JPH11170472A - グラビアシリンダ、グラビアシリンダ用版材、グラビアシリンダの製造方法およびグラビアシリンダの製造装置 - Google Patents
グラビアシリンダ、グラビアシリンダ用版材、グラビアシリンダの製造方法およびグラビアシリンダの製造装置Info
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- JPH11170472A JPH11170472A JP35239997A JP35239997A JPH11170472A JP H11170472 A JPH11170472 A JP H11170472A JP 35239997 A JP35239997 A JP 35239997A JP 35239997 A JP35239997 A JP 35239997A JP H11170472 A JPH11170472 A JP H11170472A
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Landscapes
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 製造が容易で環境に悪影響を与えることがな
いグラビアシリンダ、グラビアシリンダ用版材、グラビ
アシリンダを好適に製造することができるグラビアシリ
ンダの製造方法およびグラビアシリンダの製造装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】シリンダ1における強化ガラスからなる円
筒部材2の外周面にインキ充填用のセルを形成するため
には、レーザビームBを偏向するペンタプリズム12を
円筒部材2の軸芯を中心に回転させるとともに円筒部材
2の軸芯方向に移動させることにより、円筒部材2をそ
の内面から走査する。そして、強化ガラスより成る円筒
部材2を透過したレーザビームBの結像位置を円筒部材
2の外周部付近に配置するとともに、レーザビームBの
状態を円筒部材2の外周面に形成すべきセルに対応させ
て変更することにより、円筒部材2の外周面における強
化ガラスを溶解、気化せしめ、円筒部材2の外周面にセ
ルとしての凹部を形成する。
いグラビアシリンダ、グラビアシリンダ用版材、グラビ
アシリンダを好適に製造することができるグラビアシリ
ンダの製造方法およびグラビアシリンダの製造装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】シリンダ1における強化ガラスからなる円
筒部材2の外周面にインキ充填用のセルを形成するため
には、レーザビームBを偏向するペンタプリズム12を
円筒部材2の軸芯を中心に回転させるとともに円筒部材
2の軸芯方向に移動させることにより、円筒部材2をそ
の内面から走査する。そして、強化ガラスより成る円筒
部材2を透過したレーザビームBの結像位置を円筒部材
2の外周部付近に配置するとともに、レーザビームBの
状態を円筒部材2の外周面に形成すべきセルに対応させ
て変更することにより、円筒部材2の外周面における強
化ガラスを溶解、気化せしめ、円筒部材2の外周面にセ
ルとしての凹部を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、グラビア印刷に
使用されるグラビアシリンダ、グラビアシリンダ用版
材、グラビアシリンダを製造するために好適に使用され
るグラビアシリンダの製造方法およびグラビアシリンダ
の製造装置に関する。
使用されるグラビアシリンダ、グラビアシリンダ用版
材、グラビアシリンダを製造するために好適に使用され
るグラビアシリンダの製造方法およびグラビアシリンダ
の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このようなグラビアシリンダとしては、
従来、金属製のシリンダの表面に、200μm程度の銅
メッキを施した後、銅メッキ部分にインキ充填用のセル
を形成したものが使用されている。
従来、金属製のシリンダの表面に、200μm程度の銅
メッキを施した後、銅メッキ部分にインキ充填用のセル
を形成したものが使用されている。
【0003】そして、このシリンダの外周面にインキ充
填用のセルを形成する際には、彫刻ヘッドを備えたグラ
ビア彫刻機が使用される。このグラビア彫刻機の彫刻ヘ
ッドにはその先端にダイヤモンドの針(バイト)を有す
るスタイラスが設けられており、金属製のシリンダを高
速で回転させながらこのスタイラスを数KHzの周波数
で振動させることにより、シリンダの外周面にセルを彫
刻する構成となっている。
填用のセルを形成する際には、彫刻ヘッドを備えたグラ
ビア彫刻機が使用される。このグラビア彫刻機の彫刻ヘ
ッドにはその先端にダイヤモンドの針(バイト)を有す
るスタイラスが設けられており、金属製のシリンダを高
速で回転させながらこのスタイラスを数KHzの周波数
で振動させることにより、シリンダの外周面にセルを彫
刻する構成となっている。
【0004】グラビア彫刻機によりその表面にセルを彫
刻されたシリンダは、耐刷性を向上させる目的で、その
表面にクロムメッキが施される。
刻されたシリンダは、耐刷性を向上させる目的で、その
表面にクロムメッキが施される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のグラ
ビアシリンダにおいては、複数のメッキ行程を実行する
必要があることから、グラビアシリンダを製造するため
に多大な時間と費用が必要となるばかりでなく、環境に
悪影響を与える可能性があるという問題が生ずる。
ビアシリンダにおいては、複数のメッキ行程を実行する
必要があることから、グラビアシリンダを製造するため
に多大な時間と費用が必要となるばかりでなく、環境に
悪影響を与える可能性があるという問題が生ずる。
【0006】また、従来のグラビアシリンダの製造装置
としてのグラビア彫刻機においては、高速で回転するシ
リンダに対し、その外側から彫刻ヘッドにより彫刻を行
うことでセルを形成する構成であるため、装置が大型
化、複雑化するばかりではなく、セルの形成速度を高速
化する場合にも限界があるという問題が生ずる。
としてのグラビア彫刻機においては、高速で回転するシ
リンダに対し、その外側から彫刻ヘッドにより彫刻を行
うことでセルを形成する構成であるため、装置が大型
化、複雑化するばかりではなく、セルの形成速度を高速
化する場合にも限界があるという問題が生ずる。
【0007】この発明は上記課題を解決するためになさ
れたものであり、製造が容易で環境に悪影響を与えるこ
とがないグラビアシリンダ、グラビアシリンダ用版材、
グラビアシリンダを好適に製造することができるグラビ
アシリンダの製造方法およびグラビアシリンダの製造装
置を提供することを目的とする。
れたものであり、製造が容易で環境に悪影響を与えるこ
とがないグラビアシリンダ、グラビアシリンダ用版材、
グラビアシリンダを好適に製造することができるグラビ
アシリンダの製造方法およびグラビアシリンダの製造装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、その内側からレーザビームを走査することにより形
成されたインキ充填用のセルをその外周面に有する透光
性の円筒部材を備えたことを特徴とするグラビアシリン
ダである。
は、その内側からレーザビームを走査することにより形
成されたインキ充填用のセルをその外周面に有する透光
性の円筒部材を備えたことを特徴とするグラビアシリン
ダである。
【0009】請求項2に記載の発明は、その内側からレ
ーザビームを走査することによりインキ充填用のセルを
その外周面に形成可能な透光性の円筒部材を備えたこと
を特徴とするグラビアシリンダ用版材である。
ーザビームを走査することによりインキ充填用のセルを
その外周面に形成可能な透光性の円筒部材を備えたこと
を特徴とするグラビアシリンダ用版材である。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、前記円筒部材の両端部にグラビアシリ
ンダの製造装置における支持機構と係合可能な一対の側
板が配設され、当該一対の側板のうちの少なくとも一方
の側板には開口部が形成されている。
の発明において、前記円筒部材の両端部にグラビアシリ
ンダの製造装置における支持機構と係合可能な一対の側
板が配設され、当該一対の側板のうちの少なくとも一方
の側板には開口部が形成されている。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項2または
請求項3いずれかに記載の発明において、前記円筒部材
の外周面に金属薄膜を被覆している。
請求項3いずれかに記載の発明において、前記円筒部材
の外周面に金属薄膜を被覆している。
【0012】請求項5に記載の発明は、透光性の円筒部
材から構成されるシリンダの外周部を、当該シリンダの
内側から、シリンダの外周面に形成すべきセルに対応さ
せてその状態を変更されたレーザビームで走査すること
により、シリンダの外周面にインキ充填用のセルを形成
することを特徴とするグラビアシリンダの製造方法であ
る。
材から構成されるシリンダの外周部を、当該シリンダの
内側から、シリンダの外周面に形成すべきセルに対応さ
せてその状態を変更されたレーザビームで走査すること
により、シリンダの外周面にインキ充填用のセルを形成
することを特徴とするグラビアシリンダの製造方法であ
る。
【0013】請求項6に記載の発明は、透光性の円筒部
材から構成されるシリンダの外周面にインキ充填用のセ
ルを形成するためのグラビアシリンダの製造装置であっ
て、前記シリンダを支持する支持機構と、レーザビーム
を出射するレーザ光源と、前記レーザ光源から出射され
たレーザビームの状態をシリンダの外周面に形成すべき
セルに対応させて変更するための変更手段と、前記支持
機構に支持されたシリンダの外周部を、前記変更手段に
よってその状態が変更されたレーザビームによりその内
側から走査するための走査機構とを備えたことを特徴と
する。
材から構成されるシリンダの外周面にインキ充填用のセ
ルを形成するためのグラビアシリンダの製造装置であっ
て、前記シリンダを支持する支持機構と、レーザビーム
を出射するレーザ光源と、前記レーザ光源から出射され
たレーザビームの状態をシリンダの外周面に形成すべき
セルに対応させて変更するための変更手段と、前記支持
機構に支持されたシリンダの外周部を、前記変更手段に
よってその状態が変更されたレーザビームによりその内
側から走査するための走査機構とを備えたことを特徴と
する。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項6に記載
の発明において、前記走査機構は、前記シリンダの軸芯
方向に向けて出射されるレーザビームをシリンダの外周
部に向けて偏向するための偏向手段と、前記偏向手段を
前記シリンダの軸芯を中心に回転させる回転機構と、前
記偏向手段と前記シリンダとをシリンダの軸芯方向に相
対的に移動させる移動機構とを有している。
の発明において、前記走査機構は、前記シリンダの軸芯
方向に向けて出射されるレーザビームをシリンダの外周
部に向けて偏向するための偏向手段と、前記偏向手段を
前記シリンダの軸芯を中心に回転させる回転機構と、前
記偏向手段と前記シリンダとをシリンダの軸芯方向に相
対的に移動させる移動機構とを有している。
【0015】請求項8に記載の発明は、請求項6または
請求項7いずれかに記載の発明において、前記変更手段
は、前記シリンダの外周面に形成すべきセルに対応させ
て、前記レーザ光源から出射されるレーザビームの結像
位置を、前記支持機構に支持されたシリンダの外周面と
当該外周面からシリンダの軸芯方向に微少距離移動した
位置との間で変位させる結像位置変更機構から構成され
ている。
請求項7いずれかに記載の発明において、前記変更手段
は、前記シリンダの外周面に形成すべきセルに対応させ
て、前記レーザ光源から出射されるレーザビームの結像
位置を、前記支持機構に支持されたシリンダの外周面と
当該外周面からシリンダの軸芯方向に微少距離移動した
位置との間で変位させる結像位置変更機構から構成され
ている。
【0016】請求項9に記載の発明は、請求項6または
請求項7いずれかに記載の発明において、前記変更手段
は、前記シリンダの外周面に形成すべきセルに対応させ
て、シリンダを走査するレーザビームのエネルギーを変
更するエネルギー変更機構から構成されている。
請求項7いずれかに記載の発明において、前記変更手段
は、前記シリンダの外周面に形成すべきセルに対応させ
て、シリンダを走査するレーザビームのエネルギーを変
更するエネルギー変更機構から構成されている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0018】先ず、この発明に係るグラビアシリンダお
よびこのグラビアシリンダの製造方法の基本的な概念に
ついて説明する。図1はこの発明の第1実施形態に係る
グラビアシリンダ1の側断面図であり、図2はその斜視
図である。また、図3は、円筒部材2にインキ充填用の
セルを形成することにより図1および図2に示すグラビ
アシリンダ1を製造する、この発明に係るグラビアシリ
ンダ1の製造方法および製造装置の基本的な概念を説明
するための説明図である。
よびこのグラビアシリンダの製造方法の基本的な概念に
ついて説明する。図1はこの発明の第1実施形態に係る
グラビアシリンダ1の側断面図であり、図2はその斜視
図である。また、図3は、円筒部材2にインキ充填用の
セルを形成することにより図1および図2に示すグラビ
アシリンダ1を製造する、この発明に係るグラビアシリ
ンダ1の製造方法および製造装置の基本的な概念を説明
するための説明図である。
【0019】図1および図2に示すように、この発明に
係るグラビアシリンダ1は、強化ガラスからなる円筒部
材2と、この円筒部材2の両側面に配設された一対の側
板3とから構成される。そして、この円筒部材2の外周
面には、インキ充填用のセルが形成されている。
係るグラビアシリンダ1は、強化ガラスからなる円筒部
材2と、この円筒部材2の両側面に配設された一対の側
板3とから構成される。そして、この円筒部材2の外周
面には、インキ充填用のセルが形成されている。
【0020】なお、この明細書においては、インキ充填
用のセルを形成する前のグラビアシリンダ1、すなわち
グラビアシリンダ用版材を、必要に応じシリンダ1と呼
称する。
用のセルを形成する前のグラビアシリンダ1、すなわち
グラビアシリンダ用版材を、必要に応じシリンダ1と呼
称する。
【0021】円筒部材2の外周面にインキ充填用のセル
を形成するためには、図3に示すように、円筒部材2の
軸芯方向に向けて出射されるレーザビームBを、偏向手
段としてのペンタプリズム12により円筒部材2の外周
部方向に向けて偏向し、ペンタプリズム12を円筒部材
2の軸芯を中心に回転させるとともに円筒部材2の軸芯
方向に移動させることにより、円筒部材2をその内面か
ら走査する。
を形成するためには、図3に示すように、円筒部材2の
軸芯方向に向けて出射されるレーザビームBを、偏向手
段としてのペンタプリズム12により円筒部材2の外周
部方向に向けて偏向し、ペンタプリズム12を円筒部材
2の軸芯を中心に回転させるとともに円筒部材2の軸芯
方向に移動させることにより、円筒部材2をその内面か
ら走査する。
【0022】このとき、結像レンズ13等の作用によ
り、強化ガラスより成る円筒部材2を透過したレーザビ
ームBの結像位置を円筒部材2の外周部付近に配置する
とともに、レーザビームBの状態を円筒部材2の外周面
に形成すべきセルに対応させて変更することにより、円
筒部材2の外周面における強化ガラスを溶解、気化せし
め、円筒部材2の外周面にセルとしての凹部を形成す
る。
り、強化ガラスより成る円筒部材2を透過したレーザビ
ームBの結像位置を円筒部材2の外周部付近に配置する
とともに、レーザビームBの状態を円筒部材2の外周面
に形成すべきセルに対応させて変更することにより、円
筒部材2の外周面における強化ガラスを溶解、気化せし
め、円筒部材2の外周面にセルとしての凹部を形成す
る。
【0023】なお、この明細書においては、円筒部材2
の外周面とは、円筒部材2における外側の表面を指す。
また、円筒部材2の外周部とは、円筒部材2の外周面お
よびこの外周面より円筒部材2の軸芯に向かう方向に微
少距離離隔した部分を指す。
の外周面とは、円筒部材2における外側の表面を指す。
また、円筒部材2の外周部とは、円筒部材2の外周面お
よびこの外周面より円筒部材2の軸芯に向かう方向に微
少距離離隔した部分を指す。
【0024】次に、この発明に係るグラビアシリンダ製
造装置の具体的な構成について説明する。図4は、この
発明に係るグラビアシリンダ製造装置の側面概要図であ
り、図6はその走査機構等の要部を示す斜視図である。
造装置の具体的な構成について説明する。図4は、この
発明に係るグラビアシリンダ製造装置の側面概要図であ
り、図6はその走査機構等の要部を示す斜視図である。
【0025】これらの図に示すように、グラビアシリン
ダ製造装置は、シリンダ1をその左右から支持するため
のチャック14、15を含む支持機構と、前述したペン
タプリズム12および結像レンズ13を含む走査ヘッド
16と、レーザ光源17と、光学系18と、走査ヘッド
16を円筒部材2の軸芯を中心に回転させるための回転
機構と、走査ヘッド16をレーザ光源17や光学系18
等とともに円筒部材2の軸芯方向に移動させるための移
動機構とを備える。
ダ製造装置は、シリンダ1をその左右から支持するため
のチャック14、15を含む支持機構と、前述したペン
タプリズム12および結像レンズ13を含む走査ヘッド
16と、レーザ光源17と、光学系18と、走査ヘッド
16を円筒部材2の軸芯を中心に回転させるための回転
機構と、走査ヘッド16をレーザ光源17や光学系18
等とともに円筒部材2の軸芯方向に移動させるための移
動機構とを備える。
【0026】前記支持機構は、シリンダ1における一対
の側板3に形成されたテーパ部21と同一角度傾斜した
傾斜面を有する一対のチャック14、15を備え、シリ
ンダ1を、その円筒部材2の軸芯が水平方向を向く状態
で支持するものである。なお、これらのチャック14、
15のうちの一方のチャック14には、図5に示すよう
に、走査ヘッド16を通過させるための開口部22が形
成されている。なお、同様の理由により、一対の側板3
のいずれか一方には、走査ヘッド16が通過するための
開口部を予めを形成しておくことが必要となる。
の側板3に形成されたテーパ部21と同一角度傾斜した
傾斜面を有する一対のチャック14、15を備え、シリ
ンダ1を、その円筒部材2の軸芯が水平方向を向く状態
で支持するものである。なお、これらのチャック14、
15のうちの一方のチャック14には、図5に示すよう
に、走査ヘッド16を通過させるための開口部22が形
成されている。なお、同様の理由により、一対の側板3
のいずれか一方には、走査ヘッド16が通過するための
開口部を予めを形成しておくことが必要となる。
【0027】この支持機構によりシリンダグラビアシリ
ンダ1を支持する場合においては、シリンダ1の側板3
を一方のチャック14と当接させた状態で、他方のチャ
ック15を図示しないエアシリンダ等により図4に示す
矢印方向に移動させる。これにより、シリンダ1におけ
る一対の側板3のテーパ部21が一対のチャック14、
15の傾斜面と当接し、シリンダ1はその円筒部材2の
軸芯が水平方向を向く状態で固定される。
ンダ1を支持する場合においては、シリンダ1の側板3
を一方のチャック14と当接させた状態で、他方のチャ
ック15を図示しないエアシリンダ等により図4に示す
矢印方向に移動させる。これにより、シリンダ1におけ
る一対の側板3のテーパ部21が一対のチャック14、
15の傾斜面と当接し、シリンダ1はその円筒部材2の
軸芯が水平方向を向く状態で固定される。
【0028】なお、上述したチャック14、15を有す
る支持機構にかえて、図14および図15に示す支持機
構を採用することも可能である。
る支持機構にかえて、図14および図15に示す支持機
構を採用することも可能である。
【0029】ずなわち、図14および図15に示す支持
機構は、シリンダ1における側板3をその左右から支持
するためのチャック14、15のかわりに、シリンダ1
における円筒部材2をその下方から支持するための一対
のVブロック23を有する。このような支持機構を採用
した場合においては、チャック15の移動機構等を省略
することが可能となり、装置の構成を簡易化することが
できる。ただし、シリンダ1における円筒部材2の直径
を変更した場合においては、Vブロック23の高さを変
更する必要がある。
機構は、シリンダ1における側板3をその左右から支持
するためのチャック14、15のかわりに、シリンダ1
における円筒部材2をその下方から支持するための一対
のVブロック23を有する。このような支持機構を採用
した場合においては、チャック15の移動機構等を省略
することが可能となり、装置の構成を簡易化することが
できる。ただし、シリンダ1における円筒部材2の直径
を変更した場合においては、Vブロック23の高さを変
更する必要がある。
【0030】前記走査ヘッド16は、前述したように、
円筒部材2の軸芯方向に向けて出射されるレーザビーム
Bを利用して円筒部材2をその内面から走査するための
ものである。
円筒部材2の軸芯方向に向けて出射されるレーザビーム
Bを利用して円筒部材2をその内面から走査するための
ものである。
【0031】図7はこの走査ヘッド16の側面概要図で
あり、図8はそのケーシング24を取り外して見た斜視
図である。なお、これらの図においては、一部の支持部
材やベアリング等はその図示を省略している。
あり、図8はそのケーシング24を取り外して見た斜視
図である。なお、これらの図においては、一部の支持部
材やベアリング等はその図示を省略している。
【0032】この走査ヘッド16は、前述したペンタプ
リズム12を収納するプリズムケース25と、結像レン
ズ13を支持するレンズ架26とを有する。このプリズ
ムケース25とレンズ架26とは、ボールネジ27およ
び一対のガイド部材28(図8参照)を介して連結され
ている。そして、モータ29の駆動で平歯車31、32
を介してボールネジ27と螺合するナット33を回転さ
せることにより、ペンタプリズム12と結像レンズ13
との間隔を変更することが可能な構成となっている。
リズム12を収納するプリズムケース25と、結像レン
ズ13を支持するレンズ架26とを有する。このプリズ
ムケース25とレンズ架26とは、ボールネジ27およ
び一対のガイド部材28(図8参照)を介して連結され
ている。そして、モータ29の駆動で平歯車31、32
を介してボールネジ27と螺合するナット33を回転さ
せることにより、ペンタプリズム12と結像レンズ13
との間隔を変更することが可能な構成となっている。
【0033】また、上記プリズムケース25を含む走査
ヘッド16は、レーザビームBを通過させるための中空
部35を有する中空状のビームカバー34により片持ち
式に支持されており、このビームカバー34は後述する
回転機構や移動機構と連結されている。このため、この
走査ヘッド16は、ビームカバー34を介して、円筒部
材2の軸芯を中心に回転するとともに円筒部材2の軸芯
方向に移動する。
ヘッド16は、レーザビームBを通過させるための中空
部35を有する中空状のビームカバー34により片持ち
式に支持されており、このビームカバー34は後述する
回転機構や移動機構と連結されている。このため、この
走査ヘッド16は、ビームカバー34を介して、円筒部
材2の軸芯を中心に回転するとともに円筒部材2の軸芯
方向に移動する。
【0034】なお、上述したモータ29の駆動によりペ
ンタプリズム12と結像レンズ13との間隔を変更する
のは、以下のような理由による。
ンタプリズム12と結像レンズ13との間隔を変更する
のは、以下のような理由による。
【0035】すなわち、このグラビアシリンダの製造装
置により製造すべきグラビアシリンダ1としては、その
円筒部材2の直径が各々異なる複数種のものが存在す
る。このため、グラビアシリンダの製造装置において
も、円筒部材2の直径の変更に対応できることが必要と
なる。
置により製造すべきグラビアシリンダ1としては、その
円筒部材2の直径が各々異なる複数種のものが存在す
る。このため、グラビアシリンダの製造装置において
も、円筒部材2の直径の変更に対応できることが必要と
なる。
【0036】このとき、上述した結像レンズ13は、ペ
ンタプリズム12より略平行な状態で出射されるレーザ
ビームBを結像することにより、レーザビームBの結像
位置を円筒部材2の外周部付近に配置する機能を有す
る。このため、円筒部材2の直径が変更された場合にお
いても、これに対応してペンタプリズム12と結像レン
ズ13との間隔を変更することにより、レーザビームB
の結像位置を円筒部材2の外周部付近に配置することが
可能となる。
ンタプリズム12より略平行な状態で出射されるレーザ
ビームBを結像することにより、レーザビームBの結像
位置を円筒部材2の外周部付近に配置する機能を有す
る。このため、円筒部材2の直径が変更された場合にお
いても、これに対応してペンタプリズム12と結像レン
ズ13との間隔を変更することにより、レーザビームB
の結像位置を円筒部材2の外周部付近に配置することが
可能となる。
【0037】なお、上記走査ヘッド16においては、レ
ーザビームBの偏向手段としてペンタプリズム12を使
用しているが、折り返しミラー等の他の偏向手段を使用
してもよい。ただし、ペンタプリズム12を使用した場
合においては、ペンタプリズム12自体にその回転方向
と直交する方向の位置誤差を生じた場合においても、レ
ーザビームBを正確に偏向することが可能になるという
利点を有する。
ーザビームBの偏向手段としてペンタプリズム12を使
用しているが、折り返しミラー等の他の偏向手段を使用
してもよい。ただし、ペンタプリズム12を使用した場
合においては、ペンタプリズム12自体にその回転方向
と直交する方向の位置誤差を生じた場合においても、レ
ーザビームBを正確に偏向することが可能になるという
利点を有する。
【0038】走査ヘッド16を円筒部材2の軸芯を中心
に回転させるための前記回転機構は、図6に示すよう
に、その内部にレーザビームBを通過させるための中空
部36(図9参照)を有する中空状の回転シャフト37
と、この回転シャフト37とビームカバー34とを連結
するためのカップリング38と、回転シャフト37を回
転駆動するモータ39とを有する。
に回転させるための前記回転機構は、図6に示すよう
に、その内部にレーザビームBを通過させるための中空
部36(図9参照)を有する中空状の回転シャフト37
と、この回転シャフト37とビームカバー34とを連結
するためのカップリング38と、回転シャフト37を回
転駆動するモータ39とを有する。
【0039】また、このモータ39は、図9に示すよう
に、回転シャフト37の周囲に配設されたコイル42
と、ケーシング41の内部においてこのコイル42を取
り囲むように配置された永久磁石43とから構成され
る。
に、回転シャフト37の周囲に配設されたコイル42
と、ケーシング41の内部においてこのコイル42を取
り囲むように配置された永久磁石43とから構成され
る。
【0040】このような構成を有する回転機構によれ
ば、円筒部材2の軸芯方向に向けて出射されるレーザビ
ームBとの干渉を生ずることなく、走査ヘッド16を円
筒部材2の軸芯を中心に回転させることが可能となる。
ば、円筒部材2の軸芯方向に向けて出射されるレーザビ
ームBとの干渉を生ずることなく、走査ヘッド16を円
筒部材2の軸芯を中心に回転させることが可能となる。
【0041】なお、上記のように走査ヘッド16を回転
させるかわりに、シリンダ1を回転させるようにしても
よい。また、走査ヘッド16を一方向に連続して回転さ
せるかわりに、走査ヘッド16が360°の範囲を往復
して回転する揺動動作を実行することにより、レーザビ
ームBでシリンダ1を走査する構成とすることも可能で
ある。
させるかわりに、シリンダ1を回転させるようにしても
よい。また、走査ヘッド16を一方向に連続して回転さ
せるかわりに、走査ヘッド16が360°の範囲を往復
して回転する揺動動作を実行することにより、レーザビ
ームBでシリンダ1を走査する構成とすることも可能で
ある。
【0042】走査ヘッド16を円筒部材2の軸芯方向に
移動させるための前記移動機構は、図6に示すように、
レーザ光源17、光学系18およびモータ39を支持す
るベースプレート51と、このベースプレート51を案
内するための円筒部材2の軸芯方向に延びる一対のガイ
ド部材52と、このガイド部材52と平行に配設されベ
ースプレート51に形成されたナット部53に螺合する
ボールネジ54と、このボールネジ54を回転させるた
めのモータ55とを有する。
移動させるための前記移動機構は、図6に示すように、
レーザ光源17、光学系18およびモータ39を支持す
るベースプレート51と、このベースプレート51を案
内するための円筒部材2の軸芯方向に延びる一対のガイ
ド部材52と、このガイド部材52と平行に配設されベ
ースプレート51に形成されたナット部53に螺合する
ボールネジ54と、このボールネジ54を回転させるた
めのモータ55とを有する。
【0043】このため、モータ55の駆動でボールネジ
54を回転させることにより、走査ヘッド16は、レー
ザ光源17、光学系18、モータ39およびビームカバ
ー34等とともに、円筒部材2の軸芯方向に移動する。
54を回転させることにより、走査ヘッド16は、レー
ザ光源17、光学系18、モータ39およびビームカバ
ー34等とともに、円筒部材2の軸芯方向に移動する。
【0044】前記レーザ光源17としては、シリンダ1
における円筒部材2を構成する強化ガラスを透過可能で
あり、瞬間的に高い出力のレーザビームBを出射するこ
とにより強化ガラスを容易に溶解、気化せしめることが
可能なものを使用する必要がある。このようなレーザ光
源17としては、例えば、その波長が1.06μmのY
AGレーザ(イットリウム・アルミニウム・ガーネット
・レーザ)を使用することができる。
における円筒部材2を構成する強化ガラスを透過可能で
あり、瞬間的に高い出力のレーザビームBを出射するこ
とにより強化ガラスを容易に溶解、気化せしめることが
可能なものを使用する必要がある。このようなレーザ光
源17としては、例えば、その波長が1.06μmのY
AGレーザ(イットリウム・アルミニウム・ガーネット
・レーザ)を使用することができる。
【0045】前記光学系18は、シリンダ1における円
筒部材2の円筒度の誤差にかかわらず、走査ヘッド16
から円筒部材2に向けて出射されるレーザビームBの結
像位置を円筒部材2の外周面配置するとともに、円筒部
材2の外周面に形成すべきセルに対応させて、レーザビ
ームBの結像位置を円筒部材2外周面と当該外周面から
円筒部材2の軸芯方向に微少距離移動した位置との間で
変位させるための結像位置変更機構としてのビームエキ
スパンダ62を含む。
筒部材2の円筒度の誤差にかかわらず、走査ヘッド16
から円筒部材2に向けて出射されるレーザビームBの結
像位置を円筒部材2の外周面配置するとともに、円筒部
材2の外周面に形成すべきセルに対応させて、レーザビ
ームBの結像位置を円筒部材2外周面と当該外周面から
円筒部材2の軸芯方向に微少距離移動した位置との間で
変位させるための結像位置変更機構としてのビームエキ
スパンダ62を含む。
【0046】図10はこの光学系18の要部を示す示す
概要図である。
概要図である。
【0047】この光学系18、ダイクロイックミラー6
5と、例えばその波長が0.78μmのレーザビームB
2を射出する半導体レーザ66と、4分割センサ64
と、一対のレンズ63、64から成る上述したビームエ
キスパンダ62と、このビームエキスパンダ62におけ
る一方のレンズ64をレーザビームBの伝播方向に微少
距離だけ移動させる図示しない圧電素子とを備える。
5と、例えばその波長が0.78μmのレーザビームB
2を射出する半導体レーザ66と、4分割センサ64
と、一対のレンズ63、64から成る上述したビームエ
キスパンダ62と、このビームエキスパンダ62におけ
る一方のレンズ64をレーザビームBの伝播方向に微少
距離だけ移動させる図示しない圧電素子とを備える。
【0048】レーザ光源17から射出されダイクロイッ
クミラー65を通過したレーザビームBは、ビームエキ
スパンダ62を通過した後、ペンタプリズム12および
結像レンズ13を介して円筒部材2に照射される。この
ときのレーザビームBの結像位置は、図11に示すよう
に、シリンダ1における円筒部材2の外周面の位置と一
致している。
クミラー65を通過したレーザビームBは、ビームエキ
スパンダ62を通過した後、ペンタプリズム12および
結像レンズ13を介して円筒部材2に照射される。この
ときのレーザビームBの結像位置は、図11に示すよう
に、シリンダ1における円筒部材2の外周面の位置と一
致している。
【0049】一方、半導体レーザ66から出射されたレ
ーザビームB2は、ダイクロイックミラー65で反射さ
れ、ビームエキスパンダ62を通過した後、ペンタプリ
ズム12および結像レンズ13を介して円筒部材2に照
射される。このときのレーザビームB2の結像位置も、
図11に示すように、シリンダ1における円筒部材2の
外周面の位置と一致するように調整されている。このレ
ーザビームB2は、円筒部材2の外周面で反射された
後、再度、結像レンズ13、ペンタプリズム12、ビー
ムエキスパンダ62およびダイクロイックミラー65を
介して4分割センサ64に入射する。
ーザビームB2は、ダイクロイックミラー65で反射さ
れ、ビームエキスパンダ62を通過した後、ペンタプリ
ズム12および結像レンズ13を介して円筒部材2に照
射される。このときのレーザビームB2の結像位置も、
図11に示すように、シリンダ1における円筒部材2の
外周面の位置と一致するように調整されている。このレ
ーザビームB2は、円筒部材2の外周面で反射された
後、再度、結像レンズ13、ペンタプリズム12、ビー
ムエキスパンダ62およびダイクロイックミラー65を
介して4分割センサ64に入射する。
【0050】4分割センサ64においては、この反射さ
れたレーザビームB2に基づき、デフォーカス信号Vδ
を検出する。すなわち、例えば公知の非点収差法を用い
た場合、合焦点位置で反射したレーザビームB2は円形
の状態で4分割センサ64に入射するが、合焦点位置で
反射していない場合においては縦長または横長の形状で
4分割センサ64に入射する。このため、4分割センサ
64における対角方向の差分をとることにより、デフォ
ーカス量δを検出することができる。
れたレーザビームB2に基づき、デフォーカス信号Vδ
を検出する。すなわち、例えば公知の非点収差法を用い
た場合、合焦点位置で反射したレーザビームB2は円形
の状態で4分割センサ64に入射するが、合焦点位置で
反射していない場合においては縦長または横長の形状で
4分割センサ64に入射する。このため、4分割センサ
64における対角方向の差分をとることにより、デフォ
ーカス量δを検出することができる。
【0051】そして、4分割センサ64から出力される
このデフォーカス量δに基づくデフォーカス信号Vδ
を、ビームエキスパンダ62における一方のレンズ64
を移動させるための圧電素子にフィードバックし、デフ
ォーカス量δがゼロとなるようにビームエキスパンダ6
2における一方のレンズ64を移動させることにより、
シリンダ1における円筒部材2の円筒度の誤差にかかわ
らず、レーザビームBの結像位置をシリンダ1における
円筒部材2の外周面の位置と一致させることが可能とな
る。
このデフォーカス量δに基づくデフォーカス信号Vδ
を、ビームエキスパンダ62における一方のレンズ64
を移動させるための圧電素子にフィードバックし、デフ
ォーカス量δがゼロとなるようにビームエキスパンダ6
2における一方のレンズ64を移動させることにより、
シリンダ1における円筒部材2の円筒度の誤差にかかわ
らず、レーザビームBの結像位置をシリンダ1における
円筒部材2の外周面の位置と一致させることが可能とな
る。
【0052】一方、シリンダ1における円筒部材2の外
周面にインキ充填用のセルを形成する場合、このセルの
大きさは、上記デフォーカス量δによって制御すること
が可能となる。
周面にインキ充填用のセルを形成する場合、このセルの
大きさは、上記デフォーカス量δによって制御すること
が可能となる。
【0053】より具体的には、レーザビームBの結像位
置付近においては、円筒部材2を構成する強化ガラスが
レーザビームBのエネルギーにより溶解、気化する。こ
のとき、レーザビームBの結像位置が、シリンダ1にお
ける円筒部材2の外周面の位置と一致する場合において
は、図11に示すように、円筒部材2の外周面には比較
的小さな凹部71が形成される。また、レーザビームB
の結像位置が、シリンダ1における円筒部材2の外周面
の位置から円筒部材2の軸芯方向にデフォーカス量δに
相当する微少距離だけ移動した場合においては、図12
に示すように、円筒部材2の外周面には比較的大きな凹
部72が形成される。さらに、レーザビームBの結像位
置が、シリンダ1における円筒部材2の外周面より外側
となった場合においては、円筒部材2の外周面には凹部
は形成されない。
置付近においては、円筒部材2を構成する強化ガラスが
レーザビームBのエネルギーにより溶解、気化する。こ
のとき、レーザビームBの結像位置が、シリンダ1にお
ける円筒部材2の外周面の位置と一致する場合において
は、図11に示すように、円筒部材2の外周面には比較
的小さな凹部71が形成される。また、レーザビームB
の結像位置が、シリンダ1における円筒部材2の外周面
の位置から円筒部材2の軸芯方向にデフォーカス量δに
相当する微少距離だけ移動した場合においては、図12
に示すように、円筒部材2の外周面には比較的大きな凹
部72が形成される。さらに、レーザビームBの結像位
置が、シリンダ1における円筒部材2の外周面より外側
となった場合においては、円筒部材2の外周面には凹部
は形成されない。
【0054】このため、レーザ光源17から出射される
レーザビームに対応して、デフォーカス量δと円筒部材
2の外周面に形成されるセルとしての凹部の寸法との関
係を予め記憶しておく。そして、セルを形成する際に
は、必要なセルの寸法に対応するデフォーカス量δを読
み出し、4分割センサ64から出力されるデフォーカス
信号Vδが、読み出されたデフォーカス量δと対応する
ものとなるように、ビームエキスパンダ62における一
方のレンズ64を移動させる。
レーザビームに対応して、デフォーカス量δと円筒部材
2の外周面に形成されるセルとしての凹部の寸法との関
係を予め記憶しておく。そして、セルを形成する際に
は、必要なセルの寸法に対応するデフォーカス量δを読
み出し、4分割センサ64から出力されるデフォーカス
信号Vδが、読み出されたデフォーカス量δと対応する
ものとなるように、ビームエキスパンダ62における一
方のレンズ64を移動させる。
【0055】これにより、円筒部材2の外周部における
レーザビームBの結像位置が変更され、円筒部材2の外
周面に形成されるセルとしての凹部の大きさを所望の大
きさに制御することが可能となる。
レーザビームBの結像位置が変更され、円筒部材2の外
周面に形成されるセルとしての凹部の大きさを所望の大
きさに制御することが可能となる。
【0056】従って、以上のように構成されたグラビア
シリンダの製造装置によれば、強化ガラス製の円筒部材
2を有するシリンダ1の内側からレーザビームBを走査
することにより、円筒部材2の外周面に容易にインキ充
填用のセルを形成してグラビアシリンダ1を作成するこ
とが可能となる。
シリンダの製造装置によれば、強化ガラス製の円筒部材
2を有するシリンダ1の内側からレーザビームBを走査
することにより、円筒部材2の外周面に容易にインキ充
填用のセルを形成してグラビアシリンダ1を作成するこ
とが可能となる。
【0057】このため、このグラビアシリンダ1をグラ
ビア印刷機に装着することにより、従来のグラビアシリ
ンダと同様にグラビア印刷を実行することができる。
ビア印刷機に装着することにより、従来のグラビアシリ
ンダと同様にグラビア印刷を実行することができる。
【0058】なお、この発明においては、グラビアシリ
ンダ1を構成する円筒部材2は、強化ガラスから構成さ
れている。一般に、強化ガラスは金属よりその剛性が小
さい。従って、このグラビアシリンダ1においてグラビ
ア印刷を実行するに十分な強度を得るためには、円筒部
材2としてその厚みが大きいものを使用する必要があ
る。このため、その外周面にセルを形成した後の円筒部
材2の内部に、高圧の液体を流入することにより、グラ
ビアシリンダ1の剛性を高めるようにすることも可能で
ある。
ンダ1を構成する円筒部材2は、強化ガラスから構成さ
れている。一般に、強化ガラスは金属よりその剛性が小
さい。従って、このグラビアシリンダ1においてグラビ
ア印刷を実行するに十分な強度を得るためには、円筒部
材2としてその厚みが大きいものを使用する必要があ
る。このため、その外周面にセルを形成した後の円筒部
材2の内部に、高圧の液体を流入することにより、グラ
ビアシリンダ1の剛性を高めるようにすることも可能で
ある。
【0059】次に、この発明に係るグラビアシリンダの
製造装置の他の実施形態について説明する。図13は他
の光学系18の要部を示す示す概要図である。
製造装置の他の実施形態について説明する。図13は他
の光学系18の要部を示す示す概要図である。
【0060】上述した実施形態に係るグラビアシリンダ
の製造装置においては、レーザビームBの結像位置を円
筒部材2外周面と当該外周面から円筒部材2の軸芯に向
かう方向に微少距離移動した位置との間で変位させるた
めのビームエキスパンダ62を含む光学系18を利用し
て、シリンダ1における円筒部材2の外周面に形成され
るセルの大きさを変更している。一方、この実施形態に
係るグラビアシリンダの製造装置においては、シリンダ
1を走査するレーザビームBのエネルギーを変更するA
OM(音響光学変調器)75を含む光学系18を利用し
て、シリンダ1における円筒部材2の外周面に形成され
るセルの大きさを変更する構成となっている。
の製造装置においては、レーザビームBの結像位置を円
筒部材2外周面と当該外周面から円筒部材2の軸芯に向
かう方向に微少距離移動した位置との間で変位させるた
めのビームエキスパンダ62を含む光学系18を利用し
て、シリンダ1における円筒部材2の外周面に形成され
るセルの大きさを変更している。一方、この実施形態に
係るグラビアシリンダの製造装置においては、シリンダ
1を走査するレーザビームBのエネルギーを変更するA
OM(音響光学変調器)75を含む光学系18を利用し
て、シリンダ1における円筒部材2の外周面に形成され
るセルの大きさを変更する構成となっている。
【0061】すなわち、この実施形態に係るグラビアシ
リンダの製造装置においては、図13に示すように、レ
ーザ光源17とダイクロイックミラー65との間に、レ
ーザビームBの変調効率を変更することによりレーザビ
ームBのビーム強度を変更するためのエネルギー変更機
構としてのAOM75が配設されている。
リンダの製造装置においては、図13に示すように、レ
ーザ光源17とダイクロイックミラー65との間に、レ
ーザビームBの変調効率を変更することによりレーザビ
ームBのビーム強度を変更するためのエネルギー変更機
構としてのAOM75が配設されている。
【0062】この実施形態の場合においても、レーザ光
源17から射出されAOM75を通過したレーザビーム
Bは、ダイクロイックミラー65を通過した後、ペンタ
プリズム12および結像レンズ13を介して円筒部材2
に照射される。このときのレーザビームBの結像位置
は、上述した実施形態の場合と同様、図11に示すよう
に、シリンダ1における円筒部材2の外周面の位置と一
致している。
源17から射出されAOM75を通過したレーザビーム
Bは、ダイクロイックミラー65を通過した後、ペンタ
プリズム12および結像レンズ13を介して円筒部材2
に照射される。このときのレーザビームBの結像位置
は、上述した実施形態の場合と同様、図11に示すよう
に、シリンダ1における円筒部材2の外周面の位置と一
致している。
【0063】このとき、上述したように、レーザビーム
Bの結像位置付近においては、円筒部材2を構成する強
化ガラスがレーザビームBのエネルギーにより溶解、気
化する。このとき、シリンダ1における円筒部材2の外
周面に形成される凹部の大きさは、レーザビームBのビ
ーム強度に応じて変化する。このため、円筒部材2の外
周面に形成すべきセルに対応させてAOM75の変調効
率を変更してレーザビームBの強度を変更することによ
り、円筒部材2の外周面に形成されるセルとしての凹部
の大きさを所望の大きさに制御することが可能となる。
Bの結像位置付近においては、円筒部材2を構成する強
化ガラスがレーザビームBのエネルギーにより溶解、気
化する。このとき、シリンダ1における円筒部材2の外
周面に形成される凹部の大きさは、レーザビームBのビ
ーム強度に応じて変化する。このため、円筒部材2の外
周面に形成すべきセルに対応させてAOM75の変調効
率を変更してレーザビームBの強度を変更することによ
り、円筒部材2の外周面に形成されるセルとしての凹部
の大きさを所望の大きさに制御することが可能となる。
【0064】なお、シリンダ1を走査するレーザビーム
Bのエネルギーを変更するエネルギー変更機構として
は、AOM75のようにレーザビームBのビーム強度を
直接変更するもの利用する構成の他、レーザビームBの
強度を一定にした上で、レーザビームBが円筒部材2の
所定の位置に照射される時間や回数を変更することによ
り、円筒部材2の所定位置を走査するエネルギーを変更
する構成を採用してもよい。
Bのエネルギーを変更するエネルギー変更機構として
は、AOM75のようにレーザビームBのビーム強度を
直接変更するもの利用する構成の他、レーザビームBの
強度を一定にした上で、レーザビームBが円筒部材2の
所定の位置に照射される時間や回数を変更することによ
り、円筒部材2の所定位置を走査するエネルギーを変更
する構成を採用してもよい。
【0065】また、上記エネルギーの制御と前述した結
像位置の制御との両方により、円筒部材2の外周面に形
成されるセルとしての凹部の大きさを所望の大きさに制
御する構成としてもよい。
像位置の制御との両方により、円筒部材2の外周面に形
成されるセルとしての凹部の大きさを所望の大きさに制
御する構成としてもよい。
【0066】上述した実施の形態におけるシリンダ1
は、図1および図2に示すように、強化ガラスからなる
円筒部材2の両側面に、支持機構における一対のチャッ
ク14、15と係合するテーパ部21を有する一対の側
板3を配設しているが、例えば図16に示すように、軸
部を凸設した一対の側板6を使用してもよい。なお、こ
の場合においても、走査ヘッド16が通過するための開
口部を予めを形成しておくことが必要となる。ただし、
この開口部は、左右一対の側板6のいずれか一方に形成
されていればよい。
は、図1および図2に示すように、強化ガラスからなる
円筒部材2の両側面に、支持機構における一対のチャッ
ク14、15と係合するテーパ部21を有する一対の側
板3を配設しているが、例えば図16に示すように、軸
部を凸設した一対の側板6を使用してもよい。なお、こ
の場合においても、走査ヘッド16が通過するための開
口部を予めを形成しておくことが必要となる。ただし、
この開口部は、左右一対の側板6のいずれか一方に形成
されていればよい。
【0067】また、上述した実施の形態におけるシリン
ダ1は、図1および図2に示すように、強化ガラスから
なる円筒部材2と、この円筒部材2の両側面に配設され
た一対の側板3とから構成されている。しかしながら、
図17に符号4で示すように、これらの円筒部材2と側
板3とを強化ガラスにより一体成型した構成としてもよ
い。また、これらいずれの場合においても、強化ガラス
に換えて、透光性の樹脂を使用してもよい。
ダ1は、図1および図2に示すように、強化ガラスから
なる円筒部材2と、この円筒部材2の両側面に配設され
た一対の側板3とから構成されている。しかしながら、
図17に符号4で示すように、これらの円筒部材2と側
板3とを強化ガラスにより一体成型した構成としてもよ
い。また、これらいずれの場合においても、強化ガラス
に換えて、透光性の樹脂を使用してもよい。
【0068】また、図18に示すように、図1および図
2に示すシリンダ1における円筒部材2の外周表面に金
属薄膜5を被覆することにより、円筒部材2の表面にお
けるレーザビームBの吸収性を向上させ、これに伴っ
て、円筒部材2の表面における凹部の加工性を向上させ
るようにしてもよい。なお、この場合においては、少な
くとも金属皮膜5は透光性ではない。しかしながら、こ
の発明においては、少なくとも円筒部材2自体が透光性
を有し、レーザビームBによりその外周部を加工するこ
とが可能であれば、その外周表面に非透光性の部材が形
成されていてもよい。
2に示すシリンダ1における円筒部材2の外周表面に金
属薄膜5を被覆することにより、円筒部材2の表面にお
けるレーザビームBの吸収性を向上させ、これに伴っ
て、円筒部材2の表面における凹部の加工性を向上させ
るようにしてもよい。なお、この場合においては、少な
くとも金属皮膜5は透光性ではない。しかしながら、こ
の発明においては、少なくとも円筒部材2自体が透光性
を有し、レーザビームBによりその外周部を加工するこ
とが可能であれば、その外周表面に非透光性の部材が形
成されていてもよい。
【0069】さらに、図18に示すシリンダ1の金属皮
膜5のかわりに、金属イオンを含有した水溶液を使用し
てもよい。すなわち、図19および図20に示すよう
に、シリンダ1における円筒部材2の下方に金属イオン
を含有した水溶液82を貯留する貯留槽81を設置し、
円筒部材2を一部をこの水溶液82中に浸漬させる。そ
して、走査ヘッド16から円筒部材2が水溶液中に浸漬
する部分に向けてレーザビームBを照射する。なお、こ
のような構成をとる場合においては、回転機構により走
査ヘッド16を回転させるかわりに、シリンダ1自体を
回転させる必要がある。
膜5のかわりに、金属イオンを含有した水溶液を使用し
てもよい。すなわち、図19および図20に示すよう
に、シリンダ1における円筒部材2の下方に金属イオン
を含有した水溶液82を貯留する貯留槽81を設置し、
円筒部材2を一部をこの水溶液82中に浸漬させる。そ
して、走査ヘッド16から円筒部材2が水溶液中に浸漬
する部分に向けてレーザビームBを照射する。なお、こ
のような構成をとる場合においては、回転機構により走
査ヘッド16を回転させるかわりに、シリンダ1自体を
回転させる必要がある。
【0070】
【発明の効果】請求項1に記載のグラビアシリンダは、
その内側からレーザビームを走査することにより形成さ
れたインキ充填用のセルをその外周面に有する透光性の
円筒部材を備えたことから、このグラビアシリンダを製
造するに当たり複数メッキ行程を実行する必要がない。
このため、その製造が容易で環境に悪影響を与えること
もない。
その内側からレーザビームを走査することにより形成さ
れたインキ充填用のセルをその外周面に有する透光性の
円筒部材を備えたことから、このグラビアシリンダを製
造するに当たり複数メッキ行程を実行する必要がない。
このため、その製造が容易で環境に悪影響を与えること
もない。
【0071】請求項2に記載のグラビアシリンダ用版材
は、その内側からレーザビームを走査することによりイ
ンキ充填用のセルをその外周面に形成可能な透光性の円
筒部材を備えたことから、グラビアシリンダを製造する
に当たり複数メッキ行程を実行する必要がない。このた
め、グラビアシリンダの製造が容易で環境に悪影響を与
えることもない。
は、その内側からレーザビームを走査することによりイ
ンキ充填用のセルをその外周面に形成可能な透光性の円
筒部材を備えたことから、グラビアシリンダを製造する
に当たり複数メッキ行程を実行する必要がない。このた
め、グラビアシリンダの製造が容易で環境に悪影響を与
えることもない。
【0072】請求項3に記載のグラビアシリンダ用版材
は、円筒部材の両端部にグラビアシリンダの製造装置に
おける支持機構と係合可能な一対の側板が配設され、当
該一対の側板のうちの少なくとも一方の側板には開口部
が形成されていることから、グラビアシリンダ用版材を
容易にグラビアシリンダの製造装置に装着することがで
き、また、開口部を利用することによりレーザビームを
その内側から容易に走査することができる。
は、円筒部材の両端部にグラビアシリンダの製造装置に
おける支持機構と係合可能な一対の側板が配設され、当
該一対の側板のうちの少なくとも一方の側板には開口部
が形成されていることから、グラビアシリンダ用版材を
容易にグラビアシリンダの製造装置に装着することがで
き、また、開口部を利用することによりレーザビームを
その内側から容易に走査することができる。
【0073】請求項4に記載のグラビアシリンダ用版材
は、円筒部材の外周面に金属薄膜を被覆していることか
ら、円筒部材の表面におけるレーザビームの吸収性を向
上に伴い凹部の加工性を向上させることが可能となる。
は、円筒部材の外周面に金属薄膜を被覆していることか
ら、円筒部材の表面におけるレーザビームの吸収性を向
上に伴い凹部の加工性を向上させることが可能となる。
【0074】請求項5に記載のグラビアシリンダの製造
方法によれば、透光性の円筒部材から構成されるシリン
ダの外周部を、当該シリンダの内側からシリンダの外周
面に形成すべきセルに対応させてその状態を変更された
レーザビームで走査することにより、シリンダの外周面
にインキ充填用のセルを形成することから、複数のメッ
キ行程を経ることなくグラビアシリンダを容易に製造す
ることができ、また、環境に悪影響を及ぼすことがな
い。
方法によれば、透光性の円筒部材から構成されるシリン
ダの外周部を、当該シリンダの内側からシリンダの外周
面に形成すべきセルに対応させてその状態を変更された
レーザビームで走査することにより、シリンダの外周面
にインキ充填用のセルを形成することから、複数のメッ
キ行程を経ることなくグラビアシリンダを容易に製造す
ることができ、また、環境に悪影響を及ぼすことがな
い。
【0075】請求項6に記載のグラビアシリンダの製造
装置によれば、透光性の円筒部材から構成されるシリン
ダを支持する支持機構と、レーザビームを出射するレー
ザ光源と、レーザ光源から出射されたレーザビームの状
態をシリンダの外周面に形成すべきセルに対応させて変
更するための変更手段と、支持機構に支持されたシリン
ダの外周部を変更手段によってその状態が変更されたレ
ーザビームによりその内側から走査するための走査機構
とを備えたことから、複数のメッキ行程を経ることなく
グラビアシリンダを容易に製造することができ、また、
環境に悪影響を及ぼすことがない。さらに、装置を小型
化しながら、グラビアシリンダを高速に製造することが
可能となる。
装置によれば、透光性の円筒部材から構成されるシリン
ダを支持する支持機構と、レーザビームを出射するレー
ザ光源と、レーザ光源から出射されたレーザビームの状
態をシリンダの外周面に形成すべきセルに対応させて変
更するための変更手段と、支持機構に支持されたシリン
ダの外周部を変更手段によってその状態が変更されたレ
ーザビームによりその内側から走査するための走査機構
とを備えたことから、複数のメッキ行程を経ることなく
グラビアシリンダを容易に製造することができ、また、
環境に悪影響を及ぼすことがない。さらに、装置を小型
化しながら、グラビアシリンダを高速に製造することが
可能となる。
【0076】請求項7に記載のグラビアシリンダの製造
装置によれば、走査機構が、シリンダの軸芯方向に向け
て出射されるレーザビームをシリンダの外周部に向けて
偏向するための偏向手段と、偏向手段をシリンダの軸芯
を中心に回転させる回転機構と、偏向手段とシリンダと
をシリンダの軸芯方向に相対的に移動させる移動機構と
を有することから、透光性の円筒部材から構成されるシ
リンダを回転させることなく、シリンダの外周面全域に
セルを形成することが可能となる。このため、装置をさ
らに簡易なものとしながら、セルの形成速度をさらに向
上させることができる。
装置によれば、走査機構が、シリンダの軸芯方向に向け
て出射されるレーザビームをシリンダの外周部に向けて
偏向するための偏向手段と、偏向手段をシリンダの軸芯
を中心に回転させる回転機構と、偏向手段とシリンダと
をシリンダの軸芯方向に相対的に移動させる移動機構と
を有することから、透光性の円筒部材から構成されるシ
リンダを回転させることなく、シリンダの外周面全域に
セルを形成することが可能となる。このため、装置をさ
らに簡易なものとしながら、セルの形成速度をさらに向
上させることができる。
【0077】請求項8に記載のグラビアシリンダの製造
装置によれば、結像位置変更手段によりシリンダの外周
面に形成すべきセルに対応させてレーザビームの結像位
置を変位させることで、シリンダの外周に所望の大きさ
のセルを形成することができる。
装置によれば、結像位置変更手段によりシリンダの外周
面に形成すべきセルに対応させてレーザビームの結像位
置を変位させることで、シリンダの外周に所望の大きさ
のセルを形成することができる。
【0078】請求項9に記載のグラビアシリンダの製造
装置によれば、エネルギー変更手段によりシリンダの外
周面に形成すべきセルに対応させてレーザビームのエネ
ルギーを変更させることで、シリンダの外周に所望の大
きさのセルを形成することができる。
装置によれば、エネルギー変更手段によりシリンダの外
周面に形成すべきセルに対応させてレーザビームのエネ
ルギーを変更させることで、シリンダの外周に所望の大
きさのセルを形成することができる。
【図1】この発明の第1実施形態に係るグラビアシリン
ダ1の側断面図である。
ダ1の側断面図である。
【図2】この発明の第1実施形態に係るグラビアシリン
ダ1の斜視図である。
ダ1の斜視図である。
【図3】この発明に係るグラビアシリンダ1の製造方法
の基本的な概念を説明するための説明図である。
の基本的な概念を説明するための説明図である。
【図4】この発明に係るグラビアシリンダ製造装置の側
面概要図である。
面概要図である。
【図5】チャック14と側板3との当接状態を示す拡大
図である。
図である。
【図6】この発明に係るグラビアシリンダ製造装置の走
査機構等の要部を示す斜視図である。
査機構等の要部を示す斜視図である。
【図7】走査ヘッド16の側面概要図である。
【図8】走査ヘッド16のケーシング24を取り外して
見た斜視図である。
見た斜視図である。
【図9】回転シャフト37およびモータ39の側断面図
である。
である。
【図10】光学系18の要部を示す示す概要図である。
【図11】レーザビームB、B2の結像位置を示す説明
図である。
図である。
【図12】レーザビームB、B2の結像位置を示す説明
図である。
図である。
【図13】他の実施形態に係る光学系18の要部を示す
示す概要図である。
示す概要図である。
【図14】他の実施形態に係る支持機構を採用したグラ
ビアシリンダ製造装置の斜視図である。
ビアシリンダ製造装置の斜視図である。
【図15】他の実施形態に係る支持機構を採用したグラ
ビアシリンダ製造装置の斜視図である。
ビアシリンダ製造装置の斜視図である。
【図16】この発明の他の実施形態に係るグラビアシリ
ンダ1の側断面図である。
ンダ1の側断面図である。
【図17】この発明の他の実施形態に係るグラビアシリ
ンダ1の側断面図である。
ンダ1の側断面図である。
【図18】この発明の他の実施形態に係るグラビアシリ
ンダ1の側断面図である。
ンダ1の側断面図である。
【図19】この発明の他の実施形態に係るグラビアシリ
ンダ1の製造方法の説明図である。
ンダ1の製造方法の説明図である。
【図20】この発明の他の実施形態に係るグラビアシリ
ンダ1の製造方法の説明図である。
ンダ1の製造方法の説明図である。
1 グラビアシリンダ(シリンダ) 2 円筒部材 3 側板 12 ペンタプリズム 13 結像レンズ 14 チャック 15 チャック 16 走査ヘッド 17 レーザ光源 18 光学系 34 ビームカバー 39 モータ 51 ベースプレート 54 ボールネジ 55 モータ 62 ビームエキスパンダ 64 PDS 65 ダイクロイックミラー 66 半導体レーザ 75 AOM B レーザビーム B2 レーザビーム
Claims (9)
- 【請求項1】 その内側からレーザビームを走査するこ
とにより形成されたインキ充填用のセルをその外周面に
有する透光性の円筒部材を備えたことを特徴とするグラ
ビアシリンダ。 - 【請求項2】 その内側からレーザビームを走査するこ
とによりインキ充填用のセルをその外周面に形成可能な
透光性の円筒部材を備えたことを特徴とするグラビアシ
リンダ用版材。 - 【請求項3】 請求項2に記載のグラビアシリンダ用版
材において、 前記円筒部材の両端部にグラビアシリンダの製造装置に
おける支持機構と係合可能な一対の側板が配設され、当
該一対の側板のうちの少なくとも一方の側板には開口部
が形成されているグラビアシリンダ用版材。 - 【請求項4】 請求項2または請求項3いずれかに記載
のグラビアシリンダ用版材において、 前記円筒部材の外周面に金属薄膜を被覆したグラビアシ
リンダ用版材。 - 【請求項5】 透光性の円筒部材から構成されるシリン
ダの外周部を、当該シリンダの内側から、シリンダの外
周面に形成すべきセルに対応させてその状態を変更され
たレーザビームで走査することにより、シリンダの外周
面にインキ充填用のセルを形成することを特徴とするグ
ラビアシリンダの製造方法 - 【請求項6】 透光性の円筒部材から構成されるシリン
ダの外周面にインキ充填用のセルを形成するためのグラ
ビアシリンダの製造装置であって、 前記シリンダを支持する支持機構と、 レーザビームを出射するレーザ光源と、 前記レーザ光源から出射されたレーザビームの状態をシ
リンダの外周面に形成すべきセルに対応させて変更する
ための変更手段と、 前記支持機構に支持されたシリンダの外周部を、前記変
更手段によってその状態が変更されたレーザビームによ
りその内側から走査するための走査機構と、 を備えたことを特徴とするグラビアシリンダの製造装
置。 - 【請求項7】 請求項6に記載のグラビアシリンダの製
造装置において、 前記走査機構は、 前記シリンダの軸芯方向に向けて出射されるレーザビー
ムをシリンダの外周部に向けて偏向するための偏向手段
と、 前記偏向手段を前記シリンダの軸芯を中心に回転させる
回転機構と、 前記偏向手段と前記シリンダとをシリンダの軸芯方向に
相対的に移動させる移動機構と、 を有するグラビアシリンダの製造装置。 - 【請求項8】 請求項6または請求項7いずれかに記載
のグラビアシリンダの製造装置において、 前記変更手段は、前記シリンダの外周面に形成すべきセ
ルに対応させて、前記レーザ光源から出射されるレーザ
ビームの結像位置を、前記支持機構に支持されたシリン
ダの外周面と当該外周面からシリンダの軸芯方向に微少
距離移動した位置との間で変位させる結像位置変更機構
から構成されるグラビアシリンダの製造装置。 - 【請求項9】 請求項6または請求項7いずれかに記載
のグラビアシリンダの製造装置において、 前記変更手段は、前記シリンダの外周面に形成すべきセ
ルに対応させて、シリンダを走査するレーザビームのエ
ネルギーを変更するエネルギー変更機構から構成される
グラビアシリンダの製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35239997A JPH11170472A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | グラビアシリンダ、グラビアシリンダ用版材、グラビアシリンダの製造方法およびグラビアシリンダの製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35239997A JPH11170472A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | グラビアシリンダ、グラビアシリンダ用版材、グラビアシリンダの製造方法およびグラビアシリンダの製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11170472A true JPH11170472A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18423811
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35239997A Pending JPH11170472A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | グラビアシリンダ、グラビアシリンダ用版材、グラビアシリンダの製造方法およびグラビアシリンダの製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11170472A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104875473A (zh) * | 2015-05-21 | 2015-09-02 | 章健 | 凹版印刷印版滚筒制版方法及其制版装置 |
| JP2017001128A (ja) * | 2015-06-09 | 2017-01-05 | 日鉄住金テックスエンジ株式会社 | ロール陰刻装置 |
-
1997
- 1997-12-05 JP JP35239997A patent/JPH11170472A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104875473A (zh) * | 2015-05-21 | 2015-09-02 | 章健 | 凹版印刷印版滚筒制版方法及其制版装置 |
| CN104875473B (zh) * | 2015-05-21 | 2017-03-22 | 章健 | 凹版印刷印版滚筒制版方法及其制版装置 |
| JP2017001128A (ja) * | 2015-06-09 | 2017-01-05 | 日鉄住金テックスエンジ株式会社 | ロール陰刻装置 |
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