JPH1117261A - 損失補償光セレクタおよび光ネットワーク - Google Patents

損失補償光セレクタおよび光ネットワーク

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JPH1117261A
JPH1117261A JP9169919A JP16991997A JPH1117261A JP H1117261 A JPH1117261 A JP H1117261A JP 9169919 A JP9169919 A JP 9169919A JP 16991997 A JP16991997 A JP 16991997A JP H1117261 A JPH1117261 A JP H1117261A
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optical
selector
loss
transmission
signal
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JP9169919A
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Tatsuro Kanetake
達郎 金武
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光セレクタより下流側の光伝送路に敷設され
た光増幅手段における光サージの発生を抑圧した損失補
償光セレクタを提供する。 【解決手段】 光伝送路における光信号の減衰を補償す
るための光増幅手段と、複数の光伝送路の中から光信号
の通過すべき伝送路を選択するための光スイッチング手
段とを備えた損失補償光セレクタに対して、光スイッチ
ングに伴う光強度の急激な増加を緩和する機能を付与す
る。 【効果】 光セレクタより下流側の光伝送路に敷設され
た光増幅手段における光サージの発生を抑圧した損失補
償光セレクタが可能とする。更に、伝送路障害に対応し
た光システム、光ネットワークの構成が簡便となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信分野で用い
られる光セレクタ及びそれを用いた光ネットワークシス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを用いた光長距離伝送技術
は、従来のマイクロウエーブによる長距離伝送技術と比
べて大幅な信号の高品質化・広帯域化を可能とした。こ
の為、光ファイバを用いた光長距離伝送技術は、基幹通
信網を含めた通信網全体に急速に適用されつつある。
【0003】光伝送技術における信号帯域の著しい広帯
域化は、通信コストの急速な低減を可能にした反面、個
々の光ファイバの担うトラヒック量を急増させた。この
ことは、逆に、光伝送路が断線した際、社会に与える影
響を甚大なものとしつつある。加えて、伝送路としての
光ファイバを長距離に渡って敷設しなければならないこ
とから、光長距離伝送技術は自然災害や道路工事等の人
災に対して本質的に脆弱である。これまで、光ファイバ
の断線事故が度々報告されていることもあって、このよ
うな光伝送路障害に対応した光通信網の確立が急務とな
っている。
【0004】そこで、こうした事態に対応すべく、個々
のノード間に複数の光伝送路を備えた光ネットワークが
提案されている。このような光ネットワークにあって
は、高価な光伝送路終端装置の数を減らすべく、光送信
機からの光信号を光分波器又は光スイッチによって複数
の光伝送路間でブリッジし、これら複数の光伝送路を伝
送してきた光信号を光受信機直前に置かれた光スイッチ
によってセレクトするような構成が採られる。例えば、
文献 "Fiber Network Service Survivability" (Wu, Ts
ong-Hu 著, 1992, Norwood, MA,USA) には、光信号を担
う光学媒体が機械的に変位することで、光信号の通過す
べき伝送路を選択するような機械式光スイッチを用いた
例が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような機械式光
スイッチは、挿入損失・漏話特性や光波長帯域の点で他
の光スイッチを凌駕している反面、光信号の立ち上がり
時間が1ミリ秒から数ミリ秒と報告されている。この光
信号の立ち上がり時間は、光伝送路の障害時、伝送路を
現用ファイバから予備ファイバに切り替えるためにシス
テムに要求される時間と比較して短いものの、現実の光
伝送システムに適応するためには以下のような問題点が
ある。
【0006】伝送路損失を補償するために中継地点に置
かれる光増幅器、例えば希土類添加ファイバ光増幅器が
光ファイバの断線事故等で無信号状態になった後、上記
1ミリ秒から数ミリ秒の立ち上がり時間を有する光信号
を入力された場合、光サージと呼ばれる強力な光パルス
を生ずる。この光サージは光増幅器、前記の例では希土
類添加ファイバ光増幅器以降の光伝送装置を破壊する事
故を起こす危険性がある。
【0007】本発明は、光伝送路における光信号の減衰
を補償するための光増幅手段と、複数の光伝送路の中か
ら光信号の通過すべき伝送路を選択するための光スイッ
チング手段とを備えた損失補償光セレクタを提供する。
特に、該光セレクタより下流側の光伝送路に敷設された
光増幅手段における光サージの発生を抑圧した損失補償
光セレクタを提供する。
【0008】また本発明は、前記損失補償光セレクタを
用いた光ネットワーク及びそのためのシステムを提供す
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を説明すれば、下記の
通りである。
【0010】(1)光伝送路における光信号の減衰を補
償するための光増幅手段と、複数の光伝送路の中から光
信号の通過すべき伝送路を選択するための光スイッチン
グ手段とを有する損失補償光セレクタであって、前記光
増幅手段の増幅の時定数が前記光スイッチング手段のス
チッチング時間より小さいものであって、光スイッチン
グに伴う光強度の増加を緩和する機能を付加した損失補
償光セレクタである。前記光増幅手段は周知のものを用
いることが出来る。また、光スイッチング手段は、機械
的光スイッチ、半導体光スイッチ、誘電体光スイッチな
ど通例の各種のものを用いることが出来る。
【0011】尚、通例、光増幅手段の増幅の時定数(τ
o)はμs―ms、スイッチング時間(τS)はns―m
sのオーダである。
【0012】(2)前記光増幅手段として、ファイバー
ラマン増幅器、共振型レーザ増幅器、注入同期型レーザ
増幅器等があるが、誘導放出可能なドープ材が添加され
た導波路やファイバ光増幅器などが実用上、簡便であり
有用である。この光増幅器は光入力信号は、入力導波路
に、所定の励起光と共に供給される。この導波路には励
起光を吸収し、その際、信号光波長における誘導放出過
程を呈するドープ材が添加されている。この誘導放出過
程によって信号光が増幅される。
【0013】(3)本願発明の代表的な例は、光伝送路
における光信号の減衰を補償するための希土類添加ファ
イバ光増幅器と、複数の光伝送路の中から光信号の通過
すべき伝送路を選択するための光スイッチとを有する損
失補償光セレクタであって、光スイッチングに伴う光強
度の急激な増加を緩和する機能を付与することによっ
て、該光セレクタより下流側の光伝送路に敷設された希
土類添加ファイバ光増幅器における光サージの発生を抑
圧するものである。
【0014】(4)前記光増幅器が励起光と信号光を用
いるものである時、複数の光伝送路の中から光信号の通
過すべき伝送路を選択するための該光スイッチによっ
て、該光増幅器のための励起光が該光信号と同じ経路を
通るように選択される損失補償光セレクタが特に有用で
ある。励起光が入射されて初めて光増幅が開始されるの
でスイッチング初期の光サージが抑制される。そして、
この場合、励起光が該光信号と同じ経路を通るように選
択することは極めて容易である。複数の光伝送路の中か
ら光信号の通過すべき伝送路を選択するための該光スイ
ッチによって、該光増幅器のための励起光全部又は一部
がが該光信号と同じ経路を通るように選択する構成とす
る。該複数の光伝送路へと繋がる各経路にそれぞれ希土
類添加ファイバなどの光活性媒体が配置され、該光スイ
ッチによって該光信号と同じ経路を通るように選択され
た該励起光によって、該光活性媒体が光増幅状態又は光
吸収状態をいずれかをとる様な構成とする。
【0015】(5)この場合、複数の光伝送路の中から
光信号の通過すべき伝送路を選択 するための該光スイ
ッチによって、該光信号と同じ経路以外の経路を通過す
る励起光を遮断することで、光信号の通過すべき伝送路
以外の伝送路に繋がった光活性媒体が光吸収状態となる
ようになすのが好ましい。
【0016】(6)上記(1)―(4)に記載した損失
補償光レクタであって、この光スイッチより該複数の光
伝送路へと繋がる各経路にそれぞれ光活性媒体が配置さ
れ、該光スイッチによって該光信号と同じ経路を通るよ
うに選択された該励起光によって、該光活性媒体が光増
幅状態又は光吸収状態のいずれかをとるのが好ましい。
光吸収状態の光活性媒体は、この伝送路に流れ込む光雑
音を吸収し、漏話特性を改善することが出来る。
【0017】(7)項目(5)の構成のより具体的構成
を述べれば、光信号の伝送方向に沿って、光信号と平行
する励起光を光信号と合波するための合波器と、それに
繋がった希土類添加ファイバ増幅器と、それに繋がった
1入力N出力の光スイッチと、そのN個の出力端にそれ
ぞれ繋がった希土類添加ファイバとを構成として含む損
失補償光セレクタである。
【0018】(8)以下に、実際の動作に則して説明す
る。該光スイッチを動作させて光信号の通過するべき伝
送路を伝送路(甲)から伝送路(乙)へ切り替える際、
励起光の全部又は一部が該光信号と同じ経路を通るよう
に選択されることで、伝送路(乙)に繋がった光活性媒
体が光吸収状態から光増幅状態へと変化する。この状態
変化の時定数が十分遅ければ、光スイッチングに伴って
伝送路(乙)に流れるようになる信号光強度の立ち上が
りが緩和され、該光セレクタより下流側の光伝送路に敷
設された光増幅手段における光サージの発生を抑圧する
ことができる。
【0019】(9)更に、上記項目(1)―(7)の損
失補償光セレクタであって、複数の光伝送路の中から光
信号の通過すべき伝送路を選択するための該光スイッチ
として、状態設定時及び切替動作時における反射減衰量
が光増幅手段による利得を上回るような光スイッチを用
いても良い。
【0020】又、特に、光信号を担う光学媒体が機械的
に変位することで光信号の通過すべき伝送路を選択する
ような光スイッチを用いることが可能である。
【0021】尚、下記の実施例では、損失補償光セレク
タが一段の例が示されているが、他段にこれを設けたシ
ステムにおいて、本願発明をもちいて、前記の光スイッ
チングに伴う光サージの抑制効果が得られることは言う
までもない。
【0022】光伝送路の障害回避のために複数の光伝送
路を備えた光ネットワークに用いられる自動プロテクシ
ョンシステムに、本発明の損失補償光セレクタを用い
て、極めて有用である。複数の光伝送路を備えた光ネッ
トワークの制御に用いられる光クロスコネクトシステム
に本発明の損失補償光セレクタを用いても勿論よい。ま
た、これらのシステムを用いて、光ネットワークを構成
することが出来る。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施例1 図1は本発明の損失補償光セレクタの一つの実施例を示
す構成図である。光伝送路101からの光信号を複数の
光伝送路103に振り分けるための光スイッチ202
と、光増幅器201とが基本構成要素である。光スイッ
チ202の制御は、外部からの切替え要求信号401に
応じてなされる。具体的には外部からの切替え要求信号
401に応じた所定の信号処理を行う制御回路301及
びこの制御信号に応ずる光スイッチ駆動回路302によ
って、光スイッチがなされる。
【0024】本実施例では、制御回路301からの信号
の一部404をタイミング回路303を介して光増幅器
駆動回路304に送ることで、光スイッチ動作中には光
増幅器の光増幅動作を停止させ、光スイッチ動作終了後
に光増幅動作を再開させている。この遅延時間は、光ス
イッチング手段のスイッチング時定数を考慮して設定す
る。こうして、光スイッチングに伴う光強度の急激な増
加を緩和する機能を付与している。
【0025】実施例2 図2は光増幅手段として誘導放出可能なドープ材が添加
された導波路を用いた損失補償光セレクタの実施例を示
した。本実施例で、誘導放出可能なドープ材が添加され
た導波路は希土類添加ファイバ(より具体的にはユーロ
ピウム添加ファイバ)を用いた。
【0026】損失補償光セレクタは、光増幅手段として
希土類添加ファイバおよびこれを励起する為のポンピン
グ手段、光スイッチ、およびスイッチングの第1および
第2の状態に対応して各々希土類添加ファイバが接続さ
れて構成される。
【0027】光スイッチ202は光伝送路101からの
光信号を複数の光伝送路1031、1032に振り分け
る。光増幅部は、光増幅器の駆動回路304、励起光発
生用の光源2011、そこで発生した励起光を伝送路に
結合させるための合波器2012と希土類添加ファイバ
2013、2014、2015とを有している。
【0028】今、図に示すように光スイッチ202が光
伝送路1031側に設定されている場合、信号光励起光
の一部と信号光とが光伝送路1031側を流れる状態と
なっている。合波器2012を通して供給されるこの励
起光によって希土類添加ファイバ2014は励起状態と
なり、光増幅媒体となっている。これに対して、励起光
が来ない光伝送路1032側の希土類添加ファイバ20
15は基底状態となり、光吸収媒体となっている。
【0029】図3に光スイッチの光スイッチング波形、
図4に従来構成の光増幅器通過後の光スイッチング波
形、図5に損失補償光セレクタを通過後の光スイッチン
グ波形を例示する。図3の如き光スイッチング波形が、
従来構成の光増幅器通過後には図4に示す如き光スイッ
チング波形となる。即ち、スイッチング時の光サージが
発生する。そして、この現象は、光増幅手段の増幅の時
定数に比べて当該光スイッチング手段のスイッチング時
間(τS)が短い時、顕著に発生する。希土類添加ファ
イバの場合、前記時定数は反転分布を形成する準位の自
然放出寿命(τa)に相当する。図5では損失補償光セ
レクタの光スイッチングの時定数が光スイッチングのス
イッチング時間(τS)より大きくなり、光サージは発
生していない。
【0030】本例の構成は2つの効果を産み出した。一
つは、光スイッチ202を光伝送路1032側に切替え
動作する際に、光スイッチの新たな設定で光伝送路10
32側を流れるようになった励起光により希土類添加フ
ァイバ2015に反転分布が形成されるまで、光増幅作
用が始まらないことである。これによって、光スイッチ
ングに伴う光強度の急激な増加を緩和することが自動的
に行われた。もう一つの効果は、光信号の流れない側の
希土類添加ファイバが光吸収媒体となっているため、こ
ちらの伝送路に漏れ込む光雑音を吸収し、漏話特性が改
善された。
【0031】実施例3 本例は自己救済型光ネットワークに本願発明の損失補償
光セレクタを適用した例を説明する。具体例を説明する
に先立って、一般的な自己救済型光ネットワークの構成
を略述する。
【0032】図6―図8に本願発明の損失補償光セレク
タを適用可能な光伝送システムの三つの例を示す。図6
は4Fiber BLSR(Bidirectional Line Switching Ring)を
説明する図である。115―118は伝送装置(ノー
ド)である。現用伝送路119―122と予備伝送路1
23―125によりリング状に接続されている。各々の
伝送装置は伝送切り替え能力を有し、これらの伝送装置
は現用伝送路よ予備伝送路は双方向に信号が伝送する。
【0033】こうした光伝送システムにおいて、現用伝
送路122で障害が発生した場合、予備伝送路126を
使用して、信号の救済を行う。また、現用伝送路122
と予備伝送路126の双方において障害が発生した場
合、リング型であるので迂回路を使用する。予備伝送路
123―125を使用して信号の救済を行う。
【0034】図7は別な自己救済を救済可能としたネッ
トワークの一例である。図示の自己救済ネットワーク
は、第1より第5の伝送装置200、201、202、
203および204を備え、これらの各伝送装置は4本
の予備伝送路によって一連鎖、即ち一本の鎖状に接続さ
れている。ここでは第1より第5の伝送装置200〜2
04をそれそれ伝送装置A、伝送装置B、伝送装置C、
伝送装置Dおよび伝送装置Eである。各々の伝送装置は
伝送路切替能力を有する。また、これらの伝送装置は現
用伝送路と予備伝送路がそれぞれ双方向に信号が伝送す
るようにされている。尚、図中、205―210は現用
伝送路、211―215は予備伝送路である。
【0035】このような構成のネットワークで、障害が
発生したとき、(1)障害の発生した伝送路と、(2)
その伝送路の重要度と、(3)発生した順序とを判断し
て、切替が行われる。
【0036】例えば、現用伝送路206において、重要
度が3である第1の障害が発生した場合、この現用伝送
路206は予備伝送路212を使用して救済される。重
要度の値が大きいほど高優先である。
【0037】また、現用伝送路209において、重要度
が1である第2の障害が発生した場合、この現用伝送路
209は予備伝送路213を使用して救済される。
【0038】図8は、リング状のネットワークを示す。
この例は、予備伝送路がリング状に接続されている。図
示の自己救済ネットワークは第1より第5の伝送装置2
00、201、202、204および205を備え、こ
れらの各伝送装置は5本の予備伝送路によってリング状
に接続されている。ここでは第1より第5の伝送装置2
00〜205をそれそれ伝送装置A、伝送装置B、伝送
装置C、伝送装置Dおよび伝送装置Eとし、現用伝送路
205、206、209、210の現用伝送路番号を1
とし、現用伝送路207、210の現用伝送路番号を2
とする。
【0039】また、現用伝送路205〜210はそれぞ
れ図に示すように接続されている。各々の伝送装置は伝
送路切替能力を有し、これらの伝送装置は現用伝送路と
予備伝送路がそれぞれ双方向に信号が伝送するようにさ
れている。
【0040】リング状ネットワークでは、障害の発生し
た現用伝送路の救済は、その現用伝送路の異状時に使用
される予備伝送路を予め定めておく方法がある。
【0041】本願発明の損失補償セレクタはこうした場
合の伝送路の切り替えに適用して好都合なものである。
【0042】これまで、一般的な自己救済型光ファイバ
・ネットワークを略述したが、次に、本願発明の損失補
償セレクタをこうしたネットワークに用いる具体的な例
を説明する。本発明が提供する光クロスコネクトシステ
ムの実施例を具体的な例である。
【0043】図9は光伝送路障害に対応するための光ク
ロスコネクトシステムの構成例である。101WU(1
…n)は光受信器につながるn本の現用伝送路、101
WD(1…n)は光送信器につながるn本の現用伝送
路、101PU(1、2)101PD(1、2)は各々
予備伝送路である。光クロスコネクトシステムは、
(1)光プリアンプ7012に直結した光受信器701
1とn本の現用光伝送路101WUとの間、(2)光ブ
ースタアンプ7022に直結した光送信器7021とn
本の現用光伝送路101WDとの間に設置される。図9
に示した801は本願発明に係わる損失補償光セレクタ
である。図にはこの損失補償光セレクタが少なくとも有
する光増幅器と光スイッチをもって示している。
【0044】この光クロスコネクトシステムによる障害
回復は、以下のようにしてなされる。
【0045】障害を起こした光伝送路に送信を行ってい
るノードについて言えば、例えば光伝送路101WDの
中の第n番伝送路に障害が発生した場合、光マトリクス
スイッチ6022を用いて、第n番光送信器を予備の光
伝送路101PDへと繋ぎ替える。障害を起こした光伝
送路から受信を行っているノードについて言えば、例え
ば光伝送路101WUの中の第n番伝送路に障害が発生
した場合、光マトリクススイッチ6021を用いて、第
n番光送信器を予備の光伝送路101PUへと繋ぎ替え
る。かくして、光信号は予備の光伝送路101PU、1
01PWを流れることとなり、障害は回復する。
【0046】上記した障害回復の例は、障害を起こした
光伝送路と並行した予備の光伝送路が存在した場合であ
る。しかし、一般的には障害を起こした光伝送路と並行
した予備の光伝送路が存在しない場合がある。その場合
には、障害を起こした光伝送路とは全く別の複雑な経路
を走る予備の光伝送路を用いて障害回復が為される。一
般的に、この予備の光伝送路は複数のノードを経由する
ため、光クロスコネクトシステムは自ノードが中継ノー
ドとなる場合に備えて、予備の光伝送路101PDと1
01PUとを結ぶことができる経路901を備える必要
がある。即ち、光クロスコネクトシステムには、(1)
自ノードが障害光伝送路の端局となっていて予備の光伝
送路を光終端装置に繋ぐ場合と、(2)自ノードが予備
の光伝送路の中継局となっていて予備の光伝送路同士を
繋ぐ場合とに備えていなければならない。この構成例で
は、本発明による損失補償光セレクタ801と経路90
1と光スイッチ601とで、上記の両方の場合の接続を
可能としている。
【0047】特に、本願発明の損失補償光セレクタ80
1を用いることで、予備の光伝送路の中継を行う際に問
題となる光伝送損失を補償することと、上記2つの場合
に応じた光路切替えとを一度に行うことができた。
【0048】尚、損失補償光セレクタ801自体の構成
は実施例2に示したものと同様である。
【0049】また、光スイッチを経由して光伝送を行う
場合に光強度の急激な立ち上がりが起こると、光プリア
ンプ7012などで光サージが発生する危険性がある
が、本発明による損失補償光セレクタ801には光スイ
ッチングに伴う光強度の急激な増加を緩和する機能があ
り、この危険性を大きく低減することが可能となった。
【0050】
【発明の効果】本発明は、下流側の光伝送路に敷設され
た光増幅手段における光サージの発生を抑圧できる損失
補償光セレクタを提供する。また、本願発明の損失補償
光セレクタを用いることで、光伝送路障害に対応した光
ネットワーク及びそのためのシステムを提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例1における損失補償光セレクタの
構成図である。
【図2】図2は実施例2における損失補償光光セレクタ
の構成図である。
【図3】図3は光スイッチの光スイッチング波形を示す
図である。
【図4】図4は従来構成の光増幅器通過後の光スイッチ
ング波形を示す図である。
【図5】図5は本願発明の損失補償光セレクタを通過後
の光スイッチング波形を示す図である。
【図6】図6は光伝送システムの一例を示す図である。
【図7】図7は光伝送システムの別な例を示す図であ
る。
【図8】図8は光伝送システムの別な例を示す図であ
る。
【図9】図9は本発明の損失補償光セレクタを用いた光
クロスコネクトシステムの構成を示す図である。
【符号の説明】
101、103、1031、1032:光伝送路、20
2:光スイッチ、201:光増幅器、2011:励起光
発生用の光源、2012:励起光を伝送路に結合させる
ための合波器、2013、2014、2015:希土類
添加ファイバ、301:制御回路、302:スイッチ駆
動回路、304:光増幅器駆動回路、101WU:n本
の現用光伝送路、101PU、101PD:予備の光伝
送路、7012:光プリアンプ、7011:光受信器、
7022:光ブースタアンプ、7021:光送信器、6
021、6022:光マトリクススイッチ、801:本
発明による損失補償光セレクタ、601:光スイッチ 115―118、200―204:ノード、119―1
22、205―210:現用伝送路、123―125、
211―215:予備伝送路、

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所望の光増幅手段と、光信号が通過すべき
    伝送路を選択するための光スイッチング手段とを少なく
    とも有し、且つ前記光増幅手段の増幅の時定数が前記光
    スイッチング手段のスイッチング時間より小さい損失補
    償光セレクタであって、光スイッチングに伴う光強度の
    急激な増加を緩和する機能を付与した損失補償光セレク
    タ。
  2. 【請求項2】誘導放出可能なドープ材が添加された導波
    路よりなる光増幅器と、光信号が通過すべき伝送路を選
    択するための光スイッチング手段とを少なくとも有し、
    且つ前記誘導放出可能なドープ材が添加された導波路よ
    りなる光増幅器の増幅の時定数が前記光スイッチング手
    段のスイッチング時間より小さい損失補償光セレクタで
    あって、前記光スイッチング手段の光スイッチングに伴
    う光強度の急激な増加を緩和する機能を付与したことを
    特徴とする損失補償光セレクタ。
  3. 【請求項3】希土類添加ファイバ光増幅器と、光信号が
    通過すべき伝送路を選択するための光スイッチング手段
    とを少なくとも有し、且つ前記希土類添加ファイバ光増
    幅器の増幅の時定数が前記光スイッチング手段のスイッ
    チング時間より小さい損失補償光セレクタであって、前
    記光スイッチング手段の光スイッチングに伴う光強度の
    急激な増加を緩和する機能を付与したことを特徴とする
    損失補償光セレクタ。
  4. 【請求項4】複数の光伝送路の中から光信号が通過すべ
    き伝送路を選択するための前記光スイッチによって、前
    記光増幅器のための励起光の少なくとも一部が該光信号
    と同じ経路を通るように選択されることを特徴とする請
    求項2―3記載の損失補償光セレクタ。
  5. 【請求項5】請求項1―4記載の損失補償光セレクタに
    おいて、当該損失補償光セレクタの複数の光伝送路へと
    繋がる各経路にそれぞれ光活性媒体が配置され、当該光
    スイッチング手段によって光信号と同じ経路を通るよう
    に選択された励起光の有無によって、当該光活性媒体が
    光増幅状態又は光吸収状態のいずれかをとることを特徴
    とする損失補償光セレクタ。
  6. 【請求項6】光信号の伝送方向に沿って、光信号と平行
    して伝送される励起光を光信号と合波するための合波器
    と、それに繋がる光増幅器と、その光増幅器に繋がった
    光スイッチング手段と、その出力端側に繋がれた光活性
    媒体とを有することを特徴とする損失補償光セレクタ。
  7. 【請求項7】光信号の伝送方向に沿って、光信号と平行
    して伝送される励起光を光信号と合波するための合波器
    と、それに繋がった希土類添加ファイバと、その希土類
    添加ファイバに繋がった1入力N出力の光スイッチと、
    そのN個の出力端にそれぞれ繋がった希土類添加ファイ
    バとを有することを特徴とする損失補償光セレクタ。
  8. 【請求項8】光信号の通過すべき伝送路を選択するため
    の該光スイッチによって、該光信号と同じ経路以外の経
    路を通過する励起光を遮断することで、光信号の通過す
    べき伝送路以外の伝送路に繋がった光活性媒体が光吸収
    状態となすことを特徴とする請求項2―7記載の損失補
    償光セレクタ。
  9. 【請求項9】光信号の通過すべき伝送路を選択するため
    の前記光スイッチとして、状態設定時及び切替動作時に
    おける反射減衰量が光増幅手段による利得を上回るよう
    な光スイッチング手段を用いることを特徴とする請求項
    2―7記載の損失補償光セレクタ。
  10. 【請求項10】光信号を担う光学媒体が機械的に変位す
    ることで光信号の通過すべき伝送路を選択する光スイッ
    チング手段を用いることを特徴とする請求項9に記載の
    損失補償光セレクタ。
  11. 【請求項11】光伝送路の障害回避のために複数の光伝
    送路を備えた光ネットワークに用いられる自動プロテク
    ションシステムであって、請求項1―10に記載の損失
    補償光セレクタを用いたことを特徴とする自動プロテク
    ションシステム。
  12. 【請求項12】複数の光伝送路を備えた光ネットワーク
    の制御に用いられる光クロスコネクト装置であって、請
    求項1―10に記載の損失補償光セレクタを用いたこと
    を特徴とする光クロスコネクトシステム。
  13. 【請求項13】請求項1―10に記載の損失補償光セレ
    クタを有することを特徴とする光ネットワーク。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005192077A (ja) * 2003-12-26 2005-07-14 Mitsubishi Electric Corp 光伝送装置
KR100628330B1 (ko) 2004-11-02 2006-09-27 한국전자통신연구원 스위칭 기능을 가진 광 트랜스폰더
JP2009213038A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Fujikura Ltd 光伝送システムとその切替方法
US8676054B2 (en) 2009-07-24 2014-03-18 Fujitsu Limited Optical transmission receiver and method for the same

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