JPH11180131A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH11180131A
JPH11180131A JP34823397A JP34823397A JPH11180131A JP H11180131 A JPH11180131 A JP H11180131A JP 34823397 A JP34823397 A JP 34823397A JP 34823397 A JP34823397 A JP 34823397A JP H11180131 A JPH11180131 A JP H11180131A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外気導入による車室内換気機能および外気脱
臭機能の確保と、脱臭用フィルタの高圧損による空調装
置の風量低下の回避とを両立させ、さらに外気の臭気を
完全に車室内に侵入することが防止できる車両用空調装
置を提供 【解決手段】ステップS170dにて外気の脱臭を行う
必要が無いと判定されると、内外気モードを前記全外気
モードとし、外気の脱臭を行う必要があると判定される
と、車室外臭いセンサ45が検出する臭いが大きくなる
ほど、一部外気混入内気モード(ステップS170
i)、全内気モード(ステップS170j)の順に内外
気モードを設定する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内外気切替機能と脱
臭用フィルタ機能とを組み合わせた車両用空調装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、先に車両用空調装置として
特願平9−297520号を出願した。この先願装置で
は、車両用空調装置において、外気導入による車室内換
気機能および外気脱臭機能の確保と、脱臭用フィルタの
高圧損による空調装置の風量低下の回避とを両立させる
ことを目的としており、この目的を達成するために、内
外気モードとして一部外気混入内気モードが設定可能と
なっている。
【0003】上記一部外気混入内気モードとは、図8に
示すようにロータリー式の内外気切替ドア14の円周壁
14aが、外気導入口18および内気導入口19の両者
を中間開度で開く中間開度位置に変位したときに、内気
導入口19から内外気切替箱13の出口側に直接流れる
内気の流れと、外気導入口18から隙間24を通って第
1脱臭フィルタ25を通過した後に内外気切替箱13の
出口側に流れる外気の流れとを形成する。
【0004】また、上記先願装置では、内外気モードと
して全部で5つのモードが切替え可能となっており、上
記一部外気混入内気モードの他にその1つとして全外気
+脱臭モードが設定可能となっている。この全外気+脱
臭モードとは、図6に示すように外気導入口18からの
外気を全て第2脱臭フィルタ28に通過させることで、
前方車からのディーゼル排気ガス臭が車室内へ流入する
のを阻止する。
【0005】そして、上記先願装置では、車室外の臭気
成分を検出する車室外臭いセンサ45(図3参照)を配
置し、この車室外臭いセンサ45の検出信号が設定値よ
り大きく、外気に臭気があるときに、上記一部外気混入
内気モードと上記全外気+脱臭モードとのいずれかを使
用する。具体的には、外気温が所定温度より低くて、車
両窓ガラスが曇り易いときには、上記全外気+脱臭モー
ドとして、外気温が所定温度より高く車両窓ガラスが曇
りにくいときには、上記一部外気混入内気モードとす
る。一方、車室外臭いセンサ45の検出信号が設定値よ
り小さく、外気に臭気が無いときには、図2に示すよう
な外気の臭いを殆ど除去せずに、外気を車室内に送風す
る通常の全外気モードとする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記先
願装置では、車室外臭いセンサにて臭気があると判断さ
れた場合、上記一部外気混入内気モードと上記全外気+
脱臭モードとのいずれかを使用するが選択されるが、非
常に外気が汚れており、かなり臭気が臭い場合では、第
1脱臭フィルタでは臭気を吸着しきれない、車室内に臭
いが入り込むという問題がある。
【0007】そこで、本発明の第1の目的は、外気導入
による車室内換気機能および外気脱臭機能の確保と、脱
臭用フィルタの高圧損による空調装置の風量低下の回避
とを両立させ、さらに外気の臭気を完全に車室内に侵入
することが防止できる車両用空調装置を提供することに
ある。また、上記先願装置では、以下の問題がある。上
述のように外気に臭いがあるときには、上記一部外気混
入内気モードと上記全外気+脱臭モードとのいずれかを
使用し、外気に臭いが無い場合は上記全外気モードを使
用する。このため、例えば交通量が多く平均的に外気が
汚れている町中においては、交差点等で前方に車両が停
車しているときには、前方車の排気ガスによって上記一
部外気混入内気モードと上記全外気+脱臭モードとのい
ずれかを使用し、自車から前方車が離れると、全外気モ
ードに切り換わるといった作動を頻繁に起こす。
【0008】これにより、平均的に外気が汚れている町
中では、このような内外気モードの切り替わりが頻繁に
起こると、内外気切替ドアの応答性による作動遅れや、
内外気モードの切替え中に臭気を含んだ外気が車室内に
侵入する頻度が多くなるという問題がある。一方、例え
ば比較的外気が清浄な郊外では、町中に比べて内外気モ
ードの切り換わりが少ないため、臭気を含んだ外気が車
室内に侵入する頻度が少ないため、素早く車室内の換気
を行いたい。
【0009】そこで、本発明の第2の目的は、外気導入
による車室内換気機能および外気脱臭機能の確保と、脱
臭用フィルタの高圧損による空調装置の風量低下の回避
とを両立させながら、地域環境によって生じる臭気の車
室内侵入を低減することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1記載の発明では、車室外臭いセンサ
(45)が検出する検出信号に基づいて、外気の脱臭を
行う必要が無いと判定されると、内外気モードを全外気
モードとし、車室外臭いセンサ(45)が検出する検出
信号に基づいて、外気の脱臭を行う必要があると判定さ
れると、車室外臭いセンサ(45)が検出する臭いが大
きくなるほど、一部外気混入内気モード、全内気モード
の順に内外気モードを設定し、車室外臭いセンサ(4
5)が検出する臭いが小さくなるほど、全内気モード、
一部外気混入内気モードの順に内外気モードを設定する
ことを特徴としている。
【0011】これによると、一部外気混入モードでは内
気中に外気を混入して車室内に導入でき、外気の導入に
よる車室内換気を達成できる。しかも、外気導入口から
の外気を脱臭フィルタを通過させて脱臭できるので、前
方車からのディーゼル排気ガス臭等が車室内へ流入する
のを阻止できる。さらに、脱臭フィルタを通過する脱臭
風量は全導入風量の一部であって、小風量であり、導入
風量の多くは圧損の小さい内気導入口側流路を通過する
から、脱臭フィルタが高圧損であっても、全導入風量の
減少を僅少に抑えることができる。
【0012】これらに加えさらに本発明では、車室外臭
いセンサが検出する臭いが大きくなるほど、一部外気混
入内気モード、全内気モードの順に内外気モードを設定
するため、非常に外気が汚れており、かなり臭気が臭い
場合では、内外気モードが全内気モードとなる。このた
め、外気の臭気を完全に車室内に侵入することが防止で
きる。
【0013】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項2記載の発明では、自車が存在する地域が汚染地
域か否かを判定する判定手段(170p)を有し、判定
手段(170p)にて汚染地域であると判定された場合
において、車室外臭いセンサ(45)が検出する検出信
号に基づいて外気の脱臭を行う必要があると判定される
と、内外気モードを全内気モードとし、外気の脱臭を行
う必要が無いと判定されると、内外気モードを前記一部
外気混入モードとする内外気処理(170q〜170
s)を行い、判定手段(170p)にて汚染地域で無い
と判定された場合において、車室外臭いセンサ(45)
が検出する検出信号に基づいて外気の脱臭を行う必要が
あると判定されると、内外気モードを一部外気混入内気
モードとし、外気の脱臭を行う必要が無いと判定される
と、内外気モードを全外気モードとする内外気処理(1
70t〜170v)を行うことを特徴としている。
【0014】これにより、請求項1記載の発明と同様に
前方車からのディーゼル排気ガス臭等が車室内へ流入す
るのを阻止できるとともに、全導入風量の減少を僅少に
抑えることができる。さらに本発明では、例えば交通量
が多く平均的に外気が汚れている汚染地域においては、
1部外気混入内気モードと全内気モードとの間で内外気
モードが切り替わる。このため、上記先願装置に比較し
て、臭気が車室内に侵入することが防止できる。この結
果、地域環境によって生じる臭気の車室内侵入を低減で
きる。
【0015】さらには汚染地域では、外気の脱臭が必要
で無い場合でも、内外気モードを一部外気混入内気モー
ドとするため、センサの応答遅れがあっても、外気導入
による車室内換気機能および外気脱臭機能の確保を確実
に行え、さらにフィルタの高圧損による空調装置の風量
低下の回避を行うことができる。一方、例えば比較的外
気が清浄な郊外では、町中に比べて内外気モードの切り
換わりが少ないため、臭気を含んだ外気が車室内に侵入
する頻度が少ない。このため、本発明では、内外気モー
ドを一部外気混入内気モードと全外気モードとの間で切
り替えるので、素早く短時間に車室内の換気を行うこと
ができる。
【0016】また、請求項3記載の発明では、外気温を
検出する外気温センサ(44)とを有し、前記外気温セ
ンサ(44)の検出信号に基づいて外気温が寒冷時に相
当する所定温度以上であると判定されたときに、前記内
外気処理(170g〜170j、170t〜170v)
を行うことを特徴としている。ところで、車両用空調装
置では、通常、寒冷時のような低外気温時には、空調用
冷凍サイクルの圧縮機が停止され、冷媒蒸発器による除
湿作用が得られないが、請求項3記載の発明によると、
低外気温時には外気温センサ(44)の検出信号に基づ
いて全外気モードを自動設定できるので、内気(高湿
度)の混入による窓ガラスの曇り発生を防止できる。
【0017】また、請求項4記載の発明では、内外気切
替ドア(14)の空気下流側に、空気中の悪臭成分を吸
着する第2脱臭フィルタ(28)を配置し、内外気モー
ドとして全外気脱臭モードが設定可能となっており、全
外気脱臭モードは、前記外気導入口(18)から前記第
1脱臭フィルタ(25)および第2脱臭フィルタ(2
8)を通過した後に前記内外気切替箱(13)の出口側
に流れる外気の流れのみが形成されるようになってお
り、外気温センサ(44)の検出する外気温が寒冷時に
相当する所定温度より低いと判定された場合、車室外臭
いセンサ(45)が検出する検出信号に基づいて外気の
脱臭を行う必要があると判定されると、内外気モードを
全外気脱臭モードとし、外気の脱臭を行う必要が無いと
判定されると、内外気モードを全外気モードとすること
を特徴としている。
【0018】これにより、冷媒蒸発器による除湿作用が
得られにくいときにおいて、外気の脱臭を行う必要があ
ると判定されると、内外気モードを全外気脱臭モードと
する。このため、内気に比べ低湿の外気が車室内に送風
されるので、防曇性の確保と外気の脱臭を両立できる。
一方、外気の脱臭を行う必要が無いと判定されると、内
外気モードを全外気モードとする。このため、内気に比
べ低湿の外気が外気がフィルタ通過せずに車室内に送風
されるので、防曇性の確保と風量増加とを両立できる。
【0019】また、請求項5記載の発明では、車室内の
臭い成分を検出する車室内臭いセンサ(46)を有し、
内外気モードとして全内気脱臭モードが設定可能となっ
ており、全内気脱臭モードは、内気導入口(19)から
第2脱臭フィルタ(28)を通過した後に内外気切替箱
(13)の出口側に流れる内気の流れのみが形成される
ようになっており、全内気モードとする条件にあるとき
に、車室内臭いセンサ(46)の検出信号に基づいて内
気の脱臭を行う必要があると判定されたときには、内外
気モードを前記全内気脱臭モードとし、全内気モードと
する条件にあるときに、車室内臭いセンサ(46)の検
出信号に基づいて内気の脱臭を行う必要が無いと判定さ
れたときには、内外気モードを前記全内気モードとする
ことを特徴としている。
【0020】これにより、内気を脱臭するモードを車室
内臭いセンサ(46)の検出信号に基づいて自動設定で
きる。なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実
施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。 (第1実施形態)図1〜図10は第1実施形態を示すも
ので、車両用空調装置における送風機ユニット10を示
している。この送風機ユニット10は車室内前部に設置
される計器盤下方の助手席前方側に搭載されるものであ
って、車両搭載状態における上方側に内外気切替装置1
1を配置し、この内外気切替装置11の下方側に送風機
12を配置している。そして、この両者11、12を一
体に連結して1つのユニットとして構成している。
【0022】内外気切替装置11は樹脂製の内外気切替
箱13を有しており、その上方部には円弧状の円周壁面
17(図2参照)が形成されており、この円周壁面17
は後述するロータリドア14およびフィルタ保持部材1
5の回転中心16を中心とする円弧状に形成されてい
る。また、この円周壁面17のうち、車両前方側の部位
に外気を導入する外気導入口18が開口しており、ま
た、円周壁面17の車両後方側(乗員側)の部位に内気
を導入する内気導入口19が開口している。
【0023】また、内外気切替箱13において、車両前
方側の側面壁には、上記内気導入口19に比して開口面
積が十分小さい補助内気導入口20が開口している。こ
の補助内気導入口20は補助内気ドア21により開閉さ
れる。この補助内気ドア21は回転軸21aを中心とし
て回動可能な平板状のドアである。次に、本発明の要部
をなすロータリドア14およびフィルタ保持部材15に
ついて詳述すると、この両者14、15はいずれも樹脂
の一体成形品からなり、ロータリドア14は内外気切替
ドアを構成するものであって、回転中心16を中心とす
る円弧状の円周壁14aを有している。この円周壁14
aは円弧状の円周壁面17の内周側に配置され、外気導
入口18および内気導入口19の開口面積よりも大きい
面積を持つように形成されている。従って、円周壁14
aの回動により両導入口18、19を開閉することがで
き、本例では、円周壁14aにより両導入口18、19
を開閉する壁部が構成されている。
【0024】ロータリドア14はその軸方向の一端側
(図1の左端部側)に側面板14bを有している。この
側面板14bは図2に示すように円周壁14aから内周
側に垂下する扇形の形状であり、そして、扇の要の位置
に、上記回転中心16を持つ円柱状の回転軸14cが軸
方向の外方へ突出するように一体成形されている。この
回転軸14cは内外気切替箱13の車両左側の側面壁に
設けられた軸受穴22に遊嵌合で挿入され、回動可能に
支持されている。
【0025】また、ロータリドア14の軸方向の他端側
(図1の右端部側)には円周壁14aから内周側に僅小
寸法だけ垂下する円弧状側面板14dが形成され、この
円弧状側面板14dにも軸方向の外方へ突出する円柱状
の支持軸14eが一体成形されている。この支持軸14
eは内外気切替箱13の車両右側の側面壁に設けられた
円弧状の軸受溝23に遊嵌合で挿入され、摺動可能に支
持されている。この円弧状軸受溝23の円周角によって
ロータリドア14の最大回動範囲(回動角)が決定され
る。
【0026】また、ロータリドア14の円周壁14aの
内周側には所定間隔Lの隙間24を介在して第1脱臭フ
ィルタ25が設置されている。この第1脱臭フィルタ2
5は図2に示すように円周壁14aに沿う円弧状のもの
であって、以下の支持構造にてロータリドア14の円周
壁14aの内周側に内蔵されている。すなわち、図2に
示すように、ロータリドア14の円周壁14aの円周方
向両端部には、円周壁14aの内周側に垂下する支持板
14f、14gが形成されている。この支持板14f、
14gはロータリドア14の軸方向に細長く延びる長方
形の形状であり、この支持板14f、14gによって、
軸方向両端の側面板14b、14dが一体に連結されて
いる。また、支持板14f、14gにはそれぞれ第1脱
臭フィルタ25の下面部を支持する突出片14h、14
iが形成されている。また、ロータリドア14の軸方向
両端部の側面板14b、14dにも第1脱臭フィルタ2
5の下面部を支持する突出片14j、14kが形成され
ている。
【0027】第1脱臭フィルタ25は上記した突出片1
4h〜14kの上に載置、支持されることにより、ロー
タリドア14の円周壁14aの内周側に脱着可能に内蔵
されている。また、ロータリドア14の円周壁14aの
円周方向両端部の支持板14f、14gのうち、図2左
側の支持板14fには外気導入口18からの外気を円周
壁14aの内周側の隙間24に導入するための開口部1
4mが開けてある。
【0028】なお、円周壁14aの外周面にはゴム等の
弾性材からなるシール材26が接着等により固着されて
いる。このシール材26は外気導入口18および内気導
入口19の開口縁部に対応する四角形(矩形)の枠形状
になっている。一方、内外気切替箱13の円弧状の円周
壁面17には、外気導入口18および内気導入口19の
開口縁部に沿って内周側に突出する断面三角形状の突出
リブ27が一体成形されている。
【0029】そして、この突出リブ27とシール材26
とを圧着させることにより、円弧状の円周壁面17にて
外気導入口18または内気導入口19を確実に閉塞し、
外気中への内気混入とか、内気中への外気混入といった
不具合を防止する。次に、フィルタ保持部材15は、ロ
ータリドア14の円周壁面17の内周側に位置する第1
脱臭フィルタ25のさらに内周側に収納可能に構成され
るものであって、第2脱臭フィルタ28を内蔵してい
る。しかし、フィルタ保持部材15は内外気の切替作用
を果たすものではないので、上記円周壁14aに相当す
る円周壁は持っていない。
【0030】フィルタ保持部材15の軸方向の一端部に
は、第1脱臭フィルタ25の内周側に位置する側面板1
5aが形成されている。この側面板15aは第1脱臭フ
ィルタ25の内周側から僅小寸法だけ垂下する円弧状の
形状であって、この円弧状側面板15aには軸方向の外
方へ突出する円柱状の支持軸15bが一体成形されてい
る。この支持軸15bはロータリドア14の扇形の側面
板14bに形成された円弧状の軸受溝29に遊嵌合で挿
入され、摺動可能に支持されている。この円弧状軸受溝
29の円周角によってフィルタ保持部材15の最大回動
範囲(回動角)が決定される。
【0031】また、フィルタ保持部材15の軸方向の他
端部には側面板15cが形成されている。この側面板1
5cは図2に示すように扇形の形状であり、かつロータ
リドア14の支持軸14eよりも内周側の位置から半径
方向内方へ垂下している。そして、扇の要の位置に上記
回転中心16を持つ円柱状の回転軸15dが軸方向の外
方へ突出するように一体成形されている。この回転軸1
5dは内外気切替箱13の車両右側の側面壁に設けられ
た軸受穴30に遊嵌合で挿入され、回動可能に支持され
ている。
【0032】次に、フィルタ保持部材15に対する第2
脱臭フィルタ28の支持構造を説明すると、フィルタ保
持部材15の側面板15a、15cの円周方向両端部の
外周側には、ロータリドア14の支持板14f、14g
の内周側に垂下する支持板15e、15fが形成されて
いる。この支持板15e、15fはフィルタ保持部材1
5の軸方向に細長く延びる長方形の形状であり、この支
持板15e、15fによって、軸方向両端の側面板15
a、15cが一体に連結されている。
【0033】また、この支持板15e、15fにはそれ
ぞれ第2脱臭フィルタ28の下面部を支持する突出片1
5g、15hが形成されている。また、フィルタ保持部
材15の軸方向両端部の側面板15a、15cにも第2
脱臭フィルタ28の下面部を支持する突出片15i、1
5jが形成されている。第2脱臭フィルタ28は上記し
た突出片15g〜15jの上に載置、支持されることに
より、フィルタ保持部材15の内部に脱着可能に内蔵さ
れている。
【0034】ところで、上記した第1、第2脱臭フィル
タ25、28はともに同一の材質から構成されるもので
あって、外気中の悪臭成分(例えば、アセトアルデヒド
のようなディーゼル排気ガス臭気成分)を吸着する脱臭
剤(活性炭等)を、ウレタンフォームのような多孔質フ
ィルタ基材に適宜のバインダーにより担持させたもので
ある。この脱臭剤を担持した多孔質フィルタ基材をコル
ゲート状(波状)に襞折り加工することにより、フィル
タ面積を増大している。また、コルゲート状の多孔質フ
ィルタ基材の周縁部を樹脂製等の枠体で保持する構成と
なっている。
【0035】このような構成からなる第1、第2脱臭フ
ィルタ25、28は活性炭等の脱臭剤の担持により通風
抵抗(圧損)が除塵フィルタ31よりも大幅に大きくな
る。除塵フィルタ31は、図1、2に示すように、内外
気切替箱13の内部において、ロータリドア14および
フィルタ保持部材15の回転軸14c、15dの近傍位
置、すなわち内外気切替箱13の出口側に配置される。
【0036】内外気切替箱13の出口側には、ロータリ
ドア14の扇形側面板14bの軸方向内側に位置するフ
ィルタ支持壁32、およびフィルタ保持部材15の扇形
側面板15cの軸方向内側に位置するフィルタ支持壁3
3が一体成形されている。除塵フィルタ31は、この両
フィルタ支持壁32、33と、内外気切替箱13の車両
前後方向の2つの側面壁との間に挿入し得る四角形状で
あって、両フィルタ支持壁32、33および内外気切替
箱13の車両前後方向の2つの側面壁にそれぞれ除塵フ
ィルタ31の下面部を支持する突出片32a、33a、
34が形成されている。
【0037】従って、これらの突出片32a、33a、
34の上に除塵フィルタ31を載置することにより、除
塵フィルタ31が内外気切替箱13内の回転軸14c、
15d近傍の位置(換言すると、内外気切替箱13の出
口側で、後述の送風機吸入口36の直前位置)に脱着可
能に内蔵される。除塵フィルタ31は内外気切替箱13
内に導入される内気または外気中の塵埃を除去するため
のもので、例えば、濾紙、多孔質ウレタンフォームのよ
うな濾材をコルゲート状(波状)に襞折り加工すること
により、フィルタ面積を増大するとともに、コルゲート
状の濾材の周縁部を樹脂製等の枠体で保持する構成とな
っている。
【0038】この除塵フィルタ31は、脱臭剤を担持し
ない単純な濾材で構成できるので、、第1、第2脱臭フ
ィルタ25、28に比して通風抵抗(圧損)を大幅に減
少できる。次に、送風機12部分について説明すると、
送風機12は遠心式多翼送風機であって、周知のスクロ
ール形状の樹脂製送風用ケ−シング35を有し、この送
風用ケ−シング35の上部中心部にベルマウス状の吸入
口36が開口している。この吸入口36からの吸入空気
を送風する遠心多翼ファン(シロッコファン)37が送
風用ケ−シング35内に配置されている。
【0039】ここで、ファン37はその回転軸が車両上
下方向に向くように配置され、ファン37の送風空気は
ファン37を通過するときに90°方向転換して半径方
向の外方へ送風される。本例では、送風用ケ−シング3
5の空気出口部(図示せず)は図1の車両右方向に設定
され、この空気出口部から送風空気は図1の矢印A方向
に流れる。
【0040】ファン37を回転駆動するモータ38は送
風用ケ−シング35の底面部35aを貫通するように配
置され、このモータ38に備えられた取付フランジ39
を介してモータ38は送風用ケ−シング35の底面部3
5aに固定されている。送風用ケ−シング35の空気出
口部には空調ユニット40の空気入口部が接続される。
この空調ユニット40は周知のように冷媒蒸発器(冷房
用熱交換器)40a、温水式ヒータコア(暖房用熱交換
器)40b、温度調整用エアミックスドア(温度調整手
段)40c、ヒータコア40bのバイパス路40d、吹
出モード切替用ドア機構(図示省略)、フェイス、デフ
ロスタ、フットの各種吹出口(図示省略)等が設置され
るものである。
【0041】図3は本第1実施形態における電気制御ブ
ロック図であり、空調用電子制御装置(ECU)41は
マイクロコンピュータ等から構成されるもので、送風機
ユニット10および空調ユニット40に装備される各種
空調機器を予め設定されたプログラムに従って制御する
ものである。なお、ECU41は、自動車のエンジンの
イグニッションスイッチ(図示せず)がオンされたとき
に、車載バッテリー(図示せず)から電源が供給され
る。
【0042】ECU41には周知のセンサ群42からの
センサ信号、および車室内計器盤部に設置される空調用
の操作パネル43からの操作信号が入力される。センサ
群42のうち、本第1実施形態の電気制御に関係するセ
ンサについて述べると、車室外温度(外気温)を検出す
る外気温センサ44、車室外の臭い成分(車室外のディ
ーゼル排気ガス臭い成分等)を検出する車室外臭いセン
サ45、および車室内の臭い成分(車室内の煙草臭い成
分等)を検出する車室内臭いセンサ46を備えている。
【0043】ECU41により制御される各種空調機器
についても、本第1実施形態の電気制御に関係するもの
だけ説明すると、ロータリドア14の回動量を制御する
サーボモータ47、フィルタ保持部材15の回動量を制
御するサーボモータ48、および補助内気ドア21の回
動量を制御するサーボモータ49を備えている。これら
のサーボモータ47〜49の出力軸はそれぞれロータリ
ドア14の回転軸14c、フィルタ保持部材15の回転
軸15dおよび補助内気ドア21の回転軸21aに適宜
のリンク機構等を介して連結されている。すなわち、本
例では、内外気切替装置11に装備された3つの回動部
材14、15、21にそれぞれ独立にアクチュエータと
してのサーボモータ47〜49を設けている。
【0044】次に、上記構成において第1実施形態の作
動を説明する。図4、5はECU41による制御を示す
フローチャートであり、イグニッションスイッチがオン
されてECU33に電源が供給されている状態におい
て、空調用操作パネル43の空調作動スイッチ(図示せ
ず)が投入されると、図4の制御ルーチンが起動され、
ステップ100にて各イニシャライズおよび初期設定を
行い、次のステップ110にて、空調用操作パネル43
の温度設定スイッチにて設定された設定温度を入力す
る。
【0045】そして、次のステップ120にて、センサ
群42の値をA/D変換した信号を読み込む。そして、
次のステップ130にて、予めROMに記憶された下記
数式1に基づいて、車室内への目標吹出温度(TAO)
を算出する。
【0046】
【数1】TAO=Kset ×Tset −Kr ×Tr −Kam×
Tam−Ks ×Ts +C なお、Tset は上記温度設定スイッチによる設定温度、
Tr は内気温センサの検出値、Tamは外気温センサ44
の検出値、およびTs は日射センサの検出値である。ま
た、Kset 、Kr 、Kam、およびKs はゲイン、Cは補
正用の定数である。
【0047】次に、ステップ140にて、予めROMに
記憶されたマップ(図示せず)から、上記TAOに対応
する送風機モータ38の印加電圧(ブロワ電圧)を算出
する。そして、次のステップ150にて、予めROMに
記憶されたマップ(図示せず)から、上記TAOに対応
する吹出モードを決定する。ここで、この吹出モードの
決定においては、上記TAOが低い方から高い方にかけ
て、フェイスモード、バイレベルモード、フットモー
ド、およびフットデフモードとなるように決定される。
【0048】なお、本実施形態では、上記操作パネル4
3上に設けられたデフロスタスイッチ(図示せず)を操
作すると、デフロスタモードが強制的に設定される。そ
して、ステップ160では、空調ユニット40内の温度
制御用エアミックスドア40cの目標開度(SW)を、
予めROMに記憶された下記数式2に基づいて算出す
る。
【0049】
【数2】 SW=((TAO−Te )/(Tw −Te ))×100 (%) なお、Te は蒸発器40aの吹出空気温度を検出する蒸
発器後温度センサの検出値で、Tw は温水式ヒータコア
40bを循環する温水温度を検出する水温センサの検出
値である。SW≦0(%)として算出されたときは、エ
アミックスドア40cは、冷媒蒸発器40aからの冷風
の全てをバイパス路40dへ通す位置に制御される。ま
た、SW≧100(%)として算出されたときは、エア
ミックスドア40cは、上記冷風の全てをヒータコア4
0bへ通す位置に制御される。そして、0(%)<SW
<100(%)として算出されたときは、上記冷風をヒ
ータコア8およびバイパス通路9の両方へ通す位置にエ
アミックスドア40cが制御される。
【0050】そして、次のステップ170に移ると、内
外気切替装置11による内外気吸入モードが決定され
る。この内外気吸入モードの決定については図5により
後述する。次のステップ180に移行すると、蒸発器4
0aを含む冷凍サイクルの圧縮機(図示せず)のオン、
オフが外気温センサ44の検出値Tamおよび蒸発器後温
度センサの検出値Te に基づいて決定される。
【0051】次に、ステップ190の処理に移り、上記
各ステップ140〜180にて算出または決定した各モ
ードが得られるように、各サーボモータ47〜48、送
風用モータ38等の空調機器に対して制御信号を出力す
る。そして、次のステップ200にて、制御サイクル時
間τの経過を待ってステップ110に戻る。
【0052】次に、上記ステップ170における内外気
吸入モードの決定を図5により詳述する。先ず、ステッ
プ170aにて予めROMに記憶されたマップにて制御
上の内外気モードを仮に決定する。すなわち、車室内へ
の目標吹出温度(TAO)が極く低温域である所定値X
以下のときは、内気モードとし、TAO>Xになると、
外気モードとする。
【0053】そして、次のステップ170bにて、上記
ステップ170aによる内外気モードが外気モードであ
るか判定する。外気モードであると判定されたときは次
のステップ170cにて、外気温センサ44により検出
される外気温が設定値(本例では0℃)以下に低下した
か判定する。ここで、ステップ170dの外気温設定値
は、冷媒蒸発器40aに冷媒を循環する圧縮機(図示せ
ず)が強制的に作動停止される温度に定めているから、
ステップ170cの判定は、外気温が圧縮機停止領域に
あるかどうかの判定である。
【0054】そして、外気温が上記設定値以下に低下す
るときは、圧縮機停止により冷媒蒸発器40aの冷却除
湿作用が停止したままとなるから、内気モードは車室内
湿度の上昇により車両窓ガラスが曇るので、危険であ
る。そこで、ステップ170cで外気温が設定値以下で
あるときは、内気を車室内に送風しない全外気モードも
しくは全外気脱臭モードとする。このいずれかとするの
は、ステップ170dでの判定結果による。つまり、ス
テップ170dでは、脱臭が必要かどうか判定する。す
なわち、車室外臭いセンサ45の検出値(VDGS )と予
め設定した設定値とを比較して、市街地の渋滞走行時の
ようにセンサ検出値が設定値を越えるときは脱臭が必要
であると判定し、次のステップ170eに進む。
【0055】次のステップ170eでは外気を脱臭する
全外気脱臭モードを行う。この全外気脱臭モードは、外
気導入口18から第1脱臭フィルタ25および第2脱臭
フィルタ28を通過した後に内外気切替箱13の出口側
に流れる外気の流れのみが形成されるモードである。こ
のステップ170eのモードを図6により説明すると、
内外気切替装置11におけるロータリドア14はサーボ
モータ47により、また、フィルタ保持部材15はサー
ボモータ48により、さらに補助内気ドア21はサーボ
モータ49によりそれぞれ図6の図示位置に回動操作さ
れる。
【0056】すなわち、ロータリドア14は図6の右側
に回動され、円周壁14aによって内気導入口19を閉
塞し、外気導入口18を全開する位置にある。ここで、
円周壁14aの外周面のシール材26と内外気切替箱1
3の円弧状円周壁面17側の突出リブ27とを圧着させ
ることにより、内気導入口19を気密に閉塞し、外気中
への内気混入を確実に防止する。
【0057】一方、フィルタ保持部材15は図6の左側
に回動され、外気導入口18の内周側に位置する。ま
た、補助内気ドア21は補助内気導入口20を全閉する
位置に回動操作される。フィルタ保持部材15が外気導
入口18の内周側に位置することにより、外気導入口1
8からの外気Bの大部分B1 はフィルタ保持部材15に
装備された第2脱臭フィルタ28を通過し、この第2脱
臭フィルタ28に担持された吸着材によりが外気中の臭
い成分(ディーゼル排気ガス臭等)が吸着される。同時
に、外気B1 の塵埃が第2脱臭フィルタ28で除去され
る。
【0058】また、ロータリドア14において円周壁1
4aの内周側と第1脱臭フィルタ25の外周面との間に
形成された隙間24は、左側の支持板14fに開口して
いる開口部14mにより外気導入口18と連通するか
ら、外気導入口18からの外気の一部(例えば、全風量
の20%程度)B2 が隙間24に導入される。この隙間
24に導入された外気はロータリドア14内の第1脱臭
フィルタ25を通過して脱臭され、同時に除塵される。
【0059】上記の両脱臭フィルタ25、28を通過し
た外気は、内外気切替箱13の出口側へ流れ、除塵フィ
ルタ31を通過した後に、送風機12の吸入口36から
送風ケーシング35内に入り、送風ファン37によって
送風される。この送風空気は送風ケーシング35の空気
出口部から空調ユニット40内に流入し、ここで、蒸発
器40a、ヒータコア40bを通過して温度調整された
後に吹出口から車室内へ吹出し、車室内を空調する。
【0060】ところで、全外気脱臭モードおいて、第2
脱臭フィルタ28を装備したフィルタ保持部材15がロ
ータリドア14とは異なる回動位置に操作されて、第2
脱臭フィルタ28が外気導入口18の正面位置に向かい
合うので、外気B1 の流れに対する第2脱臭フィルタ2
8の正面面積が大となり、第2脱臭フィルタ28の全面
積に対して外気B1 が均一に流れる。
【0061】そのため、第2脱臭フィルタ28の全面積
で比較的均一に悪臭成分の吸着がなされるので、第2脱
臭フィルタ28の長寿命化、脱臭効率の向上を図ること
ができる。また、ロータリドア14は樹脂等の硬い板面
で構成されているので、外気流れの吸込音がドア板面で
反射され、車室内まで洩れてくることがあるが、第2脱
臭フィルタ28は吸着材およびそれを担持する多孔質フ
ィルタ基材で構成されているから、ロータリドア14に
比してはるかに吸音特性が優れている。従って、第2脱
臭フィルタ28が外気導入口18の正面位置に向かい合
うことにより、外気流れの吸込音を第2脱臭フィルタ2
8にて良好に吸収、低減できる。
【0062】一方、ステップ170dで脱臭不要と判定
されたとき(例えば、郊外の汚染度の低い外気環境を走
行している時等)は、ステップ170fで通常の全外気
モードを設定する。全外気モードは、外気導入口18か
ら内外気切替箱13の出口側に流れる外気の流れのみが
形成されるモードである。図2は、このステップ170
gによる全外気モードを示しており、ロータリドア14
およびフィルタ保持部材15が一体となって、最も右側
の位置に回動操作される。従って、ロータリドア14の
円周壁14aにより内気導入口19が全閉され、外気導
入口18が全開される。また、補助内気ドア21は補助
内気導入口20を全閉する。
【0063】従って、内気導入口19、20からの内気
導入が完全に遮断され、外気導入口18から外気Bのみ
が内外気切替箱13内に導入される。そして、外気導入
口18からの外気Bの大部分B1 はそのまま除塵フィル
タ31に向かって進み、除塵フィルタ31にて外気B1
の除塵がなされる。また、外気導入口18からの外気B
の一部B2 は開口部14mを通って隙間24に導入され
る。この隙間24から外気B2 は第1、第2脱臭フィル
タ25、28を通過して脱臭され、同時に除塵される。
【0064】この後、外気B2 は外気B1 と合流して除
塵フィルタ31を通過する。そして、外気は送風機12
の送風ファン37によって送風され、空調ユニット40
で温度調整された後に車室内に吹き出される。上記のよ
うに、通常の全外気モード時には外気導入口18からの
外気Bの大部分B1 は第1、第2脱臭フィルタ25、2
8を通過せずに、直接、除塵フィルタ31に向かうの
で、通風抵抗の大きい両脱臭フィルタ25、28による
圧損発生を抑制でき、全外気モード時の風量アップを図
ることができ、空調能力を増大できる。
【0065】次に、図5のフローチャートにおいて、ス
テップ170cの判定で外気温が設定値より高いとき
は、ステップ170gに進み、車室外臭いセンサ45の
検出値(VDGS )に応じて、内外気モードを決定する。
このステップ170gでの内外気モードは、図7のマッ
プから決定される。つまり、外気の臭いの度合い(図中
では排気ガス臭濃度で、検出値(VDGS ))が大きくな
るほど、図2に示す全外気モード、図8に示す一部外気
混入内気モード、図9に示す全内気モードの順に内外気
モードを設定し、臭いの度合いが小さくなるほど、図9
に示す全内気モード、図8に示す一部外気混入内気モー
ド、図2に示す全外気モードの順に内外気モードを設定
する。
【0066】すなわち、検出値(VDGS )に基づいて、
外気の脱臭を行う必要が無いと判定されると、ステップ
170hにて内外気モードを上記全外気モードとする。
また、車室外臭いセンサ45の検出値に基づいて、外気
の脱臭を行う必要があると判定され、外気の臭いがあま
り臭くないときには、ステップ170iにて内外気モー
ドを上記一部外気混入内気モードとする。一方、外気の
脱臭を行う必要があると判定されると、外気の臭いが大
きくなるほど、ステップ170iにて上記一部外気混入
内気モード、、ステップ170jにて全内気モードの順
に内外気モードを設定する。
【0067】図8はこのステップ170iによる一部外
気混入内気モードを示している。この一部外気混入内気
モードは、内気導入口19から内外気切替箱13の出口
側に直接流れる内気の流れと、外気導入口18から第1
脱臭フィルタ25を通過した後に内外気切替箱13の出
口側に流れる外気の流れとが形成されるモードである。
【0068】一部外気混入内気モードは、図8に示すよ
うにロータリドア14およびフィルタ保持部材15が一
体となって(ロータリドア14内にフィルタ保持部材1
5が収容された状態のままで)、図2の位置より所定角
度だけ左側へ回動した中間開度位置に操作される。ま
た、補助内気ドア21は補助内気導入口20を開放する
とともに、その先端部がフィルタ保持部材15の支持板
15eに当接する位置に回動操作される。ここで、フィ
ルタ保持部材15の軸方向において、支持板15eと同
等の長さを持つように補助内気ドア21を設計してある
ので、支持板15eの軸方向の全長にわたって補助内気
ドア21の先端部が支持板15eに当接する。
【0069】図8に示す、一部外気混入(外気は脱臭)
内気モードでは、内気モードを基本とし、内気中に外気
を一部(例えば、30%以下、より具体的には15%%
程度)混入するモードであるから、ロータリドア14お
よびフィルタ保持部材15の中間開度(回動)位置は、
ロータリドア14の円周壁14aによる内気導入口19
の開口面積が大で、外気導入口18の開口面積が小とな
る位置である。
【0070】以上のような中間開度位置にロータリドア
14およびフィルタ保持部材15が一体となって回動操
作されるため、内気導入口19および補助内気導入口2
0から内気Cが導入されると同時に、外気導入口18か
ら少量の外気Bが導入される。この少量の外気Bは平板
状の補助内気ドア21をガイドとして開口部14mに流
入する。そして、この開口部14mから隙間24を経由
して外気がロータリドア14内の第1脱臭フィルタ25
およびフィルタ保持部材15の第2脱臭フィルタ28を
通過して脱臭される。
【0071】一方、内気Cは内気導入口19および補助
内気導入口20の双方により、十分大きな流路面積を確
保できるので、内気による必要風量を確保し易い。そし
て、内気Cと少量の外気Bは内外気切替箱13の出口側
へ流れ、除塵フィルタ31を通過する。特に、内気C中
の塵埃はこの除塵フィルタ31にて除去される。この除
塵フィルタ31を通過した後に、送風機12により外気
混入の内気は空調ユニット40に送風され、ここで、温
度調整された後に車室内に吹き出される。
【0072】これにより、一部外気混入内気モードで
は、内気中に外気を混入して車室内に導入でき、外気の
導入による車室内換気を達成できる。しかも、外気導入
口18からの外気を第1脱臭フィルタ25を通過させて
脱臭できるので、前方車からのディーゼル排気ガス臭等
が車室内へ流入するのを阻止できる。さらに、第1脱臭
フィルタ25を通過する脱臭風量は全導入風量の一部で
あって、小風量であり、導入風量の多くは圧損の小さい
内気導入口19側流路を通過するから、第1脱臭フィル
タ25が高圧損であっても、全導入風量の減少を僅少に
抑えることができる。
【0073】この結果、外気導入による車室内換気機能
および外気脱臭機能の確保と、脱臭用フィルタの高圧損
による空調装置の風量低下の回避とを両立させることが
できる。ところで、上記一部外気混入内気モードでは、
内気中に外気を一部混入するモードであるから、後述の
全内気モードに比して、外気の一部混入による車室内換
気を行うことができ、車室内CO2 濃度の上昇を抑制で
きる。そのため、暖房、冷房の始動過渡期を経過した後
の定常運転時において、このモードを長時間継続しても
CO2 濃度の上昇が発生せず、定常時の吸入モードとし
て有効である。
【0074】しかも、送風空気中の内気循環量の割合が
多いから、暖房、冷房の熱負荷を小さくすくことがで
き、暖房時の吹出空気温度の上昇による能力向上、ま
た、冷房時では圧縮機駆動動力の低減を図ることができ
る。さらに、第1、第2脱臭フィルタ25、28を通過
する外気は少量であるから、第1、第2脱臭フィルタ2
5、28への外気流入速度を小さくすることができ、第
1、第2脱臭フィルタ25、28での圧損を僅少にする
ことができるとともに、第1、第2脱臭フィルタ25、
28の通過風量が少ないため、第1、第2脱臭フィルタ
25、28の寿命の面でも有利である。
【0075】また、ステップS170jでは、通常の全
内気モードを設定する。全内気モードは、内気導入口1
9から内外気切替箱13の出口側に直接流れる内気の流
れのみが形成されるモードである。この全内気モードは
図10に示すようにロータリドア14およびフィルタ保
持部材15が一体となって、最も左側の位置に回動操作
される。従って、ロータリドア14の円周壁14aによ
り外気導入口18が全閉され、内気導入口19が全開さ
れる。また、補助内気ドア21は補助内気導入口20を
開放する。
【0076】従って、外気導入口18からの外気導入が
完全に遮断され、内気導入口19、20から内気Cのみ
が内外気切替箱13内に導入される。そして、内気導入
口19からの内気Cおよび補助内気導入口20からの内
気Cがそのまま除塵フィルタ31に向かって進み、除塵
フィルタ31にて内気Cの除塵がなされる。除塵フィル
タ31を通過した内気は送風機12の送風ファン37に
よって送風され、空調ユニット40で温度調整された後
に車室内に吹き出される。
【0077】上記のように、通常の全内気モード時には
内気導入口19および補助内気導入口20からの内気C
がともに、第1、第2脱臭フィルタ25、28を通過せ
ずに、直接、除塵フィルタ31に向かうので、通風抵抗
の大きい両脱臭フィルタ25、28による圧損が発生せ
ず、全内気モード時の風量アップを図ることができ、空
調能力を増大できる。
【0078】このように本例では、非常に外気が汚れて
おり、かなり臭気が臭い場合では、内外気モードを全内
気モードとするため、外気の臭気を完全に車室内に侵入
することが防止できる。次に、ステップ170aにおい
て、車室内への目標吹出温度(TAO)が極く低温域で
ある所定値X以下(TAO≦X)となって、内気モード
を選択すると、ステップ170bの判定がNOとなり、
ステップ170hにて内気モードでの脱臭が必要かどう
か判定する。すなわち、車室内臭いセンサ46の検出値
と予め設定した設定値とを比較して、車室内喫煙時のよ
うにセンサ検出値が設定値を越えるときは脱臭が必要で
あると判定し、次のステップ170mに進む。
【0079】このステップ170mでは全内気モードに
加えて内気を脱臭する全内気+脱臭モードを設定する。
この全内気脱臭モードは、内気導入口19から第2脱臭
フィルタ28を通過した後に内外気切替箱13の出口側
に流れる内気の流れのみが形成されるモードである。こ
のステップ170mのモードを図9により説明すると、
内外気切替装置11におけるロータリドア14は図9の
最も左側位置に回動され、円周壁14aによって外気導
入口18を閉塞し、内気導入口19を全開する位置に操
作される。これにより、外気導入口18からの外気導入
は完全に遮断される。
【0080】一方、フィルタ保持部材15は図9の最も
右側位置に回動され、内気導入口19の内周側に位置す
る。また、補助内気ドア21は補助内気導入口20を全
閉する位置に回動操作される。フィルタ保持部材15が
内気導入口19の内周側に位置することにより、内気導
入口18からの内気Cはすべてフィルタ保持部材15の
第2脱臭フィルタ28を通過するので、この第2脱臭フ
ィルタ28に担持された吸着材により内気中の臭い成分
(煙草臭等)が吸着される。同時に、内気Cの塵埃も第
2脱臭フィルタ28で除去される。
【0081】そして、第2脱臭フィルタ28を通過した
内気Cは、次に、除塵フィルタ31を通過した後に、送
風機12の送風ファン37により送風され、空調ユニッ
ト40にて温度調整された後に車室内へ吹出し、車室内
を空調する。ところで、全内気+脱臭モードおいて、第
2脱臭フィルタ28を装備したフィルタ保持部材15が
ロータリドア14とは異なる回動位置に操作されて、第
2脱臭フィルタ28が内気導入口19の正面位置に向か
い合うので、内気Cの流れに対する第2脱臭フィルタ2
8の正面面積が大となり、第2脱臭フィルタ28の全面
積に対して内気Cが均一に流れる。
【0082】そのため、図6の全外気+脱臭モードと同
様の理由から、第2脱臭フィルタ28の長寿命化、脱臭
効率の向上を図ることができるとともに、内気流れの吸
込音を第2脱臭フィルタ28にて良好に吸収、低減でき
る。以上の第1実施形態の内外気吸入モードをまとめる
と、図6の全外気+脱臭モードと、図7の一部外気
混入(外気は脱臭)の内気モードと、図2の通常の全
外気モードと、図9の全内気+脱臭モードと、図1
0の通常の全内気モードとの合計5つの内外気モードを
設定できることになる。
【0083】(第2実施形態)本例は、上記第1実施形
態の図5のフローチャートにおいてステップ170cで
の判定結果がNOとなった以降の処理が異なるものであ
る。図10に本例の処理内容を示す。先ず、ステップ1
70oでは環境条件判定として、以下の数式3から環境
汚染度Sgnを算出する。
【0084】
【数3】 Sgn=(a×Sgn-1+Vgs×(a−1))/a 但し、Sgn-1は前回の環境汚染度、aは積分時間であ
る。数式3は一般的な一次遅れの式であり、車室外臭い
センサ45の検出値Vgsに対して一定の遅れを持たせ
た信号処理を行うことにより、自車の車両走行環境が汚
染された地域(例えば、交差点等)か、清浄な地域(例
えば郊外)からを判定することができる。
【0085】次に、ステップ170pでは、上記環境汚
染度Sgnに基づいて車両走行環境が汚染地域か否かを
判定する。具体的には図12に示すマップから決定さ
れ、環境汚染度Sgnが所定値より小さいときには、汚
染地域であると判定し、環境汚染度Sgnが所定値より
大きいときには清浄地域であると判定する。なお、上記
Vgs(電圧値)は、外気の臭い成分の濃度が大きいほ
ど、小さくなるように構成されている。また、このよう
な数式1にて環境汚染度Sgnを算出すると、環境汚染
度Sgnは図13に示すような変化となる。
【0086】ステップ170pにて汚染地域であると判
定されると、ステップ170qに進み、ステップ170
qでは外気の脱臭が必要か否かを判定する。ここで、ス
テップ170qの判定内容は、上記ステップ170dと
同様であるため、ここでは説明を省略する。ステップ1
70qにて外気の脱臭が必要であると判定されると、ス
テップ170rに進み、内外気モードを上述した図10
に示す全内気モードとする。これにより汚染地域である
ときは、外気の脱臭があると内外気モードを全内気モー
ドとするため、完全に車室内に外気の臭いが侵入するこ
とが低減できる。
【0087】一方、ステップ170qにて外気の脱臭が
必要で無いと判定されると、ステップ170sに進む。
ステップ170sでは内外気モードを上述した図8に示
す一部外気混入内気モードとする。ステップ170pに
て清浄地域であると判定された場合、ステップ170t
にて外気の脱臭が必要か否かを判定する。このステップ
170tでの判定内容は、上記ステップ170dと同様
である。そして、外気の脱臭が必要であると判定される
と、ステップ170uに進み、内外気モードを図8に示
す一部外気混入内気モードとする。一方、ステップ17
0tにて外気の脱臭が必要で無いと判定されると、ステ
ップ170vに進み、内外気モードを図2に示す全外気
モードとする。
【0088】つまり、汚染地域であると判定された場合
において、外気の脱臭を行う必要があると判定される
と、内外気モードを全内気モードとし、外気の脱臭を行
う必要が無いと判定されると、内外気モードを一部外気
混入内気モードとする内外気処理が行われる。一方、汚
染地域で無く清浄地域であると判定された場合におい
て、外気の脱臭を行う必要があると判定されると、内外
気モードを一部外気混入内気モードとし、外気の脱臭を
行う必要が無いと判定されると、内外気モードを全外気
モードとする内外気処理が行われる。
【0089】すなわち、例えば交通量が多く平均的に外
気が汚れている町中においては、本例では一部外気混入
内気モードと全内気モードとの間で内外気モードが切り
替わる。このため、上記先願装置のように一部外気混入
内気モードと全外気モードのとの間で内外気モードを切
り替える場合に比較して、臭気が車室内に侵入すること
が防止できる。この結果、地域環境によって生じる臭気
の車室内侵入を低減できる。
【0090】さらには汚染地域では、外気の脱臭が必要
で無い場合でも、内外気モードを一部外気混入内気モー
ドとするため、センサ45の応答遅れがあっても、外気
導入による車室内換気機能および外気脱臭機能の確保を
確実に行え、さらにフィルタの高圧損による空調装置の
風量低下の回避を行うことができる。一方、例えば比較
的外気が清浄な郊外では、町中に比べて内外気モードの
切り換わりが少ないため、臭気を含んだ外気が車室内に
侵入する頻度が少ない。このため、本例ではこの場合、
内外気モードを一部外気混入内気モードと全外気モード
との間で切り替えるので、素早く短時間に車室内の換気
を行うことができる。
【0091】(他の実施形態)上記第1、第2実施形態
では、ロータリドア14に第1脱臭フィルタ25を、フ
ィルタ保持部材15に第2脱臭フィルタ28をそれぞれ
装備しているが、第1脱臭フィルタ25および第2脱臭
フィルタ28の空気流れ上流側にそれぞれ除塵フィルタ
を配置し、この除塵フィルタもロータリドア14および
フィルタ保持部材15と一体に回動するように構成すれ
ば、除塵フィルタで除塵された空気が第1、第2脱臭フ
ィルタ25、28を通過するので、第1、第2脱臭フィ
ルタ25、28への塵埃の付着を未然に防止して、第
1、第2脱臭フィルタ25、28の長寿命化を図ること
ができる。
【0092】このように、第1、第2脱臭フィルタ2
5、28の空気流れ上流側に配置する除塵フィルタとし
ては、内外気切替箱13の出口側に位置する除塵フィル
タ31よりも微細な粒子を捕捉する除塵フィルタを用い
て、微細な粒子が第1、第2脱臭フィルタ25、28に
付着するのを防止するのがよい。また、上記第1、第2
実施形態では、ロータリドア14、フィルタ保持部材1
5、および補助内気ドア21の三者をそれぞれ独立のサ
ーボモータ(アクチュエータ)47〜49で駆動する場
合について説明したが、例えば、補助内気ドア21のサ
ーボモータ49を廃止して、補助内気ドア21を適宜の
リンク機構等を介してロータリドア14またはフィルタ
保持部材15と連動操作することも可能である。
【0093】また、上記第1、第2実施形態では、ロー
タリドア(内外気切替ドア)14およびフィルタ保持部
材15をともに回転中心16を中心とする回動動作を行
う回動部材として構成しているが、内外気切替箱13の
円周壁面17を廃止して、その代わりに内外気切替箱1
3に平坦壁面を形成し、この平坦壁面に外気導入口18
および内気導入口19を設け、この平坦壁面の内側に、
平坦壁面に沿って摺動(スライド)可能な平板状の内外
気切替ドア14を設置し、この内外気切替ドア14のさ
らに内側(空気下流側)に摺動可能な平板状のフィルタ
保持部材15を設置してもよい。
【0094】また、上記第2実施形態では、環境汚染地
域を上記環境汚染度Sgnで判定したが、カーナビゲー
ションのような地図情報を用いて、工業地帯等を認識し
て、内外気モードを切り替えるようにしても良い。ま
た、本発明は補助内気導入口20と補助内気ドア21を
持たない内外気切替装置11にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1、第2実施形態を示す縦断面図
で、車両左右方向の断面形状を示す。
【図2】第1、第2実施形態の通常の全外気モードを示
す縦断面図で、車両前後方向の断面形状を示す。
【図3】第1、第2実施形態の電気制御ブロック図であ
る。
【図4】第1、第2実施形態の電気制御のフローチャー
トである。
【図5】第1実施形態における図4の電気制御の要部の
詳細フローチャートである。
【図6】第1、第2実施形態の通常の全外気+脱臭モー
ドを示す縦断面図で、車両前後方向の断面形状を示す。
【図7】上記排気ガス濃度と内外気モードとの関係を示
すマップである。
【図8】第1、第2実施形態の一部外気混入内気モード
を示す縦断面図で、車両前後方向の断面形状を示す。
【図9】第1、第2実施形態の全内気+脱臭モードを示
す縦断面図で、車両前後方向の断面形状を示す。
【図10】第1、第2実施形態の通常の全内気モードを
示す縦断面図で、車両前後方向の断面形状を示す。
【図11】第2実施形態のにおける図4の電気制御の要
部の詳細フローチャートである。
【図12】上記第2実施形態において環境汚染度Sgn
と環境地域との判定内容を示すマップである。
【図13】上記第2実施形態において環境汚染度Sgn
の変化を表す説明図である。
【符号の説明】
13…内外気切替箱、14…内外気切替用ロータリド
ア、14a…円周壁、15…フィルタ保持部材、18…
外気導入口、19…内気導入口、20…補助内気導入
口、21…補助内気ドア、25、28…脱臭フィルタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶野 祐一 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気を導入する外気導入口(18)およ
    び内気を導入する内気導入口(19)を有する内外気切
    替箱(13)と、 この内外気切替箱(13)内に変位可能に配置された内
    外気切替ドア(14)とを備え、 この内外気切替ドア(14)により前記外気導入口(1
    8)および前記内気導入口(19)を開閉するように
    し、 前記内外気切替ドア(14)の空気下流側に、空気中の
    悪臭成分を吸着する第1脱臭フィルタ(25)を配置
    し、 車室外の臭い成分を検出する車室外臭いセンサ(45)
    を有し、 前記車室外臭いセンサ(45)が検出する検出信号に基
    づいて内外気モードとして一部外気混入内気モードと全
    内気モードと全外気モードとのいずれかが切替設定する
    内外気処理(170g〜170j)を行うようになって
    おり、 前記一部外気混入内気モードは、前記内気導入口(1
    9)から前記内外気切替箱(13)の出口側に直接流れ
    る内気の流れと、前記外気導入口(18)から前記第1
    脱臭フィルタ(25)を通過した後に前記内外気切替箱
    (13)の出口側に流れる外気の流れとが形成されるよ
    うになっており、 前記全内気モードは、前記内気導入口(19)から前記
    内外気切替箱(13)の出口側に直接流れる内気の流れ
    のみが形成されるようになっており、 前記全外気モードは、前記外気導入口(18)から前記
    内外気切替箱(13)の出口側に流れる外気の流れのみ
    が形成されるようになっており、 前記車室外臭いセンサ(45)が検出する検出信号に基
    づいて、外気の脱臭を行う必要が無いと判定されると、
    前記内外気モードを前記全外気モードとし、 前記車室外臭いセンサ(45)が検出する検出信号に基
    づいて、外気の脱臭を行う必要があると判定されると、
    前記車室外臭いセンサ(45)が検出する臭いが大きく
    なるほど、前記一部外気混入内気モード、前記全内気モ
    ードの順に内外気モードを設定し、前記車室外臭いセン
    サ(45)が検出する臭いが小さくなるほど、前記全内
    気モード、前記一部外気混入内気モードの順に内外気モ
    ードを設定することを特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 外気を導入する外気導入口(18)およ
    び内気を導入する内気導入口(19)を有する内外気切
    替箱(13)と、 この内外気切替箱(13)内に変位可能に配置された内
    外気切替ドア(14)とを備え、 この内外気切替ドア(14)により前記外気導入口(1
    8)および前記内気導入口(19)を開閉するように
    し、 前記内外気切替ドア(14)の空気下流側に、空気中の
    悪臭成分を吸着する脱臭フィルタ(25)を配置し、 車室外の臭い成分を検出する車室外臭いセンサ(45)
    を有し、 前記車室外臭いセンサ(45)が検出する検出信号に基
    づいて内外気モードとして一部外気混入内気モードと全
    内気モードと全外気モードとのいずれかが切替設定され
    るようになっており、 前記一部外気混入内気モードは、前記内気導入口(1
    9)から前記内外気切替箱(13)の出口側に直接流れ
    る内気の流れと、前記外気導入口(18)から前記脱臭
    フィルタ(25)を通過した後に前記内外気切替箱(1
    3)の出口側に流れる外気の流れとが形成されるように
    なっており、 前記全内気モードは、前記内気導入口(19)から前記
    内外気切替箱(13)の出口側に直接流れる内気の流れ
    のみが形成されるようになっており、 前記全外気モードは、前記外気導入口(18)から前記
    内外気切替箱(13)の出口側に流れる外気の流れのみ
    が形成されるようになっており、 自車が存在する地域が汚染地域か否かを判定する判定手
    段(170p)を有し、 前記判定手段(170p)にて前記汚染地域であると判
    定された場合において、前記車室外臭いセンサ(45)
    が検出する検出信号に基づいて外気の脱臭を行う必要が
    あると判定されると、前記内外気モードを前記全内気モ
    ードとし、外気の脱臭を行う必要が無いと判定される
    と、前記内外気モードを前記一部外気混入モードとする
    内外気処理(170q〜170s)を行い、 前記判定手段(170p)にて前記汚染地域で無いと判
    定された場合において、前記車室外臭いセンサ(45)
    が検出する検出信号に基づいて外気の脱臭を行う必要が
    あると判定されると、前記内外気モードを前記一部外気
    混入モードとし、外気の脱臭を行う必要が無いと判定さ
    れると、前記内外気モードを前記全外気モードとする内
    外気処理(170t〜170v)を行うことを特徴とす
    る車両用空調装置。
  3. 【請求項3】 外気温を検出する外気温センサ(44)
    とを有し、前記外気温センサ(44)の検出信号に基づ
    いて外気温が寒冷時に相当する所定温度以上であると判
    定されたときに、前記内外気処理(170g〜170
    j、170t〜170v)を行うことを特徴とする請求
    項1または2記載の車両用空調装置。
  4. 【請求項4】 前記内外気切替ドア(14)の空気下流
    側に、空気中の悪臭成分を吸着する第2脱臭フィルタ
    (28)を配置し、 前記内外気モードとして全外気脱臭モードが設定可能と
    なっており、 前記全外気脱臭モードは、前記外気導入口(18)から
    前記第1脱臭フィルタ(25)および第2脱臭フィルタ
    (28)を通過した後に前記内外気切替箱(13)の出
    口側に流れる外気の流れのみが形成されるようになって
    おり、 前記外気温センサ(44)の検出する外気温が寒冷時に
    相当する所定温度より低いと判定された場合、前記車室
    外臭いセンサ(45)が検出する検出信号に基づいて外
    気の脱臭を行う必要があると判定されると、前記内外気
    モードを前記全外気脱臭モードとし、外気の脱臭を行う
    必要が無いと判定されると、前記内外気モードを前記全
    外気モードとすることを特徴とする請求項3記載の車両
    用空調装置。
  5. 【請求項5】 車室内の臭い成分を検出する車室内臭い
    センサ(46)を有し、 前記内外気モードとして全内気脱臭モードが設定可能と
    なっており、 前記全内気脱臭モードは、前記内気導入口(19)から
    前記第2脱臭フィルタ(28)を通過した後に前記内外
    気切替箱(13)の出口側に流れる内気の流れのみが形
    成されるようになっており、 前記全内気モードとする条件にあるときに、前記車室内
    臭いセンサ(46)の検出信号に基づいて内気の脱臭を
    行う必要があると判定されたときには、前記内外気モー
    ドを前記全内気脱臭モードとし、 前記全内気モードとする条件にあるときに、前記車室内
    臭いセンサ(46)の検出信号に基づいて内気の脱臭を
    行う必要が無いと判定されたときには、前記内外気モー
    ドを前記全内気モードとすることを特徴とする請求項4
    記載の車両用空調装置。
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JP2004050962A (ja) * 2002-07-19 2004-02-19 Denso Corp 車両用空調装置の内外気切替装置
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