JPH11169574A - 糸巻き装置 - Google Patents

糸巻き装置

Info

Publication number
JPH11169574A
JPH11169574A JP34167297A JP34167297A JPH11169574A JP H11169574 A JPH11169574 A JP H11169574A JP 34167297 A JP34167297 A JP 34167297A JP 34167297 A JP34167297 A JP 34167297A JP H11169574 A JPH11169574 A JP H11169574A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
thread
wiper
case
lower thread
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34167297A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Murai
健二 村井
Hisanobu Shinozuka
寿信 篠塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Juki Corp filed Critical Juki Corp
Priority to JP34167297A priority Critical patent/JPH11169574A/ja
Publication of JPH11169574A publication Critical patent/JPH11169574A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、ボビンに下糸を自動的に供給す
ると共に、下糸張力バネとケース周側面との間に下糸を
通してボビンケースに下糸をセットする糸巻き装置にお
いて、下糸張力バネとケース周側面との間に下糸を通し
易くして、下糸のセットが確実に行われるようにするこ
とである。 【解決手段】 ボビンに巻き付けられた下糸の一端側を
ボビンケースのスリットに通してケース外部に延出した
状態に捌く糸捌き手段と、このスリットからケース外部
に延出した下糸を糸掛け部Xに引っ掛けて誘導し、該下
糸を下糸張力バネ11とケース周側面Sとの間に通し且
つ下糸張力バネ11先端の導出部11Aまで導くワイパ
ー2とを備えた糸巻き装置である。そして、前記ワイパ
ー2の回転による前記糸掛け部Xの移動軌跡が、前記ボ
ビンに連なる下糸をボビンケース周側面に押し付ける方
向に移動するように設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボビンに下糸を
自動的に供給する糸巻き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に、下糸をボビンに自動
的に供給する糸巻き装置(下糸供給装置)を開発すると
共に、この下糸供給装置を特開平7−68071号にお
いて開示している。
【0003】この下糸供給装置は、下糸が巻き付けられ
るボビンを内部に収容すると共にミシンの釜内に装着さ
れるボビンケースと、このボビンケースを把持又は開放
可能な把持手段、および、この把持手段を支軸を支点と
して回動させると共に支軸の軸線方向に移動可能な回動
アームよりなるボビン交換装置と、前記釜より軸方向に
離間して配置され前記ボビンへ下糸を巻き付ける糸巻付
け手段と、巻き付けられた下糸の一端側をボビンケース
に糸掛けする糸掛け機構(糸捌き手段およびワイパー)
と、糸巻きの前にボビンに残っている残糸を除去する残
糸除去装置とを具備する構成となっている。
【0004】この下糸供給装置においては、ミシンの釜
内に装着されたボビンケース内のボビンに巻かれた下糸
が消費されて所定巻量以下になったとき、ミシンが停止
され、上記把持手段により釜内からボビンケースを取り
出すとともに既に糸を巻かれているボビンを備えた別の
ボビンケースを釜内に装着し、ミシンは再び縫製作業を
開始する。そしてこの再開された縫製作業中に、先に取
り出されたボビンケース内のボビンに残されている糸を
前記残糸除去装置により取り除く。それから前記糸巻付
け装置により所定量の糸を該ボビンに巻き付ける。所定
量の糸が巻付けられると、前記糸掛け機構により糸端部
がボビンケースの下糸張力調整ばね下に挿通されて所定
の導出部に案内され、使用可能の状態となる。そして現
在釜内のボビンケースのボビンに巻かれた糸が消費され
ると、前回と同様にボビンケースが交換される。
【0005】上記糸供給装置中に設けられた糸掛け機構
は、糸捌き手段とワイパーとから構成され、これらの構
成により、ボビンケースの所定箇所に下糸の一端側を所
定の態様でセットするようになっている。ボビンケース
には、例えば図10のボビンケースP10の斜視図に示
すように、下糸をケース内部からケース周側面上に通過
させるスリットP10b、スリットP10b先端に設け
下糸を導出する導出穴P10e、スリットP10bの一
部及び導出穴P10eを覆いこのスリットP10bから
出た下糸をケース周側面上で押圧して張力を与える下糸
張力調整ばねP11、および、この下糸を下糸張力調整
ばねP11とケース周側面との間からケース外部に導出
すると共にその下糸の導出位置を保持する導出部P12
を備えており、上記糸捌き手段が、下糸の一端側を前記
スリットP10bに通してケース外部に延出した状態に
捌き、その後、上記ワイパーが、捌かれた下糸を引掛け
た状態で移動することで、下糸が下糸張力調整ばねP1
1とケース周側面との間に通され且つ前記導出部P12
まで導かれるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の下糸供給装置における糸掛け機構では、例えば、糸
が太い、下糸張力調整ばねの張力が強い、ボビンケース
の下糸張力調整ばねの横に段部(図10の段部P14参
照)がある等の悪条件により、下糸が下糸張力調整ばね
の下に入り込まなかったり、下糸がボビンケースの導出
部まで到達しないといった不具合を生じる場合があっ
た。
【0007】この不具合の発生理由には、次の2つの理
由が考えられた。図8には、従来のワイパーP2とボビ
ンケースP10との位置関係を示す側面図、図9にはそ
の上面図を示す。一つ目の理由は、図8に示すように、
ワイパーP2の糸案内部P21の位置が、ボビンケース
周側面P10sの導出部P12における接線F上にほぼ
配置されているという理由である。この配置では、ワイ
パーP2により誘導される下糸は、下糸張力調整ばねP
11の先端部においてケース周側面P10sから浮き上
がってしまい、そのため、下糸張力調整ばねP11の下
にもぐり難くなる。
【0008】二つ目の理由は、図9に示すように、ワイ
パー2の動作軌道R0が、糸掛け処理の開始から終わり
に掛けて、ボビンケースから離れていく軌道になってい
るという点である。この軌道R0により、下糸は、下糸
張力調整ばねP11の先端側においてケース周側面P1
0sからどんどん浮き上がる方向に誘導されてしまい、
結果として下糸張力調整ばねP11の下にもぐり難くな
る。
【0009】この発明は、上記実状に鑑み、ボビンに下
糸を自動的に供給すると共に、下糸張力調整ばねとケー
ス周側面との間に下糸を通してボビンケースに下糸をセ
ットするボビンへの糸巻き装置において、下糸張力調整
ばねとケース周側面との間に下糸を通し易くして、下糸
のセットが確実に行われるようにすることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、周側面に形成したスリット
及び前記スリット上に対向配置し下糸に張力を調節可能
に付与する下糸張力調整ばね並びに下糸張力調整ばねの
先端に設け下糸を導出する導出部とを有し、下糸を巻き
付けたボビンを着脱可能に収納するボビンケースと、該
ボビンケース内のボビンに下糸を巻き付ける糸巻き手段
と、一固定軸線を中心に回転可能とし、先端に糸巻き終
了後に巻き付けた下糸の糸供給源側の端部を捕捉する糸
掛け部を設けたワイパーを有し、該ワイパーの前記回転
によりボビンに連なる下糸を前記スリットに挿通し前記
下糸張力調整ばねと前記周側面との間より前記導出部に
案内する糸掛け手段と、を備えたボビンへの糸巻き装置
において、前記ワイパーの回転による前記糸掛け部の移
動軌跡が、前記ボビンに連なる下糸をボビンケース周側
面に押し付ける方向に移動するように設定されている構
成とした。
【0011】この請求項1記載の発明によれば、下糸を
誘導する際、ワイパーに設けられた糸掛け部が上記の位
置に配置されるので、ワイパーに誘導される下糸は、前
記導出部の近傍においてもボビンケースの周側面から浮
き上がらない。従って、ワイパーの誘導により下糸がス
ムーズに下糸張力調整ばねの下に入ると共に、上記導出
部まで導かれる。
【0012】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
糸巻き装置において、前記下糸張力調整ばねが、先端に
下糸を係止するための爪部を有し、前記ワイパーの回転
支点が、初期位置において挟んで前記糸掛け部と反対側
に位置する構成とした。
【0013】この請求項2記載の発明によれば、上記ワ
イパーの糸掛け部が、少なくとも前記ボビンの回転軸に
直交し且つ前記導出部を通る平面を超えるまで、下糸を
ボビンケース周側面に押し付ける方向に移動するので、
下糸が下糸張力調整ばねの下にもぐり込むのに伴って、
下糸がボビンケース周側面に押し付けられる方向に移動
する。つまり、下糸とボビンケース周側面とのなす角度
が、糸掛け開始から下糸を前記導出部に導くまで、比較
的大きく変動しない。従って、ボビンケースのスリット
側から導出部側に掛けてもぐり込んでいく下糸の移動
が、糸掛け開始から下糸を前記導出部に導くまでスムー
ズに進められる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1記載の糸
巻き装置において、前記糸掛け部の移動軌跡が、前記ワ
イパーの初期位置から前記爪部を通る接線を越えるまで
ボビンケース周側面に接近するように設定されている構
成とした。
【0015】この請求項3記載の発明によれば、請求項
2記載の作用と同様に、下糸をスムーズに下糸張力調整
ばねの下にもぐり込ませることが出来る。
【0016】請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何
れかに記載の糸巻き装置において、前記ボビンの回転軸
線方向に見て、前記ワイパーに設けられた糸掛け部が、
下糸を誘導する際、前記導出部におけるケース周側面の
接線に対して所定角度範囲(5度から30度)に位置す
る構成とした。
【0017】この請求項4記載の発明によれば、ボビン
ケースの周側面に対して下糸の誘導角度を最適とするこ
とが出来る。即ち、上記の角度を5度以下にすると、下
糸が下糸張力調整ばねの側部に引っ掛かり糸掛け不良が
生じ易くなる一方、上記の角度を30度以上にすると、
下糸とボビンケース周側面との摩擦力が大きくなり下糸
のスムーズな移動を妨げる。なお、好ましくは上記角度
を15度から20度とすると更に最適な角度とすること
が出来る。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何
れかに記載の糸巻き装置において、前記ワイパーによる
下糸の誘導動作が、複数回繰り返される構成とした。
【0019】この請求項5記載の発明によれば、再現性
のない悪条件に対処して下糸の糸掛けの確実性を向上さ
せることが出来る。即ち、再現性のない悪条件により、
下糸が下糸張力調整ばねの下にもぐり込まない場合で
も、複数回の誘導動作により確実に下糸の糸掛けを行う
ことが出来る。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何
れかに記載の糸巻き装置において、前記ワイパーによる
下糸の誘導中又は誘導後に、下糸を引き込む方向に前記
ボビンが回転される構成とした。
【0021】この請求項6記載の発明によれば、ボビン
の回転により下糸の張力が増すので、下糸張力調整ばね
の張力が大きい場合でも、下糸を下糸張力調整ばねの下
にもぐり込ませ易くなる。また、下糸の誘導動作を一回
行うと、下糸がボビン側又はその逆側から引き出されて
たるんだ状態になるが、上記ボビンの回転によりこのた
るみをとることが出来るので、下糸の誘導動作を複数回
行う場合においても、これらの誘導動作を初回目と同様
の条件で行うことが出来る。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図1〜図8の図面を参照しながら説明する。図1
は、この実施の形態の糸巻き装置(下糸供給装置)1の
全体概要を示すための側面図である。同図中、Tはミシ
ンテーブル、Nはミシン針、Kは釜である。図2は、ワ
イパー2の動きを説明するためのもので、(a)はワイ
パー2による糸掛け動作前を示す斜視図、(b)はワイ
パー2による糸掛け動作時を示す斜視図である。図3
は、ボビンケースに設けられた下糸張力調整ばねの先端
を示すもので、(a)はその上面図、(b)は側面図で
ある。
【0023】この実施の形態の糸巻き装置1は、ボビン
把持手段5A,5B、回動アーム6、ワイパー2、図示
しない下糸除去装置、下糸巻付け装置、および糸捌き機
構等から構成され、ミシンの釜Kに装着されているボビ
ンから下糸が消費されて少なくなった場合に、釜Kから
ボビンを外してボビンに下糸を自動的に供給すると共
に、ボビンケースに正しく下糸をセットして釜Kに自動
的に戻す装置である。
【0024】ボビン把持手段5A,5Bは、ボビンケー
ス10の把持および開放を行うものであり、回動アーム
6の両端部に2個設けられている。このように、ボビン
把持手段5A,5Bが2個設けられ、2個のボビンを一
度に取り扱うことが出来ることで、一方のボビンに下糸
を供給する間に他方のボビンを釜に戻して縫製を続行す
ることが可能になっている。
【0025】回動アーム6は、回動軸7を中心に回動可
能で且つ回動軸7の軸線方向に可動な状態に設けられ、
ボビン把持手段5A,5Bを釜Kから下糸の除去および
供給を行う下糸供給箇所Pまで、移動させるようになっ
ている。
【0026】下糸除去装置(図示略)は、例えば、下糸
供給箇所Pの下側に設けられ、エアーによる吸引および
ローラー等の駆動により、ボビン15に残っている下糸
を除去する装置である。
【0027】下糸巻付け装置(図示略)は、任意の糸巻
きから下糸を導くと共に、ボビンケース10の開口部1
0aからこの下糸をボビン15に巻き付ける装置であ
る。下糸は、供給後直ちに切断されず、ワイパー2によ
る糸掛け処理の終了後に切断される。
【0028】ここで、この糸巻き装置1が取扱うボビン
ケース10について図2と図3を参照しながら説明す
る。ボビンケース10は、一方の面を開放させた円筒形
のケースで、この開放側からボビン15を収容するよう
になっている。ボビンケース10の周側面Sには、その
一部が開放されてケース内に通じる開口部10aと、ボ
ビン15が収容される開放面側から中央部に架けて設け
られたスリット10bとが設けられている。また、ボビ
ンケース10の周側面Sには、スリット10bの先端側
を覆うように下糸張力調整ばね11が取り付けられてい
る。
【0029】この下糸張力調整ばね11は、その先端部
において、下糸を外部に導出し且つ下糸の導出位置を保
持する導出部11Aを形成している。図3に示すよう
に、下糸張力調整ばね11の先端には、下糸保持用の爪
片11aが形成されており、導出部11Aに導出された
下糸が下糸張力調整ばね11から外れないようになって
いる。ボビンケース10の周側面Sにおいて上記導出部
11Aの下側には、下糸の導出位置を保持するための導
出孔10dが設けられている。
【0030】糸捌き機構(図示略)は、ボビンケース1
0の開口部10aと糸供給装置(図示しない)との間に
渡された下糸を捌き、この下糸をボビンケース10のス
リット10bに通した後、ワイパー2の糸案内部21ま
で誘導する機構である。この糸捌き機構により下糸が捌
かれ終えると、下糸は、図2(a)に示すように、ボビ
ンケース10のスリット10bからワイパー2の糸案内
部21Aまで張られた状態となる。
【0031】図4には、ボビンケース10とワイパー2
との位置関係を説明するための側面図、図5には、ボビ
ンケース10の位置とワイパー2の軌道Rとの相互関係
を説明するための上面図を示す。
【0032】ワイパー2は、図2〜図5に示すように、
ボビン15の回転軸線方向に延出した糸案内部材21
と、この糸案内部材21と垂直に設けられた糸引掛け部
材22とを一体的に形成した部材であり、駆動機構3の
駆動により支点34を中心に横方向に回動駆動するよう
に設けられている。糸案内部材の一側部が下糸の上下方
向の位置を決める糸案内部21Aを、糸引掛け部材22
の一側部が下糸を引掛ける糸引掛け部22Aを構成して
いる。これら糸案内部21Aと糸引掛け部22Aとの交
わる点Xが、糸を引っ掛けて誘導する糸掛け部を構成し
ている。
【0033】ワイパー2の駆動機構3は、例えば図5に
示すように、機枠31、エアーシリンダやソレノイドな
どの作動手段32等から構成されている。そして、この
機枠31に支点34を中心として回動自在な状態でワイ
パー2が取り付けられると共に、作動手段32の作動子
32aにワイパー2が接続されている。ワイパー2には
長孔25が設けられ、この長孔25に沿って摺動可能な
状態に作動子32aの先端部が連結されている。
【0034】図4に示すように、ワイパー2の初期位置
において、下糸張力調整ばね11先端の導出部11Aと
糸案内部21Aとを結んだ直線が、下糸張力調整ばね1
1先端の導出部11Aにおけるボビンケース周側面Sの
接線Fよりも接線Fに対してボビンケース側に所定の角
度θ(好適例は15度から20度、5度から30度程度
が可能範囲)偏倚するように設定されている。
【0035】また、図5において、基線Hは、下糸張力
調整ばね11先端の爪部11a(図3参照)を通過する
ボビン15の回転軸線との直交線上に位置する。糸掛け
部Xが、初期位置から前記基線Hを越えるまで図5平面
的には上昇する移動軌跡Rとなるとなるように、ワイパ
ー2の回転支点34が、前記基線Hを挟んで糸掛け部X
の初期位置とは反対側に位置するように設定されてい
る。
【0036】前記糸掛け部Xが図5平面上上昇するよう
にワイパー2が回転するとき、その回転により、図4に
示すように、前記糸掛け部Xは初期状態からさらに接線
Fから遠ざかる方向に糸Tを移動するように図4左方に
移動してT’の状態にする。なお、このワイパー2回転
時に糸掛け部Xが図4上下方向に運動するようにしても
良い。
【0037】この実施の形態の糸巻き装置1は、上記の
ように構成され、次のような処理により、ボビン15に
下糸を供給すると共に下糸の一端側をボビンケース10
の所定の箇所に所定の態様でセットするようになってい
る。
【0038】即ち、縫製中に下糸が消費されてボビン1
5の下糸が少なくなった場合、例えば、作業者による図
示しないスイッチ操作等に基づき、下糸の自動供給処理
が開始される。
【0039】下糸の自動供給処理が開始されると、先
ず、回動アーム6の回動および回動軸7方向への移動、
並びに、一方のボビン把持手段5Aの把持動作により、
ボビンケース10が釜K中から取り出される。次いで、
他方のボビン把持手段5Bに把持されているボビンケー
ス10(予め下糸が巻き付けられた状態にある)が釜K
中に戻され、下糸が補充されたことが作業者に報知され
る。作業者は、この報知により再び縫製作業を続行す
る。
【0040】下糸が補充されたボビンケースのセットが
終わると、下糸が不足しているボビン15に下糸を供給
する処理が開始され、先ず、ボビンケース10が下糸供
給箇所Pで停止される。そして、下糸除去装置(不図
示)が作動して、ボビン15に残された下糸が除去され
る。残った下糸が除去されると、下糸巻付け装置が作動
して、ボビンケース10の開口部10aから空のボビン
15に所定量の下糸が巻き付けられる。下糸の巻き付け
が完了すると、次いで、本発明の特徴である糸掛け処理
が開始される。
【0041】この糸掛け処理は、図7に示す糸掛け処理
のフローチャートを参照しながら説明する。糸掛け処理
が開始されると、先ず、ステップS1において、糸捌き
処理が行われる。糸捌き処理は、図示しない糸捌き機構
の作動により行われる。この糸捌き処理により、ボビン
ケース10の開口部10aから下糸巻付け装置に伸びる
下糸が捌かれて、所定の軌道に沿って移動され、ボビン
ケース10のスリット10bに下糸が通過されると共
に、ワイパー2の糸案内部21Aに下糸が掛けられた状
態(図2(a)の状態)になる。そして、糸捌き処理が
終了すると、ステップS2に移行する。
【0042】ステップS2に移行すると、順次、ワイパ
ー2の駆動をスタートする処理(ステップS2)、ボビ
ン15を回転させて所定時間下糸をボビン15側に巻き
込む処理(ステップS3)、ボビン15の回転を停止す
る処理(ステップS4)、ワイパー2の駆動を停止させ
てワイパー2を初期位置に戻す処理(ステップS5)を
して、ステップS6に移行する。これら一連のステップ
S2〜S5により、ワイパー2が、図2(a)の初期位
置から図2(b)に示す位置まで移動する。図2(a)
の状態では、既に糸Tがスリット10b内を下糸張力調
整ばね11の手前まで挿入されている。そして、ワイパ
ー2の回転により糸掛け部Xが移動して糸はボビンケー
ス外周により沿うようにしながら引かれ、下糸張力調整
ばね11の下方に挿入され、さらに導出穴10eに案内
される。この間、糸巻きモータによりボビン15が回転
されて糸Tを緊張させ、糸Tのこれらへの挿通、挿入を
容易にする。そして前記したように糸掛け部Xが移動軌
跡上を移動するので、下糸Tは前記導出部11Aの爪片
11aを越えるまでさらに入りやすくする。またワイパ
ー2が図2(b)の状態で停止した後、ボビン15が再
度回転されて糸Tを緊張させ、導出部11Aの爪片11
aを越えられなかった糸Tを確実に越えさせることがで
きる。なお、ステップS3,S4を行わず、ワイパー2
の前記移動によってのみ行ってもよい。
【0043】ステップS6では、再度ボビン15を回転
させて下糸をボビン15中に巻き込む処理をし、次い
で、ステップS7に移行して、該ステップS7でボビン
15の回転を停止する。このボビン15の回転により、
ワイパー2の作動で生じた下糸のたるみをとり、再び、
下糸の状態を張った状態にする。そして、ステップS8
に移行する。
【0044】ステップS8では、ワイパー2の作動が設
定回数行われたか否かを判定して、設定回数行われてい
ればステップS9に移行するが、行われていなければス
テップS2に戻ってステップS2〜ステップS7の処理
を繰り返す。このワイパー2の作動回数は、操作パネル
等を用いたキー入力により、予めオペレーター等により
設定されるものである。また、使用する下糸の糸番手や
糸種類の入力に基いて、自動的に設定されるようにして
も良い。
【0045】上記のステップS2〜ステップS7の処理
により、下糸が下糸張力調整ばね11とボビンケース1
0の周側面Sとの間に引き込まれ、且つ、下糸張力調整
ばね11先端の爪辺11aを超えて導出部11Aに保持
される。また、再現性のない悪条件により、下糸がうま
くセットされなかった場合でも、上記のステップS2〜
ステップS7の処理を設定回数繰り返すことで正しくセ
ットすることが出来る。
【0046】上記ステップS2〜ステップS7処理を設
定回数繰り返したら、ステップS9に移行して、導出部
11Aから外部に導出されている下糸を所定の箇所で切
断して、この糸掛け処理を終了する。そして、先に釜K
中にセットしたボビンから下糸が消費されて、次の糸供
給処理が開始されるまで待機する。
【0047】ところで、従来、下糸張力調整ばねの横に
段部が設けられたボビンケース(図10の段部P14参
照)を用いることがあり、この段部により下糸がうまく
セットされないという問題を生じることがあったが、次
に示すボビンケース100を使用することで、上記問題
を回避することが出来る。
【0048】図6には、周側面に段部を有する、この実
施の形態特有のボビンケース100の斜視図を示す。な
お、このボビンケース100において、上述したボビン
ケース10と同じ構成については、同符号を振って説明
を省略する。
【0049】このボビンケース100は、周側面101
における下糸張力調整ばね11の横に段部102を有す
るものである。そして、この段部102の一部に傾斜部
105を設け、段部102による急な立ち上がりを緩和
している。この傾斜部105を設ける位置は、少なくと
も下糸張力調整ばね11先端の導出部11Aの周辺が含
まれる箇所に設定する。
【0050】上記の傾斜部105の作用によって、ワイ
パー2の動作に伴い下糸がスムーズに下糸張力調整ばね
11まで移動し、下糸のセット(ボビンケース15への
糸掛け)がスムーズに行われる。
【0051】以上のように、この実施の形態の糸巻き装
置1によれば、この実施の形態特有のワイパー2の配置
により、ワイパー2に誘導される下糸が、ボビンケース
10の導出部11Aの近傍においてもボビンケース10
の周側面Sから浮き上がらない。従って、ワイパー2の
誘導により下糸がスムーズに下糸張力調整ばね11とケ
ース周側面Sとの間に入ると共に、スムーズにボビンケ
ース10の導出部11Aまで導くことが出来る。
【0052】また、上述したこの実施の形態特有のワイ
パー2の軌道により、ワイパー2の糸掛け部Xが、少な
くともボビンケース10の導出部11Aに直交する平面
を超えるまで、下糸をボビンケース周側面Sに押し付け
る方向に移動するので、下糸が下糸張力調整ばね11の
下にもぐり込むのに伴って、下糸がボビンケース周側面
Sに押し付けられる方向に移動する。つまり、下糸とボ
ビンケース周側面Sとのなす角度が、糸掛け開始から下
糸を導出部に導くまで、比較的大きく変動しない。従っ
て、下糸をスムーズに下糸張力調整ばね11とケース周
側面Sとの間にもぐり込ませることが出来る。
【0053】また、再現性のない悪条件により下糸がう
まくセットされなかった場合でも、ワイパー2の複数回
の作動により、下糸を確実にセットすることが出来、糸
掛け処理の確実性を向上させることが出来る。
【0054】また、糸掛け処理中に、ボビン15が回転
して下糸の張力を増加させるので、下糸張力調整ばね1
1の張力が大きい場合でも、確実に下糸を下糸張力調整
ばね11の下にもぐり込ませることが出来る。また、ワ
イパー2が下糸の誘導動作を一回行うと、下糸がボビン
15の逆側から引き出されてたるんだ状態になるが、上
記ボビン15の回転によりこのたるみをとることが出来
るので、ワイパー2の誘導動作を複数回行う場合におい
ても、この複数の誘導動作を初回目と同様の条件で行う
ことが出来る。
【0055】なお、本発明は、この実施の形態の糸供給
装置1に限られるものではなく、例えば、ワイパー2を
用いた糸掛け処理より以前の処理(回動アーム6やボビ
ン把持手段5A,5Bを用いたボビンケース10を移動
させる処理、残糸除去装置や糸巻付け装置による残糸除
去処理および糸巻き付け処理など)は、この実施の形態
に示した態様に限られず、様々に変更可能であるし、そ
の他、ワイパー2の形状や駆動方法など、具体的に示し
た細部等は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可
能である。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、この発明
特有のワイパーの配置により、ワイパーに誘導される下
糸が、ボビンケースの導出部の近傍においてもボビンケ
ースの周側面から浮き上がらない。従って、ワイパーの
誘導により下糸がスムーズに下糸張力調整ばねとケース
周側面との間に入ると共に、スムーズにボビンケースの
導出部まで導くことが出来る。
【0057】請求項2記載の発明によれば、ワイパーの
糸掛け部が、少なくともボビンケースの導出部に直交す
る平面を超えるまで、下糸をボビンケース周側面に押し
付ける方向に移動するので、下糸が下糸張力調整ばねの
下にもぐっていくのに伴って、下糸がボビンケース周側
面に押し付けられる方向に移動する。つまり、下糸とボ
ビンケース周側面とのなす角度が、糸掛け開始から下糸
を導出部に導くまで、比較的大きく変動しない。従っ
て、下糸をスムーズに下糸張力調整ばねとケース周側面
との間にもぐり込ませることが出来る。
【0058】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の発明の作用と請求項2記載の作用とが合わさって、
下糸を確実に下糸張力調整ばねの下にもぐり込ませるこ
とが出来る。
【0059】請求項4記載の発明によれば、本発明特有
のワイパーの配置角度により、ボビンケースの周側面に
対して下糸の誘導角度を最適とすることが出来る。
【0060】請求項5記載の発明によれば、再現性のな
い悪条件に対して下糸の糸掛け処理の確実性を向上させ
ることが出来る。
【0061】請求項6記載の発明によれば、ボビンの回
転により下糸の張力が増すので、下糸張力調整ばねの張
力が大きい場合でも、確実に下糸を下糸張力調整ばねの
下にもぐり込ませることが出来る。また、下糸の誘導動
作を一回行うと、下糸がボビン側又はその逆側から引き
出されてたるんだ状態になるが、上記ボビンの回転によ
りこのたるみをとることが出来るので、下糸の誘導動作
を複数回行う場合においても、この複数の誘導動作を初
回目と同様の条件で行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の糸巻き装置の概要を示す
側面図である。
【図2】図1の糸巻き装置におけるワイパーの動きを説
明するためのもので、(a)はワイパーによる糸掛け動
作前を示す斜視図、(b)はワイパーによる糸掛け動作
後を示す斜視図である。
【図3】ボビンケースに設けられた下糸張力調整ばねの
先端を示すもので、(a)はその上面図、(b)は側面
図である。
【図4】ボビンケースとワイパーとの位置関係を説明す
るための側面図である。
【図5】ボビンケースの位置とワイパーの軌道との相互
関係を説明するための上面図である。
【図6】周側面に段部を有する本発明特有のボビンケー
スを示す斜視図である。
【図7】図1の糸供給装置の制御部により行われる糸掛
け処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】従来に糸供給装置における、ボビンケースとワ
イパーとの位置関係を説明するための側面図である。
【図9】従来に糸供給装置における、ボビンケースの位
置とワイパーの軌道との相互関係を説明するための上面
図である。
【図10】従来の周側面に段部を有するボビンケースを
示す斜視図である。
【符号の説明】
1 糸巻き装置(下糸供給装置) 2 ワイパー 3 駆動機構 5A,5B 把持手段 6 回動アーム 10 ボビンケース 10a 開口部 10b スリット S ボビンケースの周側面 11 下糸張力調整ばね 11A 導出部 15 ボビン 21A ワイパーの糸案内部 22A ワイパーの糸引掛け部 X ワイパーの糸掛け部 T ミシンテーブル N ミシン針 K 釜

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周側面に形成したスリット及び前記スリ
    ット上に対向配置し下糸に張力を調節可能に付与する下
    糸張力調整ばね並びに下糸張力調整ばねの先端に設け下
    糸を導出する導出部とを有し、下糸を巻き付けたボビン
    を着脱可能に収納するボビンケースと、 該ボビンケース内のボビンに下糸を巻き付ける糸巻き手
    段と、 一固定軸線を中心に回転可能とし、先端に糸巻き終了後
    に巻き付けた下糸の糸供給源側の端部を捕捉する糸掛け
    部を設けたワイパーを有し、該ワイパーの前記回転によ
    りボビンに連なる下糸を前記スリットに挿通し前記下糸
    張力調整ばねと前記周側面との間より前記導出部に案内
    する糸掛け手段と、を備えたボビンへの糸巻き装置にお
    いて、 前記ワイパーの回転による前記糸掛け部の移動軌跡が、
    前記ボビンに連なる下糸をボビンケース周側面に押し付
    ける方向に移動するように設定されていることを特徴と
    した糸巻き装置。
  2. 【請求項2】 前記下糸張力調整ばねが、先端に下糸を
    係止するための爪部を有し、前記ワイパーの回転支点
    が、初期位置において挟んで前記糸掛け部と反対側に位
    置することを特徴とした請求項1に記載の糸巻き装置。
  3. 【請求項3】 前記糸掛け部の移動軌跡が、前記ワイパ
    ーの初期位置から前記爪部を通る接線を越えるまでボビ
    ンケース周側面に接近するように設定したことを特徴と
    した請求項1に記載の糸巻き装置。
  4. 【請求項4】 前記ボビンの回転軸線方向に見て、 前記ワイパーに設けられた糸掛け部が、下糸を誘導する
    際、前記導出部におけるケース周側面の接線に対して所
    定角度範囲(5度から30度)に位置することを特徴と
    する請求項1〜3の何れか記載の糸巻き装置。
  5. 【請求項5】 前記ワイパーによる下糸の誘導動作を、
    複数回繰り返すことを特徴とする請求項1〜4の何れか
    に記載の糸巻き装置。
  6. 【請求項6】 前記ワイパーによる下糸の誘導中又は誘
    導後に、下糸を引き込む方向に前記ボビンを回転させる
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の糸巻き
    装置。
JP34167297A 1997-12-11 1997-12-11 糸巻き装置 Pending JPH11169574A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34167297A JPH11169574A (ja) 1997-12-11 1997-12-11 糸巻き装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34167297A JPH11169574A (ja) 1997-12-11 1997-12-11 糸巻き装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11169574A true JPH11169574A (ja) 1999-06-29

Family

ID=18347900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34167297A Pending JPH11169574A (ja) 1997-12-11 1997-12-11 糸巻き装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11169574A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002252134A (ja) * 2001-02-22 2002-09-06 Hioki Ee Corp コイルの製造方法
KR101365472B1 (ko) * 2007-06-07 2014-02-21 주식회사 썬스타 재봉기의 회전 와이퍼 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002252134A (ja) * 2001-02-22 2002-09-06 Hioki Ee Corp コイルの製造方法
KR101365472B1 (ko) * 2007-06-07 2014-02-21 주식회사 썬스타 재봉기의 회전 와이퍼 장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5606927A (en) Under thread supply apparatus and method of supplying under thread
JP4467586B2 (ja) 下糸巻回装置
JP4514296B2 (ja) 下糸巻回装置
JP2693107B2 (ja) 下糸自動供給装置及び縫製装置
JP3926454B2 (ja) 下糸巻回装置
JPH11169574A (ja) 糸巻き装置
JP3797326B2 (ja) 上糸カセット付きミシン及び上糸カセット
CN1117897C (zh) 缝纫机的摆梭
JP2004275781A (ja) ボビン交換装置及び下糸自動供給装置
JP4435818B2 (ja) ミシンの上糸クランプ装置
JP2855060B2 (ja) ミシンのボビン及び下糸自動供給装置
JP3792779B2 (ja) ミシンの上糸交換装置
JP2000005477A (ja) 下糸自動供給装置
JP3810526B2 (ja) 下糸巻回装置
JP4722274B2 (ja) ミシンの糸切り装置
JP4106146B2 (ja) 下糸巻回装置
JP3602889B2 (ja) 下糸巻回装置
JP3969508B2 (ja) 下糸巻回装置
JP3810527B2 (ja) 下糸巻回装置
JP4004621B2 (ja) ボビン交換装置
JPH09117579A (ja) 糸掛け装置
JPH09239183A (ja) ミシン
JP4251714B2 (ja) ミシンの制御装置
JPH11267384A (ja) 下糸巻回装置
JP3943249B2 (ja) 下糸巻回装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20041210

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061219

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070417