JPH11180930A - 光学活性trans−シクロブタンジカルボン酸類の製造方法 - Google Patents
光学活性trans−シクロブタンジカルボン酸類の製造方法Info
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- JPH11180930A JPH11180930A JP35290797A JP35290797A JPH11180930A JP H11180930 A JPH11180930 A JP H11180930A JP 35290797 A JP35290797 A JP 35290797A JP 35290797 A JP35290797 A JP 35290797A JP H11180930 A JPH11180930 A JP H11180930A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ラセミ−trans−シクロブタンジカルボン酸類
から光学活性なtrans−シクロブタンジカルボン酸類を
取得すること。 【解決手段】一般式(1) (式中、Rは低級アルキル基を示す)で示されるラセミ
−trans−シクロブタンジカルボン酸類に光学活性アミ
ンを作用させていずれか一方のジアステレオマー塩を優
先的に析出させ、得られた塩を酸で分解することによる
一般式(2) (式中、Rは前記と同じである)または一般式(3) (式中、Rは前記と同じである)で示される光学活性tr
ans−シクロブタンジカルボン酸類の製造方法。
から光学活性なtrans−シクロブタンジカルボン酸類を
取得すること。 【解決手段】一般式(1) (式中、Rは低級アルキル基を示す)で示されるラセミ
−trans−シクロブタンジカルボン酸類に光学活性アミ
ンを作用させていずれか一方のジアステレオマー塩を優
先的に析出させ、得られた塩を酸で分解することによる
一般式(2) (式中、Rは前記と同じである)または一般式(3) (式中、Rは前記と同じである)で示される光学活性tr
ans−シクロブタンジカルボン酸類の製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学活性trans−
シクロブタンジカルボン酸類の製造方法に関する。
シクロブタンジカルボン酸類の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光学活性trans−シクロブタンジカルボ
ン酸類は、抗ウイルス剤等の医薬中間体等として有用な
化合物であるが、従来、ラセミ体を光学分割して製造す
る方法は知られていなかった。従来のラセミ体のtrans
−シクロブタンジカルボン酸類を光学活性化する方法と
しては、特開平5−178857号公報に記載のラセミ
−trans−シクロブタンジカルボン酸類を光学活性2−
フェニルグリシノールと反応させて対応するジアミド化
合物のジアステレオマー混合物を取得し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーによる精製後、適当な溶媒中で
一方のジアステレオマーのみを結晶化させる方法が知ら
れている。
ン酸類は、抗ウイルス剤等の医薬中間体等として有用な
化合物であるが、従来、ラセミ体を光学分割して製造す
る方法は知られていなかった。従来のラセミ体のtrans
−シクロブタンジカルボン酸類を光学活性化する方法と
しては、特開平5−178857号公報に記載のラセミ
−trans−シクロブタンジカルボン酸類を光学活性2−
フェニルグリシノールと反応させて対応するジアミド化
合物のジアステレオマー混合物を取得し、シリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーによる精製後、適当な溶媒中で
一方のジアステレオマーのみを結晶化させる方法が知ら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の方法では、高価
な光学活性2−フェニルグリシノールが必要であるばか
りではなく、2−フェニルグリシノール由来の置換基を
除去するために多段階の工程を必要とする等の問題があ
り、ラセミ−trans−シクロブタンジカルボン酸類を直
接、光学分割する方法の開発が望まれていた。光学活性
なtrans−シクロブタンジカルボン酸類を取得できれ
ば、アルカリ金属水素化物を使用する一般的な還元反応
で、対応する光学活性ジメタノール化合物に、誘導する
ことができる。
な光学活性2−フェニルグリシノールが必要であるばか
りではなく、2−フェニルグリシノール由来の置換基を
除去するために多段階の工程を必要とする等の問題があ
り、ラセミ−trans−シクロブタンジカルボン酸類を直
接、光学分割する方法の開発が望まれていた。光学活性
なtrans−シクロブタンジカルボン酸類を取得できれ
ば、アルカリ金属水素化物を使用する一般的な還元反応
で、対応する光学活性ジメタノール化合物に、誘導する
ことができる。
【0004】そこで本発明者らは、ラセミ−trans−シ
クロブタンジカルボン酸類を光学分割する方法を開発す
るべく鋭意検討した結果、本発明の完成に至った。
クロブタンジカルボン酸類を光学分割する方法を開発す
るべく鋭意検討した結果、本発明の完成に至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、一
般式(1) (式中、Rは低級アルキル基を示す)で示されるラセミ
−trans−シクロブタンジカルボン酸類に光学活性アミ
ンを作用させていずれか一方のジアステレオマー塩を優
先的に析出させ、得られた塩を酸で分解することによる
一般式(2) (式中、Rは前記と同じである) または一般式(3) (式中、Rは前記と同じである)で示される光学活性tr
ans−シクロブタンジカルボン酸類の製造方法を提供す
るものである。
般式(1) (式中、Rは低級アルキル基を示す)で示されるラセミ
−trans−シクロブタンジカルボン酸類に光学活性アミ
ンを作用させていずれか一方のジアステレオマー塩を優
先的に析出させ、得られた塩を酸で分解することによる
一般式(2) (式中、Rは前記と同じである) または一般式(3) (式中、Rは前記と同じである)で示される光学活性tr
ans−シクロブタンジカルボン酸類の製造方法を提供す
るものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明で原料として使用する上記一般式(1)で
示されるラセミ−trans−シクロブタンジカルボン酸類
において、置換基Rは炭素数1〜6を有する低級アルキ
ル基であって、該アルキル基は直鎖状でも分岐状でもよ
い。かかるラセミ−trans−シクロブタンジカルボン酸
類は、例えば、Tetrahedron Lett., 30, 6453(1989)
に記載の方法に準じてケテン ジアルキルアセタールと
フマル酸ジエチルを原料とする[2+2]反応で対応す
るシクロブタンジカルボン酸ジエチルエステル類を取得
し、これを加水分解することにより容易に製造すること
ができる。
する。本発明で原料として使用する上記一般式(1)で
示されるラセミ−trans−シクロブタンジカルボン酸類
において、置換基Rは炭素数1〜6を有する低級アルキ
ル基であって、該アルキル基は直鎖状でも分岐状でもよ
い。かかるラセミ−trans−シクロブタンジカルボン酸
類は、例えば、Tetrahedron Lett., 30, 6453(1989)
に記載の方法に準じてケテン ジアルキルアセタールと
フマル酸ジエチルを原料とする[2+2]反応で対応す
るシクロブタンジカルボン酸ジエチルエステル類を取得
し、これを加水分解することにより容易に製造すること
ができる。
【0007】本発明で使用される光学活性アミンは、上
記一般式(1)で示されるラセミ−trans−シクロブタ
ンジカルボン酸類に作用させた際に一方の光学活性tran
s−シクロブタンジカルボン酸と優先的に塩形成するも
のであれば特に制限されないが、特に好ましくは一般式
(4) (式中、*印は不斉炭素原子を示す。R1は水素原子また
は、ベンゼン環上に置換基を有していてもよいベンジル
基を、R2は水素原子またはベンゼン環上に置換基を有し
ていてもよいフェニル基を、R3は水素原子またはメチル
基を示す。)で示される光学活性フェネチルアミン誘導
体が用いられる。
記一般式(1)で示されるラセミ−trans−シクロブタ
ンジカルボン酸類に作用させた際に一方の光学活性tran
s−シクロブタンジカルボン酸と優先的に塩形成するも
のであれば特に制限されないが、特に好ましくは一般式
(4) (式中、*印は不斉炭素原子を示す。R1は水素原子また
は、ベンゼン環上に置換基を有していてもよいベンジル
基を、R2は水素原子またはベンゼン環上に置換基を有し
ていてもよいフェニル基を、R3は水素原子またはメチル
基を示す。)で示される光学活性フェネチルアミン誘導
体が用いられる。
【0008】一般式(4)において、R1は水素原子また
は、ベンゼン環上に置換基を有していてもよいベンジル
基を表わし、置換基としては、例えば、上述した低級ア
ルキル基、水酸基、炭素数1〜6の低級アルコキシ基等
が例示できる。ベンゼン環上の置換基は1でも2以上で
もよい。
は、ベンゼン環上に置換基を有していてもよいベンジル
基を表わし、置換基としては、例えば、上述した低級ア
ルキル基、水酸基、炭素数1〜6の低級アルコキシ基等
が例示できる。ベンゼン環上の置換基は1でも2以上で
もよい。
【0009】R2は水素原子またはベンゼン環上に置換基
を有していてもよいフェニル基であって、置換基として
は上記R1で例示したものと同様のものが例示できる。
を有していてもよいフェニル基であって、置換基として
は上記R1で例示したものと同様のものが例示できる。
【0010】かかる光学活性フェネチルアミン誘導の体
具体例としては、1−フェニルエチルアミン、1−(4
−トリル)エチルアミン、N−ベンジル−1−フェニル
エチルアミン、N−(2−ヒドロキシ)ベンジル−1−
フェニルエチルアミン、N−(4−ヒドロキシ)ベンジ
ル−1−フェニルエチルアミン、N−(2−ヒドロキシ
−5−メトキシ)ベンジル−1−フェニルエチルアミ
ン、N−(3−ヒドロキシ−4−メトキシ)ベンジル−
1−フェニルエチルアミン、N−(4−ヒドロキシ−3
−メトキシ)ベンジル−1−フェニルエチルアミン、N
−(3−ヒドロキシ)ベンジル−1−(4−トリル)エ
チルアミン、N−(4−ヒドロキシ)ベンジル−1−
(4−トリル)エチルアミン、N−(3−エトキシ−4
−ヒドロキシ)ベンジル−1−(4−トリル)エチルア
ミン、1−フェニル−2−(4−トリル)エチルアミ
ン、N−ベンジル−1−フェニル−2−(4−トリル)
エチルアミン等のフェネチルアミン誘導体の光学活性体
が挙げられる。
具体例としては、1−フェニルエチルアミン、1−(4
−トリル)エチルアミン、N−ベンジル−1−フェニル
エチルアミン、N−(2−ヒドロキシ)ベンジル−1−
フェニルエチルアミン、N−(4−ヒドロキシ)ベンジ
ル−1−フェニルエチルアミン、N−(2−ヒドロキシ
−5−メトキシ)ベンジル−1−フェニルエチルアミ
ン、N−(3−ヒドロキシ−4−メトキシ)ベンジル−
1−フェニルエチルアミン、N−(4−ヒドロキシ−3
−メトキシ)ベンジル−1−フェニルエチルアミン、N
−(3−ヒドロキシ)ベンジル−1−(4−トリル)エ
チルアミン、N−(4−ヒドロキシ)ベンジル−1−
(4−トリル)エチルアミン、N−(3−エトキシ−4
−ヒドロキシ)ベンジル−1−(4−トリル)エチルア
ミン、1−フェニル−2−(4−トリル)エチルアミ
ン、N−ベンジル−1−フェニル−2−(4−トリル)
エチルアミン等のフェネチルアミン誘導体の光学活性体
が挙げられる。
【0011】これらの光学活性アミンのR体およびS体
を適宜選定することにより、上記一般式(2)で示され
る光学活性trans−シクロブタンジカルボン酸類と一般
式(3)で示される光学活性trans−シクロブタンジカ
ルボン酸類のうち所望の光学活性体を得ることが可能と
なる。
を適宜選定することにより、上記一般式(2)で示され
る光学活性trans−シクロブタンジカルボン酸類と一般
式(3)で示される光学活性trans−シクロブタンジカ
ルボン酸類のうち所望の光学活性体を得ることが可能と
なる。
【0012】光学活性アミンの使用量は、収率の観点か
ら、一般式(1)でで示されるラセミ−trans−シクロ
ブタンジカルボン酸類に対して0.2倍以上が好ましく0.3
8モル倍以上がより好ましい。また得られる光学活性tra
ns−シクロブタンジカルボン酸類の光学純度の観点か
ら、一般式(1)で示されるラセミ−trans−シクロブ
タンジカルボン酸類に対して1.5モル倍以下が好まし
く、0.8モル倍以下がより好ましい。
ら、一般式(1)でで示されるラセミ−trans−シクロ
ブタンジカルボン酸類に対して0.2倍以上が好ましく0.3
8モル倍以上がより好ましい。また得られる光学活性tra
ns−シクロブタンジカルボン酸類の光学純度の観点か
ら、一般式(1)で示されるラセミ−trans−シクロブ
タンジカルボン酸類に対して1.5モル倍以下が好まし
く、0.8モル倍以下がより好ましい。
【0013】上記一般式(1)でで示されるラセミ−tr
ans−シクロブタンジカルボン酸類と光学活性アミンに
よる塩形成反応は、通常、有機溶媒中で実施される。溶
媒の種類は、用いる光学活性アミンの種類により選択さ
れるが、通常、メタノール、エタノール、2−プロパノ
ール等のアルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、t−ブチルメチルエーテル等のエーテル類またはこ
れらの混合溶媒が好ましく使用される。溶媒の使用量は
特に制限されないが、通常、上記一般式(1)で示され
るラセミ−trans−シクロブタンジカルボン酸類に対し
て通常、1〜50重量倍の範囲である。
ans−シクロブタンジカルボン酸類と光学活性アミンに
よる塩形成反応は、通常、有機溶媒中で実施される。溶
媒の種類は、用いる光学活性アミンの種類により選択さ
れるが、通常、メタノール、エタノール、2−プロパノ
ール等のアルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、t−ブチルメチルエーテル等のエーテル類またはこ
れらの混合溶媒が好ましく使用される。溶媒の使用量は
特に制限されないが、通常、上記一般式(1)で示され
るラセミ−trans−シクロブタンジカルボン酸類に対し
て通常、1〜50重量倍の範囲である。
【0014】塩形成反応の反応温度は、通常、−20℃
以上、上述した用いる溶媒の沸点以下であり、好ましく
は0℃以上、溶媒の沸点より20℃低い温度の範囲であ
る。
以上、上述した用いる溶媒の沸点以下であり、好ましく
は0℃以上、溶媒の沸点より20℃低い温度の範囲であ
る。
【0015】塩形成反応後、析出した結晶を例えば濾過
により溶液と分離し、この結晶を上記一般式(2)また
は(3)で示される光学活性trans−シクロブタンジカ
ルボン酸類を溶解しうる有機溶媒に溶解もしくは懸濁さ
せ、さらに塩酸もしくは硫酸等の水溶液を添加して光学
活性trans−シクロブタンジカルボン酸類と光学活性ア
ミンとの塩を分解することで目的とする光学活性trans
−シクロブタンジカルボン酸類を有機溶媒側に抽出する
ことができる。
により溶液と分離し、この結晶を上記一般式(2)また
は(3)で示される光学活性trans−シクロブタンジカ
ルボン酸類を溶解しうる有機溶媒に溶解もしくは懸濁さ
せ、さらに塩酸もしくは硫酸等の水溶液を添加して光学
活性trans−シクロブタンジカルボン酸類と光学活性ア
ミンとの塩を分解することで目的とする光学活性trans
−シクロブタンジカルボン酸類を有機溶媒側に抽出する
ことができる。
【0016】この際、目的とするtrans−シクロブタン
ジカルボン酸類の抽出効率を向上させる目的で食塩等の
無機塩を添加するのも有効である。得られた光学活性tr
ans−シクロブタンジカルボン酸類の溶液から溶媒を留
去することで目的とする上光学活性trans−シクロブタ
ンジカルボン酸類を高収率で得ることができ、必要に応
じて再結晶等の操作を行うことでさらに精製することも
可能である。
ジカルボン酸類の抽出効率を向上させる目的で食塩等の
無機塩を添加するのも有効である。得られた光学活性tr
ans−シクロブタンジカルボン酸類の溶液から溶媒を留
去することで目的とする上光学活性trans−シクロブタ
ンジカルボン酸類を高収率で得ることができ、必要に応
じて再結晶等の操作を行うことでさらに精製することも
可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明の方法によれば、一般式(1)で
示されるラセミ−trans−シクロブタンジカルボン酸類
から光学活性アミンによる光学分割操作で一般式(2)
または(3)で示される光学活性trans−シクロブタン
ジカルボン酸類を高収率で取得することができる。
示されるラセミ−trans−シクロブタンジカルボン酸類
から光学活性アミンによる光学分割操作で一般式(2)
または(3)で示される光学活性trans−シクロブタン
ジカルボン酸類を高収率で取得することができる。
【0018】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれにより限定されるものではな
い。
明するが、本発明はこれにより限定されるものではな
い。
【0019】(実施例1)(R)−N−(4−ヒドロキ
シ)ベンジル−1−フェニルエチルアミン116.8 mg
(0.514 mmol)およびt−ブチルメチルエーテル4.0
mLにラセミ体のtrans−1,1−ジエトキシシクロブタ
ン−2,3−ジカルボン酸209.5 mg(0.902 mmol)の
t−ブチルメチルエーテル溶液4.0 mLを室温で加え
た。室温で6日間放置し、生成した白色沈殿を濾過する
ことにより、(+)−trans−1,1−ジエトキシシク
ロブタン−2,3−ジカルボン酸の(R)−N−(4−ヒ
ドロキシ)ベンジル−1−フェニルエチルアミン塩を得
た(収率31.7%、72.3%ee)。
シ)ベンジル−1−フェニルエチルアミン116.8 mg
(0.514 mmol)およびt−ブチルメチルエーテル4.0
mLにラセミ体のtrans−1,1−ジエトキシシクロブタ
ン−2,3−ジカルボン酸209.5 mg(0.902 mmol)の
t−ブチルメチルエーテル溶液4.0 mLを室温で加え
た。室温で6日間放置し、生成した白色沈殿を濾過する
ことにより、(+)−trans−1,1−ジエトキシシク
ロブタン−2,3−ジカルボン酸の(R)−N−(4−ヒ
ドロキシ)ベンジル−1−フェニルエチルアミン塩を得
た(収率31.7%、72.3%ee)。
【0020】(実施例2)実施例1と同様にして(R)
−N−(4−ヒドロキシ−3−メトキシ)ベンジル−1
−フェニルエチルアミン125.7 mg(0.488 mmol)を用
いることにより、ラセミ体のtrans−1,1−ジエトキ
シシクロブタン−2,3−ジカルボン酸217.2mg(0.90
mmol)より(+)−trans−1,1−ジエトキシシク
ロブタン−2,3−ジカルボン酸の(R)−N−(4−ヒ
ドロキシ−3−メトキシ)ベンジル−1−フェニルエチ
ルアミン塩を得た(収率27.0%、98.0%ee)。
−N−(4−ヒドロキシ−3−メトキシ)ベンジル−1
−フェニルエチルアミン125.7 mg(0.488 mmol)を用
いることにより、ラセミ体のtrans−1,1−ジエトキ
シシクロブタン−2,3−ジカルボン酸217.2mg(0.90
mmol)より(+)−trans−1,1−ジエトキシシク
ロブタン−2,3−ジカルボン酸の(R)−N−(4−ヒ
ドロキシ−3−メトキシ)ベンジル−1−フェニルエチ
ルアミン塩を得た(収率27.0%、98.0%ee)。
【0021】(実施例3)ラセミ体のtrans−1,1−
ジエトキシシクロブタン−2,3−ジカルボン酸898.4
mg(3.869 mmol)を2−プロパノール 3.5 mLに加
え、50℃に加熱し溶解させた。ここに(S)−N−(4
−ヒドロキシ)ベンジル−1−フェニルエチルアミン
395.1 mg(1.738 mmol)の2−プロパノール溶液 2.5
mLを50℃で加えた。室温で7日間放置し、生成した
白色沈殿を濾過することにより、(−)−trans−1,
1−ジエトキシシクロブタン−2,3−ジカルボン酸の
(S)−N−(4−ヒドロキシ)ベンジル−1−フェニル
エチルアミン塩(572.6 mg)を得た。この塩を1Nの水
酸化ナトリウム水溶液 10 mLで塩分解したのち、これ
をトルエン5 mLで2回抽出した。水層を塩酸でpH =1.
5とし、食塩で飽和させたのち酢酸エチル5 mLで3回抽
出した。酢酸エチル層をあわせて濃縮することにより
(−)−trans−1,1−ジエトキシシクロブタン−
2,3−ジカルボン酸を得た(収率32.2%、93.8%ee,
[α]D 25=−3.95°(c= 1.012,H2O))。
ジエトキシシクロブタン−2,3−ジカルボン酸898.4
mg(3.869 mmol)を2−プロパノール 3.5 mLに加
え、50℃に加熱し溶解させた。ここに(S)−N−(4
−ヒドロキシ)ベンジル−1−フェニルエチルアミン
395.1 mg(1.738 mmol)の2−プロパノール溶液 2.5
mLを50℃で加えた。室温で7日間放置し、生成した
白色沈殿を濾過することにより、(−)−trans−1,
1−ジエトキシシクロブタン−2,3−ジカルボン酸の
(S)−N−(4−ヒドロキシ)ベンジル−1−フェニル
エチルアミン塩(572.6 mg)を得た。この塩を1Nの水
酸化ナトリウム水溶液 10 mLで塩分解したのち、これ
をトルエン5 mLで2回抽出した。水層を塩酸でpH =1.
5とし、食塩で飽和させたのち酢酸エチル5 mLで3回抽
出した。酢酸エチル層をあわせて濃縮することにより
(−)−trans−1,1−ジエトキシシクロブタン−
2,3−ジカルボン酸を得た(収率32.2%、93.8%ee,
[α]D 25=−3.95°(c= 1.012,H2O))。
【0022】(実施例4)実施例3と同様にして(S)
−N−(4−ヒドロキ−3−メトキシ)ベンジル−1−
フェニルエチルアミン395.1 mg(1.738 mmol)を用い
ることにより、ラセミ体のtrans−1,1−ジエトキシ
シクロブタン−2,3−ジカルボン酸898.4 mg(3.869
mmol)より(−)− trans−1,1−ジエトキシシ
クロブタン−2,3−ジカルボン酸を得た(収率26.3
%、90.9%ee)。
−N−(4−ヒドロキ−3−メトキシ)ベンジル−1−
フェニルエチルアミン395.1 mg(1.738 mmol)を用い
ることにより、ラセミ体のtrans−1,1−ジエトキシ
シクロブタン−2,3−ジカルボン酸898.4 mg(3.869
mmol)より(−)− trans−1,1−ジエトキシシ
クロブタン−2,3−ジカルボン酸を得た(収率26.3
%、90.9%ee)。
Claims (2)
- 【請求項1】一般式(1) (式中、Rは低級アルキル基を示す)で示されるラセミ
−trans−シクロブタンジカルボン酸類に光学活性アミ
ンを作用させていずれか一方のジアステレオマー塩を優
先的に析出させ、得られた塩を酸で分解することによる
一般式(2) (式中、Rは前記と同じである) または一般式(3) (式中、Rは前記と同じである)で示される光学活性tr
ans−シクロブタンジカルボン酸類の製造方法。 - 【請求項2】光学活性アミンが一般式(4) (式中、*印は不斉炭素原子を示す。R1は水素原子また
は、ベンゼン環上に置換基を有していてもよいベンジル
基を、R2は水素原子またはベンゼン環上に置換基を有し
ていてもよいフェニル基を、R3は水素原子またはメチル
基を示す。)で示される光学活性フェニルエチルアミン
誘導体である請求項1に記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35290797A JPH11180930A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 光学活性trans−シクロブタンジカルボン酸類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35290797A JPH11180930A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 光学活性trans−シクロブタンジカルボン酸類の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11180930A true JPH11180930A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18427276
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35290797A Pending JPH11180930A (ja) | 1997-12-22 | 1997-12-22 | 光学活性trans−シクロブタンジカルボン酸類の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11180930A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001106661A (ja) * | 1999-08-04 | 2001-04-17 | Sumitomo Chem Co Ltd | アミン化合物、中間体、製造法および光学分割剤 |
| WO2002085833A1 (en) * | 2001-04-18 | 2002-10-31 | Kuraray Co., Ltd. | Processes for preparation of optically active 2-benzyl- succinic acid and optically active 2-benzylsuccinic acid monoamides |
| JP2013522273A (ja) * | 2010-03-16 | 2013-06-13 | ジヤンセン・フアーマシユーチカルズ・インコーポレーテツド | Hcvの大環状プロテアーゼ阻害剤の製造のための方法及び中間体 |
| CN109206311A (zh) * | 2018-10-26 | 2019-01-15 | 山东谛爱生物技术有限公司 | 一种3-氧代环丁烷基羧酸的制备方法 |
-
1997
- 1997-12-22 JP JP35290797A patent/JPH11180930A/ja active Pending
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| JP2001106661A (ja) * | 1999-08-04 | 2001-04-17 | Sumitomo Chem Co Ltd | アミン化合物、中間体、製造法および光学分割剤 |
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