JPH11172223A - 無溶剤2液硬化型接着剤組成物及びそれを用いたラミネートフイルム - Google Patents

無溶剤2液硬化型接着剤組成物及びそれを用いたラミネートフイルム

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JPH11172223A
JPH11172223A JP34289397A JP34289397A JPH11172223A JP H11172223 A JPH11172223 A JP H11172223A JP 34289397 A JP34289397 A JP 34289397A JP 34289397 A JP34289397 A JP 34289397A JP H11172223 A JPH11172223 A JP H11172223A
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molecular weight
solvent
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JP34289397A
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Nanako Kikuchi
なな子 菊池
Masayuki Ando
雅之 安藤
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品包装用等に使用されるラミネートフィル
ムの製造に好適な、加工適性と物性を両立し得る無溶剤
型接着剤を提供すること。 【解決手段】 水酸基含有化合物を含む主剤と、イソシ
アネート基含有化合物を含む硬化剤とからなり、上記の
2剤を混合した直後の粘度が40℃で100cps〜2
0,000cpsであり、且つ40℃で1時間放置後の
粘度上昇率が0〜1,000%であることを特徴とする
無溶剤2液硬化型接着剤組成物及び該接着剤組成物を用
いて複数のフイルムを貼合わせてなるラミネートフイル
ム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無溶剤2液硬化型
接着剤組成物及びそれを用いて貼合せたラミネートフイ
ルムに関し、更に詳しくは、軟包装分野、例えば、食品
包装用等のプラスチックフイルムの貼合せ製品の製造に
好適な無溶剤型2液接着剤組成物及びこれを用いてなる
ラミネートフイルムに関する。
【0002】
【従来の技術】各種プラスチックフイルム、金属蒸着プ
ラスチックフイルムフイルム及び金属箔等を貼合せる従
来のラミネート接着剤としては、ポリエステル樹脂/ポ
リイソシアネート化合物系、ポリエーテルポリウレタン
樹脂/イソシアネート化合物系及びポリエステルポリウ
レタン樹脂/ポリイソシアネート化合物系等の水酸基含
有化合物を含む主剤/ポリイソシアネ−ト化合物を含む
硬化剤とからなる2液硬化型の有機溶剤型接着剤が従来
から使用されている。
【0003】近年、労働作業環境対策や溶剤規制への対
応から、有機溶剤型接着剤の無溶剤化への移行が進みつ
つある。このような無溶剤(ノンソルベント)型ラミネ
ート接着剤として、有機ポリマーポリオール化合物とポ
リイソシアネート化合物とを配合してなるポリウレタン
系接着剤組成物が使用されるようになってきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
無溶剤型ラミネート用接着剤は粘度が高く、加工適性に
劣るという欠点がある。具体的には、塗工時のミスティ
ングの発生、低い塗工速度、塗工面の荒れ及び膜厚の不
均一性等の問題がある。このような問題を解消すべく、
逆に粘度を低下させると、加工適性としては塗工量の確
保が困難になるという問題があり、物性的には接着力が
不足するという問題もある。
【0005】このような問題点を解決するために、従来
の無溶剤型接着剤に低分子化合物を添加する;従来の接
着剤の中に含まれるイソシアネート含有ポリウレタン又
は水酸基含有ポリウレタンの分子量を低下させる;ポリ
ウレタン自身の骨格構造を不規則にする等の方法が採ら
れているが、未だ加工適性と物性を両立させることがで
きる無溶剤型接着剤は得られていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な現状に鑑み、良好な加工適性と物性を両立し得る無溶
剤型接着剤を開発すべく研究を重ねた結果、従来の無溶
剤型接着剤を用いたラミネートフイルムに外観不良が発
生するのは、ラミネートによりラミネートフイルムを製
造する際、コーティングされた接着剤表面に凹凸が生
じ、ラミネート部でエアを巻き込んだ形でフイルムが貼
合され、接着剤の硬化の進行が速いためにレベリングが
生じる前に接着剤の硬化が完了することに起因すること
を見出した。
【0007】本発明者らは、上記の現象を解決する方法
を検討した結果、主剤及び硬化剤の2液からなる接着剤
を混合した後の経時による粘度上昇を遅くし、フイルム
の巻取後の接着剤のレベリングを促進させることによっ
て、接着剤コーティング時に生じた凹凸によってエアを
巻き込んだ状態でラミネートされたフイルムの外観不良
が解消でき、一方、接着力は、レベリング後、通常の熟
成時間(48時間)までに硬化させることによって発現
することが明らかになり、この知見に基づいて本発明を
完成するに至った。
【0008】即ち、本発明は、水酸基含有化合物を含む
主剤と、イソシアネート基含有化合物を含む硬化剤とか
らなり、上記の2剤を混合した直後の粘度が40℃で1
00cps〜20,000cpsであり、且つ40℃で
1時間放置後の粘度上昇率が0〜1,000%であるこ
とを特徴とする無溶剤2液硬化型接着剤組成物及び該接
着剤組成物を用いて複数のフイルムを貼合わせてなるラ
ミネートフイルムである。
【0009】
【発明の実施の形態】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳しく説明する。本発明の接着剤組成物は、
水酸基含有化合物を含む主剤と、イソシアネート基含有
化合物を含む硬化剤とからなり、いずれも溶剤を含ま
ず、これら2液(剤)を混合した直後の粘度が40℃で
100cps〜20,000cpsであり、且つ40℃
で1時間放置した後の粘度の上昇率が0〜1,000
%、好適には0〜200%であり、混合後の経時による
粘度上昇が遅いことが特徴である。尚、本発明におい
て、「粘度の上昇率」とは、100cpsの粘度のもの
が、200cpsの粘度になることを100%粘度が上
昇するという意味である。
【0010】本発明で主剤を構成する水酸基含有化合物
は、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオー
ル、ポリエーテルエステルポリオール及びポリウレタン
ポリオールからなる群から選ばれる少なくとも一種の有
機ポリマーポリオールであることが好ましい。
【0011】ポリエステルポリオールとしては、例え
ば、イソフタル酸、テレフタル酸、アジピン酸、アゼラ
イン酸、セバチン酸等の多価カルボン酸若しくはそれら
のジアルキルエステル又はそれらの混合物と、例えば、
エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレ
ングリコール、ブチレングリコール、ネオペンチルグリ
コール、1,6−ヘキサンジオール等のグリコール類若
しくはそれらの混合物とエステル化反応させて得られる
ポリエステルポリオール等、更にはラクトンの開環重合
体であるポリカプロラクトンジオールが挙げられる。特
に好適なものはポリ−ε−カプロラクトンジオールであ
る。
【0012】ポリエーテルポオールとしては、例えば、
エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキ
シド、テトラヒドロフラン等のオキシラン化合物を、例
えば、水、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、トリメチロールプロパン、グリセリン等の低分子量
ポリオールを開始剤として重合して得られるポリエーテ
ルポリオール等が挙げられる。
【0013】ポリエーテルエステルポリオールとして
は、例えば、イソフタル酸、テレフタル酸、アジピン
酸、アゼライン酸、セバチン酸等の多価カルボン酸若し
くはそれらのジアルキルエステル又はそれらの混合物と
上記ポリエーテルポリオールとを反応させて得られるポ
リエーテルエステルポリオール等が挙げられる。
【0014】ポリウレタンポリオールとしては、例え
ば、上記のポリエステルポリオール、ポリエーテルポリ
オール、ポリエーテルエステルポリオール等と、後述の
ポリイソシアネート又はその3〜7量体等の多量体とを
水酸基が残る条件で反応させて得られるポリウレタンポ
リオール等が挙げられる。
【0015】本発明においては、主剤と硬化剤との混合
物の粘度を、前記の範囲にコントロールするために、上
記の水酸基含有化合物の分子量及び分子量分布が極めて
重要な因子である。即ち、水酸基含有化合物の数平均分
子量が500〜10,000で、重量平均分子量(M
w)と数平均分子量(Mw)の比で表される分子量分布
(Mw/Mn)が1.2〜3.0のものが好ましい。
【0016】上記の数平均分子量が500未満の場合
は、得られる接着剤組成物の粘度が低過ぎて適正な塗工
量が得られにくく、一方、数平均分子量が10,000
を超える場合には、得られる接着剤組成物の粘度が高く
なり過ぎ、コーティング時にコーティング膜面に凹凸を
生じ、エアを巻き込み易くなり好ましくない。好ましい
数平均分子量は800〜5,000であり、更に好まし
い数平均分子量は1,000〜3,000である。
【0017】又、分子量分布が1.2未満の場合には、
得られる接着剤組成物の粘性が低過ぎて適正な塗工量が
得られにくく、一方、分子量分布が3.0を超える場合
には上記以外の原因による別の外観不良が発生し易くな
り好ましくない。尚、本発明における平均分子量及び分
子量分布等は以下の方法で測定した。
【0018】測定方法 平均分子量は、滴定による末端基定量法により求め、分
子量分布は、ゲル・パーミエーション・クロマトグラフ
ィー(GPC)により求めた。末端水酸基は、アセチル
化法、即ち、試料にアセチル化剤を加えてアセチル化反
応を行った後、分解剤(ピリジン)でアセチル化剤中の
未反応の無水酢酸を分解後、過剰の酢酸を1モル/リッ
トルKOH・メタノール標準液で自動滴定装置により逆
滴定して求めた。又、末端イソシアネート基は、試料と
アミンとを反応させ、過剰のアミンを電位差滴定装置に
より塩酸で逆滴定して求めた。分子量分布は、テトラヒ
ドロフランを溶媒として測定し、Mn及びMwより算出
した。
【0019】本発明において硬化剤を構成するイソシア
ネート基含有化合物としては、例えば、2,4−トリレ
ンジイソシアネート、2,6−トリレンジイソシアネー
ト、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリ
レンジイソシアネート、リジンイソシアネート、m−フ
ェニレンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシア
ネート、4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、2,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、
2,2′−ジフェニルメタンジイソシアネート、3,
3′−ジメチル−4,4′−ビフェニレンジイソシアネ
ート、3,3′−ジメトキシ−4,4′−ビフェニレン
ジイソシアネート、3,3′−ジクロロ−4,4′−ビ
フェニレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイ
ソシネート、1,5−テトラヒドロナフタレンジイソシ
アネート等の芳香族系イソシアネート化合物、テトラメ
チレンジイソシアネート、1,6−ヘキサメチレンジイ
ソシアネート、ドデカメチレンジイソシアネート、トリ
メチルヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族系イ
ソシアネート化合物、1,4−シクロヘキシレンジイソ
シアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加キ
シリレンジイソシアネート、4,4′−ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアネート、3,3′−ジメチル−4,
4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート等の脂
環族系イソシアネート化合物等及びこれらのイソシアネ
ート化合物から誘導されるイソシアヌレート、ビューレ
ット、アロファネート等の2官能、又は3官能以上の多
官能イソシアネート化合物、或いは上記のイソシアネー
ト化合物とポリエーテルポリオールやポリエステルポリ
オール等の2官能水酸基含有化合物との反応で得られる
末端イソシアネート基含有の2官能イソシアネート化合
物又はイソシアネート化合物とトリメチロールプロパ
ン、グリセリン等の3官能以上のポリオール化合物との
反応により得られる末端イソシアネート基含有の多官能
イソシアネート化合物等が挙げられる。
【0020】特に、イソシアネート基含有化合物として
は、脂肪族系イソシアネー化合物を用いたポリウレタン
ポリイソシアネート、トリアジン骨格を有する多官能イ
ソシアネート化合物、なかでも脂肪族系イソシアネート
の3量体、5量体、7量体等の多量体又はこれらの混合
物の使用が2液混合後の接着剤の粘度上昇の抑制効果が
大きく好ましい。
【0021】従来の無溶剤型接着剤では、水酸基含有化
合物を含む主剤と、イソシアネート基含有化合物を含む
硬化剤とからなるポリウレタン系のものが用いられる場
合が多く、いづれか一方を作製する段階で混入する触媒
の残渣により、エージング中の粘度上昇が激しいものと
考えられる。そのために、塗工後の外観不良の発生がそ
のまま硬化後も維持されてしまう。
【0022】しかしながら、本発明では、上記の触媒残
渣を極力削減した組成物にすることにより、2液混合後
の粘度上昇を抑えることができる。従って、水酸基含有
化合物の分子量及び分子量分布を特定範囲にコントロー
ルし、又、イソシアネート基含有化合物として好ましく
は脂肪族系化合物を使用すること、並びに上記の触媒残
渣を削減することとが相俟って、2液混合後の接着剤の
粘度上昇を更に抑えることができる。
【0023】本発明の無溶剤型接着剤組成物を使用する
際には、上記の水酸基含有化合物及びイソシアネート基
含有化合物とともに、溶剤型ポリウレタン系接着剤等で
従来から用いられている公知の軟化剤、老化防止剤、接
着促進剤、レベリング剤、消泡剤、可塑剤、粘着付与性
樹脂等の添加剤を必要により使用することもできる。こ
れらの添加剤の種類や使用量は、接着剤に要求される性
能に従って適宜選択すればよく、特に制限されない。接
着促進剤としては、例えば、シランカップリング剤、チ
タネート系カップリング剤、アルミニウム系等のカップ
リング剤、エポキシ樹脂等が挙げられる。
【0024】シランカップリング剤としては、例えば、
γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプ
ロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノエチル)−
γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミ
ノエチル)−γ−アミノプロピルトリメチルジメトキシ
シラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキ
シシラン等のアミノシラン;β−(3,4−エポキシシ
クロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルトリエトキシシラン等のエポキシシラン;ビニ
ルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニルトリ
エトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン等のビニルシラ
ン;ヘキサメチルジシラザン、γ−メルカプトプロピル
トリメトキシシラン等が挙げられる。
【0025】チタネート系カップリング剤としては、例
えば、テトライソプロポキシチタン、テトラーn−ブト
キシチタン、ブチルチタネートダイマー、テトラステア
リルチタネート、チタンアセチルアセトネート、チタン
ラクテート、テトラオクチレングリコールチタネート、
テトラステアロキシチタン等が挙げられる。アルミニウ
ム系カップリング剤としては、例えば、アセトアルコキ
シアルミニウムジイソプロピレート等が挙げられる。
【0026】エポキシ樹脂としては、例えば、エピービ
ス型、ノボラック型、β−メチルエピクロ型、環状オキ
シラン型、グリシジルエーテル型、グリシジルエステル
型、ポリグリコールエーテル型、グリコールエーテル
型、エポキシ化脂肪酸エステル型、多価カルボン酸エス
テル型、アミノグリシジル型、レゾルシン型等の各種エ
ポキシ樹脂が挙げられる。
【0027】本発明の無溶剤2液硬化型接着剤組成物
は、前記の水酸基含有化合物及び必要により使用される
上記の添加剤を含む主剤と、前記のイソシアネート基含
有化合物及び必要により使用される上記の添加剤を含む
硬化剤とからなり、使用に際しては、通常、主剤中の水
酸基(OH)と硬化剤中のイソシアネート基(NCO)
の当量比(NCO/OH)が1.0〜1.5となるよう
に2液(剤)を混合する。
【0028】次に、本発明の接着剤組成物を用いて作製
されるラミネートフイルムについて説明する。本発明の
ラミネートフイルムの基材としては、例えば、二軸延伸
ポリプロピレン(PP)、無延伸PP、ポリエチレンテ
レフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリ
塩化ビニル(PVC)、各種ナイロン等のポリアミド、
ポリビニルアルコール(PVA)、塩化ビニリデン系樹
脂コートPP、ポリスチレン、エチレン−ビニルアルコ
ール共重合樹脂(EVOH)、ポリカーボネート、セロ
ファン等の各種プラスチックフイルム、各種金属蒸着プ
ラスチックフイルム、金属箔等を使用することができ
る。フイルム基材の種類は、ラミネートフイルムの使用
目的(用途)に適したものを選択すればよく、本発明に
おいてはフイルム基材の種類は特に制限されるものでは
ない。
【0029】本発明のラミネートフイルムは、前記本発
明の接着剤を用いる以外は従来公知の方法によって製造
することができ、製造方法は特に制限されない。以下に
製造方法の1例を示す。複数のフイルム基材のラミネー
トは、上記ポリオール成分を配合してなる主剤と、有機
ポリイソシアネート成分を配合してなる硬化剤とを混合
して接着剤とし、30〜100℃に加温して該接着剤に
流動性をもたせ、塗工量が0.1〜5g/m2(dr
y)となるように一方のフイルム基材に塗布し、接着剤
塗布面と他のフイルム基材とをニップロールでラミネー
トすることによって行われる。無溶剤型接着剤の塗布方
式は、従来公知の方法を用いることができ、特に制限さ
れない。ラミネート物は架橋促進のために30〜50℃
で12〜60時間程度エージングすることが望ましい。
以上のようにして、2液混合後の経時による接着剤の粘
度上昇が抑制される本発明の無溶剤型接着剤組成物を用
いることによって、密着性に優れ、平滑な表面を有し且
つ外観が良好なラミネートフイルムが得られる。
【0030】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。 比較例1 武田薬品製タケラックA231の100重量部に、武田
薬品製タケネートA31の80重量部を2液混合供給装
置で混合して60℃に加温し、これを無溶剤ロールコー
タにて第1フイルム基材であるPETフイルム(12μ
m厚)に、塗布量が2.0g/m2となるようにコーテ
ィングし、コーティング面を第2フイルム基材である蒸
着無延伸PPフイルム(VMCPP:25μm厚)とを
ラミネートロールを用いて貼合せて、ラミネートフイル
ムを製造した。ラミネートフイルム製造後、40℃で4
8時間エージングした後、断裁したところラミネートフ
イルム表面には部分的に凹凸が生じていた。
【0031】上記2液を40℃にて混合し、混合物をこ
の温度でエージングしながら測定した経時粘度変化の結
果を表1及び図1に示す。尚、粘度は粘弾性測定装置R
FS−IIを用いて剪断速度0.025S-1で測定した
(以下の比較例及び実施例も同様である。)。
【0032】比較例2 NSC製85−88Aの100重量部に、NSC製85
−88C100重量部を混合して、60℃に加温し、こ
れを無溶剤ロールコータにて第1フイルム基材である前
記のPETフイルムに塗布量が2.0g/m2となるよ
うにコーティングし、コーティング面を第2フイルム基
材である前記のVMCPPフイルムと、前記と同様にし
て貼合せてラミネートフイルムを製造した。ラミネート
フイルム製造後、40℃で48時間エージングした後、
断裁したところラミネートフイルム表面には部分的に凹
凸が生じていた。上記の2液を40℃にて混合し、この
混合物をこの温度でエージングしながら測定した経時粘
度変化の結果を表1及び図1に示す。
【0033】比較例3 ポリ−ε−カプロラクトンジオール(数平均分子量約8
50)100重量部にジブチル錫オクチレート500p
pmを添加して60℃に加温し、これにヘキサメチレン
ジイソシアネート10重量部を滴下しながら3時間反応
させ、数平均分子量が約1900、Mw/Mnが3.5
のポリエステル型ポリウレタンポリオールを得た。
【0034】次に、このポリエステル型ポリウレタンポ
リオール480重量部に、3官能ポリイソシアネート化
合物(日本ポリウレタン工業製:コロネートHX)10
0重量部を混合して60℃に加温し、得られた接着剤を
無溶剤ロールコータにて第1フイルム基材である前記の
PETフイルムに塗布量が2.0g/m2となるように
コーティングし、コーティング面を第2フイルム基材で
ある前記のVMCPPフイルムと、前記と同様にして貼
合せてラミネートフイルムを製造した。ラミネートフイ
ルム製造後、40℃で48時間エージングした後、断裁
したところ、ラミネートフイルム表面には部分的に凹凸
が生じていた。上記の2液を40℃にて混合し、この混
合物をこの温度でエージングしながら測定した経時粘度
変化の結果を表1及び図1に示す。
【0035】実施例1 ポリ−ε−カプロラクトンジオール(ダイセル化学製:
プラクセル220AL、数平均分子量約2000、Mw
/Mn=2.8)500重量部に、3官能ポリイソシア
ネート化合物(日本ポリウレタン工業製:コロネートH
X)100重量部を混合して60℃に加温し、混合物を
無溶剤ロールコータにて第1フイルム基材である前記の
PETフイルムに塗布量が2.0g/m2となるように
コーティングし、コーティング面を第2フイルム基材で
ある前記のVMCPPフイルムと前記と同様にして貼合
せてラミネートフイルムを製造した。ラミネートフイル
ム製造後、40℃で48時間エージングした後、断裁し
たところ、ラミネートフイルム表面は平滑であった。上
記の2液を40℃にて混合し、この混合物をこの温度で
エージングしながら測定した経時粘度変化の結果を表1
及び図1に示す。
【0036】実施例2 ジフェニルメタンジイソシアネート100重量部を60
℃に加熱し、数平均分子量が約400のポリプロピレン
グリコール320重量部を滴下しながら3時間反応さ
せ、数分子量約1,100、Mw/Mnが2.0のポリ
エーテル型ポリウレタンポリオールを得た。次に、この
ポリエーテル型ポリウレタンポリオール300重量部
に、3官能ポリイソシアネート化合物(日本ポリウレタ
ン工業製:コロネートHX)100重量部を混合して6
0℃に加温し、混合物を無溶剤ロールコータにて第1フ
イルム基材である前記のPETフイルムに塗布量2.0
g/m2となるようにコーティングし、コーティング面
を第2フイルム基材である前記のVMCPPフイルムと
前記と同様にして貼合せてラミネートフイルムを製造し
た。ラミネートフイルム製造後、40℃で48時間エー
ジングした後、断裁したところ、ラミネートフイルム表
面は平滑であった。上記の2液を40℃にて混合し、混
合物をこの温度でエージングしながら測定した経時粘度
変化の結果を表1及び図1に示す。
【0037】
【表1】 (注)−:高粘度のため測定不可能
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、経時による粘度上昇が
抑制され、接着力に優れ、フイルム貼合せ後の外観が良
好な、食品、その他の用途に使用される各種ラミネート
フイルムの製造に好適な無溶剤2液硬化型接着剤が提供
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例及び比較例の接着剤の経時粘度変化を
示す図。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水酸基含有化合物を含む主剤と、イソシ
    アネート基含有化合物を含む硬化剤とからなり、上記の
    2剤を混合した直後の粘度が40℃で100cps〜2
    0,000cpsであり、且つ40℃で1時間放置後の
    粘度上昇率が0〜1,000%であることを特徴とする
    無溶剤2液硬化型接着剤組成物。
  2. 【請求項2】 水酸基含有化合物が、ポリエステルポリ
    オール、ポリエーテルポリオール、ポリエーテルエステ
    ルポリオール及びポリウレタンポリオールからなる群か
    ら選択される少なくとも一種のポリマーポリオールであ
    る請求項1に記載の接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 水酸基含有化合物の数平均分子量が、5
    00〜10,000である請求項1又は2に記載の接着
    剤組成物。
  4. 【請求項4】 水酸基含有化合物の分子量分布(重量平
    均分子量Mw/数平均分子量Mn)が、1.2〜3.0
    である請求項1〜3のいずれか1項に記載の接着剤組成
    物。
  5. 【請求項5】 イソシアネート基含有化合物が、脂肪族
    系イソシアネート化合物を用いたポリウレタンポリイソ
    シアネートである請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    接着剤組成物。
  6. 【請求項6】 イソシアネート基含有化合物が、トリア
    ジン骨格を有する3官能以上のポリイソシアネート化合
    物である請求項1〜5のいずれか1項に記載の接着剤組
    成物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項に記載の接
    着剤組成物を用いて複数のフイルム貼合せてなることを
    特徴とするラミネートフイルム。
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