JPH1116742A - 静止誘導電器 - Google Patents

静止誘導電器

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JPH1116742A
JPH1116742A JP16234997A JP16234997A JPH1116742A JP H1116742 A JPH1116742 A JP H1116742A JP 16234997 A JP16234997 A JP 16234997A JP 16234997 A JP16234997 A JP 16234997A JP H1116742 A JPH1116742 A JP H1116742A
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JP
Japan
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tank
cooling
iron core
fastener
pipe
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JP16234997A
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English (en)
Inventor
Noriyuki Hayashi
則行 林
Yasunori Ono
康則 大野
Yoshio Hamadate
良夫 浜館
Yoshihiro Nagao
吉広 長尾
Iwao Umene
梅根  巖
Toshimitsu Obata
俊光 小幡
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鉄心や巻線を冷却するために、送風機によって
変圧器タンク内と冷却器を循環する絶縁ガスで巻線から
の漏れ磁束により鉄心締付金具に発生する熱を効果的に
奪い、温度上昇を低減する。 【解決手段】上部あるいは下部の鉄心締付金具を内部に
空間を有する中空状の冷却路構造にし、冷却路を少なく
とも1ヶ所で上部あるいは下部配管と接続するととも
に、少なくとも1ヶ所でタンクの上部あるいは下部空間
と連通させる構成にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は静止誘導電器に係
り、特に、SF6ガスのような絶縁性ガスを絶縁および
冷却媒体として用いたガス絶縁変圧器に好適な鉄心締付
金具の冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、変圧器のような静止誘導電器は、
主として絶縁油を用いて絶縁および冷却を行う油絶縁式
のものが主流を占めている。しかし、油入電気機器の場
合、万一の事故発生に際し、油による火災等の生じる恐
れがある。特に、近年は、都市において設置場所の制約
からビル等の地下や市街地に変圧器等の変電設備を設置
することが多くなり、防災上の対策が重要課題となって
いる。
【0003】そこで、絶縁油の代わりに火災発生のおそ
れがなく、安全性の高い不燃性ガスを絶縁および冷却媒
体として用いるガス絶縁変圧器が採用される傾向にあ
り、さらに、大容量化や小型化の要求が強まっている。
ところが、絶縁ガスは、密度、比熱、熱伝導率などの冷
却に関する物性値が絶縁油に比べて小さく、冷却性能が
劣る欠点がある。それで、ガス絶縁変圧器は、鉄心や巻
線の内部に絶縁ガスを強制的に流し、冷却性能を高める
構造になっている。
【0004】このような冷却構造の変圧器の一例を図9
に示す。1は変圧器のタンクで、このタンク1内に鉄心
2及びこの鉄心2に巻回された巻線3から成る変圧器中
身が収納され、このタンク1内には絶縁ガス4が規定の
圧力で封入されている。また、タンク1内部には、でき
るだけ多量の絶縁ガス4が鉄心2および巻線3内を流れ
るように仕切板5が設置されており、タンク1内部を上
部空間6と下部空間7に分割している。8a,8b及び
9a,9bはそれぞれ上部及び下部鉄心締付金具であ
り、鉄心2をその両側から積層方向に締め付け、機械的
に保持している。10は冷却器であり、上部配管12を
介して上部空間6とつながっている。また、下部空間7
とは、送風機11を経由して下部配管13でつながって
いる。
【0005】絶縁ガス4の流れについてみると、送風機
11によって送り出された絶縁ガス4は矢印のように下
部配管13を通ってタンク下部空間7に流入し、その
後、鉄心2や巻線3内を通過してタンク上部空間6に至
る。タンクの下部空間7とタンク上部空間6は仕切板5
によって区切られているので、この時絶縁ガス4が巻線
3の外側を流れることはない。鉄心2あるいは巻線3内
を通過する際に、それらを冷却し、熱を奪って温度上昇
した絶縁ガス4は、タンクの上部空間6から上部配管1
2を経て冷却器10に送り込まれ、ここで冷却された
後、送風機11に吸い込まれる。そして、前記と同様に
再び送風機11によって下部配管13を通ってタンク下
部空間7に送り出されるという循環を繰り返す。このよ
うに鉄心2や巻線3は、送風機11による絶縁ガス4の
強制的な流れと接することによって冷却され、許容限度
以下に抑えられる。
【0006】ところが、鉄心締付金具8a,8b,9
a,9bは巻線3からの漏れ磁束が侵入すると、渦電流
による熱が発生するにも拘らず、その大部分は、送風機
11による絶縁ガス4の強制的な流れに接しておらず、
自然対流のみの冷却になっている。このため、鉄心締付
金具8a,8b,9a,9bの温度上昇が大きくなる問
題があった。また、変圧器の大容量化や小型化は、鉄心
締付金具8a,8b,9a,9bに侵入する漏れ磁束の
増大を招き、その結果、渦電流による発熱量も大きくな
るため、十分な冷却性能が得られず、実用上の支障とな
っていた。
【0007】これを解決するために、鉄心締付金具の冷
却性能を向上させる方法については特開平3−1297
11号公報に記載されている。その構造は前述の絶縁ガ
スによる巻線の冷却に加えて、内部に空間を有するよう
に中空状にした鉄心締付金具にポンプによって液状冷却
媒体を送り込み、鉄心締付金具を内部から冷却し、温度
上昇した液状冷却媒体をタンク外部の冷却器を通して循
環させるものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような構造にする
と、絶縁ガスに比べて冷却特性に優れた液状冷却媒体
で、しかも熱伝達率の大きい強制対流によって鉄心締付
金具は冷却されるため、冷却性能が向上し、鉄心締付金
具の温度上昇は低減できる。
【0009】しかしながら、絶縁ガスを循環させるため
の送風機と冷却器のほかに、液状冷却媒体を循環させる
ポンプと冷却器を含む配管系統を設ける必要があり、部
品点数が増加し、設置面積の拡大や製作費の上昇を招く
問題があった。また、液状冷却媒体が漏洩すると冷却性
能が大きく低下するため、機密を完全に保つ必要があっ
た。
【0010】本発明の目的は、鉄心や巻線を冷却するた
めに、送風機によって変圧器タンク内と冷却器を循環す
る絶縁ガスを用いて、巻線からの漏れ磁束により鉄心締
付金具に発生する熱を効果的に奪い、その温度上昇を小
さく抑え、信頼性の高い変圧器を提供することにある。
また、大容量化や小型化に対しても十分な冷却性能の得
られる静止誘導電器例えば変圧器を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の静止誘導電器
は、下部鉄心締付金具を内部に空間を有する中空状の流
路構造にし、その流路を少なくとも1ヶ所で下部配管と
接続するとともに、少なくとも1ヶ所でタンク下部空間
と連通させ、かつ、あるいは、または、上部鉄心締付金
具を内部に空間を有する中空状の流路構造にし、その流
路を少なくとも1ヶ所で上部配管と接続するとともに、
少なくとも1ヶ所で上部空間と連通させることにより達
成される。
【0012】即ち、このような構造では、送風機によっ
て送り出された絶縁ガスが下部配管からタンク下部空間
に流入する前に、必ずその一部が下部鉄心締付金具の内
部に設けられた流路を流れるため、下部鉄心締付金具は
絶縁ガスの強制対流によって熱を奪われ、冷却される。
あるいは、タンク上部空間から上部配管に流出する絶縁
ガスは、上部配管に至る前に、少なくともその一部が上
部鉄心締付金具の内部に設けられた流路を流れ、上部鉄
心締付金具は絶縁ガスの強制対流によって冷却される。
【0013】一般に、強制対流熱伝達率は自然対流熱伝
達率に比べて一桁程度大きな値になるので、冷却性能が
向上し、巻線からの漏れ磁束により鉄心締付金具に発生
する熱を効果的に奪い、その温度上昇を低減することが
できるので、変圧器の信頼性を高めることが可能にな
る。また、変圧器の大容量化や小型化に対しても十分な
冷却性能が得られる。
【0014】更に、強制対流冷却では、絶縁ガスの流速
を制御することによって、熱伝達率を変えることができ
るので、鉄心締付金具の発熱量に応じて、構造、寸法を
決定することが可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を単相の
センタコアタイプの変圧器を例にとり、図1〜図4によ
り説明する。図1は本発明の一実施例の縦断面図であ
り、図3、図4はそれぞれ図1のAA断面およびBB断
面である。
【0016】1は変圧器タンクで、このタンク1内に鉄
心2およびこの鉄心2に巻回された巻線3から成る変圧
器中身を収納し、さらに、このタンク1内には絶縁ガス
4が規定の圧力で封入してある。また、タンク1内部に
は、できるだけ多量の絶縁ガス4が鉄心2および巻線3
内を流れるように仕切板5が設置されており、タンク1
内部の上部空間6と下部空間7が連通しないように区切
られている。8a,8bおよび9a,9bはそれぞれ上
部、下部鉄心締付金具であり、鉄心2をその両側から積
層方向に締め付け、鉄心2が起立できるように保持して
いる。
【0017】上部、下部鉄心締付金具8a,8b,9
a,9bは内部に空間を有する矩形断面で、中空箱状の
冷却路14a,14b,15a,15bを形成する構造
になっている。即ち両鉄心締付金具は鉄心の両端部であ
って端部の左右側面に沿って紙面表面側から裏面側に配
置され、鉄心締付金具内に形成された冷却路は図2ない
し図4のように表面側から裏面側に貫通し、途中に出入
口を形成し、出入口から冷却路の両端部までの冷却路は
直線形状である。
【0018】10は冷却器であり、図2のようにタンク
1の外部に設けられている。冷却器10はタンク1の外
部に設置された送風機11を経由して下部配管13で下
部鉄心締付金具9a,9bに設けた冷却路15a,15
bとその4ヶ所の端部で接続されている。また、下部鉄
心締付金具9a,9bに設けられた冷却路15a,15
bはその中央部にあけられた開口部17a,17bを介
してタンクの下部空間7と連通している。更に、冷却器
10は上部配管12を経て上部締付金具8a,8bに設
けた冷却路14a,14bともその4ヶ所の端部で接続
されている。上部鉄心締付金具8a,8bに設けられた
冷却路14a,14bはその中央部にあけられた開口部
16a,16bでタンクの上部空間6と連通している。
【0019】次に、本実施例の冷却作用について説明す
る。
【0020】絶縁ガス4の流れについてみると、送風機
11によって送り出された絶縁ガス4は下部配管13を
通って下部鉄心締付金具9a,9bの4ヶ所の端部から
その内部に設けられた冷却路15a,15bに流入す
る。冷却路15a,15b内を端部から中央部に進む間
に、絶縁ガス4は下部鉄心締付金具9a,9bを強制対
流冷却し、その後、中央部にあけられた開口部17a,
17bからタンクの下部空間7に向けて流れ出す。タン
クの下部空間7に広がった絶縁ガス4は方向を上向きに
変え、鉄心2と巻線3内に作られた冷却流路2Y,3Y
を通過してタンクの上部空間6に至る。タンクの下部空
間7とタンクの上部空間6は仕切板5によって連通して
いないので、絶縁ガス4が巻線3の外側を流れることは
ない。このため、鉄心2や巻線3の冷却は効率よく行わ
れる。
【0021】タンクの上部空間6からは、下部と反対
に、上部締付金具8a,8bの中央部に設けられた開口
部16a,16bからその内部に形成された冷却路14
a,14bに絶縁ガス4は流れ込み、冷却路14a,1
4bを通って上部配管12を経て冷却器10に送り込ま
れる。絶縁ガス4は、上部鉄心締付金具8a,8bの冷
却路14a,14bを流れるときにも、上部鉄心締付金
具8a,8bに発生する熱を強制対流によって内部から
奪い、冷却する。鉄心2、巻線3および上部、下部鉄心
締付金具8a,8b,9a,9bを冷却し、温度上昇し
た絶縁ガス4は、冷却器10で冷却された後、送風機1
1に吸い込まれる。そして、前記と同様に送風機11に
よって再び送り出されるという循環を繰り返す。
【0022】これにより、上部、下部鉄心締付金具8
a,8b,9a,9bは、鉄心2および巻線3を冷却す
る絶縁ガス4を用いて、自然対流より熱伝達率が一桁程
度大きい強制対流により冷却されるので、鉄心2と巻線
3が効率よく冷却されるのは勿論のこと、巻線3からの
漏れ磁束により上部、下部鉄心締付金具8a,8b,9
a,9bに発生する熱が効果的に奪われることになり、
その温度上昇を小さく抑えることができるため、信頼性
の高い変圧器の製作が可能になる。また、変圧器の大容
量化や小型化に伴い、上部、下部鉄心締付金具8a,8
b,9a,9bに生じる渦電流による発熱量が増大して
も、十分な冷却性能が得られることになる。
【0023】更に、鉄心締付金具内に形成した冷却路は
絶縁ガスが入口から出口まで直線状に流れる形状である
から、従来の局部加熱が生じる冷却路と異なり、絶縁ガ
スは冷却路のどの個所でも流速及び流量が均等になり、
発生熱を分散することが出来る。この結果、局部加熱が
生じないだけ絶縁ガス4の温度による劣化を遅れるの
で、絶縁ガス4の寿命を従来の絶縁ガスより長く出来る
ようになった。又鉄心締付金具付近の部品も熱による破
損をしにくくなった。
【0024】ところで、巻線3からの漏れ磁束の侵入で
鉄心締付金具8a,8b,9a,9bに引き起こされる
渦電流による発熱量は、巻線3との位置関係や、形状、
寸法などによって異なるため、上部鉄心締付金具8a,
8bの発熱量と下部鉄心締付金具9a,9bの発熱量は
当然違ってくる。どちらか一方の鉄心締付金具の冷却性
能が従来の構造、即ち、鉄心締付金具の大半が自然対流
だけで冷却されることで達成できる場合には、他方の鉄
心締付金具にだけ本発明の構造を適用すればよいことは
言うまでもない。
【0025】強制対流冷却では、絶縁ガス4の流速を変
えることによって熱伝達率を制御できる。このため、絶
縁ガス4を全量、鉄心締付金具8a,8b,9a,9b
の流路14a,14b,15a,15bに流すと、冷却
性能に余裕が生まれる時には、上部配管12と上部空間
6、下部配管13と下部空間7を直接結ぶバイパスを設
け、鉄心締付金具8a,8b,9a,9bの冷却路14
a,14b,15a,15bには冷却に必要なだけの流
量を流し、残りをバイパスに流してもよい。
【0026】バイパスの具体的な構造としては、上部配
管12あるいは下部配管13の側面に穴をあけ、それぞ
れ、上部空間6あるいは下部空間7と直接連通させるほ
かに、図5に示すような方法も考えられる。上部、下部
とも同じ構造が適用できるので、上部についてのみ説明
する。ただし、絶縁ガス4の流れ方向は上部と下部では
逆になる。
【0027】上部配管12は上部鉄心締付金具8a,8
bの冷却路14a,14bとすき間を介して連通してお
り、すき間はタンク上部空間6に通じている。そして、
上部配管12は上部鉄心締付金具8a,8bの冷却路1
4a,14bより大きな寸法になっている。冷却器10
に送り出される絶縁ガス4はタンク上部空間6から、上
部鉄心締付金具8a,8bの冷却に必要な量は冷却路1
4a,14bに流入し、残りは、すき間を通って直接、
上部配管12に流れ出す。
【0028】このようにすることにより、上部鉄心締付
金具8a,8bの冷却性能を維持しながら、圧力損失を
小さくすることができる。冷却路14a,14bに流れ
込む流量とすき間からタンク上部配管12に流れ出す流
量の調整は、すき間の間隔や上部配管12と流路14
a,14bの大きさの違いで行うことができる。それ
で、上部配管12と上部鉄心締付金具8a,8bの冷却
路14a,14bを同じ寸法にしても差し支えない。以
上に述べたようにタンク1に固定された上部配管12と
冷却路14a,14bとは離れて配置されている。
【0029】この理由は、タンク1内に変圧器中身を配
置する場合を説明する。まずタンク1はフランジ1Xを
介して上部タンクY1及び下部タンクY2とに分割され
ており、下部タンクY2に変圧器中身を配置する。この
場合、変圧器中身には冷却路14a,14bを取り付け
た状態にある。上部配管12を取り付けた上部タンクY
1をクレーンで吊り上げ、クレーンを降下しながら上部
タンクY1は変圧器中身を被うように下部タンクY2の
フランジ1Xに当接するが、上部配管12と冷却路14
a,14bとは離れて配置されているので、上部配管1
2と冷却路14a,14bとは衝突することなく破損を
防止出来る。
【0030】このため、上部タンクY1を下部タンクY
2に降下する作業で作業員が上部配管12と冷却路14
a,14bとは衝突する恐れがないから、神経質になる
こと無く、降下作業がやりやすくなり、作業能率が著し
く向上した。その後当接した上部タンクY1と下部タン
クY2との間に機密シールを介してボルト,ナットによ
り締め付けて一体化する。上部配管12もフランジ12
Xを介して分割しているので、上部タンクY1と下部タ
ンクY2とが一体にした後、上部配管12もタンクと同
様に一体化する。
【0031】又上部タンクY1に上部配管12を取り付
けてない場合は、図6のように上部配管12の直径を冷
却路14a,14bの直径より大きくして、下部タンク
Y2に当接した上部タンクY1より上部配管12を冷却
路14a,14bに差し込みと寸法調整とを容易にして
いる。更に前述とは逆に冷却路14a,14bの直径を
上部配管12の直径を大きくしておけば、上部タンクY
1に上部配管12を差し込む差し込み穴は小さくて良
く、差し込み穴を形成する作業時間を短縮できる利点が
ある。前述は上部配管12についてのべたが、下部配管
13についても同じように実施することが出来ることは
勿論である。尚、図5,図6は前述のガス絶縁変圧器に
限らず一般の変圧器にも適用できることは勿論である。
この場合、鉄心締付金具は本発明のそれに限らず、一般
の鉄心締付金具を使用しても良い。
【0032】図7、8は本発明の他の実施例である。上
部も下部も同じ構成にできるので、下部についてのみ説
明する。ただし、絶縁ガス4の流れ方向は上部と下部と
では逆になる。
【0033】図7は、下部鉄心締付金具9a,9bの一
方の端部2ヶ所で下部配管13と下部鉄心締付金具9
a,9bの内部に形成された冷却路15a,15bを接
続し、他の端部2ヶ所で冷却路15a,15bと対応す
る他端部の冷却路でタンクの下部空間7に連通させた例
である。送風機11によって送り出された絶縁ガス4は
下部配管13を経て冷却路15a,15bに流入し、冷
却路15a,15bを通過しながら鉄心締付金具9a,
9bを強制対流冷却した後、タンクの下部空間7に流出
する。
【0034】この場合、下部配管13から2本の冷却路
15a,15bに絶縁ガス4を流しているので、図3,
図4に比べて流速が速く、又流量が多く冷却効率が良
い。
【0035】図7は、下部鉄心締付金具9a,9bの中
央部2ヶ所で下部配管13と下部鉄心締付金具9a,9
bの内部に設けられた冷却路15a,15bを接続し、
下部鉄心締付金具9a,9bの端部4ヶ所で冷却路15
a,15bとタンク下部空間7を連通させる構造であ
る。絶縁ガス4は、送風機11から下部配管13を経由
して、中央部から冷却路15a,15bに流れ込み、冷
却路15a,15bを流れる間に、鉄心締付金具9a,
9bから熱を奪い、タンク下部空間7に流れ出す。
【0036】図7、8に示した実施例においても、鉄心
2および巻線3を冷却する絶縁ガス4を用いて鉄心締付
金具8a,8b,9a,9bは強制対流冷却されるの
で、図1〜図4で説明したのと同様の作用、効果が得ら
れる。
【0037】以上の説明では単相のセンタコアタイプの
変圧器を例にとり説明したが、三相三脚、三相五脚、単
相二脚など他の構造の変圧器、リアクトルにも同様に本
発明を適用できる。また、ガス絶縁変圧器について説明
してきたが、本発明は、鉄心締付金具の発熱量の多い油
入変圧器など液体の絶縁冷却媒体を用いた変圧器に適用
しても効果がある。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
鉄心を締め付ける上部あるいは下部の鉄心締付金具を中
空状の流路構造にし、流路を少なくとも1ヶ所でそれぞ
れ上部、下部配管と接続するとともに、少なくとも1ヶ
所でそれぞれタンクの上部、下部空間と連通させる構成
とし、鉄心や巻線を冷却するために、送風機によって変
圧器タンク内と冷却器を循環する絶縁ガスの少なくとも
一部が上部あるいは下部の鉄心締付金具の内部に形成さ
れた流路を流れるようにしたので、鉄心締付金具は絶縁
ガスにより内部から強制対流冷却される。その結果、鉄
心締付金具の冷却性能は向上し、温度上昇を低減するこ
とができるので、信頼性の高い変圧器の製作が可能にな
る。また、変圧器の大容量化や小型化に対しても十分な
冷却性能を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として示した変圧器の縦断面
図。
【図2】図1の外観を示す概略説明図。
【図3】図1のAA線からの断面図。
【図4】図1のBB線からの断面図。
【図5】図1の配管と鉄心締付金具付近の断面図。
【図6】他の実施例として示した配管と鉄心締付金具付
近の断面図。
【図7】本発明の他の実施例として示した配管と鉄心締
付金具付近の断面図。
【図8】本発明の他の実施例として示した配管と鉄心締
付金具付近の断面図。
【図9】従来の変圧器の縦断面図。
【符号の説明】
1…タンク、2…鉄心、3…巻線、4…絶縁ガス、5…
仕切板、6…タンク上部空間、7…タンク下部空間、8
a,8b…上部鉄心締付金具、9a,9b…下部鉄心締
付金具、10…冷却器、11…送風機、12…上部配
管、13…下部配管、14a,14b,15a,15b
…冷却路、16a,16b,17a,17b…開口部。
フロントページの続き (72)発明者 長尾 吉広 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 梅根 巖 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内 (72)発明者 小幡 俊光 茨城県日立市国分町一丁目1番1号 株式 会社日立製作所国分工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻線を装着した鉄心の端部側面を締付金
    具で締め付けた電器中身を絶縁冷媒と共にタンクに収納
    し、タンク外側に配置された冷却器とタンクとの間を配
    管で連通し、冷却器とタンクとの間に絶縁冷媒を循環さ
    せるものにおいて、巻線とタンクとの間に仕切板を設け
    て区画した上部空間及び下部空間と、上記締付金具内部
    に形成した冷却路とを備え、配管からの絶縁冷媒を冷却
    路に流通して冷却路の一部に設けた出入口より巻線及び
    鉄心を介して上記冷却器に循環冷却させることを特徴と
    する静止誘導電器。
  2. 【請求項2】 上記締付金具内部に形成した冷却路は入
    口から出口まで絶縁冷媒が直線状に流通する形状を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の静止誘導電器。
  3. 【請求項3】 上記下部締付金具の冷却路口から冷却路
    及び出入口を介して下部空間より巻線及び鉄心に流した
    絶縁冷媒を、上部締付金具の冷却路口から冷却路及び出
    入口より上部空間を介して配管及び冷却路に循環するこ
    とを特徴とする請求項1記載の静止誘導電器。
  4. 【請求項4】 巻線を装着した鉄心の端部側面を締付金
    具で締め付けた電器中身を絶縁冷媒と共にタンクに収納
    し、タンク外側に配置された冷却器とタンクとの間を配
    管で連通し、冷却器とタンクとの間に絶縁冷媒を循環さ
    せるものにおいて、上記締付金具に冷却路を形成し、配
    管からの絶縁冷媒を締付金具及び冷却路に流通してその
    一部に設けた出入口より巻線及び鉄心を介して上記冷却
    器に循環し、上部締付金具冷却路口とタンクに支持され
    た配管とは間隙を介して対応配置していることを特徴と
    する静止誘導電器。
  5. 【請求項5】 上部締付金具の冷却路口とタンクに固定
    された配管とは間隙を介して対応配置すると共に、冷却
    路口と配管とのいずれか一方の直径が他方の直径より大
    きいことを特徴とする請求項4記載の静止誘導電器。
  6. 【請求項6】 上部締付金具の冷却路口とタンクに支持
    された配管とは間隙を介して対応配置すると共に、冷却
    路口と配管とのいずれか一方の直径が他方の直径より大
    きく、直径の大き方が間隙を介して直径の小さい方にラ
    ップしていることを特徴とする請求項4記載の静止誘導
    電器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012094868A (ja) * 2010-10-22 2012-05-17 Tai-Her Yang 電機
JP2021034688A (ja) * 2019-08-29 2021-03-01 東芝産業機器システム株式会社 静止誘導機器
JP2021197377A (ja) * 2020-06-09 2021-12-27 日新電機株式会社 油入機器の冷却構造

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