JPH1116826A - 位置合わせ方法および装置 - Google Patents

位置合わせ方法および装置

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JPH1116826A
JPH1116826A JP9179142A JP17914297A JPH1116826A JP H1116826 A JPH1116826 A JP H1116826A JP 9179142 A JP9179142 A JP 9179142A JP 17914297 A JP17914297 A JP 17914297A JP H1116826 A JPH1116826 A JP H1116826A
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伸 高倉
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  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 良好な位置合せ精度と高いスループットを両
立させる。 【解決手段】 複数の基板のそれぞれにあらかじめ所定
の配列に従って形成された複数の位置合せ対象物を所定
の基準位置に順次位置合せする位置合せする際に、1枚
の基板上の各位置合せ対象物S1,S2・・・の位置を
順次計測し、その計測位置と設計上の位置との関係を、
全計測位置の総体的な誤差が最小になるように変換パラ
メータを決定し、各位置合せ対象物の配列位置のうちの
幾つかS9,S21,S24,S27を選択し、所定の
変換パラメータにより記述したときの誤差が最小になる
ように変換パラメータを決定し、この決定された変換パ
ラメータによる関係に従って各位置合せ対象物の設計上
の位置を変換して各位置合せ対象物の位置を決定し、各
位置合せ対象物の位置を順次位置合せする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精密な位置合せ手
段を必要とする装置、例えば電子回路パターンを半導体
基板上に投影露光する縮小投影型露光装置などにおい
て、複数の対象物を順次正確に位置合せする方法および
装置ならびにこれらを使用することができるデバイス製
造方法に関する。
【0002】
【従来技術】DRAMに代表される半導体の集積度は近
年著しく高くなり、高集積化に伴って半導体素子上に形
成されるパターン寸法は、サブミクロンのオーダとなっ
ている。このような背景から半導体露光装置において
は、マスクとウエハの位置合せ精度を向上させるための
技術開発が盛んに行なわれている。半導体露光装置とし
ては縮小投影型の所謂ステッパが広く用いられている。
【0003】図8(a)は縮小投影型の半導体露光装置
の一例を示す概略図である。同図に示すように、露光照
明系から照射された露光光束は、レチクルR上に形成さ
れた電子回路パターンを、投影光学系1を介して、2次
元に移動可能なステージ11上に載置されたウエハWに
投影し、露光する。図中のSは位置合せ用光学系であ
り、x方向の位置を検出するものである。また、これと
同様な不図示の位置合せ用光学系が搭載されており、こ
れによりy方向の位置を検出するようになっている。露
光に先立ち、レチクルRとウエハWの相対的な位置合せ
は次のような手順により行なう。
【0004】不図示のウエハ搬送装置により、ウエハW
がXYステージ11に載置されると、CPU9は図9で
示す1番目の計測ショットS1に形成されている位置合
せ用マークMlxが、位置合せ光学系Sの視野範囲内に
位置するよう、ステージ駆動装置10に対してコマンド
を送り、XYステージ11を駆動する。ここで、非露光
光を照射する位置合せ用照明装置2より照射された光束
は、ビームスプリッタ3、レチクルR、および投影光学
系1を介して、位置合せ用マークMlx(以降、ウエハ
マークともいう)を照明している。ウエハマークMlx
は、図8(b)に示すように、同一形状の矩形パターン
を一定ピッチλp で複数配置したものである。
【0005】ウエハマークMlxから反射した光束は、
再度投影光学系1およびレチクルRを介してビームスプ
リッタ3に到達し、ここで反射して結像光学系4を介し
て撮像装置5の撮像面上にウエハマークMlxの像WM
を形成する。撮像装置5においてマークM1xの像WM
は光電変換され、A/D変換装置6において、2次元の
ディジタル信号列に変換される。図8(a)の7は積算
装置であり、図8(b)に示すように、A/D変換装置
6によりディジタル信号化されたウエハマーク像WM′
に対して処理ウインドウWpを設定し、該ウインドウ内
において、図8(b)に示すY方向に移動平均処理を行
い、2次元画像信号を1次元のディジタル信号列S
(x)に変換する。
【0006】図8中の8は位置検出装置であり、積算装
置7から出力された1次元のディジタル信号列S(x)
に対し、予め記憶しておいたテンプレートパターンを用
いてパターンマッチを行ない、最もテンプレートパター
ンとのマッチ度が高いS(x)のアドレス位置をCPU
9に対して出力する。この出力信号は、撮像装置5の撮
像面を基準としたマーク位置であるため、CPU9は、
予め不図示の方法により求められている撮像装置5とレ
チクルRとの相対的な位置から、ウエハマークMlxの
レチクルRに対する位置ax1を計算により求める。以上
で1番目の計測ショットS1のx方向の位置ずれ量が計
測されることになる。
【0007】次にCPU9は、1番目の計測ショットS
1のy方向計測用マークM1yがy方向用位置合せ光学
系の視野範囲に入るよう、XYステージ11を駆動す
る。ここでx方向計測と同様な手順でy方向の位置ずれ
量ay1を計測する。以上で、S1での計測が終了したこ
とになる。
【0008】次にCPU9は、2番目の計測ショットS
2にXYステージ11を移動し、1番目と同様な手順で
x,y方向の位置ずれ量を計測する。以下同様に、予め
定められた計測ショット数n(図9ではn=4)分の計
測を行ない、各々の計測ショットでの位置ずれ計測値a
xi,ayi(i=1,2,…,n)を記憶する。
【0009】CPU9は、このようにして得られた各計
測ショットでの位置ずれ量から、次のようにしてウエハ
WのレチクルRに対する相対的な位置合せを行なう。
【0010】CPU9は、各計測ショットでの設計上の
マーク位置di =[dxi,dyiTをウエハマーク計測
によって得られた実際のマーク位置ai =[axi
yiTに補正変換により重ね合わせようとしたとき、
補正の残差ei =[exi,eyiT を含んだ補正位置g
i =[gxi,gyiT =[axi+exi ,axi+exi
Tとdi の関係が
【0011】
【数1】 で表されたとして、補正の残差ei の2乗和
【0012】
【数2】 が最小になるような変換パラメータA,Sを計算する。
次にCPU9は、AおよびSで定められた所定の変換パ
ラメータを元にXYステージを駆動し、計測されたマー
ク位置と設計上のマーク位置との誤差が最小になるよう
なステップ&リピートによる位置合せを行ないながら、
ウエハ上に形成された全てのショットの露光を行なって
いる。ここでAおよびSは、
【0013】
【数3】 であり、αx ,αy は各々ウエハのx方向、y方向の伸
び、θx ,θy は各々ショット配列のx軸、y軸の回転
成分を表している。また、Sはウエハ全体としての並行
ずれを表している。この方法によれば、全ての露光ショ
ットで位置ずれ計測を行なわず、限られたサンプルショ
ットを使って位置合せを行なうため、装置のスループッ
トが向上するメリットがある。
【0014】しかしながら、実際の半導体製造工程では
計測マークの変形等に由来するショットの計測誤差はロ
ット毎に様々である。そのため、あらかじめ固定された
サンプルショットを用いた場合、ショットの計測誤差の
大きいプロセスウエハの位置合せにおいてはサンプルシ
ョット数の不足による補正精度の低下が生じ、またロッ
トの計測誤差の小さいプロセスウエハの位置合せにおい
ては、必要な精度を満たす為のサンプルショット数に比
べ固定されたサンプルショット数が多すぎるためスルー
プットの低下を招くというような欠点がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、処理
対象となる基板上に形成された複数の位置合せ対象物の
中から複数の計測対象物を選んでそれらの位置を計測す
ることにより基板全体の位置合せを行なう位置合せ方法
および装置ならびにデバイス製造方法において、基板の
各計測対象物の計測精度に応じて、高精度で装置のスル
ープットを低下させない位置合せが行なえるようにする
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
本発明の位置合せ方法は、複数の基板のそれぞれにあら
かじめ所定の配列に従って形成された複数の位置合せ対
象物(各ショット位置に形成されているパターン)を所
定の基準位置に順次位置合せする位置合せ方法であっ
て、1枚の基板上に形成されている各位置合せ対象物の
位置を順次計測する第1工程と、前記計測位置とそれら
の設計上の位置との関係を、所定の変換パラメータによ
り記述したときの各計測位置についての残差(ei )に
基づく全計測位置の総体的な誤差(残差ei の2乗和)
が最小になるように該変換パラメータ(B,Θ,S)を
決定する第2工程と、前記決定された変換パラメータと
それに対応する前記残差とに基づきかつ所定の論理に従
って、各位置合せ対象物の配列位置(ショット配列格子
における位置)のうちの幾つかを選択する第3工程と、
他の基板上に形成されている各位置合せ対象物のうち前
記選択された配列位置にあるもの(サンプルショット)
の位置を順次計測する第4工程と、これらの計測位置と
それらの設計上の位置との関係を、所定の変換パラメー
タにより記述したときの誤差が最小になるように該変換
パラメータ(B2 ,Θ2 ,S2 )を決定する第5工程
と、この決定された変換パラメータによる前記関係に従
って各位置合せ対象物の設計上の位置を変換して各位置
合せ対象物の位置を決定する第6工程と、この決定され
た各位置合せ対象物の位置を前記基準位置に順次位置す
るように前記他の基板を移動させる第7工程とを具備す
ることを特徴とする。
【0017】また、本発明のデバイス製造方法は、この
ような方法により、基板上の位置合せ対象物を順次位置
合せし、その対象物上に順次露光を行うことを特徴とす
る。
【0018】また、本発明の位置合せ方法は、複数の基
板のそれぞれにあらかじめ所定の配列に従って形成され
た複数の位置合せ対象物を所定の基準位置に順次位置合
せする位置合せ装置であって、1枚の基板上に形成され
ている各位置合せ対象物の位置を順次計測する第1の位
置計測手段(CPU9、位置合せ光学系S、ステージ駆
動装置10等)と、前記計測位置とそれらの設計上の位
置との関係を、所定の変換パラメータにより記述したと
きの各計測位置についての残差に基づく全計測位置の総
体的な誤差が最小になるように該変換パラメータを決定
する第1のパラメータ決定手段(CPU9)と、前記決
定された変換パラメータとそれに対応する前記残差とに
基づきかつ所定の論理に従って、各位置合せ対象物の配
列位置のうちの幾つかを選択する選択手段(CPU9)
と、他の基板上に形成されている各位置合せ対象物のう
ち前記選択された配列位置にあるものの位置を順次計測
する第2の位置計測手段(CPU9、位置合せ光学系
S、ステージ駆動装置10等)と、これらの計測位置と
それらの設計上の位置との関係を、所定の変換パラメー
タにより記述したときの誤差が最小になるように該変換
パラメータを決定する第2のパラメータ決定手段(CP
U9)と、この決定された変換パラメータによる前記関
係に従って各位置合せ対象物の設計上の位置を変換して
各位置合せ対象物の位置を決定する位置決定手段(CP
U9)と、この決定された各位置合せ対象物の位置を前
記基準位置に順次位置するように前記他の基板を移動さ
せる基板移動手段(CPU9、ステージ駆動装置10
等)とを具備することを特徴とする。ここで括弧内の記
載は、実施例において対応する要素を示す。
【0019】つまり、本発明では、1枚目の基板で最も
誤差の少ない正確な変換パラメータを得、その変換パラ
メータと残差に基づいて、他の基板において変換パラメ
ータを決定するために位置が計測されるべき位置合せ対
象物の配列位置(サンプルショット)を選択することに
より、配列位置の選択を最適な位置および個数とし、こ
れにより、他の基板において必要かつ最小限の位置計測
により変換パラメータを決定できるようにし、もって精
度とスループットの両立を図っている。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施形態におい
ては、位置合せ対象物の位置の計測は、その設計上の位
置からのずれ量を計測することにより行うことができ
る。
【0021】また、位置合せ対象物の配列位置のうちの
幾つかを選択するための所定の論理としては、前記残差
が小さい計測位置の位置合せ対象物の配列位置を優先し
て選択する論理等を用いることができる。また、その残
差として、各残差に対して、その残差に係る計測位置の
基板中心からの距離rと前記基板中心からの所定の半径
Rの比(R/r)で重み付けしたものや、各残差に対し
て、配列位置が、位置的に偏らないように選択されるよ
うな重み付けを行ったものを使用することができる。
【0022】また、他の基板について変換パラメータを
決定する際に、その変換パラメータと1枚目の基板によ
り決定された変換パラメータとの差が所定の条件を満た
さないときは、前記残差あるいは重み付けされた残差が
小さい計測位置の位置合せ対象物の配列位置をさらに追
加して選択し、再度変換パラメータを決定し、前記所定
の条件が満たされるまであるいは選択された配列位置が
所定の数になるまで、この追加選択と再度変換パラメー
タのを決定工程を繰り返すようにしてもよい。以下、本
発明の実施形態を、実施例を通じてより具体的に説明す
る。
【0023】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例に係る位置合
せ装置を有する露光装置を示す概略図である。同図にお
いて、位置合せ光学系S、A/D変換装置6、積算装置
7、および位置検出装置8の機能は従来例と同様である
ので、ここでは詳細な説明は省くが、本実施例では、図
8(a)の従来例の構成に加えて記憶装置12が追加さ
れている。図4および図5は、この装置による露光手順
を示すフローチャートである。
【0024】この装置において、不図示のウエハ搬送装
置により、最初のロットの1枚目のウエハWがXYステ
ージ11に載置されると(ステップS1、S2)、CP
U9は、図2で示す1番目の計測ショットS1に形成さ
れている位置合せ用マークMlxが、位置合せ光学系S
の視野範囲内に位置するよう、ステージ駆動装置10に
対してコマンドを送り、XYステージ11を駆動する。
このとき、非露光光を照射する位置合せ用照明手段2よ
り照射された光束は、ビームスプリッタ3、レチクル
R、および投影光学系1を介して、位置合せ用マークM
lxを照明している。位置合せマークMlxは、図8
(b)で示すような格子状マークである。次に、A/D
変換装置6、積算装置7、位置検出装置8は、従来例で
説明したのと同様な方法で、レチクルRとマークMlx
との相対的な位置ずれ量を求める。次に、CPU9は、
y方向の位置合せマークであるMlyが、位置合せ光学
系Sの視野範囲に入るよう、XYステージ11を駆動
し、Mlxと同様な方法でレチクルRとマークMlyと
の相対的な位置ずれ量を求める(ステップS3、S
4)。
【0025】次にCPU9は、XYステージ11を2番
目の計測ショットS2のx方向計測用マークM2xが位
置合せ光学系Sの視野範囲に入るよう移動し、以下、計
測ショットS1と同様にして、ウエハW上に図2(a)
に示されるように形成されている各計測ショットS2、
S3・・・S32について、順次、そのx方向ずれとy
方向ずれ量を計測する(ステップS3〜S5)。
【0026】次にCPU9は、各計測ショットのマーク
M1x、M1y・・・の設計上のマーク位置di =[d
xi,dyiT を上述のウエハマーク計測によって得られ
た実際のマーク位置ai =[axi,ayiT に補正変換
により重ね合わせようとしたとき、補正の残差ei
[exi,eyiT を含んだ補正位置gi =[gxi
yiT =[axi+exi ,axi+exiT とdi の関係
【0027】
【数4】 で表されたとして、補正の残差ei の2乗和が最小にな
るような変換パラメータB,Θ,Sを、
【0028】
【数5】 としたときのVが最小になる条件の元に計算する(ステ
ップS6)。ここで、i=1,2,…,32、B,Θ,
Sは、
【0029】
【数6】 である。ここでβx ,βy は、各々ウエハのx方向、y
方向の伸び、θx ,θyは各々ショット配列のx軸、y
軸の回転成分を表している。また、Sはウエハ全体とし
ての並行ずれを表している。これらの変換パラメータ
は、ウエハW1に形成されているパターンの、理想的な
位置からのずれの誤差要因として、倍率成分、回転成
分、並行ずれ成分を表している。
【0030】次にCPU9は求めた変換パラメータβ
x ,βy ,θx ,θy ,sx ,sy をリファレンスの補
正量βrefx ,βrefy ,θrefx ,θref
y ,srefx ,srefy とし、浅差E=( e1 ,e
2 ,…,e32) とともに記憶装置12に記憶する(ステ
ップS6)。この変換パラメータは、変換式(4)が一
次式であることより、ウエハWに形成されているショッ
ト配列の線形成分に相当するものである。またここでは
全ショットを計測して補正量を算出しているため、リフ
ァレンス補正量は最も精度よくショット配列の線形成分
を推定しているものとなっている。
【0031】次に、CPU9は求めた変換パラメータに
より設計上のショット配列格子を変換した格子に従って
XYステージ11をステップ&リピート駆動し、ウエハ
Wの各ショットを順次露光し(ステップS7)、全ての
ショットの露光が終了した時点で、ウエハWをウエハ搬
送装置により不図示のウエハ収納キャリアに収納する
(ステップS9)。
【0032】次にCPU9は、各ショットの計測値A=
(a1 ,a2 ,…,a32)と、リファレンスの補正量β
refx ,βrefy ,θrefx ,θrefy ,sr
efx ,srefy と、残差E=(e1 ,e2 ,…,e
32)とからサンプルショットを次のようにして選択する
(ステップS8)。つまり図5に示すように、まず、残
差の|ei |のもっとも小さいショットから順に4ショ
ット選択する(ステップS81、S82)。この4ショ
ットの計測値から変換パラメータを算出する(ステップ
84)。求めた変換パラメータをβxs ,βys ,θxs
,θys ,sxs ,sysとしたとき、βrefx ,β
refy ,θrefx ,θrefy ,srefx ,sr
efy との差分の絶対値をあらかじめ定めた値Δβx
Δβy ,Δθx ,Δθy ,Δsx ,Δsy と比較し(ス
テップS85、S86)、もし
【0033】
【数7】 が成り立てば、サンプルショットの追加を中止し、この
4ショットをサンプルショットとして記憶装置12に記
憶する(ステップS83〜S87)。もし、式(7)が
成り立たないならば、次に誤差の小さいショットから誤
差の小さい順に1つづつサンプルショットに追加し(ス
テップS88)、追加のたびにサンプルショットの計測
値から変換パラメータを算出し(ステップS84)、そ
して、上記式(7)が成り立つか(ステップS85、S
86)、またはサンプルショット数が所定の最大値S
max に達するまで(ステップS83)ショットの追加と
変換パラメータの算出を繰り返す。その後、最終的なサ
ンプルショットの数と位置を記憶装置12に記憶する
(ステップS87)。たとえば、図2(b)のような誤
差を持つウエハからサンプルショットを選ぶ際には、残
差の小さいショットを順次選んで行き、図3(a)、図
3(b)、図3(c)の各補正パラメータβxs,θ
xs,Sxsが所定の範囲内に収まるためには、それら
の図に示されるように、図2(b)に示す7ショットS
2、S7・・・S27を必要とすることになる。このよ
うな選択アルゴリズムにより、全ショットを計測して補
正パラメータを求めた場合とほぼ同様の精度で補正パラ
メータを求めることができる。ここでは簡単のためX方
向についてのみ説明したが、Y方向についても全く同様
である。また、あらかじめ定めた値Δβx ,Δβy ,Δ
θx ,Δθy ,ΔSx ,ΔSyを、位置合せするウエハ
に求められる精度に応じて適当に設定することで、必要
最小限のショット数で高スループットを維持しつつ、所
望の精度を達成することができるようになっている。
【0034】次にCPU9は、ウエハ搬送装置により次
に処理すべきウエハWをXYステージ11に載置する
(ステップS1、S2)。CPU9は一枚目のウエハで
求めたサンプルショット位置を記憶装置12から読み出
し、このサンプルショットについて、順次位置合せマー
クを先に説明したのと同様な方法で計測し、各ショット
でのx方向ずれとy方向ずれ量a2i=[a2xi ,a
2yiT を求める(ステップS10〜S12)。次に、
CPU9は、1枚目のウエハWのときと同様に変換パラ
メータB2 ,Θ2 ,S2 を求めて算出したショット配列
に従い、XYステージ11をステップ&リピートをして
全てのショットを露光する(ステップS13〜S1
4)。
【0035】3枚目以降の各ウエハについても、同一ロ
ット内の全てのウエハについて処理が終るまで2枚目の
ウエハWと同じ手順で計測、ステップ&リピート、露光
を行なう(ステップS1、S2、S10〜S16)。C
PU9は予め1ロットのウエハ枚数を記憶しており、ウ
エハのロットが変わったときは、最初のロットの場合と
同様に、1枚目については全ショットのマーク位置の計
測を行って、、変換パラメータや残差の算出、記憶等を
行い、同一ロットの残りのウエハについては2枚目のウ
エハの場合と同様の手順を繰り返す。
【0036】なお、ロット間でショット計測誤差の傾向
に差異がない場合は、最初のロットで記憶されたサンプ
ルショットを、次のロットの計測時に呼び出して使うこ
とも可能になっており、その場合、最初の1枚目につい
ての全ショット計測を省略でき、スループットが向上す
る。
【0037】
【他の実施例】上述の実施例では、ロット最初のウエハ
W上に形成されているショットの計測値の誤差を昇順に
ならべ、順次サンプルショットを選択した(ステップS
82、S88)が、誤差そのものを用いる代わりに、図
6のステップS82’、S88’に示されるように、候
補ショットのウエハ中心からの距離ri とウエハ中心か
ら所定の距離Rの比で重み付けされた誤差量
【0038】
【数8】 をサンプルショットの選択に用いるようにしてもよい。
その際、ウエハの外周部分でサンプルショットの計測精
度が劣化する場合、外周のショットを除外する効果があ
る。また、ウエハ中心部分のショットを用いて倍率およ
び回転を補正する場合は、ri が小さい程補正精度が劣
化するが、R/ri で重みづけすることにより中心部分
のショットを除外して補正精度劣化を防ぐ効果もある。
【0039】また、誤差に対する重みとしてショットの
ばらつきの程度を表す評価値を採用するようにしてもよ
い。つまり、一般にウエハ上の計測位置は計算精度上ウ
エハ全面にわたって均等にばらついていることが求めら
れるため、新たにサンプルショットを選択する際にそれ
までに選択されたサンプルショットからもっとも離れて
いるショットを優先して選択するのである。具体的に
は、図7のステップS91〜S94に示されるように、
すでに選択されたショットSi ,(座標(di
[dxi,dyiT )とサンプルショット以外の候補ショ
ットSk ,(座標(dk=[dxk,dykT )との距離
|di −dk |をSk と全てのサンプルショット間で計
算し、もっとも近いサンプルショットとの距離MIN
(|di −dk |)と候補ショットSk の残差の積
【0040】
【数9】 をSk の誤差量ewkとする。そして、全ての候補ショ
ットについてewkを求め、|ewk|が最小のショットを
サンプルショットに選択する。こうすることで、誤差が
ウエハ上の一部で局所的小さくなるようなロットに対し
てもサンプルショットを偏らせることなく配置すること
が可能になり、倍率と回転の補正精度を劣化させること
なく高精度な位置合せができるようになる。
【0041】次に、このような露光装置を利用すること
ができるデバイス製造例を説明する。図10は微小デバ
イス(ICやLSI等の半導体チップ、液晶パネル、C
CD、薄膜磁気ヘッド、マイクロマシン等)の製造のフ
ローを示す。ステップ31(回路設計)では半導体デバ
イスの回路設計を行なう。ステップ32(マスク製作)
では設計した回路パターンを形成したマスクを製作す
る。一方、ステップ33(ウエハ製造)ではシリコン等
の材料を用いてウエハを製造する。ステップ34(ウエ
ハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意したマスクと
ウエハを用いて、リソグラフィ技術によってウエハ上に
実際の回路を形成する。次のステップ35(組み立て)
は後工程と呼ばれ、ステップ34によって作製されたウ
エハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセン
ブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージン
グ工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ36
(検査)では、ステップ35で作製された半導体デバイ
スの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。
こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これを出
荷(ステップ37)する。
【0042】図11は上記ウエハプロセスの詳細なフロ
ーを示す。ステップ41(酸化)ではウエハの表面を酸
化させる。ステップ42(CVD)ではウエハ表面に絶
縁膜を形成する。ステップ43(電極形成)ではウエハ
上に電極を蒸着によって形成する。ステップ44(イオ
ン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ4
5(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ス
テップ46(露光)では、上記説明した露光装置によっ
てマスクの回路パターンをウエハに焼付露光する。ステ
ップ47(現像)では露光したウエハを現像する。ステ
ップ48(エッチング)では現像したレジスト像以外の
部分を削り取る。ステップ49(レジスト剥離)では、
エッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。
これらのステップを繰り返し行なうことによってウエハ
上に多重に回路パターンを形成する。
【0043】本実施形態の製造方法を用いれば、従来は
製造が難しかった高集積度の半導体デバイスを低コスト
で製造することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
枚目の基板で最も誤差の少ない正確な変換パラメータを
得、その変換パラメータと残差に基づいて、他の基板に
おいて変換パラメータを決定するために位置が計測され
るべき位置合せ対象物の配列位置(サンプルショット)
を選択することにより、配列位置の選択を最適な位置お
よび個数とすることができる。そしてこの選択に従い、
他の基板において必要かつ最小限の位置計測により変換
パラメータを決定することができ、これにより精度とス
ループットの両立を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による第1実施例の要部概略図であ
る。
【図2】 図1の装置におけるウエハのショット位置を
示す図である。
【図3】 図1の装置において、変換パラメータに基づ
いてサンプルショットを選ぶ様子を示す図である。
【図4】 図1の装置の動作を示す全体フローチャート
である。
【図5】 図4におけるショット選択のフローチャート
である。
【図6】 本発明による第2実施例のショット選択のフ
ローチャートである。
【図7】 本発明による第3実施例のショット選択のフ
ローチャートである。
【図8】 従来例の要部概略図である。
【図9】 従来例におけるサンプルショット位置を示す
図である。
【図10】 図1の装置により製造し得る微小デバイス
の製造の流れを示すフローチャートである。
【図11】 図10におけるウエハプロセスの詳細な流
れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:投影光学系、2:位置合せ用照明装置、3:ビーム
スプリッタ、4:結像光学系、5:撮像装置、6:A/
D変換装置、7:積算装置、8:位置検出装置、9:C
PU、10:ステージ駆動装置、11:XYステージ、
12:記憶装置、S1,S2・・・:ショット、M1
y,M1x,M2y,M2x・・・:位置合せ用マーク
(ウエハマーク)、W:ウエハ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の基板のそれぞれにあらかじめ所定
    の配列に従って形成された複数の位置合せ対象物を所定
    の基準位置に順次位置合せする位置合せ方法であって、 1枚の基板上に形成されている各位置合せ対象物の位置
    を順次計測する第1工程と、 前記計測位置とそれらの設計上の位置との関係を、所定
    の変換パラメータにより記述したときの各計測位置につ
    いての残差に基づく全計測位置の総体的な誤差が最小に
    なるように該変換パラメータを決定する第2工程と、 前記決定された変換パラメータとそれに対応する前記残
    差とに基づきかつ所定の論理に従って、各位置合せ対象
    物の配列位置のうちの幾つかを選択する第3工程と、 他の基板上に形成されている各位置合せ対象物のうち前
    記選択された配列位置にあるものの位置を順次計測する
    第4工程と、 これらの計測位置とそれらの設計上の位置との関係を、
    所定の変換パラメータにより記述したときの誤差が最小
    になるように該変換パラメータを決定する第5工程と、 この決定された変換パラメータによる前記関係に従って
    各位置合せ対象物の設計上の位置を変換して各位置合せ
    対象物の位置を決定する第6工程と、 この決定された各位置合せ対象物の位置を前記基準位置
    に順次位置するように前記他の基板を移動させる第7工
    程とを具備することを特徴とする位置合せ方法。
  2. 【請求項2】 位置合せ対象物の位置の計測は、その設
    計上の位置からのずれ量を計測することにより行うこと
    を特徴とする請求項1に記載の位置合せ方法。
  3. 【請求項3】 前記第3工程における所定の論理は、前
    記残差が小さい計測位置の位置合せ対象物の配列位置を
    優先して選択する論理であることを特徴とする請求項1
    または2に記載の位置合せ方法。
  4. 【請求項4】 前記第3工程においては、各残差に対し
    て、その残差に係る計測位置の基板中心からの距離rと
    前記基板中心からの所定の半径Rの比(R/r)で重み
    付けすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
    に記載の位置合せ方法。
  5. 【請求項5】 前記第3工程においては、各残差に対し
    て、配列位置が、位置的に偏らないように選択されるよ
    うな重み付けを行うことを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれか1項に記載の位置合せ方法。
  6. 【請求項6】 前記第2工程で決定される変換パラメー
    タと前記第5工程で決定される変換パラメータとの差が
    所定の条件を満たさないときは、前記残差あるいは重み
    付けされた残差が小さい計測位置の位置合せ対象物の配
    列位置をさらに追加して選択し、再度前記第5工程を行
    い、前記所定の条件が満たされるまであるいは選択され
    た配列位置が所定の数になるまで、この追加選択と第5
    工程を繰り返すことを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の位置合せ方法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜7のいずれかの方法により、
    基板上の位置合せ対象物を順次位置合せし、その対象物
    上に順次露光を行うことを特徴とするデバイス製造方
    法。
  8. 【請求項8】 複数の基板のそれぞれにあらかじめ所定
    の配列に従って形成された複数の位置合せ対象物を所定
    の基準位置に順次位置合せする位置合せ装置であって、 1枚の基板上に形成されている各位置合せ対象物の位置
    を順次計測する第1の位置計測手段と、 前記計測位置とそれらの設計上の位置との関係を、所定
    の変換パラメータにより記述したときの各計測位置につ
    いての残差に基づく全計測位置の総体的な誤差が最小に
    なるように該変換パラメータを決定する第1のパラメー
    タ決定手段と、前記決定された変換パラメータとそれに
    対応する前記残差とに基づきかつ所定の論理に従って、
    各位置合せ対象物の配列位置のうちの幾つかを選択する
    選択手段と、 他の基板上に形成されている各位置合せ対象物のうち前
    記選択された配列位置にあるものの位置を順次計測する
    第2の位置計測手段と、 これらの計測位置とそれらの設計上の位置との関係を、
    所定の変換パラメータにより記述したときの誤差が最小
    になるように該変換パラメータを決定する第2のパラメ
    ータ決定手段と、 この決定された変換パラメータによる前記関係に従って
    各位置合せ対象物の設計上の位置を変換して各位置合せ
    対象物の位置を決定する位置決定手段と、 この決定された各位置合せ対象物の位置を前記基準位置
    に順次位置するように前記他の基板を移動させる基板移
    動手段とを具備することを特徴とする位置合せ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003506899A (ja) * 1999-08-10 2003-02-18 アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド バッチ製造環境でラン・トゥ・ラン制御を行なうための方法および装置
JP2009117872A (ja) * 2004-05-14 2009-05-28 Asml Netherlands Bv アラインメントシステム及び方法及びそれにより製造したデバイス

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