JPH11182402A - 減速機付液圧モータ - Google Patents

減速機付液圧モータ

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Publication number
JPH11182402A
JPH11182402A JP35489797A JP35489797A JPH11182402A JP H11182402 A JPH11182402 A JP H11182402A JP 35489797 A JP35489797 A JP 35489797A JP 35489797 A JP35489797 A JP 35489797A JP H11182402 A JPH11182402 A JP H11182402A
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JP
Japan
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housing
motor
swash plate
frame
motor housing
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Application number
JP35489797A
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English (en)
Inventor
Hiroki Ochi
大記 越智
Kiyoshi Tsuchiya
清 土屋
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Eaton Industries Japan Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Eaton Hydraulics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体の流れをスムーズにする回転継手を備
え、しかも構造のコンパクトな減速機付液圧モータを提
供する。 【解決手段】 斜板36の回転を出力軸35に伝える斜
板式液圧モータ21と遊星歯車減速機22とを備え、回
転枠80をモータハウジング30の外周に回転自在に配
置する。モータハウジング30と回転枠80の対向周面
101、102に環状の油溝106、107、108を
形成し、モータハウジング30及び回転枠80に油溝1
06、107、108を介して連通する流体ポートE
1、E2、E3、F1、F2、F3を穿設して、モータ
ハウジング30及び回転枠80で回転継手85を構成す
る。又、モータハウジング30内に、斜板36のブレー
キ機構60を内蔵する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械の旋回台の駆動に利用される減速機付液
圧モータに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、油圧ショベル等の建設機械で
は、走行用モータを備えた走行系フレーム上に、油圧式
の旋回駆動装置を介して旋回体フレームを搭載し、旋回
体フレーム上に、エンジン、油圧ポンプ、更に作動油タ
ンク等を搭載している。そして、エンジンで油圧ポンプ
を駆動し、油圧ポンプの発生する油圧で、前記旋回体フ
レームや走行用モータを駆動している。従って、旋回体
フレームから走行用モータに油圧を供給するに当たり回
転継手が必要であるから、旋回駆動装置にそれを設置し
ている。
【0003】図3は回転継手を具備した従来の油圧ショ
ベルの旋回駆動装置の例を示す。
【0004】図において、1は旋回体フレーム、2は走
行系フレーム(固定側フレーム)である。旋回体フレー
ム1には旋回駆動用の液圧モータ3が設けられ、その出
力軸にはピニオン4が固定されている。旋回体フレーム
1には外輪5が固定され、その内周側に、走行系フレー
ム2に固定された内輪6が前記外輪5を支持するように
配置されている。内輪6の内周には、前記ピニオン4に
噛合する内歯歯車が形成されており、ピニオン4が回転
することで、内輪6の内歯歯車に沿ってピニオン4が周
回移動し、それにより、旋回体フレーム1が走行系フレ
ーム2に対して旋回するようになっている。
【0005】又、走行系フレーム1には支持板7が固定
され、この支持板7に設けられた箱状体9に回転継手8
が取り付けられている。回転継手8は、旋回体フレーム
1に搭載した油圧ポンプ(図示略)から供給される油圧
を、走行系フレーム2の走行用モータ等(その他のアク
チュエータの場合もある)に配分するものである。
【0006】ところで、上記旋回駆動装置では、回転継
手8を駆動用の液圧モータ3とは別個に構成して、それ
ぞれ異なる場所に設置している。従って、大きな設置ス
ペースが必要となり、コンパクト性に欠けるという問題
がある。
【0007】そこで、コンパクトな構造を実現するため
に、特公平6‐92663号公報に記載の旋回駆動装置
が提供されている。
【0008】図4は同公報に記載の旋回駆動装置の例を
示す。
【0009】この旋回駆動装置では、ケーシング11の
一端に駆動モータ12を取り付けると共に、ケーシング
11の内部に、駆動モータ12と同軸に、遊星歯車減速
機13を介して駆動モータ12の出力の伝達を受ける出
力軸14を設け、更にケーシング11と出力軸14の摺
動面に環状溝15を設ける共に、ケーシング11と出力
軸14とに、環状溝15を介して相互に連通する流体ポ
ート16、17を穿設して、ケーシング11と出力軸1
4とで回転継手18を構成している。
【0010】この旋回駆動装置によれば、ケーシング1
1に、駆動モータ12、遊星歯車減速機13、回転継手
18が全部組み付けられているので、構造が比較的コン
パクトであり、設置スペースが小さくて済む等の利点が
得られる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図4の旋回駆
動装置は、駆動モータ12をケーシング11の一端部に
突き出した形で連結している上、遊星歯車減速機13の
出力部材を、駆動モータ12の軸線上に配した出力軸1
4としているので、軸線方向の寸法がかなり長くなって
いた。特に、その出力軸14とケーシング11とで回転
継手18を構成する関係上、出力軸14の長手方向に複
数の環状溝15を形成する必要があるので、軸線方向寸
法が一層長くなり、コンパクト化という点で未だ改善の
余地があった。
【0012】又、この装置では、出力軸14の内部に流
体ポート16を穿設しているので、流体ポート16の断
面積が制限され、流体の通過抵抗が大きくなるという問
題もあった。
【0013】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであって、建設機械の旋回駆動装置として
適用するのに好適であり、回転継手を構成する流体ポー
トの断面の大きさにほとんど制限を受けず、しかも一層
のコンパクト化が図れる減速機付液圧モータを提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、モー
タハウジングの開放端面に作動流体を給排するための給
排口を有し、且つモータハウジング内に収容された斜板
の回転を出力部材により外部に取り出す斜板式アキシャ
ルピストン形の液圧モータと、該液圧モータの出力部材
に入力部が連結され、出力部としての内歯歯車より減速
出力を取り出す遊星歯車減速機とを備え、前記内歯歯車
を一体に有する回転枠をモータハウジングの外周に回転
自在に配置し、前記モータハウジングと回転枠とに、両
者の相対回転時に微小隙間をもって対向する周面をそれ
ぞれ形成し、これら対向する周面の少なくともいずれか
一方に、周方向に連続した環状溝を形成し、前記モータ
ハウジングに、一端が前記環状溝に連通し、他端が前記
モータハウジングの開放端面に開口する流体ポートを穿
設すると共に、前記回転枠に、一端が前記環状溝に連通
し、他端が回転枠の外周面に開口する流体ポートを穿設
し、前記モータハウジング及び回転枠とで回転継手を構
成したことにより、上記課題を解決したものである。
【0015】本発明では、モータハウジングと減速機の
回転枠との間で回転継手を構成するようにしたため、両
者の相対回転位置によらず、モータハウジングの流体ポ
ートと回転枠の流体ポートとが、環状溝を介して連通状
態に保たれる。そのため、液圧モータの作動状態に関係
なく、モータハウジングの開放端面に開口する流体ポー
トと、回転枠の外周に開口する流体ポートとの間で液体
を流通させることができる。
【0016】又、軸方向寸法を長くすることなく、油路
の断面積を十分に確保できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照しながら説明する。
【0018】図1は本発明の実施形態に係る減速機付液
圧モータ20の構成を示す側断面図である。この減速機
付液圧モータ20は、斜板式アキシャルピストンモータ
よりなる液圧モータ21と、その出力を減速して取り出
す遊星歯車減速機22とを一体に組み合わせたものであ
る。
【0019】液圧モータ21は、第1ハウジング31、
第2ハウジング32、第3ハウジング(エンドカバー)
33を軸方向に並べて、貫通ボルト37で一体に連結す
ることで構成したモータハウジング30を備えている。
この場合、第1ハウジング31及び第2ハウジング32
は内部に隠れているが、エンドカバーである第3ハウジ
ング33の端面は、開放端面33aとして外部に露出し
ている。又、第1ハウジング32の先端には更にフロン
トカバー34が結合されている。
【0020】この液圧モータ21は、斜板36が回転
し、シリンダバレル32Aがモータハウジング30に固
定される形式のものであり、ここではシリンダバレル3
2Aが第2ハウジング32と一体化されている。なお、
シリンダバレル32Aを別構成にして製作した上で、ス
プライン等で第2ハウジング32に結合することも可能
である。
【0021】斜板36はモータハウジング30内の第1
ハウジング31側に配設されている。斜板36には、第
1ハウジング31及びフロントカバー34より先端をモ
ータハウジング30外に突出させた出力軸35が一体に
形成されている。この場合、斜板36と出力軸35は一
体に構成しないでもよいが、一体回転するように結合す
る必要がある。斜板36は、出力軸35を第1ハウジン
グ31内に配置したベアリング91、92で支持するこ
とにより、モータハウジング30内で回転自在とされて
いる。斜板36及び出力軸35は、モータハウジング3
0の中心に設定された回転軸線L周りに回転する。
【0022】シリンダバレル32Aには、円周上に等間
隔に複数のシリンダ孔39が形成されており、各シリン
ダ孔39内には斜板36に向かって出没自在にピストン
40が挿入されている。各ピストン40の球状の頭部に
はスリッパ41が回動自在に嵌装されており、各スリッ
パ41が斜板36上に配したスラストプレート42に摺
動可能に接触している。
【0023】第3ハウジング33とシリンダバレル32
Aの間に確保した空間には、シリンダバレル32Aの端
面に対して回転しながら接するバルブプレート43が収
納されている。バルブプレート43は、第3ハウジング
33の開放端面33aに開口するメインポート(作動流
体の給排口)M1、M2と、シリンダバレル37内のシ
リンダ孔39との連通油路を切換えるもので、斜板36
の回転に同期して回転するよう、斜板36と連結軸47
で連結されている。
【0024】又、各ピストン40の頭部にそれぞれ嵌装
されたスリッパ41は、リテーナプレート45に保持さ
れている。リテーナプレート45には、バネ付きのガイ
ドボール46により付勢力が作用しており、この付勢力
でスリッパ41は斜板36から離反しないよう押さえら
れている。
【0025】又、モータハウジング30内には、斜板3
6の回転を止めるためのブレーキ機構60が組み込まれ
ている。この場合のブレーキ機構60は、多板クラッチ
式のものであり、斜板36の外周及び第1ハウジング3
1の内周に交互に回転止め係合された複数の摩擦板61
と、摩擦板61を第1ハウジング31の内壁に押し付け
てハウジング31と摩擦板61の間及び摩擦板61相互
間に摩擦力を発生させるブレーキプランジャ62と、ブ
レーキプランジャ62を摩擦係合方向に付勢するブレー
キスプリング63と、圧油が導入されることでブレーキ
プランジャ62をブレーキスプリング63の力に抗して
摩擦係合方向と反対方向に移動する作動油室64と、作
動油室64に圧油を導入するためモータハウジング30
内に形成された圧油導入路65とから構成されている。
ブレーキプランジャ62は、外周に段の付いた環状体か
らなり、その段部壁面と第1ハウジング31の壁面間に
作動油室64が形成されている。
【0026】一方、遊星歯車減速機22は、モータハウ
ジング30より突出した出力軸35の周囲に配されてい
る。この遊星歯車減速機22の出力部材としての回転枠
80は、モータハウジング30の外周を覆う位置まで延
ばされており、第1ハウジング31の外周及び第2ハウ
ジング32の外周にベアリング93、94を介して嵌合
され、回転軸線Lの周りに回転自在とされている。
【0027】この遊星歯車減速機22は、回転枠80の
内周に一体に形成された最終出力部としての内歯歯車U
と、液圧モータ21の出力軸35の先端にスプライン5
1を介して結合された第1太陽歯車S1と、第1太陽歯
車S1の周囲に配置され、第1太陽歯車S1及び内歯歯
車Uに噛み合う複数の第1遊星歯車P1と、第1遊星歯
車P1をベアリング52及び遊星ピンK1を介して自転
可能に保持する第1キャリアC1と、スプライン53を
介して第1キャリアC1と係合され、前記出力軸35の
周りを回転する第2太陽歯車S2と、第2太陽歯車S2
の周囲に配置され、第2太陽歯車S2及び内歯歯車Uに
噛み合う複数の第2遊星歯車P2と、第2遊星歯車P2
をベアリング54及び遊星ピンK2を介して自転可能に
保持すると共に、スプライン55を介してフロントカバ
ー34の外周に係合する第2キャリアC2とからなる。
【0028】この遊星歯車減速機22では、出力軸35
が回転すると、その回転が、第1太陽歯車S1→第1遊
星歯車P1→第1キャリアC1→第2太陽歯車S2→第
2遊星歯車P2→内歯歯車Uの順に伝達され、回転枠8
0が回転する。つまり、回転枠80とモータハウジング
30が相対回転する。
【0029】この減速機付液圧モータ20では、回転枠
80とモータハウジング30間に配された2個のベアリ
ング93、94の間に位置させて、モータハウジング3
0の外周と回転枠80の内周に、微小隙間100をもっ
て対向する周面101、102がそれぞれ形成されてい
る。又、モータハウジング30側の周面102(ここで
は、シリンダバレル32Aと一体化された第2ハウジン
グ32の外周面)に、回転軸線Lの方向に並べて3つの
周方向に連続する環状の油溝(環状溝)106、10
7、108が形成されている。そして、モータハウジン
グ30に、一端が各油溝106、107、108に連通
し、他端がモータハウジング30の開放端面33a(第
3ハウジング33の外端面)に開口する流体ポートE
1、E2、E3が穿設され、一方、回転枠80に、一端
が各油溝106、107、108に連通し、他端が回転
枠80の外周面に開口する流体ポートF1、F2、F3
が穿設され、それにより、モータハウジング30及び回
転枠80とで回転継手85が構成されている。
【0030】なお、各油溝106、107、108の両
側にはシール溝109が形成され、各シール溝109
に、油溝106、107、108を液密化するためのシ
ールリング(図示略)が配されている。又、回転枠80
の一端開口は蓋体70で液密に封止され、回転枠80の
他端開口とモータハウジング30間の隙間はシールリン
グ110で液密に封止されている。
【0031】モータハウジング30及び回転枠80の外
周には、外部のフレームと連結するための取付フランジ
Y1、Y2がそれぞれ形成されている。回転枠80の取
付フランジY2は、流体ポートF1、F2、F3の開口
より上側の位置にある。
【0032】次に作用を説明する。
【0033】この減速機付液圧モータ20では、何もし
ない状態で、ブレーキ機構60のブレーキスプリング6
3の力が摩擦板61に作用しているので、ブレーキが効
いた状態になっており、斜板36は回転しない。
【0034】この状態から回転させるには、まず、ブレ
ーキ機構60の圧油導入路65より圧油を作動油室64
に導入し、ブレーキプランジャ62をブレーキスプリン
グ63の力に抗して摩擦係合方向と反対方向に動かす。
そうすると、摩擦板61に対する圧接が解かれて、ブレ
ーキが解除される。
【0035】その状態で、液圧モータ21のメインポー
トM1に高圧油が流入すると、その高圧油はバルブプレ
ート43を経てシリンダバレル32Aのシリンダ孔39
に入り、ピストン40の端面に作用して、ピストン40
を軸方向に運動させ、スリッパ41を斜板36に押し付
ける。そして、スリッパ41の斜面36への押し付け作
用により、ピストン40の運動方向と直交する方向の分
力が発生し、この分力が回転力となって、斜板36を回
転させ、出力軸35にその回転を伝える。この動作の際
に、高圧側のピストン40は上死点(退縮限)から下死
点(突出限)に移動し、低圧側のピストン40は下死点
から上死点に移動することになり、それに伴って作動後
の低圧油はバルブプレート43を経てメインポートM2
より流出する。
【0036】液圧モータ21の出力軸35が回転する
と、その回転が、遊星歯車減速機22内の第1太陽歯車
S1→第1遊星歯車P1→第1キャリアC1→第2太陽
歯車S2→第2遊星歯車P2→内歯歯車Uの順に伝達さ
れ、回転枠80が回転する。その回転の際、モータハウ
ジング30と回転枠80の相対回転位置によらず、双方
の流体ポートE1、F1、流体ポートE2、F2、流体
ポートE3、F3が、油溝106、107、108を介
してそれぞれ相互に連通状態に保たれる。そのため、液
圧モータ21の作動状態に関係なく、モータハウジング
30の開放端面33aに開口する流体ポートE1、E
2、E3と、回転枠80の外周に開口する流体ポートF
1、F2、F3との間で液体を流通させることができ
る。即ち、回転継手として機能させることができる。
【0037】又、回転を止める場合は、ブレーキ機構6
0の作動油圧を解除する。そうすると、ブレーキスプリ
ング63の力で摩擦板61に圧接力が作用し、ブレーキ
が働いて斜板36の回転が止められる。
【0038】図2は、油圧ショベルの旋回装置として、
本発明の実施形態の減速機付液圧モータ20を使用した
場合の例を示す。
【0039】図において、相対回転させる必要のある旋
回体フレーム201及び走行系フレーム202のうち、
旋回体フレーム201はモータハウジング30のフラン
ジY1に固定され、走行系フレーム202は回転枠80
のフランジY2に固定されている。旋回体フレーム20
1上には、エンジン203、エンジン203によって駆
動される旋回用ポンプ205及び走行用ポンプ206、
作動油タンク207等が設置されている。また、走行系
フレーム202には走行用モータ208が設置されてい
る。
【0040】旋回用ポンプ205の吐出ポート205a
は減速機付液圧モータ20のメインポートM1に接続さ
れ、もう一つのメインポートM2が作動油タンク207
に接続されている。又、走行用ポンプ206の吐出ポー
ト206aが、減速機付液圧モータ20のモータハウジ
ング30側の流体ポートE1に接続され、回転枠80側
の流体ポートF1が走行用モータ208の流入ポート2
08aに接続されている。又、走行用モータ208の流
出ポート208bが、回転枠80側の流体ポートF2に
接続され、モータハウジング30側の流体ポートE2が
作動油タンク207に接続されている。同様に、走行用
モータ208のドレンポート208cが回転枠80側の
流体ポートF3に接続され、モータハウジング30側の
流体ポートE3が作動油タンク207に接続されてい
る。
【0041】上記ように油路を接続することにより、走
行系フレーム202と旋回体フレーム201が相対旋回
運動をした際にも、何ら支障なく、減速機付液圧モータ
20内の回転継手85を介して、旋回体フレーム201
上から走行用モータ208に対し油圧を給排することが
できる。
【0042】この減速機付液圧モータ20の場合、モー
タハウジング30の外周に被せた回転枠80を最終的な
出力部材としているので、減速機のいわゆる出力軸を省
略することができ、その分、軸方向長さを短縮すること
ができる。又、回転枠80とモータハウジング30とで
回転継手85を構成し、それらの対向周面101、10
2に油溝106、107、108を配置しているので、
油溝106、107、108をスペース的に有利な条件
で形成することができ、油溝106、107、108の
形成のために軸方向寸法を特別に大きくする必要がな
い。よって、全体のコンパクト化が図れる。
【0043】又、この減速機付液圧モータ20では、ス
ペース的に有利なモータハウジング30や回転枠80に
流体ポートE1、E2、E3、F1、F2、F3を形成
しているので、各流体ポートE1、E2、E3、F1、
F2、F3を必要十分な断面積に形成することができ、
流体の通過抵抗を小さく抑えることができる。
【0044】又、この減速機付液圧モータ20では、モ
ータハウジング30の開放端面33aに液圧モータ21
のメインポートM1、M2や流体ポートE1、E2、E
3の開口を全て集約して設けたので、それらメインポー
トM1、M2や流体ポートE1、E2、E3の開口に対
する配管接続が簡単にできるようになる。同様に、回転
枠80の外周面に流体ポートF1、F2、F3の開口を
配置したので、同開口に対する配管接続が簡単にできる
ようになる。
【0045】更に、この減速機付液圧モータ20によれ
ば、シリンダバレル32Aを第2ハウジング32に一体
に形成し、その第2ハウジング32と回転枠80とで回
転継手を構成しているので、第2ハウジング32とシリ
ンダバレル32Aのコンパクト化が図れる上、各流体ポ
ートを通す経路の設定が容易にできるようになり、加工
もしやすくなっている。
【0046】なお、上記実施形態では、油溝106、1
07、108をモータハウジング30側の周面101に
設けた場合を示したが、油溝106、107、108を
回転枠80側の周面102に設けてもよいし、両側に設
けてもよい。油溝の本数も必要に応じて適宜変更してよ
い。
【0047】又、上記実施形態ではブレーキ機構を液圧
モータの非作動時において、あるいは制動油圧の非作動
時においてその制動力が確保できるように構成していた
が、用途に応じ、ブレーキスプリング63の付勢方向と
ブレーキプランジャ62の制動油圧による移動方向とを
逆にし、あるいはブレーキプランジャ62の反対側にも
制動液圧をかけられるように構成し、斜板36の回転を
より積極的に制動する機能をもたせたものとしてもよ
い。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
減速機付液圧モータによれば、遊星歯車減速機の出力部
材を、液圧モータのモータハウジングの外周に配した回
転枠としているので、減速機の出力軸が不要であり、そ
の分、軸方向寸法を短縮することができる。特に、回転
枠とモータハウジングとで回転継手を構成しており、従
来使われていなかったモータハウジングの外周面に、回
転継手の構成要素である環状溝を配置しているので、環
状溝をスペース的に有利な条件で形成することができ、
環状溝の形成のために出力軸の寸法を敢えて延ばし、結
果的に軸方向寸法が大きくなってしまうようなことがな
くなり、全体のコンパクト化が図れる。
【0049】又、この装置では、断面積の小さな軸の内
部に流体ポートを穿設するのではなく、断面を大きくと
ることのできるモータハウジングの内部に流体ポートを
穿設しているので、あまり制限を受けずに、流体ポート
の断面積を大きくすることができ、流体の通過抵抗を小
さく抑えることができる。
【0050】又、モータハウジングの開放端面に液圧モ
ータの作動流体給排口や流体ポートの開口を全て集約し
たので、それら給排口や開口に対する配管接続が簡単に
できる。同様に、回転枠の外周面に流体ポートの開口を
配置したので、同開口に対する配管接続が簡単にでき
る。
【0051】又、シリンダバレルを固定し、斜板を回転
させる形式の斜板式アキシャルピストンモータを液圧モ
ータに用いているので、シリンダバレルを回転させる形
式に比べて回転部分の構造が簡単になり、シリンダバレ
ルをモータハウジングの一部として利用することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の減速機付液圧モータの側断
面図
【図2】同減速機付液圧モータの使用時に配管系統図
【図3】従来の油圧ショベルの旋回駆動装置の構成図
【図4】別の従来の旋回駆動装置の構成図
【符号の説明】
21…液圧モータ 22…遊星歯車減速機 30…モータハウジング 31…第1ハウジング 32…第2ハウジング 32A…シリンダバレル 33…第3ハウジング 33a…開放端面 35…出力軸(出力部材) 36…斜板 60…ブレーキ機構 80…回転枠 85…回転継手 100…微小隙間 101,102…周面 106,107,108…油溝(環状溝) M1,M2…メインポート(給排口) S1…第1太陽歯車(入力部) U…内歯歯車(出力部) E1,E2,E3…流体ポート F1,F2,F3…流体ポート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータハウジングの開放端面に作動流体を
    給排するための給排口を有し、且つモータハウジング内
    に収容された斜板の回転を出力部材により外部に取り出
    す斜板式アキシャルピストン形の液圧モータと、 該液圧モータの出力部材に入力部が連結され、出力部と
    しての内歯歯車より減速出力を取り出す遊星歯車減速機
    とを備え、 前記内歯歯車を一体に有する回転枠を、前記モータハウ
    ジングの外周に回転自在に配置し、 前記モータハウジングと回転枠とに、両者の相対回転時
    に微小隙間をもって対向する周面をそれぞれ形成し、 これら対向する周面の少なくともいずれか一方に、周方
    向に連続した環状溝を形成し、 前記モータハウジングに、一端が前記環状溝に連通し、
    他端が前記モータハウジングの開放端面に開口する流体
    ポートを穿設すると共に、 前記回転枠に、一端が前記環状溝に連通し、他端が回転
    枠の外周面に開口する流体ポートを穿設し、 前記モータハウジング及び回転枠とで回転継手を構成し
    たことを特徴とする減速機付液圧モータ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の減速機付液圧モータにおい
    て、 前記モータハウジングが、内部に前記斜板を備えた第1
    ハウジングと、前記斜板に押圧接触する多数のピストン
    を保持したシリンダバレルと一体の第2ハウジングと、
    前記第1ハウジングとの間に前記第2ハウジングを挟み
    込んだ状態で第1ハウジング及び第2ハウジングと一体
    結合され、端面が前記開放端面として外部に露出した第
    3ハウジングとから構成され、且つ、 前記斜板の外周及び第1ハウジングの内周の間に、該斜
    板の回転を止めるためのブレーキ機構を備えたことを特
    徴とする減速機付液圧モータ。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の減速機付液圧モータ
    において、 前記モータハウジングが、内部に前記斜板を備えた第1
    ハウジングと、前記斜板に押圧接触する多数のピストン
    を保持したシリンダバレルと一体の第2ハウジングと、
    前記第1ハウジングとの間に前記第2ハウジングを挟み
    込んだ状態で第1ハウジング及び第2ハウジングと一体
    結合され、端面が前記開放端面として外部に露出した第
    3ハウジングとから構成され、且つ、 前記シリンダバレルと一体形成された第2ハウジングの
    外周に前記周面が形成され、 第2ハウジング及び第3ハウジングに、前記モータハウ
    ジング側の流体ポートが穿設されていることを特徴とす
    る減速機付液圧モータ。
JP35489797A 1997-12-24 1997-12-24 減速機付液圧モータ Pending JPH11182402A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014101677A (ja) * 2012-11-20 2014-06-05 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の駆動装置
US11598402B2 (en) * 2018-02-06 2023-03-07 Dana Motion Systems Italia S.R.L. Device for the transmission of rotary motion and the transfer of at least one fluid medium

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