JPH1118329A - 永久磁石形モータ - Google Patents

永久磁石形モータ

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JPH1118329A
JPH1118329A JP17032197A JP17032197A JPH1118329A JP H1118329 A JPH1118329 A JP H1118329A JP 17032197 A JP17032197 A JP 17032197A JP 17032197 A JP17032197 A JP 17032197A JP H1118329 A JPH1118329 A JP H1118329A
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JP
Japan
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coil
stator
permanent magnet
teeth
core
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JP17032197A
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English (en)
Inventor
Toru Shikayama
透 鹿山
Kensho Iwabuchi
憲昭 岩渕
Ryuichiro Tominaga
竜一郎 富永
Yukio Tsutsui
筒井  幸雄
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Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻線作業を非常に容易にできることから低コ
スト化が期待でき、また、コイルエンドも短くすること
ができ、コイルの形状も複雑では無いため、占積率の向
上と最適なコイル形状による低損失、コイルの位置決め
精度の向上を図る。 【解決手段】 電機子コア1にコイルを巻施した固定子
と、ヨーク外周面に2の倍数個の界磁永久磁石6を、隣
接する磁極が互いに異極着磁となるように固着した可動
子との電磁構成をもつ永久磁石形モータにおいて、前記
固定子の電機子コア1は、ティース2とスロットを形成
した部分と、ティース2を持たないバックヨーク4だけ
で形成された部分が前記可動子の移動方向に交互に配置
され、前記固定子の電機子巻線が作るコイルは、前記テ
ィース2に集中巻されたコイル3と、前記バックヨーク
4上に配置された空心コイル5から構成されることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高精度・高速・高応
答性を要求される例えば、半導体産業用やFA機器用の
永久磁石形のサーボモータやリニアモータ、または、ト
ルクリップルや推力リップルを嫌うダイレクトドライブ
用の永久磁石形のサーボモータやリニアモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な永久磁石形同期モータ
は、回転子に永久磁石を用い、固定子の電機子コアに設
けられたスロット内に巻線を埋設して構成される。しか
し、近年の高エネルギー積な永久磁石の使用に伴って、
高トルクを実現できるものの、鉄損やコギング力が問題
となっている。そのため、これらの問題を解決しようと
するもので、固定子の電機子巻線がスロット内の巻線と
ギャップ部の巻線とを併せ持つものが、例えば特開昭6
3−154051号公報に記載されている。以下、この
従来技術について図に基づいて説明する。図12は、こ
の従来例における要部の正断面図であり、図13は従来
例におけるコイルの巻線形態を示す図である。この従来
例は、3相6極のモータで毎相毎極のスロット数q=1
である。従って、電機子コア27には番号#1〜#18
までの18個のスロット29が等間隔に設けられてい
る。下コイル辺22、25はスロット29内に埋設され
るが、上コイル辺23、26は電機子と回転子とのギャ
ップ部に配置される。
【0003】巻線手順は、スロット番号#1のスロット
29内にはコイルの下コイル辺25が埋設され、コイル
飛びt=3としスロット番号#4の中心線のギャップ部
に上コイル辺26が配置される。また、スロット番号#
1の中心線のギャップ部にはコイルの上コイル辺23
が、それを流れる電流が下コイル辺25と同方向になる
ように配置し、これと対を成す下コイル辺22はコイル
飛びt=3となるスロット番号#16のスロット29に
埋設される。上記の規則に従って、他の2相の巻線につ
いても、図13に示すように、それぞれ電気的に2/3
πの位相差をもって同様にして配置される。回転子は、
ギャップ部に設けた上コイル辺23、26から機械的ギ
ャップを設け、界磁永久磁石28が6個等間隔に回転子
コア20の外周面に配置され、互いに隣に配置される磁
石の着磁方向は反対となつている。
【0004】また、従来の一般的な永久磁石形リニアモ
ータは、可動子に界磁永久磁石を用い、固定子の電機子
コアに巻線を施して構成される。例えば、3相のリニア
モータの場合、制限された固定子の長さ内で3の倍数個
(3×i個、iは自然数)のコイルが配置されて、これ
に応じて決められた必要ストローク以上のストロークを
得ることができる可動子長が決まっていた。以下、永久
磁石形リニアモータの従来例について図面に基づいて説
明する。図14(a)は従来例を示す要部の正断面図、
図14(b)は固定子の上面図、また、図15はコイル
の巻線形態を示す図である。この従来例は、毎極毎相の
コイル数q=1/4の場合である。可動子30は図示し
ないテーブルとガイドに固定され、移動方向に自在に動
くように支持されている。可動子の構成は、可動子ヨー
ク31とそれに貼り付けられた界磁永久磁石32からな
る。界磁永久磁石32は、その幅が極ピッチλpに等し
く、全部で4個並んでいる。
【0005】次に、固定子について説明する。固定子3
3は、空心コイル35からなる電機子巻線が固定子ヨー
ク34上に施されて構成される。空心コイル35は、全
部で6個配置されている。その内訳は、図15の巻線形
態図に示すように、U相,V相,W相の空心コイルがそ
れぞれ2個となっている。また、それぞれの空心コイル
のターン数はNターンであり、空心コイルが占める長さ
はλcである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の永久
磁石形同期モータには、次のような問題点がある。 上コイル辺がギャップ部に配置されるが、それがスロ
ット内に埋設する下コイル辺と一体となつている。その
ため、コイルエンドが他のコイルと干渉し、上コイル辺
をギャップ部に簡単かつ等間隔に配置することが困難で
ある。 上コイル辺と下コイル辺は一体のコイルであるが、ス
ロット内に埋設される下コイル辺の断面形状と、ギャッ
プ部の上コイル辺の断面形状が大きく違うことがあり、
位置決めしながらの巻線作業はかなり複雑である。 問題点よりギャップ部に不整列に上コイル辺が配
置されると、トルクリップル、回転リップル等の問題を
生じる。 問題点をできる限り解消する目的で巻線作業をでき
る限り容易にするため、コイルエンド部分を長く採れ
ば、銅損が増加し、効率を悪化させる。 コイルエンドが上コイル辺と下コイル辺との間で斜め
になるので、集中巻で構成されたコイルと比較すれば、
コイルエンド部分が長く、これも銅損を増加させる要因
である。 以上のことはリニアモータで構成した場合も同じよう
に問題となる。
【0007】また、従来の永久磁石形リニアモータには
次のような問題点がある。固定子長が短い場合はストロ
ークに対し極ピッチの割合が大きいために、可動子の極
数が1極増減するだけで動子長が大きく変わった。その
ため、必要ストロークを得るために、可動子長が小さく
なり、推力不足になるといった問題が生じた。さらに、
小さな可動子で推力を得るために電流を増やせば、固定
子内で発生する銅損により発熱が大きくなり、熱変形に
よって位置決め精度に悪影響を起こした。本発明の課題
は、上記従来技術の問題点に鑑み、巻線作業を非常に容
易にできることから低コスト化が期待でき、また、コイ
ルエンドも短くすることができ、コイルの形状も複雑で
は無いため、占積率の向上と最適なコイル形状による低
損失、コイルの位置決め精度の向上による高精度位置決
めが実現でき、さらに、コギングトルクの低減が可能で
あることにある。
【0008】また、本発明の課題は、リニアモータにお
いて、固定子長と可動子長をストロークに応じて自由に
選択でき、よって、可動子長を最適な大きさにすること
が可能となり、推力不足、銅損による発熱等の問題を解
消することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明は、電機子コアにコイルを巻施した固定子
と、ヨーク外周面に2の倍数個の界磁永久磁石を、隣接
する磁極が互いに異極着磁となるように固着した可動子
との電磁構成をもつ永久磁石形モータにおいて、前記固
定子の電機子コアは、ティースとスロットを形成した部
分と、ティースを持たないバックヨークだけで形成され
た部分が前記可動子の移動方向に交互に配置され、また
前記固定子の電機子巻線が作るコイルは、前記ティース
に集中巻されたコイルと、前記バックヨーク上に配置さ
れた空心コイルから構成されるものである。また、前記
バックヨーク上の空心コイルの周方向幅を極ピッチの
1.2〜1.6倍に広げて構成する。また、前記バックヨ
ーク上の空心コイルの径方向幅を極ピッチの0.2〜0.
6倍に広げて構成する。また、前記ティースの中心間隔
を電気角90度と電気角30度が交互になるように構成
する。
【0010】さらに、本発明は、電機子巻線を施した固
定子と、可動子ヨーク上に複数の界磁永久磁石を、隣接
する磁極が互いに異極着磁となるように固着した可動子
との電磁構成をもつ永久磁石形リニアモータにおいて、
電機子巻線はm相の整数倍個のコイルからなり、m相の
整数倍個のコイルの一部は固定子に設けられ、残りのコ
イルは固定子以外の場所に設けられることを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施例に
おける要部の正断面図を示している。また、図2はその
スター結線による巻線形態を示す図である。この第1の
実施例は、3相14極12スロットのモータで毎極毎相
のスロット数がq=2/7である。まず、固定子につい
て説明する。固定子の電機子コア1は珪素鋼板が積層さ
れ、ティース2が6個(tl〜t6)それぞれ等間隔に
形成されている。ティースtl〜t6の両側はスロット
巻コイル3が埋設されるためのスロットが12箇所形成
されている。ティースピッチは機械角で60度(電気角
で7×60=420度)となっている。ティースとティ
ースの間は、スロットを挟んで、電機子コア1内周面に
凹凸の無い円筒状のバックヨーク4(bl〜b6)が形
成されている。バツクヨーク4の中心間ピッチも機械角
60度(電気角で7×60=420度)となっており、
また、ティース中心とバックヨーク中心は機械角30度
(電気角で210度)となっている。
【0012】電機子巻線のコイルは、ティースtl〜t
6に集中巻されるスロット巻コイル3と、バックヨーク
bl〜b6の表面に配置される空心コイル5から構成さ
れており、それらは、図2に示すように、直列に接続さ
れている。コイルエンドの長さは、図2に見られるよう
に、コイル飛びが#1〜#2と小さく、ギャップ部から
スロット部への飛びも無いので、従来技術に比べ非常に
短くなっている。回転子は、図1に示すように、1個の
リング状の永久磁石6が14極等間隔に径方向に着磁さ
れている。以上のように構成すれば、従来技術のような
ギャップ部とスロット部に配置するコイルが一体となっ
ていたのに対して、本実施例はギャップ部のコイル辺を
無くしたために、非常に巻線作業が簡単になり、低コス
ト化を実現できる。また、集中巻のコイルの採用によ
り、コイルエンドが短くなるので、電機子コアを大きく
できる。よって、モータ定数が向上する。さらに、従来
技術のように巻線作業の複雑さから生じるギャップ部の
不整列なコイルの配置が解消されるため、トルクリップ
ル、回転リップル等の問題を解決できる。
【0013】次に第2の実施例を図に基づいて説明す
る。図3は本発明の第2実施例における要部の正断面図
である。この第2実施例は、第1実施例と同様に3相1
4極12スロットのモータで毎極毎相のスロット数がq
=2/7である。回転子は第1の実施例に示したものと
同じである。以下、固定子について説明する。構成は第
1の実施例とほぼ同じであるが、ティース2先端の周方
向幅と空心コイル5の周方向幅を変えているのが特徴で
ある。第1の実施例では、空心コイル5の幅をほぼスロ
ットピッチに等しくしていたため、空心コイルの周方向
幅は極ピッチλの1.15倍となっている。第2の実施
例では、これを極ピッチの1.4倍まで拡げている。ま
た、空心コイルの拡幅により、ティース先端の幅をその
分小さくしている。以下、空心コイルの周方向幅を拡げ
る理由について説明する。
【0014】空心コイルの周方向幅W/極ピッチλに対
する空心コイルの巻線係数を図4に示す。ここで、αは
空心コイルの巻線が占めている部分の割合を示している
ため、空心部分の周方向幅はαWと表される。αは、巻
線作業の容易さを考慮すれば0.6〜0.8である。第2
の実施例では、α=0.7としているので、W/λ=1.
4になるように空心コイルの周方向幅を拡げれば、空心
コイルの巻線係数を最大にすることができる。また、テ
ィースに集中巻されたコイルの巻線係数は、ティースピ
ツチにより決まるため、空心コイルを拡げても全く影響
せずに一定である。よって、空心コイルを拡げることに
より電機子巻線の巻線係数が向上し、高トルク化を実現
できる。次に第3の実施例を図に基づいて説明する。図
5は本発明の第3の実施例における要部の正断面図を表
している。
【0015】この第3の実施例は、第1、2の実施例と
同様に3相14極12スロットのモータで毎極毎相のス
ロット数がq=2/7である。回転子は第1または第2
の実施例に示したものと同じである。以下、固定子につ
いて説明する。構成は第1の実施例とほぼ同じである
が、第1の実施例に対し、空心コイル5の径方向幅Hを
極ピッチの0.35倍にしている。以下、この理由につ
いて説明する。空心コイルの径方向幅を大きくしてター
ン数を増やしすぎても、磁気抵抗が大きくなるために、
鎖交磁束数を大きくすることができない。また、ターン
数を増やせば銅損も増える。そこで、空心コイルの径方
向幅H/(永久磁石の外周半径r×極ピッチλ)に対す
るモータ定数の関係を図6に示す。モータ定数とはトル
ク/(銅損)0.5で表され、効率の良さを表している。
また、Lmは磁石厚である。この結果より、H/(r・
λ)=0.6以上にしても鎖交磁束はほとんど増えない
ので、かえって銅損を大きくして効率を低下させてしま
うことがわかる。よって、第3の実施例では、磁石厚が
Lm/(r・λ)=0.4の関係にあるので、モータ定数
が最大であるH/(r・λ)=0.35とすることによ
り、モータ定数を向上している。
【0016】次に、第4の実施例を図に基づいて説明す
る。図7は本発明の第4の実施例における要部の正断面
図を表している。この第4の実施例は、第1、2、3の
実施例と同様に3相14極12スロットのモータで毎極
毎相のスロット数がq=2/7である。回転子は第1の
実施例に示したものと同じである。以下、固定子につい
て説明する。構成は第1の実施例とほぼ同じであるが、
第1の実施例に対しティースピッチを変えている。第1
の実施例では、ティースピッチは機械角60度であった
が、第4の実施例ではティースピッチが機械角60十3
0/7度、機械角60−30/7度、機械角60十30
/7度、・・・と交互になるようティースtl、t2、
・・、t6が配置されている。これにより、コギングト
ルクの発生次数を2倍にすることができるため、コギン
グトルクの低減化を実現できる。以下、コギングトルク
の発生原理について説明する。
【0017】ティース1個と回転子の永久磁石7により
発生するコギングトルクと回転子の回転角との関係は、
電気角180度を1周期として発生する。このときの波
形関数ft(θe)は、下式で表される。
【0018】
【数1】
【0019】ここで、tはティース番号、θeは回転子
の回転角(電気角)、kはコギングトルク波形の高調波
次数(自然数)、akは次数kのコギングトルク成分、
λtはティース中心の位置を電気角で表したものであ
る。回転子に発生するコギングトルクは、全ティースに
ついて上式を足し合わせればよいから、
【0020】
【数2】
【0021】となる。ここで、これまでの第1の実施例
と第3の実施例との比較をする。第1の実施例と第3の
実施例において、上式のパラメータで違うものは、ティ
ースt中心の電気角λtである。tは6個のティースが
あるので、1〜6まである。そこで、第1の実施例と第
3の実施例のλtの機械角と電気角を表1に示す。()
内が電気角である。
【0022】
【表1】 表の()内の数値をコギングトルク式に代入すれば、コ
ギングトルクの発生次数を求めることができる。その結
果は、第1の実施例が
【0023】
【数3】
【0024】となり、最低次数は6次となる。しかし、
第3の実施例は
【0025】
【数4】
【0026】となり、最低次数が2倍の12次となる。
よって、第3の実施例を採用することにより、コギング
トルクの次数を2倍にできる。一般にコギングトルクの
次数が大きければ、コギングトルクの振幅も小さくなる
ので、コギングトルクを大きく低減したことになる。ま
た、ティースピッチを変えたことにより、U相のコイル
であるティースtlとt4に集中巻されたスロット巻き
コイルと、バックヨークblとb4の上の空心コイルの
それぞれの鎖交磁束の位相ずれが第1の実施例と異なる
が、合成した鎖交磁束は3相でバランスしており、全く
問題ない。これまでは、永久磁石形モータの実施例につ
いて説明したが、次のように、永久磁石形リニアモータ
としても構成できる。
【0027】図8は本発明の第5の実施例の要部の正断
面図である。また、本実施例は3相モータで毎極毎相の
スロット数がq=2/7のリニアモータである。可動子
10は、14個の永久磁石12が互いに隣の極と異極に
なるように配置されている。固定子13は、珪素鋼板が
積層された固定子コア14が9個のティース17とその
間にある9個の凹凸の無いバックヨーク15が等間隔に
形成され、その固定子コアにティース17に集中巻され
たスロット巻きコイル18とバックヨーク15上の空心
コイル18が配置されて構成されている。よって、電機
子巻線によって作られる極数は、全部で21極になる。
以上のように構成することにより、ギャップ部に巻線を
配置することが無く、巻線作業を容易に構成することが
でき、かつ、コイルエンドの短縮により、銅損が低減で
きる。さらに、ティースの無い部分であるバックヨーク
があるために、平均した電磁的ギャップが大きくなって
いる。よって、リニアモータ特有の可動子の吸引力が大
きく低減されており、支持機構の寿命を向上している。
【0028】以上の実施例は毎極毎相のスロット数q=
2/7を示したが、他のスロットコンビネーションにも
適用できることは言うまでもない。また、永久磁石がリ
ング形のラジアル異方性で示しているが、極異方性また
は、セグメント形による等方性、異方性のものを使って
も良い。また、永久磁石形リニアモータにおいても、第
1〜第4の実施例に示すような技術的な構成を採ること
によって、さらに他の実施例が可能であることは当然で
ある。続いて、永久磁石形リニアモータに関して、図9
(a)は本発明の第6実施例における要部の正断面図、
図9(b)は固定子の上面図を表している。また、図1
0はその巻線形態を示す図である。
【0029】第6実施例は、毎極毎相のコイル数q=1
/4の場合である。まず、可動子について説明する。可
動子10は、図示しないテーブルとガイドに固定され、
移動方向に自在に動くように支持されている。可動子の
構成は、可動子ヨーク11とそれに貼り付けられた界磁
永久磁石12からなる。界磁永久磁石12は、その幅が
極ピッチλpに等しく、全部で4個並んでいる。次に、
固定子について説明する。固定子13は、空心コイル1
9からなる電機子巻線が固定子ヨーク14上に施されて
構成される。空心コイルは、全部で5個配置されてい
る。その内訳は、図10の巻線形態図に示すように、U
相空心コイルとW相空心コイルが2個、V相空心コイル
が1個となっている。また、それぞれの空心コイルのタ
ーン数は同じNターンである。V相の電機子巻線が他の
相よりNターン少ないが、このNターンの電機子巻線は
ドライバ内に空心コイルとして収納されている。よっ
て、3相の巻線抵抗は、すべて等しいものになってい
る。
【0030】以下、従来例と比較して本案の特徴を説明
する。固定子上の空心コイル数をK個とすれば、1個の
コイルが占める長さλcは、 λc=Ls/K となる。また、極ピッチλpは、 λp=m・q・λc=3λc/4=3Ls/4K である。可動子長Lmは、 Lm=P・λp=3PLs/4K で表される。よって、ストロークLは、 L=Ls−Lm=(1−3P/4K)Ls で表される。以上の式より、従来例と第6実施例とを比
較した結果を表に示す。
【0031】表.従来例と第6実施例との比較 (固定子長Lsは一定)
【0032】
【表2】 この結果より、ストロークが固定子長の40%(0.4
×Ls)以上必要な場合は、従来例よりも第6実施例の
方が可動子長を大きくできるために有利である。推力定
数が可動子長に比例するとすれば、約16%ほど第6実
施例の方が推力定数が大きい。よって、モータ部で発生
する銅損を{1−(1/1.16)2}×100≒約26
%低減できる。
【0033】以上の実施例は毎極毎相のコイル数を限定
して説明したが、他のコンビネーションにも適用できる
ことは言うまでもない。さらに、第7の実施例として、
第6の実施例では固定子外に出したコイルをドライバ内
に収納したが、図12に示すように温熱を必要とするも
のへのヒータとしても使用できる。
【0034】
【発明の効果】以上に示した構成にすることにより、以
下の効果が期待できる。 従来技術ではギャップ部とスロット部の巻線が1個の
コイルを成しているため、コイル形状が複雑で巻線作業
が困難であった。本発明によれば、このギャップ部のコ
イル辺を無くした集中巻のコイルであるため、巻線作業
が容易となり低コスト化が実現できる。さらに、コイル
の高精度な配置が容易となったため、トルクリップル・
推力リップルが低減化できる。 l個1個のコイルがすべて集中巻のコイルである。そ
のため、コイルエンドが短くなるので、積み厚を長くで
き、モータ定数を向上できる。 バックヨークの部分が有るために、電磁的ギャップが
大きくなり、リニアモータ特有の吸引力を低減できる。 バックヨークの部分が有るために、一般的なティース
だけに巻線を埋設する永久磁石界磁モータに比ベ、イン
ダクタンスが小さく、電気的な応答性が非常に良い。さ
らに、電機子コアの全部が、磁束密度の高いティース有
り電機子コアでないために、高速での鉄損が非常に小さ
い。よって、高回転速度・高速の用途に非常に低効率の
ものが実現できる。 空心コイルの径方向幅と周方向幅を請求項記載の通り
とすることにより、モータ定数を向上させることができ
る。
【0035】また、永久磁石形リニアモータとして、固
定子の長さを調整できるため、ストロークに応じた最適
な可動子長を得ることができる。よって、可動子長を最
適にでき、推力定数を向上し、銅損を低減できる。さら
に、固定子外に出したコイルをモータの外に配置した
り、ヒータとして使用することにより、そのコイルを無
駄にすることなく、発熱が小さく効率の良いものを実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における要部の正断面図
【図2】本発明の第1実施例のスター結線による巻線形
態を示す図
【図3】本発明の第2実施例における要部の正断面図
【図4】本発明の第2実施例における空心コイルの巻線
係数を示す図
【図5】本発明の第3実施例における要部の正断面図
【図6】本発明の第3実施例における空心コイルのモー
タ定数を示す図
【図7】本発明の第4実施例における要部の正断面図
【図8】本発明の第5実施例における要部の正断面図
【図9】図9(a)は本発明の第6実施例における要部
の正断面図、図9(b)は本発明の第6実施例における
固定子の上面図
【図10】本発明の第6実施例における巻線形態を示す
【図11】本発明の第7実施例における巻線形態を示す
【図12】永久磁石形同期モータの従来例の要部の正断
面図
【図13】従来例における巻線形態を示す図
【図14】図14(a)は従来の永久磁石形リニアモー
タの要部の正断面図、図14(b)は固定子の上面図
【図15】従来例における巻線形態を示す図
【符号の説明】
1 電機子コア 2 ティース 3 スロット巻コイル 4 バックヨーク 5 空心コイル 6 永久磁石(回転子) 10 可動子 11 可動子ヨーク 12 永久磁石 13 固定子 14 固定子ヨーク(コア) 15 バックヨーク 16 空心コイル 17 ティース 18 スロット巻コイル 19 空心コイル 20 回転子コア 22、25 下コイル辺 23、26 上コイル辺 27 電機子コア 28 界磁永久磁石 29 スロット 30 可動子 31 可動子ヨーク 32 永久磁石 33 固定子 34 固定子ヨーク 35 空心コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 筒井 幸雄 福岡県北九州市八幡西区黒崎城石2番1号 株式会社安川電機内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電機子コアにコイルを巻施した固定子
    と、ヨーク外周面に2の倍数個の界磁永久磁石を、隣接
    する磁極が互いに異極着磁となるように固着した可動子
    との電磁構成をもつ永久磁石形モータにおいて、 前記固定子の電機子コアは、ティースとスロットを形成
    した部分と、ティースを持たないバックヨークだけで形
    成された部分が前記可動子の移動方向に交互に配置さ
    れ、 前記固定子の電機子巻線が作るコイルは、前記ティース
    に集中巻されたコイルと、前記バックヨーク上に配置さ
    れた空心コイルから構成されることを特徴とする永久磁
    石形モータ。
  2. 【請求項2】 前記バックヨーク上の空心コイルの周方
    向幅を極ピッチの1.2〜1.6倍に広げたことを特徴と
    する請求項1に記載の永久磁石形モータ。
  3. 【請求項3】 前記バックヨーク上の空心コイルの径方
    向幅を極ピッチの0.2〜0.6倍にしたことを特徴とす
    る請求項1に記載の永久磁石形モータ。
  4. 【請求項4】 前記ティースの中心間隔を電気角90度
    と電気角30度が交互になるように前記ティース間隔を
    変えて構成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載の永久磁石形モータ。
  5. 【請求項5】 電機子巻線を施した固定子と、可動子ヨ
    ーク上に複数の界磁永久磁石を、隣接する磁極が互いに
    異極着磁となるように固着した可動子との電磁構成をも
    つ永久磁石形リニアモータにおいて、 電機子巻線は相数をmとしてmの整数倍個のコイルから
    なり、m相の整数倍個のコイルの一部は固定子に設けら
    れ、残りのコイルは固定子以外の場所に設けられること
    を特徴とする永久磁石形リニアモータ。
  6. 【請求項6】 固定子以外の場所に設けたコイルはヒー
    タとして用いることを特徴とする請求項5記載の永久磁
    石形リニアモータ。
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JP2015089189A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 株式会社安川電機 リニアモータ
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