JPH11181550A - 冷間加工性の良好なオーステナイト系ステンレス鋼 - Google Patents
冷間加工性の良好なオーステナイト系ステンレス鋼Info
- Publication number
- JPH11181550A JPH11181550A JP34744297A JP34744297A JPH11181550A JP H11181550 A JPH11181550 A JP H11181550A JP 34744297 A JP34744297 A JP 34744297A JP 34744297 A JP34744297 A JP 34744297A JP H11181550 A JPH11181550 A JP H11181550A
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- Japan
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- cold workability
- stainless steel
- austenitic stainless
- cold
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷間圧延硬さが低下し、冷間加工性に優れた
オーステナイト系ステンレス鋼を提供すること。 【解決手段】 重量%で、C:0.05%以下、Si:
0.5%以下、Mn:2.0%以下、P:0.045%
以下、S:0.005%以下、Ni:8.5〜10.5
%、Cr:17.0〜19.0%、Cu:4.0〜5.
0%、N:0.060%以下を含有し、残部Fe及び不
可避的不純物からなることを特徴とする冷間加工性の良
好なオーステナイト系ステンレス鋼。
オーステナイト系ステンレス鋼を提供すること。 【解決手段】 重量%で、C:0.05%以下、Si:
0.5%以下、Mn:2.0%以下、P:0.045%
以下、S:0.005%以下、Ni:8.5〜10.5
%、Cr:17.0〜19.0%、Cu:4.0〜5.
0%、N:0.060%以下を含有し、残部Fe及び不
可避的不純物からなることを特徴とする冷間加工性の良
好なオーステナイト系ステンレス鋼。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネジやボルトに加
工されたステンレス鋼の中で、特に冷間加工性に優れた
オーステナイト系ステンレス鋼に関するものである。
工されたステンレス鋼の中で、特に冷間加工性に優れた
オーステナイト系ステンレス鋼に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ネジやボルトに冷間加工されるオーステ
ナイト系ステンレス鋼の代表には、従来、SUSXM7
(JISG 4308 SUSXM7)という鋼種があ
り、その化学成分は、重量%で、C:0.08%以下、
Si:1.00%以下、Mn:2.00以下、P:0.
045%以下、S:0.030%以下、Ni:8.5〜
10.5%、Cr:17.0〜19.0%、Cu:3.
0〜4.0%である。このような成分組成を持つSUS
XM7は小ネジに加工された場合、特に大きい冷間加工
が加えられるため、割れることがあり、そのためより冷
間加工性の良い材料が望まれている。
ナイト系ステンレス鋼の代表には、従来、SUSXM7
(JISG 4308 SUSXM7)という鋼種があ
り、その化学成分は、重量%で、C:0.08%以下、
Si:1.00%以下、Mn:2.00以下、P:0.
045%以下、S:0.030%以下、Ni:8.5〜
10.5%、Cr:17.0〜19.0%、Cu:3.
0〜4.0%である。このような成分組成を持つSUS
XM7は小ネジに加工された場合、特に大きい冷間加工
が加えられるため、割れることがあり、そのためより冷
間加工性の良い材料が望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のSUSXM7線材を引抜し、冷間鍛造によりネジやボ
ルト等に加工する場合には過酷な冷間加工が施されるた
めに、この冷間加工時に割れが発生する問題がある。
のSUSXM7線材を引抜し、冷間鍛造によりネジやボ
ルト等に加工する場合には過酷な冷間加工が施されるた
めに、この冷間加工時に割れが発生する問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、冷間加工性の
阻害元素を低減すること、及び冷間加工性を向上させる
元素を増量することによって冷間加工性を向上し、前記
問題点を解消するものであって、その発明の要旨とする
ところは、重量%で、C:0.05%以下、Si:0.
5%以下、Mn:2.0%以下、P:0.045%以
下、S:0.005%以下、Ni:8.5〜10.5
%、Cr:17.0〜19.0%、Cu:4.0〜5.
0%、N:0.060%以下を含有し、残部Fe及び不
可避的不純物からなることを特徴とする冷間加工性の良
好なオーステナイト系ステンレス鋼にある。
阻害元素を低減すること、及び冷間加工性を向上させる
元素を増量することによって冷間加工性を向上し、前記
問題点を解消するものであって、その発明の要旨とする
ところは、重量%で、C:0.05%以下、Si:0.
5%以下、Mn:2.0%以下、P:0.045%以
下、S:0.005%以下、Ni:8.5〜10.5
%、Cr:17.0〜19.0%、Cu:4.0〜5.
0%、N:0.060%以下を含有し、残部Fe及び不
可避的不純物からなることを特徴とする冷間加工性の良
好なオーステナイト系ステンレス鋼にある。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る成分組成およ
びその限定理由について説明する。 C:0.05%以下 Cは多い程材料が硬くなる傾向があり、冷間加工性阻害
元素であることから、上限を0.05%とした。 Si:0.5%以下 SiはCと同様に、多い程材料が硬くなる傾向があり、
冷間加工性阻害元素であることから、上限を0.5%以
下とした。
びその限定理由について説明する。 C:0.05%以下 Cは多い程材料が硬くなる傾向があり、冷間加工性阻害
元素であることから、上限を0.05%とした。 Si:0.5%以下 SiはCと同様に、多い程材料が硬くなる傾向があり、
冷間加工性阻害元素であることから、上限を0.5%以
下とした。
【0006】Mn:2.0%以下 Mnは2.0%を越えると硬度が上昇し、冷間加工性に
悪影響を与えるため、2.0%以下とした。 P:0.045%以下 Pは通常の鉄鋼材料に含まれる不純物規制のレベルであ
る。 S:0.005%以下 SはMnと結合してMnSという非金属介在物となり、
冷間加工性阻害元素であることから、上限を0.005
%以下とした。
悪影響を与えるため、2.0%以下とした。 P:0.045%以下 Pは通常の鉄鋼材料に含まれる不純物規制のレベルであ
る。 S:0.005%以下 SはMnと結合してMnSという非金属介在物となり、
冷間加工性阻害元素であることから、上限を0.005
%以下とした。
【0007】Ni:8.5〜10.5% Niはオーステナイトを安定化し、加工硬化も抑制する
ために8.5%以上は必要であり、また、10.5%を
超える添加はコストアップとなることから、8.5〜1
0.5%とした。 Cr:17.0〜19.0% Crはオーステナイトを安定化し、また、耐食性を附加
するために、17.0%以上必要であり、また、19.
0%を超える添加はコストアップとなることから、1
7.0〜19.0%とした。
ために8.5%以上は必要であり、また、10.5%を
超える添加はコストアップとなることから、8.5〜1
0.5%とした。 Cr:17.0〜19.0% Crはオーステナイトを安定化し、また、耐食性を附加
するために、17.0%以上必要であり、また、19.
0%を超える添加はコストアップとなることから、1
7.0〜19.0%とした。
【0008】Cu:4.0〜5.0% Cuは増量することによって冷間加工による加工硬化を
抑制し、また、初期硬度も下げることから、4.0〜
5.0%とした。特に、本発明の特徴とするCu添加量
について、図1に示す。すなわち、図1は冷間圧延率お
よび硬さとCu量との関係を示す図である。この図から
わかるように、Cu含有量が増大するに従って硬さが低
下する傾向が見られる。Cuが5%を越えると熱間加工
で疵ができやすくなるので上限を5.0%とした。 N:0.060%以下 Nは多い程材料が硬くなる傾向があり、冷間加工性の阻
害元素なので上限を0.060%とした。
抑制し、また、初期硬度も下げることから、4.0〜
5.0%とした。特に、本発明の特徴とするCu添加量
について、図1に示す。すなわち、図1は冷間圧延率お
よび硬さとCu量との関係を示す図である。この図から
わかるように、Cu含有量が増大するに従って硬さが低
下する傾向が見られる。Cuが5%を越えると熱間加工
で疵ができやすくなるので上限を5.0%とした。 N:0.060%以下 Nは多い程材料が硬くなる傾向があり、冷間加工性の阻
害元素なので上限を0.060%とした。
【0009】
【実施例】100kg真空誘導溶解炉にて溶製した表1
に示す各成分の鋼片を熱間圧延し、径5.5〜30mm
線材を評価するために、発明鋼と比較鋼の50%冷間圧
延硬さの評価を表1に示す。この表1に示すように、N
o1〜No5は本発明鋼であり、No6〜No8は比較
鋼を示す。すなわち、No6はCu、No7はCuおよ
びN、No8はC,Si,CuおよびNがそれぞれ本発
明の条件範囲が外れたものであり、その結果、実施例の
本発明鋼No1〜No5とSUSXM7に該当するNo
6〜No8と比較してわかるように、50%冷間圧縮後
の硬さは本発明鋼の方が比較鋼よりHv約20程度低下
していることが判る。このように、Cuの増量および冷
間加工性阻害元素の低減を図ることにより、冷間圧延硬
さが低下し、冷間加工性が極めて向上した。
に示す各成分の鋼片を熱間圧延し、径5.5〜30mm
線材を評価するために、発明鋼と比較鋼の50%冷間圧
延硬さの評価を表1に示す。この表1に示すように、N
o1〜No5は本発明鋼であり、No6〜No8は比較
鋼を示す。すなわち、No6はCu、No7はCuおよ
びN、No8はC,Si,CuおよびNがそれぞれ本発
明の条件範囲が外れたものであり、その結果、実施例の
本発明鋼No1〜No5とSUSXM7に該当するNo
6〜No8と比較してわかるように、50%冷間圧縮後
の硬さは本発明鋼の方が比較鋼よりHv約20程度低下
していることが判る。このように、Cuの増量および冷
間加工性阻害元素の低減を図ることにより、冷間圧延硬
さが低下し、冷間加工性が極めて向上した。
【0010】
【表1】
【0011】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるCuの
増量および冷間加工性阻害元素の減少により、冷間圧延
硬さが低下し、冷間加工性の向上をはかることが出来る
極めて優れた効果を奏するものである。
増量および冷間加工性阻害元素の減少により、冷間圧延
硬さが低下し、冷間加工性の向上をはかることが出来る
極めて優れた効果を奏するものである。
【図1】冷間圧延率および硬さとCu量との関係を示す
図である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 重量%で、 C:0.05%以下、 Si:0.5%以下、 Mn:2.0%以下、 P:0.045%以下、 S:0.005%以下、 Ni:8.5〜10.5%、 Cr:17.0〜19.0%、 Cu:4.0〜5.0%、 N:0.060%以下 を含有し、残部Fe及び不可避的不純物からなることを
特徴とする冷間加工性の良好なオーステナイト系ステン
レス鋼。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34744297A JPH11181550A (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 冷間加工性の良好なオーステナイト系ステンレス鋼 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34744297A JPH11181550A (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 冷間加工性の良好なオーステナイト系ステンレス鋼 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11181550A true JPH11181550A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18390270
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34744297A Withdrawn JPH11181550A (ja) | 1997-12-17 | 1997-12-17 | 冷間加工性の良好なオーステナイト系ステンレス鋼 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11181550A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004156126A (ja) * | 2002-11-08 | 2004-06-03 | Nippon Steel Corp | 冷間加工性が良好な高耐食オーステナイト系ステンレス鋼 |
| EP3239341A4 (en) * | 2014-12-26 | 2018-10-31 | Posco | Austenitic stainless steel having excellent flexibility |
-
1997
- 1997-12-17 JP JP34744297A patent/JPH11181550A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004156126A (ja) * | 2002-11-08 | 2004-06-03 | Nippon Steel Corp | 冷間加工性が良好な高耐食オーステナイト系ステンレス鋼 |
| EP3239341A4 (en) * | 2014-12-26 | 2018-10-31 | Posco | Austenitic stainless steel having excellent flexibility |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050301 |