JPH11180923A - 含フッ素エーテルの精製方法 - Google Patents
含フッ素エーテルの精製方法Info
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- JPH11180923A JPH11180923A JP36534497A JP36534497A JPH11180923A JP H11180923 A JPH11180923 A JP H11180923A JP 36534497 A JP36534497 A JP 36534497A JP 36534497 A JP36534497 A JP 36534497A JP H11180923 A JPH11180923 A JP H11180923A
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Abstract
不純物である含フッ素エステルを分離する方法を提供す
る。 【解決手段】 下記一般式(1) 【化1】 で表される含フッ素エーテル中に含まれる下記一般式
(2) 【化2】 で表される含フッ素エステルを該含フッ素エーテルから
分離する方法において、該含フッ素エステルを含む含フ
ッ素エーテルをアルカリ性水溶液に接触させて該含フッ
素エステルを分解させることを特徴とする含フッ素エー
テルの精製方法。
Description
精製方法に関するものである。
は、従来各種の方法が提案されている。例えば、ドイツ
国特許公告第1294949、特公平2627406、
特開平9−40594等の方法がある。しかし、これら
の従来法は副生物として含フッ素エステルが大量に生成
する。本発明者らは、パーフルオロアシルハライドと非
プロトン性有機溶媒の存在下でアルカリ金属フッ化物と
反応させる第1反応工程と得られた反応生成物にアルキ
ル化剤を反応させる第2工程からなる含フッ素エーテル
の製造方法を先に提案した。しかし、この改良法でも含
フッ素エステルが数%生成し、これは理論段数50段の
蒸留塔を用いても効率的に分離することは困難である。
同様に含フッ素エーテルを溶剤、溶媒として使用した場
合に、含フッ素エステルが混入すると通常の蒸留で分離
精製することは困難である。
ーテルを分解すること無く、その不純物である含フッ素
エステルを分離する方法を提供することをその課題とす
る。
を解決すべく、鋭意検討した結果、不純物として含フッ
素エステルを含む含フッ素エーテルにアルカリ性の水溶
液を接触させると、含フッ素エーテルを分解すること無
く、不純物であるエステルのみが分解し、分解物は水相
に移動し、分液するだけで効率的に分離することを見出
し本発明を完成するに至った。即ち、本発明によれば、
下記一般式(1)
(2)
分離する方法において、該含フッ素エステルを含む含フ
ッ素エーテルをアルカリ性水溶液に接触させて該含フッ
素エステルを分解させることを特徴とする含フッ素エー
テルの精製方法が提供される。
用いる含フッ素エーテルは、その不純物として含フッ素
エステルを含有するものである。この場合、含フッ素エ
ーテルは、前記一般式(1)で表される化合物であり、
一方その不純物としての含フッ素エステルは前記一般式
(2)で表される化合物である。含フッ素エステルの混
入率は、含フッ素エーテルに対し、0.5〜5モル%、
特に0.5〜3モル%である。含フッ素エステルを不純
物として含む含フッ素エーテルは、前記した従来公知の
各種の方法で製造されるか、好ましくは本発明者らが先
に提案した2段階法により製造されたものである。この
2段階法は、前記一般式(1)の含フッ素エーテルを製
造するに際し、下記一般式(3)
極性有機溶媒中においてアルカリ金属フッ化物と反応さ
せる第1反応工程と、得られた反応生成物にアルキル化
剤を反応させる第2反応工程からなる方法である。前記
一般式(1)〜(3)において、Rf1は直鎖状又は分岐
鎖状の飽和もしくは不飽和のパーフルオロアルキル基で
あり、その炭素数は1〜7、好ましくは2〜6である。
前記一般式(1)又は(2)において、R2はアルキル
基であり、その炭素数1〜4である。このアルキル基に
は、直鎖状、分岐鎖状のアルキル基が包含される。ま
た、このアルキル基は、ハロゲン(Cl、Br、F等)
が含まれていてもよいし、炭素数1〜3の低級アルキル
基を有する低級アルコキシ基、低級アルキルカルボニル
オキシ基、低級アルキルオキシカルボニル基等の置換基
を有していてもよい。前記一般式(3)において、Xは
ハロゲンを示す。ハロゲンには、塩素、臭素及びフッ素
が包含される。
を示すと、以下の通りである。 CF3COF、C2F5COF、C3F7COF、C4F9C
OF、C5F11COF、(CF3)2CFCOF、(C
F3)2CFCF2COF、(CF3)2CFC2F4CO
F、(CF3)3C−COF、(CF3)3C−CF2CO
F、(CF3)3C−C2F4COF、C6H11COF、C
F3COCl、C2F5COCl、C3F7COCl、C4F
9COCl、C5F11COCl、(CF3)2CFCOC
l、(CF3)2CFCF2COCl、(CF3)2CFC2
F4COCl、(CF3)3C−COCl、(CF3)3C
−CF2COCl、(CF3)3C−C2F4COCl、
(CF3)3C−C3F6COCl、C6F11COCl等。
トリウム、フッ化カリウム、フッ化リチウム、フッ化セ
シウムが包含される。フッ化カリウムの使用が好まし
い。前記フッ化カリウムとしては、特に、その比表面積
が少なくとも1m2/g(BET法)以上、好ましくは
1.5m2/g以上の微粒子状のものの使用が好まし
い。この場合、その比表面積の上限値は、通常、2m2
/g程度であり、その平均粒子径は10〜50μmであ
り、その水分は通常、0.3重量%以下である。その嵩
比重は、通常、0.7g/ml以下、好ましくは0.5
g/ml以下であり、その下限値は、0.3g/ml程
度である。このようなフッ化カリウムは、スプレードラ
イ法により、フッ化カリウムの沈澱を含む溶液をスプレ
ードライすることによって得ることができる。
おけるアルキル基R2に対応するアルキル基を有するも
ので、塩素化物(R2−Cl)や、臭素化物(R2−B
r)、硫酸エステル(R2O−SO2−OR)(式中、R
は脂肪族基を示す)等が包含される。これらのアルキル
化剤の具体例としては、ジアルキル硫酸、パラトルエン
スルホン酸アルキル、アルキル−トリフルオロメタンス
ルホネート、トリフルオロメタンスルホン酸アルキル
(トリフラート)、メタンスルホン酸アルキル(メシラ
ート)等が挙げられる。これらのアルキル化剤について
は、前記独国特許公告第1294949号公報に詳述さ
れている。
従来公知の各種のものが用いられ、このようなものとし
ては、例えば、モノグライム、ジグライム、トリグライ
ム、テトラグライム、ジエチルエーテル、ジブチルエー
テル、ジオキサン等のエーテル類、アセトニトリル等の
ニトリル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトア
ミド等の鎖状アミド類、或いは1,3−ジメチル−2−
イミダゾリジノン、N−メチル−2−ピロリドン等の環
状アミド類等が挙げられる。
反応工程と成2反応工程からなる2つの反応工程により
実施される。以下、これらの反応工程について詳述す
る。 (第1反応工程)この第1反応工程は、パーフルオロア
シルハライドに、反応溶媒としての非プロトン性極性有
機溶媒の存在下で、アルカリ金属フッ化物を反応させて
パーフルオロアルコラートを生成させる工程である。こ
の場合の反応は次式で表される。
オロアシルハライド(Rf1COX)としてパーフルオロ
アシルフルオライド(Rf1COF)を用いる場合、その
Rf1COFの1モル当り、1〜4モル、好ましくは1〜
3モルの割合である。パーフルオロアシルフルオライド
以外の原料(Rf1COX、X:Cl又はBr)を用いる
場合、その1モル当り、2〜5モル、好ましくは2〜4
モルの割合である。反応溶媒の使用割合は特に制約され
ないが、パーフルオロアシルハライド1重量部当り、好
ましくは2〜4重量部の割合である。前記反応温度は、
通常、30〜200℃、好ましくは50〜150℃であ
る。反応圧力は特に制約されず、常圧から加圧系のいず
れかの圧力においても使用可能であるが、得られるアシ
ルハライドフッ化物の収率を高め、副生物を抑制する点
から、常圧〜3kg/cm2Gの圧力の使用が好ましい。
この第1反応工程は、アルカリ金属フッ化物を含有する
反応溶媒に、パーフルオロアシルハライドを徐々に滴下
することによって実施するのが好ましい。
記第1反応工程で得られた生成物に、アルキル化剤を反
応させて含フッ素エーテルを生成する工程である。この
場合の反応は次式で表される。
得られたパーフルオロアルコラート1モル当り、1〜4
モル、好ましくは1〜3モルの割合である。この反応
は、反応溶媒の存在下で好ましく行われるが、必ずしも
反応溶媒の使用は必要とされず、必要に応じて省略する
こともできる。また、反応溶媒としては、前記した如き
非プロトン性極性有機溶媒の使用が好ましいが、これら
の溶媒に限られるものではなく、他の溶媒、例えば、炭
化水素系溶媒の使用も可能である。反応溶媒の使用割合
は、第1反応工程で得られたパーフルオロアルコラート
1重量部当り、好ましくは2〜4重量部の割合である。
前記反応温度は、通常30〜200℃、好ましくは50
〜150℃である。反応圧力は特に制約されず、常圧か
ら加圧系のいずれかの圧力においても使用可能である
が、アルキル化物の収率を高め、副生物を抑制する点か
ら、常圧〜3kg/cm2Gの圧力の使用が好ましい。
場合、反応容器は1つ又は2つであることができる。1
つの反応容器を用いる場合、第1反応工程の終了後、得
られた反応生成物に、アルキル化剤を添加し、第2反応
工程を実施すればよい。この場合、アルキル化剤は、徐
々に滴下するのが好ましい。一方、2つの反応容器を用
いる場合、第1反応工程で得られた反応生成物から、ア
ルカリ金属フッ化物を除去した後の反応溶液を第2反応
容器に移し、これにアルキル化剤を添加し、第2反応工
程を実施すればよい。また、場合によっては、第1反応
工程で得られた反応生成物から、パーフルオロアルコラ
ートを単離し、これを反応溶媒とともに第2反応容器に
入れ、さらにアルキル化剤を添加して第2反応工程を実
施することもできる。前記第1反応工程及び第2反応工
程は、いずれも、大気圧ないし3kg/cm2G以下の
低圧で実施するのが好ましいことから、反応容器として
は、還流塔を設置したものの使用が好ましい。
ルオロアシルフルオライド、反応溶媒、アルカリ金属フ
ッ化物及びアルキル化剤を同時に仕込んで反応を行う従
来の方法に比べて、極めて高収率で目的の含フッ素エー
テルを製造することができる。前記のようにして得られ
る含フッ素エーテルの具体例を示すと、以下のものが例
示される。 (CF3)CF−CF2−O−CH3、(CF3)2CF−CF2
−O−C2H5、(CF3)2CF−CF2−O−C3H6、(C
F3)2CF−C2F4−O−CH3、(CF3)2CF−C2F4
−O−C2H5、(CF3)2CF−C2F4−O−C3H6、
(CF3)2CF−C3F6−O−CH3、(CF3)2CF−C3
F6−O−C2H5、n−C2F5OCH3、n−C3F7OC
H3、n−C3F7OC2H5、n−C4F9OCH3、n−C
4F9OEt、n−C4F9OPr、n−C5F11OMe、
n−C5F11OEt、n−C5F11OPr、(CF3)2CF
−C4F8−O−CH3、(CF3)2CF−C5F10−O−C
H3、(CF3)2CF−C6F12−O−CH3等。 前記分岐鎖状の含フッ素エーテルは、不燃性を示し、爆
発の危険も少なく、さらに急性径口毒性及び変異原性を
示さず、非常に安全性の高い化合物であることが確認さ
れた。また、前記含フッ素エーテル化合物は、そのSP
値が7(cal/cm3)0.5前後であり、従来洗浄剤と
して使用されてきたCFC−113のSP値7.2(c
al/cm3)0.5に近く、CFC−113との代替が可
能である。しかも、その表面張力はCFC−113より
小さく精密洗浄等に有利である。
ーテルには、不純物としての含フッ素エステルが、含フ
ッ素エーテルに対し、通常、0.5〜5モル%、特に、
0.5〜3モル%の割合で含まれている。本発明によれ
ば、この含フッ素エステル不純物は、実質上ゼロ%
(0.1モル%以下)にまで除去することができる。
ルを含む含フッ素エーテル(以下、単に被処理原料とも
言う)から、その含フッ素エステルを除去するために、
その被処理原料をアルカリ性水溶液と接触させる。この
場合の接触方法としては、両者を攪拌する方法、ライン
ミキサーで両者を混合する方法、超音波を用いて両者を
混合する方法等が挙げられる。また、この接触処理は、
連続式でもバッチ式でも良い。前記アルカリ性水溶液に
おいて、そのアルカリ成分としては、NaOH、KO
H、CaO、Ca(OH)2、NaHCO3、アンモニ
ア、ピリジン等の塩基性化合物の他、塩基性イオン交換
樹脂等が挙げられる。特に、NaOH、KOH、Ca
(OH)2等のアルカリ金属の水酸化物やアルカリ土類
金属の水酸化物の使用が価格の面から好ましい。水溶液
中の塩基性化合物の濃度は、通常、0.1重量%以上、
好ましくは5重量%以上であり、その上限値は飽和溶解
度に対応する値である。アルカリ性水溶液におけるその
pHは、8以上、好ましくは10以上であり、その上限
値は特に制約されない。
ッ素エステルは分解し、その分解物は水溶液中に移行
し、含フッ素エーテルから除去される。その分解時間
は、装置効率に依存するが、通常30分以内で完全に分
解する。処理温度は室温でも可能であるが、所望により
加温することも可能である。一般に高温で処理を行うと
処理時間が短くなるが、過剰な高温での処理では含フッ
素エーテルが一部分解することもありうる。本発明の場
合、0℃から100℃の範囲が好ましい。圧力は、処理
温度、含フッ素エーテルの沸点に依存するが常圧近傍内
が好ましい。この場合、還流塔を設置することも可能で
ある。所望により、相関移動触媒、界面活性剤、アルコ
ール、ポリエーテル、ケトン等を加えて水相と有機相の
接触効率を上げることも可能である。
を示すと、以下のものが例示される。 C2F5OCH3、C2F5OC2H5、n−C3F7OCH3、
n−C3F7OC2H5、i−C3F7OCH3、i−C3F7
OC2H5、n−C4F9OCH3、n−C4F9OC2H5、
n−C4F9OCH2CH2CH3、n−C4F9OCH(C
H3)2、i−C4F9OCH3、i−C4F9OC2H5、i
−C4F9OCH2CH2CH3、i−C4F9OCH(C
H3)2、tert−C4F9OCH3、tert−C4F9
OC2H5、tert−C4F9OCH2CH2CH3、te
rt−C4F9OCH(CH3)2、n−C5F11OCH3、
n−C5F11OC2H5、n−C5F11OCH2CH2C
H3、n−C5F11OCH(CH3)2、i−C5F11OC
H3、i−C5F11OC2H5、i−C5F11OCH2CH2
CH3、i−C5F11OCH(CH3)2等が例示できる。 不純物としての含フッ素エステルを示すと、以下のもの
が例示される。 CF3COOMe、CF3COOEt、C2F5COOM
e、C2F5COOEt、n−C3F7COOMe、n−C
3F7COOEt、n−C3F7COOCH2CH2CH3、
n−C3F7COOCH(CH3)2、i−C3F7COOM
e、i−C3F7COOEt、i−C3F7COOCH2C
H2CH3、i−C3F7COOCH(CH3)2、n−C4
F9COOMe、n−C4F9COOEt、n−C4F9C
OOCH2CH2CH3、n−C4F9COOCH(CH3)
2、i−C4F9COOMe、i−C4F9COOEt、i
−C4F9COOCH2CH2CH3、i−C4F9COOC
H(CH3)2、CH3COOCH3、CH3COOEt、
C2H5COOMe、C2H5COOEt等が例示できる。
含む反応生成物中に含まれる含フッ素エステルを分解除
去する場合、その反応生成物をそのままアルカリ性水溶
液と接触させることができ、また、その反応生成物を粗
精製して反応生成物に含まれる含フッ素エーテル以外の
成分をあらかじめ除去した後、アルカリ性水溶液と接触
させることもできる。
に詳細に説明する。なお、以下において示す%はwt%
である。また、以下に示す参考例(含フッ素エーテルの
製造例)において用いた試薬は、以下の通りである。 スプレードライKF(クロキャットF):森田化学工業製 C3F7COCl :アルドリッチ社製 C3F7COF :ダイキン化成品販売 C4F9COCl :ダイキン化成品販売 (CF3)2CFCF2COF :ダイキン化成品販売 ジメチル硫酸 :関東化学工業社製、鹿1級 ジエチル硫酸 :東京化成工業社製 ジノルマルプロピル硫酸 :東京化成工業社製 ジグライム :東京化成工業社製 水酸化ナトリウム :和光純薬社製 無水硫酸ナトリウム :和光純薬社製
機、ガス導入及び排出管を備えた1500mlのステン
レス製オートクレーブに、反応溶媒としてのジグライム
500g、KF174.3g(3mol)を仕込み、密
封した。その後、還流塔にー20℃の冷媒を流し、40
0rpmで攪拌しながら、50℃まで昇温し、C3F7C
OClを232.5g(1mol)を30分かけて滴下
した。その後、徐々に70℃まで昇温した後、ジメチル
硫酸252.3g(2mol)を1時間かけて滴下し
た。滴下終了後、70℃にて1時間反応した。C3F7C
OCl滴下時に圧力が最大1.5kg/cm2Gまで上
昇したが、反応終了後1kg/cm2Gに低下した。反
応終了後、減圧フラッシュにて生成物を抜き出し、エタ
ノール/ドライアイスバスにて冷却捕集した(内温:5
0℃〜100℃)。捕集物中にはCH3F、CH2F2等
の低沸点化合物が2%含有していた。捕集物を分液ロー
トにおいて氷水にて洗浄し、次いで水酸化ナトリウム水
溶液を徐々に加えアルカリサイドにして洗浄、分液し
た。その有機物層(下層)はさらに純水にて洗浄後、無
水硫酸ナトリムにて乾燥し、常圧蒸留にて精製した。こ
の結果、GC収率(C4F9OMe)は99%、回収率は
93%であり、副生成物としてエステルが1%(含フッ
素エーテルに対するモル%、以下、同じ)生成した。
機、ガス導入及び排出管を備えた1500mlのステン
レス製オートクレーブに、ジグライム(500g)、K
F174.3g(3mol)を仕込み、密封した。その
後、還流塔に−20℃の冷媒を流し、C3F7COF 2
16g(1mol)をガス管から導入した。その後徐々
に70℃まで昇温した後、ジメチル硫酸252.3g
(2mol)を1時間かけて滴下した。滴下終了後、7
0℃にて1時間反応した。反応生成物の回収、精製は参
考例1と同様にした。この結果、GC収率(C4F9OM
e)は99%、回収率は93%であり、副生成物として
エステルが1%生成した。
機、ガス導入及び排出管を備えた1500mlのステン
レス製オートクレーブに、ジグライム(500g)、K
F174.3g(3mol)を仕込み、密封した。その
後、還流塔に−20℃の冷媒を流し、C3F7COF(1
mol)をガス管から導入した。その後、徐々に70℃
まで昇温した後、ジノルマルプロピル硫酸364.5g
(2mol)を1時間かけて滴下した。滴下終了後、徐
々に100℃まで昇温し、2時間反応した。反応生成物
の回収、精製は参考例1と同様にした。この結果、GC
収率(C4F9OPr)は87%、回収率は85%であ
り、副生成物としてのエステルが1%生成した。
機、ガス導入及び排出管を備えた1500mlのステン
レス製オートクレーブに、ジグライム500g、KF2
32.4g(4mol)を仕込み、密封した。その後、
還流塔に−20℃の冷媒を流し、400rpmで攪拌し
ながら、50℃まで昇温し、C4F9COClの282.
5g(1mol)を30分かけて滴下した。その後、徐
々に70℃まで昇温した後、ジメチル硫酸252.3g
(2mol)を1時間かけて滴下した。滴下終了後10
0℃まで昇温し、1時間反応した。反応生成物の回収、
精製は参考例1と同様にした。この結果、GC収率(C
5F11OMe)は98%、副生エステル生成量は2%、
回収率は93%であった。
機、ガス導入及び排出管を備えた1500mlのステン
レス製オートクレーブに、ジグライム500g、KF2
32.4g(4mol)を仕込み、密封した。その後、
還流塔に−20℃の冷媒を流し、400rpmで攪拌し
ながら、50℃まで昇温し、C4F9COCl 282.
5g(1mol)を30分かけて滴下した。その後、徐
々に70℃まで昇温した後、ジエチル硫酸252.3g
(2mol)を1時間かけて滴下した。滴下終了後10
0℃まで昇温し、1時間反応した。反応生成物の回収、
精製は参考例1と同様にした。この結果、GC収率(C
5F11OEt)は89%、副生エステル生成量は3%、
回収率は87%であった。
機、ガス導入及び排出管を備えた1500mlのステン
レス製オートクレーブに、反応溶媒であるジグライム5
00g、KF174.3g(3mol)、(CF3)2C
FCF2COF266.0g(1mol)を仕込み、密
封した。その後、還流塔に−20℃の冷媒を流し、40
0rpmで攪拌しながら、徐々に70℃まで昇温した
後、ジメチル硫酸252.3g(2mol)を1時間か
けて滴下した。滴下終了後、100℃まで徐々に昇温
し、1時間反応した。反応生成物の回収、精製は参考例
1と同様にした。この結果、GC収率(i−C5F11O
Me)は94%、副生エステル生成量は3%、回収率は
92%であった。
機、ガス導入及び排出管を備えた1500mlのステン
レス製オートクレーブに、反応溶媒であるジグライム5
00g、KF174.3g(3mol)、(CF3)2C
FCF2COF266.0g(1mol)を仕込み、密
封した。その後、還流塔に−20℃の冷媒を流し、40
0rpmで攪拌しながら、徐々に70℃まで昇温した
後、ジエチル硫酸308.4g(2mol)を1時間か
けて滴下した。滴下終了後、100℃まで徐々に昇温
し、1時間反応した。反応生成物の回収、精製は参考例
1と同様にした。この結果、GC収率(i−C5F11O
Et)は88%、副生エステル生成量は3%、回収率は
85%であった。
Me5gと10wt%のKOH水溶液40gを耐圧硝子
容器に仕込み、50℃で2時間100rpmの攪拌速度
にて攪拌した。攪拌終了後、有機相(下層)をサンプリ
ング、水洗し、19F−NMRおよびガスクロマトグラフ
にて分析したがn−C3F7COOMeは検出されなかっ
た。また、n−C4F9OMeの分解も認められなかっ
た。
Me5gと5wt%のKOH水溶液40gを耐圧硝子容
器に仕込み、室温で30分、100rpmの攪拌速度に
て攪拌した。攪拌終了後、有機相(下層)をサンプリン
グ、水洗し、19F−NMRおよびガスクロマトグラフに
て分析したがn−C3F7COOMeは検出されなかっ
た。また、n−C4F9OMeの分解も認められなかっ
た。
Me5gと1wt%のKOH水溶液20gを耐圧硝子容
器に仕込み、室温で30分、100rpmの攪拌速度に
て攪拌した。攪拌終了後、有機相(下層)をサンプリン
グ、水洗し、19F−NMRおよびガスクロマトグラフに
て分析したが、n−C3F7COOMeは検出されなかっ
た。また、n−C4F9OMeの分解も認められなかっ
た。
Me5gと5wt%のCa(OH)2水溶液40gを耐
圧硝子容器に仕込み、室温で30分、100rpmの攪
拌速度にて攪拌した。攪拌終了後、有機相(下層)をサ
ンプリング、水洗し、19F−NMRおよびガスクロマト
グラフにて分析したが、n−C3F7COOMeは検出さ
れなかった。また、n−C4F9OMeの分解も認められ
なかった。
OMe5gと5wt%のKOH水溶液40gを耐圧硝子
容器に仕込み、室温で30分、100rpmの攪拌速度
にて攪拌した。攪拌終了後、有機相(下層)をサンプリ
ング、水洗し、19F−NMRおよびガスクロマトグラフ
にて分析したが、n−C4F9COOMeは検出されなか
った。また、n−C55F11OMeの分解も認められな
かった。
OEt5gと5wt%のKOH水溶液40gを耐圧硝子
容器に仕込み、室温で30分、100rpmの攪拌速度
にて攪拌した。攪拌終了後、有機相(下層)をサンプリ
ング、水洗し、19F−NMRおよびガスクロマトグラフ
にて分析したが、i−C4F9COOEtは検出されなか
った。また、i−C55F11OEtの分解も認められな
かった。
5gと10wt%のKOH水溶液40gを耐圧硝子容器
に仕込み、室温で30分、100rpmの攪拌速度にて
攪拌した。攪拌終了後、有機相(下層)をサンプリン
グ、水洗し、ガスクロマトグラフにて分析したがC2H5
COOMeは検出されなかった。また、n−C4F9OM
eの分解も認められなかった。
と10wt%のKOH水溶液40gを耐圧硝子容器に仕
込み、室温で30分、100rpmの攪拌速度にて攪拌
した。攪拌終了後、有機相(下層)をサンプリング、水
洗し、19F−NMRおよびガスクロマトグラフにて分析
したが、CF3COOMeは検出されなかった。また、
C2F5OOMeの分解も認められなかった。
C3F7COF(4.3g)を70℃にて攪拌後、ジメチ
ル硫酸3gを滴下した。滴下終了後、70℃にて2時間
攪拌を継続した。反応終了後、生成物の一部を19F−N
MRで分析したところ、n−C4F9OMeが積分値10
0に対してn−C3F7COOMeが積分値1.4生成し
た。このバッチにNaOH水溶液(10wt%)40g
を添加し、室温で30分攪拌後、120ccの水を添加
し、攪拌後、有機相(下層)をサンプリング、水洗し、
ガスクロマトグラフおよび19F−NMRで分析したが、
n−C3F7COOMeは検出されなかった。また、n−
C4F9OMeの分解も認められなかった。
エステルを含む含フッ素エーテルから、その不純物とし
ての含フッ素エステルを選択的にかつ効率よく分解除去
し、高純度の含フッ素エーテルを高収率で得ることがで
きる。
Claims (3)
- 【請求項1】 下記一般式(1) 【化1】 で表される含フッ素エーテル中に含まれる下記一般式
(2) 【化2】 で表される含フッ素エステルを該含フッ素エーテルから
分離する方法において、該含フッ素エステルを含む含フ
ッ素エーテルをアルカリ性水溶液に接触させて該含フッ
素エステルを分解させることを特徴とする含フッ素エー
テルの精製方法。 - 【請求項2】 該含フッ素エーテルが、炭素数が10以
下でフッ素原子を少なくとも5個含む含フッ素エーテル
である請求項1の方法。 - 【請求項3】 含フッ素エーテル中に含まれる含フッ素
エステルが5モル%以下で、アルカリ性水溶液と接触さ
せた後の含フッ素エーテル中の含フッ素エステルの含有
割合が実質的にゼロ%である請求項1又は2の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9365344A JP3030335B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 含フッ素エーテルの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9365344A JP3030335B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 含フッ素エーテルの精製方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11180923A true JPH11180923A (ja) | 1999-07-06 |
| JP3030335B2 JP3030335B2 (ja) | 2000-04-10 |
Family
ID=18484033
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9365344A Expired - Lifetime JP3030335B2 (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 含フッ素エーテルの精製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3030335B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005200379A (ja) * | 2004-01-19 | 2005-07-28 | Teijin Chem Ltd | 廃芳香族ポリカーボネート樹脂から芳香族ジヒドロキシ化合物のアルカリ水溶液を得る方法 |
| JP2012201666A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Central Glass Co Ltd | モノフルオロメタンの製造方法 |
| WO2019123834A1 (ja) * | 2017-12-22 | 2019-06-27 | セントラル硝子株式会社 | ジフルオロメチル-1,2,2,2-テトラフルオロエチルエーテルの精製方法および製造方法 |
-
1997
- 1997-12-19 JP JP9365344A patent/JP3030335B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005200379A (ja) * | 2004-01-19 | 2005-07-28 | Teijin Chem Ltd | 廃芳香族ポリカーボネート樹脂から芳香族ジヒドロキシ化合物のアルカリ水溶液を得る方法 |
| JP2012201666A (ja) * | 2011-03-28 | 2012-10-22 | Central Glass Co Ltd | モノフルオロメタンの製造方法 |
| WO2019123834A1 (ja) * | 2017-12-22 | 2019-06-27 | セントラル硝子株式会社 | ジフルオロメチル-1,2,2,2-テトラフルオロエチルエーテルの精製方法および製造方法 |
| JP2019112339A (ja) * | 2017-12-22 | 2019-07-11 | セントラル硝子株式会社 | ジフルオロメチル−1,2,2,2−テトラフルオロエチルエーテルの精製方法および製造方法 |
| US10899692B2 (en) | 2017-12-22 | 2021-01-26 | Central Glass Company, Limited | Purification method and production method of difluoromethyl-1, 2, 2, 2-tetrafluoroethyl ether |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3030335B2 (ja) | 2000-04-10 |
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