JPH11176086A - Cdセキュリティシステム - Google Patents

Cdセキュリティシステム

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JPH11176086A
JPH11176086A JP35605697A JP35605697A JPH11176086A JP H11176086 A JPH11176086 A JP H11176086A JP 35605697 A JP35605697 A JP 35605697A JP 35605697 A JP35605697 A JP 35605697A JP H11176086 A JPH11176086 A JP H11176086A
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Hirotsugu Sato
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一枚のCD上の複数の有用データを、複数の
パスワードで管理することを可能にしたCDセキュリテ
ィシステムを実現する。 【解決手段】 CD−Rに書き込むデータを格納してい
るデバイスを複数選択する手段と、選択されたデバイス
から書き込むデータを選択する手段と、選択された情報
を基にしてCD−Rのフォーマット情報を作成する手段
と、フォーマット情報を基にしてCD−Rをフォーマッ
トする手段と、フォーマットしたCD−Rに選択された
データを書き込む手段とを具備するCD作成システムに
おいて、選択されたデータをCDに書き込む際、複数の
異なったトラックのそれぞれに、異なったボリューム情
報、異なった論理ファイル構造情報および異なったデー
タを書き込む手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、CD(CD−R
/RWディスク)にデータを書き込むCD作成システム
に係り、特に、パスワードによるデータのセキュリティ
管理を可能にしたCDセキュリティシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、CD上のデータにセキュリティを
設けようとした場合、独自のCDフォーマットあるいは
独自のハードウェアが必要であった(例えば特開平8−
7340号公報)。また、他のセキュリティの対策とし
て、書き込むデータそれ自体にスクランブル等をかける
方法も行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】先の従来の技術で述べ
たように、CDのセキュリティシステムを実現するため
には、独自のCDフォーマットあるいは独自のハードウ
ェア等を備えた専用システムを必要とする。ところが、
従来の方法では、CDのセキュリティシステムを実現す
るには、独自のCDフォーマットや独自のハードウェア
等を備えた専用システムが必要であり、汎用的に使用で
きる構成は不可能である、という問題点があった。ま
た、データそれ自体にスクランブル等の暗号化を行う場
合には、暗号化等に関する高い技術・知識を必要とする
ので、簡易的に実現できない、という問題があった。さ
らに、通常、一枚のCDには、一種類のセキュリティを
かけることだけが可能であり、複数種類のセキュリティ
をかけることはできなかった。
【0004】この発明では、これらの問題を解決し、一
枚のCD上の複数の有用データを、複数のパスワードで
管理することを可能にしたCDセキュリティシステムを
実現することを第1の課題とする(請求項1と請求項5
の発明)。また、汎用のCDフォーマットから逸脱する
ことなく、パスワードによるセキュリティ管理が施され
たCDを簡易に作成できるCDセキュリティシステムを
実現することを第2の課題とする(請求項2と請求項3
の発明)。さらに、汎用のCDフォーマットから逸脱す
ることなく、汎用CD−ROM読み取り装置等で、有用
な情報を不可視にすることができるCDを簡易に作成可
能なCDセキュリティシステムを実現することを第3の
課題とする(請求項4の発明)。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、C
D−Rに書き込むデータを格納しているデバイスを複数
選択する手段と、選択されたデバイスから書き込むデー
タを選択する手段と、選択された情報を基にしてCD−
Rのフォーマット情報を作成する手段と、フォーマット
情報を基にしてCD−Rをフォーマットする手段と、フ
ォーマットしたCD−Rに選択されたデータを書き込む
手段とを具備するCD作成システムにおいて、選択され
たデータをCDに書き込む際、複数の異なったトラック
のそれぞれに、異なったボリューム情報、異なった論理
ファイル構造情報および異なったデータを書き込む手段
を設けている。
【0006】請求項2の発明では、請求項1のCDセキ
ュリティシステムにおいて、選択されたデータを書き込
む際、複数の異なったトラックのそれぞれについてユー
ザがパスワードを入力する手段と、各トラック上のボリ
ューム情報が書き込まれるボリューム情報保持エリアの
次のセクタに該パスワードを書き込む手段とを設けてい
る。
【0007】請求項3のCDセキュリティシステムで
は、請求項1のCDセキュリティシステムにおいて、選
択されたデータを書き込む際に、複数の異なったトラッ
クのそれぞれについて、パスワードを書き込んだセクタ
の次のセクタから書き込むべきデータの論理ファイル構
造情報、および該書き込むべきデータを書き込む手段
と、ボリューム情報保持エリア内の該論理ファイル構造
情報開始セクタ保持部に、該論理ファイル構造情報保持
エリアの開始セクタ位置を書き込む手段とを設けてい
る。
【0008】請求項4のCDセキュリティシステムで
は、請求項1から請求項3のCDセキュリティシステム
において、選択されたデータを書き込む際に、複数トラ
ックの内、CD上の最初のトラック内の論理ファイル構
造情報保持エリアに、データが存在しない旨の論理ファ
イル構造情報を書き込む手段を設けている。
【0009】請求項5のCDセキュリティシステムで
は、請求項2のCDセキュリティシステムにおいて、請
求項1から請求項4のCDセキュリティシステムにより
作成されたCDを読み込む際に、パスワードを入力し、
該入力されたパスワードと一致するパスワードを含むト
ラックデータをマウントする手段を設けている。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明のCDセキュリティシス
テムについて、図を参照しながら、その実施の形態を詳
細に説明する。この発明のCDセキュリティシステム
は、セキュリティCDの作成と、セキュリティCDの読
み取りとに大別することができるので、以下に、第1の
実施の形態では、CDの作成について説明し、第2の実
施の形態では、作成されたCDの読み取り時におけるセ
キュリティの確保について説明する。通常、汎用CD−
ROMドライブ、汎用読み取りドライバ、および汎用コ
ンピュータによって構成される汎用CD−ROM読み取
り装置にCDを装着した場合、CD−ROM規格によっ
て、常にそのCDに存在する1つ目のトラック情報がO
S上にマウントされる。この発明では、この点に着目
し、汎用CD−ROM読み取り装置に、セキュリティC
D作成プログラムによって作成されたCDを挿入する
と、データが格納されていない空のディスクとしてOS
上にマウントされるようにしている。すなわち、汎用C
D−ROM読み取り装置では、セキュリティCD内の他
のトラックに保持されている有用なデータにアクセスす
ることができないため、CDのセキュリティを保証する
ことが可能になる。
【0011】第1の実施の形態 この第1の実施の形態は、請求項1の発明に対応してい
るが、請求項2から請求項4の発明にも関連している。
この発明のCDセキュリティシステムは、一枚のCD上
の複数の有用データを複数のパスワードで管理可能にし
た点(請求項1の発明)、および汎用のCDフォーマッ
トから逸脱することなしに、パスワードによるセキュリ
ティ管理が施されたCD(請求項2と請求項3の発明)
や、汎用のCD−ROM読み取り装置等で有用な情報を
不可視にすることができるCD(請求項4の発明)を簡
易に作成できるようにした点に特徴を有している。最初
に、セキュリティCD作成システムについて説明する。
【0012】図2は、この発明のCDセキュリティシス
テムにおけるセキュリティCD作成システムについて、
その要部構成の一例を示す外観図である。図において、
PCは汎用コンピュータ、Drは汎用CD−Rドライ
ブ、SCSIはSCSI(インターフェース)装置を示
す。
【0013】この図2に示したセキュリティCD作成シ
ステムは、汎用コンピュータPCと汎用CD−Rドライ
ブDrとから構成されている。この汎用コンピュータP
Cと汎用CD−RドライブDrとは、SCSI装置等に
よって接続されている。そして、汎用コンピュータPC
には、セキュリティCD作成プログラムが搭載されてい
る。オペレータは、このセキュリティCD作成プログラ
ムの操作によって、書き込みデータの選択、任意のパス
ワードの設定、書き込みの実行等を行う。
【0014】図3は、図2に示したセキュリティCD作
成システムについて、その要部構成の実施の形態の一例
を示す機能ブロック図である。図において、1はCP
U、2はCD−R/RWディスク書き込みデバイス、3
はRAM、4a〜4cは書き込みデータ格納デバイス、
5はプログラム格納部、6は中間データ格納部、7はC
Dイメージデータ格納部、8はキーボード、9はマウ
ス、10は表示制御装置、11はディスプレイ、12は
システムバスを示す。
【0015】各部の機能は、概略次のとおりである。C
PU1は、キーボード8やマウス9から入力された指令
と対応するプログラム格納部5のプログラムによって、
システムバス12を介してキーボード8、RAM3、表
示制御装置10、CD−R/RWディスク書き込みデバ
イス2等のシステム全体を総括的に制御すると共に、所
定の演算、処理等を実行する機能を有する中央処理手段
である。CD−R/RWディスク書き込みデバイス2
は、それ自身も図示しないCPUとRAMとを備えてお
り、また、図3に示したシステムのCPU1からの指示
によって転送される書き込みデータを一時的に保持する
書き込みデータ用バッファを備えていて、CDディスク
の作成を行う機能を有している。
【0016】RAM3は、CD作成に必要な情報、例え
ば、選択された書き込みデータ格納デバイス4a〜4c
の内の1つのデバイスの情報や、当該デバイス中の選択
された書き込みデータに関する情報等を記憶する記憶手
段である。さらに、各種情報の変換や、プログラムが、
CD−R/RWディスク書き込みデバイス2に対してデ
ータの書き込みを指示したとき、CDイメージデータを
部分的に作成する場合にも、記憶手段として使用され
る。書き込みデータ格納デバイス4a〜4cは、書き込
むデータを格納するデバイスで、この図3には3個の書
き込みデータ格納デバイス4a〜4cを備えている場合
を示している。各格納デバイス4a〜4cは、CDディ
スク作成に利用する実際の書き込みデータを保存してい
る。これらの書き込みデータ格納デバイス4a〜4cは
4個以上でもよく、また、2個でもよい。
【0017】そして、これらの各書き込みデータ格納デ
バイス4a〜4cは、キーボード8あるいはマウス9か
らの指示によって、複数個の選択が可能である。プログ
ラム格納部5は、この図3のシステムを制御するプログ
ラムを格納する記憶手段であり、また、この発明のCD
セキュリティシステムに搭載されるCDディスク作成の
プログラムが格納されている。中間データ格納部6は、
CDディスクに書き込むべきデータや目次情報を中間デ
ータに変換した状態で保持するための記憶手段である。
CDイメージデータ格納部7は、CDディスク作成時
に、実際にCDイメージを一旦作成してから、CD−R
/RWディスク書き込みデバイス2へこのイメージを書
き込みたいときに利用されるデバイスである。
【0018】キーボード8とマウス9は、入力手段であ
り、オペレータのCDディスク作成操作およびシステム
制御に必要な書き込みデータデバイスの選択あるいは入
力、さらに、選択されたデバイスから書き込みデータを
選択したり、入力などを行う機能を有している。表示制
御装置10は、CRTやLCD等からなるディスプレイ
11の表示制御を司る機能を有しており、RAM3内に
記憶された情報や、各種機能に応じたウインドウおよび
アイコンのパターン等の情報をディスプレイ11の画面
上に可視的に表示させる。以上が、この発明のセキュリ
ティCD作成システムについて、その各部の機能の概略
であり、請求項1から請求項4の発明に共通のハード構
成である。
【0019】次に、図3に示したセキュリティCD作成
システムについて、システムに搭載されているセキュリ
ティCD作成プログラムによる動作を説明する。 1) システムに搭載されているセキュリティCD作成
プログラムがスタートすると、オペレータは、CDに書
き込むべきデータの選択、そのデータの複数トラックへ
の割り振り、および各トラックごとに設けられたパスワ
ードの設定を行う(請求項2の発明)。パスワードの設
定が完了すると、書き込みをスタートさせる。 2) このプログラムは、1トラック目として、ボリュ
ーム記述子、および「データが存在しない」ことを示す
データの構造情報からなるCDフォーマット情報を作成
して、CDイメージ化する(請求項4の発明)。 3) 先の2)で作成されたCDイメージを1つのトラ
ックとして、CDに書き込む。 4) 次に、プログラムは、先の1)で割り振られたそ
れぞれのトラックの内の一つについて、ボリューム記述
子、そのトラックに割り振られた書き込みデータの構造
情報、およびそのトラックに設定されたパスワードを保
持するパスワードセクタからなるCDフォーマット情報
を作成すると共に、そのCDフォーマット情報および選
択されたデータからなるCDイメージを作成する。 5) 先の4)で作成されたトラックのCDイメージ
を、先のCDに追記していく(請求項1の発明)。 6) 先の4)〜5)の動作を、先の1)で割り振られ
た全てのトラックが書き込まれるまで、繰り返えし実行
する(請求項1の発明)。 7) 先の6)の動作が終了した後、セッションをクロ
ーズする。以上に述べた図3のセキュリティCD作成シ
ステムに搭載されているセキュリティCD作成プログラ
ムによる動作をフローチャートに示す。
【0020】図1は、この発明のCDセキュリティシス
テムに搭載されているセキュリティCD作成プログラム
について、主要な処理の流れを示すフローチャートであ
る。図において、#1〜#10はステップを示す。
【0021】この図1のフローでは、ステップ#3〜#
5の処理によって、この発明のシステムによるトラック
1(トラック番号1を意味する)の書き込みが実行さ
れ、ステップ#6〜#8の処理によって、トラックN
(≠1)の書き込みが実行されることになる。ステップ
#1で、オペレータは、CDに書き込むべきデータの選
択、そのデータの複数トラックへの割り振り、およびパ
スワードの設定を行う。ステップ#2で、書き込みをス
タートさせる。
【0022】ステップ#3で、「データが存在しない」
旨を示すCDフォーマット情報を有するCDイメージ
(トラック1)を作成する。ステップ#4で、作成した
CDイメージ(トラック1)をCDに書き込む。ステッ
プ#5で、トラック(トラック1)の書き込みを終了す
る。以上のステップ#3〜#5の処理により、トラック
1に対する書き込み動作が終了し、その後、トラック1
以外のトラックN(≠1)に対する書き込み動作を行
う。
【0023】ステップ#6で、CDに書き込むべきデー
タ、およびパスワードセクタを含むCDフォーマット情
報を有するCDイメージ(トラックN)を作成する。ス
テップ#7で、作成したCDイメージ(トラックN)を
CDに書き込む。ステップ#8で、トラック(トラック
N)の書き込みを終了する。以上のステップ#6〜#8
の処理により、トラックNに対する書き込み動作が終了
する。ステップ#9で、全てのトラックに対する書き込
みが終了したかどうかチェックし、まだ、終了していな
ければ、再び先のステップ#6へ戻り、同様の処理を行
う。ステップ#9で、全てのトラックに対する書き込み
が終了したことを検知すると、ステップ#10へ進み、
セッションをクローズして、この図1のフローを終了す
る。
【0024】次に、この発明のCDセキュリティシステ
ムによって作成されたCDのデータ配置の一例を説明す
る。
【0025】図4は、この発明のCDセキュリティシス
テムにおいて、セキュリティCD作成プログラムの書き
込みによって作成されたCDのデータ配置の一例を示す
図である。
【0026】この図4には、トラック1〜トラック3の
データ配置を示している。汎用CD−ROM読み取りシ
ステムでは、常に最新セッションのデータ構造がマウン
トされる。この図4のデータ配置の場合、トラック1の
セクタXのパステーブルに、「データ(ファイルおよび
ディレクトリ)が一つも存在しない」旨の情報が保持さ
れているので、OS上では、ファイルおよびディレクト
リが一つも存在しないようにみえることになる。以下
に、その詳細を列挙する。
【0027】11) 各トラックのセクタ16から、ボ
リュームの情報を保持しているボリューム記述子群が割
り当てられている。ボリューム記述子の中には、そのセ
ッションに存在するファイルやディレクトリの構造を示
すデータ構造情報を格納しているパステーブルの開始位
置情報を保持している領域がある。 12) 先の11)の各トラックの内、トラック1以外
のトラックN(≠1)には、先の11)のボリューム記
述子群の次のセクタに、セキュリティCD作成プログラ
ムに従ってオペレータにより設定されたパスワードが保
持されている(請求項2の発明)。
【0028】13) 先の11)の各トラックの内、ト
ラック1以外のトラックには、先の12)のパスワード
が保持されているパスワードセクタの次のセクタから、
パステーブル群が保持されている(請求項3の発明)。 14) 先の13)のパステーブル群およびその他付加
情報保持部の後のセクタ群に、オペレータの選択によっ
て書き込まれたデータが保持される。 15) トラック1には、パスワードは存在せず、しか
も、このトラック1のパステーブルには、データが存在
しない旨の情報が保持されている(請求項4の発明)。
【0029】一般に、汎用CD−ROMドライブ、汎用
読み取りドライバ、および汎用コンピュータによって構
成される汎用CD−ROM読み取り装置にCDを装着し
た場合、CD−ROM規格によって、常にそのCDに存
在する1つ目のトラック情報がOS上にマウントされ
る。この第1の実施の形態では、この1つ目のトラック
をアクセスしたとき、パスワードが不一致であれば、デ
ータが存在しない旨の情報が表示されるようにしてい
る。したがって、汎用のCDフォーマットから逸脱する
ことなく、一枚のCD上の複数の有用データについて、
パスワードによるデータのセキュリティ管理を実現する
ことができる。
【0030】第2の実施の形態 この第2の実施の形態は、請求項5の発明に対応してい
るが、請求項1から請求項4の発明にも関連している。
先の第1の実施の形態は、一枚のCD上の複数の有用デ
ータを複数のパスワードで管理する場合であり、この発
明のCDセキュリティシステムによってCDを作成する
動作について説明した。この第2の実施の形態では、第
1の実施の形態で説明した処理によって作成されたCD
をリードする際の制御に特徴を有しており、パスワード
を入力し、その入力されたパスワードと一致するパスワ
ードを含むセッションのデータをマウントできるように
している。最初に、セキュリティCD読み取りシステム
について、簡単に説明する。
【0031】図5は、この発明のCDセキュリティシス
テムにおけるセキュリティCD読み取りシステムについ
て、その要部構成の一例を示す外観図である。図におけ
る符号は図2と同様であり、Dr2は汎用CD−ROM
ドライブを示す。
【0032】この図5に示したセキュリティCD読み取
りシステムは、汎用コンピュータPCと汎用CD−RO
MドライブDr2とから構成されている。なお、汎用コ
ンピュータPCのハード構成は、基本的には、先の図3
と同様である。そして、汎用コンピュータPCと汎用C
D−ROMドライブDr2とは、SCSI装置等によっ
て接続されている。このセキュリティCD読み取りシス
テムの場合、汎用コンピュータPCには、セキュリティ
CD読み取りプログラムが搭載されている。このセキュ
リティCD読み取りプログラムによって、パスワードの
入力、セッションのOSへのマウント等を行う。
【0033】先の第1の実施の形態でも述べたように、
通常、汎用CD−ROMドライブ、汎用読み取りドライ
バ、および汎用コンピュータによって構成される汎用C
D−ROM読み取り装置にCDを装着した場合、CD−
ROM規格によって、常にそのCDに存在する1つ目の
トラック情報がOS上にマウントされる。すなわち、汎
用CD−ROM読み取り装置では、セキュリティCD内
の他のトラックに保持されている有用なデータにアクセ
スすることができないので、結果として、CDのセキュ
リティを保証することが可能になる。
【0034】図6は、図5に示したこ発明のCDセキュ
リティシステムにおいて、作成されたセキュリティCD
の読み取り動作を説明する図である。
【0035】21) このセキュリティCD読み取りプ
ログラムがスタートした後、オペレータは、読み取りを
希望するトラックに適合したパスワードを入力する。 22) このプログラムは、挿入されたCDの2つ目の
トラックのボリューム記述子からパステーブルの開始セ
クタ位置を読み取る。次に、先に読み取ったパステーブ
ル開始セクタの直前のセクタ(パスワードセクタ)に保
持されているパスワードを読み取り、オペレータによっ
て入力されたパスワードと比較する。
【0036】23) 先の22)で比較した結果、両方
のパスワードが一致したときは、そのセッションの内容
をOS上にマウントする(請求項5の発明)。 24) また、パスワードが一致しなかったときには、
パスワード読み取り対象としたトラックの次のトラック
のパスワードセクタに保持されているパスワードを読み
取り、先の21)でオペレータによって入力されたパス
ワードと比較する。 25) 先の23)〜24)の比較動作を、パスワード
が一致するまで繰り返す。
【0037】26) 読み取り対象としたCDに存在す
る最終トラックに対して、パスワードが一致しなかった
ときは、その旨を示すメッセージ等を表示し、操作した
オペレータに通知する。 以上に述べた図6のセキュリティCD作成システムに搭
載されているセキュリティCD読み取りプログラムによ
る動作をフローチャートに示す。
【0038】図7は、この発明のCDセキュリティシス
テムに搭載されているセキュリティCD読み取りプログ
ラムについて、主要な処理の流れを示すフローチャート
である。図において、#11〜#16はステップを示
す。
【0039】この図7は、先の図5で説明したように、
一枚のCDに、各トラック単位ごとに複数回のデータが
書き込まれた場合を示している。ステップ#11で、ユ
ーザは、希望するトラックのパスワードを入力する。ス
テップ#12で、プログラムによって、入力されたパス
ワードと、トラック「No.n(=2)」のパスワードn
(=2)とを比較する。2つのパスワードが一致したと
きは、ステップ#13で、そのトラックのデータをOS
上にマウントする。
【0040】また、パスワードが不一致のときは、ステ
ップ#14へ進み、次のトラックが存在するかどうかチ
ェックする。次のトラックが存在しているときは、ステ
ップ#15で、nを「+1」して、再び先のステップ#
12へ戻り、入力されたパスワードと、トラック「No.
n+1」のパスワードn+1とを比較する。以上の処理
をパスワードが一致するまで実行する。
【0041】ステップ#12で比較した結果、パスワー
ドが一致せず、ステップ#14で、次のトラックが存在
しないことを検知すると、ステップ#16へ進む。ステ
ップ#16で、「データ(ファイルおよびディレクト
リ)が一つも存在しない」旨のメッセージを表示して、
この図7のフローを終了する。以上のように、この第2
の実施の形態では、先の第1の実施の形態で説明したC
Dセキュリティシステムによって作成されたCDを読み
込む際に、パスワードを入力し、この入力されたパスワ
ードと一致するパスワードを含むトラックのデータをマ
ウントできるようにしている。したがって、一枚のCD
で、異なったユーザに異なったトラックのデータを見せ
ることが可能になる。
【0042】
【発明の効果】請求項1のCDセキュリティシステムで
は、選択されたデータをCDに書き込む際に、複数の異
なったトラックのそれぞれに、異なったボリューム情
報、異なった論理ファイル構造情報、および異なったデ
ータを書き込むことができる。したがって、一枚のCD
に、複数ユーザ用の複数のファイルシステムを書き込む
ことが可能になる。
【0043】請求項2のCDセキュリティシステムで
は、請求項1のCDセキュリティシステムにおいて、選
択されたデータをCDに書き込む際に、複数の異なった
トラックのそれぞれについて、ユーザがパスワードを入
力する手段と、各トラック上のボリューム情報が書き込
まれるボリューム情報保持エリアの次のセクタに、パス
ワードを書き込む手段と、各トラック上のボリューム情
報が書き込まれるボリューム情報保持エリアの次のセク
タに該パスワードを書き込む手段とを設けている。した
がって、請求項1のCDセキュリティシステムによる効
果に加え、複数のパスワードによる複数のファイルシス
テムのセキュリティ管理が可能となる。
【0044】請求項3のCDセキュリティシステムで
は、請求項1のCDセキュリティシステムにおいて、選
択されたデータを書き込む際に、複数の異なったトラッ
クのそれぞれについて、パスワードを書き込んだセクタ
の次のセクタから、書き込むべきデータの論理ファイル
構造情報、および書き込むべきデータを書き込む手段
と、ボリューム情報保持エリア内の論理ファイル構造情
報開始セクタ保持部に、その論理ファイル構造情報保持
エリアの開始セクタ位置を書き込む手段とを設けてい
る。したがって、請求項1のCDセキュリティシステム
による効果に加えて、CDのフォーマット規格から逸脱
しないフォーマットで、先のパスワード情報を保持する
セクタをCD上に書き込むことができる。
【0045】請求項4のCDセキュリティシステムで
は、請求項1から請求項3のCDセキュリティシステム
において、選択されたデータを書き込む際に、複数トラ
ックの内、CD上の最初のトラック内の論理ファイル構
造情報保持エリアに、データが存在しない旨の論理ファ
イル構造情報を書き込む手段を設けている。したがっ
て、汎用CD−ROM読み取りシステム上で、請求項1
から請求項3のCDセキュリティシステムによってCD
に書き込まれた2番目以降のトラック内のデータを隠す
ことができる。
【0046】請求項5のCDセキュリティシステムで
は、請求項2のCDセキュリティシステムにおいて、請
求項1から請求項4のCDセキュリティシステムによっ
て作成されたCDを読み込む際に、パスワードを入力
し、この入力されたパスワードと一致するパスワードを
含むトラックデータをマウントする手段を設けている。
したがって、先の請求項2のCDセキュリティシステム
による効果に加えて、一枚のCDで、異なったユーザに
異なったトラックのデータを見せることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のCDセキュリティシステムに搭載さ
れているセキュリティCD作成プログラムについて、主
要な処理の流れを示すフローチャートである。
【図2】この発明のCDセキュリティシステムにおける
セキュリティCD作成システムについて、その要部構成
の一例を示す外観図である。
【図3】図2に示したセキュリティCD作成システムに
ついて、その要部構成の実施の形態の一例を示す機能ブ
ロック図である。
【図4】この発明のCDセキュリティシステムにおい
て、セキュリティCD作成プログラムの書き込みによっ
て作成されたCDのデータ配置の一例を示す図である。
【図5】この発明のCDセキュリティシステムにおける
セキュリティCD読み取りシステムについて、その要部
構成の一例を示す外観図である。
【図6】図5に示したこ発明のCDセキュリティシステ
ムにおいて、作成されたセキュリティCDの読み取り動
作を説明する図である。
【図7】この発明のCDセキュリティシステムに搭載さ
れているセキュリティCD読み取りプログラムについ
て、主要な処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……CPU、2……CD−R/RWディスク書き込み
デバイス、3……RAM、4a〜4c……書き込みデー
タ格納デバイス、5……プログラム格納部、6……中間
データ格納部、7……CDイメージデータ格納部、8…
…キーボード、9……マウス、10……表示制御装置、
11……ディスプレイ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CD−Rに書き込むデータを格納してい
    るデバイスを複数選択する手段と、選択されたデバイス
    から書き込むデータを選択する手段と、選択された情報
    を基にしてCD−Rのフォーマット情報を作成する手段
    と、フォーマット情報を基にしてCD−Rをフォーマッ
    トする手段と、フォーマットしたCD−Rに前記選択さ
    れたデータを書き込む手段とを具備するCD作成システ
    ムにおいて、 前記選択されたデータをCDに書き込む際、複数の異な
    ったトラックのそれぞれに、異なったボリューム情報、
    異なった論理ファイル構造情報および異なったデータを
    書き込む手段を備えたことを特徴とするCDセキュリテ
    ィシステム。
  2. 【請求項2】 選択されたデータを書き込む際、前記複
    数の異なったトラックのそれぞれについてユーザがパス
    ワードを入力する手段と、 前記各トラック上のボリューム情報が書き込まれるボリ
    ューム情報保持エリアの次のセクタに該パスワードを書
    き込む手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    CDセキュリティシステム。
  3. 【請求項3】 選択されたデータを書き込む際に、前記
    複数の異なったトラックのそれぞれについて、前記パス
    ワードを書き込んだセクタの次のセクタから書き込むべ
    きデータの論理ファイル構造情報、および該書き込むべ
    きデータを書き込む手段と、 前記ボリューム情報保持エリア内の該論理ファイル構造
    情報開始セクタ保持部に、該論理ファイル構造情報保持
    エリアの開始セクタ位置を書き込む手段とを備えたこと
    を特徴とする請求項1記載のCDセキュリティシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 選択されたデータを書き込む際に、前記
    複数トラックの内、CD上の最初のトラック内の論理フ
    ァイル構造情報保持エリアに、データが存在しない旨の
    論理ファイル構造情報を書き込む手段を備えたことを特
    徴とする請求項1から請求項3記載のCDセキュリティ
    システム。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のCDセキュリテ
    ィシステムにより作成されたCDを読み込む際に、パス
    ワードを入力し、該入力されたパスワードと一致するパ
    スワードを含むトラックデータをマウントする手段を備
    えたことを特徴とする請求項2記載のCDセキュリティ
    システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002086729A3 (en) * 2001-04-25 2003-11-06 Koninkl Philips Electronics Nv Method and devices for storing and reading data on a storage medium having different file systems and storage medium

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