JPH11181994A - 板状部材の壁面固定構造 - Google Patents

板状部材の壁面固定構造

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JPH11181994A
JPH11181994A JP9364597A JP36459797A JPH11181994A JP H11181994 A JPH11181994 A JP H11181994A JP 9364597 A JP9364597 A JP 9364597A JP 36459797 A JP36459797 A JP 36459797A JP H11181994 A JPH11181994 A JP H11181994A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストでしかも短時間で作業でき、さら
に、重量が外装パネルでも固定でき、地震等の振動にも
強い板状部材の壁面固定構造を提供する。 【解決手段】 旧壁材1上にスレート板5を介して面フ
ァスナーの一方のテープ4を接着固定し、外装パネル2
の裏面に面ファスナーの他方のテープ3を接着固定す
る。そして、面ファスナーの両テープ3,4の上にシリ
コーン系シーリング材9を塗った状態で両者を接合させ
る。シリコーン系シーリング材9が硬化する迄の間は面
ファスナー3,4で外装パネル2を保持し、シリコーン
系シーリング材9が硬化した後は、シリコーン系シーリ
ング材9と面ファスナー3,4の両方で外装パネル2を
強固に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋の外観を一新
させるために、古い壁面の上に新しい外装パネルを施す
に当たり、壁面に外装パネルを固定するのに好適な板状
部材の壁面固定構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】木造家屋等において、壁面が経年変化に
より劣化すると、外観が悪くなるため補修が必要にな
る。そのような補修を行う方法として、最も簡単な方法
は、古い壁面の上に塗料を塗る方法である。しかし、塗
料を塗るだけでは仕上がりに限界がある。それに対し
て、古い壁材を剥がしてしまい、そのあとに新しい壁材
を施すことも行われる。そのようにすれば、壁面が新築
同様に仕上がる。しかし、そのようにするには、コスト
と時間がかかり過ぎる。
【0003】そこで、ほぼ新築同様にきれいに仕上がる
上に比較的低コストですむ方法として、次のような方法
がある。
【0004】図6は、従来例を示す図である。図6にお
いて、1は家屋の旧壁材、2は外装パネル、20は木製
胴縁、21は釘である。旧壁材1の上に所定の間隔で木
製胴縁20を取り付け、その上に新しい壁材としての外
装パネル2を被せて、釘21で木製胴縁20に固定す
る。外装パネル2は、表面に凹凸模様があるセメント板
の上に塗装が施されたもので、所定の大きさ(例えば、
90×330cm)のものを1枚ずつ隙間なく木製胴縁
20に固定していき、壁全体を覆うようにする。
【0005】また、外装パネルを木製胴縁を用いずに取
り付ける方法もある。その場合は、旧壁材1にビス穴を
あけ、そのビス穴を使って塗装金属板よりなる外装パネ
ルをビス止めする。
【0006】いずれにしても、それらのようにすれば、
壁の表面が新しい外装パネルで覆われるため、外観が新
築同様にきれいに仕上がり、また、旧壁材は剥がす必要
がないので、その分、コストが安くなり、作業時間が短
くなる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記木
製胴縁を用いた従来技術では、既存の壁材の上にかなり
厚みのある木製胴縁20を取り付け、さらにその上に厚
い外装パネル2を取り付けるため、全体の厚さが厚くな
って既存の窓枠より出っ張ってしまい、窓まで造り直さ
なければならなくなることがあるという問題点があっ
た。
【0008】また、ビス止めするようにした従来技術で
は、厚みが薄くて軽い金属パネルは取り付けすることが
できても、重量のあるセメント系や窯業系のパネルの取
り付けには、地震発生時等に取付部の破損のおそれがあ
って適用できないという問題点があった。
【0009】本発明は、そのような問題点を解決し、低
コストでしかも短時間で作業でき、全体の厚みがあまり
厚くならず、さらに、金属系のパネルよりはるかに重量
があるセメント系や窯業系の外装パネルでも固定でき、
地震等の振動にも強い板状部材の壁面固定構造を提供す
ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1記載の板状部材の壁面固定構造は、面ファ
スナーと接着剤とにより板状部材を壁面に固定するよう
にしたことを特徴とする。このようにすると、低コスト
でしかも短時間に、全体の厚みをあまり厚くせずに板状
部材を壁面に固定できる。
【0011】そして、請求項2記載の板状部材の壁面固
定構造は、壁面上に面ファスナーの一方のテープを接着
固定し、板状部材の裏面に面ファスナーの他方のテープ
を接着固定し、前記面ファスナーの両テープの間に接着
剤を介在させて固着させることにより、前記壁面に前記
板状部材を固定するようにしたことを特徴とする。この
ようにすると、上記のことに加えて、板状部材の壁面へ
の固着強度が大きくなり、金属系のパネルよりはるかに
重量があるセメント系や窯業系の外装パネルでも固定で
きるようになる。
【0012】壁面上に介在板を介して面ファスナーの一
方のテープを接着固定するようにしたことを特徴とす
る。このようにすると、壁面の高さが不均一になってい
ても、介在板により高さ調節ができる。
【0013】また、請求項4記載の板状部材の壁面固定
構造は、前記面ファスナーの両テープの間に介在させる
接着剤として、常温硬化型シリコーン樹脂を用いたこと
を特徴とする。このようにすると、上記のことに加え
て、固着部に弾力性を持つようになって、振動吸収力が
大きくなり、地震等の振動に強くなる。
【0014】そしてまた、請求項5記載の板状部材の壁
面固定構造は、前記壁面と介在板との間を面ファスナー
と接着剤とにより固定するようにしたことを特徴とす
る。このようにすると、壁面への介在板の固定も容易に
なり、しかも強くなる。
【0015】さらに、請求項6記載の板状部材の壁面固
定構造は、壁面と板状部材とが直接対向する中間部分に
接着剤をスポット状に介在させて中間部分を固定するよ
うにしたことを特徴とする。このようにすると、板状部
材の中間部の補強にもなって、その分、板状部材の厚さ
を薄くすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形
態を示す図であり、図1(イ)は、固着前の状態を示
し、図1(ロ)は、固着した状態を示している。図1に
おいて、1は旧壁材、2は外装パネル、3,4は面ファ
スナー、5は高さ調整用介在板としてのスレート板、6
〜8は接着剤、9は常温硬化型シリコーン樹脂の一種で
あるシリコーン系シーリング材である。
【0017】古くなった旧壁材はそのまま残し、その上
に取り付ける外装パネル2には、ナイロン製の多数の鉤
状突起を有するテープと、同じくナイロン製の多数のル
ープ状繊維を有するテープとから成り、一般に「マジッ
クテープ」という商標名で呼ばれている面ファスナーの
一方のテープ3を、シリコーン系その他の接着剤6によ
り固着している。一方、旧壁材1の上に、スレート板5
を接着剤6と同様な接着剤7により固着する。スレート
板5には、面ファスナーの他方のテープ4を、接着剤6
と同様な接着剤8により固着している。
【0018】そして、外装パネル2に固着した面ファス
ナーテープ3と、スレート板5に固着した面ファスナー
テープ4の上一面に接着剤として、シリコーン系シーリ
ング材9を被せる。その際、外装パネル2とスレート板
5のシリコーン系シーリング材9と接する部分に、シリ
コーン系プライマーを塗布しておくと、外装パネル2,
スレート板5とシリコーン系シーリング材9とのなじみ
が良くなって、両者が強固に接着するようになる。
【0019】そのようにした後、図1(ロ)に示すよう
に、両面ファスナーテープ3,4を係合させる。その結
果、シリコーン系シーリング材9が硬化するまでの間
は、面ファスナーテープ3,4により外装パネル2は、
旧壁材1の上で保持され、シリコーン系シーリング材9
が硬化した後は、面ファスナーテープ3,4とシリコー
ン系シーリング材9との両方の結合力により、旧壁材1
と外装パネル2とが強固に固着される。その際、シリコ
ーン系シーリング材9は、硬化後、ゴムのような弾力性
を持つため、振動を吸収することができ、地震等に対し
て強くなる。
【0020】図2は、壁面に外装パネルを取り付ける状
態を示す図であり、図3は、その断面を示す図である。
図2,図3において、符号1〜5は、図1のものに対応
しており、10は、シリコーン系シーリング材、11は
角部補強材である。
【0021】帯状の面ファスナーテープ4を表面に固着
したスレート板5を、旧壁材1の上に、水平方向に取り
付ける。また、旧壁材1の角部には、補強のため金属製
の角部補強材11を設ける。旧壁材1と外装パネル2と
で挟まれる部分の内、スレート板5,面ファスナーテー
プ4がない部分には、スポット状にシリコーン系シーリ
ング材10を施して、中間部を固定する。
【0022】そのように、中間部に間隔をあけてシリコ
ーン系シーリング材10を設けることにより、旧壁材1
と外装パネル2との固着強度が大きくなり、また、外装
パネル2の中間部の補強にもなって、その分、外装パネ
ル2の厚さを薄くすることができる。例えば、通常、
1.2cm厚の外装パネルを0.6センチ厚にすること
ができる。その分、外装パネル2の重量を軽くすること
ができ、面ファスナーテープ3,4及びシリコーン系シ
ーリング材9にかかる負担も小さくなる。
【0023】次に、上記実施形態以外の実施形態を図
4,図5に示す。図4には、旧壁材1と外装パネル2と
の接着部の他の構成を示している。すなわち、図4
(イ)に示すように、スレート板5の表面の一部に面フ
ァスナーテープ4を取り付け、スレート板5の残りの部
分にシリコーン系シーリング材9を施し、外装パネル2
には、スレート板5上の面ファスナーテープ4とシリコ
ーン系シーリング材9に対応する位置に、面ファスナー
テープ3とシリコーン系シーリング材9をそれぞれ設け
るようにしてもよい。そのようにしても、スレート板5
と外装パネル2とを接合させた後、シリコーン系シーリ
ング材9が硬化するまでの間、面ファスナーテープ3,
4により、外装パネル2が保持される。
【0024】また、スレート板5と旧壁材1との接着構
造については、図4(ロ)に示すように、スレート板5
の裏面と旧壁材1にもそれぞれ面ファスナー12,13
を固着し、その上にシリコーン系シーリング材14を施
して両者を接着させるようにしてもよい。このようにす
れば、旧壁材1へのスレート板5の取付も容易になる。
【0025】また、介在板と面ファスナーテープの配置
構造については、図5に示すように、面ファスナーテー
プ4を接着させたスレート板5と、面ファスナーテープ
4を設けずにシリコーン系シーリング材9のみを付着さ
せたスレート板5とを別々に分けて設けてもよい。さら
に、図5(ロ)に示すように、面ファスナーテープ4を
接着させるスレート板5を小さく分割し、旧壁材1の上
に間隔をあけて配置するようにしてもよい。そのスレー
ト板5の形状も、四角形だけでなく、円形や楕円形等、
任意の形状にすることができる。
【0026】なお、上記実施形態では、スレート板5と
外装パネル2とを固着させる接着剤としてシリコーン系
シーリング材を用いたが、シーリング材として商品化さ
れているものである必要はなく、常温硬化型シリコーン
樹脂であればよい。さらに、シリコーン樹脂以外の合成
ゴム系接着剤,ウレタン系接着剤,エポキシ系接着剤等
その他の接着剤を用いてもよい。ただ、常温硬化型シリ
コーン樹脂を用いれば、弾力性,耐火性,耐久性(化学
的安定性)が大きく、ナイロン製の面ファスナーテープ
3,4とのなじみが良い等の点で有利である。
【0027】また、上記実施形態では、介在板としてス
レート板5を用いたが、必ずしもスレート板である必要
はなく、金属製,プラスチック製,木製等の板を用いて
もよい。そしてまた、高さ調整の必要がない壁面に取り
付ける場合は、介在板を用いずに、面ファスナーテープ
を直接壁面に貼り着けてもよい。
【0028】さらに、上記実施形態では、旧壁材1に外
装パネル2を取り付ける場合で説明したが、それに限定
されず、壁面に板状部材を取り付けるものであれば本発
明を適用することができる。
【0029】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次に記載するような効果を奏する。請求項
1記載の板状部材の壁面固定構造は、面ファスナーと接
着剤とにより板状部材を壁面に固定するようにしたの
で、低コストでしかも短時間に作業でき、しかも木製胴
縁のような厚みのある部材は使用しないので、全体の厚
みをあまり厚くせずに、板状部材を壁面に固定できる。
【0030】そして、請求項2記載の板状部材の壁面固
定構造は、面ファスナーの両テープの間に接着剤を介在
させて固着させるようにしたので、上記のことに加え
て、板状部材の壁面への固着強度が大きくなり、重量が
ある厚い外装パネルでも固定できるようになる。
【0031】また、請求項3記載の板状部材の壁面固定
構造は、壁面上に介在板を介して面ファスナーの一方の
テープを接着固定するようにしたので、壁面の高さが不
均一になっていても、介在板により高さ調節が可能にな
る。
【0032】また、請求項4記載の板状部材の壁面固定
構造は、前記接着剤として、常温硬化型シリコーン樹脂
を用いたので、固着部が弾力性を持つようになって、振
動吸収力が大きくなり、地震等の振動に強くなる。
【0033】そしてまた、請求項5記載の板状部材の壁
面固定構造は、前記壁面と介在板との間を面ファスナー
と接着剤とにより固定するようにしたので、壁面への介
在板の固定も容易になり、しかも強くなる。
【0034】さらに、請求項6記載の板状部材の壁面固
定構造は、介在板がなく壁面と板状部材とが直接対向す
る中間部分に接着剤を介在させて固定するようにしたの
で、板状部材の中間部の補強にもなって、板状部材の厚
さを薄くすることができる。その分、壁全体の厚みを薄
くできる上、板状部材の重量を軽くすることができ、面
ファスナーテープ及び接着剤にかかる負担も軽減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す図である。
【図2】壁面に外装パネルを取り付ける状態を示す図で
ある。
【図3】図2のものの断面を示す図である。
【図4】旧壁材と外装パネルとの接着部の他の構成を示
す図である。
【図5】介在板と面ファスナーの他の配置構造を示す図
である。
【図6】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1…旧壁材1 2…外装パネル 3,4,12,13…面ファスナー 5…スレート板 6〜8…接着剤 9,10,14…シリコーン系シーリング材 11…角部補強材 20…木製胴縁 21…釘

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 面ファスナーと接着剤とにより板状部材
    を壁面に固定するようにしたことを特徴とする板状部材
    の壁面固定構造。
  2. 【請求項2】 壁面上に面ファスナーの一方のテープを
    接着固定し、板状部材の裏面に面ファスナーの他方のテ
    ープを接着固定し、前記面ファスナーの両テープの間に
    接着剤を介在させて固着させることにより、前記壁面に
    前記板状部材を固定するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の板状部材の壁面固定構造。
  3. 【請求項3】 壁面上に介在板を介して面ファスナーの
    一方のテープを接着固定するようにしたことを特徴とす
    る請求項2記載の板状部材の壁面固定構造。
  4. 【請求項4】 前記接着剤として、常温硬化型シリコー
    ン樹脂を用いたことを特徴とする請求項1,2又は3記
    載の板状部材の壁面固定構造。
  5. 【請求項5】 前記壁面と介在板との間を面ファスナー
    と接着剤とにより固定するようにしたことを特徴とする
    請求項3又は4記載の板状部材の壁面固定構造。
  6. 【請求項6】 壁面と板状部材とが直接対向する中間部
    分に接着剤をスポット状に介在させて中間部分を固定す
    るようにしたことを特徴とする請求項1,2,3,4又
    は5記載の板状部材の壁面固定構造。
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