JPH11178598A - 滅菌状態確認装置 - Google Patents

滅菌状態確認装置

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JPH11178598A
JPH11178598A JP9350703A JP35070397A JPH11178598A JP H11178598 A JPH11178598 A JP H11178598A JP 9350703 A JP9350703 A JP 9350703A JP 35070397 A JP35070397 A JP 35070397A JP H11178598 A JPH11178598 A JP H11178598A
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Koichi Tokutake
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 滅菌器の運転中に滅菌容器内の滅菌状態を確
認自在とする事により、滅菌処理の正確な行程管理と滅
菌処理完了時の確認とを実現する。 【解決手段】 滅菌処理の進行に応じて色調を変化させ
る検知部1には、ファイバースコープ2の一端縁を近接
対向させる。これら検知部1とファイバースコープ2の
一端部とは、通気性を有する包装材3で覆う。滅菌器の
運転時には、滅菌容器内に設置した検知部1の変化を、
滅菌容器外に引き出したファイバースコープ2の他端部
から観察する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明に係る滅菌状態確認
装置は、病院や各種研究所等に於いて、患者用衣服、使
用済みの手術用具や実験器具等を各種滅菌器により滅菌
処理する際に使用して、これら各種滅菌器の運転中に於
ける滅菌容器内の滅菌状態の確認及び滅菌処理完了の判
定を行なう為に利用する。
【0002】
【従来の技術】病院や各種研究所で使用する患者用衣服
や手術用具、実験器具等は、使用に伴って付着した細菌
やウイルスによる感染を防止する為、使用後、再使用す
るに先立って滅菌処理しなければならない。この様な滅
菌処理を行なう為に従来から、蒸気滅菌器、ガス滅菌器
等の各種滅菌器が使用されている。又、これら各種滅菌
器による滅菌処理により、上記患者用衣服等の被滅菌物
が確実に滅菌されたか(滅菌処理が完了したか)否かを
判定する為に、滅菌状態確認装置が使用されている。
【0003】この様な滅菌状態確認装置は、滅菌処理開
始前に、滅菌器を構成する滅菌容器内の複数個所(特
に、この滅菌容器内に収納した被滅菌物が、最も滅菌さ
れにくいと考えられる個所)に設置しておく。そして、
上記滅菌器を運転する事により滅菌処理を開始し、更に
この滅菌器の運転終了後、上記滅菌容器内から上記各滅
菌状態確認装置を取り出す。そして、これら各滅菌状態
確認装置の検知部を調べる事により、滅菌処理が完了し
たかどうかを判定する。
【0004】上述の様に使用される滅菌状態確認装置の
検知部として、例えば、ケミカルインジケータとバイオ
ロジカルインジケータとが、従来から知られている。こ
のうちのケミカルインジケータは、滅菌処理によって色
調を変化させる色素等の化学物質により構成している。
この様なケミカルインジケータを検知部とする滅菌状態
確認装置により、滅菌器による滅菌処理が完了したか否
かを判定する際には、運転終了後に滅菌容器内から上記
滅菌状態確認装置を取り出して、上記検知部であるケミ
カルインジケータを目視により観察する。そして、この
ケミカルインジケータが所定の色に変色しているか否か
を確認する事により、滅菌処理が完了したか否かを判定
する。
【0005】一方、上記バイオロジカルインジケータ
は、滅菌処理に対して抵抗性を示す微生物を用いて構成
している。この様なバイオロジカルインジケータを検知
部とする滅菌状態確認装置により、滅菌器による滅菌処
理が完了したか否かを判定する際には、運転終了後に滅
菌容器内より上記滅菌状態確認装置を取り出してから、
上記検知部として使用した微生物を、一定時間培養す
る。そして、この培養によって微生物の生死を確かめる
事により、滅菌処理が完了したか否かを判定する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様な
従来の滅菌状態確認装置により、滅菌器による滅菌処理
が完了したか否かの判定を行なう場合には、以下に述べ
る様な問題があった。即ち、上述した何れの滅菌状態確
認装置の場合も、滅菌器を操作する者は、この滅菌器の
運転中に、上記各滅菌状態確認装置の検知部を観察する
事ができない。この為、上述した様に、これら各滅菌状
態確認装置による滅菌処理が完了したか否かの判定は、
上記滅菌器の運転終了後、滅菌容器内から上記各滅菌状
態確認装置を取り出した後にしか行なえない。従って、
上記滅菌器を操作する者は、最終的に滅菌処理が完了し
たか否かを判定する事はできても、この滅菌処理が何時
完了したかを知る事はできない。
【0007】この為に従来は、滅菌器による滅菌処理を
確実に行なう為には、この滅菌器に必要以上(本来、そ
れで十分と思われる以上)の滅菌処理能力(温度、ガス
濃度等)及び滅菌処理時間を設定する必要があった。と
ころが、この様に必要以上の滅菌処理能力及び滅菌処理
時間を設定すると、上記滅菌器の運転費用が嵩んだり、
或は、滅菌処理時間が徒に長くなると言った不都合があ
る。このうち特に、滅菌処理時間が徒に長くなる事は、
病院等での緊急時に、滅菌処理を迅速に行なう必要があ
る場合に対応できくなる為、好ましくない。一方、上記
滅菌器による滅菌処理の行程管理を行なうべく、この滅
菌器の運転中に、滅菌容器内での滅菌処理がどれ位進行
しているかを確認する事も望まれている。本発明の滅菌
状態確認装置は、上述の様な事情に鑑みて、滅菌器の運
転中に於ける滅菌容器内の滅菌状態の確認及び滅菌処理
完了時の正確な判定を可能とすべく発明したものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の滅菌状態確認装
置は、滅菌器の運転中にこの滅菌器を構成する滅菌容器
内の滅菌状態を確認自在とすべく構成している。この様
な本発明の滅菌状態確認装置は、上記滅菌容器内に設置
されて、この滅菌容器内での滅菌処理の進行に応じて化
学的変化と物理的変化とのうちの少なくとも一方の変化
を行なう検知部と、通気性を有する材料により構成し、
上記検知部を覆う包装材とを有する。特に、請求項1に
記載したものは、一端部を上記検知部に近接若しくは接
続させたケーブルを備える。そして、上記滅菌器の運転
中に、上記滅菌容器外に引き出した上記ケーブルの他端
部から上記検知部の変化を観察自在としている。又、請
求項2に記載したものは、上記滅菌容器内に設置され
て、上記検知部に付設した状態でこの検知部の変化を検
出し、この変化を表す無線信号を発信する発信機と、上
記滅菌容器外に設置されて、上記発信機から発信される
無線信号を受信自在な受信機とを備える。そして、上記
滅菌器の運転中に、上記受信機が受信した信号に基づい
て上記検知部の変化を観察自在としている。
【0009】
【作用】上述の様に構成する本発明の滅菌状態確認装置
のうち、請求項1に記載したものの場合には、滅菌容器
外に引き出したケーブルの他端部から、滅菌容器内に設
置した検知部の変化を観察自在である。又、請求項2に
記載したものの場合には、滅菌容器外に設置した受信機
により、やはり上記検知部の変化を観察自在である。従
って、滅菌器を操作する者は、滅菌器の運転中に、滅菌
容器内での滅菌処理がどの程度進行しているかを確認で
きると共に、滅菌処理の完了時を正確に知る事ができ
る。この結果、滅菌器による滅菌処理の正確な行程管理
を行なえると共に、滅菌器の運転費用が嵩んだり、或は
滅菌処理時間が徒に長くなると言った不都合を防止でき
る。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1に対応する、本
発明の実施の形態の第1例を示している。本例の滅菌状
態確認装置を構成する検知部1は、前述したケミカルイ
ンジケータと同様、滅菌処理によって色調を変化させる
色素等の化学物質により構成している。又、この検知部
1には、ファイバースコープ2(請求項のケーブルに相
当)の一端縁を、近接させた状態で対向させている。こ
のファイバースコープ2は、ガラス繊維を束ねて成る観
察用光ファイバーの周囲を、同じくガラス繊維を束ねて
成る照明用光ファイバーで覆い、更にこの照明用光ファ
イバーの周囲をビニール等の被覆材で覆う事により構成
している。この様なファイバースコープ2は、上述の様
に一端縁を検知部1に対向させた状態で、上記照明用光
ファイバーの一端縁によりこの検知部1の一部分を照ら
し、この照らした部分の像を上記観察用光ファイバーの
一端側から取り入れて、同じく他端側からこの像を取り
出し自在としている。尚、この様に取り出された像は、
上記ファイバースコープ2の他端部を接続する、後述す
る表示器により観察自在としている。
【0011】又、上記検知部1と上記ファイバースコー
プ2の一端部とは、包装材3により覆っている。この包
装材3は、上記検知部1の置かれている環境を、被滅菌
物のうちで、最も滅菌処理されにくい、衣服等の繊維製
品の内部と同様の環境にすると共に、上記検知部1及び
ファイバースコープ2の一端部を保護する為ものであ
る。この様な包装材3は、ガーゼ等の繊維製品の如く、
通気性は有するが、気体の流れに対して抵抗となる材料
により造り、滅菌作業の進行に伴って、上記検知部1及
びファイバースコープ2の一端部が存在する内部の環境
を、上記滅菌容器内の環境と同じにできる様にしてい
る。この為に例えば、上記滅菌器により滅菌処理する被
滅菌物のうちで、最も内部の滅菌処理が遅れる被滅菌物
が患者用衣服である場合には、上記包装材3を構成する
材料として、この患者用衣服に使用されている生地を使
用する事が好ましい。
【0012】又、この包装材3を構成する生地として
は、上記被滅菌物よりも大きなものか、或はこの被滅菌
物に使用されている生地よりも厚手のものを使用する事
が好ましい。この理由は、この様な大きさ或は厚さの生
地により上記検知部1を覆っておけば、この検知部1が
所定の色に変色した場合に、上記被滅菌物の滅菌処理が
確実に完了した事になり、滅菌処理完了の判定に信頼性
を持たせる事ができるからである。尚、この様な包装材
3を構成する生地の大きさ及び厚さは、本例の滅菌状態
確認装置を使用する者が自由に選択できる。従って、上
記判定の信頼性(安全率)には、本例の滅菌状態確認装
置を使用する者の意思により幅を持たせる事ができる。
【0013】上述の様に構成する本例の滅菌状態確認装
置により、滅菌容器内の滅菌状態の確認を行なう場合に
は、滅菌処理開始前に、予め上記包装材3により覆った
検知部1を、上記滅菌容器内に設置する。これと共に、
上記ファイバースコープ2の他端部を、上記滅菌容器外
に設置した表示器に接続する。勿論、上記ファイバース
コープ2は、上記滅菌容器の一部を、気密に貫通させ
る。そして、上記滅菌器の運転中には、上記表示器によ
り上記検知部1の色調の変化を観察する。この様に本例
の場合、上記滅菌器の運転中に於ける上記検知部1の色
調の変化は、上記表示器により観察自在である。従っ
て、上記滅菌器を操作する者は、上記滅菌容器内での滅
菌処理がどれ位進行しているかを確認できると共に、滅
菌処理の完了時を正確に知る事ができる。この結果、滅
菌器による滅菌処理の正確な行程管理を行なえると共
に、滅菌器の運転費用が嵩んだり、或は滅菌処理時間が
徒に長くなると言った不都合を防止できる。
【0014】尚、本例の滅菌状態確認装置を利用して滅
菌器の自動運転を行なう場合には、この滅菌器に制御器
を組み込むと共に上記ファイバースコープ2の他端部を
この制御器に接続する。そして、この制御器に比色を行
なわせて、上記検知部1が所定の色に変色した場合に滅
菌処理が完了したとして、上記滅菌器の運転を自動的に
終了させる。尚、本例の場合、検知部1を構成する化学
物質としては、上述した滅菌処理により色調を変化させ
るものの他、発色するもの、透過度を変化させるもの
等、視覚的な変化が生じるものであれば、使用する滅菌
器の種類により適宜選択できる。
【0015】次に、図2は、本発明の実施の形態の第2
例を示している。本例の場合、検知部1aは、滅菌処理
によって電気抵抗等の電気的特性を変化させる物質によ
り構成している。又、この検知部1aには、1対の導線
4、4(請求項のケーブルに相当)の各一端を、それぞ
れ電気的に接続している。又、上記検知部1aと上記各
導線4、4の一端部とは、上述した第1例の場合と同様
の包装材3により覆っている。この様に構成する本例の
滅菌状態確認装置の場合、上記各導線4、4の他端部を
滅菌容器の外に設けた制御器に接続する事により、滅菌
処理中に於ける上記検知部1aの電気的特性の変化を測
定自在である。
【0016】尚、本例の場合も、上記制御器により測定
した結果を利用して、上記滅菌器の自動運転を行なう事
もできる。又、本例の場合、上記検知部1aを構成する
物質としては、上述した滅菌処理により電気抵抗等の電
気的特性を変化させるものの他、pH等の化学特性、熱
伝導度等の熱特性を変化させるもの等、その特性の変化
を上記各導線4、4の他端部を接続した制御器により測
定できるものであれば、使用する滅菌器の種類により適
宜選択できる。その他の構成及び作用は上述した第1例
の場合と同様である。
【0017】尚、図示は省略するが、本発明の滅菌状態
確認装置を構成する検知部は、例えば、滅菌処理によっ
て色調を変化(化学的変化)させつつ電気抵抗を変化
(物理的変化)させる物質により構成する事もできる。
この場合、上記検知部には前述したファイバースコープ
2の一端縁を近接対向させると共に、上述した1対の導
線4、4の一端縁を電気的に接続する。そして、滅菌器
の運転中は、上述した1〜2例の場合と同様の作用によ
り、上記検知部の変化を測定する。本発明の滅菌状態確
認装置をこの様に構成すれば、滅菌器による滅菌処理の
行程管理と滅菌処理完了時の判定とをより正確に行なえ
る。
【0018】尚、上述した何れの滅菌状態確認装置の場
合も、前述した従来の滅菌状態確認装置の場合と同様
に、これら各滅菌状態確認装置を滅菌容器内の複数個所
に設置すれば、この滅菌容器内の各所に於ける滅菌効果
のむらを、経時的に確認できる。又、これら各滅菌状態
確認装置を構成する検知部1、1a部分は、上述した滅
菌容器内の他、連通管でこの滅菌容器内と連通させる事
により、この滅菌容器内と同一の環境を保持する耐圧・
耐熱容器内に設置して使用する事もできる。又、これら
各滅菌状態確認装置を構成するファイバースコープ2及
び導線4、4の中間部で滅菌容器内に存在する部分にそ
れぞれカプラーを設けて、このカプラーの一端側の部分
(上記検知部1、1aが存在する側の部分)を使い捨て
とする事もできる。
【0019】又、図示は省略するが、使用する滅菌器が
ガス滅菌器等、滅菌容器内の温度上昇が限られたもので
ある場合には、上述した滅菌状態の確認を、無線を利用
して行なう事もできる。この場合、上記滅菌容器内に
は、検知部に付設した状態でこの検知部の変化を検出
し、この変化を表す無線信号を発信する発信機を設置す
る。これと共に、上記滅菌容器外に、上記発信機から発
信される無線信号を受信自在な受信機を設置する。但
し、この受信器の受信アンテナは、上記滅菌容器の内面
に設ける。この様に構成する滅菌状態確認装置の場合
も、上記滅菌容器内に設けた検知部の変化を、この滅菌
容器外に設けた受信器により観察自在である。その他の
構成及び作用は、上述した各滅菌状態確認装置の場合と
同様である。
【0020】
【発明の効果】本発明の滅菌状態確認装置は、以上に述
べた通り構成され作用する為、滅菌器による滅菌処理の
正確な行程管理を行なえると共に、滅菌処理完了時の正
確な判定を行なえる。この結果、滅菌器の運転費用が嵩
んだり、或は滅菌処理時間が徒に長くなると言った不都
合を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す概略図。
【図2】同第2例を示す概略図。
【符号の説明】
1、1a 検知部 2 ファイバースコープ 3 包装材 4 導線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 滅菌器の運転中にこの滅菌器を構成する
    滅菌容器内の滅菌状態を確認する滅菌状態確認装置であ
    って、上記滅菌容器内に設置されて、この滅菌容器内で
    の滅菌処理の進行に応じて化学的変化と物理的変化との
    うちの少なくとも一方の変化を行なう検知部と、一端部
    をこの検知部に近接若しくは接続させたケーブルと、通
    気性を有する材料により構成し、上記検知部と上記ケー
    ブルの一端部とを覆う包装材とから成り、上記滅菌器の
    運転中には、上記滅菌容器外に引き出した上記ケーブル
    の他端部から上記検知部の変化を観察自在とした事を特
    徴とする滅菌状態確認装置。
  2. 【請求項2】 滅菌器の運転中にこの滅菌器を構成する
    滅菌容器内の滅菌状態を確認する滅菌状態確認装置であ
    って、上記滅菌容器内に設置されて、この滅菌容器内で
    の滅菌処理の進行に応じて化学的変化と物理的変化との
    うちの少なくとも一方の変化を行なう検知部と、通気性
    を有する材料により構成し、上記検知部を覆う包装材
    と、同じく上記滅菌容器内に設置されて、上記検知部に
    付設した状態でこの検知部の変化を検出し、この変化を
    表す無線信号を発信する発信機と、上記滅菌容器外に設
    置されて、上記発信機から発信される無線信号を受信自
    在な受信機とを備え、上記滅菌器の運転中に、上記受信
    機が受信した信号に基づいて上記検知部の変化を観察自
    在とした事を特徴とする滅菌状態確認装置。
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