JPH11167976A - 電気炉の電力制御方法およびその装置 - Google Patents
電気炉の電力制御方法およびその装置Info
- Publication number
- JPH11167976A JPH11167976A JP33549897A JP33549897A JPH11167976A JP H11167976 A JPH11167976 A JP H11167976A JP 33549897 A JP33549897 A JP 33549897A JP 33549897 A JP33549897 A JP 33549897A JP H11167976 A JPH11167976 A JP H11167976A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cycle
- energization
- cycles
- resistance heating
- heating element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Control Of Resistance Heating (AREA)
- Control Of Electrical Variables (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 電気炉設備へ供給する電力をサイクル制御す
る方法、およびこの方法を実施する装置を提供する。 【解決手段】 交流電源の同相に並列接続された定格発
熱量RPh を有する総数Hの抵抗発熱体Rh (h=1〜
H)に対してそれぞれ希望発熱率Sh を実現するよう
に、基本制御周期に相当するサイクル数N中の各サイク
ル位置Iで各抵抗発熱体Rh の通電・非通電を決定して
電力をサイクル制御する方法にあって、サイクル位置I
で1からn番目までの抵抗発熱体により消費される電力
を積算した積算電力TA(I, n)の電力レベルが、抵抗発
熱体1から始めて抵抗発熱体Hまで逐次積算する都度、
サイクル数Nにわたりできる限り一様になるように、各
抵抗発熱体Rh の通電・非通電を各基本制御周期で決定
し、次の基本制御周期でこの決定に従って全ての抵抗発
熱体の通電・非通電を実行する。
る方法、およびこの方法を実施する装置を提供する。 【解決手段】 交流電源の同相に並列接続された定格発
熱量RPh を有する総数Hの抵抗発熱体Rh (h=1〜
H)に対してそれぞれ希望発熱率Sh を実現するよう
に、基本制御周期に相当するサイクル数N中の各サイク
ル位置Iで各抵抗発熱体Rh の通電・非通電を決定して
電力をサイクル制御する方法にあって、サイクル位置I
で1からn番目までの抵抗発熱体により消費される電力
を積算した積算電力TA(I, n)の電力レベルが、抵抗発
熱体1から始めて抵抗発熱体Hまで逐次積算する都度、
サイクル数Nにわたりできる限り一様になるように、各
抵抗発熱体Rh の通電・非通電を各基本制御周期で決定
し、次の基本制御周期でこの決定に従って全ての抵抗発
熱体の通電・非通電を実行する。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一つまたはそれ
以上の電気炉内にある複数の抵抗発熱体が電源の同相に
並列に接続されている場合の電気炉設備の電力を制御す
る方法およびこの方法を実施する装置に関する。
以上の電気炉内にある複数の抵抗発熱体が電源の同相に
並列に接続されている場合の電気炉設備の電力を制御す
る方法およびこの方法を実施する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、上記のような電気炉で発
生する熱量は、電源から半導体スイッチング素子を介し
て抵抗発熱体に供給される電力の値に応じて調整され
る。その場合、供給電力は半導体スイッチング素子の導
通・非導通の割合に応じて定まる。この半導体スイッチ
ング素子としては通常サイリスタが使用されている。サ
イリスタの制御には、通電位相角を制御する位相制御法
と、電源の1サイクル毎に通電・非通電を行うサイクル
制御法の二種がある。前者の方法では、通電位相角を可
変して発熱量を調節するので、微細な発熱調整をするの
適している。しかし、抵抗発熱体に加わる電圧が相当大
きい位相角でスイッチング素子の導通と遮断が行われる
ことが多いため、電源線路に対して望ましくない高い周
波数の擾乱電圧やそれに伴う擾乱電流を発生したり、電
気炉や電源線路の周囲にある電子機器に対して望ましく
ない擾乱電波を発生する。後者の方法では、スイッチン
グ素子の導通および遮断が電源電位の零クロス点で行わ
れるため、発生する外乱要因の作用は極めて弱く、周囲
の電子機器に対して望ましい。しかしながら、発熱量を
微細に調整するには、前者の位相制御法に比べて、後者
のサイクル制御法は制御出力が離散的であるため簡単で
はない。
生する熱量は、電源から半導体スイッチング素子を介し
て抵抗発熱体に供給される電力の値に応じて調整され
る。その場合、供給電力は半導体スイッチング素子の導
通・非導通の割合に応じて定まる。この半導体スイッチ
ング素子としては通常サイリスタが使用されている。サ
イリスタの制御には、通電位相角を制御する位相制御法
と、電源の1サイクル毎に通電・非通電を行うサイクル
制御法の二種がある。前者の方法では、通電位相角を可
変して発熱量を調節するので、微細な発熱調整をするの
適している。しかし、抵抗発熱体に加わる電圧が相当大
きい位相角でスイッチング素子の導通と遮断が行われる
ことが多いため、電源線路に対して望ましくない高い周
波数の擾乱電圧やそれに伴う擾乱電流を発生したり、電
気炉や電源線路の周囲にある電子機器に対して望ましく
ない擾乱電波を発生する。後者の方法では、スイッチン
グ素子の導通および遮断が電源電位の零クロス点で行わ
れるため、発生する外乱要因の作用は極めて弱く、周囲
の電子機器に対して望ましい。しかしながら、発熱量を
微細に調整するには、前者の位相制御法に比べて、後者
のサイクル制御法は制御出力が離散的であるため簡単で
はない。
【0003】このような観点から、本出願人は外乱の発
生を少なくできるサイクル制御法に基づき電気炉の電力
を制御することを特開昭63−44214号公報に提示
した。この場合、商用電源の電圧が正と負となる互いに
隣接した半波の一対を一サイクルとして、抵抗発熱体に
通電するサイクルと非通電するサイクルが時間軸にわた
って見てできる限り均等に配分される状態で電気炉の発
熱量を制御することを提案した。
生を少なくできるサイクル制御法に基づき電気炉の電力
を制御することを特開昭63−44214号公報に提示
した。この場合、商用電源の電圧が正と負となる互いに
隣接した半波の一対を一サイクルとして、抵抗発熱体に
通電するサイクルと非通電するサイクルが時間軸にわた
って見てできる限り均等に配分される状態で電気炉の発
熱量を制御することを提案した。
【0004】大型の電気炉では多数の抵抗発熱体が使用
され、これ等の抵抗発熱体が3相のうちの各三つの単相
の間にほぼ均等な負荷分布となるように配分して接続さ
れている。そのため、通常各相には2個あるいはそれ以
上の個数の抵抗発熱体が互いに並列に接続されている。
このような抵抗発熱体へ全く無関係に均等に配分された
導通サイクルで通電するだけでは、共通の入力電源から
見て、できる限り均等な電流強度の通電が必ずしも達成
できない。何故なら、例えば二つの抵抗発熱体への通電
出力レートが 50 %である、つまり1サイクルの間、電
圧が印加され、それに続く次のサイクルの間には電圧が
印加されない繰り返しが継続する場合には、印加電圧の
波形が同一、つまり両方の発熱体に同じ位相の同じ波形
の電圧が印加する場合と、両者への印加電圧が互いに一
サイクルずれて通電される場合がある。前者の場合、共
通の電源から見て、共通電源に流れる電流は単一負荷の
場合の電流の二倍が最初のサイクルに流れ、次のサイク
ルには電流が流れない(この場合、説明を容易にするた
め回路のインダクタンス成分がないと仮定し、印加電圧
に対して発生する電流の遅れがないとする)。これに反
して、後者の場合には単一負荷に流れる電流が全てのサ
イクルにわたり連続して流れる。それ故、同じ消費電力
であっても、通電サイクルの相互位相位置を適切に選択
すれば、通電時の不平衡を防止できる。
され、これ等の抵抗発熱体が3相のうちの各三つの単相
の間にほぼ均等な負荷分布となるように配分して接続さ
れている。そのため、通常各相には2個あるいはそれ以
上の個数の抵抗発熱体が互いに並列に接続されている。
このような抵抗発熱体へ全く無関係に均等に配分された
導通サイクルで通電するだけでは、共通の入力電源から
見て、できる限り均等な電流強度の通電が必ずしも達成
できない。何故なら、例えば二つの抵抗発熱体への通電
出力レートが 50 %である、つまり1サイクルの間、電
圧が印加され、それに続く次のサイクルの間には電圧が
印加されない繰り返しが継続する場合には、印加電圧の
波形が同一、つまり両方の発熱体に同じ位相の同じ波形
の電圧が印加する場合と、両者への印加電圧が互いに一
サイクルずれて通電される場合がある。前者の場合、共
通の電源から見て、共通電源に流れる電流は単一負荷の
場合の電流の二倍が最初のサイクルに流れ、次のサイク
ルには電流が流れない(この場合、説明を容易にするた
め回路のインダクタンス成分がないと仮定し、印加電圧
に対して発生する電流の遅れがないとする)。これに反
して、後者の場合には単一負荷に流れる電流が全てのサ
イクルにわたり連続して流れる。それ故、同じ消費電力
であっても、通電サイクルの相互位相位置を適切に選択
すれば、通電時の不平衡を防止できる。
【0005】このように共通電源から見て等しく配分さ
れた負荷電流が流れると、当該線路を流れる電流のアン
バランスを防止でき、負荷電力の力率の改善できる。こ
のような観点から、本出願人は効率の良い電力制御方法
およびこの方法を実施するのに有利な装置を特願平9−
92254号明細書で提案した。
れた負荷電流が流れると、当該線路を流れる電流のアン
バランスを防止でき、負荷電力の力率の改善できる。こ
のような観点から、本出願人は効率の良い電力制御方法
およびこの方法を実施するのに有利な装置を特願平9−
92254号明細書で提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明の課題は、上
記の方法とは異なる技術思想に基づき、同相に接続され
た複数の負荷に通電する場合、共通の電源から見てでき
る限り均等な電流が流れ、同時に個別の抵抗発熱体へ通
電するサイクルと通電しないサイクルが時間軸にわたっ
て見て一様となるように、個々の負荷に流れる電流を制
御して、この共通電源に対する力率を改善できる、電気
炉設備へ供給する電力をサイクル制御する方法、および
この方法を実施する装置を提供することにある。
記の方法とは異なる技術思想に基づき、同相に接続され
た複数の負荷に通電する場合、共通の電源から見てでき
る限り均等な電流が流れ、同時に個別の抵抗発熱体へ通
電するサイクルと通電しないサイクルが時間軸にわたっ
て見て一様となるように、個々の負荷に流れる電流を制
御して、この共通電源に対する力率を改善できる、電気
炉設備へ供給する電力をサイクル制御する方法、および
この方法を実施する装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、この発明
により、交流電源の同相に並列接続された定格発熱量R
Ph を有する総数Hの抵抗発熱体Rh (h=1〜H)に
対してそれぞれ希望発熱率Sh を実現するように、基本
制御周期に相当するサイクル数N中の各サイクル位置I
で各抵抗発熱体Rh の通電・非通電を決定して電力をサ
イクル制御する方法にあって、サイクル位置Iで1から
n番目までの抵抗発熱体により消費される電力を積算し
た積算電力TA(I, n)の電力レベルが、抵抗発熱体1か
ら始めて抵抗発熱体Hまで逐次積算する都度、サイクル
数Nにわたりできる限り一様になるように、各抵抗発熱
体Rh の通電・非通電を各基本制御周期で決定し、次の
基本制御周期でこの決定に従って全ての抵抗発熱体の通
電・非通電を実行することによって解決されている。
により、交流電源の同相に並列接続された定格発熱量R
Ph を有する総数Hの抵抗発熱体Rh (h=1〜H)に
対してそれぞれ希望発熱率Sh を実現するように、基本
制御周期に相当するサイクル数N中の各サイクル位置I
で各抵抗発熱体Rh の通電・非通電を決定して電力をサ
イクル制御する方法にあって、サイクル位置Iで1から
n番目までの抵抗発熱体により消費される電力を積算し
た積算電力TA(I, n)の電力レベルが、抵抗発熱体1か
ら始めて抵抗発熱体Hまで逐次積算する都度、サイクル
数Nにわたりできる限り一様になるように、各抵抗発熱
体Rh の通電・非通電を各基本制御周期で決定し、次の
基本制御周期でこの決定に従って全ての抵抗発熱体の通
電・非通電を実行することによって解決されている。
【0008】更に、上記の課題は、この発明により、交
流電源の同相に並列にスイッチング・ユニットSWh を
介して抵抗発熱体Rh を接続し、加熱目的物に対応した
感熱素子TCh と、感熱素子TCh の温度検出信号と、
加熱目的物の目標温度とからPID演算により抵抗発熱
体Rh の希望発熱量信号を形成する温度調節器TRhと
を備えた電気炉設備で、温度調整器TRh から供給され
る希望発熱量信号に応じてスイッチング・ユニットSW
h の通電・非通電を決定するトリガ信号を出力する共通
制御装置CTRにあって、前記共通制御装置CTRが、
電源の正・負の零クロス点t+,t- を指定するトリガ信
号を発生する零クロス点発生回路ZC,温度調整器TR
h の希望発熱量信号を受入れ、デジタル信号として出力
するアナログ・デジタル変換器A/D,記憶器ROM,
RAM,インターフェース,割込管理ユニットおよび中
央演算処理部を含むマイクロプロセッサ・ユニットMP
およびこのマイクロプロセッサ・ユニットからの出力制
御信号を電気絶縁して一定幅のパルス信号にして各スイ
ッチング・ユニットSWh へ個々に開閉制御信号を出力
する個別絶縁回路ISOで構成されていて、前記マイク
ロプロセッサ・ユニットMPの記憶器ROMには上記の
方法により各抵抗発熱体の通電・非通電を決定するプロ
グラムおよび零クロス点の割込信号に応じて、各スイッ
チング・ユニットSWh へ開閉制御信号を送信するプロ
グラムが格納されていることによって解決されている。
流電源の同相に並列にスイッチング・ユニットSWh を
介して抵抗発熱体Rh を接続し、加熱目的物に対応した
感熱素子TCh と、感熱素子TCh の温度検出信号と、
加熱目的物の目標温度とからPID演算により抵抗発熱
体Rh の希望発熱量信号を形成する温度調節器TRhと
を備えた電気炉設備で、温度調整器TRh から供給され
る希望発熱量信号に応じてスイッチング・ユニットSW
h の通電・非通電を決定するトリガ信号を出力する共通
制御装置CTRにあって、前記共通制御装置CTRが、
電源の正・負の零クロス点t+,t- を指定するトリガ信
号を発生する零クロス点発生回路ZC,温度調整器TR
h の希望発熱量信号を受入れ、デジタル信号として出力
するアナログ・デジタル変換器A/D,記憶器ROM,
RAM,インターフェース,割込管理ユニットおよび中
央演算処理部を含むマイクロプロセッサ・ユニットMP
およびこのマイクロプロセッサ・ユニットからの出力制
御信号を電気絶縁して一定幅のパルス信号にして各スイ
ッチング・ユニットSWh へ個々に開閉制御信号を出力
する個別絶縁回路ISOで構成されていて、前記マイク
ロプロセッサ・ユニットMPの記憶器ROMには上記の
方法により各抵抗発熱体の通電・非通電を決定するプロ
グラムおよび零クロス点の割込信号に応じて、各スイッ
チング・ユニットSWh へ開閉制御信号を送信するプロ
グラムが格納されていることによって解決されている。
【0009】この発明による他の有利な構成は、特許請
求の範囲の従属請求項に記載されている。
求の範囲の従属請求項に記載されている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して好適実施例
に基づきこの発明をより詳しく説明する。図1には、こ
の発明による電気炉設備の配置が示してある。この電気
炉設備は、例えば熱処理すべき品物を抵抗発熱体R1 〜
R4 から成る一定に調整された種々の温度の電気炉F1
〜F4 の中を通すためのものである。このような電気炉
は三相電源の各相R,S,Tの間に適当に配分されてい
る。図1の場合では、ST相の間に電気炉F1 〜F4 中
の抵抗発熱体R1 〜R4 が並列に接続されている。これ
等の抵抗発熱体R1 〜R4 には対応するスイッチング・
ユニットSW1 〜SW4 を介してST相から電力が導入
される。各電気炉F1 〜F4 内の温度は感熱素子TC1
〜TC4 により検出され、検出された温度信号はそれぞ
れ対応する温度調節器TR1 〜TR4 に導入され、その
中に保管されている他のパラメータ、例えば目標温度、
温度勾配、持続時間等および実測された温度信号から、
プログラムされている計算式に基づき計算された設定温
度を与えるため温度制御信号を発生し、この温度制御信
号をそれぞれ導線LS1 〜LS4 を介して一つの共通の
制御装置CTRに送る。この発明によれば、この共通の
制御装置CTRは、後で詳しく説明するように、受け取
った温度制御信号に基づき各負荷R1 〜R4 の通電・非
通電を適当なサイクル位置で行うため、導線LC1 〜L
C4 を介して対応するスイッチング・ユニットSW1 〜
SW4 に対してそれぞれ一つの開閉制御信号を送る。各
負荷回路には、通常変圧器がスイッチング・ユニットS
W1 〜SW 4 の前または後に設けてあるが、この発明に
直接関係がないのでそれ等は省略し、ただ電圧と電流を
検知する電圧計(所謂PT)V1 〜V4 と電流計(所謂
CT)A1 〜A4 のみを暗示的に示す。
に基づきこの発明をより詳しく説明する。図1には、こ
の発明による電気炉設備の配置が示してある。この電気
炉設備は、例えば熱処理すべき品物を抵抗発熱体R1 〜
R4 から成る一定に調整された種々の温度の電気炉F1
〜F4 の中を通すためのものである。このような電気炉
は三相電源の各相R,S,Tの間に適当に配分されてい
る。図1の場合では、ST相の間に電気炉F1 〜F4 中
の抵抗発熱体R1 〜R4 が並列に接続されている。これ
等の抵抗発熱体R1 〜R4 には対応するスイッチング・
ユニットSW1 〜SW4 を介してST相から電力が導入
される。各電気炉F1 〜F4 内の温度は感熱素子TC1
〜TC4 により検出され、検出された温度信号はそれぞ
れ対応する温度調節器TR1 〜TR4 に導入され、その
中に保管されている他のパラメータ、例えば目標温度、
温度勾配、持続時間等および実測された温度信号から、
プログラムされている計算式に基づき計算された設定温
度を与えるため温度制御信号を発生し、この温度制御信
号をそれぞれ導線LS1 〜LS4 を介して一つの共通の
制御装置CTRに送る。この発明によれば、この共通の
制御装置CTRは、後で詳しく説明するように、受け取
った温度制御信号に基づき各負荷R1 〜R4 の通電・非
通電を適当なサイクル位置で行うため、導線LC1 〜L
C4 を介して対応するスイッチング・ユニットSW1 〜
SW4 に対してそれぞれ一つの開閉制御信号を送る。各
負荷回路には、通常変圧器がスイッチング・ユニットS
W1 〜SW 4 の前または後に設けてあるが、この発明に
直接関係がないのでそれ等は省略し、ただ電圧と電流を
検知する電圧計(所謂PT)V1 〜V4 と電流計(所謂
CT)A1 〜A4 のみを暗示的に示す。
【0011】スイッチング・ユニットSWは、図2a に
示すように、入力端子TI1と出力端子TO1の間に逆並列
に接続された2つのスイッチング素子TH1,TH2 およ
び入力端子TI2と出力端子TO2の間を直通する導線とで
構成されている。この場合、スイッチング素子TH1,T
H2 は通常サイリスタ素子で構成されている。各サイリ
スタTH1,TH2 のカソードと対応するゲートG1,G2
との間に所定のゲート信号SG1,SG2 が図2b の上部
に示すように通電されると、サイリスタTH1,TH2 が
導通して図2b の下部に示すようにそれぞれ正と負の半
波が流れる。即ち、ゲート信号SG1 は正の半波の零ク
ロス点t+ の時点に導通信号を一方のサイリスタ、例え
ばTH1 のゲート・カソード間に与え、このサイリスタ
TH1 を導通させる。また、ゲート信号SG2 は負の半
波の零クロス点t- の時点に導通信号をサイリスタTH
2 のゲート・カソード間に与え、このサイリスタTH2
を導通させる。この発明では正の半波と次に続く負の半
波の一対を1サイクルとしてを必ず導通させ、時間当た
りにサイリスタを導通させるサイクル(図2b の中央に
示すC1 とC3 のサイクル)と、サイリスタを遮断、つ
まり休止させるサイクル(図2b の中央に示すC2 のサ
イクル)の割合を調節して発熱体に投入する電力を決定
している。このような制御がこの発明で採用するサイク
ル制御である。なお、図2b に示したゲート信号SG1,
SG2 が比較的長い時間間隔ts を保有するのは、回路
中のイダクタンス成分によるサイリスタ電流の遅れに追
従できるように半サイクルの時間の 60 %程度にされて
いる。
示すように、入力端子TI1と出力端子TO1の間に逆並列
に接続された2つのスイッチング素子TH1,TH2 およ
び入力端子TI2と出力端子TO2の間を直通する導線とで
構成されている。この場合、スイッチング素子TH1,T
H2 は通常サイリスタ素子で構成されている。各サイリ
スタTH1,TH2 のカソードと対応するゲートG1,G2
との間に所定のゲート信号SG1,SG2 が図2b の上部
に示すように通電されると、サイリスタTH1,TH2 が
導通して図2b の下部に示すようにそれぞれ正と負の半
波が流れる。即ち、ゲート信号SG1 は正の半波の零ク
ロス点t+ の時点に導通信号を一方のサイリスタ、例え
ばTH1 のゲート・カソード間に与え、このサイリスタ
TH1 を導通させる。また、ゲート信号SG2 は負の半
波の零クロス点t- の時点に導通信号をサイリスタTH
2 のゲート・カソード間に与え、このサイリスタTH2
を導通させる。この発明では正の半波と次に続く負の半
波の一対を1サイクルとしてを必ず導通させ、時間当た
りにサイリスタを導通させるサイクル(図2b の中央に
示すC1 とC3 のサイクル)と、サイリスタを遮断、つ
まり休止させるサイクル(図2b の中央に示すC2 のサ
イクル)の割合を調節して発熱体に投入する電力を決定
している。このような制御がこの発明で採用するサイク
ル制御である。なお、図2b に示したゲート信号SG1,
SG2 が比較的長い時間間隔ts を保有するのは、回路
中のイダクタンス成分によるサイリスタ電流の遅れに追
従できるように半サイクルの時間の 60 %程度にされて
いる。
【0012】図3は図1に使用されている制御装置CT
Rの内容を示す。温度調節器TR1〜TR4 から供給さ
れた温度制御信号LS1 〜LS4 は先ず対応するアナロ
グ・デジタル変換器A/D1 〜A/D4 に供給され、そ
こで温度制御信号に相当するデジタル制御信号が形成さ
れる。これ等の制御信号をマイクロプロセッサ・ユニッ
トMPに導入する。また、使用している負荷R1 〜R4
の電源、図1の場合ST間の交流電源の電圧信号を零ク
ロス点発生回路ZSに導入して、正および負の零クロス
点に対応する割込信号SZ+,SZ-を形成し、これ等の割
込信号もマイクロプロセッサ・ユニットMPに導入す
る。マイクロプロセッサ・ユニットMPはROM,RA
M,インターフェース、同期制御部、割込管理ユニッ
ト、演算処理部等を含む大規模集積回路、例えば日立製
の HD 643180である。マイクロプロセッサ・ユニットM
Pには使用するパラメータ、既に説明した負荷である抵
抗発熱体hの基本制御周期Nh , 各負荷の定格容量RP
h および演算処理に必要なプログラムが予め対応する記
憶器ROMに格納されている。この演算処理は上に説明
した第一判定条件と第二判定条件を調べ、負荷つまり抵
抗発熱体へ最適なサイクル通電させる。即ち、各サイク
ルIh −1 の期間中に次のサイクルIh で通電させるべ
き負荷とさせない負荷を決定し、これに応じて正負一対
のサイクルの初めの零クロス点t+,t- で適当な時間幅
ts の開閉制御信号SG1,SG2 (図2を参照)を発生
し、各負荷R1 〜R4 に対応する絶縁回路ISO1 〜I
SO4 へこれ等の開閉制御信号SG1,SG2 を供給す
る。前記絶縁回路ISO1 〜ISO4は、例えば発光ダ
イオードとフォトトランジスタおよび交流電源と整流回
路で構成され、一次側に発光ダイオードが、また二次側
にフォトトランジスタが配置されている。この外、単に
パルストランスを用いた絶縁結合回路も考えられる。絶
縁回路ISO1 〜ISO4 の二次側から各負荷R1 〜R
4 に対するスイッチング・ユニットSW1 〜SW4 へ点
弧用の開閉制御信号が出力される。この制御信号に応じ
て各負荷hが通電・非通電にされる。
Rの内容を示す。温度調節器TR1〜TR4 から供給さ
れた温度制御信号LS1 〜LS4 は先ず対応するアナロ
グ・デジタル変換器A/D1 〜A/D4 に供給され、そ
こで温度制御信号に相当するデジタル制御信号が形成さ
れる。これ等の制御信号をマイクロプロセッサ・ユニッ
トMPに導入する。また、使用している負荷R1 〜R4
の電源、図1の場合ST間の交流電源の電圧信号を零ク
ロス点発生回路ZSに導入して、正および負の零クロス
点に対応する割込信号SZ+,SZ-を形成し、これ等の割
込信号もマイクロプロセッサ・ユニットMPに導入す
る。マイクロプロセッサ・ユニットMPはROM,RA
M,インターフェース、同期制御部、割込管理ユニッ
ト、演算処理部等を含む大規模集積回路、例えば日立製
の HD 643180である。マイクロプロセッサ・ユニットM
Pには使用するパラメータ、既に説明した負荷である抵
抗発熱体hの基本制御周期Nh , 各負荷の定格容量RP
h および演算処理に必要なプログラムが予め対応する記
憶器ROMに格納されている。この演算処理は上に説明
した第一判定条件と第二判定条件を調べ、負荷つまり抵
抗発熱体へ最適なサイクル通電させる。即ち、各サイク
ルIh −1 の期間中に次のサイクルIh で通電させるべ
き負荷とさせない負荷を決定し、これに応じて正負一対
のサイクルの初めの零クロス点t+,t- で適当な時間幅
ts の開閉制御信号SG1,SG2 (図2を参照)を発生
し、各負荷R1 〜R4 に対応する絶縁回路ISO1 〜I
SO4 へこれ等の開閉制御信号SG1,SG2 を供給す
る。前記絶縁回路ISO1 〜ISO4は、例えば発光ダ
イオードとフォトトランジスタおよび交流電源と整流回
路で構成され、一次側に発光ダイオードが、また二次側
にフォトトランジスタが配置されている。この外、単に
パルストランスを用いた絶縁結合回路も考えられる。絶
縁回路ISO1 〜ISO4 の二次側から各負荷R1 〜R
4 に対するスイッチング・ユニットSW1 〜SW4 へ点
弧用の開閉制御信号が出力される。この制御信号に応じ
て各負荷hが通電・非通電にされる。
【0013】図1の電気炉設備を更に拡張して、同相間
に互いに並列に接続された総数がH個の抵抗発熱体h
(h=1〜H)に付いてこの発明による電力制御方法を
説明する。先ず、全ての抵抗発熱体に対して共通の基本
制御周期あるいは基本制御サイクル数Ns を定める。こ
れを制御時間ts に換算すると、 ts =t0・Ns (1) となる。ここでt0 は電源の1サイクルの間の時間であ
り、電源周波数が例えば50 Hzの場合、20 msec であ
る。
に互いに並列に接続された総数がH個の抵抗発熱体h
(h=1〜H)に付いてこの発明による電力制御方法を
説明する。先ず、全ての抵抗発熱体に対して共通の基本
制御周期あるいは基本制御サイクル数Ns を定める。こ
れを制御時間ts に換算すると、 ts =t0・Ns (1) となる。ここでt0 は電源の1サイクルの間の時間であ
り、電源周波数が例えば50 Hzの場合、20 msec であ
る。
【0014】更に、各抵抗発熱体hが1サイクルの間に
通電して発生する発熱量をその抵抗発熱体hの定格容量
PRh とする。そして、この抵抗発熱体hが発生すべき
熱量の定格容量PRh に対する割合を希望発熱率Sh (0
≦Sh ≦1.0)と表す。基本周期Ns の初めからI番目ま
でのサイクル位置の間に通電されたサイクル数の積算値
をJh(I) と表す。
通電して発生する発熱量をその抵抗発熱体hの定格容量
PRh とする。そして、この抵抗発熱体hが発生すべき
熱量の定格容量PRh に対する割合を希望発熱率Sh (0
≦Sh ≦1.0)と表す。基本周期Ns の初めからI番目ま
でのサイクル位置の間に通電されたサイクル数の積算値
をJh(I) と表す。
【0015】次に、或る基本制御周期Ns の間で抵抗発
熱体hが通電すべきサイクル数ST h を目標通電サイク
ル数とすると、 STh = [Ns Sh] (2) と表せる。ここで [X] は実数Xの整数部分を意味す
る。つまり、上の条件は基本周期Ns の間に目標通電サ
イクル数STh ほど通電サイクルを設ければよいことを
示す。
熱体hが通電すべきサイクル数ST h を目標通電サイク
ル数とすると、 STh = [Ns Sh] (2) と表せる。ここで [X] は実数Xの整数部分を意味す
る。つまり、上の条件は基本周期Ns の間に目標通電サ
イクル数STh ほど通電サイクルを設ければよいことを
示す。
【0016】この発明によれば、各抵抗発熱体h自体の
通電サイクルと非通電サイクルの配分をできる限り均等
にする条件下で、共通の電源に流れる電流も電源の全て
のサイクルにわたり一様な電流、つまりほぼ一定の電流
が流れるように全ての抵抗発熱体h(h=1〜H)の通
電・非通電を決定する。第一の条件、つまり各抵抗発熱
体h自体の通電サイクルと非通電サイクルの配分をでき
る限り均等にするには、以下のようにする。ここで、説
明を簡単にするため、必要な場合を除き、個々の抵抗発
熱体の区別を省き、hの記号を省略する。また、目標通
電サイクル数STをMとし、基本制御周期Ns をKと表
す。即ち、第一の条件はKの間にM個のサイクルを通電
し、K−M個のサイクルを非通電とし、M個のサイクル
位置を基本周期K内でできる限り均等に配分することで
ある。この均等配分を決定する方法を図4に示すような
K=10, M=6 の場合に付いて説明する。電源の各サイ
クル位置Iを横軸とし、この抵抗発熱体に通電された積
算通電サイクルJを縦軸にしたグラフ表示で、原点O
(0, 0)とK=10, M=6 で決まる四角形の記号で示す
点 (10, 6)の間に直線(PQ)を引き、この直線PQを
−α(αは適当な実数)ほどずらした直線PP, J=M/K・I−α (3) を描き、各サイクル位置Iでこの直線PPに最も近い縦
軸の整数値J(I)を調べる。そして、この整数値J
(I)が直線PPより上にある場合を白丸○で示し、下
にある場合を黒丸●で示す。このようにして決めた白丸
○が非通電位置で、黒丸●が通電位置であるとする。な
お、整数値J(I)が直線PPに載っている場合にはい
ずれか一方、つまり非通電位置か、あるいは通電位置と
予め決定しておく。図4から明らかなように、黒丸●の
通電サイクルは基本制御周期Kの中にM個存在し、非通
電と通電の横軸に見た配分はほぼ一様である。図4には
参考までに全出力運転、つまり全てのサイクル位置で通
電する場合の関係式FPも示してある。もちろん、どの
サイクル位置でも通電を行わない場合は横軸(J=0)
自体である。
通電サイクルと非通電サイクルの配分をできる限り均等
にする条件下で、共通の電源に流れる電流も電源の全て
のサイクルにわたり一様な電流、つまりほぼ一定の電流
が流れるように全ての抵抗発熱体h(h=1〜H)の通
電・非通電を決定する。第一の条件、つまり各抵抗発熱
体h自体の通電サイクルと非通電サイクルの配分をでき
る限り均等にするには、以下のようにする。ここで、説
明を簡単にするため、必要な場合を除き、個々の抵抗発
熱体の区別を省き、hの記号を省略する。また、目標通
電サイクル数STをMとし、基本制御周期Ns をKと表
す。即ち、第一の条件はKの間にM個のサイクルを通電
し、K−M個のサイクルを非通電とし、M個のサイクル
位置を基本周期K内でできる限り均等に配分することで
ある。この均等配分を決定する方法を図4に示すような
K=10, M=6 の場合に付いて説明する。電源の各サイ
クル位置Iを横軸とし、この抵抗発熱体に通電された積
算通電サイクルJを縦軸にしたグラフ表示で、原点O
(0, 0)とK=10, M=6 で決まる四角形の記号で示す
点 (10, 6)の間に直線(PQ)を引き、この直線PQを
−α(αは適当な実数)ほどずらした直線PP, J=M/K・I−α (3) を描き、各サイクル位置Iでこの直線PPに最も近い縦
軸の整数値J(I)を調べる。そして、この整数値J
(I)が直線PPより上にある場合を白丸○で示し、下
にある場合を黒丸●で示す。このようにして決めた白丸
○が非通電位置で、黒丸●が通電位置であるとする。な
お、整数値J(I)が直線PPに載っている場合にはい
ずれか一方、つまり非通電位置か、あるいは通電位置と
予め決定しておく。図4から明らかなように、黒丸●の
通電サイクルは基本制御周期Kの中にM個存在し、非通
電と通電の横軸に見た配分はほぼ一様である。図4には
参考までに全出力運転、つまり全てのサイクル位置で通
電する場合の関係式FPも示してある。もちろん、どの
サイクル位置でも通電を行わない場合は横軸(J=0)
自体である。
【0017】このように決定された通電・非通電のサイ
クル位置を示すパターンをK= 2〜10 に付いてMの可
能な値に対して図5に示す。この場合、自明である全出
力(M=K)と無出力(M=0)は図面から省いてあ
る。図5のパターンでは白丸○が通電を、また横棒−が
非通電を示す。通電・非通電サイクル位置のパターン決
定には種々の変更、改良が考えられる。例えば、基本制
御周期Kが比較的短い場合、本来の目標発熱量K・Sで
あるが、許されるサイクルは正の整数であるため、式
(2)のような丸めを行った。この差分、即ち一つ前の基
本制御周期での目標発熱量K・Sとその整数値Mとの差
分Δγ=K・S− [K・S] =K・S−Mを次の目標発
熱量に繰り入れる、つまり次の基本制御周期でのMをM
=M+Δγと置き換えると制御精度が高まる。しかし、
基本制御周期Kが相当長いなら、例えばK≧ 15 であれ
ば、そのような修正の効果は極めて微弱である。また、
式 (3)のαは計算が容易なように 0〜1.0 の適当な数値
を用いると有利である。
クル位置を示すパターンをK= 2〜10 に付いてMの可
能な値に対して図5に示す。この場合、自明である全出
力(M=K)と無出力(M=0)は図面から省いてあ
る。図5のパターンでは白丸○が通電を、また横棒−が
非通電を示す。通電・非通電サイクル位置のパターン決
定には種々の変更、改良が考えられる。例えば、基本制
御周期Kが比較的短い場合、本来の目標発熱量K・Sで
あるが、許されるサイクルは正の整数であるため、式
(2)のような丸めを行った。この差分、即ち一つ前の基
本制御周期での目標発熱量K・Sとその整数値Mとの差
分Δγ=K・S− [K・S] =K・S−Mを次の目標発
熱量に繰り入れる、つまり次の基本制御周期でのMをM
=M+Δγと置き換えると制御精度が高まる。しかし、
基本制御周期Kが相当長いなら、例えばK≧ 15 であれ
ば、そのような修正の効果は極めて微弱である。また、
式 (3)のαは計算が容易なように 0〜1.0 の適当な数値
を用いると有利である。
【0018】他の変形種としては、通電・非通電サイク
ル位置のパターンを計算でなく目視で全て経験的に決定
することもできる。その際、基本制御周期Kの間に通電
させるべきサイクル数Mを均等に配分するものでよい。
例えば、図5のK= 0, M=8に関しては、式 (3)の計
算で、 ○○−○○○−○○○ と決定されるが、これを経験的に ○○○○−○○○○− と決定することもできる。このように経験的に決定した
パターンを、図5と同じように、必要な全てのKとMに
付いて予め用意してこの発明による電力制御方法を実現
できる。
ル位置のパターンを計算でなく目視で全て経験的に決定
することもできる。その際、基本制御周期Kの間に通電
させるべきサイクル数Mを均等に配分するものでよい。
例えば、図5のK= 0, M=8に関しては、式 (3)の計
算で、 ○○−○○○−○○○ と決定されるが、これを経験的に ○○○○−○○○○− と決定することもできる。このように経験的に決定した
パターンを、図5と同じように、必要な全てのKとMに
付いて予め用意してこの発明による電力制御方法を実現
できる。
【0019】次に、第二の条件、つまり各抵抗発熱体の
通電・非通電サイクル位置のパターンをできる限り均等
にする条件の下で、更に共通の電源に流れる電流も電源
の全てのサイクルにわたり一様な電流が流れるように全
ての抵抗発熱体の通電・非通電を決定するには、以下の
ような手順を踏む。説明を簡単にするため、一具体例と
して図6のように基本制御周期Kが 10 サイクルで、同
相に並列接続された負荷、つまり抵抗発熱体が5個(h
=1〜5)で、図示のように各負荷の定格発熱量PRh
がそれぞれ 10, 9, 8, 7, 6 の比率とする。そして、通
電すべきサイクル数Mをそれぞれ 7, 5, 4, 5, 6とす
る。そして、定格発熱量の大きい順に通電・非通電サイ
クルを配分することにする。
通電・非通電サイクル位置のパターンをできる限り均等
にする条件の下で、更に共通の電源に流れる電流も電源
の全てのサイクルにわたり一様な電流が流れるように全
ての抵抗発熱体の通電・非通電を決定するには、以下の
ような手順を踏む。説明を簡単にするため、一具体例と
して図6のように基本制御周期Kが 10 サイクルで、同
相に並列接続された負荷、つまり抵抗発熱体が5個(h
=1〜5)で、図示のように各負荷の定格発熱量PRh
がそれぞれ 10, 9, 8, 7, 6 の比率とする。そして、通
電すべきサイクル数Mをそれぞれ 7, 5, 4, 5, 6とす
る。そして、定格発熱量の大きい順に通電・非通電サイ
クルを配分することにする。
【0020】最初にステップ (I)として、K= 10 のサ
イクルに対してM= 7を均等配分するには、図5のK=
10 のパターンのM= 7の列の配置を適用する。つま
り、非通電サイクル位置はI= 2, 6, 9であり、通電サ
イクル位置I= 1, 3, 4, 5, 7, 8, 10 である。なお、
縦方向の長さは発熱量の大きさに比例するように表示さ
れている。
イクルに対してM= 7を均等配分するには、図5のK=
10 のパターンのM= 7の列の配置を適用する。つま
り、非通電サイクル位置はI= 2, 6, 9であり、通電サ
イクル位置I= 1, 3, 4, 5, 7, 8, 10 である。なお、
縦方向の長さは発熱量の大きさに比例するように表示さ
れている。
【0021】次に、ステップ (II) では、M= 5である
から、通電されていないサイクル位置I= 2, 6, 9でこ
の負荷の通電を行う。更にこれ以外に 2サイクル通電を
行う必要がある。この通電を均等配分状態で行うには、
先に埋め合わせた、I= 2,6, 9のサイクル位置を除
き、I= 1, 3, 4, 5, 7, 8, 10 のサイクルで2サイク
ルほど通電させる必要がある。つまり、基本制御周期K
は上記可能性のあるサイクルをK= 7と見なし、 I= 1, 3, 4, 5, 7, 8, 10 を新たに I= 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7 のサイクルと見なす。この配置に対して2サイクルを均
等配分する。これには、図5のK= 7のパターンのM=
2の列のパターンを適用する。このパターンによれば、 −○−−−○− の分布であるから、I= 2, 6 のサイクル位置で通電さ
れ、他の5つのサイクル位置で非通電となる。通電サイ
クル位置を元のサイクル位置に換算すれば、両方のサイ
クル位置はそれぞれI= 3, 8 である(図6の下から二
番目の通電分布を参照されたい)。
から、通電されていないサイクル位置I= 2, 6, 9でこ
の負荷の通電を行う。更にこれ以外に 2サイクル通電を
行う必要がある。この通電を均等配分状態で行うには、
先に埋め合わせた、I= 2,6, 9のサイクル位置を除
き、I= 1, 3, 4, 5, 7, 8, 10 のサイクルで2サイク
ルほど通電させる必要がある。つまり、基本制御周期K
は上記可能性のあるサイクルをK= 7と見なし、 I= 1, 3, 4, 5, 7, 8, 10 を新たに I= 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7 のサイクルと見なす。この配置に対して2サイクルを均
等配分する。これには、図5のK= 7のパターンのM=
2の列のパターンを適用する。このパターンによれば、 −○−−−○− の分布であるから、I= 2, 6 のサイクル位置で通電さ
れ、他の5つのサイクル位置で非通電となる。通電サイ
クル位置を元のサイクル位置に換算すれば、両方のサイ
クル位置はそれぞれI= 3, 8 である(図6の下から二
番目の通電分布を参照されたい)。
【0022】次に、ステップ (III)では、ステップ (I
I) の通電分布の上に3番目の電力比率 8の4個を均等
配分して積み重ねることになる。ステップ (II) が終了
した後の通電電力には、3種の積算電力のグループに分
割できる。即ち、3つのサイクル位置 2,6, 9で通電さ
れる電力比率 9の第一グループ、5つのサイクル位置
1, 4, 5, 7, 10 で通電される電力比率 10 の第二グル
ープ、および2つのサイクル位置 3, 8 で通電される電
力比率 19 の第三グループから成る3種のグループに分
割される。電力比率 8の4つのサイクルのうち3つを先
ず第一グループのサイクル位置、つまりI= 2, 6, 9に
配分する。残りの一つのサイクルを第二グループのサイ
クル位置I= 1, 4, 5, 7, 10 の中に割り振る。これに
は、図5のK=5のM=1の分布を採用する。つまり、
通電サイクル位置はI= 3であり、この位置は元のサイ
クル位置に換算するとI= 5に相当する。従って、ステ
ップ (III)の終了時点では、I= 2, 5, 6, 9 のサイク
ル位置に電力比率3のものが通電される(図6の中央の
通電分布を参照されたい)。
I) の通電分布の上に3番目の電力比率 8の4個を均等
配分して積み重ねることになる。ステップ (II) が終了
した後の通電電力には、3種の積算電力のグループに分
割できる。即ち、3つのサイクル位置 2,6, 9で通電さ
れる電力比率 9の第一グループ、5つのサイクル位置
1, 4, 5, 7, 10 で通電される電力比率 10 の第二グル
ープ、および2つのサイクル位置 3, 8 で通電される電
力比率 19 の第三グループから成る3種のグループに分
割される。電力比率 8の4つのサイクルのうち3つを先
ず第一グループのサイクル位置、つまりI= 2, 6, 9に
配分する。残りの一つのサイクルを第二グループのサイ
クル位置I= 1, 4, 5, 7, 10 の中に割り振る。これに
は、図5のK=5のM=1の分布を採用する。つまり、
通電サイクル位置はI= 3であり、この位置は元のサイ
クル位置に換算するとI= 5に相当する。従って、ステ
ップ (III)の終了時点では、I= 2, 5, 6, 9 のサイク
ル位置に電力比率3のものが通電される(図6の中央の
通電分布を参照されたい)。
【0023】同様な手順でステップ (IV) および (V)を
実行できる。最終のステップ (V)では図6の最上段に示
すように積算電力は均一化されてくる。つまり、かりに
サイクル位置I= 8でたまたま全ての負荷h= 1〜5 が
通電したとすれば、図6に破線で示す電力レベルP
0 (電力比率で 40 に相当する)のような飛び抜けて大
きな電力消費となる。また、このサイクル位置で全負荷
が通電することは、他のサイクル位置で全ての負荷が全
く通電しない、あるいは平均レベルより著しく低い電力
消費を行う可能性も存在する。このようは不規則な電力
消費は当然力率の低下を与える。しかし、この発明によ
る電力制御方法ではこのような望ましくない通電電力の
配分を完全に防止でき、基本制御周期の全サイクル位置
にわたりほぼ均一は電力消費分布を与えることができ
る。
実行できる。最終のステップ (V)では図6の最上段に示
すように積算電力は均一化されてくる。つまり、かりに
サイクル位置I= 8でたまたま全ての負荷h= 1〜5 が
通電したとすれば、図6に破線で示す電力レベルP
0 (電力比率で 40 に相当する)のような飛び抜けて大
きな電力消費となる。また、このサイクル位置で全負荷
が通電することは、他のサイクル位置で全ての負荷が全
く通電しない、あるいは平均レベルより著しく低い電力
消費を行う可能性も存在する。このようは不規則な電力
消費は当然力率の低下を与える。しかし、この発明によ
る電力制御方法ではこのような望ましくない通電電力の
配分を完全に防止でき、基本制御周期の全サイクル位置
にわたりほぼ均一は電力消費分布を与えることができ
る。
【0024】上記の手順を数式を用いてプログラム化す
るため下記の量を導入する。先ず、全ての負荷hに順番
を付ける。この順番は特に規定するものではないが、例
えば定格発熱量RPの大きい順、あるいはその逆であっ
てもよい。基本制御周期K中のI番目のサイクル位置で
第1負荷から第h負荷が通電により出力した積算電力を
TA(I, h)とすると、 TA(I, h)=Σk=1,h RPk ε(I, k) (4) なる。ここでε(I, k)はIサイクル位置でk番目の負荷
が通電されたか否かにより変わる。即ち、
るため下記の量を導入する。先ず、全ての負荷hに順番
を付ける。この順番は特に規定するものではないが、例
えば定格発熱量RPの大きい順、あるいはその逆であっ
てもよい。基本制御周期K中のI番目のサイクル位置で
第1負荷から第h負荷が通電により出力した積算電力を
TA(I, h)とすると、 TA(I, h)=Σk=1,h RPk ε(I, k) (4) なる。ここでε(I, k)はIサイクル位置でk番目の負荷
が通電されたか否かにより変わる。即ち、
【0025】
【外1】 である。更に、TA(I, h)の大きさの等しいものを小さ
いものから大きいものに順次グループ分けする。各グル
ープを符号gで区別し、グループgの総数をGN(g) と
表す。グループgにおいて総数Kのサイクル数のうちM
個のサイクルを通電するパターンをGNT(g; K/M)と表
す。実際には、Kはグループgの総数GN(g) に一致
し、GNT(g; K/M)はK=GN(g) でMの列に相当す
る。
いものから大きいものに順次グループ分けする。各グル
ープを符号gで区別し、グループgの総数をGN(g) と
表す。グループgにおいて総数Kのサイクル数のうちM
個のサイクルを通電するパターンをGNT(g; K/M)と表
す。実際には、Kはグループgの総数GN(g) に一致
し、GNT(g; K/M)はK=GN(g) でMの列に相当す
る。
【0026】このような準備の下で各サイクル位置Iに
対して負荷の通電・非通電を決定する手順のプログラム
を図7のフローチャートに従って説明する。ステップS
0 で負荷のない状態h= 0をセットする(図6のステッ
プIの前の状態にする)。次いで、ステップS1 でこの
時のTA(I, h)を求める。この場合は当然全てのステッ
プ位置で電力は0である。グループの総数はただ一つで
あり、GNT(g;K/M)は、図6の条件下ではK= 10 で
M= 0である。この条件下での演算は単純であるから省
略して、更に進んだ状態の h>1 の場合に付いて説明す
る。
対して負荷の通電・非通電を決定する手順のプログラム
を図7のフローチャートに従って説明する。ステップS
0 で負荷のない状態h= 0をセットする(図6のステッ
プIの前の状態にする)。次いで、ステップS1 でこの
時のTA(I, h)を求める。この場合は当然全てのステッ
プ位置で電力は0である。グループの総数はただ一つで
あり、GNT(g;K/M)は、図6の条件下ではK= 10 で
M= 0である。この条件下での演算は単純であるから省
略して、更に進んだ状態の h>1 の場合に付いて説明す
る。
【0027】ステップS3 では、先に説明した式(2) に
より次の負荷で発熱すべき量に相当するサイクル数Mを
求め、ステップS4 でこれをK=第一番目のグループの
数GN(1) と比較する。MがKより小さければ、ステッ
プS5 でK個のサイクルにM個のサイクルを全て割り振
ることができる。Kの基本周期に対してM個のサイクル
を割り振る予め用意された図5のようなパターンをルッ
クアップすることにより均等配分できる。あるいは、式
(3) の基準線を利用して通電、非通電のパターンを決定
することもできる。S6 でこのパターンのサイクル位置
をこれに対応する実際のサイクル位置へ変換する。
より次の負荷で発熱すべき量に相当するサイクル数Mを
求め、ステップS4 でこれをK=第一番目のグループの
数GN(1) と比較する。MがKより小さければ、ステッ
プS5 でK個のサイクルにM個のサイクルを全て割り振
ることができる。Kの基本周期に対してM個のサイクル
を割り振る予め用意された図5のようなパターンをルッ
クアップすることにより均等配分できる。あるいは、式
(3) の基準線を利用して通電、非通電のパターンを決定
することもできる。S6 でこのパターンのサイクル位置
をこれに対応する実際のサイクル位置へ変換する。
【0028】MがKより大きければ、ステップS7 でこ
の時のK個のサイクルを全て通電にし、MM=M−K個
のサイクルと次のグループの総数KK=GN(2) を求
め、ステップS8 で両者を比較し、MM≦KKであれ
ば、ステップS9 で表K=KKでM=MMの列のパター
ンを求め、ステップS10で対応するサイクル位置を元の
サイクル位置に変換する。また、MM>KKであれば、
ステップS11でグループ2の全てのサイクル位置を通電
とし、残りのMM−KK個のサイクルを次のグループ3
に均等に割り振る。その際、先のステップS4 やS8 と
同じように、グループ3のサイクル数GN(3) が残りの
MM−KK個のサイクルを全て収納するか否かをステッ
プS12で調べる。このような演算処理を繰り返すサブル
ーチンを逐次実行し、最終的に基本制御周期内の全ての
サイクル位置で全ての負荷hの通電・非通電を決定でき
る。
の時のK個のサイクルを全て通電にし、MM=M−K個
のサイクルと次のグループの総数KK=GN(2) を求
め、ステップS8 で両者を比較し、MM≦KKであれ
ば、ステップS9 で表K=KKでM=MMの列のパター
ンを求め、ステップS10で対応するサイクル位置を元の
サイクル位置に変換する。また、MM>KKであれば、
ステップS11でグループ2の全てのサイクル位置を通電
とし、残りのMM−KK個のサイクルを次のグループ3
に均等に割り振る。その際、先のステップS4 やS8 と
同じように、グループ3のサイクル数GN(3) が残りの
MM−KK個のサイクルを全て収納するか否かをステッ
プS12で調べる。このような演算処理を繰り返すサブル
ーチンを逐次実行し、最終的に基本制御周期内の全ての
サイクル位置で全ての負荷hの通電・非通電を決定でき
る。
【0029】ステップS13で次の負荷h+1 に対する計
算にして元のステップS1 に帰り、全てのサイクル位置
での負荷hの通電・非通電が決定する。全ての負荷h=
Hまでこの計算が実行されたか否かをステップS14で調
べ、計算が完了したら通電・非通電のパターンが決定さ
れ、共通の電源から見た負荷電力あるいは対応する電流
は図6の最上段のようなパターンTA(I, H) (I = 1,
K)となる。
算にして元のステップS1 に帰り、全てのサイクル位置
での負荷hの通電・非通電が決定する。全ての負荷h=
Hまでこの計算が実行されたか否かをステップS14で調
べ、計算が完了したら通電・非通電のパターンが決定さ
れ、共通の電源から見た負荷電力あるいは対応する電流
は図6の最上段のようなパターンTA(I, H) (I = 1,
K)となる。
【0030】実際に上記の演算処理を行うマイクロプロ
セッサMP(図3)内のROM記憶器のプログラムの詳
細をここで説明する。今まで説明した符号以外に、プロ
グラムに使用する主要変数あるいは状態記号の内容を以
下に列記する。 N:基本制御周期あるいはサイクルを意味し、今までK
としたもの。 H:負荷の通し番号、今までhとしたもの。
セッサMP(図3)内のROM記憶器のプログラムの詳
細をここで説明する。今まで説明した符号以外に、プロ
グラムに使用する主要変数あるいは状態記号の内容を以
下に列記する。 N:基本制御周期あるいはサイクルを意味し、今までK
としたもの。 H:負荷の通し番号、今までhとしたもの。
【0031】STS:立ち上げ状態を指定するもので、
=0のとき最初の計算完了を待っている状態、=1のと
き結果が存在している状態を表す。 CEND:計算完了通知を指定するもので、=1のと
き、プログラムレベルで基本制御周期のNサイクル分の
通電位置の計算が完了したことをt+ 零点の割込プログ
ラムに通知する。t+ 零点の割込プログラムは現在出力
中の基本制御周期のNサイクルの出力が完了し、次の基
本制御周期の最初のサイクルの出力を行うタイミングで
CEND=1であることを確認し、計算結果OUT(H,
N)をMOUT(H, N)に書き写し、CEND=0とする。
=0のとき最初の計算完了を待っている状態、=1のと
き結果が存在している状態を表す。 CEND:計算完了通知を指定するもので、=1のと
き、プログラムレベルで基本制御周期のNサイクル分の
通電位置の計算が完了したことをt+ 零点の割込プログ
ラムに通知する。t+ 零点の割込プログラムは現在出力
中の基本制御周期のNサイクルの出力が完了し、次の基
本制御周期の最初のサイクルの出力を行うタイミングで
CEND=1であることを確認し、計算結果OUT(H,
N)をMOUT(H, N)に書き写し、CEND=0とする。
【0032】S(H) :希望発熱率である。 ΔS(H) :基本制御周期内で発生可能な発熱率は 0.0,
1/N, 2/N, ・・・1.0 と離散しているので、基本制御サ
イクル内での目標発熱率と実現される発熱率との差が生
じる。 ΔS(H) =目標発熱率−実現発熱率、 であり、基本制御サイクルの目標発熱率はS(H) +直前
のΔS(H) となる。 OUT(H,N) :プログラムレベルでの計算結果で、式
(4)に使用する因子(式(5))に相当する量の記号で、0
または1の値である。 MOUT(H,N) :割込レベルでサイリスタを制御するた
めの保管値で、Nサイクルに1回、OUT(H, N)から写
し換えられる。OUT(H, N)はMOUT(H, N)に写し換
えられた後は、次の基本制御周期の計算結果を格納す
る。
1/N, 2/N, ・・・1.0 と離散しているので、基本制御サ
イクル内での目標発熱率と実現される発熱率との差が生
じる。 ΔS(H) =目標発熱率−実現発熱率、 であり、基本制御サイクルの目標発熱率はS(H) +直前
のΔS(H) となる。 OUT(H,N) :プログラムレベルでの計算結果で、式
(4)に使用する因子(式(5))に相当する量の記号で、0
または1の値である。 MOUT(H,N) :割込レベルでサイリスタを制御するた
めの保管値で、Nサイクルに1回、OUT(H, N)から写
し換えられる。OUT(H, N)はMOUT(H, N)に写し換
えられた後は、次の基本制御周期の計算結果を格納す
る。
【0033】CY:1〜Nの値を有し、MOUT(H, N)
のうち何サイクル目を対象としてサイリスタに出力する
かを表す。 M:1つの負荷に付いて基本制御周期内で通電すべきサ
イクル数( 0≦M≦N)。初期値はN×(S(h) +直前
の基本制御周期のΔS(h))であり、複数回のDCルーチ
ンと最大1回のDBサブルーチンでM個の通電サイクル
位置が決定する(DCとDBのサブルーチンは後で説明
する)。 TA(N) :負荷の通電サイクル位置を定格容量の大きい
順に決定し往く途中の段階で、それまでに決定した負荷
の発熱量(電流値と考えてもよい)の合計値を基本制御
周期内のサイクル位置毎に合計した値である。式 (4)の
TA(I, h)に相当するものであるが、IとHに付いてD
Oループ内の指数を直接使用しないため、これ等の値は
省略されている。h個の負荷の通電サイクル位置が決定
した段階ではN個のTAの値は最大でも(h + 1) 種の
値しか取り得ない。
のうち何サイクル目を対象としてサイリスタに出力する
かを表す。 M:1つの負荷に付いて基本制御周期内で通電すべきサ
イクル数( 0≦M≦N)。初期値はN×(S(h) +直前
の基本制御周期のΔS(h))であり、複数回のDCルーチ
ンと最大1回のDBサブルーチンでM個の通電サイクル
位置が決定する(DCとDBのサブルーチンは後で説明
する)。 TA(N) :負荷の通電サイクル位置を定格容量の大きい
順に決定し往く途中の段階で、それまでに決定した負荷
の発熱量(電流値と考えてもよい)の合計値を基本制御
周期内のサイクル位置毎に合計した値である。式 (4)の
TA(I, h)に相当するものであるが、IとHに付いてD
Oループ内の指数を直接使用しないため、これ等の値は
省略されている。h個の負荷の通電サイクル位置が決定
した段階ではN個のTAの値は最大でも(h + 1) 種の
値しか取り得ない。
【0034】g:TAから決定されたグループを指定す
る記号である。 G:グループgの総数である。 GN(g) :グループgに属するサイクル位置の総数であ
る。 GNT(G, GN(G)):グループgに属するサイクル位置が
格納される。 FLG(N) :=0 でi番目のサイクル位置はグループ分
けが完了していず、= 1でグループ分けが完了している
ことを意味する。
る記号である。 G:グループgの総数である。 GN(g) :グループgに属するサイクル位置の総数であ
る。 GNT(G, GN(G)):グループgに属するサイクル位置が
格納される。 FLG(N) :=0 でi番目のサイクル位置はグループ分
けが完了していず、= 1でグループ分けが完了している
ことを意味する。
【0035】CNT:グループ分けが完了したグループ
の合計サイクル位置数を意味する。次に、図7に示した
フローチャートの演算を以下の条件、 (1) 希望発熱率S(h) として一つ前の差発熱率ΔS(h)
を加えたより正確なものを使用する。 (2) 図5に対応する通電・非通電パターンを式 (3)の基
準線から決定する。
の合計サイクル位置数を意味する。次に、図7に示した
フローチャートの演算を以下の条件、 (1) 希望発熱率S(h) として一つ前の差発熱率ΔS(h)
を加えたより正確なものを使用する。 (2) 図5に対応する通電・非通電パターンを式 (3)の基
準線から決定する。
【0036】(3) 積算発熱量を抵抗発熱体hの定格電力
値の大きいものから小さいもの付いて行う。 の下で実行するプログラムを図8〜10に示す。ここで
は、この発明の原理的な手順を図7で既に詳しく説明し
たので、プログラムの詳細な説明は省略するが、以下の
ような主要部で構成されている。 FC1 〜FC3 : 演算処理の準備段階 FC3B : 温度調整器からの希望発熱量を読み
込む FC4 : 積算電力TAおよび通電・非通電を
表現する因子の初期化 FC6 : 目標サイクル数Mの決定 FC7 (DA): グループ分けと対応する通電パター
ンの配置を決定するサブルーチン FC9 : 目標サイクル数Mをグループのサイ
クル数で埋め尽くせる否かの判定 FC10(DB): 通電サイクル位置を均等配分するサ
ブルーチン FC11(DC): グループgの通電サイクル位置を決
定するサブルーチン FC12 : グループgで処理できなかったサイ
クル数を算出 FC13 : グループ (g+1) への移行準備 これ等のうちのサブルーチンDA,DB,DCの処理内
容を図9と図10に示す。個々のステップの処理内容
は、既にその原理を上で説明したので、当該ステップの
枠内に暗示的に示す記号と数式から容易に理解できる。
それ故、ここではその詳細の説明を省略する。このFC
フローで最終的にi番目のサイクル位置での抵抗発熱体
hの通電・非通電がOUT(h, i)として決定される。
値の大きいものから小さいもの付いて行う。 の下で実行するプログラムを図8〜10に示す。ここで
は、この発明の原理的な手順を図7で既に詳しく説明し
たので、プログラムの詳細な説明は省略するが、以下の
ような主要部で構成されている。 FC1 〜FC3 : 演算処理の準備段階 FC3B : 温度調整器からの希望発熱量を読み
込む FC4 : 積算電力TAおよび通電・非通電を
表現する因子の初期化 FC6 : 目標サイクル数Mの決定 FC7 (DA): グループ分けと対応する通電パター
ンの配置を決定するサブルーチン FC9 : 目標サイクル数Mをグループのサイ
クル数で埋め尽くせる否かの判定 FC10(DB): 通電サイクル位置を均等配分するサ
ブルーチン FC11(DC): グループgの通電サイクル位置を決
定するサブルーチン FC12 : グループgで処理できなかったサイ
クル数を算出 FC13 : グループ (g+1) への移行準備 これ等のうちのサブルーチンDA,DB,DCの処理内
容を図9と図10に示す。個々のステップの処理内容
は、既にその原理を上で説明したので、当該ステップの
枠内に暗示的に示す記号と数式から容易に理解できる。
それ故、ここではその詳細の説明を省略する。このFC
フローで最終的にi番目のサイクル位置での抵抗発熱体
hの通電・非通電がOUT(h, i)として決定される。
【0037】次に、図11では判定されたサイクル位置
iの抵抗発熱体hでの通電・非通電OUT(h, i)と、零
クロス点信号発生器ZC(図3)で検出された正負の零
クロス点t+,t- の時点とに基づき、1サイクルの正の
電圧部分と負の電圧部分の通電・非通電を行う。FAの
フローは正の零クロス点t+ に対して、またFBのフロ
ーは負の零クロス点t- に対して実行されるプログラム
である。FAとFBの両方のフローでは、FCのフロー
で求めたOUT(h, i)をそれぞれMOUT(h,i)に置き
換え、この通電・非通電の判定結果MOUT(h, i)を絶
縁回路ISO(図3)を介してそれぞれ対応するサイリ
スタTH1,TH2 (図2a )のゲートにトリガー信号S
G1,SG2 として供給する。
iの抵抗発熱体hでの通電・非通電OUT(h, i)と、零
クロス点信号発生器ZC(図3)で検出された正負の零
クロス点t+,t- の時点とに基づき、1サイクルの正の
電圧部分と負の電圧部分の通電・非通電を行う。FAの
フローは正の零クロス点t+ に対して、またFBのフロ
ーは負の零クロス点t- に対して実行されるプログラム
である。FAとFBの両方のフローでは、FCのフロー
で求めたOUT(h, i)をそれぞれMOUT(h,i)に置き
換え、この通電・非通電の判定結果MOUT(h, i)を絶
縁回路ISO(図3)を介してそれぞれ対応するサイリ
スタTH1,TH2 (図2a )のゲートにトリガー信号S
G1,SG2 として供給する。
【0038】図12はマイクロプロセッサ・ユニットM
P内で実行される図8〜11に示した演算処理シーケン
スのタイミングチャートである。この場合、図面を見や
すくするため基本制御周期のサイクル数Nを5と短くし
てある。横軸の時間軸tに対してFC,FA,FBのフ
ローの時間経過が付属させてあり、時間軸の上に示す実
線の矢印αおよび破線の矢印βはそれぞれ正と負の零ク
ロス点を示す。
P内で実行される図8〜11に示した演算処理シーケン
スのタイミングチャートである。この場合、図面を見や
すくするため基本制御周期のサイクル数Nを5と短くし
てある。横軸の時間軸tに対してFC,FA,FBのフ
ローの時間経過が付属させてあり、時間軸の上に示す実
線の矢印αおよび破線の矢印βはそれぞれ正と負の零ク
ロス点を示す。
【0039】図示する最初の一制御周期では電源立ち上
げのため,CY= 0としてサイリスタを点弧しない。二
回目の制御周期から実際の制御が始まり、各サイクル毎
にCYが1つづ増加する。制御周期の終わりでは、今ま
でロウ(0)であった計算完了通知信号CENDがハイ
(1)となる。FCの3A では時間調整待ちで、この期
間中はマイクロプロセッサ・ユニットMPは実質上計算
を実行していない。FCの3B で各抵抗発熱体に付属す
る温度調節器TRの制御出力信号を読み取り、これに続
くFCの4〜17で全ての抵抗発熱体の通電・非通電を
均等配分する演算を行う。
げのため,CY= 0としてサイリスタを点弧しない。二
回目の制御周期から実際の制御が始まり、各サイクル毎
にCYが1つづ増加する。制御周期の終わりでは、今ま
でロウ(0)であった計算完了通知信号CENDがハイ
(1)となる。FCの3A では時間調整待ちで、この期
間中はマイクロプロセッサ・ユニットMPは実質上計算
を実行していない。FCの3B で各抵抗発熱体に付属す
る温度調節器TRの制御出力信号を読み取り、これに続
くFCの4〜17で全ての抵抗発熱体の通電・非通電を
均等配分する演算を行う。
【0040】基本制御周期NS (またはK)は 20 サイ
クル程度に選ぶのが普通である。この値は電気炉の応答
速度に関連して決まるもので、通常の場合、市販の温度
調節器の制御出力信号はこの応答速度に合わせてXXX
msec毎に出力される。従って、希望発熱量Sh を受け取
るサンプリングレート(即ちNS に相当する)はこの出
力周期、即ち 20 サイクル程度になるように選択すると
有利である。
クル程度に選ぶのが普通である。この値は電気炉の応答
速度に関連して決まるもので、通常の場合、市販の温度
調節器の制御出力信号はこの応答速度に合わせてXXX
msec毎に出力される。従って、希望発熱量Sh を受け取
るサンプリングレート(即ちNS に相当する)はこの出
力周期、即ち 20 サイクル程度になるように選択すると
有利である。
【0041】図7〜11に示したプログラムはこの発明
による電力制御方法の一好適実施例を示すものである
が、種々の変形、改良が可能である。例えば基本制御周
期NS が上の述べたように 20 程度と長ければ、目標発
熱率Sh として一つ前の基本制御サイクルの発熱率の偏
差Δγ(=NΔS(h) ; 図8のFC 6)を次の基本制御
サイクルに組み入れない。つまりΔγを常時0と見なし
ても殆ど誤差が生じない。
による電力制御方法の一好適実施例を示すものである
が、種々の変形、改良が可能である。例えば基本制御周
期NS が上の述べたように 20 程度と長ければ、目標発
熱率Sh として一つ前の基本制御サイクルの発熱率の偏
差Δγ(=NΔS(h) ; 図8のFC 6)を次の基本制御
サイクルに組み入れない。つまりΔγを常時0と見なし
ても殆ど誤差が生じない。
【0042】また、各抵抗発熱体の通電・非通電のサイ
クルパターンは式(3) に基づき決定するのでなく、経験
的に求めたパターンを使用し、ルックアップテーブル方
式で決定することもできる。しかし、何れにしても、特
許請求の範囲に規定する方法および装置であれば、全て
この発明の範疇に属することは言うまでもない。
クルパターンは式(3) に基づき決定するのでなく、経験
的に求めたパターンを使用し、ルックアップテーブル方
式で決定することもできる。しかし、何れにしても、特
許請求の範囲に規定する方法および装置であれば、全て
この発明の範疇に属することは言うまでもない。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の電力サ
イクル制御方法により、電源の同相に並列に接続された
個々の抵抗発熱体の通電・非通電を連続する所定の期間
にわたりできる限り均一にすると同時に、全抵抗発熱体
の消費する全電力あるいは全抵抗発熱体を流れる電流の
総計を連続する所定の期間にわたりほぼ一定に維持でき
る。従って、共通の電源に対する力率を改善できる。
イクル制御方法により、電源の同相に並列に接続された
個々の抵抗発熱体の通電・非通電を連続する所定の期間
にわたりできる限り均一にすると同時に、全抵抗発熱体
の消費する全電力あるいは全抵抗発熱体を流れる電流の
総計を連続する所定の期間にわたりほぼ一定に維持でき
る。従って、共通の電源に対する力率を改善できる。
【0044】また、この発明による電力制御装置用の共
通制御装置は、サイクル制御方式であれ位相角制御方式
であれ、既存の電気炉設備に大幅な改造を加えることな
く簡単に導入することができる。そして、上記の電力方
法を多様な電気炉設備に適用できるプログラムをマイク
ロプロセッサ・ユニットのROM記憶器に収納しておく
だけでこの発明による方法を実行できる。そして、何よ
りもこの発明で提唱する共通制御装置はその構造が単純
であるため低価格で作製でき、作業工数も通常の電気炉
設備に比べて著しく低減できる。
通制御装置は、サイクル制御方式であれ位相角制御方式
であれ、既存の電気炉設備に大幅な改造を加えることな
く簡単に導入することができる。そして、上記の電力方
法を多様な電気炉設備に適用できるプログラムをマイク
ロプロセッサ・ユニットのROM記憶器に収納しておく
だけでこの発明による方法を実行できる。そして、何よ
りもこの発明で提唱する共通制御装置はその構造が単純
であるため低価格で作製でき、作業工数も通常の電気炉
設備に比べて著しく低減できる。
【0045】この発明の電力サイクル制御方法は、零ク
ロス点でサイリスタを点弧するため、その本来の優れた
特性である、電源線路の乱れを最小に低減でき、周辺の
電子機器にも電波障害を与えることが極めて少ない点を
保持し、調整精度の高い電力制御を可能にしている。
ロス点でサイリスタを点弧するため、その本来の優れた
特性である、電源線路の乱れを最小に低減でき、周辺の
電子機器にも電波障害を与えることが極めて少ない点を
保持し、調整精度の高い電力制御を可能にしている。
【図1】 電気炉設備のブロック回路図、
【図2】 スイッチング・ユニットの結線(a),通電
される一対のサイクルと対応するスイッチング素子のト
リガー信号 (bの上) および実際に流れる電流波形 (b
の下) ,
される一対のサイクルと対応するスイッチング素子のト
リガー信号 (bの上) および実際に流れる電流波形 (b
の下) ,
【図3】 共通制御回路の要部のブロック回路図、
【図4】 各サイクルで通電・非通電を決定する関係式
を示すグラフ、
を示すグラフ、
【図5】 種々の制御周期Kおよび通電率Mに対する通
電・非通電の均等配分サイクルパターン、
電・非通電の均等配分サイクルパターン、
【図6】 抵抗発熱体の逐次励起による各サイクル位置
での積算電力の分布を示すダイヤグラム、
での積算電力の分布を示すダイヤグラム、
【図7】 通電・非通電の均等配分を演算処理するフロ
ーチャート、
ーチャート、
【図8】 図7を更に詳しくしたフローチャート、
【図9】 グループ分けのDAサブルーチンの詳細なフ
ローチャート、
ローチャート、
【図10】 均等配分のDBサブルーチンおよびサイク
ル位置変換のDCサブルーチンの詳細なフローチャー
ト、
ル位置変換のDCサブルーチンの詳細なフローチャー
ト、
【図11】 零クロス点t+ とt- で点弧信号を発生す
るサブルーチン、
るサブルーチン、
【図12】 制御の流れを示すタイミングチャート。
F1-4 電気炉 R1-4 抵抗発熱体(負荷) h 個々の抵抗発熱体を指定する指数 TR1-4 温度調節器 TC1-4 感熱素子(熱電対) SW1-4 スイッチング・ユニット TH1,TH2 サイリスタ素子 CTR 制御装置 MP マイクロプロセッサ・ユニット ZC 零クロス点信号発生器 A/D1-4 アナログ・デジタル変換器 ISO1-4 絶縁回路
Claims (8)
- 【請求項1】 交流電源の同相に並列接続された定格発
熱量RPh を有する総数Hの抵抗発熱体(Rh ;h=1
〜H)に対してそれぞれ希望発熱率Sh を実現するよう
に、基本制御周期に相当するサイクル数N中の各サイク
ル位置Iで各抵抗発熱体(Rh )の通電・非通電を決定
して電力をサイクル制御する方法において、 サイクル位置Iで1からn番目までの抵抗発熱体により
消費される電力を積算した積算電力TA(I, n)の電力レ
ベルが、抵抗発熱体1から始めて抵抗発熱体Hまで逐次
積算する都度、サイクル数Nにわたりできる限り一様に
なるように、各抵抗発熱体(Rh )の通電・非通電を各
基本制御周期で決定し、次の基本制御周期でこの決定に
従って全ての抵抗発熱体の通電・非通電を実行すること
を特徴とする電力制御方法。 - 【請求項2】 抵抗発熱体(Rh )の希望発熱率Sh を
実現するためサイクル数N中でMh 個のサイクル位置を
通電とする場合、各積算ステップnで一つ前のステップ
n−1での積算通電電力TA(I, n-1)を電力レベルの大
きさに応じて分類し、電力レベルの低いグループから始
めて、 (a) 通電すべきサイクル数Mh が当該電力レベルのグル
ープgの数より小さい場合には、このグループgのサイ
クル位置に対して通電サイクル位置ができる限り一様と
なるように均等配分して割り振り、 (b) 通電すべきサイクル数Mh が当該電力レベルのグル
ープの数より大きい場合には、全てのサイクル位置を通
電とし、 (c) 余りのサイクル数が次の電力レベルのグループg+
1のサイクル位置の数より小さいなら、グループgをグ
ループg+1に変えて配分手順 (a)を実行し、 (d) 余りのサイクル数が次の電力レベルのグループg+
1のサイクル位置の数より大きいなら、グループgをグ
ループg+1に変えて配分処理 (c)を実行し、全てのサ
イクル数Mh が埋め尽くされるまで上記の配分手順 (a)
〜 (d)を実行することを特徴とする請求項1に記載の方
法。 - 【請求項3】 連続するK個のサイクル数に関してK=
NからK=2までの各々に対して通電サイクル数がmで
あり、通電サイクル位置が均等な配置を示すパターンを
可能な全てのm(1〜K)に付いて予め経験的に求めて
用意しおき、Kとmを指定して、その場合の通電サイク
ル位置の最適配置を見出すことを特徴とする請求項2に
記載の方法。 - 【請求項4】 連続するK個のサイクル数に対して通電
サイクル数がmとなる場合、通電サイクル位置の均等な
配置は、横軸をサイクル位置I,縦軸を積算サイクル数
Jとして、 J=m/K・I−α の式で表される直線にサイクル位置Iで最も近い整数値
がJより大きいか等しいとき、非通電とし、小さいとき
通電とすることにより決定し、この場合αは 0〜1.0 の
実数であることを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 【請求項5】 抵抗発熱体(Rh )の希望発熱率Sh を
実現するサイクル位置の数Mh は、定格発熱量RPh と
基本制御周期に相当する全サイクル数Nの積の値の整数
値あるいはこの値に1を加えたものであることを特徴と
する請求項2〜4の何れか1項に記載の方法。 - 【請求項6】 抵抗発熱体(Rh )の希望発熱率Sh を
実現するサイクル位置の数Mh は、当該基本制御周期の
一つの前の基本制御周期の定格発熱量RPhと基本制御
周期に相当する全サイクル数Nの積からこの積の整数値
あるいはこの整数値に1を加えたものを引き算し、引き
算した値を当該基本制御周期の定格発熱量RPh と基本
制御周期に相当する全サイクル数Nの積に加算した値の
整数値あるいはこの整数値に1を加えたものであること
を特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の方法。 - 【請求項7】 積算通電電力TA(I, n)を求めるには、
定格発熱量RPh の大きい順に選んだ抵抗発熱体hの組
を使用することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項
に記載の方法。 - 【請求項8】 交流電源の同相に並列にスイッチング・
ユニット(SWh )を介して抵抗発熱体(Rh )を接続
し、加熱目的物に対応した感熱素子(TCh)と、感熱
素子(TCh )の温度検出信号と、加熱目的物の目標温
度とからPID演算により抵抗発熱体(Rh )の希望発
熱量信号を形成する温度調節器(TR h )とを備えた電
気炉設備で、温度調整器(TRh )から供給される希望
発熱量信号に応じてスイッチング・ユニット(SWh )
の通電・非通電を決定するトリガ信号を出力する共通制
御装置(CTR)において、 前記共通制御装置(CTR)が、電源の正・負の零クロ
ス点(t+,t- )を指定するトリガ信号を発生する零ク
ロス点発生回路(ZC),温度調整器(TRh)の希望
発熱量信号を受入れ、デジタル信号として出力するアナ
ログ・デジタル変換器(A/D),記憶器ROM,RA
M,インターフェース,割込管理ユニットおよび中央演
算処理部を含むマイクロプロセッサ・ユニット(M
P),およびこのマイクロプロセッサ・ユニットからの
出力制御信号を電気絶縁して一定幅のパルス信号にして
各スイッチング・ユニット(SWh )へ個々に開閉制御
信号を出力する個別絶縁回路(ISO)で構成されてい
て、 前記マイクロプロセッサ・ユニット(MP)の記憶器R
OMには請求項1〜7の何れか1項の方法により各抵抗
発熱体の通電・非通電を決定するプログラムおよび零ク
ロス点の割込信号に応じて、各スイッチング・ユニット
(SWh )へ開閉制御信号を送信するプログラムが格納
されていることを特徴とする共通制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33549897A JPH11167976A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 電気炉の電力制御方法およびその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33549897A JPH11167976A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 電気炉の電力制御方法およびその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11167976A true JPH11167976A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=18289256
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33549897A Withdrawn JPH11167976A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | 電気炉の電力制御方法およびその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11167976A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001273040A (ja) * | 2000-03-27 | 2001-10-05 | Tokyo Electron Ltd | 電力制御装置、電力制御方法及び熱処理装置 |
| JP2012212361A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Iwate Univ | パルス変換装置、制御システム、及び制御方法 |
-
1997
- 1997-12-05 JP JP33549897A patent/JPH11167976A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001273040A (ja) * | 2000-03-27 | 2001-10-05 | Tokyo Electron Ltd | 電力制御装置、電力制御方法及び熱処理装置 |
| JP2012212361A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Iwate Univ | パルス変換装置、制御システム、及び制御方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US7142997B1 (en) | Automatic power factor corrector | |
| EP0260963B1 (en) | Inverter-type resistance welding machine | |
| CN110048597A (zh) | 功率因数校正电路的控制方法、控制器及系统 | |
| CA2592673A1 (en) | Method and apparatus for providing harmonic inductive power | |
| WO2000051410A2 (en) | Resonant frequency induction furnace system using capacitive voltage division | |
| AU2006202108B2 (en) | Gradient induction heating of a workpiece | |
| KR910003812B1 (ko) | 전열기구의 정전력공급장치 | |
| WO2000076056A1 (en) | Power supply | |
| KR101658845B1 (ko) | 위상 제어 장치 및 방법 | |
| EP0947278A2 (en) | Resistance welding control apparatus | |
| GB2269465A (en) | Induction heating | |
| CN1160012C (zh) | 加热系统和控制加热系统的方法 | |
| JPH11167976A (ja) | 電気炉の電力制御方法およびその装置 | |
| JP3015320B2 (ja) | 電気炉の電力制御方法およびその装置 | |
| KR20020063663A (ko) | 직접 가열 롤러를 위한 전력 제어 방법 및 장치 | |
| US20210204368A1 (en) | Induction heating device and method of controlling the same | |
| Li et al. | Plasma start-up design for initial discharges in HL-2M | |
| EP2441165B1 (en) | Improvements in the distribution and utilisation of electrical energy in industrial processes | |
| KR20090048684A (ko) | 유도가열 조리기기의 전원 제어장치 및 방법 | |
| Davidson et al. | A new test circuit for operational testing of HVDC valves | |
| JPH0620172Y2 (ja) | 電熱装置用交流電力制御装置 | |
| JP3041522B2 (ja) | 電力制御方式及び電力制御回路 | |
| KR20210041253A (ko) | 무효전력 저감을 위한 위상 제어 정류기 제어 시스템 및 제어 방법 | |
| EP3080901B1 (en) | Low level harmonics control system for groups of impedances connected in parallel in a three-phase system | |
| US20250338362A1 (en) | Adaptive characterization process for induction cooktop system |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |