JPH11178342A - 電源装置、電子機器、及び降圧型整流平滑回路 - Google Patents

電源装置、電子機器、及び降圧型整流平滑回路

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JPH11178342A
JPH11178342A JP36326897A JP36326897A JPH11178342A JP H11178342 A JPH11178342 A JP H11178342A JP 36326897 A JP36326897 A JP 36326897A JP 36326897 A JP36326897 A JP 36326897A JP H11178342 A JPH11178342 A JP H11178342A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 降圧型整流回路とその後段のDC/DCコン
バータの組み合わせにおいて、電力損失及びコストアッ
プの少ない過電圧保護構成を可能にする電源装置を提供
する。 【解決手段】 降圧型アクティブフィルタ回路の出力で
ある降圧チョッパ回路112の出力電圧Voが設定値よ
り高くなったことを検出して停止信号CSを出力する過
電圧検出回路117を設け、DC/DCコンバータ11
3は、前記停止信号CSを受けたときにスイッチング素
子113aをオフに固定して動作を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高調波成分の低減
に効果のある降圧型整流平滑回路、降圧型整流回路の後
段にDC/DCコンバータを接続して構成した電源装
置、及びこの電源装置を搭載した複写機やプリンター等
の電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、商用電源ラインの歪波形(電源高
調波歪)による各種電子機器の誤動作等の問題が深刻化
している。このような高調波歪の発生を抑制するため
に、電子機器に入力される入力電流の高調波成分を規制
する法律が整備されつつある。
【0003】一般に、電子機器の電源入力回路(スイッ
チング電源)には、図6に示すようにコンデンサ52を
ダイオードブリッジ51の出力側に設けたコンデンサイ
ンプット型整流回路が用いられている。
【0004】従って、各商用電源の電圧ピーク付近の位
相時のみに、電流が商用電源Vin(AC)からダイオ
ードブリッジ51を通してコンデンサ52に流れ込み、
それが原因で商用電源Vin(AC)より電子機器に流
れ込む入力電流はピーク電流波形となり、多くの高調波
成分を含んでしまう。
【0005】従来、このような高調波成分を十分低減す
るために、図7に示すように商用電源Vin(AC)
とコンデンサインプット型整流回路のダイオードブリッ
ジ51との間に1個のチョークコイル53を介装して、
入力電流の導通角を大きくする、図8に示すように、
電源入力回路に昇圧型アクティブフィルタ回路を用い
て、入力電圧波形と相似する入力電流波形を得る、とい
った手法が提案されている。
【0006】なお、図8において、61はダイオードブ
リッジ、67はフライフォイールダイオード(以下、単
にダイオードという)、64,65はチョークコイル、
62,63,68はコンデンサ、66はFET、60
a,60b,69a,69bは抵抗、71は電流検出回
路、72は第1電圧検出回路、73は第2電圧検出回
路、74は乗算器、75は誤差増幅回路、76はPWM
(パルス幅変調)制御回路である。
【0007】しかしながら、上記図7に示す上記の手
法によれば、チョークコイル53のインダクタンスは、
〜10mH程度必要であり、これを実現するにはチョー
クコイル53が大型化し、回路の小型化および軽量化を
図る事が困難になるという問題があった。この点につい
て具体的に説明する。
【0008】図9のS1〜S3は、図6〜図8に示した
電源入力回路において、負荷電力Poが200Wの場合
に得られる入力電圧Vin(AC)に対する出力電圧
(整流後電圧)Vo(DC)の関係を示し、図10のS
1〜S3は、上記電源入力回路にかかる入力電圧Vin
が230Vである場合に得られる負荷電力Poに対する
出力電圧Vo(DC)の関係を示している。
【0009】両図において、S1は図6に示したコンデ
ンサインプット型整流回路を用いた場合の特性を示し、
S2は図7に示したコンデンサインプット型整流回路に
1個のチョークコイル53を追加した場合の特性を示
し、S3は、図8に示した昇圧型アクティブ回路を用い
た場合の特性を示す。なお、S4は後述する。
【0010】図9及び図10から明らかなように、チョ
ークコイル53を追加した回路において、負荷電力Po
が増加した場合、又は入力電圧Vinの低下により入力
電流Iinが増加した場合は、チョークコイル53のイ
ンピーダンスにより出力電圧Voが著しく低下する。そ
のために、後段に接続されるDC/DCコンバータの動
作範囲を低入力電圧まで広げたり、瞬時停電対策のため
にコンデンサ52の容量を増加させる必要が生じ、コス
トアップを招くと共に、電源入力回路及び後段DC/D
Cコンバータの大型化を招くという問題点があった。
【0011】また、上記図8に示す上記の手法によれ
ば、トランジスタ66がオン状態であるときにチョーク
コイル65を流れる電流ΔIは、トランジスタ66がオ
ン状態の期間をTon、チョークコイル65のインダク
タンスをL65とすると、次式(1)で表される。
【0012】ΔI=Vin/L65*Ton …(1) この(1)式から明らかなように、トランジスタ66の
負担を小さくするためには、チョークコイル65のイン
ダクタンスを大きくする必要がある(一般には数mH程
度のチョークコイルが用いられている)。そのため、チ
ョークコイル65のサイズまたはトランジスタ66の電
流容量を大きくしなければならない。また、トランジス
タ66がオン状態である時のみチョークコイル65にエ
ネルギーが蓄えられるので、トランジスタ66を流れる
電流のピーク値を大きくしなければならない。
【0013】さらに、昇圧型アクティブ回路を実現する
ためには、図8に示したように複雑な制御回路が必要で
ある。従って、上記の手法を用いたとしても、電源入
力回路の複雑化による効率の低下、電源入力回路の大型
化、ノイズの増大及びコストの大幅アップを招くという
問題点があった。
【0014】これらの問題を解決すべく、図11に示す
ような降圧型アクティブフィルタ回路が提案されてい
る。図11において、降圧型アクティブフィルタ回路
は、ダイオードブリッジ110を有し、該ダイオードブ
リッジ110は商用電源Vinに接続されている。ダイ
オードブリッジ110の出力端子は、チョークコイル1
11a及びコンデンサ111b,111cから構成され
るローパスフィルタ111と、FET等のスイッチング
素子であるトランジスタ112a、フライホイールダイ
オード(以下、単にダイオードという)112b、平滑
コンデンサ112c、及びチョークコイル112dから
構成される降圧型チョッパ回路112とを介して、後段
のDC/DCコンバータ等の回路(図示省略)に接続さ
れる。
【0015】この降圧型アクティブフィルタ回路におい
ては、チョークコイル112dのインダクタンス値は、
最大負荷時にも当該チョークコイル112dが電流不連
続モードで動作可能となるように設定される。
【0016】また、降圧チョッパ回路112の出力端子
は差動増幅回路114の入力端子に接続され、該差動増
幅回路114の出力端子は、誤差増幅回路115の一方
の接続端子に接続される。誤差増幅回路115の他方の
入力端子は、基準電圧Vrefに接続されており、出力
端子は、PWM(パルス幅変調)制御回路116に接続
されている。
【0017】降圧チョッパ回路112の出力電圧Vo
は、差動増幅回路114を介して誤差増幅回路115に
入力され、基準電圧Vrefと比較される。そして、出
力電圧Voと基準電圧Vrefとの差に応じた信号が、
誤差増幅回路115からPWM制御回路116に入力さ
れる。PWM制御回路116は、誤差増幅回路115の
出力信号に応じたオン/オフ比の矩形波信号を降圧チョ
ッパ回路112のトランジスタ112aに入力する。こ
れにより、出力電圧Voは、基準電圧Vrefに応じた
一定の値をとるようにフィードバック制御される。
【0018】上記構成において、商用電源Vinをダイ
オードブリッジ110で整流した後の電圧(以下、整流
後電圧という)Vsはローパスフィルタ111に入力さ
れ、このローパスフィルタ111の出力は、降圧チョッ
パ回路112に入力される。降圧チョッパ回路112の
出力電圧Voが所定の値をとるように、入力される商用
電源Vinの周波数より十分に高い所定の周波数で且つ
所定のオンデューティーで、トランジスタ112aは制
御される。
【0019】このような動作により、図12(a)に示
すようにダイオードブリッジ110による整流後電圧V
sが徐々に上昇し、整流後電圧Vsが出力電圧Voより
大きい期間、すなわち図12の時点t1から時点t2の
間及び時点t3から時点t4の間に図12(b)に示す
電流Isが流れる。つまり、入力電流の導通角は、Vs
>Voである期間に対応するので、出力電圧Voを適当
な値(例えば、入力230V系に対してVo<250
V)に設定する事により、高調波電流を抑制することが
可能となる。
【0020】図9のS4は、上記図11に示した電源入
力回路において、負荷電力Poが200Wの場合に得ら
れる入力電圧Vin(AC)に対する出力電圧(整流後
電圧)Vo(DC)の関係を示し、図10のS4は、入
力電圧Vinが230Vである場合に得られる負荷電力
Poに対する出力電圧Vo(DC)の関係を示してい
る。
【0021】両図から明らかなように、出力電圧Vo
は、負荷電力Poが変化しても一定の値をとるように制
御されると共に、入力電圧Vinが所定値(図示例で
は、190V)より大きい時にも一定の値を取るように
制御される。また、入力電圧Vinが所定値以下の時
は、トランジスタ112aは、常時オン状態に制御され
るので、従来のコンデンサインプット型整流回路と同様
の特性を示す。
【0022】以下、図11に示した電源入力回路の動作
について、図13を参照して、説明する。なお、図13
は、ダイオードブリッジ110の出力電流Is及びチョ
ークコイル112dに流れる電流ILの変化を示す図で
ある。
【0023】図13のt1において、Vs>Voとなる
と、チョークコイル112dに電流ILが流れ始める。
例えば、t2からt3までの期間Tonにトランジスタ
112aがオン状態になると、チョークコイル112d
に流れる電流ILは増加する。t3でトランジスタ11
2aをオフ状態にすると、チョークコイル112dを流
れる電流ILは、徐々に減少し、t3からToff’経
過したt4でゼロになる。またt3でトランジスタ11
2aをオフ状態にしてから期間Toff(Toff>T
off’)経過したt5において、トランジスタ112
aは再びオン状態にされ、t2以降と同様の動作が繰り
返される。
【0024】このように変化するチョークコイル112
dに流れる電流ILは、以下のように求められる。
【0025】[Vs≦Voの期間]トランジスタ112
aがオン状態にある時、チョークコイル112d及びト
ランジスタ112aに流れる電流ILは、IL=0とな
る。トランジスタ112aがオフ状態にあるときも、電
流IL=0となる。
【0026】[Vs>Voの期間]トランジスタ112
aがオン状態にあるとき、チョークコイル112d及び
トランジスタ112aに流れる電流ILは、 IL={(Vs−Vo)/Ld}*T 但し、Ld:チョークコイル112dのインダクタンス
で表され、時間Tと共に増加する。そのピーク値Ip
は、 Ip={(Vs−Vo)/Ld}*Ton である。
【0027】一方、トランジスタ112aがオフ状態に
ある時、チョークコイル112d及びダイオード112
bに流れる電流ILは、 IL=Ip−{Vo/Ld*T} で表され、時間Tと共に減少する。したがって、電流I
Lの値が0になるまでの時間Toff’は、 Toff’={(Vs−Vo)/Vo}*Ton で表される。
【0028】降圧型アクティブフィルタ回路において
は、図13に示したように、最大負荷時でも、Tof
f’<Toff(但し、Toffは、トランジスタ11
2aがオフにされる期間)、となるように、すなわち最
大負荷時でもチョークコイル112dが電流不連続モー
ドで動作可能となるように、チョークコイル112dの
インダクタンス値を決定する。これにより、チョークコ
イル112dに蓄えられたエネルギーは、各周期毎にす
べて放出される。
【0029】入力電流Isの値は、トランジスタ112
aに流れる電流をローパスフィルタ111でフィルタリ
ングした値になるので、
【0030】
【数1】 Is=1/T*[(1/2)*Ton*Ip] =Ton^2/(2*T*Ld)*(Vs−Vo) で表される。
【0031】入力電流波形は、入力電圧(整流後電圧)
Vsと出力電圧Voとの差(Vs−Vo)に比例する。
例えば、整流後電圧Vsが正弦波であるときは、出力電
圧Voとして適切な値を設定することにより(Isは、
正弦波の一部分を切取った波形になる)、入力電流の導
通角は、任意の値に設定できる。
【0032】なお、トランジスタ112aがオン状態と
なるデューティーは、上述したようにチョークコイル1
12dに蓄えられたエネルギーをすべて放出可能な程度
に、十分に小さく設定されることが望ましく、また上記
デューティーは、当該整流回路が適用される電源入力回
路にかかる負荷電力に応じて、または整流回路への入力
電流に応じて設定されることが好ましい。
【0033】上記の降圧型アクティブフィルタ回路によ
れば、次のような優れた特長がある。
【0034】(1)基準電圧Vrefを適当な値に設定
するだけで(整流後電圧Voを適当な値に設定するだけ
で)、入力電流の導通角を設定することができるので、
図8に示すものより簡単な構成で、高調波を抑制するこ
とができる。
【0035】(2)図9に示したように、低入力電圧時
には、コンデンサインプット型整流回路と同様の特性を
示すので、単にチョークコイルを入力に追加しただけの
図7に示す回路のように、負荷電力の増加に伴う出力電
圧Voの低下(S2)を防止することができる。そのた
め、後段に接続されるDC/DCコンバータ等の入力電
圧範囲を低電圧側に広げる必要がなくなり、さらには瞬
時停電対策として平滑用コンデンサの容量を大きくする
必要もなくなる。
【0036】(3)出力電圧Voを入力電圧のピーク値
より低くなるように制御するので、コンデンサインプッ
ト型整流回路に比較して、出力電圧Voの上限値を低く
設定する事ができ、後段に接続されるDC/DCコンバ
ータ等の入力電圧範囲を狭くすることができる。したが
って、後段に接続されるDC/DCコンパータ等の素子
として、低耐電圧の素子を用いる事ができ、該素子の小
型化、低ノイズ化及びコストダウンが可能となる。
【0037】(4)図8に示した昇圧型アクティブフィ
ルタ回路を用いる場合に、チョークコイル65にかかる
電圧は、Vsであるが、降圧型アクティブフィルタ回路
によれば、チョークコイル112dにかかる電圧を(V
s−Vo)まで下げる事ができる。したがって、チョー
クコイル112dのインダクタンス値を小さくすること
ができるので、回路の小型化及び低コスト化を図ること
ができる。
【0038】(5)昇圧型アクティブフィルタ回路と比
較して、制御回路を単純化することが可能となる。
【0039】(6)トランジスタ112aが整流回路の
直列要素になっているために、整流回路をトランジスタ
112aを用いた突入電流制限回路として使用すること
ができる。従って、従来のコンデンサインプット型整流
回路や昇圧型アクティブフィルタ回路を用いた電源入力
回路に必要とされた突入電流制限回路として、トライア
ック、サイリスタなどのパワーデバイスを省略できる。
【0040】(7)電源回路の構成が簡単になるので、
ノイズを低減する事ができる。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の降圧型アクティブフィルタ回路を用いた電源装置で
は、次のような問題点があった。
【0042】一般には、商用電源230V入力時には、
降圧型アクティブフィルタ回路の出力電圧が200V〜
220V位になるように制御する。ところが、降圧型ア
クティブフィルタ回路では、例えば制御回路の故障やス
イッチング素子の故障時にスイッチング素子がオンに固
定されると、入力商用電源のピーク値(例えば、230
V入力の場合は230*1・4=322V)に整流して
しまう。そこで、後段のDC/DCコンバータに過電圧
保護対策を講ずることが行われている。
【0043】より具体的に説明する。例えば、降圧型ア
クティブフィルタ回路の出力電圧が200Vになるよう
にPWM制御回路116を用いて制御して、後段のDC
/DCコンバ一タ113をフォワード型で設計した場合
を考えると、DC/DCコンバータのスイッチング素子
のには通常動作時において400V程度の電圧が印加さ
れるため、当該スイッチング素子として450V乃至5
00V耐圧の素子を用いるのが一般的である。
【0044】ところが、上記のように降圧型アクティブ
フィルタ回路の故障時には、322Vの入力電圧とな
り、DC/DCコンバータのスイッチング素子には64
4Vの電圧が加わり、500V耐圧の素子では破損する
(一般にショートモード故障)。
【0045】そこで、DC/DCコンバータのスイッチ
ング素子として、耐電圧900Vの素子を用いる方法が
あるが、この方法によれば、スイッチング素子のオン抵
抗が増加するので(一般にFETのオン抵抗は耐電圧の
2乗に比例)、電力損失が増加して装置が大型化するだ
けでなく、コスト的にも不利となる。
【0046】また、商用電源ラインと直列にトライアッ
ク等のスイッチング素子を追加して、過電圧時には、ト
ライアックをオフする方法も考えられるが、通常動作時
にこのトライアックのオン電圧(1.5V程度)に入力
電流が流れて、かなりの電力損失が発生するし、コスト
的にも不利である。
【0047】さらに、上記従来の降圧型アクティブフィ
ルタ回路においては、チョークコイルの設計が非常に難
しい、といった問題もあった。すなわち、フェライトな
どのコア材に巻き線を施してチョークコイルを作製する
場合には、コア材の透磁率が大きいために最適のインダ
クタンスを得ようとすると巻き数が少なくなる。する
と、スイッチング素子112aのオン時には、(入力電
圧−出力電圧)*(スイッチング素子112aのオン時
間)だけの磁束を、上記少ない巻き数のチョークコイル
で受けとめる事になり、コア材の磁束密度が大きくなっ
てコアでの鉄損がかなり増加し、チョークコイルの昇温
が大きくなる。
【0048】コア材として低損失、低透磁率の材料があ
れば、解決できるが適当なものが存在しない。また存在
したとしても(空芯コイル、コアに大きなギャップを付
ける方法も同じ)、磁界の漏れが大きくなってしまい、
磁界中に電流を流すことになり過大な銅損を招いたり、
回路(自他ともに)の誤動作を引き起こすなど、不適切
なことが多い。
【0049】複数のチョークコイルをN個並列接続し
て、比較的多くの巻き数で作製したチョークコイルのイ
ンダクタンスを1/Nにして用いることも考えられる
が、その場合、チョークコイル間での電流バランスを確
保することが難しいし、コスト、サイズの面でも不利で
ある。
【0050】本発明は上記従来の問題点に鑑み、降圧型
整流回路とその後段のDC/DCコンバータの組み合わ
せにおいて、電力損失及びコストアップの少ない過電圧
保護構成を可能にする電源装置を提供することを目的と
する。また、この電源装置を搭載した電子機器を提供す
ることを目的とする。さらに、回路の小型化、低コスト
化、及び低損失化を可能にする降圧型整流平滑回路を提
供することを目的とする。
【0051】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明では、交流商用電源を整流する整流手段
と、前記整流手段により整流された入力電圧を降圧する
電圧降圧手段と、前記電圧降圧手段の出力電圧を前記入
力電圧のピーク値より低い所定値に制御する出力電圧制
御手段とを有する降圧型整流回路の後段に、DC/DC
コンバータを接続して構成した電源装置において、前記
降圧型整流回路の出力である前記電圧降圧手段の出力電
圧が設定値より高くなったときに、前記DC/DCコン
バータの動作を停止する構成にしたものである。
【0052】第2の発明では、上記第1の発明におい
て、前記電圧降圧手段は、前記整流手段の出力側に直列
接続されたチョークコイル及びスイッチング素子を有
し、該チョークコイル及びスイッチング素子の動作に基
づいて前記整流手段により整流された入力電圧を降圧す
る構成にすると共に、前記出力電圧制御手段は、入力商
用電源の周波数より高い周波数で且つ前記チョークコイ
ルが電流不連続モードで動作可能な程度に小さいオンデ
ューティーで前記スイッチング素子の動作を制御するス
イッチング素子制御手段を含む構成とし、前記電圧降圧
手段の前記スイッチング素子に流れる電流を監視する電
流監視手段を設け、前記スイッチング素子に流れる電流
がゼロになる期間または所定値より小さくなる期間がな
くなった時、かつ前記電圧降圧手段の出力電圧が設定値
より高い時に、前記DC/DCコンバータの動作を停止
する構成にしたものである。
【0053】第3の発明では、上記第1または第2の発
明において、前記DC/DCコンバータの動作の停止
は、該DC/DCコンバータ中のスイッチング素子をオ
フに固定して行うものである。
【0054】第4の発明では、交流商用電源を整流する
整流手段、該整流手段により整流された入力電圧を降圧
する電圧降圧手段、及び該電圧降圧手段の出力電圧を前
記入力電圧のピーク値より低い所定値に制御する出力電
圧制御手段を有する降圧型整流回路の後段にDC/DC
コンバータを接続して構成した電源装置を備え、該電源
装置を動作電圧として所定の動作を行う電子機器におい
て、前記電源装置は、前記降圧型整流回路の出力である
前記電圧降圧手段の出力電圧が設定値より高くなったと
きに、前記DC/DCコンバータの動作を停止する構成
にしたものである。
【0055】第5の発明では、上記第4の発明におい
て、前記電源装置の前記電圧降圧手段は、前記整流手段
の出力側に直列接続されたチョークコイル及びスイッチ
ング素子を有し、該チョークコイル及びスイッチング素
子の動作に基づいて前記整流手段により整流された入力
電圧を降圧する構成にすると共に、前記出力電圧制御手
段は、入力商用電源の周波数より高い周波数で且つ前記
チョークコイルが電流不連続モードで動作可能な程度に
小さいオンデューティーで前記スイッチング素子の動作
を制御するスイッチング素子制御手段を含む構成とし、
前記電圧降圧手段の前記スイッチング素子に流れる電流
を監視する電流監視手段を設け、前記スイッチング素子
に流れる電流がゼロになる期間または所定値より小さく
なる期間がなくなった時、かつ前記電圧降圧手段の出力
電圧が設定値より高い時に、前記DC/DCコンバータ
の動作を停止する構成にしたものである。
【0056】第6の発明では、上記第4または第5の発
明において、前記DC/DCコンバータの動作の停止
は、該DC/DCコンバータ中のスイッチング素子をオ
フに固定して行うものである。
【0057】第7の発明では、交流商用電源を整流する
整流手段と、前記整流手段の出力側のハイサイドとロー
サイド間に接続された平滑用コンデンサ、該平滑用コン
デンサに接続されたチョークコイル、及び前記チョーク
コイルに流れる電流をスイッチングするスイッチング素
子を有する電圧降圧手段とを備えた降圧型整流平滑回路
において、前記電圧降圧手段のチョークコイルは、同一
のコアに2つの巻線を同一巻数で巻いたコモンモードチ
ョークコイルの2つの巻き線を、互いに生ずる磁束が打
ち消し合うように直列に接続したものである。
【0058】第8の発明では、交流商用電源を整流する
整流手段と、前記整流手段の出力側のハイサイドとロー
サイド間に接続された平滑用コンデンサ、該平滑用コン
デンサに接続されたチョークコイル、及び前記チョーク
コイルに流れる電流をスイッチングするスイッチング素
子を有する電圧降圧手段とを備えた降圧型整流平滑回路
において、前記電圧降圧手段の前記チョークコイルは、
前記同一のコアに2つの巻線を同一巻数で巻いたコモン
モードチョークコイルの2つの巻線である第1及び第2
の巻き線を、前記第1の巻き線、前記平滑コンデンサ及
び前記第2の巻き線のループで各々の第1及び第2の巻
き線によって生ずる磁束が打ち消し合うような極性で、
前記電圧降圧手段のハイサイドとローサイドにそれぞれ
に接続したものである。
【0059】第9の発明では、交流商用電源を整流する
整流手段と、前記整流手段の出力側のハイサイドとロー
サイド間に接続された平滑用コンデンサ、該平滑用コン
デンサに接続されたチョークコイル、及び前記チョーク
コイルに流れる電流をスイッチングするスイッチング素
子を有する電圧降圧手段とを備えた降圧型整流平滑回路
の後段に、DC/DCコンバータを接続して構成した電
源装置において、前記電圧降圧手段の前記チョークコイ
ルは、同一のコアに2つの巻線を同一巻数で巻いたコモ
ンモードチョークコイルの2つの巻き線を、互いに生ず
る磁束が打ち消し合うように直列に接続したものであ
る。
【0060】第10の発明では、交流商用電源を整流す
る整流手段と、前記整流手段の出力側のハイサイドとロ
ーサイド間に接続された平滑用コンデンサ、該平滑用コ
ンデンサに接続されたチョークコイル、及び前記チョー
クコイルに流れる電流をスイッチングするスイッチング
素子を有する電圧降圧手段とを備えた降圧型整流平滑回
路の後段に、DC/DCコンバータを接続して構成した
電源装置において、前記電圧降圧手段の前記チョークコ
イルは、同一のコアに2つの巻線を同一巻数で巻いたコ
モンモードチョークコイルの2つの巻線である第1及び
第2の巻き線を、前記第1の巻き線、前記平滑コンデン
サ及び前記第2の巻き線のループで各々の第1及び第2
の巻き線によって生ずる磁束が打ち消し合うような極性
で、前記電圧降圧手段のハイサイドとローサイドにそれ
ぞれ接続したものである。
【0061】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0062】(第1実施形態)図1は、本発明の第1実
施形態に係る電源装置の概略構成を示すブロック図であ
り、図11と共通の要素には同一の符号が付されてい
る。
【0063】この電源装置は、図11に示した従来の降
圧型アクティブフィルタ回路の後段にDC/DCコンバ
ータ113を接続して構成され、さらに、該降圧型アク
ティブフィルタ回路の出力である降圧チョッパ回路11
2の出力電圧Voが設定値より高くなったことを検出し
て停止信号CSを出力する過電圧検出回路117を設
け、DC/DCコンバータ113は、前記停止信号CS
を受けたときにスイッチング素子113aをオフに固定
して動作を停止するようにしたものである。
【0064】ここで、前記設定値は、降圧型アクティブ
フィルタ回路では230V入力時には200V〜220
V位に制御されるのが一般的であるので、例えば225
Vに設定するものとする。
【0065】DC/DCコンバータ113は、スイッチ
ング素子113a、トランス113b、ダイオード11
3c,113d、チョークコイル113e、平滑用コン
デンサ113fを備え、さらに、前記スイッチング素子
113aのスイッチング動作を制御する制御回路113
gを備えている。そして、この制御回路113gが過電
圧検出回路117からの停止信号CSを受けたときは、
スイッチング素子113aをオフに固定するようになっ
ている。
【0066】降圧型アクティブフィルタ回路のスイッチ
ング素子112aが故障時等により常時オン状態とな
り、降圧型アクティブフィルタ回路が出力過電圧を発生
する場合について説明する。
【0067】例えば、PWM制御回路116の故障等に
より、スイッチング素子112aのゲート信号が“H”
レベルに固定されて、スイッチング素子112aがオン
状態に固定された場合には、降圧型アクティブフィルタ
回路は、全波整流回路と同一になり、入力商用電源Vi
n(AC)のピーク値に整流平滑動作を行う。すなわ
ち、230V(AC)入力の場合には、降圧型アクティ
ブフィルタ回路は322V(DC)の電圧を出力し、こ
の電圧が後段のDC/DCコンバータ113の入力電圧
として供給されることになる。
【0068】このとき、過電圧検出回路117は、出力
電圧Voが設定値よりも高くなったので停止信号CSを
出力する。DC/DCコンバータ113の制御回路11
3gは、この停止信号CSを受けて、DC/DCコンバ
ータ113内のスイッチング素子113aをオフに固定
してスイッチ動作を停止させる。
【0069】DC/DCコンバータ113のスイッチン
グ素子113aがオフに固定された状態では、スイッチ
ング素子113aにかかる電圧は、DC/DCコンバー
タ113の入力電圧322Vそのものになる。すなわ
ち、商用230V(AC)入力では、降圧型アクティブ
フィルタ回路の故障などにより、スイッチング素子11
2aがオン状態に固定されたとしても、230*1.4
=322V以上の電圧は、DC/DCコンバータ113
のスイッチング素子113aには加わらない。
【0070】従って、DC/DCコンバータ113のス
イッチング素子113aとして、一般的な450Vない
し500V耐圧の素子を用いることができる。すなわ
ち、例えば、降圧型アクティブフィルタ回路の出力電圧
Voが200VになるようにPWM制御回路116を用
いて制御して、後段のDC/DCコンバ一タ113をフ
ォワード型で設計した場合を考えると、DC/DCコン
バータ113のスイッチング素子113aのドレインに
は、通常動作時(スイッチング素子113aがスイッチ
ング動作をしている状態)において400V程度の電圧
(入力電圧Vinの2倍+α)が印加されるため、スイ
ッチング素子113aとして450V乃至500V耐圧
の素子を用いるのが一般的である。スイッチング素子1
13aのドレイン電圧波形を図2に示す。
【0071】また、降圧型アクティブフィルタ回路の平
滑コンデンサ112cには、322V(DC)の電圧が
印加されるが、ある種の250V耐圧電解コンデンサ
は、軽負荷であれば400V程度の電圧が加わっても故
障しない事も知られている。この電解コンデンサを本実
施形態の平滑コンデンサ112cとして用いる。
【0072】このように、本実施形態の電源装置は、降
圧型アクティブフィルタ回路の出力電圧の過電圧を検出
したら、後段のDC/DCコンバータのスイッチング素
子を停止するようにしたので、DC/DCコンバータの
スイッチング素子や二次側整流ダイオード等の過電圧破
壊を防止することができる。
【0073】かかる本実施形態の電源装置を複写機など
の電子機器に使用するに際し、上述のように、降圧型ア
クティブフィルタ回路の出力過電圧を検出したとき、D
C/DCコンバータを停止させれば、機器の制御用5V
電源が無くなりシステムはダウンする。そのとき、メイ
ンスイッチをオートオフさせることにより、降圧型アク
ティブフィルタ回路の故障が機器の他のブロックに波及
することはなくなる。
【0074】このような本実施形態の電源装置では、従
来の電源装置のように、過電圧保護回路のために電力損
失を生ずることがなく、しかもコストアップすることも
ほとんどない。
【0075】(第2実施形態)図3は、本発明の第2実
施形態に係る電源装置の概略構成を示すブロック図であ
り、図1と共通の要素には同一の符号が付されている。
【0076】上記図1の構成において、ゼロ電流検出回
路118とANDゲート119を設けたものである。
【0077】ゼロ電流検出回路118は、降圧型アクテ
ィブフィルタ回路のスイッチング素子112aに流れる
電流をモニタし、この電流がゼロになる期間または所定
値よりも小さくなる期間がなくなったときに“L”レベ
ルの信号CGを出力する。ANDゲート119は、ゼロ
電流検出回路118からの“L”レベル信号CGと過電
圧検出回路117からの“H”レベル信号(過電圧検出
時)とを入力したとき、DC/DCコンバータ113の
制御回路113gへ停止信号CSを出力する。これによ
って、DC/DCコンバータ113のスイッチング素子
113aをオフに固定するものである。
【0078】すなわち、降圧型アクティブフィルタ回路
のスイッチング素子112aのドレイン電流をモニタし
て、その電流が連続になった時(つまりスイッチング素
子112aがオンに固定された場合)且つ、降圧型アク
ティブフィルタ回路の出力電圧Voが所定の値以上にな
ったときに、前記降圧型アクティブフィルタ回路の出力
に異常電圧が発生した(たとえば、トランジスタ112
aのオン状態固定)と判断(予測)して、後段のDC/
DCコンバータ113のスイッチング素子をオフに固定
する。
【0079】これにより、降圧型アクティブフィルタ回
路の平滑コンデンサ112cの電圧が上昇するのを、迅
速に且つ確実に検出する事ができるので、瞬時たりとも
後段のDC/DCコンバータ113のスイッチング素子
113aに過電圧をかける事なく異常を検出し停止する
事ができる。また、検出回路117の誤動作を心配せず
に、過電圧検出ポイントを定常動作時の降圧整流電圧の
近傍(例えば、205V程度)に設定することができ
る。
【0080】このように、本実施形態では、出力過電圧
の検出手段として、降圧型アクティブフィルタ回路のス
イッチング素子に流れる電流のゼロになる期間がなくな
ることを検出する方法と、降圧型アクティブフィルタ回
路の出力電圧を直接検出する方法とを組み合わせるよう
にしたので、過電圧保護手段につき、その応答を迅速に
し、かつ誤動作のないものにすることができる。
【0081】(第3実施形態)図4は、本発明の第3実
施形態に係る電源装置の概略構成を示すブロック図であ
り、図11と共通の要素には同一の符号が付されてい
る。
【0082】本実施形態では、上記図11に示した降圧
型アクティブフィルタ回路において、降圧チョッパ回路
112のチョークコイルとして、同一のコアに2つの巻
線を同一巻数で巻いたコモンモードチョークコイル12
1を用い、その2つの巻き線を、互いに生ずる磁束が打
ち消し合うように直列に接続したものである。
【0083】すなわち、このコモンモードチョークコイ
ル121は、高透磁率コア材を用いたコモンモードチョ
ークコイル(例えば電源ラインノイズ対策用)を用いて
いる。インダクタンスは、漏れインダクタンスを利用
し、漏れ磁界の量も空芯コイルに比べて小さくしてしま
うものである。
【0084】通常、コモンモードチョークコイルとは、
同一のコアに2つ(単相系の場合2つ、3相交流系では
3つ)の巻線を同一巻数だけ巻いたものである。一般的
な用途としては、図4の120のように、商用電源ライ
ンのL/N極にそれぞれの巻き線を直列に挿入し、ノル
マルモードではインダクタンス値がほとんどゼロで、か
つコモンモードでは、大きなインダクタンスがみえるよ
うな極性に接続して、ノイズフィルタとして用いられ
る。
【0085】しかしながら、2つの巻き線は、コアを通
して100%結合している訳ではなく、わずかにノルマ
ルモード成分のインダクタンスが残る。これを漏れイン
ダクタンスと呼ぶ。漏れインダクタンスは、上記フィル
タの場合では商用電源周波数に対しては微々たるインピ
ーダンスであるが、100KHz程度以上にて降圧型ア
クティブ整流回路で用いるには、充分なインダクタンス
である。
【0086】また、漏れインダクタンスの特徴として、
(1)上記コモンモードチョークコイルからコアを取り
除いた空芯インダクタンスよりも数倍大きくなり、
(2)コアではノルマルモード分の磁束はキャンセルす
るので、鉄損はほとんどゼロである。(3)閉磁路であ
るので、漏れ磁界は、空芯コイルや大きなギャップ付き
コアを用いたコイルより小さい。
【0087】本実施形態では、このような特徴を持つコ
モンモードチョークコイルを、降圧型アクティブフィル
タ回路においてチョークコイルとして用いたので、等価
的に低損失(コアの鉄損が少ない)、低透磁率、且つ漏
れ磁界の少ないチョークコイルとなり、理想的な特性を
示す。さらに、高透機率のコア材を用いたコモンモード
チョークコイルであれば、充分な漏れインダクタンスを
得るのに、巻線の巻き数も少なくて済み、巻き線での銅
損も減少する。
【0088】(第4実施形態)図5、本発明の第4実施
形態に係る電源装置の概略構成を示すブロック図であ
り、図11と共通の要素には同一の符号が付されてい
る。
【0089】本実施形態では、上記図11に示した降圧
型アクティブフィルタ回路において、降圧チョッパ回路
112のチョークコイルとして、同一のコアに2つの巻
線を同一巻数で巻いたコモンモードチョークコイル13
0を用いたものである。
【0090】このコモンモードチョークコイル130
は、2つの巻線である第1及び第2の巻き線を、第1の
巻き線、平滑コンデンサ112c及び第2の巻き線のル
ープで各々の第1及び第2の巻き線によって生ずる磁束
が打ち消し合うような極性で、降圧チョッパ回路112
のハイサイドとローサイドにそれぞれに接続したもので
ある。
【0091】上述のようなコモンモードチョークコイル
130を挿入することにより、後段のDC/DCコンバ
ータ等のコモンモードフィルタとしての効果が生じ、商
用電源回路に挿入すべきノイズフィルタの量を減らすこ
とができる。
【0092】
【発明の効果】以上詳述したように、第1の発明である
電源装置によれば、降圧型整流回路のスイッチング素子
の故障時や出力電圧制御手段の誤動作時のための過電圧
保護手段を低損失及び低コストで実現することが可能に
なる。
【0093】第2及び第3の発明である電源装置によれ
ば、過電圧を迅速に且つ確実に検出する事ができる。こ
れにより、瞬時たりとも後段のDC/DCコンバータの
スイッチング素子に過電圧をかける事なく異常を検出し
停止する事が可能になる。
【0094】第4乃至第6の発明である電子機器によれ
ば、降圧型アクティブフィルタ回路の故障が機器の他の
ブロックに波及することを防ぐことができる。
【0095】第7乃至第10の発明である降圧型整流平
滑回路及び電源装置によれば、電圧降圧手段のチョーク
コイルをコモンモードチョークコイルを用いて構成した
ので、低損失、低透磁率、かつ漏れ磁界の少ないチョー
クコイルとなり、回路の小型化、低コスト化、低損失化
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る電源装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図2】DC/DCコンバ一タ内スイッチング素子のド
レイン電圧波形図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る電源装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る電源装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図5】本発明の第4実施形態に係る電源装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図6】従来の電源入力回路(コンデンサインプット型
整流回路)を示す回路図である。
【図7】従来の電源入力回路を示す回路図である。
【図8】従来の電源入力回路(昇圧型アクティブフィル
タ回路)を示す回路図である。
【図9】従来の電源入力回路の特性図である。
【図10】従来の電源入力回路の特性図である。
【図11】従来の降圧型アクティブフィルタ回路の回路
図である。
【図12】図11の回路の動作を示す波形図である。
【図13】ダイオードブリッジの出力電流Is及びチョ
ークコイルに流れる電流ILの変化をしめす図である。
【符号の説明】
110 ダイオードブリッジ 111 ローパスフィルタ 112a スイッチング素子 112d チョークコイル 112 降圧型チョッパ回路 113 DC/DCコンバータ 113a スイッチング素子 114 差動増幅回路 115 誤差増幅回路 116 PWM(パルス幅変調)制御回路 117 過電圧検出回路 118 ゼロ電流検出回路 121 コモンモードチョークコイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02M 3/155 H02M 3/155 H

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流商用電源を整流する整流手段と、前
    記整流手段により整流された入力電圧を降圧する電圧降
    圧手段と、前記電圧降圧手段の出力電圧を前記入力電圧
    のピーク値より低い所定値に制御する出力電圧制御手段
    とを有する降圧型整流回路の後段に、DC/DCコンバ
    ータを接続して構成した電源装置において、 前記降圧型整流回路の出力である前記電圧降圧手段の出
    力電圧が設定値より高くなったときに、前記DC/DC
    コンバータの動作を停止する構成にしたことを特徴とす
    る電源装置。
  2. 【請求項2】 前記電圧降圧手段は、前記整流手段の出
    力側に直列接続されたチョークコイル及びスイッチング
    素子を有し、該チョークコイル及びスイッチング素子の
    動作に基づいて前記整流手段により整流された入力電圧
    を降圧する構成にすると共に、 前記出力電圧制御手段は、入力商用電源の周波数より高
    い周波数で且つ前記チョークコイルが電流不連続モード
    で動作可能な程度に小さいオンデューティーで前記スイ
    ッチング素子の動作を制御するスイッチング素子制御手
    段を含む構成とし、 前記電圧降圧手段の前記スイッチング素子に流れる電流
    を監視する電流監視手段を設け、 前記スイッチング素子に流れる電流がゼロになる期間ま
    たは所定値より小さくなる期間がなくなった時、かつ前
    記電圧降圧手段の出力電圧が設定値より高い時に、前記
    DC/DCコンバータの動作を停止する構成にしたこと
    を特徴とする請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 前記DC/DCコンバータの動作の停止
    は、該DC/DCコンバータ中のスイッチング素子をオ
    フに固定して行うことを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 交流商用電源を整流する整流手段、該整
    流手段により整流された入力電圧を降圧する電圧降圧手
    段、及び該電圧降圧手段の出力電圧を前記入力電圧のピ
    ーク値より低い所定値に制御する出力電圧制御手段を有
    する降圧型整流回路の後段にDC/DCコンバータを接
    続して構成した電源装置を備え、該電源装置を動作電圧
    として所定の動作を行う電子機器において、 前記電源装置は、 前記降圧型整流回路の出力である前記電圧降圧手段の出
    力電圧が設定値より高くなったときに、前記DC/DC
    コンバータの動作を停止する構成にしたことを特徴とす
    る電子機器。
  5. 【請求項5】 前記電源装置の前記電圧降圧手段は、前
    記整流手段の出力側に直列接続されたチョークコイル及
    びスイッチング素子を有し、該チョークコイル及びスイ
    ッチング素子の動作に基づいて前記整流手段により整流
    された入力電圧を降圧する構成にすると共に、 前記出力電圧制御手段は、入力商用電源の周波数より高
    い周波数で且つ前記チョークコイルが電流不連続モード
    で動作可能な程度に小さいオンデューティーで前記スイ
    ッチング素子の動作を制御するスイッチング素子制御手
    段を含む構成とし、 前記電圧降圧手段の前記スイッチング素子に流れる電流
    を監視する電流監視手段を設け、 前記スイッチング素子に流れる電流がゼロになる期間ま
    たは所定値より小さくなる期間がなくなった時、かつ前
    記電圧降圧手段の出力電圧が設定値より高い時に、前記
    DC/DCコンバータの動作を停止する構成にしたこと
    を特徴とする請求項4記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 前記DC/DCコンバータの動作の停止
    は、該DC/DCコンバータ中のスイッチング素子をオ
    フに固定して行うことを特徴とする請求項4または請求
    項5記載の電子機器。
  7. 【請求項7】 交流商用電源を整流する整流手段と、前
    記整流手段の出力側のハイサイドとローサイド間に接続
    された平滑用コンデンサ、該平滑用コンデンサに接続さ
    れたチョークコイル、及び前記チョークコイルに流れる
    電流をスイッチングするスイッチング素子を有する電圧
    降圧手段とを備えた降圧型整流平滑回路において、 前記電圧降圧手段のチョークコイルは、同一のコアに2
    つの巻線を同一巻数で巻いたコモンモードチョークコイ
    ルの2つの巻き線を、互いに生ずる磁束が打ち消し合う
    ように直列に接続したことを特徴とする降圧型整流平滑
    回路。
  8. 【請求項8】 交流商用電源を整流する整流手段と、前
    記整流手段の出力側のハイサイドとローサイド間に接続
    された平滑用コンデンサ、該平滑用コンデンサに接続さ
    れたチョークコイル、及び前記チョークコイルに流れる
    電流をスイッチングするスイッチング素子を有する電圧
    降圧手段とを備えた降圧型整流平滑回路において、 前記電圧降圧手段の前記チョークコイルは、 前記同一のコアに2つの巻線を同一巻数で巻いたコモン
    モードチョークコイルの2つの巻線である第1及び第2
    の巻き線を、前記第1の巻き線、前記平滑コンデンサ及
    び前記第2の巻き線のループで各々の第1及び第2の巻
    き線によって生ずる磁束が打ち消し合うような極性で、
    前記電圧降圧手段のハイサイドとローサイドにそれぞれ
    に接続したことを特徴とする降圧型整流平滑回路。
  9. 【請求項9】 交流商用電源を整流する整流手段と、前
    記整流手段の出力側のハイサイドとローサイド間に接続
    された平滑用コンデンサ、該平滑用コンデンサに接続さ
    れたチョークコイル、及び前記チョークコイルに流れる
    電流をスイッチングするスイッチング素子を有する電圧
    降圧手段とを備えた降圧型整流平滑回路の後段に、DC
    /DCコンバータを接続して構成した電源装置におい
    て、 前記電圧降圧手段の前記チョークコイルは、同一のコア
    に2つの巻線を同一巻数で巻いたコモンモードチョーク
    コイルの2つの巻き線を、互いに生ずる磁束が打ち消し
    合うように直列に接続したことを特徴とする電源装置。
  10. 【請求項10】 交流商用電源を整流する整流手段と、
    前記整流手段の出力側のハイサイドとローサイド間に接
    続された平滑用コンデンサ、該平滑用コンデンサに接続
    されたチョークコイル、及び前記チョークコイルに流れ
    る電流をスイッチングするスイッチング素子を有する電
    圧降圧手段とを備えた降圧型整流平滑回路の後段に、D
    C/DCコンバータを接続して構成した電源装置におい
    て、 前記電圧降圧手段の前記チョークコイルは、 同一のコアに2つの巻線を同一巻数で巻いたコモンモー
    ドチョークコイルの2つの巻線である第1及び第2の巻
    き線を、前記第1の巻き線、前記平滑コンデンサ及び前
    記第2の巻き線のループで各々の第1及び第2の巻き線
    によって生ずる磁束が打ち消し合うような極性で、前記
    電圧降圧手段のハイサイドとローサイドにそれぞれ接続
    したことを特徴とする電源装置。
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