JPH11181596A - 抗菌性陽極酸化処理アルミニウム - Google Patents
抗菌性陽極酸化処理アルミニウムInfo
- Publication number
- JPH11181596A JPH11181596A JP9351594A JP35159497A JPH11181596A JP H11181596 A JPH11181596 A JP H11181596A JP 9351594 A JP9351594 A JP 9351594A JP 35159497 A JP35159497 A JP 35159497A JP H11181596 A JPH11181596 A JP H11181596A
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- Japan
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- antibacterial
- aluminum
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- antibacterial metal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 抗菌塗膜によらなくても抗菌性を有する抗菌
性陽極酸化処理アルミニウム(アルマイト)を提供する
こと。 【解決手段】 陽極酸化被膜18を備え、抗菌性を有す
るアルマイト。陽極酸化被膜18の細孔15中に抗菌性
金属(化合物の形態も含む。以下同じ)20が吸着封入
されている。
性陽極酸化処理アルミニウム(アルマイト)を提供する
こと。 【解決手段】 陽極酸化被膜18を備え、抗菌性を有す
るアルマイト。陽極酸化被膜18の細孔15中に抗菌性
金属(化合物の形態も含む。以下同じ)20が吸着封入
されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌性を有する陽
極酸化処理アルミニウム(以下、俗称「アルマイト」と
称する)に関する。
極酸化処理アルミニウム(以下、俗称「アルマイト」と
称する)に関する。
【0002】
【背景技術】昨今、アルミニウム製品は、その軽量性及
び優れた防食性、さらには、カラー化が容易である等の
理由から、建材(特に、内装材やサッシ)、住宅設備機
器、電気機器、輸送機器、医療機器、文具等に多用され
ている。
び優れた防食性、さらには、カラー化が容易である等の
理由から、建材(特に、内装材やサッシ)、住宅設備機
器、電気機器、輸送機器、医療機器、文具等に多用され
ている。
【0003】他方、昨今の市場における清潔・安全指向
の高まり、さらには、病原性大腸菌による食中毒の社会
問題化により、アルミニウム製品にも「抗菌」処理する
要求が増大しつつある。
の高まり、さらには、病原性大腸菌による食中毒の社会
問題化により、アルミニウム製品にも「抗菌」処理する
要求が増大しつつある。
【0004】そして、従来のアルミニウム製品に対する
抗菌処理は、他の金属製品に対するものと同様、抗菌性
金属イオンをセラミックに固定化して微細化した無機系
抗菌剤を混入させた樹脂系塗料(通常熱硬化形)で抗菌
塗膜を形成して対処していた(社団法人軽金属協会開発
テーマ委員会編「第3回アルミニウム技術講演会『最新
の注目されるアルミ”抗菌・防かび”技術』講演要旨
集」(平成9年10月)、p.1〜18参照)。
抗菌処理は、他の金属製品に対するものと同様、抗菌性
金属イオンをセラミックに固定化して微細化した無機系
抗菌剤を混入させた樹脂系塗料(通常熱硬化形)で抗菌
塗膜を形成して対処していた(社団法人軽金属協会開発
テーマ委員会編「第3回アルミニウム技術講演会『最新
の注目されるアルミ”抗菌・防かび”技術』講演要旨
集」(平成9年10月)、p.1〜18参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、無機系抗菌剤
は、一般的に高価であり、抗菌塗膜は樹脂塗膜であり摩
耗等により抗菌特性が経時的に減衰して行くおそれがあ
る。
は、一般的に高価であり、抗菌塗膜は樹脂塗膜であり摩
耗等により抗菌特性が経時的に減衰して行くおそれがあ
る。
【0006】本発明は、上記にかんがみて、抗菌塗膜に
よらなくても抗菌性を有する抗菌性アルマイト及びその
製造方法を提供することを目的とする。
よらなくても抗菌性を有する抗菌性アルマイト及びその
製造方法を提供することを目的とする。
【0007】本発明の他の目的は、摩耗等に起因する抗
菌特性の減衰がほとんどない抗菌性アルマイト及びその
製造方法を提供することにある。
菌特性の減衰がほとんどない抗菌性アルマイト及びその
製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る抗菌性アル
マイトは、上記課題を、下記構成により解決するもので
ある。
マイトは、上記課題を、下記構成により解決するもので
ある。
【0009】陽極酸化被膜を備え、抗菌性を有するアル
マイトにおいて、前記陽極酸化被膜の細孔中に抗菌性金
属(化合物の形態も含む。以下同じ)が吸着封入されて
いることを特徴とする。
マイトにおいて、前記陽極酸化被膜の細孔中に抗菌性金
属(化合物の形態も含む。以下同じ)が吸着封入されて
いることを特徴とする。
【0010】ここで、抗菌性金属は、銀又は銀化合物
が、抗菌作用が他の抗菌性金属に比して優れており望ま
しい。
が、抗菌作用が他の抗菌性金属に比して優れており望ま
しい。
【0011】そして上記構成のアルマイトは、下記方法
で容易に製造することができる。
で容易に製造することができる。
【0012】陽極酸化被膜を備えたアルミニウム(アル
マイト)を、抗菌性金属塩の溶液中に浸漬して、前記陽
極酸化被膜の細孔中に抗菌性金属を吸着させた後、封孔
処理を行う、または、陽極酸化被膜を備えたアルミニウ
ム(アルマイト)を、抗菌性金属塩の溶液中に浸漬し
て、前記陽極酸化被膜の細孔中に抗菌性金属の吸着と同
時に封孔処理を行う。
マイト)を、抗菌性金属塩の溶液中に浸漬して、前記陽
極酸化被膜の細孔中に抗菌性金属を吸着させた後、封孔
処理を行う、または、陽極酸化被膜を備えたアルミニウ
ム(アルマイト)を、抗菌性金属塩の溶液中に浸漬し
て、前記陽極酸化被膜の細孔中に抗菌性金属の吸着と同
時に封孔処理を行う。
【0013】更には、陽極酸化被膜を備えたアルミニウ
ムを、抗菌性金属塩の溶液中で交流電解することによ
り、電解着色すると同時に陽極酸化被膜の細孔中に抗菌
性金属を吸着させ、更に、封孔処理を行うことよっても
製造できる。上記溶液には、通常、アルキルスルフォン
酸を含有させることが、電解性を向上させて望ましい。
ムを、抗菌性金属塩の溶液中で交流電解することによ
り、電解着色すると同時に陽極酸化被膜の細孔中に抗菌
性金属を吸着させ、更に、封孔処理を行うことよっても
製造できる。上記溶液には、通常、アルキルスルフォン
酸を含有させることが、電解性を向上させて望ましい。
【0014】なお、上記各場合において、抗菌性金属塩
としては、硝酸銀が、水に対する溶解性及び銀の抗菌作
用に優れており望ましい。
としては、硝酸銀が、水に対する溶解性及び銀の抗菌作
用に優れており望ましい。
【0015】
【発明の作用・効果】本発明の抗菌性アルマイトまたは
本発明の方法で製造した抗菌性アルマイトは、抗菌性イ
オンが陽極酸化被膜の細孔中に直接的に、銀等の抗菌性
金属を担持した形で封孔されている。
本発明の方法で製造した抗菌性アルマイトは、抗菌性イ
オンが陽極酸化被膜の細孔中に直接的に、銀等の抗菌性
金属を担持した形で封孔されている。
【0016】このため、特別に抗菌塗膜をアルマイトの
上に形成しなくても、アルマイトに抗菌性を付与でき
る。また、耐摩耗性に優れかつ密着性に優れた陽極酸化
被膜の細孔中に抗菌性金属勤続イオンが封入された形態
であるため、抗菌特性が表面被膜の摩耗に起因して減衰
するおそれもない。
上に形成しなくても、アルマイトに抗菌性を付与でき
る。また、耐摩耗性に優れかつ密着性に優れた陽極酸化
被膜の細孔中に抗菌性金属勤続イオンが封入された形態
であるため、抗菌特性が表面被膜の摩耗に起因して減衰
するおそれもない。
【0017】
【発明の実施の形態】(1) 本発明の抗菌性アルマイトの
製造方法を説明する(図1参照)。
製造方法を説明する(図1参照)。
【0018】まず、素地であるアルミニウムまたはアル
ミニウム合金(素地)を、脱脂・苛性・中和等の前処理
を行い、その後、陽極酸化処理を行う。
ミニウム合金(素地)を、脱脂・苛性・中和等の前処理
を行い、その後、陽極酸化処理を行う。
【0019】具体的には、脱脂処理では、洗剤で素地の
表面に付着している油脂類を除去する。苛性処理では、
5〜8wt%の苛性ソーダ水溶液を50〜60℃とし、素
地表面の酸化物を除去して清浄にする。中和処理では、
10〜15%の硝酸又は硫酸により、残留する苛性ソー
ダの中和と素地表面に残留する夾雑金属又はそれらの化
合物を除去する。各処理の後は、いずれも通常水洗を行
う。
表面に付着している油脂類を除去する。苛性処理では、
5〜8wt%の苛性ソーダ水溶液を50〜60℃とし、素
地表面の酸化物を除去して清浄にする。中和処理では、
10〜15%の硝酸又は硫酸により、残留する苛性ソー
ダの中和と素地表面に残留する夾雑金属又はそれらの化
合物を除去する。各処理の後は、いずれも通常水洗を行
う。
【0020】陽極酸化処理は、素地を陽極とし、電解に
より酸素を発生させて、アルミニウムを酸化して、酸化
アルミニウム層を生成させる処理である。この際、陰極
は炭素、鉛、アルミニウム等を電極として、直流又は交
流を流す。
より酸素を発生させて、アルミニウムを酸化して、酸化
アルミニウム層を生成させる処理である。この際、陰極
は炭素、鉛、アルミニウム等を電極として、直流又は交
流を流す。
【0021】即ち、陽極であるアルミニウム素地12
に、陰イオン(例えばSO4 -2 )が吸引され酸素を発生
してまず薄い10〜50nmのバリア層14が形成され
ると同時に中央に細孔15のある六角柱状のセル(径約
80nm)16が形成され、該セルの穴を介して陰イオ
ンがセル底部に到達して、バリア層14を介して酸化が
行われセル16が成長する(図2参照)。該セル16の
成長に伴い、成長速度が押えられるとともに、硫酸電解
液による酸化被膜の溶解により、セル16の成長は実質
的に止まり、アルミナ(酸化アルミニウム)の多孔性被
膜(霜柱形被膜)18が形成される。
に、陰イオン(例えばSO4 -2 )が吸引され酸素を発生
してまず薄い10〜50nmのバリア層14が形成され
ると同時に中央に細孔15のある六角柱状のセル(径約
80nm)16が形成され、該セルの穴を介して陰イオ
ンがセル底部に到達して、バリア層14を介して酸化が
行われセル16が成長する(図2参照)。該セル16の
成長に伴い、成長速度が押えられるとともに、硫酸電解
液による酸化被膜の溶解により、セル16の成長は実質
的に止まり、アルミナ(酸化アルミニウム)の多孔性被
膜(霜柱形被膜)18が形成される。
【0022】このとき使用する電解液としては、上記多
孔性被膜(霜柱形被膜)18が形成されるように、硫
酸、シュウ酸、クロム酸、スルファミン酸、酒石酸等を
含むものを使用する。通常、硫酸水溶液を使用する。通
電性がよいとともに、安価でかつ管理が簡単であるため
である。更には、被膜が透明となるため、後処理である
電解着色が容易である。
孔性被膜(霜柱形被膜)18が形成されるように、硫
酸、シュウ酸、クロム酸、スルファミン酸、酒石酸等を
含むものを使用する。通常、硫酸水溶液を使用する。通
電性がよいとともに、安価でかつ管理が簡単であるため
である。更には、被膜が透明となるため、後処理である
電解着色が容易である。
【0023】このとき、電流密度は、0.5〜5A/d
m2 、望ましくは0.5〜3.0A/dm2 とする。そ
して、膜厚は通常、屋内使用の場合は、6μm以上、屋
外使用の場合は6〜15μmとする。更には、硬質アル
マイトの場合は、30〜60μmとなる。
m2 、望ましくは0.5〜3.0A/dm2 とする。そ
して、膜厚は通常、屋内使用の場合は、6μm以上、屋
外使用の場合は6〜15μmとする。更には、硬質アル
マイトの場合は、30〜60μmとなる。
【0024】(2) 上記のようにして調製したアルマイト
を、抗菌性金属塩の水溶液中に浸漬して、抗菌性金属2
0を陽極酸化金属被膜18の細孔中に付着させ、更に、
封孔処理により封孔22を行う。このとき、抗菌性金属
20の形態は、金属塩の金属イオンが還元作用を受けな
いときは、金属塩の形態又は酸化物の形態で、還元作用
を受けるときは、金属の形態である。また、封孔は、通
常、陽極酸化金属被膜を形成するアルミナを水酸化アル
ミニウムに変換することにより行う。
を、抗菌性金属塩の水溶液中に浸漬して、抗菌性金属2
0を陽極酸化金属被膜18の細孔中に付着させ、更に、
封孔処理により封孔22を行う。このとき、抗菌性金属
20の形態は、金属塩の金属イオンが還元作用を受けな
いときは、金属塩の形態又は酸化物の形態で、還元作用
を受けるときは、金属の形態である。また、封孔は、通
常、陽極酸化金属被膜を形成するアルミナを水酸化アル
ミニウムに変換することにより行う。
【0025】ここで抗菌性金属としては、銀、銅、亜鉛
及びその化合物(酸化物、塩)を挙げることができる。
これらの内で、銀塩が、特に硝酸銀が抗菌特性において
優れているとともに水に対する溶解性(電離度が高
い。)も優れており望ましい。
及びその化合物(酸化物、塩)を挙げることができる。
これらの内で、銀塩が、特に硝酸銀が抗菌特性において
優れているとともに水に対する溶解性(電離度が高
い。)も優れており望ましい。
【0026】これの金属塩の濃度は、0.5〜10g/
L、望ましくは1〜5g/Lとする。
L、望ましくは1〜5g/Lとする。
【0027】また浴温は、封孔処理を後から行う場合
は、50〜95℃、望ましくは、80〜90℃とし、封
孔処理を同時に行う場合は、70〜95℃、望ましく
は、85〜95℃とする。浴温が低過ぎると、処理時間
が長くなり、浴温が高すぎると、沸騰させないための浴
温制御が困難となる。
は、50〜95℃、望ましくは、80〜90℃とし、封
孔処理を同時に行う場合は、70〜95℃、望ましく
は、85〜95℃とする。浴温が低過ぎると、処理時間
が長くなり、浴温が高すぎると、沸騰させないための浴
温制御が困難となる。
【0028】処理時間は、封孔処理を後から行う場合
は、3〜10min 、封孔処理を行う場合は、7〜15mi
n とする。
は、3〜10min 、封孔処理を行う場合は、7〜15mi
n とする。
【0029】また、このアルマイトに電解着色(着色処
理)を同時に行う場合は、アルキルスルホン酸を添加し
て、交流電解を同時に行ってもよい。アルキルスルホン
酸の濃度は、通常、5〜30g/Lとする。
理)を同時に行う場合は、アルキルスルホン酸を添加し
て、交流電解を同時に行ってもよい。アルキルスルホン
酸の濃度は、通常、5〜30g/Lとする。
【0030】例えば、硝酸銀3g/L、メタンスルホン
酸15g/Lの処理浴で、1.0Vで2分行うと陽極酸
化被膜は金色となり、5分で薄茶色になる。また、1.
5Vで2分行うと陽極酸化被膜は茶色となる。
酸15g/Lの処理浴で、1.0Vで2分行うと陽極酸
化被膜は金色となり、5分で薄茶色になる。また、1.
5Vで2分行うと陽極酸化被膜は茶色となる。
【0031】そして、この抗菌性金属塩の吸着処理後、
封孔処理を行う。封孔処理は、例えば、酢酸ニッケル又
はトリエタノールアミンの90℃以上の加熱水中で行
う。
封孔処理を行う。封孔処理は、例えば、酢酸ニッケル又
はトリエタノールアミンの90℃以上の加熱水中で行
う。
【0032】
【実施例】(1) 次に、本発明の効果を確認するために行
った実施例について説明する。
った実施例について説明する。
【0033】使用したアルマイトは、アルミニウム素地
(50mm×50mm×1mmt)を陽極酸化処理浴(15wt
%硫酸、浴温:20℃)中で、1A/dm2 ×30min
の条件で陽極酸化処理(電圧:17V、陰極:鉛極)し
て調製したものを用いた。
(50mm×50mm×1mmt)を陽極酸化処理浴(15wt
%硫酸、浴温:20℃)中で、1A/dm2 ×30min
の条件で陽極酸化処理(電圧:17V、陰極:鉛極)し
て調製したものを用いた。
【0034】<実施例1>抗菌処理浴(硝酸銀濃度:3
g/L、浴温:85℃)に5分間、浸漬して抗菌処理を
行った。
g/L、浴温:85℃)に5分間、浸漬して抗菌処理を
行った。
【0035】その後、封孔処理浴(トリエタノールアミ
ン:3g/L)の沸騰水中で、10分間封孔処理を行っ
た。
ン:3g/L)の沸騰水中で、10分間封孔処理を行っ
た。
【0036】<実施例2>抗菌処理浴(硝酸銀濃度:3
g/L、浴温:90℃)に10分間、浸漬して抗菌処理
とともに封孔処理を行った。
g/L、浴温:90℃)に10分間、浸漬して抗菌処理
とともに封孔処理を行った。
【0037】<比較例3>封孔処理浴(トリエタノール
アミン:3g/L)の沸騰水中で、10分間封孔処理の
みを行った。
アミン:3g/L)の沸騰水中で、10分間封孔処理の
みを行った。
【0038】(2) 上記で調製した各封孔処理アルマイト
について、下記要領で抗菌性試験を行った(フィルム密
着法)。なお、試験菌株として、黄色ブドウ球菌(Stap
hylococcus aureus (IFO 123272))を用いた。
について、下記要領で抗菌性試験を行った(フィルム密
着法)。なお、試験菌株として、黄色ブドウ球菌(Stap
hylococcus aureus (IFO 123272))を用いた。
【0039】試験結果を示す表1から、各実施例の抗菌
処理アルマイトは、良好な抗菌性を有することが分か
る。
処理アルマイトは、良好な抗菌性を有することが分か
る。
【0040】
【表1】
【0041】
【発明の作用・効果】本発明の抗菌性アルマイトは、陽
極酸化被膜を備え、抗菌性を有するアルマイトにおい
て、前記陽極酸化被膜の細孔中に抗菌性金属塩が吸着封
入されている構成により、下記のような作用・効果を奏
するものである。
極酸化被膜を備え、抗菌性を有するアルマイトにおい
て、前記陽極酸化被膜の細孔中に抗菌性金属塩が吸着封
入されている構成により、下記のような作用・効果を奏
するものである。
【0042】抗菌性付与を抗菌塗膜によらず、直接的に
抗菌性金属を細孔に付着させ封孔させるため、高価な抗
菌剤を含んだ抗菌塗料を使用する必要がない。また、樹
脂に比して格段に硬度の高いアルミナの細孔中に吸着さ
れているため、摩耗等により抗菌性金属が減失すること
がない。よって、抗菌作用も半永久的に維持できる。
抗菌性金属を細孔に付着させ封孔させるため、高価な抗
菌剤を含んだ抗菌塗料を使用する必要がない。また、樹
脂に比して格段に硬度の高いアルミナの細孔中に吸着さ
れているため、摩耗等により抗菌性金属が減失すること
がない。よって、抗菌作用も半永久的に維持できる。
【図1】本発明の抗菌性アルマイトの製造方法を示す工
程図
程図
【図2】本発明の抗菌性アルマイトのモデル断面図
12 アルミニウム素地 15 陽極酸化被膜の細孔 18 陽極酸化被膜 20 抗菌性金属 22 封孔
Claims (7)
- 【請求項1】 陽極酸化被膜を備え、抗菌性を有する陽
極酸化処理アルミニウムにおいて、前記陽極酸化被膜の
細孔中に抗菌性金属(化合物の形態も含む。以下同じ)
が吸着封入されていることを特徴とする抗菌性陽極酸化
処理アルミニウム。 - 【請求項2】 前記抗菌性金属が銀又は銀化合物である
ことを特徴とする請求項1記載の抗菌性陽極酸化処理ア
ルミニウム。 - 【請求項3】 陽極酸化被膜を備えたアルミニウムを、
抗菌性金属塩の溶液中に浸漬して、前記陽極酸化被膜の
細孔中に抗菌性金属を吸着させた後、封孔処理を行うこ
とを特徴とする抗菌性陽極酸化処理アルミニウムの製造
方法。 - 【請求項4】 陽極酸化被膜を備えたアルミニウムを、
抗菌性金属塩の溶液中に浸漬して、前記陽極酸化被膜の
細孔中に抗菌性金属を吸着と同時に封孔処理を行うこと
を特徴とする抗菌性陽極酸化処理アルミニウムの製造方
法。 - 【請求項5】 陽極酸化被膜を備えたアルミニウムを、
抗菌性金属塩の溶液中で交流電解することにより、電解
着色すると同時に前記陽極酸化被膜の細孔中に抗菌性金
属を吸着させ、更に、封孔処理を行うことを特徴とする
抗菌性陽極酸化処理アルミニウムの製造方法。 - 【請求項6】 前記抗菌性金属塩の溶液がアルキルスル
フォン酸含有物であることを特徴とする請求項5記載の
抗菌性陽極酸化処理アルミニウムの製造方法。 - 【請求項7】 前記抗菌性金属塩が硝酸銀であることを
特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の抗菌性陽極
酸化処理アルミニウムの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9351594A JPH11181596A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 抗菌性陽極酸化処理アルミニウム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9351594A JPH11181596A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 抗菌性陽極酸化処理アルミニウム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11181596A true JPH11181596A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18418334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9351594A Pending JPH11181596A (ja) | 1997-12-19 | 1997-12-19 | 抗菌性陽極酸化処理アルミニウム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11181596A (ja) |
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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