JPH1118369A - 全閉内冷形の回転電機 - Google Patents
全閉内冷形の回転電機Info
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- JPH1118369A JPH1118369A JP16680997A JP16680997A JPH1118369A JP H1118369 A JPH1118369 A JP H1118369A JP 16680997 A JP16680997 A JP 16680997A JP 16680997 A JP16680997 A JP 16680997A JP H1118369 A JPH1118369 A JP H1118369A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】固定子に対する冷媒ガスによる冷却の性能向上
を図った全閉内冷形の回転電機を提供する。 【解決手段】全閉内冷形の回転電機1は、冷媒ガス91
を通過させるための貫通穴が形成されていないプレスリ
ング21,21を用いるようにした固定子2と、長さ寸
法Lを固定子鉄心81の積層寸法LF よりも長い値とし
て設定して,固定子鉄心81の両側端部81b,81b
の外側の部位にまで延長するようにした冷却装置3と、
その外周側の端部が冷却装置3の側面3aに当接される
と共に,側面3aに当接される部位に冷却装置3に連通
される開口4aを形成するようにした冷媒ガスガイド
4,4を用いるようにしている。
を図った全閉内冷形の回転電機を提供する。 【解決手段】全閉内冷形の回転電機1は、冷媒ガス91
を通過させるための貫通穴が形成されていないプレスリ
ング21,21を用いるようにした固定子2と、長さ寸
法Lを固定子鉄心81の積層寸法LF よりも長い値とし
て設定して,固定子鉄心81の両側端部81b,81b
の外側の部位にまで延長するようにした冷却装置3と、
その外周側の端部が冷却装置3の側面3aに当接される
と共に,側面3aに当接される部位に冷却装置3に連通
される開口4aを形成するようにした冷媒ガスガイド
4,4を用いるようにしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、全閉内冷形の回
転電機に係わり、固定子に対する冷媒ガスによる冷却の
性能向上を図った改良されたその構造に関する。
転電機に係わり、固定子に対する冷媒ガスによる冷却の
性能向上を図った改良されたその構造に関する。
【0002】
【従来の技術】回転子や固定子を冷却して高温となった
冷媒ガスから熱を除去する冷却装置を備えた回転電機に
おいて、冷却装置を含めた回転電機の小型化を図ること
を主たる狙いとして、冷却装置を回転子や固定子を覆う
外覆体の内側に設置するようにした全閉内冷形の回転電
機が知られている。以下に、凸極機に代表させて、図4
〜図6を用いて従来例の全閉内冷形の回転電機を説明す
る。
冷媒ガスから熱を除去する冷却装置を備えた回転電機に
おいて、冷却装置を含めた回転電機の小型化を図ること
を主たる狙いとして、冷却装置を回転子や固定子を覆う
外覆体の内側に設置するようにした全閉内冷形の回転電
機が知られている。以下に、凸極機に代表させて、図4
〜図6を用いて従来例の全閉内冷形の回転電機を説明す
る。
【0003】ここで図4は、従来例の全閉内冷形の回転
電機の要部を示すその縦断面図であり、図5は、図4に
示した固定子の要部を示す縦断面図であり、図6は、図
4に示した回転子の要部を示す縦断面図である。なお図
4〜図6は、いずれも、回転軸の中心軸線(図4〜図6
中に1点鎖線で示す)X−Xよりも上部の部位のみを示
している。また、図4には、図5,図6で付した符号に
ついては、代表的な符号のみを記すようにしている。
電機の要部を示すその縦断面図であり、図5は、図4に
示した固定子の要部を示す縦断面図であり、図6は、図
4に示した回転子の要部を示す縦断面図である。なお図
4〜図6は、いずれも、回転軸の中心軸線(図4〜図6
中に1点鎖線で示す)X−Xよりも上部の部位のみを示
している。また、図4には、図5,図6で付した符号に
ついては、代表的な符号のみを記すようにしている。
【0004】図4〜図6において、9は、固定子8と、
回転子7と、冷却装置6と、外覆体93と、冷媒ガスガ
イド92,92とを備えて構成された全閉内冷形で凸極
形の回転電機である。固定子8は、円形状の内周面81
aを持つ固定子鉄心81と、固定子鉄心81に形成され
た図示しない巻線用の溝に装填された固定子巻線83
と、固定子鉄心81用のプレスリング84,84と、固
定子用フレーム85を備えている。固定子鉄心81は、
多数の薄板製の鉄心板を積層して形成(その積層方向の
両側端部間の長さである積層寸法はLF である)されて
おり、ガス状の冷却用媒体である冷媒ガス(例えば、空
気)91を径方向に通流させるための冷媒ガス通流用の
複数のダクト82が、鉄心板の積層方向に介在させて設
けられている。
回転子7と、冷却装置6と、外覆体93と、冷媒ガスガ
イド92,92とを備えて構成された全閉内冷形で凸極
形の回転電機である。固定子8は、円形状の内周面81
aを持つ固定子鉄心81と、固定子鉄心81に形成され
た図示しない巻線用の溝に装填された固定子巻線83
と、固定子鉄心81用のプレスリング84,84と、固
定子用フレーム85を備えている。固定子鉄心81は、
多数の薄板製の鉄心板を積層して形成(その積層方向の
両側端部間の長さである積層寸法はLF である)されて
おり、ガス状の冷却用媒体である冷媒ガス(例えば、空
気)91を径方向に通流させるための冷媒ガス通流用の
複数のダクト82が、鉄心板の積層方向に介在させて設
けられている。
【0005】プレスリング84,84は、固定子鉄心8
1の積層方向の両側端部81b,81bを押さえるよう
にして設けられており、それぞれのプレスリング84の
固定子用フレーム85に対向する部位には、冷媒ガス9
1を固定子用フレーム85に流入させるための貫通穴8
4aが形成されている。なお、83aは固定子巻線83
の端部であり、固定子巻線83は、端部83aが固定子
鉄心81の両側端部81b,81bの外側に位置するよ
うにして固定子鉄心81に装填されている。固定子用フ
レーム85は、固定子鉄心81や冷却装置6を保持する
ための構造体であり、回転電機9の軸方向からみた場合
の外周囲部85aの形状は、冷却装置6の装着を容易に
するために多くの場合に多角形(この事例の場合には8
角形)とされている。
1の積層方向の両側端部81b,81bを押さえるよう
にして設けられており、それぞれのプレスリング84の
固定子用フレーム85に対向する部位には、冷媒ガス9
1を固定子用フレーム85に流入させるための貫通穴8
4aが形成されている。なお、83aは固定子巻線83
の端部であり、固定子巻線83は、端部83aが固定子
鉄心81の両側端部81b,81bの外側に位置するよ
うにして固定子鉄心81に装填されている。固定子用フ
レーム85は、固定子鉄心81や冷却装置6を保持する
ための構造体であり、回転電機9の軸方向からみた場合
の外周囲部85aの形状は、冷却装置6の装着を容易に
するために多くの場合に多角形(この事例の場合には8
角形)とされている。
【0006】回転子7は、回転軸71と、偶数個の凸極
部(凸極状の磁極)73と,凸極部73の相互間を反固
定子8側で互いに磁気的および機械的に連結する環状の
リム部74とでなる回転子鉄心72と、回転子鉄心72
を回転軸71に連結する回転子センター77と、それぞ
れの凸極部73に巻回された回転子巻線76と、シール
リング78A,78Bを備えている。このシールリング
78A,78Bは、冷媒ガスガイド92,92の内周側
の端部と組み合わされて、冷媒ガス91に対する公知の
回転シール部を形成している。回転軸71は、固定子鉄
心81の円形状の内周面81aに対して同心にセットさ
れると共に、その長さ方向を固定子鉄心81の鉄心板の
積層方向に合致させて配置されている。
部(凸極状の磁極)73と,凸極部73の相互間を反固
定子8側で互いに磁気的および機械的に連結する環状の
リム部74とでなる回転子鉄心72と、回転子鉄心72
を回転軸71に連結する回転子センター77と、それぞ
れの凸極部73に巻回された回転子巻線76と、シール
リング78A,78Bを備えている。このシールリング
78A,78Bは、冷媒ガスガイド92,92の内周側
の端部と組み合わされて、冷媒ガス91に対する公知の
回転シール部を形成している。回転軸71は、固定子鉄
心81の円形状の内周面81aに対して同心にセットさ
れると共に、その長さ方向を固定子鉄心81の鉄心板の
積層方向に合致させて配置されている。
【0007】回転子センター(スパイダーとも呼ばれ
る)77は、回転軸71に直接に固着される部位であり
筒状の形状を有する筒状部と、この筒状部の外周部に放
射状に接続されて,リム部74の内周面でもある回転子
鉄心72の円形状の内周面72aで回転子鉄心72を直
接に支持する複数の支持部とで構成されている。この回
転子センター77には、筒状部と支持部とを鋳造法によ
って一体に形成したもの、角筒状に形成した支持部を筒
状部に溶接法によって一体に形成したもの、支持部をね
じなどを用いて筒状部に一体に締結したものなど、各種
の構造のものが採用されている。しかしながらいずれの
構造の回転子センター77であっても、支持部自身およ
び/または支持部の相互間には、冷媒ガス91を通流さ
せるために、回転子鉄心72の内周面72aに連通する
通気穴が形成されている。
る)77は、回転軸71に直接に固着される部位であり
筒状の形状を有する筒状部と、この筒状部の外周部に放
射状に接続されて,リム部74の内周面でもある回転子
鉄心72の円形状の内周面72aで回転子鉄心72を直
接に支持する複数の支持部とで構成されている。この回
転子センター77には、筒状部と支持部とを鋳造法によ
って一体に形成したもの、角筒状に形成した支持部を筒
状部に溶接法によって一体に形成したもの、支持部をね
じなどを用いて筒状部に一体に締結したものなど、各種
の構造のものが採用されている。しかしながらいずれの
構造の回転子センター77であっても、支持部自身およ
び/または支持部の相互間には、冷媒ガス91を通流さ
せるために、回転子鉄心72の内周面72aに連通する
通気穴が形成されている。
【0008】回転子鉄心72のリム部74(継鉄とも呼
ばれる)は、多数の鉄板を積層して形成されており、冷
媒ガス91を径方向に通流させると共に,リム部74の
回転に伴うファン作用によって冷媒ガス91に回転電機
9内を循環するために要する圧力を与えるための複数の
ダクト75が、鉄板の積層方向に介在させて設けられて
いる。回転子鉄心72が有する複数の凸極部73のそれ
ぞれは、多数の薄板製の鉄心板を積層して形成され、全
ての凸極部73の頂部を連ねる面は円形面を形成してお
り、この円形面は回転子鉄心72の円形状の外周面72
bでもある。この外周面72bは、固定子8の内周面8
1aに対して同心に設定されており、外周面72bと内
周面81aとの間には、寸法Gの空隙7aが形成されて
いる。
ばれる)は、多数の鉄板を積層して形成されており、冷
媒ガス91を径方向に通流させると共に,リム部74の
回転に伴うファン作用によって冷媒ガス91に回転電機
9内を循環するために要する圧力を与えるための複数の
ダクト75が、鉄板の積層方向に介在させて設けられて
いる。回転子鉄心72が有する複数の凸極部73のそれ
ぞれは、多数の薄板製の鉄心板を積層して形成され、全
ての凸極部73の頂部を連ねる面は円形面を形成してお
り、この円形面は回転子鉄心72の円形状の外周面72
bでもある。この外周面72bは、固定子8の内周面8
1aに対して同心に設定されており、外周面72bと内
周面81aとの間には、寸法Gの空隙7aが形成されて
いる。
【0009】冷媒ガスガイド92,92は、回転子7か
ら流れ出た冷媒ガス91の全てを固定子8に流入させる
役目を担う薄板材製の部材であり、固定子巻線83のそ
れぞれの端部83aをそれぞれに覆うように形成されて
おり、その外周側の端部は、それぞれの固定子鉄心81
の側端部81b部で固定子8にねじなどを用いて締結さ
れている。
ら流れ出た冷媒ガス91の全てを固定子8に流入させる
役目を担う薄板材製の部材であり、固定子巻線83のそ
れぞれの端部83aをそれぞれに覆うように形成されて
おり、その外周側の端部は、それぞれの固定子鉄心81
の側端部81b部で固定子8にねじなどを用いて締結さ
れている。
【0010】冷却装置6は、回転電機9の外部から供給
される図示しない冷却液(例えば、水)を用いて冷媒ガ
ス91から熱を除去するための周知の装置であり、その
回転軸71の軸長方向の長さ寸法は、固定子鉄心81の
前記積層寸法LF とほぼ同等値に設定されている。この
冷却装置6は、複数(例えば4台)の冷却器によって構
成されており、それぞれの冷却器は、多角形状をした外
周囲部85aの平面状をした辺部に装着をされること
で、固定子鉄心81の外周側を取り巻くようにして配置
されている。
される図示しない冷却液(例えば、水)を用いて冷媒ガ
ス91から熱を除去するための周知の装置であり、その
回転軸71の軸長方向の長さ寸法は、固定子鉄心81の
前記積層寸法LF とほぼ同等値に設定されている。この
冷却装置6は、複数(例えば4台)の冷却器によって構
成されており、それぞれの冷却器は、多角形状をした外
周囲部85aの平面状をした辺部に装着をされること
で、固定子鉄心81の外周側を取り巻くようにして配置
されている。
【0011】外覆体93は、回転軸71を除く回転子
7,固定子8,冷却装置6を気密に覆うと共に、回転軸
71を気密に貫通させて構成され、回転電機9の内部を
外気に対して仕切る役目を主として担っており、この事
例の場合には鉄板材を用いて作製されている。なお、外
覆体としては、コンクリート材を主材として用いて作製
されたものもあり、このコンクリート材を主材として用
いた外覆体では、回転電機9や回転電機9に連結される
原動機等の関連機器の基礎に、外覆体の機能を兼ねさせ
るようにしたものも知られている。また、回転軸71を
含む回転電機9と回転電機9に連結される原動機等の関
連機器とを一体の外覆体で覆うようした事例も知られて
おり、このような外覆体の構成は、コンクリート材を主
材として用いた外覆体の場合に比較的に多く採用されて
いる。
7,固定子8,冷却装置6を気密に覆うと共に、回転軸
71を気密に貫通させて構成され、回転電機9の内部を
外気に対して仕切る役目を主として担っており、この事
例の場合には鉄板材を用いて作製されている。なお、外
覆体としては、コンクリート材を主材として用いて作製
されたものもあり、このコンクリート材を主材として用
いた外覆体では、回転電機9や回転電機9に連結される
原動機等の関連機器の基礎に、外覆体の機能を兼ねさせ
るようにしたものも知られている。また、回転軸71を
含む回転電機9と回転電機9に連結される原動機等の関
連機器とを一体の外覆体で覆うようした事例も知られて
おり、このような外覆体の構成は、コンクリート材を主
材として用いた外覆体の場合に比較的に多く採用されて
いる。
【0012】従来例の全閉内冷形の回転電機9は前記の
如く構成されているので、冷媒ガス91は、『回転子鉄
心72のリム部74(ダクト75内を通流)→回転子巻
線76→固定子8〔固定子鉄心81(ダクト82内を通
流)と固定子巻線83(端部83aを含む)〕→固定子
用フレーム85の内側空間→冷却装置6→冷媒ガスガイ
ド92,92と外覆体93との間の空間→回転子センタ
ー77の回転子鉄心72の内周面72aに連通する空間
→再び,リム部74』の経路で循環する(図4中の矢印
を参照)。これによって回転電機9は、回転子鉄心7
2,回転子巻線76,固定子鉄心81および固定子巻線
83に発生した損失熱を、冷媒ガス91によって除去し
ている。
如く構成されているので、冷媒ガス91は、『回転子鉄
心72のリム部74(ダクト75内を通流)→回転子巻
線76→固定子8〔固定子鉄心81(ダクト82内を通
流)と固定子巻線83(端部83aを含む)〕→固定子
用フレーム85の内側空間→冷却装置6→冷媒ガスガイ
ド92,92と外覆体93との間の空間→回転子センタ
ー77の回転子鉄心72の内周面72aに連通する空間
→再び,リム部74』の経路で循環する(図4中の矢印
を参照)。これによって回転電機9は、回転子鉄心7
2,回転子巻線76,固定子鉄心81および固定子巻線
83に発生した損失熱を、冷媒ガス91によって除去し
ている。
【0013】前記の損失熱を奪うことで高温となった冷
媒ガス91は、冷却装置6において冷却液によってその
熱を除去されることで低温状態に戻り、再びリム部74
のダクト75内に流入することになる。ダクト75内に
流入した冷媒ガス91は、ダクト75において、前述の
とおりに加圧されることになる。したがって、回転電機
9は、前記の機能を持つ冷却装置6を備えながら、比較
的に小型化ができているのである。この事例の回転電機
9は、リム部74の外径と内径との差異を大きく採れる
凸極機であるので、ダクト75の前記のファン作用だけ
で冷媒ガス91の前記の循環を行うことができ、冷媒ガ
ス91を循環するための専用のファンを不要とすること
ができている。
媒ガス91は、冷却装置6において冷却液によってその
熱を除去されることで低温状態に戻り、再びリム部74
のダクト75内に流入することになる。ダクト75内に
流入した冷媒ガス91は、ダクト75において、前述の
とおりに加圧されることになる。したがって、回転電機
9は、前記の機能を持つ冷却装置6を備えながら、比較
的に小型化ができているのである。この事例の回転電機
9は、リム部74の外径と内径との差異を大きく採れる
凸極機であるので、ダクト75の前記のファン作用だけ
で冷媒ガス91の前記の循環を行うことができ、冷媒ガ
ス91を循環するための専用のファンを不要とすること
ができている。
【0014】なお、全閉内冷形の回転電機としては、回
転電機9による構成形式を持つものの他に、高い冷却性
能を得るために,冷媒ガス(例えば冷媒ガス91のごと
きガス体である)として水素ガスを用いたものや、冷媒
ガスを循環するための専用のファン(例えば、軸流ファ
ン)を備えたものも知られている。
転電機9による構成形式を持つものの他に、高い冷却性
能を得るために,冷媒ガス(例えば冷媒ガス91のごと
きガス体である)として水素ガスを用いたものや、冷媒
ガスを循環するための専用のファン(例えば、軸流ファ
ン)を備えたものも知られている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
る全閉内冷形の回転電機(例えば、回転電機9)におい
ては、比較的に小型化ができるなどの前述の特長を備え
ているのではあるが、次記するような問題点がありその
解決が望まれている。すなわち、 冷媒ガス(例えば、冷媒ガス91)の内の、固定子巻
線(例えば、固定子巻線83)の端部(例えば、端部8
3a)を冷却する冷媒ガスは、回転子(例えば、回転子
7)が持つ冷媒ガス通流用のダクト(例えば、ダクト7
5)からほほ径方向に吹き出された後、空隙(例えば、
空隙7a)部において回転軸(例えば、回転軸71)の
軸長方向でしかも外向きにその通流方向を変え、端部に
向けて通流されることになる。そうして、端部を冷却し
た後の冷媒ガスは、軸長方向の内向きにその通流方向を
変え、固定子鉄心(例えば、固定子鉄心81)用のプレ
スリング(例えば、プレスリング84)などに形成され
た貫通穴(例えば、貫通穴84a)から固定子用フレー
ム(例えば、固定子フレーム85)の内側に流入したう
えで、冷却装置(例えば、冷却装置6)に到ることにな
る。
る全閉内冷形の回転電機(例えば、回転電機9)におい
ては、比較的に小型化ができるなどの前述の特長を備え
ているのではあるが、次記するような問題点がありその
解決が望まれている。すなわち、 冷媒ガス(例えば、冷媒ガス91)の内の、固定子巻
線(例えば、固定子巻線83)の端部(例えば、端部8
3a)を冷却する冷媒ガスは、回転子(例えば、回転子
7)が持つ冷媒ガス通流用のダクト(例えば、ダクト7
5)からほほ径方向に吹き出された後、空隙(例えば、
空隙7a)部において回転軸(例えば、回転軸71)の
軸長方向でしかも外向きにその通流方向を変え、端部に
向けて通流されることになる。そうして、端部を冷却し
た後の冷媒ガスは、軸長方向の内向きにその通流方向を
変え、固定子鉄心(例えば、固定子鉄心81)用のプレ
スリング(例えば、プレスリング84)などに形成され
た貫通穴(例えば、貫通穴84a)から固定子用フレー
ム(例えば、固定子フレーム85)の内側に流入したう
えで、冷却装置(例えば、冷却装置6)に到ることにな
る。
【0016】すなわち、固定子巻線の端部を冷却する冷
媒ガスは、この端部の前後でその通流方向が反転をされ
ることになっているのである。このために、固定子巻線
の端部の冷却に供される冷媒ガスは、固定子鉄心(例え
ば、固定子鉄心81)の冷却に供される冷媒ガスと比較
すると、その通流抵抗が大きくなり、結果として固定子
巻線の端部の冷却が不十分なものになっている。
媒ガスは、この端部の前後でその通流方向が反転をされ
ることになっているのである。このために、固定子巻線
の端部の冷却に供される冷媒ガスは、固定子鉄心(例え
ば、固定子鉄心81)の冷却に供される冷媒ガスと比較
すると、その通流抵抗が大きくなり、結果として固定子
巻線の端部の冷却が不十分なものになっている。
【0017】また、凸極機である全閉内冷形の回転電
機(例えば、回転電機9)では、固定子巻線の端部の冷
却に供されるべく前記項で説明した回転軸の軸長方向
でしかも外向きに通流する冷媒ガスは、その全てが固定
子巻線の端部に到るのではなく、その一部は、凸極状の
磁極(例えば、凸極部73)の相互間の空間部に回流
(回転電機9においての冷媒ガス91のこの回流成分
は、回流成分91aとして図4中に点線で示した)する
ことになる。
機(例えば、回転電機9)では、固定子巻線の端部の冷
却に供されるべく前記項で説明した回転軸の軸長方向
でしかも外向きに通流する冷媒ガスは、その全てが固定
子巻線の端部に到るのではなく、その一部は、凸極状の
磁極(例えば、凸極部73)の相互間の空間部に回流
(回転電機9においての冷媒ガス91のこの回流成分
は、回流成分91aとして図4中に点線で示した)する
ことになる。
【0018】この回流成分の存在のために、一つ目の問
題として、固定子巻線の端部の冷却に供される冷媒ガス
の通流量が減少して、この端部の冷却が不十分になるこ
とが起こる。また、二つ目の問題としては、リム部(例
えば、リム部74)に形成された冷媒ガス通流用のダク
ト(例えば、ダクト75)から吹き出されて、固定子鉄
心に形成された冷媒ガス通流用の複数のダクト(例え
ば、ダクト82)に流入される冷媒ガスの流れが、回流
成分によって邪魔をされることが起こる。この結果、固
定子鉄心に形成された複数のダクトにおける冷媒ガスの
通流量が、端部に近いダクトほど減少し、固定子鉄心の
冷媒ガスによる冷却が不均一になることが起こるのであ
る。
題として、固定子巻線の端部の冷却に供される冷媒ガス
の通流量が減少して、この端部の冷却が不十分になるこ
とが起こる。また、二つ目の問題としては、リム部(例
えば、リム部74)に形成された冷媒ガス通流用のダク
ト(例えば、ダクト75)から吹き出されて、固定子鉄
心に形成された冷媒ガス通流用の複数のダクト(例え
ば、ダクト82)に流入される冷媒ガスの流れが、回流
成分によって邪魔をされることが起こる。この結果、固
定子鉄心に形成された複数のダクトにおける冷媒ガスの
通流量が、端部に近いダクトほど減少し、固定子鉄心の
冷媒ガスによる冷却が不均一になることが起こるのであ
る。
【0019】この発明は、前述の従来技術の問題点に鑑
みなされたものであり、その目的は、固定子に対する冷
媒ガスによる冷却の性能向上を図った全閉内冷形の回転
電機を提供することにある。
みなされたものであり、その目的は、固定子に対する冷
媒ガスによる冷却の性能向上を図った全閉内冷形の回転
電機を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明では前述の目的
は、 1)ほほ円形状の内周面を持ち多数の鉄心板を積層して
形成されると共に冷媒ガスを径方向に沿わせて通流させ
るための冷媒ガス通流用のダクトを鉄心板の積層方向に
介在させてなる固定子鉄心と,端部が固定子鉄心の積層
方向の両側端部の外側に位置するようにして固定子鉄心
に装填された固定子巻線とを有する固定子と、固定子鉄
心の内周面に対してほぼ同心に配置されると共に長さ方
向を固定子鉄心の鉄心板の積層方向に合致させた回転軸
と,固定子鉄心の内周面との間に空隙が形成されるよう
にして回転軸に装着されると共に回転軸の軸長方向に沿
う適宜の個所に冷媒ガスを径方向に沿わせて通流させる
ための冷媒ガス通流用のダクトを介在させてなる回転子
鉄心と,回転子鉄心に保持された回転子巻線とを有する
回転子と、冷媒ガスの除熱用として用いられ,固定子鉄
心の外周側を取り巻くようにして配置された冷却装置
と、回転子の内の少なくとも回転子鉄心と回転子巻線,
固定子および冷却装置を気密に覆う外覆体とを備え、回
転子鉄心および回転子巻線と,固定子と,冷却装置とを
順次巡るようにして冷媒ガスを外覆体の内側で循環さ
せ、この冷媒ガスによって固定子と回転子とを冷却して
なる全閉内冷形の回転電機において、冷却装置は、その
回転軸の軸長方向の長さを,固定子鉄心の積層方向の両
側端部の外側にまで位置させて、固定子巻線の端部を冷
却した後の冷媒ガスを直接に冷却装置に流入させるよう
にしてなる構成とすること、または、 2)ほほ円形状の内周面を持ち多数の鉄心板を積層して
形成されると共に冷媒ガスを径方向に沿わせて通流させ
るための冷媒ガス通流用のダクトを鉄心板の積層方向に
介在させてなる固定子鉄心と,端部が固定子鉄心の積層
方向の両側端部の外側に位置するようにして固定子鉄心
に装填された固定子巻線とを有する固定子と、固定子鉄
心の内周面に対してほぼ同心に配置されると共に長さ方
向を固定子鉄心の鉄心板の積層方向に合致させた回転軸
と,固定子鉄心の内周面との間に空隙が形成されるよう
にして回転軸に装着されると共に回転軸の軸長方向に沿
う適宜の個所に冷媒ガスをほぼ径方向に通流させるため
の冷媒ガス通流用のダクトを介在させてなる回転子鉄心
と,回転子鉄心が持つ複数の凸極状の磁極に巻回された
回転子巻線とを有する回転子と、冷媒ガスの放熱用とし
て用いられ,固定子鉄心の外周側を取り巻くようにして
配置された冷却装置と、回転子の内の少なくとも回転子
鉄心と回転子巻線,固定子および冷却装置を気密に覆う
外覆体とを備え、回転子鉄心および回転子巻線と,固定
子と,冷却装置とを順次巡るようにして冷媒ガスを外覆
体の内側で循環させ、この冷媒ガスによって固定子と回
転子とを冷却してなる全閉内冷形の回転電機において、
回転子は、凸極状の磁極の相互間の,回転軸の軸長方向
に沿う回転子鉄心の両側端部分のそれぞれに塞ぎ板体を
備え、この塞ぎ板体によって,凸極状の磁極の相互間に
おける回転軸の軸長方向に通流しようとする冷媒ガスの
流れを阻止してなる構成とすること、により達成され
る。
は、 1)ほほ円形状の内周面を持ち多数の鉄心板を積層して
形成されると共に冷媒ガスを径方向に沿わせて通流させ
るための冷媒ガス通流用のダクトを鉄心板の積層方向に
介在させてなる固定子鉄心と,端部が固定子鉄心の積層
方向の両側端部の外側に位置するようにして固定子鉄心
に装填された固定子巻線とを有する固定子と、固定子鉄
心の内周面に対してほぼ同心に配置されると共に長さ方
向を固定子鉄心の鉄心板の積層方向に合致させた回転軸
と,固定子鉄心の内周面との間に空隙が形成されるよう
にして回転軸に装着されると共に回転軸の軸長方向に沿
う適宜の個所に冷媒ガスを径方向に沿わせて通流させる
ための冷媒ガス通流用のダクトを介在させてなる回転子
鉄心と,回転子鉄心に保持された回転子巻線とを有する
回転子と、冷媒ガスの除熱用として用いられ,固定子鉄
心の外周側を取り巻くようにして配置された冷却装置
と、回転子の内の少なくとも回転子鉄心と回転子巻線,
固定子および冷却装置を気密に覆う外覆体とを備え、回
転子鉄心および回転子巻線と,固定子と,冷却装置とを
順次巡るようにして冷媒ガスを外覆体の内側で循環さ
せ、この冷媒ガスによって固定子と回転子とを冷却して
なる全閉内冷形の回転電機において、冷却装置は、その
回転軸の軸長方向の長さを,固定子鉄心の積層方向の両
側端部の外側にまで位置させて、固定子巻線の端部を冷
却した後の冷媒ガスを直接に冷却装置に流入させるよう
にしてなる構成とすること、または、 2)ほほ円形状の内周面を持ち多数の鉄心板を積層して
形成されると共に冷媒ガスを径方向に沿わせて通流させ
るための冷媒ガス通流用のダクトを鉄心板の積層方向に
介在させてなる固定子鉄心と,端部が固定子鉄心の積層
方向の両側端部の外側に位置するようにして固定子鉄心
に装填された固定子巻線とを有する固定子と、固定子鉄
心の内周面に対してほぼ同心に配置されると共に長さ方
向を固定子鉄心の鉄心板の積層方向に合致させた回転軸
と,固定子鉄心の内周面との間に空隙が形成されるよう
にして回転軸に装着されると共に回転軸の軸長方向に沿
う適宜の個所に冷媒ガスをほぼ径方向に通流させるため
の冷媒ガス通流用のダクトを介在させてなる回転子鉄心
と,回転子鉄心が持つ複数の凸極状の磁極に巻回された
回転子巻線とを有する回転子と、冷媒ガスの放熱用とし
て用いられ,固定子鉄心の外周側を取り巻くようにして
配置された冷却装置と、回転子の内の少なくとも回転子
鉄心と回転子巻線,固定子および冷却装置を気密に覆う
外覆体とを備え、回転子鉄心および回転子巻線と,固定
子と,冷却装置とを順次巡るようにして冷媒ガスを外覆
体の内側で循環させ、この冷媒ガスによって固定子と回
転子とを冷却してなる全閉内冷形の回転電機において、
回転子は、凸極状の磁極の相互間の,回転軸の軸長方向
に沿う回転子鉄心の両側端部分のそれぞれに塞ぎ板体を
備え、この塞ぎ板体によって,凸極状の磁極の相互間に
おける回転軸の軸長方向に通流しようとする冷媒ガスの
流れを阻止してなる構成とすること、により達成され
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。なお、この項の以下の説明
においては、図4〜図6に示した従来例の全閉内冷形の
回転電機と同一部分には同じ符号を付し、その説明を省
略する。また、以後の説明に用いる図には、図4〜図6
で付した符号については、極力代表的な符号のみを記す
ようにしている。
を参照して詳細に説明する。なお、この項の以下の説明
においては、図4〜図6に示した従来例の全閉内冷形の
回転電機と同一部分には同じ符号を付し、その説明を省
略する。また、以後の説明に用いる図には、図4〜図6
で付した符号については、極力代表的な符号のみを記す
ようにしている。
【0022】図1は、この発明の実施の形態の一例によ
る全閉内冷形の回転電機の要部を示すその縦断面図であ
り、回転軸の中心軸線X−Xよりも上部の部位のみを示
している。図1において、1は、図4〜図6に示した従
来例による回転電機9に対して、固定子8と冷却装置6
と冷媒ガスガイド92,92に替えて、それぞれ固定子
2と冷却装置3と冷媒ガスガイド4,4とを用いるよう
にした全閉内冷形の回転電機である。
る全閉内冷形の回転電機の要部を示すその縦断面図であ
り、回転軸の中心軸線X−Xよりも上部の部位のみを示
している。図1において、1は、図4〜図6に示した従
来例による回転電機9に対して、固定子8と冷却装置6
と冷媒ガスガイド92,92に替えて、それぞれ固定子
2と冷却装置3と冷媒ガスガイド4,4とを用いるよう
にした全閉内冷形の回転電機である。
【0023】固定子2は、従来例による固定子8と対比
すると、プレスリング84,84に替えて、冷媒ガス9
1を固定子用フレーム85に流入させるための貫通穴が
形成されていない固定子鉄心81用のプレスリング2
1,21を用いるようにしたことのみが異なっている。
冷却装置3は、従来例による冷却装置6と対比すると、
その回転軸71の軸長方向の長さ寸法Lを、固定子鉄心
81の前記積層寸法LFよりも長い値として設定されて
いることのみが異なっている。この結果、回転軸71の
軸長に沿う方向の冷却装置3の端部は、図1に示したご
とく、固定子鉄心81の積層方向の両側端部81b,8
1bの外側の部位にまで延長されて位置されることにな
っている。
すると、プレスリング84,84に替えて、冷媒ガス9
1を固定子用フレーム85に流入させるための貫通穴が
形成されていない固定子鉄心81用のプレスリング2
1,21を用いるようにしたことのみが異なっている。
冷却装置3は、従来例による冷却装置6と対比すると、
その回転軸71の軸長方向の長さ寸法Lを、固定子鉄心
81の前記積層寸法LFよりも長い値として設定されて
いることのみが異なっている。この結果、回転軸71の
軸長に沿う方向の冷却装置3の端部は、図1に示したご
とく、固定子鉄心81の積層方向の両側端部81b,8
1bの外側の部位にまで延長されて位置されることにな
っている。
【0024】また、それぞれの冷媒ガスガイド4は、従
来例による冷媒ガスガイド92と対比すると、その外周
側の端部が、冷却装置3の側面3a(固定子用フレーム
85の外周囲部に接する側の側面)に、ねじなどを用い
て締結されていることのみが異なっている。そうして、
それぞれの冷媒ガスガイド4の側面3aに当接される部
位には、冷却装置3に連通される開口4aが形成されて
おり、冷媒ガス91をこの開口4aから冷却装置3に直
接流入することができるようになっている。
来例による冷媒ガスガイド92と対比すると、その外周
側の端部が、冷却装置3の側面3a(固定子用フレーム
85の外周囲部に接する側の側面)に、ねじなどを用い
て締結されていることのみが異なっている。そうして、
それぞれの冷媒ガスガイド4の側面3aに当接される部
位には、冷却装置3に連通される開口4aが形成されて
おり、冷媒ガス91をこの開口4aから冷却装置3に直
接流入することができるようになっている。
【0025】図1に示すこの発明の実施の形態の一例に
よる全閉内冷形の回転電機1では前述の構成としたの
で、冷媒ガス91の内の固定子巻線83の端部83aを
冷却する冷媒ガスは、端部83aを冷却した後は、冷媒
ガスガイド4の開口4aから冷却装置3に直接流入され
ることになる。すなわち、回転電機1では、前述した従
来例の回転電機9の場合とは異なり、端部83aを冷却
する冷媒ガス91がこの端部83aの前後でその通流方
向が反転されると言う問題が解消をされて、その通流抵
抗が減少することで通流量が増大して、固定子巻線81
の端部83aの冷却を改善することができるのである。
よる全閉内冷形の回転電機1では前述の構成としたの
で、冷媒ガス91の内の固定子巻線83の端部83aを
冷却する冷媒ガスは、端部83aを冷却した後は、冷媒
ガスガイド4の開口4aから冷却装置3に直接流入され
ることになる。すなわち、回転電機1では、前述した従
来例の回転電機9の場合とは異なり、端部83aを冷却
する冷媒ガス91がこの端部83aの前後でその通流方
向が反転されると言う問題が解消をされて、その通流抵
抗が減少することで通流量が増大して、固定子巻線81
の端部83aの冷却を改善することができるのである。
【0026】上述の説明では、回転電機(例えば、回転
電機1)内で冷媒ガス(例えば、冷媒ガス91)を循環
するのは、回転子(例えば、回転子7)に形成されたダ
クト(例えば、ダクト75)が持つファン作用であると
してきたが、これに限定されるものではなく、例えば、
冷媒ガスを循環するための専用のファン(例えば、軸流
ファン)を備えるようにしてもよいものである。
電機1)内で冷媒ガス(例えば、冷媒ガス91)を循環
するのは、回転子(例えば、回転子7)に形成されたダ
クト(例えば、ダクト75)が持つファン作用であると
してきたが、これに限定されるものではなく、例えば、
冷媒ガスを循環するための専用のファン(例えば、軸流
ファン)を備えるようにしてもよいものである。
【0027】また、上述の説明では、回転電機は凸極形
の回転電機であるとしてきたが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、円筒形の回転電機であってもよいも
のである。次に、図2,図3を用いて、この発明の実施
の形態の異なる例による全閉内冷形の回転電機の説明を
行う。ここで、図2は、この発明の実施の形態の異なる
例による全閉内冷形の回転電機の要部を示すその縦断面
図であり、回転軸の中心軸線X−Xよりも上部の部位の
みを示している。また、図3は、図2に示した回転子の
図2におけるP部の斜視図である。なお、図3において
は、回転子鉄心72のリム部74に形成されているダク
ト75の図示は省略されている。
の回転電機であるとしてきたが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、円筒形の回転電機であってもよいも
のである。次に、図2,図3を用いて、この発明の実施
の形態の異なる例による全閉内冷形の回転電機の説明を
行う。ここで、図2は、この発明の実施の形態の異なる
例による全閉内冷形の回転電機の要部を示すその縦断面
図であり、回転軸の中心軸線X−Xよりも上部の部位の
みを示している。また、図3は、図2に示した回転子の
図2におけるP部の斜視図である。なお、図3において
は、回転子鉄心72のリム部74に形成されているダク
ト75の図示は省略されている。
【0028】図2,図3において、1Aは、図4〜図6
に示した従来例による回転電機9に対して、回転子7に
替えて回転子5を用いるようにした全閉内冷形の回転電
機である。回転子5は、従来例による回転子7と対比す
ると、凸極状の磁極である凸極部73の相互間の、回転
軸71の軸長方向に沿う回転子鉄心72の両側端部分の
それぞれに塞ぎ板体51,51を備えていることのみが
異なっている。
に示した従来例による回転電機9に対して、回転子7に
替えて回転子5を用いるようにした全閉内冷形の回転電
機である。回転子5は、従来例による回転子7と対比す
ると、凸極状の磁極である凸極部73の相互間の、回転
軸71の軸長方向に沿う回転子鉄心72の両側端部分の
それぞれに塞ぎ板体51,51を備えていることのみが
異なっている。
【0029】この事例の場合には、塞ぎ板体51,51
は薄板を用いて作製されており、回転子鉄心72のそれ
ぞれの側端部分に備えられた全ての塞ぎ板体51の外周
部51aを連ねる面は円形面を形成しており、この円形
面の直径は回転子鉄心72の円形状の外周面72bの直
径にほぼ合致させている。それぞれの塞ぎ板体51の外
周部51aを除く面方向の形状について説明すると、外
周部51aに対向する辺はリム部74の外径に接するよ
うにし、また、残る相対する2辺のそれぞれは、互いに
隣接されている凸極部73の相互間の部位における,凸
極部73および回転子巻線76の側面に接するようにし
ている。
は薄板を用いて作製されており、回転子鉄心72のそれ
ぞれの側端部分に備えられた全ての塞ぎ板体51の外周
部51aを連ねる面は円形面を形成しており、この円形
面の直径は回転子鉄心72の円形状の外周面72bの直
径にほぼ合致させている。それぞれの塞ぎ板体51の外
周部51aを除く面方向の形状について説明すると、外
周部51aに対向する辺はリム部74の外径に接するよ
うにし、また、残る相対する2辺のそれぞれは、互いに
隣接されている凸極部73の相互間の部位における,凸
極部73および回転子巻線76の側面に接するようにし
ている。
【0030】図2,図3に示すこの発明の実施の形態の
異なる例による全閉内冷形の回転電機1Aでは前述の構
成としたので、図4に91aとして示した冷媒ガス91
の回流成分は、塞ぎ板体51,51の存在によってその
発生が抑制されることになる。したがって、固定子巻線
83の端部83aの冷却に供されるべく、それぞれの端
部83aに向けて空隙7a部を外向きに通流する冷媒ガ
ス91は、その全てが端部83aに到達して端部83a
の冷却に寄与することになる。これにより、それぞれの
端部83aに供給される冷媒ガス91の通流量が増大さ
れて固定子巻線83の端部83aにおける冷却を改善す
ることができる。
異なる例による全閉内冷形の回転電機1Aでは前述の構
成としたので、図4に91aとして示した冷媒ガス91
の回流成分は、塞ぎ板体51,51の存在によってその
発生が抑制されることになる。したがって、固定子巻線
83の端部83aの冷却に供されるべく、それぞれの端
部83aに向けて空隙7a部を外向きに通流する冷媒ガ
ス91は、その全てが端部83aに到達して端部83a
の冷却に寄与することになる。これにより、それぞれの
端部83aに供給される冷媒ガス91の通流量が増大さ
れて固定子巻線83の端部83aにおける冷却を改善す
ることができる。
【0031】また、リム部74に形成された冷媒ガス通
流用のダクト75から吹き出されて、固定子鉄心81に
形成された冷媒ガス通流用の複数のダクト82に流入さ
れる冷媒ガス91の流れは、回流成分によって邪魔をさ
れる問題が解消をされることになる。このことによっ
て、それぞれのダクト82における冷媒ガス92の通流
量がほぼ均等になり、固定子鉄心81の冷媒ガス91に
よる冷却状態を均一化することができることになる。
流用のダクト75から吹き出されて、固定子鉄心81に
形成された冷媒ガス通流用の複数のダクト82に流入さ
れる冷媒ガス91の流れは、回流成分によって邪魔をさ
れる問題が解消をされることになる。このことによっ
て、それぞれのダクト82における冷媒ガス92の通流
量がほぼ均等になり、固定子鉄心81の冷媒ガス91に
よる冷却状態を均一化することができることになる。
【0032】上述の説明では、回転電機(例えば、回転
電機1,1A)が用いる冷媒ガス(例えば、冷媒ガス9
1)は空気であるとしてきたが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、冷媒ガスは水素ガスであってもよい
ものである。また、上述の説明では、回転電機1は前記
課題を解決するための手段の項の第(1)項に基づく構
成のみを備え、また、回転電機1Aは前記課題を解決す
るための手段の項の第(2)項に基づく構成のみを備え
るとしてきたが、これに限定されるものではなく、例え
ば、同一の回転電機に、前記課題を解決するための手段
の項の第(1)項に基づく構成と、前記課題を解決する
ための手段の項の第(2)項に基づく構成の両方を、同
時に備えるようにしてもよいものである。
電機1,1A)が用いる冷媒ガス(例えば、冷媒ガス9
1)は空気であるとしてきたが、これに限定されるもの
ではなく、例えば、冷媒ガスは水素ガスであってもよい
ものである。また、上述の説明では、回転電機1は前記
課題を解決するための手段の項の第(1)項に基づく構
成のみを備え、また、回転電機1Aは前記課題を解決す
るための手段の項の第(2)項に基づく構成のみを備え
るとしてきたが、これに限定されるものではなく、例え
ば、同一の回転電機に、前記課題を解決するための手段
の項の第(1)項に基づく構成と、前記課題を解決する
ための手段の項の第(2)項に基づく構成の両方を、同
時に備えるようにしてもよいものである。
【0033】
【発明の効果】この発明になる全閉内冷形の回転電機に
おいては、前記課題を解決するための手段の項で述べた
構成とすることにより、次記する効果を奏する。 前記課題を解決するための手段の項の第(1)項によ
る構成とすることにより、固定子巻線の端部を冷却する
冷媒ガスは、端部を冷却した後は冷媒ガスガイドの開口
から冷却装置に直接流入されることになるので、冷媒ガ
スが固定子巻線の端部の前後でその通流方向が反転され
る問題が解消をされる。これにより、固定子巻線の端部
を冷却する冷媒ガスの通流量が増大をされ、固定子巻線
の端部の冷却の改善を図ることが可能になる。また、 前記課題を解決するための手段の項の第(2)項によ
る構成とすることにより、固定子巻線の端部の冷却用と
して供給される冷媒ガスの内の一部の、凸極部の相互間
の空間部への回流が塞ぎ板体によって阻止されることに
なる。これにより、固定子巻線の端部に供給される冷媒
ガスの通流量が増大されるので、この端部における冷却
の改善をこの点からも図ることが可能になる。またこれ
と共に、固定子鉄心に形成された複数のダクトにおける
冷媒ガスの通流量がほぼ均等になって、固定子鉄心の冷
媒ガスによる冷却の均一化の改善を図ることが可能にな
る。
おいては、前記課題を解決するための手段の項で述べた
構成とすることにより、次記する効果を奏する。 前記課題を解決するための手段の項の第(1)項によ
る構成とすることにより、固定子巻線の端部を冷却する
冷媒ガスは、端部を冷却した後は冷媒ガスガイドの開口
から冷却装置に直接流入されることになるので、冷媒ガ
スが固定子巻線の端部の前後でその通流方向が反転され
る問題が解消をされる。これにより、固定子巻線の端部
を冷却する冷媒ガスの通流量が増大をされ、固定子巻線
の端部の冷却の改善を図ることが可能になる。また、 前記課題を解決するための手段の項の第(2)項によ
る構成とすることにより、固定子巻線の端部の冷却用と
して供給される冷媒ガスの内の一部の、凸極部の相互間
の空間部への回流が塞ぎ板体によって阻止されることに
なる。これにより、固定子巻線の端部に供給される冷媒
ガスの通流量が増大されるので、この端部における冷却
の改善をこの点からも図ることが可能になる。またこれ
と共に、固定子鉄心に形成された複数のダクトにおける
冷媒ガスの通流量がほぼ均等になって、固定子鉄心の冷
媒ガスによる冷却の均一化の改善を図ることが可能にな
る。
【図1】この発明の実施の形態の一例による全閉内冷形
の回転電機の要部を示すその縦断面図
の回転電機の要部を示すその縦断面図
【図2】この発明の実施の形態の異なる例による全閉内
冷形の回転電機の要部を示すその縦断面図
冷形の回転電機の要部を示すその縦断面図
【図3】図2に示した回転子の図2におけるP部の斜視
図
図
【図4】従来例の全閉内冷形の回転電機の要部を示すそ
の縦断面図
の縦断面図
【図5】図4に示した固定子の要部を示す縦断面図
【図6】図4に示した回転子の要部を示す縦断面図
1 回転電機 2 固定子 21 プレスリング 3 冷却装置 3a 側面 4 冷媒ガスガイド 4a 開口 81 固定子鉄心 81b 側端部
Claims (2)
- 【請求項1】ほほ円形状の内周面を持ち多数の鉄心板を
積層して形成されると共に冷媒ガスを径方向に沿わせて
通流させるための冷媒ガス通流用のダクトを鉄心板の積
層方向に介在させてなる固定子鉄心と,端部が固定子鉄
心の積層方向の両側端部の外側に位置するようにして固
定子鉄心に装填された固定子巻線とを有する固定子と、
固定子鉄心の内周面に対してほぼ同心に配置されると共
に長さ方向を固定子鉄心の鉄心板の積層方向に合致させ
た回転軸と,固定子鉄心の内周面との間に空隙が形成さ
れるようにして回転軸に装着されると共に回転軸の軸長
方向に沿う適宜の個所に冷媒ガスを径方向に沿わせて通
流させるための冷媒ガス通流用のダクトを介在させてな
る回転子鉄心と,回転子鉄心に保持された回転子巻線と
を有する回転子と、冷媒ガスの除熱用として用いられ,
固定子鉄心の外周側を取り巻くようにして配置された冷
却装置と、回転子の内の少なくとも回転子鉄心と回転子
巻線,固定子および冷却装置を気密に覆う外覆体とを備
え、回転子鉄心および回転子巻線と,固定子と,冷却装
置とを順次巡るようにして冷媒ガスを外覆体の内側で循
環させ、この冷媒ガスによって固定子と回転子とを冷却
してなる全閉内冷形の回転電機において、冷却装置は、
その回転軸の軸長方向の長さを,固定子鉄心の積層方向
の両側端部の外側にまで位置させて、固定子巻線の端部
を冷却した後の冷媒ガスを直接に冷却装置に流入させる
ようにしてなることを特徴とする全閉内冷形の回転電
機。 - 【請求項2】ほほ円形状の内周面を持ち多数の鉄心板を
積層して形成されると共に冷媒ガスを径方向に沿わせて
通流させるための冷媒ガス通流用のダクトを鉄心板の積
層方向に介在させてなる固定子鉄心と,端部が固定子鉄
心の積層方向の両側端部の外側に位置するようにして固
定子鉄心に装填された固定子巻線とを有する固定子と、
固定子鉄心の内周面に対してほぼ同心に配置されると共
に長さ方向を固定子鉄心の鉄心板の積層方向に合致させ
た回転軸と,固定子鉄心の内周面との間に空隙が形成さ
れるようにして回転軸に装着されると共に回転軸の軸長
方向に沿う適宜の個所に冷媒ガスをほぼ径方向に通流さ
せるための冷媒ガス通流用のダクトを介在させてなる回
転子鉄心と,回転子鉄心が持つ複数の凸極状の磁極に巻
回された回転子巻線とを有する回転子と、冷媒ガスの放
熱用として用いられ,固定子鉄心の外周側を取り巻くよ
うにして配置された冷却装置と、回転子の内の少なくと
も回転子鉄心と回転子巻線,固定子および冷却装置を気
密に覆う外覆体とを備え、回転子鉄心および回転子巻線
と,固定子と,冷却装置とを順次巡るようにして冷媒ガ
スを外覆体の内側で循環させ、この冷媒ガスによって固
定子と回転子とを冷却してなる全閉内冷形の回転電機に
おいて、回転子は、凸極状の磁極の相互間の,回転軸の
軸長方向に沿う回転子鉄心の両側端部分のそれぞれに塞
ぎ板体を備え、この塞ぎ板体によって,凸極状の磁極の
相互間における回転軸の軸長方向に通流しようとする冷
媒ガスの流れを阻止してなることを特徴とする全閉内冷
形の回転電機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16680997A JPH1118369A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 全閉内冷形の回転電機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16680997A JPH1118369A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 全閉内冷形の回転電機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1118369A true JPH1118369A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15838081
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16680997A Pending JPH1118369A (ja) | 1997-06-24 | 1997-06-24 | 全閉内冷形の回転電機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1118369A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002035687A1 (de) * | 2000-10-23 | 2002-05-02 | Alstom (Switzerland) Ltd. | Schnelllaufende elektrische maschine |
| CN110832746A (zh) * | 2017-07-10 | 2020-02-21 | 三菱电机株式会社 | 电动机、空气调节机、电动吸尘器以及电动机的制造方法 |
-
1997
- 1997-06-24 JP JP16680997A patent/JPH1118369A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2002035687A1 (de) * | 2000-10-23 | 2002-05-02 | Alstom (Switzerland) Ltd. | Schnelllaufende elektrische maschine |
| CN110832746A (zh) * | 2017-07-10 | 2020-02-21 | 三菱电机株式会社 | 电动机、空气调节机、电动吸尘器以及电动机的制造方法 |
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