JPH11168663A5 - - Google Patents
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- JPH11168663A5 JPH11168663A5 JP1998241644A JP24164498A JPH11168663A5 JP H11168663 A5 JPH11168663 A5 JP H11168663A5 JP 1998241644 A JP1998241644 A JP 1998241644A JP 24164498 A JP24164498 A JP 24164498A JP H11168663 A5 JPH11168663 A5 JP H11168663A5
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Description
【書類名】 明細書
【発明の名称】 映画フィルム材用システム、フィルムスキャナー、リプロダクション装置、ファイリング方法、ファイリング用データ担体
【特許請求の範囲】
【請求項1】 フィルムスキャナー(1)、記憶装置(2)及びリプロダクション装置(3)を有する映画フィルム材用システムにおいて、
−フィルムスキャナーは、少なくとも1つのスキャンニング装置(1)を有しており、該スキャンニング装置(1)により、画像情報とフィルム上で供給される少なくとも別の情報が光学的にスキャンされて、前記情報がデジタル化データとして利用可能にされ、前記スキャンされた情報は、元の情報内容に変換されず、
−記憶装置(2)は、前記フィルムスキャナーからデジタルデータとして得られたデータを記憶し、
−リプロダクション装置(3)は、前記記憶装置(2)によってリプロデュースされたデータを、該データの元のフィルム上の元の位置に応じて分離して、当該データを分離データ信号(9,10,11)として利用可能である
ことを特徴とする映画フィルム材用システム。
【請求項2】 フィルムスキャナーにおいて、少なくとも1つのスキャンニング装置を有しており、該スキャンニング装置により、画像情報とフィルム上で供給される少なくとも別の情報を光学的にスキャンして、前記情報をデジタル化データとして利用可能にされ、前記スキャンされた情報は元の情報内容に変換されないことを特徴とするフィルムスキャナー。
【請求項3】 スキャンニング装置は、フィルムの幅全体に亘って当該フィルムをスキャンする請求項2記載のフィルムスキャナー。
【請求項4】 フィルムフレームと他の情報をスキャンニングするための分離装置が設けられている請求項2記載のフィルムスキャナー。
【請求項5】 リプロダクション装置において、記憶装置を接続するために設けられているインターフェースを有しており、リプロダクション装置は、接続された前記記憶装置によってリプロデュースされたデータを分離し、該データの元のフィルム上の元の位置に応じて、スキャンされたフィルムの光学的なスキャンニング値を表し、該スキャンニング値を分離データ信号として利用可能にすることを特徴とするリプロダクション装置。
【請求項6】 映画フィルム材をファイリングする方法において、フィルムフレーム用のスキャンニング値に付加して、少なくとも1つの別の、フィルム領域がスキャンされ、該領域のスキャンニング値は、異なった物理値に変換されずに、記憶のために供給されるファイリング方法。
【請求項7】 フィルム材ファイリング用データ担体において、フィルム材ファイリング用データ担体上に、スキャンされたフィルム用のスキャンニング値が記憶され、該スキャンニング値は、個別フィルム枠のスキャンニング値を含んでいるのみならず、フィルム上で供給される少なくとも1つの別の情報のスキャンニング値を含んでいることを特徴とするデータ担体。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映画フィルム材用システムに関する。本発明は、また、フィルムスキャナー、リプロダクション装置、ファイリング方法、ファイリング用データ担体に関する。
【0002】
【従来の技術】
エージングのために、特に非常に古いフィルムの画質及び音質が、マスターコピーが最早利用できない程度に劣化する。完全に消失してしまうのを阻止するために、写真コピーが長時間掛けて作られることがあるが、どんなコピーでも質が劣化してしまうことは避けられない。少なくとも、利用可能な質を維持するためには、映画フィルムは、磁気テープのような適切なデータ担体上にデジタルコピーとしてファイリングされる。磁気記録には、限られた寿命があるが、デジタル的に記憶された情報からは、全く損失なしにコピーを作成することができる。
【0003】
映画フィルムのファイリング用のデジタルマスターを作るために、フィルム上に記録された画像情報がスキャンニング装置を用いてフィルムスキャナーでスキャンされ、光学的な音声トラック上の音声情報は、別個の音声スキャンニング装置によってスキャンされる。使われているフィルムスキャナーがフレーム位置を電子的に安定化させることができる場合に限って、例えば、各フィルムのフレームのエッジが、このスキャンニング装置を用いてスキャンされ、又は、例えば、スプロケットホールの位置が、この目的のために設けられたスキャンニング装置による基準マークとしてスキャンされる。オフセットは、各フレーム毎に個別に基準マークの偏差から計算され、スキャンされた各フレームの画像位置が、別の処理又は記憶のために供給される前に、例えば、デジタルビデオエフェクト装置によって補正される。同様に、音声スキャンニング中に得られた音声スキャンニング値は、供給される前に、アナログ又はデジタルオーディオ信号に変換される。フィルム上で供給される別の情報、例えば、フィルム時間コード、キーコードがスキャンされて、その情報内容がデジタルデータと等価なデータとして記憶される。
【0004】
その他の劣化要因から、できる限り多くの映画芸術を守ることが一般に所望されているので、フィルム材を、その状態で保存することは関心の的であるが、できる限り多くの数のフィルムを保存する目的のために、修復作業を行うのは時間が掛かり、経済的コストも掛かるので、後回しにされるのが常である。一般には、フィルム材は、ファイリングの後、装置から撤去され、事後の段で、例えば、修復作業中、何れにせよ、質の劣化を被り、又は、使用不可能になることすらある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、修復時点で最適な質が保証されるような、映画フィルムをファイリングするシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題は、本発明によると、フィルムスキャナー、記憶装置及びリプロダクション装置を有する映画フィルム材用システムにおいて、
−フィルムスキャナーは、少なくとも1つのスキャンニング装置を有しており、該スキャンニング装置により、画像情報とフィルム上で供給される少なくとも別の情報を光学的にスキャンして、前記情報をデジタル化データとして利用可能にされ、前記スキャンされた情報は、元の情報内容に変換されず、
−記憶装置は、前記フィルムスキャナーからデジタルデータとして得られたデータを記憶し、
−リプロダクション装置は、前記記憶装置によってリプロデュースされたデータを、該データの元のフィルム上の元の位置に応じて分離して、当該データを分離データ信号として利用可能である
ようにすることにより解決される。
【0007】
更に、フィルムスキャナーにおいて、少なくとも1つのスキャンニング装置を有しており、該スキャンニング装置により、画像情報とフィルム上で供給される少なくとも別の情報を光学的にスキャンして、前記情報をデジタル化データとして利用可能にされ、前記スキャンされた情報は元の情報内容に変換されないようにすることにより解決される。
【0008】
更に、リプロダクション装置において、記憶装置を接続するために設けられているインターフェースを有しており、リプロダクション装置は、接続された前記記憶装置によってリプロデュースされたデータを分離し、該データの元のフィルム上の元の位置に応じて、スキャンされたフィルムの光学的なスキャンニング値を表し、該スキャンニング値を分離データ信号として利用可能にすることにより解決される。
【0009】
更に、映画フィルム材をファイリングする方法において、フィルムフレーム用のスキャンニング値に付加して、少なくとも1つの別の、フィルム領域がスキャンされ、該領域のスキャンニング値は、異なった物理値に変換されずに、記憶のために供給されることにより解決される。
【0010】
更に、フィルム材ファイリング用データ担体において、フィルム材ファイリング用データ担体上に、スキャンされたフィルム用のスキャンニング値が記憶され、該スキャンニング値は、個別フィルム枠のスキャンニング値を含んでいるのみならず、フィルム上で供給される少なくとも1つの別の情報のスキャンニング値を含んでいることにより解決される。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明が基づいている技術的認識は、現状では、特に、慣用のようにしてデジタル的にファイリングされたフィルム材によって修復するために、事後の段でリプロデュースすることは、この将来の段階でのリプロダクション及び修復技術のどんな技術設備であっても為にならないという点である。と言うのは、現在のファイリング技術によると、未だ開発されていない、又は、未だ思い付きすらされていない技術にとって必要な所与の情報が、取り返しがつかない程度に損失してしまうからである。映画フィルム上で提供される最大量の個別情報のスキャンニング値を記憶することにより、少なくとも、恰も、フィルムがリプロダクション又は修復の時点でスキャンされたかの如く、事後の段階で情報を評価する機会が提供される。この方法では、フレーム位置を安定化させる必要はない。と言うのは、事後のフレーム位置修正用の情報は維持されるからである。特に、光学的音声トラックを、そのデジタル化光学画像として記憶することにより、準光学的に修正することができるようになり、つまり、例えば、フィルムの汚れ及びフィルムのひっかき傷(スクラッチ)をカバーする目的のために、光学的音声トラックを2次元フィルタリングすることによって、準光学的に修正することができるようになる。このことは、フィルムフレーム自体では既に通常行われているが、光学的な音声トラックでは未だ行われていない。
【0012】
従って、特に有利にも、フィルムをその幅に亘って隅から隅迄、有利には連続的に、即ち、フレーム間で、スキャンニングを中断せずに、フィルム送り方向にスキャンすることができる。と言うのは、光学的に検出可能な情報は全て、このようにしてファイルされるからであり、特に、フィルムエッジについての情報及びスプロケット孔の位置についての情報、及び、スプロケット孔間で提供される情報、例えば、音声トラックの中間領域内、フレームラインの領域内での、フィルム時間コード、キーコード、同様に、個別フレームの境界位置についての情報及びフレーム及び光学的音声トラックの外側で提供される可能な他のマークがファイルされる。
【0013】
最初に述べた、この解決手段の膨大な量のデータに基づいて、スキャンニング値から決定された元のアナログ又はデジタル情報内容だけを記憶するよりも、別個のスキャンニングセンサによって、最も本質的な情報を検出して、この情報をデジタル化光学画像として記憶することが、経済性の理由から提案されている。フィルムフレームの従来慣用のスキャンニング値に加えて、これらの情報内容は、光学的音声トラックのスキャンニング値と、場合によっては、各フィルムフレームに配属することができる少なくとも1つのスプロケット孔のスキャンニング値とを有する。
【0014】
本発明の変形実施例としては、スキャンニング装置を、個別に構成することができて、スキャンされるべきフィルムの所定のスキャンニング領域に配属することができる複数のスキャンニング装置に分割すると、単一スキャンニング装置の場合よりもスキャンニング装置の分解能に関する要求は厳しくない。
【0015】
【実施例】
図1に示されたファイリングシステムは、フィルムスキャナー1,スキャンフィルムデータの記憶用装置2,ポストプロセッシングステーション3を有している。図2には、ファイルすべきフィルム4が照明装置5によって照明される、本発明のフィルムスキャナーの構造が図示されている。フィルムスキャナーの、この実施例では、有利にも、連続的にフィルムが送られる。つまり、個別フィルムフレーム間の情報は、個別フレームの機械的な送りに起因する外部からの位置決め誤差が生じないので、このようにして極めて簡単にスキャンされる。フィルムは何らかの方法で記憶されているので、実時間表示(リプロダクション)に関して低減された送り速度でフィルムは送られ、その結果、極めて大きなフィルム送り精度が達成される。有利には、4000〜5000パイクセル/ラインの水平分解能のCCDラインセンサ6によって、フィルム4は、その幅全体に亘ってRGBフォーマットでスキャンされ、増幅段7で増幅され、A/D変換器8によってデジタル出力信号に変換される。各スキャンラインは、同期情報によって複数ブロックで記憶することができ、その結果、ブロック内の各データ語は、フィルム上の所定位置に配属することができる。
【0016】
フィルムスキャナー1は、デジタルインターフェースを有しており、このデジタルインターフェースには、記憶装置2を接続することができる。有利には、デジタル化スキャンニング値は、ベストには、増幅段7での比較的基本的な処理ステップ(例えば、ダイナミックな輝度制御、ガンマ補正、又は色補正)に至る迄、処理されず、それにより、元のデータは、事後の段での処理操作時に見つけられる。記憶装置2、例えば、磁気テープステーション又はDVD(Digital Versatile Disk)ベースの記憶装置は、PAL又はNTSCのような既存のテレビジョンフォーマットでのデータよりも寧ろデジタルデータとして記憶する(従来、通常行われているように)。
【0017】
ファイルされたデータをリプロダクションする際、個別情報成分は、ポストプロセッシングステーション3で分離される(これらの成分が、慣用のフィルムスキャナーから直接形成されたものであるかのように)。データブロック内の各データ語は、ファイルされたフィルム上の所定位置に配属することができるので、例えば、スプロケット孔のスキャンニング値、光学的音声トラック及びフィルムフレームを、極めて簡単に分離することができ、事後の処理操作時に分離データ信号9,10,11として利用することができる(それらの信号がフィルムスキャナーから直接形成されたかのように)。この点は、フィルムスキャナーに接続可能な慣用のタイプの装置を利用することができるという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】
フィルムスキャナー、記憶装置、リプロダクション装置を有するファイリングシステムを示す図
【図2】
フィルムの幅に亘って隅から隅迄スキャンするフィルムスキャナーを示す図
【符号の説明】
1 フィルムスキャナー
2 スキャンフィルムデータの記憶用装置
3 ポストプロセッシングステーション
4 ファイルすべきフィルム
5 照明装置
7 増幅段
8 A/D変換器
【発明の名称】 映画フィルム材用システム、フィルムスキャナー、リプロダクション装置、ファイリング方法、ファイリング用データ担体
【特許請求の範囲】
【請求項1】 フィルムスキャナー(1)、記憶装置(2)及びリプロダクション装置(3)を有する映画フィルム材用システムにおいて、
−フィルムスキャナーは、少なくとも1つのスキャンニング装置(1)を有しており、該スキャンニング装置(1)により、画像情報とフィルム上で供給される少なくとも別の情報が光学的にスキャンされて、前記情報がデジタル化データとして利用可能にされ、前記スキャンされた情報は、元の情報内容に変換されず、
−記憶装置(2)は、前記フィルムスキャナーからデジタルデータとして得られたデータを記憶し、
−リプロダクション装置(3)は、前記記憶装置(2)によってリプロデュースされたデータを、該データの元のフィルム上の元の位置に応じて分離して、当該データを分離データ信号(9,10,11)として利用可能である
ことを特徴とする映画フィルム材用システム。
【請求項2】 フィルムスキャナーにおいて、少なくとも1つのスキャンニング装置を有しており、該スキャンニング装置により、画像情報とフィルム上で供給される少なくとも別の情報を光学的にスキャンして、前記情報をデジタル化データとして利用可能にされ、前記スキャンされた情報は元の情報内容に変換されないことを特徴とするフィルムスキャナー。
【請求項3】 スキャンニング装置は、フィルムの幅全体に亘って当該フィルムをスキャンする請求項2記載のフィルムスキャナー。
【請求項4】 フィルムフレームと他の情報をスキャンニングするための分離装置が設けられている請求項2記載のフィルムスキャナー。
【請求項5】 リプロダクション装置において、記憶装置を接続するために設けられているインターフェースを有しており、リプロダクション装置は、接続された前記記憶装置によってリプロデュースされたデータを分離し、該データの元のフィルム上の元の位置に応じて、スキャンされたフィルムの光学的なスキャンニング値を表し、該スキャンニング値を分離データ信号として利用可能にすることを特徴とするリプロダクション装置。
【請求項6】 映画フィルム材をファイリングする方法において、フィルムフレーム用のスキャンニング値に付加して、少なくとも1つの別の、フィルム領域がスキャンされ、該領域のスキャンニング値は、異なった物理値に変換されずに、記憶のために供給されるファイリング方法。
【請求項7】 フィルム材ファイリング用データ担体において、フィルム材ファイリング用データ担体上に、スキャンされたフィルム用のスキャンニング値が記憶され、該スキャンニング値は、個別フィルム枠のスキャンニング値を含んでいるのみならず、フィルム上で供給される少なくとも1つの別の情報のスキャンニング値を含んでいることを特徴とするデータ担体。
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映画フィルム材用システムに関する。本発明は、また、フィルムスキャナー、リプロダクション装置、ファイリング方法、ファイリング用データ担体に関する。
【0002】
【従来の技術】
エージングのために、特に非常に古いフィルムの画質及び音質が、マスターコピーが最早利用できない程度に劣化する。完全に消失してしまうのを阻止するために、写真コピーが長時間掛けて作られることがあるが、どんなコピーでも質が劣化してしまうことは避けられない。少なくとも、利用可能な質を維持するためには、映画フィルムは、磁気テープのような適切なデータ担体上にデジタルコピーとしてファイリングされる。磁気記録には、限られた寿命があるが、デジタル的に記憶された情報からは、全く損失なしにコピーを作成することができる。
【0003】
映画フィルムのファイリング用のデジタルマスターを作るために、フィルム上に記録された画像情報がスキャンニング装置を用いてフィルムスキャナーでスキャンされ、光学的な音声トラック上の音声情報は、別個の音声スキャンニング装置によってスキャンされる。使われているフィルムスキャナーがフレーム位置を電子的に安定化させることができる場合に限って、例えば、各フィルムのフレームのエッジが、このスキャンニング装置を用いてスキャンされ、又は、例えば、スプロケットホールの位置が、この目的のために設けられたスキャンニング装置による基準マークとしてスキャンされる。オフセットは、各フレーム毎に個別に基準マークの偏差から計算され、スキャンされた各フレームの画像位置が、別の処理又は記憶のために供給される前に、例えば、デジタルビデオエフェクト装置によって補正される。同様に、音声スキャンニング中に得られた音声スキャンニング値は、供給される前に、アナログ又はデジタルオーディオ信号に変換される。フィルム上で供給される別の情報、例えば、フィルム時間コード、キーコードがスキャンされて、その情報内容がデジタルデータと等価なデータとして記憶される。
【0004】
その他の劣化要因から、できる限り多くの映画芸術を守ることが一般に所望されているので、フィルム材を、その状態で保存することは関心の的であるが、できる限り多くの数のフィルムを保存する目的のために、修復作業を行うのは時間が掛かり、経済的コストも掛かるので、後回しにされるのが常である。一般には、フィルム材は、ファイリングの後、装置から撤去され、事後の段で、例えば、修復作業中、何れにせよ、質の劣化を被り、又は、使用不可能になることすらある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、修復時点で最適な質が保証されるような、映画フィルムをファイリングするシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この課題は、本発明によると、フィルムスキャナー、記憶装置及びリプロダクション装置を有する映画フィルム材用システムにおいて、
−フィルムスキャナーは、少なくとも1つのスキャンニング装置を有しており、該スキャンニング装置により、画像情報とフィルム上で供給される少なくとも別の情報を光学的にスキャンして、前記情報をデジタル化データとして利用可能にされ、前記スキャンされた情報は、元の情報内容に変換されず、
−記憶装置は、前記フィルムスキャナーからデジタルデータとして得られたデータを記憶し、
−リプロダクション装置は、前記記憶装置によってリプロデュースされたデータを、該データの元のフィルム上の元の位置に応じて分離して、当該データを分離データ信号として利用可能である
ようにすることにより解決される。
【0007】
更に、フィルムスキャナーにおいて、少なくとも1つのスキャンニング装置を有しており、該スキャンニング装置により、画像情報とフィルム上で供給される少なくとも別の情報を光学的にスキャンして、前記情報をデジタル化データとして利用可能にされ、前記スキャンされた情報は元の情報内容に変換されないようにすることにより解決される。
【0008】
更に、リプロダクション装置において、記憶装置を接続するために設けられているインターフェースを有しており、リプロダクション装置は、接続された前記記憶装置によってリプロデュースされたデータを分離し、該データの元のフィルム上の元の位置に応じて、スキャンされたフィルムの光学的なスキャンニング値を表し、該スキャンニング値を分離データ信号として利用可能にすることにより解決される。
【0009】
更に、映画フィルム材をファイリングする方法において、フィルムフレーム用のスキャンニング値に付加して、少なくとも1つの別の、フィルム領域がスキャンされ、該領域のスキャンニング値は、異なった物理値に変換されずに、記憶のために供給されることにより解決される。
【0010】
更に、フィルム材ファイリング用データ担体において、フィルム材ファイリング用データ担体上に、スキャンされたフィルム用のスキャンニング値が記憶され、該スキャンニング値は、個別フィルム枠のスキャンニング値を含んでいるのみならず、フィルム上で供給される少なくとも1つの別の情報のスキャンニング値を含んでいることにより解決される。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明が基づいている技術的認識は、現状では、特に、慣用のようにしてデジタル的にファイリングされたフィルム材によって修復するために、事後の段でリプロデュースすることは、この将来の段階でのリプロダクション及び修復技術のどんな技術設備であっても為にならないという点である。と言うのは、現在のファイリング技術によると、未だ開発されていない、又は、未だ思い付きすらされていない技術にとって必要な所与の情報が、取り返しがつかない程度に損失してしまうからである。映画フィルム上で提供される最大量の個別情報のスキャンニング値を記憶することにより、少なくとも、恰も、フィルムがリプロダクション又は修復の時点でスキャンされたかの如く、事後の段階で情報を評価する機会が提供される。この方法では、フレーム位置を安定化させる必要はない。と言うのは、事後のフレーム位置修正用の情報は維持されるからである。特に、光学的音声トラックを、そのデジタル化光学画像として記憶することにより、準光学的に修正することができるようになり、つまり、例えば、フィルムの汚れ及びフィルムのひっかき傷(スクラッチ)をカバーする目的のために、光学的音声トラックを2次元フィルタリングすることによって、準光学的に修正することができるようになる。このことは、フィルムフレーム自体では既に通常行われているが、光学的な音声トラックでは未だ行われていない。
【0012】
従って、特に有利にも、フィルムをその幅に亘って隅から隅迄、有利には連続的に、即ち、フレーム間で、スキャンニングを中断せずに、フィルム送り方向にスキャンすることができる。と言うのは、光学的に検出可能な情報は全て、このようにしてファイルされるからであり、特に、フィルムエッジについての情報及びスプロケット孔の位置についての情報、及び、スプロケット孔間で提供される情報、例えば、音声トラックの中間領域内、フレームラインの領域内での、フィルム時間コード、キーコード、同様に、個別フレームの境界位置についての情報及びフレーム及び光学的音声トラックの外側で提供される可能な他のマークがファイルされる。
【0013】
最初に述べた、この解決手段の膨大な量のデータに基づいて、スキャンニング値から決定された元のアナログ又はデジタル情報内容だけを記憶するよりも、別個のスキャンニングセンサによって、最も本質的な情報を検出して、この情報をデジタル化光学画像として記憶することが、経済性の理由から提案されている。フィルムフレームの従来慣用のスキャンニング値に加えて、これらの情報内容は、光学的音声トラックのスキャンニング値と、場合によっては、各フィルムフレームに配属することができる少なくとも1つのスプロケット孔のスキャンニング値とを有する。
【0014】
本発明の変形実施例としては、スキャンニング装置を、個別に構成することができて、スキャンされるべきフィルムの所定のスキャンニング領域に配属することができる複数のスキャンニング装置に分割すると、単一スキャンニング装置の場合よりもスキャンニング装置の分解能に関する要求は厳しくない。
【0015】
【実施例】
図1に示されたファイリングシステムは、フィルムスキャナー1,スキャンフィルムデータの記憶用装置2,ポストプロセッシングステーション3を有している。図2には、ファイルすべきフィルム4が照明装置5によって照明される、本発明のフィルムスキャナーの構造が図示されている。フィルムスキャナーの、この実施例では、有利にも、連続的にフィルムが送られる。つまり、個別フィルムフレーム間の情報は、個別フレームの機械的な送りに起因する外部からの位置決め誤差が生じないので、このようにして極めて簡単にスキャンされる。フィルムは何らかの方法で記憶されているので、実時間表示(リプロダクション)に関して低減された送り速度でフィルムは送られ、その結果、極めて大きなフィルム送り精度が達成される。有利には、4000〜5000パイクセル/ラインの水平分解能のCCDラインセンサ6によって、フィルム4は、その幅全体に亘ってRGBフォーマットでスキャンされ、増幅段7で増幅され、A/D変換器8によってデジタル出力信号に変換される。各スキャンラインは、同期情報によって複数ブロックで記憶することができ、その結果、ブロック内の各データ語は、フィルム上の所定位置に配属することができる。
【0016】
フィルムスキャナー1は、デジタルインターフェースを有しており、このデジタルインターフェースには、記憶装置2を接続することができる。有利には、デジタル化スキャンニング値は、ベストには、増幅段7での比較的基本的な処理ステップ(例えば、ダイナミックな輝度制御、ガンマ補正、又は色補正)に至る迄、処理されず、それにより、元のデータは、事後の段での処理操作時に見つけられる。記憶装置2、例えば、磁気テープステーション又はDVD(Digital Versatile Disk)ベースの記憶装置は、PAL又はNTSCのような既存のテレビジョンフォーマットでのデータよりも寧ろデジタルデータとして記憶する(従来、通常行われているように)。
【0017】
ファイルされたデータをリプロダクションする際、個別情報成分は、ポストプロセッシングステーション3で分離される(これらの成分が、慣用のフィルムスキャナーから直接形成されたものであるかのように)。データブロック内の各データ語は、ファイルされたフィルム上の所定位置に配属することができるので、例えば、スプロケット孔のスキャンニング値、光学的音声トラック及びフィルムフレームを、極めて簡単に分離することができ、事後の処理操作時に分離データ信号9,10,11として利用することができる(それらの信号がフィルムスキャナーから直接形成されたかのように)。この点は、フィルムスキャナーに接続可能な慣用のタイプの装置を利用することができるという利点を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】
フィルムスキャナー、記憶装置、リプロダクション装置を有するファイリングシステムを示す図
【図2】
フィルムの幅に亘って隅から隅迄スキャンするフィルムスキャナーを示す図
【符号の説明】
1 フィルムスキャナー
2 スキャンフィルムデータの記憶用装置
3 ポストプロセッシングステーション
4 ファイルすべきフィルム
5 照明装置
7 増幅段
8 A/D変換器
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| DE19737570.7 | 1997-08-28 | ||
| DE19737570A DE19737570C2 (de) | 1997-08-28 | 1997-08-28 | Filmabtastung und Archivierung |
Publications (2)
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|---|---|
| JPH11168663A JPH11168663A (ja) | 1999-06-22 |
| JPH11168663A5 true JPH11168663A5 (ja) | 2005-11-04 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP10241644A Pending JPH11168663A (ja) | 1997-08-28 | 1998-08-27 | 映画フィルム材用システム、フィルムスキャナー、表示装置、ファイリング方法、ファイリング用データ担体 |
Country Status (4)
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| JP (1) | JPH11168663A (ja) |
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