JPH11167997A - プラズマ監視装置 - Google Patents

プラズマ監視装置

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JPH11167997A
JPH11167997A JP10270194A JP27019498A JPH11167997A JP H11167997 A JPH11167997 A JP H11167997A JP 10270194 A JP10270194 A JP 10270194A JP 27019498 A JP27019498 A JP 27019498A JP H11167997 A JPH11167997 A JP H11167997A
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康博 西森
Michio Taniguchi
道夫 谷口
Kazuyoshi Kondo
一喜 近藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマ負荷のプラズマの状態の監視に際
し、プラズマ負荷のインピーダンスまたはピーク間電圧
の計測精度を向上させる。 【解決手段】 電源1 と負荷5 との間にインピーダンス
変換回路3 を挿入しておく。変換回路の電源側端での電
圧V1を検出する電圧検出部3A1と、電流I1を検出する電
流検出部3A2 と、電圧と電流との位相差θ1 を検出する
位相差検出部3A3と、電圧と電流と位相差とから変換回
路の電源側端よりプラズマ負荷側を見たインピーダンス
を第1の入力インピーダンスZ1* として演算する第1の
入力インピーダンス演算部23c と、変換回路を構成する
素子の定数ZC1 * ,ZC2* ,ZL* 及び第1の入力インピ
ーダンスから変換回路の負荷側端より負荷側を見たイン
ピーダンスを第2の入力インピーダンスZ2* として演算
する第2の入力インピーダンス演算部23e と、変換回路
の負荷側端と負荷との間をつなぐ給電線4 のインピーダ
ンスZs* 及び第2の入力インピーダンスから負荷のイン
ピーダンスを演算するプラズマインピーダンス演算部23
f を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波電源から電
力が供給されているプラズマ負荷のプラズマの状態を監
視するプラズマ監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体素子、LCD(液晶ディスプレ
イ)等の製造過程においては、エッチング、スパッタリ
ング、薄膜成長等を行う際に、プラズマを用いるプロセ
ス(プラズマプロセスという。)が行われる。プラズマ
プロセスにおいては、エッチング、スパッタリング、薄
膜成長等の処理を行うチャンバ内に設けた2つの電極に
高周波電力を供給して、この電極間にプラズマを発生さ
せている。
【0003】このように、プラズマを生じさせるプラズ
マ負荷に高周波電力を供給する場合には、高周波電源と
プラズマ負荷との間のインピーダンスの整合をとること
が重要であり、両者間のインピーダンスの整合がとれて
いない場合には、高周波電源の出力端で電力の反射が生
じてプラズマ負荷に高周波電力を効率良く供給すること
ができないため、そのプロセスにおいて好結果を得るこ
とができない。
【0004】そのため、高周波電源からプラズマ負荷に
電力を供給する場合には、高周波電源とプラズマ負荷と
の間にL,C回路やトランス等からなるインピーダンス
変換回路を挿入することが必要不可欠である。
【0005】図11は、従来の高周波電力からプラズマ
負荷に電力を供給する回路構成を概略的に示した回路図
である。図示するように、高周波電源(以下、電源とい
う。)1から同軸ケーブル2とインピーダンス変換回路
3′と給電線4とを通してプラズマ負荷5に電力が供給
される。インピーダンス変換回路3′は、例えば第1の
可変コンデンサC11と、タップを選択することによりイ
ンダクタンスを調整できるようになっているコイルL11
と、第2の可変コンデンサC22とにより構成され、第1
の可変コンデンサC11と第2の可変コンデンサC22の容
量を変えることによりインピーダンスの整合を行うよう
になっている。
【0006】第1及び第2の可変コンデンサC11及びC
22の調整を自動的に行わせるため、図示しない検出器に
より、インピーダンス変換回路3′の電源側端の電圧及
び電流と、この電圧と電流との位相差とを検出し、この
電圧と電流との比から、インピーダンス変換回路3′の
電源側端より負荷5側を見たインピーダンスを検出し
て、このインピーダンスを電源の出力インピーダンスに
一致させ、かつ上記位相差を零にするようにコンデンサ
C11及びC22を調節する。
【0007】上記の調節の内、負荷側を見たインピーダ
ンスを電源の出力インピーダンスに一致させるための調
節は、主として第1のコンデンサC11の容量を調節する
ことにより行われ、位相差を零にするための調節は、主
として第2のコンデンサC22の容量を調節することによ
り行われる。
【0008】プラズマ負荷5は、図12に示すようにチ
ャンバ5aと、2つの電極5b1 ,5b2 と、インピー
ダンス変換回路3′からチャンバ5aに給電する給電部
5c1 ,5c2 と、電極5b1 ,5b2 と給電部5c1
,5c2 とをそれぞれ接続する給電線4とにより構成
される。なお給電線4は、チャンバ5a内に設けられて
いるものとしているが、インピーダンス変換回路3′の
負荷側端と給電部5c1,5c2 とを接続する分が含ま
れる。
【0009】上記のプラズマプロセスにおいては、再現
性よく行い、また半導体素子の歩留まりを向上するため
に、プラズマの状態を常に監視する必要がある。プラズ
マの状態を監視するには、例えばプラズマのインピーダ
ンスまたはプラズマのピーク間電圧を計測すればよいこ
とはよく知られている。
【0010】ところで、インピーダンス変換回路3′の
負荷側端よりプラズマ負荷5側を見たインピーダンスに
は、プラズマが発生しているときの電極間に存在するイ
ンピーダンスとして、プラズマの内部抵抗と、プラズマ
と2つの電極5b1 ,5b2との間にそれぞれ発生する
シースの静電容量とがある。また、インピーダンス変換
回路3′の負荷側端とプラズマ負荷5とを接続する給電
線4のインダクタンスがある。なお、インピーダンス変
換回路3′の負荷側端と給電部5c1 ,5c2とは、直
接接続できない場合が多く、この場合、所定長さの給電
線4により接続する。
【0011】このようなインピーダンスが存在する場
合、インピーダンス変換回路3′の負荷側端よりプラズ
マ負荷5側を見た等価回路は図13に示すようになり、
この等価回路の電圧ベクトルは図14に示すようにな
る。VD はインピーダンス変換回路3′の負荷側端の電
圧、VL は給電線4に発生する電圧、VR ,VC はそれ
ぞれプラズマの内部抵抗に発生する電圧及びシースの合
成静電容量に発生する電圧、VP は電極5b1 ,5b2
間の電圧である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本来、電極5b1 ,5
b2 間に発生する電圧VP を検出しなければならないと
ころ、このVP を検出するためのリード線をチャンバ5
a外に引き出すために、チャンバを改造する必要がある
が、この改造が繁雑となるので、従来はインピーダンス
変換回路3′の負荷側端の電圧VD を検出していた。と
ころが、図14から明らかなように、VD は、VP に対
し、給電線4の長さ、すなわち給電線に発生する電圧V
L の影響を受けるために、ピーク間電圧も精度の欠いた
値を検出するという問題があった。
【0013】例えば、プラズマプロセスで最も使用頻度
の高い13.56(MHz)の高周波電力を供給した場
合のプラズマのリアクタンスは、真空の誘電率を8.8
54×10-12 、シースの比誘電率を1、電極面積を
0.032(m2 )、シース厚さを1(mm)とする
と、1つのシースの静電容量は283(pF)となる。
したがって、シースの合成静電容量は約142(pF)
となり、13.56(MHz)に対し、−j82.7
(Ω)となる。
【0014】ここで、上記電圧VD のピーク間電圧VDP
と、電圧VP のピーク間電圧VPPとを比較すると、プラ
ズマに供給される電力を1(KW)、プラズマの内部抵
抗を10(Ω)とし、給電線のインダクタンスを100
(nH),500(nH)及び1(μH)と変化させた
ときの精度を100(VDP−VPP)/VDP(%)により
求める。
【0015】その結果、100(nH)のときは−11
(%)、500(nH)のときは−102(%)、1
(μH)のときは−707(%)となり、明らかにイン
ダンスが大きくなる程、精度が悪くなっている。
【0016】本発明の目的は、プラズマ負荷のプラズマ
の状態の監視に際し、プラズマ負荷のインピーダンスま
たはピーク間電圧の計測精度を向上させたプラズマ監視
装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、高周波電源か
らインピーダンス変換回路を介して電力が供給されてい
るプラズマ負荷のプラズマの状態を監視するプラズマ監
視装置に係わるものである。
【0018】請求項1に記載の発明は、インピーダンス
変換回路の負荷側端での電圧を検出する電圧検出部と、
インピーダンス変換回路の負荷側端での電流を検出する
電流検出部と、電圧と電流との位相差を検出する位相差
検出部と、電圧と電流と位相差とからインピーダンス変
換回路の負荷側端よりプラズマ負荷側を見たインピーダ
ンスを第2の入力インピーダンスとして演算する第2の
入力インピーダンス演算部と、インピーダンス変換回路
の負荷側端とプラズマ負荷との間をつなぐ給電線のイン
ピーダンス及び第2の入力インピーダンスからプラズマ
負荷のインピーダンスを演算するプラズマインピーダン
ス演算部を備えたものである。
【0019】請求項2に記載の発明は、プラズマ負荷の
インピーダンス及び電流からプラズマ負荷のピーク間電
圧を演算するプラズマピーク間電圧演算部をさらに備え
たものである。
【0020】上記の請求項1及び請求項2の発明におい
ては、プラズマ負荷のインピーダンスまたはピーク間電
圧の計測精度に影響を及ぼす給電線のインピーダンスを
考慮するようにしたので、上記の計測精度が向上する。
また、プラズマ負荷に近い箇所で電圧、電流を検出して
いるので、演算誤差が小さくなる。
【0021】請求項3に記載の発明は、インピーダンス
変換回路の負荷側端での電圧を検出する電圧検出部と、
インピーダンス変換回路の負荷側端での電流を検出する
電流検出部と、電圧と電流との位相差を検出する位相差
検出部と、電圧と電流と位相差とからインピーダンス変
換回路の負荷側端とプラズマ負荷との間をつなぐ給電線
の負荷側端での電圧及び電流を演算する給電線負荷側端
電圧・電流演算部と、給電線の負荷側端での電圧及び電
流からプラズマ負荷のインピーダンスを演算するプラズ
マインピーダンス演算部を備えたものである。
【0022】上記の請求項3の発明においては、給電線
のインピーダンスを測定しなくてもよいので、プラズマ
負荷のインピーダンスが効率よく計測される。また、プ
ラズマ負荷に近い箇所で電圧、電流を検出しているの
で、演算誤差が小さくなる。
【0023】請求項4に記載の発明は、インピーダンス
変換回路の電源側端での電圧を検出する電圧検出部と、
インピーダンス変換回路の電源側端での電流を検出する
電流検出部と、電圧と電流との位相差を検出する位相差
検出部と、電圧と電流と位相差とからインピーダンス変
換回路の電源側端よりプラズマ負荷側を見たインピーダ
ンスを第1の入力インピーダンスとして演算する第1の
入力インピーダンス演算部と、インピーダンス変換回路
を構成する素子の定数及び第1の入力インピーダンスか
らインピーダンス変換回路の負荷側端より負荷側を見た
インピーダンスを第2の入力インピーダンスとして演算
する第2の入力インピーダンス演算部と、インピーダン
ス変換回路の負荷側端とプラズマ負荷との間をつなぐ給
電線のインピーダンス及び第2の入力インピーダンスか
らプラズマ負荷のインピーダンスを演算するプラズマイ
ンピーダンス演算部を備えたものである。
【0024】請求項5に記載の発明は、電圧、電流及び
インピーダンス変換回路を構成する素子の定数からイン
ピーダンス変換回路の負荷側端での電流を演算するイン
ピーダンス変換回路負荷側端電流演算部と、プラズマ負
荷のインピーダンス及びインピーダンス変換回路の負荷
側端での電流からプラズマ負荷のピーク間電圧を演算す
るプラズマピーク間電圧演算部をさらに備えたものであ
る。
【0025】上記の請求項4及び請求項5の発明におい
ては、プラズマ負荷のインピーダンスまたはピーク間電
圧の計測精度に影響を及ぼす給電線のインピーダンスを
考慮するようにしたので、上記の計測精度が向上する。
また、検出精度の高い箇所で電圧、電流を検出している
ので、プラズマ負荷のインピーダンスまたはピーク間電
圧の計測精度がさらに向上する。
【0026】請求項6に記載の発明は、インピーダンス
変換回路の電源側端での電圧を検出する電圧検出部と、
インピーダンス変換回路の電源側端での電流を検出する
電流検出部と、電圧と電流との位相差を検出する位相差
検出部と、電圧と電流と位相差とからインピーダンス変
換回路の電源側端よりプラズマ負荷側を見たインピーダ
ンスを第1の入力インピーダンスとして演算する第1の
入力インピーダンス演算部と、インピーダンス変換回路
を構成する素子の定数及び第1の入力インピーダンスか
らインピーダンス変換回路の負荷側端よりプラズマ負荷
側を見たインピーダンスを第2の入力インピーダンスと
して演算する第2の入力インピーダンス演算部と、電圧
と電流と位相差とから高周波電源の有効電力を演算する
実効電力演算部と、第2の入力インピーダンス及び有効
電力からインピーダンス変換回路の負荷側端での電圧及
び電流を演算するインピーダンス変換回路負荷側端電圧
・電流演算部と、インピーダンス変換回路の負荷側端で
の電圧及び電流からインピーダンス変換回路の負荷側端
とプラズマ負荷との間をつなぐ給電線の負荷側端での電
圧及び電流を演算する給電線負荷側端電圧・電流演算部
と、給電線の負荷側端での電圧及び電流からプラズマ負
荷のインピーダンスを演算するプラズマインピーダンス
演算部を備えたものである。
【0027】請求項7に記載の発明は、給電線の負荷側
端での電圧からプラズマ負荷のピーク間電圧を演算する
プラズマピーク間電圧演算部をさらに備えたものであ
る。
【0028】上記の請求項7の発明においては、給電線
のインピーダンスを測定しなくてもよいので、プラズマ
負荷のピーク間電圧が効率よく計測される。また、検出
精度の高い箇所で電圧、電流を検出しているので、プラ
ズマ負荷のピーク間電圧の計測精度がさらに向上する。
【0029】
【発明の実施の形態】<第1の実施形態>図1は本発明
に係るプラズマ監視装置の第1の実施形態を示す回路図
である。同図において、1は電源、2は同軸ケーブル、
3はインピーダンス変換回路(以下、変換回路とい
う)、4は給電線、5はプラズマ負荷(以下、負荷とい
う。)である。この変換回路3は、負荷5に高周波電力
を供給する際に従来から用いられている自動インピーダ
ンス整合器である。
【0030】変換回路3は、図11に示したものと同様
に、第1の可変コンデンサC11と、第2の可変コンデン
サC22と、タップを選択することによりインダクタンス
の調整が可能なコイルL11とを備えている。第1及び第
2の可変コンデンサC11及びC22のそれぞれの容量を調
節する調節部(操作軸)は、モータを駆動源とした図示
しない操作機構に連結されている。また各可変コンデン
サの操作子を駆動するモータを制御する図示しない制御
部が設けられていて、該制御部により可変コンデンサC
11及びC22の操作子の回転を制御することにより、それ
ぞれの可変コンデンサの容量を調整するようになってい
る。
【0031】変換回路3の負荷側端には、それぞれ負荷
側端の電圧V2 を検出する電圧検出部3B1 と、電流I
2 を検出する電流検出部3B2 及び負荷側端の電圧と電
流との位相差θ2 を検出する位相差検出部3B3 を有す
る負荷側検出器3Bが設けられている。
【0032】変換回路3を構成する素子の定数は、第1
及び第2の可変コンデンサC11及びC22の容量C1 ,C
2 と、コイルL11のインダクタンスL1 とである。これ
らの内、インダクタンスL1 は既知であるが、インピー
ダンス調節手段である第1及び第2の可変コンデンサC
11及びC22の容量は随時変化する。そこで、可変コンデ
ンサC11及びC22の容量を演算するため、可変抵抗器V
R1 及びVR2 を設け、これらの可変抵抗器の摺動子を
可変コンデンサC11及びC22の操作子と連動するように
それぞれの可変コンデンサの操作子の駆動機構に連結し
ている。可変抵抗器VR1 及びVR2 の両端には一定の
直流電圧を印加してあり、可変抵抗器VR1 及びVR2
の摺動子と接地間にそれぞれコンデンサC11及びC22の
操作子の位置(回転角)に相応した位置検出信号Ep1及
びEp2を得るようにしており、この可変抵抗器VR1 及
びVR2 によりインピーダンス調節手段の調節部の位置
を検出する調節位置検出器6が構成される。
【0033】検出電圧V2 、検出電流I2 、位相差θ2
及び位置検出信号Ep1,Ep2はアナログ/デジタルコン
バータ(A/Dコンバータ)20に入力されてデジタル
信号に変換され、それぞれのデジタル信号がコンピュー
タ21に入力されている。
【0034】コンピュータ21では、プラズマインピー
ダンス及びプラズマピーク間電圧を演算し、その結果を
ディスプレイ装置25に表示する。
【0035】図2は本発明に係るプラズマ監視装置の第
1の実施形態におけるコンピュータの内部機能を示すブ
ロック図であり、コンピュータ21は、測定された給電
線4のインピーダンスZS * を入力する給電線インピー
ダンス測定値入力部21aと、検出電圧V2 、検出電流
I2 及び位相差θ2 から給電線の入力インピーダンスZ
2 * を演算する給電線入力インピーダンス演算部21b
とを有している。また、上記給電線のインピーダンスZ
S * 及び給電線入力インピーダンス(第2の入力インピ
ーダンス)Z2 * からプラズマ負荷5のインピーダンス
ZP * を演算するプラズマインピーダンス演算部21c
と、上記検出電流I2 及びプラズマ負荷のインピーダン
スZP * からプラズマ負荷のピーク間電圧VPPを演算す
るプラズマピーク間電圧演算部21dと、上記プラズマ
負荷のインピーダンスZP * 及びピーク間電圧VPPを表
示する表示指令部21eとを有している。なお、“*”
は複素数であることを示している。
【0036】図3は第1の実施形態におけるコンピュー
タが実行するプログラムのアルゴリズムを示すフローチ
ャートである。
【0037】給電線インピーダンス測定値入力部21a
には、インピーダンスアナライザにより測定された給電
線インピーダンスZS * が入力される(ステップS
1)。なお、この給電線は、抵抗分が無視でき、リアク
タンス分としてのインダクタンスLS のみとなる。ま
た、このインピーダンスは、電極5b1 ,5b2 間を短
絡して測定される。
【0038】給電線入力インピーダンス演算部21bで
は、まず検出器3Bの出力である検出電圧V2 、検出電
流I2 及び位相差θ2 を読込み(ステップS2)、つぎ
に変換回路3の負荷側端よりプラズマ負荷5側を見たイ
ンピーダンス、すなわち給電線4の電源側端より負荷側
を見たインピーダンスを給電線入力インピーダンスZ2
* とし、上記V2 ,I2 からこの入力インピーダンスの
絶対値Z2 を(1)式により求める(ステップ3)。 Z2 =V2 /I2 …(1)
【0039】ついで、上記インピーダンスの絶対値Z2
及び位相差θ2 から給電線入力インピーダンスZ2 *
求める(ステップ4)。このインピーダンスZ2 * の抵
抗分をR2 、リアクタンス分をX2 とし、Z2 * =R2
+jX2 とおくと、R2 及びX2 は(2),(3)式で
与えられる。 R2 =Z2 ・cosθ2 …(2) X2 =Z2 ・sinθ2 …(3)
【0040】プラズマインピーダンス演算部21cで
は、上記抵抗分R2 、リアクタンス分X2 及び給電線の
リアクタンスωLs(ω:角周波数)から給電線4の負
荷側端より負荷側を見たインピーダンスをプラズマイン
ピーダンスZP * として求める(ステップS5)。この
インピーダンスZP * の抵抗分をRP 、リアクタンス分
をXP とし、ZP * =RP +jXP とおくと、RP 及び
XP は(4),(5)式で与えられる。 RP =R2 …(4) XP =X2 −ωLs …(5)
【0041】プラズマピーク間電圧演算部21dでは、
まず(4),(5)式で得られたRP ,XP からプラズ
マインピーダンスの絶対値ZP を(6)式により求める
(ステップS6)。 ZP ={R2 2 +(X2 −ωLs)21/2 …(6)
【0042】つぎに、上記検出電流I2 及びプラズマイ
ンピーダンスの絶対値ZP からプラズマピーク間電圧V
PPを(7)式により求める(ステップS7)。なお、I
2 は実効値としている。 VPP=2・21/2 ・I2 ・ZP …(7)
【0043】表示指令部21eでは、プラズマインピー
ダンスZP * 及びプラズマピーク間電圧VPPの表示指令
を出し(ステップS8)、再度、ステップS2に戻る。
【0044】<第2の実施形態>図4は本発明に係るプ
ラズマ監視装置の第2の実施形態におけるコンピュータ
の内部機能を示すブロック図である。なお、本実施形態
を示す回路図は第1の実施形態と同じであるので省略す
る。
【0045】コンピュータ22は、検出電圧V2 、検出
電流I2 及び位相差θ2 から給電線4の負荷側端電圧V
3 * 及び電流I3 * を演算する給電線負荷側端電圧・電
流演算部22aを有している。また、上記給電線の負荷
側端電圧V3 * 及び電流I3 * からプラズマ負荷5のイ
ンピーダンスZP * を演算するプラズマインピーダンス
演算部22bと、上記給電線の負荷側端電圧V3 * から
プラズマ負荷のピーク間電圧VPPを演算するプラズマピ
ーク間電圧演算部22cと、上記プラズマ負荷のインピ
ーダンスZP * 及びピーク間電圧VPPを表示する表示指
令部22dとを有している。
【0046】図5は第2の実施形態におけるコンピュー
タが実行するプログラムのアルゴリズムを示すフローチ
ャートである。
【0047】給電線負荷側端電圧・電流演算部22aで
は、まず検出器3Bの出力である検出電圧V2 、検出電
流I2 及び位相差θ2 を読込み(ステップS1)、V2
,I2 及びθ2 から給電線の電源側端電圧V2 * 及び
電流I2 * を求める(ステップS2)。このV2 * ,I
2 * は、V2 ,I2 を実効値とすると、(8),(9)
式で与えられる。 V2 * =21/2 ・V2 εj ω t …(8) I2 * =21/2 ・I2 εj( ω t- θ 2 ) …(9)
【0048】つぎに、給電線を4端子網として取扱い、
この負荷側端電圧V3 * 及び電流I3 * を求める(ステ
ップS3)。上記電圧V2 * 及び電流I2 * は、4端子
定数A2 ,B2 ,C2 ,D2 と、負荷側端電圧V3 *
び負荷側端電流I3 * とを用いて、(10)式で表わさ
れる。
【0049】
【数1】
【0050】(10)式はV2 * ,I2 * に4端子定数
の逆行列を乗じると、(11)式で表わされる。
【0051】
【数2】
【0052】給電線の負荷側端電圧V3 * 及び電流I3
* は、(11)式から(12),(13)式により求め
られる。なお、A2 ,B2 ,C2 ,D2 は下記に示すよ
うに、それぞれ(21),(22),(23)及び(2
4)式により求めたものである。 V3 * ={1/(A2 D2 −B2 C2 )}(D2 V2 * −B2 I2 * ) …(12) I3 * ={1/(A2 D2 −B2 C2 )}(−C2 V2 * +A2 I2 * ) …(13)
【0053】プラズマインピーダンス演算部22bで
は、(12),(13)式で得られた給電線の負荷側端
電圧V3 * 及び電流I3 * からプラズマインピーダンス
ZP *を(14)式により求める(ステップS4)。 ZP * =V3 * /I3 * …(14)
【0054】プラズマピーク間電圧演算部22cでは、
(12)式で得られたV3 * からその最大値V3´*を求
め、プラズマピーク間電圧VPPを(15)式により求め
る(ステップS5)。 VPP=2・V3´* …(15)
【0055】表示指令部22dでは、プラズマインピー
ダンスZP * 及びプラズマピーク間電圧VPPの表示指令
を出し(ステップS6)、再度、ステップS1に戻る。
【0056】上記4端子定数A2 ,B2 ,C2 ,D2
は、例えば下記のように求めることができる。まず、抵
抗値が既知の抵抗Rを電極5b1 ,5b2 間に接続し、
給電線4の電源側端より負荷側を見たインピーダンスZ
22を、インピーダンスアナライザを用いて測定する。
【0057】つぎに、給電線の電源側端に所定の電圧を
有する高周波信号源を接続し、入力電圧V22及び出力電
圧(電極間電圧)V33を測定する。このときの入力電流
をI22、出力電流をI33とすると、V22,I22は4端子
定数A2 ,B2 ,C2 ,D2及びV33,I33を用いて、
(16)式で表わされる。
【0058】
【数3】
【0059】上記(16)式のI22,I33は、それぞれ
I22=V22/Z22,I33=V33/Rであるので、(1
7)式のように変形できる。
【0060】
【数4】
【0061】上記(17)式を展開すると、(18),
(19)式になる。 V22=(A2 +B2 /R)V33 …(18) V22/Z22=(C2 +D2 /R)V33 …(19)
【0062】上記(18),(19)式において、抵抗
Raを接続したときのインピーダンスをZ2a、入力電圧
をV2a、出力電圧をV3aとし、抵抗Rb を接続したとき
のインピーダンスをZ2b、入力電圧をV2b、出力電圧を
V3bとすると、以下の連立方程式(20)が得られる。
【0063】
【数5】
【0064】上記(20)式からA2 ,B2 ,C2 ,D
2 が求められる。 A2 ={1/(Rb −Ra )}(V2a/V3a)・Ra +(V2b/V3b)・Rb …(21) B2 ={(V2a/V3a)−(V2b/V3b)}・Ra ・ {1/(Rb −Ra )}・Rb …(22) C2 ={1/(Rb −Ra )}(−V2a/V3a・Z2a)・Ra + (V2b/V3b・Z2b)・Rb …(23) D2 =[{(V2a/V3a−Z2a)}−(V2b/V3b・Z2b)]・Ra ・ {1/(Rb −Ra )}・Rb …(24)
【0065】<第3の実施形態>図6は本発明に係るプ
ラズマ監視装置の第3の実施形態を示す回路図であり、
1は電源、2は同軸ケーブル、3は変換回路、4は給電
線、5は負荷、20はA/Dコンバータ、23はコンピ
ュータ、25はディスプレイ装置である。
【0066】本実施形態では、変換回路3の電源側端
に、それぞれ電源側端での電圧V1 を検出する電圧検出
部3A1 、電流I1 を検出する電流検出部3A2 及び電
源側端での電圧と電流との位相差θ1 を検出する位相差
検出部3A3 を有する電源側検出器3Aを設けている。
【0067】図7は本発明に係るプラズマ監視装置の第
3の実施形態におけるコンピュータの内部機能を示すブ
ロック図であり、コンピュータ23は、変換回路3の構
成素子の内、既知のインピーダンスZL * を入力する変
換回路既知インピーダンス入力部23aと、測定された
給電線4のインピーダンスZS * を入力する給電線イン
ピーダンス測定値入力部23bとを有している。また、
検出電圧V1 、検出電流I1 及び位相差θ1 から変換回
路の入力インピーダンスZ1 * を演算する変換回路入力
インピーダンス演算回路23cと、位置検出信号EP1,
EP2から変換回路の構成素子の内、調節用のインピーダ
ンスZC1* ,ZC2* を演算する変換回路調節用インピー
ダンス演算部23dとを有している。さらに、上記変換
回路の既知のインピーダンスZL * 、入力インピーダン
スZ1 * 及び調節用のインピーダンスZC1* ,ZC2*
ら給電線の入力インピーダンス(第2の入力インピーダ
ンス)Z2 * を演算する給電線入力インピーダンス演算
部23e、上記給電線のインピーダンスZS * と入力イ
ンピーダンスZ2 * とからプラズマ負荷のインピーダン
スZP * を演算するプラズマインピーダンス演算部23
fと、上記検出電圧V1 、検出電流I1 及び調節用のイ
ンピーダンスZC1から変換回路の負荷側端電流I2 ′を
演算する変換回路負荷側端電流演算部23gと、上記プ
ラズマ負荷のインピーダンスZP * 及び変換回路の負荷
側端電流I2 ′からプラズマ負荷のピーク間電圧VPPを
演算するプラズマピーク間電圧演算部23hと、上記プ
ラズマ負荷のインピーダンスZP * 及びピーク間電圧V
PPを表示する表示指令部23iとを有している。
【0068】図8は第3の実施形態におけるコンピュー
タが実行するプログラムのアルゴリズムを示すフローチ
ャートである。
【0069】変換回路既知インピーダンス値入力部23
aには、タップ選択された既知のインダクタンスL1 に
よるインピーダンスZL * としてリアクタンスωL1
(ω:角周波数)が入力され(ステップS1)、給電線
インピーダンス測定値入力部23bには、測定された給
電線のインピーダンスZS * としてリアクタンスωLs
が入力される(ステップS1)。
【0070】変換回路入力インピーダンス演算部23c
では、まず検出器3Aの出力である検出電圧V1 、検出
電流I1 及び位相差θ1 を読込み(ステップS2)、つ
ぎに変換回路の電源側端より負荷側を見たインピーダン
スを変換回路入力インピーダンス(第1の入力インピー
ダンス)Z1 * とし、上記V1 ,I1 からこの入力イン
ピーダンスの絶対値Z1 を(25)式により求める(ス
テップ3)。 Z1 =V1 /I1 …(25)
【0071】ついで、上記インピーダンスの絶対値Z1
及び位相差θ1 から変換回路入力インピーダンスZ1 *
を求める(ステップS4)。このインピーダンスZ1 *
の抵抗分をR1 、リアクタンス分をX1 とし、Z1 *
R1 +jX1 とおくと、R1及びX1 は(26),(2
7)式で与えられる。 R1 =Z1 ・cosθ1 …(26) X1 =Z1 ・sinθ1 …(27)
【0072】変換回路調節用インピーダンス演算部23
dでは、まず調節位置検出器6の出力である位置検出信
号EP1,EP2を読込み(ステップS5)、つぎに位置検
出信号から調節用コンデンサC11,C22の容量C1 ,C
2 を求め(ステップS6)、ついでその結果に基づいて
コンデンサC11,C22のそれぞれのリアクタンスXC1,
XC2を求める(ステップS7)。
【0073】給電線入力インピーダンス演算部23eで
は、変換回路3の負荷側端よりプラズマ負荷5側を見た
インピーダンス、すなわち給電線の電源側端より負荷側
を見たインピーダンスを給電線入力インピーダンスZ2
* として求める(ステップS8)。
【0074】このインピーダンスZ2 * をZ2 * =R2
+jX2 とおいて、R2 及びX2 を未知数とし、上記入
力インピーダンスZ1 * の抵抗分R1 及びリアクタンス
分X1 と、変換回路3の構成素子のリアクタンスXC1,
XC2及びXL1とを既知数として、R2 及びX2 を求め
る。これらR2 及びX2 はそれぞれ(28),(29)
式により与えられる。 R2 =R1 ・(XC1)2 /B …(28) X2 ={R1 2 ・XC1+(X1 +XC1)・XC1・X1 }/B+(XC2−XL1) …(29) 但し、B=R1 2 +(X1 +XC1)2
【0075】プラズマインピーダンス演算部23fで
は、第1の実施形態と同様に、上記抵抗分R2 ,リアク
タンス分X2 及び給電線のリアクタンスωLsから給電
線の負荷側端より負荷側を見たインピーダンスをプラズ
マインピーダンスZP * として(4),(5)式により
求める(ステップS9)。
【0076】変換回路負荷側端電流演算部23gでは、
上記検出電圧V1 、検出電流I1 及び調節用コンデンサ
C11のリアクタンスXC1から変換回路の負荷側端電流I
2´を(30)式により求める(ステップS10)。な
お、V1 ,I1 は実効値としている。 I2´=I1 −XC1・V1 …(30)
【0077】プラズマピーク間電圧演算部23hでは、
まず上記RP ,XP からプラズマインピーダンスの絶対
値ZP を(6)式により求め(ステップS11)、つぎ
に上記I2´及びZP からプラズマピーク間電圧VPPを
(31)式により求める(ステップS12)。 VPP=2・21/2 ・I2´・ZP …(31)
【0078】表示指令部23iでは、プラズマインピー
ダンスZP * 及びプラズマピーク間電圧VPPの表示指令
を出し(ステップS13)、再度、ステップS2に戻
る。
【0079】<第4の実施形態>図9は本発明に係るプ
ラズマ監視装置の第4の実施形態におけるコンピュータ
の内部機能を示すブロック図である。なお、本実施形態
を示す回路図は第3の実施形態と同じであるので省略す
る。
【0080】コンピュータ24は、変換回路3の構成素
子の内、既知のインピーダンスZL * を入力する変換回
路既知インピーダンス入力部24aと、検出電圧V1 、
検出電流I1 及び位相差θ1 から変換回路の入力インピ
ーダンスZ1 * を演算する変換回路入力インピーダンス
演算回路24bと、位置検出信号EP1,EP2から変換回
路の構成素子の内、調節用のインピーダンスZC1* ,Z
C2* を演算する変換回路調節用インピーダンス演算部2
4cとを有している。また、上記変換回路の既知のイン
ピーダンスZL * 、入力インピーダンスZ1 * 及び調節
用のインピーダンスZC1* ,ZC2* から給電線の入力イ
ンピーダンス(第2の入力インピーダンス)Z2 * を演
算する給電線入力インピーダンス演算部24dと、検出
電圧V1、検出電流I1 及び位相差θ1 から高周波電源
1の有効電力Pを演算する実効電力演算部24eとを有
している。さらに、上記給電線入力インピーダンスZ2
*及び有効電力Pから変換回路3の負荷側端電圧V2 *
及び電流I2 * を演算する変換回路負荷側端電圧・電流
演算部24fと、上記負荷側端電圧V2 * 及び電流I2
* から給電線4の負荷側端電圧V3 * 及び電流I3 *
演算する給電線負荷側端電圧・電流演算部24gと、上
記給電線の負荷側端電圧V3 * 及び電流I3 * からプラ
ズマ負荷のインピーダンスZP * を演算するプラズマイ
ンピーダンス演算部24hと、上記給電線の負荷側端電
圧V3 * からプラズマ負荷のピーク間電圧VPPを演算す
るプラズマピーク間電圧演算部24iと、上記プラズマ
負荷のインピーダンスZP * 及びピーク間電圧VPPを表
示する表示指令部24jとを有している。
【0081】図10は第4の実施形態におけるコンピュ
ータが実行するプログラムのアルゴリズムを示すフロー
チャートである。なお、ステップS1からステップS8
までは図8と同様である。ただし、ステップS1では変
換回路既知インピーダンスZL * の入力のみである。
【0082】変換回路既知インピーダンス値入力部24
aには、タップ選択された既知のインダクタンスL1 に
よるインピーダンスZL * が入力され(ステップS
1)、変換回路入力インピーダンス演算部24bでは、
まず検出電圧V1 、検出電流I1及び位相差θ1 を読込
み(ステップS2)、つぎに変換回路入力インピーダン
スの絶対値Z1 を求め(ステップ3)、ついで変換回路
入力インピーダンスZ1 *を求める(ステップS4)。
変換回路調節用インピーダンス演算部24cでは、まず
位置検出信号EP1,EP2を読込み(ステップS5)、つ
ぎに位置検出信号から調節用コンデンサC11,C22の容
量C1 ,C2 を求め(ステップS6)、ついでその結果
に基づいてコンデンサC11,C22のそれぞれのリアクタ
ンスXC1,XC2を求める(ステップS7)。給電線入力
インピーダンス演算部24dでは、給電線入力インピー
ダンスZ2 * を求める(ステップS8)。
【0083】有効電力演算部24eでは、ステップS2
で読込まれた検出電圧V1 、検出電流I1 及び位相差θ
1 から高周波電源1の有効電力Pを(32)式により求
める(ステップS9)。 P=V1 ・I1 ・cosθ1 …(32)
【0084】変換回路負荷側端電圧・電流演算部24f
では、変換回路3のロスを零とすると、変換回路3の負
荷側端電圧V2 * 及び電流I2 * は、給電線入力インピ
ーダンスZ2 * =R2 +jX2 を用いて、(33),
(34)式により求める(ステップS10)。 I2 * =(P/R2 )1/2 …(33) V2 * =(P/R2 )1/2・Z2 * …(34 )
【0085】給電線負荷側端電圧・電流演算部24gで
は、第2の実施形態と同様に、給電線4を4端子網とし
て取扱い、上記変換回路の負荷側端電圧V2 * 及び電流
I2 * から給電線の負荷側端電圧V3 * 及び電流I3 *
を求める(ステップS11)。
【0086】プラズマインピーダンス演算部24hで
は、給電線の負荷側端電圧V3 * 及び電流I3 * からプ
ラズマインピーダンスZP * を(14)式により求める
(ステップS12)。
【0087】プラズマピーク間電圧演算部24iでは、
給電線の負荷側端電圧V3 * からプラズマピーク間電圧
VPPを(15)式により求める(ステップS13)。
【0088】表示指令部24iでは、プラズマインピー
ダンスZP * 及びプラズマピーク間電圧VPPの表示指令
を出し(ステップS14)、再度、ステップS2に戻
る。
【0089】上記の実施形態に用いた変換回路は、入出
力のインピーダンスを変換するものであって、その構成
素子の定数が既知のもの、またその定数を知得るもので
あればよく、この変換回路として種々の回路を用いるこ
とができる。
【0090】また、給電線4のインピーダンスZS *
は、インピーダンスアナライザにより得ているが、例え
ば電磁界シミュレータにより算出することができる。
【0091】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、プラズ
マ負荷のインピーダンスまたはピーク間電圧の計測精度
を向上させたので、半導体プロセスにおける再現性のモ
ニタリングツールとして使用できる。また、エッチン
グ、アッシング等のプロセスのエンドポイントモニタと
して使用できる。さらに、チャンバ内の不安定放電、異
常放電等の異常を検出することができる。
【0092】また請求項1,3の発明によれば、プラズ
マ負荷に近い箇所で電圧、電流を検出しているので、演
算誤差を小さくすることができる。
【0093】さらに請求項4,6によれば、検出精度の
高い箇所で電圧、電流を検出しているので、プラズマの
インピーダンスまたはピーク間電圧の計測精度をさらに
向上させることができる。
【0094】また請求項3,6及び請求項7によれば、
インピーダンスアナライザを用いることなく、プラズマ
のインピーダンスまたはピーク間電圧を効率よく計測す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプラズマ監視装置の第1の実施形
態を示す回路図である。
【図2】本発明に係るプラズマ監視装置の第1の実施形
態におけるコンピュータの内部機能を示すブロック図で
ある。
【図3】第1の実施形態におけるコンピュータが実行す
るプログラムのアルゴリズムを示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明に係るプラズマ監視装置の第2の実施形
態におけるコンピュータの内部機能を示すブロック図で
ある。
【図5】第2の実施形態におけるコンピュータが実行す
るプログラムのアルゴリズムを示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明に係るプラズマ監視装置の第3の実施形
態を示す回路図である。
【図7】本発明に係るプラズマ監視装置の第3の実施形
態におけるコンピュータの内部機能を示すブロック図で
ある。
【図8】第3の実施形態におけるコンピュータが実行す
るプログラムのアルゴリズムを示すフローチャートであ
る。
【図9】本発明に係るプラズマ監視装置の第4の実施形
態におけるコンピュータの内部機能を示すブロック図で
ある。
【図10】第4の実施形態におけるコンピュータが実行
するプログラムのアルゴリズムを示すフローチャートで
ある。
【図11】従来の高周波電力から負荷に電力を供給する
回路構成を概略的に示した回路図である。
【図12】負荷を模式的に示した図である。
【図13】インピーダンス変換回路の負荷側端より負荷
側を見た等価回路を示す図である。
【図14】図13における等価回路の電圧ベクトルを示
す図である。
【符号の説明】
1 高周波電源 3 インピーダンス変換回路 3A1 ,3B1 電圧検出部 3A2 ,3B2 電流検出部 3A3 ,3B3 位相差検出部 4 給電線 5 負荷 21a 給電線インピーダンス測定値入力部 21b 給電線入力インピーダンス(第2の入力インピ
ーダンス)演算部 21c プラズマインピーダンス演算部 21d プラズマピーク間電圧演算部 21e 表示指令部 22a 給電線負荷側端電圧・電流演算部 22b プラズマインピーダンス演算部 22c プラズマピーク間電圧演算部 22d 表示指令部 23a インピーダンス変換回路既知インピーダンス入
力部 23b 給電線インピーダンス測定値入力部 23c インピーダンス変換回路入力インピーダンス
(第1の入力インピーダンス)演算部 23d インピーダンス変換回路調節用インピーダンス
演算部 23e 給電線入力インピーダンス(第2の入力インピ
ーダンス)演算部 23f プラズマインピーダンス演算部 23g インピーダンス変換回路負荷側端電流演算部 23h プラズマピーク間電圧演算部 23i 表示指令部 24a インピーダンス変換回路既知インピーダンス入
力部 24b インピーダンス変換回路入力インピーダンス
(第1の入力インピーダンス)演算部 24c インピーダンス変換回路調節用インピーダンス
演算部 24d 給電線入力インピーダンス(第2の入力インピ
ーダンス)演算部 24e 有効電力演算部 24f インピーダンス変換回路負荷側端電圧・電流演
算部 24g 給電線負荷側端電圧・電流演算部 24h プラズマインピーダンス演算部 24i プラズマピーク間電圧演算部 24j 表示指令部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05H 1/46 H01L 21/302 B

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波電源からインピーダンス変換回路
    を介して電力が供給されているプラズマ負荷のプラズマ
    の状態を監視するプラズマ監視装置において、 前記インピーダンス変換回路の負荷側端での電圧を検出
    する電圧検出部と、 前記インピーダンス変換回路の負荷側端での電流を検出
    する電流検出部と、 前記電圧と電流との位相差を検出する位相差検出部と、 前記電圧と電流と前記位相差とから前記インピーダンス
    変換回路の負荷側端より前記プラズマ負荷側を見たイン
    ピーダンスを第2の入力インピーダンスとして演算する
    第2の入力インピーダンス演算部と、 前記インピーダンス変換回路の負荷側端と前記プラズマ
    負荷との間をつなぐ給電線のインピーダンス及び前記第
    2の入力インピーダンスから前記プラズマ負荷のインピ
    ーダンスを演算するプラズマインピーダンス演算部を備
    えたプラズマ監視装置。
  2. 【請求項2】 前記プラズマ負荷のインピーダンス及び
    前記電流から前記プラズマ負荷のピーク間電圧を演算す
    るプラズマピーク間電圧演算部をさらに備えた請求項1
    に記載のプラズマ監視装置。
  3. 【請求項3】 高周波電源からインピーダンス変換回路
    を介して電力が供給されているプラズマ負荷のプラズマ
    の状態を監視するプラズマ監視装置において、 前記インピーダンス変換回路の負荷側端での電圧を検出
    する電圧検出部と、 前記インピーダンス変換回路の負荷側端での電流を検出
    する電流検出部と、 前記電圧と電流との位相差を検出する位相差検出部と、 前記電圧と電流と前記位相差とから前記インピーダンス
    変換回路の負荷側端と前記プラズマ負荷との間をつなぐ
    給電線の負荷側端での電圧及び電流を演算する給電線負
    荷側端電圧・電流演算部と、 前記給電線の負荷側端での電圧及び電流から前記プラズ
    マ負荷のインピーダンスを演算するプラズマインピーダ
    ンス演算部を備えたプラズマ監視装置。
  4. 【請求項4】 高周波電源からインピーダンス変換回路
    を介して電力が供給されているプラズマ負荷のプラズマ
    の状態を監視するプラズマ監視装置において、 前記インピーダンス変換回路の電源側端での電圧を検出
    する電圧検出部と、 前記インピーダンス変換回路の電源側端での電流を検出
    する電流検出部と、 前記電圧と電流との位相差を検出する位相差検出部と、 前記電圧と電流と前記位相差とから前記インピーダンス
    変換回路の電源側端より前記プラズマ負荷側を見たイン
    ピーダンスを第1の入力インピーダンスとして演算する
    第1の入力インピーダンス演算部と、 前記インピーダンス変換回路を構成する素子の定数及び
    前記第1の入力インピーダンスから前記インピーダンス
    変換回路の負荷側端より前記プラズマ負荷側を見たイン
    ピーダンスを第2の入力インピーダンスとして演算する
    第2の入力インピーダンス演算部と、 前記インピーダンス変換回路の負荷側端と前記プラズマ
    負荷との間をつなぐ給電線のインピーダンス及び前記第
    2の入力インピーダンスから前記プラズマ負荷のインピ
    ーダンスを演算するプラズマインピーダンス演算部を備
    えたプラズマ監視装置。
  5. 【請求項5】 前記電圧、電流及び前記インピーダンス
    変換回路を構成する素子の定数から前記インピーダンス
    変換回路の負荷側端での電流を演算するインピーダンス
    変換回路負荷側端電流演算部と、 前記プラズマ負荷のインピーダンス及び前記インピーダ
    ンス変換回路の負荷側端での電流から前記プラズマ負荷
    のピーク間電圧を演算するプラズマピーク間電圧演算部
    をさらに備えた請求項4に記載のプラズマ監視装置。
  6. 【請求項6】 高周波電源からインピーダンス変換回路
    を介して電力が供給されているプラズマ負荷のプラズマ
    の状態を監視するプラズマ監視装置において、 前記インピーダンス変換回路の電源側端での電圧を検出
    する電圧検出部と、 前記インピーダンス変換回路の電源側端での電流を検出
    する電流検出部と、 前記電圧と電流との位相差を検出する位相差検出部と、 前記電圧と電流と前記位相差とから前記インピーダンス
    変換回路の電源側端より前記プラズマ負荷側を見たイン
    ピーダンスを第1の入力インピーダンスとして演算する
    第1の入力インピーダンス演算部と、 前記インピーダンス変換回路を構成する素子の定数及び
    前記第1の入力インピーダンスから前記インピーダンス
    変換回路の負荷側端より前記プラズマ負荷側を見たイン
    ピーダンスを第2の入力インピーダンスとして演算する
    第2の入力インピーダンス演算部と、 前記電圧と電流と前記位相差とから前記高周波電源の有
    効電力を演算する実効電力演算部と、 前記第2の入力インピーダンス及び前記有効電力から前
    記インピーダンス変換回路の負荷側端での電圧及び電流
    を演算するインピーダンス変換回路負荷側端電圧・電流
    演算部と、 前記インピーダンス変換回路の負荷側端での電圧及び電
    流から前記インピーダンス変換回路の負荷側端と前記プ
    ラズマ負荷との間をつなぐ給電線の負荷側端での電圧及
    び電流を演算する給電線負荷側端電圧・電流演算部と、 前記給電線の負荷側端での電圧及び電流から前記プラズ
    マ負荷のインピーダンスを演算するプラズマインピーダ
    ンス演算部を備えたプラズマ監視装置。
  7. 【請求項7】 前記給電線の負荷側端での電圧から前記
    プラズマ負荷のピーク間電圧を演算するプラズマピーク
    間電圧演算部をさらに備えた請求項3または6に記載の
    プラズマ監視装置。
JP27019498A 1997-09-30 1998-09-24 プラズマ監視装置 Expired - Fee Related JP4041223B2 (ja)

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