
シプロピレン(2,0)−ポリオキシエチレン(2,
0)−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、ポリオキシプロピレン(6)−2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン、エチレングリコール、
1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレング
リコール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリ
コール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、1,4−ブテンジオール、1,6−ヘキセン
ジオール等が挙げられる。また、3価以上の多価アルコ
ールの例としては、ソルビトール、1,2,3,6−ヘ
キサンテトロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリス
リトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリス
リトール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,5
−ペンタントリオール、グリセロール、ジグリセロー
ル、2−メチルプロパントリオール、2−メチル−1,
2,4−ブタントリオール、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、1,3,5−トリヒドロキシベ
ンゼン等が挙げられる。また、酸成分としてはフタル
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、シ
クロヘキサンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、
マロン酸、フマール酸、マレイン酸、無水マレイン酸、
ヒトラコン酸、イタコン酸、コハク酸、ドデセニルコハ
ク酸、アルケニルコハク酸、ペンテンジカルボン酸など
が挙げられる。あるいは3価以上の多価カルボン酸の例
としては1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、2,
5,7−ナフタレントリカルボン酸、1,2,4−ナフ
タレントリカルボン酸、1,2,4−ブタントリカルボ
ン酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−
ジカルボキシル−2−メチル−2−メチレンカルボキシ
プロパン、テトラ(メチレンカルボキシル)メタン、
1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸等が挙げら
れる。
【0010】本発明においては、上記カルボキシル基を
含有する樹脂の酸価は10〜30mgKOH/gが好ま
しく、酸価が10mgKOH/g未満の場合はカルボキ
シル基を含有する樹脂とグリシジル基を含有する樹脂と
の架橋反応性が悪く、クリーニング部材表面上に堆積さ
れたトナーがオフセットして転写紙の汚れが生じやす
い。又、30mgKOH/gより多い場合は電子写真用
トナーの溶融粘度の著しい上昇により電子写真用トナー
が十分に定着されないでクリーニング部材で十分にクリ
ーニングされずオフセット現象が発生しやすい。なお、
上記カルボキシル基を含有する樹脂の酸価は、JIS
K 5902に準じて測定された値である。
【0011】次にグリシジル基を含有する樹脂としては
アクリル系樹脂又はエポキシ系樹脂が挙げられ、例えば
下記のような製造方法によりアクリル系樹脂を得ること
ができる。すなわち、グリシジルメタクリレートのホモ
ポリマーの合成例を以下に示す。まず、メチルエチルケ
トン253gをフラスコに入れ80℃に加熱する。そし
て、この中に窒素気流下においてグリシジルメタクリレ
ート142gとベンゾイルパーオキサイド2.11gと
の混合物を3時間にわたって一定速度で滴下する。滴下
後80℃、2時間重合反応を続けた後、メチルエチルケ
トン31gとベンゾイルパーオキサイド0.31gとの
溶液を添加する。さらに80℃、5時間重合反応を行
う。そして、冷却後、生成物を2414gのメチルエチ
ルケトン中に入れ、この溶液を、激しく攪拌しているメ
タノール14200gの中に徐々に滴下する。次に、析
出されたポリマーを濾別し、減圧乾燥することによりグ
リシジルメタクリレートのホモポリマーを生成すること
ができる。
【0012】また、グリシジルメタクリレートとメチル
メタクリレートのコポリマーの合成例を以下に示す。キ
シレン−メチルエチルケトンの混液とベンゾイルパーオ
キサイドの1モル%とをフラスコに入れ80℃に加熱す
る。この中にグリシジルメタクリレート25モル%とメ
チルメタクリレート75モル%との混合物を3時間にわ
たって滴下する。そして滴下後2時間重合反応を続け
る。次にベンゾイルパーオキサイドの0.15モル%を
上記溶媒の10%溶液として仕込み、重合反応をさらに
5時間続ける。そして、冷却後、生成物をメチルエチル
ケトン中に入れ、この溶液を、激しく攪拌しているメタ
ノールの中に徐々に滴下する。次に、析出されたポリマ
ーを濾別し、減圧乾燥することによりコポリマーを生成
することができる。上記グリシジル基を含有するアクリ
ル系樹脂の具体例としては、三井東圧化学社製の商品
名:PD−6200、大日本インキ化学工業社製の商品
名:FINEDIC A−229−30等を挙げること
ができる。また、エポキシ系樹脂の具体例としては、東
都化成社製の商品名:YD−014等を挙げることがで
きる。
【0013】上記グリシジル基を含有する樹脂のエポキ
シ当量は300〜1000g/eqが好ましく、エポキ
シ当量が1000g/eqより多い場合はカルボキシル
基を含有する樹脂とグリシジル基を含有する樹脂との架
橋反応性が悪く、クリーニング部材表面上に堆積された
トナーがオフセットして転写紙の汚れが生じやすい。
又、300g/eq未満の場合は電子写真用トナーの溶
融粘度の著しい上昇により電子写真用トナーが十分に定
着されないでクリーニング部材で十分にクリーニングさ
れずオフセット現象が発生しやすい。上記エポキシ当量
はテトラエチル アンモニウム ブロマイド過塩素酸法
に基づいて測定した値である。
【0014】本発明の電子写真用トナーは、前記成分の
他に樹脂、着色剤、磁性体、特性改良剤を添加すること
が可能である。本発明の電子写真用トナーの結着樹脂と
しては前記樹脂の他にポリエチレン樹脂、エポキシ樹
脂、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタン樹
脂等の樹脂を配合してもよい。
【0015】着色剤としては、カーボンブラック、ニグ
ロシン染料、アニリンブルー、カルコオイルブルー、ク
ロムイエロー、ウルトラマリンブルー、デュポンオイル
レッド、キノリンイエロー、メチレンブルークロライ
ド、フタロシアニンブルー、マラカイトグリーンオクサ
レート、ランプブラック、ローズベンガル、これらの混
合物、その他を挙げることができる。これらの着色剤
は、十分な濃度の可視像が形成されるに十分な割合で含
有されることが必要であり、通常結着樹脂100重量部
に対して1〜20重量部程度の割合とされる。
【0016】磁性体としては、フェライト、マグネタイ
トを始めとする鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性を
示す金属若しくは合金又はこれらの元素を含む化合物、
或いは強磁性元素を含まないが適当な熱処理を施すこと
によって強磁性を示すようになる合金、例えばマンガン
−銅−アルミニウム、マンガン−銅−錫などのマンガン
と銅とを含むホイスラー合金と呼ばれる種類の合金、又
は二酸化クロム、その他を挙げることができる。これら
の磁性体は平均粒径0.1〜1ミクロンの微粉末の形で
結着樹脂中に均一に分散される。そしてその含有量は、
トナー100重量部当り20〜70重量部、好ましくは
40〜70重量部である。
【0017】特性改良剤としては、荷電制御剤、オフセ
ット防止剤、流動性改善用滑剤、その他がある。
【0018】本発明の電子写真用トナーは、フェライト
粉や鉄粉等より成るキャリアと混合されて二成分系現像
剤とされる。また磁性体が含有されるときはキャリアと
混合しないでそのまま一成分系現像剤として静電荷像の
現像に使用されるか、あるいはキャリアと混合されて二
成分系現像剤として使用してもよい。さらには非磁性一
成分の現像方法にも適用可能である。
【0019】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を説明する。な
お、実施例において部とは重量部を示す。 実施例1 上記原料を配合比に基づいてスーパーミキサーで混合
し、160℃で溶融混練後、粉砕分級して平均粒子径が
11μmの粒子を得た後、該粒子100部に対して疎水
性シリカ(日本アエロジル社製 商品名;R−972)
0.3部をヘンシェルミキサーによって該粒子の表面に
付着させ本発明の電子写真用トナーを得た。
【0020】実施例2 スチレン−アクリル酸ブチル−アクリル酸共重合体樹脂
100部を酸価13mgKOH/gのスチレン−アクリ
ル酸ブチル−アクリル酸共重合体樹脂100部に代えた
以外は実施例1と同様にして本発明の電子写真用トナー
を得た。 実施例3 スチレン−アクリル酸ブチル−アクリル酸共重合体樹脂
100部を酸価17mgKOH/gのスチレン−アクリ
ル酸ブチル−アクリル酸共重合体樹脂100部に代えた
以外は実施例1と同様にして本発明の電子写真用トナー
を得た。 実施例4 スチレン−アクリル酸ブチル−アクリル酸共重合体樹脂
100部を酸価20mgKOH/gのスチレン−アクリ
ル酸ブチル−アクリル酸共重合体樹脂100部に代えた
以外は実施例1と同様にして本発明の電子写真用トナー
を得た。
【0021】実施例5 スチレン−アクリル酸ブチル−アクリル酸共重合体樹脂
100部を酸価25mgKOH/gのスチレン−アクリ
ル酸ブチル−アクリル酸共重合体樹脂100部に代えた
以外は実施例1と同様にして本発明の電子写真用トナー
を得た。 実施例6 スチレン−アクリル酸ブチル−アクリル酸共重合体樹脂
100部を酸価30mgKOH/gのスチレン−アクリ
ル酸ブチル−アクリル酸共重合体樹脂100部に代えた
以外は実施例1と同様にして本発明の電子写真用トナー
を得た。 実施例7 スチレン−アクリル酸ブチル−アクリル酸共重合体樹脂
100部を酸価20mgKOH/gのポリエステル樹脂
100部に代えた以外は実施例1と同様にして本発明の
電子写真用トナーを得た。
【0022】実施例8 グリシジル基を含有するアクリル系樹脂を三井東圧化学
社製の商品名:PD−6200(エポキシ当量725g
/eq)10部に代えた以外は実施例4と同様にして本
発明の電子写真用トナーを得た。 実施例9 グリシジル基を含有するアクリル系樹脂を東都化成社製
のエポキシ樹脂 商品名:YD−014(エポキシ当量
950g/eq)10部に代えた以外は実施例4と同様
にして本発明の電子写真用トナーを得た。
【0023】比較例1 実施例4において、グリシジル基を含有するアクリル系
樹脂を使用しない以外は同様にして比較用の電子写真用
トナーを得た。 比較例2 スチレン−アクリル酸ブチル−アクリル酸共重合体樹脂
100部をスチレン−アクリル酸ブチル共重合体樹脂
(酸価0mgKOH/g)100部に代えた以外は実施
例1と同様にして比較用の電子写真用トナーを得た。 比較例3 スチレン−アクリル酸ブチル−アクリル酸共重合体樹脂
100部をポリエステル樹脂(酸価50mgKOH/
g)100部に代えた以外は実施例1と同様にして比較
用の電子写真用トナーを得た。
【0024】前記各電子写真用トナーの示差走査熱量計
による発熱中間点及び熱量は表1の通りである。なお、
比較例1及び2については発熱を示す山状部分がないた
め示差走査熱量計による発熱中間点が存在しなかった。
【0025】
【表1】
【0026】次に前記実施例及び比較例で得られた各電
子写真用トナー3部をノンコートフェライトキャリア
(パウダーテック社製 商品名;FL−1020)10
0部と混合して二成分系現像剤を作製した。そして、各
現像剤を使用し、シリコーンオイルを含浸させたクリー
ニングロールを用いてヒートロールをクリーニングする
定着装置が内蔵された市販の複写機(シャープ社製 商
品名:SF−9800)によりA4の原稿(黒色比率:
20%)を10000枚複写した。その結果、実施例1
〜9及び比較例1、2の電子写真用トナーの10000
枚複写後の画像にはオフセット現象は発生しなかった。
また、比較例3の電子写真用トナーでは約1000枚複
写後にクリーニングロールのクリーニング不良が生じて
オフセット現象が発生したため複写試験を中止し、実用
上問題を有することを確認した。次に上記10000枚
後の各現像剤を設置させた複写機を温度25℃及び湿度
50%RHの環境化に24時間放置した後、複写機の電
源を投入し、前記原稿を1枚複写した。その結果、比較
例1〜2の電子写真用トナーを用いて複写した画像には
オフセット現象が発生したが、実施例1〜9の電子写真
用トナーを用いて複写した画像には全くオフセット現象
が発生しなかった。
【0027】
【発明の効果】本発明の電子写真用トナーは、結着樹脂
の架橋反応による発熱中間点が140〜300℃の範囲
に有するトナーであるから、クリーニングロールにトナ
ーが付着した場合であってもヒートロールによる熱によ
ってクリーニングロール上のトナーが架橋して固化する
ため、クリーニングロールからヒートロールへトナーが
付着しない。したがって、複写機の電源投入時や転写紙
の紙詰まりによって一時的にヒートロールが停止した状
態からでもオフセット現象の問題が生じないで鮮明な画
像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電子写真用トナーを示差走査熱量計
により測定した測定結果を示した図の1例である。
【図2】 本発明の電子写真用トナーを示差走査熱量計
により測定した測定結果を示した図の別例である。
【図3】 従来の電子写真用トナーを示差走査熱量計に
より測定した測定結果を示した図の1例である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも結着樹脂と着色剤とを含有す
    る電子写真用トナーであって、示差走査熱量計による発
    熱中間点が140〜300℃の範囲に有することを特徴
    とする電子写真用トナー。
  2. 【請求項2】 発熱中間点における熱量が−0.5〜−
    20.0mJ/mgであることを特徴とする請求項1記
    載の電子写真用トナー。
  3. 【請求項3】 結着樹脂がカルボキシル基を含有する樹
    脂とグリシジル基を含有する樹脂とを含有することを特
    徴とする請求項1記載の電子写真用トナー。
JP35010997A 1997-12-03 1997-12-03 電子写真用トナー Pending JPH11167221A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004294737A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Seiko Epson Corp トナーおよびトナーの製造方法
JP2004294736A (ja) * 2003-03-26 2004-10-21 Seiko Epson Corp トナーおよびトナーの製造方法
JP2005031222A (ja) * 2003-07-09 2005-02-03 Fuji Xerox Co Ltd 静電荷像現像用トナー及びその製造方法並びに画像形成方法

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