JPH11172247A - 土壌改良材 - Google Patents
土壌改良材Info
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- JPH11172247A JPH11172247A JP34662697A JP34662697A JPH11172247A JP H11172247 A JPH11172247 A JP H11172247A JP 34662697 A JP34662697 A JP 34662697A JP 34662697 A JP34662697 A JP 34662697A JP H11172247 A JPH11172247 A JP H11172247A
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- JP
- Japan
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- ash
- boiler
- mixture
- pfbc
- coal
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Landscapes
- Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 石炭火力発電所、とくに加圧流動床燃焼発電
方式を稼働した結果生じた、従来そのほとんどが廃棄さ
れていたPFBC灰を有効利用すること。 【解決手段】 次に定義されるPFBC灰を有効成分と
する土壌改良材。PFBC灰:加圧したボイラ2内に石
炭と石灰石との混合体を導入し、前記混合体を流動化さ
せ且つ燃焼させるステップを有する加圧流動床燃焼発電
方式を稼働させた際、燃焼ガスとともに前記ボイラ2の
上部に向かって飛散する灰を捕集し、これにより得られ
た灰をPFBC灰と定義する。
方式を稼働した結果生じた、従来そのほとんどが廃棄さ
れていたPFBC灰を有効利用すること。 【解決手段】 次に定義されるPFBC灰を有効成分と
する土壌改良材。PFBC灰:加圧したボイラ2内に石
炭と石灰石との混合体を導入し、前記混合体を流動化さ
せ且つ燃焼させるステップを有する加圧流動床燃焼発電
方式を稼働させた際、燃焼ガスとともに前記ボイラ2の
上部に向かって飛散する灰を捕集し、これにより得られ
た灰をPFBC灰と定義する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、土壌改良材に関す
るものであり、さらに詳しくは本発明は、従来、用途が
見いだされず廃棄されていた火力発電所からの灰を有効
利用した土壌改良材に関するものである。
るものであり、さらに詳しくは本発明は、従来、用途が
見いだされず廃棄されていた火力発電所からの灰を有効
利用した土壌改良材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の地球環境保護意識の高まりから、
従来その用途が見いだされず廃棄されていた物質を再利
用しようとする動きが活発になってきている。
従来その用途が見いだされず廃棄されていた物質を再利
用しようとする動きが活発になってきている。
【0003】石炭火力発電所から排出される石炭灰もこ
のような廃棄物の一つであるが、従来は例えばフライア
ッシュとしてコンクリート組成物の混和材料として数%
混和して使用されるか、直接埋立地の埋め立てに用いら
れている程度で、有効に再利用されているとは言い難
い。
のような廃棄物の一つであるが、従来は例えばフライア
ッシュとしてコンクリート組成物の混和材料として数%
混和して使用されるか、直接埋立地の埋め立てに用いら
れている程度で、有効に再利用されているとは言い難
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、石炭火力発電所、とくに加圧流動床燃焼発電方式
を稼働した結果生じる石炭灰を大量に有効利用すること
である。
的は、石炭火力発電所、とくに加圧流動床燃焼発電方式
を稼働した結果生じる石炭灰を大量に有効利用すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、加圧流動
床燃焼発電方式を採用した石炭火力発電所から排出され
た石炭灰が、意外にも土壌改良材として非常に有用であ
ることを見いだし、本発明を完成することができた。す
なわち本発明は、下記に定義されるPFBC灰を有効成
分とする土壌改良材を提供するものである。PFBC
灰:加圧したボイラ内に石炭と石灰石との混合体を導入
し、前記混合体を流動層化させ且つ燃焼させるステップ
を有する加圧流動床燃焼発電方式を稼働させた際、燃焼
ガスとともに前記ボイラの上部に向かって飛散する灰を
捕集し、これにより得られた灰をPFBC灰と定義す
る。
床燃焼発電方式を採用した石炭火力発電所から排出され
た石炭灰が、意外にも土壌改良材として非常に有用であ
ることを見いだし、本発明を完成することができた。す
なわち本発明は、下記に定義されるPFBC灰を有効成
分とする土壌改良材を提供するものである。PFBC
灰:加圧したボイラ内に石炭と石灰石との混合体を導入
し、前記混合体を流動層化させ且つ燃焼させるステップ
を有する加圧流動床燃焼発電方式を稼働させた際、燃焼
ガスとともに前記ボイラの上部に向かって飛散する灰を
捕集し、これにより得られた灰をPFBC灰と定義す
る。
【0006】また本発明は、PFBC灰が、とくに下記
の灰である前記の土壌改良材を提供するものである。加
圧したボイラ内に石炭と石灰石との混合体を導入し、前
記混合体を流動層化させ且つ燃焼させるステップを有す
る加圧流動床燃焼発電方式を稼働させた際、燃焼ガスと
ともに前記ボイラの上部に向かって飛散する灰を、平均
粒径10〜40μmとなるように捕集した灰。
の灰である前記の土壌改良材を提供するものである。加
圧したボイラ内に石炭と石灰石との混合体を導入し、前
記混合体を流動層化させ且つ燃焼させるステップを有す
る加圧流動床燃焼発電方式を稼働させた際、燃焼ガスと
ともに前記ボイラの上部に向かって飛散する灰を、平均
粒径10〜40μmとなるように捕集した灰。
【0007】さらに本発明は、PFBC灰のブレーン比
表面積が1000cm2/g以上である前記の土壌改良材を
提供するものである。
表面積が1000cm2/g以上である前記の土壌改良材を
提供するものである。
【0008】さらにまた本発明は、石炭と石灰石との混
合体の燃焼温度が、700〜950℃である前記の土壌
改良材を提供するものである。
合体の燃焼温度が、700〜950℃である前記の土壌
改良材を提供するものである。
【0009】また本発明は、ボイラ内の圧力が4〜18
kg/m2である前記の土壌改良材を提供するものである。
kg/m2である前記の土壌改良材を提供するものである。
【0010】さらに本発明は、ボイラ排ガス内の酸素濃
度が1.5〜8.0%である前記の土壌改良材を提供す
るものである。
度が1.5〜8.0%である前記の土壌改良材を提供す
るものである。
【0011】さらにまた本発明は、下記に定義されるB
M灰をさらに含有してなる前記の土壌改良材を提供する
ものである。 BM灰:加圧したボイラ内に石炭と石灰石との混合体を
導入し、前記混合体を流動層化させ且つ燃焼させるステ
ップを有する加圧流動床燃焼発電方式を稼働させた際、
燃焼ガスとともに前記ボイラの上部に向かって飛散せ
ず、前記ボイラの底部から収集可能な灰をBM灰と定義
する。
M灰をさらに含有してなる前記の土壌改良材を提供する
ものである。 BM灰:加圧したボイラ内に石炭と石灰石との混合体を
導入し、前記混合体を流動層化させ且つ燃焼させるステ
ップを有する加圧流動床燃焼発電方式を稼働させた際、
燃焼ガスとともに前記ボイラの上部に向かって飛散せ
ず、前記ボイラの底部から収集可能な灰をBM灰と定義
する。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明は、加圧流動床燃焼発電方
式を採用した石炭火力発電所から排出されたPFBC灰
(PFBCとはPressurized Fluidized Bed Combustion
の略号である)を使用する。加圧流動床燃焼発電方式
は、加圧したボイラ内に石炭と石灰石との混合体を導入
し、該混合体を流動層化させて燃焼させるステップを備
えている発電方式である。なお、燃焼により発生した熱
は流動床内伝熱管により蒸気として回収し蒸気タービン
発電機を駆動し、一方、まだ充分に圧力および温度の高
いボイラからの排ガスは、集じん装置により脱じんされ
たのち、ガスタービン発電機を駆動させる。この方式
は、日本国内や諸外国で、実施あるいは試験されてお
り、すでに知られているものである。
式を採用した石炭火力発電所から排出されたPFBC灰
(PFBCとはPressurized Fluidized Bed Combustion
の略号である)を使用する。加圧流動床燃焼発電方式
は、加圧したボイラ内に石炭と石灰石との混合体を導入
し、該混合体を流動層化させて燃焼させるステップを備
えている発電方式である。なお、燃焼により発生した熱
は流動床内伝熱管により蒸気として回収し蒸気タービン
発電機を駆動し、一方、まだ充分に圧力および温度の高
いボイラからの排ガスは、集じん装置により脱じんされ
たのち、ガスタービン発電機を駆動させる。この方式
は、日本国内や諸外国で、実施あるいは試験されてお
り、すでに知られているものである。
【0013】加圧流動床燃焼発電方式について、さらに
図1を参照して説明する。図1は加圧流動床燃焼発電方
式を説明するための図である。加圧流動床燃焼発電方式
では、圧力容器1内に流動床ボイラ2、集じん装置(サ
イクロン)3が設けられている。圧力容器1内は、加圧
空気の導入により加圧状態となっている。まず、石炭お
よび石灰石が流動床ボイラ2に導入される。流動床ボイ
ラ2内も加圧されて酸素密度が増加した状態になってい
る。石炭および石灰石の燃焼により生じた燃焼ガスは、
流動床ボイラ2を上昇し、集じん装置3を通過し、ここ
でPFBC灰が捕集され排出口4から排出される。さら
に集じん装置3を通過した燃焼ガスは、圧力容器1の外
部に進み、高性能脱じん装置5を通過し、ここでもPF
BC灰が捕集され排出口6から排出される。PFBC灰
が除去された燃焼ガスは、ガスタービンを駆動させ、脱
硝されたのち大気中に排出される。本発明ではこのよう
にして得られたPFBC灰を利用するものである。
図1を参照して説明する。図1は加圧流動床燃焼発電方
式を説明するための図である。加圧流動床燃焼発電方式
では、圧力容器1内に流動床ボイラ2、集じん装置(サ
イクロン)3が設けられている。圧力容器1内は、加圧
空気の導入により加圧状態となっている。まず、石炭お
よび石灰石が流動床ボイラ2に導入される。流動床ボイ
ラ2内も加圧されて酸素密度が増加した状態になってい
る。石炭および石灰石の燃焼により生じた燃焼ガスは、
流動床ボイラ2を上昇し、集じん装置3を通過し、ここ
でPFBC灰が捕集され排出口4から排出される。さら
に集じん装置3を通過した燃焼ガスは、圧力容器1の外
部に進み、高性能脱じん装置5を通過し、ここでもPF
BC灰が捕集され排出口6から排出される。PFBC灰
が除去された燃焼ガスは、ガスタービンを駆動させ、脱
硝されたのち大気中に排出される。本発明ではこのよう
にして得られたPFBC灰を利用するものである。
【0014】また図2は加圧流動床燃焼発電方式の別の
態様を説明するための図である。圧力容器1および流動
床ボイラ2の構成および条件は、図1の態様と同じであ
る。図2では、石炭および石灰石の燃焼により生じた燃
焼ガスは、流動床ボイラ2を上昇し、集じん装置3を通
過し、ここで1次サイクロン灰が捕集される。この1次
サイクロン灰は上記のようにPFBC灰として利用で
き、その平均粒径は、10〜40μmである(例えば平
均粒径45μmとは45μmのフィルタ通過分が50%以
上をいう)。続いて集じん装置3を通過した燃焼ガス
は、さらに別の集じん装置30を通過し、ここで2次サ
イクロン灰が捕集される(平均粒径は2〜3μmであ
る)。次に燃焼ガスは、圧力容器1の外部に進み、ガス
タービンを駆動させ、脱硝されたのち大気中に排出され
る。図2の態様においては、高性能脱じん装置5は存在
しない。なお、本発明では2次サイクロン灰もPFBC
灰として利用できるが、捕集量が少ないため、PFBC
灰を大量に土壌改良材として使用するといった観点から
は、1次サイクロン灰を主体としての使用が好ましい。
態様を説明するための図である。圧力容器1および流動
床ボイラ2の構成および条件は、図1の態様と同じであ
る。図2では、石炭および石灰石の燃焼により生じた燃
焼ガスは、流動床ボイラ2を上昇し、集じん装置3を通
過し、ここで1次サイクロン灰が捕集される。この1次
サイクロン灰は上記のようにPFBC灰として利用で
き、その平均粒径は、10〜40μmである(例えば平
均粒径45μmとは45μmのフィルタ通過分が50%以
上をいう)。続いて集じん装置3を通過した燃焼ガス
は、さらに別の集じん装置30を通過し、ここで2次サ
イクロン灰が捕集される(平均粒径は2〜3μmであ
る)。次に燃焼ガスは、圧力容器1の外部に進み、ガス
タービンを駆動させ、脱硝されたのち大気中に排出され
る。図2の態様においては、高性能脱じん装置5は存在
しない。なお、本発明では2次サイクロン灰もPFBC
灰として利用できるが、捕集量が少ないため、PFBC
灰を大量に土壌改良材として使用するといった観点から
は、1次サイクロン灰を主体としての使用が好ましい。
【0015】図3は、加圧流動床燃焼発電方式のさらに
別の態様を説明するための図である。圧力容器1および
流動床ボイラ2の構成および条件は、図1の態様と同じ
である。図3では、石炭および石灰石の燃焼により生じ
た燃焼ガスは、流動床ボイラ2を上昇し、灰循環装置3
1(循環型サイクロン)を通過する。循環型サイクロン
で捕集された灰分は、再度流動床ボイラ2に戻される。
燃焼ガスとともに循環型サイクロンを通過した灰は、高
性能脱じん装置5を通過し、ここでPFBC灰が捕集さ
れ排出口6から排出される。PFBC灰が除去された燃
焼ガスは、ガスタービンを駆動させ、脱硝されたのち大
気中に排出される。図3の態様により得られたPFBC
灰の平均粒径は、例えば10〜30μmである。
別の態様を説明するための図である。圧力容器1および
流動床ボイラ2の構成および条件は、図1の態様と同じ
である。図3では、石炭および石灰石の燃焼により生じ
た燃焼ガスは、流動床ボイラ2を上昇し、灰循環装置3
1(循環型サイクロン)を通過する。循環型サイクロン
で捕集された灰分は、再度流動床ボイラ2に戻される。
燃焼ガスとともに循環型サイクロンを通過した灰は、高
性能脱じん装置5を通過し、ここでPFBC灰が捕集さ
れ排出口6から排出される。PFBC灰が除去された燃
焼ガスは、ガスタービンを駆動させ、脱硝されたのち大
気中に排出される。図3の態様により得られたPFBC
灰の平均粒径は、例えば10〜30μmである。
【0016】なお、流動床ボイラ2の底部からは、飛散
しない灰(以下、BM灰という)が排出される。PFB
C灰とBM灰の違いは、前者が燃焼ガスとともに飛散し
て上昇し流動床ボイラ外部に進むものであるのに対し、
後者が燃焼ガスとともに飛散せずに流動床ボイラの底部
から取り出し可能であることにある。BM灰が流動床ボ
イラの底部から取り出し可能であるのは、BM灰がおよ
そ300μm以上の粒子であり、且つ平均粒径が1mm程
度にも及ぶためと考えられる。
しない灰(以下、BM灰という)が排出される。PFB
C灰とBM灰の違いは、前者が燃焼ガスとともに飛散し
て上昇し流動床ボイラ外部に進むものであるのに対し、
後者が燃焼ガスとともに飛散せずに流動床ボイラの底部
から取り出し可能であることにある。BM灰が流動床ボ
イラの底部から取り出し可能であるのは、BM灰がおよ
そ300μm以上の粒子であり、且つ平均粒径が1mm程
度にも及ぶためと考えられる。
【0017】加圧流動床燃焼発電方式は、上記のように
流動床ボイラ2を加圧し、しかも石炭および石灰石を流
動層化させているため、微粉石炭を空気と一緒に炉内に
吹き込み大気圧下で燃焼させる従来型微粉炭焚発電方式
に比べ、燃焼温度を低くすることができるということに
特徴を有している。したがって、排出されるPFBC灰
の性質も従来のものとは顕著に異なり、PFBC灰自体
に水硬性を有し、とくに土壌改良材に導入した場合は、
PFBC灰を大量に使用することができる。
流動床ボイラ2を加圧し、しかも石炭および石灰石を流
動層化させているため、微粉石炭を空気と一緒に炉内に
吹き込み大気圧下で燃焼させる従来型微粉炭焚発電方式
に比べ、燃焼温度を低くすることができるということに
特徴を有している。したがって、排出されるPFBC灰
の性質も従来のものとは顕著に異なり、PFBC灰自体
に水硬性を有し、とくに土壌改良材に導入した場合は、
PFBC灰を大量に使用することができる。
【0018】本発明に好適なPFBC灰を得るために
は、流動床ボイラ2内の圧力を4〜18kg/m2、好まし
くは5〜15kg/m2に設定するのがよい。また、流動床
ボイラ2内の燃焼温度は700〜950℃、好ましくは
830〜880℃がよい。さらに石炭および石灰石の燃
焼により生じた燃焼ガスの酸素濃度は1.5〜8.0
%、好ましくは2.5〜7.0%がよい。
は、流動床ボイラ2内の圧力を4〜18kg/m2、好まし
くは5〜15kg/m2に設定するのがよい。また、流動床
ボイラ2内の燃焼温度は700〜950℃、好ましくは
830〜880℃がよい。さらに石炭および石灰石の燃
焼により生じた燃焼ガスの酸素濃度は1.5〜8.0
%、好ましくは2.5〜7.0%がよい。
【0019】石炭および石灰石の燃焼において、両者の
燃焼比率は本発明ではとくに制限するものではないが、
例えば重量比で50:1〜50:7である。石炭および
石灰石の粒度は、例えば6mm以下、好ましくは5mm以下
がよい。
燃焼比率は本発明ではとくに制限するものではないが、
例えば重量比で50:1〜50:7である。石炭および
石灰石の粒度は、例えば6mm以下、好ましくは5mm以下
がよい。
【0020】PFBC灰のサイズは、その最大寸法が3
00μm、好ましくは250μm、さらに好ましくはPF
BC灰のサイズの範囲が10〜250μmであるのがよ
い。PFBC灰は、従来から知られるサイクロンやセラ
ミックチューブフィルタで捕集することができる。
00μm、好ましくは250μm、さらに好ましくはPF
BC灰のサイズの範囲が10〜250μmであるのがよ
い。PFBC灰は、従来から知られるサイクロンやセラ
ミックチューブフィルタで捕集することができる。
【0021】このようにして得られるPFBC灰は、不
定形であり、灰の比表面積が非常に増大している。例え
ばブレーン比表面積は、1000cm2/g以上(好ましい
ブレーン比表面積は、2000〜10000cm2/g)に
もなる。
定形であり、灰の比表面積が非常に増大している。例え
ばブレーン比表面積は、1000cm2/g以上(好ましい
ブレーン比表面積は、2000〜10000cm2/g)に
もなる。
【0022】従来の土壌改良材は、例えばセメントが多
用されていたが、本発明においては、PFBC灰をセメ
ントの代替材料として使用することができる。本発明の
土壌改良材は、PFBC灰を有効成分とするものである
が、その配合量は、土壌改良材全体に対し、5〜100
重量%である。本発明の土壌改良材は、PFBC灰を配
合すること以外は、従来の土壌改良材と同じ配合を採用
することができる。すなわち、本発明の土壌改良材は、
各種混和材(剤)を必要に応じて使用することもでき
る。また所望により従来の土壌改良材に使用されている
セメントも配合可能である。
用されていたが、本発明においては、PFBC灰をセメ
ントの代替材料として使用することができる。本発明の
土壌改良材は、PFBC灰を有効成分とするものである
が、その配合量は、土壌改良材全体に対し、5〜100
重量%である。本発明の土壌改良材は、PFBC灰を配
合すること以外は、従来の土壌改良材と同じ配合を採用
することができる。すなわち、本発明の土壌改良材は、
各種混和材(剤)を必要に応じて使用することもでき
る。また所望により従来の土壌改良材に使用されている
セメントも配合可能である。
【0023】また、上記のBM灰も本発明の土壌改良材
に使用することができる。BM灰も従来は廃棄されてい
たものであるので、土壌改良材に使用すれば、環境上有
利である。BM灰の配合割合は、土壌改良材に対して0
〜30重量%である。
に使用することができる。BM灰も従来は廃棄されてい
たものであるので、土壌改良材に使用すれば、環境上有
利である。BM灰の配合割合は、土壌改良材に対して0
〜30重量%である。
【0024】本発明の土壌改良材の施工は、従来のそれ
ととくに異なる点はない。例えば、盛土の改良、軟弱地
盤の強化、陸上または海上の深層処理等を目的に用いる
ことができ、施工の方法もとくに制限されず、例えばス
ラリーミックス工法、サンドマット工法、拘束工法、置
換工法、バイブロフローテーション工法、プレローディ
ング工法、真空工法等を適用することができる。本発明
の土壌改良材の土壌への使用量は、改良対象となる土壌
1m3に対し、土壌改良材を50〜500kg程度混和する
ことができる。なお、前記の混和量は、適用する土壌の
状態に応じて適宜変更できることは言うまでもない。
ととくに異なる点はない。例えば、盛土の改良、軟弱地
盤の強化、陸上または海上の深層処理等を目的に用いる
ことができ、施工の方法もとくに制限されず、例えばス
ラリーミックス工法、サンドマット工法、拘束工法、置
換工法、バイブロフローテーション工法、プレローディ
ング工法、真空工法等を適用することができる。本発明
の土壌改良材の土壌への使用量は、改良対象となる土壌
1m3に対し、土壌改良材を50〜500kg程度混和する
ことができる。なお、前記の混和量は、適用する土壌の
状態に応じて適宜変更できることは言うまでもない。
【0025】
【作用】PFBC灰がなぜ土壌改良材として、とくに従
来の土壌改良材中のセメントの代替になり得るのか、現
時点では明らかにされなかったが、本発明者らは次のよ
うに考えている。PFBC灰はセメントと異なり次のよ
うな特徴を有する。 PFBC灰は、加圧下にあるため、焼成過程におい
て残存CaOはほとんどCaCO3の形態に再炭酸化さ
れている。そのため、水と接触した場合の硬化が緩慢に
行われ、発熱が少なくハンドリング性に優れたものとな
る。 PFBC灰はCa成分、Si成分およびAl成分が
結合していること。従来のフライアッシュ等のSi成分
およびAl成分は、セメント中のCa成分と固相で結合
するため親和性に乏しかったが、PFBC灰はCa成
分、Si成分およびAl成分がすでに焼成結合した状態
にあるため、セメントの主成分であるエーライト、ビー
ライト、アルミネート相、フェライト相および石膏と同
等なものになっている。したがってセメントとの親和性
に優れ、セメントの代替材となり得る。 PFBC灰が不定形であり、灰の比表面積が非常に
増大していること。微粉石炭を空気と一緒に炉内に吹き
込み大気圧下で燃焼させる従来型微粉炭焚発電方式は、
石炭を1400〜1500℃という高温で燃焼するため
灰粒子の形状が球形になるが、本発明のPFBC灰の粒
子形状は、不定形であり比表面積が非常に増大してい
る。比表面積の増大は土壌改良材としての強度発現に寄
与する。PFBC灰の粒子形状が不定形になる理由は、
石炭および石灰石を、酸素密度が増加した状態で、しか
も比較的低温で流動化させて燃焼しているからと思われ
る。
来の土壌改良材中のセメントの代替になり得るのか、現
時点では明らかにされなかったが、本発明者らは次のよ
うに考えている。PFBC灰はセメントと異なり次のよ
うな特徴を有する。 PFBC灰は、加圧下にあるため、焼成過程におい
て残存CaOはほとんどCaCO3の形態に再炭酸化さ
れている。そのため、水と接触した場合の硬化が緩慢に
行われ、発熱が少なくハンドリング性に優れたものとな
る。 PFBC灰はCa成分、Si成分およびAl成分が
結合していること。従来のフライアッシュ等のSi成分
およびAl成分は、セメント中のCa成分と固相で結合
するため親和性に乏しかったが、PFBC灰はCa成
分、Si成分およびAl成分がすでに焼成結合した状態
にあるため、セメントの主成分であるエーライト、ビー
ライト、アルミネート相、フェライト相および石膏と同
等なものになっている。したがってセメントとの親和性
に優れ、セメントの代替材となり得る。 PFBC灰が不定形であり、灰の比表面積が非常に
増大していること。微粉石炭を空気と一緒に炉内に吹き
込み大気圧下で燃焼させる従来型微粉炭焚発電方式は、
石炭を1400〜1500℃という高温で燃焼するため
灰粒子の形状が球形になるが、本発明のPFBC灰の粒
子形状は、不定形であり比表面積が非常に増大してい
る。比表面積の増大は土壌改良材としての強度発現に寄
与する。PFBC灰の粒子形状が不定形になる理由は、
石炭および石灰石を、酸素密度が増加した状態で、しか
も比較的低温で流動化させて燃焼しているからと思われ
る。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに説明す
る。本発明の実施例で使用したPFBC灰は、図1に概
略的に示される装置により得られたものである。具体的
条件を以下に示す。 使用ボイラ: 電源開発株式会社若松総合事業所加圧流
動床燃焼発電方式ボイラ 電気出力: 7万1千キロワット ボイラ内圧力: 6〜10kg/m2 ボイラ内燃焼温度: 830〜860℃ 石炭および石灰石の燃焼比率(重量比): 25:1 石炭および石灰石の粒度: 石炭6mm以下、石灰石5mm
以下 燃焼ガス酸素濃度: 2.5〜6.7%
る。本発明の実施例で使用したPFBC灰は、図1に概
略的に示される装置により得られたものである。具体的
条件を以下に示す。 使用ボイラ: 電源開発株式会社若松総合事業所加圧流
動床燃焼発電方式ボイラ 電気出力: 7万1千キロワット ボイラ内圧力: 6〜10kg/m2 ボイラ内燃焼温度: 830〜860℃ 石炭および石灰石の燃焼比率(重量比): 25:1 石炭および石灰石の粒度: 石炭6mm以下、石灰石5mm
以下 燃焼ガス酸素濃度: 2.5〜6.7%
【0027】PFBC灰は、サイクロン(集じん装置)
およびセラミックチューブフィルタ(高性能脱じん装
置)で捕集された。得られたPFBC灰のサイズは、そ
の平均粒径が20〜30μmであった。また得られたP
FBC灰を電子顕微鏡で観察したところ、その形状が不
定形であることが確認された。
およびセラミックチューブフィルタ(高性能脱じん装
置)で捕集された。得られたPFBC灰のサイズは、そ
の平均粒径が20〜30μmであった。また得られたP
FBC灰を電子顕微鏡で観察したところ、その形状が不
定形であることが確認された。
【0028】(実施例1)PFBC灰を用いて、排水汚
泥の土質改良試験を行った。試験に用いた汚泥は脱水ケ
ーキであるが、通常の軟弱地盤より保水性が高く、地盤
改良上、最も困難な成分の一つである。本試料にPFB
C灰を5%〜25%の範囲で添加し混練し、7日間気乾
を行った後の含水率を表1に示す。
泥の土質改良試験を行った。試験に用いた汚泥は脱水ケ
ーキであるが、通常の軟弱地盤より保水性が高く、地盤
改良上、最も困難な成分の一つである。本試料にPFB
C灰を5%〜25%の範囲で添加し混練し、7日間気乾
を行った後の含水率を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】表1の結果から、PFBC灰15%程度の
添加で35%の水分が乾燥され、このことから、PFB
C灰は土質改良効果に極めて有効であることが分かる。
添加で35%の水分が乾燥され、このことから、PFB
C灰は土質改良効果に極めて有効であることが分かる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、石炭火力発電所、とく
に加圧流動床燃焼発電方式を稼働した結果生じるPFB
C灰が、土壌改良材として使用可能であることが見いだ
され、従来そのほとんどが廃棄されていたPFBC灰を
有効利用することができる。
に加圧流動床燃焼発電方式を稼働した結果生じるPFB
C灰が、土壌改良材として使用可能であることが見いだ
され、従来そのほとんどが廃棄されていたPFBC灰を
有効利用することができる。
【図1】加圧流動床燃焼発電方式を説明するための図で
ある。
ある。
【図2】加圧流動床燃焼発電方式の別の態様を説明する
ための図である。
ための図である。
【図3】加圧流動床燃焼発電方式の別の態様を説明する
ための図である。
ための図である。
1 圧力容器 2 流動床ボイラ 3,30 集じん装置 4,6 排出口 5 高性能脱じん装置 31 灰循環装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 孝 福岡県北九州市若松区柳崎町1番 電源開 発株式会社若松総合事業所内 (72)発明者 阿部 力也 福岡県北九州市若松区柳崎町1番 電源開 発株式会社若松総合事業所内 (72)発明者 若宮 幸一 福岡県北九州市若松区浜町一丁目19番9号 中央興産発株式会社内 (72)発明者 鍋島 隆治 福岡県北九州市八幡西区夕原町10番5号 株式会社鍋島興産内
Claims (9)
- 【請求項1】 下記に定義されるPFBC灰を有効成分
とする土壌改良材。PFBC灰:加圧したボイラ内に石
炭と石灰石との混合体を導入し、前記混合体を流動層化
させ且つ燃焼させるステップを有する加圧流動床燃焼発
電方式を稼働させた際、燃焼ガスとともに前記ボイラの
上部に向かって飛散する灰を捕集し、これにより得られ
た灰をPFBC灰と定義する。 - 【請求項2】 PFBC灰が、とくに下記の灰である請
求項1に記載の土壌改良材。加圧したボイラ内に石炭と
石灰石との混合体を導入し、前記混合体を流動層化させ
且つ燃焼させるステップを有する加圧流動床燃焼発電方
式を稼働させた際、燃焼ガスとともに前記ボイラの上部
に向かって飛散する灰を、平均粒径10〜40μmとな
るように捕集した灰。 - 【請求項3】 PFBC灰のブレーン比表面積が100
0cm2/g以上である請求項1に記載の土壌改良材。 - 【請求項4】 石炭と石灰石との混合体の燃焼温度が、
700〜950℃である請求項1または2に記載の土壌
改良材。 - 【請求項5】 ボイラ内の圧力が4〜18kg/m2である
請求項1または2に記載の土壌改良材。 - 【請求項6】 ボイラ排ガス内の酸素濃度が1.5〜
8.0%である請求項1または2に記載の土壌改良材。 - 【請求項7】 各種混和材(剤)をさらに含む請求項1
または2に記載の土壌改良材。 - 【請求項8】 下記に定義されるBM灰をさらに含有し
てなる請求項1ないし7のいずれか1項に記載の土壌改
良材。BM灰:加圧したボイラ内に石炭と石灰石との混
合体を導入し、前記混合体を流動層化させ且つ燃焼させ
るステップを有する加圧流動床燃焼発電方式を稼働させ
た際、燃焼ガスとともに前記ボイラの上部に向かって飛
散せず、前記ボイラの底部から収集可能な灰をBM灰と
定義する。 - 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1項に記載
の土壌改良材を、対象となる土壌に適用することを特徴
とする土壌改良方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34662697A JPH11172247A (ja) | 1997-12-16 | 1997-12-16 | 土壌改良材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34662697A JPH11172247A (ja) | 1997-12-16 | 1997-12-16 | 土壌改良材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11172247A true JPH11172247A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18384723
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34662697A Pending JPH11172247A (ja) | 1997-12-16 | 1997-12-16 | 土壌改良材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11172247A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006282866A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 土壌改良材、土壌改良方法、および土壌改良された基礎地盤を利用した構造物 |
| CN106939592A (zh) * | 2017-03-16 | 2017-07-11 | 神华集团有限责任公司 | 火力发电厂贮灰场灭尘方法 |
-
1997
- 1997-12-16 JP JP34662697A patent/JPH11172247A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006282866A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 土壌改良材、土壌改良方法、および土壌改良された基礎地盤を利用した構造物 |
| CN106939592A (zh) * | 2017-03-16 | 2017-07-11 | 神华集团有限责任公司 | 火力发电厂贮灰场灭尘方法 |
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