JPH11178199A - 距離継電器 - Google Patents

距離継電器

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JPH11178199A
JPH11178199A JP36220797A JP36220797A JPH11178199A JP H11178199 A JPH11178199 A JP H11178199A JP 36220797 A JP36220797 A JP 36220797A JP 36220797 A JP36220797 A JP 36220797A JP H11178199 A JPH11178199 A JP H11178199A
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JP
Japan
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accident
relay
distance relay
phase
voltage
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JP36220797A
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Hiroshi Saito
浩 斎藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 距離継電器において、事故相以外の距離継電
器の不要動作対策である。 【解決手段】 送電線の保護区間内の事故を検出する距
離継電器において、継電器設置点の電圧と電流を導入
し、事故点までのインピーダンスとして抵抗分Rとリア
クタンス分Xを算出する第1の手段1と、事故時には2
つの変数a,bを事故前と同じかもしくは異なる数値と
して選択する第2の手段2を有し、整定値Rs ,Xs
から、下記の楕円の式で表現された式のa,bを事故時
に変化させる。下記式は楕円の式であるから、bを固定
としてaを小さくすると抵抗分R側の動作域が大きくな
り、又、逆にaを大きくすると抵抗分R側の動作域が小
さくなる。変数bについては、リアクタンス分X側に対
して、同様の作用を行なう。このため、事故時に変数
a,bを可変することで不要動作しないような特性に変
化させることができる。 【数1】(R−Rs /2)2 /a2 +(X−Xs
2))2 /b2≦(Rs /2a)2 +(Xs /2b)2
こで、Rs ,Xs は夫々距離継電器の整定値を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力系統の送電線
を保護する距離継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】距離継電器の事故検出の原理は、送電線
の事故点までのインピーダンスを算出し、この算出され
たインピーダンスが距離継電器の動作責務となるインピ
ーダンス以下であれば動作出力をし、それより大きい場
合は動作出力をしないものである。送電線の事故点まで
のインピーダンスの算出は、距離継電器に導入される電
圧を電流で除することにより得られる。
【0003】距離継電器は送電線の事故検出を目的とす
るため各相毎に上記動作判定を行なっている。なお、距
離継電器の上記インピーダンス算出の演算方法について
は、本発明の主目的ではないためここでは説明を省略す
るが、例えば、電気学会発行の「保護継電工学」P−1
21〜122にその原理が記載されている。
【0004】主に適用されている距離継電器特性は、図
29に示すような円特性を有するモー形距離継電器と直線
特性のリアクタンス継電器から構成されている。なお、
s,Xs1,Xs2は夫々モー距離継電器とリアクタンス
継電器の整定値、ZMはメモリ電圧を用いたインピーダ
ンス、Z,Xは継電器が計測したインピーダンスとリア
クタンスを示す。この場合の動作判定までの機能ブロッ
ク図は図30のようになっている。
【数1】(Zs −Z)*ZM≧0 X≦Xs1 X≦Xs2
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように距離継
電器は、動作責務範囲外にインピーダンスを算出した場
合には、動作出力しないことが必要であるが、事故検出
原理から一般に事故相以外、即ち、健全相(もしくは健
全相を含む相であり、以下、健全相と称す)の距離継電
器が本来不動作であるべきところ、動作責務範囲内にイ
ンピーダンスを誤って算出し動作出力するおそれがあ
る。
【0006】本現象は進み相オーバーリーチとして、例
えば、電気協同研究「後備保護継電方式」P−39〜4
2などにも紹介されている。一例として、BC相二線短
絡事故時に短絡距離継電器は、次のようにインピーダン
スを算出する。
【0007】
【数2】AB相仮想距離継電器の見るインピーダンス ZAB=2・(ZB1+ZL1)・ε(-j60 °) BC相仮想距離継電器の見るインピーダンス ZBC=(ZB1+ZL1) CA相仮想距離継電器の見るインピーダンス ZCA=2・(ZB1+ZL1)・ε(+j60 °)
【0008】ここで、仮想距離継電器とは、背後のイン
ピーダンスの後に設置した距離継電器のことであり、Z
B1は距離継電器背後のインピーダンス、ZL1は距離継電
器からの事故点までのインピーダンスを示す。この時の
インピーダンスをR−X平面図で示したものが図31であ
る。即ち、事故相(BC相)距離継電器は、事故点まで
のインピーダンス(P−F)を正確に算出するが、それ
以外の相の距離継電器では、大きさで2倍、位相で±6
0°ずれたインピーダンス(P−N,P−M)を算出す
る。
【0009】又、距離継電器動作域が広い場合などで
は、事故点位置と継電器の見るインピーダンスの存在範
囲は図31のようになり、事故点が継電器設置点に近づく
につれて健全相継電器が動作しやすい傾向になることが
わかる。このため、進み相(AB相)距離継電器は、誤
った動作出力をするおそれがある。特に、第2段要素以
上は限時遮断であるのに対し、第1段要素は瞬時遮断で
あるため、健全相を含む継電器の動作は好ましくない。
【0010】これを解決するために手段としては、例え
ば、電気協同研究「後備保護継電方式」P41に記載さ
れているように、図32に示すような過電流継電器を付加
した対策回路を設けて対処したり、モー形距離継電器の
動作範囲特性を動作しない程度に動作域を制約して対処
するなどしている。
【0011】上記のようなオーバーリーチによる誤動作
の懸念については、送電線の平行2回線の1回線で事故
が発生したときの健全回線側の地絡距離継電器がオーバ
ーリーチにより誤動作する可能性も電気協同研究「後備
保護継電方式」P39で指摘されている。この対策とし
ては、零相電流の補償方法を制御して、継電器特性はそ
のままで強制的に測距値をアンダーリーチにして不要動
作阻止を図るなどしている。
【0012】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、事故相以外の距離継電器の不要動作に対
する対策を不要とした距離継電器を提供することを目的
としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
距離継電器は、送電線の保護区間内の事故を検出する距
離継電器において、継電器設置点の電圧と電流を導入
し、事故点までのインピーダンスとして抵抗分Rとリア
クタンス分Xを算出する第1の手段と、事故時には2つ
の変数a,bを事故前と同じかもしくは異なる数値とし
て選択する第2の手段を有し、整定値Rs ,Xs とか
ら、下記式もしくはこれと等価な式により動作判定を行
なうように構成した。
【数3】 (R−Rs /2)2 /a2 +(X−Xs /2)2 /b2 ≦(Rs /2a)2 +(Xs /2b)2 ここで、Rs ,Xs は夫々距離継電器の抵抗分,リアク
タンス分の整定値を示す。
【0014】第1の手段は距離継電器動作判定に必要な
インピーダンス計算であり、第2の手段ではいわゆる楕
円の式で表現された[数3]式のa,bを事故時に変化
させている。[数3]式は楕円の式であるから、bを固
定としてaを小さくすると抵抗分R側の動作域が大きく
なり、又、逆にaを大きくすると抵抗分R側の動作域が
小さくなる。変数bについては、リアクタンス分X側に
対して、同様の作用を行なう。このため、事故時に変数
a,bを可変することで不要動作しないような特性に変
化させることができる。
【0015】本発明の請求項2に係る距離継電器は、送
電線の保護区間内の事故を検出する距離継電器におい
て、継電器設置点の電圧と電流を導入し、事故点までの
インピーダンスとして抵抗分Rとリアクタンス分Xを算
出する第1の手段と、基準となる電圧(以下、基準電圧
と称す)を算出する第2の手段と、動作判定に直接用い
る電圧との位相差φに応じて可変する変数a,bを算出
する第3の手段とを有し、[数3]式もしくはこれと等
価な式により動作判定を行なうように構成した。
【0016】第1の手段については請求項1に同じであ
るが、第3の手段では事故前後で各種事故時に電圧位相
が変化することを第2の手段である基準電圧との位相差
φから[数3]の楕円の式におけるa,bを可変させて
継電器動作域を変え、不要動作しない特性に変えること
ができる。
【0017】本発明の請求項3に係る距離継電器は、請
求項1の距離継電器において、[数3]式に代わり、下
記式もしくはこれと等価な式により動作判定をするよう
に構成した。
【数4】 (R−a′・Rs /2)/a2 +(X−b′・Xs /2)/b2 ≦(a′・Rs /2a)2 +(b′・Xs /2b)2 ここで、Rs ,Xs は夫々距離継電器の抵抗分,リアク
タンス分の整定値を示す。
【0018】[数4]式の左辺第1項及び第2項の変数
a,bは、請求項1と同様の作用をし、左辺第1項括弧
内Rs /2にかかるa′は抵抗分R側動作域を可変する
作用を、又、左辺第2項括弧内のXs /2にかかるb′
はリアクタンス分の動作域を可変する作用をする。この
ため、リアクタンス分X,抵抗分R側同時に動作域を制
御でき、不要動作しない動作域に変化できる。
【0019】本発明の請求項4に係る距離継電器は、請
求項2記載の距離継電器において、前記[数3]式に代
わって前記[数4]式に示す式もしくはこれと等価な式
により動作判定するように構成した。
【0020】本発明の請求項5に係る距離継電器は、送
電線の保護区間内の事故を検出する距離継電器におい
て、継電器設置点の電圧と電流を導入し、事故点までの
インピーダンスとして抵抗分Rとリアクタンス分Xを算
出する第1の手段を有し、前記第1の手段によるリアク
タンス分Xの値に応じて、[数3]式の変数a又はb、
もしくは[数4]式の変数a,a′,b,b′を可変す
るように構成した。
【0021】事故点位置が継電器設置点に近づくにつ
れ、健全相もしくはこれを含む相の継電器が動作域に入
りやすくなるため、リアクタンスX値に応じて変数a,
bを制御して、不要動作しない動作域に制御することが
できる。
【0022】本発明の請求項6に係る距離継電器は、電
力系統の送電線の保護区間内の事故を検出する距離継電
器において、継電器設置点での電圧と電流を導入し、事
故点までのインピーダンスとして抵抗分Rとリアクタン
ス分Xを算出する第1の手段を有し、前記[数3]式も
しくは[数4]式による動作判定を行なう際に、変数
a,bもしくは変数a,a′,b,b′を定数に設定し
た距離継電器を複数組み合わせて構成した。例えば、第
1段要素は抵抗分R軸の動作域を狭めた縦長の特性であ
り、第2段以上の要素は逆に横長の楕円特性とすれば、
第1段が不要動作しにくい特性にできる。
【0023】本発明の請求項7に係る距離継電器は、送
電線の保護区間内の事故を検出する距離継電器におい
て、継電器設置点の電圧と電流を導入し、事故点までの
インピーダンスとして抵抗分Rとリアクタンス分Xを算
出する第1の手段を有し、地絡事故時の自回線零相電流
01と隣回線零相電流I02の比が所定値以上を検出する
第4の手段と、前記I01とI02の位相差が所定の範囲内
であることを検出する第5の手段から、第4の手段と第
5の手段の両者もしくは第4の手段が成立した時に、前
記[数4]式の変数a,a′,b,b′を可変するよう
に構成した。
【0024】第4及び第5の手段では、本継電器が設置
されている回線が事故回線か否かを判断する作用をし、
健全回線時には変数a,a′,b,b′を可変して、地
絡距離継電器のオーバーリーチによる不要動作防止が図
れる。
【0025】本発明の請求項8に係る距離継電器は、請
求項1ないし請求項7において、距離継電器が動作と判
定後に整定値Rs ,Xs に対して、Rs ′<Rs
s ′<Xs なる関係で下記式による動作判定に切り替
えた。
【数5】 (R−a′・Rs ′/2)/a2 +(X−b′・Xs ′/2)/b2 ≦(a′・Rs ′/2a)2 +(b′・Xs ′/2b)2 ここで、Rs ,Xs は夫々距離継電器の抵抗分,リアク
タンス分の整定値を示す。
【0026】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)(請求項1
対応)図1は本発明の第1の実施の形態を示す機能ブロ
ック図である。図1において、インピーダンス算出部1
は従来と同様であり、ここでは抵抗R,リアクタンス分
Xを算出する。
【0027】2は動作判定式算出部で、前記R,Xと整
定値Rs ,Xs とから変数a,bを用いて前記[数3]
式による動作判定をし、条件成立で距離継電器動作出力
を行なう。ここで、Rs ,Xs は夫々距離継電器の整定
値を示す。
【0028】[数3]式はいわゆる楕円の式であり、R
−X平面で考えると中心が(Rs /2,Xs /2)で、
R軸及びX軸が夫々2a,2bの長さを示している。3
は事故検出部で、この場合は不足電圧継電器による不足
電圧の程度によって事故検出を行なっている。即ち、電
圧値|V|が整定Vk より小であるとき、事故発生とし
ている。4は変数可変部で、事故検出によりその出力相
に対応する距離継電器の変数a,bを変えて動作範囲を
変更し、健全相が誤動作するのを防止している。
【0029】図1では不足電圧継電器出力されている場
合、その出力相に対応した距離継電器の変数a,bは事
故前の数値と同じとして(例えば、a=b=1とし
て)、他の相の距離継電器の変数a,bを事故前に対し
て小さい数値を用いるようにしている。
【0030】例えばこの数値は、bc相2線短絡時の健
全相継電器が見るインピーダンスで動作しないものとし
て、a=1/2,b=1などとする。この結果、事故相
継電器(bc相)の動作特性は図2の破線の円特性であ
り、健全相継電器(ab相,ca相)の動作特性は、リ
アクタンス分側の長軸は不変であり、抵抗分側の短軸が
1/2となるため図2の実線の楕円特性となって、健全
相継電器の不要動作が防止できる。
【0031】これにより、他の継電器要素動作から健全
相が判断できるため動作域を縮小することができる。一
方、事故相に関しては事故前と同じ特性を維持する。上
記は事故前の特性が動作域を有していた場合の記述であ
るが、事故前の変数をa=b=1とし、事故時に事故相
の変数a=1/2,b=1とすれば、上記と逆の特性変
化となり同様の作用をする。
【0032】以上により、事故相の動作域を十分確保す
ると共に、健全相の動作域を不要動作しない程度に縮小
又は動作域を有さないようにできるため、オーバーリー
チによる不要動作を防止できる。
【0033】(第2の実施の形態)(請求項2対応) 図3は本発明の第2の実施の形態を示す機能ブロック図
である。図3において、図1と同一機能部分については
同一符号を付して説明を省略する。図1と異なる部分に
着目して説明する。5は基準電圧算出部で、判定相に対
して直角位相の関係にある電圧としている。図3は短絡
距離継電器の機能ブロック図を示しているため、ab
相,bc相,ca相継電器に対しては、夫々c相電圧,
a相電圧,b相電圧が基準電圧となる。
【0034】6,7は位相差算出部で、6では事故前の
線間電圧との位相差φ1 を求め、7では事故時における
基準電圧と線間電圧との位相差φ2 を求める。そして変
数可変部4-1 では事故前後での位相差|φ|の変化と、
変数a,bを求める。なお、基準電圧算出部5、位相差
算出部6,7、変数可変部4-1 では下記式Vbase
φ1 ,φ2 ,|φ|,a,bを算出する。
【数6】
【0035】一般に各種事故時の電圧傾向は、図4に示
すような傾向となるため、上記の基準電圧と線間電圧と
の位相差は事故前後で表1のようなものとなる。即ち、
事故相に関してはあまり位相差は生じないが、健全相で
は位相変化を伴なう。
【0036】
【表1】
【0037】このため、図3の変数可変部4-1 で変数
a,bは、一方固定で他方を位相差|φ|に比例、もし
くは両者とも位相差|φ|に比例するように選定する。
例えば、kb=0としてbは1固定でa=1−|φ|/
180とすれば、事故時は事故相継電器はa=1,b=
1となって円特性であり、健全相継電器はa<1,b=
1となって楕円特性となる。よって、健全相継電器のオ
ーバーリーチによる不要動作を防止できる。
【0038】以上は短絡距離継電器の場合であるが、地
絡距離継電器の場合には基準電圧は直角位相にある線間
電圧となり、両者の位相差は表2と同様になる。なお、
図3には記載していないが、基準電圧や線間電圧等が位
相算出するのに十分な入力がない場合には位相差が求ま
らない。この時は基準電圧が入力小の場合は判定相は健
全であると判断できるので、変数a,bを小さくして動
作域を狭め、線間電圧が入力小の場合は判定相が事故相
と判断できるので変数a,bは不変とする。以下記述で
は省略する。
【0039】図5は請求項1(図1)の変形例であり、
図1記載の実施の形態と相違する部分に着目して説明す
る。基準電圧と電圧との位相差cos φは、一例として位
相差算出部7-1 に示すようなスカラー積の結果を基準電
圧と電圧の振幅で除することから求められる。
【0040】図1との相違する部分は基準電圧算出部5
と位相差算出部7-1 と変数可変部4-2 である。基準電圧
算出部5,位相差算出部7-1 ,変数可変部4-2 では下記
式Vbase,cos φ,a,bを夫々算出している。
【数7】
【0041】変数a,bは一方を固定で他方を|cos n
φ|(n≧0)に比例、もしくは両者とも|cos n φ|
(n≧0)に比例するよう(比例定数ka,kb)にす
ると、基準電圧と電圧の位相差が同相つまり不変のとき
は、変数a,bは事故前と変化がなく、位相差が拡がる
につれ変数a,bが小さくなり、図2と同様、健全相の
動作域を狭め、オーバーリーチによる不要動作阻止が図
られる。
【0042】例えば、n=1,b=1,比例定数ka=
1として、bc相2φS時の健全相と事故相短絡距離継
電器の特性は、最も位相変化が大きい場合で考えると事
故相はa=|cos 0°|=1、健全相はa=|cos 60
°|=0.5となって、図2と同様の特性となる。
【0043】図6は図1の他の変形例であり、図5と相
違する部分に着目して説明する。図5と相違する部分は
図6の位相差算出部7-2 と変数可変部4-3 である。位相
差算出部7-2 では下記式sin φを、又、変数可変部4-3
では下記式a,bを夫々算出している。
【数8】
【0044】変数a,bは一方を固定で他方を|1−si
n n φ|(n≧0)に比例、もしくは両者とも|1−si
n n φ|(n≧0)に比例するようにしている。ここ
で、比例係数はka,kb,φは基準電圧と電圧の位相
差φを示す。|1−sin n φ|は図5と同様に基準電圧
と電圧の位相差が同相つまり不変のときは、変数は事故
前と変化がなく、位相差が拡がるにつれ変数a,bを小
さくすれば、上記同様、健全相の動作域を狭め、オーバ
ーリーチによる不要動作阻止が図られる。
【0045】例えば、n=1,b=1,比例定数ka=
1として、bc相2φS時の健全相と事故相短絡距離継
電器の特性は、最も位相変化が大きい場合で考えると事
故相はa=|1−sin 0°|=1、健全相はa=|1−
sin 60°|=0.134となって、図5よりも動作域
を狭めた特性にできる。
【0046】図7は図5の他の変形例であり、図5との
相違部分は位相差算出部7-3 と変数可変部4-4 である。
前位相差算出部7-3 ,変数可変部4-4 では下記式tan
φ,a,bを夫々算出する。
【数9】
【0047】変数a,bは一方を固定、他方をKを定数
として|1−K・tan n φ|(n≧0)に比例、もしく
は両者とも|1−K・tan n φ|(n≧0)に比例する
ようにしている。ここで、比例係数はka,kb,φは
基準電圧と電圧の位相差φを示す。
【0048】例えば、n=1,b=1,比例定数ka=
1/2として、bc相2φS時の健全相と事故相短絡距
離継電器の特性は、最も位相変化が大きい場合で考える
と事故相はa=|1−tan 0°/2|=1、健全相はa
=|1−tan 60°/2|=0.134となって、図6
と同様の動作域を狭めた特性にできる。従って、図5と
同様の効果が得られる。
【0049】図8は図5の更に他の変形例であり、図5
との相違部分は位相差算出部7-4 と変数可変部4-5 であ
る。なお、前位相差算出部7-4 ,変数可変部4-5 では下
記式φ,a,bを夫々算出する。
【数10】
【0050】変数a,bと基準電圧と電圧の位相差φと
を1対1に対応づけて予め設定しておくもので、位相差
φに従った変数a,bを選定する構成としている。この
設定としては例えば、位相差φが0°の場合、変数aは
1として位相差φが大きくなるにつれ変数a,bの値が
小さくなるようにする。本実施の形態の効果は図5と同
様である。
【0051】図9は本発明の第3の実施の形態を示す機
能ブロック図である。図9において、図1と同一機能部
分については同一符号を付して説明を省略する。図1と
の相違は動作判定式算出部と変数可変部である。そして
本実施の形態における動作判定式は前記[数5]式の通
りである。
【0052】又、変数可変部は不足電圧継電器の判定い
かんにより、不成立時は変数をa←1,a′←1,b←
1,b′←1とし、成立時は変数をa←2/3,a′←
2/3,b←2/3,b′←2/3としている。本実施
の形態では動作判定式を変更したこと、変数に与える数
値を変えたこと及び変数の数を変えたこと以外は請求項
1(図1)と同様である。
【0053】即ち、[数5]式では、変数a,a′,
b,b′を有し、[数5]式の左辺第1項及び第2項の
変数a,bは、図1の実施の形態の通りであり、左辺第
1項括弧内のRs /2にかかるa′及び左辺第2項括弧
内のXs /2にかかるb′は、楕円の中心を可変する作
用をする。このため、a,bを変数とするリアクタンス
分X,抵抗分R側同時に動作域を制御すると共に、特性
の中心位置も制御でき、不要動作しない動作域に変化で
きる。
【0054】このため、例えば、bc相2線短絡時の健
全相短絡距離継電器の誤動作防止を図るには、事故前の
変数a=a′=b=b′=1として、事故検出時に変数
a=a′=b=b′=2/3とすれば、事故前後の各相
の動作域は図10のように変化することになり、健全相リ
レーの誤動作防止が図れる。
【0055】図11は本発明の第4の実施の形態を示す機
能ブロック図である。図11において、図3と同一部分に
ついては同一符号を付して説明を省略する。本実施の形
態の特徴部分は動作判定部2-1 の動作判定式を前記[数
4]の通りである。その他の構成は図2と同様である。
又、作用,効果は上記図9の場合と同様であるため省略
する。
【0056】図12は図5の変形例であり、図5と同一機
能部分については同一符号を付して説明を省略する。本
変形例では動作判定式として[数5]式で示したものを
使用すると共に、変数が4個(a,a′,b,b′)あ
るため、変数可変部4-6 を前記個数に対応させて設けた
だけであり、動作判定式を除いて基本的には図5と同様
である。
【0057】図13は図6の変形例であり、図6と同一機
能部分については同一符号を付して説明を省略する。本
変形例では動作判定式として[数5]式で示したものを
使用すると共に、前記同様に変数が4個(a,a′,
b,b′)あるため、変数可変部4-7 を前記個数に対応
させて設けただけであり、動作判定式を除いて基本的に
は図6と同様である。
【0058】図14は図7の変形例であり、図7と同一機
能部分については同一符号を付して説明を省略する。本
変形例では動作判定式として[数5]式で示したものを
使用すると共に、前記同様に変数が4個(a,a′,
b,b′)あるため、変数可変部4-8 を前記個数に対応
させて設けただけであり、動作判定式を除いて基本的に
は図7と同様である。
【0059】図15は図8の変形例であり、図8と同一機
能部分については同一符号を付して説明を省略する。本
変形例では動作判定式として[数5]式で示したものを
使用すると共に、前記同様に変数が4個(a,a′,
b,b′)あるため、変数可変部4-9 を前記個数に対応
させて設けただけであり、動作判定式を除いて基本的に
は図8と同様である。
【0060】図16は図5の変形例であり、図5と同一部
分については同一符号を付して説明を省略する。本例で
は基準電圧として正相電圧を用いるようにしたものであ
る。そして5-1 は基準電圧算出部である。正相電圧は図
16の5-1 で計算するが、その一例については、以下文献
に記載されているのでここでは省略する。
【0061】正相電圧は電気学会保護リレーシステム研
究会PSR−96−5,P47にも記載しているよう
に、対称座標法の正相分電圧であり、事故前後で位相変
化が少ない利点がある。このため、基準電圧と線間電圧
との位相差を求める場合に、図3では事故前位相φ1
事故後の位相φ2 の差から位相差φを求めるような事故
前後の位相補正を行なっていたが、正相電圧では不要と
できる。一般的な各種事故時の正相電圧と電圧の位相差
は[表2],[表3]のようになる。
【0062】
【表2】
【0063】
【表3】
【0064】この場合にも、事故相についてはその位相
差はほとんど変化がなく、健全相の位相差は変化するこ
とから、図3から図8及び図11から図15に対応する各発
明の実施の形態又は変形例で記載した作用,効果を有す
る。なお、[表3]において、bc事故の時a相継電器
の位相差が0°であり、特性変化はないことになるが、
a相は健全相でありインピーダンスは継電器動作外であ
ることは自明である。
【0065】図17は図16の変形例であり、図16と同一部
分については同一符号を付して説明を省略する。本変形
例では正相電圧を例えば事故発生2サイクル前の電圧と
したもの図17の5-2 であり、事故時に事故前電圧を用い
ることで、図16と同様に事故前後で位相変化のない基準
電圧となる。
【0066】なお、図3,図4から図8及び図11から図
15に対応する本発明の実施の形態及び変形例について
は、基準電圧を事故前電圧に置き換えたもので作用,効
果が説明できるため、詳細は省略する。又、事故前とし
ては事故発生前2サイクルにとらわれるものではない。
【0067】図18は本発明の請求項5の実施の形態を示
す機能ブロック図である。図18において、1は継電器設
置点での電圧と電流を導入し、事故点までのインピーダ
ンスとして抵抗分Rとリアクタンス分Xを算出する部分
である。図18の変数可変部4-10では、算出したリアクタ
ンス分Xに比例して[数3]式の変数a,bを可変とす
るように構成したものである。
【0068】事故点が継電器設置点に近づくにつれ、健
全相の見るインピーダンスが図31のように距離継電器動
作域に入りやすくなってくるため、リアクタンス分Xに
比例して変数を変化させることで、事故点が継電器設置
点に近づくとリアクタンスXが小さくなり、従って変数
も小さくなることから動作域を縮小することができる。
これにより、健全相のオーバーリーチ動作を阻止でき
る。なお、本実施の形態では比例の関係としたが、これ
に限定されるものではなく、又、[数3]式に代わり
[数5]式として、変数a,b,a′,b′を可変する
ようにしてもよい。
【0069】図19は本発明の請求項6の実施の形態を示
す機能ブロック図である。図19において、1は継電器設
置点での電圧と電流を導入し、事故点までのインピーダ
ンスとして抵抗分Rとリアクタンス分Xを算出する部分
である。又、図19の8-1 は[数3]式に従った第1段要
素の動作判定部分であり、変数a,bを定数に設定し、
a>bなる関係となるようにした。同様に、8-2 から8-
3 ではa<bなる関係となるようにした第2段以上の要
素を組み合わせて距離継電器を構成したものである。
【0070】図20に示すように第1段要素をa>bとし
ているため、動作特性としては縦長の楕円特性となり、
第2段以上の要素では横長特性としているため、オーバ
ーリーチによる健全相継電器の第1段要素の不要動作に
対す裕度を確保し、逆に時限遮断である第2段以上の要
素の保護動作域を拡大して距離継電器の保護責務の向上
が図られる。又、図面には示していないが、常時の負荷
電流による不要動作を防止するため第2段以上の要素に
関しても縦長の楕円特性としてもよい。
【0071】図21は本発明の請求項7の実施の形態を示
す機能ブロック図である。図21において、1は継電器設
置点での電圧と電流を導入し、事故点までのインピーダ
ンスとして抵抗分Rとリアクタンス分Xを算出する部分
である。
【0072】図21の零相電流分計算部9は、自回線零相
電流I01と隣回線零相電流I02の比が所定値以上を検出
する部分と、前記I01とI02の位相差が所定の範囲内
(±α)であることを検出する部分であり、これらの検
出結果を10のようにANDに構成し、両者が成立した場
合には、変数可変部4-11にて[数5]式の変数a,
a′,b,b′を可変するように構成した。
【0073】地絡距離継電器では送電線の平行2回線運
用時に隣回線零相電流補償による健全回線側継電器のオ
ーバーリーチは、前記文献に詳細が記載されているが、
簡潔に説明すると、以下のようになる。地絡距離継電器
の事故点までのインピーダンス算出(測距)の原理は、
下式で表現できる。なお、Zは算出したインピーダン
ス、Va ,Ia は各相電圧,電流、I01,I02は自回
線,隣回線零相電流、K,K′は定数を示す。
【数11】
【0074】平行2回線で健全回線側リレーでは、I02
が事故電流相当であり、Zが本来地絡距離継電器として
測距すべきZよりも小さく測距することになる。例え
ば、図22のような平行2回線で相手端までの距離を1と
して、隣回線の自端から0.25の地点で地絡事故が発
生した場合には、潮流なしのとき下記の関係がある。
【数12】I01:I02=0.25:1.75 ∴I02=7・I01
【0075】又、Ia =3・I01であるから、健全回線
側継電器の算出するインピーダンスZは、下記式とな
る。
【数13】
【0076】又、隣回線補償がない場合は、下記式とな
り、本来のインピーダンス1.75に対して1/3.8
である0.46に測距することになる。
【数14】
【0077】これによる健全回線側継電器のオーバーリ
ーチ阻止のため、図21の23で事故回線か否かを判断し、
AND回路10で条件成立した時には健全回線側と見なせ
るので、変数を例えば、a=0.46/2,a′<0.
46/2,b<0.46/2,b′<0.46/2とす
れば、図23のように動作域が縮小できて、上記のような
不要動作を防止できる。なお、図には示していないが、
自回線零相電流と隣回線零相電流との比が所定値以上を
検出したことで変数を可変することでも同様の効果は得
られる。
【0078】図24は本発明の請求項8の実施の形態を示
す機能ブロック図である。図24では波線部分は本発明の
請求項1から請求項7記載の距離継電器の実施の形態部
分であるため、詳細は省略するが、事故相継電器が動作
判定後に[数4]式による動作判定に切り替えて動作判
定を維持するようにしている。
【0079】ここでは[数4]式の作用と効果について
説明する。至近端事故時には、事故相の電圧が0となる
ことがあり、この時[数3]式又は[数5]式による動
作判定式では、算出したインピーダンスR,Xが0近傍
の正負の数値となって、動作,復帰を繰り返すような不
安定な判定結果となる。
【0080】[数4]式で一旦動作と判定後は、
s ′,Xs ′をRs ′<Rs ,Xs ′<Xs とすれ
ば、請求項3の実施の形態で説明したように楕円特性の
中心位置を後方に移動する特性として、図25に示す後方
オフセット特性に変化できる。これにより、至近端事故
時においても継続して安定した継電器動作出力が得られ
る。
【0081】図26は本発明の変形例を示す機能ブロック
図である。図26の機能ブロック図の破線部は本発明の請
求項2から図8の変形例及び請求項4から図17の変形例
までの実施の形態と同様であり、詳細は省略するが、破
線部内で得た基準電圧と電圧の位相差φを表示するよう
に構成した。
【0082】上記したように変数を位相差で制御する場
合には、性能試験時に基準電圧と線間あるいは相電圧を
印加することになり、継電器各3相毎に位相差が異なっ
てくる。このため、各相の継電器が入力条件によってい
かなる位相差となっているかを把握するには、計測器の
表示値から逆に計算によって位相差を求める必要があ
る。
【0083】例えば、図27の(a)の短絡距離継電器の
試験入力構成の場合は、位相計測器は1つでよいが、a
b相,ca相継電器の位相差を求めるには、煩雑な計算
を行なわなければならない。計算を容易にするには、図
27の(b)のように各相電圧間に位相測定器を入れるこ
とになるが試験器材が多くなる。このため、試験の効率
化もしくは試験器材の削減から、継電器内部で算出して
いる位相差を表示させることで試験器材を必要最小限に
し、かつ、複雑な計算を不要にして各相の継電器応動を
容易に把握することができる。
【0084】図28は本発明の変形例を示す機能ブロック
図である。図28の機能ブロック図の破線部は、本発明の
請求項1から図26までの実施の形態及び変形例と同様で
あり、詳細は省略するが、破線部内で得た動作判定に用
いた[数3]式の変数a,b、[数5]式の変数a,
a′,b,b′を表示するように構成した。本発明の距
離継電器では、特性を可変するため実系統で事故に遭遇
した場合に、継電器としてどのような状態で動作判定し
ているのかを把握することが困難である。
【0085】そこで、動作判定に用いた変数を表示する
ことにより、継電器特性がいかなる状態であるかを容易
に判断することができ、応動解析の容易性に加え、試験
時においても予め変数値が予測できる試験入力に対応し
た変数の表示がなされているかを判断することで、継電
器の保守も容易になる。即ち、試験入力時に予め測定さ
れた変数の表示値がない場合には、例えば、入力部のゲ
インや位相のずれが予測できるため、経年的に変化しや
すい入力部のチェックにもなる。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば楕
円の式を基にした距離継電器の動作判定式を採用し、事
故前後で楕円の長軸,短軸に対応する変数を可変させる
ことにより、事故時の健全相又は健全回線側継電器のオ
ーバーリーチによる不要動作の阻止が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の距離継電器の機能
ブロック図。
【図2】本発明による変化後の距離継電器の特性図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の距離継電器の機能
ブロック図。
【図4】各種事故時の電圧傾向を示す図。
【図5】本発明の変形例の距離継電器の機能ブロック
図。
【図6】本発明の他の変形例の距離継電器の機能ブロッ
ク図。
【図7】本発明の更に他の変形例の距離継電器の機能ブ
ロック図。
【図8】本発明の更に他の変形例の距離継電器の機能ブ
ロック図。
【図9】本発明の第3の実施の形態の距離継電器の機能
ブロック図。
【図10】本発明の第3の実施による変化後の距離継電器
の特性図。
【図11】本発明の第4の実施の形態の距離継電器の機能
ブロック図。
【図12】本発明の図5の変形例の距離継電器の機能ブロ
ック図。
【図13】本発明の図5の変形例の距離継電器の機能ブロ
ック図。
【図14】本発明の図5の変形例の距離継電器の機能ブロ
ック図。
【図15】本発明の図5の変形例の距離継電器の機能ブロ
ック図。
【図16】本発明の図5の変形例の距離継電器の機能ブロ
ック図。
【図17】本発明の図5の変形例の距離継電器の機能ブロ
ック図。
【図18】本発明の第5の実施の形態の距離継電器の機能
ブロック図。
【図19】本発明の第6の実施の形態の距離継電器の機能
ブロック図。
【図20】本発明の第6の実施による距離継電器の特性
図。
【図21】本発明の第7の実施の形態の距離継電器の機能
ブロック図。
【図22】平行2回線送電線の事故条件を示す図。
【図23】本発明の第7の実施による距離継電器の特性変
化図。
【図24】本発明の他の変形例の距離継電器の機能ブロッ
ク図。
【図25】本発明の図24の実施による距離継電器の特性変
化図。
【図26】本発明の他の変形例の距離継電器の機能ブロッ
ク図。
【図27】試験構成を説明する図。
【図28】本発明の他の変形例の距離継電器の機能ブロッ
ク図。
【図29】従来技術の距離継電器の特性図。
【図30】従来技術の距離継電器の機能ブロック図。
【図31】bc相2φS時の継電器が見るインピーダンス
と継電器特性図。
【図32】進み相オーバーリーチの対策図。
【符号の説明】
1 インピーダンス算出部 2,2-1 ,2-2 動作判定式算出部 3 事故検出算出部 4,4-1 〜4-11 変数可変部 5,5-1 ,5-2 基準電圧算出部 6,7,7-1 〜7-4 位相差算出部 8-1 ,8-2 ,8-3 第1段要素,第2段要素,第3
段要素 9 零相電流分計算部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送電線の保護区間内の事故を検出する距
    離継電器において、継電器設置点の電圧と電流を導入
    し、事故点までのインピーダンスとして抵抗分Rとリア
    クタンス分Xを算出する第1の手段と、事故時には2つ
    の変数a,bを事故前と同じかもしくは異なる数値とし
    て選択する第2の手段を有し、整定値Rs ,Xs とか
    ら、下記式もしくはこれと等価な式により動作判定を行
    なうように構成したことを特徴とする距離継電器。 【数1】 (R−Rs /2)2 /a2 +(X−Xs /2)2 /b2 ≦(Rs /2a)2 +(Xs /2b)2 ここで、Rs ,Xs は夫々距離継電器の抵抗分,リアク
    タンス分の整定値を示す。
  2. 【請求項2】 送電線の保護区間内の事故を検出する距
    離継電器において、継電器設置点の電圧と電流を導入
    し、事故点までのインピーダンスとして抵抗分Rとリア
    クタンス分Xを算出する第1の手段と、基準となる電圧
    (以下、基準電圧と称す)を算出する第2の手段と、動
    作判定に直接用いる電圧との位相差φに応じて可変する
    変数a,bを算出する第3の手段とを有し、[数1]式
    もしくはこれと等価な式により動作判定を行なうように
    構成したことを特徴とする距離継電器。
  3. 【請求項3】 送電線の保護区間内の事故を検出する距
    離継電器において、継電器設置点の電圧と電流を導入
    し、事故点までのインピーダンスとして抵抗分Rとリア
    クタンス分Xを算出する第1の手段と、事故時には2つ
    の変数a,b及びa′,b′を事故前と同じかもしくは
    異なる数値として選択する第2の手段を有し、整定値R
    s ,Xs とから、下記式もしくはこれと等価な式により
    動作判定を行なうように構成したことを特徴とする距離
    継電器。 【数2】 (R−a′・Rs /2)/a2 +(X−b′・Xs /2)/b2 ≦(a′・Rs /2a)2 +(b′・Xs /2b)2 ここで、Rs ,Xs は夫々距離継電器の抵抗分,リアク
    タンス分の整定値を示す。
  4. 【請求項4】 送電線の保護区間内の事故を検出する距
    離継電器において、継電器設置点の電圧と電流を導入
    し、事故点までのインピーダンスとして抵抗分Rとリア
    クタンス分Xを算出する第1の手段と、基準となる電圧
    (以下、基準電圧と称す)を算出する第2の手段と、動
    作判定に直接用いる電圧との位相差φに応じて可変する
    変数a,b及びa′,b′を算出する第3の手段とを有
    し、[数2]式もしくはこれと等価な式により動作判定
    を行なうように構成したことを特徴とする距離継電器。
  5. 【請求項5】 送電線の保護区間内の事故を検出する距
    離継電器において、継電器設置点の電圧と電流を導入
    し、事故点までのインピーダンスとして抵抗分Rとリア
    クタンス分Xを算出する第1の手段を有し、前記第1の
    手段によるリアクタンス分Xの値に応じて、[数1]式
    の変数a,bもしくは[数2]式の変数a,b,a′,
    b′を可変するように構成したことを特徴とする請求項
    1又は請求項3記載の距離継電器。
  6. 【請求項6】 送電線の保護区間内の事故を検出する距
    離継電器において、継電器設置点の電圧と電流を導入
    し、事故点までのインピーダンスとして抵抗分Rとリア
    クタンス分Xを算出する第1の手段を有し、[数1]式
    もしくは[数2]式による動作判定を行なう際に、変数
    a,bもしくは変数a,b,a′,b′を定数に整定し
    た複数の距離継電器を組み合わせて構成したことを特徴
    とする距離継電器。
  7. 【請求項7】 送電線の保護区間内の事故を検出する距
    離継電器において、継電器設置点の電圧と電流を導入
    し、事故点までのインピーダンスとして抵抗分Rとリア
    クタンス分Xを算出する第1の手段を有し、自回線零相
    電流I01と隣回線零相電流I02の比が所定値以上を検出
    する第4の手段と、前記I01とI02の位相差が所定の範
    囲内であることを検出する第5の手段から、第4の手段
    と第5の手段の両者もしくは第4の手段が成立した時に
    [数2]式の変数a,b,a′,b′を可変するように
    構成したことを特徴とする距離継電器。
  8. 【請求項8】 距離継電器が動作と判定した後に整定値
    s ,Xs に対して、Rs ′<Rs ,Xs ′<Xs なる
    関係で下記式による動作判定に切り替えたことを特徴と
    する請求項1ないし請求項7記載の距離継電器。 【数3】 (R−a′・Rs ′/2)/a2 +(X−b′・Xs ′/2)/b2 ≦(a′・Rs ′/2a)2 +(b′・Xs ′/2b)2 ここで、Rs ,Xs は夫々距離継電器の抵抗分,リアク
    タンス分の整定値を示す。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009296783A (ja) * 2008-06-05 2009-12-17 Chugoku Electric Power Co Inc:The リレー動作判定装置、リレー動作判定方法およびリレー動作判定プログラム
CN104375482A (zh) * 2014-01-08 2015-02-25 国家电网公司 一种继电保护装置在线评估方法
JP2016220502A (ja) * 2015-05-26 2016-12-22 中国電力株式会社 保護継電装置
KR20170054081A (ko) * 2015-11-09 2017-05-17 한국전기연구원 Tcsc가 포함된 전력 계통의 거리 계전기의 제어 장치 및 방법

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JP2016220502A (ja) * 2015-05-26 2016-12-22 中国電力株式会社 保護継電装置
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