JPH11181849A - 湯水混合水栓 - Google Patents

湯水混合水栓

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JPH11181849A
JPH11181849A JP36586497A JP36586497A JPH11181849A JP H11181849 A JPH11181849 A JP H11181849A JP 36586497 A JP36586497 A JP 36586497A JP 36586497 A JP36586497 A JP 36586497A JP H11181849 A JPH11181849 A JP H11181849A
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JP
Japan
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faucet
hot
cartridge
faucet body
temperature control
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JP36586497A
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English (en)
Inventor
Takamichi Tanaka
敬通 田中
Mitsuo Tsubota
充夫 坪田
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KVK Corp
Original Assignee
KVK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水栓用ボディーの構造の簡略化を図ることが
でき、コンパクトで凍結破壊の可能性が低く、温調カー
トリッジ及び切換弁カートリッジの形状選択等の自由度
の高い湯水混合水栓を提供する。 【解決手段】 両端に挿入口11、12を有する水栓用
ボディー10と、このボディー10内に配置される温調
カートリッジA及び切換弁カートリッジBを備えた湯水
混合水栓である。温調カートリッジAを一方の挿入口1
1から水栓用ボディー10内に挿入すると共に切換弁カ
ートリッジBを他方の挿入口12から水栓用ボディー1
0内に挿入し、両カートリッジA、Bを水栓用ボディー
10内で互いに挿嵌することにより水密状に連結して構
成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、湯水混合水栓に
関し、特に、水栓用ボディーの両端にハンドルを配置し
た湯水混合水栓に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、温調ハンドルと、切換ハンド
ルを備えた湯水混合水栓では、水栓用ボディーの両端に
各ハンドルを配置すると、コンパクトで見栄えが良いと
考えられている。かかる湯水混合水栓として、水栓用ボ
ディーに湯室、水室、混合室、シャワー室、バス室を設
けて、これらを一軸上に配置したもの(以下、「従来例
1」という。)が提案されている(特公平6−6817
4号公報)。また、湯水の混合を行う湯水混合部と、流
路の切り換えを行う切換部を一体化してから、水栓用ボ
ディーの内部に挿着したもの(以下、「従来例2」とい
う。)も提案されている(特開平9−151502号公
報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例1及び
従来例2の湯水混合水栓には、以下のような問題点があ
る。即ち、従来例1では、水栓用ボディー内部に隔壁を
設けて湯水混合室を形成し、その上流側に湯水混合部を
配置し、下流側に切換部を配置した構造となっている。
従って、湯水混合室を設ける分だけ、水栓用ボディーの
全長が長くならざるを得ないため、水栓用ボディー、ひ
いては水栓全体のコンパクト化にも限界がある。また、
この水栓では、水栓用ボディーに設けられる室(部屋)
数が多いため、水栓用ボディーの構造が複雑化し、水栓
の製造上の手間と、コストが多くなり易い。更に、水栓
用ボディーに多数の室(部屋)を設ければ、多数の水溜
まり部が存在することになるため、寒冷地等において水
栓の凍結破壊を生ずる可能性が高くなる。
【0004】一方、従来例2では、湯水混合部及び切換
部の一体品を、湯室、水室、シャワー室等を形成するた
めの多数の隔壁を備えた水栓用ボディーに挿入すること
が必要となる。このため、水栓用ボディーの全ての隔壁
の突出量、形成箇所等との関係を考慮しながら、この一
体品の各所の形状や太さ等を定める必要がある。例え
ば、この一体品をその一端側から他端側に向かって縮径
する形状としなければならないとか、この一体品の両端
に幅太部を設けられない等の制約を受けることになり、
湯水混合部や切換部の形状、太さ等の選択の自由度が低
くなる。このため、湯水混合部や切換部の内部に、十分
なサイズの機能部品(感温体、摺接弁等)を配置するこ
とが困難なこともある。
【0005】また、従来例2では、湯水混合部若しくは
切換部の一方にメンテナンスの必要が生じても、水栓用
ボディーより両者を取り外すことが必要となり煩わし
い。以上のような事情より、従来例1及び従来例2の各
水栓の欠点を同時に解消できる湯水混合水栓の出現が望
まれている。
【0006】本発明は前記観点に鑑みてなされたもので
あり、水栓用ボディーの構造の簡略化を図ることができ
ると共に、コンパクトで、凍結破壊の可能性が低く、し
かも温調カートリッジ及び切換弁カートリッジの形状選
択等の自由度の高い湯水混合水栓を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の湯水混合水栓
は、両端に挿入口を有する水栓用ボディーと、該水栓用
ボディー内に配置される温調カートリッジ及び切換弁カ
ートリッジを備えた湯水混合水栓であって、前記温調カ
ートリッジを一方の挿入口から前記水栓用ボディー内に
挿入すると共に前記切換弁カートリッジを他方の挿入口
から前記水栓用ボディー内に挿入し、前記温調カートリ
ッジ及び前記切換弁カートリッジを前記ボディー内で互
いに挿嵌することにより水密状に連結して構成されるこ
とを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を説
明する。本実施の形態では、本発明に係わる湯水混合水
栓の一具体例を述べる。この水栓は、図1に示すよう
に、水栓用ボディー10と、温調カートリッジAと、切
換弁カートリッジBと、温調ハンドルGと、切換ハンド
ルHとを備える。
【0009】水栓用ボディー(鋳物製)10は左右両端
に挿入口11、12を有している。また、その内壁から
は、内部空間を水室1w、湯室1h、カラン室1k及び
シャワー室1sに区画するための隔壁13〜17が突出
している。尚、水室1wは給水管1aに連絡され、湯室
1hは給湯管1bに連絡されている。また、カラン室1
kは吐水管1cに連絡され、シャワー室1sはシャワー
ヘッド(図示を省略)に連絡されている。
【0010】温調カートリッジAは、図2に示すよう
に、温度設定部20と、サーモスタット部21とを直列
に配置して構成されている。このうち、温度設定部20
は、固定筒22、可動筒23と、温調操作軸24と、ス
トッパー25とを備えている。また、固定筒22と可動
筒23とは螺子嵌合され、可動筒23は固定筒22内を
螺進可能とされている。更に、可動筒23と、温調操作
軸24とはセレーション嵌合され、両者は一体で回動可
能とされている。また、ストッパー25は、前面側を大
小2つのコイルスプリング2a、2bで押圧され、背面
側を抜け止め用のCリング2cで押さえ込まれた状態
で、可動筒23の後端側(温調ハンドルGと離間する
側)に挿入されている。そして、この温度設定部20で
は、温調ハンドルGを回動操作すると、可動筒23が回
動しながら左右にスライドする。このとき、ストッパー
25も可動筒23に連動して左右にスライドし、所望の
位置に移動する。
【0011】サーモスタット部21は、サーモハウジン
グ26と、サーモエレメント27と、混合弁28と、支
持筒部29とを備えている。このうち、サーモハウジン
グ26は、後端部に向かって外径が段差状に縮径される
筒状体を用いて構成されている。更に、内周面には、水
室1wに連絡される水弁口2dと、湯室1hに連絡され
る湯弁口2eが設けられている。また、前端側の開口部
には、挿通孔を備えた蓋体2gが装着されている。更
に、このハウジング26の後端部が、後述する切換弁カ
ートリッジBとの接続部となっている。また、このハウ
ジング26の後端側周面に設けられた周回溝にはOリン
グ2kが装着されている。
【0012】サーモエレメント27は、サーモハウジン
グ26内に挿入されており、幅太の鍔部2mの両脇に、
管状部2nと感温部2pを備える。そして、感温部2p
の内部には温度変化に伴い膨張・伸縮するワックスが充
填され、このワックスの膨張・伸縮に伴い、管状部2n
の先端より、ピストン2qが出没動する構造となってい
る。また、管状部2nの先端側は、蓋体2gの挿通孔を
通過してサーモハウジング26の外部へと露出してい
る。そして、ピストン2qの先端が前述のストッパー2
5の背面に当接している。混合弁28は略円筒状の外形
を備え、軸線位置に軸挿通部2tが配置されている。そ
して、軸挿通部2tに管状部2nを挿通させながら、こ
の管状部2nの根元側に取着されている。
【0013】支持筒部29は前端側の外径がテーパー状
に小さくされ、後端側の外径が段差状に小さくされた略
筒状体を用いて構成されている。そして、内部に感温部
2pを遊入した状態で、サーモエレメント24を弾性的
に支持している。即ち、支持筒部29の前端面が鍔部2
mの背面に接続され、後端側の周回状の段部2wに、戻
しスプリング2xの前端が圧縮状態で当接している。そ
して、戻しスプリング2xの後端が、サーモハウジング
26後端側の内壁面に配設されたCリング2yで押さえ
込まれている。このため、混合弁28はサーモエレメン
ト27と一体となり、湯弁口2eを広げる方向に付勢さ
れている。
【0014】また、支持筒部29の前端側の傾斜状の壁
部2zには湯水通過孔(図示を省略)が設けられてい
る。このため、水弁口2dより流入する水と、湯弁口2
eより流入する水が適宜混合されながら、この湯水通過
孔を通じて、支持筒部29の内周面と、感温部2pの外
周面との間に形成される流路、即ち、湯水混合流路Yに
流入し、後述の切換弁カートリッジBの内部に流れ込
む。
【0015】以上の温調カートリッジAでは、温調ハン
ドルGを回動操作し、ストッパー25を設定温度に対応
する位置に到達させ、ピストン2qの先端の基準面を設
定する。そして、湯水混合流路Yを通過する湯水の温度
と、設定温度との間にずれを生じた場合には、感温部2
p内のワックスが適宜、膨張・伸縮する。これにより、
ピストン2qの出没量が調整され、混合弁28がサーモ
エレメント24と一体で左右にスライドし、水弁口2d
及び湯弁口2eの開口比率が修正され、湯水の温度が設
定温度に保たれる。
【0016】次に、切換弁カートリッジBについて説明
する。この切換弁カートリッジBは、図3に示すよう
に、後方ハウジング30と、前方ハウジング40と、固
定弁体50と、可動弁体60と、切換操作部材70とを
備えている。このうち、後方ハウジング30は、樹脂等
を用いて作製した一体成形品であり、略円筒状の外形を
備える。但し、前端部の2箇所からは、孔付きの係止腕
31を突出させている。また、後方ハウジング30の前
端部のうちで、各係止腕31の根元側に位置する箇所に
は略矩形状の切り欠き部32が設けられている。
【0017】また、後方ハウジング30の中間部の周面
には、カラン側出口孔33が設けられている。更に、こ
の出口孔33の前方に位置する周面部分には、Oリング
hを装着するための装着溝が設けられている。また、後
方ハウジング30の前方の開口部は、段差状に凹んだ弁
体搭載部34とされている。更に、この搭載部34に
は、内周側にT字状部分が付加された特殊形状のOリン
グkを嵌め込むための装着溝sを備える。そして、この
搭載部34は、この装着溝sを境界に開口d(駄肉を削
除した単なる開口)と、取入用通過孔(中心角が90度
前後の平面略扇形状)qと、流出用通過孔(中心角が9
0度前後の平面略扇形状)rとに区画されている。
【0018】また、図3及び図4に示すように、後方ハ
ウジング30内部の中間から前端寄りには、仕切り壁3
5が設けられており、この仕切り壁35により取入用流
路vと流出用流路wとが区画されている。そして、取入
用流路vは、後方ハウジング30後端の取入口36を入
口とし、取入用通過孔qを出口とし、流出用流路wは、
流出用通過孔rを入口とし、カラン側出口孔33を出口
としている。尚、後方ハウジング30後端の外径は、前
述のサーモハウジング26の後端部を嵌挿可能な大きさ
とされている。
【0019】前方ハウジング40も樹脂等を用いて作製
した一体成形品であり、図3に示すように、有底の略円
筒形とされている。また、前面の略中央には、このハウ
ジング40の内外を貫通する軸挿通部43が略筒状に立
ち上げられている。更に、周面の前端側には、Oリング
mが嵌め込まれる装着溝が設けられている。また、前方
ハウジング40の周面の後方側の2箇所には、係止腕3
1と略凹凸の反転した形状の係止用凹部45が設けら
れ、各凹部45の略中心位置には係止腕31の孔に嵌入
可能な突起が設けられている。尚、各凹部45の後端側
が略矩形状の切り欠き部47とされている。また、前方
ハウジング40の周面の中間部には、2つシャワー側出
口孔48、48が設けられている。そして、前後のハウ
ジング30、40の接続は、各係止腕31を対応する係
止用凹部45に位置合わせし、前者の孔に後者の突起を
係止して行われる。
【0020】固定弁体(例えば、セラミックス製)50
は、図3に示すように、略円板形状とされ、周面に2つ
の位置決め突起51を備える。また、図3及び4に示す
ように、固定弁体50には、供給用流路52と、カラン
連絡用流路53が、この弁体50の摺接面55及び背面
56(表裏面)で、中心角が90度前後の平面略扇形状
に開口している。そして、この固定弁体50は、各位置
決め突起51の下半側を切り欠き部32に嵌め込み、こ
の弁体50の背面56を弁体搭載部34の前面に、Oリ
ングkを挟んで水密状に衝合させながら、前方ハウジン
グ30に取着されている。これにより、供給用流路52
が取入用流路vと連通し、カラン連絡用流路53が流出
用流路wと連通した状態となる。
【0021】可動弁体(例えば、セラミックス製)60
も、図3に示すように、略円板形状とされている。そし
て、図4に示すように、この弁体60の摺接面65及び
背面66で開口するカラン選択用流路(中心角が略18
0度前後の平面略扇形状)61と、この弁体50の摺接
面65及び側面67で開口するシャワー選択用流路(中
心角が略90度前後の平面扇形状)62が設けられてい
る。更に、図5に示すように、可動弁体の背面66には
有底の補助穴63が設けられている。
【0022】切換操作部材70は、樹脂等を用いて作製
した一体成形品であり、図3に示すように、略スカート
形状とされた基端部71と、その前端より略軸状に突設
された軸本体部72とを備える。更に、基端部71の傾
斜状の内壁面からは、一対の脚状突起73、74が略ハ
の字状に垂下している。また、この内壁面の両突起7
3、74に挟まれた箇所からは補助突起75が垂下して
いる。更に、この内壁面には、これらの突起73、7
4、75を周回状に取り囲み、Oリングnが嵌め込まれ
る装着溝76が設けられている。また、軸本体部72の
根元部にはOリングpの嵌め込まれる装着溝が設けられ
ている。更に、中間部にはセレーション溝Mが設けら
れ、前端部は略太鼓形状のハンドル係合部Nとされてい
る。
【0023】この切換操作部材70は、セレーション溝
M及びハンドル係合部Nを軸挿通部43の前方に露出さ
せた状態で前方ハウジング40に装着されている。ま
た、この切換操作部材70の基端部71には、カラン選
択用流路61の両端側(可動弁体60の回動方向に沿っ
た両端側)に両脚状突起73、74が挿入され、補助穴
63に補助突起75が挿入された状態で可動弁体60が
取着される。この取着により、各脚状突起73、74の
2つの側面a、bがカラン選択用流路61の内壁面に接
触すると共に、補助突起75が補助穴63に係合するた
め、切換操作部材70を回動させれば可動弁体60も一
体で回動する。
【0024】次に、切換弁カートリッジBの使用例を図
6〜8を用いて説明する。尚、本実施の形態では周縁寸
法の略等しい固定弁体50と可動弁体60を用いたが、
これらの図においては、説明の便宜上、固定弁体50を
大きめに図示している。先ず、図6は、湯水混合水栓が
止水状態にあることを示している。即ち、可動弁体60
の何れの選択用流路61、62も、固定弁体50の供給
用流路52と遮断された状態となっている。
【0025】そして、湯水をカランから吐水させたい場
合には、図7に示すように、切換ハンドルH(水栓用ボ
ディー10の右側面に配置される。)を使用者の側に回
転させる。これにより、可動弁体60が回転し、カラン
選択用流路61が固定弁体50の両流路52、53に連
通し、取入用流路vと流出用流路wが連絡され、カラン
吐水が可能となる。
【0026】一方、湯水をシャワーヘッドから吐水させ
たい場合には、図8に示すように、切換ハンドルHを使
用者と反対側に回転させる。これにより、可動弁体60
が回転し、シャワー選択用流路62が固定弁体50の供
給用流路52に連通し、シャワー吐水が可能となる。更
に、何れの吐水の場合にもハンドルHの操作量を選択
し、各選択用流路61、62と、供給用流路52の重な
り合う面積を調節すれば流量調節が行われる。
【0027】両カートリッジA、Bは、以下のように水
栓用ボディー10内に組み込まれている。即ち、図9に
示すように、水栓用ボディー10の左側の挿入口11か
らサーモスタット部21、温度設定部22が順次挿入さ
れて、温調カートリッジAが全体として挿入され、右側
の挿入口12から切換弁カートリッジBが挿入される。
そして、水栓用ボディー10内で、サーモハウジング2
6の後端部を後方ハウジング30の後端部に嵌入し、両
カートリッジA、Bを水密状に連結する。次いで、図1
に示すように、水栓用ボディー10の両端側に締付ナッ
ト81、82を螺合し、温調操作軸24の露出部分に温
調ハンドルGを取着すると共に切換操作部材70の露出
部分M、Nに切換ハンドルHを取着する。
【0028】そして、給水管1a及び給湯管1bとの接
続を行えば、本湯水混合水栓は使用可能な状態となる。
このとき、温調カートリッジAの水弁口2dが水室1w
に連絡され、湯弁口2eが湯室1hに連絡されると共
に、切換弁カートリッジBのカラン側出口孔33がカラ
ン室1kに連絡され、シャワー側出口48、48がシャ
ワー室1sに連絡される。また、この湯水混合水栓で
は、図2に示すように、湯水混合流路Yが両カートリッ
ジA、Bの一体品の内部に形成され、カラン室1kはこ
の湯水混合流路Yを周回する状態になる。
【0029】本実施の形態に具体的に示すように、本発
明では、温調カートリッジA及び切換弁カートリッジB
の一体品の内部に湯水混合流路(湯水混合室)Yを形成
するため、水栓用ボディー10自体に湯水混合室を設け
る必要はない。従って、水栓用ボディー10、ひいて
は、湯水混合水栓全体がコンパクトになる。また、水栓
用ボディー10に設けられる室数が少なくなる分だけ、
水栓用ボディー10の構造が簡略となり、水栓の製造上
の手間と、コストを少なくできる。尚、水栓用ボディー
10は鋳物で作製されるのが一般的なため、僅かに一つ
の室の減少でも、その製造上の手間と、コストが大きく
低減される。更に、このように、水栓用ボディー10の
室数が少なくなれば、水溜り部の数が少なくなるため、
水栓の凍結破壊の可能性が低くなる。
【0030】また、本発明では、各カートリッジA、B
を異なる挿入口11、12から水栓用ボディー10内に
挿入してから一体化するため、各カートリッジA、Bの
形状、太さ等を比較的、自由に定めることができる。例
えば、実施の形態では、各カートリッジA、Bが夫々、
幅太の部分D、Eを備えるが、水栓用ボディー10内に
円滑に挿入することができる。尚、この具体例におい
て、両カートリッジA、Bを予め一体品とし、例えば、
右側の挿入口12からの挿入を試みると、温調カートリ
ッジAの幅太の部分Dが隔壁17を通過できないため、
この一体品の挿入は不可能である。
【0031】更に、本発明によると、各カートリッジ
A、Bのうちの一方にメンテナンスの必要が生じた場合
には、水栓用ボディー10より、一方のカートリッジ
(A又はB)のみを取り外せばよいため、水栓の効率的
なメンテナンスが可能となる。また、一方のカートリッ
ジ(A又はB)を他のタイプのカートリッジと取り換
え、湯水混合水栓の性能の向上を図ったり、機能の変更
を図ることもできる。
【0032】尚、本例においては、温調カートリッジA
の端部を切換弁カートリッジBの端部に嵌入した例を示
したが、本発明ではこれに限らず、温調カートリッジA
の端部に切換弁カートリッジBの端部を嵌入する等、両
カートリッジA、Bを互いに挿嵌して水密状に連結すれ
ばよい。また、この連結は、両カートリッジA、Bのハ
ウジングを構成する部材を直接的に連結するに限らず、
両カートリッジA、Bの一方に予め取着された中継ぎ管
等の部材を介して両カートリッジA、Bのハウジングを
間接的に連結してもよい。両カートリッジA、Bの連結
を、所定の中継ぎ管等の介在物を介して間接的に行え
ば、両カートリッジA、Bを備えた一体品の全長を変更
できる。従って、各カートリッジA、Bを種々の長さの
水栓用ボディー10に対して汎用することができる。
【0033】また、本実施の形態で示した切換弁カート
リッジBでは、「後方ハウジング30」と、「摺接面5
5及び背面56で略同一形状に開口する供給用流路52
が設けられた固定弁体50」と、が供給用流路52の後
方ハウジング30側の開口周りに配設したOリングkを
介してシール接続されている点が従来品と大きく異な
る。即ち、従来品では、図10に示すように、「円筒状
の取入用流路vを形成する後方ハウジング(底部材)3
0」と、「背面56の側に円形状に開口し、摺接面55
の側に扇形状に開口する供給用流路52を備える固定弁
体50」とを、供給用流路52の背面56側の開口周辺
に配設されたシール部材5aによりシール接続されてい
るのが一般的である。
【0034】かかる従来品に配備されるの固定弁体50
では、上流側に大きく開口し、下流側に小さく開口する
供給用流路52を備えるため、取入用流路vからの水圧
を受け止める部分の面積(以下、「受圧面積」とい
う。)が大きくなっている。具体的には、固定弁体50
の背面56側のシール面58から供給用流路52の傾斜
状の内壁面59にわたって取入用流路vからの水圧をも
ろに受け止めることになる。従って、この水圧で固定弁
体50がシール部材5aから離脱する方向に強く押圧さ
れ、シール面58の周辺から水漏れを生ずる恐れがあ
る。また、取入用流路vからの水圧の変動に応じて、固
定弁体50に加わる押圧力が大きく変動し、固定弁体5
0の摺接面55から可動弁体60の摺接面65に加わる
押圧力が大きく変動し、操作トルクに大きなばらつきを
生ずることがある。
【0035】これに対し、本切換弁カートリッジBで
は、図4に示すように、供給用流路52の内壁面59
が、取入用流路vから到達する湯水の通過方向に略平行
な状態となり、この固定弁体50の受圧面積が小さくな
っている。従って、取入用流路vから水圧により、固定
弁体50に大きな押圧力が加わることはないため、シー
ル部分の信頼性が十分に確保されると共に、切換ハンド
ルHの操作トルクの均一化を図ることができる。
【0036】また、この切換弁カートリッジBには、図
4に示すように、湯水の流出側の流路として、「シャワ
ー選択用流路62、即ち、可動弁体60の摺接面65か
ら可動弁体60の外部に解放して前方ハウジング40の
周面に連通する流路」と、「カラン選択用流路61、カ
ラン連絡用流路53及び流出用流路wからなる流路、即
ち、可動弁体60から固定弁体50へと戻して後方ハウ
ジング30の周面に連通する流路」とが設けられている
点で従来品と大きく異なる。
【0037】即ち、図10に示す従来品では、湯水の流
出側の流路として、「可動弁体60の背面66からハウ
ジング(30及び40)の周面に至るシャワー側の流出
用流路6a」と、「可動弁体60の側面67からハウジ
ング(30及び40)の周面に至るカラン側の流出用流
路6b」とを備えている。かかる従来品では、可動弁体
60の摺接面65からハウジング(30及び40)の前
面側(以下、「反摺接面側」という。)にかけて、2つ
の流出用流路6a、6bを設ける必要がある。このた
め、ハウジング(30及び40)をこの反摺接面側に長
くして、これらの流路6a、6bの形成領域を確保する
必要があり、切換弁カートリッジの小型化が困難となっ
ていた。また、スピンドル7a等の可動部品に取着さ
れ、弁操作の際にハウジング(30及び40)の内壁面
と摺接するシール部材6c、6dが、複数箇所に配置さ
れ、切換ハンドル等の操作トルクが大きくなっていた。
【0038】また、他の従来品として、可動弁体の背面
からハウジング周面に至る流出用流路と、可動弁体の摺
接面からハウジングの底面に戻り、この底面よりハウジ
ング外に通じる流出用流路とを備えるものも知られてい
る(特開昭54−77329)。この従来品では、ハウ
ジングの底面側に取入用流路と流出用流路が併設され、
これらの流路がハウジングの底面で同時に開口してい
る。このため、この従来品の配置される水栓用ボディー
では、ハウジングの底面の上流に位置する内部空間を、
取入用流路に連通する室と、流出用流路に連通する室と
に区画する必要がある。従って、水栓用ボディー内に、
この区画を行うための隔壁等を付加することが必要なた
め、水栓用ボディーの構造が複雑化し、その製造上の手
間とコストが多くなっていた。
【0039】一方、切換弁カートリッジBでは、反摺接
面側に、唯1つの流路62を設けているだけであるた
め、この反摺面側を小型にすることができる。また、反
摺接面側に2つの流路を併設しないため、動的なシール
部材としては、軸本体部72のOリングpのみを配置す
れば足りる。このため、切換ハンドルHを操作するとき
の操作トルクを小さくできる。更に、後方ハウジング3
0の底面、即ち、後方ハウジング30後端では、取入用
流路vのみが開口している。従って、この水栓用ボディ
ー10では、このカートリッジBの底面の上流に位置す
る内部空間を2室に区画する必要がないため、その構造
が簡便なものとなっている。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によると、簡便な
構造の水栓用ボディーを備え、しかもコンパクトな湯水
混合水栓が得られる。また、この湯水混合水栓による
と、凍結破壊の可能性が低くなると共に、温調カートリ
ッジ及び切換弁カートリッジの形状等の選択の自由度が
高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の実施の形態の湯水混合水栓における一部
を縦断面で図示した概略的な正面図である。
【図2】温調カートリッジの構造を示す概略的な縦断面
図である。
【図3】切換弁カートリッジの各構成部品を説明するた
めの斜視図である。
【図4】切換弁カートリッジの構造を示す縦断面図であ
る。
【図5】(a)は脚状突起等と可動弁体の関係を説明す
るための平面図、(b)は図5(a)の5−5縦断面図
である。
【図6】止水状態にあるときの固定弁体、可動弁体及び
脚状突起の位置関係を説明する概略的な横断面図であ
る。
【図7】カラン吐水の状態にあるときの固定弁体、可動
弁体及び脚状突起の位置関係を説明する概略的な横断面
図である。
【図8】シャワー吐水の状態にあるときの固定弁体、可
動弁体及び脚状突起の位置関係を説明する概略的な横断
面図である。
【図9】発明の実施の形態の湯水混合水栓の組付方法を
説明するための水栓用ボディーのみを縦断面で示す正面
図である。
【図10】(a)は従来例に係わる切換弁カートリッジ
の構造を示す縦断面図、(b)は図10(a)に示す固
定弁体の背面図である。
【符号の説明】
10;水栓用ボディー、G;温調ハンドル、H;切換ハ
ンドル、11、12;挿入口、1w;水室、1h;湯
室、1k;カラン室、1s;シャワー室、13〜17;
隔壁、1a;給水管、1b;給湯管、1c;吐水管、
A;温調カートリッジ、20;温度設定部、22;固定
筒、23;可動筒、24;温調操作軸、25;ストッパ
ー、2a、2b;コイルスプリング、2c;Cリング、
21;サーモスタット部、26;サーモハウジング、2
d;水弁口、2e;湯弁口、2g;蓋体、2k;Oリン
グ、27;サーモエレメント、2m;鍔部、2n;管状
部、2p;感温部、2q;ピストン、28;混合弁、2
t;軸挿通部、29;支持筒部、2w;段部、2x;戻
しスプリング、2y;Cリング、2z;壁部、B;切換
弁カートリッジ、h、k、m、n、p;Oリング、3
0;後方ハウジング、31;係止腕、32;切り欠き
部、33;カラン側出口孔、34;弁体搭載部、s;装
着溝、d;開口、q、r;通過孔、35;仕切り壁、3
6;取入口、v;取入用流路、w;流出用流路、40;
前方ハウジング、43;軸挿通部、45;係止用凹部、
47;切り欠き部、48;シャワー側出口孔、50;固
定弁体、51;位置決め突起、52;供給用流路、5
3;カラン連絡用流路、55;摺接面、56;背面、6
0;可動弁体、61、62;選択用流路、63;補助
穴、65;摺接面、66;背面、67;側面、70;操
作部材、71;基端部、72;軸本体部、73、74;
脚状突起、75;補助突起、76;装着溝、M;セレー
ション溝、N;ハンドル係合部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端に挿入口を有する水栓用ボディー
    と、該水栓用ボディー内に配置される温調カートリッジ
    及び切換弁カートリッジを備えた湯水混合水栓であっ
    て、 前記温調カートリッジを一方の挿入口から前記水栓用ボ
    ディー内に挿入すると共に前記切換弁カートリッジを他
    方の挿入口から前記水栓用ボディー内に挿入し、前記温
    調カートリッジ及び前記切換弁カートリッジを前記ボデ
    ィー内で互いに挿嵌することにより水密状に連結して構
    成されることを特徴とする湯水混合水栓。
JP36586497A 1997-12-22 1997-12-22 湯水混合水栓 Pending JPH11181849A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008240990A (ja) * 2007-03-28 2008-10-09 Kvk Corp 供給流量調節用弁装置及び湯水混合水栓
CN110594469A (zh) * 2019-09-26 2019-12-20 鹏威(厦门)工业有限公司 一种分体式恒温龙头主体以及分体式恒温龙头
CN114981576A (zh) * 2020-02-13 2022-08-30 日本恒温装置株式会社 冷热水混合水龙头

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