JPH11170584A - 熱転写プリンタ - Google Patents
熱転写プリンタInfo
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- JPH11170584A JPH11170584A JP34155197A JP34155197A JPH11170584A JP H11170584 A JPH11170584 A JP H11170584A JP 34155197 A JP34155197 A JP 34155197A JP 34155197 A JP34155197 A JP 34155197A JP H11170584 A JPH11170584 A JP H11170584A
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- JP
- Japan
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- tension
- ink sheet
- printing
- roll
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 印画濃度の向上のため、サーマルヘッドのエ
ネルギーを高くして、また左右に偏った印画の実行によ
るインクシートの加熱伸長の増大およびアンバランスに
よる、インクシートの折り込みじわによる印画抜けを防
止し、また、カラー印画の色ズレを少なくする。 【解決手段】 インクシート1の供給ロール2および巻
き取りロール3を駆動する駆動手段21、31と、イン
クシート1のサーマルヘッド4印画位置へ、インクシー
トの巻き取りロール3側のフロントテンションを加える
張力付与手段31および供給ロール2側のバックテンシ
ョンを加える張力付与手段21とを備え、上記フロント
テンションの張力付与手段31は、印画途中においてそ
れ以降のフロントテンションを印画開始時の張力より強
い張力に切換えるようにしている。
ネルギーを高くして、また左右に偏った印画の実行によ
るインクシートの加熱伸長の増大およびアンバランスに
よる、インクシートの折り込みじわによる印画抜けを防
止し、また、カラー印画の色ズレを少なくする。 【解決手段】 インクシート1の供給ロール2および巻
き取りロール3を駆動する駆動手段21、31と、イン
クシート1のサーマルヘッド4印画位置へ、インクシー
トの巻き取りロール3側のフロントテンションを加える
張力付与手段31および供給ロール2側のバックテンシ
ョンを加える張力付与手段21とを備え、上記フロント
テンションの張力付与手段31は、印画途中においてそ
れ以降のフロントテンションを印画開始時の張力より強
い張力に切換えるようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は熱転写プリンタに
関するもので、印画時のインクシートの張力制御によ
り、画質、特にインクシートのしわによる色抜けおよび
カラー印画の重ね印画時の各色間の位置ズレを防止しよ
うとするものである。
関するもので、印画時のインクシートの張力制御によ
り、画質、特にインクシートのしわによる色抜けおよび
カラー印画の重ね印画時の各色間の位置ズレを防止しよ
うとするものである。
【0002】
【従来の技術】図6は、例えば特開平8−230262
号公報に示された従来の熱転写プリンタを示す要部の構
成図、図7はその斜視図である。図6、図7において、
1はインクシートであり、ベースフィルム1a面にイエ
ロー(Y色)、マゼンタ(M色)、シアン(C色)およ
びブラック(K色)のインクが面順次に配置されてい
る。2はインクシート1を供給する供給ロール、3は熱
転写後のインクが抜けたインクシート1を巻き取る巻き
取りロールである。4はサーマルヘッド、5はサーマル
ヘッド4の発熱体、6はサーマルヘッド4にインクシー
ト1の搬送方向下流側に設けられた剥離部材、7はイン
クシートローラ、8はプラテン、9は印画用紙である。
号公報に示された従来の熱転写プリンタを示す要部の構
成図、図7はその斜視図である。図6、図7において、
1はインクシートであり、ベースフィルム1a面にイエ
ロー(Y色)、マゼンタ(M色)、シアン(C色)およ
びブラック(K色)のインクが面順次に配置されてい
る。2はインクシート1を供給する供給ロール、3は熱
転写後のインクが抜けたインクシート1を巻き取る巻き
取りロールである。4はサーマルヘッド、5はサーマル
ヘッド4の発熱体、6はサーマルヘッド4にインクシー
ト1の搬送方向下流側に設けられた剥離部材、7はイン
クシートローラ、8はプラテン、9は印画用紙である。
【0003】上記従来の熱転写プリンタにおいて、イン
クシート1と印画用紙9は、重ねられた状態でサーマル
ヘッド4とプラテン8との間を通過しながらプラテン8
を回転させ、印画用紙9とインクシート1がプラテン8
との摩擦力により搬送される。同時に、サーマルヘッド
4の発熱体5へ選択的に電気信号を与え、発熱体5はイ
ンクシート1を加熱して、インクを印画像に対応して印
画用紙9へ熱転写する。また、繰り出されたインクシー
ト1は剥離部材6によって屈曲され、印画用紙9と分離
された後、インクシートローラ7を経由して巻き取りロ
ール3へと矢印W方向に巻き取られる。
クシート1と印画用紙9は、重ねられた状態でサーマル
ヘッド4とプラテン8との間を通過しながらプラテン8
を回転させ、印画用紙9とインクシート1がプラテン8
との摩擦力により搬送される。同時に、サーマルヘッド
4の発熱体5へ選択的に電気信号を与え、発熱体5はイ
ンクシート1を加熱して、インクを印画像に対応して印
画用紙9へ熱転写する。また、繰り出されたインクシー
ト1は剥離部材6によって屈曲され、印画用紙9と分離
された後、インクシートローラ7を経由して巻き取りロ
ール3へと矢印W方向に巻き取られる。
【0004】この時、サーマルヘッド4を印画対応に選
択的に加熱することにより、図7に示すようにインクシ
ート1の一部には加熱されて伸長したベースフィルム1
aの加熱伸長部Bが発生する。この加熱伸長部Bは、イ
ンクシート1のベースフィルム1aの素材が加熱により
部分的に伸長したものであり、インクシート1の非加熱
部分に比べると、弛んだ状態となる。
択的に加熱することにより、図7に示すようにインクシ
ート1の一部には加熱されて伸長したベースフィルム1
aの加熱伸長部Bが発生する。この加熱伸長部Bは、イ
ンクシート1のベースフィルム1aの素材が加熱により
部分的に伸長したものであり、インクシート1の非加熱
部分に比べると、弛んだ状態となる。
【0005】図8はインクシートに折り込みしわが発生
した状態を示す説明図である。図7、図8において、矢
印Eはインクシート1の加熱伸長部Bに発生したインク
シート1の弱い張力を示す。矢印Fは未伸長(未加熱)
インクシート1の部分に発生したインクシート1の巻き
取り張力を示す。Gは加熱伸長部Bの直後の未加熱部と
の境界に発生した弛み部である。このように熱転写印画
では、熱転写時の加熱度合いによりインクシート1は加
熱伸長による弛みが生ずる。そして、加熱された部位と
未加熱部の境界において、インク弛み部Gが膨らんだ状
態となる。この現象は特に印画濃度を向上させるために
サーマルヘッド4での印画加熱温度を高くしたとき、お
よび印画の走査方向に半分がベタ印画で残りが未印画の
ときにその発生が著しい。
した状態を示す説明図である。図7、図8において、矢
印Eはインクシート1の加熱伸長部Bに発生したインク
シート1の弱い張力を示す。矢印Fは未伸長(未加熱)
インクシート1の部分に発生したインクシート1の巻き
取り張力を示す。Gは加熱伸長部Bの直後の未加熱部と
の境界に発生した弛み部である。このように熱転写印画
では、熱転写時の加熱度合いによりインクシート1は加
熱伸長による弛みが生ずる。そして、加熱された部位と
未加熱部の境界において、インク弛み部Gが膨らんだ状
態となる。この現象は特に印画濃度を向上させるために
サーマルヘッド4での印画加熱温度を高くしたとき、お
よび印画の走査方向に半分がベタ印画で残りが未印画の
ときにその発生が著しい。
【0006】多色印画は、次色印画の開始に対してサー
マルヘッド4を一旦プラテン8から開離し、印画用紙9
を戻して、インクシート1を次色の先頭にしてリセット
を行なう。そして、次色印画開始時に再度サーマルヘッ
ド4をプラテン8に当接する際に、弛み部Gがサーマル
ヘッド4とプラテン8の間に折り込まれ、折り込みしわ
Hが発生する。この結果、インクシート1の折り込みし
わHによって、図9に示すように画像が転写されない部
分Kが発生するという不具合が生じる。図9ではインク
シート1のインクの色がマゼンタ(M色)を印画後に、
次のインクの色がシアン(C色)の先頭部に転写されな
い部分Kが現れた例を示している。矢印Jは供給ロール
2側のインクシート1の張力(バックテンション)を示
す。
マルヘッド4を一旦プラテン8から開離し、印画用紙9
を戻して、インクシート1を次色の先頭にしてリセット
を行なう。そして、次色印画開始時に再度サーマルヘッ
ド4をプラテン8に当接する際に、弛み部Gがサーマル
ヘッド4とプラテン8の間に折り込まれ、折り込みしわ
Hが発生する。この結果、インクシート1の折り込みし
わHによって、図9に示すように画像が転写されない部
分Kが発生するという不具合が生じる。図9ではインク
シート1のインクの色がマゼンタ(M色)を印画後に、
次のインクの色がシアン(C色)の先頭部に転写されな
い部分Kが現れた例を示している。矢印Jは供給ロール
2側のインクシート1の張力(バックテンション)を示
す。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の熱
転写プリンタでは、巻き取りロール3側のフロントテン
ションを強くして、折り込みしわとなる弛み部Gを引き
伸ばし、膨らみを小さくするようにしている。しかし、
巻き取りロール3側のフロントテンション(張力すなわ
ちF+E)を強くすると、弛み部Gの膨らみは小さくな
るが、インクシート1の加熱伸長部Bの弱い張力Eとイ
ンクシート1の未伸長(未加熱)部分に発生するインク
シート1の巻き取りによる通常の張力Fとの差は大きく
なる。
転写プリンタでは、巻き取りロール3側のフロントテン
ションを強くして、折り込みしわとなる弛み部Gを引き
伸ばし、膨らみを小さくするようにしている。しかし、
巻き取りロール3側のフロントテンション(張力すなわ
ちF+E)を強くすると、弛み部Gの膨らみは小さくな
るが、インクシート1の加熱伸長部Bの弱い張力Eとイ
ンクシート1の未伸長(未加熱)部分に発生するインク
シート1の巻き取りによる通常の張力Fとの差は大きく
なる。
【0008】このため、次色印画開始時にインクシート
1および印画用紙9をプラテン8に挟んでサーマルヘッ
ド4を当接して、フロントテンションを加えて印画を開
始したとき、上記フロントテンションの張力Fと張力E
の差はスキュー力Sとなりインクシート1を通じて印画
用紙9に加わり、印画用紙9を僅かであるが捻るように
移動させる。この移動位置は印画の先頭部であるが、印
画後端部では図10に示す様に捻り移動量が拡大され色
ズレの原因となっていた。なお、図10ではM色を印画
後の次色C色がズレを発生した例を示している。
1および印画用紙9をプラテン8に挟んでサーマルヘッ
ド4を当接して、フロントテンションを加えて印画を開
始したとき、上記フロントテンションの張力Fと張力E
の差はスキュー力Sとなりインクシート1を通じて印画
用紙9に加わり、印画用紙9を僅かであるが捻るように
移動させる。この移動位置は印画の先頭部であるが、印
画後端部では図10に示す様に捻り移動量が拡大され色
ズレの原因となっていた。なお、図10ではM色を印画
後の次色C色がズレを発生した例を示している。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る熱転写プ
リンタは、インクが面順次に塗布または印刷されている
インクシートのインクをサーマルヘッドにより印画媒体
に熱転写するものにおいて、上記インクシートの供給ロ
ールおよび巻き取りロールを駆動する駆動手段、上記イ
ンクシートのサーマルヘッド印画位置へ、インクシート
の巻き取りロール側のフロントテンションを加える張力
付与手段および供給ロール側のバックテンションを加え
る張力付与手段を具備し、上記フロントテンションの張
力付与手段は、印画途中においてそれ以降のフロントテ
ンションを印画開始時の張力より強い張力に切換えるよ
うにしたものである。
リンタは、インクが面順次に塗布または印刷されている
インクシートのインクをサーマルヘッドにより印画媒体
に熱転写するものにおいて、上記インクシートの供給ロ
ールおよび巻き取りロールを駆動する駆動手段、上記イ
ンクシートのサーマルヘッド印画位置へ、インクシート
の巻き取りロール側のフロントテンションを加える張力
付与手段および供給ロール側のバックテンションを加え
る張力付与手段を具備し、上記フロントテンションの張
力付与手段は、印画途中においてそれ以降のフロントテ
ンションを印画開始時の張力より強い張力に切換えるよ
うにしたものである。
【0010】また、上記構成において、インクシートの
フロントテンションの張力切換えに対応してバックテン
ションをその張力付与手段により印画開始時の張力より
弱い張力に切換えるようにしたものである。
フロントテンションの張力切換えに対応してバックテン
ションをその張力付与手段により印画開始時の張力より
弱い張力に切換えるようにしたものである。
【0011】また、張力の切換えは、張力を漸減または
漸増させて行うようにしたものである。
漸増させて行うようにしたものである。
【0012】また、インクシートの供給ロールおよび巻
き取りロールの駆動手段を直流モータとし、これらの直
流モータを、その印加電圧を変化させることによりイン
クシートへフロントテンションおよびバックテンション
を加える張力付与手段として兼用したものである。
き取りロールの駆動手段を直流モータとし、これらの直
流モータを、その印加電圧を変化させることによりイン
クシートへフロントテンションおよびバックテンション
を加える張力付与手段として兼用したものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1はこの発明の
実施の形態1に係る熱転写プリンタの要部を示す構成図
である。図において、1はインクシートであり、そのベ
ースフィルム面にイエロー(Y色)、マゼンタ(M
色)、シアン(C色)およびブラック(K色)のインク
が面順次に配置されている。2はインクシート1を供給
する供給ロール、3は熱転写後のインクが抜けたインク
シート1を巻き取る巻き取りロールである。4はサーマ
ルヘッド、5はサーマルヘッド4の発熱体、6はサーマ
ルヘッド4にインクシート1の搬送方向下流側に設けら
れた剥離部材、7はインクシートローラ、8はプラテ
ン、9は印画用紙である。
実施の形態1に係る熱転写プリンタの要部を示す構成図
である。図において、1はインクシートであり、そのベ
ースフィルム面にイエロー(Y色)、マゼンタ(M
色)、シアン(C色)およびブラック(K色)のインク
が面順次に配置されている。2はインクシート1を供給
する供給ロール、3は熱転写後のインクが抜けたインク
シート1を巻き取る巻き取りロールである。4はサーマ
ルヘッド、5はサーマルヘッド4の発熱体、6はサーマ
ルヘッド4にインクシート1の搬送方向下流側に設けら
れた剥離部材、7はインクシートローラ、8はプラテ
ン、9は印画用紙である。
【0014】10はこの熱転写プリンタを制御するCP
U、11は駆動制御手段であり、供給ロール2および巻
き取りロール3の駆動モータ21、31を制御する。2
2、32は駆動モータ21と供給ロール2の間および駆
動モータ31と巻き取りロール3の間にそれぞれ設けら
れた伝達トルクの切替えが可能なトルクリミッタ、12
は印画制御手段であり、サーマルヘッド4、プラテン8
および駆動制御手段11等をホストコンピュータ(図示
せず)から送られてくる印画データに基づいて制御す
る。
U、11は駆動制御手段であり、供給ロール2および巻
き取りロール3の駆動モータ21、31を制御する。2
2、32は駆動モータ21と供給ロール2の間および駆
動モータ31と巻き取りロール3の間にそれぞれ設けら
れた伝達トルクの切替えが可能なトルクリミッタ、12
は印画制御手段であり、サーマルヘッド4、プラテン8
および駆動制御手段11等をホストコンピュータ(図示
せず)から送られてくる印画データに基づいて制御す
る。
【0015】図2は実施の形態1におけるインクシート
のフロントテンションを示す図である。図において、縦
軸はフロントテンションの張力、横軸は印画開始から終
了までの印画長である。この実施の形態1では、印画長
の前半部分のインクシートのフロントテンションは小さ
くしておいて、印画長の後半部分でフロントテンション
を大きくするように印画制御手段12からトルクリミッ
タ32へ信号を送り、その張力を変化させる。この張力
変化において、図2の破線のような急激なインクシート
の張力変化は、インクシートの伸び弾性でサーマルヘッ
ド4部分への張力変化は緩和されるが、印画中のサーマ
ルヘッド4とインクシートの位置変動を起こし、印画主
走査方向に線状の印画ムラを生じさせるので、図2の実
線のように漸次緩やかに張力変化させることが望まし
い。
のフロントテンションを示す図である。図において、縦
軸はフロントテンションの張力、横軸は印画開始から終
了までの印画長である。この実施の形態1では、印画長
の前半部分のインクシートのフロントテンションは小さ
くしておいて、印画長の後半部分でフロントテンション
を大きくするように印画制御手段12からトルクリミッ
タ32へ信号を送り、その張力を変化させる。この張力
変化において、図2の破線のような急激なインクシート
の張力変化は、インクシートの伸び弾性でサーマルヘッ
ド4部分への張力変化は緩和されるが、印画中のサーマ
ルヘッド4とインクシートの位置変動を起こし、印画主
走査方向に線状の印画ムラを生じさせるので、図2の実
線のように漸次緩やかに張力変化させることが望まし
い。
【0016】このように、インクシートのフロントテン
ションを印画長の前半部分で小さくすることで、直前に
印画されたインクシートの加熱され伸張された部位と、
未加熱の非伸張部位に加わる張力差によるスキュー力S
を小さくして、印画開始時のインクシートを通しての印
画用紙9の捻じれを小さくして、印画後半部分での色ズ
レを抑制することができる。また、印画長の後半部分で
インクシートのフロントテンションを大きくすること
で、印画中に加熱され伸張により発生する弛み部Gを引
き伸ばし、弛み量を抑え、次色印画セット時に弛み部G
のサーマルヘッド4とプラテン8の間への入り込みによ
る折り込みしわHによる画像の不転写の発生を減ずるこ
とができる。
ションを印画長の前半部分で小さくすることで、直前に
印画されたインクシートの加熱され伸張された部位と、
未加熱の非伸張部位に加わる張力差によるスキュー力S
を小さくして、印画開始時のインクシートを通しての印
画用紙9の捻じれを小さくして、印画後半部分での色ズ
レを抑制することができる。また、印画長の後半部分で
インクシートのフロントテンションを大きくすること
で、印画中に加熱され伸張により発生する弛み部Gを引
き伸ばし、弛み量を抑え、次色印画セット時に弛み部G
のサーマルヘッド4とプラテン8の間への入り込みによ
る折り込みしわHによる画像の不転写の発生を減ずるこ
とができる。
【0017】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2におけるインクシートの張力の変化を示す図であ
る。図3(イ)は上記実施の形態1のフロントテンショ
ンを示したものと同じであり、図3(ロ)はバックテン
ションの変化を示す。上記実施の形態1において、印画
長の後半部分でフロントテンションを大きくすると、イ
ンクシートの両端に残る非加熱部分の張力がインクシー
トの中央に向かって双方から加わり、インクシートに縦
じわを発生させる。この縦じわが増殖すると縦じわはサ
ーマルヘッド4とプラテン8の間に折り込まれ、インク
シートの搬送方向の不印画線が生じて印画像としての品
位が損なわれる。このとき、バックテンションが大きい
とインクシートの縦じわの増殖が速い。そこで、図3
(ロ)に示すように、フロントテンションを大きくする
のに対応してバックテンションを小さくすれば、巻き取
りロール3側のインクシートに縦じわが発生しても、供
給ロール2側のインクシートには縦じわが増殖しないこ
とが判明した。従って、フロントテンションを強くする
のに対応してバックテンションを弱くすれば、縦じわが
サーマルヘッド4とプラテン8間へ折り込まれることを
防止することができる。
態2におけるインクシートの張力の変化を示す図であ
る。図3(イ)は上記実施の形態1のフロントテンショ
ンを示したものと同じであり、図3(ロ)はバックテン
ションの変化を示す。上記実施の形態1において、印画
長の後半部分でフロントテンションを大きくすると、イ
ンクシートの両端に残る非加熱部分の張力がインクシー
トの中央に向かって双方から加わり、インクシートに縦
じわを発生させる。この縦じわが増殖すると縦じわはサ
ーマルヘッド4とプラテン8の間に折り込まれ、インク
シートの搬送方向の不印画線が生じて印画像としての品
位が損なわれる。このとき、バックテンションが大きい
とインクシートの縦じわの増殖が速い。そこで、図3
(ロ)に示すように、フロントテンションを大きくする
のに対応してバックテンションを小さくすれば、巻き取
りロール3側のインクシートに縦じわが発生しても、供
給ロール2側のインクシートには縦じわが増殖しないこ
とが判明した。従って、フロントテンションを強くする
のに対応してバックテンションを弱くすれば、縦じわが
サーマルヘッド4とプラテン8間へ折り込まれることを
防止することができる。
【0018】印画途中においてフロントテンションを大
きくするのに対応してバックテンションを小さくするこ
とは、サーマルヘッド4を中心に相対的に張力の差を大
きくすることである。従って、サーマルヘッド4に対し
てインクシートは位置変動を起こし易いので、この場合
においてはフロントテンションおよびバックテンション
の張力を漸減、漸増させることでサーマルヘッド4に対
してのインクシートの移動を防止でき、走査方向の印画
ムラを無くすることに特に有効である。また、漸減、漸
増を同時におこなうことはサーマルヘッド4に対しての
相対的張力差を同時に発生させてしまうので、図3に示
すように若干の時間差を持たせて漸減、漸増を開始する
ことが望ましい。
きくするのに対応してバックテンションを小さくするこ
とは、サーマルヘッド4を中心に相対的に張力の差を大
きくすることである。従って、サーマルヘッド4に対し
てインクシートは位置変動を起こし易いので、この場合
においてはフロントテンションおよびバックテンション
の張力を漸減、漸増させることでサーマルヘッド4に対
してのインクシートの移動を防止でき、走査方向の印画
ムラを無くすることに特に有効である。また、漸減、漸
増を同時におこなうことはサーマルヘッド4に対しての
相対的張力差を同時に発生させてしまうので、図3に示
すように若干の時間差を持たせて漸減、漸増を開始する
ことが望ましい。
【0019】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3に係る熱転写プリンタの要部を示す構成図である。
図において、1乃至12は上記実施の形態1のものと同
様である。33は巻き取りロール3を駆動回転させる直
流モータからなる巻き取りモータ、23は供給ロール2
を駆動回転させる直流モータからなる供給モータであ
る。ここでは分巻または永久磁石界磁の直流モータが用
いられる。
態3に係る熱転写プリンタの要部を示す構成図である。
図において、1乃至12は上記実施の形態1のものと同
様である。33は巻き取りロール3を駆動回転させる直
流モータからなる巻き取りモータ、23は供給ロール2
を駆動回転させる直流モータからなる供給モータであ
る。ここでは分巻または永久磁石界磁の直流モータが用
いられる。
【0020】上記実施の形態1、実施の形態2において
は、印画中のフロントテンションおよびバックテンショ
ンの切換えをトルクリミッタ22、32によって行って
いたが、張力の円滑な漸増、漸減をトルクリミッタで実
現するには難があった。この実施の形態3は張力のより
円滑な漸増、漸減を巻き取りモータ33および供給モー
タ23を直流モータで構成して、印画制御手段12から
の張力の切換えを直流モータの駆動制御手段11を介し
て行うようにしたものである。以下、直流モータでの張
力制御について説明する。
は、印画中のフロントテンションおよびバックテンショ
ンの切換えをトルクリミッタ22、32によって行って
いたが、張力の円滑な漸増、漸減をトルクリミッタで実
現するには難があった。この実施の形態3は張力のより
円滑な漸増、漸減を巻き取りモータ33および供給モー
タ23を直流モータで構成して、印画制御手段12から
の張力の切換えを直流モータの駆動制御手段11を介し
て行うようにしたものである。以下、直流モータでの張
力制御について説明する。
【0021】印画中のインクシート1および印画用紙9
はプラテン8との摩擦力で搬送される。印画機構はプラ
テン8を所定回転速度で回転させ、インクシート1およ
び印画用紙9を一定速度Vで搬送する。速度Vで搬送さ
れるインクシート1に対して、速度V以上でインクシー
ト1を巻き取る様に巻き取りモータ33を駆動すると、
巻き取り速度と速度Vとの差分がインクシート1の巻き
取り側のフロントテンションとなる。同様に、速度V以
下でインクシート1を供給する様に供給モータ23を駆
動させると、その速度差がインクシート1の供給側のバ
ックテンションとなる。直流モータである巻き取りモー
タ33および供給モータ23の回転速度変化は、印加電
圧を駆動制御手段11により変化させることにより容易
に実現できる。
はプラテン8との摩擦力で搬送される。印画機構はプラ
テン8を所定回転速度で回転させ、インクシート1およ
び印画用紙9を一定速度Vで搬送する。速度Vで搬送さ
れるインクシート1に対して、速度V以上でインクシー
ト1を巻き取る様に巻き取りモータ33を駆動すると、
巻き取り速度と速度Vとの差分がインクシート1の巻き
取り側のフロントテンションとなる。同様に、速度V以
下でインクシート1を供給する様に供給モータ23を駆
動させると、その速度差がインクシート1の供給側のバ
ックテンションとなる。直流モータである巻き取りモー
タ33および供給モータ23の回転速度変化は、印加電
圧を駆動制御手段11により変化させることにより容易
に実現できる。
【0022】図5は直流モータの特性図を示し、横軸が
トルク、縦軸が回転数(回転速度)を示す。図におい
て、正領域のa〜bについては、速度0のa点から無負
荷回転数のb点まで直流モータは負荷に応じた速度で回
転する。また、負領域のb〜cについては、回転数が無
負荷回転数のb点より大きい領域でトルクが負になるた
め、回転の方向とトルクが反対となり、直流モータはブ
レーキの動作をする。この特性を生かして、巻き取りモ
ータ33にはa〜bの正領域を使用し、供給モータ23
にはb〜cの負領域を使用して、インクシートの巻き取
り、供給の駆動、および張力の制御が行える。
トルク、縦軸が回転数(回転速度)を示す。図におい
て、正領域のa〜bについては、速度0のa点から無負
荷回転数のb点まで直流モータは負荷に応じた速度で回
転する。また、負領域のb〜cについては、回転数が無
負荷回転数のb点より大きい領域でトルクが負になるた
め、回転の方向とトルクが反対となり、直流モータはブ
レーキの動作をする。この特性を生かして、巻き取りモ
ータ33にはa〜bの正領域を使用し、供給モータ23
にはb〜cの負領域を使用して、インクシートの巻き取
り、供給の駆動、および張力の制御が行える。
【0023】このようにインクシートの巻き取りロール
3、供給ロール2の駆動源を直流モータ33、23で構
成して、その駆動および張力制御を直流モータ33、2
3の特性を利用して駆動制御手段11で行うようにする
ことで、上記実施の形態1で説明したトルクリミッタ2
2、32を不要とし、インクシートのフロントテンショ
ンとバックテンションの強さを、円滑な漸増、漸減によ
り切換え可能とする。
3、供給ロール2の駆動源を直流モータ33、23で構
成して、その駆動および張力制御を直流モータ33、2
3の特性を利用して駆動制御手段11で行うようにする
ことで、上記実施の形態1で説明したトルクリミッタ2
2、32を不要とし、インクシートのフロントテンショ
ンとバックテンションの強さを、円滑な漸増、漸減によ
り切換え可能とする。
【0024】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、印画後
半でインクシートのフロントテンションを強くすること
により、インクシートのゆるみ部分が引き伸ばされ、サ
ーマルヘッドへの噛み込みが防止されるため、良質の画
質が得られる。
半でインクシートのフロントテンションを強くすること
により、インクシートのゆるみ部分が引き伸ばされ、サ
ーマルヘッドへの噛み込みが防止されるため、良質の画
質が得られる。
【0025】また、フロントテンションを強くすること
に対応して、バックテンションを弱くすることにより、
インクシートの縦じわの発生を抑え、より良質の画質が
得られる。
に対応して、バックテンションを弱くすることにより、
インクシートの縦じわの発生を抑え、より良質の画質が
得られる。
【0026】また、張力の切換を緩やかに行うことによ
り、インクシートの潜動を防止し、色ムラの少ない画質
が得られる。
り、インクシートの潜動を防止し、色ムラの少ない画質
が得られる。
【0027】また、直流モータのトルク−回転数特性を
利用してインクシート搬送と張力制御を行うことによ
り、簡単な構成で、より効果的な制御が可能となる。
利用してインクシート搬送と張力制御を行うことによ
り、簡単な構成で、より効果的な制御が可能となる。
【図1】 この発明の実施の形態1に係る熱転写プリン
タの要部を示す構成図である。
タの要部を示す構成図である。
【図2】 実施の形態1のインクシートのフロントテン
ション張力を示す図である。
ション張力を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る熱転写プリン
タによるインクシートの張力の変化を示す図である。
タによるインクシートの張力の変化を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に係る熱転写プリン
タの要部を示す構造図である。
タの要部を示す構造図である。
【図5】 実施の形態3の直流モータの特性図である。
【図6】 従来の熱転写プリンタの要部を示す構成図で
ある。
ある。
【図7】 従来の熱転写プリンタの要部を示す斜視図で
ある。
ある。
【図8】 インクシートに折り込みしわが発生した状態
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図9】 インクシートの折り込みしわによる印画色抜
けが生じた状態を示す図である。
けが生じた状態を示す図である。
【図10】 印画用紙に印画の位置ズレが生じた状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
1 インクシート、2 供給ロール、3 巻き取りロー
ル、4 サーマルヘッド、8 プラテン、9 印画用
紙、10 CPU、11 駆動制御手段、12 印画制
御手段、21、31 駆動モータ、22、32 トルク
リミッタ、23、33 直流モータ、B インクシート
の加熱伸長部、E インクシートの加熱伸長部に発生す
る弱い張力、F インクシートの熱未影響部に発生する
通常の張力、G インクシートの熱影響部の弛み、H
インクシートの熱影響部の弛みの後部に発生する折り込
みしわ。
ル、4 サーマルヘッド、8 プラテン、9 印画用
紙、10 CPU、11 駆動制御手段、12 印画制
御手段、21、31 駆動モータ、22、32 トルク
リミッタ、23、33 直流モータ、B インクシート
の加熱伸長部、E インクシートの加熱伸長部に発生す
る弱い張力、F インクシートの熱未影響部に発生する
通常の張力、G インクシートの熱影響部の弛み、H
インクシートの熱影響部の弛みの後部に発生する折り込
みしわ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小森 敏夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 インクが面順次に塗布または印刷されて
いるインクシートのインクをサーマルヘッドにより印画
媒体に熱転写する熱転写プリンタにおいて、上記インク
シートの供給ロールおよび巻き取りロールを駆動する駆
動手段、上記インクシートのサーマルヘッド印画位置
へ、インクシートの巻き取りロール側のフロントテンシ
ョンを加える張力付与手段および供給ロール側のバック
テンションを加える張力付与手段を具備し、上記フロン
トテンションの張力付与手段は、印画途中においてそれ
以降のフロントテンションを印画開始時の張力より強い
張力に切換えるようにしたことを特徴とする熱転写プリ
ンタ。 - 【請求項2】 インクシートのフロントテンションの張
力切換えに対応してバックテンションをその張力付与手
段により印画開始時の張力より弱い張力に切換えるよう
にしたことを特徴とする請求項1記載の熱転写プリン
タ。 - 【請求項3】 張力の切換えは、張力を漸減または漸増
させて行うようにしたことを特徴とする請求項1または
請求項2記載の熱転写プリンタ。 - 【請求項4】 インクシートの供給ロールおよび巻き取
りロールの駆動手段を直流モータとし、これらの直流モ
ータを、その印加電圧を変化させることによりインクシ
ートへフロントテンションおよびバックテンションを加
える張力付与手段として兼用することを特徴とする請求
項1乃至請求項3のいずれか一項記載の熱転写プリン
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34155197A JPH11170584A (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 熱転写プリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34155197A JPH11170584A (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 熱転写プリンタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11170584A true JPH11170584A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18346951
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34155197A Pending JPH11170584A (ja) | 1997-12-11 | 1997-12-11 | 熱転写プリンタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11170584A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001270206A (ja) * | 2000-03-27 | 2001-10-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 熱転写式プリンタ |
| JP2001277622A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 熱転写式プリンタ機構を有する装置 |
| JP2001277623A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 熱転写式プリンタ |
| JP2003127487A (ja) * | 2001-10-23 | 2003-05-08 | Mitsubishi Electric Corp | 昇華形プリンタ |
| JP2013202983A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Mitsubishi Electric Corp | 熱転写型プリンタ |
| JP2016185689A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 東芝テック株式会社 | 印刷装置 |
| JP2017222133A (ja) * | 2016-06-17 | 2017-12-21 | 三菱電機株式会社 | プリンタ |
| CN121608529A (zh) * | 2026-02-03 | 2026-03-06 | 湖南美松信息科技有限公司 | 一种高稳定抗褶皱热转印打印系统 |
-
1997
- 1997-12-11 JP JP34155197A patent/JPH11170584A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001270206A (ja) * | 2000-03-27 | 2001-10-02 | Sanyo Electric Co Ltd | 熱転写式プリンタ |
| JP2001277622A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 熱転写式プリンタ機構を有する装置 |
| JP2001277623A (ja) * | 2000-03-30 | 2001-10-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 熱転写式プリンタ |
| JP2003127487A (ja) * | 2001-10-23 | 2003-05-08 | Mitsubishi Electric Corp | 昇華形プリンタ |
| JP2013202983A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Mitsubishi Electric Corp | 熱転写型プリンタ |
| JP2016185689A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | 東芝テック株式会社 | 印刷装置 |
| JP2017222133A (ja) * | 2016-06-17 | 2017-12-21 | 三菱電機株式会社 | プリンタ |
| CN121608529A (zh) * | 2026-02-03 | 2026-03-06 | 湖南美松信息科技有限公司 | 一种高稳定抗褶皱热转印打印系统 |
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